JP3420422B2 - 量子細線を利用した半導体光デバイスおよびそれを用いた光源装置、光通信方式、光通信システム - Google Patents

量子細線を利用した半導体光デバイスおよびそれを用いた光源装置、光通信方式、光通信システム

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JP3420422B2 JP03438196A JP3438196A JP3420422B2 JP 3420422 B2 JP3420422 B2 JP 3420422B2 JP 03438196 A JP03438196 A JP 03438196A JP 3438196 A JP3438196 A JP 3438196A JP 3420422 B2 JP3420422 B2 JP 3420422B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速変調時等にお
いても動的波長変動を抑えて直接変調方式での駆動を可
能とする偏波スイッチングする半導体レーザ及び偏波無
依存の光増幅器などの半導体光デバイス、並びにその作
製法等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】偏波スイッチング可能な動的単一モード
(Dynamic Single Mode)半導体レ
ーザとして、既に、小振幅のデジタル信号を注入電流に
重畳してデジタル偏波変調を可能にする素子構造が提案
されている。
【0003】これは、グレーティングからなる分布反射
器を半導体レーザ共振器内部に導入し、その波長選択性
を利用する構造のDFBレーザを用いたものであった。
このレーザでは、発振波長近傍の波長の光のTE、TM
モードの両方に対して、発振しきい値程度の電流注入条
件下の利得をおおよそ同程度のものとするために、活性
層の量子井戸に引っ張り歪を導入したり、ブラッグ波長
を利得スペクトルのピークよりも短波長側に設定したり
している。そして、複数の電極を持つ構成とし、これら
の複数の電極に対して不均一に電流注入を行うものであ
った。こうして、不均一注入によって共振器の等価屈折
率を不均一に変化させて、TEモードとTMモードのう
ちで、位相整合条件を満たして最低のしきい値利得とな
る波長と偏波モードで発振させる。この際、不均一注入
のバランスを僅かに変えることで位相条件の競合関係が
変化して、発振波長と偏波モードを変えることができる
というものであった。このデバイスでは、出力側と変調
側に対する不均一注入の効果を非対称に引き出すため
に、片面無反射コーティングとすること、2つの電極長
を変えるという様な構造的な非対称性を導入することが
有効であった。
【0004】また、特開平2−117190において、
直列または並列に接続された2つの半導体装置から成
り、その一方は主として特定の偏光状態の波を発生また
は増幅し、他方は主として別の偏光状態の波を発生また
は増幅するものが、1つの共同層または互いに平行する
層に設けられている半導体レーザ装置が提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、従来提案
されている位相条件で偏波モードを選択するDFB型の
偏波スイッチングレーザでは、発振モードの選択が端面
位相に敏感であった。そのために、デバイスの発振波
長、偏波モードの電流注入条件依存性の複雑な振る舞い
や、デバイス間での偏波モードの特性のばらつきが生じ
ていた。また、この点を改良するべく両側の端面に無反
射コーティングを施すと、デバイスの導波方向の非対称
性が弱くなり、不均一注入の効果が弱まって安定した偏
波スイッチングが得られないという問題点があった。ま
た、特開平2−117190による提案においては、リ
ッジの幾何学的形状の選定によって特定の偏波状態の波
を発生または増幅するものとしているのであり、リッジ
作成時のエッチング深さ、リッジ幅のプロセス上のばら
つきに歩留まりが左右されるという問題点があった。
【0006】よって、本発明の目的は、再現性が良く安
定して動作する偏波変調半導体レーザ、偏波無依存の光
増幅器などの半導体光デバイス及びそれを用いた光源装
置、光通信方式、光通信システム等を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に、
本出願の第1の発明は、共振器方向に直列に形成された
少なくとも2つの領域を持つ半導体レーザ構造を含み構
成される半導体光デバイスであって、TEモードとTM
モードの利得がほぼ等しい第1の活性領域と、量子細線
を有し、TEモードとTMモードの利得が互いに異なる
第2の活性領域を含み、共振器を構成する該第1と第2
の活性領域に独立に電流注入するための電極が設けられ
ていることを特徴とする半導体光デバイスに関わる。請
求項1、3に対応し、第1実施例等に示す。
【0008】本出願の第2の発明は、両方の偏波モード
利得のほぼ等しいか一方の偏波モード利得が僅かに大き
な第1の活性領域が、少なくとも2つ以上の断面形状の
異なる量子細線で形成されていることを特徴とする。請
求項2に対応し、第2実施例に示す。
【0009】本出願に係る第3の発明は、TE及びTM
モード利得のほぼ等しい領域、量子細線を含みTEモー
ド利得が優位な領域、及び量子細線を含んだTMモード
利得が優位な領域を含み、個々の領域に独立に電流注入
することが可能なことを特徴とする半導体光デバイスで
ある。請求項4に対応し、第3実施例に示す。
【0010】本出願に係る第4の発明は、グレーティン
グなどの波長選択手段を持ったTE/TM選択半導体レ
ーザ及び光増幅器などの半導体光デバイスである。請求
項5に対応し、第4実施例に示す。
【0011】本出願に係る第5の発明は、前記量子細線
が、凹凸構造が形成された{111}面又は{110}
面又はこれらの面から僅かに傾いた基板上に形成されて
いることを特徴とする。この様に、III−V族におい
て凹凸構造が形成された{111}面又は{110}面
又はこれらの面から僅かに傾いた基板を用い、量子細線
の作製精度及び再現性を上げている。請求項6に対応
し、第5、第7実施例に示す。
【0012】本出願に係る第6の発明は、III−V族
において両性不純物を使用する事により電流の閉じ込め
効率の良い構成にしている。請求項7に対応し、第6実
施例に示す。
【0013】本出願に係る第7の発明は、本発明のレー
ザの端面に低反射膜を形成しないで、偏波変調可能な半
導体レーザとして構成したものである。請求項8に対応
し、第1実施例等に示す。
【0014】本出願に係る第8の発明は、光増幅器に関
するものである。本発明のレーザの端面に低反射膜を形
成することにより、光アンプとして使用したものであ
る。請求項9に対応し、第8実施例に示す。
【0015】本出願に係る第9の発明は、上記構造の半
導体レーザと、該半導体レーザから出射する光の内、前
記2つの偏波モードの一方の発振による光のみを取り出
す偏光子などの偏光選択手段とから成る光源装置として
構成される。請求項10に対応し、第9実施例に示す。
【0016】本出願に係る第10の発明は、上記構造の
半導体レーザと、該半導体レーザから出射する光の内、
前記2つの偏波モードの一方の発振による光のみを取り
出す偏光選択手段とから成る光源装置を備えた光送信
機、前記偏光選択手段によって取り出された光を伝送す
る伝送手段、及び前記伝送手段によって伝送された光を
受信する光受信機から成る光通信システムとして構成さ
れる。請求項11に対応し、第9、第10実施例に示
す。
【0017】本出願に係る第11の発明は、上記構造の
半導体レーザと、該半導体レーザから出射する光の内、
前記2つの偏波モードの一方の発振による光のみを取り
出す偏光選択手段とから成る光源装置を用い、所定のバ
イアス電流に送信信号に応じて変調された電流を重畳し
て前記半導体レーザに供給することによって、前記偏光
選択手段から送信信号に応じて強度変調された信号光を
取り出し、この信号光を光受信機に向けて送信する光通
信方法に関わる。請求項12に対応し、第9、第10実
施例に示す。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明では以下の基本的概念を実
現する為の最適化構造を提供するものである。本発明を
実現する第1の技術は、活性層に一次元量子細線を用い
ることにより、半導体レーザのTE/TMモード利得が
ほぼ等しいか僅かに一方が大きい領域と、他方のモード
利得が大きくなる様な領域を形成する。こうして、半導
体レーザの利得のTE/TMモードを制御するものであ
る。まず、量子細線による偏波モードの基本的概念を記
述する。たとえば、図1(a),(b),(c)に示す
様な量子細線構造を半導体レーザの活性層に使用し、そ
の細線の長手方向をレーザストライプ(即ち共振器方
向)に平行とする。各細線のレーザストライプに直交す
る断面の活性層の面方向の長さをLy、厚さ方向の長さ
をLzとすると、Ly/Lz≫1の場合、z方向に垂直
な量子薄膜と等価になることからTE偏光の利得が高く
なり図1(b)となる。Ly=Lzの場合は、無偏光と
なる。そして、Ly/Lz<1の場合はTM偏光を示す
様になる。さらにLy/Lzを小さくすれば、垂直な量
子薄膜と等しくなりTM偏光の利得が高くなり図l
(c)に示す様なものとなる。
【0019】本発明の基本的考え方を図2をもって説明
する。本発明の構成は、TE、TMの利得のほは等しい
か僅かに一方が優位な第一の領域と、第一の領域と異な
る偏波モードを優位に発生する第2の領域を有した構成
から成る。こうして、半導体レーザおよび光増幅器等を
提供するものである。この結果、偏波を僅かな電流で切
り替えることが可能となり、発振スペクトルの半値幅の
狭い半導体レーザが作製できる。また、駆動用電気回路
の負担も低減する。
【0020】(第1実施例)図2(a)は、本実施例の
構成図である。構成は以下の通りである。1は基板であ
るところのn−InP基板、2はバッファ層であるSi
doped InP(厚さ1.5μm)、3は活性領
域でありundopedとした。4は上部クラッド層で
あるBe doped InP(厚さ1.5μm)、5
はキャップ層であるBe doped InGaAs
(厚さ0.5μm)である。
【0021】活性領域3は前記したように2つの領域を
持つ。6はTE、TMモードの利得がほぼ同じになるよ
うに形成されている。ここでは、通常のバルク活性層で
あるundoped InGaAsPを使用し、厚みは
0.lμmであり、発振波長は1.5μmに合わせてあ
る。この6の領域はTE、TM利得がほ同じである
が、発振する時にはTEモードが優位となる領域であ
る。この領域6に直列にもう一方の領域7を形成する。
この領域7は量子細線であり、量子細線の活性層はun
doped InGaAsで、量子細線はundope
d InGaAsPのバリアで挟まれている。発振波長
は1.5μmに合わせてあり、TMモードが優位になる
ように形成されている。この2つの領域6、7は、図2
(b)に示す様に、直列に形成する。
【0022】更に、図2(a)において、8は発振した
レーザ光の放出方向、9はTE、TM利得がほぼ等しい
領域6に電流を注入するための電極、l0はTMモード
が優位な量子細線領域7に電流を注入する為の電極であ
る。
【0023】図2(c)は、バルク領域6のTE、TM
モード利得変化である。縦軸はモード利得、横軸は波長
であり、バルク領域6は、ほぼTE、TM利得は同じで
あることがわかる。図2(d)は、量子細線領域7でT
Mモードが優位であることがわかる。
【0024】駆動方法について記述する。TEモードで
レーザを発振させる時には、量子細線領域7に吸収領城
にならない程度のキャリアを供給しておき、バルク領域
6に発振に必要なキャリア(電流)を供給してTEモー
ドでレーザを発振する。このレーザの発振モードを、T
Mにするには量子細線領域7のキャリアを僅かに変化さ
せればよい。すでに、バルク領域6はTEモードのみで
なくTMモードの利得も有していることから、量子細線
領域7での僅かなTM利得の増加でTEモード発振か
ら、TMモード発振に変化する。
【0025】以上説明した様に、TE、TMモードを安
定に変化させることができると共に、僅かなキャリアの
変化でTE、TMモードをコントロールする偏波変調レ
ーザが実現できた。
【0026】(第2実施例)本発明の第2実施例は、T
E、TM利得がほぼ等しい領域を量子細線で作製したこ
とを特徴とした半導体レーザ、光増幅器である。量子細
線にすることにより、TE、TMモード利得比を精度良
く作製することができる。図3(a)を用いて構成を説
明する。
【0027】図3(a)において、11は基板であると
ころのn−InP基板、12はバッファ層であるSi
doped InP(厚さ1.5μm)、13は活性領
城でありundopedとした。14は上部クラッド層
であるBe doped InP(厚さ1.5μm)、
15はキャップ層であるBe doped InGaA
s(厚さ0.5μm)である。13に示した活性層は2
つの領域を持つ。
【0028】第1の領域はTE、TM利得がほぼ等しい
領域であり、図3(a)に示す16、17の2つの量子
細線により形成されている。16はTEモード利得が大
きな量子細線で、17はTMモード利得が大きな量子細
線である。この2つの量子細線16、17によりTE、
TM利得がほぼ等しい領域が形成されている。ここで
は、僅かにTMモードが優位になるように、17の量子
細線の利得を大きくした。この第1の領域に接して、T
Eモード利得の大きな第2の領域を形成する。第2の領
域は18による量子細線により形成されている。この量
子細線18はTE利得が優位になっている。更に、図3
(a)中、19は発振したレーザ光の放出方向、20は
第1活性領域への電流注入電極、21は第2活性領城へ
の電流注入電極である。これら量子細線16、17、1
8の活性層はundoped InGaAsで、量子細
線はundoped InGaAsPのバリアで挟まれ
ている。発振波長は1.5μmに合わせた。
【0029】図3(b)は、第1の領域16、17のT
M、TEモード利得比である。図3(c)は第2の領域
18のモード利得比である。この構成により、TMモー
ドで発振させたい時には、第1の領域16、17の発振
が支配的になる様に電流を流しておく。TEモードで発
振させたい時には、第1領域のTEモード利得を補助す
るように、第2の領域18の電流を僅かに増やすことに
よりTEモードで発振させることができる。この結果、
僅かな電流(キャリア)の変化でモードが切り替わる
為、発振スペクトル幅の狭いレーザが得られる。本実施
例では、第1の領域が2つの異なる量子細線16、17
により形成されているため、量子細線形状などにより容
易にTE、TMモード利得比が精度良く規定することが
可能となった。
【0030】(第3実施例)本実施例は、TE、TMモ
ードの利得がそれぞれ優位な領域と、TE、TM利得が
ほぼ同じ領域により、レーザが形成されている。図4を
用いて説明する。31は基板であるところのn−InP
基板、32はバッファ層であるSi doped In
P(厚さ1.5μm)、33は活性領域でありundo
pedとした。34は上部クラッド層であるBe do
ped InP(厚さ1.5μm)、35はキャップ層
であるBe doped InGaAs(厚さ0.5μ
m)である。
【0031】活性領域33は前記したように3つの領域
を持つ。36はTMモードの利得が大きくなるように形
成された量子細線領域である。37はTEモードの利得
が大きくなるように形成された量子細線領域である。3
8はTE、TM利得がほぼ等しい領域により形成されて
いる領域であり、ここでは、通常のバルク活性層である
undoped InGaAsPを使用し、厚みは0.
1μm、発振波長は1.5μmに合わせてある。39
は、36のTM利得が大きな活性層36にキャリア(電
流)を注入する為の電極である。40は、TE、TM利
得が同程度の38の活性領域ヘキャリアを注入する電極
である。41は、TE利得が優位な37の活性領域ヘキ
ャリアを注入する電極である。
【0032】このレーザは、38のTE、TM利得領域
により、TE、TM両方の利得をレーザ発振しきい付近
まで上げておき、36、37に示した夫々TM、TEモ
ードが優位な領域の僅かなキャリア変化(一方の領域に
変調電流を注入しても良いし、両方の領域に逆相の変調
電流を注入しても良い)によりTE、TMモード利得を
変化させようとしたものである。本実施例においても、
TE、TMモードの切り替えは僅かなキャリア変化によ
り行えることにより、発振スペクトルの狭いレーザがで
きると共に、TE、TMモード独自の利得領域を持つこ
とにより、TE、TMモード発振スイッチングがさらに
安定になった。
【0033】(第4実施例)第4の実施例の特徴は、第
3の実施例に示した構成に波長選択機能を付けたことに
ある。図5をもって説明する。51は基板であるところ
のp−InP基板、52はクラッド層であるBe do
ped InP(厚さ2.0μm)、53は活性領域で
ありundopedとした。54は上部クラッド層であ
るSi doped InP(厚さ2.0μm)、55
はキャップ層であるSi dopedInGaAs(厚
さ0..5μm)である。
【0034】活性領域53は前記したように3つの領域
を持つ。56はTMモードの利得が大きくなるように形
成された量子細線領域である。57はTEモードの利得
が大きくなるように形成された量子細線領域である。5
8は、TE、TM利得がほぼ等しい領域により形成され
ている領域であり、ここでは、通常のバルク活性層であ
るundoped InGaAsPを使用し、厚みは
0.1μm、発振波長は1.55μmに合わせてある。
59は、56のTM利得が大きな活性層56にキャリア
(電流)を注入する為の電極である。60は、TE、T
M利得が同程度の58の活性領域ヘキャリアを注入する
電極である。61は、TE利得が優位な57の活性領域
ヘキャリアを注入する電極である。ここで、62は、レ
ーザの発振波長を決定するグレーティングである。この
グレーティング62は、He−Cdレーザによる干渉露
光法により形成した。ピッチは240nmである。この
グレーティング62を用いることにより、発振波長が
1.538μmに固定され、かつ量子細線領域56、5
7へのキャリアの注入によりTE、TMモードが切り替
えられた。こうして、波長安定化偏波変調レーザが作製
できた。
【0035】尚、58のTE、TMモード利得のほぼ等
しい領域は、バルク活性層に限られない。前記した量子
細線、量子箱等で構成することも適した方法である。ま
た、本実施例では、59、60、61に示す電極が繋が
っている様に表示されているが、実際上は独立で分離さ
れている。さらに、電流の広がりを考慮した場合には、
59、60、61の電極間は、55のキャップ層の全
層、および54のクラッド層の一部までエッチングして
おくことが望ましい。この結果、電流のクロストークが
小さくなり、TE、TMモードおよび出力等の安定度が
増加する。電極の分離は本実施例のみに限らず、上記の
実施例においても重要である。また、波長選択機能につ
いても、上記の実施例の構造においても実現可能であ
る。上記実施例において、位相調整領域を設けてもよい
し、電極を複数にして各電極への注入電流を制御して発
振波長をチューナブルにもできる。
【0036】(第5実施例)次に本発明の第5の実施例
を図6をもって説明する。本実施例では、断面形状の異
なる量子細線をグレーティングを用いて作製する方法を
提案する。
【0037】図6(a)において、ジンクレンド(閃
亜鉛鉱)構造を有した半導体{111}面から5度(0
〜20度位ならよい)の面方位を持つ半導体基板71上
に、79に示した様にピッチΛlのグレーティング72
を形成する。作製法としては、干渉露光法とドライエッ
チングを利用する。図6(a)中、72は干渉露光にて
作製されたピッチ240nmの周期構造であり、固体ソ
ースのMBE法、または一部の分子線源をガス化したG
SMBE法、または分子線源に有機金属を用いるMOM
BE法、または全ての分子線源をガス化したCBE法に
よって、周期構造72上に半導体膜73を成長する。
【0038】この時に、成長条件として斜面部分の面7
5({100}面)より平面78({111}面)での
成長速度が遅くなるような条件を選ぶことである。{1
11}面からなるテラス78と{100}面又は{11
3}のステップからなる面75の組み合わせは、成長速
度差がつきやすい本条件に適した構成である。こうし
て、ノコギリ形状74を形成することができる。この上
に同様の条件で、半導体膜73とは異なる材質の半導体
膜76を成長する。この結果、76の半導体膜はステッ
プ部分75に集中するような形となる。この半導体膜7
6上に、76の半導体膜とは異なる77の半導体膜を堆
積する。この繰り返しにより組成の異なる領域が部分的
に形成できる。
【0039】上述した様に、本実施例の1つのポイント
は成長速度の異なる面を形成することにある。76の様
に形成された膜の成長しやすい面上の部分の一片の長さ
が、量子効果が期待出来るサイズ(<50nm)程度
で、容易に制御できることを満たせば、容易に半導体領
域を細線状に部分的に閉じ込めることができる。成長法
としては、先にも記述した固体ソースのMBE法、GS
MBE法、MOMBE法、CBE法の他にMOCVD
法、MOVPE法、OMVPE法などによって半導体結
晶を成長できる。
【0040】ここで、半導体膜76に形成される量子細
線の大きさについて記述する。量子効果を得るためには
半導体膜76の一辺を50nm以下にすることが必要で
ある。そして、この部分の大きさは図6(a)の79に
示した様に、グレーティングのピッチ79と(111)
面からの傾斜角で決定される。具体的な一例を述べる。
図6(b)は図6(a)の一部分を拡大したものであ
る。81は、干渉露光とドライエッチングにて作製した
グレーティングピッチである。Λ1は120nmであ
る。この上にエピタキシャル法によって膜85を積層す
ると、ステップ(100)面の幅84(B)は次の様な
式で決定される。 B=Λ1sinθ/sinθ’ ここでθは{111}面からの基板の傾斜角度82、
θ’は、ここでは{111}面とステップを形成してい
る面(例えば(100)面とすると、この面)がなす角
θ’(83)=54.7度である。基板の傾斜角82を
θ=5度程度とすると、ステップに形成される(10
0)面の幅84(B)は12nmとなる。この上にエピ
タキシャル成長により、結晶を成長する。例えば、MB
E法を用いたGaAs上のGaAs膜の成長であれば、
(100)面と(111)面との成長速度の差は3倍程
度とれ(100)面の方が速い。図6(a)に示した様
にステップ75に対応したところに量子細線が形成され
る。供給する材料を変えることにより、量子細線の多層
化が可能である。この様に正確な量子細線を規定するこ
とができる。
【0041】こうして作製した量子細線の利得領域を複
数、或はバルク領域と集積することにより、安定にTE
/TM変調するレーザが作製できる。
【0042】(第6実施例)本発明の第6の実施例につ
いて図7を用いて以下に記述する。本実施例は量子細線
に注入される電流方向を規定することにより効率よくT
E/TMモード変調を実現しようとするものである。
【0043】基本的概念について説明する。SiはII
I−V化合物にとって両性不純物として働く。Gaサイ
トに入れ替わればn型に、Asサイトと入れ替わればp
型に極性を変化させる。一般的に、{111}A面上に
Si doped GaAsを成長させるとp型GaA
sが成長できる。これに対して{100}面上に成長さ
せるとn型が形成できる。この特性を利用して電流狭窄
を実現する。
【0044】この特性を利用し量子細線に電流を注入す
る方法について述べる。図7(a)は本実施例の半導体
レーザの活性層領域を示した図である。基板には{11
1}面から数度傾いたものを用い、p‐AIGaAsク
ラッド層である91を成長した。このクラッド層91上
に、92に示したp−AlGaAsグレーティングを形
成する。この上に、Be−doped GaAsまたは
AlGaAsを成長するとグレーティングはノコギリ形
状になる。この時、93は全層p型である。この層93
におけるp型キャリアの活性化率は、テラス{111}
A面よりステップ{100}面の方が活性化率はよく、
ステップ方向の方が低抵抗となる。この層93上に、u
ndoped GaAs94を形成し、斜面に量子細線
領域95を形成する。続いて、96のSn−doped
AlGaAsを成長する。SnはIV族であるが、S
iの様に両性不純物的振る舞いをしないため、96全層
がn型となる。続いて、97に示す層を成長する。ここ
で層97はSiのドーピングを行なった。層97の(1
11)斜面部98はp型となり、99のステップ部分は
n型となる。さらに、100のSn−doped Al
GaAsを形成している。
【0045】この結果、層97のテラス斜面部98に対
応した領域では、層96、97、100によりnpn接
合が形成されるため、電流102がブロックされ流れに
くい。さらに、層93、層94のステップに対応した
{100}面の活性化率は{111}A面に比較して高
く、電流が{100}面に対応した部分に集中しやす
い。よって電流は、99のステップ部分を通って斜面に
沿って流れる。こうして、量子細線95に特定方向よ
り、効率よく電流を流すことが可能となる。
【0046】また、図7(b)に示す様にレーザの電流
狭窄領域に対応した部分にのみグレーティングを形成し
ておくと、{111}A面に対応した平坦な領域では電
流プロックが生じ電流102は流れない。よって、グレ
ーティングのある部分103付近のみ電流101が通電
できる。本方法は、このSi−doped GaAs、
AlGaAs膜による横方向P/Nの変化とBe−do
pedによる組み合わせにより量子細線へ供給される電
流の方向を規定し、かつレーザとしての電流を狭窄しよ
うとするものである。この様に、量子細かい線領域への
電流注入が改善される。こうして、注入効率の良い偏波
変調が可能となったレーザが作製できる。
【0047】この結果、特に電流狭窄構造を設定するこ
と無く、{100}面が形成されているグレーティング
部分のみに電流を流すことができる。BH加工、リッジ
加工なしに電流を閉じ込めることが容易となった。本実
施例において、量子細線の構造、TE/TMモード変調
の動作原理は上記実施例と同じである。
【0048】(第7実施例)本発明の第7の実施例は、
{110}面においてもSi doped GaAs、
AlGaAsがp型になり、かつ{110}から数度傾
いた基板を用いることにより、ステップに形成される
{100}面との組み合わせで、第5、第6実施例と同
様の効果を持たせようとしたものである。つまり、図7
(a)の91に示した基板を{110}面から数度傾い
た基板に換えるのみで、93のステップ部分には{10
0}面が形成でき、{111}面基板を用いた場合と同
様の効果が得られる。
【0049】(第8実施例)本発明の第8の実施例は、
光増幅器に関するものである。上記実施例中に記載した
レーザの端面に低反射膜を形成する(たとえばSiO2
/ZrO膜を用いて)ことにより、上記レーザを光増幅
器として使用することができる。また、各領域で電流を
選択的に供給することにより、TE/TMモード選択型
の光増幅器として使用できる。
【0050】(第9実施例)図9に、本発明による半導
体レーザを波長多重光LANシステムに応用する場合の
各端末に接続される光−電気変換部(ノード)の構成例
を示し、図10にそのノード281を用いた光LANシ
ステムの構成例を示す。
【0051】外部に接続された光ファイバ280を媒体
として光信号がノード281に取り込まれ、分岐部27
2によりその一部が波長可変光フィルタ等を備えた受信
装置273に入射する。この受信装置273により所望
の波長の光信号だけ取り出して信号検波を行う。一方、
ノード281から光信号を送信する場合には、上記実施
例の半導体レーザ装置274を適当な方法で駆動し、偏
波変調して、偏光板277及びアイソレータ275を通
して出力光を分岐部276を介して光伝送路280に入
射せしめる。また、半導体レーザ及び波長可変光フィル
タを2つ以上の複数設けて、波長可変範囲を広げること
もできる。
【0052】光LANシステムのネットワークとして、
図10に示すものはバス型であり、AおよびBの方向に
ノードを接続しネットワーク化された多数の端末及びセ
ンタ282を設置することができる。ただし、多数のノ
ードを接続するためには、光の減衰を補償するために光
増幅器を伝送路280上に直列に配することが必要とな
る。また、各端末282にノード281を2つ接続し伝
送路を2本にすることでDQDB方式による双方向の伝
送が可能となる。また、ネットワークの方式として、図
10のAとBをつなげたループ型やスター型あるいはそ
れらを複合した形態のものでも良い。
【0053】(第10実施例)図11は、本発明の半導
体レーザを用いた双方向光CATVシステムの構成例を
示す模式図である。図11において、290はCATV
センタ、292は夫々光ファイバ291によってセンタ
290と接続されたサブセンタ、293はサブセンタに
接続された、各加入者の受像機である。センタ290
は、本発明の光源装置を備え、複数の画像信号を夫々波
長の異なる信号光に載せて、受像機293に送信する。
受像機293は、波長可変光フィルタ及び光検出器を含
み、入射した信号光の内、所望の波長の信号光だけを検
出して、モニタに画像を再生する。加入者は、波長可変
光フィルタの透過波長を変化させることによって、チャ
ネルを選択し、所望の画像を得ることが出来る。
【0054】従来は、DFBレーザの動的波長変動の影
響により、DFBフィルタをこのようなシステムに用い
ることが困難であったが、本発明により可能となった。
【0055】さらに、加入者に外部変調器を持たせ、加
入者からの信号をその変調器からの反射光で受け取り
(簡易型双方向光CATVの一形態、例えば、石川、古
田“光CATV加入者系における双方向伝送用LN外部
変調器”,OCS91−82,p.51)、図16のよ
うなスター型ネットワークを構築することで、双方向光
CATVが可能となり、サービスの高機能化が図れる。
【0056】
【発明の効果】上記に説明した様に、両方の利得がほぼ
等しい領域と、異なる利得を持つ領域からなるレーザを
作製する第1の発明により、安定してTE/TMモード
を制御することが出来た。また、僅かな電流で制御する
ことにより、発振スクトル幅の狭いレーザが再現性良
く作製できた。また、TE、TM利得がほぼ等しい領域
に量子細線を用いる第2の発明により、この領域の利得
差を正確に規定でき、より再現性よく且つ設計自由度の
大きなTE/TMモード変調が可能となった。また、T
E、TM利得がほ等しい領域に加え、TE、TM利得
がそれぞれに優位な領域を設ける第3の発明により、個
別のモードに利得が与えられ、よりモード安定度が増加
した。また、グレーティング(波長選択手段)を用いる
第4の発明により動的単一モードでTE/TMモード変
調を行えるレーザが出来た。また、成長速度の面方位依
存性を利用する第5の発明により、低しきい電流で波長
制御性の良いTE/TMモードを効率よく制御すること
が出来た。また、両性不純物を使用する第6の発明によ
り、工程数が少なく、電流閉じ込めの良いTE/TMモ
ード選択レーザが出来た。また、無反射コーティングす
る第8の発明により、光増幅器として使用することがで
きた。
【0057】更に、第9、第10、第11の発明によれ
ば、レーザ発振の偏波モードを、電流注入量によって制
御できる生産性の良い半導体レーザを用いて、性能の良
い光源装置、光通信システム、光通信方法を比較的容易
に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】量子細線の断面形状とTE/TM偏波の関係を
説明する図。
【図2】本発明の第1実施例を説明する図。
【図3】本発明の第2実施例を説明する図。
【図4】本発明の第3実施例の斜視図。
【図5】本発明の波長選択用回折格子を有した第4実施
例の構造を説明する図。
【図6】本発明のグレーティング(凹凸構造)を用いて
量子細線を作製した第5実施例の製法を説明する図。
【図7】本発明のグレーティング(凹凸構造)を用いて
量子細線を作製した第6実施例の製法と動作を説明する
図。
【図8】図9のシステムにおけるノードの構成例を示す
模式図。
【図9】本発明の半導体レーザを用いた光LANシステ
ムの構成例を示す模式図。
【図10】本発明の半導体レーザを用いた双方向光CA
TVシステムの構成例を示す模式図。
【符号の説明】
1、11、31、51、71、101、121、181
基板 2、12、32 バッファ層 3、13、33、53 活性領域 4、14、34、52、54、91 クラッド層 5、15、35、55 キャップ層(コンタクト層) 6、38、58 バルク活性層 7 量子細線層 8、19 レーザ光 9、20、21、39、40、41、59、60、61
電極 16、57 TEモード利得の優位な量子細線 17、36、56 TMモード利得の優位な量子細線 18、37 TEモード利得の優位な量子細線層 62 波長選択用グレーティング 72、92、103 グレーティング(グレーティン
グ領域、凹凸構造) 73、76、77、85、93、94、96、97、、
100 半導体層 74 ノコギリ形状 75、99 ステップ面 78、98 テラス面 79、81 ピッチ 95 量子細線 101、102 電流 272、276 光分岐部 273 受信装置 274 半導体レーザ 275 アイソレータ 277 偏光子 280、291 光伝送路 281 ノード 282 端末 290 センタ 292 サブセンタ 293 受像機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50 H04B 10/02 H04B 10/28 JICSTファイル(JOIS)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共振器方向に直列に形成された少なくとも
    2つの領域を持つ半導体レーザ構造を含み構成される半
    導体光デバイスであって、TEモードとTMモードの利
    得がほぼ等しい第1の活性領域と、量子細線を有し、T
    EモードとTMモードの利得が互いに異なる第2の活性
    領域を含み、共振器を構成する該第1と第2の活性領域
    に独立に電流注入するための電極が設けられていること
    を特徴とする半導体光デバイス。
  2. 【請求項2】前記第1の活性領域が、少なくとも2つ以
    上の断面形状の異なる量子細線を含んでいることを特徴
    とする請求項1記載の半導体光デバイス。
  3. 【請求項3】前記第1の活性領域が、バルク活性層から
    成ることを特徴とする請求項1記載の半導体光デバイ
    ス。
  4. 【請求項4】TE及びTMモード利得のほぼ等しい領
    域、量子細線を含みTEモード利得が優位な領域、及び
    量子細線を含んだTMモード利得が優位な領域を含み、
    個々の領域に独立に電流注入することが可能なことを特
    徴とする請求項1記載の半導体光デバイス。
  5. 【請求項5】波長選択機構を有したことを特徴とする請
    求項1記載の半導体光デバイス。
  6. 【請求項6】前記量子細線が、凹凸構造が形成された
    {111}面又は{110}面又はこれらの面から僅か
    に傾いた基板上に形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の半導体光デバイス。
  7. 【請求項7】前記基板上に形成される半導体層にドーパ
    ントとして両性不純物が使用されたことを特徴とする請
    求項6記載の半導体光デバイス。
  8. 【請求項8】偏波変調可能な半導体レーザとして動作可
    能である様に構成されたことを特徴とする請求項1乃至
    7のいずれかに記載の半導体光デバイス。
  9. 【請求項9】レーザ端面に低反射コーティングを施して
    半導体光増幅器として動作可能であることを特徴とする
    請求項1乃至7のいずれかに記載の半導体光デバイス。
  10. 【請求項10】請求項8に記載の半導体レーザと、該半
    導体レーザから出射する光の内、前記2つの偏波モード
    の一方の発振による光のみを取り出す偏光選択手段とか
    ら成ることを特徴とする光源装置。
  11. 【請求項11】請求項8に記載の半導体レーザと、該半
    導体レーザから出射する光の内、前記2つの偏波モード
    の一方の発振による光のみを取り出す偏光選択手段とか
    ら成る光源装置を備えた光送信機、前記偏光選択手段に
    よって取り出された光を伝送する伝送手段、及び前記伝
    送手段によって伝送された光を受信する光受信機から成
    ることを特徴とする光通信システム。
  12. 【請求項12】請求項8に記載の半導体レーザと、該半
    導体レーザから出射する光の内、前記2つの偏波モード
    の一方の発振による光のみを取り出す偏光選択手段とか
    ら成る光源装置を用い、所定のバイアス電流に送信信号
    に応じて変調された電流を重畳して前記半導体レーザに
    供給することによって、前記偏光選択手段から送信信号
    に応じて強度変調された信号光を取り出し、この信号光
    を光受信機に向けて送信することを特徴とする光通信方
    法。
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