JP3419954B2 - カラーフィルタの製造方法、及び液晶画像表示装置の製造方法 - Google Patents

カラーフィルタの製造方法、及び液晶画像表示装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーフィルタの製造
方法に関し、特に透明なガラス基板上に有色材料を塗布
してなるカラーフィルタの製造方法に関する。また、前
記カラーフィルターの製造方法を含む液晶画像表示装置
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気化学材料として液晶を用いて画像を
表示する液晶画像表示装置は、陰極線管を用いた画像表
示装置と比較して薄型の構成であることから腕時計、電
卓或いは携帯型パーソナルコンピュータの表示装置とし
て広く使用されている。また、最近では、カラー画像を
表示する表示装置としても使用されるようになった。
【0003】カラー画像を表示する液晶画像表示装置
は、色選別のためにカラーフィルタを使用している。以
下、カラー画像を表示する液晶画像表示装置について図
面を参照しながら説明する。この液晶画像表示装置に
は、TFT、STN等種々のタイプがあるが、例えば放
電プラズマを利用して液晶を駆動するプラズマアドレス
液晶(Plasma Addressed Liquid Crystal表示装置を例
にとり、説明する。
【0004】プラズマアドレス液晶表示装置は、図9に
示すように、平坦で光学的に十分に透明な第1の基板3
1と、この第1の基板31と同様に平坦で透明な第2の
基板32との間に、電気光学材料層である液晶層33を
間挿すると共に、液晶層33と第2の基板32との間の
空間を放電領域34としてなる。
【0005】第1の基板31と液晶層33との間には、
帯状の透明電極を備える電極層35が形成される。ま
た、第1の基板31の電極層35側には、色選別のため
のカラーフィルタ36が形成される。液晶層33は、ネ
マチック液晶等からなり、ガラス、雲母、プラスチック
等からなる薄い誘電体膜37と、電極層35との間に狭
持されている。これら第1の基板31、液晶層33、電
極層35、カラーフィルタ36及び誘電体37によっ
て、液晶パネルが構成される。
【0006】第2の基板32には、放電電極群38が帯
状電極として形成される。第2の基板32と誘電体膜3
7の間の空間は、上述したように、放電プラズマを発生
する放電領域34とされている。放電領域34は、印刷
法によって形成された隔壁39によって仕切られ、それ
ぞれ独立したプラズマ室P1,P2,P3・・・Pnとされ
ている。各プラズマ室P1,P2,P3・・・Pnには、例
えば、ヘリウム、ネオン、アルゴン或いはこれらの混合
ガス等のイオン化可能なガスが封入されている。 ここ
で、カラーフィルタ36は、赤(R)、緑(G)、青
(B)の有色層36a,36b,36cが画素に対応し
てモザイク状あるいはストライプ状に配列され、さらに
これら各有色層36a,36b,36cが、隔壁39に
重なるように形成されたブラックマスク36dによって
仕切られて成る。このブラックマスク36dは、遮光と
画素間の漏れ光によるコントラスト及び色純度の低下を
防止する。
【0007】このように、構成されたプラズマアドレス
液晶表示装置は、液晶層33を第1の基板31上に形成
された電極層35の透明電極に印加されるアナログ電圧
のサンプリングキャパシタとして機能させ、放電領域3
4で発生する放電プラズマをサンプリングスイッチとし
て機能させる。そして、カラーフィルタ36の各有色層
36a,36b,36cで色選別されたカラー画像を表
示する。
【0008】ところで、カラーフィルタ36を形成する
には、フォトリソグラフィー法、印刷法、電着法、転写
法等、いくつかの方法が挙げられるが、カラー画像を表
示するための液晶ディスプレイではカラーフィルタ36
に高い加工精度が要求されることからフォトリソグラフ
ィー法が採用されている。
【0009】このフォトリソグラフィー法は、例えば感
光性樹脂に所定色の顔料、例えば黒色、赤色、緑色、青
色の顔料を分散した顔料分散レジストをガラス基板に塗
布しながら、黒、赤、緑、青のストライプ型のカラーフ
ィルタを順次形成する方法である。
【0010】このフォトリソグラフィー法によるカラー
フィルタの製造について図10を参照しながら説明す
る。カラーフィルタを形成するには、先ず、図10の
(A)に示すように、上記第1の基板31となるような
例えばガラス基板31上にブラックマスク36dを所定
のマスクパターンで形成しておく。そして、このブラッ
クマスク36dが形成された上から、図10の(B)に
示すように、上記赤色、緑色、青色のいずれかの顔料粒
子を分散した顔料分散レジストを塗布し、顔料分散レジ
スト層(先ず、赤色顔料分散レジスト層40とする。)
40を形成する。なお、このカラーフィルタに用いる顔
料分散レジストは、液晶パネルの特性を決定する大きな
要因となり、透明性、耐熱性、密着性に優れていること
が必要である。
【0011】次に、この赤色顔料分散レジスト層40上
に、図10の(C)に示すように、ポリビニルアルコー
ル(PVA)等を塗布することで酸素遮断膜43を形成
する。そして、この酸素遮断膜43上に、図10の
(D)に示すように、赤色顔料分散レジスト層40の形
成パターンに対応した開口部を有するフォトマスク44
を被せ露光する。その結果、不要な部分を除いて赤色顔
料分散レジスト層40が硬化する。そして、図10の
(E)に示すように、酸素遮断層43を除去し、現像を
行うことで所定のパターンの赤色層36aがガラス基板
31上に形成される。
【0012】さらに他の色の顔料分散レジストについて
も同様にこれら工程をそれぞれ行うことで、図10の
(F)に示すようなR,G,Bの有色層36a,36
b,36cを有するカラーフィルタ36が形成されるこ
とになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブラックマ
スク36dを形成するための黒色顔料分散レジストを含
めた顔料分散レジストをガラス基板31に塗布するに
は、従来、顔料分散レジスト層の厚さを一定にし、かつ
顔料分散レジストを必要量だけ塗布することが困難であ
った。
【0014】例えば、図10の(A)に示すブラックマ
スク36dを形成するには、始めにガラス基板31上
に、厚さ1〜2μmで一定に黒色顔料分散レジストを塗
布するため、スピンコート法を用いていた。すなわち、
先ずスピンコート法により、黒色顔料分散レジストをガ
ラス基板31上に厚さ一定に塗布し、次にプリベークに
より溶媒を揮発させた後、所定のストライプパターンを
有するフォトマスクを介して露光し、現像してからさら
にポストベークを行い、ブラックマスク36dを形成し
ていた。このスピンコート法は、層の厚さをばらつきが
5%以内となるように均一にすることができるが、回転
によりレジストを広げていくため、不要な箇所にもレジ
ストを塗布してしまい、レジストの省液化を妨げてい
た。
【0015】このため、レジストの省液化を図るような
レジストの塗布方法が望まれていたが、レジストを塗布
する対象がガラス基板であり、振動を嫌う点から他に有
効な方法がなかった。ガラス基板に振動が発生すると、
ガラス基板の周辺部のカケや割れが発生し、また、塗布
膜厚の均一性が低下するためである。
【0016】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、ガラス基板の振動を抑制し、顔料分散レジスト
の膜厚を均一にし、かつ省液化を実現できるカラーフィ
ルタの製造方法の提供を目的とする。また、前記カラー
フィルタの製造方法を含む液晶画像表示装置の提供を目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカラーフィ
ルタの製造方法は、上記課題を解決するために、感光性
樹脂に所定色の顔料を分散してなる顔料分散レジストを
棒状体に緻密に巻かれた細線間に形成される凹部を介し
て透明で平坦なガラス基板上に塗布してから上記棒状体
の長手方向と平行方向に上記所定色のストライプパター
ンを形成する処理を複数色分繰り返してカラーフィルタ
を製造する場合、上記複数色の内の1色目のストライプ
パターンを形成するとともに、該ストライプパターンの
両端部側の有効画面外に上記ストライプパターンと垂直
方向に、上記ストライプパターンの厚み以上の厚みのダ
ミーパターンを形成する。本発明に係る液晶画像表示装
置の製造方法は、上記課題を解決するために、感光性樹
脂に所定色の顔料を分散してなる顔料分散レジストを棒
状体に緻密に巻かれた細線間に形成される凹部を介して
透明で平坦なガラス基板上に塗布してから上記棒状体の
長手方向と平行方向に上記所定色のストライプパターン
を形成する処理を複数色分繰り返してカラーフィルタを
製造することを含む液晶画像表示装置の製造方法であっ
て、上記複数色の内の1色目のストライプパターンを形
成する際に、該ストライプパターンの両端部側の有効画
面外に上記ストライプパターンと垂直方向に、上記スト
ライプパターンの厚み以上の厚みのダミーパターンを形
成する。
【0018】
【作用】1色目のストライプパターンを形成する際に、
該ストライプパターンの両端部側に上記ストライプパタ
ーンと垂直方向に、上記ストライプパターン以上の厚み
のダミーパターンを形成するので、このダミーパターン
が2色目以降の顔料分散レジストを塗布するときのガイ
ドの役割を果たし、ガラス基板の振動を抑制する。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係るカラーフィルタの製造方
法、及び液晶画像表示装置の製造方法の実施例を説明す
る。この実施例は、カラー画像を表示する液晶画像表示
装置内で色選別のために用いられるカラーフィルタを製
造する方法である。このカラーフィルタの製造方法によ
れば、ガラス基板のような透明な基板にいわゆるマイク
ロロッドバーレジスト塗布方式により、感光性樹脂に黒
色、赤色、緑色、青色の顔料がそれぞれ分散されてなる
それぞれの色の顔料分散レジストを塗布し、フォトリソ
グラフィー法によって、黒、赤、緑、青のような複数色
のストライプパターンを順次形成し、カラーフィルター
を製造できるが、この際、図1に示すように、1色目の
ストライプパターン10の両端側10a、10bの有効
画面外に、ストライプパターン10と垂直方向に、スト
ライプパターン10の厚み以上の厚みのダミーパターン
11a、11bを形成する。なお、このダミーパターン
11a、11bの形成については後述する。
【0020】ここで、顔料分散レジストは、アクリル
系、ポリイミド系、エポキシ系、ポリビニルアルコール
系等、比較的耐熱性の高い高分子樹脂のオリゴマーに感
光特性を持たせた感光性樹脂に、顔料を分散させたもの
である。顔料としては、有機顔料、無機顔料のいずれで
もよい。有機顔料としては、例えば赤色顔料としてジア
ンスラキノン、緑色顔料としてハロゲン化銅フタロシア
ニン、青色顔料として銅フタロシアニン等が用いられ
る。
【0021】上記マイクロロッドバーレジスト塗布方式
は、上記複数の顔料分散レジストを棒状体であるロッド
に緻密に巻かれた例えばステンレス細線間に形成された
凹部を介して、透明で平坦なガラス基板上に塗布する方
式であり、図2〜図4に示すマイクロロッドバーレジス
ト塗布装置9に適用される。マイクロロッドバーレジス
ト塗布装置9は、図4に示す例えば径12mmのロッド
1に例えば径100μm前後のステンレス細線2を緻密
に巻き付けたマイクロロッドバー3の一部を図3に示す
ように上記顔料分散レジスト6がため込まれているレジ
スト液槽4に浸して回転させ、ステンレス細線2間に形
成される凹部5に顔料分散レジスト6を保持し、マイク
ロロッドバー3上に搬送されるガラス基板7のフィルタ
形成面7aに塗布する。ガラス基板7は、ローラー8に
よって、マイクロロッドバー3に押さえつけられると共
に、該ローラー8の回転によって矢印L方向に搬送され
る。その後、搬送されたガラス基板7は、下側となって
いたフィルタ形成面7aが上に向けられ、顔料分散レジ
ストのレベリングが図られる。
【0022】このマイクロロッドバーレジスト塗布装置
9は、必要量だけの顔料分散レジスト6をガラス基板7
に塗布でき、省液化が容易である。また、膜厚は、ステ
ンレス細線2の径及び、レジストの固形分濃度により決
まるため、均一でありコントロールが容易である。
【0023】このようなマイクロロッドバーレジスト塗
布装置9により、先ず、黒色顔料分散レジストを用いた
ブラックマスクのストライプパターンを形成する工程に
ついて図5を参照しながら説明する。このブラックマス
クのストライプパターン形成は、カラーフィルタの製造
においては、通常、第1色目のパターン形成となる。本
実施例では、この第1色目のパターン形成時に、上述し
たように、ブラックマスクのストライプパターン10の
他に、ストライプパターン10の両端部10a、10b
側の有効画面外にこのストライプパターン10と垂直方
向に、ストライプパターン10の厚み以上の厚みのダミ
ーパターン11a,11bを形成している。
【0024】始めに、ステップS1に示すように、ガラ
ス基板7のフィルタ形成面7aに、黒色の顔料分散レジ
ストを上記マイクロロッドバーレジスト塗布装置9を用
いて膜厚1〜2μmでダミーパターンを含めた所定の範
囲に塗布する。
【0025】次に、ステップS2に示すように、黒色顔
料分散レジストが塗布されたガラス基板7を85〜11
0℃で2〜5分程プリベークし、溶媒を揮発させる。
【0026】次に、ステップS3に示すように、上記所
定のパターンを有するフォトマスクを介して露光する。
このため、上記ストライプパターン10とともに、上記
ダミーパターン11a、11bを形成できるような開口
部を有するフォトマスクを用意する。ここで、フォトマ
スクは、ストライプパターン10の幅が例えば50μm
でストライプピッチが例えば250μmである場合、ダ
ミーパターン11a、11bの幅を5mm以上とするよ
うに、開口部を形成するのが好ましい。
【0027】次に、ステップS4に示すように、露光後
のガラス基板7を例えば濃度1%のアルカリ溶液に60
秒間、揺らしながら浸して現像し、その後水洗い(リン
ス)する。
【0028】次に、ステップS5に示すように、リンス
された後のガラス基板7を200〜230℃で約5〜3
0分ポストベークする。
【0029】以上の処理工程により図1に示したような
ダミーパターン11a、11bを伴ったブラックマスク
が形成される。
【0030】このダミーパターン11a、11bは、図
6の(A)に示すように、幅5mm以上であればストラ
イプ状に形成されてもよい。また、図6の(B)に示す
ように、ベタ状とされてもよい。
【0031】このダミーパターン11a、11bは、上
記ブラックマスクのストライプパターン10が形成され
たガラス基板7上に、2色目以降のストライプパターン
形成時に必要とされる赤色顔料分散レジスト、緑色顔料
分散レジスト、青色顔料分散レジストを塗布する際に、
ガラス基板7の振動発生を抑制しようとするものであ
る。
【0032】これは、図7に示すように、上記ブラック
マスクのストライプパターン10のみが形成されたガラ
ス基板7をマイクロロッドバー3の方向に搬送し、マイ
クロロッドバー3で例えば赤色顔料分散レジストを塗布
しようとすると、既にガラス基板7上に形成された上記
ブラックマスクのストライプパターン10の膜厚(例え
ば0.5μm程度以上)による段差のため、図8に示す
ように、ガラス基板7をマイクロロッドバー3側へ落と
してしまい、ガラス基板7に振動を発生させてしまうの
を防ぐためである。ガラス基板7に振動が発生すると、
ガラス基板7の周辺部にカケや割れが生じる。また、塗
布膜厚の均一性が低下してしまう。
【0033】すなわち、マイクロロッドバーレジスト塗
布方式により、マイクロロッドバー3の長手方向、つま
り設置方向と平行にストライプパターンを形成しようと
する場合、1色でもパターニングされているとガラス基
板7が振動してしまう。これは、パターニングされたス
トライプとマイクロロッドバー3の設置方向が平行なた
めに、すでに形成されたパターンの無い部分でガラス基
板7がマイクロロッドバー3側へ落ち込んでしまうため
である。
【0034】そこで、本実施例のカラーフィルタの製造
方法により、形成するカラーフィルタのストライプ方向
と垂直な方向のダミーパターン11a、11bを有効画
面外の両側に1色目のパターニング時に形成するので、
2色目以降のパターニングの際、このダミーパターン1
1a、11bがガイドの役割を果たして、1色目のパタ
ーンの段差へのマイクロロッドバー3の落ち込みがなく
なり、振動が発生しなくなる。
【0035】このため、本実施例によれば、ガラス基板
7の振動を抑制するので、ガラス基板7の周辺部にカケ
や割れが生じるのを防ぐことができ、また、塗布膜厚の
均一性を保つことができる。さらに、今後、ガラス基板
が大型化するにしたがって、そのストライプの段差によ
る影響が増大していくと予想されるが、本実施例を適用
することにより、その段差による影響を抑制することが
できる。
【0036】
【発明の効果】本発明に係るカラーフィルタの製造方法
及び液晶画像表示装置の製造方法は、感光性樹脂に所定
色の顔料を分散してなる顔料分散レジストを棒状体に緻
密に巻かれたステンレス細線間に形成される凹部を介し
て透明で平坦なガラス基板上に塗布してから上記棒状体
の長手方向と平行方向に上記所定色のストライプパター
ンを形成する処理を複数色分繰り返してカラーフィルタ
を製造する場合、ストライプパターンの両端部側にスト
ライプパターンと垂直方向に形成されたストライプパタ
ーンと同等以上の厚さのダミーパターンを形成すること
により、ガラス基板の振動を抑制し、レジスト膜厚を均
一にし、かつ省液化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラーフィルタの製造方法の実施
例により形成したダミーパターンを説明するための模式
図である。
【図2】本発明に係るカラーフィルタの製造方法を用い
たマイクロロッドバー塗布方式を適用したマイクロロッ
ドバーレジスト塗布装置の外観斜視図である。
【図3】上記マイクロロッドバーレジスト塗布装置の側
面図である。
【図4】上記マイクロロッドバーレジスト塗布装置のマ
イクロロッドバーの部分拡大図である。
【図5】上記マイクロロッドバーレジスト塗布装置によ
り、ブラックマスクのストライプパターンを形成する工
程を説明するためのフローチャートである。
【図6】上記ダミーパターンの具体例を示す模式図であ
る。
【図7】上記ダミーパターンを形成していない場合のガ
ラス基板を示す模式図である。
【図8】図7に示したストライプパターンのみが形成さ
れたガラス基板をマイクロロッドバー上に搬送した場合
を示す模式図である。
【図9】カラーフィルタを使用しているプラズマアドレ
ス液晶表示装置の断面図である。
【図10】従来のフォトリソグラフィー法によるカラー
フィルタの製造工程を示す工程図である。
【符号の説明】
3 マイクロロッドバー 10 ブラックマスクのストライプパターン 11a、11b ダミーパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長山 修 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士 写真フィルム株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−258081(JP,A) 特開 平4−270346(JP,A) 特開 平8−196968(JP,A) 特開 平6−265715(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 5/20 101 G02F 1/1335 505

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性樹脂に所定色の顔料を分散してな
    る顔料分散レジストを棒状体に緻密に巻かれた細線間に
    形成される凹部を介して透明で平坦なガラス基板上に塗
    布してから上記棒状体の長手方向と平行方向に上記所定
    色のストライプパターンを形成する処理を複数色分繰り
    返してカラーフィルタを製造するカラーフィルタの製造
    方法であって、 上記複数色の内の1色目のストライプパターンを形成す
    る際に、該ストライプパターンの両端部側の有効画面外
    に上記ストライプパターンと垂直方向に、上記ストライ
    プパターンの厚み以上の厚みのダミーパターンを形成す
    ることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記ダミーパターンは、上記棒状体の長
    手方向に垂直な方向にストライプ状であることを特徴と
    する請求項1記載のカラーフィルタの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記感光性樹脂に分散される顔料は、黒
    色、赤色、緑色、青色の顔料であることを特徴とする請
    求項1記載のカラーフィルタの製造方法。
  4. 【請求項4】 感光性樹脂に所定色の顔料を分散してな
    る顔料分散レジストを棒状体に緻密に巻かれた細線間に
    形成される凹部を介して透明で平坦なガラス基板上に塗
    布してから上記棒状体の長手方向と平行方向に上記所定
    色のストライプパターンを形成する処理を複数色分繰り
    返してカラーフィルタを製造することを含む液晶画像表
    示装置の製造方法であって、 上記複数色の内の1色目のストライプパターンを形成す
    る際に、該ストライプパターンの両端部側の有効画面外
    に上記ストライプパターンと垂直方向に、上記ストライ
    プパターンの厚み以上の厚みのダミーパターンを形成す
    ることを特徴とする液晶画像表示装置の製造方法。
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