JP3418731B2 - 粒子位置の制御方法およびその制御方法を用いた粒子膜の製造方法および粒子膜 - Google Patents

粒子位置の制御方法およびその制御方法を用いた粒子膜の製造方法および粒子膜

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JP3418731B2 JP2000352766A JP2000352766A JP3418731B2 JP 3418731 B2 JP3418731 B2 JP 3418731B2 JP 2000352766 A JP2000352766 A JP 2000352766A JP 2000352766 A JP2000352766 A JP 2000352766A JP 3418731 B2 JP3418731 B2 JP 3418731B2
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    • B03C1/00Magnetic separation
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒子位置の制御方
法、その制御方法を用いた粒子膜の製造方法および粒子
膜に関し、より詳細には磁場の強度および方向により溶
媒に分散させた粒子位置を制御する方法、磁場の強度お
よび方向により粒子の位置を制御して粒子を二次元に集
積させた粒子膜の製造方法、および粒子膜に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粒子を二次元に集積させて粒子膜
を製造する方法として、移流集積法が用いられている。
図1を用いて、移流集積法による粒子膜の製造方法を説
明する。図1(a)は、基板1上に塗布された溶媒3を
蒸発させているところを示した図である。有機溶媒また
は有機溶媒と無機溶媒との混合溶液などといった溶媒2
に、粒子3を分散させた溶液が基板1に滴下するなどし
て塗布されている。また、基板1を図示しない加熱装置
または減圧装置などに入れ、基板1上に塗布された溶媒
2を蒸発させている。溶媒2の蒸発速度は、図示しない
加熱装置の温度または減圧装置の圧力を調節することに
よって行われる。また、図示しない加熱装置または減圧
装置を用いないで、自然蒸発により溶媒2を蒸発させる
こともでき、また容器に蓋をするなどして溶媒2の蒸発
速度を減少させて行うこともできる。
【0003】図1(b)は、溶媒2の蒸発が進み、粒子
3が溶媒1の界面4から現れてきたところを示す図であ
る。溶媒2と雰囲気を取り巻く気体5との界面4は、粒
子3の存在によって変形され、変形により増大した界面
エネルギーが最小となるように粒子3が移流する。溶媒
2の蒸発が進むと、図1(b)に示すように粒子3が溶
媒2から界面4を分断して突き出し、溶媒2と、雰囲気
を取り巻く気体5とにより形成される界面4において作
用する横毛管力により、粒子3が集積するように移流す
ると考えられている。
【0004】図1(c)は、粒子3が二次元に集積した
粒子膜を示す図である。溶媒2の蒸発速度を制御して図
1(b)に示す溶媒2の蒸発を行うと、溶媒2と、雰囲
気を取り巻く気体5との界面4に横毛管力が作用し、粒
子3が移流して二次元的に集積される。集積した粒子3
から溶媒2がすべて蒸発すると、図1(c)に示す粒子
膜が形成される。
【0005】上述した移流集積法における粒子位置は、
溶媒の蒸発速度の制御により、横毛管力といった粒子の
水平方向への制御が行われている。移流集積法では、こ
の溶媒の蒸発速度を制御することにより、マイクロメー
タ域までの粒子径の粒子を二次元に集積させた粒子膜が
製造されている。
【0006】粒子に対して鉛直方向に作用する力につい
ては、重力と、溶媒中において粒子が排除する体積によ
り見かけ重量を軽くするように作用する浮力とがある。
しかしながら、重力および浮力は、粒子の質量および密
度によって一義的に定まるため、移流集積法では鉛直方
向に作用する力を制御することはできず、従って液面に
対する鉛直方向の粒子位置を制御することができなかっ
た。また、鉛直方向の粒子位置を制御することができな
いため、マイクロメータ域以下の、例えばナノメータ域
といった粒子径を持つ粒子を二次元に集積させて粒子膜
を製造することはできなかった。
【0007】また、反磁性物体に対して強磁場を加える
ことにより、物体を浮上させる、いわゆる磁気アルキメ
デス浮上が知られている(たとえば、東京大学工学部北
沢ら、「磁気アルキメデス浮上法を利用した反・常磁性
物質の磁気浮上」、SNMS’98(Symposiu
m on New Magneto−Science’
98)Proceeding of The Seco
nd MeetingNov.25−27 ’98 J
apan p27−31)。しかしながら、これまでの
磁気アルキメデス浮上は、木片や生物などを水中または
空気中において浮上させるといった現象を観測するのみ
に適用されているのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、上
述の問題点に鑑み、鉛直方向に磁場を作用させ、磁場の
強度および方向により溶媒における粒子位置を制御する
方法を提供し、その制御方法を用いてナノメータ域の粒
子を二次元に集積させた粒子膜を製造することが可能な
粒子膜の製造方法、および該方法により製造される粒子
膜を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶液中に分散
させた粒子に対して強磁場を加えることにより、特に気
液界面における粒子位置を制御することが可能であるこ
とを見出すことによりなされたものである。気体と液体
の界面においては、液体の表面自由エネルギーにより表
面積が最も小さくなるように作用する表面張力と、粒子
間に発生する横毛管力とが存在する。この横毛管力は、
液面に対する粒子位置、すなわち粒子間の距離に依存す
る。本発明は、上述した磁気アルキメデス浮上を用いて
気液界面における粒子位置を制御することにより、粒子
に加えられる横毛管力を制御することが可能であること
を見出すことによってなされたものである。すなわち、
本発明の上記目的は、本発明の粒子位置の制御方法およ
びその制御方法を用いた粒子膜の製造方法および粒子膜
を提供することによって解決される。
【0010】本発明の請求項1の発明によれば、粒子を
分散させた溶媒に磁場を加え、磁場の強度および方向に
より溶媒における粒子位置を制御する粒子位置の制御方
法が提供される。
【0011】本発明の請求項2の発明によれば、上記粒
子は、反磁性体粒子または常磁性体粒子または強磁性体
粒子である粒子位置の制御方法が提供される。
【0012】本発明の請求項3の発明によれば、上記磁
場は、磁束密度が0.5〜20Tである粒子位置の制御
方法が提供される。
【0013】本発明の請求項4の発明によれば、上記粒
子は、1〜100nmの粒子径である粒子位置の制御方
法が提供される。
【0014】本発明の請求項5の発明によれば、上記粒
子は、硫黄を含む有機化合物により保護されたコロイド
粒子である粒子位置の制御方法が提供される。
【0015】本発明の請求項6の発明によれば、粒子を
溶媒に分散させ、粒子を分散させた溶媒を基板上に塗布
し、磁場の強度および方向により溶媒の液面に対する粒
子位置を制御して溶媒を蒸発させ、粒子を二次元に集積
させることを特徴とする粒子膜の製造方法が提供され
る。
【0016】本発明の請求項7の発明によれば、上記粒
子は、反磁性体粒子または常磁性体粒子または強磁性体
粒子である粒子膜の製造方法が提供される。
【0017】本発明の請求項8の発明によれば、上記磁
場は、磁束密度が0.5〜20Tである粒子膜の製造方
法が提供される。
【0018】本発明の請求項9の発明によれば、上記粒
子は、1〜100nmの粒子径である粒子膜の製造方法
が提供される。
【0019】本発明の請求項10の発明によれば、上記
粒子は、硫黄を含む有機化合物により保護されたコロイ
ド粒子である粒子膜の製造方法が提供される。
【0020】本発明の請求項11の発明によれば、上記
硫黄を含む有機化合物は、炭素数2〜20のアルキルチ
オールである粒子膜の製造方法が提供される。
【0021】本発明の請求項12の発明によれば、上記
粒子は、Ag、Au、Cu、Pb、Zn、Sn、Bi、
Pt、Ti、Pd、Cr、Mn、Al、Fe、Co、N
iを含む群から選択される金属のコロイド粒子である粒
子膜の製造方法が提供される。
【0022】本発明の請求項13の発明によれば、粒子
を溶媒に分散させ、粒子を分散させた溶媒を基板上に塗
布し、磁場の強度および方向により溶媒の液面に対する
粒子位置を制御して溶媒を蒸発させ、粒子を二次元に集
積させた粒子膜が提供される。
【0023】本発明の請求項14の発明によれば、上記
粒子は、反磁性体粒子または常磁性体粒子または強磁性
体粒子である、粒子膜が提供される。
【0024】本発明の請求項15の発明によれば、上記
粒子膜の膜厚は、1〜100nmである粒子膜が提供さ
れる。
【0025】本発明の請求項16の発明によれば、上記
粒子は、硫黄を含む有機化合物により保護されたコロイ
ド粒子である粒子膜が提供される。
【0026】本発明の請求項17の発明によれば、上記
硫黄を含む有機化合物は、炭素数2〜20のアルキルチ
オールである粒子膜が提供される。
【0027】本発明の請求項18の発明によれば、上記
粒子は、Ag、Au、Cu、Pb、Zn、Sn、Bi、
Pt、Ti、Pd、Cr、Mn、Al、Fe、Co、N
iを含む群から選択される金属のコロイド粒子である粒
子膜が提供される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明するが、
本発明は後述する実施の形態に限定されるわけではな
い。本発明の磁場により溶媒における粒子位置を制御す
る方法について図2および図3を用いて説明する。
【0029】図2は、本発明の粒子位置の制御方法に用
いる装置の構成および磁場により位置制御される粒子6
a、6bを示した図である。本発明においては、磁場を
発生させるためにいかなる磁場発生手段でも用いること
ができる。このような磁場発生手段としては、電磁石、
超電導磁石、永久磁石などいかなるものでも用いること
ができる。また、本発明の実施の形態では、磁場発生手
段として超電導磁石7を用いるものとして説明する。
【0030】図2に示すように中心にボア8をもつ円筒
形の超電導磁石7の内部には、磁場中心9が形成されて
いる。ここで磁場中心9とは、磁場勾配dBz/dzが
0となる位置のことをいう。Bzは磁束密度を示し、z
は磁場中心9を0として図2中のzで示される方向への
距離を示す。また、超電導磁石7のボア8内には、粒子
6a、6bを分散させた図示しない溶媒を収容した容器
が配置されていて、溶媒中に分散された粒子6a、6b
に対して磁場が加えられるようになされている。図2に
は、磁場中心9より上側に粒子6aが、下側に粒子6b
が示され、さらに粒子6a、6bに作用する磁場により
加えられる力の向きが示されている。
【0031】粒子6a、6bが反磁性体粒子である場合
には、磁場を図2中のz方向に加えると、超電導磁石7
の磁場中心9よりも上側に存在する粒子6aには、z方
向に磁束密度Bzが減少するような磁場が加えられる。
また、磁場中心9よりも下側に存在する粒子6bには、
z方向に磁束密度Bzが増加するような磁場が加えられ
る。反磁性体は、外部磁場に対して反対向きに磁化され
るので、磁場が減少する方向への力を受けるようにな
る。このような反磁性体としては、Ag、Au、Cu、
Pb、Zn、Sn、Biなどを挙げることができ、本発
明においては、これら金属から形成される粒子を用いる
ことができる。
【0032】また、本発明においては、常磁性または強
磁性の材料から形成される粒子を用いることもできる。
常磁性体または強磁性体は、磁場と同一方向に磁化され
る材料であり、この材料としては、Pt、Ti、Pd、
Cr、Mn、Al、Fe、Co、Niなどを挙げること
ができる。本発明において、粒子6a、6bとして常磁
性体または強磁性体を用いる場合には、図2に示したz
方向に磁場が形成された場合には、粒子6a、6bに対
して破線で示した向きに力が加えられることとなる。
【0033】本発明において用いることができる上述し
た金属粒子、セラミック粒子、ポリマー粒子は、気相
法、沈降法、溶媒蒸発法、ゾル−ゲル法、有機金属から
の分解法、抵抗加熱法、プラズマ加熱法、溶融プール蒸
発法、粉末蒸発法、活性プラズマアーク蒸発法、高周波
誘導加熱法、電子ビーム加熱法、レーザビーム加熱法、
スパッタリング法などにより製造することができる。こ
のような超微粒子または粒子の製造方法としては、例え
ば、化学総説、「超微粒子−化学と応用」、No.4
8、1985年、学会出版センターおよび「湿式プロセ
スハンドブック」、1996年、3月初版発行、財団法
人新世代研究所編、日刊工業新聞社発行に記載されてい
る方法を挙げることができる。また、本発明においては
粒子3は、溶液中で製造されたものをそのまま分散溶液
として用いることもできるし、粒子3を別途後述する溶
媒中に分散させたものを分散溶液として用いることもで
きる。本発明において用いる粒子3は、分散液としてい
かなる濃度で存在していても良い。
【0034】超電導磁石7の内部に配置された粒子3に
は、反磁性、常磁性および強磁性といった磁気的特性に
応じて以下で示される力Fが加えられる。
【0035】
【数1】
【0036】式(1)中、Fはz方向に作用する磁場の
力であり、Cは粒子3を形成する材料の磁気モーメント
を含む係数、Bzはz方向の磁束密度、dBz/dzは
磁場勾配を示す。Cは反磁性体粒子の場合には負、常磁
性および強磁性体粒子の場合には正となる係数である。
上述したように、反磁性体粒子を用いる本発明の実施の
形態においては、磁場中心9を境としてz方向に上側に
おいて磁場勾配dBz/dzが負、かつCも負となるた
め、z方向への力Fが発生する。一方、磁場中心9より
もz方向に下側ではCが負、磁場勾配dBz/dzが正
となるため、z方向とは反対向きの力Fが加えられるこ
とになる。
【0037】図3には、図2に示した超電導磁石7のボ
ア8内の磁場中心9の上下に、反磁性体粒子から形成し
た粒子6a、6bを分散させた溶媒10a、10bを基
板11a、11bに塗布したものを配置し、磁場をz方
向に加えた場合の溶媒10a、10bの液面に対する粒
子6a、6bの位置を示す。図3(a)は、基板11a
を図2に示す磁場中心9より上側に配置した場合の、粒
子6aの液面に対する位置を示した図である。図3
(a)に示すように、上向きに力Fが作用することによ
って、粒子6aは磁気アルキメデス浮上による効果で、
溶媒10aの液面に浮かぶように、上向きに見かけの浮
力を受ける。
【0038】また、粒子6aに対して上向きの力Fが加
えられることにより粒子6a、6a’の間の相対距離が
減少するため、粒子6a、6a’に加えられる横毛管力
は大きくなり、粒子6aと6a’とは互いに引き寄せら
れる。この横毛管力は、溶媒10aの蒸発速度にも依存
するため、溶媒10aの蒸発速度を制御することによっ
て制御できることが見出された。本発明においては、磁
場による力Fによって粒子6aに見かけの浮力を与え、
横毛管力で集積させることにより、粒子6aをより密に
集積させることができることが見出された。
【0039】図3(b)は、基板11bを図2に示す磁
場中心9より下側に配置した場合の、粒子6bの液面に
対する位置を示した図である。図3(b)に示す下向き
の力Fが作用することによって、粒子6bは基板11b
に押しつけられるように、下向きの力Fが加えられる。
また、粒子6bは、横毛管力を受けて粒子6bと6b’
とが互いに引き寄せられるが、磁場により加えられる力
Fにより粒子6bは基板11bに押しつけられて、粒子
6bと6b’との相対的間隔が粗となり、横毛管力が小
さくなって粒子6b、6b’は粗に集積される。従っ
て、基板11a、11bを配置する位置を変えることに
より、磁場の強度および方向を変えることができ、かつ
粒子6a、6bの集積密度を制御することが可能とな
る。
【0040】また、粒子6a、6bを常磁性体粒子また
は強磁性体粒子とすると、磁場中心9より上側では、粒
子6aに下向きの力Fが作用することによって、図3
(b)に示すように基板11aに押しつけられるよう
に、下向きの力Fが加えられることになる。また、粒子
6bは磁場中心より下側では、上向きの力Fが作用する
ことによって、図3(a)に示すように溶媒10bの液
面に浮かぶように、見かけの浮力が加えられることとな
る。
【0041】次に、上述した本発明の磁場により溶媒の
液面に対する粒子位置を制御する方法を用いて、粒子膜
を製造する方法について説明する。図4に、本発明の粒
子膜を製造するための装置断面図を示す。粒子3を分散
させた溶媒2は、基板1に滴下、スピンコート、ワイヤ
ーバーコート、スプレー塗布など適切な方法により塗布
することができる。図4に示した実施の形態において
は、溶媒2を塗布した基板1を容器12に収容して蓋1
3をし、この容器12は鉛直方向にボア8をもつ円筒形
の超電導磁石7のボア8内に設けられた台14の上に配
置される。本発明において、溶媒2の蒸発速度を調節す
るためには、容器12に温度調節装置を設けて容器12
内の温度を制御することもできるし、また図4に示す装
置全体を加熱装置に入れるなどして温度を制御すること
もできる。また、容器12に圧力調節装置を設けて容器
12内の圧力を調節することで、溶媒2の蒸発速度を制
御することもできるし、図4に示す装置全体を減圧装置
に入れるなどして圧力を制御しても良い。
【0042】また、本発明における基板1としては、粒
子3を二次元に集積した粒子膜を製造するため、平滑な
平板を用いるのが好ましい。しかしながら、本発明に用
いる基板1は、適切に溶媒2を保持できるものであれ
ば、球面、円筒面、双曲面など、またはこれら以外のさ
らに複雑な、いかなる曲面を有するものでも用いること
ができる。さらに、本発明に用いる基板1には、有機物
あるいは無機物でコーティングしたものを用いても良
い。
【0043】本発明の図4に示した実施の形態におい
て、本発明に用いる容器12としては、基板1を収容で
き、かつ超電導磁石7のボア8内に配置できるものであ
ればいかなる形状のものでも用いることができる。ま
た、蓋13には、超電導磁石7のボア8内に配置でき、
容器12の上部から蒸発していく溶媒2の蒸気を抑制で
きるものであれば、いかなるものでも用いることができ
る。また、台14は基板1を鉛直方向の磁場に対して水
平に保てるものであれば、水平な台のほか、かごといっ
た上部から釣り下げ可能なものでも良い。さらに、本発
明に用いる容器12および蓋13には、図4に示す装置
全体を収容できるものを用いても良い。本発明に用いる
基板1、容器12、蓋13および台14には、ガラス
製、アルミニウム製、高分子樹脂製などのものを用いる
ことができる。
【0044】本発明に用いることができる粒子3として
反磁性体粒子を用いる場合には、反磁性体粒子としてA
g、Au、Cu、Pb、Zn、Sn、Mg、Biなどの
金属粒子やビニルポリマー類、ポリオレフィン類、ポリ
ジエン類、ポリアミドポリエステル類、ポリウレタン
類、付加縮合ポリマー類、開環重合ポリマー類、ポリペ
プチド類などのポリマー粒子、GeO、PbOなどの
セラミック粒子などを挙げることができる。同様に、常
磁性体粒子としては、Pt、Ti、Pd、Cr、Al、
Mnなど、強磁性体粒子としては、Fe、Co、Ni、
鉄酸化物などを挙げることができる。
【0045】本発明において粒子3を分散させる溶媒2
としては、種々の有機溶媒を用いることができ、このよ
うな有機溶媒としては、具体的には例えば、アミルベン
ゼン、イソプロピルベンゼン、エチルベンゼン、オクタ
ン、ガソリン、キシレン、ジエチルベンゼン、シクロヘ
キサン、シクロヘキシルベンゼン、シクロヘキセン、シ
クロペンタン、ジペンテン、ジメチルナフタレン、シメ
ン類、樟脳油、スチレン、石油エーテル、石油ベンジ
ン、ソルベントナフサ、デカリン、デカン、テトラリ
ン、テレピン油、灯油、ドデカン、ドデシルベンゼン、
トルエン、ナフタレン、ノナン、パインオイル、ピネ
ン、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、ペンタン、メチル
シクロヘキサン、メチルシクロペンタン、p−メンタ
ン、イグロインといった炭化水素系溶剤を挙げることが
できる。
【0046】上記有機溶媒としてはさらに、アリルクロ
イド、2−エチルヘキシルクロリド、塩化アミル、塩化
イソプロピル、塩化エチル、塩化ブチル、塩化ナフタレ
ン、塩化ヘキシル、塩化メチレン、o−クロロトルエ
ン、p−クロロトルエン、クロロベンゼン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ジクロロエチレン、
ジクロロトルエン、ジクロロブタン、ジクロロプロパ
ン、ジクロロベンゼン、ジブロモエタン、ジブロモブタ
ン、ジブロモプロパン、ジブロモベンゼン、ジブロモペ
ンタン、臭化アリル、臭化イソプロピル、臭化エチル、
臭化オクチル、臭化ブチル、臭化メチル、臭化ラウリ
ル、テトラクロロエタン、テトラクロロエチレン、テト
ラブロモエタン、テトラメチレンクロロブロミド、トリ
クロロエタン、トリクロロベンゼン、ブロモクロロエタ
ン、1−ブロモ−3−クロロプロパン、ブロモナフタレ
ン、ブロモベンゼン、ヘキサクロロエタン、ペンタメチ
レンクロロブロミド等のハロゲン化炭化水素系溶剤を用
いることが可能である。
【0047】また、上記有機溶媒としては、アミルアル
コール、アリルアルコール、イソアミルアルコール、イ
ソブチルアルコール、イソプロピルアルコール、ウンデ
カノール、エタノール、2−エチルブタノール、2−エ
チルヘキサノール、2−オクタノール、n−オクタノー
ル、グリシドール、シクロヘキサノール、3,5−ジメ
チル−1−ヘキシン−3−オール、n−デカノール、テ
トラヒドロフルフリルアルコール、α−テルピネオー
ル、ネオペンチルアルコール、ノナノール、フーゼル
油、ブタノール、フルフリルアルコール、プロパギルア
ルコール、プロパノール、ヘキサノール、ヘプタノー
ル、ベンジルアルコール、ペンタノール、メタノール、
メチルシクロヘキサノール、2−メチル−1−ブタノー
ル、3−メチル−2−ブタノール、3−メチル−1−ブ
チン−3−オール、4−メチル−2−ペンタノール、3
−メチル−1−ペンチン−3−オールといったアルコー
ル類も挙げることができる。
【0048】上記有機溶媒としては、さらにアニソー
ル、エチルイソアミルエーテル、エチル−t−ブチルエ
ーテル、エチルベンジルエーテル、エピクロロヒドリ
ン、1,2−エポキシブタン、クラウンエーテル類、ク
レジルメチルエーテル、ジイソアミルエーテル、酸化プ
ロピレン、ジイソアミルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、ジエチルアセタール、ジエチルエーテル、ジオキ
サン、ジグリシジルエーテル、1,8−シネオール、ジ
フェニルエーテル、ジブチルエーテル、ジプロピルエー
テル、ジベンジルエーテル、ジメチルエーテル、テトラ
ヒドロピラン、トリオキサン、ビス(2−クロロエチ
ル)エーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルメチルエ
ーテル、フェネトール、ブチルフェニルエーテル、フラ
ン、フルフラール、メチラール、メチル−t−ブチルエ
ーテル、2−メチルフラン、モノクロロジエチルエーテ
ルといったエーテル・アセタール系溶剤も挙げることが
できる。
【0049】上述の有機溶媒としては、アクロレイン、
アセチルアセトン、アセトフェノン、アセトアルデヒ
ド、アセトン、イソホロン、エチル−n−ブチルケト
ン、ジアセトンアルコール、ジイソブチルケトン、ジイ
ソプロピルケトン、ジエチルケトン、シクロヘキサノ
ン、ジ−n−プロピルケトン、ホロン、メシチルオキシ
ド、メチル−n−アミルケトン、エチルメチルケトン、
メチルイソブチルケトン、メチルシクロヘキサノン、メ
チル−n−ブチルケトン、メチル−n−プロピルケト
ン、メチル−n−ヘキシルケトン、メチル−n−へプチ
ルケトンといったケトン・アルデヒド系溶剤も同様に用
いることができる。
【0050】本発明に用いることができる溶媒として
は、さらにアジピン酸ジエチル、アジピン酸ジオクチ
ル、アセチルクエン酸トリエチル、アセチルクエン酸ト
リブチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸アリル、アセ
ト酢酸メチル、アビエチン酸メチル、安息香酸イソアミ
ル、安息香酸エチル、安息香酸ブチル、安息香酸プロピ
ル、安息香酸ベンジル、安息香酸メチル、イソ吉草酸イ
ソアミル、イソ吉草酸エチル、ギ酸イソアミル、ギ酸イ
ソブチル、ギ酸エチル、ギ酸ブチル、ギ酸プロピル、ギ
酸ヘキシル、ギ酸ベンジル、クエン酸トリブチル、テト
ラエトキシシラン、テトラメトキシシラン、ケイ皮酸エ
ステル、ケイ皮酸メチル、ケイ皮酸エチル、酢酸アミ
ル、酢酸アリル、酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、酢
酸イソプロピル、酢酸エチル、酢酸−2−エチルヘキシ
ル、酢酸シクロヘキシル、酢酸ブチル、酢酸プロピル、
酢酸ベンジル、酢酸メチル、酢酸メチルシクロヘキシ
ル、サリチル酸イソアミル、サリチル酸ベンジル、サリ
チル酸メチル、サリチル酸エチル、蓚酸ジアミル、蓚酸
ジエチル、蓚酸ジブチル、酒石酸ジエチル、酒石酸ジブ
チル、ステアリン酸アミル、ステアリン酸エチル、ステ
アリン酸ブチル、セパシン酸ジオクチル、セパシン酸ジ
ブチル、炭酸ジフェニル、炭酸ジメチル、乳酸イソアミ
ル、乳酸エチル、乳酸メチル、フタル酸ジエチル、フタ
ル酸ジオクチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジメチ
ル、γ−ブチロラクトン、プロピオン酸イソアミル、プ
ロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、プロピオン酸
ベンジル、プロピオン酸メチル、ホウ酸エステル類、マ
レイン酸ジオクチル、マレイン酸ジブチル、マロン酸ジ
イソプロピル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジメチル、
酪酸イソアミル、酪酸イソプロピル、酪酸エチル、酪酸
ブチル、燐酸エステル類といったエステル系溶剤も挙げ
ることができる。
【0051】上述の溶媒としては、エチレンカルボナー
ト、エチレングリコール、エチレングリコールジエチル
エーテル、エチレングリコールジアセタート、エチレン
グリコールジブチルエーテル、エチレングリコールジグ
リシジルエーテル、エチレングリコールモノアセター
ト、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレング
リコールモノイソプロピルエータル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテルアセタート、エチレングリコールモノフェニル
エーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エ
チレングリコールモノブチルエーテルアセタート、エチ
レングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチ
ルエーテルアセタート、エチレングリコールモノメトキ
シメチルエーテル、エチレンクロロヒドリン、1,3−
オクチレングリコール、グリセリン、グリセリン1,3
−ジアセタート、グリセリンジアルキルエーテル、グリ
セリン脂肪酸エステル、グリセリントリアセタート、グ
リセリントリラウラート、グリセリンモノアセタート、
2−クロロ−1,3−プロパンジオール、3−クロロ−
1,2−プロパンジオール、ジエチレングリコール、ジ
エチレングリコールエチルメチルエーテル、ポリプロピ
レングリコールといった多価アルコール及びそれらの誘
導体を挙げることができる。
【0052】さらに上述の溶媒としては、イソ吉草酸、
イソ酪酸、イタコン酸、2−エチルヘキサン酸、2−エ
チル酢酸、オレイン酸、カプリル酸、カプロン酸、吉草
酸、酢酸、乳酸、ピバリン酸、プロピオン酸、といった
カルボン酸誘導体、エチルフェノール、オクチルフェノ
ール、グアヤコール、キシレノール、p−クミルフェノ
ール、クレゾール、ドデシルフェノール、ナフトール、
ノニルフェノール、フェノール、ベンジルフェノール、
p−メトキシエチルフェノールといったフェノール類、
アセトアミド、アセトニトリル、アセトンシアノヒドリ
ン、アニリン、アリルアミン、イソキノリン、イソブチ
ルアミン、イソプロパノールアミン類、イミダゾール、
N−エチルエタノールアミン、2−エチルヘキシルアミ
ン、N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、カプロ
ラクタム、キノリン、クロロアニリン、シアノ酢酸エチ
ル、ジアミルアミン、イソブチルアミン、ジアエタノー
ルアミン、N,N−ジエチルアニリン、ジエチルベンジ
ルアミン、ジエチレントリアミン、ジオクチルアミン、
シクロヘキシルアミン、トリエチルアミン、トリアミル
アミン、トリオクチルアミン、トリエタノールアミン、
トリオクチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリプ
ロピルアミン、トルイジン、ニトロアニソール、ピコリ
ン、ピペラジン、ピラジン、ピリジン、ピロリジン、N
−フェニルモルホリン、モルホリン、ブチルアミン、ヘ
プチルアミン、ルチジンといった含窒素化合物、これら
の溶媒の他、含硫黄化合物系溶剤、フッ素系溶剤等も挙
げることができる。
【0053】さらに、上記した有機溶媒の混合溶媒を用
いることもできる。また、有機溶媒のほか、無機溶媒と
して水なども用いることができる。
【0054】図5には、粒子3に硫黄を含む有機化合物
15で保護したコロイド粒子を示す。図5では、粒子3
がAg粒子であり、粒子3は硫黄を含む有機化合物15
としてドデカンチオールでまわりを保護されている。本
発明においては、硫黄を含む有機化合物15であればい
かなるものでも用いることができる。しかしながら、本
発明においては、粒子3にAu、Agといった金属コロ
イドを用いる場合には、ドデカンチオールなど、炭素数
2〜20のアルキルチオールを用いることが好ましい。
また、本発明で用いることができる粒子3としては、粒
子径が1〜100nmの範囲のものを用いることができ
る。このような粒子3としては、上記した金属粒子、ポ
リマー粒子、セラミック粒子のほか、硫黄を含む有機化
合物で上記した金属粒子、ポリマー粒子およびセラミッ
ク粒子を保護したコロイド粒子などを混合して用いるこ
とができる。このように反磁性体粒子、常磁性体粒子を
混合した粒子混合系に対して本発明を適用することによ
り、粒子膜の構造を制御することも可能である。また、
本発明の粒子3の位置の制御方法は、反磁性体粒子、常
磁性体粒子および強磁性体粒子の分離にも適用すること
ができる。
【0055】本発明において用いることのできる粒子3
を製造する方法においては、今まで知られているいかな
る方法でも用いることができる。また、本発明に用いる
ことのできる粒子3またはコロイドの粒子径は、レーザ
ー光散乱法、電子顕微鏡法、沈降法などを用いて測定す
ることができる。
【0056】上述した粒子3またはコロイドに対して
は、溶液中における粒子3またはコロイドの安定性を向
上させるために、これまで知られているいかなる疎水性
基−親水性基を併せ持つ化合物、界面活性剤および分散
剤でも用いることができる。本発明において用いること
のできる上述した化合物、界面活性剤および分散剤とし
ては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ステアリン酸ブチル、オ
レイン酸、リノール酸、リノレン酸、エライジン酸、ス
テアリン酸オクチル、ステアリン酸アミル、ステアリン
酸イソオクチル、ミリスチン酸オクチル、ステアリン酸
ブトキシエチル、アンヒドロソルビタンモノステアレー
ト、アンヒドロソルビタンジステアレート、アンヒドロ
ソルビタントリステアレート、オレイルアルコール、ラ
ウリルアルコールがあげられる。
【0057】また、上述した化合物、界面活性剤および
分散剤としては、アルキレンオキサイド系、グリセリン
系、グリシドール系、アルキルフェノールエチレンオキ
サイド付加体、また、より具体的には日本油脂社製、N
AA−102、NAA−415、NAA−312、NA
A−160、NAA−180、NAA−174、NAA
−175、NAA−222、NAA−34、NAA−3
5、NAA−171、NAA−122、NAA−14
2、NAA−160、NAA−173K、ヒマシ硬化脂
肪酸、NAA−42,NAA−44、カチオンSA、カ
チオンMA、カチオンAB、カチオンBB、ナイミ−ン
L−201、ナイミ−ンL−202、ナイミ−ンS−2
02、ノニオンE−208、ノニオンP−208、ノニ
オンS−207、ノニオンK−204、ノニオンNS−
202、ノニオンNS−210、ノニオンHS−20
6、ノニオンL−2、ノニオンS−2、ノニオンS−
4、ノニオンO−2、ノニオンLP−20R、ノニオン
PP−40R、ノニオンSP−60R、ノニオンOP−
80R、ノニオンOP−85R、ノニオンLT−22
1、ノニオンST−221、ノニオンOT−221、モ
ノグリMB、ノニオンDS−60、アノンBF、アノン
LG、ブチルステアレ−ト、ブチルラウレート、エルカ
酸、関東化学社製、オレイン酸、竹本油脂社製、FAL
−205、FAL−123、新日本理化社製、エヌジェ
ルブLO、エヌジョルブIPM、サンソサイザーE40
30、信越化学社製、TA−3、KF−96、KF−9
6L、KF96H、KF410、KF420、KF96
5、KF54、KF50、KF56、KF907、KF
851、X−22−819、X−22−822、KF9
05、KF700、KF393、KF−857、KF−
860、KF−865、X−22−980、KF−10
1、KF−102、KF−103、X−22−371
0、X−22−3715、KF−910、KF−393
5、ライオンアーマー社製、アーマイドP、アーマイド
C、アーモスリップCP、ライオン油脂社製、デュオミ
ンTDO、日清製油社製、BA−41G、三洋化成社
製、プロファン2012E、ニューポールPE61、イ
オネットMS−400、イオネットMO−200イオネ
ットDL−200、イオネットDS−300、イオネッ
トDS−1000イオネットDO−200などの、ノニ
オン界面活性剤、環状アミン、エステルアミド、第四級
アンモニウム塩類、ヒダントイン誘導体、複素環類、ホ
スホニウムまたはスルホニウム類等のカチオン系界面活
性剤、カルボン酸、スルフォン酸、燐酸、硫酸エステル
基、燐酸エステル基などの酸性基を含むアニオン界面活
性剤、アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコ
ールの硫酸または燐酸エステル類、アルキルベタイン型
の両性界面活性剤等を挙げることができる。
【0058】本発明の粒子膜の製造方法について再度図
4を用いてさらに説明すると、粒子3に反磁性体粒子を
用いて、磁場中心9より上側に、容器12に収容された
基板1を配置する。磁場中心9で磁束密度で20Tを作
用させることのできる超電導磁石7を用いて、容器12
の位置を磁場中心9より上方へ移動させることで、容器
12内の粒子3に加えられる磁場の強度である磁束密度
を0.5〜20Tまで変えることができる。また、粒子
3に磁性体粒子または強磁性体粒子を用いる場合には、
磁場中心9より下側に容器12に収容された基板1を配
置し、容器12の位置を磁場中心9より下方へ移動させ
ることによって、容器12内の粒子3に加えられる磁束
密度を0.5〜20Tまで変えることができる。超電導
磁石7には、鉛直方向に磁場が加えることのできるもの
であれば、鉛直方向にボア8をもつもの以外の、例えば
板状、円柱状などといったものでも用いることができ
る。また、超電導磁石7以外にも本発明においては、磁
場中心9で磁束密度で20Tを作用させることができる
もの以外に、磁場中心9において0.5〜20Tの磁束
密度を作用させるものであればいかなるものでも用いる
ことができる。
【0059】本発明の粒子膜の製造方法において、1〜
100nmの粒子径の粒子膜を製造するためには、溶媒
2の蒸気圧を高くして溶媒2の蒸発速度を抑制するなど
して、制御しても良い。本発明の実施の形態において
は、図4に示すように基板1を容器12に収容して蓋1
3をし、溶媒2の蒸気圧を高くすることで溶媒2の蒸発
速度を抑制させることができる。容器12内の溶媒2
は、蓋13の隙間を通して蒸発が行われる。溶媒2がす
べて蒸発した後には粒子3のみが基板1上に残され、粒
子膜が製造される。
【0060】容器12内に、上部の開いたビーカなどの
容器を別に設けて溶媒2を満たしておくなどして、溶媒
2の蒸気圧をさらに高め、溶媒2の蒸発速度を抑制させ
ることもできる。また、容器12に密閉できるものを用
い、弁などを設けて、容器12内の溶媒2の蒸発速度を
制御させることも可能である。その他、上述したように
加熱装置を設けて温度制御させたり、減圧装置を設けて
圧力制御させることによって溶媒2の蒸発速度を制御す
ることも可能である。
【0061】図6に、本発明の粒子膜の製造方法により
製造された粒子膜の概略図を示す。図4に示す装置を用
いて磁場の強度および方向により溶媒2の液面に対する
粒子3の位置制御を行い、さらに容器12に収容するな
どして溶媒2の蒸発速度を抑制させることにより、図6
に示すように基板1に粒子3を二次元に集積させた粒子
膜を製造することができる。また、本発明は、基板1上
に粒子3が単一層を形成する粒子膜ばかりではなく、複
数の層が重畳された積層膜を形成することもできる。
【0062】
【実施例】以下本発明について、実施例を用いてより具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定される
ものではない。 (実施例1)本発明の粒子膜を図4に示す装置を用いて
製造した。超電導磁石7には、ボア8の径が150m
m、磁場中心9に10Tの磁場を加えることができる超
電導磁石(神戸製鋼(株)社製10T 150径)を用
いた。また、粒子3には、ドデカンチオールによって保
護された粒子径10nmのAg粒子を用いた。また、粒
子3を分散させる溶媒2としては、トルエンを用いた。
さらに、容器12として、蓋13の外径が120mmの
ガラス製の蓋付きシャーレを用いた。基板1には、スラ
イドガラスにコロジオン膜を貼付したものに、炭素を蒸
着させた炭素蒸着膜で、幅26mm、長さ76mm、厚
さ1mmのものを用いた。また、容器12は、水平に配
置できる台14に載せて、超電導磁石7のボア8内に配
置した。
【0063】次いで、トルエンにAg粒子が分散した液
体を、平滑な基板1に1滴滴下して円状に展開させた
後、この基板1をシャーレに収容して蓋13をした。超
電導磁石7のボア8内に台14を設置してシャーレを磁
場中心9より上側0.15mの位置に配置した。その
後、超電動磁石7に電流を通じ、磁場中心9に10Tの
磁場を鉛直上向きに発生させて粒子膜を製造した。
【0064】(実施例2)超電導磁石7のボア8の中に
台14の高さを変えて磁場中心9にシャーレを配置した
ことを除き、実施例1と同様に、磁場中心9に10Tの
磁場を鉛直上向きに発生させて粒子膜を製造した。
【0065】(実施例3)超電導磁石7のボア8の中に
台14の高さを変えて磁場中心9より下側0.15mの
位置に容器12のシャーレを配置したことを除き、実施
例1と同様に、磁場中心9には10Tの磁場を鉛直上向
きに発生させて粒子膜を製造した。
【0066】(超電導磁石のボア内の磁場勾配)図4に
示す超電導磁石7の磁場中心9に10Tの磁場を鉛直方
向の上向きに加えると、図7に示すように磁場勾配を生
じた。図7の縦軸zは、磁場中心9を0とし、磁場中心
9から鉛直方向への距離を示し、図7の下部に示す横軸
Bzは、磁場の強度である磁束密度を示す。また、図7
の上部に示す横軸BzdBz/dzは、磁場により加え
られる力のうちの磁場に起因する値で、磁場と磁場勾配
との積の値を示す。図7中の実線は、鉛直方向への距離
zと、磁束密度Bzとの関係を示す。また、破線は、鉛
直方向への距離zと、磁場勾配との積BzdBz/dz
との関係を示す。図7に示す磁場では、磁場中心9では
磁場勾配が0となり、磁場中心9から上下に0.15m
の位置に変極点を生じ、本発明において説明する実施例
では、ドデカンチオールに保護されたAg粒子は、反磁
性体粒子であるために、実施例1の磁場中心9より上
側、図7では0.15mの位置において磁場と磁場勾配
との積が最小値−300T/mであり、磁場により加
えられる力が上向き(浮力として作用する方向)に最大
であった。実施例3の磁場中心9の下側、図7では−
0.15mの位置において磁場と磁場勾配との積が最大
値300T/mであり、磁場により加えられる力が下
向き(重力の方向)に最大であった。なお、磁場により
加えられる力の正・負は、本発明においては重力の方向
を正、浮力として作用する方向、すなわち重力とは反対
方向を負として定義するものである。また、実施例2の
磁場中心9においては、磁場により加えられる力が0で
あった。
【0067】(粒子膜の磁場効果)図8(a)、
(b)、(c)は、実施例1、2、3で製造された粒子
膜を透過型電子顕微鏡(日立製作所(株)製 HITA
CHI H−7500)で観測した図である。図8
(a)に示すように、磁場により加えられる力が最大と
なる位置に基板1を収容した容器12を配置することに
よって、Ag粒子が密に集積した粒子膜が製造されるこ
とが見出された。また、図8(a)、図8(b)、図8
(c)の順に粒子3に浮力を与えるように磁場により加
えられる力が低下するに従い、Ag粒子が粗に集積して
粒子膜が製造されることが見出された。従って、本発明
の粒子位置の制御方法を用いた粒子膜の製造方法を用い
ることで、粒子を集積させる横毛管力を有効に利用し
て、粒子の配列規則性を著しく向上させることが見出さ
れた。
【0068】
【発明の効果】上述したように本発明は、粒子を分散さ
せた溶媒に磁場を加え、磁場の強度および方向により溶
媒の液面に対する粒子位置を制御する粒子位置の制御方
法が提供できるとともに、粒子を分散させた溶媒を基板
上に塗布し、磁場の強度および方向により溶媒の液面に
対する粒子位置を制御する粒子位置の制御方法を用いて
溶媒を蒸発させ、粒子を二次元に集積させることを特徴
とする粒子膜の製造方法が提供できる。
【0069】従って、本発明の粒子位置の制御方法およ
びその制御方法を用いた粒子膜の製造方法を用いること
で、粒子を集積させる横毛管力を有効に利用して粒子の
配列規則性を著しく向上させることが可能となり、マイ
クロメータ域以下の、ナノメータ域といった粒子径をも
つ粒子を二次元に集積させて粒子膜を製造することが可
能となる。
【0070】また、本発明により製造された粒子膜は、
単電子デバイス、光デバイス、触媒、磁気記録媒体、電
極あるいはセンサーのほか、磁気的、電気的および光学
的に用いられるものにはいかなるものにも利用が可能で
あり、本発明は、電気、電子、半導体、触媒、分析、分
離、化学、記憶、記録の各分野に対して有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 移流集積法による粒子膜の製造段階を示した
図。
【図2】 超電導磁石のボア内で粒子に作用する磁場の
力の方向を示した図。
【図3】 本発明の磁場による力の方向による溶媒の液
面に対する粒子の位置を示した図。
【図4】 本発明の粒子膜を製造するための装置断面
図。
【図5】 本発明に用いる硫黄を含む有機化合物で保護
したコロイド粒子を示した図。
【図6】 本発明の粒子膜の製造方法により製造された
粒子膜を示した図。
【図7】 本発明の実施例で用いた超電導磁石の磁場勾
配を示した図。
【図8】 本発明の実施例1、2、3で製造された粒子
膜を示した図。
【符号の説明】
1…基板 2…溶媒 3…粒子 4…界面 5…気体 6a、6a’、6b、6b’…粒子 7…超電導磁石 8…ボア 9…磁場中心 10a、10b…溶媒 11a、11b…基板 12…容器 13…蓋 14…台 15…硫黄を含む有機化合物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01F 41/16 H01F 41/16 // B22F 1/02 B22F 1/02 C

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子を分散させた溶媒に磁場を加え、前
    記磁場の強度および方向を変えることにより前記溶媒
    液面に対する粒子位置を制御する、粒子位置の制御方
    法。
  2. 【請求項2】 前記粒子は、反磁性体粒子または常磁性
    体粒子または強磁性体粒子である、請求項1に記載の粒
    子位置の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記磁場は、磁束密度が0.5〜20T
    である、請求項1または2に記載の粒子位置の制御方
    法。
  4. 【請求項4】 前記粒子は、1〜100nmの粒子径で
    ある、請求項1〜3のいずれか1項に記載の粒子位置の
    制御方法。
  5. 【請求項5】 前記粒子は、硫黄を含む有機化合物によ
    り保護されたコロイド粒子である、請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の粒子位置の制御方法。
  6. 【請求項6】 粒子を溶媒に分散させ、前記粒子を分散
    させた溶媒を基板上に塗布し、磁場の強度および方向
    変えることにより前記溶媒の液面に対する粒子位置を制
    するとともに前記溶媒の蒸発速度を制御して該溶媒
    蒸発させ、前記粒子を二次元に集積させることを特徴と
    する、粒子膜の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記粒子は、反磁性体粒子または常磁性
    体粒子または強磁性体粒子である、請求項6に記載の粒
    子膜の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記磁場は、磁束密度が0.5〜20T
    である、請求項6または7に記載の粒子膜の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記粒子は、1〜100nmの粒子径で
    ある、請求項6〜8のいずれか1項に記載の粒子膜の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 前記粒子は、硫黄を含む有機化合物に
    より保護されたコロイド粒子である、請求項6〜9のい
    ずれか1項に記載の粒子膜の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記硫黄を含む有機化合物は、炭素数
    2〜20のアルキルチオールである、請求項10に記載
    の粒子膜の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記粒子は、Ag、Au、Cu、P
    b、Zn、Sn、Bi、Pt、Ti、Pd、Cr、M
    n、Al、Fe、Co、Niを含む群から選択される金
    属のコロイド粒子である、請求項6〜9のいずれか1項
    に記載の粒子膜の製造方法。
  13. 【請求項13】 粒子を溶媒に分散させ、前記粒子を分
    散させた溶媒を基板上に塗布し、磁場の強度および方向
    を変えることにより前記溶媒の液面に対する粒子位置を
    制御するとともに前記溶媒の蒸発速度を制御して該溶媒
    を蒸発させ、前記粒子を二次元に集積させた、粒子膜。
  14. 【請求項14】 前記粒子は、反磁性体粒子または常磁
    性体粒子または強磁性体粒子である、請求項13に記載
    の粒子膜。
  15. 【請求項15】 前記粒子膜の膜厚は、1〜100nm
    である、請求項13または14に記載の粒子膜。
  16. 【請求項16】 前記粒子は、硫黄を含む有機化合物に
    より保護されたコロイド粒子である、請求項13〜15
    のいずれか1項に記載の粒子膜。
  17. 【請求項17】 前記硫黄を含む有機化合物は、炭素数
    2〜20のアルキルチオールである、請求項16に記載
    の粒子膜。
  18. 【請求項18】 前記粒子は、Ag、Au、Cu、P
    b、Zn、Sn、Bi、Pt、Ti、Pd、Cr、M
    n、Al、Fe、Co、Niを含む群から選択される金
    属のコロイド粒子である、請求項13〜15のいずれか
    1項に記載の粒子膜。
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