JP3416396B2 - 航空機エンジンテスト運転用設備のモニタ制御装置 - Google Patents
航空機エンジンテスト運転用設備のモニタ制御装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機エンジンテ
スト運転用設備のモニタ制御装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】図８に、従来の技術のブロック図を示
す。従来から、複数の航空機エンジンテスト用設備２４
を個々にモニタ、制御あるいは一部を遠隔操作できる機
器２１はあるが、オペレータが設備状態全貌を一見して
モニタし、判断し、制御できるものはなかった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術には、次の
ような問題（課題）があった。 （課題１）オペレータが、エンジンテスト運転用設備の
作動状況と、作動状態を、一見して、正確に把握できな
い。 【０００４】（課題２）そのため、オペレータが、エン
ジンテスト運転用設備のモニタ項目や、制御項目の即時
判断および操作をすることが不可能である。 （課題３）必要な情報を必要な時にのみ、モニタし、制
御できる制御項目の分類構造化もなされていない。 本発明はこれらの問題を解決することができる航空機エ
ンジンテスト運転用設備のモニタ制御装置を提供するこ
とを目的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は、航空機エンジ
ンをテスト運転する時に必要なエンジン運転用燃料、エ
ンジン始動用エアーおよびエンジンテスト運転時に監視
の必要性があるエンジン電源、シャッターのようなエン
ジンテスト運転用設備のモニタ制御装置であって、 (A) モニタ兼操作部と、制御部本体と、前記エンジンテ
スト運転用設備と前記制御部本体との間で信号をやり取
りする設備インターフェイスユニットとを備え、 (B) 前記モニタ兼操作部は、エンジンテスト運転用設備
の作動状況と、作動状態を把握する際に、装置操作の安
全性を考慮して色分類された装置項目と内容を表示する
画面を有するタッチスクリーンを備え、 (C) 前記タッチスクリーンは、エンジンテスト運転用設
備のモニタ項目と制御項目とを前記画面上で上下に二つ
に分割して表示し、 (D) 前記制御項目は、装置毎に階層構造をとり、必要な
情報を必要な時にのみモニタし、制御できる分類構造を
形成し、 (E)前記タッチスクリーンの表示により、前記エンジン
テスト運転用設備を１ヶ所で集中してモニタし、制御す
ることを特徴としている。すなわち、本発明に係るモニ
タ制御装置は、 （課題１）を解決するために、エンジンテスト運転用設
備からの入出力信号をもとに装置項目と内容をモニタ
し、制御する際、一見してエンジンテスト運転用設備の
状態を判別できる色分類を行ない、 （課題２）を解決するために、ソフトウェア作成時、エ
ンジンテスト運転用設備のモニタ項目と制御項目を一つ
のウィンドウではなく、別々のウィンドウとして設定
し、 （課題３）を解決するために、ソフトウェア作成時、第
１画面と詳細画面とに関連付けを持たせ、第１画面から
詳細画面への切換スイッチ、および詳細画面から第１画
面への切換スイッチを各画面上に設定するものである。 【０００６】従って、つぎのように作用する。 （１）エンジンテスト運転用設備の作動状況や、作動状
態の把握を色識別を主体としているため、非常時の対応
を即座に、かつ、正確に行うことができる。 （２）モニタ項目、制御項目を上下に分割しているの
で、モニタ項目を覆い隠すことなく制御項目を必要に応
じて切り換えて表示することができる。このため、機器
操作を習熟していないオペレータも、操作の扱いにおい
て即座に対応することができる。 （３）エンジンテスト運転用設備の制御を行う際、機器
毎に階層構造をとっているので、必要時、必要な情報の
みモニタおよび制御することができる。 （４）スクリーンの半分を占めるモニタ項目は、エンジ
ンテスト運転用設備の状態を総括しているので、エンジ
ンテスト運転用設備の全体を総括して把握することがで
きる。 【０００７】そして、必要時、エンジンテスト運転用設
備の詳細情報を制御項目によりモニタし、操作を行うこ
とができる。 （５）エンジンテスト運転用設備の作動状況や、作動状
態をモニタ兼操作部の画面に一括集約して表示できるた
め、省スペース化が図れ、また、操作も一人で行うこと
ができる。 【０００８】 【発明の実施の形態】 （第１の実施の形態）本発明の第１の実施の形態を図１
〜図７に示す。図１は、本発明の第１の実施の形態に係
るモニタ制御装置のブロック図。 【０００９】図２は、本発明の第１の実施の形態に係る
装置のモニタ項目（上方）と、制御項目（下方）の２分
割画面を示す図。図３は、本発明の第１の実施の形態に
係る色分類設定された装置項目と、内容の画面例を示す
図（その１）であり、航空機エンジンテスト運転用設備
モニタ制御のスクリーン第１画面例を示す。 【００１０】図４は、本発明の第１の実施の形態に係る
色分類設定された装置項目と、内容の画面例を示す図
（その２）であり、フュエル・システム（燃料システ
ム）の詳細画面例を示す。 【００１１】図５は、本発明の第１の実施の形態に係る
装置の表示切換例を示す図。図６は、本発明の第１の実
施の形態に係る装置の階層構造表示の説明図。図７は、
本発明の第１の実施の形態に係る本装置組込後のモニタ
兼操作部の外観図である。 【００１２】なお、図２〜図７、表１〜２の中の用語
に、英語による用語が多く使用されているのは、航空機
の分野では、メーカーも、ユーザも、日常、英語による
用語を、直接使用しており、日本語に翻訳して使用する
ことが少ないからである。 【００１３】それらの英語による用語の日本語の意味
は、図２〜図７、表１および表２の説明のなかで示すこ
とにする。本発明の第１の実施の形態は、航空機エンジ
ンをテスト運転するときに必要となるエンジン運転用燃
料、エンジン始動用エアーおよびエンジンテスト運転時
に監視の必要性があるエンジン電源、シャッターのよう
なエンジンテスト運転設備のモニタ制御装置において、
図１に示すように、タッチスクリーン５を有するモニタ
兼操作部１と、制御部本体２と、エンジンテスト運転用
設備４と前記制御部本体２との間で信号をやり取りする
設備インターフェイスユニット３と、を具備している。 【００１４】タッチスクリーン５を有するモニタ兼操作
部１では、エンジンテスト運転用設備４の状態表示と、
制御を集中管理できる。制御部本体２では、オペレータ
の操作信号を処理し、設備インターフェイスユニット３
に信号を伝えたり、エンジンテスト運転用設備４からの
信号を設備インターフェイスユニット３を経由して取り
込み、信号を処理し、オペレータに伝える。 【００１５】設備インターフェイスユニット３では、制
御部本体２からの信号をエンジンテスト運転用設備４
へ、電圧、電流変換し出力を行う。また、エンジンテス
ト運転用設備４の電圧、電流入力を機器入力として取り
込む。 【００１６】そして、図２〜図４に示すように、 （１）装置操作の安全性を考慮して、表１〜表２（１
例）のように色分類された装置項目と、内容を用いてエ
ンジン運転を行うことにより、オペレータが一見してエ
ンジンテスト運転用設備４の作動状況と、作動状態をタ
ッチスクリーン５の画面５ａ上で把握できる様にする。 （２）タッチスクリーン５の画面５ａ上において、エン
ジンテスト運転用設備４のモニタ項目６と制御項目７を
上下に二つに分割し、即時判断および操作を可能にす
る。 【００１７】すなわち、モニタ項目６が画面５ａの上方
に、制御項目７が画面５ａの下方に位置するように分類
分割し、即時判断および操作を可能にする。 （３）制御項目７は、装置毎に階層構造をとり、必要な
情報を必要な時にのみモニタおよび制御できる分類構造
とする。 【００１８】つまり、装置の制御に必要とされる詳細情
報は、装置の設定情報より下層に定義する。 表１ 装置作動状態別の装置状態表示色 Ｎｏ． 装置作動状態 装置状態表示色 １ ＴＩＴＬＥ（タイトル） 白色 ２ ＮＯＲＭＡＬ（ノーマル） 緑色 ３ ＡＬＥＲＴ（アラート） 黄色 ４ ＥＭＥＲＧＥＮＣＹ（エマジェンシ−） 赤色 ５ ０ＦＦ（オフ） 緑色 ６ ０Ｎ（ＡＣＴＩＯＮ）（オン） オレンジ色 ７ ＣＯＮＦＩＧＵＲＥ（コンフィギャー） 白色 ８ ＢＡＣＫ ＣＯＬＯＲ（バックカラー） 黒色 表２ 装置作動状態別の装置状態表示色 Ｎｏ． 装置作動状態 装置状態表示色 色の略記号 １ ＴＩＴＬＥ（タイトル） 白色 Ｗ ２ ＮＯＲＭＡＬ（ノーマル） 緑色 Ｇ ３ ＡＬＥＲＴ（アラート） 黄色 Ｙ ４ ＥＭＥＲＧＥＮＣＹ（エマジェンシ−） 赤色 Ｒ ５ ０ＦＦ（オフ） 緑色 Ｇ ６ ０Ｎ（ＡＣＴＩＯＮ）（オン） オレンジ色 ０ ７ ＣＯＮＦＩＧＵＲＥ（コンフィギャー） 白色 Ｗ ８ ＢＡＣＫ ＣＯＬＯＲ（バックカラー） 黒色 Ｂ 表１〜表２において、ＴＩＴＬＥ（タイトル）とは、設
備モニタ制御システムを総称する題名（FACILITY CONTR
OL）、設備のモニタ項目を総称する題名（FACILITY STA
TUS ALERT ）、設備の制御項目を総称する題名（FACILI
TY CONTROL FUNCTION ）、設備の制御項目の詳細画面の
装置等の名称をいう。 【００１９】ＮＯＲＭＡＬ（ノーマル）とは、装置が正
常の状態であるこという。ＡＬＥＲＴ（アラート）と
は、装置が注意すべき状態であることをいい、（１）
「ＦＡＣＩＬＩＴＹ ＳＴＡＴＵＳ ＡＬＥＲＴ」で、
装置の注意警報を表示し、（２）「ＦＡＣＩＬＩＴＹ
ＣＯＮＴＲＯＬ ＦＵＮＣＴＩＯＮ」で、装置の詳細画
面にてＡＬＥＲＴ項目を表示する。 【００２０】現在進行中のエンジンテストは、基本的に
は続行可能だが試験終了後、装置の点検を行う必要があ
ることを表示する。ただし、オペレータが試験停止の必
要性があると判断した場合は、即座に試験を停止する。 【００２１】ＥＭＥＲＧＥＮＣＹ（エマジェンシ−）と
は、装置が機能、性能上、正常の作動を保証できない状
態にあることをいい、（１）画面上方の「ＦＡＣＩＬＩ
ＴＹ ＳＴＡＴＵＳ ＡＬＥＲＴ」で、装置の非常状態
の警報表示を行い、（２）エンジンテストを即座に停止
するよう通告し、オペレータが状況判断して、停止操作
を即座に行うように促す。 【００２２】０ＦＦ（オフ）とは、機器が作動を停止す
ること、あるいは停止していることを示す。０Ｎ（ＡＣ
ＴＩＯＮ）（オン）とは、機器が作動を始めること、あ
るいは作動していることを示す。 【００２３】ＣＯＮＦＩＧＵＲＥ（コンフィギャー）と
は、装置内機器の作動モニタを、制御の設定ウィンドウ
（詳細画面）に切替えを行うことを示す。 【００２４】ＢＡＣＫ ＣＯＬＯＲ（バックカラー）と
は、タイトル、装置状態表示、操作スイッチのバック
（後ろ）の色設定を言う。ＦＡＣＩＬＩＴＹ ＳＴＡＴ
ＵＳ ＡＬＥＲＴとは、各装置、各機器の状態表示を、
各装置、各機器毎に設定された色で、各装置、各機器の
状態に応じて表示を可能にしたウィンドウを示す。 【００２５】ＦＡＣＩＬＩＴＹ ＣＯＮＴＲＯＬ ＦＵ
ＮＣＴＩＯＮとは、各装置の制御を行うためのウィンド
ウであり、第１画面が主に各装置の選択用ウィンドウ、
そして、詳細画面が、選択された装置の制御用ウィンド
ウを示す。 【００２６】なお、詳細画面には、制御に必要となる機
器の状態モニタ用表示部も含んでいる。ＲＥＴＵＲＮ
ＴＯ ＭＡＩＮ ＭＥＮＵとは、下方のウィンドウを、
該当する装置の詳細画面から、各装置を選択できる第１
画面に切り換えるためのスイッチを示す。 【００２７】図２〜図７、表１および表２の中の用語の
日本語の意味を以下に示す。 FACILITY CONTROL ：設備制御 FACILITY STATUS ALERT ：設備状態警報 FACILITY CONTROL FUNCTION ：設備制御機能 NORMAL ：正常 ALERT ：警告 EMERGENCY ：異常REMOTE ：遠隔操作 LOCAL ：機側操作 CLOSED ：閉 NOT CLOSED ：非閉 OPEN ：開 NO OPEN ：非開WORK LIFTER DOWN ：着座WORK LIFTER NOT DOWN ：非着座 READY ：準備完了 NOT READY ：非準備完了FUEL PRESSURE UP ：燃料供給圧力上昇設定FUEL PRESSURE DOWN ：燃料供給圧力下降設定 LOW ：低 HIGH ：高 CLOG ：フィルタ目詰まり UPS ：無停電電源装置 FUEL SYSTEM ：燃料供給装置 AIR SYSTEM ：空気供給装置 HYDRO SYSTEM ：ハイドロ負荷装置 PRES OIL SYSTEM ：保存オイル供給装置 WATER WASH SYSTEM ：水洗い装置 WORK LIFTER ：作業用昇降装置 115V/400HZ POWER ：115V/400HZ電源 26V/400HZ POWER ：26V/400HZ電源 AIR BLEED VALVE ：エアー注入燃料抜き弁 28VDC POWER ：28VDC電源 INLET SHUTTER ：吸気シャッタ EXHAUST SHUTTER ：排気シャッタ MAIN DOOR ：大扉 DOOR ：扉 THRUST STAND ：エンジン架台SHUTTER PUSH TO CONFIGURE： スイッチを押すとシャッタ設定ウィンドウへ切換 【００２８】 IST AND 2ND FUEL VALVE CLOSED PUSH TO OPEN ： 燃料供給弁第１、第２が閉、スイッチを押すと開。 AIR ARM VALVE CLOSED PUSH TO OPEN ： 空気供給アーミング弁が閉、スイッチを押すと開。 【００２９】 HYODRO VALVE CLOSED PUSH TO OPEN ： ハイドロオイル供給弁が閉、スイッチを押すと開。 D00RS PUSH TO STATUS C' K ： スイッチを押すとドア状態をチェックウィンドウヘ切換。 【００３０】 THRUST CALIBRATION PUSH TO CONFIGURE： スイッチを押すと推力校正設定ウィンドウヘ切換。 AUTO SET UP ：燃料供給圧力自動設定値。 【００３１】 DELIV PRESSURE ：燃料供給圧力。 TANK LEVEL ：燃料タンク内燃料量。 SURGE TANK LEVEL ：サージタンク内燃料量。 【００３２】 FILTER ：フィルタ PUMP OFF PUSH TO ON ：ポンブがオフ、スイッチを押すとオン。 N2 PRESSURE ：Ｎ２圧力 FUEL TANK LEVEL ：燃料タンク内燃料量。 【００３３】 IST FUEL VALVE CLOSED PUSH TO OPEN： 燃料供給弁第１が閉、スイッチを押すと開。 RETURN TO MAIN ：スイッチを押すと第１画面へウインドウ切換。 【００３４】 CCTV ：閉回路テレビ 次に、表示切換例を図５に示し、図６に第１の実施の形
態に係る装置の階層構造表示の説明を示す。 【００３５】図２〜図３の画面下方の「ＦＡＣＩＬＩＴ
Ｙ ＣＯＮＴＲＯＬ ＦＵＮＣＴＩＯＮ」の第１画面
で、ＦＡＣＩＬＩＴＹ（装置）の１つが、オペレータに
より選択されたとき、当該する装置の詳細画面に変わ
る。 【００３６】ただし、画面上方の「ＦＡＣＩＬＩＴＹ
ＳＴＡＴＵＳ ＡＬＥＲＴ」は同一画面を表示し続け
る。 【００３７】次に、当該する装置の詳細画面において、
図４の右下の「ＲＥＴＵＲＮ ＴＯ ＭＡＩＮ ＭＥＮ
Ｕ」を押すことにより、元の画面に戻る。 【００３８】 【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 （１）エンジンテスト運転用設備の作動状況、作動状態
を色で判断できるため、文字を読むことなく即座に判断
でき、機器操作へのオペレータアクションを即座に行
え、エンジンを破損する危険性を大幅に減少することが
できる。 （２）画面上のモニタ項目を覆い隠すことなく制御項目
を必要に応じて切り換えて表示できるので、オペレータ
が操作を覚えることが容易となる。そのため、オペレー
ト習熟時間を短縮でき、かつ誤操作を防止することがで
きる。 （３）設備制御が階層的になっているため、安全で無駄
を省いた操作を行うことができる。
スト運転用設備のモニタ制御装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】図８に、従来の技術のブロック図を示
す。従来から、複数の航空機エンジンテスト用設備２４
を個々にモニタ、制御あるいは一部を遠隔操作できる機
器２１はあるが、オペレータが設備状態全貌を一見して
モニタし、判断し、制御できるものはなかった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術には、次の
ような問題（課題）があった。 （課題１）オペレータが、エンジンテスト運転用設備の
作動状況と、作動状態を、一見して、正確に把握できな
い。 【０００４】（課題２）そのため、オペレータが、エン
ジンテスト運転用設備のモニタ項目や、制御項目の即時
判断および操作をすることが不可能である。 （課題３）必要な情報を必要な時にのみ、モニタし、制
御できる制御項目の分類構造化もなされていない。 本発明はこれらの問題を解決することができる航空機エ
ンジンテスト運転用設備のモニタ制御装置を提供するこ
とを目的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は、航空機エンジ
ンをテスト運転する時に必要なエンジン運転用燃料、エ
ンジン始動用エアーおよびエンジンテスト運転時に監視
の必要性があるエンジン電源、シャッターのようなエン
ジンテスト運転用設備のモニタ制御装置であって、 (A) モニタ兼操作部と、制御部本体と、前記エンジンテ
スト運転用設備と前記制御部本体との間で信号をやり取
りする設備インターフェイスユニットとを備え、 (B) 前記モニタ兼操作部は、エンジンテスト運転用設備
の作動状況と、作動状態を把握する際に、装置操作の安
全性を考慮して色分類された装置項目と内容を表示する
画面を有するタッチスクリーンを備え、 (C) 前記タッチスクリーンは、エンジンテスト運転用設
備のモニタ項目と制御項目とを前記画面上で上下に二つ
に分割して表示し、 (D) 前記制御項目は、装置毎に階層構造をとり、必要な
情報を必要な時にのみモニタし、制御できる分類構造を
形成し、 (E)前記タッチスクリーンの表示により、前記エンジン
テスト運転用設備を１ヶ所で集中してモニタし、制御す
ることを特徴としている。すなわち、本発明に係るモニ
タ制御装置は、 （課題１）を解決するために、エンジンテスト運転用設
備からの入出力信号をもとに装置項目と内容をモニタ
し、制御する際、一見してエンジンテスト運転用設備の
状態を判別できる色分類を行ない、 （課題２）を解決するために、ソフトウェア作成時、エ
ンジンテスト運転用設備のモニタ項目と制御項目を一つ
のウィンドウではなく、別々のウィンドウとして設定
し、 （課題３）を解決するために、ソフトウェア作成時、第
１画面と詳細画面とに関連付けを持たせ、第１画面から
詳細画面への切換スイッチ、および詳細画面から第１画
面への切換スイッチを各画面上に設定するものである。 【０００６】従って、つぎのように作用する。 （１）エンジンテスト運転用設備の作動状況や、作動状
態の把握を色識別を主体としているため、非常時の対応
を即座に、かつ、正確に行うことができる。 （２）モニタ項目、制御項目を上下に分割しているの
で、モニタ項目を覆い隠すことなく制御項目を必要に応
じて切り換えて表示することができる。このため、機器
操作を習熟していないオペレータも、操作の扱いにおい
て即座に対応することができる。 （３）エンジンテスト運転用設備の制御を行う際、機器
毎に階層構造をとっているので、必要時、必要な情報の
みモニタおよび制御することができる。 （４）スクリーンの半分を占めるモニタ項目は、エンジ
ンテスト運転用設備の状態を総括しているので、エンジ
ンテスト運転用設備の全体を総括して把握することがで
きる。 【０００７】そして、必要時、エンジンテスト運転用設
備の詳細情報を制御項目によりモニタし、操作を行うこ
とができる。 （５）エンジンテスト運転用設備の作動状況や、作動状
態をモニタ兼操作部の画面に一括集約して表示できるた
め、省スペース化が図れ、また、操作も一人で行うこと
ができる。 【０００８】 【発明の実施の形態】 （第１の実施の形態）本発明の第１の実施の形態を図１
〜図７に示す。図１は、本発明の第１の実施の形態に係
るモニタ制御装置のブロック図。 【０００９】図２は、本発明の第１の実施の形態に係る
装置のモニタ項目（上方）と、制御項目（下方）の２分
割画面を示す図。図３は、本発明の第１の実施の形態に
係る色分類設定された装置項目と、内容の画面例を示す
図（その１）であり、航空機エンジンテスト運転用設備
モニタ制御のスクリーン第１画面例を示す。 【００１０】図４は、本発明の第１の実施の形態に係る
色分類設定された装置項目と、内容の画面例を示す図
（その２）であり、フュエル・システム（燃料システ
ム）の詳細画面例を示す。 【００１１】図５は、本発明の第１の実施の形態に係る
装置の表示切換例を示す図。図６は、本発明の第１の実
施の形態に係る装置の階層構造表示の説明図。図７は、
本発明の第１の実施の形態に係る本装置組込後のモニタ
兼操作部の外観図である。 【００１２】なお、図２〜図７、表１〜２の中の用語
に、英語による用語が多く使用されているのは、航空機
の分野では、メーカーも、ユーザも、日常、英語による
用語を、直接使用しており、日本語に翻訳して使用する
ことが少ないからである。 【００１３】それらの英語による用語の日本語の意味
は、図２〜図７、表１および表２の説明のなかで示すこ
とにする。本発明の第１の実施の形態は、航空機エンジ
ンをテスト運転するときに必要となるエンジン運転用燃
料、エンジン始動用エアーおよびエンジンテスト運転時
に監視の必要性があるエンジン電源、シャッターのよう
なエンジンテスト運転設備のモニタ制御装置において、
図１に示すように、タッチスクリーン５を有するモニタ
兼操作部１と、制御部本体２と、エンジンテスト運転用
設備４と前記制御部本体２との間で信号をやり取りする
設備インターフェイスユニット３と、を具備している。 【００１４】タッチスクリーン５を有するモニタ兼操作
部１では、エンジンテスト運転用設備４の状態表示と、
制御を集中管理できる。制御部本体２では、オペレータ
の操作信号を処理し、設備インターフェイスユニット３
に信号を伝えたり、エンジンテスト運転用設備４からの
信号を設備インターフェイスユニット３を経由して取り
込み、信号を処理し、オペレータに伝える。 【００１５】設備インターフェイスユニット３では、制
御部本体２からの信号をエンジンテスト運転用設備４
へ、電圧、電流変換し出力を行う。また、エンジンテス
ト運転用設備４の電圧、電流入力を機器入力として取り
込む。 【００１６】そして、図２〜図４に示すように、 （１）装置操作の安全性を考慮して、表１〜表２（１
例）のように色分類された装置項目と、内容を用いてエ
ンジン運転を行うことにより、オペレータが一見してエ
ンジンテスト運転用設備４の作動状況と、作動状態をタ
ッチスクリーン５の画面５ａ上で把握できる様にする。 （２）タッチスクリーン５の画面５ａ上において、エン
ジンテスト運転用設備４のモニタ項目６と制御項目７を
上下に二つに分割し、即時判断および操作を可能にす
る。 【００１７】すなわち、モニタ項目６が画面５ａの上方
に、制御項目７が画面５ａの下方に位置するように分類
分割し、即時判断および操作を可能にする。 （３）制御項目７は、装置毎に階層構造をとり、必要な
情報を必要な時にのみモニタおよび制御できる分類構造
とする。 【００１８】つまり、装置の制御に必要とされる詳細情
報は、装置の設定情報より下層に定義する。 表１ 装置作動状態別の装置状態表示色 Ｎｏ． 装置作動状態 装置状態表示色 １ ＴＩＴＬＥ（タイトル） 白色 ２ ＮＯＲＭＡＬ（ノーマル） 緑色 ３ ＡＬＥＲＴ（アラート） 黄色 ４ ＥＭＥＲＧＥＮＣＹ（エマジェンシ−） 赤色 ５ ０ＦＦ（オフ） 緑色 ６ ０Ｎ（ＡＣＴＩＯＮ）（オン） オレンジ色 ７ ＣＯＮＦＩＧＵＲＥ（コンフィギャー） 白色 ８ ＢＡＣＫ ＣＯＬＯＲ（バックカラー） 黒色 表２ 装置作動状態別の装置状態表示色 Ｎｏ． 装置作動状態 装置状態表示色 色の略記号 １ ＴＩＴＬＥ（タイトル） 白色 Ｗ ２ ＮＯＲＭＡＬ（ノーマル） 緑色 Ｇ ３ ＡＬＥＲＴ（アラート） 黄色 Ｙ ４ ＥＭＥＲＧＥＮＣＹ（エマジェンシ−） 赤色 Ｒ ５ ０ＦＦ（オフ） 緑色 Ｇ ６ ０Ｎ（ＡＣＴＩＯＮ）（オン） オレンジ色 ０ ７ ＣＯＮＦＩＧＵＲＥ（コンフィギャー） 白色 Ｗ ８ ＢＡＣＫ ＣＯＬＯＲ（バックカラー） 黒色 Ｂ 表１〜表２において、ＴＩＴＬＥ（タイトル）とは、設
備モニタ制御システムを総称する題名（FACILITY CONTR
OL）、設備のモニタ項目を総称する題名（FACILITY STA
TUS ALERT ）、設備の制御項目を総称する題名（FACILI
TY CONTROL FUNCTION ）、設備の制御項目の詳細画面の
装置等の名称をいう。 【００１９】ＮＯＲＭＡＬ（ノーマル）とは、装置が正
常の状態であるこという。ＡＬＥＲＴ（アラート）と
は、装置が注意すべき状態であることをいい、（１）
「ＦＡＣＩＬＩＴＹ ＳＴＡＴＵＳ ＡＬＥＲＴ」で、
装置の注意警報を表示し、（２）「ＦＡＣＩＬＩＴＹ
ＣＯＮＴＲＯＬ ＦＵＮＣＴＩＯＮ」で、装置の詳細画
面にてＡＬＥＲＴ項目を表示する。 【００２０】現在進行中のエンジンテストは、基本的に
は続行可能だが試験終了後、装置の点検を行う必要があ
ることを表示する。ただし、オペレータが試験停止の必
要性があると判断した場合は、即座に試験を停止する。 【００２１】ＥＭＥＲＧＥＮＣＹ（エマジェンシ−）と
は、装置が機能、性能上、正常の作動を保証できない状
態にあることをいい、（１）画面上方の「ＦＡＣＩＬＩ
ＴＹ ＳＴＡＴＵＳ ＡＬＥＲＴ」で、装置の非常状態
の警報表示を行い、（２）エンジンテストを即座に停止
するよう通告し、オペレータが状況判断して、停止操作
を即座に行うように促す。 【００２２】０ＦＦ（オフ）とは、機器が作動を停止す
ること、あるいは停止していることを示す。０Ｎ（ＡＣ
ＴＩＯＮ）（オン）とは、機器が作動を始めること、あ
るいは作動していることを示す。 【００２３】ＣＯＮＦＩＧＵＲＥ（コンフィギャー）と
は、装置内機器の作動モニタを、制御の設定ウィンドウ
（詳細画面）に切替えを行うことを示す。 【００２４】ＢＡＣＫ ＣＯＬＯＲ（バックカラー）と
は、タイトル、装置状態表示、操作スイッチのバック
（後ろ）の色設定を言う。ＦＡＣＩＬＩＴＹ ＳＴＡＴ
ＵＳ ＡＬＥＲＴとは、各装置、各機器の状態表示を、
各装置、各機器毎に設定された色で、各装置、各機器の
状態に応じて表示を可能にしたウィンドウを示す。 【００２５】ＦＡＣＩＬＩＴＹ ＣＯＮＴＲＯＬ ＦＵ
ＮＣＴＩＯＮとは、各装置の制御を行うためのウィンド
ウであり、第１画面が主に各装置の選択用ウィンドウ、
そして、詳細画面が、選択された装置の制御用ウィンド
ウを示す。 【００２６】なお、詳細画面には、制御に必要となる機
器の状態モニタ用表示部も含んでいる。ＲＥＴＵＲＮ
ＴＯ ＭＡＩＮ ＭＥＮＵとは、下方のウィンドウを、
該当する装置の詳細画面から、各装置を選択できる第１
画面に切り換えるためのスイッチを示す。 【００２７】図２〜図７、表１および表２の中の用語の
日本語の意味を以下に示す。 FACILITY CONTROL ：設備制御 FACILITY STATUS ALERT ：設備状態警報 FACILITY CONTROL FUNCTION ：設備制御機能 NORMAL ：正常 ALERT ：警告 EMERGENCY ：異常REMOTE ：遠隔操作 LOCAL ：機側操作 CLOSED ：閉 NOT CLOSED ：非閉 OPEN ：開 NO OPEN ：非開WORK LIFTER DOWN ：着座WORK LIFTER NOT DOWN ：非着座 READY ：準備完了 NOT READY ：非準備完了FUEL PRESSURE UP ：燃料供給圧力上昇設定FUEL PRESSURE DOWN ：燃料供給圧力下降設定 LOW ：低 HIGH ：高 CLOG ：フィルタ目詰まり UPS ：無停電電源装置 FUEL SYSTEM ：燃料供給装置 AIR SYSTEM ：空気供給装置 HYDRO SYSTEM ：ハイドロ負荷装置 PRES OIL SYSTEM ：保存オイル供給装置 WATER WASH SYSTEM ：水洗い装置 WORK LIFTER ：作業用昇降装置 115V/400HZ POWER ：115V/400HZ電源 26V/400HZ POWER ：26V/400HZ電源 AIR BLEED VALVE ：エアー注入燃料抜き弁 28VDC POWER ：28VDC電源 INLET SHUTTER ：吸気シャッタ EXHAUST SHUTTER ：排気シャッタ MAIN DOOR ：大扉 DOOR ：扉 THRUST STAND ：エンジン架台SHUTTER PUSH TO CONFIGURE： スイッチを押すとシャッタ設定ウィンドウへ切換 【００２８】 IST AND 2ND FUEL VALVE CLOSED PUSH TO OPEN ： 燃料供給弁第１、第２が閉、スイッチを押すと開。 AIR ARM VALVE CLOSED PUSH TO OPEN ： 空気供給アーミング弁が閉、スイッチを押すと開。 【００２９】 HYODRO VALVE CLOSED PUSH TO OPEN ： ハイドロオイル供給弁が閉、スイッチを押すと開。 D00RS PUSH TO STATUS C' K ： スイッチを押すとドア状態をチェックウィンドウヘ切換。 【００３０】 THRUST CALIBRATION PUSH TO CONFIGURE： スイッチを押すと推力校正設定ウィンドウヘ切換。 AUTO SET UP ：燃料供給圧力自動設定値。 【００３１】 DELIV PRESSURE ：燃料供給圧力。 TANK LEVEL ：燃料タンク内燃料量。 SURGE TANK LEVEL ：サージタンク内燃料量。 【００３２】 FILTER ：フィルタ PUMP OFF PUSH TO ON ：ポンブがオフ、スイッチを押すとオン。 N2 PRESSURE ：Ｎ２圧力 FUEL TANK LEVEL ：燃料タンク内燃料量。 【００３３】 IST FUEL VALVE CLOSED PUSH TO OPEN： 燃料供給弁第１が閉、スイッチを押すと開。 RETURN TO MAIN ：スイッチを押すと第１画面へウインドウ切換。 【００３４】 CCTV ：閉回路テレビ 次に、表示切換例を図５に示し、図６に第１の実施の形
態に係る装置の階層構造表示の説明を示す。 【００３５】図２〜図３の画面下方の「ＦＡＣＩＬＩＴ
Ｙ ＣＯＮＴＲＯＬ ＦＵＮＣＴＩＯＮ」の第１画面
で、ＦＡＣＩＬＩＴＹ（装置）の１つが、オペレータに
より選択されたとき、当該する装置の詳細画面に変わ
る。 【００３６】ただし、画面上方の「ＦＡＣＩＬＩＴＹ
ＳＴＡＴＵＳ ＡＬＥＲＴ」は同一画面を表示し続け
る。 【００３７】次に、当該する装置の詳細画面において、
図４の右下の「ＲＥＴＵＲＮ ＴＯ ＭＡＩＮ ＭＥＮ
Ｕ」を押すことにより、元の画面に戻る。 【００３８】 【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 （１）エンジンテスト運転用設備の作動状況、作動状態
を色で判断できるため、文字を読むことなく即座に判断
でき、機器操作へのオペレータアクションを即座に行
え、エンジンを破損する危険性を大幅に減少することが
できる。 （２）画面上のモニタ項目を覆い隠すことなく制御項目
を必要に応じて切り換えて表示できるので、オペレータ
が操作を覚えることが容易となる。そのため、オペレー
ト習熟時間を短縮でき、かつ誤操作を防止することがで
きる。 （３）設備制御が階層的になっているため、安全で無駄
を省いた操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係るモニタ制御装
置のブロック図。 【図２】第１の実施の形態に係る装置のモニタ項目（上
方）と、制御項目（下方）の２分割画面図。 【図３】第１の実施の形態に係る色分類設定された装置
項目と、内容の画面例を示す図（その１）。 【図４】第１の実施の形態に係る色分類設定された装置
項目、内容の画面例を示す図（その２）。 【図５】第１の実施の形態に係る装置の表示切換例を示
す図。 【図６】第１の実施の形態に係る装置の階層構造表示の
説明図。 【図７】第１の実施の形態に係る本発明装置組込後のモ
ニタ兼操作部の外観図。 【図８】従来の技術の実施例を示すブロック図。 【符号の説明】 １…モニタ兼操作部 ２…制御部本体 ３…設備インターフェイスユニット ４…エンジンテスト運転用設備 ５…タッチスクリーン ５ａ…画面 ６…モニタ項目 ７…制御項目
置のブロック図。 【図２】第１の実施の形態に係る装置のモニタ項目（上
方）と、制御項目（下方）の２分割画面図。 【図３】第１の実施の形態に係る色分類設定された装置
項目と、内容の画面例を示す図（その１）。 【図４】第１の実施の形態に係る色分類設定された装置
項目、内容の画面例を示す図（その２）。 【図５】第１の実施の形態に係る装置の表示切換例を示
す図。 【図６】第１の実施の形態に係る装置の階層構造表示の
説明図。 【図７】第１の実施の形態に係る本発明装置組込後のモ
ニタ兼操作部の外観図。 【図８】従来の技術の実施例を示すブロック図。 【符号の説明】 １…モニタ兼操作部 ２…制御部本体 ３…設備インターフェイスユニット ４…エンジンテスト運転用設備 ５…タッチスクリーン ５ａ…画面 ６…モニタ項目 ７…制御項目
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(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G01M 15/00
G05B 15/02
G05B 23/02 301
G09G 5/00 510
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 航空機エンジンをテスト運転する時に必
要なエンジン運転用燃料、エンジン始動用エアーおよび
エンジンテスト運転時に監視の必要性があるエンジン電
源、シャッターのようなエンジンテスト運転用設備のモ
ニタ制御装置であって、 モニタ兼操作部と、制御部本体と、前記エンジンテスト
運転用設備と前記制御部本体との間で信号をやり取りす
る設備インターフェイスユニットとを備え、 前記モニタ兼操作部は、エンジンテスト運転用設備の作
動状況と、作動状態を把握する際に、装置操作の安全性
を考慮して色分類された装置項目と内容を表示する画面
を有するタッチスクリーンを備え、 前記タッチスクリーンは、エンジンテスト運転用設備の
モニタ項目と制御項目とを前記画面上で上下に二つに分
割して表示し、 前記制御項目は、装置毎に階層構造をとり、必要な情報
を必要な時にのみモニタし、制御できる分類構造を形成
し、 前記タッチスクリーンの表示により、前記エンジンテス
ト運転用設備を１ヶ所で集中してモニタし、制御するこ
とを特徴とするモニタ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13685896A JP3416396B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 航空機エンジンテスト運転用設備のモニタ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13685896A JP3416396B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 航空機エンジンテスト運転用設備のモニタ制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09318496A JPH09318496A (ja) | 1997-12-12 |
| JP3416396B2 true JP3416396B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=15185166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13685896A Expired - Fee Related JP3416396B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 航空機エンジンテスト運転用設備のモニタ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3416396B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2696186A3 (en) * | 2012-05-24 | 2017-10-18 | Horiba, Ltd. | Test system |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8945095B2 (en) * | 2005-03-30 | 2015-02-03 | Intuitive Surgical Operations, Inc. | Force and torque sensing for surgical instruments |
| FR2965915B1 (fr) * | 2010-10-11 | 2013-08-02 | Snecma | Systeme de surveillance d'un banc d'essai de moteur d'aeronef |
| JP5795287B2 (ja) * | 2012-05-23 | 2015-10-14 | 株式会社堀場製作所 | 試験システム |
| CN103869707A (zh) * | 2012-12-13 | 2014-06-18 | 中航商用航空发动机有限责任公司 | 应用于商用航空发动机控制系统的半物理仿真试验系统 |
| EP3239684A1 (en) | 2016-04-29 | 2017-11-01 | Siemens Aktiengesellschaft | Fault diagnosis during testing of turbine unit |
| CN111007841B (zh) * | 2019-12-23 | 2022-10-21 | 中航天水飞机工业有限责任公司 | 发动机喷口状态控制盒试验器及测试方法 |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP13685896A patent/JP3416396B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2696186A3 (en) * | 2012-05-24 | 2017-10-18 | Horiba, Ltd. | Test system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09318496A (ja) | 1997-12-12 |
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