JP3415508B2 - ドライバ回路及びその出力安定化方法 - Google Patents

ドライバ回路及びその出力安定化方法

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JP3415508B2
JP3415508B2 JP27203999A JP27203999A JP3415508B2 JP 3415508 B2 JP3415508 B2 JP 3415508B2 JP 27203999 A JP27203999 A JP 27203999A JP 27203999 A JP27203999 A JP 27203999A JP 3415508 B2 JP3415508 B2 JP 3415508B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にLVDSイン
ターフェースに用いられるドライバ回路に関し、出力レ
ベルの安定化に適したドライバ回路及びその出力安定化
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、小振幅信号の高速伝送用インター
フェースとしてLVDS(Low Voltage Differential S
ignals)が注目されている。LVDSは、IEEEにお
いて標準化が進められている差動小振幅インターフェー
スの規格である(参考文献「IEEE Standard for Low-Vo
ltage Differential Signails for SCI,LVDS P1596.3D
ecember 1993」)。
【0003】このLVDSの規格では、ドライバ回路の
出力信号が1.0V〜1.4V程度の差動小振幅の信号
であることを規定している。ドライバ回路は、一定の信
号電流の電流経路を切替えることにより、レシーバ回路
との間の平衡伝送路と終端抵抗(100Ω)とに電流を
流し、終端抵抗の両端に信号電圧を発生させ信号を伝送
することが大きな特徴である。
【0004】従来のLVDSのドライバ回路の欠点の一
つとして、温度やプロセスのばらつきにより、出力レベ
ルがシフトして規格を外れてしまうことがあげられる。
【0005】このようなドライバ回路の一例を、図8に
示す。図中、符号1,6は、電流源トランジスタであ
り、符号2〜5は、信号を切替えるための出力NMOS
トランジスタである。
【0006】出力端子7,8間には終端抵抗9が接続さ
れている。電流源トランジスタ1のゲートには、基準電
圧回路13が出力するバイアス電圧であるBIAS1が
印加されるようになっている。
【0007】出力NMOSトランジスタ2,5のゲート
には、出力NMOSトランジスタ3,4のゲート信号の
反転信号が入力されるようになっている。その入力信号
により電流経路が切替わるとともに、終端抵抗9に流れ
る電流により出力端子7,8に出力レベルが発生する。
【0008】また、温度、プロセスのばらつきによる電
流源の電流の変動を安定化させるために、電流源トラン
ジスタ1のゲートに与えるBIAS1を基準電圧回路1
3により発生させている。なお、図中符号14は、チッ
プ又は回路内外境界線を示している。
【0009】ここで、基準電圧回路13の構成の一例
を、後述する図2を用いて説明する。基準電圧回路13
は一般的にセンスアンプ等で構成され、外部端子である
定電流入力端子12とBIAS1を印加する端子とを有
している。また、基準電圧回路13はI/Oセル1セル
で構成可能である。
【0010】そして、定電流入力端子12より入力され
た定電流により生成される電圧と、PMOSトランジス
タ15,16により生成される基準電圧とがセンスアン
プに入力され、これにより、電流を安定させるためのB
IAS1が図8の電流源トランジスタ1に供給される。
なお、図中符号17,18,19,22はPMOSトラ
ンジスタであり、符号20,21はNMOSトランジス
タである。
【0011】また、図8の電流源トランジスタ6のゲー
トには、電流源トランジスタ1のドレイン電圧が入力さ
れる。電流源トランジスタ1は、BIAS1により電流
量が制御される。電流源トランジスタ1のドレイン電圧
は、電流源トランジスタ6がONするために十分な電圧
である。
【0012】ところで、従来の構成では、温度、プロセ
スのばらつきに対する定電流の安定な供給は行えるが、
出力NMOSトランジスタ2〜5の温度、プロセスのば
らつきによるON抵抗の変動による出力レベルの変動を
十分に抑えることができない。
【0013】つまり、プロセスのばらつきにより、出力
NMOSトランジスタ2〜5のしきい値電圧(Vt)が
高くなったりする。また、温度が高い条件では、全体と
して電流源トランジスタ1のON抵抗が小さくなり、出
力NMOSトランジスタ2〜5及び電流源トランジスタ
6のON抵抗が大きくなる。このため、出力レベルは全
体に電源(VDD)側にシフトし、振幅中心(VOS)
もVDD側にシフトする。
【0014】逆にVtが低くなったり、温度が低い条件
では、全体として電流源トランジスタ1のON抵抗が大
きくなり、出力NMOSトランジスタ2〜5及び電流源
トランジスタ6のON抵抗が小さくなる。このため、出
力レベルは全体にGND側にシフトし、VOSもGND
側にシフトする。
【0015】ここで、図11に従来技術の温度、プロセ
スのばらつきによる出力HIGHレベル(VOH)、出
力LOWレベル(VOL)と振幅中心(VOS)との変
動を示す。
【0016】振幅中心はVOS=(VOH+VOL)/
2で定義され、LVDSの規格ではVOS=1.125
〜1.275(V)と定められている。ここで、プロセ
スのばらつきによりVtが高くなったり、温度が高い条
件では、出力レベルが全体にVDD側にシフトし、VO
SもVDD側にシフトし、VOSのmax側の規格をオ
ーバーする。
【0017】また、逆にVtが低くなったり、温度が下
がる条件においては、出力レベルが全体にGND側にシ
フトし、VOSもGND側にシフトし、VOSのmin
側の規格をオーバーする。
【0018】よって、このように温度、プロセス等が変
化する場合においても、出力レベルのばらつきが抑えら
れるドライバ回路が要求される。
【0019】このような要請に応えるために、たとえば
特開平11−85343号公報では、上下の電流源トラ
ンジスタのバイアスを帰還基準電圧回路により生成する
ことで、温度やプロセスばらつきに対するドライバ回路
の出力レベルのばらつきを抑えるようにしている。
【0020】すなわち、図9に示すように、電流源トラ
ンジスタ1,6と、出力NMOSトランジスタ2〜5が
備えられている。出力端子7,8間には終端抵抗9が接
続されている。電流源トランジスタ1と電流源トランジ
スタ6とのゲートには、帰還基準電圧回路24からBI
AS1、BIAS2がそれぞれ与えられるようになって
いる。
【0021】帰還基準電圧回路24は、図10に示すよ
うに、回路外部から印加されるHIGH側基準電圧(V
H)の端子、LOW側基準電圧(VL)の端子、基準抵
抗25を接続する端子26〜29、BIAS1、BIA
S2を出力する端子を有している。端子27,28間に
は、基準抵抗25が設けられている。
【0022】また、基準電圧VH,VLを入力とする比
較器30,31を有している。また、出力HIGHレベ
ルを作成するトランジスタ34,35、出力LOWレベ
ルを作成するトランジスタ37,38及び安定化を図る
キャパシタ32,33を有している。
【0023】帰還基準電圧回路24は、トランジスタ3
4〜38により、ドライバ回路の出力レベルを擬似的に
帰還基準電圧回路24内に発生させる。それを帰還電圧
とし、基準電圧VH,VLと比較器30,31とにより
比較し、その比較結果によりBIAS1,BIAS2の
制御を行う。
【0024】そして、帰還基準電圧回路24より出力さ
れたBIAS1,BIAS2は、電流源の電流を安定さ
せ出力レベルをより精度良く補正するためのBIAS
1,BIAS2を、図9の電流源トランジスタ1,6に
供給するようになっている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した先
行技術では、帰還基準電圧回路24を構成する回路規模
が大きくなるという欠点がある。すなわち、ドライバ回
路の出力信号と、基準電圧VH,VLを比較するための
比較器30,31とがBIAS1,BIAS2のそれぞ
れに必要となるためである。
【0026】また、精度の良い基準電圧VH,VLと基
準抵抗25とを必要とするばかりか、これらを内部で構
成する場合、精度の良い抵抗や基準電圧の生成が技術的
に困難である。また、精度が低いものを使用すると、帰
還基準電圧回路24の精度が悪化することになり、正確
な補正ができない。
【0027】現実的に、これらを外部から供給すると、
外部接続用の端子26〜29として4端子必要となり、
帰還基準電圧回路24だけでI/Oブロックが最低4セ
ルは必要となる。よって、回路規模が大きくなるばかり
か、外部端子数の増加によるピン数の増加によってコス
トアップを招いてしまう。
【0028】さらには、帰還基準電圧回路24は回路規
模が大きいため、複数の出力バッファに共通に用いよう
とすると、出力レベルの帰還電圧は帰還基準電圧回路2
4内で生成させるため、チップ内の配置位置によるドラ
イバ回路の出力レベルのばらつきに対する補正の精度が
悪化するという問題もある。
【0029】ちなみに、他のLVDSのドライバ回路と
して、たとえば特開平11−008542号公報に示さ
れるように、出力トランジスタに供給する電圧を電圧制
御回路にて制御することにより、振幅の変動を制圧する
ようにしたものがある。
【0030】ところが、この先行技術では、出力トラン
ジスタへの供給電圧を制御することにより、振幅の制圧
は可能であるが、電圧制御回路自体の振幅中心のばらつ
きは抑えることが困難となっている。
【0031】また、他のLVDSのドライバ回路とし
て、たとえば特開平11−008535号公報に示され
るものもあるが、この先行技術に示されたものは回路構
成が大規模になるという問題がある。
【0032】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、LVDSインターフェースに用いられる
ドライバ回路において、回路規模を小さくでき、かつプ
ロセスや温度による出力レベルの変動を抑えることがで
きるドライバ回路及びその出力安定化方法を提供するこ
とができるようにするものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明のドライバ回路
は、一端が第1の基準電源に接続されるとともに、ゲー
トに第1の基準電源からの電流の変動を安定化させるた
めのバイアス電圧が印加される第1の電流源トランジス
タと、ゲートが第1の電流源トランジスタの他端に接続
され、他端が第2の基準電源に接続された第2の電流源
トランジスタと、第1の電流源トランジスタの他端と第
2の電流源トランジスタの一端との間に、一端が第1の
電流源トランジスタの他端に接続された第1の出力トラ
ンジスタと、一端が第2の電流源トランジスタの一端に
接続され、その他端が第1の出力トランジスタの他端に
接続される第2の出力トランジスタと、第1の電流源ト
ランジスタの他端と第2の電流源トランジスタの一端と
の間に、一端が第1の電流源トランジスタの他端に接続
された第3の出力トランジスタと、一端が第2の電流源
トランジスタの一端に接続され、その他端が第3の出力
トランジスタの他端に接続される第4の出力トランジス
タと、第1及び第2の出力トランジスタ間に設けられた
第1の出力端子と、第3及び第4の出力トランジスタ間
に設けられた第2の出力端子と、第1及び第2の出力端
子間に設けられた終端抵抗とを備えるドライバ回路であ
って、第1の出力トランジスタと第4の出力トランジス
タのゲートには第2の出力トランジスタと第3の出力ト
ランジスタのゲート信号の反転信号が入力され、終端抵
抗の両端に各々第1、第2、第3、第4の出力トランジ
スタと温度やプロセスの変動によるON抵抗の変動する
方向が同一であるクランプ回路を設けたことを特徴とす
る。また、クランプ回路は、第1及び第2のMOSトラ
ンジスタで構成され、一端及びゲートが共通とされて第
1の基準電源に接続されるとともに、他端が終端抵抗側
に接続されているようにすることができる。また、第1
及び第2のMOSトランジスタは、NMOSで構成さ
れ、一端はドレインであり、他端はソースであるように
することができる。また、クランプ回路は、同一チップ
内に設けられているとともに、第1〜4の出力トランジ
スタと温度やプロセスの変動によるON抵抗の変動する
方向が同一とされているようにすることができる。ま
た、バイアス電圧は、基準電圧回路より供給されるとと
もに、第2の電流源トランジスタへのゲートには第1の
電流源トランジスタの他端からの電圧が印加されるよう
にすることができる。また、バイアス電圧は、第1及び
第2の電流源トランジスタへのゲートにそれぞれ印加さ
れるようにすることができる。また、クランプ回路のゲ
ートへは、テスト時や出力イネーブルの機能が必要なと
き、これらの信号の論理を組んだ論理信号が供給可能と
なっているようにすることができる。本発明のドライバ
回路の出力安定化方法は、第1の電流源トランジスタの
一端を第1の基準電源に接続するとともに、ゲートに第
1の基準電源からの電流の変動を安定化させるためのバ
イアス電圧を印加する第1の工程と、第2の電流源トラ
ンジスタのゲートを第1の電流源トランジスタの他端に
接続し、他端を第2の基準電源に接続する第2の工程
と、第1の電流源トランジスタの他端と第2の電流源ト
ランジスタの一端との間に、第1の出力トランジスタの
一端を第1の電流源トランジスタの他端に接続し、その
他端が第1の出力トランジスタの他端に接続される第2
の出力トランジスタの一端を第2の電流源トランジスタ
の一端に接続し、その他端を第1の出力トランジスタの
他端に接続する第3の工程と、第1の電流源トランジス
タの他端と第2の電流源トランジスタの一端との間に、
第3の出力トランジスタの一端を第1の電流源トランジ
スタの他端に接続し、第4の出力トランジスタの一端を
第2の電流源トランジスタの一端に接続し、その他端を
第3の出力トランジスタの他端に接続する第4の工程
と、第1及び第2の出力トランジスタ間に第1の出力端
子を設ける第5の工程と、第3及び第4の出力トランジ
スタ間に第2の出力端子を設ける第6の工程と、第1及
び第2の出力端子間に終端抵抗を設ける第7の工程と、
第1の出力トランジスタと第4の出力トランジスタのゲ
ートには第2の出力トランジスタと第3の出力トランジ
スタのゲート信号の反転信号を入力し、終端抵抗の両端
に各々第1、第2、第3、第4の出力トランジスタと温
度やプロセスの変動によるON抵抗の変動する方向が同
一であるクランプ回路を設ける第8の工程とを備えるこ
とを特徴とする。また、第8の工程には、クランプ回路
を、第1及び第2のMOSトランジスタで構成し、一端
及びゲートを共通として第1の基準電源に接続するとと
もに、他端を終端抵抗側に接続する第9の工程が含まれ
るようにすることができる。また、第9の工程には、第
1及び第2のMOSトランジスタを、NMOSで構成
し、一端をドレインとするとともに、他端をソースとす
る第10の工程が含まれるようにすることができる。ま
た、第8〜10の工程には、クランプ回路を、同一チッ
プ内に設けるとともに、第1〜4の出力トランジスタと
温度やプロセスの変動によるON抵抗の変動する方向を
同一とする第11の工程が含まれるようにすることがで
きる。また、第1の工程には、バイアス電圧を、基準電
圧回路より供給する第12の工程が含まれ、第2の工程
には、第2の電流源トランジスタへのゲートに第1の電
流源トランジスタの他端からの電圧を印加する第13の
工程が含まれるようにすることができる。また、第1及
び第2の工程には、バイアス電圧を、第1及び第2の電
流源トランジスタへのゲートにそれぞれ印加する第14
の工程が含まれるようにすることができる。また、第8
〜第11の工程には、クランプ回路のゲートへ、テスト
時や出力イネーブルの機能が必要なとき、これらの信号
の論理を組んだ論理信号を供給する第15の工程が含ま
れるようにすることができる。本発明に係るドライバ回
路及びその出力安定化方法においては、第1の電流源ト
ランジスタの一端を第1の基準電源に接続するととも
に、ゲートに第1の基準電源からの電流の変動を安定化
させるためのバイアス電圧を印加し、第2の電流源トラ
ンジスタのゲートを第1の電流源トランジスタの他端に
接続し、他端を第2の基準電圧に接続し、第1の電流源
トランジスタと第2の電流源トランジスタとの間に第1
及び第2の出力トランジスタを直列に接続し、第3及び
第4の出力トランジスタを第1の電流源トランジスタと
第2の電流源トランジスタとの間に直列に接続するとと
もに、第1及び第2の出力トランジスタに対し並列接続
し、第1及び第2の出力トランジスタ間に第1の出力端
子を設け、第3及び第4の出力トランジスタ間に第2の
出力端子を設け、第1及び第2の出力端子間に終端抵抗
を設け、終端抵抗の両端に第1〜4の出力トランジスタ
と温度やプロセスの変動によるON抵抗の変動する方向
が同一とされているクランプ回路を各々設けるようにす
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0035】(第1の実施の形態)図1は、本発明のド
ライバ回路の第1の実施の形態を示す回路図、図2は、
図1の基準電圧回路の詳細を示す回路図、図3〜図6
は、図1のドライバ回路の動作を説明するための図であ
る。
【0036】なお、以下に説明する図において、図8及
び図9と共通する部分には同一符号を付すものとする。
【0037】図1に示すドライバ回路は、図8と同様
に、電流源トランジスタ1,6、信号を切替えるための
出力NMOSトランジスタ2〜5、終端抵抗9、出力端
子7,8を備えている。ここで、電流源トランジスタ1
は第1の電流源トランジスタであり、電流源トランジス
タ6は第2の電流源トランジスタである。また、出力N
MOSトランジスタ2は第1の出力トランジスタであ
り、出力NMOSトランジスタ4は第2の出力トランジ
スタであり、出力NMOSトランジスタ3は第3の出力
トランジスタであり、出力NMOSトランジスタ5は第
4の出力トランジスタである。また、出力端子7は第1
の出力端子であり、出力端子8は第2の出力端子であ
る。
【0038】そして、電流源トランジスタ1のソースは
第1の基準電源としての基準電源(VDD)に接続され
ているとともに、ゲートには電流の変動を安定化させる
ためのバイアス電圧であるBIAS1が印加されるよう
になっている。
【0039】電流源トランジスタ6の一端を電流源トラ
ンジスタ1の他端に接続し、他端を第2の基準電圧とし
ての基準電圧(GND)に接続し、電流源トランジスタ
1,6間に出力NMOSトランジスタ2,4を直列に接
続し、出力NMOSトランジスタ3,5を電流源トラン
ジスタ1,6間に直列に接続するとともに、出力NMO
Sトランジスタ2,4に対し並列接続し、出力NMOS
トランジスタ2,4間に出力端子7を設け、出力NMO
Sトランジスタ3,5間に出力端子8を設け、出力端子
7,8間に終端抵抗9を設け、終端抵抗9の両端に出力
NMOSトランジスタ2〜5と温度やプロセスの変動に
よるON抵抗の変動する方向が同一とされているクラン
プ回路であるNMOSトランジスタ10,11を各々設
けるようにした。
【0040】図8と相違する部分は、終端抵抗9の両端
に、クランプ回路であるNMOSトランジスタ10,1
1を接続している点にある。ここで、NMOSトランジ
スタ10は第1のMOSトランジスタであり、NMOS
トランジスタ11は第2のMOSトランジスタである。
【0041】これらのクランプ回路は、同一チップ内に
設けられている。また、これらのクランプ回路は、出力
NMOSトランジスタ2〜5と温度、プロセスの変動に
よるON抵抗の変動する方向が同一とされている。
【0042】そして、電流源トランジスタ6のゲートに
は、電流源トランジスタ1のドレイン電圧が入力される
ようになっている。また、出力NMOSトランジスタ
2,5のゲートには、出力NMOSトランジスタ3,4
のゲート信号の反転信号が入力されるようになってい
る。その入力信号により電流経路が切替わるとともに、
終端抵抗9に流れる電流により出力端子7,8に出力レ
ベルが発生する。
【0043】また、NMOSトランジスタ10,11は
ダイオード接続されている。それらの他端であるソース
側は、出力端子7,8に接続されている。それらの一端
であるドレイン側は電源VDDに接続されている。さら
に、ドレイン−ゲートは共通とされている。
【0044】電流源トランジスタ1のゲートには、定電
流入力端子12を有する基準電圧回路13からのバイア
ス電圧であるBIAS1が印加されるようになってい
る。そのBIAS1により、電流源トランジスタ1の電
流の変動が安定化されるようになっている。なお、図中
符号14は、チップ又は回路内外境界線を示している。
【0045】基準電圧回路13は、図2に示すように、
一般的にセンスアンプ等で構成されている。基準電圧回
路13、上述した定電流入力端子12とBIAS1を出
力する端子とを有している。なお、図中符号17,1
8,19,22はPMOSトランジスタであり、符号2
0,21はNMOSトランジスタである。
【0046】次に、このような構成のドライバ回路の動
作について説明する。
【0047】まず、出力NMOSトランジスタ2,5の
ゲートに出力NMOSトランジスタ3,4のゲート信号
の反転信号が入力されると、その入力信号により電流経
路が切替わる。そして、終端抵抗9に流れる電流によ
り、出力端子7,8に出力レベルが発生する。
【0048】基準電圧回路13は、定電流入力端子12
からの定電流により生成される電圧と、PMOSトラン
ジスタ15,16により生成される基準電圧とをセンス
アンプに入力する。次いで、定電流を安定させるBIA
S1を電流源トランジスタ1のゲートに供給する。電流
源トランジスタ6のゲートには、電流源トランジスタ1
のドレイン電圧が入力される。
【0049】ここで、図3は、プロセス変動によるしき
い値電圧(Vt)毎に記述したグラフであり、図1の接
続状態における出力NMOSトランジスタ2〜5とクラ
ンプ回路を構成するNMOSトランジスタ10,11と
のドレイン−ソース間の電位差と、ON抵抗変動カーブ
との関係を示したものである。
【0050】だだし、出力NMOSトランジスタ2〜5
とNMOSトランジスタ10,11とはトランジスタ一
個分の値で示している。グラフ中で丸で囲んでいる部分
が本実施の形態の構成で使用している範囲である。つま
り、クランプ回路であるNMOSトランジスタ10,1
1がダイオード接続されているため、ON抵抗の変動特
性は出力NMOSトランジスタ2〜5の変動に比べ急激
に変化する特性を示す。
【0051】また、温度、プロセスのばらつきによる出
力HIGHレベル(VOH)側のクランプ回路はVt付
近で使用し、出力LOWレベル(VOL)側のクランプ
回路はオンした領域で使用するようになっている。
【0052】このことにより、VOH側とVOL側との
出力レベルは、電源に対する差電位が異なるため、クラ
ンプ回路の抵抗値が変化する。このとき、VOH側は高
抵抗となり、クランプ回路の電流量を減少させる。VO
L側は低抵抗となりクランプ回路の電流量を増加させ
る。
【0053】また、NMOSトランジスタ10,11と
出力NMOSトランジスタ2〜5とは温度、プロセスの
変動に対するON抵抗の変動する方向が同一である。こ
のため、出力NMOSトランジスタ2〜5のON抵抗が
大きくなるときはNMOSトランジスタ10,11のO
N抵抗も大きくなり電流量を減少させる。出力トランジ
スタ2〜5のON抵抗が小さくなるときは、NMOSト
ランジスタ10,11のON抵抗も小さくなり電流量を
増加させる。
【0054】ここで、NMOSトランジスタ10,11
の動作を説明する。プロセスのばらつきによりVtが高
くなったり、温度が高い条件では、回路全体として電流
源トランジスタ1のON抵抗が小さくなり、出力NMO
Sトランジスタ2〜5及び電流源トランジスタ6のON
抵抗が大きくなったりする。このため、出力レベルは全
体にVDD側にシフトし、VOSもVDD側にシフトす
る。
【0055】このとき、NMOSトランジスタ10,1
1は、出力NMOSトランジスタ2〜5に連動しON抵
抗が大きくなるように変動するため、NMOSトランジ
スタ10,11に流れる電流が減少する。
【0056】VOH側で減少したクランプ回路の電流
は、VOH側のレベルを決定する電流経路の全体のON
抵抗を増加させ、VOH側のレベルがVDD側に上がる
のを抑える。また、VOL側で減少したクランプ回路の
電流は電流源トランジスタ6に流れる電流量を減少さ
せ、VOL側のレベルが上がるのを抑える。これによ
り、終端抵抗9に流れる電流の減少が抑えられること
で、振幅の減少が抑えられる。
【0057】よって、出力レベルはVDD側へのシフト
が抑えられ、VOSもVDD側へのシフトが抑えられ
る。
【0058】逆にVtが低くなったり、温度が低い条件
では、回路全体として電流源トランジスタ1のON抵抗
が大きくなり、出力NMOSトランジスタ2〜5及び電
流源トランジスタ6のON抵抗が小さくなる。このた
め、出力レベルは全体にGND側にシフトし、VOSも
GND側にシフトする。
【0059】このとき、MOSトランジスタ10,11
は出力NMOSトランジスタ2〜5に連動しON抵抗が
小さくなるように変動するため、NMOSトランジスタ
10,11に流れる電流が増加する。VOH側で増加し
たクランプ回路の電流は、VOH側のレベルを決定する
電流経路の全体のON抵抗を減少させ、VOH側のレベ
ルがGND側に下がるのを抑える。
【0060】また、VOL側で増加したクランプ回路の
電流は電流源トランジスタ6に流れる電流量を増加さ
せ、VOL側のレベルが下がるのを抑える。これによ
り、終端抵抗9に流れる電流の増加が抑えられること
で、振幅の増加が抑えられる。
【0061】よって、出力レベルはGND側へのシフト
が抑えられ、VOSもGND側へのシフトが抑えられ
る。
【0062】ここで、図4を用いてクランプ回路のON
抵抗の変動を具体的に説明する。図4は、ON抵抗の変
動図であり、プロセスの変動によりNMOSのVtが低
く(min)変動した場合を例としたものである。
【0063】出力NMOSトランジスタ2〜5とNMO
Sトランジスタ10,11とは同じNMOSで構成され
ているため、出力NMOSトランジスタ2〜5のVtが
低くなったときには、出力NMOSトランジスタ2〜5
のON抵抗が小さくなり、出力レベルがGND側にシフ
トする。
【0064】ただし、クランプ回路もNMOSであるの
で、NMOSトランジスタ10,11のVtも低くな
り、Vt typからVt minの曲線に変動し、V
OH側では、VOL側ではの抵抗値に変動する。
【0065】変動した,の抵抗値は、typ時より
抵抗値が小さくなるため電流量を増やし、VOH側及び
VOL側の出力レベルのGND側へのシフトを抑える。
このとき、クランプ回路と同様の特性の外付けのダイオ
ードをチップ外の出力端子に接続できるとした場合、プ
ロセスが変動してもダイオードのON抵抗は変動しな
い。
【0066】このため、Vtはtypのままで、VOH
側では、VOL側ではへ電位差の変動分に限りON
抵抗は変動しないことから、図に示すVOSの規格を満
足するVOH側、VOL側の必要抵抗変動量のラインに
達しない。
【0067】よって、抵抗値の減少量を小さく補正する
ために必要な電流量の増加が得られないことから、出力
レベルはGND側へシフトし、VOSの規格を満足する
ことができない。また、温度の変動についても同様であ
る。
【0068】よって、クランプ回路であるNMOSトラ
ンジスタ10,11は、同一チップ内で構成し、また出
力NMOSトランジスタ2〜5とON抵抗の変動方向を
同一とすることで、ドライバ回路の出力レベルが安定す
る。
【0069】ここで、図5を用いて本実施の形態のドラ
イバ回路のプロセス、温度の変動時のVOSの変動を説
明する。また、図6を用いて図8に示した従来のドライ
バ回路とのシミュレーションした比較結果を説明する。
なお、図6は、0.35umプロセスでシミュレーショ
ンした比較結果である。
【0070】これらの図に示すように、プロセスでは、
センターのtypに対しトランジスタのLを太く(ma
x)した場合と細く(min)した場合と条件としを組
み合わせて変動させている。また、PMOSとNMOS
とのVtを高く(max)した場合と低く(min)し
た場合とを条件とし組み合わせて変動させている。
【0071】ジャンクション温度(TJ)は、0〜10
0(℃)でシミュレーションを行った。その結果、VO
Sの規格が1.125〜1.275(V)であるのに対
し、従来の回路では、1.081〜1.305(V)の
範囲でばらつき、規格を外れた。本実施の形態では、V
OSが1.179〜1.221(V)の範囲のばらつき
に抑えることができ、規格を満たした。
【0072】このように、第1の実施の形態では、電流
源トランジスタ1の一端を第1の基準電源としての基準
電源(VDD)に接続するとともに、ゲートにその基準
電源からの電流の変動を安定化させるためのバイアス電
圧であるBIAS1を印加し、電流源トランジスタ6の
ゲートを電流源トランジスタ1の他端に接続し、他端を
第2の基準電源として基準電源(GND)に接続し、電
流源トランジスタ1,6間に出力NMOSトランジスタ
2,4を直列に接続し、出力NMOSトランジスタ3,
5を電流源トランジスタ1,6間に直列に接続するとと
もに、出力NMOSトランジスタ2,4に対し並列接続
し、出力NMOSトランジスタ2,4間に出力端子7を
設け、出力NMOSトランジスタ3,5間に出力端子8
を設け、出力端子7,8間に終端抵抗9を設け、終端抵
抗9の両端に出力NMOSトランジスタ2〜5と温度や
プロセスの変動によるON抵抗の変動する方向が同一と
されているクランプ回路であるNMOSトランジスタ1
0,11を各々設けるようにした。
【0073】ここで、クランプ回路であるNMOSトラ
ンジスタ10,11を同一チップ内に設けるとともに、
プロセスや温度の変動に対しクランプ回路のON抵抗を
変動させることができ、出力に流す電流を制御すること
ができるため、出力レベルのシフトを相殺することがで
きることから、LVDSインターフェースに用いられる
ドライバ回路において、回路規模を小さくでき、かつプ
ロセスや温度による出力レベルの変動を抑えることがで
きる。
【0074】また、第1の実施の形態では、クランプ回
路により補正を行い出力レベルを安定化させることがで
きることから、基準電圧回路13を補正精度の高い大規
模な帰還基準電圧回路とする必要がなくなるため、回路
規模を小さくすることができる。
【0075】なお、第1の実施の形態では、基準電圧回
路13からのバアイス電圧であるBIAS1を電流源ト
ランジスタ1のゲートに与え、電流源トランジスタ6の
ゲートには電流源トランジスタ1のドレイン電圧を与え
る場合について説明したが、この例に限らず、電流源ト
ランジスタ6のゲートに基準電圧回路13からのBIA
S1を与えるようにすることもできる。
【0076】(第2の実施の形態)図7は、本発明のド
ライバ回路の第2の実施の形態を示す回路図である。
【0077】なお、以下に説明する図において、図1及
び図2と共通する部分には同一符号を付し共通する説明
を省略する。
【0078】図7に示すように、第2の実施の形態で
は、クランプ回路を構成するNMOSトランジスタ1
0,11のゲートへは、通常、図1のように電源(VD
D)が接続されるが、テスト時や出力イネーブルの機能
が必要なときは、これらの信号の論理を組み、その論理
信号をNMOSトランジスタ10,11のゲートに印加
するようにしている。
【0079】つまり、通常時にはダイオード接続となる
ような電源レベルが入力され、Hiz(ハイ・インピー
ダンス)にするときはGNDレベルが入力されること
で、出力端子7,8と電源(VDD)間のMOSトラン
ジスタ10,11による電流経路を完全に遮断すること
ができる。
【0080】これにより、テスト時や出力イネーブルの
機能が必要なとき、MOSトランジスタ10,11によ
る影響が回避される。
【0081】このように、第2の実施の形態では、論理
信号をNMOSトランジスタ10,11のゲートに印加
できるようにしたので、テスト時や出力イネーブルの機
能が必要なとき、MOSトランジスタ10,11による
影響を回避することができる。
【0082】なお、以上の各実施の形態においては、電
流源トランジスタ1をPMOSとし、出力NMOSトラ
ンジスタ2〜5及び電流源トランジスタ6をNMOSと
した場合について説明したが、この例に限らず、電流源
トランジスタ1をNMOSとし、出力NMOSトランジ
スタ2〜5及び電流源トランジスタ6をPMOSとする
こともできる。
【0083】
【発明の効果】以上の如く本発明に係るドライバ回路及
びその出力安定化方法によれば、第1の電流源トランジ
スタの一端を第1の基準電源に接続するとともに、ゲー
トに第1の基準電源からの電流の変動を安定化させるた
めのバイアス電圧を印加し、第2の電流源トランジスタ
のゲートを第1の電流源トランジスタの他端に接続し、
他端を第2の基準電源に接続し、第1の電流源トランジ
スタと第2の電流源トランジスタとの間に第1及び第2
の出力トランジスタを直列に接続し、第3及び第4の出
力トランジスタを第1の電流源トランジスタと第2の電
流源トランジスタとの間に直列に接続するとともに、第
1及び第2の出力トランジスタに対し並列接続し、第1
及び第2の出力トランジスタ間に第1の出力端子を設
け、第3及び第4の出力トランジスタ間に第2の出力端
子を設け、第1及び第2の出力端子間に終端抵抗を設
け、終端抵抗の両端に第1〜4の出力トランジスタと温
度やプロセスの変動によるON抵抗の変動する方向が同
一とされているクランプ回路を各々設けるようにしたの
で、LVDSインターフェースに用いられるドライバ回
路において、回路規模を小さくでき、かつプロセスや温
度による出力レベルの変動を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドライバ回路の第1の実施の形態を示
す回路図である。
【図2】図1の基準電圧回路の詳細を示す回路図であ
る。
【図3】図1の接続状態における出力トランジスタとク
ランプ回路を構成するMOSトランジスタとのドレイン
−ソース間の電位差とON抵抗変動カーブとの関係をプ
ロセス変動によるVt毎に記述したグラフである。
【図4】図1におけるON抵抗の変動を示す図である。
【図5】図1のドライバ回路の動作を説明するための図
である。
【図6】図1のドライバ回路の動作を説明するための図
である。
【図7】本発明のドライバ回路の第2の実施の形態を示
す回路図である。
【図8】従来のドライバ回路の一例を示す回路図であ
る。
【図9】従来のドライバ回路の他の例を示す回路図であ
る。
【図10】従来のドライバ回路の他の例を示す回路図で
ある。
【図11】図8のドライバ回路の動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
1,6 電流源トランジスタ 2〜5 出力NMOSトランジスタ 7,8 出力端子 9 終端抵抗 10,11 NMOSトランジスタ 12 定電流入力端子 13 基準電圧回路 14 チップ又は回路内外境界線 15〜19,22 PMOSトランジスタ 20,21 NMOSトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/30 H03K 19/0175 - 19/0944

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が第1の基準電源に接続されるとと
    もに、ゲートに前記第1の基準電源からの電流の変動を
    安定化させるためのバイアス電圧が印加される第1の電
    流源トランジスタと、 ゲートが前記第1の電流源トランジスタの他端に接続さ
    れ、他端が第2の基準電源に接続された第2の電流源ト
    ランジスタと、 前記第1の電流源トランジスタの他端と第2の電流源ト
    ランジスタの一端との間に、一端が前記第1の電流源ト
    ランジスタの他端に接続された第1の出力トランジスタ
    と、 一端が前記第2の電流源トランジスタの一端に接続さ
    れ、その他端が前記第1の出力トランジスタの他端に接
    続される第2の出力トランジスタと、 前記第1の電流源トランジスタの他端と第2の電流源ト
    ランジスタの一端との間に、一端が前記第1の電流源ト
    ランジスタの他端に接続された第3の出力トランジスタ
    と、 一端が前記第2の電流源トランジスタの一端に接続さ
    れ、その他端が第3の出力トランジスタの他端に接続さ
    れる第4の出力トランジスタと、 前記第1及び第2の出力トランジスタ間に設けられた第
    1の出力端子と、 前記第3及び第4の出力トランジスタ間に設けられた第
    2の出力端子と、 前記第1及び第2の出力端子間に設けられた終端抵抗と
    を備えるドライバ回路であって、前記第1の出力トランジスタと前記第4の出力トランジ
    スタのゲートには前記第2の出力トランジスタと前記第
    3の出力トランジスタのゲート信号の反転信号が入力さ
    れ、 前記終端抵抗の両端に各々前記第1、第2、第3、
    第4の出力トランジスタと温度やプロセスの変動による
    ON抵抗の変動する方向が同一であるクランプ回路を設
    けたことを特徴とするドライバ回路。
  2. 【請求項2】 前記クランプ回路は、第1及び第2のM
    OSトランジスタで構成され、一端及びゲートが共通と
    されて第1の基準電源に接続されるとともに、他端が前
    記終端抵抗側に接続されていることを特徴とする請求項
    1に記載のドライバ回路。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2のMOSトランジスタ
    は、NMOSで構成され、前記一端はドレインであり、
    前記他端はソースであることを特徴とする請求項2に記
    載のドライバ回路。
  4. 【請求項4】 前記クランプ回路は、同一チップ内に設
    けられているとともに、前記第1〜4の出力トランジス
    タと温度やプロセスの変動によるON抵抗の変動する方
    向が同一とされていることを特徴とする請求項1〜3の
    何れかに記載のドライバ回路。
  5. 【請求項5】 前記バイアス電圧は、基準電圧回路より
    供給されるとともに、前記第2の電流源トランジスタへ
    のゲートには前記第1の電流源トランジスタの他端から
    の電圧が印加されることを特徴とする請求項1に記載の
    ドライバ回路。
  6. 【請求項6】 前記バイアス電圧は、前記第1及び第2
    の電流源トランジスタへのゲートにそれぞれ印加される
    ことを特徴とする請求項1に記載のドライバ回路。
  7. 【請求項7】 前記クランプ回路のゲートへは、テスト
    時や出力イネーブルの機能が必要なとき、これらの信号
    の論理を組んだ論理信号が供給可能となっていることを
    特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のドライバ回
    路。
  8. 【請求項8】 第1の電流源トランジスタの一端を第1
    の基準電源に接続するとともに、ゲートに前記第1の基
    準電源からの電流の変動を安定化させるためのバイアス
    電圧を印加する第1の工程と、 第2の電流源トランジスタのゲートを前記第1の電流源
    トランジスタの他端に接続し、他端を第2の基準電源に
    接続する第2の工程と、 前記第1の電流源トランジスタの他端と第2の電流源ト
    ランジスタの一端との間に、第1の出力トランジスタの
    一端を前記第1の電流源トランジスタの他端に接続し、
    その他端が前記第1の出力トランジスタの他端に接続さ
    れる第2の出力トランジスタの一端を前記第2の電流源
    トランジスタの一端に接続し、その他端を前記第1の出
    力トランジスタの他端に接続する第3の工程と、 前記第1の電流源トランジスタの他端と前記第2の電流
    源トランジスタの一端との間に、第3の出力トランジス
    タの一端を前記第1の電流源トランジスタの他 端に接続
    し、第4の出力トランジスタの一端を第2の電流源トラ
    ンジスタの一端に接続し、その他端を第3の出力トラン
    ジスタの他端に 接続する第4の工程と、 前記第1及び第2の出力トランジスタ間に第1の出力端
    子を設ける第5の工程と、 前記第3及び第4の出力トランジスタ間に第2の出力端
    子を設ける第6の工程と、 前記第1及び第2の出力端子間に終端抵抗を設ける第7
    の工程と、前記第1の出力トランジスタと前記第4の出力トランジ
    スタのゲートには前記第2の出力トランジスタと前記第
    3の出力トランジスタのゲート信号の反転信号を入力
    し、 前記終端抵抗の両端に各々第1、第2、第3、第4
    の出力トランジスタと温度やプロセスの変動によるON
    抵抗の変動する方向が同一であるクランプ回路を設ける
    第8の工程とを備えることを特徴とするドライバ回路の
    出力安定化方法。
  9. 【請求項9】 前記第8の工程には、前記クランプ回路
    を、第1及び第2のMOSトランジスタで構成し、一端
    及びゲートを共通として第1の基準電源に接続するとと
    もに、他端を前記終端抵抗側に接続する第9の工程が含
    まれることを特徴とする請求項8に記載のドライバ回路
    の出力安定化方法。
  10. 【請求項10】 前記第9の工程には、前記第1及び第
    2のMOSトランジスタを、NMOSで構成し、前記一
    端をドレインとするとともに、前記他端をソースとする
    第10の工程が含まれることを特徴とする請求項9に記
    載のドライバ回路の出力安定化方法。
  11. 【請求項11】 前記第8〜10の工程には、前記クラ
    ンプ回路を、同一チップ内に設けるとともに、前記第1
    〜4の出力トランジスタと温度やプロセスの変動による
    ON抵抗の変動する方向を同一とする第11の工程が含
    まれることを特徴とする請求項8〜10の何れかに記載
    のドライバ回路の出力安定化方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の工程には、前記バイアス電
    圧を、基準電圧回路より供給する第12の工程が含ま
    れ、 前記第2の工程には、前記第2の電流源トランジスタへ
    のゲートに前記第1の電流源トランジスタの他端からの
    電圧を印加する第13の工程が含まれることを特徴とす
    る請求項8に記載のドライバ回路の出力安定化方法。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2の工程には、前記バ
    イアス電圧を、前記第1及び第2の電流源トランジスタ
    へのゲートにそれぞれ印加する第14の工程が含まれる
    ことを特徴とする請求項8に記載のドライバ回路の出力
    安定化方法。
  14. 【請求項14】 前記第8〜第11の工程には、前記ク
    ランプ回路のゲートへ、テスト時や出力イネーブルの機
    能が必要なとき、これらの信号の論理を組んだ論理信号
    を供給する第15の工程が含まれることを特徴とする請
    求項8〜11の何れかに記載のドライバ回路の出力安定
    化方法。
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