JP3413696B2 - フロー制御方式及びそのハブ - Google Patents

フロー制御方式及びそのハブ

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JP3413696B2 JP29984795A JP29984795A JP3413696B2 JP 3413696 B2 JP3413696 B2 JP 3413696B2 JP 29984795 A JP29984795 A JP 29984795A JP 29984795 A JP29984795 A JP 29984795A JP 3413696 B2 JP3413696 B2 JP 3413696B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフロー制御方式及び
そのハブに関し、更に詳しくはバックボーンのスイッチ
ングハブとイーサネット対応の端末機器を収容するフロ
ントエンドのハブ(マルチポートリピータ又はスイッチ
ングハブ)とが階層構造で接続するネットワークのフロ
ー制御方式及びそのハブに関する。
【0002】B−ISDN時代のLAN製品としてAT
Mハブと共に注目されているものにスイッチングハブが
ある。スイッチングハブを使用すれば、既存のイーサネ
ット対応機器(端末,サーバ等)に別段の変更を加える
ことなく、通信帯域の有効利用が図れる。
【0003】
【従来の技術】図12は従来技術を説明する図である。
図12(A)はイーサネットLANの一部を示してお
り、図においてA〜Dはイーサネット対応の通信端末、
H1は端末A〜Dを収容するフロントエンドのマルチポ
ートリピータ(通常のハブ)である。
【0004】マルチポートリピータH1は、各ポートが
1本の通信線(同軸ケーブル等)を共有するもので、あ
るポートから受け取ったパケットは他の全ポートに送り
出される。例えばバックボーン(支線LANを束ねる基
幹部)からの端末A宛のパケットは、全端末A〜Dに送
り出され、端末Aは自己宛のパケットを受け取り、端末
B〜Dは自己宛でないパケットを破棄する。
【0005】この種のLANは帯域共有型のLANと呼
ばれ、ある端末が通信をしていると、他の端末は通信を
できないので、伝送路帯域を有効に利用できない。そこ
で、従来は図12(B)に示す如く、フロントエンドの
ハブH1をスイッチングハブSH1で置き換えることが
行われた。スイッチングハブSH1は、パケットをその
宛先アドレスに従って必要なポートにのみ送出するもの
で、例えばバックボーンからの端末A宛のパケットは端
末Aにのみ送り出され、この場合の端末Bは同時に端末
Dと通信できる。
【0006】この種のLANは帯域専有型のLANと呼
ばれ、フロントエンドにスイッチングハブSH1を使用
することで、各端末A〜Dは伝送路帯域をより有効に利
用できる。更に、スイッチングハブはイーサネットにお
けるパケット送受信用のMACアドレスと端末の該当ポ
ート番号とを対応させるアドレステーブルを備えてお
り、各パケットは自動的かつ適正にルーティングされる
ので、既存のイーサネット対応機器のハード/ソフトウ
ェアを変更することなく、現有設備をそのまま収容でき
る利点がある。
【0007】またスイッチングハブは複雑な通信プロト
コルを必要としないので、例えばパケットの宛先アドレ
スまでを読み込んだ時点で直ちに出力ポートを決定する
ような機能をハードウェアスイッチ(ASIC等)で構
成できる。このため、スイッチングハブには交換能力5
Gbpsで100Mbpsのイーサネットを収容するよ
うな、ATMスイッチに匹敵する能力を持つものもあ
る。
【0008】そこで、従来は図12(C)に示す如く、
スイッチングハブSH1をバックボーンのハブに使用す
ることが考えられた。ここで、A〜Hはイーサネット対
応の通信端末、H1〜H3はフロントエンドのマルチポ
ートリピータ、SH4はフロントエンドのスイッチング
ハブである。しかし、現状のスイッチングハブは適当な
フロー制御を備えていないため、これを端末からのトラ
ヒックが集中するバックボーンで使用すると、直ぐにバ
ッファオーバフローを起こしてしまい、通信が停止する
問題が指摘されている。
【0009】このため、何らかのフロー制御を実装する
ことが考えられるが、この種のスイッチングハブに唯一
実装可能なフロー制御としては、コリジョン信号による
バックプレッシャ方式がある。バックプレッシャ方式
は、IEEE802.3準拠の端末機器が標準に備える
衝突検出機能を拡大解釈して利用するもので、スイッチ
ングハブがバッファオーバフローを起こしそうになった
ポートに対してコリジョン信号を送出すると、コリジョ
ンドメイン(コリジョン信号が届く範囲)内の端末はコ
リジョン信号との衝突を検出してパケット送出を一時的
に停止するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このバックプ
レッシャ方式はフロントエンドのスイッチングハブSH
4では有効に働くが、バックボーンのスイッチングハブ
SH1では有効に働かない。図12(C)に基づきその
理由を具体的に説明する。
【0011】今、スイッチングハブSH1が端末Bから
端末C宛のパケットを転送しているとすると、該SH1
は複数ポートの入力パケットを同時に同一ポートには出
力できないので、端末Eから端末C又はD宛のパケット
を転送できない。その結果、端末EのパケットはハブH
3を収容する入力ポートのバッファに溜まる。この場合
に、もし端末BからC宛のパケット転送が長引くと、や
がてSH1の入力バッファはオーバフローし、溢れたパ
ケットは破棄されてしまう。
【0012】このため、スイッチングハブSH1は、入
力バッファが溢れそうになると、当該ポートにコリジョ
ン信号を送出する。この場合に、マルチポートリピータ
H3の場合は、コリジョン信号はコリジョンドメイン
(この例ではハブH3)内でブロードキャストされ、全
収容端末E〜Gに送出される。その結果、端末Eはパケ
ットの送出を停止し、これによりSH1はバッファオー
バフローを回避できる。
【0013】しかし、コリジョンドメイン内の端末F及
びGはスイッチングハブSH1を介さない端末F−G間
の通信でさえも行えなくなる問題がある。この現象はバ
ックプレッシャシンドロームと呼ばれる。ところで、こ
のバックプレッシャシンドロームはフロントエンドのハ
ブH3をスイッチングハブSH3に置き換えても同様に
生じる。
【0014】即ち、この場合のSH1からのコリジョン
信号はSH3のみに送出される(即ち、SH3のみがコ
リジョンドメインとなる)が、コリジョンドメインにあ
るSH3はSH1にパケットを送れないので、もしこの
状態で端末Fが端末H宛のパケットを送出すると、該パ
ケットはSH3の入力ポートに溜まる。そして、この状
態が長引くと、やがてSH3は端末Fにコリジョン信号
を送出し、端末Fは通信できなくなる。同様に、端末G
も通信できなくなる。
【0015】なお、上記バックプレッシャ方式に代え、
ATMハブが採用する動的帯域割り振り(ABR:Avai
lable Bit Rate)の様な上位レイヤで実現するフロー制
御をスイッチングハブに実装することも考えられる。し
かし、その為には既存のイーサネット対応機器のハード
/ソフトウェアを変更する必要があり、現有機器をその
まま収容できると言うスイッチングハブの優位性が損な
われてしまう。
【0016】本発明は上記の問題点を解決するもので、
その目的とする所は、通信を制限したい機器にのみコリ
ジョン信号を送出できるフロー制御方式及びそのハブを
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明の(1)のフロ
ー制御方式は、バックボーンのスイッチングハブとイー
サネット対応の端末機器を収容するフロントエンドのハ
ブ(マルチポートリピータ又はスイッチングハブ)とが
階層構造で接続するネットワークのフロー制御方式にお
いて、バックボーンのスイッチングハブSH1は自己の
入力ポートがオーバフローする前に該入力ポートにパケ
ットを送出している端末宛のオーバフロー通知用パケッ
トを生成して当該ポートに送出し、これを受けたフロン
トエンドのハブH2はオーバフロー通知用パケットの宛
先端末を直接収容するポートにコリジョン信号を送出す
るものである。
【0018】動作の一例を具体的に説明する。今、バッ
クボーンのスイッチングハブSH1が端末RからM宛の
パケットを転送しているとすると、該SH1は複数ポー
トの入力パケットを同時に同一ポートには出力できない
ので、端末AからM宛のパケットを転送できない。その
結果、端末AのパケットはハブH1を収容するポートP
1の入力バッファに溜まる。
【0019】この状態で、もし端末RからのM宛のパケ
ット転送が長引くと、やがてSH1におけるポートP1
の入力バッファはオーバフローし、溢れたパケットは破
棄されてしまう。そこで、スイッチングハブSH1は、
ポートP1の入力バッファが溢れそうになると、該ポー
トP1にパケットを送出している端末Aを検出して該端
末A宛のオーバフロー通知用パケットを生成し、ポート
P1に送出する。
【0020】このオーバフロー通知用パケットは、途中
のハブH1,H2でブロードキャストされるが、端末B
〜Lは自己宛でないオーバフロー通知用パケットを最終
的に破棄する。端末Aは自己宛のオーバフロー通知用パ
ケットを無視可能である。フロントエンドのハブH2に
おいて、端末Aを直接収容するポートP1は端末A宛の
オーバフロー通知用パケットを検出したことによりポー
トP1にコリジョン信号を送出する。一方、端末Aを直
接収容しないポートP2,P3は端末A宛のオーバフロ
ー通知用パケットを検出してもポートP2,P3にコリ
ジョン信号を送出しない。
【0021】その結果、端末Aのみがパケットの送出を
停止し、これによりスイッチングハブSH1はバッファ
オーバフローを回避できる。他の端末B,Cはコリジョ
ンドメインには無いので、端末B−C間で通信できる。
またハブH1,H2もコリジョンドメインには無いの
で、この場合の端末B/CはハブH1,H2を介して端
末D〜H又は端末I〜Lと通信できる。
【0022】なお、ハブH1,H2に代えて、同等の機
能を備えるスイッチングハブを用いても良い。この場合
の端末A宛のオーバフロー通知用パケットはハブH2の
ポートP1にのみルーティングされるだけで、他は上記
と同じ結果となる。本発明(1)によれば、バックボー
ンのスイッチングハブSH1はバッファオーバフローの
原因となる端末宛にオーバフロー通知用パケットを送出
するので、フロントエンドまでのパスをコリジョン信号
で塞いでしまうことは無い。
【0023】また、最終的にオーバフロー通知用パケッ
トを受けたフロントエンドのハブH2は、オーバフロー
通知用パケットの宛先端末を直接収容するポートにのみ
コリジョン信号を送出するので、他のポートの端末は通
信を行える。かくして、本発明(1)によれば、通信を
制限したい機器にのみコリジョン信号を送出でき、回線
の有効利用が図れる。
【0024】また、本発明(2)のスイッチングハブ
は、バックボーンのスイッチングハブとイーサネット対
応の端末機器を収容するフロントエンドのハブ(マルチ
ポートリピータ又はスイッチングハブ)とが階層構造で
接続するネットワークのスイッチングハブにおいて、入
力ポートのバッファ使用率が所定の閾値を越えたことに
より、当該入力バッファに蓄積された最新パケットの送
信元アドレスを読み出すと共に、得られた送信元アドレ
スを宛先アドレスとする所定のオーバフロー通知用パケ
ットを生成して当該ポートに送出するフロー制御部を備
える。
【0025】このようなスイッチングハブは、多段構成
のバックボーンの中枢にも、またバックボーンの中継段
にも使用でき、もって既存のイーサネット対応機器に変
更を加えること無く、ネットワークの帯域専有化、高速
スイッチ化を容易に実現できる。好ましくは、本発明
(3)においては、オーバフロー通知用パケットは、そ
の送信元アドレスとして所要ネットワーク(例えばLA
N)についての予め規定したユニークな番号を含む。
【0026】従って、フロントエンドのハブH2や端末
A等はオーバフロー通知用パケットを容易に識別でき
る。また、本発明(4)のハブは、バックボーンのスイ
ッチングハブとイーサネット対応の端末機器を収容する
フロントエンドのハブ(マルチポートリピータ又はスイ
ッチングハブ)とが階層構造で接続するネットワークの
ハブにおいて、ポートを通過するパケットのヘッダ情報
を検出するヘッダ情報検出部と、ヘッダ情報検出部が出
力ポートを通過する所定のオーバフロー通知用パケット
を検出したことにより、該パケットの宛先端末を直接収
容するポートに対してコリジョン信号を送出するバック
プレッシャ制御部とを備える。
【0027】このようなハブ(マルチポートリピータ又
はスイッチングハブ)をフロントエンドに用いれば、本
発明(2)のスイッチングハブと協動することで、既存
のイーサネット対応機器をそのまま収容できると共に、
回線利用の大幅な改善が得られる。好ましくは、本発明
(5)においては、ハブは、ポート別に収容端末のアド
レス情報及び該収容が直接か間接かを示す情報を保持す
る収容端末テーブルを備え、バックプレッシャ制御部
は、ポート対応の収容端末テーブルに基づき当該宛先端
末の収容が直接か間接かを判別する。
【0028】図1の例では、中継段のハブH1は端末A
を直接収容していないのでコリジョン信号を発生しな
い。フロントエンドのハブH2は端末Aを直接収容して
いるのでコリジョン信号を発生する。このような制御は
ポート対応の収容端末テーブルを参照することで、当該
宛先端末の収容が直接か間接かの判断に基づき容易に行
える。
【0029】また好ましくは、本発明(6)において
は、ハブは、ヘッダ情報検出部が入力ポートを通過する
通信パケットについて新たな送信元アドレスの情報を検
出したことにより、収容端末テーブルの内容を更新する
テーブル管理部を備える。従って、各ハブH1,H2等
は収容端末の管理を自律的に行え、プラグ・アンド・プ
レイのネットワークを構成できる。
【0030】また好ましくは、本発明(7)において
は、ハブは、所定のノード通知用パケットを保持し、こ
れをポートに定期的に送出するノード通知用パケット送
出部を備える。ところで、プラグ・アンド・プレイのネ
ットワークを構成する場合は、ハブH1は中継段(バッ
クボーン側)に有り、かつハブH2はフロントエンドに
有ることを夫々自律的に管理したい。本発明(7)によ
れば、ハブは、所定のノード通知用パケットをポートに
定期的に送出するノード通知用パケット送出部を備える
ので、自律的管理が可能となる。
【0031】図1において、ハブH2のポートP0から
出力されたノード通知用パケットはハブH1のポートP
1で認識され、これによりハブH1のポートP1は自己
がバックボーン側に有ると判断する。ハブH1のポート
P2,P3についても同様である。ところで、ハブH
1,H2の各ポートP0〜P3が夫々共通の構成を有し
ていると仮定すると、逆に、ハブH1のポートP1から
出力されたノード通知用パケットはハブH2のポートP
0で認識され、これによりハブH2のポートP0は自己
がバックボーン側に有ると判断する場合も考えられる。
【0032】しかし、この場合のハブH2のポートP0
は実際に端末を収容していないので、コリジョン信号を
生成することは無い。従って、ハブH2のポートP0の
みがバックボーン側に有ると判断しても、システムの運
用上問題は生じない。一方、端末A〜Cがオーバフロー
通知用パケットを出すことは無いので、ハブH2のポー
トP1〜P3はバックボーン側に有ると判断することは
無い。即ち、夫々はフロントエンド側にあると判断す
る。
【0033】以上からして、各ハブ(スイッチングハブ
を含む)の各ポートP0〜P3は夫々バックボーンに有
るか又はフロントエンドにあるかの自律的管理を行える
ようになる。なお、マニュアル設定等により、バックボ
ーン側に接続するポート(この例ではポートP0)のみ
からノード通知用パケットを送出するようにしても良
い。
【0034】また好ましくは、本発明(8)において
は、ノード通知用パケットは、その宛先アドレス及び送
信元アドレスとして所要ネットワークについての予め規
定したユニークな番号を含む。宛先アドレスをユニーク
な番号とすれば、例えばハブH1がスイッチングハブの
場合は、該パケットは入力ポートP1より他にスイッチ
転送されない。また送信元アドレスをユニークな番号と
することでノード通知用パケットであることを容易に認
識できる。
【0035】また好ましくは、本発明(9)において
は、ハブは、ヘッダ情報検出部が入力ポートを通過する
所定のノード通知用パケットを検出したことにより、下
位ノード検出の旨の情報を保持する保持部を備える。従
って、保持部が下位ノード検出の旨の情報を保持してい
る間は、当該ポートはバックボーン側にあるとして機能
できる。
【0036】また好ましくは、本発明(10)において
は、ノード通知用パケットは当該入力ポートで破棄され
る。従って、ハブH1がマルチポートリピータの場合で
も、入力ポートP1のノード通知用パケットは他にブロ
ードキャストされない。また好ましくは、本発明(1
1)においては、保持部の下位ノード検出の旨の情報
は、ヘッダ情報検出部が所定時間の間入力ポートを通過
するノード通知用パケットを検出しないことによりリセ
ットされる。
【0037】従って、例えばハブH1のポートP2に端
末Dを直接接続すると、ポートP2は自動的にフロント
エンドの側に有ると判断する。また好ましくは、本発明
(12)においては、バックプレッシャ制御に係る機能
は保持部が下位ノード検出の旨の情報を保持しているこ
とにより消勢される。ところで、上記バックプレッシャ
制御に係る一連の機能は、これをハードウエアで実現す
れば各ポートにおける処理負担(処理遅延)とはならな
いが、もしファームウエアで実現すると、シーケンシャ
ルな処理となり、処理遅延の原因となり得る。
【0038】一方、保持部が下位ノード検出の旨の情報
を保持している場合は、当該ポートはバックボーン側に
ありバックプレッシャ制御に係る一連の機能は必要が無
い。そこで、バックプレッシャ制御に係る機能は保持部
が下位ノード検出の旨の情報を保持していることにより
消勢される。また好ましくは、本発明(13)において
は、ハブは、ヘッダ情報検出部が入力ポートを通過する
所定のノード通知用パケットを検出したことにより、下
位ノード検出の旨の情報を保持する保持部を備え、テー
ブル管理部は保持部が下位ノード検出の旨の情報を保持
していることにより収容端末テーブルの収容情報を間接
にして更新する。
【0039】従って、ハブH1,H2は夫々の収容モー
ドで端末を適正に管理できる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通
して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図
2〜図5は実施の形態によるフロー制御方式の構成を示
す図(1)〜(4)である。
【0041】図2はローカルエリアネットワーク(LA
N)の一部を示しており、図においてA〜Cはイーサネ
ット対応の通信機器(端末,サーバ等)、H2は端末A
〜Cを収容するフロントエンドのハブ(マルチポートリ
ピータ)、H1はハブH2等を収容するバックボーン
(中継段)のハブ(マルチポートリピータ)、SH1は
ハブH1等を収容するバックボーン(中枢部)のスイッ
チングハブである。
【0042】なお、図示しないが、通信機器D〜H,I
〜L,M〜Q,R〜Vについても端末A〜Cに対するの
と同様の階層構造でLANに収容されている。また、本
実施の形態ではハブH1,H2をマルチポートリピータ
として説明するが、各ポートに共通なバスの部分をスイ
ッチ部で置き換えるだけで、ハブH1,H2はスイッチ
ングハブとなる。
【0043】図2において、スイッチングハブSH1で
は、ポートP3配下の端末RからポートP2配下の端末
M宛に大量のパケットデータが流れている。この状態
で、端末Aが端末M宛にパケットを送出したと仮定す
る。係る通信状況の下で、各ハブの動作を以下に詳細に
説明する。図3は図2のスイッチングハブSH1の詳細
構成を示しており、図においてSWはパケットを交換す
るスイッチ部、P0〜P3はポート、IBFは入力バッ
ファ、URDは入力バッファの使用率を監視するバッフ
ァ監視部、FLCは入力バッファの使用率に応じてオー
バフロー通知用パケットを生成し、送信するフロー制御
部である。また、アドレステーブルはMACアドレスと
ポート番号とを対応付けるテーブルで、スイッチ部SW
が参照する。
【0044】上記により、スイッチングハブSH1のポ
ートP1には端末Aからの端末M宛のパケットが入力す
る。ポートP1は該パケットをスイッチ部SWに送り出
そうとするが、スイッチ部SWは、アドレステーブルよ
り宛先端末MがポートP2配下にあることを確認すると
共に、現在はポートP3からのパケットをポートP2配
下の端末にスイッチング中であることにより、ポートP
1からのパケット入力を拒否する。その結果、端末Aか
らの端末M宛のパケットはポートP1の入力バッファI
BFに溜められる。
【0045】この状況が長引くと、やがてポートP1の
入力バッファIBFからはパケットが溢れ出してしま
う。そこで、ポートP1のバッファ監視部URDは入力
バッファIBFの使用状態を常時監視しており、入力バ
ッファIBFが溢れそうになると、フロー制御部FLC
を付勢する。その詳細を以下に説明する。図6は実施の
形態によるオーバフロー通知用パケット送信処理のフロ
ーチャートである。
【0046】ステップS1ではバッファ監視部URDは
入力バッファIBFの使用率をチェックする。ステップ
S2では使用率>α(所定値)か否かを判別し、使用率
>αでない場合はステップS1に戻る。また、使用率>
αの場合はステップS3に進み、入力バッファIBFに
最後に入力したパケットの送信元アドレス(この例では
MAC=A)を抽出すると共に、フロー制御部FLCを
付勢する。
【0047】ステップS4ではフロー制御部FLCは端
末A宛のオーバフロー通知用パケットを生成し、これを
ポートP1に送信する。ステップS5では、バッファ監
視部URDは所定のx秒の経過を待つと共に、該x秒を
経過すると、ステップS6で入力バッファIBFの使用
率≦β(但し、β<α)か否かを判別する。使用率≦β
の場合は入力バッファIBF内のパケットが十分に減少
したのでステップS1に戻る。また使用率≦βでない場
合はステップS4に戻り、再度フロー制御部FLCを付
勢する。
【0048】なお、新たに端末Bが端末Q宛のパケット
を送出することも考えられるので、上記ステップS6の
判別で使用率≦βでない場合は、ステップS3に戻る様
にしても良い。この場合のバッファ監視部URDは入力
バッファIBFに最後に入力したパケットの送信元アド
レス(この例ではMAC=B)を抽出すると共に、フロ
ー制御部FLCを再度付勢する。ステップS4ではフロ
ー制御部FLCは端末B宛のオーバフロー通知用パケッ
トを生成し、これをポートP1に送信する。
【0049】図10は実施の形態によるオーバフロー通
知用パケットのMACフレームフォーマットを示す図で
ある。このフォーマットはイーサネットにおけるオリジ
ナルのDIX仕様と、後にこれを標準化したIEEE8
02.3仕様とに準拠している。「宛先アドレス」に
は、本来は通信パケットの宛先アドレスが入るが、オー
バフロー通知用パケットではオーバフロー通知先の端末
アドレス(例えばA)を入れる。
【0050】「送信元アドレス」には、本来は通信パケ
ットを送出した端末アドレスが入るが、オーバフロー通
知用パケットではオーバフロー通知用パケットであるこ
とを示す所要ネットワーク(この例ではLAN)におい
てユニークな番号(例えばX)を入れる。更に、「送信
元アドレス」中の「I/G」ビットは、個別(0)/グ
ループ(1)を表しており、オーバフロー通知用パケッ
トではグループ(1)とする。また「U/L」ビット
は、ユニバーサル(0)/ローカル(1)を表してお
り、オーバフロー通知用パケット(即ち、LAN)では
ローカル(1)とする。
【0051】「タイプ」は、本来はユーザデータの上位
プロトコルの種類を示すが、オーバフロー通知用パケッ
トではオーバフロー通知用パケットであることを示すユ
ニークな番号を入れる。「LLCヘッダ」は、本来は宛
先端末の上位レイヤとリンクをとる論理リンク制御のた
めに使用するが、オーバフロー通知用パケットは端末の
上位レイヤに渡す必要は無いので、端末の上位レイヤに
とって無意味なビット列となし、論理リンク制御で破棄
される様にする。
【0052】図5はフロントエンドにおけるハブH2の
詳細構成を示しており、例えばバックボーン(中継段)
のハブH1が無いと仮定すると、スイッチングハブSH
1からのオーバフロー通知用パケットはフロントエンド
のハブH2に入力する。図において、BUSは各ポート
が共用するバス、P0〜P3はポート、SFRはポート
を通過するパケットヘッダ部の信号を参照するためのシ
フトレジスタ、HDDはポートを通過するパケットヘッ
ダ部の各種情報を検出するヘッダ情報検出部、BPCは
コリジョン信号を出力するバックプレッシャ制御部、T
ABはポート別の収容端末に係る情報を保持する収容端
末テーブル、TBCは収容端末に係る情報の登録/削除
を行うテーブル管理部、FLGは下位ノード検出の旨の
情報を保持する保持部、NPSはノード通知用パケット
を送出するノード通知用パケット送出部である。各収容
端末テーブルTABの一例の記憶態様を図の右側に示
す。
【0053】上記により、ハブH2のポートP0に入力
した端末A宛のオーバフロー通知用パケットは、バスB
USを介してハブH2の全ポートP1〜P13に分配さ
れる。各ポートP1〜P13のヘッダ情報検出部HDD
は通過パケットのアドレス情報を検出して必要なバック
プレッシャ制御部BPCの付勢を行う。図7は実施の形
態によるコリジョン信号送出処理のフローチャートであ
る。
【0054】ステップS11では、ヘッダ情報検出部H
DDは出力ポートに向かうパケットの送信元アドレスを
チェックする。ステップS12では「送信元アドレス」
=「X」か否かを判別し、「送信元アドレス」=「X」
でない場合は、例えば通常の通信用パケットであるの
で、そのまま処理を抜ける。また「送信元アドレス」=
「X」の場合は、オーバフロー通知用パケットであるの
で、ステップS13に進み、更に該パケットの「宛先ア
ドレス」をチェックする。ステップS14では、宛先ア
ドレスにより自己の収容端末テーブルを参照し、該宛先
アドレスの端末が自ポートの収容端末か否かを判別す
る。
【0055】収容端末でない場合は処理を抜ける。ま
た、収容端末の場合はステップS15で更に該収容端末
が直接収容「0」か、又は中間に他のハブが介在する間
接収容「1」か否かを判別する。間接収容「1」の場合
は、この段ではコリジョン信号CSを送出しないので、
そのまま処理を抜ける。また直接収容「0」の場合はス
テップS16でバックプレッシャ制御部BPCを付勢す
る。これによりバックプレッシャ制御部BPCはコリジ
ョン信号CSを生成し、接続端末に送出する。
【0056】図5について上記の処理結果を言うと、ハ
ブH2のポートP1は、収容端末=「A」、かつ直接収
容「0」により、コリジョン信号CSを端末Aに送出す
る。ポートP2は、収容端末=「B」によりコリジョン
信号CSを送出しない。ポートP3も収容端末=「C」
によりコリジョン信号CSを送出しない。従って、端末
Aのみがコリジョン信号CSの衝突を検出し、パケット
の送信を停止する。
【0057】図4はバックボーン(中継段)におけるハ
ブH1の構成を示しており、細部の構成は図5のハブH
2と同一である。ハブH1が有る場合はSH1からのオ
ーバフロー通知用パケットはまずハブH1に入力する。
ハブH1のオーバフロー通知用パケット処理は図5で述
べたものと同一で良い。但し、収容端末テーブルTAB
の記憶内容が異なるので以下の結果となる。
【0058】ハブH1において、ポートP1は収容端末
に「A」を含むが、該端末Aは間接収容「1」であるの
で、コリジョン信号CSは送出されない。オーバフロー
通知用パケットはポートP1を通過する。またポートP
2は収容端末に「A」を含まないので、コリジョン信号
CSは送出されない。オーバフロー通知用パケットはポ
ートP2を通過する。またポートP3は、同じく収容端
末に「A」を含まないので、コリジョン信号CSは送出
されない。オーバフロー通知用パケットはポートP3を
通過する。
【0059】従って、中間にハブH1が存在しても、オ
ーバフロー通知用パケットはハブH1通過し、フロント
エンドのハブH2に至る。ところで、一般に中継段のハ
ブH1は、フロントエンドのハブH2に比べて1ポート
当たりの論理的な収容端末数が多くなるので、収容端末
テーブルTABの検索をファームウエアで行う場合は、
検索に時間を要し、能率的でない。そこで、このような
ハブH1をバックボーン側に設置した場合は、上記バッ
クプレッシャ制御に係る部分の機能を消勢(バイパス)
する。こうすれば、ハブH1の処理遅延は生じない。
【0060】ところで、上記各収容端末テーブルTAB
の正確な運用は、ネットワークの変更時(ハブの設置
時、端末の増設/削除/移設時等)にネットワークの管
理者が各ポートの収容端末テーブルTABを更新するこ
とにより、実現可能である。しかし、この種のLANで
は、ハブやスイッチングハブを既存のネットワークに設
置する際に、ケーブルを接続するだけで、端末登録等の
処理が自動的に行われ、即座に運用(プラグ・アンド・
プレイ)できることが好ましい。そこで、各ポートにお
ける収容端末テーブルTABの生成・管理を、各ハブに
て自律的に行なう。
【0061】なお、このために、ノード通知用パケット
送出部NPSはネットワークに設置後、定期的にノード
通知用パケットを送出する。図8は実施の形態による端
末登録処理のフローチャートである。ステップS21で
はヘッダ情報検出部HDDは流入パケットの送信元アド
レスをチェックし、ステップS22では該パケットがノ
ード通知用パケットか否かを判別する。アドレスの抽出
は最初に送出されたパケットから行なう。ノード通知用
パケットの場合はステップS27で保持部FLGに下位
ノード検出の旨の情報「1」を保持し、処理を抜ける。
【0062】なお、図示しないが、保持部FLGの内容
は、所定時間を経過しても次のノード通知用パケットが
検出されない場合は、リセットされる。また、上記ステ
ップS22の判別でノード通知用パケットで無い場合
は、この例では通常の通信パケットである。ステップS
23では収容端末テーブルTABを参照し、既登録アド
レスと一致するか否かを判別する。
【0063】例えば、H2−P1の収容端末テーブルT
ABに端末Aが既に登録されており、該端末Aがパケッ
トを送出した場合は、既登録アドレスAと一致する。こ
の場合はそのまま処理を抜ける。しかし、例えばハブH
2のポートP1に新たに端末aを追加した場合は、既登
録アドレスAと一致しない。この場合は、ステップS2
4で下位ノード検出の旨の情報FLG=1か否かをチェ
ックし、FLG=0(直接)の場合は、ステップS25
でH1−P1の収容端末テーブルTABに端末aのアド
レス「a」及び直接収容「0」の情報を追加する。
【0064】上記の処理は、中継段のハブH1でも同様
である。例えばハブH2のポートP0から新たに接続さ
れた端末aからのパケットを受信した場合は、ステップ
S23の判別で既登録アドレスAと一致しない。但し、
この場合はステップS24の判別でFLG=1(間接)
であることにより、ステップS26でH1−P1の収容
端末テーブルTABに端末aのアドレス「a」及び間接
収容「1」の情報を追加する。
【0065】なお、このような収容端末テーブルTAB
の記憶容量は有限であり、定期的に1テーブルの全内容
がリセットされ、又は新たな端末の登録があった時に最
も古い端末の登録が削除される。実際上、スイッチング
ハブSH1にオーバフローを起こすようなアクティブな
端末は直ちにハブH1,H2の収容端末テーブルTAB
に再登録されるので、フロー制御、バックプレッシャ制
御に関しては何らの支障も生じない。
【0066】図11は実施の形態によるノード通知用パ
ケットのMACフレームフォーマットを示す図である。
このフォーマットはイーサネットにおけるオリジナルの
DIX仕様と、後にこれを標準化したIEEE802.
3仕様とに準拠している。「宛先アドレス」にはノード
通知用パケットであることを示すユニークな番号を入れ
る。更に「I/G」ビットはグループ(1)とし、「U
/L」ビットはローカル(1)とする。
【0067】「送信元アドレス」にはノード通知用パケ
ットであることを示すユニークな番号を入れる。更に
「I/G」ビットはグループ(1)とし、「U/L」ビ
ットはローカル(1)とする。「タイプ」にはオーバフ
ロー通知用パケットであることを示すユニークな番号を
入れる。
【0068】「LLCヘッダ」は、端末の上位レイヤに
とって無意味なビット列となし、論理リンク制御で破棄
される様にする。図9は実施の形態によるポートのハー
ドウエア構成を示す図で、図においてSFRはシフトレ
ジスタ、DECはデコーダ、FFはフリップフロップ、
TMはタイマ、CSGはコリジョン信号生成部、CMP
はコンパレータ、REGはレジスタ、SQCはシーケン
シャル制御部、OはORゲート回路、NはNORゲート
回路、AはANDゲート回路である。
【0069】デーコーダ1は流出パケットの「送信元ア
ドレス」=「オーバフロー通知用パケット」を検出した
ことによりオーバフロー通知用パケット検出信号OFP
=1を出力する。一方、この場合のデコーダ2は過去の
流入パケットの「送信元アドレス=ノード通知用パケッ
ト」を検出していないことにより、下位ノード検出の旨
の信号BBを保持するフリップフロップFFはリセット
されている。従って、フォールス端子の出力信号BB/
=1である。
【0070】一方、コンパレータ5〜6はオーバフロー
通知用パケットの宛先アドレスと、レジスタ9〜10の
収容端末登録アドレスA〜aとを夫々比較しており、何
れかで一致が得られると、その=端子に信号「1」を出
力する。これにより、ORゲート回路Oが満足され、か
つANDゲート回路Aも満足される。その結果、コリジ
ョン信号生成部CSGが付勢され、出力ポートにコリジ
ョン信号CSを出力する。
【0071】タイマ4はコリジョン信号生成部CSGが
付勢されて後の所定時間を計数し、タイムアウトTOす
るとコリジョン信号CSの出力を停止させる。なお、フ
リップフロップFFが下位ノード検出の旨の信号BBを
保持している場合(ハブがバックボーン側にある場合)
は、信号BB/=0であり、コリジョン信号CSは出力
されない。
【0072】この場合に、タイマ3はノード通知用パケ
ットの検出の度にリスタートされるので、当該ポートに
端末が直接接続されるまではフリップフロップFFはリ
セットされない。一方、コンパレータ7〜8は流入パケ
ットの送信元アドレスと、レジスタ9〜10の収容端末
登録アドレスA〜aとを夫々比較しており、何れも一致
が得られないと、シーケンシャル制御部SQCを付勢す
る。
【0073】シーケンシャル制御部SQCは、付勢され
た場合は、その時の流入パケットの送信元アドレスをレ
ジスタ9〜10の何れか一つにシーケンシャルモードで
セットする。従って、新たな端末アドレスが登録される
場合に、最も古い登録の端末アドレスが抹消される。こ
のように、ポートをハードウェアで構成すれば、本発明
に係る各種機能は瞬時に行われ、遅延を生じない。
【0074】なお、上記実施の形態では本発明に係る各
種機能を各ポートに分散配置したが、これはハードウエ
ア化、高速処理に好適である。但し、本発明に係る各種
機能をスイッチングハブ又はハブの共通の制御部にまと
めて設けても良い。また、上記実施の形態では本発明に
係る各種機能のフル実装の例を示したが、本発明の機能
は使用目的に応じた最小限の組合せにより実現されても
良い。
【0075】また、上記バックボーンのスイッチングハ
ブSH1にハブH1,H2の機能を追加しても良い。こ
うすれば、ネットワーク全体を共通のスイッチングハブ
SH1で構築又は置換できる。また、上記本発明に好適
なる実施の形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範
囲内で、構成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更
が行えることは言うまでも無い。
【0076】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、既存の
イーサネットに接続された端末を変更することなくIE
EE803.2上での端末のフロー制御が可能となる。
また、スイッチングハブをLANの基幹部分に使用する
ことができ、その能力を有効に利用することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は実施の形態によるフロー制御方式の構成
を示す図(1)である。
【図3】図3は実施の形態によるフロー制御方式の構成
を示す図(2)である。
【図4】図4は実施の形態によるフロー制御方式の構成
を示す図(3)である。
【図5】図5は実施の形態によるフロー制御方式の構成
を示す図(4)である。
【図6】図6は実施の形態によるオーバフロー通知用パ
ケット送信処理のフローチャートである。
【図7】図7は実施の形態によるコリジョン信号送出処
理のフローチャートである。
【図8】図8は実施の形態による端末登録処理のフロー
チャートである。
【図9】図9は実施の形態によるポートのハードウエア
構成を示す図である。
【図10】図10は実施の形態によるオーバフロー通知
用パケットのMACフレームフォーマットを示す図であ
る。
【図11】図11は実施の形態によるノード通知用パケ
ットのMACフレームフォーマットを示す図である。
【図12】図12は従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
A〜V 通信機器 SH1 スイッチングハブ H1,H2 ハブ BUS バス P0〜P3 ポート IBF 入力バッファ URD バッファ監視部 FLC フロー制御部 SFR シフトレジスタ HDD ヘッダ情報検出部 BPC バックプレッシャ制御部 TAB 収容端末テーブル TBC テーブル管理部 FLG 保持部 NPS ノード通知用パケット送出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 武志 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1 号 富士通ネットワークエンジニアリン グ株式会社内 (72)発明者 井上 英樹 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1 号 富士通ネットワークエンジニアリン グ株式会社内 (72)発明者 永野 博史 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1 号 富士通ネットワークエンジニアリン グ株式会社内 (72)発明者 西村 孝司 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1 号 富士通ネットワークエンジニアリン グ株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−311161(JP,A) 特開 平6−216925(JP,A) 特開 平8−265356(JP,A) 特開 平9−116569(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/44

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックボーンのスイッチングハブとイー
    サネット対応の端末機器を収容するフロントエンドのハ
    ブ(マルチポートリピータ又はスイッチングハブ)とが
    階層構造で接続するネットワークのフロー制御方式にお
    いて、 バックボーンのスイッチングハブは自己の入力ポートが
    オーバフローする前に該入力ポートにパケットを送出し
    ている端末宛のオーバフロー通知用パケットを生成して
    当該ポートに送出し、これを受けたフロントエンドのハ
    ブはオーバフロー通知用パケットの宛先端末を直接収容
    するポートにコリジョン信号を送出することを特徴とす
    るフロー制御方式。
  2. 【請求項2】 バックボーンのスイッチングハブとイー
    サネット対応の端末機器を収容するフロントエンドのハ
    ブ(マルチポートリピータ又はスイッチングハブ)とが
    階層構造で接続するネットワークのスイッチングハブに
    おいて、 入力ポートのバッファ使用率が所定の閾値を越えたこと
    により、当該入力バッファに蓄積された最新パケットの
    送信元アドレスを読み出すと共に、得られた送信元アド
    レスを宛先アドレスとする所定のオーバフロー通知用パ
    ケットを生成して当該ポートに送出するフロー制御部を
    備えることを特徴とするスイッチングハブ。
  3. 【請求項3】 オーバフロー通知用パケットは、その送
    信元アドレスとして所要ネットワークについての予め規
    定したユニークな番号を含むことを特徴とする請求項2
    のスイッチングハブ。
  4. 【請求項4】 バックボーンのスイッチングハブとイー
    サネット対応の端末機器を収容するフロントエンドのハ
    ブ(マルチポートリピータ又はスイッチングハブ)とが
    階層構造で接続するネットワークのハブにおいて、 ポートを通過するパケットのヘッダ情報を検出するヘッ
    ダ情報検出部と、 ヘッダ情報検出部が出力ポートを通過する所定のオーバ
    フロー通知用パケットを検出したことにより、該パケッ
    トの宛先端末を直接収容するポートに対してコリジョン
    信号を送出するバックプレッシャ制御部とを備えること
    を特徴とするハブ。
  5. 【請求項5】 ポート別に収容端末のアドレス情報及び
    該収容が直接か間接かを示す情報を保持する収容端末テ
    ーブルを備え、 バックプレッシャ制御部は、ポート対応の収容端末テー
    ブルに基づき当該宛先端末の収容が直接か間接かを判別
    することを特徴とする請求項4のハブ。
  6. 【請求項6】 ヘッダ情報検出部が入力ポートを通過す
    る通信パケットについて新たな送信元アドレスの情報を
    検出したことにより、収容端末テーブルの内容を更新す
    るテーブル管理部を備えることを特徴とする請求項5の
    ハブ。
  7. 【請求項7】 所定のノード通知用パケットを保持し、
    これをポートに定期的に送出するノード通知用パケット
    送出部を備えることを特徴とする請求項4のハブ。
  8. 【請求項8】 ノード通知用パケットは、その宛先アド
    レス及び送信元アドレスとして所要ネットワークについ
    ての予め規定したユニークな番号を含むことを特徴とす
    る請求項7のハブ。
  9. 【請求項9】 ヘッダ情報検出部が入力ポートを通過す
    る所定のノード通知用パケットを検出したことにより、
    下位ノード検出の旨の情報を保持する保持部を備えるこ
    とを特徴とする請求項4のハブ。
  10. 【請求項10】 ノード通知用パケットは当該入力ポー
    トで破棄されることことを特徴とする請求項9のハブ。
  11. 【請求項11】 保持部の下位ノード検出の旨の情報
    は、ヘッダ情報検出部が所定時間の間入力ポートを通過
    するノード通知用パケットを検出しないことによりリセ
    ットされることを特徴とする請求項9のハブ。
  12. 【請求項12】 バックプレッシャ制御に係る機能は保
    持部が下位ノード検出の旨の情報を保持していることに
    より消勢されることを請求項9のハブ。
  13. 【請求項13】 ヘッダ情報検出部が入力ポートを通過
    する所定のノード通知用パケットを検出したことによ
    り、下位ノード検出の旨の情報を保持する保持部を備
    え、 テーブル管理部は保持部が下位ノード検出の旨の情報を
    保持していることにより収容端末テーブルの収容情報を
    間接にして更新することを特徴とする請求項6のハブ。
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