JP3412978B2 - 振れ検出手段用取付装置 - Google Patents

振れ検出手段用取付装置

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JP3412978B2 JP23472095A JP23472095A JP3412978B2 JP 3412978 B2 JP3412978 B2 JP 3412978B2 JP 23472095 A JP23472095 A JP 23472095A JP 23472095 A JP23472095 A JP 23472095A JP 3412978 B2 JP3412978 B2 JP 3412978B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筺体に生じた振れ
を検知する複数の振れ検知手段を備えた防振装置や防振
機能付きカメラ等に好適な振れ検知手段用取付装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、手振れ等に起因したカメラの
像振れを補正する防振装置は種々提案されている。これ
らの像振れ補正方式の代表的なものとしてはカメラに生
じた上下方向と左右方向の回転振れ(振れ信号)を2つ
の振れ検知手段で検知し、該振れ信号に基づいて撮影光
学系内の振れ補正光学部材を2方向に変位せしめて像振
れを解消させるものがある。
【0003】そして、手振れを検知する振れ検知手段に
は、角変位計,角速度計,角加速度計等があるが、これ
らの振れの検知手段は手振れ以外の有害な振動、例えば
一眼レフレックスカメラのクイックリターンミラー,シ
ャッタ,絞り機構等の作動による衝撃、あるいはビデオ
カメラのモータ走行振動により正規の手振れ信号以外の
誤信号を出力してしまうという欠点がある。
【0004】なお、上述の有害な振動の伝播経路として
は (a1)振動源から振れ検知手段まで、カメラあるいは
レンズの筺体等の構造部材を伝播する振動(以下、これ
をメカニカル振動と称する)。
【0005】(a2)振動源から振れ検知手段まで、空
気中を伝播する振動(以下、これを音響振動と称す
る)。の2種類がある。そして一般に低周波数の振動は
主として上記の(a1)のメカニカル振動として伝播
し、高周波の振動は主として上記の(a2)の音響振動
として伝播しやすいという性質がある。
【0006】そこでこれらの有害な振動を除去するため
の取付方法に関する出願も既になされている。例えば特
開昭62−38313号公報では振動ジャイロの音叉状
振動子を2つの円筒容器を用いて密閉封止し、これを弾
性部材を介して基台に取り付ける技術が開示されてい
る。又本出願人は特願平6−83588号で、複数の振
動ジャイロを各々弾性シート部材で覆い、これを独立の
密閉空間を有するケース内に収納している。これにより
密閉ケースで音響振動を遮断すると共に弾性シートでメ
カニカル振動を遮断している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開昭6
2−38313号公報で提案されている方法は、音叉振
動子を支持する円環部がケース部材の一部も兼ねて外界
に露出しているため、該円環部から音響振動が音叉部に
伝わりやすい。
【0008】一方、本出願人が特願平6−83588号
で提案している方法は、音響振動に敏感な振動ジャイロ
に適用するときの遮断効果が必ずしも十分ではなかっ
た。具体的には密閉ケースに振動ジャイロを収納する場
合、該ケースを少なくとも2分割して開口部を設ける必
要があるが、このとき音響振動の侵入が生じると共にケ
ースの剛性が低下する傾向があった。
【0009】本発明は次のうち少なくとも1つを満足す
る振れ検知手段用取付装置の提供にある。
【0010】(b1)衝撃源から振れ検知手段に伝播す
る音響振動を効果的に遮断することができる。
【0011】(b2)振れ検知手段の取付時の位置決め
精度を向上させることができる。
【0012】(b3)遮音性能を更に向上させると共に
製造も容易にすることができる。
【0013】(b4)メカニカル振動をも効果的に遮断
することができる。
【0014】(b5)取付装置の剛性を向上させ、かつ
省スペースを図ることができる。
【0015】(b6)複数の振れ検知手段が占有する空
間の形状自由度を大きくし、振れ検知手段が取り付けら
れる機器全体を小型化することができる。
【0016】(b7)小型化しながら遮音性能を向上す
ることができる。
【0017】(b8)振れ検知手段への電気的ノイズの
影響を低減することができる。
【0018】(b9)電気的ノイズの影響を押さえなが
ら装置全体を小型化し、かつ低コスト化することができ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の振れ検知手段用
取付装置は、 (1−1)結像レンズを保持するあるいは結像光束を規
制するレンズ鏡筒に固定され、該レンズ鏡筒に生じた振
れを検知するための複数の振れ検知手段を各々独立に収
納する気密空間を備えた複数の保持部を有し、該保持部
は該レンズ鏡筒の一部を成しており、互いに直交する3
つの投影面に対する該気密空間の投影図形面積が略最小
となる投影面に平行な面で前記保持部を分割して構成し
たことを特徴としている。
【0020】特に、 (1−1−1)前記気密空間は略多角柱であること、 (1−1−2)前記気密空間は略円柱であること、 (1−1−3)前記振れ検知手段と前記保持部との間に
弾性部材を介在させたこと、等を特徴としている。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の振れ検知手段用取
付装置を光学機器(カメラ)に具備した実施例1の概略
図である。図1において11は、カメラ本体である。カ
メラ本体11はカメラ全体の動作を制御するカメラCP
U12、カメラの各種動作の開始トリガとなる操作スイ
ッチ群13、レンズとの信号授受を行うカメラ側マウン
ト接点14、クイックリターンミラー15及び結像面に
置かれたフィルム(感光面)16等を具備している。
【0025】31は上記のカメラ本体11に対し着脱可
能な交換レンズである。交換レンズ31はレンズ群3
2,33,34、前記カメラCPU12と通信して該交
換レンズ31のフォーカシング駆動及び像振れ補正動作
を制御するレンズCPU35、レンズ側マウント接点3
6、例えば微小振動に敏感な振動ジャイロ等の振れ検知
センサ37、前記レンズ群32を光軸方向に進退させて
フォーカシングを行うフォーカシングアクチュエータ3
8、レンズCPU35等の制御用素子を実装するレンズ
基板40、及び、前記振れ検知センサ37で検出された
手振れ信号を基に前記レンズCPU35によって制御さ
れてレンズ33を光軸に垂直な二次元方向に駆動制御
し、結像面上の像振れを抑制する像振れ補正アクチュエ
ータ39等を具備している。
【0026】図2は本発明における振れ検知手段用取付
装置の形状を説明する概略図である。Sは図1で説明し
た振れ検知センサ(以下「センサ」ともいう)37に相
当するもので、図示の如く直方体の保護ケースで覆われ
た振動ジャイロより成っており、Z軸回りの回転角速度
ωを検出している。該センサSを取り囲む二点鎖線で示
された直方体(収納空間)CはセンサSに伝播する音響
振動を遮断する為のセンサケース(ケース本体)のセン
サ収納空間形状(収納部)を表わしている。
【0027】一方、面T1 ,T2 ,T3 は該センサSと
該収納空間Cの三次元方向の投影形状を説明する為の第
1,第2,第3投影面である。そして第1投影面T1
はセンサS及び収納空間Cの投影形状S1 ,C1 が示さ
れ、同様に第2(第3)、投影面T2 (T3 )には各投
影形状S2 ,C2 (S3 ,C3 )が示されている。
【0028】ここで、該収納空間Cは該センサSを遮音
保持する為の密閉空間より成っている。該空間内Cにセ
ンサSを収納保持する為に該空間Cを少なくとも2分割
し、収納用開口部C10を設けている。このとき該開口部
から音響振動が収納空間内に侵入する恐れが出る為、該
開口部を可能な限り小さくしている。本実施例では該開
口部を形成する分割面を前記3つの投影形状C1 ,C
2 ,C3 のうち、最小の投影面積となる投影形状C1
平行な面を分割面としている。図2ではその分割面を一
点鎖線C10で示している。
【0029】本実施例では上記構成により収納部の開口
面積が最小となって音響振動の伝播を効果的に遮断する
と共にケース本体(センサケース54)の剛性低下も最
小限に抑えられる為、前記メカニカル振動によるケース
本体54の撓み変形も効果的に防止している。
【0030】図3は本発明の実施例1における振れ検知
手段用取付装置を具備したカメラの要部構成を示す分解
斜視図であり、図1の交換レンズ31をマウント側から
見た概略図である。
【0031】交換レンズ31の基台を構成する固定筒
(筐体)51の突起51aに対し、マウント52が前述
のレンズ基板40を挟持してネジ53により固定されて
いる。54は前述の振れ検知センサ37を保持するセン
サケースである。
【0032】ここで、カメラ等の像振れは上下方向の回
転振れ(以下、「ピッチ振れ」と称す)と左右方向の回
転振れ(以下、「ヨー振れ」と称す)、及び、撮影光軸
まわりの回転振れ(以下、「ロール振れ」と称す)の三
次元の振れが合成したものとして生ずる。
【0033】このうちロール振れの補正は省略できる
が、少なくともピッチ振れとヨー振れは同時に補正しな
ければ効果的な像安定化はなされない。従って、本実施
例においては後述するピッチ振れ検知センサとヨー振れ
検知センサを備え、両センサはピッチセンサ収納ブロッ
ク54aとヨーセンサ収納ブロック54bの内部に収納
保持されている。そして該センサケース54(54a,
54b)はネジ55により固定筒51の3か所の突起5
1bに締付け固定されている。
【0034】56はセンサ基板であり、振れ検知センサ
37に電源を供給すると共に検知した手振れ信号を取り
出している。センサ基板56はフレキシブルプリント基
板より構成され、レンズ基板40上のコネクタ57にて
該レンズ基板40に接続されている。38は図1で説明
したフォーカシングアクチュエータであり、フォーカシ
ングレンズ駆動用モータ、ギヤ、パルスエンコーダ等で
構成されている。
【0035】58は該アクチュエータ38とレンズ基板
40を接続するフレキシブルプリント基板でレンズ基板
40上のコネクタ59を介して接続されている。前記レ
ンズ基板40には前述したレンズCPU35が実装さ
れ、又前述した像振れ補正アクチュエータ39を電気的
に接続する為のフレキシブルプリント基板60がコネク
タ61を介して接続される。
【0036】図4は図3のセンサケース54の構造の詳
細を説明する分解斜視図である。センサ基板56の延出
部56pにはピッチ方向の振れを検出する為の振動ジャ
イロであるピッチ振れ検知センサ37pが半田付固定さ
れ、他の延出部56yには同じくヨー振れ検知センサ3
7yが半田付されている。71p,71yは該センサ3
7p,37yの電源を安定化させる為のセンサ基板56
に設けたノイズ除去用コンデンサ等の電気素子である。
【0037】72pはシート状の発泡ウレタン等で構成
された緩衝部材で、前記ピッチ振れ検知センサ37pと
基板延出部56p、電気素子71pを一体的に覆うよ
う、両面テープで固定されている。72yは緩衝部材で
あり、緩衝部材72pと同様に用いられる。
【0038】センサ基板56に半田付され、緩衝部材7
2p,72yで覆われた2つのセンサ37p,37yは
センサケース54のピッチ収納空間54p、ヨー収納空
間54yに挿入される。該収納空間54p,54yは図
2で説明したような直方体であり、その寸法は該センサ
37p,37yの収納時に緩衝部材72p,72yを適
当な量だけ圧縮変形させるように設定されている。又該
収納空間54p,54yの開口部は図2に示したように
その投影面積が最小となる面に設定されている。
【0039】言い換えれば略直方体である該センサ37
p,37yをその長軸方向に沿って挿入する向きに開口
部が形成されている。該センサ37p,37yの挿入
後、開口部端面54cには蓋73pがネジ74pを用い
て密閉封止され、同じく端面54dには蓋73yがネジ
74yにて固定されている。
【0040】上記構成でピッチセンサ収納ブロック54
aと蓋73pを結合したものがピッチセンサの保持部を
構成し、両部材54aと73pの合わせ面54cがピッ
チ収納空間54pの分割面に相当している。又同様にヨ
ーセンサ収納ブロック54bと蓋73yを結合したもの
がヨーセンサの保持部を構成し、両部材54bと73y
の合わせ面がヨー収納空間54yの分割面に相当してい
る。
【0041】上記手順でセンサケース54にセンサ37
p,37yを組み込んだ後、図3に示すように該センサ
ケース54はネジ53にて固定筒51に固定されてい
る。尚、該センサケース54のヨー収納部54yの開口
部をヨーセンサ収納ブロック54bの底面側としたの
は、該センサケース54を樹脂で一体成型する際、収納
空間54pと54yを形成する型同士の干渉を防止する
為である。又該センサケース54には鏡筒の一部を構成
する円筒部54eが設けられており、省スペース,省部
品及びセンサケース54の剛性向上に役立っている。
【0042】図5は実施例1の要部断面図である。当図
において延出部56p(56y)を含むセンサ基板56
の大半の部分をセンサ37pを挟んでレンズ基板40と
は反対の方向に配置されている。その為センサ基板40
上のレンズマイコン35や不図示のフォーカスアクチュ
エータ用ドライバ、像振れ補正アクチュエータ用ドライ
バ等から発生する電磁ノイズが該センサ37pの出力に
及ぼす影響が軽減される。
【0043】以上の図3乃至図5の実施例1においては
振れ検知センサの収納空間の開口面積が最小となるよう
にセンサ収納部が分割されている為、カメラボディの衝
撃源から伝播する音響振動の遮断効果が高まる。又該セ
ンサの周囲に緩衝部材を用いることによりメカニカル振
動も遮断している。
【0044】一方、センサ収納空間(54p,54y)
は多角柱状(実施例では直方体、即ち四角柱)である
為、センサ収納時のセンサ位置決め精度が良い。又セン
サケース54は鏡筒の一部を成している為、省スペース
及びセンサケースの剛性向上に有利となっている。更に
レンズ基板40とセンサ基板56が振れ検知センサ37
p,37yを間に挟んで互いに反対方向に位置し、これ
によりレンズ基板40上のフォーカシングアクチュエー
タ、振れ防止アクチュエータ等のドライバ回路から発生
するノイズがセンサ基板56に及ぼすときの影響を軽減
している。そしてレンズ基板40を光軸に垂直に配置す
ることにより省スペースに役立つと共に、レンズ基板に
安価なハード基板を用いることができるようにしてい
る。
【0045】図6は本発明の実施例2の要部斜視図であ
る。本実施例においてはセンサケース台座81に対して
ピッチセンサ収納ブロック82a及びヨーセンサ収納ブ
ロック82bが別部品として構成している。これら3部
品(81,82a,82b)は接着剤等で一体化されて
いる。そして該ブロック82a,82bは外形形状及び
センサ収納空間82p,82yは共に円筒形状となって
いる。これにより該ブロック82a,82bを機械加工
で製造する場合に加工を容易とし、及び円筒形は剛性が
高く、薄肉形状にできて省スペース及び軽量化に有利で
あるという効果を得ている。
【0046】センサ37p,37yは実施例1と類似形
状のセンサ基板83に半田付され、緩衝部材72p,7
2yが装填されてブロック82a,82bの収納空間に
挿入されている。そして両ブロック82a,82bの開
口部端面82c,82dは蓋84及びネジ85にて密閉
封止されている。
【0047】本実施例では上述の如くセンサ収納部82
a,82bを円筒状とした収納部の剛性を高め、かつ薄
肉化による軽量化を図っている。又センサ収納部の分割
面を円筒の中心軸に対して垂直な面とし、開口部面積を
最小としている。これによりメカニカル振動及び音響振
動の遮断効果を一層向上させている。又前述のように円
筒状とし製造を容易とし、又蓋部材も1つで済むように
してコスト低減を図っている。
【0048】図7は本発明の参考例の要部斜視図であ
る。先の実施例1,2ではレンズ鏡筒の光軸に対して垂
直な1つの平面にピッチ振れ検出用及びヨー振れ検知用
の2つのセンサを配置していた。この配置は光軸方向の
寸法を短くできるが、光軸に垂直な面内ではスペースを
少し多く必要とする。そうすると図3においてフォーカ
シングアクチュエータ38が利用できる空間が小さくな
ってくる。
【0049】そこで本参考例では図7に示すようにレン
ズ鏡筒の光軸方向から見て2つのセンサ37p,37y
が重なるような配置にしている。センサケース91はピ
ッチセンサ収納ブロック91a,ヨーセンサ収納ブロッ
ク91bを有し、それぞれにセンサ収納空間91p,9
1yが設けられている。
【0050】一方、振れ検知センサ37p,37yはセ
ンサ基板92の延出部92p,92yに半田付された
後、緩衝部材72p,72yで覆っている。そして前記
センサ収納空間91p,91yに挿入され、蓋93p,
93y及びネジ94p,94yを用いて密閉封止してい
る。
【0051】本参考例においてもセンサ収納部の開口面
91c,91dを収納空間91p,91yの投影面積が
最小となる面に平行に形成しており、これにより先の実
施例1,2と同等の効果を得ている。更に本参考例では
2つのセンサ37p,37yをレンズ光軸方向に配置し
ており、これにより他の機構部の構成要件で実施例1,
2のような形状のセンサケースが配置できない場合に対
処している。例えばカメラとレンズが一体となったレン
ズシャッターカメラに応用する場合や一眼レフカメラシ
ステムのカメラボディ内に当センサを配する場合等に好
適となるようにしている。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、 (c1)振れ検知センサに伝播する音響振動の遮断効果
を高められ、種々のアクチュエータや駆動メカニズムの
動作に伴う衝撃音が発生してもその影響が振れ検知セン
サに及ぶことなく、常に正確な手振れ検知ができる。
【0053】(c2)振れ検知センサの位置決め精度が
高まり、手振れを検知すべき方向と振れ検知手段の感度
軸(検知方向)が一致し、正確な手振れ検知ができる。
【0054】(c3)取付装置の剛性を保ったまま薄肉
化ができるので、装置が軽量化される。又部品形状が円
筒である為、旋削等の機械加工での製造が容易になり、
コストが低減できる。
【0055】(c4)前記メカニズム等からの有害な振
動を遮断できるため、メカニズム駆動中も正確な手振れ
検知が可能となる。
【0056】(c5)取付装置の小型化により機器全体
が小型化される。又取付装置の剛性が高まり、前記メカ
ニズム駆動時の振動によっても取付装置が変形すること
なく、常に正確な手振れ検知が行える。
【0057】(c6)取付装置を小型化でき、機器全体
の小型化に役立つ。又取付装置の剛性を高められ、変形
防止に効果がある。
【0058】(c7)音響振動をも効果的に遮断する。
【0059】(c8)光学機器のアクチュエータ駆動に
よるノイズの影響を低減できる為、該アクチュエータ駆
動中も正確な手振れ補正が行える。
【0060】(c9)光学機器を小型化でき、又基板を
低価格化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をカメラに適用したときの実施例1の概
略図
【図2】図1の振れ検知手段用取付装置の概略図
【図3】本発明の実施例1の振れ検知手段用取付装置を
具備したカメラの要部概略図
【図4】本発明の実施例1の振れ検知手段用取付装置を
具備したカメラの要部概略図
【図5】本発明の実施例1の振れ検知手段用取付装置を
具備したカメラの一部分の要部断面図
【図6】本発明の実施例2の振れ検知手段用取付装置の
一部分の要部斜視図
【図7】本発明の参考例の振れ検知手段用取付装置の一
部分の要部斜視図
【符号の説明】
37,37p,37y 振れ検知センサ 40 レンズ基板 51 固定筒 52 マウント 54,81,91 センサケース 54p,54y,82p,82y,91p,91y
センサ収納空間 54c,54d,82c,82d,91c,91d
分割面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 5/00 G02B 7/02 G03B 17/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結像レンズを保持するあるいは結像光束
    を規制するレンズ鏡筒に固定され、該レンズ鏡筒に生じ
    た振れを検知するための複数の振れ検知手段を各々独立
    に収納する気密空間を備えた複数の保持部を有し、該保
    持部は該レンズ鏡筒の一部を成しており、互いに直交す
    る3つの投影面に対する該気密空間の投影図形面積が略
    最小となる投影面に平行な面で前記保持部を分割して構
    成したことを特徴とする振れ検知手段用取付装置。
  2. 【請求項2】 前記気密空間は略多角柱であることを特
    徴とする請求項1の振れ検知手段用取付装置。
  3. 【請求項3】 前記気密空間は略円柱であることを特徴
    とする請求項1の振れ検知手段用取付装置。
  4. 【請求項4】 前記振れ検知手段と前記保持部との間に
    弾性部材を介在させたことを特徴とする請求項1,2又
    は3の振れ検知手段用取付装置。
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