JP3411616B2 - タンク切替制御装置及びタンク切替制御方法 - Google Patents

タンク切替制御装置及びタンク切替制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体タンクのタンク切
替制御装置に関し、更に詳細には製造装置から製品液を
製品タンクに送出しているときに一つの製品タンクから
別の製品タンクに製品液の送出先を切り換える場合に、
或いはタンク間で液体の貯蔵タンクを切り換える場合
に、製造位置から別の製品タンクまでの或いは一つの貯
蔵タンクから別の貯蔵タンクまでの製品液または液体の
送出経路が確実に切り替わって確立していることを確認
するための装置に関するものであり、また、本発明は、
製造装置から別の製品タンクまでの或いは一つの貯蔵タ
ンクから別の貯蔵タンクまでの製品液または液体の送出
経路が確実に切り替わって確立していることを確認しつ
つタンク切替を行う方法に関するものである。また、貯
蔵タンクから製造装置等へ原料等の液体を供給する場合
においても、同様に利用出来るものである。
【0002】
【従来の技術】液体を貯蔵するためのタンク群におい
て、例えば製油所のオフサイトのタンク群において、従
来から行われていたタンク切替方式は、石油精製装置か
ら製品油を製品タンクに送出している場合に一つの製品
タンクから別の製品タンクに製品油の送出先を切り換え
る際、別の製品タンクへの製品油導入管に設けられた遠
隔操作弁に開指令を発し、その遠隔操作弁のリミットス
イッチのアンサーバック信号を受信した後、一つの製品
タンクへの製品油導入管に設けられた遠隔操作弁に閉指
令を発していた。また、原料等の貯蔵タンクから石油精
製等の原料供給先へ供給する場合等においても、同様で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のタンク
切替方式では、別の製品タンクへの製品油導入管に設け
られた遠隔操作弁のリミットスイッチのアンサーバック
信号を受信したにもかかわらず、万一、それが遠隔操作
弁のリミットスイッチの誤操作であって、遠隔操作弁は
閉のままであるような状態で、一つの製品タンクへの製
品油導入管に設けられた遠隔操作弁を閉にした場合に
は、両方の製品タンクへの製品油導入管が閉になってい
るので、直ちに石油精製装置から製品油を送出すること
が不可能になり、石油精製装置の運転を停止せざるを得
ない事態を招きかねなかった。同様に原料油を供給する
際は、供給が止まって石油精製装置が運転停止となる事
態を招きかねなかった。遠隔操作弁のリミットスイッチ
の動作信頼性は必ずしも完全ではなく、かつ遠隔操作弁
の開閉動作を確認する機会も少なく、上述のような事態
が絶対発生しないと言う保証は無かった。そこで、オペ
レータは遠く離れた場所にある遠隔操作弁の設置箇所に
出向き、一方の遠隔操作弁が開いていることを確認し
て、始めて他方の遠隔操作弁を閉にするのが常であっ
た。そのために、オペレータに過重な負担を強い、かつ
迅速なタンク切替えを行うことが出来なかった。
【0004】以上の問題に鑑み、本発明の目的は、第1
には、液体の送出先や供給元を一つのタンクから別のタ
ンクに切り換えるに際し、別のタンクへの液体送出経路
や供給経路に設けられた遠隔操作弁が確実に開になって
いることを遠隔から確認できるタンク切替制御装置を提
供することであり、第2には同じく遠隔から確認できる
方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るタンク切替制御装置は、複数のタンク
各々に設けられた液面計から入力された貯蔵液体の液面
位置とその入力時間とを記憶し、任意の時点での貯蔵液
体の液面位置を前記記憶した液面位置に基づき推定し、
更に前記任意時点での液面位置と予め設定した基準液面
位置とを比較する液面記憶−比較装置と、前記各タンク
に通じる管路に設けられている遠隔操作弁の開閉を制御
し、遠隔操作弁の開指令を発した旨の信号を前記液面記
憶−比較装置に出力し、かつ前記液面記憶−比較装置か
ら前記比較した結果を受容する弁制御装置とを備えたこ
とを特徴とする。
【0006】本発明において、基準液面位置を任意に設
定することもできるが、弁制御装置が第2のタンクへの
液体導入管やタンクからの供給管に設けられた第2の遠
隔操作弁を開放する開指令を発した時点での第2のタン
クの液面位置に任意の+αまたは−αを加えた値を基準
液面位置とする。本発明における液面計は、液面の位置
を検出し、その検出値の信号を出力する出力装置を備え
ている市販の液面計である。また、遠隔操作弁は、遠隔
より伝達される制御信号により操作される電気モータま
たは流体圧装置により弁が開閉する市販の遠隔操作弁で
ある。本発明で使用される液面記憶−比較装置は、液面
計から入力された液面位置とその入力時間とを記憶する
メモリーと、メモリーに記憶されている任意の入力時間
での液面位置を呼び出し、それと予め設定した基準液面
位置とを比較し、その比較結果を出力する演算−出力手
段とを備えている一般的な装置である。
【0007】以上の構成により、本発明に係るタンク切
替制御装置は、石油精製装置等の設備からタンクへ液体
を導入する場合においては、弁制御装置が第1のタンク
への液体導入管に設けられた第1の遠隔操作弁を閉止す
る閉指令を発するのは、第2のタンクに設けられた液面
計から入力した第2のタンクの液体の液面位置が基準液
面位置と同じか、またはより高い位置に上昇しているこ
とを確認した場合、即ち第2のタンクへの液体導入管に
設けられた遠隔操作弁が開であって、液体がその液体導
入管を介して第2のタンクに流入し、第2のタンクの液
面が現実に上昇していることを確認した場合に限ること
ができる。従って、誤って液体を第1のタンクにも第2
のタンクにも送出できなくなり、装置の運転を停止せざ
るを得なくなる事態を招くことは無くなる。
【0008】また、石油精製装置等の設備へタンクから
液体を供給する場合においては、弁制御装置が第1のタ
ンクへの液体供給管に設けられた第1の遠隔操作弁を閉
止する閉指令を発するのは、第2のタンクに設けられた
液面計から入力した第2のタンクの液体の液面位置が基
準液面位置と同じか、またはより低い位置に下降してい
ることを確認した場合、即ち第2のタンクへの液体供給
管に設けられた遠隔操作弁が開であって、液体がその液
体供給管を介して第2のタンクより流出し、第2のタン
クの液面が現実に下降していることを確認した場合に限
ることができる。従って、誤って液体を第1のタンクか
らも第2のタンクからも供給できなくなり、装置の運転
を停止せざるを得なくなる事態を招くことは無くなる。
【0009】また、本発明に係るタンク切替制御方法
は、石油精製装置等の設備からタンクへ液体を導入する
場合においては、送出中の液体の送出先を第1のタンク
から第2のタンクに切り替えるに際し、前記第2のタン
クへの液体導入管に設けられた第2の遠隔操作弁にその
開指令を発し、同時に、前記開指令を発した時の前記第
2のタンクの液面位置を、該第2のタンクに設けられた
液面計から既に入力され、かつ記憶されている直前の第
2のタンクの液面位置に基づき推定し、更に該推定した
第2のタンクの液面位置に任意の値を加算した位置を基
準液面位置とし、次いで、所定時間後に前記第2のタン
クに設けられた液面計から入力した液面が前記基準液面
位置と同じか、またはより高い位置に上昇していること
を確認した場合に限り、前記第1のタンクへの液体導入
管に設けられた第1の遠隔操作弁にその閉指令を発する
ようにしたことを特徴とし、
【0010】また、石油精製装置等の設備へタンクから
液体を供給する場合においては、供給中の液体の供給元
を第1のタンクから第2のタンクに切り替えるに際し、
前記第2のタンクへの液体供給管に設けられた第2の遠
隔操作弁にその開指令を発し、同時に、前記開指令を発
した時の前記第2のタンクの液面位置を、該第2のタン
クに設けられた液面計から既に入力され、かつ記憶され
ている直前の第2のタンクの液面位置に基づき推定し、
更に該推定した第2のタンクの液面位置に任意の値を減
算した位置を基準液面位置とし、次いで、所定時間後に
前記第2のタンクに設けられた液面計から入力した液面
が前記基準液面位置と同じか、またはより低い位置に下
降していることを確認した場合に限り、前記第1のタン
クへの液体導入管に設けられた第1の遠隔操作弁にその
閉指令を発するようにしたことを特徴とする。
【0011】この方法により、第2のタンクへの完全切
替えは、第2のタンクへの液体導入管または供給管に設
けられた遠隔操作弁が開であって、液体がその液体導入
管または供給管を介して第2のタンクに流入し、または
第2のタンクから流出し、第2のタンクの液面が現実に
上昇または下降していることを確認した場合に限ること
ができる。従って、誤って液体を第1のタンクにも第2
のタンクにも送出できなくなり、または、第1のタンク
からも第2のタンクからも供給できなくなり、装置の運
転を停止せざるを得なくなる事態を招くことは無くな
る。
【0012】
【実施例】図1は、本発明に係るタンク切替制御装置の
一実施例を示す系統図である。タンク切替制御装置は、
タンク12及びタンク14にそれぞれ装備された出力装
置付き液面計16,18から信号線20,22を介して
液面位置信号が入力される液面記憶−比較装置24と、
信号線26,28を経由して開閉の制御信号を遠隔操作
弁32,30に伝達してその開閉を遠隔制御する弁制御
装置34とを備えている。本実施例では、石油精製装置
40は、ポンプ42により送出管44を経由して製品油
導入管46または製品油導入管48を通って連続的に製
品油をタンク12または14にそれぞれ送出する。な
お、石油精製装置40は、連続して運転する必要のある
装置であって、製品油の送出を中断すると装置の運転を
停止せざる得ない種類の装置である。
【0013】製品油導入管46及び48には、上述の遠
隔操作弁30及び32がそれぞれ設置されていて、その
開閉によりタンクへの製品油の送出を開始或いは停止す
ることができる。液面計16及び18は、タンク12及
び14に収容されている製品油の液面位置を短いサイク
ルで常時計測し、その計測値を液面記憶−比較装置24
に出力している。
【0014】液面記憶−比較装置24は、液面計16,
18から入力された液面計測値を入力された時間と共に
メモリーに記憶し、任意の時点でのタンク12,14の
液面をメモリーに記憶しているその直近の液面計測値に
基づいて予め設定した関係に従い推定することができ
る。ここで予め設定した関係とは、例えば直近の液面計
測値の2点を結んで外挿する関係式である。更に、液面
記憶−比較装置24は、タンク12,14の任意の時点
での液面と基準液面位置とを比較し、その液面が基準液
面位置と同じかまたはそれ以上であれば、遠隔操作弁3
0,32の閉命令を信号線52を経由して弁制御装置3
4に出力する。加えて、液面記憶−比較装置24は、内
蔵する出力装置、例えばディスプレイまたはプリンター
上に適宜その記憶した液面計測値をその入力時間ごと
に、更に記憶した液面計測値と入力時間とに基づいて液
面の上昇速度を表形式またはグラフ形式で出力すること
ができる。
【0015】弁制御装置34は、マニュアル入力により
遠隔操作弁30,32の開閉を制御し、遠隔操作弁3
0,32に開指令を出力した旨の信号を液面記憶−比較
装置24に信号線50を経由して出力するとともに、液
面記憶−比較装置24から出力された閉命令を信号線5
2を経由して受容して遠隔操作弁30,32に閉指令を
出してそれらを閉止する。
【0016】以上の構成により、タンク12からタンク
14に製品油の送出先を切り換える際、以下のようにし
てタンク14への製品油の送出経路が確立していること
を遠隔から確認することができる。現在、製品油が石油
精製装置40からポンプ42によりタンク12に送出さ
れていて、タンク12の液面は、タンク12について設
定されている液面上限に徐々に近づきつつあるとする。
遠隔操作弁30は、現在開である。液面計16,18
は、設定されたサイクルでタンク12,14の液面をそ
れぞれ計測し、その計測値を液面記憶−比較装置24に
送信している。タンク12の液面が上限に到達する前
に、製品油の送出先をタンク12からタンク14に切り
換える必要がある。オペレータは、タンク12の液面が
上限に近づきつつあることを液面記憶−比較装置24の
ディスプレイ上で認識すると、この時点で弁制御装置3
4にマニュアル入力して遠隔操作弁32に開指令を発す
る。
【0017】弁制御装置34は、遠隔操作弁32に開指
令を伝達するのと同時に遠隔操作弁32に開指令を出し
た旨の信号を液面記憶−比較装置24に出力する。液面
記憶−比較装置24は、その信号を受容した時点で丁度
液面計18からタンク14の液面計測値を受容した場合
にはその液面計測値を、または同信号を受容した時点で
液面計18からタンク14の液面計測値を受容しなかっ
た場合には、前述のようにしてメモリーに記憶している
液面計測値に基づいてその時点での液面位置を推定し、
更にその推定値に任意の+αを加えて、それを基準液面
位置とする。
【0018】次いで、液面記憶−比較装置24は、予め
設定した時間が経過した時点(今の時点)で丁度液面計
18からタンク14の液面計測値を受容した場合にはそ
の液面計測値を、または予め設定した時間が経過した時
点で液面計18からタンク14の液面計測値を受容しな
かった場合には、前述のようにしてメモリーに記憶して
いる液面計測値に基づいて今の時点での液面位置を推定
して今の液面位置とする。続いて、液面記憶−比較装置
24は、今の液面位置と上記基準液面位置とを比較し、
今の液面位置が基準液面位置と同じになるほど上昇して
いるか、またはそれ以上に上昇している場合にはYES
信号を、そうでない場合にはNO信号を出力して弁制御
装置に信号線52を経由して出力する。
【0019】YES信号は、タンク14の液面が現実に
上昇していること、即ち遠隔操作弁32が開であること
を意味し、NO信号は遠隔操作弁32が閉のままでタン
ク14に製品油が送出されていないので液面が上昇して
いないか、或いは遠隔操作弁32が完全な開ではなく、
そのためタンク14への製品油の送出が阻害されている
かのいずれかを意味し、いずれにしろタンク14に切り
換えることはできない。弁制御装置34は、YES信号
の場合には遠隔操作弁30に閉信号を出し、NO信号の
場合には警報を出し、遠隔操作弁30への閉信号の送信
を保留する。
【0020】本実施例では、遠隔操作弁32に開指令を
発して所定時間経過後にタンク14の液面の上昇を予め
設定した値と比較することにより、タンク14に現実に
製品油が流入していることの確認を、換言すれば遠隔操
作弁32が開であるとの確認を行っているが、設定時間
経過後のタンク14の液面上昇速度を求めてそれにより
確認することも可能である。
【0021】次に、タンク切替制御方法の第1の実施例
について、同じく図1に基づいて説明する。送出中の製
品油の送出先をタンク12からタンク14に切り換える
に際し、先ず、タンク14への製品油導入管48に設け
られた遠隔操作弁32にその開指令を発出する。同時
に、液面計18から入力され、かつ記憶している直前の
タンク14の液面位置に基づき開指令を発した時のタン
ク14の液面位置を推定し、更に該推定したタンク14
の液面位置に任意の+αを加算した位置を基準液面位置
とする。次いで、予め設定した時間が経過した時点(今
の時点)でタンク14に設けられた液面計18から入力
された液面計測値と基準液面位置とを比較する。液面計
18から入力された液面計測値が基準液面位置と同じか
またはより高い位置に上昇していることを確認した場合
に限り、タンク12への製品油導入管46に設けられた
遠隔操作弁30にその閉指令を発出する。以上の構成に
より、タンク12からタンク14への完全切替えは、タ
ンク14への製品油導入管48に設けられた遠隔操作弁
32が開であって、製品油がその製品油導入管48を介
してタンク14に流入し、タンク14の液面が現実に上
昇していることを確認した場合に限ることができる。
【0022】次に、タンク切替制御方法の第2の実施例
について、図2に基づいて説明する。供給中の原料油の
供給元をタンク12からタンク14に切り換えるに際
し、先ず、タンク14からの原料供給管48Aに設けら
れた遠隔操作弁32にその開指令を発出する。同時に、
液面計18から入力され、かつ記憶している直前のタン
ク14の液面位置に基づき開指令を発した時のタンク1
4の液面位置を推定し、更に該推定したタンク14の液
面位置に任意のーαを加算した位置を基準液面位置とす
る。次いで、予め設定した時間が経過した時点(今の時
点)でタンク14に設けられた液面計18から入力され
た液面計測値と基準液面位置とを比較する。液面計18
から入力された液面計測値が基準液面位置と同じかまた
はより低い位置に下降していることを確認した場合に限
り、タンク12からの原料供給管46Aに設けられた遠
隔操作弁30にその閉指令を発出する。以上の構成によ
り、タンク12からタンク14への完全切替えは、タン
ク14からの原料供給管48Aに設けられた遠隔操作弁
32が開であって、原料油がその原料供給管48Aを介
してタンク14から流出し、タンク14の液面が現実に
下降していることを確認した場合に限ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るタンク切替制御装置は、タ
ンクに設けられた液面計から入力された液面位置とその
入力時間とを記憶し、かつ任意の入力時間での液面位置
と予め設定した基準液面位置とを比較する液面記憶−比
較装置と、遠隔操作弁の開閉を制御し、遠隔操作弁の閉
指令を発した旨の信号を液面記憶−比較装置に出力し、
かつ液面記憶−比較装置から上記比較した結果を受容す
る弁制御装置とを備えることにより、液体の送出先や供
給元を一つのタンクから別のタンクに切り換えるに際
し、別のタンクへの液体送出経路や供給経路に設けられ
た遠隔操作弁が確実に開になっていることを遠隔から確
認できる。本発明に係るタンク切替制御方法は、本発明
に係るタンク切替制御装置の作業手順を明確にしてお
り、これによりオペレータの負担を軽減し、タンクの切
替えを確実に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタンク切替制御装置及び方法の第
1実施例を示す系統図である。
【図2】本発明に係るタンク切替制御装置及び方法の第
2実施例を示す系統図である。
【符号の説明】
12,14 タンク 16,18 液面計 24 液面記憶−比較装置 30,32 遠隔操作弁 34 弁制御装置 40 石油精製装置 42 ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 渉 岡山県倉敷市水島青葉町3番7−36号 (72)発明者 小山 誠二 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三菱重工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−98900(JP,A) 特開 昭62−62100(JP,A) 特開 昭51−18315(JP,A) 特開 平1−320512(JP,A) 特開 平3−167611(JP,A) 特開 昭53−146084(JP,A) 特開 昭61−96298(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 9/12 F17D 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のタンク各々に設けられた液面計か
    ら入力された貯蔵液体の液面位置とその入力時間とを記
    憶し、任意の時点での貯蔵液体の液面位置を前記記憶し
    た液面位置に基づき推定し、更に前記任意時点での液面
    位置と予め設定した基準液面位置とを比較する液面記憶
    −比較装置と、前記各タンクに通じる管路に設けられて
    いる遠隔操作弁の開閉を制御し、遠隔操作弁の開指令を
    発した旨の信号を前記液面記憶−比較装置に出力し、か
    つ前記液面記憶−比較装置から前記比較した結果を受容
    する弁制御装置とを備えたことを特徴とするタンク切替
    制御装置。
  2. 【請求項2】 送出中の液体の送出先を第1のタンクか
    ら第2のタンクに切り替えるに際し、前記第2のタンク
    への液体導入管に設けられた第2の遠隔操作弁にその開
    指令を発し、同時に、前記開指令を発した時の前記第2
    のタンクの液面位置を、該第2のタンクに設けられた液
    面計から既に入力され、かつ記憶されている直前の第2
    のタンクの液面位置に基づき推定し、更に該推定した第
    2のタンクの液面位置に任意の値を加算した位置を基準
    液面位置とし、次いで、所定時間後に前記第2のタンク
    に設けられた液面計から入力した液面が前記基準液面位
    置と同じか、またはより高い位置に上昇していることを
    確認した場合に限り、前記第1のタンクへの液体導入管
    に設けられた第1の遠隔操作弁にその閉指令を発するよ
    うにしたことを特徴とするタンク切替制御方法。
  3. 【請求項3】 供給中の液体の供給元を第1のタンクか
    ら第2のタンクに切り替えるに際し、前記第2のタンク
    からの液体供給管に設けられた第2の遠隔操作弁にその
    開始令を発し、同時に、前記開始令を発した時の前記第
    2のタンクの液面位置を、該第2のタンクに設けられた
    液面計から既に入力され、かつ記憶されている直前の第
    2のタンクの液面位置に基ずき推定し、更に該推定した
    第2のタンクの液面位置に任意の値を減算した位置を基
    準液面位置とし、次いで、所定時間後に前記第2のタン
    クに設けられた液面計から入力した液面が前記基準液面
    位置と同じか、またはより低い位置に下降していること
    を確認した場合に限り、前記第1のタンクへの液体供給
    管に設けられた第1の遠隔操作弁にその閉始令を発する
    ようにしたことを特徴とするタンク切替制御方法。
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