JP3411027B1 - 住宅購入支援システム - Google Patents

住宅購入支援システム

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JP3411027B1
JP3411027B1 JP2002086419A JP2002086419A JP3411027B1 JP 3411027 B1 JP3411027 B1 JP 3411027B1 JP 2002086419 A JP2002086419 A JP 2002086419A JP 2002086419 A JP2002086419 A JP 2002086419A JP 3411027 B1 JP3411027 B1 JP 3411027B1
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嘉彦 不老
弘四郎 碩
延英 小西
豊 中村
雅章 高木
孝人 松井
幸洋 山本
敏男 今西
芳弘 薮田
好英 岩瀬
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KOBESHI JUTAKU KYOKYU KOSHA
Original Assignee
KOBESHI JUTAKU KYOKYU KOSHA
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Abstract

【要約】 【課題】 住宅を購入しやすくする。 【解決手段】 購入したい住宅を選択するように促す。
住宅を購入するために住宅購入希望者が拠出可能な資金
額を入力するように促す。この住宅を借家として住宅購
入希望者に賃貸する際の家賃額のうち何割かの金額であ
り住宅の購入代金に充当する金額を、選択された住宅の
販売価格および拠出可能な資金額にもとづいて算出する
ことによる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅を購入しよ
うとしている住宅購入予定者に住宅を購入しやすい計画
を提供するための住宅購入支援システムに係り、特に、
はじめは賃貸として住宅を住宅購入予定者に提供して、
その後、その住宅を購入するための住宅購入支援システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】住宅、たとえば分譲住宅等を購入しよう
とする場合には、住宅の購入を希望している住宅購入希
望者は、通常、金融機関等から融資を受ける。また、現
在住んでいるマンションまたは一戸建ての住宅を売却し
て、その売却による資金をもとにして、住宅を購入する
場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、住宅購
入希望者の中には、金融機関等からの融資だけでは、希
望する住宅を購入することができない人も多い。現在住
んでいる住宅(持ち家)を所有している人も同様に、持
ち家を売却することだけで購入資金を調達することは難
しい場合が多い。また、その持ち家を購入する際のロー
ンがまだ残っていて、持ち家が売れたとしても、つぎに
住宅を購入する際の資金がほとんど調達できない場合も
ある。さらに、最近は昔と比較して地価がかなり下落し
ていることが多い。また、建物やマンションも古い場合
は、高い価格で売却することは決して容易ではない。ゆ
えに、住宅を売却した上で、さらに金融機関等からの融
資を受けても、希望する住宅を購入することが困難であ
る場合もある。
【0004】一方、販売する側から見れば、最近は地価
が下落していることをはじめとする様々な要因から、住
宅が売り出された販売当初の価格が、現在の市場価格か
ら乖離している場合もある。この場合、販売価格を値下
げすることが考えられる。しかし、同様な住宅を販売当
初の価格で購入した既購入者に心情的な理由から理解を
得られないことが多い。既購入者が納得して、新規に住
宅を購入しようとしている人の手に届く価格を設定する
ことは容易ではない。
【0005】そこで、これら従来における問題に鑑み、
この発明の目的は、住宅を購入しやすくする住宅購入支
援システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の住宅購入支援シ
ステムは、購入予定の住宅を選択する選択手段と、選択
された前記住宅の購入を希望する住宅購入希望者が受け
る融資金額を決定するための条件、および、前記住宅購
入希望者が前記融資金額以外の現在拠出可能な資金額を
入力する第1の入力手段と、選択可能な各住宅の販売価
格を記憶している価格記憶手段と、選択された前記住宅
の販売価格を前記価格記憶手段から読出す読出手段と、
前記融資金額を決定するための条件にもとづいて、前記
住宅購入希望者が選択された前記住宅を購入するために
融資してもらえる融資可能金額を算出する融資可能金額
算出手段と、前記融資可能金額と前記現在拠出可能な資
金額との合計金額を算出する算出手段と、前記合計金額
が選択された前記住宅の販売価格よりも少ないか否かを
判定する価格判定手段と、前記価格判定手段が、前記合
計金額が選択された前記住宅の販売価格よりも少ないと
判定した場合に、前記住宅購入希望者が選択された前記
住宅を借りる際に住宅販売者に支払う手附金額、前記住
宅購入希望者が借家として選択された前記住宅を借りる
借家期間、および、前記借家期間終了後に前記住宅購入
希望者が選択された前記住宅を購入する際に拠出可能な
購入時資金額を入力する第2の入力手段と、家賃総額の
うちの何割を前記住宅の購入代金に充当するかを定める
充当率を記憶している充当率記憶手段と、前記読出手段
によって読出された選択された前記住宅の販売価格、前
記第2の入力手段によって入力された前記手附金額、前
記第2の入力手段によって入力された前記借家期間、前
記第2の入力手段によって入力された前記購入時資金
額、および、前記充当率記憶手段によって記憶されてい
る前記充当率にもとづいて、選択された前記住宅の家賃
額を算出する算出手段と、を備えている。本発明の住宅
購入支援システムは、購入予定の住宅を選択する選択手
段と、選択された前記住宅の購入を希望する住宅購入希
望者が受ける融資金額を決定するための条件、および、
前記住宅購入希望者が前記融資金額以外の現在拠出可能
な資金額を入力する第1の入力手段と、選択可能な各住
宅の販売価格を記憶している価格記憶手段と、選択され
た前記住宅の販売価格を前記価格記憶手段から読出す読
出手段と、前記融資金額を決定するための条件にもとづ
いて、前記住宅購入希望者が選択された前記住宅を購入
するために融資してもらえる融資可能金額を算出する融
資可能金額算出手段と、前記融資可能金額と前記現在拠
出可能な資金額との合計金額を算出する算出手段と、前
記合計金額が選択された前記住宅の販売価格よりも少な
いか否かを判定する価格判定手段と、前記価格判定手段
が、前記合計金額が選択された前記住宅の販売価格より
も少ないと判定した場合に、前記住宅購入希望者が選択
された前記住宅を借りる際に住宅販売者に支払う手附金
額、前記住宅購入希望者が借家として選択された前記住
宅を借りる借家期間、前記借家期間終了後に前記住宅購
入希望者が選択された前記住宅を購入する際に拠出可能
な購入時資金額、および、選択された前記住宅の家賃額
を入力する第2の入力手段と、前記読出手段によって読
出された選択された前記住宅の販売価格、前記第2の入
力手段によって入力された前記手附金額、前記第2の入
力手段によって入力された前記借家期間、前記第2の入
力手段によって入力された前記購入時資金額、および、
前記第2の入力手段によって入力された前記家賃額にも
とづいて、家賃総額のうちの何割を前記住宅の購入代金
に充当するかを定める充当率を算出する算出手段と、を
備えている。本発明の住宅購入支援システムは、購入予
定の住宅を選択する選択手段と、選択された前記住宅の
購入を希望する住宅購入希望者が受ける融資金額を決定
するための条件、および、前記住宅購入希望者が前記融
資金額以外の現在拠出可能な資金額を入力する第1の入
力手段と、選択可能な各住宅の販売価格を記憶している
価格記憶手段と、選択された前記住宅の販売価格を前記
価格記憶手段から読出す読出手段と、前記融資金額を決
定するための条件にもとづいて、前記住宅購入希望者が
選択された前記住宅を購入するために融資してもらえる
融資可能金額を算出する融資可能金額算出手段と、前記
融資可能金額と前記現在拠出可能な資金額との合計金額
を算出する算出手段と、前記合計金額が選択された前記
住宅の販売価格よりも少ないか否かを判定する価格判定
手段と、前記価格判定手段が、前記合計金額が選択され
た前記住宅の販売価格よりも少ないと判定した場合に、
前記住宅購入希望者が選択された前記住宅を借りる際に
住宅販売者に支払う手附金額、選択された前記住宅の家
賃額、および、前記借家期間終了後に前記住宅購入希望
者が選択された前記住宅を購入する際に拠出可能な購入
時資金額を入力する第2の入力手段と、家賃総額のうち
の何割を前記住宅の購入代金に充当するかを定める充当
率を記憶している充当率記憶手段と、前記読出手段によ
って読出された選択された前記住宅の販売価格、前記第
2の入力手段によって入力された前記手附金額、前記第
2の入力手段によって入力された前記家賃額、前記第2
の入力手段によって入力された前記購入時資金額、およ
び、前記充当率記憶手段によって記憶されている前記
率にもとづいて、前記住宅購入希望者が借家として選
択された前記住宅を借りる借家期間を算出する算出手段
と、を備えている。本発明の住宅購入支援システムは、
購入予定の住宅を選択する選択手段と、選択可能な各住
宅の販売価格を記憶している価格記憶手段と、選択され
た前記住宅の販売価格を前記価格記憶手段から読出す読
出手段と、選択された前記住宅の購入を希望する住宅購
入希望者が選択された前記住宅を借りる際に住宅販売者
に支払う手附金額、前記住宅購入希望者が借家として選
択された前記住宅を借りる借家期間、および、前記借家
期間終了後に前記住宅購入希望者が選択された前記住宅
を購入する際に拠出可能な購入時資金額を入力する入力
手段と、家賃総額のうちの何割を前記住宅の購入代金に
充当するかを定める充当率を記憶している充当率記憶手
段と、前記読出手段によって読出された選択された前記
住宅の販売価格から前記入力手段によって入力された前
記手附金額を引いて、当該引かれた金額から前記入力手
段によって入力された前記購入時資金額を引いた第1の
値を算出する第1の算出手段と、当該第1の値を記憶す
る第1の算出額記憶手段と、前記入力手段によって入力
された前記借家期間と前記充当率記憶手段によって記憶
されている前記充当率との積である第2の値を算出する
第2の算出手段と、当該第2の値を記憶する第2の算出
額記憶手段と、当該第2の値で前記第1の値を除した値
を算出し、当該除した値を選択された前記住宅の家賃額
とする家賃額算出手段と、を備えている。本発明の住宅
購入支援システムは、購入予定の住宅を選択する選択手
段と、選択可能な各住宅の販売価格を記憶している価格
記憶手段と、選択された前記住宅の販売価格を前記価格
記憶手段から読出す読出手段と、選択された前記住宅の
購入を希望する住宅購入希望者が選択された前記住宅を
借りる際に住宅販売者に支払う手附金額、前記住宅購入
希望者が借家として選択された前記住宅を借りる借家期
間、および、前記借家期間終了後に前記住宅購入希望者
が選択された前記住宅を購入する際に拠出可能な購入時
資金額を入力する入力手段と、家賃総額のうちの何割を
前記住宅の購入代金に充当するかを定める充当率を記憶
している充当率記憶手段と、前記読出手段によって読出
された選択された前記住宅の販売価格を、前記入力手段
によって入力された前記借家期間と前記充当率記憶手段
によって記憶されている前記充当率との積で除した第1
の値を算出する第1の算出手段と、当該第1の値を記憶
する第1の算出額記憶手段と、前記入力手段によって入
力された前記手附金額を、前記入力手段によって入力さ
れた前記借家期間と前記充当率記憶手段によって記憶さ
れている前記充当率との積で除した第2の値を算出する
第2の算出手段と、当該第2の値を記憶する第2の算出
額記憶手段と、前記入力手段によって入力された前記購
入時資金額を、前記入力手段によって入力された前記借
家期間と前記充当率記憶手段によって記憶されている前
充当率との積で除した第3の値を算出する第3の算出
手段と、当該第3の値を記憶する第3の算出額記憶手段
と、前記第1の値から前記第2の値を引いて、当該引い
た値から前記第3の値を引いて、当該引いた値を選択さ
れた前記住宅の家賃額とする家賃額算出手段と、を備え
ている。本発明の住宅購入支援システムは、購入予定の
住宅を選択する選択手段と、選択可能な各住宅の販売価
格を記憶している価格記憶手段と、選択された前記住宅
の販売価格を前記価格記憶手段から読出す読出手段と、
選択された前記住宅の購入を希望する住宅購入希望者が
選択された前記住宅を借りる際に住宅販売者に支払う手
附金額、前記住宅購入希望者が借家として選択された前
記住宅を借りる借家期間、選択された前記住宅の家賃
額、および、前記借家期間終了後に前記住宅購入希望者
が選択された前記住宅を購入する際に拠出可能な購入時
資金額を入力する入力手段と、前記読出手段によって読
出された選択された前記住宅の販売価格から前記入力手
段によって入力された前記手附金額を引いて、当該引か
れた金額から前記入力手段によって入力された前記購入
時資金額を引いた第1の値を算出する第1の算出手段
と、当該第1の値を記憶する第1の算出額記憶手段と、
記入力手段によって入力された前記借家期間と前記入
力手段によって入力された前記家賃額との積である第2
の値を算出する第2の算出手段と、当該第2の値を記憶
する第2の算出額記憶手段と、当該第2の値で前記第1
の値を除した値を算出し、当該除した値を、家賃総額の
うちの何割を前記住宅の購入代金に充当するかを定める
充当率とする充当率算出手段と、を備えている。本発明
の住宅購入支援システムは、購入予定の住宅を選択する
選択手段と、選択可能な各住宅の販売価格を記憶してい
る価格記憶手段と、選択された前記住宅の販売価格を前
記価格記憶手段から読出す読出手段と、選択された前記
住宅の購入を希望する住宅購入希望者が選択された前記
住宅を借りる際に住宅販売者に支払う手附金額、前記住
宅購入希望者が借家として選択された前記住宅を借りる
借家期間、選択された前記住宅の家賃額、および、前記
借家期間終了後に前記住宅購入希望者が選択された前記
住宅を購入する際に拠出可能な購入時資金額を入力する
入力手段と、前記読出手段によって読出された選択され
た前記住宅の販売価格を、前記入力手段によって入力さ
れた前記借家期間と前記入力手段によって入力された前
記家賃額との積で除した第1の値を算出する第1の算出
手段と、当該第1の値を記憶する第1の算出額記憶手段
と、前記入力手段によって入力された前記手附金額を、
記入力手段によって入力された前記借家期間と前記入
力手段によって入力された前記家賃額との積で除した第
2の値を算出する第2の算出手段と、当該第2の値を記
憶する第2の算出額記憶手段と、前記入力手段によって
入力された前記購入時資金額を、前記入力手段によって
入力された前記借家期間と前記入力手段によって入力さ
れた前記家賃額との積で除した第3の値を算出する第3
の算出手段と、当該第3の値を記憶する第3の算出額記
憶手段と、前記第1の値から前記第2の値を引いて、当
該引いた値から前記第3の値を引いて、当該引いた値
を、家賃総額のうちの何割を前記住宅の購入代金に充当
するかを定める充当率とする充当率算出手段と、を備え
ている。本発明の住宅購入支援システムは、購入予定の
住宅を選択する選択手段と、選択可能な各住宅の販売価
格を記憶している価格記憶手段と、選択された前記住宅
の販売価格を前記価格記憶手段から読出す読出手段と、
選択された前記住宅の購入を希望する住宅購入希望者が
選択された前記住宅を借りる際に住宅販売者に支払う手
附金額、選択された前記住宅の家賃額、および、前記住
宅購入希望者が選択された前記住宅を購入する際に拠出
可能な購入時資金額を入力する入力手段と、家賃総額の
うちの何割を前記住宅の購入代金に充当するかを定める
充当率を記憶している充当率記憶手段と、前記読出手段
によって読出された選択された前記住宅の販売価格から
記入力手段によって入力された前記手附金額を引い
て、当該引かれた金額から前記入力手段によって入力さ
れた前記購入時資金額を引いた第1の値を算出する第1
の算出手段と、当該第1の値を記憶する第1の算出額記
憶手段と、前記入力手段によって入力された前記家賃額
と前記充当率記憶手段によって記憶されている前記充当
率との積である第2の値を算出する第2の算出手段と、
当該第2の値を記憶する第2の算出額記憶手段と、当該
第2の値で前記第1の値を除した値を算出し、当該除し
た値を、前記住宅購入希望者が借家として選択された前
記住宅を借りる借家期間とする借家期間算出手段と、を
備えている。本発明の住宅購入支援システムは、購入予
定の住宅を選択する選択手段と、選択可能な各住宅の販
売価格を記憶している価格記憶手段と、選択された前記
住宅の販売価格を前記価格記憶手段から読出す読出手段
と、選択された前記住宅の購入を希望する住宅購入希望
者が選択された前記住宅を借りる際に住宅販売者に支払
う手附金額、選択された前記住宅の家賃額、および、前
記住宅購入希望者が選択された前記住宅を購入する際に
拠出可能な購入時資金額を入力する入力手段と、家賃総
額のうちの何割を前記住宅の購入代金に充当するかを定
める充当率を記憶している充当率記憶手段と、前記読出
手段によって読出された選択された前記住宅の販売価格
を、前記入力手段によって入力された前記家賃額と前記
充当率記憶手段によって記憶されている前記充当率との
積で除した第1の値を算出する第1の算出手段と、当該
第1の値を記憶する第1の算出額記憶手段と、前記入
手段によって入力された前記手附金額を、前記入力手段
によって入力された前記家賃額と前記充当率記憶手段に
よって記憶されている前記充当率との積で除した第2の
値を算出する第2の算出手段と、当該第2の値を記憶す
る第2の算出額記憶手段と、前記入力手段によって入力
された前記購入時資金額を、前記入力手段によって入力
された前記家賃額と前記充当率記憶手段によって記憶さ
れている前記充当率との積で除した第の値を算出する
の算出手段と、当該第の値を記憶する第の算出
額記憶手段と、前記第1の値から前記第2の値を引い
て、当該 引いた値から前記第3の値を引いて、当該引い
値を、前記住宅購入希望者が借家として選択された前
記住宅を借りる借家期間とする借家期間算出手段と、を
備えている。本発明の住宅購入支援システムは、購入予
定の住宅の販売価格、前記住宅の購入を希望する住宅購
入希望者が前記住宅を借りる際に住宅販売者に支払う手
附金額、前記住宅購入希望者が借家として前記住宅を借
りる借家期間、および、前記借家期間終了後に前記住宅
購入希望者が前記住宅を購入する際に拠出可能な購入時
資金額を入力する入力手段と、家賃総額のうちの何割を
前記住宅の購入代金に充当するかを定める充当率を記憶
している記憶手段と、前記入力手段によって入力された
前記住宅の販売価格、前記入力手段によって入力された
前記手附金額、前記入力手段によって入力された前記借
家期間、前記入力手段によって入力された前記購入時資
金額、および、前記記憶手段によって記憶されている前
記充当率にもとづいて、前記住宅の家賃額を算出する算
出手段と、前記算出手段によって算出された家賃額が、
前記住宅販売者が利益を出すことができる最低家賃額以
上であるか否かを判定する判定手段と、前記家賃額が前
記最低家賃額以上である場合は、当該家賃額を家賃とし
て設定し、前記家賃額が前記最低家賃額以上でない場合
は、当該最低家賃額を家賃として設定する設定手段と、
を備えている。本発明の住宅購入支援システムは、購入
予定の住宅の販売価格、前記住宅の購入を希望する住宅
購入希望者が前記住宅を借りる際に住宅販売者に支払う
手附金額、前記住宅購入希望者が借家として前記住宅を
借りる借家期間、前記住宅の家賃額、および、前記借家
期間終了後に前記住宅購入希望者が前記住宅を購入する
際に拠出可能な購入時資金額を入力する入力手段と、前
記入力手段によって入力された前記家賃額が、前記住宅
販売者が利益を出すことができる最低家賃額以上である
か否かを判定する判定手段と、前記入力手段によって入
力された前記家賃額が前記最低家賃額以上である場合
は、当該家賃額を家賃として設定し、前記家賃額が前記
最低家賃額以上でない場合は、当該最低家賃額を家賃と
して設定する設定手段と、前記入力手段によって入力さ
れた前記住宅の販売価格、前記入力手段によって入力さ
れた前記手附金額、前記入力手段によって入力された前
記借家期間、前記設定手段によって設定された前記家賃
額、および、前記入力手段によって入力された前記購入
時資金額にもとづいて、家賃総額のうちの何割を前記住
宅の購入代金に充当するかを定める充当率を算出する算
出手段と、を備えている。本発明の住宅購入支援システ
ムは、購入予定の住宅の販売価格、前記住宅の購入を希
望する住宅購入希望者が前記住宅を借りる際に住宅販売
者に支払う手附金額、前記住宅の家賃額、および、前
住宅購入希望者が前記住宅を購入する際に拠出可能な購
入時資金額を入力する入力手段と、家賃総額のうちの何
割を前記住宅の購入代金に充当するかを定める充当率を
記憶している記憶手段と、前記入力手段によって入力さ
れた家賃額が、前記住宅販売者が利益を出すことができ
る最低家賃額以上であるか否かを判定する判定手段と、
前記家賃額が前記最低家賃額以上である場合は、当該家
賃額を家賃として設定し、前記家賃額が前記最低家賃額
以上でない場合は、当該最低家賃額を家賃として設定す
る設定手段と、前記入力手段によって入力された前記住
宅の販売価格、前記入力手段によって入力された前記手
附金額、前記設定手段によって設定された前記家賃額、
前記入力手段によって入力された前記購入時資金額、お
よび、前記記憶手段によって記憶されている前記充当率
にもとづいて、前記住宅購入希望者が借家として前記住
宅を借りる借家期間を算出する算出手段と、を備えてい
る。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】以上によれば、住宅購入希望者側が定期借
家契約期間内に賃貸から購入に切り替える場合、住宅販
売者は、家賃額の一定割合にもとづいて住宅を購入する
代金を定価額より安くすることが可能になる。
【0018】また、現在必要な自己資金を調達できない
方に対して、一定期間賃貸として入居しながら、購入時
には家賃額の一定割合にもとづいて住宅を購入する代金
を定価額より安くすることにより、購入意欲の高揚を図
ることが可能になる。さらに、住宅購入に必要な自己資
金は一般的に持ち家の売却益等から生み出される。この
発明によれば、現時点において持ち家の売却がスムーズ
に進まない人に一定期間賃貸として入居させながら、購
入時には家賃額の一定割合にもとづいて住宅を購入する
代金を定価額より安くすることができる。したがって、
持ち家の売却促進を誘導し、購入意欲の高揚を図ること
が可能になる。また、ここで住宅販売者とは、住宅販売
会社も含まれているとみなすことにする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の住宅購入支援方法、住宅購入支援装置、および住宅
購入支援プログラムの実施形態を説明する。
【0020】この発明の実施形態に係る住宅購入支援方
法、住宅購入支援装置、および住宅購入支援プログラム
の具体例について、図1から図15までを参照して説明
する。
【0021】図1は、この発明の実施形態に係る住宅購
入支援装置(サーバ1)がネットワークを経由して住宅
購入予定者の端末、および、不動産業者または住宅金融
公庫等の端末等に接続している状態を示す模式図であ
る。
【0022】サーバ1は、ネットワークを介して住宅購
入予定者の端末2および、不動産業者、住宅金融公庫ま
たは銀行等の端末3に接続している。ここで、端末3は
ネットワークを介して接続可能な装置であればよく、サ
ーバ等でも構わない。また、サーバ1、端末2および端
末3は複数設置されることも想定される。ネットワーク
は、たとえばインターネットが使用される。しかし、情
報通信網であれば、これに限定されない。ところで、こ
のようにサーバ1が接続されることにより、サーバ1と
端末2と端末3は情報をネットワークを介して交換でき
るので、それぞれのサーバ1と端末2と端末3の距離は
問題にならない。また、ネットワークを介して情報が送
受信されるため、端末2からサーバ1に住宅購入のため
のデータが入力されれば住宅を購入するまでの手続きの
ほとんどが自動化される。したがって、住宅購入予定者
をはじめ、住宅販売会社および不動産業者等の手続きが
迅速になるので、サーバ1、端末2および端末3を使用
するユーザのすべての効率がよくなる。この詳細な動作
は、図3以降に示される。
【0023】サーバ1内の構成を図2を参照して説明す
る。図2は、図1に示されるサーバ1の内部構成を示す
機能ブロック図である。接続部11によってサーバ1
は、ネットワークに接続している。接続部11は、制御
部19に接続して、この制御部19によって、サーバ1
内の動作は制御される。すなわち、以下のすべての構成
部分は、制御部19によって制御されている。算出部1
2は、端末2から住宅購入のための入力された情報にも
とづいて、住宅購入予定者の自己資金の必要額、家賃
額、および住宅を購入するための購入代金を少なくする
金額等を算出する。これら算出されるものは、入力され
た情報によって変化する。
【0024】算出部12で算出された金額等は、記憶部
13に入力され、記憶される。また、接続部11を介し
てネットワークに接続する端末等とのあいだで情報を入
出力する。たとえば、住宅購入予定者が入力する必要の
あるデータが入力される。また、プラン作成部14は、
記憶部13に記憶されている情報および接続部11を介
して入力される情報にもとづいて、住宅を購入するまで
のプランを作成する。また、作成された新たな情報は記
憶部13に記憶される。情報提示部15は、プラン作成
部14で作成されたプラン情報を接続部11を介して住
宅購入予定者に提示する。家賃管理部16は、接続部1
1を介して銀行等の端末3から家賃等の住宅購入に必要
な資金が振り込まれたか否かの情報が入力される。その
振り込み情報は記憶部13に書き込まれてゆく。また、
記憶部13に記憶されている家賃額と一致するか否かの
確認、今までに振り込まれた家賃の全金額が参照された
りする。判定部17は、家賃管理部16からの出力情報
によって、家賃が滞納されていないかを判定する。ま
た、購入予定の住宅の定価額から減額される金額、また
は住宅の購入代金に転換される金額に、家賃額から充当
される金額の割合を変更するか否かが判定される。この
判定は、通常家賃が支払い始められてからの期間にもと
づいて判定される。たとえば、1年おきに割合が変更さ
れる。通知部18は、家賃額による金額によって住宅を
購入することが可能になった場合は(満期の場合)、そ
の旨を住宅購入予定者の端末2に通知する。また、家賃
が滞納している場合もその旨を住宅購入予定者の端末2
に通知する。
【0025】図3および図4は、この発明の住宅購入支
援方法の一実施形態に係る流れ図であって、所定のデー
タを入力して、住宅を賃貸する家賃額、住宅を借りる期
間、家賃額からその住宅を購入する際の資金に転換され
る金額の割合である転換率、または、当初の住宅定価額
から引く家賃額のうちの金額の割合である減額率の算出
等が実行され、さらに家賃が管理されることを示す流れ
図である。この住宅購入支援方法は、コンピュータ(図
1のサーバ1)にソフトウエアとして記憶されて、コン
ピュータを介して実行される。これら図3および図4に
示される方法は、ネットワークを介さずとも実行するこ
とが可能である。ネットワークを介して実行される場合
は、後述の図12から図15にもとづいて説明される。
【0026】コンピュータが起動されている状態で、こ
の実施形態の住宅購入支援方法のプログラムが起動され
て、住宅購入支援方法が開始される(ST−A1)。す
ると、住宅購入予定者が住宅を購入する際のデータの入
力を促す画面が表示される。そして、住宅購入予定者が
データを入力する。この入力が実行される際は、その住
宅を販売する業者または不動産業者等と相談しつつ入力
してもよい。この相談は、電子メールまたはインターネ
ット等による文字情報による会話であるチャット等が利
用されてもよい。入力されるべきデータは、図3に示さ
れるST−A2に示されている各項目である。まず、住
宅購入予定者が希望する住宅番号が入力される。この住
宅番号は、住宅販売のパンフレット等に掲載されてい
る。この住宅番号によって、敷地面積、延床面積、土地
費、および建設費が決定され、購入したい住宅の販売価
格がきまる。さらに、団地名が入力される必要がある場
合もある。住宅購入予定者は、パンフレット等で住宅を
購入するための費用、敷地面積、および延床面積を見積
もり、希望に合致した物件がある場合は、その物件に対
応する住宅番号を入力する。つぎに、住宅購入予定者の
年齢を入力する。この年齢は、住宅金融公庫や、銀行等
から融資を受ける場合に必要となる条件の1つである。
また、住宅購入予定者本人が病気、死亡等で支払われな
くなった場合に、支払いを承継する人がいる場合は、そ
の承継者の年齢も入力する。さらに、支払いを2名以上
で行う場合は、支払いを行うほかの者(合算者)の年齢
も入力する。住宅購入予定者の収入を入力する。収入
も、年齢と同様に、金融機関から融資を受ける場合に必
要となる条件の1つである。また、合算者がいる場合
は、合算者の収入も入力する。住宅購入予定者に子供が
いて、その子供が、親(すなわち、住宅購入予定者本
人)の支払いに引き続き住宅購入にかかる支払いを受け
持つか否かが入力される。また、住宅購入予定者のほか
に、住宅購入に関わる費用を支払う者(合算者)がいる
かいないかが入力される。合算者の有無は、収入および
年齢と同様に、金融機関から融資を受ける場合に必要と
なる条件の1つである。住宅購入予定者は、住宅金融公
庫で実施されている「はじめてマイホーム加算」を利用
するか否かが入力される。次いで、住宅金融公庫で実施
されている「債券加算」を利用するか否かが入力され
る。また、住宅金融公庫以外の金融機関等のローンを利
用するか否かが入力される。さらに、住宅金融公庫のロ
ーンを利用するかも入力されてもよい。
【0027】つぎのステップST−A3から住宅購入の
ための資金に関する計画が、ステップST−A2で入力
されたデータにもとづいて計算される。ステップST−
A4では、自己資金必要額が算出される。すなわち、住
宅を購入するために必要となる自己資金の金額が算出さ
れる。自己資金必要額は、住宅を購入するために必要な
支払合計金額から、融資される融資金額、および持ち家
を売り払ったことによる収入金額等が引かれて算出され
た金額である。支払合計金額は、土地価額、建物価額、
消費税、および諸経費の合計金額である。また、融資金
額は、金融機関からローン等で融資可能な金額の合計金
額である。
【0028】ステップST−A5では、ステップST−
A4で算出された自己資金必要額が自己資金額以上であ
るか否かが判定される。自己資金額とは、住宅購入予定
者が融通することのできる預貯金等の合計金額である。
また、この自己資金額に上記の持ち家を売り払ったこと
による収入金額を含めてもよい。この場合は、上記自己
資金必要額を計算する際に、持ち家を売り払ったことに
よる収入金額を含めて計算はしない。自己資金額が自己
資金必要額以上である場合には、ステップST−A29
に進み、図3および図4の流れ図は終了する。この場合
は、自己資金のうち、自己資金必要額に相当する金額を
住宅購入の資金に充てれば、直ちに希望する住宅を購入
することが可能になる。一方、自己資金額が自己資金必
要額未満である場合には、ステップST−A6に進む。
【0029】ステップST−A6では、再びデータの入
力が促される。すなわち、手附金額、充当目標額、およ
び定期借家契約期間である。手附金額は、住宅購入予定
者が住宅を買う手附として住宅販売会社に支払う金額で
ある。住宅を購入する途中で住宅購入予定者が住宅の購
入をやめた場合、および後述する定期借家契約期間に住
宅を購入しない場合は、住宅購入予定者に手附金額は返
還されず、住宅販売会社のものになる。充当目標額は、
自己資金不足額から手附金額を引いた金額である。すな
わち、住宅を購入するために不足している自己資金額か
ら手附金額を引いた金額である。定期借家契約期間は、
購入予定の住宅を借家として契約する期間である。通
常、2年から3年が想定される。定期借家契約期間は必
ずしも3年間に限らない。定期借家契約期間は、住宅販
売会社との契約にもとづいて決定される事項であるの
で、3年よりも長い期間が設定されることもあり得る。
逆に住宅販売会社と住宅購入希望者との双方が同意すれ
ば、2年よりも短い年数が設定されてもよい。この定期
借家契約期間以内に、自己資金不足額に自己資金が充当
され、別途、譲渡契約を締結することにより、住宅が借
家でなく、住宅購入予定者が所有するものとなる。この
一実施形態では、購入時には家賃額の一定割合を、購入
代金の一部として転換させる、または購入予定の住宅の
定価額から減額させる。これによって、住宅購入予定者
が、当初は賃貸住宅として住居し、一定期間後は住宅と
して正式に購入することができる。このステップST−
A6からステップST−A14までは、住宅購入予定者
と住宅販売会社との間で契約を結ぶための条件を設定す
るためのステップである。
【0030】ステップST−A7から賃貸プラン相談シ
ートの内容が計算されて、提示される。これは、ステッ
プST−A2およびステップST−A6で入力されたデ
ータがもとにされて計算される。ステップST−A8で
は、この実施形態の住宅購入支援方法を利用する場合の
基本条件が提示される。ここで、基本とは、契約にあた
っての最低の条件と言う意味である。たとえば、図5お
よび図6、または図5および図7に示されるように提示
される。図5は、ステップST−A2で入力された住宅
番号、ステップST−A6で入力された充当目標額、定
期借家契約期間、および手附金額が参照されて作成され
た賃貸プラン相談シートの一部分である。図6は、図5
に示された賃貸プラン相談シートの他の部分であって、
手附金額アップ分を家賃から引き下げる場合の図であ
る。家賃額、定期借家契約期間、および、転換率等が提
示される。また、転換率の代わりに、購入予定の住宅の
定価額を減額するために当初の住宅定価額から引く家賃
額のうちの金額の割合である減額率が使用されてもよ
い。さらに、この転換率と減額率とが併用されてもよ
い。家賃額は、住宅購入予定者が、住宅を賃借している
間、住宅販売会社に月々支払う金額である。ここでは、
家賃額が20万円の場合が示されている。家賃がほかの
金額である場合も示されているが、それについては後述
する。定期借家契約期間(図5では、「年数」と表示さ
れている)は、住宅購入予定者が住宅を賃借することが
できる期間であり、ステップST−A6において入力さ
れたものが妥当か否かコンピュータに判断され決定され
たものである。ステップST−A6において住宅購入予
定者が入力した定期借家契約期間では、住宅購入予定者
の収入に比較してあまりに家賃額が高くなる場合は、定
期借家契約期間が長く設定されたりする。ただし、最長
の定期借家契約期間は、あらかじめ一般的な住宅購入希
望者の自己資金額および年収等が考慮されて設定されて
いる。しかし、住宅購入予定者ごとに個別に相談して、
場合によっては例外的に定期借家契約期間を長くするこ
ともあり得る。また逆に、ステップST−A6において
住宅購入予定者が入力した定期借家契約期間では、住宅
購入予定者の収入に比較して、あまりに家賃額が安くな
る場合は、定期借家契約期間が短く設定される。たとえ
ば、月収の半分以上が家賃になるような場合は、定期借
家契約期間が長く設定される。また逆に、月収の5分の
1以下が家賃になるような場合は、定期借家契約期間が
短く設定される。このように収入以外にも、年齢、親子
リレーの有無、ローンの有無等によって定期借家契約期
間の長さが設定されるようにプログラムされていてもよ
い。定期借家契約期間の決定は様々なバリエーションが
考えられる。転換率は、購入予定の住宅を賃借として借
りている間の家賃が住宅を購入する際の資金に転換され
る割合である。たとえば、転換率が90%である場合
は、住宅販売会社に支払った家賃額の合計金額の90%
がそのまま、賃貸している住宅の購入資金に転換され
る。また、この転換率は、住宅を賃貸してからの経過期
間に応じて変動させる。一般に、住宅を賃貸してからの
経過期間が短いほど転換率は高く設定される。たとえ
ば、図5では、1年目が100%、2年目が90%、3
年目が80%に設定される。転換率は、充当目標額、定
期借家契約期間によって変動させるように設定されてい
てもよい。たとえば、充当目標額が低いほど、定期借家
契約期間が短いほど、転換率が高く設定されてもよい。
転換率が何を変数として変化させるかは、住宅販売会社
が任意に設定することが可能であるように設定されてい
てもよい。また、転換率は、必ずしも年ごとに更新され
る必要はなく、月ごとに更新される等、より細かく設定
されてもよい。
【0031】また、減額率は、購入予定の住宅の定価額
を減額するために当初の住宅定価額から引く家賃額のう
ちの金額の割合である。たとえば、減額率が90%であ
る場合は、住宅販売会社に支払った家賃額の合計金額の
90%がそのまま、購入予定の住宅定価額から減額され
る。そのほかは上述した転換率の場合と同様である。
【0032】これらの入力されたデータが関係する具体
的な式は、定期借家契約期間n年間、家賃額Y万円、各
年に転換する割合(転換率または減額率に対応)A1、
A2、・・・An、手附金額をD万円とすると、Xか月
後(ただし(n−1)×12<X≦n×12)の転換額
(転換率の場合)または減額金額(減額率の場合)T万
円は次の式である。 T=(A1+A2+A3+…+An−1+An)×Y×
12−An×Y×(n×12−X)+D たとえば、n=2の場合は、 T=(A1+A2)×Y×12−A2×Y×(24−
X)+D となる。また、定期借家契約期間が満了した場合は、X
=n×12なので、 T=(A1+A2+A3+…+An)×Y×12+D ここで、TおよびDは住宅購入予定者が決定する変数
(ただし、たとえばD≧100)であり、A1〜Anは
住宅販売会社が独自に決定する変数である。また、X、
Y、nは他の要因により決定される変数である(Xが決
まればnは自動的に決定する)。
【0033】上式から家賃額Yが算出される。定期借家
契約期間満了時までが借家期間であるとして、X=n×
12であるので、 Y=(T−D)÷{(A1+A2+…+An)×12} となる。この計算式によって、一般には家賃額が設定さ
れる。
【0034】これらの計算式を一般化すると、 HP−FM=TP×RM×RA である。ここで、HPは住宅の定価額(販売価格)、F
Mは手附金額を含む自己資金額(住宅購入者が拠出可能
な金額)、TPは借家期間、RMはある期間ごとの家賃
額、RAはTPの間の転換率または減額率である。RA
がTP内で変動する場合は、RAは転換率または減額率
の平均値に対応する。HPとFMは、購入予定者が購入
したい住宅を決定すると定まる値である。したがってこ
の計算式によって、本実施形態では、TP、RMまたは
RAのうちの2つの値が入力されるとほかの1つ値が決
定されることになる。どの2つの値を入力項目として設
定するかは任意である。これは、通常は住宅販売者が決
定するが、購入予定者と相談して決定してもよい。
【0035】つぎに、ここで導出した計算式にもとづい
て、簡単なある具体例によって、この実施形態の住宅購
入支援方法が有効であることを説明する。具体例とし
て、諸経費込みの住宅価格を5,000万円で、住宅金
融公庫から借り入れることのできる限度額が3,000
万円であるとする。さらに、住宅購入予定者は、持ち家
を持っており、持ち家の売却可能額が3,000万円、
この持ち家のローンの残高が1,500万円であるとす
る。この実施形態の住宅購入支援方法を利用しない場合
は、持ち家の売却可能額とローン残高の差である1,5
00万円が購入資金になる。さらに、住宅金融公庫から
3,000万円を借り入れても、住宅価格の5,000
万円には500万円足りない。したがって、この時点で
は住宅価格が5,000万円である住宅を購入すること
は不可能である。一方、この実施形態の住宅購入支援方
法を利用する場合は、賃貸として直ちにこの住宅に入居
することができる。また、家賃に転換率をかけ算した金
額はこの住宅の購入資金になる。また、家賃に減額率を
かけ算した金額はこの住宅の定価額から減額される金額
になる。家賃額が15万円、手附金額が100万円、A
1=1、A2=0.9、A3=0.8とすると3年後に
は、上式より、転換額または減額金額は、(1+0.9
+0.8)×15×12+100万円=586万円にな
る。したがって、希望する家に居住しながら、3年後に
は自分の持ち家とすることが可能になる。このように、
購入を希望している住宅に直ちに入居できて、さらに3
年後には住宅を手に入れることができる。また、持ち家
もすぐに売却する必要はなく、余裕をもって好条件で購
入してくれる相手を捜すことができる。さらに、住宅購
入予定者は、3年間は居住している住宅に対する固定資
産税の負担もしなくてよいという効果がある。
【0036】ほかの具体例として、家賃20万円の賃貸
住宅に住んでいて、購入資金が1,300万円である場
合に上記の5,000万円の住宅を購入希望する場合を
考える。この実施形態の住宅購入支援方法を利用しない
場合は、住宅金融公庫から3,000万円を借り入れて
も、700万円の資金が不足する。したがって、この時
点では住宅価格が5,000万円である住宅を購入する
ことは不可能である。一方、この実施形態の住宅購入支
援方法を利用する場合は、また、家賃に転換率をかけ算
した金額はこの住宅の購入資金になる。また、家賃に減
額率をかけ算した金額はこの住宅の定価額から減額され
る金額になる。家賃額が20万円、手附金額が100万
円、A1=1、A2=0.9、A3=0.8とすると3
年後には、上式より、転換額または減額金額は、(1+
0.9+0.8)×20×12+100万円=748万
円になる。したがって、希望する家に居住しながら、3
年後には自分の持ち家とすることが可能になる。また、
この住宅購入支援方法を利用しない場合は、3年間に2
0×3×12=720万円が現在住んでいる住宅の家賃
として支出される。希望する5,000万円の住宅を購
入するには、さらに700万円が必要になる。したがっ
て、合計1420万円が3年後の住宅を購入する時点ま
でに必要となる。しかし、この住宅購入支援方法によれ
ば、その約半分の費用しか必要ない。すなわち、家賃と
して20万円を支払うものの、実質は家賃2万円で希望
する新居の住宅にすみ、残りの18万円を貯蓄している
のと同じ効果になる。
【0037】また、図6には手附金額がアップした場合
に定期借家契約期間は据え置きのまま、手附金額のアッ
プにより家賃額が下げられる場合が示されている。住宅
番号には、購入を希望している住宅に対応する住宅番号
が入力される。充当目標額には、ステップST−A6で
入力された金額が入力される。年数は、同様にステップ
ST−A6で入力された定期借家契約期間が入力され
る。また、別シートに住宅番号ごとに、団地名、住宅
名、住宅価格、家賃額、最低手附金額、1年目の転換率
((1))、2年目の転換率((2))、および3年目
の転換率((3))が設定されている。これらの転換率
は上述した減額率として設定されてもよい。また、転換
率と減額率とが併用されてもよい。家賃額は、住宅販売
会社が採算がとれる以上の価格に設定される。また、最
低手附金額は、住宅価格に比例して設定される。さら
に、転換率および減額率は、住宅の築年数に応じて設定
される。たとえば、築年数が経過しているほど、これら
率を下げるように設定する。ただし、これは一般的な設
定方法に過ぎず、ほかの設定方法によって設定されても
よい。このシートがコンピュータに参照されて、住宅番
号が入力された場合に、住宅価格、家賃額、最低手附金
額、および、転換率または減額率が自動的に賃貸プラン
相談シートに読み込まれる。
【0038】図6は、手附金額のアップ分、すなわち、
100万円からのアップ分を家賃に繰り込んで家賃を安
く設定する場合である。したがって、充当目標額に到達
する時期は、いずれも同様で、この例では、すべて21
か月目である。具体的に、手附金額が120万円の場
合、家賃額は20−(120−100)÷(2×12)
=19.16万円で、千円未満を切り上げて、19.2
万円となる。
【0039】さらに、手附金額が変動した場合に、家賃
額が一定のまま定期借家契約期間が短縮される場合の図
(図7)が示されている。図7でも、転換率は上述した
減額率として設定されてもよい。また、転換率と減額率
とが併用されてもよい。図7では、手附金額にかかわら
ず、家賃額は一定であるので、手附金額が多い場合ほ
ど、充当目標額に到達する期間が短縮される。図7を参
照すると、手附金額が100万円から140万円まで
は、21か月目で充当目標額に到達する。一方、手附金
額が160万円から200万円までは、18か月目で充
当目標額に到達する。
【0040】このように手附金額アップ分によって家賃
を引き下げる方法と、手附金額に関わらず家賃を固定す
る方法がある。これは、住宅購入予定者によって適宜選
択することができるように設定されていることが好まし
い。また、定期借家契約期間が変更されて再びその期間
に適合した図6および図7に対応した賃貸プラン相談シ
ートが出力されるように設定されていてもよい。
【0041】なお、住宅購入予定者自身が利用する場合
の基本条件については、ST−A6で入力されたデータ
にもとづいて図9のように示される。図9の詳細につい
ては後述する。
【0042】図3に戻って、ステップST−A9に進
む。このステップでは、ステップST−A8に提示され
た賃貸プラン相談シートおよび図9に示される条件にし
たがって、この実施形態の住宅購入支援方法を住宅購入
予定者が利用するか否か、またはステップST−A6で
入力されたデータの変更を実行するか否かの入力を促す
画面が表示される。住宅購入予定者は、これら3通りの
うちのいずれかを選択する。利用しない場合は、ステッ
プST−A29に進み、この住宅購入支援方法を終了す
る。利用する場合は、ステップST−A10に進む。デ
ータの更新を実行する場合は、ステップST−A6に戻
って再びデータを入力する。
【0043】ステップST−A10では、図8に示され
ているオプションの方法を利用するか否かの入力が促さ
れる。図8では、住宅販売会社に一定以上の資金を預け
た場合、家賃額または、転換率または減額率の変更が可
能になる方法が示されている。詳細は、ステップST−
A11を説明する箇所で記述する。オプションを利用す
る場合は、ステップST−A11に進み、利用しない場
合は、ステップST−A12に進む。
【0044】ステップST−A11では、オプションが
検討される。その詳細は、図8に示される。図8は、住
宅販売会社にある一定以上の資金を預ける場合に、家賃
額の変更をする、あるいは、転換率または減額率の変更
を実行することが可能になる場合の流れ図である。
【0045】まず、ステップST−B1でオプションの
方法が開始される。そして、ステップST−B2で住宅
販売会社に一定金額以上の資金を預けるか否かが判定さ
れる。この一定金額は、後述する家賃額をどこまで低く
設定可能であるか、あるいは、転換率または減額率がど
こまで高く設定可能であるかが住宅販売会社によって考
慮されて、決定される。住宅購入予定者が一定金額を住
宅販売会社に預けない、または預けることができない場
合は、ステップST−B3に進み、オプションの利用が
不可となり、ステップST−B11に進み、オプション
の方法が終了する。一方、住宅購入予定者が住宅販売会
社に一定金額を預ける場合は、ステップST−B4に進
む。
【0046】ステップST−B4では、条件を変更する
選択肢が示されていて、そのどちらかを選択する。家賃
額の変更を希望する場合は、ステップST−B5に進
む。転換率または減額率の変更を希望する場合は、ステ
ップST−B9に進む。この実施形態では、家賃額の変
更希望と、転換率または減額率の変更希望とのいずれか
を選択するようになっている。しかし、これに限られ
ず、そのいずれも実施するように設定されていてもよ
い。
【0047】ステップST−B5では、ステップST−
B2で預けることが決定された金額にもとづいて、家賃
額が計算され変更される。預ける金額が多い場合は、預
ける金額が少ない場合に比較して家賃額が低く設定され
る。
【0048】ステップST−B6では、ステップST−
B5で計算された家賃額が最低家賃額以上であるか否か
が判定される。ここで最低家賃額とは、住宅販売会社が
住宅を維持するために必要となる支出等から算出される
金額である。具体的には、年間に住宅を維持するために
必要となる諸経費が合計されて、その合計額を1か月に
必要となる支出額を計算して、この額を最低家賃額とす
る。また、住宅販売会社が負う様々なリスクが考慮され
て、最低家賃額に加算されていてもよい。たとえば、住
宅購入予定者が定期借家契約期間を待たずして解約して
しまった場合の住宅販売会社の損害額も考慮されて、最
低家賃額に加算されてもよい。ステップST−B5で計
算された家賃額が、最低家賃額以上である場合はステッ
プST−B7に進み、最低家賃額未満である場合はステ
ップST−B5に戻って再び変更家賃額が計算される。
この場合は、ステップST−B5で自動的に変更家賃額
が最低家賃額に設定されてもよい。また、ステップST
−B2の預けられた金額が一定金額に比較してかなり多
い場合は、最低家賃額が下げられることを認めるように
設定されていてもよい。したがって、手附金のみを住宅
販売会社が受けている場合の最低家賃額よりも、このス
テップで設定される変更家賃額が低い場合もあり得る。
この場合は、見かけ上採算がとれない家賃額になる。
【0049】ステップST−B7では、ステップST−
B6で決定された変更家賃額が家賃額として設定され
る。ステップST−B8では、ステップST−B7で設
定された家賃額がコンピュータの表示部等に表示され、
住宅購入予定者および住宅販売会社が参照することがで
きる。そして、オプションの方法は終了し、図3に示さ
れるステップST−A12に戻る。
【0050】ステップST−B9では、転換率または減
額率が変更される。すなわち、1年目、2年目、および
3年目のステップST−A7で計算された転換率または
減額率が、それぞれA1、A2、およびA3であるとす
ると、それぞれA1+r1(r1≧0、A1+r1≦
1)、A2+r2(r2≧0、A2+r2≦1)、およ
びA3+r3(r3≧0、A3+r3≦1)に変更され
る。ここで計算されるものは、r1、r2、およびr3
である。これらの率は、ステップST−B2で預けられ
た金額にもとづいて決定される。また、住宅購入予定者
の希望が考慮されてもよい。その場合は、住宅購入予定
者が希望するr1、r2、およびr3(またはそれらの
うちのいずれか)がコンピュータに入力される。この入
力の際、それら転換率または減額率がステップST−B
2で計算された金額に対応してどの範囲ならば変更が認
められるかがあらかじめ住宅購入予定者に示されていて
もよい。住宅購入予定者は、認められている範囲内で転
換率または減額率を設定することになる。
【0051】ステップST−B10では、ステップST
−B9で設定された転換率または減額率がコンピュータ
の表示部等に表示され、住宅購入予定者および住宅販売
会社が参照することができる。そして、オプションの方
法は終了し、図3に示されるステップST−A12に戻
る。
【0052】ステップST−A12では、図8に示され
るオプションが利用された結果である再設定された家賃
額、定期借家契約期間、および、転換率または減額率等
の契約条件が提示される。オプションが利用されなかっ
た場合は、ステップST−A8で提示されたものと同一
なものが表示される。その同一なものとは、図9であ
る。図9でも、転換率は上述した減額率として設定され
てもよい。また、転換率と減額率とが併用されてもよ
い。
【0053】住宅購入予定者には、通常、図9の最も左
の列に示した項目と定期借家契約期間が提示される。す
なわち、団地名からはじまって、設定家賃額までと定期
借家契約期間が提示される。また、中央の列に示した項
目(敷地面積から採算家賃額)までは、通常は住宅販売
会社の関係者のみ参照することができるように設定され
ている。しかし、この契約条件のどの項目を住宅購入予
定者に提示するかは、住宅販売会社に一任される。ま
た、図10に示されているように、住宅名は、ステップ
ST−A2で入力された住宅番号に対応する住宅名ごと
に、敷地面積、延床面積、土地価額、および建物価額が
定まっており、コンピュータの記憶部13に記憶されて
いる。したがって、住宅番号が設定されれば、直ちに、
その住宅番号に対応する住宅名が呼び出され、さらに、
その住宅名の住宅の敷地面積、延床面積、土地価額、お
よび建物価額が表示される。
【0054】また、図9の最も右に示される(1)から
(3)までの場合分けは、図9に示される設定家賃額
と、採算家賃額とが比較されて、最終的に決定される家
賃(決定家賃額)が決定されるためのものである。この
場合分けにもとづいて決定家賃は、ステップST−A7
で計算される。(1)設定家賃額と採算家賃額とが等し
い場合は、決定家賃額はその等しい金額になる。(2)
設定家賃額に比較して採算家賃額が安い場合は、設定家
賃額が決定家賃額とされる、または図6に示したように
家賃積立額を安く設定する。(3)設定家賃額に比較し
て採算家賃額が高い場合は、決定家賃額が採算家賃額に
なる、または定期借家契約期間を短縮する。具体的な例
として、n=3(年間)、A1=1、A2=0.9、A
3=0.8の場合を検討してみる。この場合、 Y=(T−D)÷{(1+0.9+0.8)×12} =(T−D)÷32.4 したがって、T−D=500(万円)の場合Y=15.
4(万円)、T−D=700(万円)の場合Y=21.
6(万円)となる。また、採算家賃額(Y’)が20
(万円)であるとする。T−D=500(万円)の場合
Y<Y’となる(上記の(3)に対応)から、購入する
場合には定期借家契約期間をXか月に短縮する必要があ
る。すなわち、 20=500÷(3.6+0.8×X) したがって、X=26.75になり、定期借家契約期間
は27か月後に満了することになる。T−D=700
(万円)の場合はY>Y’となる(上記の(2)に対
応)から、購入する場合にはYを容認するか、YをY’
の20(万円)を代入して、20=(T−D)÷32.
4、すなわち、T−D=648(万円)に減額するかで
ある。ステップST−A13では、ステップST−A1
2で示された契約条件を住宅購入予定者が承諾するか否
か、またはオプションの再検討を行うか否かが住宅購入
予定者に判定される。契約条件を承諾する場合は、ステ
ップST−A14に進み、承諾しない場合は図4に示さ
れるステップST−A29に進む。オプションの再検討
を行う場合は、ステップST−A11に戻る。
【0055】ステップST−A14では、上のステップ
で示された契約条件が決定され、個人プランの作成が実
行される。個人プランは、図11に示されるような表と
して提示される。図11は、この実施形態の家賃活用型
の住宅購入支援方法を利用した場合での個人プランを示
す。図11に示される表によって、購入予定者は、個人
プランを作成する。すなわち、図11の上段に示される
ように、購入予定の住宅番号、購入予定者の氏名および
ふりがな、住所、電話番号、および家賃が引き落とされ
る引落口座番号が入力される。また、自己資金額、手附
金額、充当目標額、定期借家期間、預り金額、家賃額、
家賃が支払われはじめてからの転換率の変動、家賃を納
付しはじめる年月が入力される。そして、入力された計
画当初の個人プランが示される。計画途中で個人プラン
が変更された場合には、変更後の個人プランも同時に示
される。また、図11では転換割合(転換率と同じ意味
である)のみ示されているが、これが減額率に変更され
てもよい。また、転換率と減額率とが併用されてもよ
い。
【0056】図11に示されている例では、変更2回目
までの個人プランが表示されるように設定されている。
もちろん、変更2回目に限られず、変更された個人プラ
ンは、すべて表示されるように設定されてもよい。ま
た、購入予定者または住宅販売会社の者が希望する変更
された個人プランが表示されるように設定されてもよ
い。
【0057】さらに、図11の下段に示されるように、
家賃の支払状況が提示される。ステップST−14での
時点では、家賃は支払われていない。図11の下段に示
されている表は、つぎのST−A15からはじまる家賃
管理のステップで記入されていく。すなわち、図11の
上段に示される引落口座番号から家賃が引き落とせた場
合は、チェック欄に納付済を示す「1」が自動的に記載
されると同時に引き落とされた家賃額が入力される。一
方、引落口座番号から家賃が引き落とせなかった場合に
は、チェック欄に未納付を示す「2」が自動的に記載さ
れる。この場合は、家賃額の欄には、何も記載されな
い。これらの書き込みは、コンピュータにより自動的に
実行される。
【0058】図11の下段に示されている例では、家賃
を納付しだしてから1か月目から4か月目までは家賃1
5万円が家主である住宅販売会社に納付済であることを
示す。さらに、5か月目と6か月目は、未納付であるこ
とを示す。また、家賃が納付済であるか未納付であるか
がチェック欄に記載してある時点までの家主に支払われ
た家賃額の合計が、現在購入した場合の転換額または現
在購入した場合の減額金額として、表示される。この家
賃支払状況は、月ごとにアップデートされる。
【0059】図4に示されるステップST−A15から
ST−A17まで、およびステップST−A23からS
T−A27までは、家賃を管理するためのステップであ
る。図4は、この発明の住宅購入支援方法の一実施形態
に係る流れ図であって、図3に続く後半部分であり、家
賃が管理されることを示す図である。ステップST−A
15では、毎月、家賃が納付されているか否かチェック
する。家賃が納付されている場合は、ステップST−A
23に進み、納付されていない場合は、ステップST−
A16に進む。
【0060】ステップST−A16では、納付が未だに
されていないことをたとえば、コンピュータのモニター
上に表示する(図11のチェック欄に「2」が記載され
ている場合)。それと同時に、家賃の納付が遅れてい
て、家賃を直ちに支払ってもらうように督促状を出力す
る。また、電子メールで督促状が送信されるように設定
されていてもよい。
【0061】ステップST−A17では、住宅購入予定
者がこの家賃活用型の住宅購入支援方法をすることを継
続するか否かが判定される。利用を継続しない場合は、
ステップST−A29に進み、この方法を終了する。利
用を継続する場合は、ステップST−A18に進む。
【0062】ステップST−A18からST−A22ま
では、個人プランの契約条件を変更するためのステップ
である。ステップST−A18は、個人プランを変更す
るか否かが住宅購入予定者によって判断される。変更し
ない場合は、ステップST−A15に戻る。変更する場
合は、ステップST−A19に進み、個人プランを変更
する。そして、住宅購入予定者が個人プラン変更案を作
成し(ST−A20)、ステップST−A21で、住宅
販売会社が個人プランの変更案を承認することができる
か否かが判定される。この承認の可否は、充当目標額、
定期借家契約期間、および手附金額が住宅販売会社にと
って不当に設定されていないかが判定される。すなわ
ち、条件決定のためのステップで説明したように、それ
らの設定値によって住宅販売会社に不利益が生じること
があるので、少なくとも不利益にならないようになって
いるかが検討される。この検討は、コンピュータが自動
的に実行する。変更案が承認できない場合は、ステップ
ST−A19に戻り、変更案が承認できる場合は、ステ
ップST−A22に進む。ステップST−A22では、
個人プランが変更されて、ステップST−A15に戻
る。翌月からは、新たな個人プランにもとづいて家賃が
納付されることになる。
【0063】家賃が納付されると、ステップST−A2
3で、今月の家賃が納付済であることが表示される。そ
して、今月で定期借家契約期間が満了したか否かが判定
される(ST−A24)。今月で定期借家契約期間が満
了した場合は、ステップST−A25に進み、定期借家
契約期間が満了したことを表示し、プリントアウトを実
行する。また、転換額または減額金額の表示、およびプ
リントアウトが実行される。また、住宅購入予定者と住
宅販売会社の特定の部門または社員に定期借家契約期間
が満了した旨の内容が、電子メール等で送信されてもよ
い。そして、この方法が終了されて、住宅購入予定者が
住宅を購入することになる(ST−A29)。もし、こ
の時点で住宅購入予定者が住宅を購入しないと決定した
場合は、住宅販売会社に支払った手附金は住宅販売会社
のものになる。しかし、これは単なる設計事項であり、
これとは異なるバリエーションが否定されるわけではな
い。またさらに、図8に示したオプションによって家賃
額の減額が認めてられている場合には、通常、減額分の
総額を預かり金から差し引いて相手側に返還するように
設定される。
【0064】一方、定期借家契約期間が満了していない
場合は、ステップST−A26で次回の家賃の納付から
上述した転換率または減額率が変更になるか否かが判定
される。転換率および減額率は、図3に示されるステッ
プST−A14で家賃を支払いはじめてからの算出され
る時期で決定されている。たとえば、家賃を支払いはじ
めてから1年間は転換率または減額率100%、そのつ
ぎの1年間は90%に設定されている。この場合は、家
賃を支払いはじめてから12か月目の家賃を支払った時
点で次回から転換率または減額率が変更されることにな
り、ステップST−A26からステップST−A27に
進む。
【0065】ステップST−A27では、転換率または
減額率が次回の家賃分から変更される旨が表示され、プ
リントアウトされる。また、住宅購入予定者と住宅販売
会社の特定の部門または社員に転換率または減額率が変
更された旨および次回家賃分からの転換率または減額率
が、電子メール等で送信されてもよい。これによって、
住宅購入予定者と住宅販売会社は、現在の転換率および
減額率の数値を把握することができる。
【0066】ステップST−A28では、住宅を購入す
るか否かが住宅購入予定者によって判断される。この図
4では、ここで住宅が購入されるか否かが判断される
が、この判断はいつなされてもよい。すなわち、このS
T−A28でしか住宅の購入ができないわけではなく、
住宅購入予定者に資金があればいつどのステップでも購
入することは可能である。
【0067】また、借家契約期間中または借家契約期間
満了時に住宅購入予定者が住宅を購入せず退去した場合
は、すでに住宅販売会社に支払われている手附金、およ
び支払われている家賃は、一般に住宅購入予定者に返還
されない。また、オプションが利用されている場合は、
家賃の減額分を預り金から差し引いて返還する。これら
家賃、手附金、預け金の返還形態は、住宅購入予定者と
の契約で変形されてもよい。これら金額の返還形態は、
各住宅購入予定者が支払った金額に応じて、住宅販売会
社が損害を被らないように設定することが好ましい。
【0068】図12から図15は、この実施形態の住宅
購入支援方法、住宅支援装置、および住宅購入支援プロ
グラムによる住宅販売会社と、住宅購入予定者と、不動
産業者、住宅金融公庫および銀行等との間での住宅購入
予定者が住宅を購入しようと検討してから希望する住宅
を購入するまでのやり取りを示している。この図12か
ら図15では、すでに家を所有している人が新たに住宅
を購入する場合を想定している。この例は、ネットワー
クを介して住宅販売会社、住宅購入予定者、および不動
産業者等が情報のやり取りをする場合である。まず、住
宅を購入しようと検討をしはじめると、現在の持ち家が
いくらで売却できるか、現在の持ち家に対するローンの
残高はいくらかが不動産業者および住宅金融公庫等との
間でネットワークを介して相談される(ST−C1から
ST−C3まで)。その後、持ち家の売却予定額、およ
びローン残高が算出されて、住宅購入予定者に通知され
る(ST−C4)。この通知にもとづいて、住宅を売却
した場合に住宅購入予定者が得る金額が算出される。そ
して、預貯金および債券等による資金と合わせて、自己
資金額が算出される(ST−C5)。この自己資金額
は、サーバ1で実行されてもよい。
【0069】一方、住宅購入予定者は、住宅販売会社が
宣伝等している広告等(住宅供給公社が公報等に行って
いる公告等を含む)を参照してさらに場合によっては住
宅を見学して、希望の住宅を探し希望の住宅を発見する
(ST−C6からST−C9まで)。住宅販売会社は、
住宅を購入するための資金計画の相談等を実施する(S
T−C10およびST−C11)。その相談にもとづい
て、住宅購入予定者は、住宅購入に対する必要となる資
金を算出する(ST−C12)。希望する住宅を購入す
るために必要となる自己資金必要額には、住宅金融公庫
および金融機関等によるローンが考慮されて算出され
る。この自己資金必要額がステップST−C5で算出さ
れた自己資金額と比較されて、自己資金必要額以上に自
己資金額がある場合は、直ちに住宅を購入することが可
能になる(ST−C13およびST−C14)。また、
このST−C13は、サーバ1で実行されるのが通常で
ある。自己資金必要額よりも自己資金額が少ない場合
は、図12に示されるように上述した住宅購入支援方法
が利用される。すなわち、上述したように、手附金額、
充当目標額、および定期借家契約期間が入力され、図5
および図6、または図5および図7に示される賃貸プラ
ン相談シートが作成される(ST−C15からST−C
17まで)。これによって、基本条件(家賃額、定期借
家契約期間、および、転換率または減額率等)が提示さ
れる(ST−C18)。住宅購入予定者は、この契約条
件を参照して、この実施形態に説明される家賃活用型の
住宅購入支援方法を利用するか否か、または入力データ
を変更して再び賃貸プラン相談シートを作成するかを判
断する(ST−C19)。この住宅購入支援方法を利用
しない場合は、住宅購入を断念したことになり(ST−
C20)、利用する場合は、上述したオプションを利用
するか否かがユーザ(住宅購入予定者)によって判断さ
れる(ST−C21)。オプションをユーザが利用しな
い場合は、ステップST−C23に進み、サーバ1から
契約条件が提示される(ST−C23)。オプションが
利用される場合は、ステップST−C22に進む。オプ
ションが実行されてほかの契約条件を提示することがで
きる場合はその契約条件を提示し、ほかの契約条件がな
い場合は、そのままST−C18で提示した基本条件を
提示する(ST−C22およびST−C23)。住宅購
入予定者は、複数の契約条件を参考にして、いずれかの
契約条件を承諾するか否かを判断する(ST−C2
4)。契約条件が1つしかない場合は、その契約条件を
承諾するか否かを判断する。住宅購入予定者がある契約
条件に承諾した場合、この時点で持ち家を売却するか否
か判断して、売却すると決定した場合は、ネットワーク
を介して不動産業者等に接続して、買主の選定、下取り
価格等を計算する(ST−C25およびST−C2
6)。そして、持ち家を売ったのち、持ち家のローンが
残っている場合はそのローンを返済して、残りの金額
は、銀行等の金融機関等に預ける(ST−C27)。ま
た、残りの金額は、住宅販売会社に預り金として資金を
提供する場合もある。そして、購入予約契約、定期借家
契約を住宅販売会社と住宅購入予定者との間で締結する
(ST−C28)。持ち家をまだ売却しない場合は、契
約条件に承諾して直ちにこのステップに進む。なお、売
却時期は、定期借家契約期間満了時までの時点であれ
ば、住宅購入予定者の希望する時期としてよい。
【0070】住宅販売会社は、手附金および預かり金等
を納付してもらうための納付書を発行し、住宅購入予定
者は、その納付書にしたがって所定の金額を納付する。
また、家賃を引き落とすため、銀行等の口座番号等を住
宅販売会社に通知する(ST−C29およびST−C3
0)。つぎのステップから図14に進む。住宅販売会社
は、納付書に記載のある所定の金額が入金されたことを
確認し、個人プランを作成する(図14に示されたST
−C31)。また、銀行に振替口座番号等の登録をして
定期的に家賃をその口座から引き落とすための手続をす
る(ST−C34およびST−C35)。一方、住宅購
入予定者に住宅の鍵等を渡し、住宅購入予定者は住宅に
入居する(ST−C32)。家賃の引落しが口座から実
行される(ST−C33)。以後は、住宅販売会社は、
家賃の管理をして、家賃の滞納がある場合には家賃の納
付を督促し、転換率または減額率が変更されたことを住
宅購入予定者に通知したり、積立が満期(すなわち、住
宅を購入することが資金的に可能になる時期)になった
らその旨通知する等をする(ST−C36およびST−
C37)。また、家賃の滞納回数があるかどうかを判断
し(ST−C38)、一定回数以上である場合は、住宅
を住宅販売会社に明け渡すための手続きをとる(ST−
C44)。一定回数には達していない場合は、この方法
の利用を続けるか否かが住宅購入予定者によって判断さ
れ、支払条件等を変更するかを検討する(ST−C39
およびST−C40)。そして、条件を変更すると決定
された場合は、条件を変更したい旨を住宅販売会社に連
絡して(ST−C41)、新たな条件での個人プランを
作成し、変更された条件で契約を結ぶ(ST−C42お
よびST−C43)。つぎのステップから図15に進
む。
【0071】また、転換率または減額率が変更されたこ
とを住宅購入予定者に通知する際、および定期借家契約
期間が満了になることを通知する際に、その時点で住宅
を購入するか否かを住宅購入予定者が判断する(ST−
C45)。住宅を購入する場合は、持ち家が売却されて
いるか否かが確認されて、売却されていない場合は不動
産業者に売却を依頼する(ST−C51およびST−C
52)。そして、不動産業者に買主を選定してもらい、
持ち家を売却をしてもらう。持ち家の売却代金と持ち家
のローンを返済して、住宅購入のための契約を結ぶ(S
T−C53からST−C55まで)。すでに、売却され
ている場合は、住宅を購入するために住宅購入予定者と
住宅販売会社との間で契約を結ぶ(ST−C55)。具
体的には、定期借家契約の解約、譲渡契約の締結、残金
の納付(住宅金融公庫融資額を除く)、住宅金融公庫等
への融資申請等である。そして、住宅販売会社は、住宅
のアフターサービスを実行する(ST−C56)。一
方、住宅購入予定者は、住宅を購入し、ローンがある場
合はローンを返済する(ST−C57)。
【0072】住宅をまだ購入しない場合は、定期借家契
約期間が終了するか否かが判定されて、終了する場合
は、住宅を購入する意志はなくなったとみなして、住宅
購入予定者に退去届を提出してもらう(ST−C46お
よびST−C47)。借家契約期間がまだ残っている場
合は、再びステップST−C33に戻って、住宅購入予
定者は家賃の引き落としを実行する。また、退去届が提
出されたのち、購入予約を解除し、住宅購入予定者に鍵
の返却等をしてもらい、住宅販売会社は退去後の住宅の
修繕を実行する(ST−C48からST−C50)。
【0073】この手続きは、ほとんどすべてネットワー
クを介して実行されることにより、迅速に処理を進める
ことが可能になる。したがって、住宅販売会社は多くの
お客様である住宅購入予定者に濃密なサービスを提供す
ることが可能になる。
【0074】上述したフロー図の各ステップに示された
指示は、ソフトウエアであるプログラムにもとづいて実
行されることが可能である。プログラムは、コンピュー
タまたはほかのプログラム可能な装置上でロードされ
る。このコンピュータまたは装置上で実行される指示
は、フロー図の各ブロックで特徴づけられている機能を
実行する手段を提供する。プログラムは、サーバ1のハ
ードディスク、ROM、RAM、またはこれに類する記
録媒体に記録される。プログラムはサーバ1に格納され
て実行される。このプログラムは、ネットワークを介し
て住宅購入予定者、または不動産業者等の端末またはサ
ーバにデータ信号を送信するように制御することも実行
する。
【0075】この発明は、上述した実施の形態に限定さ
れるものではなく、その技術的範囲において種々変形し
て実施することができる。
【0076】
【発明の効果】この発明の住宅購入支援方法、住宅購入
支援装置、および住宅購入支援プログラムによれば、住
宅購入予定者が当初は賃貸住宅として住居し、一定期間
後はたとえば分譲住宅として正式に購入することができ
る。また、購入する場合には家賃額の一定割合を購入代
金に転換するように設定されている。また、購入予定の
住宅の定価額から家賃額のうちの一定割合を減額して住
宅定価額を安くするように設定されている。この結果、
住宅購入予定者は住宅を購入しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る住宅支援装置が
ネットワークを経由して使用される場合の概念図であ
る。
【図2】 この発明の一実施形態に係る住宅支援装置の
機能ブロック図である。
【図3】 この発明の一実施形態に係る住宅購入支援方
法の流れ図の前半部分である。
【図4】 この発明の一実施形態に係る住宅購入支援方
法の流れ図であって、図3に続く後半部分であり、家賃
が管理されることを示す図である。
【図5】 図3に示されたステップST−A2で入力さ
れた住宅番号、図3に示されたステップST−A6で入
力された充当目標額、定期借家契約期間、および手附金
額が参照されて作成された賃貸プラン相談シートの一部
分である。
【図6】 図5に示された賃貸プラン相談シートの他の
部分であって、手附金額アップ分を家賃から引き下げる
場合の図である。
【図7】 図5に示された賃貸プラン相談シートの他の
部分であって、手附金額にかかわらず家賃を固定する場
合の図である。
【図8】 図3に示されたステップST−A11から開
始する流れ図であって、住宅販売会社に一定金額以上の
資金を預けた場合、家賃額または、転換率または減額率
の変更が可能になることを示す流れ図である。
【図9】 図3に示されたST−A8またはST−A1
2における住宅購入支援方法の基本条件または契約条件
を示す図である。
【図10】 住宅名ごとに敷地面積、延床面積、土地価
額、および建物価額を示す図である。
【図11】 この実施形態の家賃活用型の住宅購入支援
方法を利用した場合での個人プランを示す図である。
【図12】 この実施形態の住宅購入支援方法による住
宅販売会社と、住宅購入予定者と、不動産業者および住
宅金融公庫等との間での住宅購入予定者が住宅を購入し
ようと検討してから希望する住宅を購入するまでのやり
取りを示している図の前半部分である。
【図13】 図12に続く部分を示す図である。
【図14】 図13に続く部分を示す図である。
【図15】 図14に続く部分を示す図である。
【符号の説明】
11 接続部 12 算出部 13 記憶部 14 プラン作成部 15 情報提示部 16 家賃管理部 17 判定部 18 通知部 19 制御部 ST−A1 開始 ST−A2 住宅番号等のデータを入力 ST−A3 住宅購入資金計画の計算 ST−A4 自己資金必要額の算出 ST−A5 自己資金必要額と自己資金額との比較 ST−A6 手附金額、充当目標額、および定期借家
契約期間のデータを入力 ST−A7 賃貸プラン相談シートの内容の計算 ST−A8 基本条件の提示 ST−A9 住宅購入支援方法を利用するかの判断 ST−A10 オプションを利用するかの判断 ST−A11 オプションの検討 ST−A12 契約条件の提示 ST−A13 契約条件を承諾するかの判断 ST−A14 契約条件の決定
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 雅章 兵庫県川西市南花屋敷4丁目3−12 (72)発明者 松井 孝人 兵庫県神戸市中央区中山手通2丁目1− 3−305 (72)発明者 山本 幸洋 兵庫県神戸市灘区大石南町3丁目4−19 (72)発明者 今西 敏男 兵庫県神戸市垂水区西舞子9丁目11−1 (72)発明者 薮田 芳弘 兵庫県神戸市北区北五葉5丁目13−5 (72)発明者 岩瀬 好英 兵庫県神戸市灘区徳井町5丁目1−18− 602 (56)参考文献 特開 平7−287701(JP,A) 特開2001−57711(JP,A) 特開2001−283004(JP,A) 特開2001−338067(JP,A) 特開 平11−25155(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 318 G06F 17/60 122 G06F 17/60 302

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 購入予定の住宅を選択する選択手段と、 選択された前記住宅の購入を希望する住宅購入希望者が
    受ける融資金額を決定するための条件、および、前記住
    宅購入希望者が前記融資金額以外の現在拠出可能な資金
    額を入力する第1の入力手段と、 選択可能な各住宅の販売価格を記憶している価格記憶手
    段と、 選択された前記住宅の販売価格を前記価格記憶手段から
    読出す読出手段と、 前記融資金額を決定するための条件にもとづいて、前記
    住宅購入希望者が選択された前記住宅を購入するために
    融資してもらえる融資可能金額を算出する融資可能金額
    算出手段と、 前記融資可能金額と前記現在拠出可能な資金額との合計
    金額を算出する算出手段と、 前記合計金額が選択された前記住宅の販売価格よりも少
    ないか否かを判定する価格判定手段と、 前記価格判定手段が、前記合計金額が選択された前記住
    宅の販売価格よりも少ないと判定した場合に、前記住宅
    購入希望者が選択された前記住宅を借りる際に住宅販売
    者に支払う手附金額、前記住宅購入希望者が借家として
    選択された前記住宅を借りる借家期間、および、前記借
    家期間終了後に前記住宅購入希望者が選択された前記住
    宅を購入する際に拠出可能な購入時資金額を入力する第
    2の入力手段と、 家賃総額のうちの何割を前記住宅の購入代金に充当する
    かを定める充当率を記憶している充当率記憶手段と、 前記読出手段によって読出された選択された前記住宅の
    販売価格、前記第2の入力手段によって入力された前記
    手附金額、前記第2の入力手段によって入力された前記
    借家期間、前記第2の入力手段によって入力された前記
    購入時資金額、および、前記充当率記憶手段によって記
    憶されている前記充当率にもとづいて、選択された前記
    住宅の家賃額を算出する算出手段と、 を具備することを特徴とする住宅購入支援システム。
  2. 【請求項2】 購入予定の住宅を選択する選択手段と、 選択された前記住宅の購入を希望する住宅購入希望者が
    受ける融資金額を決定するための条件、および、前記住
    宅購入希望者が前記融資金額以外の現在拠出可能な資金
    額を入力する第1の入力手段と、 選択可能な各住宅の販売価格を記憶している価格記憶手
    段と、 選択された前記住宅の販売価格を前記価格記憶手段から
    読出す読出手段と、 前記融資金額を決定するための条件にもとづいて、前記
    住宅購入希望者が選択された前記住宅を購入するために
    融資してもらえる融資可能金額を算出する融資可能金額
    算出手段と、 前記融資可能金額と前記現在拠出可能な資金額との合計
    金額を算出する算出手段と、 前記合計金額が選択された前記住宅の販売価格よりも少
    ないか否かを判定する価格判定手段と、 前記価格判定手段が、前記合計金額が選択された前記住
    宅の販売価格よりも少ないと判定した場合に、前記住宅
    購入希望者が選択された前記住宅を借りる際に住宅販売
    者に支払う手附金額、前記住宅購入希望者が借家として
    選択された前記住宅を借りる借家期間、前記借家期間終
    了後に前記住宅購入希望者が選択された前記住宅を購入
    する際に拠出可能な購入時資金額、および、選択された
    前記住宅の家賃額を入力する第2の入力手段と、 前記読出手段によって読出された選択された前記住宅の
    販売価格、前記第2の入力手段によって入力された前記
    手附金額、前記第2の入力手段によって入力された前記
    借家期間、前記第2の入力手段によって入力された前記
    購入時資金額、および、前記第2の入力手段によって入
    力された前記家賃額にもとづいて、家賃総額のうちの何
    割を前記住宅の購入代金に充当するかを定める充当率を
    算出する算出手段と、 を具備することを特徴とする住宅購入支援システム。
  3. 【請求項3】 購入予定の住宅を選択する選択手段と、 選択された前記住宅の購入を希望する住宅購入希望者が
    受ける融資金額を決定するための条件、および、前記住
    宅購入希望者が前記融資金額以外の現在拠出可能な資金
    額を入力する第1の入力手段と、 選択可能な各住宅の販売価格を記憶している価格記憶手
    段と、 選択された前記住宅の販売価格を前記価格記憶手段から
    読出す読出手段と、 前記融資金額を決定するための条件にもとづいて、前記
    住宅購入希望者が選択された前記住宅を購入するために
    融資してもらえる融資可能金額を算出する融資可能金額
    算出手段と、 前記融資可能金額と前記現在拠出可能な資金額との合計
    金額を算出する算出手段と、 前記合計金額が選択された前記住宅の販売価格よりも少
    ないか否かを判定する価格判定手段と、 前記価格判定手段が、前記合計金額が選択された前記住
    宅の販売価格よりも少ないと判定した場合に、前記住宅
    購入希望者が選択された前記住宅を借りる際に住宅販売
    者に支払う手附金額、選択された前記住宅の家賃額、お
    よび、前記住宅購入希望者が選択された前記住宅を購入
    する際に拠出可能な購入時資金額を入力する第2の入力
    手段と、 家賃総額のうちの何割を前記住宅の購入代金に充当する
    かを定める充当率を記憶している充当率記憶手段と、 前記読出手段によって読出された選択された前記住宅の
    販売価格、前記第2の入力手段によって入力された前記
    手附金額、前記第2の入力手段によって入力された前記
    家賃額、前記第2の入力手段によって入力された前記購
    入時資金額、および、前記充当率記憶手段によって記憶
    されている前記充当率にもとづいて、前記住宅購入希望
    者が借家として選択された前記住宅を借りる借家期間を
    算出する算出手段と、 を具備することを特徴とする住宅購入支援システム。
  4. 【請求項4】 購入予定の住宅を選択する選択手段と、 選択可能な各住宅の販売価格を記憶している価格記憶手
    段と、 選択された前記住宅の販売価格を前記価格記憶手段から
    読出す読出手段と、 選択された前記住宅の購入を希望する住宅購入希望者が
    選択された前記住宅を借りる際に住宅販売者に支払う手
    附金額、前記住宅購入希望者が借家として選択された前
    記住宅を借りる借家期間、および、前記借家期間終了後
    に前記住宅購入希望者が選択された前記住宅を購入する
    際に拠出可能な購入時資金額を入力する入力手段と、 家賃総額のうちの何割を前記住宅の購入代金に充当する
    かを定める充当率を記憶している充当率記憶手段と、 前記読出手段によって読出された選択された前記住宅の
    販売価格から前記入力手段によって入力された前記手附
    金額を引いて、当該引かれた金額から前記入力手段によ
    って入力された前記購入時資金額を引いた第1の値を算
    出する第1の算出手段と、 当該第1の値を記憶する第1の算出額記憶手段と、 前記入力手段によって入力された前記借家期間と前記
    率記憶手段によって記憶されている前記充当率との積
    である第2の値を算出する第2の算出手段と、 当該第2の値を記憶する第2の算出額記憶手段と、 当該第2の値で前記第1の値を除した値を算出し、当該
    除した値を選択された前記住宅の家賃額とする家賃額算
    出手段と、 を具備することを特徴とする住宅購入支援システム。
  5. 【請求項5】 購入予定の住宅を選択する選択手段と、 選択可能な各住宅の販売価格を記憶している価格記憶手
    段と、 選択された前記住宅の販売価格を前記価格記憶手段から
    読出す読出手段と、 選択された前記住宅の購入を希望する住宅購入希望者が
    選択された前記住宅を借りる際に住宅販売者に支払う手
    附金額、前記住宅購入希望者が借家として選択された前
    記住宅を借りる借家期間、および、前記借家期間終了後
    に前記住宅購入希望者が選択された前記住宅を購入する
    際に拠出可能な購入時資金額を入力する入力手段と、 家賃総額のうちの何割を前記住宅の購入代金に充当する
    かを定める充当率を記憶している充当率記憶手段と、 前記読出手段によって読出された選択された前記住宅の
    販売価格を、前記入力手段によって入力された前記借家
    期間と前記充当率記憶手段によって記憶されている前記
    充当率との積で除した第1の値を算出する第1の算出手
    段と、 当該第1の値を記憶する第1の算出額記憶手段と、 前記入力手段によって入力された前記手附金額を、前
    力手段によって入力された前記借家期間と前記充当
    記憶手段によって記憶されている前記充当率との積で除
    した第2の値を算出する第2の算出手段と、 当該第2の値を記憶する第2の算出額記憶手段と、 前記入力手段によって入力された前記購入時資金額を、
    記入力手段によって入力された前記借家期間と前記
    率記憶手段によって記憶されている前記充当率との積
    で除した第3の値を算出する第3の算出手段と、 当該第3の値を記憶する第3の算出額記憶手段と、 前記第1の値から前記第2の値を引いて、当該引いた値
    から前記第3の値を引いて、当該引いた値を選択された
    前記住宅の家賃額とする家賃額算出手段と、 を具備することを特徴とする住宅購入支援システム。
  6. 【請求項6】 購入予定の住宅を選択する選択手段と、 選択可能な各住宅の販売価格を記憶している価格記憶手
    段と、 選択された前記住宅の販売価格を前記価格記憶手段から
    読出す読出手段と、 選択された前記住宅の購入を希望する住宅購入希望者が
    選択された前記住宅を借りる際に住宅販売者に支払う手
    附金額、前記住宅購入希望者が借家として選択された前
    記住宅を借りる借家期間、選択された前記住宅の家賃
    額、および、前記借家期間終了後に前記住宅購入希望者
    が選択された前記住宅を購入する際に拠出可能な購入時
    資金額を入力する入力手段と、 前記読出手段によって読出された選択された前記住宅の
    販売価格から前記入力手段によって入力された前記手附
    金額を引いて、当該引かれた金額から前記入力手段によ
    って入力された前記購入時資金額を引いた第1の値を算
    出する第1の算出手段と、 当該第1の値を記憶する第1の算出額記憶手段と、 前記入力手段によって入力された前記借家期間と前記入
    力手段によって入力された前記家賃額との積である第2
    の値を算出する第2の算出手段と、 当該第2の値を記憶する第2の算出額記憶手段と、 当該第2の値で前記第1の値を除した値を算出し、当該
    除した値を、家賃総額のうちの何割を前記住宅の購入代
    金に充当するかを定める充当率とする充当率算出手段
    と、 を具備することを特徴とする住宅購入支援システム。
  7. 【請求項7】 購入予定の住宅を選択する選択手段と、 選択可能な各住宅の販売価格を記憶している価格記憶手
    段と、 選択された前記住宅の販売価格を前記価格記憶手段から
    読出す読出手段と、 選択された前記住宅の購入を希望する住宅購入希望者が
    選択された前記住宅を借りる際に住宅販売者に支払う手
    附金額、前記住宅購入希望者が借家として選択された前
    記住宅を借りる借家期間、選択された前記住宅の家賃
    額、および、前記借家期間終了後に前記住宅購入希望者
    が選択された前記住宅を購入する際に拠出可能な購入時
    資金額を入力する入力手段と、 前記読出手段によって読出された選択された前記住宅の
    販売価格を、前記入力手段によって入力された前記借家
    期間と前記入力手段によって入力された前記家賃額との
    積で除した第1の値を算出する第1の算出手段と、 当該第1の値を記憶する第1の算出額記憶手段と、 前記入力手段によって入力された前記手附金額を、前
    力手段によって入力された前記借家期間と前記入力手
    段によって入力された前記家賃額との積で除した第2の
    値を算出する第2の算出手段と、 当該第2の値を記憶する第2の算出額記憶手段と、 前記入力手段によって入力された前記購入時資金額を、
    記入力手段によって入力された前記借家期間と前記入
    力手段によって入力された前記家賃額との積で除した第
    3の値を算出する第3の算出手段と、 当該第3の値を記憶する第3の算出額記憶手段と、 前記第1の値から前記第2の値を引いて、当該引いた値
    から前記第3の値を引いて、当該引いた値を、家賃総額
    のうちの何割を前記住宅の購入代金に充当するかを定め
    る充当率とする充当率算出手段と、 を具備することを特徴とする住宅購入支援システム。
  8. 【請求項8】 購入予定の住宅を選択する選択手段と、 選択可能な各住宅の販売価格を記憶している価格記憶手
    段と、 選択された前記住宅の販売価格を前記価格記憶手段から
    読出す読出手段と、 選択された前記住宅の購入を希望する住宅購入希望者が
    選択された前記住宅を借りる際に住宅販売者に支払う手
    附金額、選択された前記住宅の家賃額、および、前記住
    宅購入希望者が選択された前記住宅を購入する際に拠出
    可能な購入時資金額を入力する入力手段と、 家賃総額のうちの何割を前記住宅の購入代金に充当する
    かを定める充当率を記憶している充当率記憶手段と、 前記読出手段によって読出された選択された前記住宅の
    販売価格から前記入力手段によって入力された前記手附
    金額を引いて、当該引かれた金額から前記入力手段によ
    って入力された前記購入時資金額を引いた第1の値を算
    出する第1の算出手段と、 当該第1の値を記憶する第1の算出額記憶手段と、 前記入力手段によって入力された前記家賃額と前記充当
    率記憶手段によって記憶されている前記充当率との積で
    ある第2の値を算出する第2の算出手段と、 当該第2の値を記憶する第2の算出額記憶手段と、 当該第2の値で前記第1の値を除した値を算出し、当該
    除した値を、前記住宅購入希望者が借家として選択され
    た前記住宅を借りる借家期間とする借家期間算出手段
    と、 を具備することを特徴とする住宅購入支援システム。
  9. 【請求項9】 購入予定の住宅を選択する選択手段と、 選択可能な各住宅の販売価格を記憶している価格記憶手
    段と、 選択された前記住宅の販売価格を前記価格記憶手段から
    読出す読出手段と、 選択された前記住宅の購入を希望する住宅購入希望者が
    選択された前記住宅を借りる際に住宅販売者に支払う手
    附金額、選択された前記住宅の家賃額、および、前記住
    宅購入希望者が選択された前記住宅を購入する際に拠出
    可能な購入時資金額を入力する入力手段と、 家賃総額のうちの何割を前記住宅の購入代金に充当する
    かを定める充当率を記憶している充当率記憶手段と、 前記読出手段によって読出された選択された前記住宅の
    販売価格を、前記入力手段によって入力された前記家賃
    額と前記充当率記憶手段によって記憶されている前記
    率との積で除した第1の値を算出する第1の算出手段
    と、 当該第1の値を記憶する第1の算出額記憶手段と、 前記入力手段によって入力された前記手附金額を、前
    力手段によって入力された前記家賃額と前記充当率記
    憶手段によって記憶されている前記充当率との積で除し
    た第2の値を算出する第2の算出手段と、 当該第2の値を記憶する第2の算出額記憶手段と、 前記入力手段によって入力された前記購入時資金額を、
    記入力手段によって入力された前記家賃額と前記充当
    率記憶手段によって記憶されている前記充当率との積で
    除した第の値を算出する第の算出手段と、 当該第の値を記憶する第の算出額記憶手段と、前記第1の値から前記第2の値を引いて、当該引いた値
    から前記第3の値を引いて、 当該引いた値を、前記住宅
    購入希望者が借家として選択された前記住宅を借りる借
    家期間とする借家期間算出手段と、 を具備することを特徴とする住宅購入支援システム。
  10. 【請求項10】 前記住宅購入希望者が前記住宅販売者
    に預け金をしたか否かを判定する預け金判定手段と、 前記預け金があると判定された場合に、前記預け金がな
    いと判定された場合よりも前記住宅購入希望者に有利な
    条件を算出する条件算出手段と、 をさらに具備することを特徴とする請求項1から請求項
    9のいずれかに記載の住宅購入支援システム。
  11. 【請求項11】 前記条件算出手段によって算出された
    家賃額が、前記住宅販売者が利益を出すことができる最
    低家賃額以上であるか否かを判定する判定手段と、 前記家賃額が前記最低家賃額以上である場合は、当該家
    賃額を家賃として設定し、前記家賃額が前記最低家賃額
    以上でない場合は、当該最低家賃額を家賃として設定す
    る設定手段と、 をさらに具備することを特徴とする請求項10に記載の
    住宅購入支援システム。
  12. 【請求項12】 購入予定の住宅の販売価格、前記住宅
    の購入を希望する住宅購入希望者が前記住宅を借りる際
    に住宅販売者に支払う手附金額、前記住宅購入希望者が
    借家として前記住宅を借りる借家期間、および、前記借
    家期間終了後に前記住宅購入希望者が前記住宅を購入す
    る際に拠出可能な購入時資金額を入力する入力手段と、 家賃総額のうちの何割を前記住宅の購入代金に充当する
    かを定める充当率を記憶している記憶手段と、 前記入力手段によって入力された前記住宅の販売価格、
    前記入力手段によって入力された前記手附金額、前記入
    力手段によって入力された前記借家期間、前記入力手段
    によって入力された前記購入時資金額、および、前記記
    憶手段によって記憶されている前記充当率にもとづい
    て、前記住宅の家賃額を算出する算出手段と、 前記算出手段によって算出された家賃額が、前記住宅販
    売者が利益を出すことができる最低家賃額以上であるか
    否かを判定する判定手段と、 前記家賃額が前記最低家賃額以上である場合は、当該家
    賃額を家賃として設定し、前記家賃額が前記最低家賃額
    以上でない場合は、当該最低家賃額を家賃として設定す
    る設定手段と、 を具備することを特徴とする住宅購入支援システム。
  13. 【請求項13】 購入予定の住宅の販売価格、前記住宅
    の購入を希望する住宅購入希望者が前記住宅を借りる際
    に住宅販売者に支払う手附金額、前記住宅購入希望者が
    借家として前記住宅を借りる借家期間、前記住宅の家賃
    額、および、前記借家期間終了後に前記住宅購入希望者
    が前記住宅を購入する際に拠出可能な購入時資金額を入
    力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された前記家賃額が、前記住
    宅販売者が利益を出すことができる最低家賃額以上であ
    るか否かを判定する判定手段と、 前記入力手段によって入力された前記家賃額が前記最低
    家賃額以上である場合は、当該家賃額を家賃として設定
    し、前記家賃額が前記最低家賃額以上でない場合は、当
    該最低家賃額を家賃として設定する設定手段と、 前記入力手段によって入力された前記住宅の販売価格、
    前記入力手段によって入力された前記手附金額、前記入
    力手段によって入力された前記借家期間、前記設定手段
    によって設定された前記家賃額、および、前記入力手段
    によって入力された前記購入時資金額にもとづいて、家
    賃総額のうちの何割を前記住宅の購入代金に充当するか
    を定める充当率を算出する算出手段と、 を具備することを特徴とする住宅購入支援システム。
  14. 【請求項14】 購入予定の住宅の販売価格、前記住宅
    の購入を希望する住宅購入希望者が前記住宅を借りる際
    に住宅販売者に支払う手附金額、前記住宅の家賃額、お
    よび、前記住宅購入希望者が前記住宅を購入する際に拠
    出可能な購入時資金額を入力する入力手段と、 家賃総額のうちの何割を前記住宅の購入代金に充当する
    かを定める充当率を記憶している記憶手段と、 前記入力手段によって入力された家賃額が、前記住宅販
    売者が利益を出すことができる最低家賃額以上であるか
    否かを判定する判定手段と、 前記家賃額が前記最低家賃額以上である場合は、当該家
    賃額を家賃として設定し、前記家賃額が前記最低家賃額
    以上でない場合は、当該最低家賃額を家賃として設定す
    る設定手段と、 前記入力手段によって入力された前記住宅の販売価格、
    前記入力手段によって入力された前記手附金額、前記設
    定手段によって設定された前記家賃額、前記入力手段に
    よって入力された前記購入時資金額、および、前記記憶
    手段によって記憶されている前記充当率にもとづいて、
    前記住宅購入希望者が借家として前記住宅を借りる借家
    期間を算出する算出手段と、 を具備することを特徴とする住宅購入支援システム。
  15. 【請求項15】 前記住宅購入希望者が前記住宅販売者
    に預け金をしたか否かを判定する預け金判定手段と、 前記預け金があると判定された場合に、前記預け金がな
    いと判定された場合よりも前記住宅購入希望者に有利な
    条件を算出する条件算出手段と、 をさらに具備することを特徴とする請求項12から請求
    項14のいずれかに記載の住宅購入支援システム。
  16. 【請求項16】 前記住宅購入希望者が振り込む家賃額
    およびその家賃額が振り込まれた振込日を記憶する記憶
    手段と、 前記家賃額および前記振込日にもとづいて、前記住宅購
    入希望者が選択された前記住宅を購入することが可能で
    あるか否かを判定する購入可能性判定手段と、 選択された前記住宅を購入することが可能である場合
    に、前記住宅購入希望者にその旨を通知する通知手段
    と、 をさらに具備することを特徴とする請求項1から請求項
    15のいずれかに記載の住宅購入支援システム。
  17. 【請求項17】 前記充当率は、前記借家期間が複数の
    期間に分割され、この期間ごとに変動して設定されるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項16のいずれかに記
    載の住宅購入支援システム。
  18. 【請求項18】 前記借家期間中から借家期間満了まで
    に、前記住宅購入希望者が住宅を購入しない場合は、す
    でに支払った家賃額と前記拠出可能な資金額の少なくと
    も一部が前記住宅販売者に徴収されることを特徴とする
    請求項1から請求項17のいずれかに記載の住宅購入支
    援システム。
  19. 【請求項19】 前記充当率は、家賃総額のうちの何割
    を選択された前記住宅の販売価格から減額するかを定め
    る減額率にもとづいて決定されることを特徴とする請求
    項1から請求項18のいずれかに記載の住宅購入支援シ
    ステム。
  20. 【請求項20】 前記充当率は、家賃総額のうちの何割
    を選択された前記住宅を購入する購入代金に転換するか
    を定める転換率にもとづいて決定されることを特徴とす
    る請求項1から請求項18のいずれかに記載の住宅購入
    支援システム。
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