JP3410902B2 - レンズ面偏心測定方法およびレンズ面偏心測定装置 - Google Patents
レンズ面偏心測定方法およびレンズ面偏心測定装置Info
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Description
方法およびレンズ面偏心測定装置に関する。
における各レンズ面の偏心の測定に関しては従来から、
特開平2−99841号公報や特開平3−107739
号公報記載の技術が知られている。しかし、これら公報
に記載された技術では偏心測定の対象となる「被検レン
ズ面」は球面であり、被検レンズ面の曲率中心位置から
偏心を求めている。
レンズ面が非球面であると、被検レンズ面の偏心は近軸
曲率中心の位置のみでは完全に特定できず、非球面軸の
傾きをも知る必要があり、上記公報記載の技術では非球
面の偏心を測定することが困難であった。
情に鑑み、2枚以上のレンズで構成されて非球面を含む
レンズ系における所望の被検レンズ面の偏心量と偏心方
向とを測定するレンズ面偏心測定方法の実現を課題とす
る。
るためのレンズ面偏心測定装置の実現にある。
心測定方法」は、1以上の非球面を含む3以上のレンズ
面を有する被検レンズ系における所望の被検レンズ面の
偏心量と偏心方向を求める方法である。
以上のレンズにより構成される。従って、レンズ系に含
まれるレンズ面の最小数は、2枚のレンズを接合した場
合の3面である。そして、被検レンズ系の有するレンズ
面中に少なくとも1面の非球面が含まれるのである。
られてレンズユニット(例えばズームレンズ等)を構成
している場合もあるし、例えば上記ズームレンズを構成
するために、鏡筒に途中まで組付けられ「ズームレンズ
系の一部をなすレンズ系」であってもよい。
有している。被検レンズ系の基準光軸方向から、所望の
被検レンズ面に集束性もしくは発散性の照射光束を照射
する。上記被検レンズ面からの反射光束を、基準光軸に
実質的に光軸を合致させた結像光学系により、被検レン
ズ面の曲率中心、または近軸曲率中心及び非球面軸から
所定距離の位置にある非球面部分の曲率中心の各近傍位
置を物点とする像として、撮像手段の受光面上に結像さ
せる。上記各像の重心位置座標と被検レンズ系のデータ
とを用いて所定の演算を行ない、所望の被検レンズ面の
偏心量および偏心方向を求める。
るレンズ面の内で偏心測定の対象となるレンズ面であ
る。被検レンズ面は所望のレンズ面であるから、被検レ
ンズ系における任意のレンズ面を被検レンズ面とするこ
とができ、勿論、被検レンズ系の有する全てのレンズ面
を被検レンズ面とすることができる。
光束の照射側から順次、各被検レンズ面の偏心量および
偏心方向を測定することができる(請求項2)。
計上の光軸を言うが、具体的には被検レンズ系を保持す
る鏡筒の中心軸と考えても良い。
ズ面の「偏心量と偏心方向」とである。ここで、これら
偏心量と偏心方向とを図4を参照して説明する。図4に
おいて、符号S1,S2,S3,S4は、被検レンズ系1に
おけるレンズ面を示す。レンズ面S1〜S4のそれぞれが
「被検レンズ面」であるとする。また、レンズ面S1,
S3は「非球面」で、レンズ面S2,S4は「球面」であ
るとする。直線2は「基準光軸」を示している。
て見ると、図中、符号S2',S4'はそれぞれ、レンズ面
S2,S4の「曲率中心」を示す。レンズ面S2,S4は球
面であるので、この場合の偏心量は、曲率中心S2’
S4’の基準光軸2からの「ずれ量」、即ち図中の距
離:σ2,σ4により一義的に定まる。即ち、レンズ面S
2,S4に就いては、σ2,σ4が「偏心量」である。
が基準光軸2に直交する面内でどの方向に向いているか
がレンズ面S2の「偏心方向」を与え、曲率中心S4’と
基準光軸2とを含む平面が基準光軸2に直交する面内で
どの方向に向いているかがレンズ面S4の「偏心方向」
を与える。
合を説明する。周知の如く、非球面は一般に、非球面軸
に合致させてY軸を取り、Y軸に直交させてh軸を取る
とき、 Y=f(h)=(h2/R)/[1+√{1−(K+1)(h2
/R2)}+Ah2+Bh4+Ch6+... で表わされる曲線をY軸の回りに回転させて得られる曲
面であり、R,K,A,B,C,D,..により特定さ
れる。非球面軸は従って非球面における回転対称軸であ
る。上記「R」は非球面における非球面軸近傍の曲率半
径即ち「近軸曲率半径」であり、この近軸曲率半径を持
つ非球面部分を「近軸球面部分」、その曲率中心を「近
軸曲率中心」と言う。非球面形状と上記Y,h座標軸の
関係を説明図として図5に示す。図5において、符号
S’が近軸曲率中心を示す。
3'はそれぞれ、レンズ面S1,S3の近軸曲率中心を示
し、直線S1'',直線S3''がそれぞれ、レンズ面S1,
S3の非球面軸を示す。
軸曲率中心S1’と基準光軸2とのずれ量:σ1と、非球
面軸S1''と基準光軸2との成す角:ε1とにより定ま
る。同様にレンズ面S3の偏心量は図中の距離:σ3、
角:ε3とにより定まる。上記σ1,σ3を「シフト偏心
量」、ε1,ε3を「ティルト偏心量」と呼ぶ。
外の場合に容易に一般化される。従って、被検レンズ面
が球面であるときには、偏心量は「曲率中心と基準光軸
とのずれ量」であり、被検レンズ面が非球面であるとき
には「シフト偏心量とティルト偏心量」の2つの量で偏
心量が定まる。
も、近軸曲率中心と基準光路とを含む面が基準光軸に直
交する平面内でどの方向を向くかにより定められる。こ
の発明のレンズ面偏心測定装置は、上記請求項1記載の
方法を実施するための装置、即ち「1以上の非球面を含
む3以上のレンズ面を有する被検レンズ系における1以
上の所望の被検レンズ面の偏心量と偏心方向を求める装
置」であって、保持手段と、照明用光源と、照射用光学
系と、結像光学系と、重心位置検出手段と、演算手段と
を有する。
を中心軸に実質的に合致させて、被検レンズ系を保持す
る手段である。「照明用光源」は照明用の光を放射する
光源であり、LDやLED、さらにはガスレーザや固体
レーザ等の各種レーザ光源を好適に用いることができ
る。
光軸を合致させ、照明用光源からの光束を集束性もしく
は発散性の照射光束として、被検レンズ系に照射する光
学系である。従って、照射光束は「被検レンズ系の基準
光軸方向」から照射されることになる。「結像光学系」
は、保持手段の中心軸と実質的に合致した光軸を持ち、
所望の被検レンズ面からの反射光束を結像させる光学系
である。結像光学系は、上記照射用光学系と、光学系の
一部を共用することができる。
る結像状態に基づき、所望の被検レンズ面からの反射光
の結像の重心位置を検出する手段である。「演算手段」
は、重心位置検出手段による検出結果と、被検レンズの
データとに基づき、所定の演算により各被検レンズ面の
偏心量と偏心方向とを演算する手段であり、具体的に
は、パーソナルコンピュータやマイクロコンピュータ、
あるいは専用のCPUを用いることができる。
手段および、この撮像手段の受光面上に結像した像の重
心を検出する単一の画像処理装置と、照射用光学系によ
る集束性もしくは発散性の照射光束の集光点位置を基準
光軸方向に変位・調整する集光点位置調整手段とにより
構成されることができる(請求項4)。
光学系の像側光路を複数に分割する光路分割手段と、分
割された個々の光路上に1つずつ、所定の位置に設けら
れた撮像手段と、各撮像手段の受光面上に結像した像の
重心を検出する画像処理手段とにより構成することもで
きる(請求項5)。
「被検レンズ系を保持する鏡筒の中心軸」と考えても良
く、保持手段は、その中心軸を基準光軸と実質的に合致
させて保持するので、上記請求項3〜5記載の発明で測
定される偏心量は、実際には保持手段の中心軸に対する
偏心量であり、もし、被検レンズ系の「設計上の光軸と
しての基準光軸」が、保持手段の中心軸と合致しない場
合には、測定される偏心量には誤差が含まれることにな
る。
置検出手段による検出結果と、被検レンズのデータとに
基づき、所定の演算により求めた各被検レンズ面の偏心
量の最小2乗平均により、最適基準光軸を求め、この最
適基準光軸に基づき、偏心量を求める演算機能を有す
る」ようにすることにより、被検レンズ系の設計上の光
軸により近い「最適基準光軸」を基準として、より正確
な偏心量を測定することができる(請求項6)。
は、被検レンズ系のデータ(各レンズ面の曲率半径や非
球面形状、面間隔、レンズ材質の屈折率等)が用いられ
るから、このようなデータ(設計上の値)が既知である
ことが前提であり、また、偏心量は微小量である。
実施の1形態を示している。被検レンズ系1は複数のレ
ンズを有する。被検レンズ系は、レンズ系として構成さ
れる途上において、全レンズの内の一部のレンズ(複数
のレンズ)を組付けた、組付け途上にあるレンズ系(組
付け中のレンズ系)でもよいし、既に組付けが終了した
レンズ系(完成レンズ系)でもよい。
してレンズ面偏心測定を行なう場合には、測定結果に基
づき各レンズの組付けを調整することができる。また
「完成レンズ系」を被検レンズ系として、全レンズ面の
偏心測定を行なえば、完成レンズ系が実際に製品として
の規格に適合しているか否かを知ることができる。
Aに保持される。保持手段は保持部3Aと調整機構3B
とにより構成される。調整機構3Bは、図面に直交する
平面内で互いに直交する2方向に移動可能なステージ
と、保持部3Aの中心軸(保持手段の中心軸)の向きを
調整する傾斜機構とを組み合わせて構成されている。
(ここでは鏡筒の中心軸であるとする)を前記中心軸に
合致させて保持する。
射された照射光束は、顕微鏡の対物レンズと同様に作用
するレンズ5で絞られた後に発散性の光束となり、偏光
ビームスプリッタ6と1/4波長板7とを透過し、レン
ズ8により平行光束に戻され、ミラー9,10により折
り返され、レンズ11により集束性の光束となって被検
レンズ系1を照射する。従って、レンズ5、偏光ビーム
スプリッタ6、1/4波長板7、レンズ8、ミラー9,
10およびレンズ11は「照射用光学系」を構成する。
勿論、レンズ5,8,11は「光軸合わせ」されてい
る。
の態位を調整することにより、保持部の中心軸をレンズ
11の光軸と合致させる。この状態で上記照射を行なえ
ば、照射光束は、被検レンズ系1の基準光軸方向から照
射されることになる。
より移動されるステージ12に搭載され、光軸方向へ移
動可能になっている。また、ステージ12の基準位置は
原点センサ13により検出されるようになっている。従
って、レンズ11の位置は、原点センサ13により設定
される「原点位置」と、ステッピングモータに印加され
るパルスの「極性とパルス数」とにより決定される。
へ変位させることにより、集束性の照射光束の集光点位
置を基準光軸方向へ変位させることができる。
束は、対物レンズ11、ミラー10,9、レンズ8、1
/4波長板7と逆進し、偏光ビームスプリッタ6により
反射され、さらにミラー15で反射されたのち、レチク
ル16、顕微鏡対物レンズ17およびフィールドレンズ
18を介してCCDカメラ19に到る。
束の集光点位置と略共役な位置(レンズ8の焦点位置)
に配備されている。上記レンズ11、ミラー10,9、
レンズ8、1/4波長板7、偏光ビームスプリッタ6、
ミラー15およびレチクル16は「結像光学系」を構成
する。
するように配備されており、レチクル16上の結像状態
は、顕微鏡対物レンズ17とフィールドレンズ18とに
より拡大されてCCDカメラ19の受光面上に結像され
る。レチクル16と顕微鏡対物レンズ17、フィールド
レンズ18およびCCDカメラ19は、請求項4記載の
発明における単一の「撮像手段」を構成する。CCDカ
メラ19の受光面は「撮像手段の受光面」である。
0に送られ、画像処理装置20は、CCDカメラ19の
受光面上の結像の重心を検出する。画像処理装置20へ
の入力状態はモニタ21により観察される。
は「演算手段」であり、画像処理装置20からの入力を
受けて「偏心量と偏心方向の演算」を行なう。コンピュ
ータ22はまた、原点センサ13とステッピングモータ
14とを制御する。
13とステッピングモータ14およびコンピュータ22
は、請求項4記載の発明における「集光点位置調整手
段」を構成し、この集光点位置調整手段と、上記「撮像
手段」と画像処理装置20(および所望によりモニタ2
1)とは、請求項4記載の発明における「重心位置検出
手段」を構成する。
1は、「所望の被検レンズ面」として、図4に示したレ
ンズ面S1,S2,S3,S4を含むものとし、これら被検
レンズ面の偏心量と偏心方向とを上記順序で測定する場
合を説明する(請求項2)。また、被検レンズ面S
1は、以下の説明で「被検レンズ系における第1面」で
あるとする。
の偏心量と偏心方向が測定される。
すように、被検レンズ系1を「保持手段」の保持部3A
に保持させ、調整機構3Bにより被検レンズ系1の保持
態位を調整して、基準光軸(さしあたっては被検レンズ
系の鏡筒の中心軸)を照射用光学系の光軸と合致させ
る。これにより基準光軸はまた結像光学系の光軸と合致
する。レンズ11は原点位置にある。
関するデータが予め、或いは測定に際して入力されてい
る。コンピュータ22にはまた測定に必要な手順と演算
とを定めたプログラムが記憶されている。
せて測定準備が整ったら、レーザ光源4を発光させる。
発せられた光束は照射用光学系により集束性の照射光束
となって被検レンズ系1に照射される。コンピュータ2
2はステッピングモータ14を制御してレンズ11を光
軸方向へ変位させ、照射光束の集光点位置が、被検レン
ズ面S1の設計上の近軸曲率中心(図1における点S1’
であるが、設計上の位置であるので、基準光軸2上に想
定される)に合致するようにレンズ11の位置を定め
る。この位置設定のために、コンピュータ22は、被検
レンズ系のデータに基づき、レンズ11の変位量を演算
する。
束は、結像光学系の作用によりレチクル16上に結像
し、結像の状態はCCDカメラ19の受光面上に拡大さ
れて結像される。CCDカメラ19の受光面上の結像状
態は「中央にスポット状部分」を持つ。このスポット状
部分は、被検レンズ面S1による反射光束の「発散の起
点」を物点とする(結像光学系と顕微鏡対物レンズ17
とフィールドレンズ18とによる)像である。
の中心座標を「結像の重心位置」として求める。図2
(a)はこの状態を示す。図2(a)において、点P1
は、上記スポット状部分の中心位置であり、この中心位
置P1の座標:r1,φ1を求めるのである。図2(a)
のおける座標系の原点Oは、CCDカメラ19の受光面
上における結像光学系光軸の位置で予め測定により決定
されている。
準光軸上に位置していれば、座標:r1=0で、φ1も当
然にゼロである。座標:r1が有限であれば、φ1も有限
となり、このときのφ1により「偏心方向」が決定され
る。
S1’は基準光軸2上にない。このとき上記スポット状
部分の物点は、被検レンズ面S1に依る反射光束の発散
の起点であり、設計上の近軸曲率中心位置から「現実の
近軸曲率中心位置と基準光軸2とのずれ量:σ1の2
倍」だけ基準光軸2から離れている。
7およびフィールドレンズ18との合成系の結像倍率を
m(測定装置における定数として定まる)とすれば、r
1=m・2σ1である。コンピュータ22は演算:r1/
2mを行なって、シフト偏心量:σ1を算出する。
ータ14を制御してレンズ11を変位させ、照射光束の
集光点位置を基準光軸方向にΔR1だけ変位させる。被
検レンズ面S1に偏心が無ければ、このときCCDカメ
ラ19の受光面における結像の重心位置は結像光学系の
光軸位置(図2(a)の原点O)と合致し、このときの
結像光束の物点は、被検レンズ面S1の非球面形状:f1
(h)において、関係式: ΔR1={h1/f1'(h1)}
+f1(h1)−R1 を満足する距離:h1だけ、非球面軸S1''から離れた非
球面部分の曲率中心である。「R1」は被検レンズ面S1
の近軸曲率半径、f1'(h1)は非球面式:f1(h)の微分
係数である。変位量:ΔR1はコンピュータ22が被検
レンズ系のデータに基づき算出する。
と、CCDカメラ19の受光面上の結像の重心位置は図
2(b)のP1’の如きものとなり、座標:r1,Δ
r1’とφ1’により座標:r1’が定まる。このとき、
上記非球面部分の曲率中心の基準光軸2からのずれ量
は、r1'/2mである。
偏心量:σ1とティルト偏心量:ε1、偏心方向:φ1が
決定される。
なわれる。被検レンズ面S2は「球面」であるので、曲
率中心S2’の偏心量:σ2と偏心方向:φ2を求めるの
みで良い。被検レンズ面S2の偏心を測定するため、コ
ンピュータ22はステッピングモータ14を制御してレ
ンズ11を変位させ、照射光束の集光点位置を、曲率中
心S2’の設計上の位置(基準光軸2上の位置)に移動
させる。
いる光線追跡により、照射光束が曲率中心S2’の設計
上の位置に集光するときのレンズ11の位置がコンピュ
ータ22で計算され、計算されたレンズ11の位置を実
現するように、コンピュータ22がステッピングモータ
14を制御する。
受光面上における結像の重心位置の結像光学系光軸から
の距離:r2とその偏角としての偏心方向:φ2が求ま
る。
m2を用いて「r2/m2」で与えられる。倍率m2は「被
検レンズ面S2とCCDカメラ19の受光面との間にあ
るレンズの合成系」による倍率であり、先に被検レンズ
面S1のシフト変位量を求めたときの倍率:mとは異な
る。
射側から見て第1面であるので、被検レンズ面S1によ
る反射光束の結像は、被検レンズ系のレンズ面の屈折の
影響を受けない。しかるに、被検レンズ面S2による反
射光束は、被検レンズ面S2よりも入射側にある屈折面
S1により屈折され、被検レンズ系1から射出するの
で、被検レンズ面S2よりも照射光束の入射側にある
「被検レンズ系部分」が反射光束の結像倍率:m2に影
響するのである。倍率:m2も、コンピュータ22が被
検レンズ系1のデータに基づき算出する。
なわれる。被検レンズ面S3は非球面であるので、シフ
ト偏心量とティルト偏心量と偏心方向の測定が行なわれ
る。偏心測定の手順は、被検レンズ面S1の偏心測定の
手順と同様である。即ち、まず照射光束が、近軸曲率中
心S3'の設計上の位置に集光するようにレンズ11の位
置を調整する(レンズ11の変位量は、被検レンズ系1
のデータに基づきコンピュータ22が算出する)。そし
て、CCDカメラ19上の結像の重心位置の座標:r3
と偏角:φ3が画像処理装置20により求められる。
ラ19の受光面との間にあるレンズによる合成系の結像
倍率でコンピュータ22が算出する)により、シフト偏
心量:σ3=r3/m3が求められ、これにより、シフト
偏心量:σ3と偏心方向:φ3が知られる。
f3(h)において、関係式: ΔR3={h3/f3’(h3)}+f3(h3)−R3 を満足する距離:h3だけ、非球面軸S3''から離れた非
球面部分の曲率中心(の設計上の位置)に照射光束の集
光位置を変位させる。このときの、集光位置の変位量は
ΔR3であり、この変位を実現するためのレンズ11の
変位量は、被検レンズ系1のデータからコンピュータ2
2により計算される。
スポット像の重心位置をr3’とすると、上記非球面部
分の曲率中心の基準光軸2からのずれ量は「r3’/2
m3」である。
われる。被検レンズ面S4は球面であるので、測定の手
順は被検レンズ面S2の偏心測定の場合と同様であり、
CCDカメラ19の受光面上の結像の重心位置:r4か
ら偏心量:σ4を求めるときの倍率:m4は、被検レンズ
面S4とCCDカメラ19の受光面の間にあるレンズの
合成系による結像倍率(コンピュータ22が算出するこ
とは言うまでもない)であり、偏心量:σ4=r4/m4
により偏心方向は重心位置の偏角:φ4により決定され
る。このようにして、被検レンズ面S1〜S4に対する偏
心測定が完了する。上の説明では、被検レンズ面S1〜
S4の個々に対し、画像処理装置によりri(i=1〜
4)等が決定されるたびに演算:ri/mi等を行なった
が、演算に必要なri等の測定を全ての被検レンズ面に
対して行なったのち、ri等に対する演算を一括して行
なうようにしてもよい。
S3は、照射光束の照射される側に向かって凹面であ
り、その近軸曲率中心S3’は、被検レンズ面S3への照
射光束の入射側にある。従って、この場合、被検レンズ
面S3への照射光束は発散性の光束である。このことか
ら、偏心測定の対象となる全ての被検レンズ面が、照射
光束の入射側に凹面を向けているような場合には、照射
光学系から、上に説明した場合のような集束性の照射光
束ではなく、発散性の照射光束を照射するようにするこ
とも可能であることが容易に理解されるであろう。
態を説明するための図である。繁雑を避けるため、混同
の虞れがないと思われるものに就いては、図1における
と同一の符号を付してある。
出手段」が、結像光学系の像側光路を複数に分割する光
路分割手段として半透鏡15’,15A,15B,15
C,..と、分割された個々の光路上に1つずつ、所定
の位置に設けられた撮像手段16A,16B,16
C,..と、各撮像手段の受光面上に結像した像の重心
を検出する画像処理手段20,21により構成される。
ィールドレンズ18、CCDカメラ19は上記撮像手段
16A,16B,..とともに一つの撮像手段を構成す
る。個々の撮像手段16A,16B,..はそれぞれが
レチクル、顕微鏡対物レンズ、フィールドレンズ、CC
Dカメラにより構成され、各撮像手段のCCDカメラの
出力は、図示されない「入力切り換え手段」を介して画
像処理装置20に入力できるようになっている。このよ
うにする場合のほか、各撮像手段に個別的に画像処理装
置を配備し、各画像処理装置の出力がコンピュータ22
に入力されるようにしてもよい。
束において、前記曲率中心や近軸曲率中心、さらには近
軸曲率中心からΔRiだけ離れた位置を物点とするスポ
ット状の結像が得られる位置(予め被検レンズ系1のデ
ータにより算出・決定されている)に受光面を有してい
る。即ち、撮像手段は、被検レンズ面が球面である場合
に一つ、被検レンズ面が非球面である場合に2つ必要で
あり、図4に示したような場合には全部で6個必要にな
る。この場合、レンズ11を光軸方向へ移動させる必要
はない。
より前記ri,ri’φiを決定し、これらに基づき前述
の演算を行なうことで、全被検レンズ面に対する偏心測
定を行なうことができる。前述の実施の形態と異なり、
被検レンズ面に対しレンズ11を変位させて偏心データ
を順次に求める必要がないので、偏心測定を能率的に行
なうことができる。
レンズ系の基準光軸を被検レンズ系1の鏡筒の中心軸と
考え、これを保持手段の中心軸に合致させて測定を行な
ったが、被検レンズ系の基準光軸は本来的には設計上の
光軸であり、必ずしも鏡筒の中心軸と合致するとは限ら
ない。
中心軸(保持手段の中心軸)とのずれに応じ、測定偏心
量に誤差が生じることになる。この誤差を有効に軽減さ
せるには請求項6記載の発明のように、「演算手段」
が、重心位置検出手段による検出結果と、被検レンズの
データとに基づき、所定の演算により、上記各形態の如
くして求めた各被検レンズ面の偏心量の最小2乗平均に
より「最適基準光軸」を求め、この最適基準光軸に基づ
き、偏心量を求める演算機能を有するようにすればよ
い。
σ4に基づき、Σ(σi−δ)2を最小にするようなδ0を
求め、σi等の代わりに(σi−δ0)を用いて演算をや
りなおすのである。このようにして、精度良く偏心測定
を行なうことができる。
被検レンズ系を保持手段の中心軸の回りに回転し、この
ときの撮像手段の受光面上におけるスポット状の像の中
心の回転半径として前記ri等を求めるようにしてもよ
い。
ば新規なレンズ面偏心測定方法および装置を実現でき
る。この発明では、3以上のレンズ面を有し、非球面を
含むレンズ系における所望の被検レンズ面の偏心測定を
簡易且つ精度良く行なうことができる。
態を説明するための図である。
めの図である。
態を説明するための図である。
明するための図である。
Claims (6)
- 【請求項1】1以上の非球面を含む3以上のレンズ面を
有する被検レンズ系における所望の被検レンズ面の偏心
量と偏心方向を求める方法であって、 上記被検レンズ系の基準光軸方向から、所望の被検レン
ズ面に集束性もしくは発散性の照射光束を照射し、 上記被検レンズ面からの反射光束を、上記基準光軸に実
質的に光軸を合致させた結像光学系により、上記被検レ
ンズ面の曲率中心、または近軸曲率中心及び非球面軸か
ら所定距離の位置にある非球面部分の曲率中心の各近傍
位置を物点とする像として、撮像手段の受光面上に結像
させ、 上記各像の重心位置座標と被検レンズ系のデータとを用
いて所定の演算を行ない、上記所望の被検レンズ面の偏
心量および偏心方向を求めることを特徴とするレンズ面
偏心測定方法。 - 【請求項2】請求項1記載のレンズ面偏心測定方法にお
いて、 被検レンズ面が2面以上あるとき、照射光束の照射側か
ら順次、各被検レンズ面の偏心量および偏心方向を測定
することを特徴とするレンズ面偏心測定方法。 - 【請求項3】1以上の非球面を含む3以上のレンズ面を
有する被検レンズ系における1以上の所望の被検レンズ
面の偏心量と偏心方向を求める装置であって、 被検レンズ系の基準光軸を中心軸に実質的に合致させ
て、上記被検レンズ系を保持する保持手段と、 照明用光源と、 上記保持手段の中心軸に光軸を合致させ、上記照明用光
源からの光束を集束性もしくは発散性の照射光束として
被検レンズ系に照射する照射用光学系と、 上記中心軸と実質的に合致した光軸を持ち、所望の被検
レンズ面からの反射光束を結像させる結像光学系と、 この結像光学系による結像状態に基づき、所望の被検レ
ンズ面からの反射光の結像の重心位置を検出する重心位
置検出手段と、 この重心位置検出手段による検出結果と、被検レンズの
データとに基づき、所定の演算により各被検レンズ面の
偏心量と偏心方向とを演算する演算手段とを有すること
を特徴とするレンズ面偏心測定装置。 - 【請求項4】請求項3記載のレンズ面偏心測定装置にお
いて、 重心位置検出手段は、 単一の撮像手段および、この撮像手段の受光面上に結像
した像の重心を検出する単一の画像処理装置と、 照射用光学系による集束性もしくは発散性の照射光束の
集光点位置を基準光軸方向に変位・調整する集光点位置
調整手段と、により構成されることを特徴とするレンズ
面偏心測定装置。 - 【請求項5】請求項3記載のレンズ面偏心測定装置にお
いて、 重心位置検出手段は、 結像光学系の像側光路を複数に分割する光路分割手段
と、 分割された個々の光路上に1つずつ、所定の位置に設け
られた撮像手段と、 各撮像手段の受光面上に結像した像の重心を検出する画
像処理手段と、により構成されることを特徴とするレン
ズ面偏心測定装置。 - 【請求項6】請求項3または4または5記載のレンズ面
偏心測定装置において、 演算手段が、重心位置検出手段による検出結果と、被検
レンズのデータとに基づき、所定の演算により求めた各
被検レンズ面の偏心量の最小2乗平均により、最適基準
光軸を求め、この最適基準光軸に基づき、偏心量を求め
る演算機能を有することを特徴とするレンズ面偏心測定
装置。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
| TW085105022A TW326067B (en) | 1996-03-14 | 1996-04-26 | Method and apparatus for measuring the eccentricity of a non-spherical lens the invention relates to a method and an apparatus for measuring the eccentricity of a non-spherical lens easily and reliably. |
| JP14255596A JP3410902B2 (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | レンズ面偏心測定方法およびレンズ面偏心測定装置 |
| TW085105022A TW381168B (en) | 1996-03-14 | 1996-07-04 | Method of and systems for measuring eccentricity of an aspherical lens surface |
| US08/681,822 US5844670A (en) | 1995-07-28 | 1996-07-29 | Method of and systems for measuring eccentricity of an aspherical lens surface |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14255596A JP3410902B2 (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | レンズ面偏心測定方法およびレンズ面偏心測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09325085A JPH09325085A (ja) | 1997-12-16 |
| JP3410902B2 true JP3410902B2 (ja) | 2003-05-26 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP14255596A Expired - Fee Related JP3410902B2 (ja) | 1995-07-28 | 1996-06-05 | レンズ面偏心測定方法およびレンズ面偏心測定装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117029679A (zh) * | 2023-08-03 | 2023-11-10 | 合肥市商巨智能装备有限公司 | 一种vr曲面镜片的中心点的寻找方法及装置 |
-
1996
- 1996-06-05 JP JP14255596A patent/JP3410902B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09325085A (ja) | 1997-12-16 |
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