JP3408696B2 - 自動認識方法 - Google Patents

自動認識方法

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JP3408696B2
JP3408696B2 JP20822696A JP20822696A JP3408696B2 JP 3408696 B2 JP3408696 B2 JP 3408696B2 JP 20822696 A JP20822696 A JP 20822696A JP 20822696 A JP20822696 A JP 20822696A JP 3408696 B2 JP3408696 B2 JP 3408696B2
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  • Theoretical Computer Science (AREA)
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像されて凹部ま
たは凸部を有する物体が撮り込まれた画像にもとづきそ
の画像に撮り込まれた凹部または凸部を有する物体のそ
の凹部または凸部の位置を認識する自動認識方法に関
し、特に産業用ロボット、自動車監視システムなどに適
用して好適な自動認識方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の位置認識方式としては、
例えば物体の凹部の代表である穴の位置を認識するに際
して、Hough変換を用いて穴の輪郭である円または
楕円の中心を推定して穴の位置を認識する方法が知られ
ている。また、正規化相互相関を用いて予め登録される
穴の輪郭である円または楕円の形状との相関関係により
穴の位置を認識する方法も知られている。
【0003】しかしながら、前述された従来の位置認識
方式では、前者に関しては円または楕円の中心を推定す
るに際して三次元空間内において実施するために膨大な
メモリ容量と処理時間とを要し、現実的には実用的でな
いという問題点がある。また、後者に関しては、予め登
録される穴の二次元射影である円または楕円の形状自体
に制限があるために、拡大・縮小または回転があるよう
な場合には位置認識ができなくなるという問題点があ
る。
【0004】そこで、このような問題点を解消するため
に、本出願人は、凹部または凸部を有する物体が撮り込
まれた画像を所定特徴空間情報に変換し、この変換され
た画像の各画分における特徴空間情報の内容が凹部また
は凸部の仮想中心点に対して対称関係にあるかを検知
し、この検知にもとづき前記凹部または凸部の位置を認
識する位置認識方式を既に提案している(特開平7−2
29717号公報参照)。この提案された位置認識方式
によれば、メモリ容量が小さくて済み、処理時間を短縮
するとともに、三次元空間内で撮像される凹部または凸
部を有する物体の姿勢に係わらずその凹部または凸部の
位置を認識することが可能となる。
【0005】なお、本願発明に関連する従来技術として
特開平7−225843号公報に開示されるものがあ
る。この公報のものは円中心位置測定方法に係るもので
あって、二次元画像からエッジ点を検出するとともに、
これらエッジ点の集合について平均四乗誤差最小化法に
より円中心を推定し、この推定された円の円周から離れ
た点を除いたエッジ点の集合から円中心位置を推定する
ようにされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述さ
れている本出願人の既提案による位置認識方式において
は、例えば勾配方向情報のような所定特徴空間情報の内
容が凹部または凸部の仮想中心点に対して対関係にあ
ればその凹部または凸部のエッジ点と認識するために、
ノイズの発生にもとづいて実際にはエッジ点でないのに
エッジ点と誤認識してしまって計測精度が悪化するとい
う問題点がある。
【0007】また、本願発明に関連する技術として挙げ
た前記公報(特開平7−225843号公報)に開示さ
れたものでは、円の中心位置の測定に特定されているた
めに凹部または凸部の形状が正方形もしくは菱形等の場
合に適用することができず、また二次元画像にもとづい
てエッジ点を検出しているために三次元的に円周から離
れた点がある場合に測定することができないといった問
題点がある。
【0008】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、凹部または凸部の位置認識を行う
に際してその凹部または凸部のエッジ点を正確に特定す
ることができ、これによって計測精度を向上させること
のできる自動認識方法を提供することを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】本発明
による自動認識方法は、第1に、前述された目的を達成
するために、撮像され凹部または凸部を有する物体が撮
り込まれた画像をその画像の各画素に勾配ベクトル方向
情報を割り付けてなる勾配方向情報に変換し、この勾配
方向情報に変換された画像の所定領域における仮想中心
点より定まる仮想円の外側の複数点を求めるとともに、
これら複数点の座標値からその複数点を通る平面の式を
求め、次いで前記仮想中心点を中心とする所定領域内の
各点における前記勾配方向情報の内容が前記凹部または
凸部の仮想中心点に対して対称関係にあるかを検知し、
前記対称関係を満たし、かつ前記平面の式を満たす点対
称点対数を計数し、前記点対称点対数が最も多い仮想中
心点を検出し、この仮想中心点を中心とする所定領域内
の各点の座標値に基づき、前記画像に撮り込まれた凹部
または凸部を有する物体のその凹部または凸部の位置を
算出することを特徴とするものである。また、本発明に
よる自動認識方法は、第2に、 撮像され凹部または凸部
を有する物体が撮り込まれた画像をその画像の各画素に
法線ベクトル方向情報を割り付けてなる法線方向情報に
変換し、この法線方向情報に変換された画像の所定領域
における仮想中心点より定まる仮想円の外側の複数点を
求めるとともに、これら複数点の座標値からその複数点
を通る平面の式を求め、次いで前記仮想中心点を中心と
する所定領域内の各点における前記法線方向情報の内容
が前記凹部または凸部の仮想中心点に対して対称関係に
あるかを検知し、前記対称関係を満たし、かつ前記平面
の式を満たす点対称点対数を計数し、前記点対称点対数
が最も多い仮想中心点を検出し、この仮想中心点を中心
とする所定領域内の各点の座標値に基づき、前記画像に
撮り込まれた凹部または凸部を有する物体のその凹部ま
たは凸部の位置を算出することを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明においては、撮像され凹部または凸
部を有する物体が撮り込まれかつその撮り込まれた画像
の各画素に勾配ベクトル方向情報もしくは法線ベクトル
方向情報を割り付けてなる勾配方向情報もしくは法線方
向情報に例えばテンプレートマッチング手法を用いて変
換された画像上を、凹部または凸部の仮想中心点となる
点が移動され、この仮想中心点より定まる仮想円の外側
の複数点が求められるとともに、これら複数点の座標値
からその複数点を通る平面の式が求められる。次いで、
前記仮想中心点を中心とする所定領域内の各点における
前記勾配方向情報もしくは法線方向情報の内容が前記仮
想中心点に対して対称関係にあるかが検知され、この対
称関係を満たし、かつ前記平面の式を満たす点対称点対
数を計数し、前記点対称点対数が最も多い仮想中心点を
検出し、この仮想中心点を中心とする所定領域内の各点
の座標値に基づき、この点が凹部または凸部の中心点と
してその凹部または凸部の位置が認識される。なお、
記所定領域は、例えば2×2画素領域または1×2画素
領域より構成され得る。
【0011】したがって、所定領域内の各点における
配方向情報もしくは法線方向情報の内容が凹部または凸
部の仮想中心点に対しての対称関係にあるかを検知する
ことで凹部または凸部の位置が認識されることから、メ
モリ容量が小さくて済み、処理時間を短縮することがで
きる。しかも、三次元空間内での撮像された凹部または
凸部を有する物体の姿勢に係わらずその凹部または凸部
の位置を認識することができる。また、前記仮想中心点
に対して対称関係にあり、かつ前記平面の式を満たす点
対称点対数を計数し、前記点対称点対数が最も多い仮想
中心点を検出し、この仮想中心点を中心とする所定領域
内の各点の座標値に基づき、前記凹部または凸部の位置
が認識されることから、この平面の式から一定量離れた
点を排除することができてノイズを除去することがで
き、計測精度を向上させることができる。
【0012】前記想中心点に対して対称関係にあるか
の検知は、この仮想中心点を中心とする所定領域毎に
われ、前記所定領域は、M×M個(Mは3以上の整数)
の画素領域より構成されるのが好ましい。なお、前記撮
像された画像は、距離画像であり得る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明による自動認識方法
の具体的実施例につき、図面を参照しつつ説明する。
【0014】図1において、三次元カメラ10により撮
像された凹部(本実施例においては穴)を有する物体の
奥行情報を表すZ座標値距離画像は、X座標値距離画像
およびY座標値距離画像とともにバス11を介してコン
ピュータ12に入力される。このコンピュータ12は、
所定プログラムを実行する中央処理装置(CPU)12
Aと、このプログラムを記憶する読出し専用メモリ(R
OM)12Bと、プログラムを実行するに際して必要な
各種レジスタ、更には前記X,Y,Z座標値距離画像、
本実施例においてはPrewittオペレータ(“画像
解析ハンドブック”P554〜555,高木幹雄他著,
東大出版会)および特徴空間におけるモデルなどの記憶
領域を含むワーキングエリアなどが設定される読出し/
書込み可能メモリ(RAM)12Cとより構成されてい
る。そして、コンピュータ12は所定プログラムを実行
することにより、本実施例においては撮像される物体の
穴の位置情報がモニター13に表示される。
【0015】次に、前述のプログラムにもとづく基本的
動作について、図2,図3に示されているフローチャー
トによって説明する。
【0016】S1:まず、一辺を位置認識される物体の
凹部である穴の径を超える大きさで画素単位となるM画
素としてM×M画素領域、本実施例においては3×3画
素領域を設定し、この3×3画素領域を図4に示されて
いるように1画素ずつとなるように9等分して3×3画
素領域の中心域に対して他の8個の域が放射状に位置す
るように設定する。また、各域には、中心域を中心とし
て位置認識される物体の穴の特徴、言い換えれば図5に
示されているように勾配ベクトル方向を表す番号を各勾
配ベクトルに割り付けて中心域にはベクトル方向を有さ
ないことを表す番号8を配して設定する。こうして、図
4に示されている特徴空間、本実施例においては勾配ベ
クトル空間上でのフィルターを生成する。
【0017】S2:三次元カメラ10からのX,Y,Z
座標値距離画像をN×N画素(N≧M)分、本実施例に
おいては7×7画素分撮り込む。次に、このX,Y,Z
座標値距離画像にスムージング処理を十分に行ってZ座
標値距離画像として本実施例においては図6に示されて
いるスムージング処理後のZ座標値距離画像を得る。な
お、図6に示されているZ座標値距離画像においては、
数字が大なる数値程、三次元カメラ10からZ軸方向に
遠いことを表している。
【0018】S3:図6に示されているZ座標値距離画
像に対してのPrewittの方法によるテンプレート
マッチングにより各局所領域内の各画素に対して、次の
ようにして画定して図7に示されているような特徴空間
上に変換された変換画像を得る。まず、各画素における
最も強い勾配ベクトル方向を調べ、各画素にその勾配ベ
クトル方向を割り付けることで各画素の有する情報をZ
座標値距離画像から勾配ベクトル方向情報に変換する
が、この変換時に本実施例においては勾配ベクトル方向
の割り付けに際してテンプレートマッチングを用いてい
る。このテンプレートマッチングには、図8に示されて
いる各勾配ベクトル方向に対応する8種類のマスクパタ
ーンが用いられる。なお、これら各勾配ベクトル方向に
付されている番号は図5に示されている各勾配ベクトル
方向の番号に対応している。こうして、図6に示されて
いるZ座標値距離画像の各1画素毎に注目画素に近傍す
る8画素を含む3×3画素に対して各マスクパターンの
値を乗じて和をとって一致の度合を計算し、最もその和
の数が大きいマスクパターンの勾配ベクトル方向に付さ
れている番号をその注目画素に割当てる。
【0019】S4〜S8:図7に示されている変換画像
上の左上側に重なるように図4に示されているフィルタ
を重ね合わせて物体の凹部の仮想中心点Aがその変換
画像の左上に位置するように配し、重なり合う各画素に
対応する前記変換画像における番号からフィルターにお
ける番号を差引く。この差が±α以下であると当該画素
を"1"とし、また±αを超えると当該画素を"0"とす
る。本実施例においてはαが0であるために図9(a)
に示されている結果を得る。
【0020】S9〜S13:仮想中心点Aから決まる仮
想円(半径r)の外側の複数点、言い換えれば仮想中心
点Aからr+γの距離にある複数点をピックアップし、
これら複数点の座標値から最小二乗法を用いてそれら複
数点を通る次式で与えられる平面の式を求める。 aX+bY+cZ=d 次に、座標値(x,y,z)で与えられる点対の各点
対に対してその点と前記平面との距離、言い換えればそ
の点から前記平面に下ろした垂線の長さδを次式により
計算する。 δ=|ax+by+cz−d| そして、この距離δが所定の閾値k未満(δ≦k)であ
るときにはその点対を計数の対象とし、距離δが閾値k
を越える(δ>k)であるときには対点対としてカウ
ントせず、"1"を"0"とする。一例として、図10
(a)に示されているように、Z座標値距離画像の値と
して閾値を越える例えば900という値が存在する場合
には、この900の値に対応する図9(b)における対
点対を計数の対象とはせず、図10(b)に示される
ように"1"を"0"とする。
【0021】S14〜S16:次に、この図9(a)に
示されている結果において仮想中心点Aに対して配置さ
れる対称点対を計数する。この場合は、対称点対がない
ために図11に示されている計数表にその仮想中心点A
に対応する位置に0を設定する。
【0022】このようにして、変換画像上を仮想中心点
A、言い換えればフィルターをβ画素、本実施例におい
ては1画素づつ右側にずらし、右端に到達すると同様に
β画素、本実施例においては1画素だけ下側にずらして
同様に左端から1画素づつ右側にずらして、変換画像上
の右下側に到達してモデルが重ね合わされるまで続けて
図11に示されている計数表を得る。なお、仮想中心点
Aが変換画像上の真中にくるときには図9(a)に示さ
れている同様の結果が図9(b)に示されている通りと
なって仮想中心点Aに対して配置される対称点対を計数
すると"4"となるために図11の計数表に示されている
ようにその仮想中心点Aに対応する位置に"4"が設定さ
れている。
【0023】S17:図11の計数表に示されている仮
想中心点Aに対して配置される対称点対の計数値の結果
にもとづき、予め物体の穴の個数を予想して設定される
n個に対応して上位n個の仮想中心点Aを抽出する。な
お、本実施例の場合は、n=1で仮想中心点Aは図11
に示されている計数表の真中、図6に示されているスム
ージング処理後のZ座標値距離画像においては真中の画
素となる。
【0024】S18:抽出される各仮想中心点Aに対す
る対称点の位置から、本実施例においては図9(b)に
おいて“1”がある位置を穴のエッジとみなし各位置の
画素のX,Y,Z座標値距離画像から変換して得られた
X,Y,Z座標値にもとづいて、次のようにして各仮想
中心点Aに対応する穴中心座標値および穴径を算出す
る。
【0025】
【数1】
【0026】次に、各仮想中心点Aに対応して対称点の
分散値を最小二乗法による球にあてはめて算出する。こ
のようにして算出された各仮想中心点Aに対応する穴径
および分散値が予め設定される範囲内にあるか判断して
それら穴径および分散値がその範囲内にある場合の仮想
中心点Aを選択してそれら仮想中心点Aを真の中心と
し、これら仮想中心点Aに対応する穴中心座標値、穴径
などをモニター13に表示させる。
【0027】本実施例においては、特徴を8個の方向の
異なる勾配ベクトルから構成したが、12個の方向の異
なる勾配ベクトルから構成して精度を向上させるように
しても良く、また4個の方向の異なる勾配ベクトルから
構成して処理速度を向上させるようにしても良い。ま
た、Z座標値距離画像から特徴空間空間上への変換にP
rewittの方法を用いたがロビンソンの方法、更に
はKirshの方法(“画像解析ハンドブック”P55
4〜555,高木幹雄他著,東大出版会)を用いても良
い。
【0028】さらに、対称点対の計算値から仮想中心点
Aを抽出するに際して予め物体の穴の個数を予想して設
定されるn個に対応して上位n個を抽出したが、Pタイ
ル法、大津の方法(“画像解析ハンドブック”P502
〜505,高木幹雄他著,東大出版会)により自動的に
抽出するようにしても良い。
【0029】本実施例においては、特徴空間情報として
勾配ベクトル空間情報を用いたが、例えば、次のように
して法線ベクトル空間情報を用いることができる。
【0030】本実施例と同様に図12に示されているよ
うに3×3画素領域の各域に図13に示されている各法
線ベクトルに割り付けられた法線ベクトル方向を表す番
号を配して設定し、法線ベクトル空間上でのフィルター
を生成する。
【0031】次に、前述の三次元カメラ10からの本実
施例と同様にして7×7画素分のX座標値距離画像,Y
座標値距離画像およびZ座標値距離画像を撮り込みスム
ージング処理を十分に行って図14乃至図16に示され
ているX座標値距離画像およびY座標値距離画像に加え
て図6に示されているZ座標値距離画像と同一のZ座標
値距離画像を得る。続いて、本実施例では3×3画素領
域を面の最小単位と考えて注目し、次のようにして面の
法線ベクトルを求める。
【0032】
【数2】
【0033】本実施例においては、特徴空間上でのモデ
ルとして3×3画素領域の小さなフィルターを用いた
が、例えば64×64画素領域のフィルターを用いて変
換画像上に重ね合わせ、重なり合う各画素に対する変換
画像における番号からフィルターにおける番号を差引く
と、この差引く回数が64×64=4096個となる。
言い換えれば、M×M画素領域のフィルターにおける画
素数Mが大きくなるにつれて画素数Mの自乗に比例して
計算回数が増し、処理速度が遅くなる。この画素数Mが
大きくなっても処理速度が遅くならないようにするに
は、例えば画素数Mの自乗値が所定値γ以上である場合
には、次式を満たすmを求めてそのmを整数化してm画
素づつ間引きして処理すれば画素数Mが大きくなっても
処理時間は一定以上には遅くにはならない。
【0034】
【数3】
【0035】本実施例においては、物体の凹部である穴
の位置を認識させるようにしたが、特徴空間上でのフィ
ルターを適宜に定めることによって物体の凸部、更には
凹部の他の例である溝、更には凸部の他の例である棒の
位置も認識させるようにすることができる。
【0036】本実施例においては、物体の三次元距離画
像にもとづいて凹部の位置を認識させたが、距離画像に
代えて明暗画像により凹部の位置を認識することができ
る。また、距離画像または明暗画像からある強さ以上の
微分値または二次微分値をもつ点を抽出してその抽出さ
れた点群に関し対称対を計数することで明確な座標値な
どまでは得られないが物体の凹部、凸部の位置を認識す
ることができる。
【0037】前述のように、本発明は、種々に変更可能
なことは明らかである。このような変更は本発明の精神
および範囲に反することなく、また当業者にとって明瞭
な全てのそのような変形、変更は、請求の範囲に含まれ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係る自動認識方法
のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本実施例の自動認識方法のプログラム
のフローチャート(前段)である。
【図3】図3は、本実施例の自動認識方法のプログラム
のフローチャート(後段)である。
【図4】図4は、勾配ベクトル空間上でのフィルター
である。
【図5】図5は、穴の中心へ向かう各勾配ベクトルの方
向と番号との関係を示す説明図である。
【図6】図6は、スムージング処理後のZ座標値距離画
像図である。
【図7】図7は、Z座標値距離画像の勾配ベクトル空間
上に変換された変換画像図である。
【図8】図8は、テンプレートマッチングに用いるマス
ク群図である。
【図9】図9は、仮想中心点Aに対する対称点対の計数
についての説明図である。
【図10】図10は、平面の式からずれた点についての
処理を説明する図である。
【図11】図11は、計数表を示す図である。
【図12】図12は、本発明の別実施例における法線ベ
クトル空間上でのフィルター図である。
【図13】図13は、別実施例における中心から外方へ
向かう各法線ベクトルの方向と番号との関係を示す説明
図である。
【図14】図14は、別実施例のスムージング処理後の
X座標値距離画像図である。
【図15】図15は、別実施例のスムージング処理後の
Y座標値距離画像図である。
【図16】図16は、別実施例のスムージング処理後の
Z座標値距離画像図である。
【図17】図17は、別実施例のテンプレートマッチン
グに用いる基準法線ベクトル群図である。
【図18】図18は、別実施例のX,Y,Z座標値距離
画像の法線ベクトル空間上に変換された変換画像図であ
る。
【符号の説明】
10 三次元カメラ 11 バス 12 コンピュータ 13 モニタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/00 - 7/60 G01B 11/00 G06T 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像され凹部または凸部を有する物体が
    撮り込まれた画像をその画像の各画素に勾配ベクトル方
    向情報を割り付けてなる勾配方向情報に変換し、この
    配方向情報に変換された画像の所定領域における仮想中
    心点より定まる仮想円の外側の複数点を求めるととも
    に、これら複数点の座標値からその複数点を通る平面の
    式を求め、次いで前記仮想中心点を中心とする所定領域
    内の各点における前記勾配方向情報の内容が前記凹部ま
    たは凸部の仮想中心点に対して対称関係にあるかを検知
    し、前記対称関係を満たし、かつ前記平面の式を満たす
    点対称点対数を計数し、前記点対称点対数が最も多い仮
    想中心点を検出し、この仮想中心点を中心とする所定領
    域内の各点の座標値に基づき、前記画像に撮り込まれた
    凹部または凸部を有する物体のその凹部または凸部の位
    置を算出することを特徴とする自動認識方法。
  2. 【請求項2】 撮像され凹部または凸部を有する物体が
    撮り込まれた画像をその画像の各画素に法線ベクトル方
    向情報を割り付けてなる法線方向情報に変換し、この法
    線方向情報に変換された画像の所定領域における仮想中
    心点より定まる仮想円の外側の複数点を求めるととも
    に、これら複数点の座標値からその複数点を通る平面の
    式を求め、次いで前記仮想中心点を中心とする所定領域
    内の各点における前記法線方向情報の内容が前記凹部ま
    たは凸部の仮想中心点に対して対称関係にあるかを検知
    し、前記対称関係を満たし、かつ前記平面の式を満たす
    点対称点対数を計数し、前記点対称点対数が最も多い仮
    想中心点を検出し、この仮想中心点を中心とする所定領
    域内の各点の座標値に基づき、前記画像に撮り込まれた
    凹部または凸部を有する物体のその凹部または凸部の位
    置を算出することを特徴とする自動認識方法。
  3. 【請求項3】 前記撮像された画像は、距離画像である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の自動認識方
    法。
  4. 【請求項4】 前記想中心点に対して対称関係にある
    かの検知は、この仮想中心点を中心とする所定領域毎に
    行われ、前記所定領域は、M×M個(Mは3以上の整
    数)の画素領域より構成されることを特徴とする請求項
    1乃至3のうちのいずれかに記載の自動認識方法。
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