JP3408612B2 - ガス圧式弁駆動装置 - Google Patents
ガス圧式弁駆動装置Info
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- JP3408612B2 JP3408612B2 JP04561294A JP4561294A JP3408612B2 JP 3408612 B2 JP3408612 B2 JP 3408612B2 JP 04561294 A JP04561294 A JP 04561294A JP 4561294 A JP4561294 A JP 4561294A JP 3408612 B2 JP3408612 B2 JP 3408612B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は機械製品に用いられるガ
ス圧式弁駆動装置に関するものである。
ス圧式弁駆動装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３はロケットやその地上燃焼試験装置
に用いられているガス圧式弁駆動装置の系統図である。
図において、３は図示されていない対象機器を駆動する
ためのガス圧閉鎖型駆動弁、３Ｘは同駆動弁の端部に設
けられている密閉室、２１はガス供給管、１は同管に連
る二方向電磁弁であり、非励磁時に閉状態のものであ
る。４は同電磁弁に連る排気管、２２は前記電磁弁１に
連り、駆動弁３の密閉室３Ｘに至るガス圧伝達管、５は
前記ガス供給管２１、電磁弁１、排気管４、およびガス
圧伝達管２２から構成される通常時用閉弁駆動ラインで
ある。
に用いられているガス圧式弁駆動装置の系統図である。
図において、３は図示されていない対象機器を駆動する
ためのガス圧閉鎖型駆動弁、３Ｘは同駆動弁の端部に設
けられている密閉室、２１はガス供給管、１は同管に連
る二方向電磁弁であり、非励磁時に閉状態のものであ
る。４は同電磁弁に連る排気管、２２は前記電磁弁１に
連り、駆動弁３の密閉室３Ｘに至るガス圧伝達管、５は
前記ガス供給管２１、電磁弁１、排気管４、およびガス
圧伝達管２２から構成される通常時用閉弁駆動ラインで
ある。
【０００３】２３は前記のものとは異るガス供給管、２
は同供給管に連る緊急時用電磁弁であり、非励磁時閉の
電磁弁でなる。同電磁弁の他端は前記ガス圧伝達管２２
に合流する配管によって接続されている。２４はその合
流点である。６は前記ガス供給管２３、電磁弁２、およ
び前記合流接続配管から構成される緊急時用閉弁駆動ラ
インである。これは前記電磁弁１が故障した場合に用い
る冗長系の駆動ラインである。上記の装置において、駆
動弁３を閉駆動させようとする時は、通常は、緊急時用
電磁弁２を閉とした状態において、電磁弁１を開とし、
駆動弁３の密閉室３Ｘにガス圧伝達管２２を介してガス
を供給し、弁を駆動して駆動弁３を閉じる。排気管４は
伝達するガス圧を調整する際にガスを排出するための管
である。
は同供給管に連る緊急時用電磁弁であり、非励磁時閉の
電磁弁でなる。同電磁弁の他端は前記ガス圧伝達管２２
に合流する配管によって接続されている。２４はその合
流点である。６は前記ガス供給管２３、電磁弁２、およ
び前記合流接続配管から構成される緊急時用閉弁駆動ラ
インである。これは前記電磁弁１が故障した場合に用い
る冗長系の駆動ラインである。上記の装置において、駆
動弁３を閉駆動させようとする時は、通常は、緊急時用
電磁弁２を閉とした状態において、電磁弁１を開とし、
駆動弁３の密閉室３Ｘにガス圧伝達管２２を介してガス
を供給し、弁を駆動して駆動弁３を閉じる。排気管４は
伝達するガス圧を調整する際にガスを排出するための管
である。
【０００４】電磁弁１が故障して閉のままとなって作動
不能となった時は、緊急時用電磁弁２を開としてガス供
給管２３から供給されるガスを駆動弁３の密閉室３Ｘへ
送り、駆動弁３を閉駆動する。ガス圧の調整は、電磁弁
１の一部を経てガスを逆流させ、同電磁弁の排気管４を
介して排気することによって行われる。
不能となった時は、緊急時用電磁弁２を開としてガス供
給管２３から供給されるガスを駆動弁３の密閉室３Ｘへ
送り、駆動弁３を閉駆動する。ガス圧の調整は、電磁弁
１の一部を経てガスを逆流させ、同電磁弁の排気管４を
介して排気することによって行われる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図３に示した従来の弁
駆動装置では、電磁弁１の故障として、ガス漏れ状態が
発生した場合には、緊急時用ライン６からガスを供給す
るために緊急時用電磁弁２を開いても、排気管４からの
ガス漏れ量が多いと、密閉室３Ｘへ十分なガス圧を伝達
することができず、このため駆動弁３を閉駆動すること
ができなくなる。
駆動装置では、電磁弁１の故障として、ガス漏れ状態が
発生した場合には、緊急時用ライン６からガスを供給す
るために緊急時用電磁弁２を開いても、排気管４からの
ガス漏れ量が多いと、密閉室３Ｘへ十分なガス圧を伝達
することができず、このため駆動弁３を閉駆動すること
ができなくなる。
【０００６】本発明は上記従来技術の欠点を解消し、通
常時用の電磁弁１がガス漏れ故障を生じた場合において
も使用可能な弁駆動装置を提供しようとするものであ
る。
常時用の電磁弁１がガス漏れ故障を生じた場合において
も使用可能な弁駆動装置を提供しようとするものであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、次の特徴を有するガス圧式弁駆動装
置に関するものである。
したものであって、次の特徴を有するガス圧式弁駆動装
置に関するものである。
【０００８】（１）ガス供給管と非励磁時に閉状態とな
る排気管付き二方向電磁弁とガス圧伝達管とを連ねた通
常時用閉弁駆動ライン、及び前記と異なるガス供給管と
緊急時用電磁弁と前記ガス圧伝達管に合流する配管を連
ねた緊急時用閉弁駆動ラインからなり、前記ガス圧伝達
管の他端が接続されているガス圧閉鎖型駆動弁を閉弁駆
動するガス圧式弁駆動装置において、前記二方向電磁弁
と前記両ラインの合流点との間に第１のオリフィスを設
けると共に、前記緊急時用電磁弁と前記合流点との間に
前記オリフィスより大口径の第２のオリフィスを設けた
こと。
る排気管付き二方向電磁弁とガス圧伝達管とを連ねた通
常時用閉弁駆動ライン、及び前記と異なるガス供給管と
緊急時用電磁弁と前記ガス圧伝達管に合流する配管を連
ねた緊急時用閉弁駆動ラインからなり、前記ガス圧伝達
管の他端が接続されているガス圧閉鎖型駆動弁を閉弁駆
動するガス圧式弁駆動装置において、前記二方向電磁弁
と前記両ラインの合流点との間に第１のオリフィスを設
けると共に、前記緊急時用電磁弁と前記合流点との間に
前記オリフィスより大口径の第２のオリフィスを設けた
こと。
【０００９】（２）ガス供給管と排気管付き四方向電磁
弁の一端と第１のガス圧伝達管とを連ねた通常時用閉弁
駆動ライン、前記と異なるガス供給管と緊急時用電磁弁
と前記第１のガス圧伝達管に合流する配管を連ねた緊急
時用閉弁駆動ライン、前記四方向電磁弁の他の一端と第
２のガス圧伝達管とを連ねた通常時用開弁駆動ライン、
及び前記第２のガス圧伝達管から分岐した配管と排気管
付き緊急時開弁解除用電磁弁を連ねた緊急時用開弁解除
ラインからなり、前記第１及び第２のガス圧伝達管の各
他端が接続されているガス圧開閉型駆動弁を開閉駆動す
るガス圧式弁駆動装置において、前記四方向電磁弁と前
記第１のガス圧伝達管上のライン合流点との間に第１の
オリフィスを設けると共に、前記緊急時用電磁弁と前記
合流点との間に第１のオリフィスより大口径の第２のオ
リフィスを設け、更に、前記四方向電磁弁と第２のガス
圧伝達管上のライン分岐点との間に第３のオリフィスを
設けると共に、同分岐点と前記緊急時開弁解除用電磁弁
との間に第３のオリフィスより大口径の第４のオリフィ
スを設けたこと。
弁の一端と第１のガス圧伝達管とを連ねた通常時用閉弁
駆動ライン、前記と異なるガス供給管と緊急時用電磁弁
と前記第１のガス圧伝達管に合流する配管を連ねた緊急
時用閉弁駆動ライン、前記四方向電磁弁の他の一端と第
２のガス圧伝達管とを連ねた通常時用開弁駆動ライン、
及び前記第２のガス圧伝達管から分岐した配管と排気管
付き緊急時開弁解除用電磁弁を連ねた緊急時用開弁解除
ラインからなり、前記第１及び第２のガス圧伝達管の各
他端が接続されているガス圧開閉型駆動弁を開閉駆動す
るガス圧式弁駆動装置において、前記四方向電磁弁と前
記第１のガス圧伝達管上のライン合流点との間に第１の
オリフィスを設けると共に、前記緊急時用電磁弁と前記
合流点との間に第１のオリフィスより大口径の第２のオ
リフィスを設け、更に、前記四方向電磁弁と第２のガス
圧伝達管上のライン分岐点との間に第３のオリフィスを
設けると共に、同分岐点と前記緊急時開弁解除用電磁弁
との間に第３のオリフィスより大口径の第４のオリフィ
スを設けたこと。
【００１０】
【作用】前記（１）項の手段において、二方向電磁弁が
閉のままとなって作動不能となった時の閉弁駆動は従来
と同じである。二方向電磁弁にガス漏れ故障が生じた時
は、緊急時用電磁弁を開いてガスを供給する。この時、
第２のオリフィスを経て流入したガスの一部は第１のオ
リフィスを通して二方向電磁弁へ流れ、同弁を逆流して
排気管から排出されるが、第１のオリフィスの方が第２
のオリフィスより小口径であることによって逆流ガス量
は少く、駆動弁へ伝達されるガス圧は十分高くなり、同
駆動弁を閉じることができる。
閉のままとなって作動不能となった時の閉弁駆動は従来
と同じである。二方向電磁弁にガス漏れ故障が生じた時
は、緊急時用電磁弁を開いてガスを供給する。この時、
第２のオリフィスを経て流入したガスの一部は第１のオ
リフィスを通して二方向電磁弁へ流れ、同弁を逆流して
排気管から排出されるが、第１のオリフィスの方が第２
のオリフィスより小口径であることによって逆流ガス量
は少く、駆動弁へ伝達されるガス圧は十分高くなり、同
駆動弁を閉じることができる。
【００１１】前記（２）項の手段において、四方向電磁
弁にガス漏れが生じた時は、上記と同様に閉弁駆動ライ
ンから閉弁用のガス圧を伝達することができる。これと
同時に開弁駆動ラインのガスを排出する必要がある。こ
のため閉弁用ガスを供給する緊急用電磁弁を開くと同時
に、緊急時開弁解除用電磁弁を開く。この時第４のオリ
フィスの方が第３のオリフィスより口径が大きいので、
通常時開弁駆動ラインを逆流するガスより多量のガスが
前記開弁解除用電磁弁を経て排出され、駆動弁を閉じる
ことができる。
弁にガス漏れが生じた時は、上記と同様に閉弁駆動ライ
ンから閉弁用のガス圧を伝達することができる。これと
同時に開弁駆動ラインのガスを排出する必要がある。こ
のため閉弁用ガスを供給する緊急用電磁弁を開くと同時
に、緊急時開弁解除用電磁弁を開く。この時第４のオリ
フィスの方が第３のオリフィスより口径が大きいので、
通常時開弁駆動ラインを逆流するガスより多量のガスが
前記開弁解除用電磁弁を経て排出され、駆動弁を閉じる
ことができる。
【００１２】
【実施例】図１は本発明の第１実施例に係るガス圧式弁
駆動装置の系統図である。図において、７は通常時用弁
閉駆動ライン５の電磁弁１と合流点２４との間に設けら
れた第１のオリフィス、８は緊急時用閉弁駆動ライン６
の緊急時用電磁弁２と合流点２４との間に設けられた前
記オリフィス７より大口径の第２のオリフィスである。
上記以外の部分は図３に示した従来技術と同じであるか
ら構成の説明を省略する。
駆動装置の系統図である。図において、７は通常時用弁
閉駆動ライン５の電磁弁１と合流点２４との間に設けら
れた第１のオリフィス、８は緊急時用閉弁駆動ライン６
の緊急時用電磁弁２と合流点２４との間に設けられた前
記オリフィス７より大口径の第２のオリフィスである。
上記以外の部分は図３に示した従来技術と同じであるか
ら構成の説明を省略する。
【００１３】本装置において、電磁弁１が閉のままとな
って作動不能となり、通常時用弁閉駆動ライン５のガス
供給が止った時は、緊急時用電磁弁２を開とし、緊急時
用駆動ライン６からガスを供給する。この場合は従来技
術と同じく密閉室３Ｘにガス圧を供給できるので、ガス
圧閉鎖型駆動弁３を閉じることができる。
って作動不能となり、通常時用弁閉駆動ライン５のガス
供給が止った時は、緊急時用電磁弁２を開とし、緊急時
用駆動ライン６からガスを供給する。この場合は従来技
術と同じく密閉室３Ｘにガス圧を供給できるので、ガス
圧閉鎖型駆動弁３を閉じることができる。
【００１４】電磁弁１がガス漏れ故障を生じた時も前記
と同様、緊急時用電磁弁２を開いて緊急時用駆動ライン
６からガスを供給する。この時、オリフィス８を経て流
れるガスの一部はオリフィス７を通して電磁弁１へ流
れ、同弁を逆流して排気管４から排気されるが、その流
量は、オリフィス７がオリフィス８より小口径であるこ
とによって少量であるため、密閉室３Ｘへ伝達されるガ
ス圧は十分高くなり、この場合もガス圧閉鎖型駆動弁３
を閉駆動することができる。すなわち、通常時用駆動ラ
インの電磁弁１がどのような故障であっても、緊急時用
駆動ラインからのガス供給によって駆動弁３を閉駆動す
ることが可能である。
と同様、緊急時用電磁弁２を開いて緊急時用駆動ライン
６からガスを供給する。この時、オリフィス８を経て流
れるガスの一部はオリフィス７を通して電磁弁１へ流
れ、同弁を逆流して排気管４から排気されるが、その流
量は、オリフィス７がオリフィス８より小口径であるこ
とによって少量であるため、密閉室３Ｘへ伝達されるガ
ス圧は十分高くなり、この場合もガス圧閉鎖型駆動弁３
を閉駆動することができる。すなわち、通常時用駆動ラ
インの電磁弁１がどのような故障であっても、緊急時用
駆動ラインからのガス供給によって駆動弁３を閉駆動す
ることが可能である。
【００１５】図２は本発明の第２実施例に係るガス圧式
弁駆動装置の系統図である。第１実施例においては駆動
弁３がガス圧による閉駆動のみ行われるタイプのもので
あったが、本実施例の駆動弁はガス圧によって閉だけで
なく、開も行われるタイプのものである。図において３
Ａはガス圧開閉型駆動弁、５および６は前の実施例と同
じ通常用および緊急用の閉弁駆動ラインである。ただし
１Ａは従来とは異なり、四方向電磁弁である。３Ｘは駆
動弁３Ａの閉駆動用の密閉室、３Ｙは同駆動弁の開駆動
用の密閉室である。１２は四方向電磁弁１Ａに連り、駆
動弁３Ａの密閉室３Ｙに至る通常時用開弁駆動ライン、
２５はそのガス圧伝送管、１３は同ガス圧伝達管２５か
ら分岐した緊急時用開弁解除ライン、２６は上記分岐
点、１０は前記開弁駆動ラインの四方向電磁弁１Ａと前
記分岐点２５の間に設けられた第３のオリフィス、９は
前記開弁解除ライン１３に設けられた緊急時開弁解除用
電磁弁であり、非励磁時に閉の電磁弁である。１１は前
記分岐点２６と前記電磁弁９との間に設けられた、前記
オリフィス１０より大口径の第４のオリフィスである。
弁駆動装置の系統図である。第１実施例においては駆動
弁３がガス圧による閉駆動のみ行われるタイプのもので
あったが、本実施例の駆動弁はガス圧によって閉だけで
なく、開も行われるタイプのものである。図において３
Ａはガス圧開閉型駆動弁、５および６は前の実施例と同
じ通常用および緊急用の閉弁駆動ラインである。ただし
１Ａは従来とは異なり、四方向電磁弁である。３Ｘは駆
動弁３Ａの閉駆動用の密閉室、３Ｙは同駆動弁の開駆動
用の密閉室である。１２は四方向電磁弁１Ａに連り、駆
動弁３Ａの密閉室３Ｙに至る通常時用開弁駆動ライン、
２５はそのガス圧伝送管、１３は同ガス圧伝達管２５か
ら分岐した緊急時用開弁解除ライン、２６は上記分岐
点、１０は前記開弁駆動ラインの四方向電磁弁１Ａと前
記分岐点２５の間に設けられた第３のオリフィス、９は
前記開弁解除ライン１３に設けられた緊急時開弁解除用
電磁弁であり、非励磁時に閉の電磁弁である。１１は前
記分岐点２６と前記電磁弁９との間に設けられた、前記
オリフィス１０より大口径の第４のオリフィスである。
【００１６】本装置において、通常時に駆動弁３Ａを閉
じたい時は、四方向電磁弁１Ａから閉弁駆動ライン５を
経由してガスを密閉室３Ｘへ送ると共に、開弁駆動ライ
ン１２のガスを排気管４から排出する。この時緊急時用
電磁弁２および９は閉状態としておく。
じたい時は、四方向電磁弁１Ａから閉弁駆動ライン５を
経由してガスを密閉室３Ｘへ送ると共に、開弁駆動ライ
ン１２のガスを排気管４から排出する。この時緊急時用
電磁弁２および９は閉状態としておく。
【００１７】通常時に駆動弁３Ａを開きたい時は、四方
向電磁弁１Ａより開弁駆動ライン１２を経由してガスを
密閉室３Ｙへ送ると共に、閉弁駆動ライン５のガスを排
気管４から排出する。この時も緊急時用電磁弁２および
９は閉状態としておく。
向電磁弁１Ａより開弁駆動ライン１２を経由してガスを
密閉室３Ｙへ送ると共に、閉弁駆動ライン５のガスを排
気管４から排出する。この時も緊急時用電磁弁２および
９は閉状態としておく。
【００１８】次に電磁弁１Ａに故障が生じ、閉弁駆動ラ
イン５が排気状態となった時は、緊急時用電磁弁２を開
として緊急時用閉弁駆動ライン６からガスを供給する。
この時、オリフィス８を経て流れるガスの一部はオリフ
ィス７を通して電磁弁１Ａを逆流するが、オリフィス７
の口径はオリフィス８の口径より小さいため、流量は少
量であるので、密閉室３Ｘに十分に高いガス圧を伝達す
ることができる。
イン５が排気状態となった時は、緊急時用電磁弁２を開
として緊急時用閉弁駆動ライン６からガスを供給する。
この時、オリフィス８を経て流れるガスの一部はオリフ
ィス７を通して電磁弁１Ａを逆流するが、オリフィス７
の口径はオリフィス８の口径より小さいため、流量は少
量であるので、密閉室３Ｘに十分に高いガス圧を伝達す
ることができる。
【００１９】以上のプロセスは第１実施例（図１）と同
じであるが、本実施例ではこれ以外に開弁駆動ライン１
２のガスを排出することが必要である。このため、前記
電磁弁２を開く時には、電磁弁９も同時に開き、ライン
１２のガスを緊急時用開弁解除ライン１３から排出す
る。この時、ライン１２のガス排気のバランスは、オリ
フィス１１とオリフィス１０との口径の違いによって調
整される。以上により、電磁弁１Ａにガス漏れ故障が生
じた場合には電磁弁２，９を同時に開くことにより確実
に駆動弁３Ａを閉じることが可能である。
じであるが、本実施例ではこれ以外に開弁駆動ライン１
２のガスを排出することが必要である。このため、前記
電磁弁２を開く時には、電磁弁９も同時に開き、ライン
１２のガスを緊急時用開弁解除ライン１３から排出す
る。この時、ライン１２のガス排気のバランスは、オリ
フィス１１とオリフィス１０との口径の違いによって調
整される。以上により、電磁弁１Ａにガス漏れ故障が生
じた場合には電磁弁２，９を同時に開くことにより確実
に駆動弁３Ａを閉じることが可能である。
【００２０】
【発明の効果】本発明のガス圧式の閉弁駆動装置におい
ては、二方向電磁弁と両ラインの合流点との間に第１の
オリフィスを設けると共に、緊急時用電磁弁と前記合流
点との間に前記オリフィスより大口径の第２のオリフィ
スを設けてあり、また、ガス圧式の弁開閉駆動装置にお
いては、四方向電磁弁と第１のガス圧伝達管上のライン
合流点との間に第１のオリフィスを設けると共に、緊急
時用電磁弁と前記合流点との間に第１のオリフィスより
大口径の第２のオリフィスを設け、更に、前記四方向電
磁弁と第２のガス圧伝達管上のライン分岐点との間に第
３のオリフィスを設けると共に、同分岐点と緊急時開弁
解除用電磁弁との間に第３のオリフィスより大口径の第
４のオリフィスを設けてあるので、通常時閉の二方向弁
または四方向弁が作動不能になった時だけでなく、ガス
漏れ故障を生じた時においても、弁の閉駆動を行うこと
ができる。
ては、二方向電磁弁と両ラインの合流点との間に第１の
オリフィスを設けると共に、緊急時用電磁弁と前記合流
点との間に前記オリフィスより大口径の第２のオリフィ
スを設けてあり、また、ガス圧式の弁開閉駆動装置にお
いては、四方向電磁弁と第１のガス圧伝達管上のライン
合流点との間に第１のオリフィスを設けると共に、緊急
時用電磁弁と前記合流点との間に第１のオリフィスより
大口径の第２のオリフィスを設け、更に、前記四方向電
磁弁と第２のガス圧伝達管上のライン分岐点との間に第
３のオリフィスを設けると共に、同分岐点と緊急時開弁
解除用電磁弁との間に第３のオリフィスより大口径の第
４のオリフィスを設けてあるので、通常時閉の二方向弁
または四方向弁が作動不能になった時だけでなく、ガス
漏れ故障を生じた時においても、弁の閉駆動を行うこと
ができる。
【図１】本発明の第１実施例に係るガス圧式弁駆動装置
の系統図。
の系統図。
【図２】本発明の第２実施例に係るガス圧式弁駆動装置
の系統図。
の系統図。
【図３】従来のガス圧式弁駆動装置の系統図。
１ 電磁弁
１Ａ 四方向電磁弁
２ 緊急時用電磁弁
３ ガス圧閉鎖型駆動弁
３Ａ ガス圧開閉型駆動弁
４ 排気管
５ 通常時用閉弁駆動ライン
６ 緊急時用閉弁駆動ライン
７ 第１のオリフィス
８ 第２のオリフィス（オリフィス７より大口径）
９ 緊急時開弁解除用電磁弁
１０ 第３のオリフィス
１１ 第４のオリフィス（オリフィス１０より大口
径） １２ 通常時用開弁駆動ライン １３ 緊急時用開弁解除ライン ２１ ガス供給管 ２２ ガス圧伝達管 ２３ ガス供給管 ２４ 合流点 ２５ ガス圧伝達管 ２６ 分岐点
径） １２ 通常時用開弁駆動ライン １３ 緊急時用開弁解除ライン ２１ ガス供給管 ２２ ガス圧伝達管 ２３ ガス供給管 ２４ 合流点 ２５ ガス圧伝達管 ２６ 分岐点
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フロントページの続き
(72)発明者 並河 達夫
名古屋市港区大江町10番地 三菱重工業
株式会社名古屋航空宇宙システム製作所
内
(56)参考文献 特開 平５−340411（ＪＰ，Ａ)
実開 昭54−13015（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭57−112101（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭62−16871（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F16K 31/12
Claims (2)
- 【請求項１】 ガス供給管と非励磁時に閉状態となる排
気管付き二方向電磁弁とガス圧伝達管とを連ねた通常時
用閉弁駆動ライン、及び前記と異なるガス供給管と緊急
時用電磁弁と前記ガス圧伝達管に合流する配管を連ねた
緊急時用閉弁駆動ラインからなり、前記ガス圧伝達管の
他端が接続されているガス圧閉鎖型駆動弁を閉弁駆動す
るガス圧式弁駆動装置において、前記二方向電磁弁と前
記両ラインの合流点との間に第１のオリフィスを設ける
と共に、前記緊急時用電磁弁と前記合流点との間に前記
オリフィスより大口径の第２のオリフィスを設けたこと
を特徴とするガス圧式弁駆動装置。 - 【請求項２】 ガス供給管と排気管付き四方向電磁弁の
一端と第１のガス圧伝達管とを連ねた通常時用閉弁駆動
ライン、前記と異なるガス供給管と緊急時用電磁弁と前
記第１のガス圧伝達管に合流する配管を連ねた緊急時用
閉弁駆動ライン、前記四方向電磁弁の他の一端と第２の
ガス圧伝達管とを連ねた通常時用開弁駆動ライン、及び
前記第２のガス圧伝達管から分岐した配管と排気管付き
緊急時開弁解除用電磁弁を連ねた緊急時用開弁解除ライ
ンからなり、前記第１及び第２のガス圧伝達管の各他端
が接続されているガス圧開閉型駆動弁を開閉駆動するガ
ス圧式弁駆動装置において、前記四方向電磁弁と前記第
１のガス圧伝達管上のライン合流点との間に第１のオリ
フィスを設けると共に、前記緊急時用電磁弁と前記合流
点との間に第１のオリフィスより大口径の第２のオリフ
ィスを設け、更に、前記四方向電磁弁と第２のガス圧伝
達管上のライン分岐点との間に第３のオリフィスを設け
ると共に、同分岐点と前記緊急時開弁解除用電磁弁との
間に第３のオリフィスより大口径の第４のオリフィスを
設けたことを特徴とするガス圧式弁駆動装置。
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|---|---|---|---|
| JP04561294A JP3408612B2 (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | ガス圧式弁駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP04561294A JP3408612B2 (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | ガス圧式弁駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07260038A JPH07260038A (ja) | 1995-10-13 |
| JP3408612B2 true JP3408612B2 (ja) | 2003-05-19 |
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| JP04561294A Expired - Fee Related JP3408612B2 (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | ガス圧式弁駆動装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3408612B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104792233A (zh) * | 2015-04-29 | 2015-07-22 | 北京航天发射技术研究所 | 低温火箭地面冗余增压装置及增压方法 |
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| JP2015014260A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | 株式会社Ihi | ターボ圧縮機の放風制御弁開閉装置 |
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-
1994
- 1994-03-16 JP JP04561294A patent/JP3408612B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH07260038A (ja) | 1995-10-13 |
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