JP3407251B2 - 電波妨害方式 - Google Patents

電波妨害方式

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JP3407251B2 JP29650599A JP29650599A JP3407251B2 JP 3407251 B2 JP3407251 B2 JP 3407251B2 JP 29650599 A JP29650599 A JP 29650599A JP 29650599 A JP29650599 A JP 29650599A JP 3407251 B2 JP3407251 B2 JP 3407251B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、相手レーダに対
して相手レーダの目標物とは異なる位置から妨害電波を
送信し、目標物に対する相手レーダの探知・追尾を阻止
する電波妨害方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電波妨害方式の構成および動作を
図16、図17および図18を用いて説明する。図16
において、1は相手レーダ、2は目標物である防護対象
機、3は電波送受信装置を搭載した電波妨害機である。
4は相手レーダパルスの防護対象機エコー、5は電波妨
害機3に到達する相手レーダパルス、6は電波妨害機3
から送信する妨害電波である。電波妨害機3は防護対象
機2とは異なる位置から相手レーダ1に対して妨害電波
6を送信し、防護対象機2に対する相手レーダの探知・
追尾を阻止する。
【0003】このとき、効果的に防護対象機2のエコー
4を妨害電波6により隠蔽するためには、防護対象機エ
コー4が相手レーダ1に到達するタイミングと妨害電波
6が相手レーダ1に到達するタイミングとを一致させる
必要がある。そこで電波妨害機3は図17に示すよう
に、相手レーダパルス5の受信タイミング検出手段7と
相手レーダのパルス繰り返し周期(PRI)検出手段8
と妨害電波6の送信タイミング制御手段9とを備え、妨
害電波6の送信タイミングを制御することにより、効果
的に防護対象機エコー4を隠蔽する。
【0004】ここで妨害電波の送信タイミングの制御方
法を図18を用いて説明する。図18において、10は
電波妨害機3が相手レーダパルス5を受信するタイミン
グ、11は電波妨害機3が妨害電波6を送信するタイミ
ング、12は相手レーダに防護対象機エコー4が到達す
るタイミング、13は相手レーダ1に妨害電波6が到達
するタイミングである。
【0005】送信タイミングの制御方法は相手レーダ1
から防護対象機2までの距離R1と、相手レーダ1から
電波妨害機3までの距離R2との大小関係により異なる
ため、それぞれについて説明する。 R2<R1の場合(図18a) 電波妨害機3は相手レーダパルス5の受信タイミング1
0および相手レーダ1のPRIを検出し、以下に示すΔ
tの遅延時間の後、妨害電波6の送信タイミング11に
おいて妨害電波6を送信する。 Δt=2ΔR/C C:光速(3.0 ×108m/s ) ΔR:R1−R2 R1:相手レーダから防護対象機までの距離 R2:相手レーダから電波妨害機までの距離 R2>R1の場合(図18b) 電波妨害機3は相手レーダパルスの受信タイミング10
および相手レーダのPRIを検出し、以下に示すΔtの
遅延時間の後、妨害電波の送信タイミング11において
妨害電波を送信する。 Δt=PRI−2ΔR/C PRI:相手レーダのパルス繰り返し周期 C:光速(3.0 ×108m/s ) ΔR:R2−R1 R1:相手レーダから防護対象機までの距離 R2:相手レーダから電波妨害機までの距離
【0006】上記のタイミング制御の結果として防護対
象機エコー4が相手レーダ1に到達するタイミング12
と、妨害電波6が相手レーダ1に到達するタイミング1
3とが一致し、効果的に防護対象機エコー4を隠蔽する
ことができる。
【0007】ここでΔRは相手レーダ1から防護対象機
2までの距離R1と相手レーダ1から電波妨害機3まで
の距離R2との差であり、事前の飛行計画等よりこのΔ
Rの値を予測し、予め電波妨害機3に記憶させることに
より、上記の送信タイミング制御を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来例
においては、ΔRの値は予測値であるため、実際に飛行
している際のΔRの真値との誤差によりタイミングの一
致精度が低下する。また、実際の飛行中にΔRが変化し
た場合、その変化に追従できないという問題がある。
【0009】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたもので、飛行中のΔRに基づく情報をリア
ルタイムに利用して妨害電波の送信タイミングを制御す
ることにより、防護対象機エコーと妨害電波とが相手レ
ーダに到達するタイミングをより精度よく一致させるよ
うな電波妨害方式を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電波妨害
方式は、電波妨害機から妨害電波を相手レーダに送信し
て相手レーダの目標物である防護対象機に対する相手レ
ーダの探知・追尾を阻止する電波妨害方式であって、
波妨害機は、防護対象機が妨害電波を受信・記憶し電波
妨害機に対して再送信するパルスを受信し、この再送信
パルスと相手レーダパルスとの受信タイミングを用いて
妨害電波の送信タイミングを制御することにより、相手
レーダパルスの防護対象機エコーと妨害電波とが相手レ
ーダに到達するタイミングを一致させるようにしたもの
である。
【0011】また、電波妨害機から妨害電波を相手レー
ダに送信して相手レーダの目標物である防護対象機に対
する相手レーダの探知・追尾を阻止する電波妨害方式で
あって、電波妨害機は、妨害電波が防護対象機から反射
したエコーを受信し、このエコーと相手レーダパルスの
受信タイミングを用いて妨害電波の送信タイミングを制
御することにより、相手レーダパルスの防護対象機エコ
ーと妨害電波とが相手レーダに到達するタイミングを一
致させるようにしたものである。
【0012】また、相手レーダと相手レーダの目標物で
ある防護対象機とを結ぶ線上から外れた位置または延長
線上から外れた位置に配置された電波妨害機から妨害電
波を相手レーダに送信して相手レーダの目標物である防
護対象機に対する相手レーダの探知・追尾を阻止する電
波妨害方式であって、電波妨害機は、防護対象機から通
信手段により送られてくる、防護対象機に到達する相手
レーダパルスと妨害電波のタイミングと、相手レーダパ
ルスが防護対象機で反射したエコーと相手レーダパルス
の受信タイミングとを用いて妨害電波の送信タイミング
を制御することにより、相手レーダパルスの防護対象機
エコーと妨害電波とが相手レーダに到達するタイミング
を一致させるようにしたものである。
【0013】また、相手レーダと相手レーダの目標物で
ある防護対象機とを結ぶ線上から外れた位置または延長
線上から外れた位置に配置された電波妨害機から妨害電
波を相手レーダに送信して相手レーダの目標物である防
護対象機に対する相手レーダの探知・追尾を阻止する電
波妨害方式であって、電波妨害機は、防護対象機が相手
レーダパルスを受信・記憶し電波妨害機に対して再送信
するパルスと相手レーダパルスの受信タイミングと、上
記防護対象機が相手レーダパルスを受信・記憶し電波妨
害機に対して再送信するパルスと防護対象機が妨害電波
を受信・記憶し電波妨害機に再送信するパルスのタイミ
ングとを用いて妨害電波の送信タイミングを制御するこ
とにより、相手レーダパルスの防護対象機エコーと妨害
電波とが相手レーダに到達するタイミングを一致させる
ようにしたものである。
【0014】また、相手レーダと相手レーダの目標物で
ある防護対象機とを結ぶ線上から外れた位置または延長
線上から外れた位置に配置された電波妨害機から妨害電
波を相手レーダに送信して相手レーダの目標物である防
護対象機に対する相手レーダの探知・追尾を阻止する電
波妨害方式であって、電波妨害機は、防護対象機から通
信手段により送られてくる、防護対象機に到達する相手
レーダパルスと妨害電波のタイミングと、防護対象機で
反射した妨害電波のエコーと相手レーダパルスとの受信
タイミングとを用いて妨害電波の送信タイミングを制御
することにより、相手レーダパルスの防護対象機エコー
と妨害電波とが相手レーダに到達するタイミングを一致
させるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 以下、この発明の実施の形態1を図1、図2、および図
3を用いて説明する。図1において、1は相手レーダ、
2は相手レーダの目標物である防護対象機、3は電波妨
害機である。4は相手レーダパルスの防護対象機エコ
ー、6は電波妨害機から送信する妨害電波、14は防護
対象機2に到達する相手レーダパルス、15は防護対象
機2から電波妨害機3への通信信号である。
【0016】この発明の実施の形態1では、図1のよう
に、相手レーダ1、防護対象機2、電波妨害機3が1直
線上に位置し、かつR2>R1の場合を想定し、防護対
象機エコー4および妨害電波6が相手レーダ1に到達す
るタイミングをより精度よく一致させる手段を示す。図
2は防護対象機2と電波妨害機3に搭載されている送受
信手段を示すもので、7は防護対象機2に搭載され、相
手レーダパルス14および妨害電波6のそれぞれの受信
タイミングを検出する受信タイミング検出手段、16は
受信タイミングの時間差を送受信する通信手段、9は電
波妨害機3に搭載され、通信手段16で受信した防護対
象機2から時間差に応じて送信パルスの送信タイミング
を制御する送信タイミング制御手段である。以下図1〜
図3を用いて動作を説明する。
【0017】まず、電波妨害機3はΔRの予測値および
PRIの予測値または測定値に基づき従来例の通り送信
タイミングを制御して妨害電波6の送信を開始する。防
護対象機2は相手レーダ1からのレーダパルス14を受
信するとともに、電波妨害機3からの妨害電波6を受信
し、受信タイミング検出手段7を用いて相手レーダパル
ス14の受信タイミング17(tR1)と妨害電波6の
受信タイミング18(tJ)から両者の受信タイミング
の差td1=tJ―tR1を検出し、通信手段16を用
いてtd1の情報を電波妨害機3に対して速やかに伝送
する。
【0018】電波妨害機3は防護対象機2からのtd1
の情報を通信手段16を用いて取得し、送信タイミング
制御手段9を用いて、妨害電波6の送信タイミングを前
回までの送信周期に対してtd1早める制御を行う。ま
たtd1が負の値の場合は遅らせる制御を行う。すなわ
ちtd1=0となるように繰り返し妨害電波6の送信タ
イミングを制御することにより、相手レーダ1に対する
防護対象機エコー4の到達タイミング12と妨害電波6
の到達タイミング13を一致させることができる。
【0019】以上のように、この発明の実施の形態1に
よれば、従来よりも高い精度で防護対象機エコー4およ
び妨害電波6が相手レーダ1に到達するタイミングを一
致させることができるとともに、飛行中にΔRが変化し
てもその変化に追従できる効果がある。
【0020】実施の形態2. 以下、この発明の実施の形態2を図4、図5、および図
6を用いて説明する。図4において、1は相手レーダ、
2は相手レーダの目標物である防護対象機、3は電波妨
害機である。4は相手レーダパルスの防護対象機エコ
ー、5は電波妨害機3に到達する相手レーダパルス、6
は電波妨害機3から送信する妨害電波、19は防護対象
機2が電波妨害機3から送信された妨害電波6を記憶し
て再送信する防護対象機記憶パルス(妨害波)である。
【0021】この発明の実施の形態1では防護対象機お
よび電波妨害機においてtd1の情報を授受する通信手
段が別途必要であるが、この発明の実施の形態2では、
防護対象機2および電波妨害機3に搭載される電波送受
信装置に一般的に備わる機能を活用して、実施の形態1
のような通信手段を用いずに、防護対象機エコー4およ
び妨害電波6が相手レーダ1に到達するタイミングを一
致させる手段を示す。
【0022】まず、電波妨害機3はΔRの予測値および
PRIの予測値または測定値に基づき従来例の通り送信
タイミングを制御して妨害電波6の送信を開始する。防
護対象機2は電波妨害機3からの妨害電波6を受信後、
受信パルス記憶手段20を用いてそのパルスを記憶し、
記憶パルス再送信手段21を用いて即座に記憶したパル
ス19を電波妨害機3に対して再送信する。(このパル
スを「防護対象機記憶パルス(妨害波)」と呼ぶ)。
【0023】電波妨害機3は相手レーダパルス5を受信
するとともに、防護対象機記憶パルス(妨害波)19を
受信し、受信タイミング検出手段7を用いて、相手レー
ダパルス5の受信タイミング10(tR2)と防護対象
機記憶パルス(妨害波)19の受信タイミング22(t
F1)から両者の受信タイミングの差td2=tF1−
tR2を検出し、送信タイミング制御手段9を用いて妨
害電波6の送信タイミングを前回までの送信周期に対し
てtd2早める制御を行う。またtd2が負の値の場合
は遅らせる制御を行う。すなわち、td2=0となるよ
うに繰り返し妨害電波6の送信タイミングを制御するこ
とにより、相手レーダ1に対する防護対象機エコー4の
到達タイミング12と妨害電波6の到達タイミング13
を一致させることができる。
【0024】但し、防護対象機記憶パルス(妨害波)の
受信タイミング22(tF1)には、防護対象機2が妨
害電波6を受信してから記憶パルス19を再送信するま
でのディレイタイムが含まれるため、より精度よくタイ
ミングを一致させるためには、送信タイミング制御の際
にtF1から上記のディレイタイムを予め引いておく必
要がある。
【0025】以上のように、この発明の実施の形態2に
よれば、この発明の実施の形態1と同様に、従来よりも
高い精度で防護対象機エコーと妨害電波とが相手レーダ
に到達するタイミングを一致させることができるととも
に、飛行中にΔRが変化してもその変化に追従できる効
果があり、防護対象機および電波妨害機に搭載される電
波送受信装置に一般的に備わる機能を活用することによ
り、この発明の実施の形態1において必要である通信手
段を不要とすることができる。
【0026】実施の形態3. 以下、この発明の実施の形態3を図7、図8、および図
9を用いて説明する。図7において、1は相手レーダ、
2は相手レーダの目標物である防護対象機、3は電波妨
害機である。4は相手レーダパルスの防護対象機エコ
ー、5は電波妨害機2に到達する相手レーダパルス、6
は電波妨害機3から送信する妨害電波、23は電波妨害
機3から送信された妨害電波が防護対象機2で反射した
妨害電波エコーパルスである。
【0027】この発明の実施の形態2では防護対象機2
に搭載される電波送受信装置に備わる機能(電波妨害機
からの妨害電波を受信・記憶して再送信する機能)を活
用するが、本実施の形態3ではこれを用いずに、防護対
象機エコー4と妨害電波6とが相手レーダ1に到達する
タイミングを一致させる手段を示す。
【0028】まず、電波妨害機3はΔRの予測値および
PRIの予測値または測定値に基づき従来例の通り送信
タイミングを制御して妨害電波6の送信を開始する。電
波妨害機3は相手レーダパルス5を受信するとともに、
自らが送信した妨害電波6が防護対象機2に反射したエ
コーのパルス(このパルスを「妨害波エコーパルス」と
呼ぶ)23を受信し、受信タイミング検出手段7を用い
て、相手レーダパルス1の受信タイミング10(tR
2)と妨害電波エコーパルス23の受信タイミング24
(tF2)から両者の受信タイミングの差td3=tF
2−tR2を検出し、送信タイミング制御手段9を用い
て、妨害電波6の送信タイミングを前回までの送信周期
に対してtd3早める制御を行う。またtd3が負の値
の場合は遅らせる制御を行う。すなわち、td3=0と
なるように繰り返し妨害電波6の送信タイミングを制御
することにより、相手レーダ1に対する防護対象機エコ
ー4の到達タイミング12と妨害電波6の到達タイミン
グ13を一致させることができる。
【0029】このとき妨害電波エコーパルス23の受信
タイミング24(tF2)には防護対象機2に搭載され
る電波送受信装置の特性に依存する受信信号の記憶・再
送信によるディレイタイムが含まれないため、この発明
の実施の形態2に比較して、より精度よくタイミングを
一致させることが可能である。
【0030】以上のように、この発明の実施の形態3に
よれば、この発明の実施の形態1と同様に、従来よりも
高い精度で防護対象機エコーと妨害電波とが相手レーダ
に到達するタイミングを一致させることができるととも
に、飛行中にΔRが変化してもその変化に追従できる効
果があるとともに、この発明の実施の形態1で必要であ
った通信手段およびこの発明の実施の形態2で必要であ
った防護対象機に搭載される電波送受信装置の一部の機
能を不要とすることができる。
【0031】実施の形態4. 以下、この発明の実施の形態4を図10、図11、およ
び図12を用いて説明する。図10において、1は相手
レーダ、2は相手レーダの目標物である防護対象機、3
は電波妨害機である。4は相手レーダパルスの防護対象
機エコー、5は電波妨害機3に到達する相手レーダパル
ス、6は電波妨害機3から送信する妨害電波、14は防
護対象機2に到達する相手レーダパルス、15は防護対
象機2から電波妨害機3への通信信号、25は防護対象
機2が相手レーダパルス14を受信・記憶して再送信す
る防護対象機記憶パルス(レーダ波)である。
【0032】この発明の実施の形態1、実施の形態2、
および実施の形態3では、相手レーダ1、防護対象機
2、および電波妨害機3が1直線上に位置した場合を想
定し、防護対象機エコー4および妨害電波6が相手レー
ダ1に到達するタイミングを一致させる手段を示した
が、この発明の実施の形態4では、これらが1直線上に
位置しない場合(ただしR2>R1の場合)を想定し、
この発明の実施の形態1、実施の形態2、および実施の
形態3と同様にタイミングを一致させる手段を示す。
【0033】まず、電波妨害機3はΔRの予測値および
PRIの予測値または測定値に基づき従来例の通り送信
タイミングを制御して妨害電波6の送信を開始する。防
護対象機2は相手レーダ1からのレーダパルス14を受
信するとともに、電波妨害機3からの妨害電波6を受信
し、受信タイミング検出手段7を用いて相手レーダパル
ス14の受信タイミング17(tR1)、妨害電波6の
受信タイミング18(tJ)から両者のタイミングの差
td1=tJ−tR1を検出し、通信手段16を用いて
td1の情報を電波妨害機3に対して速やかに伝送す
る。また、受信パルス記憶手段20を用いて相手レーダ
パルス14を記憶し、記憶パルス再送信手段21を用い
て即座に記憶したパルスを電波妨害機3に対して再送信
する。(このパルスを「防護対象機記憶パルス(レーダ
波)」と呼ぶ)。
【0034】電波妨害機3は相手レーダパルス5を受信
するとともに、防護対象機記憶パルス(レーダ波)25
を受信し、受信タイミング検出手段7を用いて、相手レ
ーダパルス5の受信タイミング10(tR2)、防護対
象機記憶パルス(レーダ波)25の受信タイミング26
(tF3)から両者のタイミングの差td4=tF3−
tR2を検出する。そして、通信手段16を用いて取得
した防護対象機2からのtd1の情報および上記で検出
したtd4に基づき、送信タイミング制御手段9を用い
て、妨害電波6の送信タイミングを前回までの送信周期
に対してtd1−td4早める制御を行う。またtd1
−td4が負の値の場合は遅らせる制御を行う。すなわ
ち、td1=td4となるように繰り返し妨害電波6の
送信タイミングを制御することにより、相手レーダ1に
対する防護対象機エコー4の到達タイミング12と妨害
電波6の到達タイミング13を一致させることができ
る。
【0035】但し、防護対象機記憶パルス(レーダ波)
25の受信タイミング26(tF3)には防護対象機2
が相手レーダパルス14を受信してから記憶パルス25
を再送信するまでのディレイタイムが含まれるため、よ
り精度よくタイミングを一致させるためには、送信タイ
ミング制御の際にtF3から上記のディレイタイムを予
め引いておく必要がある。
【0036】以上のように、この発明の実施の形態4に
よれば、この発明の実施の形態1、実施の形態2、およ
び実施の形態3のように、相手レーダ、防護対象機、お
よび電波妨害機が1直線上に位置しない場合に関して
も、これらの実施の形態と同等の精度で、防護対象機エ
コーと妨害電波とが相手レーダに到達するタイミングを
一致させることができる。
【0037】実施の形態5. この発明の実施の形態4では防護対象機が相手レーダパ
ルスを受信・記憶して電波妨害機に対して再送信する
が、相手レーダパルスが防護対象機で反射したエコーパ
ルスを電波妨害機で受信しても同様の効果が得られる。
【0038】すなわち、図10および図11の防護対象
機記憶パルス(レーダ波)25を相手レーダパルス5が
防護対象機2に反射したエコーパルスとみなし、また図
12の防護対象機記憶パルス(レーダ波)25の受信タ
イミング26を相手レーダパルス5が防護対象機2に反
射したエコーパルスの受信タイミングとみなしても、こ
の発明の実施の形態4と同様の効果が得られる。
【0039】さらにこのとき、相手レーダパルス14が
防護対象機2に反射したエコーパルス4の受信タイミン
グには、防護対象機2に搭載される電波送受信装置の特
性に依存する受信信号の記憶・再送信によるディレイタ
イムが含まれないため、この発明の実施の形態4に比較
して、より精度よくタイミングを一致させることが可能
である。
【0040】実施の形態6. 以下、この発明の実施の形態6を図13、図14、およ
び図15を用いて説明する。図13において、1は相手
レーダ、2は相手レーダの目標物である防護対象機、3
は電波妨害機である。4は相手レーダパルスの防護対象
機エコー、5は電波妨害機3に到達する相手レーダパル
ス、6は電波妨害機3から送信する妨害電波、14は防
護対象機2に到達する相手レーダパルス、19は防護対
象機2が電波妨害機3から送信された妨害電波6を受信
・記憶して再送信する防護対象機記憶パルス(妨害
波)、25は防護対象機2が相手レーダパルス14を受
信・記憶して再送信する防護対象機記憶パルス(レーダ
波)である。
【0041】この発明の実施の形態4および実施の形態
5では、防護対象機2および電波妨害機3においてtd
1の情報を授受する通信手段が別途必要であるが、この
発明の実施の形態6では、防護対象機2および電波妨害
機3に搭載される電波送受信装置に一般的に備わる機能
を活用して、これらの通信手段を用いずに、防護対象機
エコー4および妨害電波6が相手レーダ1に到達するタ
イミングを一致させる手段を示す。
【0042】まず、電波妨害機3はΔRの予測値および
PRIの予測値または測定値に基づき従来例の通り送信
タイミングを制御して妨害電波6の送信を開始する。防
護対象機2は相手レーダ1からのレーダパルス14を受
信するとともに、電波妨害機3からの妨害電波6を受信
後、受信パルス記憶手段20を用いてそのパルスを記憶
し、記憶パルス再送信手段21を用いて即座に記憶した
パルスを電波妨害機3に対して再送信する。(このパル
スを「防護対象機記憶パルス(妨害波)」と呼ぶ)。同
時に、相手レーダパルス14を記憶し、即座に記憶した
パルスを電波妨害機3に対して再送信する。(このパル
スを「防護対象機記憶パルス(レーダ波)」と呼ぶ)。
【0043】電波妨害機3は、相手レーダパルス5、防
護対象機記憶パルス(妨害波)19および防護対象機記
憶パルス(レーダ波)25の3種の信号を受信し、受信
タイミング検出手段7を用いて以下のとおりそれぞれの
タイミングの差を検出する。 td4=tF3―tR2 td5=tF1−tF3 tR2:電波送受信装置における相手レーダパルスの受
信タイミング tF1:電波送受信装置における防護対象機記憶パルス
(妨害波)の受信タイミング tF3:電波送受信装置における防護対象機記憶パルス
(レーダ波)の受信タイミング そして上記で検出したtd4およびtd5に基づき、送
信タイミング制御手段9を用いて、妨害電波6の送信タ
イミングを前回までの送信周期に対してtd5−td4
早める制御を行う。またtd5−td4が負の値の場合
は遅らせる制御を行う。すなわち、td5=td4とな
るように繰り返し妨害電波6の送信タイミングを制御す
ることにより、相手レーダ1に対する防護対象機エコー
4の到達タイミング12と妨害電波6の到達タイミング
13を一致させることができる。
【0044】以上のようにこの発明の実施の形態6によ
れば、この発明の実施の形態4および実施の形態5で必
要である防護対象機および電波妨害機の通信手段を不要
とした上で同様の効果を得ることができる。
【0045】実施の形態7. この発明の実施の形態6では防護対象機が相手レーダパ
ルスを受信・記憶して電波妨害機に対して再送信する
が、相手レーダパルスが防護対象機に反射したエコーパ
ルスを電波妨害機で受信しても同様の効果が得られる。
【0046】すなわち、図13および図14の防護対象
機記憶パルス(レーダ波)25を相手レーダパルスが防
護対象機2に反射したエコーパルスとみなし、また図1
5の防護対象機記憶パルス(レーダ波)の受信タイミン
グ26を相手レーダパルスが防護対象機2で反射したエ
コーパルスの受信タイミングとみなしても、この発明の
実施の形態6と同様の効果が得られる。
【0047】さらにこのとき相手レーダパルスが防護対
象機に反射したエコーパルスの受信タイミングには防護
対象機に搭載される電波送受信装置の特性に依存する受
信信号の記憶・再送信によるディレイタイムが含まれな
いため、この発明の実施の形態6に比較して、より精度
よくタイミングを一致させることが可能である。
【0048】実施の形態8. この発明の実施の形態2、実施の形態4乃至実施の形態
7では、防護対象機にて相手レーダパルスまたは妨害電
波のパルスを記憶して再送信するが、電波妨害機へ送信
する信号は必ずしも記憶したパルスそのものである必要
はなく、電波妨害機にてタイミングが認識できるパル
ス、トリガ信号等であれば同様の効果が得られる。
【0049】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、従来よ
りも高い精度で防護対象機エコーと妨害電波とが相手レ
ーダに到達するタイミングを一致させることができると
ともに、飛行中に防護対象機と電波妨害機との相対距離
が変化しても、その変化に追従できる効果がある。
【0050】また、防護対象機および電波妨害機に搭載
される電波送受信装置に一般的に備わる機能を活用する
ことにより、特別な装置を必要としない簡単な構成で実
現できる。
【0051】また、相手レーダパルスが防護対象機に反
射したエコーパルスを利用することにより、電波送受信
装置の特性に依存する受信信号の記憶・再送信によるデ
ィレイタイムが含まれないため、より精度よくタイミン
グを一致させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る各航空機等の
相対位置関係を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る電波妨害方式
の構成を示す図である。
【図3】 実施の形態1における送受信タイミングを示
す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る各航空機等の
相対位置関係を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る電波妨害方式
の構成を示す図である。
【図6】 実施の形態2における送受信タイミングを示
す図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る各航空機等の
相対位置関係を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態3に係る電波妨害方式
の構成を示す図である。
【図9】 実施の形態3における送受信タイミングを示
す図である。
【図10】 この発明の実施の形態4に係る各航空機等
の相対位置関係を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態4に係る電波妨害方
式の構成を示す図である。
【図12】 実施の形態4における送受信タイミングを
示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態6に係る各航空機等
の相対位置関係を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態6に係る電波妨害方
式の構成を示す図である。
【図15】 実施の形態6における送受信タイミングを
示す図である。
【図16】 従来の各航空機等の相対関係等を示す図で
ある。
【図17】 従来の電波妨害方式の構成を示す図であ
る。
【図18】 従来の方式における妨害送信タイミングを
示す図である。
【符号の説明】
1 相手レーダ、 2 目標物(防護対象機)、 3
電波妨害機、4 相手レーダパルスの防護対象機エコ
ー、5 電波妨害機に到達する相手レーダパルス、6
電波妨害機から送信する妨害電波、7 受信タイミング
検出手段、 8 PRI検出手段、9 送信タイミング
制御手段、10 電波妨害機における相手レーダパルス
の受信タイミング、11 電波妨害機における妨害電波
の送信タイミング、12 相手レーダに対する防護対象
機エコーの到達タイミング、13 相手レーダに対する
妨害電波の到達タイミング、14 防護対象機に到達す
る相手レーダパルス、15 防護対象機から電波妨害機
への通信信号、16 防護対象機と電波妨害機の間の通
信手段、17 防護対象機における相手レーダパルスの
受信タイミング、18 防護対象機における電波妨害機
からの妨害電波の受信タイミング、19 防護対象機記
憶パルス(妨害波)、20 受信パルス記憶手段、21
記憶パルス再送信手段、22 電波妨害機における防
護対象機記憶パルス(妨害波)の受信タイミング、23
妨害電波エコーパルス、24 電波妨害機における妨
害電波エコーパルスの受信タイミング、25 防護対象
機記憶パルス(レーダ波)、26 電波妨害機における
防護対象機記憶パルス(レーダ波)の受信タイミング。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波妨害機から妨害電波を相手レーダに
    送信して相手レーダの目標物である防護対象機に対する
    相手レーダの探知・追尾を阻止する電波妨害方式であっ
    て、電波妨害機は、防護対象機が妨害電波を受信・記憶
    し電波妨害機に対して再送信するパルスを受信し、この
    再送信パルスと相手レーダパルスとの受信タイミングを
    用いて妨害電波の送信タイミングを制御することによ
    り、相手レーダパルスの防護対象機エコーと妨害電波と
    が相手レーダに到達するタイミングを一致させるように
    したことを特徴とする電波妨害方式。
  2. 【請求項2】 電波妨害機から妨害電波を相手レーダに
    送信して相手レーダの目標物である防護対象機に対する
    相手レーダの探知・追尾を阻止する電波妨害方式であっ
    て、電波妨害機は、妨害電波が防護対象機から反射した
    エコーを受信し、このエコーと相手レーダパルスの受信
    タイミングを用いて妨害電波の送信タイミングを制御す
    ることにより、相手レーダパルスの防護対象機エコーと
    妨害電波とが相手レーダに到達するタイミングを一致さ
    せるようにしたことを特徴とする電波妨害方式。
  3. 【請求項3】 相手レーダと相手レーダの目標物である
    防護対象機とを結ぶ線上から外れた位置または延長線上
    から外れた位置に配置された電波妨害機から妨害電波を
    相手レーダに送信して相手レーダの目標物である防護対
    象機に対する相手レーダの探知・追尾を阻止する電波妨
    害方式であって、電波妨害機は、防護対象機から通信手
    段により送られてくる、防護対象機に到達する相手レー
    ダパルスと妨害電波のタイミングと、相手レーダパルス
    が防護対象機で反射したエコーと相手レーダパルスの受
    信タイミングとを用いて妨害電波の送信タイミングを制
    御することにより、相手レーダパルスの防護対象機エコ
    ーと妨害電波とが相手レーダに到達するタイミングを一
    致させるようにしたことを特徴とする電波妨害方式。
  4. 【請求項4】 相手レーダと相手レーダの目標物である
    防護対象機とを結ぶ線上から外れた位置または延長線上
    から外れた位置に配置された電波妨害機から 妨害電波を
    相手レーダに送信して相手レーダの目標物である防護対
    象機に対する相手レーダの探知・追尾を阻止する電波妨
    害方式であって、電波妨害機は、防護対象機が相手レー
    ダパルスを受信・記憶し電波妨害機に対して再送信する
    パルスと相手レーダパルスの受信タイミングと、上記防
    護対象機が相手レーダパルスを受信・記憶し電波妨害機
    に対して再送信するパルスと防護対象機が妨害電波を受
    信・記憶し電波妨害機に再送信するパルスのタイミング
    とを用いて妨害電波の送信タイミングを制御することに
    より、相手レーダパルスの防護対象機エコーと妨害電波
    とが相手レーダに到達するタイミングを一致させるよう
    にしたことを特徴とする電波妨害方式。
  5. 【請求項5】 相手レーダと相手レーダの目標物である
    防護対象機とを結ぶ線上から外れた位置または延長線上
    から外れた位置に配置された電波妨害機から妨害電波を
    相手レーダに送信して相手レーダの目標物である防護対
    象機に対する相手レーダの探知・追尾を阻止する電波妨
    害方式であって、電波妨害機は、防護対象機から通信手
    段により送られてくる、防護対象機に到達する相手レー
    ダパルスと妨害電波のタイミングと、防護対象機で反射
    した妨害電波のエコーと相手レーダパルスとの受信タイ
    ミングとを用いて妨害電波の送信タイミングを制御する
    ことにより、相手レーダパルスの防護対象機エコーと妨
    害電波とが相手レーダに到達するタイミングを一致させ
    るようにしたことを特徴とする電波妨害方式。
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