JP3405291B2 - 有機el表示装置の階調制御方法 - Google Patents

有機el表示装置の階調制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機ELパネルに
簡単に補正をかけて階調を制御する有機EL表示装置お
よび階調制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有機薄膜のエレクトロルミネッセ
ンス(EL)現象を利用した有機EL素子を応用したデ
バイスとして、有機EL素子構造を単位画素とし、その
単位画素を1枚の支持基板上に平面的に2次元に配置し
てマトリクス駆動をする平面発光型有機EL表示装置が
研究開発されている。
【0003】図9に、その有機EL素子構造の概略を示
す。図9において、ガラス基板91の上面には透明電極
92が形成されており、この透明電極92の上面には正
孔輸送層93、発光層94及び電子輸送層95が形成さ
れている。さらに、この電子輸送層95の上面には金属
電極96が形成されている。図10は、有機EL素子を
等価的に表した等価回路図である。一般に有機EL素子
は図10に示されるように、回路抵抗成分Rと、容量成
分Cと、発光成分Dとにより等価的に表される、容量性
の発光素子であると考えられている。従って、図9のス
イッチ97によって電源98の電圧が、透明電極92と
金属電極96の間に印加されると、まずEL素子の容量
成分に電荷が充電される。そして充電が終わると、正孔
輸送層93,発光層94、電子輸送層95に電流が流れ
てEL素子として発光する。このとき、EL素子の容量
成分は、正負の電極間の距離によって変化するので、正
孔輸送層93,発光層94、電子輸送層95の厚さによ
って容量値を変化させることができる。また、誘電率の
異なる材質のものを用いることによっても、容量値を変
化させることができる。
【0004】上記のような有機EL素子を1枚の支持基
板上に平面的に2次元配置してマトリクス駆動をさせれ
ば平面状の表示装置を作成することが可能である。そし
て、これを利用して最近では、画像を表示できるものま
で開発されてきている。画像を表示する場合には、階調
を多段階に可変制御することが必要である。階調制御方
法には電圧(電流)変調、パルス幅変調などがあるが、
パルス電圧の立ち上がり方を変化させて階調をかけるも
のがある。特開平3−77297は、薄膜EL素子にパ
ルス電圧をその立ち上がり方を変化させて印加して階調
をかけるものの例で、図11のように略飽和領域のパル
ス電圧の立ち上がり方をA0〜A5のように変化させて
階調表示させている。しかしながら、この公知例は、交
流駆動である無機EL表示装置に関するものであり、直
流駆動の有機EL表示装置とは異なっている。また、本
発明のように、飽和領域と非飽和領域を両方とも使用す
るものではない。
【0005】また、階調制御に補正をかける場合、いわ
ゆるガンマ補正と呼ばれる補正を輝度出力に対してかけ
ることがある。特開平6−261335はガンマ補正を
かけた公知例である。ガンマ補正をかけるためには、図
12に示すように、入力ビデオ信号による画像をPDP
81に表示する際、入力ビデオ信号のR、G、B信号を
それぞれA/D変換部83でA/D変換した後、この変
換したデータをガンマ特性に対応したデータを記憶して
いるγ−ROM84を通すという信号処理を施すことに
より階調制御に補正をかけている。
【0006】また、特許第2635787号には、互い
に交差する方向に配列した複数の走査側電極と複数のデ
ータ側電極との間に2層の誘電体層で挟まれた薄膜EL発
光層を介在させた薄膜EL素子を表示パネルとし、この表
示パネルのデータ側電極には表示データに応じてパルス
幅または振幅を変化させた変調電圧を印加し、走査側電
極に線順次に、かつ一対の各フィールド毎に正・負交番
の書き込み電圧を印加することによって薄膜EL発光層に
印加される電圧の波高値が輝度に対応して設定されて階
調表示を行う薄膜EL表示装置の駆動方法において、薄膜
EL素子の輝度−印加電圧特性曲線上で印加電圧の変化に
かかわらず輝度がほぼ一定である飽和輝度領域と、印加
電圧の変化によって輝度の変化が飽和領域に比べて大き
く変化しかつ連続駆動に伴う輝度−印加電圧特性曲線の
シフト方向が飽和輝度領域と同一方向である中間輝度領
域とのうち、中間輝度領域の印加電圧を、階調表示の最
小階調レベルに相当する印加電圧として設定する薄膜EL
表示装置の駆動方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平3−77
297の場合は、交流駆動の無機EL表示装置に関する
ものであり、直流駆動の有機EL表示装置とは異なって
いる。また、本発明のように飽和領域と非飽和領域の両
方を使用するものではない。
【0008】また、特開平6−261335におけるガ
ンマ補正をかける例では、階調制御に補正をかけるのに
複雑な回路が必要になるという問題がある。
【0009】上記特許第2635787号は、交流駆動
の無機EL表示装置において、表示パターンが切換わっ
たときの焼き付きを防止する駆動方法に関するものであ
り、本発明とは異なるものである。
【0010】本発明の目的は、複雑な補正回路を用いる
ことなく、簡単な構成で輝度補正をかけることができる
有機EL表示装置およびその階調制御方法を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、信号線と走査
線とで挟まれ、マトリクス状に配置した有機EL素子か
らなる有機ELパネルと、有機EL素子に一定の期間に
所定の電流を流す電流制御回路とを有し、有機EL素子
にかかる電圧が非飽和領域から飽和領域まで可変するよ
うに、所定の電流を流すように動作させることを特徴と
する。
【0012】また、本発明によれば、有機EL素子をマ
トリクス状に配列した有機ELパネルと、入力された映
像信号をRGB信号と同期信号とに分離する信号処理部
と、有機ELパネルにRGB信号を供給するXドライバ
と、有機ELパネルに走査信号を供給するYドライバ
と、前記信号処理部とXドライバとYドライバとを制御
する手段とを有し、前記Xドライバは有機EL素子に一
定の電流を供給する複数の電流制御回路とそれを制御す
る複数のスイッチから構成されている駆動電流制御部を
含み、有機EL素子に印加する駆動電圧パルスを変化さ
せて階調を制御する有機EL表示装置の階調制御方法に
おいて、有機EL素子に印加する駆動電圧パルスを変化
させて階調を制御するに際し、前記駆動電圧パルスを飽
和しない領域から飽和する領域にかけて変化させること
により輝度特性曲線に補正をかける有機EL表示装置の
階調制御方法が得られる。なお、前記補正をかける輝度
特性曲線の変化点は、有機EL素子の電極間の厚さを変
えることにより容量を変化させることによって変えるこ
とができる。また、前記補正をかける輝度特性曲線の変
化点は、有機EL素子を誘電率の異なる材料を用いて容
量を変化させることによって変えることができる。
【0013】さらに、本発明によれば、有機EL素子を
マトリクス状に配列した有機ELパネルと、入力された
映像信号をRGB信号と同期信号とに分離する信号処理
部と、有機ELパネルにRGB信号を供給するXドライ
バと、有機ELパネルに走査信号を供給するYドライバ
と、前記信号処理部とXドライバとYドライバとを制御
する手段とを有し、前記Xドライバは有機EL素子に一
定の電流を供給する複数の電流制御回路とそれを制御す
る複数のスイッチと有機EL素子が発光しない領域での
一定の電圧を有機EL素子に加える定電圧電源とから構
成されている駆動電流制御部を含み、有機EL素子に印
加する駆動電圧パルスを変化させて階調を制御する有機
EL表示装置の階調制御方法において、有機EL素子に
印加する駆動電圧パルスを変化させて階調を制御するに
際し、前記有機EL素子に発光しない領域で一定の電圧
を印加し、かつ前記駆動電圧パルスを飽和しない領域か
ら飽和する領域にかけて変化させることにより輝度特性
曲線に補正をかける有機EL表示装置の階調制御方法が
得られる。なお、前記補正をかける輝度特性曲線の変化
点は、有機EL素子の電極間の厚さを変えることにより
容量を変化させることによって変えることができる。ま
た、前記補正をかける輝度特性曲線の変化点は、有機E
L素子を誘電率の異なる材料を用いて容量を変化させる
ことによって変えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の有
機EL表示装置の全体構成を示す図である。有機EL素
子20をマトリクス状に配列した有機ELパネル62
は、Xドライバ60とYドライバ61により駆動され
る。信号処理部64は、図12の色復調部82とA/D
変換部83を合わせたものに相当し、信号処理部64に
入力されたビデオ信号はRGB信号と同期信号とに分離
され、制御部65を経てXドライバ60とYドライバ6
1に供給される。また、Xドライバ60には駆動電流制
御部66が含まれており、有機ELパネル62へ所定の
期間、所定の電流を供給している。
【0015】図2は、Xドライバ60とYドライバ61
の詳細を示す図である。Xドライバ60は、駆動電流制
御部66を含んでおり、この駆動電流制御部66は、有
機EL素子20に一定の電流を供給する電流制御回路6
7とそれを制御するスイッチXsw1、Xsw
2、...から構成されている。そして、ビデオ信号の
ブランキング期間のように、ビデオ信号を消去する場合
には、Xswでグランドに接続して映像信号が出力しな
いようにしている。また、Yドライバ61は、1ライン
づつ順に、Xドライバ60から供給された電流をグラン
ドに流すスイッチYsw1、Ysw2、...で構成さ
れている。
【0016】例えば、図2において、電流制御回路67
から供給された電流は、Xsw2を通って有機ELパネ
ル62の信号線C2に入りマトリクスを通って走査線R
2を通り、Ysw2のスイッチを通ってグランドに流れ
るとすると、有機ELパネル62の信号線C2と走査線
R2の交点の有機EL素子20が発光する。このような
動作が1ラインづつ順に走査されることによって、画面
が構成される。
【0017】次に本発明の第1の実施の形態の動作を、
図3の波形を用いて説明する。図3(a)はXドライバ
60の駆動電流制御部66の1出力を動作させるための
電圧波形である。このパルス電圧を駆動電流制御部66
で電圧電流変換して有機EL素子20に供給する。する
と、図3(a)では、1水平期間の方形波パルス電圧で
あるが、有機EL素子20にかかる電圧波形としては、
図3(b)のように立ち上がりが鈍ってしまう。これ
は、図10に示すように有機EL素子の容量成分Cがあ
るために、定電流を流すと、まず、一定電流でEL素子
の容量成分を充電するために、このような波形になる。
そして、電流値を増加させていくと、図3(c)、
(d)のように波形の傾きが急峻になっていくが、ある
電圧値に達すると、図3(e)、(f)、(g)の波形
は、本来、点線部のように増加するはずのものが図3
(e)、(f)、(g)の実線部分のように、その電圧
値Vsで飽和し波高値は変わらずに傾きだけが変化して
いく。ここで、飽和する電圧とは、電源電圧から電流制
御回路67の損失を除いたものである。すると、図4の
入力信号に対する輝度出力の関係を与えるグラフに示す
ように、それまで入力信号に比例して増加していた輝度
出力がEL素子にかかる電圧が飽和してきたために、入
力信号に対して比例しなくなってくる(以後、輝度特性
曲線という)。
【0018】本発明は、この波形を利用するもので、図
4の輝度特性曲線を用いて、特別な回路を設けることな
く、階調制御に補正をかけるものである。すなわち、図
2のような定電流駆動型の有機EL表示装置において、
一定の電流によって輝度を可変する場合に、図3のよう
な波形で、EL素子を駆動する電圧を飽和させて駆動す
ることにより、図4のような輝度特性曲線で素子を駆動
し、階調制御に補正をかけて有機EL素子を駆動するこ
とができる。この場合に、有機EL素子20の容量成分
Cは、図9のような構成の素子の場合には、膜厚を変え
たり、誘電率の異なる材質を用いることによりEL素子
の容量を変化させることができ、図3の駆動電圧波形の
立ち上がり方を変えることができる。このように階調制
御に補正をかけることによって、映像信号を表示する場
合に、見かけ上中間部の輝度を上げて、画像の場合によ
く使用される中間部分のコントラストをあげて、画質を
向上させることができる。
【0019】図5は本発明の第2の実施の形態の構成を
示す図である。図5のおいて、駆動電流制御部68は、
図2の構成からスイッチがグランドに落としているのを
やめて、有機EL素子が発光しない領域での一定の電圧
Vbを定電圧電源69により常に有機EL素子20に加
える構成にしたものである。これによって、図6のよう
に駆動波形全体の電圧がVbだけ嵩上げされた形とな
り、図3の飽和電圧Vsに対して、図6(c)、(d)
のように、(Vs−Vb)の低い電圧を加えるだけで到
達することになって、図4の輝度特性曲線の傾きが変わ
る点(変化点)を低い電圧にすることができる。このよ
うにして、嵩上げする電圧を変化させたり、EL素子の
厚みを変えて容量成分を変化させたりすることによっ
て、図4に示されるような輝度特性曲線を所望の形に設
定することができる。
【0020】図7は、本発明の第3の実施の形態を示す
図である。この実施の形態は、第1および第2の実施の
形態の有機ELパネル62の代わりに、アクティブマト
リクス構造の有機ELパネル63を用いた例である。ア
クティブマトリクス構造の有機ELパネルは、薄膜トラ
ンジスタ(TFT)を用い、図7のような構造のものが
知られている。VeはEL素子用の電源である。このよ
うなアクティブマトリクス構造では、本発明の駆動方式
である電流駆動方式であれば、電流値を合わせるだけ
で、単純マトリクス構造の有機ELパネルをアクティブ
マトリクス構造の有機ELパネルに置き換えることが可
能である。
【0021】図7の第3の実施の形態の動作を説明する
と、Xドライバ60の電流制御回路67から出力された
電流は、アクティブマトリクス構造の有機ELパネル6
3に入り、Yドライバ61により走査された信号で、こ
の信号がONしている間だけデータ保持用の容量に蓄積
し、その容量の端子間電圧を電圧電流変換して、有機E
L素子に供給するものである。
【0022】図8は、図7の有機ELパネル63のEL
素子にかかる電圧を示したものである。図7はアクティ
ブマトリクス構成であるので、1水平期間のスイッチ動
作で1垂直期間、電圧を保持する構成である。1水平期
間は電圧が上昇するが、この期間が過ぎると電圧が保持
されるだけなので、図8(a)、(b)、(c)に示す
ようになり、前記の第1および第2の実施の形態と同様
の効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
特別な補正回路を設けることなく、簡単な構成で平均輝
度を上げることができ、実使用部分において最適なコン
トラストを得ることができる。その理由は、階調制御方
法が電流変調方法の有機EL駆動回路において、有機E
L素子の容量とパネルの配線抵抗によって、駆動電圧パ
ルスを飽和させない領域から飽和させる領域にかけて変
化させ、輝度特性曲線に補正をかけて平均輝度の高い画
像を得ることができるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の有機EL表示装置
の全体構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のXドライバとYド
ライバの詳細を示す図である。
【図3】(a)〜(g)は本発明の有機EL素子に印加
される駆動電圧パルスの波形を示す図である。
【図4】本発明における入力信号に対する輝度出力の関
係を示すグラフである。
【図5】本発明の第2の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図6】(a)〜(d)は本発明の第2の実施の形態に
おける有機EL素子に印加される駆動電圧パルスの波形
を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図8】(a)〜(c)は本発明の第3の実施の形態に
おける有機EL素子の駆動電圧波形を示す図である。
【図9】有機EL素子の構造を示す断面図である。
【図10】有機EL素子の等価回路図である。
【図11】特開平3−77297の印加電圧パルスの波
形を示す図である。
【図12】特開平6−261335に開示されたガンマ
補正をかける表示装置のブロック図である。
【符号の説明】
20 有機EL素子 60 Xドライバ 61 Yドライバ 62 有機ELパネル 63 アクティブマトリクス型有機ELパネル 64 信号処理部 65 制御部 66,68 駆動電流制御部 67 電流制御回路 69 定電圧電源 91 ガラス基板 92 透明電極 93 正孔輸送層 94 発光層 95 電子輸送層 96 金属電極 97 スイッチ 98 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/30 G09G 3/20 H05B 33/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機EL素子をマトリクス状に配列した
    有機ELパネルと、入力された映像信号をRGB信号と
    同期信号とに分離する信号処理部と、有機ELパネルに
    RGB信号を供給するXドライバと、有機ELパネルに
    走査信号を供するYドライバと、前記信号処理部とXド
    ライバとYドライバとを制御する制御部とを有し、前記
    Xドライバは有機EL素子に一定の電流を供給する複数
    の電流制御回路とそれを制御する複数のスイッチから構
    成されている駆動電流制御部を含み、前記有機EL素子
    に印加する駆動電圧パルスを変化させて階調を制御する
    有機EL表示装置の階調制御方法において、前記有機E
    L素子に印加する駆動電圧パルスを変化させて階調を制
    御するに際し、前記駆動電圧パルスを飽和しない領域か
    ら飽和する領域にかけて変化させることにより輝度特性
    曲線に補正をかけることを特徴とする有機EL表示装置
    の階調制御方法。
  2. 【請求項2】 前記補正をかける輝度特性曲線の変化点
    は、有機EL素子の電極間の厚さを変えることにより容
    量を変化させることによって変えることを特徴とする請
    求項1記載の有機EL表示装置の階調制御方法。
  3. 【請求項3】 前記補正をかける輝度特性曲線の変化点
    は、有機EL素子を誘電率の異なる材料を用いて容量を
    変化させることによって変えることを特徴とする請求項
    1記載の有機EL表示装置の階調制御方法。
  4. 【請求項4】 有機EL素子をマトリクス状に配列した
    有機ELパネルと、入力された映像信号をRGB信号と
    同期信号とに分離する信号処理部と、有機ELパネルに
    RGB信号を供給するXドライバと、有機ELパネルに
    走査信号を供するYドライバと、前記信号処理部とXド
    ライバとYドライバとを制御する制御部とを有し、前記
    Xドライバは、有機EL素子に一定の電流を供給する複
    数の電流制御回路とそれを制御する複数のスイッチと有
    機EL素子が発光しない領域での一定の電圧を有機EL
    素子に加える定電圧電源とから構成されている駆動電流
    制御部を含み、前記有機EL素子に印加する駆動電圧パ
    ルスを変化させて階調を制御する有機EL表示装置の階
    調制御方法において、前記有機EL素子に印加する駆動
    電圧パルスを変化させて階調を制御するに際し、前記有
    機EL素子に発光しない領域で一定の電圧を印加し、か
    つ前記駆動電圧パルスを飽和しない領域か ら飽和する領
    域にかけて変化させることにより輝度特性曲線に補正を
    かけることを特徴とする有機EL表示装置の階調制御方
    法。
  5. 【請求項5】 前記補正をかける輝度特性曲線の変化点
    は、有機EL素子の電極間の厚さを変えることにより容
    量を変化させることによって変えることを特徴とする請
    求項4記載の有機EL表示装置の階調制御方法。
  6. 【請求項6】 前記補正をかける輝度特性曲線の変化点
    は、有機EL素子を誘電率の異なる材料を用いて容量を
    変化させることによって変えることを特徴とする請求項
    4記載の有機EL表示装置の階調制御方法。
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