JP3404436B2 - 変調波信号の自動周波数制御方法 - Google Patents

変調波信号の自動周波数制御方法

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JP3404436B2
JP3404436B2 JP28170794A JP28170794A JP3404436B2 JP 3404436 B2 JP3404436 B2 JP 3404436B2 JP 28170794 A JP28170794 A JP 28170794A JP 28170794 A JP28170794 A JP 28170794A JP 3404436 B2 JP3404436 B2 JP 3404436B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線機等において使用
する変調波信号の自動周波数制御方法の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】信号の伝送には、大別すると、一つの搬
送波で一つの情報を伝送する単一通信方式と一つの搬送
波で多数の情報を伝送する多重通信方式とがある。この
うち多重通信方式は、周波数分割多重通信方式と時分割
多重通信方式とが目的に合わせ多用されているが、周波
数分割多重通信方式の一つに複数のサブキャリアを変調
して情報信号を伝送するマルチサブキャリア変調方式が
ある。従来例を図2、図3を使用して説明する。図2
に、従来技術による変調波信号の自動周波数制御方法を
使用した周波数変換回路ブロック図を示す。従来例は、
マルチサブキャリア変調方式を使用した信号の伝送にお
いて変調波信号の自動周波数制御を行なうものである。
【0003】図2において、1は入力した変調波信号の
周波数変換をする周波数変換部、2は、周波数変換部1
が周波数変換した変調波信号から搬送波を抽出する搬送
波抽出部、3は、搬送波抽出部2が抽出した搬送波から
周波数オフセット誤差情報を検出する周波数オフセット
検出部、4は、周波数オフセット検出部3が検出した周
波数オフセット誤差情報を所要の電圧に変換する電圧変
換部、5は、電圧変換部4が変換した電圧により発振周
波数を制御された発振信号を出力する発振部、6は周波
数変換回路を示す。
【0004】周波数変換回路6に印加された例えば受信
した変調波信号は、周波数変換部1に入力され、別途発
振部5から周波数変換部1に入力される発振信号を基に
周波数変換され、中間周波数帯あるいはベースバンド信
号帯の変調波信号となり、次段の復調部へ出力されると
ともに、搬送波抽出部2へ出力される。搬送波抽出部2
は、入力した中間周波数帯あるいはベースバンド信号帯
に周波数変換された変調波信号から搬送波を抽出し、周
波数オフセット検出部3へ出力する。周波数オフセット
検出部3は、入力した搬送波から周波数オフセット誤差
情報の検出を行ない、電圧変換部4へ出力する。
【0005】この周波数オフセット検出部3における搬
送波から周波数オフセット誤差情報の検出方法には、
「TDMA通信」(電子情報通信学会1989年発行、
87〜89頁)に開示されているように、搬送波再生用
タンクの入出力搬送波の位相誤差を検出する方法、ある
いは乗算器と移相器とリミッタと加算器とからなる周波
数誤差検出回路に再生搬送波とともに受信信号を入力し
復調ベースバンド信号から周波数誤差を検出する方法、
あるいは再生搬送波を基準信号と比較して周波数誤差を
検出する方法等がある。
【0006】電圧変換部4は、入力した周波数オフセッ
ト誤差情報により、周波数変換が所要の周波数で周波数
オフセットとなるように周波数オフセット誤差情報を減
少させる方向の電圧を発生し、発振部5例えば電圧制御
発振器へ出力する。発振部5は、入力した電圧により、
発振信号の周波数を制御され、周波数を制御された発振
信号を周波数変換部1へ出力する。なお、発振部5にお
ける発振周波数の制御は、電圧変換部4において周波数
変換が所要の周波数で周波数オフセットとなるように周
波数オフセット誤差を減少させる方向の電圧を発生して
いるので、周波数オフセットとなる方向へ発振制御を行
なう。周波数変換部1は、周波数変換回路6に印加され
た変調波信号を、発振部5から入力した周波数を制御さ
れた発振信号を基に周波数変換し、周波数誤差補正を行
なった中間周波数帯あるいはベースバンド信号帯に周波
数変換を行なう。
【0007】図3(a)は、複数のサブキャリアを使用
して情報信号を伝送するマルチサブキャリア変調方式に
おいて、複数のサブキャリア1(周波数f1 )、2(周
波数f2 )・・・n(周波数fn )が周波数fscのサ
ブキャリア間隔で並んでいる状態を示す図である。マル
チサブキャリア変調方式は、複数のサブキャリアの1つ
に着目して周波数制御を行なうが、従来技術において
は、送受信間で発生した周波数オフセット誤差がサブキ
ャリア間隔の2分の1よりも大きい場合、隣接するサブ
キャリアが抽出搬送波の周波数帯に入り込むため、抽出
すべきサブキャリアと異なるサブキャリアの搬送波を抽
出して周波数オフセット誤差の補正を行なうことにな
り、誤った補正を行なってしまう。
【0008】図3(b)は、説明のための極端な例と
し、図3(a)の送信側の複数のサブキャリアと比較し
て、送受信間で発生した周波数オフセット誤差がサブキ
ャリア間隔の2分の1よりも大きい場合を示している。
例えば、本来、搬送波を抽出しようとしている目的のサ
ブキャリアは、サブキャリア2であるとする。しかし、
図3(b)に示すように、周波数オフセット誤差がサブ
キャリアの2分の1より大きくサブキャリア間隔fsc
分存在しているため、サブキャリア1が図3(a)のサ
ブキャリア2の周波数帯f2 に存在している。
【0009】このため、搬送波抽出部2は、サブキャリ
ア1の信号から搬送波の抽出を行ない、周波数オフセッ
ト検出部3では、このサブキャリア1の信号から抽出し
た搬送波を基に周波数オフセット誤差情報の検出を行な
うことになる。したがって、このようにサブキャリア2
の周波数帯f2 にサブキャリア1が存在していても、周
波数オフセット誤差情報は、ゼロとして検出される。検
出された周波数オフセット誤差情報がゼロであるため、
発振部5の周波数は制御されない。このように、従来技
術による自動周波数制御方法においては、実際にはサブ
キャリア間隔fsc分の周波数オフセット誤差が存在し
ているが、送受信間で発生した周波数オフセット誤差が
サブキャリア間隔fscの2分の1よりも大きい場合、
正しい周波数オフセットの制御は行なわれない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によるマルチ
サブキャリア変調方式を使用した信号の伝送における変
調波信号の自動周波数制御方法においては、送受信間で
発生した周波数オフセット誤差がサブキャリア間隔fs
cの2分の1よりも大きい場合、正しい周波数オフセッ
トの制御が行なわれないという問題点がある。本発明
は、前記問題点を解決するため、複数の搬送波抽出部と
複数の周波数オフセット検出部と周波数オフセット判断
部とを備え、マルチサブキャリア変調方式において、サ
ブキャリア間隔fscの2分の1よりも大きな周波数オ
フセット誤差が存在しても、検出した複数の周波数オフ
セット誤差情報を判断し、誤った周波数オフセット誤差
情報検出を行うこと無く、送受信間で発生した周波数オ
フセット誤差を正しく補正することができる変調波信号
の自動周波数制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の変調波信号の自動周波数制御方法は、マル
チサブキャリア変調方式の変調波信号を周波数変換部で
周波数変換し、周波数変換した変調波信号から搬送波抽
出部と周波数オフセット検出部とで周波数オフセット誤
差情報を検出し、該周波数オフセット誤差情報を基に発
振部の発振信号を制御し、該発振部の制御された発振信
号により前記周波数変換部で周波数変換する変調波信号
の周波数を周波数オフセットするように制御する変調波
信号の自動周波数制御方法において、周波数変換したマ
ルチサブキャリア変調方式の変調波信号から複数の搬送
波抽出部でそれぞれ異なった周波数の搬送波を抽出し、
該異なった周波数の搬送波から複数の周波数オフセット
検出部で各搬送波の周波数オフセット誤差情報を検出
し、該各搬送波の周波数オフセット誤差情報から周波数
オフセット判断部で所要の周波数オフセット誤差情報を
選択出力し、選択出力した所要の周波数オフセット誤差
情報を基に発振部の発振信号を制御し、該発振部の制御
された発振信号により前記周波数変換部で周波数変換す
る変調波信号の周波数を周波数オフセットするように制
御するものである。
【0012】また、本発明の変調波信号の自動周波数制
御方法は、周波数変換したマルチサブキャリア変調方式
の変調波信号からそれぞれ異なった周波数の搬送波を抽
出する複数の搬送波抽出部が、複数のサブキャリアの変
調波信号のうちから、1つの搬送波抽出部で最も低い周
波数の搬送波を抽出し、他の1つの搬送波抽出部で最も
高い周波数の搬送波を抽出するものである。また、本発
明の変調波信号の自動周波数制御方法は、各搬送波の周
波数オフセット誤差情報から所要の周波数オフセット誤
差情報を選択出力する周波数オフセット判断部が、各搬
送波の周波数オフセット誤差情報の符号および量を使用
して選択出力するものである。
【0013】
【作用】本発明の変調波信号の自動周波数制御方法は、
マルチサブキャリア変調方式の変調波信号を周波数変換
部で周波数変換し、周波数変換した変調波信号から搬送
波抽出部と周波数オフセット検出部とで周波数オフセッ
ト誤差情報を検出し、該周波数オフセット誤差情報を基
に発振部の発振信号を制御し、該発振部の制御された発
振信号により前記周波数変換部で周波数変換する変調波
信号の周波数を周波数オフセットするように制御する変
調波信号の自動周波数制御方法であって、複数の搬送波
抽出部により周波数変換したマルチサブキャリア変調方
式の変調波信号からそれぞれ異なった周波数の搬送波を
抽出し、複数の周波数オフセット検出部により前記異な
った周波数の搬送波から各搬送波の周波数オフセット誤
差情報を検出し、周波数オフセット判断部により前記各
搬送波の周波数オフセット誤差情報から所要の周波数オ
フセット誤差情報を選択出力し、選択出力した所要の周
波数オフセット誤差情報を基に発振部の発振信号を制御
し、該発振部の制御された発振信号により前記周波数変
換部で周波数変換する変調波信号の周波数を周波数オフ
セットするように制御する。
【0014】また、本発明の変調波信号の自動周波数制
御方法は、変調波信号からそれぞれ異なった周波数の搬
送波を抽出する複数の搬送波抽出部が、複数のサブキャ
リアの変調波信号のうちから、1つの搬送波抽出部で最
も低い周波数の搬送波を抽出し、他の1つの搬送波抽出
部で最も高い周波数の搬送波を抽出する。また、本発明
の変調波信号の自動周波数制御方法は、所要の周波数オ
フセット誤差情報を選択出力する周波数オフセット判断
部が、各搬送波の周波数オフセット誤差情報の符号およ
び量を使用して選択出力する。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図1、図4、図5を使用
して説明する。図1に、本発明による変調波信号の自動
周波数制御方法を使用した周波数変換回路ブロック図を
示す。実施例は、マルチサブキャリア変調方式を使用し
た信号の伝送において変調波信号の自動周波数制御を行
なうものである。図1において、1は入力した変調波信
号の周波数変換をする周波数変換部、2aおよび2b
は、周波数変換部1が周波数変換した変調波信号から搬
送波を抽出する搬送波抽出部Aおよび搬送波抽出部B、
3aおよび3bは、搬送波抽出部A2aおよび搬送波抽
出部B2bが抽出した搬送波から周波数オフセット誤差
情報を検出する周波数オフセット検出部Aおよび周波数
オフセット検出部B、7は、周波数オフセット検出部A
3aおよび周波数オフセット検出部B3bそれぞれが検
出した周波数オフセット誤差情報から周波数オフセット
状況を判断し、判断に基づく周波数オフセット誤差情報
を選択出力する周波数オフセット判断部、4は、周波数
オフセット判断部7が判断して出力した周波数オフセッ
ト誤差情報を所要の電圧に変換する電圧変換部、5は、
電圧変換部4が変換した電圧により発振周波数を制御さ
れた発振信号を出力する発振部、8は周波数変換回路を
示す。
【0016】周波数変換回路8に印加された例えば受信
した変調波信号は、周波数変換部1に入力され、別途電
圧制御発振器5から周波数変換部1に入力される発振信
号を基に周波数変換され、中間周波数帯あるいはベース
バンド信号帯の変調波信号となり、次段の復調部へ出力
されるとともに、搬送波抽出部A2aおよび搬送波抽出
部B2bへ出力される。搬送波抽出部A2aは、入力し
た中間周波数帯あるいはベースバンド信号帯に周波数変
換された変調波信号の最も低い周波数のサブキャリアの
搬送波を抽出し、周波数オフセット検出部A3aへ出力
する。搬送波抽出部B2bは、入力した中間周波数帯あ
るいはベースバンド信号帯に周波数変換された変調波信
号の最も高い周波数のサブキャリアの搬送波を抽出し、
周波数オフセット検出部B3bへ出力する。
【0017】周波数オフセット検出部A3aは、入力し
た最も低い周波数のサブキャリアの搬送波から周波数オ
フセット誤差情報Δf1 の検出を行ない、また、周波数
オフセット検出部B3bは、入力した最も高い周波数の
サブキャリアの搬送波から周波数オフセット誤差情報Δ
2 の検出を行ない、それぞれが検出した周波数オフセ
ット誤差情報Δf1 およびΔf2 を周波数オフセット判
断部7へ出力する。周波数オフセット判断部7は、2つ
の周波数オフセット誤差情報Δf1 およびΔf2 を基
に、後述する所定の判断を行ない、所要の周波数オフセ
ット誤差情報を電圧変換部4へ出力する。
【0018】周波数オフセット判断部7が、入力された
2つの周波数オフセット誤差情報Δf1 およびΔf2
基に行なう判断方法について説明する。なお、図5は、
周波数オフセット判断部7における2つの周波数オフセ
ット誤差情報Δf1 およびΔf2 を選択する判断の処理
フローを示す。判断に使用する2つの周波数オフセット
誤差情報は、つぎの3つの状態で存在する。 状態1.周波数オフセット誤差が、サブキャリア間隔f
scの2分の1よりも小さい場合。 状態2.周波数オフセット誤差が、サブキャリア間隔f
scの2分の1よりも大きい場合。 状態3.周波数オフセット誤差が、サブキャリア間隔f
scの2分の1である場合。
【0019】状態1の場合、搬送波を抽出したいサブキ
ャリアが、周波数軸上で所要の周波数の近くに存在する
ため、搬送波抽出部A2aおよび搬送波抽出部B2bと
もに、所要の周波数のサブキャリアの搬送波抽出を行な
う。したがって、周波数オフセット検出部A3aおよび
周波数オフセット検出部B3bで検出される2つの周波
数オフセット誤差情報Δf1 およびΔf2 の符号、量と
もに同一となる。
【0020】状態2の場合、図4に示すように、最も低
い周波数のサブキャリア1は、所要の周波数f1 に遠
く、サブキャリア2の周波数f2 の近くに存在してお
り、最も高い周波数のサブキャリアn−1は、サブキャ
リアnの周波数fn の近くに存在する。したがって、一
方は所要の周波数のサブキャリアの搬送波抽出を行なう
ことができるが、他方は周波数オフセットの方向と反対
の周波数のサブキャリアの搬送波抽出をしてしまうた
め、2つの周波数オフセット誤差情報Δf1 およびΔf
2の符号、量ともに異なったものとなってしまう。
【0021】状態3の場合、一方は所要の周波数のサブ
キャリアの搬送波抽出を行なうことができるが、他方は
どちらの周波数のサブキャリアの搬送波抽出をするかに
よって、所要の周波数のサブキャリアの搬送波抽出をす
る場合と、誤った周波数のサブキャリアの搬送波抽出を
する場合とが生じるため、2つの周波数オフセット誤差
情報Δf1 およびΔf2 の符号は不定で、量は一定値を
とる。(どちらの周波数のサブキャリアの搬送波抽出を
しても、周波数オフセット誤差情報の量はサブキャリア
間隔の2分の1である。)
【0022】したがって、周波数オフセット判断部7
は、入力した(図5の50参照)2つの周波数オフセッ
ト誤差情報Δf1 およびΔf2 の符号を調べ(図5の5
1参照)、同符号であれば(図5の52参照)、周波数
オフセット誤差情報Δf1 (あるいは周波数オフセット
誤差情報Δf2 )を所要の周波数オフセット誤差情報と
して電圧変換部4へ出力する(図5の53参照)。異符
号であれば(図5の54参照)、2つの周波数オフセッ
ト誤差情報Δf1およびΔf2 の絶対値の大小を比較し
(図5の57参照)、絶対値の大きい方の周波数オフセ
ット誤差情報を所要の周波数オフセット誤差情報として
電圧変換部4へ出力する(図5の58、53参照)。電
圧変換部4は、入力した周波数オフセット誤差情報を基
に、周波数オフセットとなる方向の電圧を発生させる。
この電圧により周波数オフセット誤差を減少させるよう
に発振部5の制御を行なう。
【0023】しかし、比較結果が同一であった場合は、
状態3にあるので、仮りに周波数オフセット誤差情報Δ
1 を周波数オフセット誤差情報として出力する。この
周波数オフセット誤差情報の出力により周波数変換回路
8が動作し、状態3から状態1あるいは状態2のどちら
かの状態に移行する。移行した結果の比較で、2つの周
波数オフセット誤差情報Δf1 およびΔf2の符号が同
符号であれば(図5の61参照)、状態1に移行してお
り、周波数オフセット誤差を減少させる方向に周波数変
換回路8が動作しているので、周波数オフセット誤差情
報Δf1 を周波数オフセット誤差情報として今後も選択
する(図5の53参照)。また、異符号であれば(図5
の62参照)、状態2に移行しており、周波数オフセッ
ト誤差を増加させる方向に周波数変換回路8が動作して
いるので、以後周波数オフセット誤差情報Δf2 を周波
数オフセット誤差情報として選択する(図5の63参
照)。
【0024】周波数オフセット判断部7は、2つの周波
数オフセット誤差情報Δf1 およびΔf2 を基に、前述
の所定の判断を行ない、所要の周波数オフセット誤差情
報を電圧変換部4へ出力する。電圧変換部4は、周波数
オフセット判断部7で判断され入力した周波数オフセッ
ト誤差情報により、周波数オフセットとなるように周波
数オフセット誤差を減少させる方向の電圧を発生し、発
振部5へ出力する。発振部5は、入力した電圧により発
振信号の周波数を制御され、制御された発振信号を周波
数変換部1へ出力する。周波数変換部1は、周波数変換
回路8に印加された変調波信号を、発振部5から入力し
た発振信号を基に周波数変換し、周波数誤差補正を行な
った中間周波数帯あるいはベースバンド信号帯の変調波
信号に周波数変換を行なう。
【0025】
【発明の効果】本発明により、複数の搬送波抽出部と複
数の周波数オフセット検出部と周波数オフセット判断部
とを備え、マルチサブキャリア変調方式において、サブ
キャリア間隔fscの2分の1よりも大きな周波数オフ
セット誤差が存在しても、検出した複数の周波数オフセ
ット誤差情報を判断し、誤った周波数オフセット誤差情
報検出を行うこと無く、送受信間で発生した周波数オフ
セット誤差を正しく補正することができる変調波信号の
自動周波数制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動周波数制御方法を使用した周
波数変換回路ブロック図。
【図2】従来技術による自動周波数制御方法を使用した
周波数変換回路ブロック図。
【図3】従来技術による自動周波数制御方法をマルチキ
ャリア変調方式に使用した場合を説明する図。
【図4】本発明による自動周波数制御方法を使用して周
波数オフセット誤差がサブキャリア間隔の2分の1より
も大きい場合を説明する図。
【図5】本発明による自動周波数制御方法を使用した周
波数オフセット判断部の処理フロー図。
【符号の説明】
1 周波数変換部 2 搬送波抽出部 2a 搬送波抽出部A 2b 搬送波抽出部B 3 周波数オフセット検出部 3a 周波数オフセット検出部A 3b 周波数オフセット検出部B 4 電圧変換部 5 発振部 6 周波数変換回路 7 周波数オフセット判断部 8 周波数変換回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マルチサブキャリア変調方式の変調波信号
    を周波数変換部で周波数変換し、 周波数変換した変調波信号から搬送波抽出部と周波数オ
    フセット検出部とで周波数オフセット誤差情報を検出
    し、 該周波数オフセット誤差情報を基に発信部の発信信号を
    制御し、 該発信部の制御された発信信号により前記周波数変換部
    で周波数変換する変調波信号の周波数を周波数オフセッ
    トするように制御する変調波信号の自動周波数制御方式
    において、 周波数変換したマルチサブキャリア変調方式の変調波信
    号から複数の搬送波抽出部で最も低い周波数のサブキャ
    リアの搬送波と最も高い周波数のサブキャリアの搬送波
    を抽出し、抽出された 搬送波から複数の周波数オフセット検出部で
    各搬送波の周波数オフセット誤差情報を検出し、 該各搬送波の周波数オフセット誤差情報の符号の関係が
    同符号であれば、複数有する周波数オフセット誤差情報
    のうちの1つを、異符号であれば、各搬送波の周波数オ
    フセット誤差情報のうち絶対値の大きい方を周波数オフ
    セット判断部で周波数オフセット誤差情報として選択出
    力し、 選択出力した該周波数オフセット誤差情報を基に発信部
    の発信信号を制御し、 該発信部の制御された発信信号により前記周波数変換部
    で周波数変換する変調波信号の周波数を周波数オフセッ
    トするように制御することを特徴とする変調波信号の自
    動周波数制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動周波数制御方法におい
    て、周波数変換したマルチサブキャリア変調方式の変調
    波信号から最も低い周波数のサブキャリアの搬送波と最
    も高い周波数のサブキャリアの搬送波を抽出する複数の
    搬送波抽出部は、少なくとも2個の搬送波抽出部を有
    し、複数のサブキャリアの変調波信号のうちから、1つ
    の搬送波抽出部で最も低い周波数の搬送波を抽出し、他
    の1つの搬送波抽出部で最も高い周波数の搬送波を抽出
    するものであることを特徴とする変調波信号の自動周波
    数制御方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の自動周波数制御方法におい
    て、各搬送波の周波数オフセット誤差情報から上記周波
    数オフセット誤差情報を選択出力する周波数オフセット
    判断部は、各搬送波の周波数オフセット誤差情報の符号
    および量に基づいて選択出力するものであることを特徴
    とする変調波信号の自動周波数制御方法。
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