JP3399905B2 - 三相限流装置 - Google Patents

三相限流装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は三相限流装置に関
し、例えば送配電系統などの三相交流系統において、短
絡事故などにより発生した過電流の事故電流を抑制する
三相限流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば送配電系統などの三相交流系統に
おいては、短絡事故などにより発生した過電流の事故電
流を抑制する目的から、限流装置を設置するようにして
いる。このような限流装置の一例として、図5に示すよ
うな三相整流回路1および直流リアクトルLを具備した
三相整流型限流装置がある。
【0003】この限流装置は、三相交流電源2および電
源変圧器3からなる三相交流系統4と直列に遮断器CB
13を介して三相各相に対応して設けられた変圧器T1
3に接続されている。つまり、各変圧器T13の一次
側を三相交流系統4と直列にそれぞれ接続し、また、各
変圧器T13の二次側の一方を短絡し、その二次側の他
方に正負逆極性に並列接続された一対のダイオードD1
6(A相:D12、B相:D34、C相:D56)を
各相に対応させてそれぞれ接続した三相整流回路1を備
え、三相を構成する三対のダイオードD16の変圧器T
13と接続された反対側を正側と負側に分けて接続し、
その正負間に直流リアクトルLを接続した構成を有す
る。
【0004】三相交流系統4の定常時、限流装置では、
直流リアクトルLに概ね直流電流が流れダイオードD1
6がほとんどの期間オンとなり、変圧器T13の二次
側が短絡された状態となるので、変圧器T13の一次側
から見たインピーダンスは漏れインピーダンス相当の小
さな値となる。
【0005】一方、三相交流系統4に短絡事故などが発
生して直流リアクトルLに流れる直流電流より大きな事
故電流が流れようとすると、ダイオードD16がオフし
て直流リアクトルLの電流が急増しようとして直流リア
クトルLのインダクタンスが有効となり、前記変圧器T
13の二次側短絡が解消されることにより三相交流系統
4の事故電流を抑制することができる。
【0006】前記各変圧器T13の一次側のインピーダ
ンスは時間の経過と共に小さくなるので、前記事故電流
を検出して遮断器CB13を動作させて速やかに系統を
解列する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の限流装置では、系統故障時、直流リアクトルLの電
流保存作用によって瞬時に高インピーダンスとなって限
流効果を発揮するが、各変圧器T13の一次側のインピ
ーダンスは時間の経過と共に小さくなるので、前記事故
電流を検出して遮断器CB13を動作させて速やかに系
統を解列して連系を遮断するようにしている。
【0008】しかしながら、前記限流装置は、常時、系
統連系を維持する用途で適用される場合もある。このよ
うな用途で三相限流装置を使用する場合には、図6に示
すように変圧器T13の一次側にバイパスリアクトルB
13を並列接続する必要があった。
【0009】この限流装置では、系統故障発生時、事故
電流を直流リアクトルLにより限流した上で、各変圧器
13の一次側のインピーダンスが時間経過と共に小さ
くなるので、前記事故電流を検出して遮断器CB13
動作させることになるが、バイパスリアクトルBL13
を設けておけば、前記遮断器CB13を動作後も、その
バイパスリアクトルBL13に事故電流を転流させるこ
とができ、三相交流系統4との連系を解列させることな
く、事故電流を抑制する限流機能を継続させることがで
きる。
【0010】しかしながら、三相交流系統4の変圧器T
13の一次側にバイパスリアクトルBL13を並列接続
しなければならず、限流装置全体が大型化すると共にコ
ストアップを招来するという問題があった。
【0011】そこで、本発明の目的は、三相交流系統の
変圧器の一次側にバイパスリアクトルを設けることな
く、コンパクトで安価な三相限流装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段として、請求項1に係る発明は、一次巻線
と空心構造またはギャップ入り鉄心構造により互いに密
に磁気結合させた二次巻線を有する三相交流リアクトル
の一次側を三相交流系統に接続すると共に、その二次側
、三相交流リアクトルの二次側に接続された三相整流
回路と、その三相整流回路の直流端子間に接続された直
流リアクトルとで構成したことにより過電流で高インピ
ーダンス化する限流素子を接続し、系統故障により前記
限流素子が限流効果を持続している間に前記二次側を開
放するようにしたことを特徴とする。
【0013】請求項1に係る発明では、三相交流系統の
定常時、限流素子に直流電流が流れて見かけ上二次短絡
状態となっているので、三相交流リアクトルの一次側か
ら見たインピーダンスは一次巻線と二次巻線間の漏れイ
ンピーダンスとなり、その一次巻線と二次巻線とが空心
構造またはギャップ入り鉄心構造により互いに密に磁気
結合していることから、三相交流リアクトルの一次側は
非常に小さなインピーダンスとなっている。
【0014】一方、系統故障時には、短絡事故などによ
り過電流が流れようとすると限流素子が瞬時に高インピ
ーダンス化し、主に三相交流リアクトルの一次巻線と二
次巻線間にあった磁束が一次巻線全体と鎖交するように
なり、三相交流リアクトルの一次側から見たインピーダ
ンスも急増することから限流効果を発揮する。この限流
素子の限流効果が持続している間に三相交流リアクトル
の二次側を開放すれば、それ以後、三相交流リアクトル
の一次巻線が限流効果を発揮するので、従来のようなバ
イパスリアクトルを設ける必要はなくなる。
【0015】請求項2に係る発明は、請求項1に記載し
た前記系統故障により前記限流素子が限流効果を持続し
ている間に前記二次側を開放する手段として、三相交流
リアクトルの二次側と限流素子との間に遮断器を介挿し
たことを特徴とする。この遮断器の動作により三相交流
リアクトルの二次側を容易かつ速やかに遮断することが
できる。
【0016】
【0017】
【0018】請求項に係る発明は、請求項1又は2
記載した前記直流リアクトルが、過電流でクエンチして
高抵抗となる超伝導リアクトルであることを特徴とす
る。
【0019】この請求項に係る発明では、系統故障
時、短絡事故などにより過電流が流れて超電導リアクト
ルがクエンチすると三相交流リアクトルの二次側が瞬時
に高インピーダンス化し、主に三相交流リアクトルの一
次巻線と二次巻線間にあった磁束が一次巻線全体と鎖交
するようになり、三相交流リアクトルの一次側から見た
インピーダンスも急増することから限流効果を発揮す
る。この超電導リアクトルを復帰させるために三相交流
リアクトルの二次側を開放すれば、それ以後、三相交流
リアクトルの一次巻線が限流効果を発揮する。
【0020】請求項に係る発明は、請求項に記載し
た前記三相整流回路を構成する三対の整流素子のうち、
少なくとも二相を構成する二対の整流素子を整流スイッ
チング素子とし、その整流スイッチング素子により系統
故障で前記直流リアクトルが限流効果を持続している間
に前記二次側を開放するようにしたことを特徴とする。
【0021】この請求項に係る発明では、整流スイッ
チング素子の遮断機能により、系統故障時、三相交流リ
アクトルの二次側を開放することができ、請求項2に記
載した遮断器により三相交流リアクトルの二次側を開放
する場合と等価になる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係る三相限流装置の実施
形態について以下に詳述する。
【0023】図1に示す実施形態の三相限流装置は、一
次巻線15と空心構造またはギャップ入り鉄心構造(後
述)により互いに密に磁気結合させた二次巻線16を有
する三相交流リアクトルL13の一次側を三相交流系統
14に接続し、その三相交流リアクトルL13の二次側
に各相と対応した遮断器CB13を介して三相整流回路
11を接続し、その三相整流回路11の直流端子間に直
流リアクトルLを接続した構成を具備する。
【0024】前記三相交流リアクトルL13の一次側に
配置された一次巻線15を各相に対応させて三相交流系
統14に直列にそれぞれ接続している。また、三相交流
リアクトルL13の二次側に配置された二次巻線16の
一端を短絡し、その二次巻線16の他端に各相と対応し
た遮断器CB13を介して三相整流回路11を接続す
る。
【0025】この実施形態では、三相交流リアクトルL
13の二次巻線16の他端に正負逆極性に並列接続され
た一対の整流素子D16を各相に対応させてそれぞれ接
続した三相整流回路11を備え、三相を構成する三対の
整流素子D16の三相交流リアクトルL13と接続され
た反対側を正側と負側に分けて接続し、その正負間に直
流リアクトルLを接続する。
【0026】三相交流リアクトルL13は、図2(a)
に示すようにその一次巻線15と二次巻線16間で漏れ
インピーダンスが極力小さくなるように密に磁気結合さ
れて巻回されたギャップ入り鉄心構造Xを具備する。同
図に示すコイルの巻回構造では、磁界の強さHが軸方向
の正方向のみとなっている。一方、図2(b)に示すよ
うに一次巻線15a,15bと二次巻線16とを分割し
て交互に巻回した空心構造Yとすれば、磁界の強さHが
軸方向の正負両方向となるので、さらに漏れインピーダ
ンスを小さくすることができる。同図の構造は、一次巻
線15a,15bを二分割したものを示すが、その分割
数を増やせば、より一層漏れインピーダンスを小さくす
ることが可能である。また、一次巻線15a,15bと
二次巻線16との交互配置は、図示の場合と逆であって
もよい。なお、図2(a)はギャップ入り鉄心構造Xで
あるが、空心構造でもよく、また、図2(b)は空心構
造Yであるが、ギャップ入り鉄心構造であってもよい。
【0027】三相交流系統14の定常時、直流リアクト
ルLに直流電流が流れてダイオードD16が1サイクル
間のほとんどの期間オンして、見かけ上、二次短絡状態
となっているので、三相交流リアクトルL13の一次側
から見たインピーダンスは一次巻線15と二次巻線16
間の漏れインピーダンスとなり、その一次巻線15と二
次巻線16とが空心構造またはギャップ入り鉄心構造に
より互いに密に磁気結合していることから、一次巻線1
5と二次巻線16間の相互誘導作用により三相交流リア
クトルL13の一次側は非常に小さなインピーダンスと
なっている。
【0028】一方、系統故障時には、短絡事故などによ
り過電流が流れようとすると直流リアクトルLのインダ
クタンスによって電流の急増が抑えられ三相交流リアク
トルL13の二次側が瞬時に高インピーダンス化し、主
に三相交流リアクトルL13の一次巻線15と二次巻線
16間にあった磁束が一次巻線全体と鎖交するようにな
り、三相交流リアクトルL13の一次側から見たインピ
ーダンスも急増することから限流効果を発揮する。
【0029】この直流リアクトルLの限流効果が持続し
ている間、つまり、発生した高インピーダンスは時間の
経過と共に小さくなるので、所定の高インピーダンスを
呈している間に前記過電流または直流リアクトルLの端
子間電圧を検出回路(図示せず)により検出し、その検
出信号に基づいて制御回路(図示せず)により遮断器C
13を動作させることにより三相交流リアクトルL1
3の二次側を開放すれば、それ以後、三相交流リアク
トルL13の一次巻線15が限流効果を発揮するので、
従来のようなバイパスリアクトルBL13(図6参照)
を設ける必要はなくなる。
【0030】前記三相交流リアクトルL13の動作を図
3に示す等価回路に基づいて以下に説明する。なお、図
3は簡略化のために単相の等価回路を示すが、原理的に
は三相の場合も同様である。また、図4(a)は鉄心2
1に一次巻線22及び二次巻線23を巻回した変圧器2
4を示し、同図(b)はエアギャップ25を有する鉄心
26に一次巻線22及び二次巻線23を巻回した鉄心リ
アクトル27を示すが、二次巻線を有するリアクトルが
鉄心入りの変圧器24と酷似した等価回路で表わされる
ことは、エアギャップ25を有する鉄心リアクトル27
のエアギャップ25が変圧器24の励磁インピーダンス
分に相当することから容易に理解することができる。
【0031】図3に示すように系統の定常時には前述し
たように見かけ上二次側短絡状態なので、交流リアクト
ルL13の一次側から見たインピーダンスは、漏れイン
ピーダンス17と主インダクタンス18の並列回路とな
り、漏れインピーダンス17程度の小さな値となる。こ
れに対して、短絡事故などの系統故障により過電流が流
れようとして交流リアクトルL13の二次側が高インピ
ーダンス化すると、交流リアクトルL13の一次側から
見たインピーダンスも増加し、主インダクタンス18側
に電流が分流し出す。この限流動作中に交流リアクトル
13の二次側に設けられた遮断器CB13を開放すれ
ば、電流は主インダクタンス18のみに流れ、限流リア
クトル(図6に示す従来のバイパスリアクトルBL13
に相当)として機能する。
【0032】なお、前記実施形態では、三相整流回路1
1を構成する三対の整流素子としてダイオードD16
適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定
されることなく、三対の整流素子のうち、二相を構成す
る二対の整流素子を整流スイッチング素子、例えばサイ
リスタとすることも可能である。
【0033】このように二相を構成する整流素子をサイ
リスタとすることにより、このサイリスタの遮断機能に
より、系統故障時、三相交流リアクトルL13の二次側
を開放することができ、前記実施形態で説明した遮断器
CB13により三相交流リアクトルL13の二次側を開
放する場合と等価になり、その結果、交流リアクトルL
13と三相整流回路11間に遮断器CB13を設ける必
要はなくなる。
【0034】ここで、前記サイリスタのオフは、三相を
構成する三対の整流素子のうち、一相の整流素子をダイ
オードとしたことにより可能となっている。すなわち、
一相の整流素子をダイオードとすることにより、直流リ
アクトルLの短絡回路を構成することができるため、系
統故障の発生により直流リアクトルLに流れ込んだ充電
電流により蓄積されたエネルギーを回生してダイオード
により還流させることによって、二相のサイリスタを速
やかにオフすることが可能となっている。
【0035】なお、整流スイッチング素子とするのは、
少なくとも二相の整流素子であればよく、したがって、
三相すべての整流素子をサイリスタとすることも可能で
ある。ただし、系統故障発生時にオフした二相のサイリ
スタに対して、残り一相のサイリスタはオン状態にして
ダイオード運転させる必要がある。なお、前記整流スイ
ッチング素子としては、サイリスタ以外にGTOなどが
使用可能である。
【0036】また、前記三相整流回路11の直流端子間
に接続した直流リアクトルLに超電導リアクトルを使用
することも可能である。この超電導リアクトルを使用し
た場合、過電流が超電導リアクトルに流れると瞬時にク
エンチして高抵抗化し、これによって三相交流リアクト
ルL13の一次側に高インピーダンスが発生し、過電流
を限流することが可能となる。この超電導リアクトルに
常時流れる電流は直流となるので交流損が発生せず、超
電導リアクトルの冷凍機の簡素化や、安価な直流超電導
線材の利用が可能であること、高価な超電導リアクトル
が一台で済むこと等が挙げられる。なお、超電導リアク
トルはクエンチすると温度が上がるので、超電導リアク
トルを復帰させるためには一度回路から切り離し冷却す
る必要があり、通常、前述した遮断器と併用して使用さ
れる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明に係る三相限流装置によ
れば、一次巻線と空心構造またはギャップ入り鉄心構造
により互いに密に磁気結合させた二次巻線を有する三相
交流リアクトルの一次側を三相交流系統に接続すると共
に、その二次側に、三相交流リアクトルの二次側に接続
された三相整流回路と、その三相整流回路の直流端子間
に接続された直流リアクトルとで構成したことにより
電流で高インピーダンス化する限流素子を接続し、系統
故障により前記限流素子が限流効果を持続している間に
前記二次側を開放するようにしたことから、系統故障
時、三相交流リアクトルの一次巻線が限流効果を発揮す
るので、従来のようなバイパスリアクトルを設ける必要
はなくなることで、コンパクトで安価な三相限流装置を
提供することができる。
【0038】請求項2に係る発明のように、請求項1に
記載した前記系統故障により前記限流素子が限流効果を
持続している間に前記二次側を開放する手段として、三
相交流リアクトルの二次側と限流素子との間に遮断器を
介挿すれば、三相交流リアクトルの二次側を容易かつ速
やかに遮断することができる。
【0039】
【0040】請求項に係る発明のように、請求項1又
は2に記載した前記直流リアクトルを、過電流でクエン
チして高抵抗となる超電導リアクトルとすれば、交流損
が発生せず、超電導リアクトルの冷凍機の簡素化や、安
価な直流超電導線材の利用が可能であり、高価な超電導
リアクトルが一台で済む。
【0041】請求項に係る発明のように、請求項
記載した前記三相整流回路を構成する三対の整流素子の
うち、少なくとも二相を構成する二対の整流素子を整流
スイッチング素子とし、その整流スイッチング素子によ
り系統故障で前記直流リアクトルが限流効果を持続して
いる間に前記二次側を開放するようにすれば、三相交流
リアクトルの二次側と限流素子との間に遮断器を介挿す
る必要がないので、より一層コンパクトで安価な三相限
流装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る三相限流装置の一実施形態を示す
回路図である。
【図2】(a)は交流リアクトルのギャップ入り鉄心構
造を示す構成図で、(b)は交流リアクトルの空心構造
を示す構成図である。
【図3】三相交流リアクトルの動作を説明するための単
相等価回路である。
【図4】(a)は単相変圧器の構造例を示す構成図で、
(b)はエアギャップを有する鉄心リアクトルの構造を
示す構成図である。
【図5】三相限流装置の従来例を示す回路図である。
【図6】バイパスリアクトルを設けた三相限流装置の一
例を示す回路図である。
【符号の説明】
11 三相整流回路 14 三相交流系統 15 一次巻線 16 二次巻線 D16 整流素子(ダイオード) L 直流リアクトル L13 二次巻線を有する三相交流リアクトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−207420(JP,A) 特開 昭56−81039(JP,A) 特開 昭48−97042(JP,A) 特開 平8−316534(JP,A) 特開 平9−130966(JP,A) 特開2000−13993(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 9/02 H01F 6/06 H01F 30/08 H01F 37/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次巻線と空心構造またはギャップ入り
    鉄心構造により互いに密に磁気結合させた二次巻線を有
    する三相交流リアクトルの一次側を三相交流系統に接続
    すると共に、その二次側に、三相交流リアクトルの二次
    側に接続された三相整流回路と、その三相整流回路の直
    流端子間に接続された直流リアクトルとで構成したこと
    により過電流で高インピーダンス化する限流素子を接続
    し、系統故障により前記限流素子が限流効果を持続して
    いる間に前記二次側を開放するようにしたことを特徴と
    する三相限流装置。
  2. 【請求項2】 前記系統故障により前記限流素子が限流
    効果を持続している間に前記二次側を開放する手段とし
    て、三相交流リアクトルの二次側と限流素子との間に遮
    断器を介挿したことを特徴とする請求項1に記載の三相
    限流装置。
  3. 【請求項3】 前記直流リアクトルが、過電流でクエン
    チして高抵抗となる超電導リアクトルであることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の三相限流装置。
  4. 【請求項4】 前記三相整流回路を構成する三対の整流
    素子のうち、少なくとも二相を構成する二対の整流素子
    を整流スイッチング素子とし、その整流スイッチング素
    子により系統故障で前記直流リアクトルが限流効果を持
    続している間に前記二次側を開放するようにしたことを
    特徴とする請求項に記載の三相限流装置。
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