JP3398844B2 - 転送パケット受信装置 - Google Patents

転送パケット受信装置

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JP3398844B2
JP3398844B2 JP12593993A JP12593993A JP3398844B2 JP 3398844 B2 JP3398844 B2 JP 3398844B2 JP 12593993 A JP12593993 A JP 12593993A JP 12593993 A JP12593993 A JP 12593993A JP 3398844 B2 JP3398844 B2 JP 3398844B2
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卓 與澤
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、移動を伴ってネットワ
ーク通信を行うコンピュータ機器等の移動通信装置であ
る移動ホストが、移動先のネットワークに接続された状
態で他のネットワークから転送されてきた転送パケット
を受信するための転送パケット受信装置に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】移動ホストの移動先のネットワークに転
送されてきたパケットを移動先のネットワークにおいて
移動ホストが受信する方式としては、従来より次の2種
類のものが知られている。 【0003】従来の第1の方式は、移動先のネットワー
クでアドレスを割り当ててもらい、そのアドレスを用い
て転送されてきたパケットを受信する方式である(例え
ば、「移動ホスト位置管理装置」特願平04−2995
31号)。以下に、この第1の方式の動作例を図4,図
5を参照しながら説明する。 【0004】移動ホスト1には、ホームのネットワーク
Xに属するホームアドレスHxが割り当てられていると
ともに、移動先のネットワークYにおいて一時アドレス
Tyが割り当てられている。ネットワークXには、移動
ホスト1のホームアドレスHx宛にパケット4を送信す
るホスト2と、ホームアドレスHx宛のパケット5を移
動先の一時アドレスTy宛に転送するパケット転送サー
バ3とが接続されている。また、ネットワークXと移動
先のネットワークYとはルータRを介して接続されてい
る。 【0005】ホームのネットワークXにおいてホスト2
からホームアドレスHx宛のパケット4が送信される。
パケット4のフォーマットは、図5の(a)に示すよう
に、データとヘッダーからなり、ヘッダーは送信先ネッ
トワークアドレス6(ホームアドレスHx)と送信元ネ
ットワークアドレス7(ホスト2のアドレスr)とから
成り立っている。ホスト2からパケット4が送信される
と、同じネットワークXにおいてパケット転送サーバ3
がパケット4を受信し、パケット転送サーバ3はそのパ
ケット4を一時アドレスTy宛のパケット5に変換し、
ルータRを介して移動先のネットワークYに転送する。
その転送パケット5のフォーマットは、図5の(b)に
示すように、ホスト2から受信したパケット4をデータ
部とし、このデータ部にヘッダーとして送信先ネットワ
ークアドレス6(一時アドレスTy)と送信元ネットワ
ークアドレス7(パケット転送サーバ3のアドレスs)
を付加したものである。移動ホスト1は、移動先のネッ
トワークYにおいて一時アドレスTyに基づいて転送パ
ケット5を受信し、ホームアドレスHxが含まれている
ことを確認した後、パケット4を復元して上位層に受け
渡す。 【0006】従来の第2の方式は、移動先のネットワー
クにおいて、転送されてきたパケットを一旦受信するサ
ーバを設け、そのサーバから移動ホストに対してデータ
リンク層相当のアドレス(例えばイーサネットではイー
サネットアドレス)を用いて送信する方式である。この
方式の参考として、例えば、〔J.Ioannidis, D.Ducham
p, and G.Q.Maguire Jr. "IP-based Protocols for Mob
ile Internetworking"ACM SIGCOMM, Sep. 1991〕を挙げ
ることができる。以下に、この第2の方式の動作例を図
6,図7を参照しながら説明する。 【0007】図6に示すイーサネットLANにおいて
は、移動ホスト8にはホームアドレスHが割り当てられ
ているが、このホームアドレスHはどこのネットワーク
にも属さないアドレスである。ネットワークXには、移
動ホスト8のホームアドレスH宛にパケット12を送信
するホスト9と、そのパケット12を受け取りフォーマ
ット変換して転送するサーバ10とが接続されている。
ネットワークXと移動ホスト8の移動先のネットワーク
YとはルータRを介して接続されている。また、移動先
のネットワークYには、サーバ10よりルータRを介し
て送られてくる転送パケット13を受け取り移動ホスト
8に転送するサーバ11が接続されている。 【0008】ホスト9は同じネットワークX上に存在す
るサーバ10にホームアドレスH宛のパケット12を送
信する。パケット12のフォーマットは、図7の(a)
に示すように、データとヘッダーからなり、ヘッダーは
送信先ネットワークアドレス6(ホームアドレスH)と
送信元ネットワークアドレス7(ホスト9のアドレス
r)とから成り立っている。ホスト9からのパケット1
2を受信したサーバ10は、ホームアドレスHをもつ移
動ホスト8の移動先のネットワークY上に存在するサー
バ11のアドレスs2を保持しており、そのサーバ11
宛にカプセル化した転送パケット13をルータRを介し
て送信する。その転送パケット13のフォーマットは、
図7の(b)に示すように、ホスト9から受信したパケ
ット12をデータ部とし、このデータにヘッダーとして
送信先ネットワークアドレス6(サーバ11のアドレス
s2)と送信元ネットワークアドレス7(サーバ10の
アドレスs1)を付加したものである。 【0009】転送パケット13を受信したサーバ11
は、転送パケット13の中にカプセル化されているパケ
ット12を取り出し、それにデータリンク層レベルのパ
ケットとして、送信先イーサネットアドレス15(移動
ホスト8についてのイーサネットアドレスpm)と送信
元イーサネットアドレス16(サーバ11についてのイ
ーサネットアドレスps)をヘッダーとする転送パケッ
ト14を移動ホスト8に送信する。転送パケット14の
フォーマットを図7の(c)に示す。移動ホスト8には
予め送信元イーサネットアドレス16(pm)が与えら
れているので、移動ホスト8は、サーバ11からの転送
パケット14を受信することができ、ホームアドレスH
が含まれていることを確認した後、パケット12を復元
して上位層に受け渡す。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
第1の方式では、移動ホスト1に移動先のネットワーク
Yの一時アドレスTyを割り当ててもらう必要があり、
数に限りのあるネットワークアドレスを浪費するという
問題があった。 【0011】また、従来の第2の方式では、移動先のネ
ットワークYにおいてルータRから移動ホスト8へ至る
までにサーバ11を介在させており、余分な経路を通る
ために時間のロスと通信コストのアップを招くだけでな
く、サーバ11を必要とするという問題があった。 【0012】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、数に限りのあるネットワークアドレ
スを浪費せず、移動先のネットワークにおいて無駄な経
路を通らない転送パケット受信装置を提供することを目
的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明に係る転送パケッ
ト受信装置は、移動ホストのホームネットワーク(ホー
ムアドレスが属するネットワーク)に接続され移動ホス
トの移動先のネットワークにパケットを転送する転送サ
ーバ装置と、前記移動ホストに搭載されたパケット送受
信装置とからなり、前記転送サーバ装置は、移動ホスト
のホームアドレス(移動ホストがネットワークを移動し
ても変更しないアドレス)と移動先ネットワークにおけ
るディレクティドブロードキャストアドレスとの対応関
係を保持するデータ部と、前記ホームアドレス宛のパケ
ットを受信するパケット受信部と、その受信したパケッ
トに前記データ部における対応関係からディレクティド
ブロードキャストアドレスを送信先アドレスとし、転送
パケットであることを示す識別子と前記ホームアドレス
を付加した転送パケットを生成する転送パケット生成部
と、その転送パケットを送出する転送パケット送出部と
から構成されており、前記パケット送受信装置は、自己
のホームアドレスを保持するホームアドレス保持部と、
パケット受信部と、受信したパケット中に前記転送パケ
ットであることを示す識別子が存在するか否かを判別す
る転送パケット識別部と、転送パケットであると判別さ
れたときに受信した転送パケット中のホームアドレスが
前記ホームアドレス保持部のホームアドレスと一致する
か否かを判断するアドレス比較部と、両ホームアドレス
が一致しているときに転送前のオリジナルパケットに復
元するパケット復元部とから構成されているものであ
る。 【0014】 【作用】転送サーバ装置において、そのデータ部に移動
ホストのホームアドレスと移動先ネットワークのディレ
クティドブロードキャストアドレスとの対応関係を保持
しておき、送信先アドレスがホームアドレスのパケット
に対して転送パケット生成部がディレクティドブロード
キャストアドレスと転送パケットであることを示す識別
子とを付加した転送パケットを送出する。移動ホストの
パケット送受信装置において、転送パケット識別部が受
信パケット中に識別子が含まれているか否かを判別し、
ホームアドレス保持部に保持しているホームアドレスと
受信した転送パケット中のホームアドレスとが一致する
か否かをアドレス比較部が判断し、一致しているときに
パケット復元部がオリジナルパケットに復元する。この
場合において、移動先ネットワークに対して転送される
パケットはディレクティドブロードキャストアドレスを
送信先アドレスとして転送されてくるため、移動ホスト
に対して移動先ネットワークよりネットワークアドレス
を割り当てる必要がなくなる。また、転送されてくるパ
ケットの送信先アドレスがディレクティドブロードキャ
ストアドレスであるため、転送サーバ装置から移動ホス
トに対するパケットの転送がダイレクトに行われること
になり、移動先ネットワークにおいてサーバなど余分な
経路をとる特別な中継装置を必要としないですむ。 【0015】 【実施例】以下、本発明の一実施例の転送パケット受信
装置について、図面を参照しながら説明する。 【0016】図1の(a)は移動ホストに搭載されるパ
ケット送受信装置の電気的構成を示すブロック線図、図
1の(b)は移動ホストのホームネットワークに接続さ
れる転送サーバ装置の電気的構成を示すブロック線図で
ある。図2はイーサネットで構成されたローカルネット
ワークの概略構成を示すブロック線図である。 【0017】まず、図2の構成について説明しておく。
33はパケット転送の対象となっておりホームアドレス
Hxを与えられて保持している移動ホスト、Xはその移
動ホスト33のホームネットワーク、Yは移動ホスト3
3の移動先のネットワーク、34は移動ホスト33のホ
ームアドレスHx宛にパケット37を送信するホスト、
35はホームネットワークX上に存在しパケット37を
移動先のネットワークYに転送する転送サーバ装置、3
6はホームネットワークXと移動先のネットワークYと
を接続するルータ、37はホスト34が移動ホスト33
のホームアドレスHx宛に送信するパケット、38は転
送サーバ装置35が移動先のネットワークYにそのネッ
トワークYに制限されたブロードキャストアドレスすな
わちディレクティドブロードキャストアドレスを用いて
転送される転送パケット、38′は転送パケット38の
ネットワークYにおけるデータリンク層レベルのパケッ
ト、即ちイーサネットヘッダを含めたパケット、39は
移動ホスト33のホームアドレスHxとは別のホームア
ドレスHaを有する対象外の移動ホスト、40は既存ホ
ストである。 【0018】ホスト34にはアドレスrが割り当てら
れ、転送サーバ装置35にはアドレスsが割り当てられ
ている。ルータ36はネットワークY側のイーサネット
アドレスとしてprを保持している。移動ホスト33,
39および既存ホスト40はネットワークYに接続され
ている。移動ホスト33,39はともに後述する本発明
に係る図1の(a)のパケット送受信装置Aを備えてい
る。ホームネットワークXに属するホームアドレスHx
を保持している移動ホスト33がパケット転送対象の移
動ホストである。ホームネットワークXに属しないホー
ムアドレスHaを保持している移動ホスト39は転送対
象外である。既存ホスト40はパケット送受信装置Aを
備えていない。 【0019】図1の(a)は移動ホスト33,39に搭
載されているパケット送受信装置Aの具体的構成を示
す。図1の(a)において、17はデータリンク層以下
に相当する下位の通信制御部、18はネットワーク層以
上に相当する上位の通信制御部である。ブロードキャス
トアドレス取得部19は、移動先のネットワークYに制
限されたブロードキャストアドレスすなわちディレクテ
ィドブロードキャストアドレスByを取得する手段であ
る。ホームアドレス保持部20は、移動しても変わらな
いように移動ホスト33に割り当てられたホームアドレ
スHxと、そのホームアドレスHxが属するホームネッ
トワークXに制限されたブロードキャストアドレスであ
るホームディレクティドブロードキャストアドレスBx
とを保持する手段である。移動通知部21は、下位の通
信制御部17を介して転送サーバ装置35に対し、ホー
ムアドレスHxと移動先のディレクティドブロードキャ
ストアドレスByとが含まれた移動通知パケットを作成
して送信する手段である。 【0020】パケット受信部22は、下位の通信制御部
17を介して渡されたネットワーク層相当のパケットを
受信する手段である。転送パケット識別部23は、パケ
ット受信部22より渡されたパケットの中に転送パケッ
トであることを識別するための識別子pが存在するかど
うかを判断し、識別子pが存在するときはそのパケット
を後述するアドレス比較部24に送出し、識別子pが存
在しないときはそのパケットをそのまま上位の通信制御
部18に送出する手段である。アドレス比較部24は、
転送パケット識別部23より渡された転送パケットの中
のホームアドレスHjがホームアドレス保持部20で保
持しているホームアドレスHxと一致するか否かを比較
し、一致するときはその転送パケットを後述するパケッ
ト復元部25に送出し、一致しないときはその転送パケ
ットを破棄する手段である。パケット復元部25は、ア
ドレス比較部24より転送パケットを受け取り、そのホ
ームアドレスHxを送信先ネットワークアドレス6とす
る転送前のオリジナルパケット37を復元し、その復元
したオリジナルパケット37を上位の通信制御部18に
送出する手段である。 【0021】図1の(b)はホームネットワークXに接
続されている転送サーバ装置35の具体的構成を示す。
図1の(b)において、26は物理的な通信回線を制御
する回線制御部、27は移動ホスト33における移動通
知部21より送信されてきた移動通知パケットを回線制
御部26を介して受信する移動通知受信部、28は移動
ホスト33のホームアドレスHxと移動先のディレクテ
ィドブロードキャストアドレスByとの対応関係(H
x;By)を保持するためのデータ部である。 【0022】データ更新部29は、移動通知受信部27
によって受信した移動通知パケットに含まれる対応関係
(Hx;By)をチェックし、そのうちのホームアドレ
スHxがデータ部28に存在しているか否かを判断し、
存在しているときはデータ部28においてそのホームア
ドレスHxに対応したディレクティドブロードキャスト
アドレスByに更新し、存在していないときはデータ部
28に対してその対応関係(Hx;By)を書き込む手
段である。パケット受信部30は、データ部28に格納
されている移動ホスト33のホームアドレスHx宛のパ
ケット37を回線制御部26を介して受信する手段であ
る。転送パケット生成部31は、パケット受信部30が
受信したパケット37に対して、データ部28に格納さ
れている対応関係(Hx;By)より移動ホスト33の
ホームアドレスHxに対応した移動先のディレクティド
ブロードキャストアドレスByを送信先アドレスとし
て、また、自己のアドレスsを送信元アドレスとして付
加し、さらに、転送パケットであることを示す識別子p
をヘッダーに付加して転送パケット38を生成する手段
である。転送パケット送出部32は、転送パケット生成
部31で生成された転送パケット38を送出するために
回線制御部26に渡す手段である。 【0023】次に、上記のように構成された転送パケッ
ト受信装置の動作を説明する。 【0024】いま、移動ホスト33がネットワークYに
移動してきてネットワークYに接続されたとする。する
とまず、移動ホスト33におけるブロードキャストアド
レス取得部19が移動先のネットワークYのディレクテ
ィドブロードキャストアドレスByを取得し、これを移
動通知部21に渡す。移動通知部21は、ホームアドレ
ス保持部20に格納されているホームアドレスHxとホ
ームネットワークXに属するホームディレクティドブロ
ードキャストアドレスBxとを参照し、ホームアドレス
Hxと移動先のディレクティドブロードキャストアドレ
スByとの対応関係(Hx;By)を含み、送信先アド
レスをディレクティドブロードキャストアドレスBxに
設定した移動通知パケットを下位の通信制御部17を介
して転送サーバ装置35に送出する。 【0025】転送サーバ装置35においては、その移動
通知受信部27が回線制御部26を介して送られてきた
移動通知パケットを受信し、移動通知受信部27はその
移動通知パケットに含まれているホームアドレスHxと
移動先のディレクティドブロードキャストアドレスBy
との対応関係(Hx;By)をデータ更新部29に渡
す。データ更新部29は、受け取ったその対応関係(H
x;By)に従ってデータ部28を検索し、データ部2
8に該当するホームアドレスHxが存在しているときは
対応するディレクティドブロードキャストアドレスBy
に更新する一方、ホームアドレスHxがデータ部28に
存在していないときは受け取った対応関係(Hx;B
y)をデータ部28に書き込む。以上により、準備が整
ったことになる。 【0026】ホスト34がホームネットワークXにおい
てホームアドレスHx宛のパケット37をネットワーク
X上に送出する。そのパケット37のフォーマットの例
を図3の(a)に示す。6は送信先ネットワークアドレ
ス(ホームアドレスHx)、7は送信元ネットワークア
ドレス(ホスト34のアドレスr)である。転送サーバ
装置35におけるパケット受信部30は、データ部28
に登録されているホームアドレスHxを参照して、その
ホームアドレスHxを含んでいるパケット37を受信
し、転送パケット生成部31に渡す。転送パケット生成
部31は、データ部28に登録されているディレクティ
ドブロードキャストアドレスByを送信先アドレスとし
て設定し、かつ、転送パケットであることを示す識別子
pを有するヘッダーをパケット37の先頭に付加して転
送パケット38を生成し、その転送パケット38を転送
パケット送出部32に渡す。転送パケット送出部32
は、受け取った転送パケット38を回線制御部26を介
して移動先のネットワークYに向けて送出する。 【0027】転送パケット38のフォーマットを図3の
(b)に示す。6は送信先ネットワークアドレス(移動
先のディレクティドブロードキャストアドレスBy)、
7は送信元ネットワークアドレス(転送サーバ装置35
のアドレスs)、41は識別子pを格納するフィールド
である。なお、識別子pについては、ネットワークプロ
トコルの一種であるTCP/IP(Transmission Contr
ol Protocol / Internet Protocol)の場合、IPパケッ
トヘッダーのプロトコル番号を示すフィールドを用いて
転送パケットであることを示すプロトコル番号を特別に
設けることで、その識別に対応することができる。 【0028】転送サーバ装置35から送出された転送パ
ケット38はルータ36を経て、移動先のネットワーク
Yに送られる。ルータ36は、転送パケット38に含ま
れる送信先アドレスが移動先のネットワークYのディレ
クティドブロードキャストアドレスByであることを判
断して、データリンク層相当のアドレスであるイーサネ
ットアドレスのブロードキャストアドレスpBを送信先
イーサネットアドレスに設定した転送パケット38′を
ネットワークYに送り出す。イーサネットヘッダーを含
む転送パケット38′のフォーマットを図3の(c)に
示す。42は送信先イーサネットアドレス、43は送信
元イーサネットアドレスである。 【0029】次に、移動先のネットワークYに接続され
ている移動ホスト33が転送パケット38′を受信した
ときの動作を説明する。下位の通信制御部17を介して
転送パケット38′を受信したパケット受信部22は、
その転送パケット38′を転送パケット識別部23に渡
す。転送パケット識別部23は、受け取ったパケットに
転送パケットであることを示す識別子pが含まれている
かどうかを判断し、識別子pが含まれているときはその
転送パケット38′をアドレス比較部24に渡し、識別
子pがないときはそのパケットをそのまま上位の通信制
御部18に渡す。転送パケット38′を受け取ったアド
レス比較部24は、転送パケット38′に含まれている
ホームアドレスHjとホームアドレス保持部20に保持
しているホームアドレスHxとを比較し、両者が一致し
ているときはその転送パケット38′をパケット復元部
25に渡し、不一致のときはその転送パケット38′を
破棄する。パケット復元部25は、受け取った転送パケ
ット38′に含まれているホームアドレスHxの送信先
アドレスとするところの転送前と同じオリジナルパケッ
ト37(図3の(a)参照)を復元し、それを上位の通
信制御部18へ渡す。 【0030】ところで、もう一つの移動ホスト39も図
1の(a)に示す本発明のパケット送受信装置Aを搭載
している。しかし、それが保持しているホームアドレス
はHaである。この移動ホスト39においては、転送パ
ケット38′を受信したとき、これに識別子pが含まれ
ているので、その転送パケット38′を転送パケット識
別部23からアドレス比較部24に渡すが、その転送パ
ケット38′に含まれているホームアドレスHxがホー
ムアドレス保持部20に保持されているホームアドレス
Haと不一致となるので、その転送パケット38′はア
ドレス比較部24において破棄されることになる。 【0031】また、既存ホスト40にあっては、図1の
(a)に示すパケット送受信装置Aを搭載しておらず、
転送パケットであることを示す識別子pを認識すること
ができないため、受信した転送パケット38′はそのま
ま破棄されることになる。 【0032】以上のようにして、ホスト34からホーム
アドレスHx宛に送出されたパケット37は、該当する
移動ホスト33においてのみオリジナルパケット37と
して復元されることになる。 【0033】なお、転送サーバ装置35と同等の機能を
もつ装置をホスト34上に設け、ホームアドレスHx宛
のパケット37をネットワークに送出する前の段階から
転送パケット38に変換して送出するように構成しても
よい。 【0034】 【発明の効果】以上のように本発明は、移動先ネットワ
ークに対して転送すべきパケットがディレクティドブロ
ードキャストアドレスを送信先アドレスとするパケット
として転送するように構成したので、移動先ネットワー
クより移動ホストにそのネットワークのアドレスを割り
当てる必要がなく、数に限りのあるネットワークアドレ
スの浪費を防止することができる。さらに、転送サーバ
装置から移動ホストへのパケット転送がダイレクトに行
われるため、移動先ネットワークにおいてサーバなど余
分な経路をとる中継装置が不要となり、時間ロスと通信
コストアップを防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る転送パケット受信装置
において移動ホストに搭載されるパケット送受信装置の
電気的構成、および、移動ホストのホームネットワーク
に接続される転送サーバ装置の電気的構成を示すブロッ
ク線図である。 【図2】実施例においてイーサネットで構成されたロー
カルネットワークの概略構成を示すブロック線図であ
る。 【図3】実施例において転送パケット受信装置について
のパケットフォーマットである。 【図4】従来の第1の方式に係る転送パケット受信装置
についてのローカルネットワークの概略構成を示すブロ
ック線図である。 【図5】従来の第1の方式におけるパケットフォーマッ
トである。 【図6】従来の第2の方式に係る転送パケット受信装置
についてのローカルネットワークの概略構成を示すブロ
ック線図である。 【図7】従来の第2の方式におけるパケットフォーマッ
トである。 【符号の説明】 1…移動ホスト 2…ホスト 3…パケット転送サ
ーバ 4…パケット 5…転送パケット 6…送
信先ネットワークアドレス 7…送信元ネットワーク
アドレス 8…移動ホスト 9…ホスト 10…
サーバ 11…サーバ 12…パケット 13…転送パケッ
ト 14…パケット 15…送信先イーサネットアドレス 16…送信元イ
ーサネットアドレス R…ルータ 17…下位の通信制御部 18…上位
の通信制御部 19…ブロードキャストアドレス取得
部 20…ホームアドレス保持部 21…移動通知
部 22…パケット受信部 23…転送パケット識
別部 24…アドレス比較部 25…パケット復元
部 26…回線制御部 27…移動通知受信部
28…データ部 29…データ更新部 30…パケ
ット受信部 31…転送パケット生成部 32…転
送パケット送出部 33…移動ホスト 34…ホス
ト 35…転送サーバ装置 A…パケット送受信装
置 36…ルータ 37…パケット 38…転送パケッ
ト 38′…転送パケット 39…移動ホスト
40…既存ホスト X…ホームネットワーク Y…
移動先のネットワーク Hx…ホームアドレス p
…転送パケットであることを示す識別子 By…ディ
レクティドブロードキャストアドレス pr…イーサネットアドレス pB…イーサネットア
ドレスのブロードキャストアドレス
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−29338(JP,A) 特開 平1−296830(JP,A) 特開 平5−14438(JP,A) 特開 平6−334655(JP,A) 特開 平3−286644(JP,A) 特開 平5−83260(JP,A) 特開 平5−227161(JP,A) 特開 平6−95998(JP,A) 特開 平6−149689(JP,A) 和田浩美 與澤卓 大西達也 田中康 宣,パケット転送に基づく異動透過通信 方式,電子情報通信学会技術研究報告 SSE92−53〜68,1992年 9月18日, Vol.92 No.218,p.85−90 寺岡文男 横手靖彦 所真理雄,VI P:仮想インターネットプロトコル,情 報処理学会研究報告 91−DPS−51, 1991年 7月 5日,Vol.91 N o.53,p.1−8 塚本昌彦 田中理恵子,デフォルトア ドレスと寿命値パラメタを用いた高域移 動体通信のためのルーティングプロトコ ル,情報処理学会研究報告 92−DPS −58,1992年11月20日,Vol.92 N o.91,p.17−24 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/00 H04L 12/00 H04B 3/00 H04B 7/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 移動ホストのホームネットワーク(ホー
    ムアドレスが属するネットワーク)に接続され移動ホス
    トの移動先のネットワークにパケットを転送する転送サ
    ーバ装置と、前記移動ホストに搭載されたパケット送受
    信装置とからなり、 前記転送サーバ装置は、移動ホストのホームアドレス
    (移動ホストがネットワークを移動しても変更しないア
    ドレス)と移動先ネットワークにおけるディレクティド
    ブロードキャストアドレスとの対応関係を保持するデー
    タ部と、前記ホームアドレス宛のパケットを受信するパ
    ケット受信部と、その受信したパケットに前記データ部
    における対応関係からディレクティドブロードキャスト
    アドレスを送信先アドレスとし、転送パケットであるこ
    とを示す識別子と前記ホームアドレスを付加した転送パ
    ケットを生成する転送パケット生成部と、その転送パケ
    ットを送出する転送パケット送出部とから構成されてお
    り、 前記パケット送受信装置は、自己のホームアドレスを保
    持するホームアドレス保持部と、パケット受信部と、受
    信したパケット中に前記転送パケットであることを示す
    識別子が存在するか否かを判別する転送パケット識別部
    と、転送パケットであると判別されたときに受信した転
    送パケット中のホームアドレスが前記ホームアドレス保
    持部のホームアドレスと一致するか否かを判断するアド
    レス比較部と、両ホームアドレスが一致しているときに
    転送前のオリジナルパケットに復元するパケット復元部
    とから構成されていることを特徴とする転送パケット受
    信装置。
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和田浩美 與澤卓 大西達也 田中康宣,パケット転送に基づく異動透過通信方式,電子情報通信学会技術研究報告 SSE92−53〜68,1992年 9月18日,Vol.92 No.218,p.85−90
塚本昌彦 田中理恵子,デフォルトアドレスと寿命値パラメタを用いた高域移動体通信のためのルーティングプロトコル,情報処理学会研究報告 92−DPS−58,1992年11月20日,Vol.92 No.91,p.17−24
寺岡文男 横手靖彦 所真理雄,VIP:仮想インターネットプロトコル,情報処理学会研究報告 91−DPS−51,1991年 7月 5日,Vol.91 No.53,p.1−8

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