JP3397708B2 - 光ケーブル固定装置 - Google Patents

光ケーブル固定装置

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JP3397708B2
JP3397708B2 JP01420899A JP1420899A JP3397708B2 JP 3397708 B2 JP3397708 B2 JP 3397708B2 JP 01420899 A JP01420899 A JP 01420899A JP 1420899 A JP1420899 A JP 1420899A JP 3397708 B2 JP3397708 B2 JP 3397708B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機器に接続さ
れる光ケーブルを固定するための光ケーブル固定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近時、光通信網の発展により、光ケーブ
ルを使用して情報の伝達を行う通信機器が増大してきて
いる。また、デジタル技術の発展により、通信機器が小
型化され、一つの装置架に多数の通信機器が収容される
ようになってきている。一方では、装置架の設置面積を
小さくするため、幅の狭い装置架が開発されており、回
線数の増加に対応して、順次装置架を増設することによ
り、常に、装置架の設置面積を最小にすることが行われ
ている。
【0003】このような技術の発達に伴い、一つの装置
架に導入される光ケーブルの本数が、従来に比べ大幅に
増加してきている。この結果、装置架内に導入された光
ケーブルを幅方向に沿って一列に固定する従来の形態で
は、全ての光ケーブルを固定できなくなってきている。
そこで、本発明者は、装置架内に導入された光ケーブル
を幅方向に沿って二列に固定する光ケーブル固定装置を
提案した。
【0004】図36は、本発明者が提案した光ケーブル
固定装置1を装置架2内に取り付けた状態を示してい
る。光ケーブル固定装置1は、光ケーブル3を上部から
導入するために装置架2の上部に取り付けられている。
なお、この光ケーブル固定装置1は、未だ公知ではな
い。光ケーブル固定装置1の下方には、複数の収容ユニ
ット4が配置されており、各収容ユニット4には、複数
の通信機器5が収容されている。
【0005】光ケーブル固定装置1は、図37に示すよ
うに、前面Fが開口した直方体状の装置本体6を有して
いる。装置本体6内には、同一の大きさの矩形状をした
2枚の固定板7a、7bが、前後方向に間隔を置いて配
置されている。また、装置本体6内には、各固定板7
a、7bの幅方向の両側に対応する位置に、断面L字状
の取付金具8a、8bが、上下に間隔を置いて2箇所ず
つ、合計8箇所に固定されている。各固定板7a、7b
は、それぞれ取付金具8a、8bにねじ止めされ、装置
本体6内に着脱自在に取り付けられている。
【0006】上方から導入された光ケーブル3は、図3
8に示すように、固定板7bに固定された断面半円筒形
状の受け台9および断面半円筒形状の固定金具10によ
りねじ止めされている。装置本体6の奥側に取り付けら
れた固定板7aには、固定板7bと同様にして、光ケー
ブル3が取り付けられている。上述した光ケーブル固定
装置1では、以下示すように光ケーブル3の固定が行わ
れる。
【0007】すなわち、先ず、図37に示したように、
固定板7aが奥側の取付金具8aに取り付けられた後
に、装置本体6に導入された光ケーブル3が、固定金具
10を使用して固定板7aの所定の位置にねじ止めされ
る。次に、固定板7bが前面F側の取付金具8bに取り
付けられ、この後に、装置本体6に導入された光ケーブ
ル3が、固定金具10を使用して固定板7bの所定の位
置にねじ止めされる。そして、固定板7a、7bに固定
された光ケーブル3の先端から延びる光コード3aが、
下方の通信機器5に接続される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな光ケーブル固定装置1では、固定板7aは、前面F
から離れた取付金具8aに取り付けられているため、光
ケーブル3の取り付けは、手を延ばして手探り状態で行
わなくてはならず、作業性が悪いという問題があった。
また、取付後の緩みチェック等の品質検査が行いにくい
という問題もあった。
【0009】このため、一般には、固定板7a、7bは
常に手前側の取付金具8bに取り付けた状態で光ケーブ
ル3の取り付けが行われている。すなわち、上述した光
ケーブル固定装置1では、図39に示すように、装置本
体6の奥側に固定される固定板7aが、先ず前面F側の
取付金具8bにねじ止めされる。そして、光ケーブル3
は、固定金具10により固定板7aの所定の位置にねじ
止めされる。
【0010】この後、図40に示すように、固定板7a
は、取付金具8bから一端取り外され、前後方向に傾け
た状態で、手前側の取付金具8bを避けて、奥側の取付
金具8aに取り付けられる。この後、図38に示したよ
うに、固定板7bが、前面F側の取付金具8bに取り付
けられ、光ケーブル3が固定金具10により固定板7b
にねじ止めされる。
【0011】しかしながら、このような光ケーブル3の
固定方法では、装置本体6の奥側に固定される固定板7
aを、先ず手前側の取付金具8bにねじ止めし、光ケー
ブル3を取り付けた後に、前面F側に位置する取付金具
8bを避けて、奥側の取付金具8aに取り付け直さなけ
ればならないため、作業時間が多大に掛かるという問題
があった。
【0012】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたもので、光ケーブルを、容易かつ確実に
固定することができる光ケーブル固定装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の光ケーブル固
定装置は、開口部を有する装置本体と、前記装置本体内
に立設され、光ケーブルを固定する光ケーブル固定部を
設けた複数の固定板とを備え、前記装置本体内の両側部
には、前後方向に沿って上下に対向して設けられた複数
の係合部が設けられ、前記固定板の両側における上部お
よび下部には、該固定板の上端および下端からの突出時
に前記係合部に係止される可動爪を有する係止機構が設
けられたことを特徴とする。
【0014】請求項2の光ケーブル固定装置は、請求項
1記載の光ケーブル固定装置において、前記装置本体内
の両側部には、前後方向に延在する支持片が設けられ、
前記各固定板の両側には、前記支持片に挿入され該固定
板を前後方向に移動自在に支持する切込が設けられたこ
とを特徴とする。請求項3の光ケーブル固定装置は、請
求項1または請求項2記載の光ケーブル固定装置におい
て、前記係止機構は、前記固定板に固定され、収納空間
を有する収納部と、前記収納部内に上下方向に可動自在
に収納され、前記可動爪および前記固定板を介してねじ
部材が螺合されるねじ穴を有する可動部とを備え、前記
固定板には、前記各可動部の前記ねじ穴に対応する位置
に、ねじ部材を挿入する長円穴が上下方向に沿って設け
られたことを特徴とする。
【0015】請求項4の光ケーブル固定装置は、請求項
1または請求項2記載の光ケーブル固定装置において、
前記係止機構は、前記固定板に固定され、収納空間を有
する収納部と、前記収納部内に上下方向に可動自在に収
納され、前記可動爪および上側に向けて前記固定板側に
傾斜する傾斜部を有する可動部とを備え、前記固定板に
は、前記各傾斜部をそれぞれ押圧するねじ部材を螺合す
るねじ穴が設けられたことを特徴とする。
【0016】請求項5の光ケーブル固定装置は、請求項
1または請求項2記載の光ケーブル固定装置において、
前記係止機構は、前記固定板に固定され、収納空間を有
する収納部と、前記各収納部内に収納され、一端に前記
可動爪が設けられ、他端を前記固定板側に固定された前
後方向に可撓性を有する可動部とを備え、前記固定板に
は、前記各可動部の前記一端側をそれぞれ押圧する押圧
部材を取り付ける貫通穴またはねじ穴が設けられたこと
を特徴とする。
【0017】請求項6の光ケーブル固定装置は、開口部
を有する装置本体と、前記装置本体内に立設され、光ケ
ーブルを固定する光ケーブル固定部を設けた複数の固定
板とを備え、前記装置本体内の両側部には、前後方向に
間隔を置いて固定され、内側に向けて相互に対向する複
数の突出部が設けられ、前記固定板の両側には、折曲部
が設けられ、該折曲部には、前記突出部に係止され該固
定板を着脱自在に支持する切欠部が設けられたことを特
徴とする。
【0018】請求項7の光ケーブル固定装置は、開口部
を有する装置本体と、前記装置本体内に立設され、光ケ
ーブルを固定する光ケーブル固定部を設けた複数の固定
板とを備え、前記装置本体内の両側部には、前後方向に
間隔を置いて固定され、ねじ穴を有する内側に向けて突
出した複数の突出部が設けられ、前記固定板には、前記
各突出部の前記ねじ穴に螺合するねじ部材の取付穴と、
該固定板の前後方向への移動時に、前記突出部との衝突
を防止する切欠部が設けられたことを特徴とする。
【0019】請求項8の光ケーブル固定装置は、開口部
を有する装置本体と、前記装置本体内の奥側に立設さ
れ、光ケーブルを固定する複数の光ケーブル固定部が設
けられた固定板と、前記装置本体内の手前側に立設さ
れ、光ケーブルを固定する複数の光ケーブル固定部が設
けられた、前記装置本体の外部に向けて回動自在な可動
固定板とを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項9の光ケーブル固定装置は、請求項
8記載の光ケーブル固定装置において、前記可動固定板
は、幅方向に並設された2枚の可動固定板片からなり、
前記各可動固定板片は、それぞれ前記装置本体内の両側
部に回動自在に固定されたことを特徴とする。
【0021】請求項10の光ケーブル固定装置は、請求
項8記載の光ケーブル固定装置において、前記可動固定
板は、前記装置本体内の上部に回動自在に固定され、前
記装置本体および前記可動固定板には、該可動固定板の
回動時の状態を保持する保持機構が設けられたことを特
徴とする。
【0022】(作用)請求項1の光ケーブル固定装置で
は、先ず、固定板が、装置本体内の手前側に立設され、
この固定板の上部および下部からそれぞれ可動爪を突出
させる。この操作により、各可動爪は、装置本体内の最
も手前側に位置する係合部に係止され、固定板が装置本
体内に固定される。この後、装置本体に導入された光ケ
ーブルが、光ケーブル固定部に固定される。
【0023】光ケーブルの固定後に、可動爪を収納して
係合部への係止を解除する。そして、奥側に位置する係
合部に可動爪を係止することで、光ケーブルを固定した
固定板が装置本体内の最も奥側に固定される。次に、別
の固定板が、可動爪を最も手前側に位置する係合部に係
止して、装置本体内に固定され、光ケーブルが光ケーブ
ル固定部に固定される。そして、再び可動爪の係合部へ
の係止が解除され、奥側の別の係合部に可動爪を係止す
ることで、固定板が装置本体内の奥側に固定される。
【0024】このようにして、複数の固定板が、手前側
で光ケーブルを固定した後に、順次、奥側に固定されて
いき、光ケーブルの固定作業が作業性よく行われる。請
求項2の光ケーブル固定装置では、固定板は、両側に設
けられた切込を装置本体内の両側部の支持片に挿入し、
装置本体内に支持される。そして、可動爪を最も手前側
に位置する係合部に係止して固定板が装置本体内に固定
され、光ケーブルが光ケーブル固定部に固定される。
【0025】この後、可動爪を収納して係合部への係止
が解除され、固定板は、切込を支持片に摺動しながら奥
側に移動され、可動爪を奥側の係合部に係止して装置本
体内の奥側に固定される。このため、光ケーブルを固定
した固定板の装置本体内の奥側への移動が円滑に行われ
る。また、光ケーブルを固定して重量が増大した固定板
を手で支えることなく、装置本体の奥側に押すだけで、
容易に固定板の移動が行われる。
【0026】請求項3の光ケーブル固定装置では、係止
機構の収納部に収納される可動部のねじ穴に、固定板の
長円穴を介してねじ部材が螺合される。この螺合によ
り、可動部が固定板側に引き寄せられ、可動爪が固定板
の上部および下部における所定の位置に固定される。こ
のため、ねじ部材を緩めた状態で、ねじ部材を長円穴に
沿って上側または下側に移動し、再びねじ部材を螺合す
るだけで、可動爪が固定板の上部または下部から突出さ
れ、係合部に係止される。
【0027】請求項4の光ケーブル固定装置では、係止
機構の収納部に収納される可動部の傾斜部に、固定板の
ねじ穴に螺合されたねじ部材の先端が当接される。そし
て、ねじ部材を締め付けていくことで、傾斜部がねじ部
材の先端により押圧される。この押圧力の一部は、傾斜
部により上側に向けた力に変換されるため、可動部は上
方に移動する。したがって、ねじ部材を締め付けること
により、固定板の上部の可動爪は収納部から突出し、固
定板の下部の可動爪は収納部に収納される。また、ねじ
部材を緩めることにより、重力の作用で、固定板の上部
の可動爪は収納部に収納され、固定板の下部の可動爪は
収納部から突出する。すなわち、固定板の上部に位置す
るねじ部材を締め付け、固定板の下部に位置するねじ部
材を緩めることにより、可動爪が係合部に係止される。
また、固定板の上部に位置するねじ部材を緩め、固定板
の下部に位置するねじ部材を締め付けることにより、可
動爪の係合部へ係止が解除される。
【0028】請求項5の光ケーブル固定装置では、係止
機構の収納部に収納される可撓性を有する可動部の一端
側が、固定板の貫通穴またはねじ穴に取り付けられる押
圧部材により押圧され、この押圧により可動部が固定板
に固定された他端を支点として撓むことで、可動部の一
端に設けられた可動爪が収納部内に収納され、可動爪の
係合部への係止が解除される。また、可動爪の係合部へ
の係止は、押圧部材の可動部への押圧を解除すること
で、可動部の撓みが元に戻り、可動爪が収納部から突出
することで行われる。
【0029】請求項6の光ケーブル固定装置では、先
ず、固定板が、装置本体内の手前側に立設され、固定板
の両側の折曲部に設けられた切欠部が、装置本体内の最
も手前側に位置する突出部に係止され、固定板が装置本
体内に支持される。この後、装置本体に導入された光ケ
ーブルが、光ケーブル固定部に固定される。次に、光ケ
ーブルを固定した固定板を上方に持ち上げながら、手前
側に引くことで、切欠の突出部への係止が解除される。
この後、光ケーブルを固定した固定板が、奥側に位置す
る突出部に切欠を係止することで、装置本体内の最も奥
側に支持される。
【0030】次に、別の固定板が、切欠部を最も手前側
に位置する突出部に係止して、装置本体内に支持され、
光ケーブルが光ケーブル固定部に固定される。そして、
再び固定板が突出部から外され、光ケーブルを固定した
固定板が、切欠を奥側に位置する突出部に係止して、装
置本体内の奥側に支持される。このようにして、複数の
固定板が、手前側で光ケーブルを固定した後に、順次、
奥側に支持されていき、光ケーブルの固定作業が作業性
よく行われる。
【0031】請求項7の光ケーブル固定装置では、先
ず、固定板が、装置本体内の手前側に立設され、固定板
の取付穴を介してねじ部材が突出部のねじ穴に螺合さ
れ、固定板が装置本体内に固定される。この後、装置本
体に導入された光ケーブルが、光ケーブル固定部に固定
される。次に、ねじ部材を取り外した後に、光ケーブル
を固定した固定板が、装置本体内の奥側に移動される。
そして、ねじ部材を最も奥側の突出部のねじ穴に螺合す
ることで、固定板が装置本体内の最も奥側に固定され
る。
【0032】次に、別の固定板が、最も手前側に位置す
る突出部にねじ止めされ、光ケーブルが光ケーブル固定
部に固定される。そして、再び光ケーブルを固定した固
定板が取り外され、奥側に位置する突出部のねじ止めさ
れて、装置本体内の奥側に固定される。このようにし
て、複数の固定板が、前面側で光ケーブルを固定した後
に、順次、奥側に固定されていき、光ケーブルの固定作
業が作業性よく行われる。
【0033】請求項8の光ケーブル固定装置では、先
ず、装置本体内の手前側に立設された可動固定板が前方
側に回動され、装置本体内の奥側に配設された固定板の
光ケーブル固定部が、開口部から操作可能にされる。こ
の後、この固定板に光ケーブルが固定される。次に、可
動固定板が元の位置に回動され、可動固定板の光ケーブ
ル固定部に光ケーブルが固定される。
【0034】このため、奥側の固定板を一切移動するこ
となく、また、前面側の可動固定板を取り外すことな
く、固定板および可動固定板に光ケーブルが固定され
る。請求項9の光ケーブル固定装置では、2枚の可動固
定板片がそれぞれ両側に開かれた状態で、装置本体内の
奥側に配設された固定板に光ケーブルが固定される。請
求項10の光ケーブル固定装置では、可動固定板が上側
に開かれた状態で、装置本体内の奥側に配設された固定
板に光ケーブルが固定される。この際、保持機構によ
り、可動固定板が上側に開いた状態で保持されるため、
可動固定板を手で支持する必要がなく、固定板への光ケ
ーブルの固定が容易に行われる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。図1ないし図3は、本発明の光
ケーブル固定装置の第1の実施形態(請求項1ないし請
求項3に対応する)を示している。図において、装置本
体20は、板金等を折曲加工することにより形成されて
いる。装置本体20の前面F(手前に対応する)には、
光ケーブル22の固定等を行う開口部20aが形成され
ており、上面Uの中央には、光ケーブル22を導入する
導入開口部20bが形成されている。
【0036】装置本体20の上面Uには、幅方向Wの両
側に、前後方向Aに間隔を置いて、係合穴24(係合部
に対応する)が複数箇所に形成されている。装置本体内
20内の両側部20c、20dには、それぞれ断面L字
状の金具26が、水平片26aを内側に突出して、前後
方向Aに沿って固定されている。各金具26には、上面
Uの係合穴24に対向する位置に、係合穴28(係合部
に対応する)が形成されている。
【0037】装置本体20内の両側部20c、20dに
は、上面Uと金具26との間に、断面L字状の金具30
(支持片に対応する)が、水平片30aを内側に突出し
て、前後方向Aに沿って固定されている。金具30に
は、背面R側に上側に向けて折曲された当接部30bが
形成されている。装置本体20内には、開口部20aか
ら収納可能な大きさの矩形状の2枚の固定板32が前後
方向に間隔を置いて配置されている。固定板32は、鋼
板等により形成されている。
【0038】固定板32の開口部20a側の面には、装
置本体20内に導入される光ケーブル22をこの固定板
32に固定するための光ケーブル固定具34が固定され
ている。光ケーブル固定具34は、横断面円弧状の凹溝
を幅方向Wに沿って6箇所に有するケーブル固定片34
a、34bにより構成されており、アルミニウム合金等
により形成されている。ケーブル固定片34a、34b
は、凹溝を合わせて凹溝内に光ケーブル22を挟持した
状態で相互にねじ36により固定されている。
【0039】固定板32の四隅には、図2に示すよう
に、上下方向Bに沿って長円穴32aが形成されてい
る。固定板32の両側には、それぞれ同じ高さに、内側
に向けて切込32cが形成されている。また、固定板3
2には、背面R側の面に各長円穴32aを覆って係止具
38(係止機構に対応する)が固定されている。
【0040】係止具38は、図3に示すように、板金等
を折曲加工して形成されており、袋状の収納空間Sを有
する直方体状の収納部40と、この収納部40の幅方向
Wの両側に延在し、固着面42aを有する縁部42とを
有している。収納部40の中央上部には、上部を切り欠
いて開口部40aが形成されている。収納部40の背面
R側には、固定板32の長円穴32aと同じ大きさの長
円穴40bが上下方向Bに沿って形成されている。
【0041】収納部40内には、ナイロン樹脂等からな
る直方体状の可動駒44(可動部に対応する)が、上下
方向Bに可動自在に収納されている。可動駒44の中央
には、前後方向にねじ穴44aが形成され、可動駒44
の上端には、開口部40aに向けて突出する可動爪44
bが形成されている。可動駒44の幅は、可動駒44を
収納部40内で上下方向Bに移動した際に、可動爪44
bが収納部40の上部に衝突することなく、確実に開口
部40aから突出できるように、収納部40の幅より若
干小さい程度にされている。したがって、可動駒44が
収納部40内で回動することはない。
【0042】係止具38は、長円穴40bを固定板32
の長円穴32aに対向させて、縁部42を固定板32に
接着することにより、固定板32に固定されている。ま
た、可動駒44のねじ穴44aには、固定板32の長円
穴32aを介して、ねじ46(ねじ部材に対応する)が
取り付けられている。ねじ46を締め付けることによ
り、可動駒44は、固定板32側に引き寄せされ、可動
爪44bを所定の位置に固定することができる。
【0043】そして、図4に示すように、各固定板32
は、係止具38の可動爪44bを係合穴24、28にそ
れぞれ係止して、装置本体20内の所定の位置に取り付
けられている。ここで、装置本体20内の背面R側に取
り付けられた固定板32は、金具30の当接部30bに
当接している。
【0044】図5は、上述した光ケーブル固定装置を備
えた装置架48の一例を示している。この装置架48
は、上方から光ケーブル22を導入する導入ユニット5
0と、上下方向に隣接する複数の収容ユニット52とを
有して構成されている。導入ユニット50内には、上述
した装置本体20が収納されている。各収容ユニット5
2には、複数の通信機器54が収容されている。そし
て、装置架48の上方から導入された光ケーブル22
が、装置本体20の各固定板32の光ケーブル固定具3
4に固定され、図示しない中継用の光コード等を介して
所定の通信機器54に接続されている。
【0045】上述した光ケーブル固定装置では、以下示
すように、光ケーブル22の固定が行われる。すなわ
ち、先ず、図6に示すように、固定板32が、装置本体
20の開口部20aから収納され、固定板32の両側の
切込32cが、それぞれ金具30の水平片30aに挿入
される。固定板32は、係止具38の可動爪44bが、
前方開口部20a側の係合穴24、28に係止可能な位
置まで、移動される。この際、固定板32は、切込32
cにより金具30に支持されているため、背面R側に押
すだけで容易に移動される。
【0046】ここで、図7に示すように、固定板32の
移動は、係止具38の可動爪44bを収納部40に収納
した状態で行われる。この際、固定板32の下側の可動
駒44は、重力により可動爪44bが収納部40から飛
び出すことを防止するため、ねじ46を締め付けて固定
板32に固定しておく。固定板32の上側の可動駒44
は、ねじ46で固定してもよく、固定しなくてもよい。
【0047】次に、図8に示すように、ねじ46を緩め
た状態で、可動駒44を動かすことにより、可動爪44
bをそれぞれ係合穴24、28に係止する。この際、図
示しないドライバ等の工具の先端をねじ46の頭に当て
た状態で、工具を上下方向Bに移動することで、容易
に、可動駒44が移動し、可動爪44bがそれぞれ係合
穴24、28に係止される。そして、可動爪44bを係
合穴24、28に係止した後、そのまま工具でねじ46
を締め付けることで、可動駒44が固定板32に容易に
固定される。
【0048】この後、図9に示すように、上方から導入
した光ケーブル22が、光ケーブル固定具34のケーブ
ル固定片34aに装着され、ケーブル固定片34bとと
もに挟持される。そして、ねじ36によりケーブル固定
片34a、34bを相互に固定することにより、光ケー
ブル22が固定板32に固定される。次に、ねじ46を
緩めて、図7に示したように、可動爪44bが収納部4
0内に収納され、可動爪44bの係合部24、28への
係止が解除される。
【0049】次に、図10に示すように、固定板32
は、金具30の当接部30bに当接するまで、装置本体
20の背面R側に移動される。このとき、固定板32
は、係止具38の可動爪44bが最も背面R側の係合穴
24、28に係止可能な位置に移動している。そして、
この位置で、可動爪44bが係合穴24、28に係止さ
れ、固定板32が装置本体20内の背面R側に取り付け
られる。
【0050】次に、図11に示すように、別の固定板3
2が切込32cを金具30の水平片30aに合わせて、
装置本体20内に収納される。そして、図9で説明した
手順と同様に、可動爪44bが係合穴24、28に係止
され、固定板32を装置本体20内に取り付けた後に、
光ケーブル22が光ケーブル固定具34に固定される。
そして、図4に示したように、光ケーブル22の装置本
体20への固定が完了する。
【0051】以上のように構成された光ケーブル固定装
置では、装置本体20内に、前後方向に沿って上下に対
向して複数の係合穴24、28を形成し、この係合穴2
4、28に係合する可動爪44bを有する係止具を固定
板32に取り付けたので、固定板32を前面F側の係合
穴24、28に取り付けた状態で、固定板32への光ケ
ーブル22の固定を作業性よく行うことができる。
【0052】また、前面F側で光ケーブル22を固定し
た固定板32を、容易に、背面R側の係合穴24、28
に取り付けなおすことができ、光ケーブル22を、背面
R側に取り付ける固定板32に対しても、容易かつ確実
に固定することができる。そして、装置本体20内の両
側部20c、20dに前後方向に沿って金具30を固定
し、固定板32の両側に、金具30に挿通して固定板3
2を支持する切込32cを形成したので、光ケーブル2
2を固定した固定板32の装置本体20内の奥側への移
動を円滑に行うことができる。
【0053】この結果、光ケーブル22を固定して重量
が増大した固定板32を手で支えることなく、装置本体
20の奥側に押すだけで、容易に固定板32を移動する
ことができる。さらに、係止具38の可動駒44にねじ
穴44aを形成し、固定板32のねじ穴44aに対応す
る位置に、上下方向に沿って長円穴32aを形成したの
で、ねじ46を長円穴32aを介して可動駒44のねじ
穴44aに締め付け、または緩める簡易な操作だけで、
可動爪44bを固定板32の上部または下部の係合穴2
4、28から突出することができ、可動爪44bを係合
穴24、28に容易に係止することができる。
【0054】そして、金具30の背面R側に当接部30
bを形成したので、固定板32を背面R側に押圧するだ
けで、固定板32を背面R側の所定の位置まで容易に移
動することができる。図12は、本発明の光ケーブル固
定装置の第2の実施形態(請求項4に対応する)におけ
る係止具56(係止機構に対応する)および固定板32
の詳細を示している。係止具56および固定板32以外
の構造は、上述した第1の実施形態と同一にされてお
り、第1の実施形態と同一のものには、同一の符号を付
している。
【0055】固定板32は、第1の実施形態の長円穴3
2aの代わりに、同じ位置にねじ穴32bが形成されて
いる。固定板32のねじ穴32b以外の構造は、第1の
実施形態と同一である。
【0056】係止具56は、第1の実施形態の係止具3
8と同様に、板金等を折曲加工して形成されており、4
個の係止具56が、固定板32の各ねじ穴32bを覆っ
て、それぞれ固定板32の背面R側の面に固定されてい
る。係止具56は、袋状の収納空間Sを有する直方体状
の収納部58と、この収納部58の幅方向Wの両側に延
在し、固定板32に接着される固着面60aを有する縁
部60とを有している。収納部58の前面F側には、上
部を切り欠いて開口部58aが形成されている。
【0057】収納部58内には、ナイロン樹脂等からな
る可動駒62(可動部に対応する)が、上下方向Bに可
動自在に収納されている。可動駒62には、背面R側に
向けて上下方向Bに湾曲する突出部62aが形成されて
いる。可動駒62の前面F側の中央には、上下方向に湾
曲する断面円弧状の傾斜凹部62bが形成されている。
傾斜凹部62bの上部には、上側に向けて固定板32側
に傾斜する傾斜面62c(傾斜部に対応する)を有して
いる。また、可動駒62の上端には、開口部58aに向
けて突出する可動爪62dが形成されている。
【0058】可動駒62の幅は、可動駒62を収納部5
8内で上下方向Bに移動した際に、可動爪62dが収納
部58の上部に衝突することなく、確実に開口部58a
から突出できるように、収納部58の幅より若干小さい
程度にされている。したがって、可動駒62が収納部5
8内で回動することはない。また、可動駒62の前面F
側から突出部62aの先端までの奥行きD1は、収納部
58の奥行きD2とほぼ同じにされている。すなわち、
可動駒62は、突出部62aの先端を収納部58の背面
58bにほぼ接触した状態で、収納部58内に収納され
ている。
【0059】固定板32の各ねじ穴32bには、ねじ6
4(ねじ部材に対応する)が螺合されている。このねじ
64の先端には、可動駒62の傾斜面62cに当接する
半球状の突部64aが形成されている。
【0060】また、図13に示すように、固定板32の
上側に配置された係止具56は、可動駒62を収納部5
8内に収納した状態で、緩めたねじ64の突部64aが
傾斜面62cの上端に当接する位置に固定されている。
固定板32の下側に配置された係止具56は、可動駒6
2を収納部58内に収納した状態で、締め付けたねじ6
4の突部64aが傾斜面62cの下端(傾斜凹部62b
の中央)に当接する位置に固定されている。
【0061】上述した光ケーブル固定装置では、可動駒
62を収納部58内に収納した状態で、固定板32が図
示しない装置本体20内を前後方向Aに移動される。ま
た、固定板32の上側に位置する係止具56の可動爪6
2dと係合穴24との係止は、ねじ64をねじ穴32b
に螺合することで行われる。すなわち、ねじ64を螺合
することにより、ねじ64の突部64aが可動駒62の
傾斜面62cを背面R側に押圧する。押圧と同時に可動
駒62の突出部62aの突出端が収納部58の背面58
bに接触するため、押圧力により、可動駒62が背面R
側に移動することはない。押圧力は、傾斜面62cに作
用して上方に向く力に変換される。この結果、可動駒6
2が上方に持ち上げられ、可動爪62dが係合穴24に
係止される。この際、可動駒62には、突出部62aが
形成されているため、可動駒62と収納部58の背面5
8bとの摩擦は最小限にされ、可動駒62は容易に移動
する。
【0062】固定板32の下側に位置する係止具56の
可動爪62dと係合穴28との係止は、ねじ穴32bに
螺合されているねじ64を緩めることで行われる。すな
わち、ねじ64を緩めることにより、ねじ64の突部6
4aが前面F側に移動する。この移動に伴い、重力の作
用で、突部64aと傾斜面62cと当接位置が変化しな
がら、可動駒62が下側に移動し、可動爪62dが係合
穴28に係止される。
【0063】そして、図14に示すように、上側の係止
具56には、ねじ64が締め付けられ、下側の係止具6
4には、締め付けられたねじ64が緩められ、可動爪6
2dが、それぞれ係合穴24、28に係止された状態で
保持される。すなわち、固定板32の装置本体20内へ
の取り付けが完了する。
【0064】一方、固定板32の上側の係合穴24と可
動爪62dの係止の解除は、ねじ穴32bに螺合されて
いるねじ64を緩めることにより、重力の作用で可動駒
62を下側に移動させて行われる。固定板32の下側の
係合穴28と可動爪62dの係止の解除は、ねじ64を
ねじ穴32bに螺合することにより、可動駒62を上方
に持ち上げて行われる。
【0065】この実施形態の光ケーブル固定装置におい
ても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができるが、この実施形態では、係止具56の可動駒6
2に傾斜面62cを形成し、固定板32における傾斜面
62cに対応する位置に、ねじ穴32bを形成したの
で、ねじ64をねじ穴32bに締め付け、または緩める
だけで、ねじ64を上下方向に移動することなく、可動
爪44bを固定板32の上部または下部から突出するこ
とができ、可動爪44bを係合穴24、28に容易に係
止することができる。
【0066】図15は、本発明の光ケーブル固定装置の
第3の実施形態(請求項5に対応する)における係止具
66(係止機構に対応する)および固定板32の詳細を
示している。係止具66および固定板32以外の構造
は、上述した第1の実施形態と同一にされており、第1
の実施形態と同一のものには、同一の符号を付してい
る。固定板32は、第1の実施形態の長円穴32aの代
わりに、同じ位置に幅方向Wの両側に切込32cを有す
る貫通穴32dが形成されている。固定板32の貫通穴
32d以外の構造は、第1の実施形態と同一である。
【0067】係止具66は、第1の実施形態の係止具3
8と同様に、板金等を折曲加工して形成されており、4
個の係止具66が、固定板32の各貫通穴32dを覆っ
て、それぞれ固定板32の背面R側の面に固定されてい
る。係止具66は、袋状の収納空間Sを有する直方体状
の収納部68と、この収納部68の幅方向Wの両側に延
在し、固定板32に接着される固着面70aを有する縁
部70とを有している。収納部68には、上部のほぼ中
央に開口部68aが形成されている。
【0068】収納部58内には、上方に向けて背面R側
に湾曲するばね板72(可動部に対応する)が収納され
ている。ばね板72は、りん青銅等により形成されてお
り、背面R側の一端には、開口部68aから突出する可
動爪74が一体形成されている。ばね板72の他端は、
固定板32の背面R側の面に接着されており、ばね板7
2の可動爪74側は、外力により前後方向Aに撓むこと
ができる。
【0069】固定板32の各貫通穴32dには、ナイロ
ン樹脂等からなる横断面円形状の押圧棒76(押圧部材
に対応する)が挿通自在に挿入されている。押圧棒76
の先端は、ばね板72の湾曲形状に対応して傾斜面76
aが形成されている。押圧棒76の両側には、貫通穴3
2の切込32cの形状に対応する突起76bが形成され
ている。
【0070】上述した光ケーブル固定装置では、図16
に示すように、押圧棒76を固定板32の貫通穴32d
に挿入することにより、押圧棒76の先端の傾斜面76
aがばね板72の湾曲部分を押圧する。この押圧によ
り、ばね板72が背面R側に撓み、可動爪74が収納部
68内に収納される。そして、押圧棒76の突起76b
が収納部68内に位置する状態で、押圧棒76を90度
回動することにより、突起76bが固定板32の背面R
側に当接し、押圧棒76が貫通穴32dから抜けること
が防止される。すなわち、押圧棒76の回動により、可
動爪74が収納部68内に収納された状態が保持され
る。この状態で、固定板32が装置本体20内に収納さ
れ、前後方向Aに移動される。
【0071】そして、図17に示すように、固定板32
を、装置本体20内の所定の位置に移動した後、押圧棒
76を再び90度回動して貫通穴32dから抜くことに
より、ばね板72は、復元力で元の形状に戻る。この結
果、可動爪74は、係合穴24、28に係止され、固定
板32が装置本体20内に取り付けられる。
【0072】一方、可動爪74と係合穴24、28との
係止の解除は、図16に示したように、押圧棒76を固
定板32の貫通穴32dに挿入し、ばね板72を押圧す
ることで、可動爪74を撓ませることで行われる。この
実施形態の光ケーブル固定装置においても、上述した第
1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0073】図18は、本発明の光ケーブル固定装置の
第4の実施形態(請求項6に対応する)を示しており、
第1の実施形態と同一のものには、同一の符号を付して
いる。この実施形態では、上述した第1の実施形態の装
置本体20と同一の外形形状を有する装置本体78が使
用されており、装置本体20と同じ位置に、同じ大きさ
の開口部78a、導入開口部78bが形成されている。
【0074】装置本体78内の両側部78c、78dに
は、導入開口部78b側に、内側に向けて相互に対向す
る突出片80(突出部に対応する)が、それぞれ前後方
向Aに間隔を置いて2箇所ずつ固定されている。突出片
80の上部には、図19に示すように、前面F側および
背面R側に、それぞれ傾斜面80a、80bが形成され
ており、突出部80の上部は凸形状にされている。突出
片80は、ステンレス鋼等により形成されている。
【0075】また、図18に示したように、前面F側に
位置する突出片80は、背面R側に位置する突出片80
よりも高い位置に固定されている。装置本体78内の両
側部78c、78dの下部には、それぞれ断面L字状の
金具82が、内側に突出する突出片82aを開口部78
aと平行にして、前後方向Aに間隔を置いて2箇所ずつ
固定されている。ここで、前面F側に位置する金具82
は、背面R側に位置する金具82よりも高い位置に固定
されている。各金具82の突出片82aには、それぞれ
ねじ穴82bが形成されている。
【0076】また、固定板86は、開口部78aから装
置本体78内に収納可能な大きさを有しており、矩形状
に形成されている。固定板86は、鋼板等により形成さ
れている。固定板86の前面F側の面には、光ケーブル
22を固定するための光ケーブル固定具34(光ケーブ
ル固定部に対応する)が固定されている。固定板86の
周囲の四辺は、背面R側に向けて直角方向に折曲されて
いる。固定板86の両側に形成された折曲部88の背面
R側には、それぞれ、突出片80に対応する位置に、突
出片80に固定板86を着脱自在に係止するための切欠
部90が形成されている。各折曲部88の下部は、コ字
状に切り欠かれている。固定板86の下部には、金具8
2のねじ穴82bに対応する両側に、ねじ92の取付穴
86aが形成されている。
【0077】上述した光ケーブル固定装置では、以下示
すように、光ケーブル22の固定が行われる。すなわ
ち、先ず、図20に示すように、固定板86が、装置本
体78の開口部78aから収納され、前面F側の突出片
80に切欠部90を係止して、装置本体78内に仮配置
される。
【0078】この際、図21および図22に示すよう
に、固定板86の切欠部90を突出片80に半分程度挿
入した後に、固定板86を下方に移動することで、切欠
部90の傾斜面90aが突出片80の傾斜面80aに支
持されて摺動する。このため、切欠部90は、容易に突
出片80に係止される。次に、図23に示すように、光
ケーブル固定具34を使用して、固定板86に光ケーブ
ル22を固定した後に、固定板86が前面F側の突出片
80から外される。この際、突出片80は、傾斜面80
bにより前面F側が面取りされているため、固定板86
を少し持ち上げるだけで、固定板86の下方を前面F側
に傾けてることができ、固定板86が突出片80から容
易に取り外される。
【0079】この後、図24に示すように、取り外した
固定板86が、装置本体78の背面R側の突出部80に
切欠部90を係止して、ねじ92で金具82に固定され
る。次に、別の固定板86が、装置本体78の前面F側
の突出部80に係止され、この後、この固定板86に光
ケーブル22が固定される。
【0080】ここで、前面F側の固定板86の下方に
は、空間が形成されているため、背面R側の固定板86
に固定した光ケーブル22の光コード22a等が、容易
に前面F側に引き出される。この実施形態の光ケーブル
固定装置においても、上述した第1の実施形態と同様の
効果を得ることができるが、この実施形態では、装置本
体78の両側部78c、78dに、内側に向けて相互に
突出する突出片80を固定し、固定板86の両側に、突
出片80に着脱自在に係止する切欠部90を形成したの
で、固定板86を装置本体78内の前後方向に容易に移
動し、取り付けることができる。
【0081】したがって、固定板86を、前面F側に係
止して光ケーブル22を固定した後に、容易に、背面R
側に係止しなおすことができる。また、前面F側に位置
する金具82を、背面R側に位置する金具82よりも高
い位置に固定したので、装置本体78の前面F側に取り
付けた固定板86の下に空間が形成され、背面R側の固
定板86に固定した光ケーブル22の光コード22a等
を、容易に前面F側に引き出すことができる。
【0082】図25は、本発明の光ケーブル固定装置の
第5の実施形態(請求項7に対応する)を示しており、
第1および第4の実施形態と同一のものには、同一の符
号を付している。この実施形態では、上述した第4の実
施形態と同一の装置本体78が使用されている。装置本
体78内の両側部78c、78dにおける背面R側に
は、上述した第4の実施形態と同一の金具82が、上下
方向Bに間隔を置いて、2箇所ずつ固定されている。ま
た、装置本体78内の両側部78c、78dにおける前
面F側には、背面R側の各金具82に対応する位置に、
それぞれ金具82が固定されている。前面F側に位置す
る金具82は、背面R側に位置する金具82よりも低い
位置に固定されている。各金具82は、内側に突出する
開口部78aと平行な突出片82a(突出部に対応す
る)を有している。
【0083】また、固定板94は、開口部78aから装
置本体78内に収納可能な大きさを有しており、鋼板等
を矩形状に加工することにより形成されている。固定板
94の前面F側の面には、光ケーブル22を固定するた
めの光ケーブル固定具34(光ケーブル固定部に対応す
る)が固定されている。固定板94の両側には、上部お
よび下部に、それぞれ、上下方向に間隔を置いて、ねじ
92の取付穴94aが2箇所ずつ形成されている。取付
穴94aの間隔は、背面R側の金具82と前面F側の金
具82との上下方向Bの間隔と同一にされている。
【0084】また、固定板94の両側には、上部の取付
穴94aの下方に、コ字状の切欠部94bが形成されて
いる。切欠部94bは、金具82の突出片82aを挿通
可能な大きさに形成されている。上述した光ケーブル固
定装置では、以下示すように、光ケーブル22の固定が
行われる。
【0085】すなわち、先ず、図26に示すように、固
定板94が、装置本体78の開口部78aから収納さ
れ、ねじ92を使用して前面F側の金具82に仮固定さ
れる。この実施形態では、ねじ92は、固定板94の四
隅に2箇所ずつ形成された取付穴94aのうち、下側に
挿入される。そして、この状態で、光ケーブル22が、
光ケーブル固定具34に固定される。
【0086】次に、図27に示すように、固定板94が
前面F側の金具82から外され、切欠部94bに上側の
金具82を挿通して、背面R側に移動される。この後、
図28に示すように、ねじ92を使用して、固定板94
が背面R側の金具82に固定される。さらに、図29に
示すように、別の固定板94が、装置本体78の前面F
側の金具82に固定され、光ケーブル固定具34に光ケ
ーブル22が固定される。この際、背面R側および前面
F側の金具82にそれぞれ固定された各固定板94は、
高さを揃えて固定されている。
【0087】この実施形態の光ケーブル固定装置におい
ても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができるが、この実施形態では、装置本体78の両側部
78c、78dに、前後方向に間隔を置いて金具82を
固定し、固定板94の両側に金具82を挿通可能な大き
さの切欠を形成したので、固定板94を、前面F側の金
具82に衝突させることなく、容易に背面R側の金具8
2まで移動することができる。
【0088】図30は、本発明の光ケーブル固定装置の
第6の実施形態(請求項8および請求項9に対応する)
を示しており、第1および第4の実施形態と同一のもの
には、同一の符号を付している。この実施形態では、上
述した第4の実施形態と同一の装置本体78が使用され
ている。装置本体78内の両側部78c、78dには、
それぞれ断面L字状の金具96、98が、内側に突出す
る突出片96a、98aを開口部78aと平行にして、
前後方向Aに間隔を置いて2箇所ずつ固定されている。
【0089】背面R側の突出片96aには、矩形状の固
定板100がねじ92により固定されている。固定板1
00には、光ケーブル固定具34(光ケーブル固定部に
対応する)が取り付けられている。前面F側の突出片9
8aには、それぞれ、固定板102(可動固定板片に対
応する)が蝶番104により前面F側に回動自在に固定
されている。固定板102は、幅方向に2枚を並設した
ときに、固定板100とほぼ同一の大きさになる矩形状
をしている。各固定板102には、凹溝が3箇所に形成
された光ケーブル固定具106(光ケーブル固定部に対
応する)が取り付けられている。
【0090】上述した光ケーブル固定装置では、先ず、
前面F側の各固定板102を前面F側に開いた状態で、
背面R側の固定板100に光ケーブル22が固定され
る。次に、固定板102を閉じた状態で、光ケーブル固
定金具106に光ケーブル22が固定される。
【0091】この実施形態の光ケーブル固定装置におい
ても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができるが、この実施形態では、装置本体78内の背面
R側に固定板100を固定し、装置本体78内の前面F
側に、幅方向Wに並設して2枚の固定板102を、それ
ぞれ両側部78c、78dに対して回動自在に固定した
ので、背面R側の固定板100を一切移動することな
く、また、前面F側の固定板102を取り外すことな
く、固定板100および固定板102に光ケーブル22
を固定することができる。
【0092】また、2枚の固定板102を幅方向Wに並
設して、幅方向Wに回動自在に固定したので、特別な機
構を設けることなく、各固定板102をそれぞれ両側に
開いた状態で保持することができる。図31および図3
2は、本発明の光ケーブル固定装置の第7の実施形態
(請求項10に対応する)を示しており、上述した実施
形態と同一のものには、同一の符号を付している。
【0093】この実施形態では、上述した第4の実施形
態と同一の装置本体78の両側部78c、78dに、L
字状の案内穴108(保持機構に対応する)を形成した
ものが使用されている。案内穴108は、前面F側およ
び下方にむけて延在している。装置本体78内の両側部
78c、78dの背面R側には、それぞれ第6の実施形
態と同一の金具96が、上下方向Bに間隔を置いて2箇
所ずつ固定されている。金具96の突出片96aには、
矩形状の固定板100がねじ92により固定されてい
る。固定板100には、光ケーブル固定具34(光ケー
ブル固定部に対応する)が取り付けられている。
【0094】また、装置本体78内の両側部78c、7
8dには、それぞれ前面F側の下部に金具96が固定さ
れている。装置本体78内の前面F側には、固定板10
0とほぼ同一の大きさの固定板110が配置されてい
る。固定板110は鋼板等により形成されている。固定
板110には、金具96のねじ穴96bに対応する位置
に取付穴110aが形成されている。固定板110に
は、光ケーブル固定具34(光ケーブル固定部に対応す
る)が取り付けられている。
【0095】固定板110の両側には、各案内穴108
に対応する位置に、上端を幅方向Wに湾曲した円筒部1
10b(保持機構に対応する)が一体形成されている。
円筒部110b内には、装置本体78の両側部78c、
78dから各案内穴108を介して固定鋲112(保持
機構に対応する)が固定されている。そして、固定板1
10は、固定鋲112を介して案内穴108に支持さ
れ、前面F側に回動自在にされている。
【0096】装置本体78内の両側部78c、78dに
は、案内穴108の前面Fに、内側に向けて折曲する折
曲片部114が形成されている。折曲片部114には、
幅方向Wに沿って上部に係止溝を有する係止金具116
が固定されている。固定板110には、折曲片部114
に対応する位置に、この折曲片部114より大きい切欠
部110cが形成されている。また、固定板110の背
面R側の面には、切欠部110cの下方に、上部に係止
爪を有する係止片118が固定されている。
【0097】上述した光ケーブル固定装置では、以下示
すように、光ケーブル22の固定が行われる。すなわ
ち、先ず、固定板110を回動しながら、円筒部110
bが案内穴108の最も前面F側まで移動される。固定
板110はさらに回動され、切欠部110cを折曲片部
114にくぐらせて上方に持ち上げられる。
【0098】そして、図33に示すように、円筒部11
0bを案内穴108の背面R側に戻しながら、固定板1
10が下方に向けて回動される。この回動により、係止
片118が係止金具116に係止され、固定板110が
上方に回動された状態で保持される。
【0099】この後、図31に示したように、背面R側
の固定板100に光ケーブル22が固定される。光ケー
ブル22の固定後に、上述した操作と逆の操作を行うこ
とにより、固定板110が元の位置に戻される。次に、
取付穴110aを介して、ねじ92を金具96のねじ穴
96bに螺合することにより、固定板110が装置本体
78内に固定される。そして、固定板110に光ケーブ
ル22が固定され、装置本体78への光ケーブル22の
固定作業が完了する。
【0100】この実施形態の光ケーブル固定装置におい
ても、上述した第1および第6の実施形態と同様の効果
を得ることができるが、装置本体78の前面F側に係止
金具116を固定し、固定板110にの係止金具116
に対応する位置に、係止片118を固定したので、固定
板110を上方に開いたときに、係止片118を係止金
具116に係止することで、固定板110をこの状態で
保持することができる。したがって、固定板110を手
で支持する必要がなく、背面R側の固定板100への光
ケーブル22の固定を容易に行うことができる。
【0101】なお、上述した第1の実施形態では、装置
本体20内に2枚の固定板32を取り付けた例について
述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるもので
はなく、例えば、3枚以上の固定板32を取り付けても
よい。また、上述した第2の実施形態では、固定板32
の下側に配置された係止具56の可動爪62dの係合穴
28への係止を、ねじ64を緩めて重力の作用で可動駒
62を下側に移動することで行った例について述べた
が、本発明はかかる実施形態に限定されるものではな
く、さらに、図34に示すように、可動駒62の上端に
対応する位置に、ねじ120を取り付けることで、可動
駒62が上方に移動することを防止してもよい。
【0102】そして、上述した第2の実施形態では、可
動駒62に断面円弧状の傾斜凹部62bを形成し、この
傾斜凹部62bの上部を傾斜面62cとした例について
述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるもので
はなく、例えば、可動駒62に傾斜面を有する断面三角
状の傾斜凹部を形成してもよい。
【0103】さらに、上述した第3の実施形態では、固
定板32に貫通穴32dを形成し、この貫通穴32dに
押圧棒76を挿入した例について述べたが、本発明はか
かる実施形態に限定されるものではなく、例えば、固定
板32にねじ穴を形成し、このねじ穴にねじを螺合して
もよい。また、上述した第5の実施形態では、固定板9
4の両側の上部および下部に、上下方向に間隔を置いて
取付穴94aを2箇所ずつ形成した例について述べた
が、本発明はかかる実施形態に限定されるものではな
く、例えば、図35に示すように、取付穴94aを1箇
所ずつ形成してもよい。この場合には、装置本体78内
に固定板94を固定した際に、背面R側の固定板94
が、前面F側の固定板94より高い位置に固定される。
【0104】
【発明の効果】請求項1の光ケーブル固定装置では、複
数の固定板を手前側に取り付けて光ケーブルを固定した
後に、順次、奥側に取り付けなおすことができ、光ケー
ブルを、容易かつ確実に固定することができる。請求項
2の光ケーブル固定装置では、光ケーブルを固定した固
定板の装置本体内の奥側への移動を円滑に行うことがで
きる。
【0105】また、光ケーブルを固定して重量が増大し
た固定板を手で支えることなく、装置本体の奥側に押す
だけで、容易に固定板を移動することができる。請求項
3ないし請求項5の光ケーブル固定装置では、簡単な操
作で可動爪を固定板の上部または下部から突出すること
ができ、可動爪を係合部に容易に係止することができ
る。
【0106】請求項6および請求項7の光ケーブル固定
装置では、固定板を手前側に支持して光ケーブルを固定
した後に、順次、奥側に支持しなおすことができ、光ケ
ーブルを、容易かつ確実に固定することができる。
【0107】請求項8の光ケーブル固定装置では、奥側
の固定板を一切移動することなく、また、手前側の可動
固定板を取り外すことなく、固定板および可動固定板に
光ケーブルを固定することができる。請求項9の光ケー
ブル固定装置では、2枚の可動固定板片をそれぞれ両側
に開いた状態で、装置本体内の奥側に配設された固定板
に、容易に光ケーブルを固定することができる。
【0108】請求項10の光ケーブル固定装置では、可
動固定板を上側に開いた状態で、装置本体内の奥側に配
設された固定板に光ケーブルを固定することができる。
また、保持機構により、可動固定板を上側に開いた状態
で保持することができるため、可動固定板を手で支持す
る必要がなく、固定板への光ケーブルの固定を容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ケーブル固定装置の第1の実施形態
を示す斜視図である。
【図2】図1の光ケーブル固定装置を前面からみた状態
を示す断面図である。
【図3】図1における係止具の詳細を示す分解斜視図で
ある。
【図4】図1の光ケーブル固定装置を側面からみた状態
を示す断面図である。
【図5】図1の光ケーブル固定装置を収納した装置架を
示す正面図である。
【図6】第1の実施形態において、固定板を装置本体内
に収納した状態を示す断面図である。
【図7】図6の要部の詳細を示す断面図である。
【図8】第1の実施形態において、可動爪を係合穴に係
止した状態を示す断面図である。
【図9】第1の実施形態において、固定板に光ケーブル
を固定する状態を示す断面図である。
【図10】第1の実施形態において、光ケーブルを固定
した固定板を装置本体内の背面側に移動する状態を示す
断面図である。
【図11】第1の実施形態において、別の固定板を固定
する状態を示す断面図である。
【図12】本発明の光ケーブル固定装置の第2の実施形
態の要部の詳細を示す分解斜視図である。
【図13】第2の実施形態において、可動爪と係合穴と
の係止が解除されている状態を示す断面図である。
【図14】第2の実施形態において、可動爪を係合穴に
係止する状態を示す断面図である。
【図15】本発明の光ケーブル固定装置の第3の実施形
態の要部の詳細を示す分解斜視図である。
【図16】第3の実施形態において、可動爪と係合穴と
の係止を解除する状態を示す断面図である。
【図17】第3の実施形態において、可動爪を係合穴に
係止した状態を示す断面図である。
【図18】本発明の光ケーブル固定装置の第4の実施形
態を示す分解斜視図である。
【図19】図18における突出片の詳細を示す斜視図で
ある。
【図20】第4の実施形態において、固定板を装置本体
内に仮配置した状態を示す断面図である。
【図21】第4の実施形態において、固定板の切欠部を
突出片に係止する状態を示す断面図である。
【図22】第4の実施形態において、固定板の切欠部を
突出片に係止した状態を示す断面図である。
【図23】第4の実施形態において、固定板を突出片か
ら取り外す状態を示す断面図である。
【図24】第4の実施形態において、固定板を装置本体
内に固定する状態を示す断面図である。
【図25】本発明の光ケーブル固定装置の第5の実施形
態を示す分解斜視図である。
【図26】第5の実施形態において、固定板を装置本体
内に仮固定した状態を示す断面図である。
【図27】第5の実施形態において、固定板の切欠部に
突出片を挿通させて、固定板を背面側に移動する状態を
示す断面図である。
【図28】第5の実施形態において、固定板を背面側に
固定した状態を示す断面図である。
【図29】第5の実施形態において、別の固定板を前面
側に固定した状態を示す断面図である。
【図30】本発明の光ケーブル固定装置の第6の実施形
態を示す断面図である。
【図31】本発明の光ケーブル固定装置の第7の実施形
態を示す断面図である。
【図32】図31を正面からみた状態を示す断面図であ
る。
【図33】図31の要部の詳細を示す部分斜視図であ
る。
【図34】第2の実施形態において、固定板の下側に配
置された係止具に、新たにねじを取り付けた例を示す断
面図である。
【図35】第5の実施形態において、固定板の両側の上
部および下部に、上下方向に間隔を置いて取付穴を1箇
所ずつ形成した例を示す断面図である。
【図36】従来の装置架に光ケーブル固定装置を取り付
けた状態を示す正面図である。
【図37】図36の光ケーブル固定装置の詳細を示す上
断面図である。
【図38】図36の光ケーブル固定装置の詳細を示す正
面図である。
【図39】図36の光ケーブル固定装置において、固定
板に光ケーブルを固定した状態を示すケーブル導入ユニ
ットの詳細を示す側断面図である。
【図40】図36の光ケーブル固定装置において、光ケ
ーブルを固定した固定板を奥側の取付金具に取り付ける
状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
20 装置本体 20a 開口部 20b 導入開口部 20c、20d 側部 22 光ケーブル 22a 光コード 24 係合穴(係合部に対応する) 26 金具 26a 水平片 28 係合穴(係合部に対応する) 30 金具(支持片に対応する) 30a 水平片 30b 当接部 32c 切込 32d 貫通穴 32 固定板 32a 長円穴 32b ねじ穴 34 光ケーブル固定具 34a、34b ケーブル固定片 36 ねじ 38 係止具(係止機構に対応する) 40 収納部 40a 開口部 40b 長円穴 42 縁部 42a 固着面 44 可動駒(可動部に対応する) 44a ねじ穴 44b 可動爪 46 ねじ(ねじ部材に対応する) 48 装置架 50 導入ユニット 52 収容ユニット 54 通信機器 56 係止具(係止機構に対応する) 58 収納部 58a 開口部 58b 背面 60 縁部 60a 固着面 62 可動駒(可動部に対応する) 62a 突出部 62b 傾斜凹部 62c 傾斜面(傾斜部に対応する) 62d 可動爪 64 ねじ(ねじ部材に対応する) 64a 突部 66 係止具(係止機構に対応する) 68 収納部 68a 開口部 70 縁部 70a 固着面 72 ばね板(可動部に対応する) 74 可動爪 76 押圧棒(押圧部材に対応する) 76a 傾斜面 76b 突起 78 装置本体 78a 開口部 78b 導入開口部 78c、78d 側部 80 突出片 80a、80b 傾斜面 82 金具 82a 突出片 82b ねじ穴 86 固定板 86a 取付穴 88 折曲部 90 切欠部 92 ねじ 94 固定板 94a 取付穴 94b 切欠部 96、98 金具 96a、98a 突出片 100、102 固定板 104 蝶番 106 光ケーブル固定具 108 案内穴(保持機構に対応する) 110 固定板 110a ねじ穴 110b 円筒部(保持機構に対応する) 110c 切欠部 112 固定鋲(保持機構に対応する) 114 折曲片部 116 係止金具 118 係止片 120 ねじ A 前後方向 B 上下方向 D1、D2 奥行き F 前面(手前に対応する) R 背面 S 収納空間 U 上面 W 幅方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−227921(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 G02B 6/44

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有する装置本体と、 前記装置本体内に立設され、光ケーブルを固定する光ケ
    ーブル固定部を設けた複数の固定板とを備え、 前記装置本体内の両側部には、前後方向に沿って上下に
    対向して設けられた複数の係合部が設けられ、 前記固定板の両側における上部および下部には、該固定
    板の上端および下端からの突出時に前記係合部に係止さ
    れる可動爪を有する係止機構が設けられたことを特徴と
    する光ケーブル固定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ケーブル固定装置にお
    いて、 前記装置本体内の両側部には、前後方向に延在する支持
    片が設けられ、 前記各固定板の両側には、前記支持片に挿入され該固定
    板を前後方向に移動自在に支持する切込が設けられたこ
    とを特徴とする光ケーブル固定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の光ケーブ
    ル固定装置において、 前記係止機構は、 前記固定板に固定され、収納空間を有する収納部と、 前記収納部内に上下方向に可動自在に収納され、前記可
    動爪および前記固定板を介してねじ部材が螺合されるね
    じ穴を有する可動部とを備え、 前記固定板には、前記各可動部の前記ねじ穴に対応する
    位置に、ねじ部材を挿入する長円穴が上下方向に沿って
    設けられたことを特徴とする光ケーブル固定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の光ケーブ
    ル固定装置において、 前記係止機構は、 前記固定板に固定され、収納空間を有する収納部と、 前記収納部内に上下方向に可動自在に収納され、前記可
    動爪および上側に向けて前記固定板側に傾斜する傾斜部
    を有する可動部とを備え、 前記固定板には、前記各傾斜部をそれぞれ押圧するねじ
    部材を螺合するねじ穴が設けられたことを特徴とする光
    ケーブル固定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載の光ケーブ
    ル固定装置において、 前記係止機構は、 前記固定板に固定され、収納空間を有する収納部と、 前記各収納部内に収納され、一端に前記可動爪が設けら
    れ、他端を前記固定板側に固定された前後方向に可撓性
    を有する可動部とを備え、 前記固定板には、前記各可動部の前記一端側をそれぞれ
    押圧する押圧部材を取り付ける貫通穴またはねじ穴が設
    けられたことを特徴とする光ケーブル固定装置。
  6. 【請求項6】 開口部を有する装置本体と、 前記装置本体内に立設され、光ケーブルを固定する光ケ
    ーブル固定部を設けた複数の固定板とを備え、 前記装置本体内の両側部には、前後方向に間隔を置いて
    固定され、内側に向けて相互に対向する複数の突出部が
    設けられ、 前記固定板の両側には、折曲部が設けられ、該折曲部に
    は、前記突出部に係止され該固定板を着脱自在に支持す
    る切欠部が設けられたことを特徴とする光ケーブル固定
    装置。
  7. 【請求項7】 開口部を有する装置本体と、 前記装置本体内に立設され、光ケーブルを固定する光ケ
    ーブル固定部を設けた複数の固定板とを備え、 前記装置本体内の両側部には、前後方向に間隔を置いて
    固定され、ねじ穴を有する内側に向けて突出した複数の
    突出部が設けられ、 前記固定板には、前記各突出部の前記ねじ穴に螺合する
    ねじ部材の取付穴と、該固定板の前後方向への移動時
    に、前記突出部との衝突を防止する切欠部が設けられた
    ことを特徴とする光ケーブル固定装置。
  8. 【請求項8】 開口部を有する装置本体と、 前記装置本体内の奥側に立設され、光ケーブルを固定す
    る複数の光ケーブル固定部が設けられた固定板と、 前記装置本体内の手前側に立設され、光ケーブルを固定
    する複数の光ケーブル固定部が設けられた、前記装置本
    体の外部に向けて回動自在な可動固定板とを備えたこと
    を特徴とする光ケーブル固定装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の光ケーブル固定装置にお
    いて、 前記可動固定板は、幅方向に並設された2枚の可動固定
    板片からなり、前記各可動固定板片は、それぞれ前記装
    置本体内の両側部に回動自在に固定されたことを特徴と
    する光ケーブル固定装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の光ケーブル固定装置に
    おいて、 前記可動固定板は、前記装置本体内の上部に回動自在に
    固定され、 前記装置本体および前記可動固定板には、該可動固定板
    の回動時の状態を保持する保持機構が設けられたことを
    特徴とする光ケーブル固定装置。
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