JP3397296B2 - レーザ距離計及びその光軸調整方法 - Google Patents

レーザ距離計及びその光軸調整方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、対向する2台の
レーザー距離計により測定対象物を挟み込んで、各々の
距離計と測定対象物の距離から、測定対象物の寸法を測
定するために使用されるレーザ距離計に関するものであ
り、さらに詳しくは、その際の光軸合わせの容易なレー
ザ距離計、及びそれを用いた光軸合わせ方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】距離計として、線状のレーザービームを
測定対象物に照射し、その反射光を1次元光センサで受
光し、1次元光センサでの受光位置から、測定対象物ま
での距離を測定する方式のものが広く使用されている。
その測定原理を図4に示す。図4において、51は距離
計、52はレーザダイオード、53は位置検出素子(1
次元光センサ)、54はレーザ投光回路、55は投光レ
ンズ、56は受光レンズ、57は測定対象物である。
【0003】レーザダイオード52はレーザ投光回路5
4によって駆動されてレーザ光を発生する。ここで発生
したレーザ光は、投光レンズ55を介して測定対象物5
7に投光され、測定対象物57の表面で反射されたレー
ザ光は受光レンズ56を介して位置検出素子53によっ
て受光される。受光素子57としては、CCDやPSD
等が使用される。このとき、図に示すように、レーザ光
は測定対象物57と距離計51の距離に応じた位置で受
光されるので、受光素子がCCDの場合は、電荷が蓄積
された素子の位置、受光素子がPSDの場合はその電流
値を検出すれば、測定対象物57と距離計51の距離を
測定することができる。
【0004】また、この原理を応用して、スリット状の
レーザビームを測定対象物に照射し、その反射光を2次
元光センサで受光し、2次元光センサでの受光位置か
ら、測定対象物までの距離を測定する方式のものも広く
使用されている。これは、図4に示すような1次元の距
離計を、紙面に垂直な方向に多数並べて配置したものに
相当する。
【0005】このように、距離計2台を一組として対向
させ、測定対象物を挟むようにして配置し、各々の距離
計から測定対象物までの距離を測定すれば、対象物の寸
法(センサが1次元のとき)、ある断面での形状(セン
サが2次元のとき)を測定することができる。
【0006】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、前記の測定対
象物の寸法、形状測定方法において、対向する2台の距
離計の光軸が一致していない場合、測定対象物の寸法、
形状を正確に測定できないという問題点がある。この様
子を図5により説明する。図5において、51、51’
は距離計、57は測定対象物、a1、b1、a2、b2
は、距離計の光線が測定対象物57に当たる点をを示
す。
【0007】図5において、(a)は、距離計51と5
1’の光軸があっている場合、すなわち各々の距離計の
光軸が一致し、しかもそれが測定対象物57に垂直とさ
れている場合、(b)は距離計51の光軸方向がθ1、5
1’の光軸方向がθ2だけずれている場合を示す。
【0008】(a)において距離計51と51’間の距離
をLとし、距離計51で測定された測定対象物57と距
離計51間の距離をla1、距離計51’で測定された測
定対象物57と距離計51’間の距離をlb1とすると、
測定対象物57の寸法はdは、 d=L−(la1+lb1) と表わすことができる。
【0009】ところが、(b)においては、光軸がずれて
いるため、本来la1と測定されるべき測定対象物57と
距離計51間の距離が la2=la1/cosθ1、 本来lb1と測定されるべき測定対象物57と距離計5
1’間の距離が lb2=lb1/cosθ1 と測定されてしまう。よって、測定対象物57の寸法
は、 d’=L−(la1/cosθ1+lb1/cosθ1) と測定されてしまい、測定誤差が生じることになる。よ
って、このような方式の寸法測定装置においては、2つ
の距離計の光軸を一致させることが不可欠である。
【0010】従来、2つの距離計の光軸を一致させるに
は、前記2台の距離計の各々の光軸上に半透明の薄膜体
を挿入して、目視確認により、薄膜体に結像した各々の
距離計の光スポットの位置が薄体上で一致し、しかも薄
膜体の位置を変えても、この一致がずれないようにする
ことにより距離計の光軸調整を行っていた。
【0011】また、特開平2−231515号公報に
は、光軸の合致を確認する手段を有するレーザ距離計が
開示されている。これは、レーザチップの後方にフォト
ダイオードが内蔵されたレーザダイオードを内蔵するも
のであり、相手側のレーザ距離計が発するレーザビーム
をこのフォトダイオードで受光し、その出力が最適値と
なる位置で光軸が合致していると判断する方法である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
薄膜体を用いて光軸の確認を行う方法は、薄膜体に結像
するレーザースポットを、薄膜体の位置を変化させなが
ら目視確認し、その上で光軸を調整するものであり、煩
雑で作業性がよくないという問題点を有している。又、
レーザ光が可視光でない場合にはこの方法を使用するこ
とができない。
【0013】また、特開平2−231515号公報に記
載される方法は、受光点が点状であるフォトダイオード
を用いているため、受光した光の結像点の位置の認識が
できないことから、光軸のずれ量や方向が判定できない
という問題点を有している。また、この方法は、対向す
る2台の距離計が2次元レーザー距離計の場合は適用で
きないという問題点も有している。
【0014】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、測定対象物を前記2台のレーザ距離計で挟み
込んで、測定対象物の寸法を計測する場合に使用される
レーザ距離計であって、光軸合わせの容易なものを提供
すること、及びそれを用いた光軸調整方法を提供するこ
とを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、レーザ光源から発する線状のレーザ光
線を対象物に照射し、その反射光を1次元光センサで受
光し、前記1次元光センサにおける反射光の受光位置か
ら対象物までの距離を測定するレーザ距離計であって、
レーザ光源の前方に設けられ、前記レーザ光線の一部を
透過し外部から照射された外来光の一部を反射するハー
フミラーと、外部から照射され前記ハーフミラーで反射
された外来光を受光する第2の1次元光センサと、第2
の1次元光センサにおける前記外来光の受光位置から、
前記外来光の照射位置を測定する手段とを有することを
特徴とするレーザ距離計(請求項1)である。
【0016】この手段においては、対向するレーザ距離
計からのレーザビームは、ハーフミラーで反射され、第
2の1次元光センサで受光される。よって、この1次元
光センサの出力を見れば、対向するレーザ距離計からの
レーザビームが当該レーザ距離計のどの位置に入射して
いるかが分かる。よって、当該1次元光センサの出力を
見ながら、相手側からのレーザビームの入射位置が、当
該レーザ距離計の中心にくるように調整することによ
り、2つのレーザ距離計の光軸を一致させることができ
る。
【0017】本手段においては、受光セルが1次元光セ
ンサであるので、特開平2−231515号公報に示さ
れるものと異なり、レーザビームがどちらの方向にずれ
ているかどうかを判別することができる。よって、光軸
調整作業を高能率で行うことができる。
【0018】1次元光センサとしては、CCDやPSD
が一般的であるが、小さなフォトダイオードを中心にし
て、その両側に細長いフォトダイオードを設けたもので
も良い。このような、3個以上のダイオードからなる1
次元光センサでも、両側のどちらのセンサが受光してい
るかを知ることにより、光軸がどちら側にずれているか
を判別可能であり、調整により、中心のフォトダイオー
ドが受光するようにすることによって、光軸の調整を容
易に行うことができる。
【0019】前記課題を解決するための第2の手段は、
レーザ光源から発するスリット状のレーザ光線を照射窓
を通して対象物に照射し、その反射光を2次元光センサ
で受光し、前記2次元光センサにおける反射光の受光位
置から対象物までの距離を1次元的に測定するレーザ距
離計であって、前記レーザ照射窓の両側に各々設けら
れ、外来光を受光する1次元光センサと、前記1次元光
センサにおける外来光の受光位置から、前記外来光の照
射位置を測定する手段とを有することを特徴とするレー
ザ距離計(請求項2)である。
【0020】本手段においては、対向するレーザ距離計
から照射されるスリット状のレーザ光線は、レーザ照射
窓及びその両側に各々設けられた1次元受光センサで受
光される。1次元受光センサの長さ方向を、スリット状
のレーザ光線と交わる方向、望ましくは直角方向にし、
当該レーザ距離計から投射されるスリット状のレーザ光
線の延長線が当該1次元受光センサの中心を通るように
しておけば、対向するレーザ距離計からのスリット状の
レーザ光線が各々の1次元受光センサの中心で受光され
るように光軸を調整することにより、対向する2つのレ
ーザ距離計の光軸を合致させることができる。
【0021】本手段においては、対向するレーザ距離計
からのレーザ光線を受光するセンサとして1次元光セン
サを用いているので、光軸がずれている場合、どちら側
にずれているのかを識別することができるので、調整を
容易に行うことができる。1次元光センサとしては、第
1の手段で述べたものが使用可能である。
【0022】前記課題を解決するための第3の手段は、
前記第1の手段であるレーザ距離計2台を対向させ、測
定対象物を前記2台のレーザ距離計で挟み込んで、各々
のレーザ距離計から測定対象物までの距離を測定し、測
定された距離から測定対象物の寸法を測定する装置にお
けるレーザ距離計の光軸を調整する方法であって、一方
のレーザー距離計から照射した光を対向する他方のレー
ザー距離計で受光し、受光した光の照射位置を測定しな
がら、前記対向する2台のレーザー距離計の光軸を一致
させることを特徴とするレーザ距離計の光軸調整方法
(請求項3)である。
【0023】この装置におけるレーザ距離計には、対向
するレーザ距離計から放射されるレーザビームの受光位
置を測定する手段が設けられているので、その出力を見
ながら光軸を調整することにより、容易に2つのレーザ
距離計の光軸を合致させることができる。
【0024】前記課題を解決するための第4の手段は、
前記第2の手段であるレーザ距離計2台を対向させ、測
定対象物を前記2台のレーザ距離計で挟み込んで、一方
のレーザ距離計から測定対象物までの距離を測定し、測
定された距離から測定対象物の寸法を測定する装置にお
けるレーザ距離計の光軸を調整する方法であって、各々
のレーザー距離計から照射した光を対向する他方のレー
ザー距離計で受光し、各々の1次元受光センサが受光し
た光の照射位置を測定しながら、前記対向する2台のレ
ーザー距離計の光軸を一致させることを特徴とするレー
ザ距離計の光軸調整方法(請求項4)である。
【0025】この装置におけるレーザ距離計には、対向
するレーザ距離計から放射されるレーザビームの受光位
置を測定する手段が2個設けられているので、それらの
出力を見ながら光軸を調整することにより、容易に2つ
のレーザ距離計の光軸を合致させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図面を参照しながら説明する。図1は対向する2台の1
次元レーザー距離計を用いて断面が方形の測定物の厚さ
を測定する装置の概要を示すものである。図1におい
て、1は測定対象物、10、20はレーザ距離計、1
1、21はレーザ投光素子、12、22はハーフミラ
ー、13、23は距離測定用受光素子(第1の受光素
子)、14、24は光軸監視用受光素子(第2の受光素
子)、S1、S2は、それぞれレーザ投光素子11、2
1より投射されるレーザビーム、u1、u2は測定対象
物から反射されたレーザビーム、t1、t2は、それぞ
れレーザビームS2、S1がハーフミラー12、22で
反射されたものである。
【0027】レーザ距離計10、20は、ハーフミラー
12、22と光軸監視用受光素子14、24が設けられ
ている点が、図4で説明した従来のレーザ距離計と異な
る。
【0028】レーザ距離計10においては、測定時にお
いて、レーザ投光素子11から投射された線状のレーザ
ビームS1は、ハーフミラー12を通過し、測定対象物
1の表面によって反射され、その反射光u1は、距離測
定用受光素子14によって受光される。距離測定用受光
素子14は、CCD、PSD等の1次元光センサであ
り、反射光が受光される位置を検知することができる。
レーザ距離計10によって、レーザ距離計10と測定対
象物1間の距離を測定する方法は、図4に示した従来の
レーザ距離計と同じである。レーザ距離計20もレーザ
距離計10と同じ構造を持ち、同様にして、レーザ距離
計20と測定対象物1間の距離が測定される。
【0029】レーザ距離計10と20の光軸を合わせる
方法について以下に説明する。測定対象物1が無いと
き、レーザ投光素子11からのレーザビームS1は、レ
ーザ距離計20に照射され、ハーフミラー22によって
反射されて光線t2となり、光軸監視用受光素子24に
入射する。光軸監視用受光素子24も1次元光センサで
あり、その長さ方向のどの位置に光が入射したかを検知
することができる。
【0030】光軸監視用受光素子24としては、CCD
やPSDを使用することができるが、小さなフォトダイ
オードを中心にして、その両側に細長いフォトダイオー
ドを1個ないし複数個ずつ配置したものを使用してもよ
い。対向して配置された1次元レーザー距離計10、2
0の光軸が一致している場合は、光t2の受光素子23
への結像点は中央であるが、光軸がずれている場合は、
光t2の光軸監視用受光素子24への結像点が中央から
ずれ、前記受光素子24の電気信号出力も変化する。そ
の変化量で光軸のずれ量と方向がわかるので光軸の修正
が簡単に行える。
【0031】レーザ投光素子21から投射され、レーザ
距離計10に入射するレーザビームS2についても同じ
ことがいえ、光軸監視用受光素子14の出力をモニタす
ることにより、簡単に光軸を合わせることができる。
【0032】なお、多くの場合には、レーザ距離計1
0、20のうち、どちらか一方のみを光軸監視用受光素
子を有するものとし、他を従来型のレーザ距離計とし
て、一方のレーザ距離計のみで光軸調整を行っても、目
的を達成することができる。
【0033】図2は、対向する2台の2次元レーザー距
離計で円筒状の測定物の直径を測定する装置の概要を示
す図である。図2において、(a)は側面図、(b)は正面
図、2は円筒状の測定対象物、30、40は2次元レー
ザー距離計、31、41は投光部、32、33、42、
43は光軸監視用受光素子、S3は投光部31から投射
されるスリット状のレーザビーム、S4は投光部41か
ら投射されるスリット状のレーザビーム、u3、u4は
測定対象物2から反射されたレーザビームである。
【0034】この装置において、測定対象物2の直径を
測定する方法について説明する。2次元レーザー距離計
30の投光素子31からのレーザビームS3は測定対象
物2に照射され、上部半球面からの反射光u3となる。
前記反射光u3を2次元レーザー距離計30の受光窓を
介して取り込み距離測定用2次元受光素子(図示せず)
に結像させる。2次元受光素子は2次元CCD、2次元
PSD等からなり、で光の結像点の位置を2次元的に認
識でき、その位置を電気信号として出力できる素子で、
レーザー距離計30と測定物2間の距離が変化すると前
記2次元受光素子上の結像点の位置も3角測量の原理
(図4に示した原理)で変化するためレーザー距離計3
0と測定物2の上部半球面までの距離は2次元受光素子
の出力で測定することができる。
【0035】すなわち、2次元レーザ距離計30は、投
光ビームをスリット状とし、受光素子を2次元光センサ
とすることにより、図4に示した1次元レーザ距離計
を、図2(a)の紙面垂直方向に複数台並べて設置したも
のと同じ作用をし、スリット状のレーザビームが照射さ
れる測定対象物表面までの距離を1次元的に測定するこ
とができる。
【0036】同様に、2次元レーザ距離計40と測定対
象物2間の距離も1次元的に測定することができる。よ
って、予め対向する2次元レーザー距離計30、40の
間隔を測定しておけば、各々の2次元レーザ距離計3
0、40と測定対象物2間の距離を1次元的に測定する
ことにより、測定対象物2の寸法を1次元的に測定する
ことができ、その最大値から直径を測定することができ
る。
【0037】この装置においても、2つのレーザ距離計
の光軸が合っていないと測定誤差が生じることは、1次
元レーザ距離計を用いた寸法測定装置と同様である。本
実施の形態においては、2次元レーザ距離計30、40
の光軸を合わせるために、光軸監視用受光素子32、3
3、42、43が設けられている。
【0038】図3は2次元レーザ距離計30、40を正
面から見た図であり、34、44は受光窓、35,45
は投光窓である。光軸監視用受光素子32、33、4
2、43は、CCD、PSD等、前に説明した光軸監視
用受光素子14と同様の1次元光センサであり、投光窓
35、45の両側に、その長さ方向が、投光窓35、4
5の長さ方向(スリット状レーザビームの長さ方向)と
直角になるように設けられている。
【0039】なお、この交差角度は必ずしも直角にする
必要はなく、お互いの長さ方向が交差していればよい
が、直角にしておくことが最も好ましい。そして、光軸
監視用受光素子32、33の中心位置は、2次元レーザ
距離計30からのスリット状レーザビームの延長線上に
あるようにされており、光軸監視用受光素子42、43
の中心位置は、2次元レーザ距離計40からのスリット
状レーザビームの延長線上にあるようにされている。
【0040】図2における測定対象物2がない状態で
は、2次元レーザー距離計30の投光素子31から照射
したスリットスリット光S3は、図3に示すごとく、他
方のレーザー距離計40の投光窓45の両端に取付けた
光軸監視用受光素子42、43に照射される。2つの2
次元レーザー距離計30、40の光軸が一致している場
合は、光S3の受光素子42、43への結像点は中央で
あるが、光軸がずれている場合は、光S3の受光素子4
2、43への結像点が中央からずれ、受光素子42、4
3の電気信号出力も変化する。その変化量で光軸のずれ
量と方向がわかるので、受光素子42、43の出力をモ
ニタしながら、光S3の受光素子42、43への結像点
を受光素子42、43の中央に合わせることにより、光
軸の修正が簡単に行える。
【0041】なお、図2、図3においては、2つの2次
元レーザ距離計30、40ともに、光軸監視用受光素子
を有するものを使用しているが、どちらか一方にこのよ
うな形式のものを使用し、他の2次元レーザ距離計は従
来型のものを使用しても、目的を達成することができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
対向する2台の1次元レーザー距離計を1組として、レ
ーザー距離計から照射した光を対向する他方のレーザー
距離計で受光し、受光した光をハーフミラーで分岐して
受光素子に結像させ、前記受光素子の出力で対向する2
台のレーザー距離計の光軸のずれ量と方向を確認できる
ので、簡単に作業性良く、光軸の調整を行うことができ
る。さらに、距離計に2次元レーザー距離計を用いる場
合においては各々の2次元レーザー距離計から照射した
スリット光を対向する他方のレーザー距離計の投光窓の
両端部に設けた受光素子でスリット光を受光し、前記受
光素子の出力で対向する2台のレーザー距離計の光軸の
ずれ量と方向を確認できるので、簡単に作業性良く、光
軸の調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】対向する2台の1次元レーザー距離計で断面が
方形の測定物の厚さを測定する装置の概要を示す図であ
る。
【図2】対向する2台の2次元レーザー距離計で円筒状
の測定物の直径を測定する装置の概要を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の1例である2次元レーザ
距離計30、40を正面から見た図である。
【図4】従来のレーザ距離計の測定原理を示す図であ
る。
【図5】2つのレーザ距離計の光軸が一致しないときの
誤差の発生を示す図である。
【符号の説明】
1…測定対象物 10、20…レーザ距離計 11、21…レーザ投光素子 12、22…ハーフミラー 13、23…距離測定用受光素子(第1の受光素子) 14、24…光軸監視用受光素子(第2の受光素子) 30、40…2次元レーザー距離計 31、41…投光部 32、33、42、43…光軸監視用受光素子 S3、S4…投射されるスリット状のレーザビーム S1、S2…投射されるレーザビーム t1、t2…ハーフミラーで反射されたレーザビーム u1、u2…測定対象物から反射されたレーザビーム u3、u4…測定対象物からの反射されたレーザビーム

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源から発する線状のレーザ光線
    を対象物に照射し、その反射光を1次元光センサで受光
    し、前記1次元光センサにおける反射光の受光位置から
    対象物までの距離を測定するレーザ距離計であって、レ
    ーザ光源の前方に設けられ、前記レーザ光線の一部を透
    過し外部から照射された外来光の一部を反射するハーフ
    ミラーと、外部から照射され前記ハーフミラーで反射さ
    れた外来光を受光する第2の1次元光センサと、第2の
    1次元光センサにおける前記外来光の受光位置から、前
    記外来光の照射位置を測定する手段とを有することを特
    徴とするレーザ距離計。
  2. 【請求項2】 レーザ光源から発するスリット状のレー
    ザ光線を照射窓を通して対象物に照射し、その反射光を
    2次元光センサで受光し、前記2次元光センサにおける
    反射光の受光位置から対象物までの距離を1次元的に測
    定するレーザ距離計であって、前記レーザ照射窓の両側
    に各々設けられ、外来光を受光する1次元光センサと、
    前記1次元光センサにおける外来光の受光位置から、前
    記外来光の照射位置を測定する手段とを有することを特
    徴とするレーザ距離計。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のレーザ距離計2台を対
    向させ、測定対象物を前記2台のレーザ距離計で挟み込
    んで、各々のレーザ距離計から測定対象物までの距離を
    測定し、測定された距離から測定対象物の寸法を測定す
    る装置におけるレーザ距離計の光軸を調整する方法であ
    って、一方のレーザー距離計から照射した光を対向する
    他方のレーザー距離計で受光し、受光した光の照射位置
    を測定しながら、前記対向する2台のレーザー距離計の
    光軸を一致させることを特徴とするレーザ距離計の光軸
    調整方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のレーザ距離計2台を対
    向させ、測定対象物を前記2台のレーザ距離計で挟み込
    んで、各々のレーザ距離計から測定対象物までの距離を
    測定し、測定された距離から測定対象物の寸法を測定す
    る装置におけるレーザ距離計の光軸を調整する方法であ
    って、一方のレーザー距離計から照射した光を対向する
    他方のレーザー距離計で受光し、各々の1次元受光セン
    サが受光した光の照射位置を測定しながら、前記対向す
    る2台のレーザー距離計の光軸を一致させることを特徴
    とするレーザ距離計の光軸調整方法。
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