JP3397166B2 - データ処理システムを初期設定する方法および分散データ処理システム - Google Patents
データ処理システムを初期設定する方法および分散データ処理システムInfo
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、改良された分散デ
ータ処理システムに関し、具体的には、分散データ処理
システム内のデータ処理システムを管理するための改良
された方法および装置に関する。さらに具体的に言う
と、本発明は、分散データ処理システム内のデータ処理
システムをブートするための改良された方法および装置
に関する。
ータ処理システムに関し、具体的には、分散データ処理
システム内のデータ処理システムを管理するための改良
された方法および装置に関する。さらに具体的に言う
と、本発明は、分散データ処理システム内のデータ処理
システムをブートするための改良された方法および装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】コンピュータには、物理的な機械すなわ
ちハードウェアと、物理的な機械を動作させる命令すな
わちソフトウェアの両方が含まれる。ソフトウェアに
は、アプリケーション・プログラムとオペレーティング
・システム・プログラムの両方が含まれる。プログラム
が、特定の問題を解くなどの作業をユーザのために実行
するだけであれば、そのプログラムはアプリケーション
・ソフトウェアと呼ばれる。プログラムがコンピュータ
のハードウェアとアプリケーション・プログラムの実行
を制御するならば、そのプログラムはオペレーティング
・システム・ソフトウェアと呼ばれる。システム・ソフ
トウェアには、さらに、オペレーティング・システムす
なわち実際のコンピュータまたは中央処理装置（ＣＰ
Ｕ）を制御するプログラムと、プリンタや端末などの入
出力装置を制御するデバイス・ドライバが含まれる。
ちハードウェアと、物理的な機械を動作させる命令すな
わちソフトウェアの両方が含まれる。ソフトウェアに
は、アプリケーション・プログラムとオペレーティング
・システム・プログラムの両方が含まれる。プログラム
が、特定の問題を解くなどの作業をユーザのために実行
するだけであれば、そのプログラムはアプリケーション
・ソフトウェアと呼ばれる。プログラムがコンピュータ
のハードウェアとアプリケーション・プログラムの実行
を制御するならば、そのプログラムはオペレーティング
・システム・ソフトウェアと呼ばれる。システム・ソフ
トウェアには、さらに、オペレーティング・システムす
なわち実際のコンピュータまたは中央処理装置（ＣＰ
Ｕ）を制御するプログラムと、プリンタや端末などの入
出力装置を制御するデバイス・ドライバが含まれる。
【０００３】汎用コンピュータは、かなり複雑である。
通常、ＣＰＵを使用するために待機しているアプリケー
ション・プログラムの待ち行列が存在する。オペレーテ
ィング・システムは、次にどのプログラムを実行する
か、そのプログラムがどれだけのＣＰＵ時間の使用を許
可されるか、そのアプリケーションが他のコンピュータ
資源のどれを使用することを許可されるかを決定する必
要がある。さらに、各アプリケーション・プログラム
は、特別な入力装置または出力装置を必要とし、アプリ
ケーション・プログラムは、デバイス・ドライバを制御
するオペレーティング・システムにデータを転送しなけ
ればならない。
通常、ＣＰＵを使用するために待機しているアプリケー
ション・プログラムの待ち行列が存在する。オペレーテ
ィング・システムは、次にどのプログラムを実行する
か、そのプログラムがどれだけのＣＰＵ時間の使用を許
可されるか、そのアプリケーションが他のコンピュータ
資源のどれを使用することを許可されるかを決定する必
要がある。さらに、各アプリケーション・プログラム
は、特別な入力装置または出力装置を必要とし、アプリ
ケーション・プログラムは、デバイス・ドライバを制御
するオペレーティング・システムにデータを転送しなけ
ればならない。
【０００４】コンピュータがブートされる時には、読取
専用メモリ（ＲＯＭ）に格納されたブート・プログラム
を使用して、コンピュータのメモリへのオペレーティン
グ・システムのロードを開始する。用語「ブート」は、
コンピュータの始動またはリセットの処理を指す。最初
の電源投入（コールド・ブート）またはリセット（ウォ
ーム・ブート）の時に、コンピュータは、コンピュータ
のより複雑なオペレーティング・システムをロードし、
起動し、それを使用するための準備を行うソフトウェア
を実行する。したがって、コンピュータは、それ自体の
ブートストラップによってそれ自体を引き上げると言う
ことができる。ブート・プログラムは、「ブート・ブロ
ック」データ・プログラムとも呼ばれるより大きいブー
ト・プログラムをどこで見つけるかをコンピュータに指
示する。このブート・ブロック・データ・プログラム
は、オペレーティング・システムをコンピュータにロー
ドするのに使用される。用語「ブート・ブロック」は、
オペレーティング・システム・ローダーとコンピュータ
の起動を可能にする他の基本情報を含むディスクの部分
を指す。独立型のコンピュータでは、ブート・ブロック
・プログラムとオペレーティング・システムが、局所ハ
ード・ドライブにある。
専用メモリ（ＲＯＭ）に格納されたブート・プログラム
を使用して、コンピュータのメモリへのオペレーティン
グ・システムのロードを開始する。用語「ブート」は、
コンピュータの始動またはリセットの処理を指す。最初
の電源投入（コールド・ブート）またはリセット（ウォ
ーム・ブート）の時に、コンピュータは、コンピュータ
のより複雑なオペレーティング・システムをロードし、
起動し、それを使用するための準備を行うソフトウェア
を実行する。したがって、コンピュータは、それ自体の
ブートストラップによってそれ自体を引き上げると言う
ことができる。ブート・プログラムは、「ブート・ブロ
ック」データ・プログラムとも呼ばれるより大きいブー
ト・プログラムをどこで見つけるかをコンピュータに指
示する。このブート・ブロック・データ・プログラム
は、オペレーティング・システムをコンピュータにロー
ドするのに使用される。用語「ブート・ブロック」は、
オペレーティング・システム・ローダーとコンピュータ
の起動を可能にする他の基本情報を含むディスクの部分
を指す。独立型のコンピュータでは、ブート・ブロック
・プログラムとオペレーティング・システムが、局所ハ
ード・ドライブにある。
【０００５】複数のコンピュータを含むネットワーク
は、「ノード」または「ネットワーク・コンピュータ」
とも称するこれらのコンピュータに、１つまたは複数の
通信リンクを介して互いに通信させることによって形成
できる。これらの通信リンクは、コンピュータ・ネット
ワークである集合体である。現在、多数のコンピュータ
・ワーク・ステーションが、ローカル・エリア・ネット
ワーク（ＬＡＮ）上で、他のワーク・ステーション、フ
ァイル・サーバまたは他の資源に接続されている。ネッ
トワーク上の各コンピュータは、アダプタ・カードまた
は他の類似の手段を介してネットワークに接続され、こ
のアダプタ・カードまたは類似の手段は、ネットワーク
への通信リンクを確立する能力を提供する。
は、「ノード」または「ネットワーク・コンピュータ」
とも称するこれらのコンピュータに、１つまたは複数の
通信リンクを介して互いに通信させることによって形成
できる。これらの通信リンクは、コンピュータ・ネット
ワークである集合体である。現在、多数のコンピュータ
・ワーク・ステーションが、ローカル・エリア・ネット
ワーク（ＬＡＮ）上で、他のワーク・ステーション、フ
ァイル・サーバまたは他の資源に接続されている。ネッ
トワーク上の各コンピュータは、アダプタ・カードまた
は他の類似の手段を介してネットワークに接続され、こ
のアダプタ・カードまたは類似の手段は、ネットワーク
への通信リンクを確立する能力を提供する。
【０００６】ネットワーク・コンピュータ（ＮＣ）の管
理においては、異なるＮＣ間でプログラム、オペレーテ
ィング・システムおよび構成の均一性を維持することが
望ましい。均一性の維持においては、遠隔ブート処理を
使用する技法を使用して、ネットワーク環境のＮＣをサ
ポートすることができる。このような場合には、各ネッ
トワーク・コンピュータ（ＮＣ）は、サーバー上やネッ
トワークに接続されたディスク・アレイ・システムな
ど、ネットワーク上のどこかに配置された遠隔ブート・
ディスクまたは他の装置からブートされる。このような
ブート・システムでは、システム管理者が各ＮＣでアプ
リケーションを物理的に構成または変更する必要がない
ので、個々のＮＣの更新に必要な時間も最小になる。さ
らに、遠隔ブート処理は、完全にディスクレスのＮＣの
サポートを提供する。さらに、遠隔ブート処理では、遠
隔ブート・ファイルが安全な位置に保存され、ネットワ
ーク内のＮＣにコピーを配布する必要がないので、ソフ
トウェアおよびネットワークのセキュリティが強化され
る。
理においては、異なるＮＣ間でプログラム、オペレーテ
ィング・システムおよび構成の均一性を維持することが
望ましい。均一性の維持においては、遠隔ブート処理を
使用する技法を使用して、ネットワーク環境のＮＣをサ
ポートすることができる。このような場合には、各ネッ
トワーク・コンピュータ（ＮＣ）は、サーバー上やネッ
トワークに接続されたディスク・アレイ・システムな
ど、ネットワーク上のどこかに配置された遠隔ブート・
ディスクまたは他の装置からブートされる。このような
ブート・システムでは、システム管理者が各ＮＣでアプ
リケーションを物理的に構成または変更する必要がない
ので、個々のＮＣの更新に必要な時間も最小になる。さ
らに、遠隔ブート処理は、完全にディスクレスのＮＣの
サポートを提供する。さらに、遠隔ブート処理では、遠
隔ブート・ファイルが安全な位置に保存され、ネットワ
ーク内のＮＣにコピーを配布する必要がないので、ソフ
トウェアおよびネットワークのセキュリティが強化され
る。
【０００７】遠隔ブートに関する問題の１つが、ブート
時に、ブート・イメージがネットワークを介して転送さ
れるので、個々のＮＣをブートするのに必要な時間が長
く、同時にブートできるＮＣの数が制限されることであ
る。たとえば、ＮＣのブートには、たとえばネットワー
ク・トラフィック、イメージのサイズ、初期設定時間に
依存して、１５分以上を要する場合がある。この問題
は、予想外の形でネットワークが遮断され、再度起動さ
れる場合に悪化する。ネットワークが稼動または再起動
する時に、すべてのＮＣがネットワークからブートし、
アプリケーションをロードしようとするブート・ストー
ムが発生する可能性がある。この状況は、すべてのＮＣ
がネットワークからオペレーティング・システムおよび
アプリケーションをダウンロードしようと試みるので、
深刻な帯域幅の問題をもたらし、ブートに必要な時間を
大幅に増加させる可能性がある。
時に、ブート・イメージがネットワークを介して転送さ
れるので、個々のＮＣをブートするのに必要な時間が長
く、同時にブートできるＮＣの数が制限されることであ
る。たとえば、ＮＣのブートには、たとえばネットワー
ク・トラフィック、イメージのサイズ、初期設定時間に
依存して、１５分以上を要する場合がある。この問題
は、予想外の形でネットワークが遮断され、再度起動さ
れる場合に悪化する。ネットワークが稼動または再起動
する時に、すべてのＮＣがネットワークからブートし、
アプリケーションをロードしようとするブート・ストー
ムが発生する可能性がある。この状況は、すべてのＮＣ
がネットワークからオペレーティング・システムおよび
アプリケーションをダウンロードしようと試みるので、
深刻な帯域幅の問題をもたらし、ブートに必要な時間を
大幅に増加させる可能性がある。
【０００８】多くのオフィス環境では、このようなＮＣ
のブートまたはストアの遅延は許容されない。たとえ
ば、銀行のオフィス環境では、トランザクション発生ま
でに１５分以上顧客を待たせることは、実際の業務とし
ては許容されない。しかし、この状況は、顧客トランザ
クションに使用されるＮＣが予想されない形で遮断さ
れ、リブートされる時に発生する。
のブートまたはストアの遅延は許容されない。たとえ
ば、銀行のオフィス環境では、トランザクション発生ま
でに１５分以上顧客を待たせることは、実際の業務とし
ては許容されない。しかし、この状況は、顧客トランザ
クションに使用されるＮＣが予想されない形で遮断さ
れ、リブートされる時に発生する。
【０００９】したがって、ネットワークに接続されたネ
ットワーク・コンピュータをブートし、リブートするた
めの改良された方法および装置を有することが有利であ
る。
ットワーク・コンピュータをブートし、リブートするた
めの改良された方法および装置を有することが有利であ
る。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、改良
された分散データ処理システムを提供することである。
された分散データ処理システムを提供することである。
【００１１】本発明のもう１つの目的は、分散データ処
理システム内のデータ処理システムを管理するための改
良された方法および装置を提供することである。
理システム内のデータ処理システムを管理するための改
良された方法および装置を提供することである。
【００１２】本発明のもう１つの目的は、分散データ処
理システム内のデータ処理システムをブートするための
改良された方法および装置を提供することである。
理システム内のデータ処理システムをブートするための
改良された方法および装置を提供することである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明は、分散データ処
理システム内のデータ処理システムを初期設定するため
の方法を提供する。データ処理システムは、そのデータ
処理システムの初期設定に使用されるデータを受け取
る。データ処理システムは、データ処理システムの初期
設定の後の選択された状態でデータ処理システム内にイ
メージを保管し、そのイメージは、保管されたイメージ
である。データ処理システムは、保管されたイメージを
使用して状態を復元する。
理システム内のデータ処理システムを初期設定するため
の方法を提供する。データ処理システムは、そのデータ
処理システムの初期設定に使用されるデータを受け取
る。データ処理システムは、データ処理システムの初期
設定の後の選択された状態でデータ処理システム内にイ
メージを保管し、そのイメージは、保管されたイメージ
である。データ処理システムは、保管されたイメージを
使用して状態を復元する。
【００１４】
【発明の実施の形態】ここで図面を参照し、具体的には
図１を参照すると、本発明の好ましい実施例による分散
データ処理システムの図が示されている。分散データ処
理システム１００は、本発明を実施できるコンピュータ
のネットワークである。分散データ処理システム１００
には、ネットワーク１０２が含まれ、このネットワーク
１０２は、分散データ処理システム１００内で互いに接
続されたさまざまな装置およびコンピュータの間の通信
リンクを提供するのに使用される媒体である。ネットワ
ーク１０２には、ワイヤ・ケーブルや光ファイバ・ケー
ブルなどの永久的な接続と、電話接続を介して行われる
一時的な接続を含めることができる。
図１を参照すると、本発明の好ましい実施例による分散
データ処理システムの図が示されている。分散データ処
理システム１００は、本発明を実施できるコンピュータ
のネットワークである。分散データ処理システム１００
には、ネットワーク１０２が含まれ、このネットワーク
１０２は、分散データ処理システム１００内で互いに接
続されたさまざまな装置およびコンピュータの間の通信
リンクを提供するのに使用される媒体である。ネットワ
ーク１０２には、ワイヤ・ケーブルや光ファイバ・ケー
ブルなどの永久的な接続と、電話接続を介して行われる
一時的な接続を含めることができる。
【００１５】図示の例では、サーバ１０４は、記憶装置
１０６と共にネットワーク１０２に接続される。さら
に、ネットワーク・コンピュータ（ＮＣ）１０８、１１
０および１１２も、ネットワーク１０２に接続される。
この応用例の目的のためには、ネットワーク・コンピュ
ータは、ネットワークに結合され、そのネットワークに
結合された別のコンピュータからブート・イメージを受
け取るコンピュータであればなんでもよく、サーバによ
って管理されるコンピュータとすることもできる。サー
バ１０４は、ブート・ファイルなどのデータ、オペレー
ティング・システム・イメージおよびアプリケーション
をＮＣ１０８、１１０および１１２に提供する。ＮＣ１
０８、１１０および１１２は、サーバ１０４に対しては
クライアントである。分散データ処理システム１００に
は、図示されていない追加のサーバ、ＮＣおよび他の装
置を含めることができる。図１は、例示を目的とするも
のであって、本発明の処理に関するアーキテクチャ的制
限を示す目的のものではない。
１０６と共にネットワーク１０２に接続される。さら
に、ネットワーク・コンピュータ（ＮＣ）１０８、１１
０および１１２も、ネットワーク１０２に接続される。
この応用例の目的のためには、ネットワーク・コンピュ
ータは、ネットワークに結合され、そのネットワークに
結合された別のコンピュータからブート・イメージを受
け取るコンピュータであればなんでもよく、サーバによ
って管理されるコンピュータとすることもできる。サー
バ１０４は、ブート・ファイルなどのデータ、オペレー
ティング・システム・イメージおよびアプリケーション
をＮＣ１０８、１１０および１１２に提供する。ＮＣ１
０８、１１０および１１２は、サーバ１０４に対しては
クライアントである。分散データ処理システム１００に
は、図示されていない追加のサーバ、ＮＣおよび他の装
置を含めることができる。図１は、例示を目的とするも
のであって、本発明の処理に関するアーキテクチャ的制
限を示す目的のものではない。
【００１６】図２に移ると、本発明を実施できるデータ
処理システム２００のブロック図が示されている。デー
タ処理システム２００では、Peripheral Component Int
erconnect（ＰＣＩ）ローカル・バス・アーキテクチャ
が使用されている。図示の例ではＰＣＩバスが使用され
ているが、マイクロ・チャネルやＩＳＡなどの他のバス
・アーキテクチャを使用することができる。プロセッサ
２０２と主記憶２０４は、ＰＣＩブリッジ２０８を介し
てＰＣＩローカル・バス２０６に接続される。ＰＣＩブ
リッジ２０８には、プロセッサ２０２用の統合メモリ・
コントローラおよびキャッシュ・メモリも含まれる。Ｐ
ＣＩローカル・バス２０６への追加接続は、構成要素の
直接相互接続を介してまたはアドイン・ボードを介して
行うことができる。図示の例では、ローカル・エリア・
ネットワーク（ＬＡＮ）アダプタ２１０、ＳＣＳＩホス
ト・バス・アダプタ２１２、および拡張バス・インター
フェース２１４が、直接構成要素接続によってＰＣＩロ
ーカル・バス２０６に接続されている。これに対して、
オーディオ・アダプタ２１６、グラフィックス・アダプ
タ２１８およびオーディオ／ビデオ・アダプタ（Ａ／
Ｖ）２１９は、拡張スロットに挿入されたアドイン・ボ
ードによってＰＣＩローカル・バス２０６に接続され
る。拡張バス・インターフェース２１４は、キーボード
およびマウス・アダプタ２２０、モデム２２２および追
加メモリ２２４のための接続を提供する。ＳＣＳＩホス
ト・バス・アダプタ２１２は、図示の例ではハード・デ
ィスク装置２２６、テープ装置２２８およびＣＤ−ＲＯ
Ｍ２３０のための接続を提供する。通常のＰＣＩローカ
ル・バス実装では、３つまたは４つのＰＣＩ拡張スロッ
トまたはアドイン・コネクタがサポートされる。図示の
例には、マザーボード上の４つの負荷と３つの拡張スロ
ットが含まれる。
処理システム２００のブロック図が示されている。デー
タ処理システム２００では、Peripheral Component Int
erconnect（ＰＣＩ）ローカル・バス・アーキテクチャ
が使用されている。図示の例ではＰＣＩバスが使用され
ているが、マイクロ・チャネルやＩＳＡなどの他のバス
・アーキテクチャを使用することができる。プロセッサ
２０２と主記憶２０４は、ＰＣＩブリッジ２０８を介し
てＰＣＩローカル・バス２０６に接続される。ＰＣＩブ
リッジ２０８には、プロセッサ２０２用の統合メモリ・
コントローラおよびキャッシュ・メモリも含まれる。Ｐ
ＣＩローカル・バス２０６への追加接続は、構成要素の
直接相互接続を介してまたはアドイン・ボードを介して
行うことができる。図示の例では、ローカル・エリア・
ネットワーク（ＬＡＮ）アダプタ２１０、ＳＣＳＩホス
ト・バス・アダプタ２１２、および拡張バス・インター
フェース２１４が、直接構成要素接続によってＰＣＩロ
ーカル・バス２０６に接続されている。これに対して、
オーディオ・アダプタ２１６、グラフィックス・アダプ
タ２１８およびオーディオ／ビデオ・アダプタ（Ａ／
Ｖ）２１９は、拡張スロットに挿入されたアドイン・ボ
ードによってＰＣＩローカル・バス２０６に接続され
る。拡張バス・インターフェース２１４は、キーボード
およびマウス・アダプタ２２０、モデム２２２および追
加メモリ２２４のための接続を提供する。ＳＣＳＩホス
ト・バス・アダプタ２１２は、図示の例ではハード・デ
ィスク装置２２６、テープ装置２２８およびＣＤ−ＲＯ
Ｍ２３０のための接続を提供する。通常のＰＣＩローカ
ル・バス実装では、３つまたは４つのＰＣＩ拡張スロッ
トまたはアドイン・コネクタがサポートされる。図示の
例には、マザーボード上の４つの負荷と３つの拡張スロ
ットが含まれる。
【００１７】当業者であれば、実施態様に応じて図２の
ハードウェアを変更できることを諒解するであろう。た
とえば、光ディスク駆動装置などの他の周辺装置を、図
２に示されたハードウェアに追加してまたはその代わり
に使用することができる。ＮＣとして実施されているデ
ータ処理システム２００には、図２に示されたものより
少ない構成要素を含めることができる。たとえば、多く
のＮＣは、ディスクレスか、ハード・ディスク装置２２
６などの単一の記憶装置だけを有する。データ処理シス
テム２００は、サーバとして実施することもできる。図
示の例は、本発明に関するアーキテクチャ的制限を暗示
するものではない。
ハードウェアを変更できることを諒解するであろう。た
とえば、光ディスク駆動装置などの他の周辺装置を、図
２に示されたハードウェアに追加してまたはその代わり
に使用することができる。ＮＣとして実施されているデ
ータ処理システム２００には、図２に示されたものより
少ない構成要素を含めることができる。たとえば、多く
のＮＣは、ディスクレスか、ハード・ディスク装置２２
６などの単一の記憶装置だけを有する。データ処理シス
テム２００は、サーバとして実施することもできる。図
示の例は、本発明に関するアーキテクチャ的制限を暗示
するものではない。
【００１８】本発明は、分散データ処理システムのＮＣ
のブート時間を最小にするための方法およびシステムを
提供する。図３に移ると、本発明の好ましい実施例に従
ってネットワーク・コンピュータを管理する際に使用さ
れる構成要素のブロック図が示されている。図３では、
サーバ３００が、遠隔ＮＣのブート・イメージ３０２
を、サーバ３００内に置かれた複数のブート・イメージ
３０２、３０４、３０６および３０８から通信リンク３
１２を介してＮＣ３１０へダウンロードする。その後、
ＮＣ３１０は、サーバによって、既知の状態または選択
された状態でハイバネーションされて、ＮＣ３１０が再
始動されハイバネーションを解除される時にＮＣ３１０
の再始動に使用することのできるイメージ３１４が作ら
れる。ハイバネーションには、ＮＣなどのコンピュータ
の状態の保管が含まれる。ハイバネーションは、実装固
有であり、そのデータは、ハード・ディスク装置または
スタティックＲＡＭなどの記憶装置に置かれるファイル
形式またはロウ（raw）Ｉ／Ｏ形式で保管できる。その
代わりに、初期設定直後にＮＣ３１０をハイバネーショ
ンさせるのではなく、後程または、選択されたアプリケ
ーションまたはオプションが始動された後の選択された
状態で、イメージ３１４を作成し保管することができ
る。実施態様によっては、ハイバネーションを定期的に
実行することができる。この状態は、選択されたアプリ
ケーションが開始された後であるが、複数ユーザのＮＣ
の場合の個人的な選択の前の状態である。ハイバネーシ
ョンには、さまざまな機能を含めることができる。第１
の機能は、緊急時自動データ回復機能であり、コンピュ
ータのデータが、たとえば停電による電源切断時、サー
バによる誤り、ユーザによるコマンドに応答してなど、
回復のためにハード・ディスクなどの補助記憶装置に格
納される。その後、そのデータが回復され、コンピュー
タは以前の状態、たとえば、電力がコンピュータに供給
された時に停電前の状態などに復元される。第２の機能
は、コンピュータ使用中に所与の時間にわたってコンピ
ュータが使用されていない場合の節電機能であり、コン
ピュータのデータを補助記憶装置に格納した後に電源が
自動的に切断され、その後、電力がコンピュータに再び
供給される時に、データが回復され、コンピュータが前
の状態に復元される。図示の例では、停電の場合または
ユーザがＮＣを再始動または電源を投入した場合に第１
の機能が使用される。
のブート時間を最小にするための方法およびシステムを
提供する。図３に移ると、本発明の好ましい実施例に従
ってネットワーク・コンピュータを管理する際に使用さ
れる構成要素のブロック図が示されている。図３では、
サーバ３００が、遠隔ＮＣのブート・イメージ３０２
を、サーバ３００内に置かれた複数のブート・イメージ
３０２、３０４、３０６および３０８から通信リンク３
１２を介してＮＣ３１０へダウンロードする。その後、
ＮＣ３１０は、サーバによって、既知の状態または選択
された状態でハイバネーションされて、ＮＣ３１０が再
始動されハイバネーションを解除される時にＮＣ３１０
の再始動に使用することのできるイメージ３１４が作ら
れる。ハイバネーションには、ＮＣなどのコンピュータ
の状態の保管が含まれる。ハイバネーションは、実装固
有であり、そのデータは、ハード・ディスク装置または
スタティックＲＡＭなどの記憶装置に置かれるファイル
形式またはロウ（raw）Ｉ／Ｏ形式で保管できる。その
代わりに、初期設定直後にＮＣ３１０をハイバネーショ
ンさせるのではなく、後程または、選択されたアプリケ
ーションまたはオプションが始動された後の選択された
状態で、イメージ３１４を作成し保管することができ
る。実施態様によっては、ハイバネーションを定期的に
実行することができる。この状態は、選択されたアプリ
ケーションが開始された後であるが、複数ユーザのＮＣ
の場合の個人的な選択の前の状態である。ハイバネーシ
ョンには、さまざまな機能を含めることができる。第１
の機能は、緊急時自動データ回復機能であり、コンピュ
ータのデータが、たとえば停電による電源切断時、サー
バによる誤り、ユーザによるコマンドに応答してなど、
回復のためにハード・ディスクなどの補助記憶装置に格
納される。その後、そのデータが回復され、コンピュー
タは以前の状態、たとえば、電力がコンピュータに供給
された時に停電前の状態などに復元される。第２の機能
は、コンピュータ使用中に所与の時間にわたってコンピ
ュータが使用されていない場合の節電機能であり、コン
ピュータのデータを補助記憶装置に格納した後に電源が
自動的に切断され、その後、電力がコンピュータに再び
供給される時に、データが回復され、コンピュータが前
の状態に復元される。図示の例では、停電の場合または
ユーザがＮＣを再始動または電源を投入した場合に第１
の機能が使用される。
【００１９】ＮＣ３１０のイメージ３１４は、ＮＣの次
のブート時のために、ＮＣ３１０内に置かれるかＮＣ３
１０に直接に接続されるディスク、ファームウェアまた
は他の媒体などの記憶装置に格納される。通常、ＮＣ３
１０は、局所的にハイバネーションを解除するか、ネッ
トワーク機構を使用してブート・イメージをダウンロー
ドするかを判定するために、サーバに問い合わせる。ブ
ート・イメージは、ハイバネーションされた状態のイメ
ージとは違ってＮＣに送られるオペレーティング・シス
テム・イメージであり、既知の状態で格納された、オペ
レーティング・システムの縮小作業セットである。図示
の例では、ＮＣ３１０は、サーバ３００上に置かれるレ
ジストリまたはＮＣファイル３１６を検査して、ＮＣ３
１０上で局所的に格納されたイメージからブートまたは
ハイバネーション解除を行うか、サーバ３００からブー
ト・イメージをダウンロードするかを判定する。この検
査は、ＮＣ３１０の初期ブート・プログラムの一部であ
る。ＮＣファイル３１６には、ＮＣ３１０でハイバネー
ションされた状態のイメージの位置に関する情報が含ま
れる。この位置のイメージは、ＮＣ３１０が局所的にハ
イバネーションを解除するのに使用される。
のブート時のために、ＮＣ３１０内に置かれるかＮＣ３
１０に直接に接続されるディスク、ファームウェアまた
は他の媒体などの記憶装置に格納される。通常、ＮＣ３
１０は、局所的にハイバネーションを解除するか、ネッ
トワーク機構を使用してブート・イメージをダウンロー
ドするかを判定するために、サーバに問い合わせる。ブ
ート・イメージは、ハイバネーションされた状態のイメ
ージとは違ってＮＣに送られるオペレーティング・シス
テム・イメージであり、既知の状態で格納された、オペ
レーティング・システムの縮小作業セットである。図示
の例では、ＮＣ３１０は、サーバ３００上に置かれるレ
ジストリまたはＮＣファイル３１６を検査して、ＮＣ３
１０上で局所的に格納されたイメージからブートまたは
ハイバネーション解除を行うか、サーバ３００からブー
ト・イメージをダウンロードするかを判定する。この検
査は、ＮＣ３１０の初期ブート・プログラムの一部であ
る。ＮＣファイル３１６には、ＮＣ３１０でハイバネー
ションされた状態のイメージの位置に関する情報が含ま
れる。この位置のイメージは、ＮＣ３１０が局所的にハ
イバネーションを解除するのに使用される。
【００２０】図示の例では、この情報がサーバ３００に
ない場合に、ＮＣ３１０は、通常の遠隔ブートを実行
し、ブート・イメージおよび他の情報をサーバ３００か
らダウンロードする。その代わりに、ＮＣ３１０に通常
の遠隔ブートを実行するように積極的に指示する情報が
存在する場合もある。通常のブートが実行されるのは、
通常は、局所ブート・イメージが古くなったか、サーバ
が再ハイバネーションを希望するからである。さらに、
ブート・イメージ３０２、３０４、３０６および３０８
とＮＣファイル３１６の一方または両方を、記憶装置な
ど（すなわち図１の記憶装置１０６）、分散データ処理
システムの他の場所に格納することができる。この処理
によって、サーバがクライアントＮＣのクライアント管
理を維持できるようになる。さらに、すべてのイメージ
が局所的であり、計算機の状態がハイバネーション・イ
メージ内であらかじめ定められているので（すなわち、
イメージに含まれるアプリケーションとオペレーティン
グ・システムはすでに初期設定されている）、イメージ
のロードは高速である。実施態様によっては、増分ハイ
バネーションを行うことができる。局所ＮＣ上のイメー
ジの一部が古いが、その情報の大半が有効である場合が
発生し得る。この場合、サーバは、局所ブート・イメー
ジのうち、新しい部分以外の部分を使用することを示す
メッセージを送り、新しい部分は、メッセージと共に送
るか、メッセージによって参照することができる。
ない場合に、ＮＣ３１０は、通常の遠隔ブートを実行
し、ブート・イメージおよび他の情報をサーバ３００か
らダウンロードする。その代わりに、ＮＣ３１０に通常
の遠隔ブートを実行するように積極的に指示する情報が
存在する場合もある。通常のブートが実行されるのは、
通常は、局所ブート・イメージが古くなったか、サーバ
が再ハイバネーションを希望するからである。さらに、
ブート・イメージ３０２、３０４、３０６および３０８
とＮＣファイル３１６の一方または両方を、記憶装置な
ど（すなわち図１の記憶装置１０６）、分散データ処理
システムの他の場所に格納することができる。この処理
によって、サーバがクライアントＮＣのクライアント管
理を維持できるようになる。さらに、すべてのイメージ
が局所的であり、計算機の状態がハイバネーション・イ
メージ内であらかじめ定められているので（すなわち、
イメージに含まれるアプリケーションとオペレーティン
グ・システムはすでに初期設定されている）、イメージ
のロードは高速である。実施態様によっては、増分ハイ
バネーションを行うことができる。局所ＮＣ上のイメー
ジの一部が古いが、その情報の大半が有効である場合が
発生し得る。この場合、サーバは、局所ブート・イメー
ジのうち、新しい部分以外の部分を使用することを示す
メッセージを送り、新しい部分は、メッセージと共に送
るか、メッセージによって参照することができる。
【００２１】図４では、本発明の好ましい実施例による
イメージの図が示されている。イメージ４００は、ＮＣ
の再始動またはハイバネーション解除に使用されるイメ
ージである。イメージ４００は、図示の例ではＮＣに直
接に接続された記憶装置に、ＮＣ内で局所的に格納され
る。イメージ４００には、ヘッダ情報４０２、状態情報
４０４およびページング・ファイル情報４０６が含まれ
る。ヘッダ情報４０２には、ＮＣ上でハイバネーション
された状態のイメージのファイル配置およびローディン
グ情報が記述され、状態情報４０４には、ＮＣ内の物理
メモリおよびハードウェア・デバイス（すなわち、オペ
レーティング・システムによって使用されるデバイス、
割込み、リアル・タイム・クロック）の状態が格納され
る。
イメージの図が示されている。イメージ４００は、ＮＣ
の再始動またはハイバネーション解除に使用されるイメ
ージである。イメージ４００は、図示の例ではＮＣに直
接に接続された記憶装置に、ＮＣ内で局所的に格納され
る。イメージ４００には、ヘッダ情報４０２、状態情報
４０４およびページング・ファイル情報４０６が含まれ
る。ヘッダ情報４０２には、ＮＣ上でハイバネーション
された状態のイメージのファイル配置およびローディン
グ情報が記述され、状態情報４０４には、ＮＣ内の物理
メモリおよびハードウェア・デバイス（すなわち、オペ
レーティング・システムによって使用されるデバイス、
割込み、リアル・タイム・クロック）の状態が格納され
る。
【００２２】仮想記憶管理を伴うシステムの場合に限っ
て、イメージ４００にページング・ファイル情報４０６
が含まれる。イメージ４００内のページング・ファイル
情報は、ページング・ファイル自体とすることができ
る。その代わりに、ページング・ファイルの一部を凍結
または変更からロックし、ページング・ファイルのロッ
クされる部分に、ＮＣの復元、ブートまたはハイバネー
ション解除に必要な情報を含めることができる。図示の
例ではページング・ファイルが使用されているが、オペ
レーティング・システムの種類に応じて、ページング・
ファイルの変わりにページング空間を使用することがで
きる。ページング空間またはページング・ファイルは、
仮想記憶マネージャを有するシステムに適用可能であ
る。
て、イメージ４００にページング・ファイル情報４０６
が含まれる。イメージ４００内のページング・ファイル
情報は、ページング・ファイル自体とすることができ
る。その代わりに、ページング・ファイルの一部を凍結
または変更からロックし、ページング・ファイルのロッ
クされる部分に、ＮＣの復元、ブートまたはハイバネー
ション解除に必要な情報を含めることができる。図示の
例ではページング・ファイルが使用されているが、オペ
レーティング・システムの種類に応じて、ページング・
ファイルの変わりにページング空間を使用することがで
きる。ページング空間またはページング・ファイルは、
仮想記憶マネージャを有するシステムに適用可能であ
る。
【００２３】図５を参照すると、本発明の好ましい実施
例に従って、ハイバネーションのためにネットワーク・
コンピュータを構成する処理の流れ図が示されている。
この図には、ネットワーク・コンピュータの局所ブート
に必要な情報を保管するために、遠隔ブートまたはネッ
トワーク・ブートで使用される処理が示されている。こ
の処理は、ＮＣによって電源が投入されることから始ま
る（ステップ５００）。その後、ブート装置からデータ
を取得する（ステップ５０２）。ブート装置とは、初期
プログラム・ロード情報を格納した装置であり、たとえ
ば、ハード・ドライブまたはファームウェアとすること
ができる。このブート装置が局所ブート装置であるかど
うかに関する判定を行う（ステップ５０４）。ブート装
置が局所装置である場合、この処理に局所入出力を使用
し（ステップ５０６）、ブート装置からオペレーティン
グ・システムをロードする（ステップ５０８）。ステッ
プ５０４に戻って、ブート装置が局所装置でない場合、
この処理でネットワーク・コンピュータを初期設定する
ためのデータを取得するのにネットワーク入出力を使用
し（ステップ５１０）、上で述べたステップ５０８に進
む。その後、オペレーティング・システムを完全にロー
ドし、初期設定する（ステップ５１２）。
例に従って、ハイバネーションのためにネットワーク・
コンピュータを構成する処理の流れ図が示されている。
この図には、ネットワーク・コンピュータの局所ブート
に必要な情報を保管するために、遠隔ブートまたはネッ
トワーク・ブートで使用される処理が示されている。こ
の処理は、ＮＣによって電源が投入されることから始ま
る（ステップ５００）。その後、ブート装置からデータ
を取得する（ステップ５０２）。ブート装置とは、初期
プログラム・ロード情報を格納した装置であり、たとえ
ば、ハード・ドライブまたはファームウェアとすること
ができる。このブート装置が局所ブート装置であるかど
うかに関する判定を行う（ステップ５０４）。ブート装
置が局所装置である場合、この処理に局所入出力を使用
し（ステップ５０６）、ブート装置からオペレーティン
グ・システムをロードする（ステップ５０８）。ステッ
プ５０４に戻って、ブート装置が局所装置でない場合、
この処理でネットワーク・コンピュータを初期設定する
ためのデータを取得するのにネットワーク入出力を使用
し（ステップ５１０）、上で述べたステップ５０８に進
む。その後、オペレーティング・システムを完全にロー
ドし、初期設定する（ステップ５１２）。
【００２４】その後、ユーザ・アプリケーションを起動
し、初期設定する（ステップ５１４）。これは、オペレ
ーティング・システムとアプリケーションの一方がハイ
バネーションされ、他方がサーバによって配布される、
オペレーティング・システムとアプリケーションが二股
になる分離を排除するものではない。図示の例では、Ｎ
Ｃのブートに、選択されたアプリケーションの初期設定
が含まれる。ＮＣがブートを終了した時に、ブート装置
が局所装置であるかどうかに関する判定を行う（ステッ
プ５１６）。ブート装置が局所装置でない場合には、Ｎ
Ｃは、ＮＣがブートしたことを示すメッセージをサーバ
に送る（ステップ５１８）。局所ブートの場合、ＮＣ
は、やはりそのシステムがリブートしたことを示す表示
をサーバに送り返す。その後、ＮＣは、ハイバネーショ
ンへの移行またはハイバネーションのためにイメージを
格納することを指示するサーバからのメッセージを受け
取り（ステップ５２０）、局所媒体にイメージをハイバ
ネーションし（ステップ５２２）、その後、ブート処理
を終了する。その代わりに、実施態様によっては、イメ
ージのハイバネーションを、新しいアプリケーションを
開くなどの局所ユーザの処置や、定期的にイメージをハ
イバネーションする局所タイマによってトリガすること
ができる。ＮＣは、イメージのハイバネーションが発生
した後に走行を続けることができる。ステップ５１６に
戻って、ブート装置が局所装置の場合、この処理は終了
し、ＮＣは、動作を継続し、ユーザ入力の処理を続け
る。
し、初期設定する（ステップ５１４）。これは、オペレ
ーティング・システムとアプリケーションの一方がハイ
バネーションされ、他方がサーバによって配布される、
オペレーティング・システムとアプリケーションが二股
になる分離を排除するものではない。図示の例では、Ｎ
Ｃのブートに、選択されたアプリケーションの初期設定
が含まれる。ＮＣがブートを終了した時に、ブート装置
が局所装置であるかどうかに関する判定を行う（ステッ
プ５１６）。ブート装置が局所装置でない場合には、Ｎ
Ｃは、ＮＣがブートしたことを示すメッセージをサーバ
に送る（ステップ５１８）。局所ブートの場合、ＮＣ
は、やはりそのシステムがリブートしたことを示す表示
をサーバに送り返す。その後、ＮＣは、ハイバネーショ
ンへの移行またはハイバネーションのためにイメージを
格納することを指示するサーバからのメッセージを受け
取り（ステップ５２０）、局所媒体にイメージをハイバ
ネーションし（ステップ５２２）、その後、ブート処理
を終了する。その代わりに、実施態様によっては、イメ
ージのハイバネーションを、新しいアプリケーションを
開くなどの局所ユーザの処置や、定期的にイメージをハ
イバネーションする局所タイマによってトリガすること
ができる。ＮＣは、イメージのハイバネーションが発生
した後に走行を続けることができる。ステップ５１６に
戻って、ブート装置が局所装置の場合、この処理は終了
し、ＮＣは、動作を継続し、ユーザ入力の処理を続け
る。
【００２５】図６を参照すると、本発明の好ましい実施
例による、ネットワーク・コンピュータをブートする処
理の流れ図が示されている。処理は、ネットワーク・コ
ンピュータで電源が投入されるなどのシステム事象と共
に開始される（ステップ６００）。その後、装置がＢＩ
ＯＳで初期設定され（ステップ６０２）、制御がオペレ
ーティング・システムに渡される（ステップ６０４）。
その後、ネットワーク・コンピュータは、サーバをポー
リングして、ハイバネーションを解除するかどうかを判
定する（ステップ６０６）。このポーリングは、既知の
ネットワーク・プロトコルを使用して達成できる。ハイ
バネーション解除とは、システムの格納された状態を物
理状態に復元することを意味し、たとえば、装置の状態
の復元、物理メモリのロード、ハイバネーション前の状
態へのページング空間の設定復元などを指す。ＮＣが局
所的にハイバネーション解除される場合、サーバは、ハ
イバネーションされたイメージの特性と位置を記述した
情報を返す（ステップ６０８）。局所的にハイバネーシ
ョンを解除するか、サーバからのイメージを使用するか
を判定するためにサーバが使用する判断基準の例には、
ハードウェアへの新しいデバイスの追加、ネットワーク
・コンピュータによって使用されるアプリケーションの
変更、オペレーティング・システムに対する更新が含ま
れる。その後、ネットワーク・コンピュータは、局所ハ
イバネーション・イメージからそれ自体を所望の状態に
復元し（ステップ６１０）、その後、ブート処理が終了
する。
例による、ネットワーク・コンピュータをブートする処
理の流れ図が示されている。処理は、ネットワーク・コ
ンピュータで電源が投入されるなどのシステム事象と共
に開始される（ステップ６００）。その後、装置がＢＩ
ＯＳで初期設定され（ステップ６０２）、制御がオペレ
ーティング・システムに渡される（ステップ６０４）。
その後、ネットワーク・コンピュータは、サーバをポー
リングして、ハイバネーションを解除するかどうかを判
定する（ステップ６０６）。このポーリングは、既知の
ネットワーク・プロトコルを使用して達成できる。ハイ
バネーション解除とは、システムの格納された状態を物
理状態に復元することを意味し、たとえば、装置の状態
の復元、物理メモリのロード、ハイバネーション前の状
態へのページング空間の設定復元などを指す。ＮＣが局
所的にハイバネーション解除される場合、サーバは、ハ
イバネーションされたイメージの特性と位置を記述した
情報を返す（ステップ６０８）。局所的にハイバネーシ
ョンを解除するか、サーバからのイメージを使用するか
を判定するためにサーバが使用する判断基準の例には、
ハードウェアへの新しいデバイスの追加、ネットワーク
・コンピュータによって使用されるアプリケーションの
変更、オペレーティング・システムに対する更新が含ま
れる。その後、ネットワーク・コンピュータは、局所ハ
イバネーション・イメージからそれ自体を所望の状態に
復元し（ステップ６１０）、その後、ブート処理が終了
する。
【００２６】ステップ６０６に戻って、サーバが、通常
のネットワーク・ブートを使用することを示した場合、
通常のネットワーク入出力を行って、ＮＣを遠隔ブート
し（ステップ６１２）、その後、ブート処理が終了す
る。サーバは、たとえば更新されたオペレーティング・
システム、アプリケーション、構成など、新しいデータ
をダウンロードするために通常のネットワーク・ブート
を使用することを指示することができる。さらに、新し
いアプリケーションを、サーバからＮＣにロードするこ
とができる。通常のネットワーク・ブートの後に、ＮＣ
は、本発明の処理を使用するハイバネーションのために
システムのイメージを保管するように指示される可能性
がある。
のネットワーク・ブートを使用することを示した場合、
通常のネットワーク入出力を行って、ＮＣを遠隔ブート
し（ステップ６１２）、その後、ブート処理が終了す
る。サーバは、たとえば更新されたオペレーティング・
システム、アプリケーション、構成など、新しいデータ
をダウンロードするために通常のネットワーク・ブート
を使用することを指示することができる。さらに、新し
いアプリケーションを、サーバからＮＣにロードするこ
とができる。通常のネットワーク・ブートの後に、ＮＣ
は、本発明の処理を使用するハイバネーションのために
システムのイメージを保管するように指示される可能性
がある。
【００２７】局所的にハイバネーションされたイメージ
は、ネットワークからの遠隔ブートよりも高速のＮＣの
初期設定をもたらす。ＮＣは、オペレーティング・シス
テム、デバイス・ドライバおよびアプリケーションをロ
ードし、初期設定する必要がなく、選択された状態に復
元されるので、この処理は局所ブートより高速である。
は、ネットワークからの遠隔ブートよりも高速のＮＣの
初期設定をもたらす。ＮＣは、オペレーティング・シス
テム、デバイス・ドライバおよびアプリケーションをロ
ードし、初期設定する必要がなく、選択された状態に復
元されるので、この処理は局所ブートより高速である。
【００２８】したがって、本発明は、ネットワーク・コ
ンピュータを復元するための改良された方法および装置
を提供する。この長所は、ハードウェア、物理メモリお
よびＮＣ内のさまざまなソフトウェア構成要素の状態を
含むシステムの「スナップショット」をとることによっ
て提供される。本発明では、仮想ページングが可能な計
算機の場合に、所望の状態のページング・ファイルのコ
ピーを格納するか、ページング・ファイルの一部をロッ
クする。このＮＣのイメージまたは「スナップショッ
ト」は、ＮＣの局所的なディスク、ファームウェアまた
は他の媒体に格納される。その後、ＮＣは、遠隔ブート
によってそれ自体を初期設定したり、局所的にそれ自体
を初期設定する必要なしに、イメージをロードすること
によって所望の状態に復元できる。この形で、分散デー
タ処理システム内のＮＣが初期設定またはブートされる
時のボトルネックまたは「ブート・ストーム」を回避で
きる。また、本発明を用いると、サーバがさまざまなＮ
Ｃのクライアント管理を維持できるようになる。
ンピュータを復元するための改良された方法および装置
を提供する。この長所は、ハードウェア、物理メモリお
よびＮＣ内のさまざまなソフトウェア構成要素の状態を
含むシステムの「スナップショット」をとることによっ
て提供される。本発明では、仮想ページングが可能な計
算機の場合に、所望の状態のページング・ファイルのコ
ピーを格納するか、ページング・ファイルの一部をロッ
クする。このＮＣのイメージまたは「スナップショッ
ト」は、ＮＣの局所的なディスク、ファームウェアまた
は他の媒体に格納される。その後、ＮＣは、遠隔ブート
によってそれ自体を初期設定したり、局所的にそれ自体
を初期設定する必要なしに、イメージをロードすること
によって所望の状態に復元できる。この形で、分散デー
タ処理システム内のＮＣが初期設定またはブートされる
時のボトルネックまたは「ブート・ストーム」を回避で
きる。また、本発明を用いると、サーバがさまざまなＮ
Ｃのクライアント管理を維持できるようになる。
【００２９】完全に機能するデータ処理システムに関し
て本発明を説明してきたが、本発明の処理は、命令のコ
ンピュータ可読媒体の形式およびさまざまな形式で配布
することができ、本発明は、配布の実行に実際に使用さ
れる信号担持媒体の具体的な種類に無関係に同等に適用
されることを、当業者が諒解するであろうことに留意さ
れたい。コンピュータ可読媒体の例には、フロッピ・デ
ィスク、ハードディスク装置、ＲＡＭ、ＣＤ−ＲＯＭな
どの記録可能型媒体と、ディジタル通信リンクやアナロ
グ通信リンクなどの伝送型媒体が含まれる。
て本発明を説明してきたが、本発明の処理は、命令のコ
ンピュータ可読媒体の形式およびさまざまな形式で配布
することができ、本発明は、配布の実行に実際に使用さ
れる信号担持媒体の具体的な種類に無関係に同等に適用
されることを、当業者が諒解するであろうことに留意さ
れたい。コンピュータ可読媒体の例には、フロッピ・デ
ィスク、ハードディスク装置、ＲＡＭ、ＣＤ−ＲＯＭな
どの記録可能型媒体と、ディジタル通信リンクやアナロ
グ通信リンクなどの伝送型媒体が含まれる。
【００３０】本発明の説明は、例示と説明を目的として
提示されたものであり、網羅的であることに制限され
ず、本発明を開示された形態に制限するものでもない。
多数の変更および変形が、当業者には明白である。たと
えば、本発明の処理は、ネットワーク・プロトコルに敏
感ではなく、多数の種類の分散データ処理システムに適
用できる。上の実施例は、意図された用途に適するさま
ざまな変更を加えた実施態様のために当業者が本発明を
理解できるように本発明の原理を最もよく説明するため
に選択され、記述されたものである。
提示されたものであり、網羅的であることに制限され
ず、本発明を開示された形態に制限するものでもない。
多数の変更および変形が、当業者には明白である。たと
えば、本発明の処理は、ネットワーク・プロトコルに敏
感ではなく、多数の種類の分散データ処理システムに適
用できる。上の実施例は、意図された用途に適するさま
ざまな変更を加えた実施態様のために当業者が本発明を
理解できるように本発明の原理を最もよく説明するため
に選択され、記述されたものである。
【００３１】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
の事項を開示する。
【００３２】（１）データ処理システムの初期設定に使
用されるデータを、上記データ処理システムで遠隔ネッ
トワーク・ソースから受け取るステップと、上記データ
処理システム内で、上記データ処理システムの初期設定
の後の選択された状態の上記データ処理システムの保管
されたイメージを保管するステップと、上記保管された
イメージを使用して、上記選択された状態に上記データ
処理システムを復元するステップとを含む、分散データ
処理システム内の上記データ処理システムを初期設定す
る方法。 （２）上記データ処理システムによって受け取られる上
記データが、ブート・イメージである、上記（１）に記
載の方法。 （３）上記データ処理システムが、物理メモリを含み、
上記保管されたイメージが、上記物理メモリの状態に関
する情報を含む、上記（１）に記載の方法。 （４）上記分散データ処理システムが、サーバを含み、
さらに、上記保管されたイメージを使用して上記データ
処理システムを初期設定するかどうかを判定するステッ
プと、上記保管されたイメージが上記データ処理システ
ムの初期設定に使用されないと判定されたことに応答し
て、上記サーバからのブート・イメージを使用して上記
データ処理システムを初期設定するステップとを含む、
上記（１）に記載の方法。 （５）上記選択された状態の上記データ処理システム
が、オペレーティング・システムおよび複数のアプリケ
ーションを含み、上記データ処理システムのメモリ内に
置かれた上記オペレーティング・システムおよび上記複
数のアプリケーションが、上記保管されたイメージ内に
格納される、上記（１）に記載の方法。 （６）仮想記憶が存在する場合に、ページング・ファイ
ルが上記保管されたイメージ内に格納される、上記
（５）に記載の方法。 （７）分散データ処理システム内の第１データ処理シス
テムを初期設定する方法であって、上記第１データ処理
システムが上記分散データ処理システム内の第２データ
処理システムに接続され、上記分散データ処理システム
内の上記第２データ処理システムから受け取ったデータ
を使用して上記第１データ処理システムを初期設定する
ステップと、上記第１データ処理システムの初期設定の
後の状態の上記第１データ処理システムのイメージを、
保管されたイメージが上記第１データ処理システム内で
作成され、格納される形で保管するステップと、上記第
１データ処理システムを上記状態に復元するかどうかを
判定するステップと、上記第１データ処理システムを上
記状態に復元することの判定に応答して、上記保管され
たイメージを使用して上記第１データ処理システムを上
記状態に復元するステップとを含む方法。 （８）さらに、上記保管されたイメージを使用して上記
第１データ処理システムを復元することの判定の不在に
応答して、上記第１データ処理システムで上記第２デー
タ処理システムからデータを受け取るステップを含む、
上記（７）に記載の方法。 （９）初期設定データを含むサーバ・コンピュータと、
複数のクライアント・コンピュータとを含み、上記複数
のクライアント・コンピュータ内のクライアント・コン
ピュータが、上記サーバ・コンピュータから上記初期設
定データを受け取り、上記初期設定データを使用して選
択された状態に初期設定し、上記クライアント・コンピ
ュータ内で選択された状態のイメージを格納し、上記イ
メージを使用して上記クライアント・コンピュータを上
記選択された状態に復元する、分散データ処理システ
ム。 （１０）データ処理システムを初期設定するのに使用さ
れるデータを、上記データ処理システムで受け取るため
の受取手段と、上記データ処理システム内で、上記デー
タ処理システムの初期設定の後の選択された状態の上記
データ処理システムの保管されたイメージを保管するた
めの記憶手段と、上記保管されたイメージを使用して上
記データ処理システムを上記状態に復元するための復元
手段とを含むデータ処理システム。 （１１）上記データ処理システムによって受け取られる
上記データが、ブート・イメージである、上記（１０）
に記載のデータ処理システム。 （１２）上記データ処理システムが、物理メモリを含
み、上記保管されたイメージが、上記物理メモリの状態
に関する情報を含む、上記（９）に記載のデータ処理シ
ステム。 （１３）上記データ処理システムが、サーバに接続さ
れ、さらに、上記保管されたイメージを使用して上記デ
ータ処理システムを初期設定するかどうかを判定するた
めの判定手段と、上記データ処理システムの初期設定に
上記保管されたイメージを使用しないとの判定に応答し
て、上記サーバからのブート・イメージを使用して上記
データ処理システムを初期設定するための初期設定手段
とを含む、上記（９）に記載のデータ処理システム。 （１４）上記状態の上記データ処理システムが、オペレ
ーティング・システムおよび複数のアプリケーションを
含み、上記オペレーティング・システムおよび上記複数
のアプリケーションが、上記保管されたイメージ内に格
納される、上記（９）に記載のデータ処理システム。 （１５）ページング・ファイルが、上記保管されたイメ
ージ内に格納される、上記（１４）に記載のデータ処理
システム。 （１６）データ処理システムの初期設定に使用されるデ
ータを、上記データ処理システムで受け取るための第１
命令と、上記データ処理システム内で、上記データ処理
システムの初期設定の後の状態の上記データ処理システ
ムの保管されたイメージを保管するための第２命令と、
上記保管されたイメージを使用して上記データ処理シス
テムを上記状態に復元するための第３命令とを含む、上
記データ処理システムを初期設定するための、上記デー
タ処理システムと共に使用するためのコンピュータ可読
媒体内のコンピュータ・プログラム製品。
用されるデータを、上記データ処理システムで遠隔ネッ
トワーク・ソースから受け取るステップと、上記データ
処理システム内で、上記データ処理システムの初期設定
の後の選択された状態の上記データ処理システムの保管
されたイメージを保管するステップと、上記保管された
イメージを使用して、上記選択された状態に上記データ
処理システムを復元するステップとを含む、分散データ
処理システム内の上記データ処理システムを初期設定す
る方法。 （２）上記データ処理システムによって受け取られる上
記データが、ブート・イメージである、上記（１）に記
載の方法。 （３）上記データ処理システムが、物理メモリを含み、
上記保管されたイメージが、上記物理メモリの状態に関
する情報を含む、上記（１）に記載の方法。 （４）上記分散データ処理システムが、サーバを含み、
さらに、上記保管されたイメージを使用して上記データ
処理システムを初期設定するかどうかを判定するステッ
プと、上記保管されたイメージが上記データ処理システ
ムの初期設定に使用されないと判定されたことに応答し
て、上記サーバからのブート・イメージを使用して上記
データ処理システムを初期設定するステップとを含む、
上記（１）に記載の方法。 （５）上記選択された状態の上記データ処理システム
が、オペレーティング・システムおよび複数のアプリケ
ーションを含み、上記データ処理システムのメモリ内に
置かれた上記オペレーティング・システムおよび上記複
数のアプリケーションが、上記保管されたイメージ内に
格納される、上記（１）に記載の方法。 （６）仮想記憶が存在する場合に、ページング・ファイ
ルが上記保管されたイメージ内に格納される、上記
（５）に記載の方法。 （７）分散データ処理システム内の第１データ処理シス
テムを初期設定する方法であって、上記第１データ処理
システムが上記分散データ処理システム内の第２データ
処理システムに接続され、上記分散データ処理システム
内の上記第２データ処理システムから受け取ったデータ
を使用して上記第１データ処理システムを初期設定する
ステップと、上記第１データ処理システムの初期設定の
後の状態の上記第１データ処理システムのイメージを、
保管されたイメージが上記第１データ処理システム内で
作成され、格納される形で保管するステップと、上記第
１データ処理システムを上記状態に復元するかどうかを
判定するステップと、上記第１データ処理システムを上
記状態に復元することの判定に応答して、上記保管され
たイメージを使用して上記第１データ処理システムを上
記状態に復元するステップとを含む方法。 （８）さらに、上記保管されたイメージを使用して上記
第１データ処理システムを復元することの判定の不在に
応答して、上記第１データ処理システムで上記第２デー
タ処理システムからデータを受け取るステップを含む、
上記（７）に記載の方法。 （９）初期設定データを含むサーバ・コンピュータと、
複数のクライアント・コンピュータとを含み、上記複数
のクライアント・コンピュータ内のクライアント・コン
ピュータが、上記サーバ・コンピュータから上記初期設
定データを受け取り、上記初期設定データを使用して選
択された状態に初期設定し、上記クライアント・コンピ
ュータ内で選択された状態のイメージを格納し、上記イ
メージを使用して上記クライアント・コンピュータを上
記選択された状態に復元する、分散データ処理システ
ム。 （１０）データ処理システムを初期設定するのに使用さ
れるデータを、上記データ処理システムで受け取るため
の受取手段と、上記データ処理システム内で、上記デー
タ処理システムの初期設定の後の選択された状態の上記
データ処理システムの保管されたイメージを保管するた
めの記憶手段と、上記保管されたイメージを使用して上
記データ処理システムを上記状態に復元するための復元
手段とを含むデータ処理システム。 （１１）上記データ処理システムによって受け取られる
上記データが、ブート・イメージである、上記（１０）
に記載のデータ処理システム。 （１２）上記データ処理システムが、物理メモリを含
み、上記保管されたイメージが、上記物理メモリの状態
に関する情報を含む、上記（９）に記載のデータ処理シ
ステム。 （１３）上記データ処理システムが、サーバに接続さ
れ、さらに、上記保管されたイメージを使用して上記デ
ータ処理システムを初期設定するかどうかを判定するた
めの判定手段と、上記データ処理システムの初期設定に
上記保管されたイメージを使用しないとの判定に応答し
て、上記サーバからのブート・イメージを使用して上記
データ処理システムを初期設定するための初期設定手段
とを含む、上記（９）に記載のデータ処理システム。 （１４）上記状態の上記データ処理システムが、オペレ
ーティング・システムおよび複数のアプリケーションを
含み、上記オペレーティング・システムおよび上記複数
のアプリケーションが、上記保管されたイメージ内に格
納される、上記（９）に記載のデータ処理システム。 （１５）ページング・ファイルが、上記保管されたイメ
ージ内に格納される、上記（１４）に記載のデータ処理
システム。 （１６）データ処理システムの初期設定に使用されるデ
ータを、上記データ処理システムで受け取るための第１
命令と、上記データ処理システム内で、上記データ処理
システムの初期設定の後の状態の上記データ処理システ
ムの保管されたイメージを保管するための第２命令と、
上記保管されたイメージを使用して上記データ処理シス
テムを上記状態に復元するための第３命令とを含む、上
記データ処理システムを初期設定するための、上記デー
タ処理システムと共に使用するためのコンピュータ可読
媒体内のコンピュータ・プログラム製品。
【図１】本発明の好ましい実施例による分散データ処理
システムを示す図である。
システムを示す図である。
【図２】本発明を実施できるデータ処理システムのブロ
ック図である。
ック図である。
【図３】本発明の好ましい実施例に従ってネットワーク
・コンピュータを管理するのに使用される構成要素のブ
ロック図である。
・コンピュータを管理するのに使用される構成要素のブ
ロック図である。
【図４】本発明の好ましい実施例によるイメージを示す
図である。
図である。
【図５】本発明の好ましい実施例に従って、ハイバネー
ションのためにネットワーク・コンピュータを構成する
処理の流れ図である。
ションのためにネットワーク・コンピュータを構成する
処理の流れ図である。
【図６】本発明の好ましい実施例による、ネットワーク
・コンピュータをブートする処理の流れ図である。
・コンピュータをブートする処理の流れ図である。
３００ サーバ
３０２ ブート・イメージ
３０４ ブート・イメージ
３０６ ブート・イメージ
３０８ ブート・イメージ
３１０ ＮＣ
３１２ 通信リンク
３１４ イメージ
３１６ ＮＣファイル
４００ イメージ
４０２ ヘッダ情報
４０４ 状態情報
４０６ ページング・ファイル情報
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 デービッド・メディナ
アメリカ合衆国78717 テキサス州オー
スチン カプリ・アイランド 17030
(72)発明者 アレン・チェスター・ウィン
アメリカ合衆国78664 テキサス州ラウ
ンド・ロック イーグルズ・ネスト・ス
トリート 3816
(56)参考文献 特開 平11−249900（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−81248（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−241101（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−91453（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G06F 15/177
G06F 15/16
Claims (28)
- 【請求項１】分散データ処理システム内のデータ処理シ
ステムの使用方法であって、 上記 データ処理システムの初期設定に使用されるデータ
を、上記データ処理システムで遠隔ネットワーク・ソー
スから受け取るステップと、 上記データ処理システムの初期設定の後の選択された状
態で、上記データ処理システム内に上記データ処理シス
テムのイメージを保管するステップと、上記保管されたイメージを使用して上記データ処理シス
テムを復元させるかどうかを判定するために、上記分散
データ処理システム内のサーバに問い合わせるステップ
と、 上記データ処理システムを選択された状態に復元するた
めに上記保管されたイメージが使用されるべきであると
の判定に応答して、 上記保管されたイメージを使用して
上記データ処理システムを上記選択された状態に復元す
るステップと、 を含む、上記データ処理システムの使用方法。 - 【請求項２】上記データ処理システムによって受け取ら
れる上記データが、ブート・イメージである、請求項１
に記載の方法。 - 【請求項３】上記データ処理システムが、物理メモリを
含み、上記保管されたイメージが、上記物理メモリの状
態に関する情報を含む、請求項１に記載の方法。 - 【請求項４】上記データ処理システムを選択された状態
に復元するために上記保管されたイメージが使用されな
いと判定されたことに応答して、上記サーバからのブー
ト・イメージを使用して上記データ処理システムを初期
設定するステップとを含む、請求項１に記載の方法。 - 【請求項５】上記選択された状態の上記データ処理シス
テムが、オペレーティング・システムおよび複数のアプ
リケーションを含み、上記データ処理システムのメモリ
内に置かれた上記オペレーティング・システムおよび上
記複数のアプリケーションが、上記保管されたイメージ
内に格納される、請求項１に記載の方法。 - 【請求項６】仮想記憶が存在する場合に、ページング・
ファイルが上記保管されたイメージ内に格納される、請
求項５に記載の方法。 - 【請求項７】 上記データ処理システムを選択された状態
に復元するために上記保管されたイメージが使用されな
いと判定されたことに応答して、ブート・イメージを使
用して上記データ処理システムを起動するステップとを
含む、請求項１に記載の方法。 - 【請求項８】 上記ブート・イメージは、上記データ処理
システム及びサーバ内のローカル・ストレージの１つに
置かれている、 請求項７に記載の方法。 - 【請求項９】 バスと、ネットワークに接続するために構
成されたアダプタと、ストレージ・デバイスと、処理ユ
ニットと、を含むデータ処理システムであって、上記処
理ユニットは、 上記データ処理システムを初期設定するための命令を実
行し、 選択された状態で上記データ処理システムのイメージを
作るために上記データ処理システムを初期設定した後に
上記データ処理システムをハイバネーションし、 上記データ処理システムを再起動させることに応答し
て、上記イメージを使用して上記データ処理システムを
上記選択された状態に復元させるかどうかを判定するた
めにサーバに問い合わせ、 上記データ処理システムを復元するために上記イメージ
が使用されるべきであるとの指示に応答して、上記イメ
ージを使用して上記データ処理システムを上記選択され
た状態に復元する、 ことを特徴とするデータ処理システム。 - 【請求項１０】データ処理システムを初期設定するのに
使用されるデータを、上記データ処理システムで受け取
るための受取手段と、 上記データ処理システムの初期設定の後の選択された状
態で、上記データ処理システム内に上記データ処理シス
テムのイメージを保管するための記憶手段と、上記保管されたイメージを使用して上記データ処理シス
テムを復元させるかどうかを判定するために、分散デー
タ処理システム内のサーバに問い合わせるための問い合
わせ手段と、 上記データ処理システムを選択された状態に復元するた
めに上記保管されたイメージが使用されるべきであると
の判定に応答して、 上記保管されたイメージを使用して
上記データ処理システムを上記選択された状態に復元す
るための復元手段と、 を含むデータ処理システム。 - 【請求項１１】上記データ処理システムによって受け取
られる上記データが、ブート・イメージである、請求項
１０に記載のデータ処理システム。 - 【請求項１２】初期設定データを含むサーバ・コンピュ
ータと、複数のクライアント・コンピュータとを含み、
上記複数のクライアント・コンピュータ内のクライアン
ト・コンピュータが、 上記サーバ・コンピュータから上記初期設定データを受
け取り、 上記初期設定データを使用して選択された状態に初期設
定し、 上記クライアント・コンピュータ内に選択された状態の
イメージを格納し、上記クライアント・コンピュータの起動に応答して、上
記格納されたイメージを使用するか否かを判定するため
にサーバ・コンピュータに問い合わせ、 上記格納されたイメージが使われるべきであるとの判定
に応答して、 上記イメージを使用して上記クライアント
・コンピュータを上記選択された状態に復元する、 分散データ処理システム。 - 【請求項１３】上記データ処理システムが、サーバに接
続され、さらに、上記データ処理システムを上記選択された状態へ復元す
るのに 上記イメージを使用しないとの判定に応答して、
上記サーバからのブート・イメージを使用して上記デー
タ処理システムを初期設定するための初期設定手段とを
含む、請求項９または１０に記載のデータ処理システ
ム。 - 【請求項１４】上記状態の上記データ処理システムが、
オペレーティング・システムおよび複数のアプリケーシ
ョンを含み、上記オペレーティング・システムおよび上
記複数のアプリケーションが、上記保管されたイメージ
内に格納される、請求項１０に記載のデータ処理システ
ム。 - 【請求項１５】ページング・ファイルが、上記保管され
たイメージ内に格納される、請求項１４に記載のデータ
処理システム。 - 【請求項１６】 上記データ処理システムが、物理メモリ
を含み、上記保管されたイメージが、上記物理メモリの
状態に関する情報を含む、請求項１０に記載のデータ処
理システム。 - 【請求項１７】 上記クライアント・コンピュータを起動
させるのに上記格納されたイメージが使用されないと判
定されたことに応答して、上記クライアント・コンピュ
ータがブート・イメージを使用して初期設定される、 請求項１２に記載の分散データ処理システム。 - 【請求項１８】 上記ブート・イメージは、上記クライア
ント・コンピュータ及びサーバ・コンピュータ内のロー
カル・ストレージの１つに格納される、 請求項１７に記載の分散データ処理システム。 - 【請求項１９】データ処理システムを初期設定するため
に、上記データ処理システムと共に使用されるコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体であって、 データ処理システムの初期設定に使用されるデータを、
上記データ処理システムで受け取るための第１命令と、 上記データ処理システムの初期設定の後の状態で、上記
データ処理システム内に上記データ処理システムのイメ
ージを保管するための第２命令と、上記保管されたイメージを使用して上記データ処理シス
テムを復元させるか否かを判定するために、分散データ
処理システム内のサーバに問い合わせるための第３命令
と、 上記データ処理システムを上記状態に復元するために上
記保管されたイメージが使用されるべきであるとの判定
に応答して、 上記保管されたイメージを使用して上記デ
ータ処理システムを上記状態に復元するための第４命令
とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項２０】 上記第２命令は、上記データ処理システ
ムのタイマに応答して発動される、請求項１９に記載の
コンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項２１】 上記第２命令は、上記データ処理システ
ムにおけるユーザの処置に応答して発動される、請求項
１９に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項２２】 上記データ処理システムを選択された状
態に復元するために上記保管されたイメージが使用され
ないと判定されたことに応答して、サーバからのブート
・イメージを使用して上記データ処理システムを初期設
定するための第５命令を実現させるためのプログラムを
更に記録した、請求項１９に記載のコンピュータ読み取
り可能な記録媒体。 - 【請求項２３】 上記保管されたイメージの一部と新しい
初期設定データが、上記データ処理システムを初期設定
するために使用されることを、上記データ処理システム
に通知するための第６命令と、 上記保管されたイメージの一部と新しい初期設定データ
を使用して、上記データ処理システムを初期設定するた
めの第７命令と、 を実現させるためのプログラムを更に記録した、請求項
２２に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項２４】 データ処理システムを初期設定するため
のデータ処理システム内における方法であって、 上記データ処理システムを初期設定するステップと、 選択された状態で上記データ処理システムのイメージを
作るために上記データ処理システムを初期設定した後に
上記データ処理システムをハイバネーションするステッ
プと、 上記データ処理システムを再起動させることに応答して
上記イメージを使用して上記データ処理システムを上記
選択された状態に復元させるかどうかを判定するために
サーバに問い合わせるステップと、 上記データ処理システムを復元するために上記イメージ
が使用されるべきであるとの指示に応答して、上記イメ
ージを使用して上記データ処理システムを上記選択され
た状態に復元するステップと、 を含む方法。 - 【請求項２５】 上記データ処理システムを復元するため
に上記イメージが使用されないと判定されたことに応答
して、上記データ処理システムを初期設定するステップ
を更に含む、請求項２４に記載の方法。 - 【請求項２６】 上記サーバから受け取ったブート・イメ
ージと上記データ処理システム内のローカルに保管され
たブート・イメージのうちの１つを使用して、上記デー
タ処理システムが初期設定される、 請求項２５に記載の方法。 - 【請求項２７】 データ処理システムを初期設定するため
の初期設定手段と、 選択された状態で上記データ処理システムのイメージを
作るために上記データ処理システムを初期設定した後に
上記データ処理システムをハイバネーションするための
ハイバネーション手段と、 上記データ処理システムを再起動させることに応答して
上記イメージを使用して上記データ処理システムを上記
選択された状態に復元させるかどうかを判定するために
サーバに問い合わせるための問い合わせ手段と、 上記データ処理システムを復元するために上記イメージ
が使用されるべきであるとの指示に応答して、上記イメ
ージを使用して上記データ処理システムを上記選択され
た状態に復元するための復元手段と、 を含む、データ処理システム。 - 【請求項２８】 データ処理システムを初期設定するため
の、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、 上記データ処理システムを初期設定するための第１命令
と、 選択された状態で上記データ処理システムのイメージを
作るために上記データ処理システムを初期設定した後に
上記データ処理システムをハイバネーションするための
第２命令と、 上記データ処理システムを再起動させることに応答して
上記イメージを使用して上記データ処理システムを上記
選択された状態に復元させるかどうかを判定するために
サーバに問い合わせるための第３命令と、 上記データ処理システムを復元するために上記イメージ
が使用されるべきであるとの指示に応答して、上記イメ
ージを使用して上記データ処理システムを上記選択され
た状態に復元するための第４命令と、 を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体。
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