JP3396123B2 - 基板洗浄用ブラシ収納体 - Google Patents

基板洗浄用ブラシ収納体

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JP3396123B2 JP34758395A JP34758395A JP3396123B2 JP 3396123 B2 JP3396123 B2 JP 3396123B2 JP 34758395 A JP34758395 A JP 34758395A JP 34758395 A JP34758395 A JP 34758395A JP 3396123 B2 JP3396123 B2 JP 3396123B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ、
液晶表示装置用或いはフォトマスク用のガラス基板、光
ディスク用の基板等の各種基板を水平姿勢に保持して鉛
直軸回りに回転させながら基板上に洗浄液を供給して基
板をブラシ洗浄する基板洗浄装置において使用される基
板洗浄用ブラシ、特に、ブラシ本体が親水性を有するス
ポンジ状の多孔質素材によって形成された基板洗浄用ブ
ラシをブラシ収納容器に収納した基板洗浄用ブラシ収納
体に関する。 【0002】 【従来の技術】洗浄用ブラシによって基板を洗浄する基
板洗浄装置の構成及び動作の1例を簡単に説明すると、
基板、例えば半導体ウエハをスピンチャックの上面側に
真空吸着によって水平姿勢に保持し、スピンチャックに
保持された基板を鉛直軸回りに回転させながら、その基
板上に洗浄液を供給し、ブラシ保持アームのブラシ回転
軸を回転させ、その回転軸に固着されブラシ保持アーム
によって懸吊状態に保持された洗浄用ブラシを自転させ
ながら上方位置から下降させて、洗浄用ブラシの下端を
基板表面に接近させ、洗浄用ブラシ下端を基板表面に接
触させ或いは近接させた状態で、自転している洗浄用ブ
ラシを回転している基板の表面に沿って基板上を移動さ
せることにより、基板の洗浄を行なうようにする。この
ような基板洗浄装置においては、使用により劣化した洗
浄用ブラシを交換したり、基板の種類や洗浄の目的など
に応じて洗浄用ブラシの種類を変えたりしている。この
ため、洗浄用ブラシをブラシ保持アームのブラシ回転軸
に取り付け、また、洗浄用ブラシをブラシ回転軸から取
り外すことができるようにしている。 【0003】洗浄用ブラシは、ブラシホルダとブラシ本
体とから構成され、ブラシ本体としては、下面側に多数
の毛を植設して形成されたものが一般に使用されている
が、最近では、例えばポリビニルアルコールを原料とし
て製造され親水性を有するスポンジ状の多孔質素材によ
って形成されたものが使用され始めている。このような
多孔質素材で形成されたブラシ本体をブラシホルダに取
着した洗浄用ブラシは、従来、乾燥状態で容器内に収納
されて保管及び輸送され、半導体製造工場等のユーザに
おいて、洗浄用ブラシを使用する前に、ブラシ本体に純
水等の洗浄液を十分に含浸させて、ブラシ本体を一旦湿
潤状態にしてから、ダミー基板を使用してブラシ洗浄を
行ない、その後に、ライン稼動を行なうようにしてい
た。ところが、親水性を有するスポンジ状の多孔質素材
からなるブラシ本体は、乾いた状態では全く弾力性が無
く硬質物化しており、これに純水等を含浸させて使用可
能な状態にまで軟らかくするためには、相当の時間がか
かり、ライン稼動に入るまでに30分〜6時間といった
多くの時間を費やしていた。 【0004】そこで、容器内に液体を収容し、その液体
中に親水性を有するスポンジ状の多孔質素材からなるブ
ラシ本体を浸漬させて、基板洗浄用ブラシを保管し輸送
する、といったことが行なわれる。この場合、スポンジ
状の多孔質素材からなるブラシ本体を常に湿潤状態に保
つことになるので、保管及び輸送中に容器内において微
生物が発生する、といった心配がある。このため、容器
内に注入する液体としては、ブラシ本体を腐食させたり
変質させたりすることがなくブラシ本体から物質を溶出
させることもなく、また、純水に溶解するといった性状
を有している他、容器内で微生物が発生するのを抑制す
る効果のあることが求められる。このような液体として
過酸化水素水やイソプロピルアルコールが使用され、そ
れらの薬液が容器内に注入されることになる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た基板洗浄用ブラシの保管及び輸送方法では、過酸化水
素水やイソプロピルアルコールといった薬液が使用され
る。このため、半導体製造工場等のユーザにおいて、基
板洗浄用ブラシを使用する際に廃棄される過酸化水素水
やイソプロピルアルコールを廃液処理する必要が生じ
る。 【0006】この発明は、以上のような事情に鑑みてな
されたものであり、ブラシ本体が親水性を有するスポン
ジ状の多孔質素材によって形成された基板洗浄用ブラシ
を使用する場合に、過酸化水素水やイソプロピルアルコ
ールといった薬液を使用することなく、ブラシ本体を液
体中に浸漬させて基板洗浄用ブラシを保管及び輸送する
過程で容器内に微生物が発生する、といったことを防止
することができる基板洗浄用ブラシ収納体を提供するこ
とを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ブラシ本体が親水性を有するスポンジ状の多孔質素材に
よって形成された基板洗浄用ブラシと、この基板洗浄用
ブラシの少なくとも前記ブラシ本体を気密に収納し、内
部に液体が収容され、その液体中に前記ブラシ本体が浸
漬させられるブラシ収納容器とからなる基板洗浄用ブラ
シ収納体において、前記基板洗浄用ブラシのブラシ本体
を抗菌性ポリビニルアルコール、抗菌性ポリプロピレ
ン、抗菌性ナイロン及び抗菌性レーヨンからなる群より
選ばれた素材で形成するとともに、前記ブラシ収納容器
に収容される液体を純水としたことを特徴とする。 【0008】 【0009】請求項1に係る発明の基板洗浄用ブラシ収
納体では、基板洗浄用ブラシのブラシ本体が抗菌性素材
で形成されているため、過酸化水素水やイソプロピルア
ルコールといった薬液を使用しなくても、基板洗浄用ブ
ラシをブラシ収納容器内に収納して保管及び輸送する過
程で、収納容器内に微生物が発生することが抑えられ
る。また、ブラシ収納容器にはブラシ本体と反応する恐
れの無い純水が収容され、その純水中にブラシ本体が浸
漬させれられるので、ブラシ本体が腐食したり変質した
りすることがなく、ブラシ本体から物質が溶出すること
もない。また、半導体製造工場等のユーザにおいて、基
板洗浄用ブラシをブラシ収納容器から取り出してそのま
ま基板の純水洗浄に使用することが可能である。 【0010】 【0011】 【発明の実施の形態】以下、この発明の最良の実施形態
について図面を参照しながら説明する。 【0012】図1ないし図3は、この発明の実施形態の
1例を示し、図1は、基板洗浄用ブラシ収納体を分解し
た状態を示す斜視図、図2は、収納容器に洗浄用ブラシ
を収納した状態の基板洗浄用ブラシ収納体を示す部分縦
断面図、図3は、洗浄用ブラシを基板洗浄装置のブラシ
回転軸に取着した状態を示す部分縦断面図である。 【0013】この基板洗浄用ブラシ収納体は、洗浄用ブ
ラシ10と収納容器38とから構成されている。洗浄用
ブラシ10は、上部取着部12と下部保持部14とから
なるブラシホルダにブラシ本体16を保持して構成され
ている。ブラシ本体16は、上半部が大径に形成され、
下半部が大径部18より小径の小径部20となってい
る。このブラシ本体16は、親水性を有するスポンジ状
の多孔質素材、具体的にはポリビニルアルコール、ポリ
プロピレン、ナイロン又はレーヨンを原料とした多孔質
素材であって抗菌性素材により形成されている。多孔質
素材は、例えば、ポリビニルアルコールに酸を触媒とし
てホルムアルデヒドを結合させるホルマール化反応によ
りポリビニルホルマールを生成し、その際、気孔生成剤
を加えて気孔形成を行ない、不溶性の多孔質基質が完成
した後、気泡生成剤を抽出することにより製造される。
この素材により形成されたブラシ本体16は、連続的な
気孔が形成され、親水性を有し、湿潤時には良好な柔軟
性、弾力性を呈し、乾燥時には全く弾力性が無くなって
硬質物化する。 【0014】 【0015】ブラシホルダの上部取着部12の上面中央
部には、洗浄用ブラシ10を基板洗浄装置のブラシ回転
軸に取着するための係止部22が一体に突設されてお
り、係止部22に雄ねじ24が螺刻されている。また、
係止部22の上端面には、その中央部に角穴26が軸心
線方向に穿設されている。上部取着部12の下半部は、
上半部に比べて若干細く形成されており、この下半部の
嵌合部28に円筒状の下部保持部14の上端部が嵌着さ
れる。図1中の符号30は、上部取着部12の嵌合部2
8の外周面に形設された係止小突起であり、符号32
は、嵌合部28に下部保持部14の上端部を嵌着したと
きに係止小突起30と係合する係止小凹部である。下部
保持部14の外径寸法は、上部取着部12の上半部の外
径と同じにし、また、下部保持部14の内径寸法は、ブ
ラシ本体16の大径部18の外径より僅かに大きくされ
ている。また、下部保持部14の下端近くの内周面に
は、支持環状部34が一体に形設されている。支持環状
部34の内径寸法は、ブラシ本体16の小径部20の外
径より僅かに大きくかつ大径部18の外径より小さくさ
れている。また、下部保持部14の下端には、互いに1
80°の角度をなす位置関係で2個所に回り止め用切欠
き36が形成されている。このブラシホルダは、例えば
ポリプロピレン等のプラスチック材によって形成され
る。 【0016】ブラシホルダにブラシ本体16を保持する
には、下部保持部14の支持環状部34の孔にブラシ本
体16の小径部20を挿入して、下部保持部14内にブ
ラシ本体16を収容した後、下部保持部14の上端部に
上部取着部12の嵌合部28を嵌着させるようにすれば
よい。このとき、ブラシ本体16は、下部保持部14の
支持環状部34によって支持されるとともに、上面が上
部取着部12の下面に当接して、ブラシホルダに対する
上下方向の移動が規制され、また、下部保持部14の内
周面によってブラシホルダに対する横方向の移動が規制
される。そして、ブラシ本体16がブラシホルダに保持
されたときに、ブラシ本体16の下端面が下部保持部1
4の下端より下方へ突き出た状態になる。 【0017】収納容器38は、容器本体40と蓋体42
とから構成されており、容器本体40及び蓋体42は、
例えばポリプロピレン等のプラスチック材によって形成
されている。容器本体40は、その上面が開口し、内径
寸法が洗浄用ブラシ10のブラシホルダの外径より僅か
に大きくされている。また、容器本体40の内周面に
は、互いに180°の角度をなす位置関係で2個所に、
容器本体40の内底面から容器本体40の軸線方向に沿
って延びる回り止め用棒状突起44がそれぞれ突設され
ており、また、両回り止め用棒状突起44を含めて互い
に60°ずつの角度をなす位置関係で4個所に、容器本
体40の内底面から容器本体40の軸線方向に沿って延
び回り止め用棒状突起44より若干短い支持用棒状突起
46がそれぞれ突設されている。そして、図2に示すよ
うに、洗浄用ブラシ10を容器本体40内へ、ブラシホ
ルダの下部保持部14の回り止め用切欠き36の位置と
容器本体40の回り止め用棒状突起44の位置とを合わ
せて嵌挿すると、4個の支持用棒状突起46の上端に洗
浄用ブラシ10のブラシホルダの下部保持部14の下端
が当接し、4個の支持用棒状突起46によって洗浄用ブ
ラシ10が容器本体40内において支持されるととも
に、各回り止め用棒状突起44の上端部に各回り止め用
切欠き36がそれぞれ嵌合して、洗浄用ブラシ10が容
器本体40内において軸心線回りに回動しないように固
定される。このとき、洗浄用ブラシ10のブラシ本体1
6の下端面が容器本体40の内底面に接触しないように
なっている。また、容器本体40の上端部外周面には雄
ねじ48が螺刻されている。 【0018】蓋体42の内周面には、図1には示されて
いないが、容器本体40の上端部外周面に螺刻された雄
ねじ48に螺合する雌ねじが螺刻されている。また、蓋
体42の内側上面の中央部に、洗浄用ブラシ10の係止
部22が遊嵌する凹部50が形成されている。そして、
蓋体42の内側上面の、凹部50の形成部分以外の面
が、洗浄用ブラシ10のブラシホルダ上面と接触もしく
は近接して洗浄用ブラシ10の移動を規制もしくは許容
範囲で制限する制動部をなすことになる。また、蓋体4
2の内側上面の周縁部には、蓋体42の内周面の雌ねじ
に容器本体40の上端部外周面の雄ねじ48を螺入させ
て、蓋体42を容器本体40に螺合させたときに、容器
本体40の上端側に密接して収納容器38の内部を気密
に保持するガスケット52が取着されている。 【0019】洗浄用ブラシ10は、収納容器38の容器
本体40内に図2に示すような状態で収納され、容器本
体40内には純水が注入され、その後に、蓋体42によ
って容器本体40の上面開口が密閉される。収納容器3
8内に注入する純水の量は、保管や輸送中に収納容器3
8が傾いたり逆さになったりしても、ブラシ本体16の
全体が常に純水中に浸漬された状態となる程度としてお
く。容器本体40に蓋体42を螺合させて収納容器38
を密閉した状態においては、上記したように収納容器3
8内での洗浄用ブラシ10の移動が規制されもしくは許
容範囲で制限され、保管や輸送中に洗浄用ブラシ10が
収納容器38内で大きく揺動することはない。また、ブ
ラシ本体16の下端面が容器本体40の内底面に接触し
ないように保持されるので、洗浄用ブラシ10の保管や
輸送中にブラシ本体16が変形するようなことがない。
さらに、収納容器38が密閉された状態においては、保
管や輸送中に収納容器38内から純水が漏れ出たり蒸発
したりすることがなく、また、保管や輸送中に収納容器
38内へパーティクルが混入する心配も無い。また、洗
浄用ブラシ10のブラシ本体16は、常に全体が純水中
に浸漬しているので、柔軟化し弾力性を有する状態に保
たれる。従って、洗浄用ブラシ10は、収納容器38か
ら取り出して直ちに基板の洗浄処理に使用することが可
能である。そして、洗浄用ブラシ10のブラシ本体16
は抗菌性素材で形成されているため、収納容器内に微生
物が発生することが抑えられる。また、収納容器38に
は純水が収容されているため、ブラシ本体が腐食したり
変質したりすることがなく、ブラシ本体から物質が溶出
することもなく、また、洗浄用ブラシ10を収納容器3
8から取り出してそのまま基板の純水洗浄に使用するこ
とが可能である。 【0020】次に、収納容器38に収納された洗浄用ブ
ラシ10を基板洗浄装置のブラシ回転軸に取着し、ま
た、ブラシ回転軸に取着された洗浄用ブラシ10をブラ
シ回転軸から取り外して収納容器38に収納する操作に
ついて、図3を参照しながら説明しておく。 【0021】図3に示すように、洗浄用ブラシ10が取
着されるブラシ回転軸54は、その下端近くにフランジ
部56が一体に形設されており、そのフランジ部56よ
り下端側の部分58が、洗浄用ブラシ10の係止部22
の上端面中央部に穿設された角穴26と嵌合する角棒状
に形成されている。また、ブラシ回転軸54のフランジ
部56には、洗浄用ブラシ10の係止部22の雄ねじ2
4に螺合する雌ねじが螺刻されたナット60が、ブラシ
回転軸54の周りに回転可能に係合して保持されてい
る。そして、ブラシ回転軸54に洗浄用ブラシ10を取
着するには、まず、収納容器38の蓋体42を取り去っ
て容器本体40の上面を開口させ、洗浄用ブラシ10の
ブラシホルダの上面側を容器本体40の上面開口から覗
かせた状態にする。次に、容器本体40に洗浄用ブラシ
10を収納したまま、容器本体40を手で持って洗浄用
ブラシ10を下方からブラシ回転軸54に接近させ、係
止部22の角穴26をブラシ回転軸54の下端部の角棒
状部分58に嵌合させる。そして、容器本体40を手で
支え持った状態で、係止部22の雄ねじ24にナット6
0を螺合させて締め付ける。この際、係止部22の雄ね
じ24にナット60の雌ねじが螺合した状態で、手でナ
ット60を回転させるように操作するが、ブラシホルダ
の下部保持部14の回り止め用切欠き36が容器本体4
0の内周面の回り止め用棒状突起44の上端部に係合し
ているため、容器本体40を手で把持しておくことによ
り、ナット60を回転させても洗浄用ブラシ10が共回
りすることはない。以上のようにして、図3に示すよう
に洗浄用ブラシ10がブラシ回転軸54に取着される
と、容器本体40を下向きに引き上げて洗浄用ブラシ1
0から抜き出す。この間、洗浄用ブラシ10には一切手
を触れずに、上記した一連の操作が行なわれる。 【0022】一方、ブラシ回転軸54から洗浄用ブラシ
10を取り外すときは、ブラシ回転軸54に取着された
洗浄用ブラシ10に下方から容器本体40を接近させ、
図3に示したように洗浄用ブラシ10に容器本体40を
外挿する。そして、容器本体40を手で支え持った状態
でナット60を回転させ、ナット60を係止部22から
離脱させる。この際、ブラシホルダの下部保持部14の
回り止め用切欠き36が容器本体40の内周面の回り止
め用棒状突起44の上端部に係合しているため、容器本
体40を手で把持しておくことにより、ナット60を回
転させても洗浄用ブラシ10が共回りすることはない。
ナット60が係止部22から離脱すると、容器本体40
を下向きに引き下げ、係止部22の角穴26をブラシ回
転軸54の下端部の角棒状部分58から抜き出して、ブ
ラシ回転軸54から洗浄用ブラシ10を取り外す。そし
て、容器本体40内へ純水を注入した後、容器本体40
に蓋体42を螺合させる。この取外し操作の間も、洗浄
用ブラシ10に一切手を触れることがない。 【0023】この発明に係る基板洗浄用ブラシ収納体の
構成は以上説明した通りであるが、この発明の範囲は、
上記説明並びに図面の内容に限定されるものでないこと
は勿論である。すなわち、洗浄用ブラシのブラシホルダ
の構成やブラシ本体の形状などは、上記説明のものに限
定されないし、また、上記説明では、収納容器に1個の
基板洗浄用ブラシを収納するようにしているが、純水が
入った容器に複数個の洗浄用ブラシを同時に収納するよ
うにしても差し支えない。 【0024】 【発明の効果】請求項1に係る発明の基板洗浄用ブラシ
収納体を使用すると、過酸化水素水やイソプロピルアル
コールといった薬液を使用しなくても、親水性を有する
スポンジ状の多孔質素材によって形成されたブラシ本体
をブラシ収納容器内の純水中に浸漬させて基板洗浄用ブ
ラシを保管及び輸送する過程において、ブラシ収納容器
内に微生物が発生することが抑えられる。そして、薬液
を使用しないので、基板洗浄用ブラシを使用する際にそ
の廃液処理を行なう必要が無くなる。 【0025】
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施形態の1例を示し、基板洗浄用
ブラシ収納体を分解した状態を示す斜視図である。 【図2】図1に示した基板洗浄用ブラシ収納体の収納容
器に洗浄用ブラシを収納した状態を示す部分縦断面図で
ある。 【図3】図1に示した基板洗浄用ブラシ収納体の洗浄用
ブラシを基板洗浄装置のブラシ回転軸に取着した状態を
示す部分縦断面図である。 【符号の説明】 10 洗浄用ブラシ 12 ブラシホルダの上部取着部 14 ブラシホルダの下部保持部 16 ブラシ本体 22 ブラシホルダの係止部 36 回り止め用切欠き部 38 収納容器 40 容器本体 42 蓋体 44 回り止め用棒状突起 46 支持用棒状突起 54 基板洗浄装置のブラシ回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G02F 1/13 101 G02F 1/13 101 1/1333 500 1/1333 500 (56)参考文献 特開 平9−94543(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 G02F 1/1333 B08B 1/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ブラシ本体が親水性を有するスポンジ状
    の多孔質素材によって形成された基板洗浄用ブラシと、 この基板洗浄用ブラシの少なくとも前記ブラシ本体を気
    密に収納し、内部に液体が収容され、その液体中に前記
    ブラシ本体が浸漬させられるブラシ収納容器とからなる
    基板洗浄用ブラシ収納体において、 前記基板洗浄用ブラシのブラシ本体を抗菌性ポリビニル
    アルコール、抗菌性ポリプロピレン、抗菌性ナイロン及
    び抗菌性レーヨンからなる群より選ばれた素材で形成す
    るとともに、前記ブラシ収納容器に収容される液体を純
    水としたことを特徴とする基板洗浄用ブラシ収納体。
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