JP3395975B2 - 情報処理装置および方法 - Google Patents

情報処理装置および方法

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JP3395975B2
JP3395975B2 JP2001104803A JP2001104803A JP3395975B2 JP 3395975 B2 JP3395975 B2 JP 3395975B2 JP 2001104803 A JP2001104803 A JP 2001104803A JP 2001104803 A JP2001104803 A JP 2001104803A JP 3395975 B2 JP3395975 B2 JP 3395975B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法に関し、特に、所定のサーバからネットワークを
介して番組録画予約を設定するための情報を取得し、取
得した番組録画予約を設定するための情報を用いて番組
録画予約を設定するようにした情報処理装置および方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送衛星、通信衛星などの衛星を
介してテレビジョン放送信号をデジタル化して伝送し、
各家庭において、これを受信するシステムが普及しつつ
ある。このシステムにおいては、例えば、80近くのチ
ャンネルを確保する事が可能であるため、極めて多くの
番組を放送することができる。
【0003】このようなシステムにおいては、伝送可能
な番組の数が増えるため、所望の番組を選択するための
電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)
を番組とともに伝送し、これをモニタ装置において表示
し、表示された電子番組ガイドを用いて、所望の番組を
迅速確実に選択することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アナログ放送において、上述したような番組案内のサー
ビスを提供するためには、送信側と受信側の双方に多く
のハードウェアを必要とし、また、その構成も複雑とな
るため、現実的な適用は困難である課題があった。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ユーザが、ディスプレイ上にGUI(Grap
hical User Interface)を用いて表示された番組案内を
用いて、所望の番組を迅速かつ適格に把握し、選択でき
るようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、インターネットを介して所定のサーバから、マーク
アップ記述言語によって記述され、放送番組情報と番組
録画予約設定に用いる情報を取得するためのリンク情報
を含むデータを取得する取得手段と、取得手段によって
取得されたデータを解析し、所定のフォーマットで電子
番組ガイドと共に、番組録画予約設定に用いる情報にリ
ンクされているリンク個所を表示させる表示処理手段
と、表示されたリンク個所を指示するための指示手段
と、指示手段によって指示されたリンク個所にリンクさ
れた番組録画予約設定に用いる情報を、インターネット
を介して所定のサーバから取得し、取得した番組録画予
約設定に用いる情報に基づいて番組の録画設定処理を行
う録画設定手段とを備えることを特徴とする。
【0007】前記表示処理手段は、少なくとも放送中の
番組と各番組のチャンネルを対応させて電子番組ガイド
を表示させるようにすることができる。
【0008】前記指示手段は、カーソルを移動して、表
示されたリンク個所を指示するようにすることができ
る。
【0009】本発明の情報処理方法は、インターネット
を介して所定のサーバから、マークアップ記述言語によ
って記述され、放送番組情報と番組録画予約設定に用い
る情報を取得するためのリンク情報を含むデータを取得
する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された
データを解析し、所定のフォーマットで電子番組ガイド
と共に、番組録画予約設定に用いる情報にリンクされて
いるリンク個所を表示させる表示処理ステップと、表示
されたリンク個所を指示する指示ステップと、指示ステ
ップの処理で指示されたリンク個所にリンクされた番組
録画予約設定に用いる情報を、インターネットを介して
所定のサーバから取得し、取得した番組録画予約設定に
用いる情報に基づいて番組の録画設定処理を行う録画設
定ステップとを備えることを特徴とする。
【0010】前記表示処理ステップの処理は、少なくと
も放送中の番組と各番組のチャンネルを対応させて前記
電子番組ガイドを表示させるようにすることができる。
【0011】前記指示ステップの処理は、カーソルを移
動して、表示されたリンク個所を指示するようにするこ
とができる。
【0012】
【0013】本発明の情報処理装置および方法において
は、インターネットを介して所定のサーバから、マーク
アップ記述言語によって記述され、放送番組情報と番組
録画予約設定に用いる情報を取得するためのリンク情報
を含むデータが取得され、取得されたデータが解析され
て、所定のフォーマットで電子番組ガイドと共に、番組
録画予約設定に用いる情報にリンクされているリンク個
所が表示される。また、表示されたリンク個所が指示さ
れて、指示されたリンク個所にリンクされた番組録画予
約設定に用いる情報が、インターネットを介して所定の
サーバから取得され、取得された番組録画予約設定に用
いる情報に基づいて番組の録画設定処理が行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明のTV(テレビジョ
ン)放送装置1の一実施の形態の構成を表すブロック図
である。
【0015】アナログの映像信号と音声信号(以下、必
要に応じて、映像信号と音声信号をまとめて映像音声信
号と称する)は、TV信号発生回路21で生成され、マ
ルチプレクサ24に出力されるようになされている。
【0016】また、TV(テレビジョン)番組に関連し
たテキストデータ信号は、テキストデータ信号発生回路
22で生成され、マルチプレクサ24に出力されるよう
になされている。
【0017】さらに、TV番組に関連したテキストデー
タ信号に対応したハイパーテキストデータ信号は、ハイ
パーテキストデータ信号発生回路23で生成され、マル
チプレクサ24に出力されるようになされている。
【0018】マルチプレクサ24は、アナログの映像信
号のVBI(Vertical Blanking Interval:垂直帰線消
去期間)の所定の水平走査線上にテキストデータ信号
と、それに対応したハイパーテキストデータ信号を挿入
し、1つのTV放送信号に多重化する。例えば、音声信
号に対応した文字を字幕として画面上に表示させること
ができる文字多重放送(クローズドキャプション)で
は、映像信号の垂直帰線消去期間の第21番目の走査ラ
インにテキストデータ信号を多重化させているが、これ
と同様に、映像信号の他の垂直帰線消去期間の走査ライ
ンにハイパーテキストデータを多重化させるようにす
る。そして、この多重化されたTV放送信号は、送信回
路25を介し、アンテナ2より電波として出力されるよ
うになされている。
【0019】このようにして、テキストデータ信号、ハ
イパーテキストデータ信号、およびTV映像音声信号が
1つのTV放送信号に多重化され、アンテナ2より出力
されるようになされている。
【0020】図2は本発明のテレビジョン受像機の一実
施の形態の構成を表すブロック図である。TV映像音声
信号、テキストデータ信号、およびハイパーテキストデ
ータ信号を含むTV放送信号は、アンテナ11により受
信され、TV受像機17に入力されるようになされてい
る。
【0021】TV受像機17のTV放送受信回路31
は、制御マイクロコンピュータ34から指定されたTV
放送信号の選択を行い、複数のTV放送信号の中から指
定されたものを抽出、復調し、その映像音声信号を映像
音声処理回路33に出力するようになされている。従っ
て、ユーザの指定したTV番組は、このTV放送受信回
路31により、TV放送信号の中から選択され、抽出さ
れる。
【0022】データ放送受信回路32は、制御マイクロ
コンピュータ34から指定されたTV放送信号に含まれ
るテキストデータ信号(クローズドキャプション信号)
の選択、復調を行い、映像音声処理回路33に出力する
ようになされている。従って、ユーザの指定した文字放
送(テキストデータ信号)は、このデータ放送受信回路
32により、TV放送信号の中から選択され、抽出され
るようになされている。
【0023】一方、番組案内制御のための(EPGとし
ての)テキストデータ信号と、そのテキストデータ信号
に対応したハイパーテキストデータ信号から成る制御デ
ータ信号は、映像信号の所定の水平走査線上に多重化さ
れて送信されるため、1度に多くの制御データ信号を送
ることは困難である。従って、これらの信号は、TV放
送局から、TV映像音声信号とは異なるタイミングで送
信され、TV受像機17のデータ放送受信回路32によ
り抽出、復調され、制御マイクロコンピュータ34を介
して、HDD(ハードディスクドライブ)35に蓄積さ
れ、必要に応じ、適宜、HDD35より読み出され、処
理されるようになされている。例えば、TV放送局が、
これらの信号を多重化したTV放送信号をTV番組の終
了した夜間に出力し、TV受信機17が夜間のうちに、
これらの信号をHDD35に蓄積するようにしてもよ
い。
【0024】映像音声処理回路33は、TV放送受信回
路31より入力された映像信号を処理し、CRT36に
供給する映像信号を生成する。また、映像音声処理回路
33は、このTV映像信号に、データ放送受信回路33
より出力されるテキストデータ信号(クローズドキャプ
ション信号)、または制御マイクロコンピュータ34よ
り出力される画像データ信号を重畳し、映像信号をCR
T36に出力するようになされている。
【0025】また、映像音声処理回路33は、TV放送
受信回路31より入力された音声信号に増幅等の処理を
施した後、スピーカ37に出力するようになされてい
る。
【0026】リモートコマンダ13からの赤外線TV操
作信号は、受光部13aおよび制御マイクロコンピュー
タ34で処理され、その結果、TV放送受信回路31に
対して、指定TV映像音声信号の選択、復調命令が出力
されたり、データ放送受信回路32に対して、テキスト
データ信号(クローズドキャプション信号)の選択、復
調命令が出力されるようになされている。
【0027】また、リモートコマンダ13からの番組案
内の表示を指示する指示信号(図3の番組案内キー41
の操作により出力される信号。図3を用いて後述)が、
制御マイクロコンピュータ34に入力されると、制御マ
イクロコンピュータ34は、HDD35より読み出した
制御データ信号に対応する画像データ(ホームページ表
示用データ)信号を生成し、映像音声処理回路33に出
力するようになされている。
【0028】さらに、リモートコマンダ13からの番組
案内のための処理を指示する指示信号が制御マイクロコ
ンピュータ34に入力されると、制御マイクロコンピュ
ータ34は、HDD35より読み出した制御データ信号
を用いて、指示信号に対応する処理を実行させるための
制御信号を赤外線発光部14aを介してVCR(VIDEO
CASSETTE RECORDER)14に送信したり、またはコネク
タ15aを介してモデム15に送信する。さらに、画像
データ信号を生成し、映像音声処理回路33に出力する
などして、様々な処理を行うようになされている。
【0029】ユーザが、このTV受像機17の電源スイ
ッチ(図示せず)を切ると、そのとき出力中であったT
Vチャンネルが制御マイクロコンピュータ34内の不揮
発性メモリ(図示せず)に記憶され、ユーザが、次回、
TV受像機17の電源スイッチを入れたときに制御マイ
クロコンピュータ34内に記録されたTVチャンネルの
映像音声の出力処理が行われるようになされている。
【0030】図3は、リモートコマンダ13の操作部の
一例を示す図である。
【0031】この操作部は、番組案内キー41、上下左
右キー42乃至45、確定キー46、テンキー47、お
よび文字放送キー48により構成されている。
【0032】図2に示すTV受像機17は、従来と同様
のTV操作による制御を行うTV操作モードと、ハイパ
ーテキストデータ信号を用いた制御を行う番組案内モー
ドで動作するようになされている。
【0033】番組案内キー41は、番組案内モードと、
TV操作モードとの切換キーであり、ユーザが番組案内
キー41を1回押下するごとに、番組案内モードとTV
操作モードが切り替わるようになされている。
【0034】TV操作モードでのTV番組の選局と文字
放送の選局は、上下キー42,43、テンキー47、お
よび文字放送キー48により行われるようになされてい
る。例えば、ユーザが上キー42(または下キー43)
を1回押下すると、次の(または前の)チャンネルのT
V番組が選局され、または、テンキー47で示される数
字のいずれかを押下すると、その数字に対応するチャン
ネルのTV番組が選局され、文字放送キー48を1回押
下すると、選局されているチャンネルのTV番組の映像
音声信号に多重化されているテキストデータ信号(クロ
ーズドキャプション信号)が選択され、テキスト文字が
表示される。
【0035】これに対して、制御モード時は、ユーザ
が、TV受像機17の制御を選択するためのGUIを用
いた選択画面から、上下左右キー42乃至45の操作に
より、カーソルを制御内容を示す画面上領域に移動さ
せ、制御内容を選択した後、確定キー46の操作によ
り、制御内容を決定するようになされている。
【0036】次に、この操作部を使用した具体的な操作
と、その操作に対応した処理動作および表示画面につい
て、図4以降の図を参照して説明する。
【0037】図4は、TV受像機17の処理動作を説明
するフローチャートである。
【0038】始めに、TV操作モード時の動作について
説明する。
【0039】ユーザが、電源スイッチ(図示せず)を押
し、このTV受像機17を動作状態にさせると、図4の
ステップS11で、TV受像機17の動作モードがTV
操作モードに初期設定される。また、この状態では、ユ
ーザが、前回、このTV受像機17の電源スイッチ(図
示せず)を切ったときの状態が、制御マイクロコンピュ
ータ34内のメモリに保持されており、そのときに選局
されていたチャンネルのTV番組の映像音声が、デフォ
ルトとして出力される。
【0040】続くステップS12で、ユーザからの入力
信号の受信待ち処理が行われ、ユーザからの指示信号が
入力されるまで、ステップS11で初期設定されたチャ
ンネルのTV番組の映像音声を出力し続ける。
【0041】この状態から、ユーザが、あるTV番組の
選局を行う目的で、図3に示す操作部の上キー42を1
回押下すると、リモートコマンダ13よりTV受像機1
7に対して指示信号が出力される。
【0042】TV受像機17がこの指示信号を入力する
と、ステップS12の入力信号の受信待ち処理が解除さ
れ、ステップS13において、TV受像機17の制御マ
イクロコンピュータ34は、入力信号が図3の番組案内
キー41による信号であるのか否かを判断する。今の場
合、入力信号は、TV番組の選局を指示するTV操作信
号であるので、番組案内キー41による指示信号ではな
いと判断し、ステップS19の処理を行う。
【0043】ステップS19において、番組案内モード
が設定されているか否かが判断される。今の場合、TV
受像機17はTV操作モードで動作しているので、番組
案内モードが設定されていないと判断され、後続のステ
ップS20の処理が実行される。
【0044】ステップS20において、制御マイクロコ
ンピュータ34はユーザからの指示信号に従い、TV放
送受信回路31に対して、ユーザの指定したチャンネル
のTV番組(この場合は次のチャンネルのTV番組)の
選択を指示する命令信号を出力する。この命令に対して
TV放送受信回路31は、指定されたTV番組信号を抽
出、復調し、その番組の映像音声信号を映像音声処理回
路33に送信する。映像音声処理回路33は、この映像
音声信号を処理し、映像と音声を出力する。
【0045】ユーザの選択したTV番組が出力された
後、ステップS12に分岐し、再び、次の入力信号が受
信されるのを待つ。このようにして、ユーザのTV操作
では、図4のステップS12、ステップS13、ステッ
プS19、及びステップS20の処理が、繰り返し実行
される。
【0046】テキストデータ信号(クローズドキャプシ
ョン信号)の出力時における処理ステップも同様であ
り、例えば、図3の文字放送キー48を押すと、今、選
択されているTV番組に対応するテキスト文字の表示を
指示する指示信号がリモートコマンダ13から出力され
る。この指示信号をTV受像機17が受信すると、ステ
ップS12の入力信号の受信待ち処理が解除され、続く
ステップS13で、入力信号は番組案内モードを設定す
る信号ではないと判断され、ステップS19で、番組案
内モードはONではないと判断され、ステップS20の
処理が行われる。
【0047】ステップS20で、制御マイクロコンピュ
ータ34がユーザからの指示信号に従い、ユーザの指定
した番組(今、映像音声が出力されているチャンネルの
TV番組)に対応したテキストデータ信号の選択、復調
を指示する命令信号をデータ放送受信回路32に対し
て、出力する。この命令に対してデータ放送受信回路3
2は、指定された番組に対応するテキストデータ信号を
選択、復調し、そのテキストデータ信号を映像音声処理
回路33に送信する。映像音声処理回路33は、TV映
像信号にこのテキストデータ信号を重畳させ、CRT3
6に出力する。
【0048】このようにして、ユーザの選択した文字放
送が出力さる。
【0049】次に、ハイパーテキストデータ信号を用い
た番組案内モードの動作について説明する。
【0050】ユーザが図3の番組案内キー41を1回押
下すると、リモートコマンダ13から番組案内モードを
設定する指示信号が出力される。
【0051】TV受像機17がこの指示信号を受信する
と、図4のステップS12の入力信号待ち処理が解除さ
れ、ステップS13で、入力信号は番組案内モードを設
定する信号であると判断され、続くステップS14の処
理を実行する。ステップS14で、番組案内モードが既
に設定されているか否かが判断され、今の場合、番組案
内のモードは、まだ設定されていないので、続くステッ
プS15の処理が行われる。ステップS15で、制御マ
イクロコンピュータ34は、番組案内モードをONに設
定する。以後、このTV受信機17はハイパーテキスト
データ信号を用いた番組案内モードで動作する。
【0052】続くステップS16において、制御マイク
ロコンピュータ34は、HDD35からホームページを
表示するための制御データ信号(テキストデータ信号と
それに対応するハイパーテキストデータ信号)を取得
し、この制御データ信号に対応するホームページの画像
データ信号を生成し、映像音声処理回路33に出力す
る。
【0053】映像音声処理回路33は、出力中のTV映
像信号に上記の画像データ信号を重畳させ、CRT36
に出力する。
【0054】このようにして、CRT36に表示された
ホームページ画面の表示例を図5に示す。
【0055】図5に示すホームページは、ハイパーテキ
ストを用いたテキストT1、テキストT2、およびTV
番組領域A1、並びにURL表示部A10より構成され
ている。
【0056】ここで、これらのテキストに用いられてい
るHTMLについて、説明する。
【0057】HTML(HYPER TEXT MARKUP LANGUAGE)
とは、ハイパーテキストを記述するための言語であり、
テキスト中にタグ(tag)とよばれるコマンドを埋め込
むことで文字の修飾、箇条書き、改行などを表現するこ
とができる。さらに、アンカータグとしてテキストと関
連するURL(Uniform Resource Locator)を記述する
ことで、そのテキストとURLで指定されるホームペー
ジとの間にリンクを張ることができる。
【0058】また、専用のWWWブラウザとよばれるソ
フトウェアを使用することにより、このリンクが張られ
たテキストから様々な情報ファイルを呼び出すことが可
能である。テキストから呼び出されるこのファイルは、
クライアント側のHDD上のファイルは勿論のこと、ネ
ットワーク上のサーバのファイルであれば自由に呼び出
すことができる。このことが、HTMLの最大の特徴と
なっている。
【0059】このブラウザとしては、イリノイ大学のNC
SA(NATIONAL CENTER FOR SUPERCOMPUTING APPLICATIO
N)で、最初に開発されたMOSAICというソフトウェアが
有名である。
【0060】インターネットのWWW(WORLD WIDE WE
B)は、このHTMLを使用したシステムであり、MOSAI
CなどのソフトウエアがHTMLのブラウザとなり、世
界中のWWWサーバのファイルをリアルタイムに呼び出
して表示することができる。
【0061】インターネットで用いられているWWWシ
ステムでは、ネットワークに接続されているWWWサー
バに、URL(UNIFORM RESOURCE LOCATOR)と呼ばれる
ネットワークアドレス(ドメイン情報)が付与されてい
る。また、HTMLで記述されたテキストに、関連する
URLを記述したタグを付けることにより、URLで指
定したWWWサーバ内のファイルにリンクさせることが
できる。
【0062】例えば、WWWサーバ内のファイルにリン
クされたテキストにカーソルを合わせ、クリックするだ
けで、リンクされたWWWサーバ内のファイルがWWW
サーバからクライアントへ転送され、クライアント側で
WWWサーバのホームページが表示される。このように
して、HTMLを利用したWWWシステムでは、ネット
ワーク上のWWWサーバに容易にアクセスし、画像、音
声、テキスト、動画等の様々なデータを扱うことができ
る。
【0063】図5で示すホームページの説明に戻り、テ
キストT1、テキストT2、およびTV番組領域A1
は、テキスト文字にHTMLを用いて関連するファイル
がリンクされたハイパーテキストであり、これらのテキ
ストは、通常の(ファイルがリンクされていない)テキ
スト文字が例えば、黒字で表示されているのに対して、
これとは異なる例えば、青字で表示されている。
【0064】テキストT1は、放送中プログラム案内を
表示するためのファイルがリンクされたハイパーテキス
トを表しており、テキストT2は、放送チャンネル案内
を表示するためのファイルがリンクされたハイパーテキ
ストを表している。
【0065】TV番組領域A1は、1,3,4,6,8,1
0,12,U1,U2,BSで示される各テキストに、それ
らと対応する各チャンネルのTV番組の内容を表示する
ためのファイルがリンクされたハイパーテキストを表し
ている。
【0066】URL表示部A10は、カーソルで指定さ
れたハイパーテキストのテキスト文字にリンクされたフ
ァイル名を表示する領域である。
【0067】今、カーソルが図5で示したTV番組領域
A1内のTV番組のチャンネル番号1番を示す“1”の
位置にあるので、このカーソルの位置のテキストにリン
クされたファイル名がURL表示部A10に表示されて
いる。
【0068】上下左右キー42乃至45の操作によりカ
ーソルをTV番組領域A1の1,3,4,6,8,10,1
2,U1,U2,BSで表される各チャンネルの位置に合
わせ、確定キー46を押すことにより、そのチャンネル
の映像音声を出力させることができる。このときの動作
について説明する。
【0069】図5に示す画面の状態から、ユーザが図3
の右キー45を1回押下すると、リモートコマンダ13
よりカーソル移動の指示信号が出力される。
【0070】この指示信号をTV受像機17が受信する
と、図4のステップS12の入力信号受信待ちが解除さ
れ、続くステップS13で、入力信号は番組案内モード
を設定する指示信号ではないと判断され、ステップS1
9に分岐し、ステップS19で、番組案内モードはON
であると判断され、ステップS21の処理が行われる。
【0071】ステップS21では、入力信号がHTML
の処理信号(確定キーによる信号)であるのか、カーソ
ル位置の更新信号(上下左右キーによる信号)であるの
かが、判断され、今の場合、右キー45の操作による指
示信号であるので、カーソル位置の更新信号であると判
断され、ステップS23の処理を実行する。
【0072】ステップS23で、制御マイクロコンピュ
ータ34は、右キー45の操作に対応して、画面に表示
されたカーソルの位置を右に1つ移動させたカーソル表
示の画像データ信号を生成し、また、移動先のテキスト
文字(この場合、TV番組領域A1の3で示すテキス
ト)にリンクされたファイル名をHDD35に蓄積され
た制御データ信号より取得し、URL表示部A10に表
示させる画像データ信号を生成し、これらの画像データ
信号を、映像音声処理回路33に出力する。
【0073】映像音声処理回路33は、出力中の映像信
号にこの画像データ信号を重畳し、CRT36に出力す
る。
【0074】このようにして、カーソルが1つ右の、T
V番組領域A1内のTV番組のチャンネル番号3番を示
す3の位置に移動し、さらに、HTMLによりカーソル
の位置にリンクされたファイル名をURL表示部A10
に表示する画面データが出力される。このようにして、
ユーザは上下左右キー42乃至46の操作により、自由
に目的のHTMLで記述された文字にカーソルを移動さ
せることができる。
【0075】この状態(カーソルがTV番組領域A1内
のチャンネル番号3番を示す3の位置にある状態)か
ら、ユーザが図3の確定キー46を押下すると、リモー
トコマンダ13より選択の決定を指示する指示信号が出
力される。
【0076】この指示信号をTV受像機17が受信する
と、図4のステップS12の入力信号受信待ちが解除さ
れ、続くステップS13、ステップS19、を経てステ
ップS21の処理が行われる。
【0077】ステップS21では、制御マイクロコンピ
ュータ34が入力信号の種類を判定する。この場合は確
定キー46の操作によるHTML処理の指示信号である
ので、入力信号はHTML処理信号(確定キー46によ
る信号)であると判断され、ステップS22のHTML
による処理を実行する。
【0078】ステップS22で、制御マイクロコンピュ
ータ34は、HDD35から対応する実行可能ファイル
(制御データ信号によるファイル)を取得し、このファ
イルを処理する。今の場合、ファイルの処理は、チャン
ネル番号3番のTV映像音声を出力する処理なので、制
御マイクロコンピュータ34はチャンネル番号3番のT
V映像音声信号を選択、復調させる命令をTV放送受信
回路31に出力し、上述したTV映像音声の出力処理が
実行される。その後、制御マイクロコンピュータ34は
番組案内モードをOFFに設定し、以後、TV受像機1
7はTV操作モードで動作する。
【0079】次に、再び、図5のホームページ画面を出
力している状態に戻り、ユーザが、上下左右キー42乃
至45の操作により、カーソルを放送中のTVプログラ
ム案内を実行させるためのテキストT1の位置に合わ
せ、確定キー46を押したときの動作について説明す
る。
【0080】ユーザが、図5に示す画面の状態から、上
下左右キー42乃至45を操作し、カーソルをテキスト
T1の位置に合わせ、確定キー46を押すと、リモート
コマンダ13より選択の決定を指示する指示信号が出力
される。
【0081】この指示信号をTV受像機17が受信する
と、図4のステップS12の入力信号受信待ちが解除さ
れ、続いてステップS13、ステップS19、およびス
テップS21を経てステップS22の処理が行われる。
【0082】ステップS22で、制御マイクロコンピュ
ータ34は、HDD35から対応するファイルを読み出
し、このファイルを処理する。今の場合、ファイルの処
理は、放送中プログラム案内を表示する処理(階層化さ
れた後続選択画面を表示させる処理)なので、制御マイ
クロコンピュータ34は、ファイルを用いて、次に表示
する画面の画像データ信号を生成し、映像音声処理回路
33に出力する。映像音声処理回路33は、上述した画
像データの重畳処理を行い映像信号を出力する。
【0083】このようにして、図5で示すホームページ
から上下左右キー42乃至45と確定キー46の操作に
より、テキストT1(1.放送中プログラム案内)を選
択したときに表示される画面を図6に示す。
【0084】図6に示す画面は、現在放送中のTV番組
のプログラム案内画面であり、上下左右キー42乃至4
5によりカーソルをテキストT11乃至T20で示すT
V番組上に移動させ、確認キー46を押下することによ
り、対応する番組の詳細情報を得ることができるような
選択画面となっている。
【0085】図6の画面上の右下のテキストT31は、
上下左右キー42乃至45の操作によりこの領域上にカ
ーソルを移動させ、確認キー46を押下することにより
図5に示すホームページ画面を再び表示させるためのハ
イパーテキストである。
【0086】図6に示す画面の状態から、ユーザが、上
下左右キー42乃至45を操作し、カーソルをチャンネ
ル番号3番で放送中の日常英会話を示すテキストT12
の位置に合わせ、確定キー46を押したとする。する
と、リモートコマンダ13より選択の決定を指示する指
示信号が出力される。
【0087】この指示信号をTV受像機17が受信する
と、図4のステップS12の入力信号受信待ちが解除さ
れ、続いて、ステップS13、ステップS19、および
ステップS21を経てステップS22の処理が行われ
る。
【0088】ステップS22で、制御マイクロコンピュ
ータ34は、HDD35から対応するファイルを読み出
し、このファイルを処理する。今の場合、ファイルの処
理は、チャンネル番号3番で提供されている日常英会話
の詳細を表示する処理(階層化された後続選択画面を表
示させる処理)なので、制御マイクロコンピュータ34
は、ファイルを用いて次の画面の画像データ信号を生成
し、映像音声処理回路33に出力する。映像音声処理回
路33は、上述した画像データの重畳処理を行い映像信
号を出力する。
【0089】このようにして、図6で示す選択画面から
上下左右キー42乃至45と確定キー46の操作によ
り、テキストT12を選択したときに表示される画面を
図7に示す。
【0090】図7の画面は、チャンネル番号3番の番組
内容の詳細情報を表示している。
【0091】図7の下方のテキストT32は、ユーザが
上下左右キー42乃至45の操作によりカーソルをこの
テキストに移動させ確認キー46を押下したときに、1
つ前の画面(図6の画面)を表示させるためのハイパー
テキストである。
【0092】図7の画面では、'日常英会話'のテキスト
T41、'講師'のテキストT42、'テキスト'のテキス
トT43、および'FAX'のテキストT44が、関連す
るファイルとリンクされたハイパーテキスト文字として
表されており、これらの各テキスト文字は、他の通常の
黒色のテキスト文字とは異なる青色で表示されている。
【0093】ユーザが、図7に示す画面の状態から、上
下左右キー42乃至45を操作し、カーソルをテキスト
T41(日常英会話)の位置に合わせ、確定キー46を
押したときに表示される画面を図8に示す。このときの
TV受像機17の処理動作については、図5に示す画面
からTV番組領域A1内のチャンネル番号3を選択した
場合の動作と同様であるので省略する。
【0094】図8に示す画面は、チャンネル番号3番の
番組のTV映像出力を表している。勿論、このとき、ス
ピーカ37から、チャンネル番号3番のTV音声が出力
されている。
【0095】図9に示す画面は、ユーザが、図7に示す
画面の状態から、上下左右キー42乃至45を操作し、
カーソルをテキストT42(講師)の位置に合わせ、確
定キー46を押したときに表示される画面を示してい
る。このときのTV受像機17の処理動作については、
図5に示す画面からテキストT1を選択した場合の動作
と類似するので省略する。
【0096】図9で示す画面は、TV番組の3番の'日
常英会話'を担当する講師についての詳細情報を表示す
る画面である。
【0097】図10に示す画面は、ユーザが、図7に示
す画面の状態から、上下左右キー42乃至45を操作
し、カーソルをテキストT43(テキスト)の位置に合
わせ、確定キー46を押したときに表示される画面を示
している。
【0098】図10に示す画面は、このTV番組の'日
常英会話'で使用されるテキストについての詳細情報を
表示する画面である。
【0099】図11に示す画面は、ユーザが、図7に示
す画面の状態から、上下左右キー42乃至45を操作
し、カーソルをテキストT44(FAX)の位置に合わ
せ、確定キー46を押したときに表示される画面を示し
ている。
【0100】図11で示す画面は、このTV番組の'日
常英会話'で使用されるテキストをFAXで受け取るF
AXサービスを利用するための画面である。
【0101】図11で示す画面より、ユーザが図3の上
下左右キー42乃至45を操作し、カーソルをテキスト
T51(確認)上に移動させ、確認キー46を押下した
とする。すると、選択の決定を指示する指示信号がリモ
ートコマンダ13より出力される。
【0102】この指示信号をTV受像機17が受信する
と、図4のステップS12の入力信号受信待ちが解除さ
れ、続くステップS13、ステップS19、およびステ
ップS21を経てステップS22の処理が行われる。
【0103】ステップS22で、制御マイクロコンピュ
ータ34は、HDD35から対応するファイルを読み出
し、このファイルを処理する。今の場合、ファイルの処
理は、FAXサービスを受けるための処理なので、制御
マイクロコンピュータ34は、ファイルを用いてFAX
サービス提供元の電話番号宛に、FAX送信先のFAX
番号情報、FAX送信要求等の信号をモデム15を介し
て電話回線16に送信する。
【0104】このようにして、FAXサービスの提供元
に対して、自動的にアクセスを行いFAXサービスの提
供を受けることができる。
【0105】次に、再び、図5のホームページ画面を出
力している状態に戻る。図5の画面を表示している状態
から、ユーザが、上下左右キー42乃至45の操作によ
りカーソルをTV放送番組案内を実行させるためのテキ
ストT2の位置に合わせ、確定キー46を押したときに
表示される画面を図12に示す。
【0106】図12は、TV放送局の放送内容の詳細情
報を提供するための選択画面を表している。
【0107】図12に示すように、この選択画面は、各
TV放送局の地図上の位置が示されており、これらの各
TV放送局のテキストT61乃至T64にはHTMLを
用いて関連するファイルがリンクされている。
【0108】図13は、ユーザが図3の上下左右キー4
2乃至45の操作により、図12で示すテキストT61
(NNN)上にカーソルを移動させ、確定キー46を押
下したときに表示される画面であり、NNN放送局の番
組案内を示している。
【0109】図13に示すように、この画面は、テキス
トT71(ジャンル)とテキストT72(電子メール)
を含み、これらのテキストは、HTMLを用いて関連す
るファイルとリンクされたハイパーテキストである。
【0110】テキストT71は、NNNで放送している
番組のジャンルに関する詳細情報を表示する処理(階層
化された後続の選択画面を表示する処理)を実行するた
めのハイパーテキストであり、テキストT72は、この
テキストの選択後に電子メール入力画面(図示せず)を
表示し、メールの入力後、そのメールをNNN放送局に
モデム15を介して送信するためのハイパーテキストで
ある。
【0111】図14は、ユーザが図3の上下左右キー4
2乃至45の操作により、図13で示すテキストT71
(ジャンル)上にカーソルを移動させ、確定キー46を
押下したときに表示される画面であり、NNN放送局で
提供される番組のジャンルについての情報を示してい
る。
【0112】図14に示すように、この画面は、HTM
Lを用いてファイルとリンクされたジャンルに関するテ
キストT81乃至T88を含む。テキストT81乃至T
88の各テキストは、階層化された後続の選択画面を表
示するためのハイパーテキストである。
【0113】図15は、ユーザが図3の上下左右キー4
2乃至45の操作により、図14で示すテキストT87
(映画)上にカーソルを移動させ、確定キー46を押下
したときに表示される画面であり、NNN放送局で提供
される映画番組についての情報を示している。
【0114】図15に示すように、この画面は、HTM
Lを用いてファイルとリンクされた再放送情報に関する
テキストT91(再放送)を含み、テキストT91は、
階層化された後続の選択画面を表示するためのハイパー
テキストである。
【0115】図16は、ユーザが図3の上下左右キー4
2乃至45の操作により、図15で示すテキストT91
(再放送)上にカーソルを移動させ、確定キー46を押
下したときに表示される画面であり、NNN放送局で提
供される映画番組の録画予約を自動的に行うための選択
画面を示している。
【0116】図16に示すように、この画面は、HTM
Lを用いてファイルとリンクされた自動録画予約に関す
るテキストT101乃至T104を含み、テキストT1
01は、階層化された後続の選択画面を表示するための
ハイパーテキストであり、テキストT102乃至T10
4は、自動録画予約を実行するためのハイパーテキスト
である。
【0117】上下左右キー42乃至45の操作により、
テキストT101上にカーソルを移動させ、確定キー4
6を押下したときに表示される画面を図17に示す。図
17の画面は、録画予約についての説明を表示する画面
である。
【0118】図16に示す画面の説明に戻り、ユーザが
上下左右キー42乃至45を操作し、テキストT102
上にカーソルを移動させ、確定キー46を押下すると、
NNNで8月9日の18時より放送される映画'ガス灯'
の録画予約処理がVCR14に対して、自動的に行われ
る。
【0119】このときの処理を説明すると、ユーザが、
テキストT102上にカーソルを移動させ、確定キー4
6を押下すと、リモートコマンダ13より選択の決定を
指示する指示信号が出力される。
【0120】この指示信号をTV受像機17が受信する
と、図4のステップS12の入力信号受信待ちが解除さ
れ、続くステップS13、ステップS19、およびステ
ップS21を経てステップS22の処理が行われる。
【0121】ステップS22で、制御マイクロコンピュ
ータ34は、HDD35から対応するファイルを読み出
し、このファイルを処理する。今の場合、ファイルの処
理は、自動録画予約を行う処理なので、制御マイクロコ
ンピュータ34は、ファイルを用いて、TV放送局がN
NNであり、放送日が8月9日であり、放送時刻が18
時であり、放送時間が3時間である録画予約の命令信号
を赤外線発光部14aを介してVCR14に出力する。
【0122】このようにして、VCR14に対し、自動
的に録画予約の設定を行うことができる。
【0123】番組案内モードから通常のTV操作モード
へ切り換えるときには、番組案内モードがONに設定さ
れた状態から、図3の番組案内キー41を押下する。す
ると、図4のステップS12、ステップS13を経てス
テップS14の処理が行われる。ステップS14におい
て、番組案内モードが設定されているか否かが判断さ
れ、いまの場合、番組案内モードが設定されていると判
断され、ステップS17で、番組案内モードがOFFに
設定され、後続のステップS18で、制御マイクロコン
ピュータ34は映像音声処理回路33への画像データ信
号の出力を停止し、通常のTV操作モードに切り替わ
る。このように、番組案内キー41を押下することによ
り、番組案内モードから通常のTV操作モードへ切り換
えることができる。
【0124】なお、HTMLを用いてテキストにリンク
されたファイルは、TV受像機内のファイル(上述の実
施の形態では、HDD35に蓄積されたファイル)とす
ることも、ネットワーク上の他のサーバ上のファイル
(例えば、インターネットのWWWサーバ上のファイ
ル)とすることも可能である。
【0125】ここで、インターネットのWWWサーバ
(アクセスポイント)上のファイルにアクセスする際の
動作について説明する。
【0126】例えば、リモートコマンダ13で選択され
たテキストにリンクされたファイルが、インターネット
のWWWサーバに格納されたファイル(URLで指定さ
れるHTMLで記述されたファイル)であった場合、制
御マイクロコンピュータ34は、そのリンク先のURL
へアクセスするために、PPP(Point to Point Proto
col)プルトコルに基づいてダイヤルアップIP接続を
行う。すなわち、予め登録済みのインターネット・サー
ビス・プロバイダーに接続するための電話番号やIDな
どからなる接続制御信号をコネクタ15aを介してモデ
ム15へ予め設定された手順で出力する。モデム15
は、この接続制御信号を電話回線の基準に準処した所定
の周波数信号に変換し、電話回線16に出力する。
【0127】そして、インターネット・サービス・プロ
バイダーのPPPサーバとの間でダイヤルアップIP接
続が完了し、このPPPサーバを介してインターネット
に接続されると、リンク先のURLに基づいて、対応す
るWWWサーバへアクセスを開始する。このアクセスに
応じてWWWサーバから転送されてきたURLで指定さ
れるホームページなどのHTMLファイルは、サービス
・プロバイダーを経由して、電話回線16を介して伝送
され、モデム15に入力され、復調された後、さらに制
御マイクロコンピュータ34を介してHDD35へ一旦
格納される。制御マイクロコンピュータ34は、一旦格
納されたHTMLファイルを読み出して処理し、ホーム
ページなどの画像データ信号を生成し、映像音声処理回
路33に出力する。映像音声処理回路33は、上述した
画像データ信号の重畳処理を行い、映像信号を出力す
る。
【0128】このようにして、TV映像信号のVBIに
URL情報(ドメイン情報)を含むハイパーテキストデ
ータ信号を多重化させて伝送することにより、TV放送
番組を視聴しつつ、必要に応じて、URLに対応する世
界規模で広がるインターネット上のWWWサーバに自動
的に接続することができ、いわゆるネットサーフィンと
呼ばれるように、次々とリンクが張られたホームページ
を辿って、多種多様なWWW情報ソースを閲覧すること
ができ、ネットワークサービスを享受することができ
る。
【0129】なお、上述した実施の形態においては、テ
レビジョン受像機に一体的に組み込んだ場合を例に挙げ
て説明したが、図2に示される、データ放送受信回路3
2、制御マイクロコンピュータ34およびHDD35か
らなる拡張機能部分を、いわゆるセットトップボックス
と呼ばれるような拡張ボックスとして構成し、既存のテ
レビジョン受像機と組み合わせて用いるようにしても勿
論構わない。
【0130】また、ハイパーテキストデータ信号等を蓄
積する蓄積手段としてHDD35を用いた例を示したが
MD(ミニディスク(商標))データやMOなどのリム
ーバブルな光磁気ディスクを記録媒体とする光磁気記録
再生装置を用いて構成しても勿論構わない。この場合、
記録媒体を差し替えることで、ネットワークに接続する
環境に無いTV受像機でも、上述した場合と同様のファ
イル閲覧が可能である。
【0131】以上のようにして、ハイパーテキストデー
タ信号を利用し、TV番組案内を含む、TV放送番組に
関連した様々の情報サービスをユーザに提供することが
できる。
【0132】このように、各種情報サービスの処理を行
うTV受像機は勿論、種々の情報サービスを提供するた
めの制御情報を備えるハイパーテキストデータ信号は、
それだけで商品価値があり、このハイパーテキストデー
タ信号の制御内容にサービス利用料に対応した段階的な
サービス体系を設定し、各サービス利用料のレベルに従
いサービスの差別化を図ることも可能である。
【0133】なお、本発明は、上記実施の形態の他、T
V放送の内容に関連した処理をインターネット上のWW
Wサーバに実行させたり、TV受像機17に接続された
各種周辺機器に実行させたりする等の種々の改変が可能
である。
【0134】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、所望の
番組の録画予約を迅速、かつ、確実に設定することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTV放送装置1の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明のTV受像機17の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】リモートコマンダ13の操作部の例を示す図で
ある。
【図4】図2で示すTV受像機17の処理を説明するフ
ローチャートである。
【図5】図3のリモートコマンダの番組案内キー41操
作時のCRT36に表示されるホームページ画面の表示
例を示す図である。
【図6】図5に示すホームページ画面よりテキストT1
を選択したときの画面を示す図である。
【図7】図6に示す表示画面よりテキストT12を選択
したときの画面を示す図である。
【図8】図7に示す表示画面よりテキストT41を選択
したときの画面を示す図である。
【図9】図7に示す表示画面よりテキストT42を選択
したときの画面を示す図である。
【図10】図7に示す表示画面よりテキストT43選択
したときの画面を示す図である。
【図11】図7に示す表示画面よりテキストT44選択
したときの画面を示す図である。
【図12】図5に示すホームページ画面よりテキストT
2を選択したときの画面を示す図である。
【図13】図12に示す表示画面よりテキストT61を
選択したときの画面を示す図である。
【図14】図13に示す表示画面よりテキストT71を
選択したときの画面を示す図である。
【図15】図14に示す表示画面よりテキストT87を
選択したときの画面を示す図である。
【図16】図15に示す表示画面よりテキストT91を
選択したときの画面を示す図である。
【図17】図16に示す表示画面よりテキストT101
を選択したときの画面を示す図である。
【符号の説明】
1 TV放送装置, 2 アンテナ, 11 アンテ
ナ, 13 リモートコマンダ, 14 VCR, 1
5 モデム, 16 電話回線, 17 TV受像機,
21 TV信号発生回路, 22 テキストデータ信
号発生回路, 23 ハイパーテキストデータ信号発生
回路, 24 マルチプレクサ, 25送信回路, 3
1 TV放送受信回路, 32 データ放送受信回路,
33映像音声処理回路, 34 制御マイクロコンピ
ュータ, 35 ハードディスクドライブ, 36 C
RT, 37 スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 7/03 7/035 (72)発明者 鴇田 千里 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−124502(JP,A) 特開 平8−115333(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/38 - 5/46 H04N 5/76 - 5/956 H04N 7/00 - 7/088

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットを介して所定のサーバか
    ら、マークアップ記述言語によって記述され、放送番組
    情報と番組録画予約設定に用いる情報を取得するため
    リンク情報を含むデータを取得する取得手段と、 前記取得手段によって取得されたデータを解析し、所定
    のフォーマットで電子番組ガイドと共に、前記番組録画
    予約設定に用いる情報にリンクされているリンク個所を
    表示させる表示処理手段と、 表示された前記リンク個所を指示するための指示手段
    と、 前記指示手段によって指示されたリンク個所にリンクさ
    れた前記番組録画予約設定に用いる情報を、前記インタ
    ーネットを介して所定のサーバから取得し、取得した
    記番組録画予約設定に用いる情報に基づいて番組の録画
    設定処理を行う録画設定手段とを備えることを特徴とす
    る情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記表示処理手段は、少なくとも放送中
    の番組と各番組のチャンネルを対応させて前記電子番組
    ガイドを表示させることを特徴とする請求項1に記載の
    情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記指示手段は、カーソルを移動して、
    前記表示されたリンク個所を指示することを特徴とする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 インターネットを介して所定のサーバか
    ら、マークアップ記述言語によって記述され、放送番組
    情報と番組録画予約設定に用いる情報を取得するため
    リンク情報を含むデータを取得する取得ステップと、 前記取得ステップの処理で取得されたデータを解析し、
    所定のフォーマットで電子番組ガイドと共に、前記番組
    録画予約設定に用いる情報にリンクされているリンク個
    所を表示させる表示処理ステップと、 表示された前記リンク個所を指示する指示ステップと、 前記指示ステップの処理で指示されたリンク個所にリン
    クされた前記番組録画予約設定に用いる情報を、前記
    ンターネットを介して所定のサーバから取得し、取得し
    前記番組録画予約設定に用いる情報に基づいて番組の
    録画設定処理を行う録画設定ステップとを備えることを
    特徴とする情報処理方法。
  5. 【請求項5】 前記表示処理ステップの処理は、少なく
    とも放送中の番組と各番組のチャンネルを対応させて前
    記電子番組ガイドを表示させることを特徴とする請求項
    4に記載の情報処理方法。
  6. 【請求項6】 前記指示ステップの処理は、カーソルを
    移動して、前記表示されたリンク個所を指示することを
    特徴とする請求項5に記載の情報処理方法。
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