JP3395599B2 - 車両用出力トルク制御装置 - Google Patents

車両用出力トルク制御装置

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JP3395599B2
JP3395599B2 JP26189797A JP26189797A JP3395599B2 JP 3395599 B2 JP3395599 B2 JP 3395599B2 JP 26189797 A JP26189797 A JP 26189797A JP 26189797 A JP26189797 A JP 26189797A JP 3395599 B2 JP3395599 B2 JP 3395599B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
おいて、エンジンから駆動輪へ出力される出力トルクを
運転者の加速要求に応じて制御する、車両用出力トルク
制御装置に関する。
【従来の技術】近年、自動車等の車両にそなえらえたエ
ンジンの出力制御を行なう際に、ドライバからの入力情
報(アクセル操作情報)を電気的制御信号に変換し、こ
の電気的制御信号を介して行なうようにした、いわゆる
ドライブバイワイヤ(DBW)方式が開発され実用化さ
れている。このようなDBWによる制御によれば、ドラ
イバのアクセル操作情報のみならず他の様々な入力情報
を基に、ドライバの要求に答えながらエンジンの運転状
態等にも適した、最適なエンジン制御を行なうことが可
能である。例えば、図7は、DBWによるエンジン制御
システムを模式的に示すもので、図7に示すように、エ
ンジン101の出力を制御するために電子制御ユニット
(ECU)102がそなえられている。そして、ドライ
バのアクセルペダル(図示略)の踏込状態(踏込開度)
が、アクセルポジションセンサ(APS)103で検出
され、APS103から電気的制御信号(アクセル開度
信号)としてECU102に入力されるようになってい
る。ECU102は、例えばこのアクセル開度及びエン
ジンの回転数に対して出力トルクの値を定めた制御マッ
プを有しており、この制御マップを参照して、APS1
03から入力されたアクセル開度信号と現在のエンジン
回転数とから目標出力トルクを設定し、さらに、他のエ
ンジン情報により補正を施して目標出力トルクを決定す
る。つまり、ドライバのアクセルペダルの踏込量(開
度)にそのまま対応したトルクを出力するのではなく、
エンジンの種々の運転状態情報に応じた補正を施して現
在の運転状況に最適なトルクを出力しようとするもので
ある。
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示す
ように、エンジン101より出力されたトルクは、エン
ジン101に連結してそなえられた変速機105を介し
て差動機構106から駆動輪107に伝達されるが、こ
のトルクを伝達する際、各駆動系105,106,10
7には捩じり,曲げ等の様々な応力が作用する。各駆動
系105,106,107は、このような応力が最も大
きく作用した場合でも何らの塑性変形や損傷を受けない
ように強度設定されるのはもちろんである。さらに、こ
のような応力は絶えず繰り返され加えられるため、各駆
動系105,106,107には疲労が累積されていく
が、この累積疲労は加えられる応力に対して指数関数的
に増大するため、大きな応力(もちろん、一回の作用で
は駆動系の変形や損傷は招かない程度の応力)が繰り返
して加えられるほど疲労破壊を起こす虞が高まる。この
ため、変速機,差動機構,車輪等の各駆動系の仕様を決
定する際には、各駆動系に作用する最大応力の大きさや
その作用時間を想定し、疲労破壊を招かないような限度
が得られる仕様とする必要がある。このような応力はエ
ンジンから出力される最大トルクに対応するので、一般
にエンジンの最大出力トルクが大きいほど各駆動系は高
い耐久性をそなえた仕様とする必要がある。この場合、
当然ながら駆動系についての重量の増加やコストの増大
が生じることになる。特に、近年は、車両の加速性能や
発進性能等の走行性能を向上させるために、車両に搭載
するエンジンの最大出力トルクはますます増大する傾向
にある。このため、駆動系の負担も増大しており、駆動
系の耐久性確保のために駆動系の仕様を1ランク又は2
ランク上げて対応しているのが現状である。したがって
り、耐久性確保のための駆動系の重量増加やコスト増加
は大きな課題になっている。ところで、駆動系の疲労
は、上述のように駆動系に作用する応力の大きさだけで
なく、大きな応力が作用した時間の長さにも依存する。
つまり、大きな応力がどの程度の時間連続して作用した
かや、大きな応力がどの程度の累積時間作用したかに
も、大きく依存する。特に、過大な応力が連続的に長時
間作用すると、駆動系の疲労を大きく促進する。また、
駆動系で伝達するトルクの急変も、駆動系の疲労を大き
く促進する。このような駆動系の疲労原因を排除させる
ことができれば、駆動系の耐久性を大きく高める必要も
解消され、駆動系の耐久性確保のための重量増加やコス
ト増加も低減することができる。もちろん、エンジンの
出力トルクを抑えれば駆動系に作用する応力を軽減する
ことができるが、エンジンの最大出力トルクを大きくす
るのは、加速時や発進時にドライバの出力要求に答える
にはそれだけ大きな駆動トルクを確保する必要があるた
めであり、エンジンの最大出力トルクを抑えてしまった
のではこのような本来の要求を満たすことができない。
本発明は、このような課題に鑑み創案されてもので、加
速時や発進時においてドライバが大きな出力要求をした
場合にはこれに応じて出力トルクを増大できるようにし
ながら、駆動系のトルク伝達にかかる負担を軽減して駆
動系自身の強化に頼ることなく駆動系の耐久性を向上で
きるようにした、車両用出力トルク制御装置を提供する
ことを目的とする。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明の車両用出力トルク制御装置
では、エンジンの出力トルクは運転者の指令に基づいて
制御され、エンジンに連結された変速機の選択変速段に
応じて回転速度を増減され、差動機構,駆動軸を介して
前後または左右の駆動輪へ出力される。このエンジンの
出力トルクはトルク上限値設定手段により上限値を設定
される。この上限値は通常は通常走行に必要十分な第1
の値に設定され、加速要求判断手段が運転者の加速要求
を判断したときのみ十分な加速性能が得られるよう所定
時間だけ第1の値よりも高い第2の値に設定変更され
る。所定時間の経過後は第1の値に再設定され、過大な
トルクが変速機,差動機構,駆動軸,駆動輪へ長時間作
用することが防止される。請求項2記載の本発明の車両
用出力トルク制御装置では、変速段検出手段で検出され
た変速段に応じて、又は加速要求判断手段が判断した加
速要求の度合いに応じて上記の所定時間が変更されるこ
とにより、変速機よりも下流側の差動機構,駆動軸,駆
動輪といった駆動系の負担状況や、運転者の要求する加
速に応じてトルク制御が行なわれる。請求項3記載の本
発明の車両用出力トルク制御装置では、エンジンの出力
トルクは運転者の指令に基づいて制御され、エンジンに
連結された変速機の選択変速段に応じて回転速度を増減
され、差動機構,駆動軸を介して前後または左右の駆動
輪へ出力される。このエンジンの出力トルクは、トルク
上限値設定手段により通常走行に必要十分な走行性能を
得られる程度の上限値を設定され出力規制される。加速
要求判断手段が運転者の加速要求を判断すると、この上
限値が所定時間だけ解除されエンジンは最大トルクを出
力可能になり十分な加速性能が得られ、所定時間が経過
後は再び上限値が設定された上、過大なトルクが変速
機,差動機構,駆動軸,駆動輪へ長時間作用することが
防止される。
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明すると、図1〜図6は本発明の一実施形
態としての車両用出力トルク制御装置を示すものであ
る。まず、本車両用出力トルク制御装置が適用される車
両の構成について簡単に説明すると、本実施形態にかか
る車両(自動車)は、ディーゼルエンジンと手動変速機
とをそなえた4輪駆動車であり、図1に示すように、エ
ンジン(ディーゼルエンジン)1の回転数をエンジン1
に連結してそなえられた変速機(手動変速機)2により
所要の回転数まで減速して、センターデフ(差動機構)
3に伝達するようになっている。このときの減速比の選
択は変速レバー16を操作して変速機2の内部の図示し
ない変速機構を作動させることにより行なわれ、ここで
は前進は1速〜5速の5つの変速段が設けられ、後退は
1段のみの変速段が設けられている。また、当然のこと
ながら、センターデフ3に入力されるエンジン1からの
出力トルクは、変速機2において回転数の減速度合いに
反比例して増幅されている。そして、センターデフ3に
入力されたトルクは、前後のプロペラシャフト(駆動
軸)6,7へ分配して出力され、さらに、前輪側はプロ
ペラシャフト6からフロントデフ(差動機構)4により
左右に分配されてフロントアクスル(駆動軸)8,9を
介して前輪(駆動輪)12,13に出力され、後輪側は
プロペラシャフト7からリアデフ(差動機構)5により
左右に分配されてリアアクスル(駆動軸)10,11を
介して後輪(駆動輪)14,15に出力されるようにな
っている。このようにして、エンジン1が出力したエン
ジントルクは変速機2により変速され、各機構を介して
前後左右の各車輪12,13,14,15に出力される
が、これらの各車輪12,13,14,15に出力され
るエンジンの出力トルクの大きさは、電子制御ユニット
(ECU)30により制御されるようになっている。つ
まり、このECU30には、従来のDBWの制御による
車両用出力トルク制御装置と同様に、アクセルポジショ
ンセンサ(APS)19からのアクセル開度信号,エン
ジン回転数センサ(図1では省略)からのエンジン1の
回転数信号,スリーブポジションセンサ(SPS)23
からのコントロールスリーブの位置信号及びその他各種
の運転状態情報(例えば吸気温及び大気圧等)が入力さ
れるとともに、変速機2の選択変速段の検出信号(変速
段信号)が入力されるようになっている。ECU30は
これらの信号をもとにエンジン1のトルク制御を行なう
ようになっている。ここで、本車両用出力トルク制御装
置の構成について詳細に説明すると、図2に示すよう
に、本装置は、ECU30内の機能要素としての加速要
求判断手段31と、目標出力トルク設定手段32と、エ
ンジンの出力制御状態を検出するスリーブポジションセ
ンサ33とをそなえている。また、目標出力トルク設定
手段32内には、エンジン出力トルクの上限値を設定す
る機能(トルク上限値設定手段)32Aが設けられてい
る。そして、運転者が出力要求指令として操作したアク
セルペダル18の踏込量(アクセル開度)はアクセルポ
ジションセンサ(APS)19で検出されアクセル開度
として、加速要求判断手段31及び目標出力トルク設定
手段32に入力され、エンジン1の回転速度状態はエン
ジン回転数センサ20で検出されエンジン回転数信号と
して目標出力トルク設定手段32に入力されるようにな
っている。さらに、変速機2で選択された変速段は変速
段検出スイッチ(変速段検出手段)17により検出され
変速段検出信号として目標出力トルク設定手段32に入
力されるようになっている。この変速段検出スイッチ1
7は、例えば、変速機2の図示しないシフトレール毎に
そなえられ、変速レバー16のシフト操作によるシフト
レールの前後軸方向移動より変速段を検出するようにな
っている。加速要求判断手段31は、APS19から入
力されたアクセル開度信号をもとにアクセル開速度を算
出するようになっており、アクセル開速度が一定開速度
A0(図4に示す)を越えたときには、運転者が加速を
要求していると判断してアクセル開度の大きさに応じた
加速要求度合いを算出し、目標出力トルク設定手段32
へこの加速要求度合いに関する情報も含めた加速要求信
号を出力するようになっている。目標出力トルク設定手
段32では、アクセル開度信号,エンジン回転数信号,
変速段検出信号,及び加速要求信号に基づき、図3
(a)に示すような制御マップを用いてエンジン目標出
力トルクを設定するようになっている。通常の走行時
(急発進時や追い越し時等の急加速時以外)において
は、まず、目標出力トルク設定手段32のトルク上限値
設定手段32Aは変速段検出信号をもとに、選択変速段
に応じたトルク上限値曲線を選択する。つまり、図3
(a)のマップの中の曲線TLR,TL1,TL2,TL3,T
L4,TL5は、それぞれ後退,1速,2速,3速,4速,
5速を選択したときのトルク上限値を示す曲線であり、
いずれも通常の走行時(急発進時や追い越し時等の急加
速時以外)におけるエンジン回転数に対する出力トルク
の上限値(第1の値)であり、通常の走行時において必
要十分な走行性能を確保できる程度に設定されている。
目標出力トルク設定手段32は、変速段検出信号が入力
されるとその変速段に応じて何れか一つのトルク上限値
曲線TLR,TL1,TL2,TL3,TL4,TL5を選択し、ア
クセル開度信号,エンジン回転数信号が入力されると、
選択したトルク上限値曲線TLR,TL1,TL2,TL3,T
L4,TL5を上限とした制御マップ上の対応する点を参照
し、その点におけるトルク値を目標出力トルクとして設
定するようになっている。なお、これらのトルク上限値
曲線TLR,TL1,TL2,TL3,TL4,TL5は、低速段ほ
ど低く、高速段になるにつれ高くなっている(つまり、
L1<TL2<TL3<TL4<TL5)。また、後退選択時の
トルク上限値曲線TLRは、1速時選択時のトルク上限値
曲線TL1と同程度となっている。これは、エンジン1か
ら出力されるトルクを変速段に応じて制限することによ
り、変速機2により増幅されて差動機構3,4,5,駆
動軸6,7,8,9,10,11等の駆動系に伝達され
るトルクが過大になるのを防止するためである。次に、
急発進時や追い越し時等の急加速時は、加速要求判断手
段31より加速要求信号が入力されるようになってい
る。これに応じて、目標出力トルク設定手段32では、
トルク上限値曲線TLR,TL1,TL2,TL3,TL4,TL5
を加速用トルク上限値曲線TULに設定変更するようにな
っており、これにより最大で加速用トルク上限値曲線T
ULまでのエンジントルクを出力することができるように
なる。この加速用トルク上限値曲線TULは急発進時や追
い越し時等の急加速時のトルク上限値曲線(第2の値)
であり、十分な加速性能が得られる大きさに設定されて
いる。このトルク上限値曲線TLR,TL1,TL2,TL3
L4,TL5から加速用トルク上限値曲線TULまでの設定
変更は所定時間ta の間だけ行なわれるようになってい
る。そして、所定時間ta が経過した後は、加速用トル
ク上限値曲線TULから元のトルク上限値曲線TLR
L1,TL2,TL3,TL4,TL5まで所定減少率(時間当
たりのトルクの減少値)dTで低下するようになってい
る(これをテーリング処理という)。これらの所定時間
a ,所定減少率dTは、必要十分な加速性能が得ら
れ、かつ加速フィーリングを損なわれないように、運転
状態に応じて、つまり選択変速段とアクセル開速度(加
速要求信号の大きさ)とから決定されるようになってお
り、例えば、図4(a),(b)に示すような対応マッ
プにより決定されるようになっている。ここで、図3
(a)は本装置によるエンジンの制御マップであり、図
3(b)は、エンジンの出力トルクに特に上限値を設け
ることなく、アクセル開度が十分に大きいと常にエンジ
ンが回転数に応じた最大出力トルクを発生できるように
した場合の制御マップである。図3(b)に示すような
制御マップに基づいた制御では、例えば、エンジン回転
数が約1500rpm,アクセル開度が約10%(P1
に示す点)の状態からアクセルペダル18をアクセル開
度100%までゆっくりと踏み込んだ場合、エンジン回
転数もアクセル開度に応じて徐々に大きくなるため、目
標出力トルクは曲線T1 に沿って設定され、やがて最大
トルク曲線TMAX 上のP2 に達するようになっている。
そして、その後もアクセル開度が100%の場合は、変
速段に関係なく最大トルク曲線TMAX に沿って目標出力
トルクが設定され、そのエンジン回転数における最大ト
ルクが出力され、駆動系の負担は大きいものになる。一
方、P1 に示す点からアクセルペダル18をアクセル開
度100%まで急激に踏み込むと、目標出力トルクはP
3 に示す点に設定される。そして、その後もアクセル開
度が100%の場合は、変速段に関係なく最大トルク曲
線TMAX に沿って目標出力トルクが設定され、そのエン
ジン回転数における最大トルクが出力され、駆動系の負
担は極めて大きいものになる。これに対して図3(a)
に示すマップに基づいた本装置の制御では、例えば、変
速段が1速にあるときにエンジン回転数が約1500r
pm,アクセル開度が約10%(P1 に示す点)の状態
からアクセルペダル18をアクセル開度100%までゆ
っくりと踏み込んだ場合〔アクセル開速度が一定開速度
A0(図4に示す)未満の場合〕は、目標出力トルクは
曲線T1 に沿って設定されるが、図3(a)に示すよう
に、変速段に応じてトルク上限値曲線TL1,TL2
L3,TL4,TL5,TLRが設定されているので、目標出
力トルクは上限値曲線TL1を越えることはなく、目標出
力トルクはP4 の点に設定される。したがって、エンジ
ントルクはP1 からP4 まではアクセル開度とともに上
昇するが、それ以上はいくらアクセルを踏んでも上昇す
ることはなく、目標出力トルクは上限値曲線TL1に沿っ
て設定され、駆動系の負担が軽減されるようになってい
る。一方、変速段が1速にあるときにP1 に示す点から
アクセルペダル18をアクセル開度100%まで急激に
踏み込んだ場合〔アクセル開速度が一定開速度VA0(図
4に示す)以上の場合〕は、加速要求判断手段31から
の加速要求信号によりトルク上限値曲線TL1から加速用
トルク上限値曲線TULへ設定変更され、目標出力トルク
はP5 の点に設定される。そして、その後もアクセル開
度が100%の場合は、目標出力トルクは加速用トルク
上限値曲線TULに沿って設定されるが、所定時間ta
経過すると(P6 に示す点)、目標出力トルクは所定減
少率dTでトルク上限値曲線TL1上まで低下する(P7
に示す点)。そしてその後もアクセル開度が100%の
場合は、目標出力トルクはトルク上限値曲線TL1に沿っ
て設定され、駆動系の負担が軽減されるようになってい
る。このようにして目標出力トルクが決定されると、目
標出力トルク設定手段32は、さらに、この目標出力ト
ルクに各種の運転状態情報による補正(例えば吸気温補
正及び大気圧補正等)を施し、補正後の目標出力トルク
とエンジン回転数とから目標スリーブ位置を設定してス
リーブポジションコントローラ33へ出力するようにな
っている。スリーブポジションコントローラ33は、目
標スリーブ位置に応じてソレノイド24を制御し、燃料
噴射ポンプ21内に設けられたコンロールスリーブ22
の位置(スリーブ位置)を調整するようになっている。
この際、スリーブポジションコントローラ33では、コ
ンロールスリーブ22にそなえられたスリーブポジショ
ンセンサ(SPS)23により検出されたスリーブ位置
信号に基づきソレノイド24のフィードバック制御を行
なうようになっている。本発明の一実施形態としての車
両用出力トルク制御装置は上述のごとく構成されている
ので、運転時には、例えば図5に示すようなフローでエ
ンジントルクの制御が行なわれ、例えば図6(a)に示
すようなアクセル操作をした場合には、エンジントルク
は図6(b)に示すような形で出力される。つまり、図
5に示すように、まず、フラグFt0が1か否かが判定さ
れる(ステップS10)。このフラグFt0は、エンジン
出力トルクの上限値を通常値(第1の値)からこれより
も大きい値(第2の値)に変更処理する場合に1とさ
れ、それ以外(上限値変更処理完了後を含む)は0とさ
れ、制御開始の初期値は0に設定されている。したがっ
て、制御開始にはFt0=0であり、ステップS10から
ステップS20に進む。ステップS20では、アクセル
開速度が所定値VA 以上になっているか否かが判定さ
れ、アクセル開速度が所定値VA0以上でなければ、フラ
グFt0及びフラグFt1をいずれも初期状態の0にセット
して(ステップS150)、トルク上限値は通常値(第
1の値)とする(ステップS160)。なお、フラグF
t1は、エンジン出力トルクの上限値を第1の値から第2
の値に変更処理した後に第1の値まで復帰させるための
テーリング処理(この処理も上限値変更処理に含める)
中は1とされ、それ以外(第2の値への変更処理中を含
む)は0とされ、制御開始の初期値は0に設定されてい
る。一方、アクセル開速度が所定値VA0以上であれば、
ステップS30でフラグF t0を1にセットして、ステッ
プS40に進みフラグFt1が1か否かを判定する。アク
セル開速度が所定値VA0以上にたった段階では、フラグ
t1は初期状態(即ち、Ft1=0)であるため、ステッ
プS40からステップS50に進み、タイマカウント値
tが0か否かが判定される。このタイマカウント値t
は、初期値が0であり、ステップS70のタイマスター
トを行わない限りは初期値0を維持するので、ここでは
t=0であり、ステップS60へ進み、上限値を第1の
値から第2の値に変更する時間ta とその後のテーリン
グ処理に関する上限値の減少率dTを設定する。さら
に、加速時間tが所定時間ta に達するか否かの判定を
するが(ステップS80)、タイマスタート直後は、t
<ta であり、ステップ90へ進み、トルク上限値を第
1の値から第似2の値に変更する。つまり、トルク上限
値曲線として図3(a)に示すような加速用トルク上限
値曲線TULを選択する。この後は、Ft0=1なので、ス
テップS10からステップS40に進み、さらにステッ
プS80に進み、t≧ta となるまで、トルク上限値と
して加速用トルク上限値曲線TULを用いる(ステップS
90)。そして、t≧ta となったら、加速用トルク上
限値曲線TULに基づくトルク制御完了のフラグFt1を立
て(ステップS100)、タイマを0にリセットする
(ステップS110)。次の制御周期ではフラグFt1
1なので、ステップS10,S40を経てステップS1
20以降のテーリング処理を行なう。このテーリング処
理では、目標出力トルクの上限値TL を加速用トルク上
限値曲線TUL上から所定減少率dTで減少させる(ステ
ップS120)。この目標出力トルク上限値TL の減少
は、目標出力トルク上限値TL が選択変速段に応じたト
ルク上限値TLL以上か否かの判定(ステップS130)
を経て、目標出力トルク上限値TL が選択変速段に応じ
たトルク上限値TLL以上の間は行なわれ、目標出力トル
ク上限値TL が選択変速段に応じたトルク上限値TLL
で減少したところでフラグFt0=0としてテーリング処
理を終了し(上限値変更処理完了)(ステップS14
0)、以降は選択された変速段に対応したトルク上限値
曲線TLLに基づいてトルク制御を行なう(ステップS1
50)。以上のようなフローで目標出力トルクの上限値
L が設定されると、目標出力設定手段32はこの上限
値TL で規定されたマップに基づき目標出力トルクを設
定し、さらにこれに各種の運転状態情報による補正(例
えば吸気温補正及び大気圧補正等)を施し、補正後の目
標出力トルクとエンジン回転数とから目標スリーブ位置
を決定してスリーブポジションコントローラ33へ出力
する。そして、スリーブポジションコントローラ33
は、この目標スリーブ位置信号に応じてソレノイド24
を介してコンロールスリーブ22を電気的に動かすこと
により、エンジントルクが所定の値になるように燃料噴
射量を調整する。このような処理により、例えば図6
(a),(b)に示すように、アクセル開度に対してエ
ンジンの出力トルクが制御される。つまり、低アクセル
開度での走行状態からアクセル開度が100%の状態ま
でアクセルペダル18を踏み込み、その後もアクセル開
度を100%に維持したとする。まず、アクセルペダル
18を踏み込むと目標出力トルクもアクセル開度ととも
に上昇するが、このときのアクセル開速度が一定値VA0
以上である場合、加速要求判断手段31より目標出力ト
ルク設定手段32に加速要求信号が入力される。目標出
力トルク設定手段32は、この加速要求信号の大きさと
選択変速段とから所定時間ta と所定減少率dTを決定
するとともに、目標出力トルク上限値TLを加速用トル
ク上限値TULに設定する(時点t1 )。これにより時点
1 から所定時間ta が経過するまでの間は、エンジン
の目標出力トルクは加速用トルク上限値TULとなる。そ
して、時点t1 から所定時間ta が経過し時点t2 にな
ると、目標出力トルク設定手段32は目標出力トルク上
限値TL を加速用トルク上限値TULから所定減少率dT
で低下していき、これに伴い目標出力トルクも低下す
る。やがて、目標出力トルク上限値TL が選択変速段に
応じたトルク上限値TLLまで低下したところで、目標出
力トルク設定手段32は目標出力トルク上限値TL を選
択変速段に応じたトルク上限値TLLに設定し(時点
3 )、その後の目標出力トルクは選択変速段に応じた
トルク上限値TLLとなる。このように、本車両用出力ト
ルク制御装置によれば、ドライバの加速要求時以外に
は、変速段検出スイッチ17により変速機2が選択した
変速段を検出し、目標出力トルク設定手段32により変
速段毎にエンジントルクの上限値を設定するので、各変
速段におけるトルク上限値TLR,TL1,TL2,TL3,T
L4,TL5を通常の走行に必要十分な程度に制限されるこ
とになり、駆動系に過大なトルクが加わらないようにす
ることができる。そして、運転者がアクセルペダル18
を踏み込み急加速を要求したときには、トルク上限値を
通常よりも大きい加速用トルク上限値TULに設定変更す
るので、エンジン1から大きなエンジントルクが出力さ
れ、十分な加速性能を確保することができる。しかも、
このトルク上限値の加速用トルク上限値TULへの設定変
更は所定時間ta だけ行なうので、必要十分な加速が得
られた後はトルク上限値が低減されるため、過大なトル
クが駆動系に長時間作用することを避けることができ
る。これにより、駆動系の疲労破壊を抑制することがで
き、エンジンの出力レベルに対する変速機2,差動機構
3,4,5等に限らず、駆動軸6,7,8,9,10,
11,車輪12,13,14,15さらには図示しない
サスペンション等の駆動系の強度や耐久性の要求レベル
を軽減することができ、これら駆動系の合理的な設計が
可能となり、駆動系の軽量化,コスト低減に貢献するこ
とができる。さらに、所定時間ta は、選択変速段と加
速要求信号の大きさ(加速要求の度合い)とに応じて、
図4(a)に示すようなマップにより定められるので、
運転者の要求する加速に最適なトルク制御が行うことが
できる。そして、所定時間ta 経過後は、目標出力トル
クを加速用トルク上限値TULから通常のトルク上限値T
LR,TL1,TL2,TL3,TL4,TL5まで所定減小率dT
で徐々に減少させるので、トルク値が急変することによ
る衝撃を防止することができ、駆動系を保護するととも
に、運転者に違和感を与えることもない。なお、加速用
トルク上限値TULを各変速段毎に設定することも可能で
あり、この場合は、各変速段に応じた必要最小限の加速
性能を確保することにより、各駆動系への負担をさらに
低減することができ、駆動系の軽量化,コスト低減に貢
献することができる。また、4速,5速が選択されてい
る場合は各駆動系に作用するトルクはそれほど大きくな
く、トルクの制限をすると逆に運転者のフィーリングを
害する場合もあるので、4速,5速に関してはトルク上
限値TL4,TL5を設定しなくても問題はない。一方、後
退段が選択されている場合は、後退時に急加速すること
は稀であるので、常にトルク上限値TLRに基づいてトル
ク制御を行なってもよい。また、加速トルク上限値TUL
を特に定めることなく、加速要求判断手段31からの加
速要求信号によりトルク上限値TLR,TL1,TL2
L3,TL4,TL5の設定を解除することによっても、本
発明の目的を達成することは可能である。つまり、トル
ク上限値TLR,TL1,TL2,TL3,TL4,TL5の設定が
解除されることにより、目標出力トルクの設定は最大ト
ルクTMAX まで可能となり、その回転数における最大エ
ンジントルクが出力され、十分な加速能力を得ることが
できる。また、トルク上限値の設定は各変速段毎のトル
ク上限値TLR,TL1,TL2,TL3,TL4,TL5だけでよ
く制御が簡単になるという利点もある。そして、本発明
は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが
できる。例えば、変速段の数は例えば前進4段や6段等
他の段数のものにも適用できるのはもちろん、上述の実
施形態においては、変速機2が手動変速機である場合に
ついて述べたが、自動変速機の場合でも本発明の車両用
出力トルク制御装置の適用はもちろん可能であり、その
場合、上記の変速段検出スイッチ17の代わりに自動変
速機にそなえられた電子制御CPUより変速段検出信号
を取り出すことにより変速段の検出を行なう。また、実
施形態のディーゼルエンジンのみならず、ガソリンエン
ジンへの適用ももちろん可能であり、その場合には、ス
ロットルバルブコントローラにより目標スロットル開度
に応じてスロットル制御サーボモータを駆動制御し、吸
気通路内にもうけられたスロットルバルブの開度(スロ
ットル開度)を調整することによりエンジントルクを制
御する。また、スロットルバルブコントローラはスロッ
トルバルブにそなえられたスロットルポジションセンサ
(TPS)により検出されたスロットル開度信号によ
り、スロットル制御サーボモータのフィードバック制御
を行なう。
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の車両用出力トルク制御装置によれば、通常の走行
時(急発進や追い越し等の急加速時以外)には、エンジ
ンの出力トルクの上限値はトルク上限値設定手段により
通常の走行に必要十分な程度の比較的低い第1の値に設
定されているので、変速機,差動機構,駆動軸,駆動輪
といった駆動系に過大なトルクが加わらないようにする
ことができる。そして、運転者が加速要求した場合に
は、トルク上限値設定手段がエンジンの出力トルクの上
限値を第1の値から第1の値よりも高い第2の値に設定
変更するので、エンジンは大きな出力トルクを出力する
ことが可能となり、十分な加速性能を確保することがで
きる。しかも、この上限値の第2の値への設定変更は加
速に必要十分な所定時間だけ行われ、その後は第2の値
側に上限値が低減されてからトルク制御が行なわれるの
で、過大なトルクが駆動系に長時間作用することを避け
ることができ、疲労破壊を考慮することなく駆動系の合
理的な設計が可能となり、駆動系の軽量化,コスト低減
に貢献することができる。請求項2記載の本発明の車両
用出力トルク制御装置によれば、変速段検出手段により
変速機の選択変速段を検出し、トルク上限値設定手段は
この選択変速段に応じて、又は加速要求判断手段が判断
した加速要求の大きさに応じて上限値を大きくする時間
(所定時間)の長さを変更するので、運転者の要求する
加速に最適なトルク制御が行なうことができる。請求項
3記載の本発明の車両用出力トルク制御装置によれば、
トルク上限値設定手段は通常の走行時にはエンジンの出
力トルクに上限値を設定しているが、加速要求判断手段
が加速要求有りと判断したときには、所定時間上限値を
解除するので、上限値を解除された所定時間はエンジン
は最大トルクを出力することができ、十分な加速能力を
確保することができる。そして、その後は再び上限値が
設定されるので、過大なトルクが駆動系に長時間作用す
ることを避けることができ、疲労破壊を考慮することな
く駆動系の合理的な設計が可能となり、駆動系の軽量
化,コスト低減に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての車両用出力トルク
制御装置の構成を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態としての車両用出力トルク
制御装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態としての車両用出力トルク
制御装置の制御マップ図であり、(a)は変速段及び加
速要求に応じたトルク制御を加えたDBWによる制御マ
ップを示す図、(b)は従来のDBWによる制御マップ
を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態としての車両用出力トルク
制御装置の制御に用いられる所定時間ta 及び所定減少
率dTを選択変速段及びアクセル開速度から決定するた
めの対応マップ図であり、(a)は所定時間ta を選択
変速段及びアクセル開速度から決定するための対応マッ
プを示す図、(b)は所定減少率dTを選択変速段及び
アクセル開速度から決定するための対応マップを示す図
である。
【図5】本発明の一実施形態としての車両用出力トルク
制御装置の出力トルク制御の処理フローを示すフローチ
ャートである。
【図6】本発明の一実施形態としての車両用出力トルク
制御装置におけるアクセル開度とエンジントルクとの対
応関係を示すグラフであり、(a)はアクセル開度の時
間変化を示す図、(b)はエンジントルクの時間変化を
示す図であり、(a)と(b)との時間軸は対応してい
る。
【図7】従来の車両用出力トルク制御装置の構成を示す
模式図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 変速機 3,4,5 差動機構 6,7,8,9,10,11 駆動軸 12,13,14,15 車輪(駆動輪) 17 変速段検出スイッチ(変速段検出手段) 18 アクセルペダル 19 アクセルポジションセンサ 20 エンジン回転数センサ 21 燃料噴射ポンプ 22 コントロールスリーブ 30 ECU 31 加速要求判断手段 32 目標出力トルク設定手段 32A トルク上限値設定手段 33 スリーブポジションコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内海 雅夫 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−62652(JP,A) 特開 昭63−71530(JP,A) 特開 昭58−133452(JP,A) 特開 平1−155076(JP,A) 特開 平11−91410(JP,A) 特開 平10−54265(JP,A) 特開 平10−35323(JP,A) 特開 昭64−47630(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 29/00 F02D 41/00 B60K 41/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者の指令に基づいて出力トルクを制
    御されるエンジンと、エンジンに連結された変速機と、
    該変速機からの出力トルクを前後または左右の駆動輪に
    分配可能な差動機構と、該差動機構と該駆動輪とを連結
    する駆動軸とを有し、該エンジンからの出力トルクを該
    変速機,該差動機構及び該駆動軸を介して該駆動輪へ伝
    達する車両において、 運転者の加速要求の有無を判断する加速要求判断手段
    と、 該エンジンで発生するエンジン出力トルクの上限値を設
    定して該エンジン出力トルクを規制するトルク上限値設
    定手段とをそなえ、 該トルク上限値設定手段は、通常は該上限値を第1の値
    に設定し、該加速要求判断手段が加速要求有りと判断し
    たとき、所定時間該上限値を該第1の値よりも高い第2
    の値に変更することを特徴とする、車両用出力トルク制
    御装置。
  2. 【請求項2】 該変速機の選択変速段を検出する変速段
    検出手段をそなえるとともに、 該加速要求判断手段が運転者の加速要求度合いを判定す
    るように構成され、 該トルク上限値設定手段は、該変速段検出手段で検出さ
    れた該変速機の選択変速段に応じて、又は該加速要求判
    断手段が判断した加速要求の度合いに応じて該所定時間
    を変更することを特徴とする、請求項1記載の車両用出
    力トルク制御装置。
  3. 【請求項3】 運転者の指令に基づいて出力トルクを制
    御されるエンジンと、エンジンに連結された変速機と、
    エンジンに連結された変速機と、該変速機からの出力ト
    ルクを前後または左右の駆動輪に分配可能な差動機構
    と、該差動機構と該駆動輪とを連結する駆動軸とを有
    し、該エンジンからの出力トルクを該変速機,該差動機
    構及び該駆動軸を介して該駆動輪へ伝達する車両におい
    て、 運転者の加速要求の有無を判断する加速要求判断手段
    と、 該エンジンで発生するエンジン出力トルクの上限値を設
    定して該エンジン出力トルクを規制するトルク上限値設
    定手段とをそなえ、 該トルク上限値設定手段は、該加速要求判断手段が加速
    要求有りと判断したとき、所定時間だけ該上限値設定を
    解除することを特徴とする、車両用出力トルク制御装
    置。
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