JP3394864B2 - インクカートリッジおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクカートリッジおよびインクジェット記録装置

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JP3394864B2
JP3394864B2 JP02844696A JP2844696A JP3394864B2 JP 3394864 B2 JP3394864 B2 JP 3394864B2 JP 02844696 A JP02844696 A JP 02844696A JP 2844696 A JP2844696 A JP 2844696A JP 3394864 B2 JP3394864 B2 JP 3394864B2
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cartridge
chamber
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17566Ink level or ink residue control

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを収容した
インクカートリッジ、およびこのインクカートリッジの
インクを用紙に吹き付けて印字するインクジェット記録
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置等の通信装置やパーソ
ナルコンピュータ等の情報処理装置には、通常、文字や
図形からなるデータを視覚情報として記録するように、
これらのデータを用紙に印字可能な記録装置が接続され
ている。この記録装置には、インパクト方式や感熱方
式、インクジェット方式等の各種の印字方式が採用され
ているが、近年においては、静粛性に優れていると共に
各種材質の用紙に印字可能なインクジェット方式を採用
したインクジェット記録装置が多用されるようになって
いる。
【0003】上記のインクジェット記録装置は、印字ヘ
ッドを主走査しながら、インクカートリッジから印字ヘ
ッドに供給されたインクを用紙に吹き付けることにより
1バンド分の印字を行った後、この用紙を1バンド幅副
走査するという印字処理を繰り返すことにより用紙の全
面に印字するようになっている。従って、このような動
作により印字するインクジェット記録装置は、印字ヘッ
ドに対するインク供給を安定させて良好な印字品質を得
ることができるように、インクカートリッジ内にフォー
ムを装填してインクを含ませるようになっていると共
に、インク切れを事前に検知して印字不良を防止するこ
とができるように、インク検出用センサによりインクの
有無を検出するようになっている。
【0004】即ち、従来は、図7に示すように、インク
カートリッジ51の上面壁および底面壁に大気連通口5
1bおよびインク注入口51cをそれぞれ形成し、リブ
51aによりインクカートリッジ51の壁面とフォーム
52とで形成された空間部53にインク検出用センサと
なる電極54を配設し、インク注入口51cを介してイ
ンクカートリッジ51内のフォーム52および空間部5
3にインクを注入することによって、フォーム52によ
るインク供給の安定化と、電極54によるインク切れの
検知とを行うようになっている。
【0005】
【発明を解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、インクカートリッジ51へのインクの注
入後に、インクがインク注入口51cから漏洩しないよ
うに、インク注入口51cを栓部材55により密栓する
ことが必要となっており、コストダウンの観点からは、
インクの漏洩防止やインク切れの検知等の機能を損なわ
ずに栓部材55や電極54を削減して部品点数を減少で
きることが望まれている。
【0006】従って、本発明は、インクの漏洩防止やイ
ンク切れの検知等の機能を損なわずに部品点数を減少さ
せることができるインクカートリッジおよびインクジェ
ット記録装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、インクジェットヘッドにインク
を供給するインク供給部材を設けた保持手段と、前記保
持手段に設けられ、電気的に接続可能な接続部と、前記
接続部を介して受信した電気的信号にもとづい てインク
切れを検出する判断手段とを備えたインクジェット記録
装置における前記保持手段に着脱可能に保持されるイン
クカートリッジであって、中空状のカートリッジ本体の
内部に、インクを含んだ多孔質部材を収容するフォーム
収容室と、そのフォーム収容室に間仕切り壁の下部に形
成した連通路を介して連通しインクのみを収容するイン
ク収容室とを備え、そのカートリッジ本体に、前記イン
ク供給部材が嵌合し、前記フォーム収容室から前記イン
クジェットヘッドにインクを供給するためのインク供給
口、前記フォーム収容室に大気を導入する大気連通孔、
前記フォーム収容室と前記インク収容室とのそれぞれの
底面壁に位置する開口を備え、前記フォーム収容室およ
び前記インク収容室内に露出されながら前記各開口を密
栓し、且つインクカートリッジを前記保持手段に保持し
たときに前記接続部に当接して、前記カートリッジ本体
内のインク切れを検出するために導電性を有する栓部材
備えたことを特徴としている。これにより、栓部材が
インク注入後の開口の密栓とカートリッジ内のインク切
れの検出とに共用されているため、インク切れ検出用の
電極を別に設けた場合と比較して部品点数を減少させて
コストダウンすることが可能になる。また、インクカー
トリッジのみの交換となるため、インク切れに対する保
守費用を低減させることができる。さらに、インク収容
室内に露出された栓部材からの電気的信号を判断手段に
おいて処理することによって、インクカートリッジのイ
ンク切れを正確に検出することができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載のインク
カートリッジであって、前記栓部材は、金属ボールであ
ることを特徴としている。これにより、インク供給口に
対する取り付け方向が限定されないため、密栓する際の
作業性が良好なものとなる。
【0009】請求項3の発明は、インクジェットヘッド
にインクを供給するインク供給部材を設けた保持手段
と、前記保持手段に設けられ、電気的に接続可能な接続
部と、前記接続部を介して受信した電気的信号にもとづ
いてインク切れを検出する判断手段と、前記保持手段に
着脱可能に保持されるインクカートリッジとを備え、前
記インクカートリッジは、中空状のカートリッジ本体の
内部に、インクを含んだ多孔質部材を収容するフォーム
収容室と、そのフォーム収容室に間仕切り壁の下 部に形
成した連通路を介して連通してインクのみを収容するイ
ンク収容室とを備え、そのカートリッジ本体に、前記イ
ンク供給部材が嵌合し、前記フォーム収容室から前記イ
ンクジェットヘッドにインクを供給するためのインク供
給口、前記フォーム収容室に大気を導入する大気連通
孔、前記フォーム収容室と前記インク収容室とのそれぞ
れの底面壁に位置する開口を備え、前記フォーム収容室
および前記インク収容室内に露出されながら前記各開口
を密栓する導電性を有する栓部材を備え、前記インクカ
ートリッジを前記保持手段に保持したときに、前記栓部
材が前記接続部に当接して、前記判断手段により前記カ
ートリッジ本体内のインク切れを検出することを特徴と
している。これにより、栓部材がインクを注入後の開口
の密栓とカートリッジ内のインク切れ検出とに共用され
ているため、部品点数を減少させてコストダウンするこ
とが可能となる。さらに、インク収容室内に露出された
栓部材からの電気的信号を判断手段において処理するこ
とによって、インクカートリッジのインク切れを正確に
検出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図6に基づいて以下に説明する。本実施の形態に係るイ
ンクジェット記録装置は、図2に示すように、パーソナ
ルコンピュータ等の情報処理装置1に接続されている。
情報処理装置1は、磁気ディスク装置等の補助記憶装置
や中央演算装置を内蔵した処理装置本体2と、データ等
を画面表示するCRT(cathode-ray tube)3と、データ
の入力および指示に使用されるキーボード4およびマウ
ス5とを有しており、例えばセントロニクス仕様のプリ
ンタケーブル6を介してインクジェット記録装置である
プリンタ7に接続されている。
【0011】上記の処理装置本体2は、図3に示すよう
に、例えばウインドウ・システム8をオペレーティング
システム(OS)として備えている。ウインドウ・シス
テム8は、文書作成プログラム等のアプリケーション
9、字体を管理するフォントドライバ10、CRT3を
管理するCRT・ドライバ11、キーボード4を管理す
るキーボード・ドライバ12、マウス5を管理するマウ
ス・ドライバ13、インクジェット記録装置であるプリ
ンタ7を管理するプリンタ・ドライバ14等の各種の機
能グループと協調して1つあるいは複数のアプリケーシ
ョン9を同時に実行することができるようになってい
る。
【0012】上記のプリンタ・ドライバ14は、例えば
CRT3の画面に表示されているデータ等を対象として
「印刷実行」のメニューが指定されたときには、あらか
じめ選択されているカラー印字モードあるいは白黒印字
モードによるドットイメージデータを形成可能になって
おり、例えばカラー印字モードの場合には、印刷対象と
なるテキストのフォントデータやグラフ、写真等の画素
データを基に、イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、
シアン色(C)、および黒色(K)の4色のドットイメ
ージデータ(水平方向および垂直方向にドットマトリッ
クス状に配置された画素データ)を形成し、これらのド
ットイメージデータを1ラスタ毎に水平方向(ラスタ方
向)に8ビット単位の印字データとしてインターフェー
ス(I/F)部15から順次出力するようになってい
る。
【0013】上記のようなラスタスキャン形式により出
力された印字データは、プリンタ7のI/F(インター
フェース)部16に入力されるようになっている。この
プリンタ7は、プリンタ・コントローラ17(判断手
段)と、イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、シアン
色(C)、および黒色(K)用の印字データを記憶する
プリントバッファ18a〜18dと、印字ヘッド駆動部
19と、CRモータ駆動部20と、センサー信号入力部
43とを有している。CRモータ駆動部20は、CRモ
ータ22に接続されており、CRモータ22を正回転お
よび逆回転させるようになっている。一方、印字ヘッド
駆動部19は、イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、
シアン色(C)、および黒色(K)用の印字ヘッド機構
21a〜21dに接続されている。これらの各印字ヘッ
ド機構21a〜21dは、図1に示すように、圧電素子
の変位によりインクを噴出させるノズルが副走査方向に
例えば64チャンネル分配列された印字ヘッド44a〜
44d(インクジェットヘッド)を有しており、印字ヘ
ッド44a〜44dのノズルの圧電素子には、圧電素子
を変位させるように、図3の印字ヘッド駆動部19から
の駆動電圧がそれぞれ印加されるようになっている。
【0014】上記の印字ヘッド機構21a〜21dは、
図4に示すように、主走査方向Xに配列され、用紙25
に対してインクの噴射方向が所定の角度となるようにキ
ャリッジ23に固設されている。キャリッジ23は、主
走査方向Xに横設されたガイド軸24およびガイド板2
7により移動自在に支持されていると共に、CRモータ
22により駆動される走査ベルト26に接続されてお
り、走査ベルト26を駆動するCRモータ22は、ガイ
ド軸24に沿ってキャリッジ23を主走査方向Xに往復
移動させることによって、印字ヘッド機構21a〜21
dを用紙25との距離を一定に保持させながら主走査す
るようになっている。
【0015】また、印字ヘッド機構21a〜21dに対
向される用紙25は、図5に示すように、プラテンロー
ラ28により支持されている。プラテンローラ28は、
ガイド軸24に対して平行に設けられており、両端部が
回転自在に軸支されている。また、プラテンローラ28
の一方端には、ローラギア29が固設されている。ロー
ラギア29には、図示しない紙送りモータに固設された
モータギヤが噛合されており、紙送りモータは、ローラ
ギア29等を介してプラテンローラ28を矢印方向に回
転させることによって、用紙25を副走査方向Yに移動
させるようになっている。そして、このような用紙25
の副走査方向Yの移動は、印字ヘッド機構21a〜21
dを主走査して1バンド分の印字が行われる毎に繰り返
されるようになっている。
【0016】また、上記の印字ヘッド機構21a〜21
dは、図6に示すように、カバー部材36およびカート
リッジ保持部材31(保持手段)と、カートリッジ保持
部材31に設けられたインク供給部材37と、カートリ
ッジ保持部材31に着脱可能に設けられたインクカート
リッジ30a〜30dとを有している。そして、インク
供給部材37の前部には、図1に示すように、上述の印
字ヘッド44a〜44dが保持されており、カートリッ
ジ保持部材31に着脱可能に設けられたインクカートリ
ッジ30a〜30dは、印字ヘッド44a〜44dに対
して着脱可能にされている。
【0017】上記のインクカートリッジ30a〜30d
は、中空状のカートリッジ本体32を有している。カー
トリッジ本体32の内部には、下部において連通路32
bを形成するように間仕切り壁32aが設けられてお
り、間仕切り壁32aは、下部において連通したフォー
ム収容室33とインク収容室34とからなるインク室を
カートリッジ本体32内に形成するようになっている。
【0018】上記のフォーム収容室33には、インクを
含むように連続気泡を有したフォーム35(多孔質部
材)が装填されている。フォーム収容室33を形成する
カートリッジ本体32の側面壁の下部には、インク供給
口32cが形成されており、インク供給口32cには、
上述のインク供給部材37がシール部材39を介して液
密状態で嵌合されている。そして、インク供給部材37
には、印字ヘッド44a〜44dとフォーム収容室33
とを連通させるインク誘導路37aが形成されており、
インク誘導路37aは、インク供給部材37のインクを
印字ヘッド44a〜44dの全チャンネルに供給するよ
うになっている。また、フォーム収容室33を形成する
カートリッジ本体32の上面壁には、大気連通孔32d
が形成されており、大気連通孔32dは、インクが消費
されたときに、消費量に相当する体積分の空気をフォー
ム収容室33に送り込むようになっている。さらに、こ
のカートリッジ本体32の底面壁には、所定の高さに設
定された突起部32gを周囲に有したインク注入口32
fが形成されており、インク注入口32fは、インクを
フォーム収容室33に注入する際に使用されるようにな
っている。
【0019】一方、インク収容室34には、インクのみ
が収容されている。このインク収容室34を形成するカ
ートリッジ本体32の底面壁には、上述のインク注入口
32fと同様にインク注入口32eが形成されており、
インク注入口32eは、インクをインク収容室34に注
入する際に使用されるようになっている。
【0020】上記のインク注入口32e・32fには、
インクの漏洩を防止すると共に電極となるように、導電
性を有した金属ボールからなる栓部材45・45が液密
状態で嵌合されている。これらの栓部材45・45は、
カートリッジ保持部材31に設けられた電極端子42・
42(接続部)に当接されるようになっており、電極端
子42・42は、図3に示すように、センサー信号入力
部43に接続されている。そして、センサー信号入力部
43は、電極端子42・42(栓部材45・45)間の
電気抵抗を検出し、検出した抵抗値をプリンタ・コント
ローラ17に出力することによって、プリンタ・コント
ローラ17においてインク切れを検知させるようになっ
ている。尚、上記の栓部材45・45は、導電性を有し
ていれば、金属ボールに限定されることはなく、例えば
金属棒や金属板であっても良いし、導電性樹脂であって
も良い。
【0021】上記の構成において、インクジェット記録
装置の動作について説明する。先ず、図1に示すよう
に、カートリッジ本体32のフォーム収容室33にフォ
ーム35が装填された後、カートリッジ本体32内(フ
ォーム収容室33およびインク収容室34からなるイン
ク室)の空気が真空引きにより除去されることになる。
この後、インク注入口32e・32fからインクがフォ
ーム収容室33およびインク収容室34にそれぞれ注入
されることになる。
【0022】インクの注入が完了すると、インク注入口
32e・32fに栓部材45・45が嵌合されることに
よって、インク注入口32e・32fが密栓されること
になる。そして、このようにしてインクが充填されたイ
ンクカートリッジ30a〜30dは、インク供給部材3
7をインク供給口32cに嵌合させながら、カートリッ
ジ保持部材31に装着されることになる。インクカート
リッジ30a〜30dがカートリッジ保持部材31に装
着されると、カートリッジ本体32の底面に位置するイ
ンク注入口32e・32fに嵌合された栓部材45・4
5が、カートリッジ保持部材31に設けられた電極端子
42・42に当接することになり、電極端子42・42
を介して栓部材45・45が図3のセンサー信号入力部
43に電気的に接続されることになる。そして、栓部材
45・45が導電性を有した金属ボールからなっている
ため、図3に示すように、センサー信号入力部43によ
り栓部材45・45間の電気抵抗が検出され、この抵抗
値がプリンタ・コントローラ17に読み取られることに
よって、インク切れであるか否かが判定されることにな
る。
【0023】即ち、インクカートリッジ30a〜30d
をカートリッジ保持部材31に装着した当初において
は、インクがインク収容室34に充分に存在し、栓部材
45・45がインクに浸漬した状態となっているため、
導電性を有したインクにより栓部材45・45間の電気
抵抗が小さなものとなっている。従って、プリンタ・コ
ントローラ17は、電気抵抗値が所定値未満であるとの
比較結果を得ることによって、インク切れでないと判定
することになる。
【0024】次に、印字ヘッド駆動部19により印字ヘ
ッド機構21a〜21dが駆動されると共に、図1に示
すように、インクが印字ヘッド44a〜44dから噴出
されることによって、1バンド分の印字が行われると、
負圧となった印字ヘッド44a〜44dに対してフォー
ム収容室33のフォーム35に含まれたインクがインク
供給部材37を介して供給されると共に、このフォーム
収容室33のインクの消費量に相当する体積分の空気が
大気連通孔32dから取り込まれることになる。この
際、大気連通孔32dは、フォーム収容室33を形成す
るカートリッジ本体32に形成されており、フォーム収
容室33に優先的に空気を供給している。従って、フォ
ーム収容室33のインクが優先的に消費され、印字を継
続することによりインクの液面が間仕切り壁32aの下
端となる連通路32bに到達したときに、インク収容室
34のインクの消費が開始されることになる。
【0025】この後、インク収容室34のインクの液面
が突起部32g・32gの上端よりも下方に位置する
と、栓部材45・45を介して電気的に接触しなくなる
ため、栓部材45・45間の電気抵抗が大きなものとな
る。これにより、プリンタ・コントローラ17は、電気
抵抗値が所定値以上であるとの比較結果を得ることによ
って、インク切れになったと判定し、インク切れである
旨を図示しない表示装置に表示させたり、図2のCRT
3に画面表示させることになる。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明は、インクジェットヘッ
ドにインクを供給するインク供給部材を設けた保持手段
と、前記保持手段に設けられ、電気的に接続可能な接続
部と、前記接続部を介して受信した電気的信号にもとづ
いてインク切れを検出する判断手段とを備えたインクジ
ェット記録装置における前記保持手段に着脱可能に保持
されるインクカートリッジであって、中空状のカートリ
ッジ本体の内部に、インクを含んだ多孔質部材を収容す
るフォーム収容室と、そのフォーム収容室に間仕切り壁
の下部に形成した連通路を介して連通しインクのみを収
容するインク収容室とを備え、そのカートリッジ本体
に、前記インク供給部材が嵌合し、前記フォーム収容室
から前記インクジェットヘッドにインクを供給するため
のインク供給口、前記フォーム収容室に大気を導入する
大気連通孔、前記フォーム収容室と前記インク収容室と
のそれぞれの底面壁に位置する開口を備え、前記フォー
ム収容室および前記インク収容室内に露出されながら前
記各開口を密栓し、且つインクカートリッジを前記保持
手段に保持したときに前記接続部に当接して、前記カー
トリッジ本体内のインク切れを検出するために導電性を
有する栓部材を備えたことを特徴としている。これによ
り、栓部材がインク注入後の開口の密栓とカートリッジ
内のインク切れの検出とに共用されているため、インク
切れ検出用の電極を別に設けた場合と比較して部品点数
を減少させてコストダウンすることが可能になる。ま
た、インクカートリッジのみの交換となるため、インク
切れに対する保守費用を低減させることができる。さら
に、インク収容室内に露出された栓部材からの電気的信
号を判断手段において処理することによって、インクカ
ートリッジのインク切れを正確に検出することができ
る。
【0027】請求項2の発明は、請求項1記載のインク
カートリッジであって、前記栓部材は、金属ボールであ
る構成である。これにより、インク供給口に対する取り
付け方向が限定されないため、密栓する際の作業性が良
好なものとなるという効果を奏する。
【0028】請求項3の発明は、インクジェットヘッド
にインクを供給するインク供給部材を設けた保持手段
と、前記保持手段に設けられ、電気的に接続可能な接続
部と、前記接続部を介して受信した電気的信号にもとづ
いてインク切れを検出する判断手段と、前記保持手段に
着脱可能に保持されるインクカートリッジとを備え、前
記インクカートリッジは、中空状のカートリッジ本体の
内部に、インクを含んだ多孔質部材を収容するフォーム
収容室と、そのフォーム収容室に間仕切り壁の下部に形
成した連通路を介して連通してインクのみを収容するイ
ンク収容室とを備え、そのカートリッジ本体に、前記イ
ンク供給部材が嵌合し、前記フォーム収容室から前記イ
ンクジェットヘッドにインクを供給するためのインク供
給口、前記フォーム収容室に大気を導入する大気連通
孔、前記フォーム収容室と前記インク収容室とのそれぞ
れの底面壁に位置する開口を備え、前記フォーム収容室
および前記インク収容室内に露出されながら前記各開口
を密栓する導電性を有する栓部材を備え、前記インクカ
ートリッジを前記保持手段に保持したときに、前記栓部
材が前記接続部に当接して、前記判断手段により前記カ
ートリッジ本体内のインク切れを検出することを特徴と
している。これにより、栓部材がインクを注入後の開口
の密栓とカートリッジ内のインク切れ検出とに共用され
ているため、部品点数を減少させてコストダウンするこ
とが可能となる。さらに、インク収容室内に露出された
栓部材からの電気的信号を判断手段において処理するこ
とによって、インクカートリッジのインク切れを正確に
検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクカートリッジの断面図である。
【図2】情報処理装置の接続されたインクジェット記録
装置の斜視図である。
【図3】情報処理装置およびインクジェット記録装置の
ブロック図である。
【図4】インクジェット記録装置の要部斜視図である。
【図5】インクジェット記録装置の要部斜視図である。
【図6】インクカートリッジがカートリッジ保持部材に
装着される状態を示す説明図である。
【図7】従来のインクカートリッジの断面図である。
【符号の説明】
17 プリンタ・コントローラ 18a〜18d プリントバッファ 19 ヘッド駆動部 20 モータ駆動部 21a〜21d 印字ヘッド機構 22 CRモータ 23 キャリッジ 24 ガイド軸 25 用紙 26 走査ベルト 27 ガイド板 28 プラテンローラ 29 ローラギア 30a〜30d インクカートリッジ 31 カートリッジ保持部材 32 カートリッジ本体 32a 間仕切り壁 32b 連通路 32c インク供給口 32d 大気連通孔 32e インク注入口 32f インク注入口 32g 突起部 33 フォーム収容室 34 インク収容室 35 フォーム 36 カバー部材 37 インク供給部材 39 シール部材 42 電極端子 43 センサー信号入力部 44a〜44d 印字ヘッド 45 栓部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドにインクを供給す
    るインク供給部材を設けた保持手段と、前記保持手段に
    設けられ、電気的に接続可能な接続部と、前記接続部を
    介して受信した電気的信号にもとづいてインク切れを検
    出する判断手段とを備えたインクジェット記録装置にお
    ける前記保持手段に着脱可能に保持されるインクカート
    リッジであって、 中空状のカートリッジ本体の内部に、インクを含んだ多
    孔質部材を収容するフォーム収容室と、そのフォーム収
    容室に間仕切り壁の下部に形成した連通路を介して連通
    しインクのみを収容するインク収容室とを備え、 そのカートリッジ本体に、前記インク供給部材が嵌合
    し、前記フォーム収容室から前記インクジェットヘッド
    にインクを供給するためのインク供給口、前記フォーム
    収容室に大気を導入する大気連通孔、前記フォーム収容
    室と前記インク収容室とのそれぞれの底面壁に位置する
    開口を備え、 前記フォーム収容室および前記インク収容室内に露出さ
    れながら前記開口を密栓し、且つインクカートリッジを
    前記保持手段に保持したときに前記接続部に当接して、
    前記カートリッジ本体内のインク切れを検出するために
    導電性を有する栓部材を 備えたことを特徴とするインク
    カートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記栓部材は、金属ボールであることを
    特徴とする請求項1記載のインクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 インクジェットヘッドにインクを供給す
    るインク供給部材を設けた保持手段と、前記保持手段に
    設けられ、電気的に接続可能な接続部と、前記接続部を
    介して受信した電気的信号にもとづいてインク切れを検
    出する判断手段と、前記保持手段に着脱可能に保持され
    るインクカートリッジとを備え、 前記インクカートリッ
    ジは、 中空状のカートリッジ本体の内部に、インクを含んだ多
    孔質部材を収容するフォーム収容室と、そのフォーム収
    容室に間仕切り壁の下部に形成した連通路を介して連通
    してインクのみを収容するインク収容室とを備え、 そのカートリッジ本体に、前記インク供給部材が嵌合
    し、前記フォーム収容室から前記インクジェットヘッド
    にインクを供給するためのインク供給口、前記フォーム
    収容室に大気を導入する大気連通孔、前記フォーム収容
    室と前記インク収容室とのそれぞれの底面壁に位置する
    開口を備え、 前記フォーム収容室および前記インク収容室内に露出さ
    れながら前記各開口を密栓する導電性を有する栓部材を
    備え、 前記インクカートリッジを前記保持手段に保持したとき
    に、前記栓部材が前記接続部に当接して、前記判断手段
    により前記カートリッジ本体内のインク切れを検出する
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
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