JP3392864B2 - ヘッドにて可撓的に連結したゾーンを有する歯ブラシ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な歯ブラシ製品、さらに詳しくはそのヘ
ッドにて可撓的に連結したゾーンを有する歯ブラシに関
する。

歯磨き、特に剛性ヘッドを有する従来の歯ブラシを用
いて歯磨きをする場合、歯を満足いくまで磨く目的で、
歯のあらゆる部分で目的を達成することは困難であると
いえる。さらに、そのようなブラシでは、効果的なブラ
ッシングおよびクリーニングのため、ブラッシング工程
を通して自由に継続的にブラシの位置を変えることが要
求され、歯と歯ブラシのヘッドの間で最適な角度を維持
することは困難である。その結果、ある歯には過剰のブ
ラッシング圧を、そして別の歯には不十分なブラッシン
グ圧を加える傾向がある。その過剰のブラッシング圧と
不適当なクリーニングまたは不良なクリーニング操作が
組み合わさって、歯および歯肉の両方に損傷をもたらす
こととなる。

これらの問題の幾つかを解決する試みとして、角度を
付したヘッドの歯ブラシについて示唆されているが、該
歯ブラシは要求のすべてを十分に満足させるものではな
い。

また、ブラシの植毛保持ヘッドの配向を歯および歯肉
の輪郭に適応させやすくするために、可撓性ハンドルま
たはハンドルにおいて可撓性ゾーンを有する歯ブラシに
ついての提案がなされた。そのような歯ブラシは、例え
ばEP−Ａ−0336641、US 4520526、DE−OL−3640898、DE
−OL−3612108、CH−0155730およびIT−485723に開示さ
れている。

ある状況下においては、歯ブラシのハンドルの方向に
相対的なヘッドの可撓性をさらに改善することが望まし
い。

したがって、本発明は、ハンドルと、その一端でハン
ドルの伸張部に可撓的かつ弾性的に連結している植毛保
持ヘッドからなる植毛保持部を有する歯ブラシであっ
て、その伸張部がヘッド全体をまたは部分的に包囲する
か、またはそのヘッドが少なくとも部分的にその伸張部
を包囲するかのいずれかであり、該ヘッドが該伸張部に
相対的な揺動運動能を有する歯ブラシを提供するもので
ある。

本発明の歯ブラシヘッドは、ハンドルに相対的に、特
に揺動運動で動くことができ、それによって、全く剛性
な歯ブラシを用いる場合よりもそのヘッド自身を歯の形
状により容易に適応させることができる。その上、該ヘ
ッドがハンドルに対して「フロート」であることがより
ずっと穏やかなブラッシング作用を可能とし、使用者が
歯肉を損傷する可能性は減少する。

第１の具体例においては、伸張部はヘッドを完全にま
たは部分的に包囲しているフレームの形態であり、該ヘ
ッドは該フレームに可撓的かつ弾性的に連結し、フレー
ムに相対的な揺動運動能を有している。

この具体例におけるフレームは、好ましくは、ヘッド
を完全に包囲しており、ハンドルと一体であることが好
ましい。

この第１の具体例におけるヘッドは、フレーム内で非
分割の細長い矩形または菱形部の形態であることが好ま
しい。ヘッド上の植毛は、歯ブラシの製造において慣用
的である方式にてヘッド上に分配できる。その植毛はヘ
ッド全体に均一に分配してもよいが、好ましくは各ふさ
が多くの植毛を有する別個のふさの形態である。

この第１の具体例におけるフレームもまた植毛保持体
であってもよい。フレーム上の植毛もまた別個のふさに
分配されていることが好ましく、ヘッド上の植毛と同一
または異なる色、分配、長さ、配向または剛性を有して
いてもよい。フレーム上の植毛がヘッドの動きを妨害し
ないように、該植毛はヘッド上の植毛よりも短いことが
都合よい。

第２の具体例において、ヘッドは伸張部を部分的に包
囲しており、該ヘッドは該伸張部に可撓的かつ弾性的に
連結し、その伸張部に相対的な揺動運動能を有してい
る。

この第２の具体例におけるヘッドは、開け口または受
け口を備えたヘッドからなり、その中でハンドルの伸張
部と適合できる。かかるヘッドは、略「Ｕ字」、「Ｖ
字」または「Ｃ字」形のフレームであってもよく、ハン
ドルの伸張部をＵ字、Ｖ字またはＣ字のアームにより形
成されるかまたはそのアームの間に位置する受け口に適
合させることができる。ヘッド上の植毛は、歯ブラシの
製造において慣用的である方式にてヘッド上に分配でき
る。その植毛はフレーム型ヘッドの全体に均一に分配し
ていもよいが、好ましくは各ふさが多数の植毛を有する
別個のふさである。

この第２の具体例におけるハンドルの伸張部もまた植
毛保持部であってもよい。該ハンドルの伸張部上の植毛
もまた別個のふさに分配されていることが好ましく、ヘ
ッド上の植毛と同一または異なる色、分配、長さ、配向
または剛性を有していてもよい。伸張部上の植毛はヘッ
ド上の植毛よりも短いのが都合よい。フレーム型ヘッド
内に適合させる伸張部の部分にテーパーを付すか、また
はその部分をハンドルに隣接する部分に対して相対的に
より狭くし、伸張部を開き口または受け口内に適合させ
易くすることが都合よい。

これらの両方の具体例において、ヘッドおよびハンド
ルの伸張部は審美性に訴えるためにまた歯ブラシの構造
を強調するために異なる色相とすることができる。

これらの両方の具体例、適当には第２の具体例におい
て、植毛が突出している面の裏面に１またはそれ以上の
溝を有するフレーム型ヘッドを提供し、ヘッドにある程
度の可撓性を導入することが都合よい。かかる溝は、例
えば、ハンドルの縦軸に対して直角方向に、平行にまた
は斜方向に整列させてもよい。

これらの両方の具体例において、ヘッドと伸張部の可
撓的かつ弾性的な連結は多くの方法により成し遂げるこ
とができる。

一の方法において、例えば、ヘッドと包囲しているフ
レームの相対寸法、または伸張部と開き口または受け口
の相対寸法は、ヘッドと伸張部の間にギャップを残すよ
うな寸法であり、そのギャップの寸法はヘッドおよび伸
張部がギャップの回りで相対的な揺動行動能を有するよ
うな寸法であって、該ギャップは可撓性の弾性的物質で
完全にまたは部分的に閉じられており、適当には薄ダイ
ヤフラムの形態である。そのようなダイヤフラムの可撓
性および弾性は、ダイヤフラムを製造している物質、そ
の厚さおよびダイヤフラムがヘッドと伸張部の間のギャ
ップを閉じている程度に依存する。適当には、可撓性の
弾性物質はエラストマー物質であり、審美的理由から、
または歯ブラシの構造を強調するために、ヘッドおよび
／または伸張部および／またはハンドルと異なって着色
してもよい。

別法にて、例えば、ヘッドと伸張部の間に前記のギャ
ップがあってもよく、ヘッドは該ヘッドと伸張部の間の
ギャップを架橋する１またはそれ以上の薄い、可撓性の
弾性スピンにより伸張部に連結されていてもよい。

１のかかる具体例において、ヘッドおよび伸張部に相
対的な相互に正反対の方向に位置するこのようなスピン
（以下、スパインともいう）が少なくとも２個あること
が好ましい。

別の具体例において、そのようなスピンは伸張部の一
端に位置しており、歯ブラシの縦軸と略一致した方向に
伸張し、伸張部とヘッドおよび／または伸張部とハンド
ルを連結できる。この具体例の異なる点は、伸張部それ
自身がハンドルとヘッドの間の歯ブラシの縦軸と略一致
した方向に伸張している薄い、可撓性の弾性スピンの形
態であることである。

前記の歯ブラシにおいて、歯ブラシのヘッドおよび／
またはハンドルは、１またはそれ以上のスピンによって
伸張部に連結されており、または伸張部それ自身がスピ
ンの形態であるとしても、該ヘッドと伸張部の間のスペ
ースおよび／またはスピンそれ自身がエラストマー物質
であってもよい可撓性の弾性物質で完全にまたは部分的
に閉じられていてもよく、審美的理由からまた歯ブラシ
の構造を強調するのにヘッドおよび／または伸張部およ
び／またはハンドルと異なって着色されていてもよい。

これらのスピンの可撓性および弾性は、そのスピンを
製造する物質およびその寸法、例えば長さおよび幅に依
存する。伸張部に相対的なヘッドの全可動性もまたこれ
らのスピンの数、およびヘッドと伸張部の間のスペース
の回りのその分配状態に依存する。

前記の方法でヘッドを伸張部に連結すると、多くの軸
の回りでヘッドをハンドルに相対的に揺動させることが
できる。ヘッドを、少なくとも、ハンドルの縦軸を含む
面で揺動させ得ることが好ましい。

ダイヤフラムまたはスピンは伸張部および／またはヘ
ッドと一体的にまたは分離部分として製造できる。例え
ば、伸張部および／またはヘッドがプラスチック材料で
できている場合、ダイヤフラムまたはスピンはフレーム
および／またはヘッドと同じ成型操作にて製造できる。
ダイヤフラムがエラストマー物質でできている場合、こ
れは別々に製造して適合させることが必要である。

本発明の歯ブラシのハンドル、ヘッドおよび植毛は、
歯ブラシの製造において慣用されている物質、特にプラ
スチック材で製造されていてもよい。適当なプラスチッ
ク材は、例えば、ポリアミドおよびポリプロピレンを包
含する。適当なポリアミドの例は、3000の弾性モジュラ
スを有する、物質「ウルトラミドB3（Ultramid B3）」
（登録商標）（BASF（ドイツ国）により販売）（DIN534
52）である。適当なポリプロピレンの例は、ホモポリマ
ーであって、1400の弾性モジュラスを有する、物質「ノ
ボレン1100HX（Novolene 1100 HX）」（登録商標）（BA
SF（ドイツ国）により販売）（DIN53457）である。かか
るポリプロピレン・ホモポリマーは、所望により、物質
「ノボレン2500HX（Novolene 2500 HX）」（登録商標）
（BASF（ドイツ国）より販売）のようなポリプロピレン
ブロックコポリマーと、例えば、80:20の重量混合比（1
100HX:2500HX）で混合して用いてもよい。適当なエラス
トマー物質は天然または合成のラテックス型エラストマ
ー、特にポリクロロプレン、天然ラバーおよびシリコー
ンを包含する。

ハンドルは、歯ブラシの製造において慣用されている
形状とすることができる。しかし、有利には、出展明示
により本明細書の内容とするEP−0336641−Ａに記載さ
れている形状にて、さらに詳しくはその第１欄の36〜49
行の記載に従って製造することができる。

使用に際し、本発明の歯ブラシは、全く従来の手動歯
磨き操作により、好ましくは歯科衛生士により推奨され
る方法にて歯をクリーニングするのに用いることができ
る。本発明の歯ブラシはまた、電動式歯ブラシにて用い
ることもできる。

添付図面について、単なる例示として本発明を記載す
る： 図１は、ヘッドとフレームの連結がダイヤフラムによ
るものである、フレームの形態の伸張部を有する本発明
の歯ブラシを示す。

図２は、植毛保持フレームの形態の伸張部を有する本
発明の歯ブラシを示す。

図３は、ヘッドとフレームの連結が薄スピンによるも
のである、フレームの形態の伸張部を有する本発明の歯
ブラシを示す。

図４は、伸張部を部分的に包囲しているフレーム型ヘ
ッドを有する本発明の歯ブラシを示す。

図５は、植毛保持伸張部を部分的に包囲しているフレ
ーム型ヘッドを有する本発明の歯ブラシを示す。

図６は、スピンにより伸張部に連結されているフレー
ム型ヘッドを有する本発明の歯ブラシを示す。

図７は、スピン形の伸張部によりハンドルに連結され
ているフレーム型ヘッドを有する本発明の歯ブラシを示
す。

図１を参照して、本発明の歯ブラシの植毛保持部が、
図1Aに頂面図にて、図1Bに底面図にて、図1Cに全体側面
図にて、図1Dおよび1Fの各々に線Ａ−Ａに沿った従断面
図にて、および図1Eに線Ｂ−Ｂに沿った横断面図にて示
されている。

図１の歯ブラシにおいて、歯ブラシのハンドル（一部
図示（11））を伸張させて剛性ヘッド（13）を包囲する
一体のフレーム（12）を形成させる。ヘッド（13）の上
面には、多数の別個のふさに分配された植毛（14）が保
持されている。フレーム（12）とヘッド（13）の相対寸
法は、その間に狭いギャップ（15）が存在するような寸
法である。

ギャップ（15）はその下面にて開口しているが、その
上面にてエラストマー物質の薄ダイヤフラム（16）で閉
じられている。ダイヤフラム（16）の厚さはそれが可撓
的でかつ弾性的であるような厚さである。

図1EおよびＦにおいて、矢印に示す点で植毛に圧力を
加えた場合の、フレーム（12）に相対的なヘッド（13）
の揺動運動が示されており、ダイヤフラム（16）は十分
に薄く、ギャップ（15）はヘッドの揺動運動を可能とす
るような寸法である。

図２を参照して、本発明の歯ブラシの植毛保持部が、
図2Aに頂面図にて、図2Bに底面図にて、図2Cに全体側面
図にて、図2Dおよび2Fの各々に線Ａ−Ａに沿った縦断面
図にて、および図2Eに線Ｂ−Ｂに沿った横断面図にて示
されている。

図２の歯ブラシにおいて、ハンドル（一部図示（2
1））を、剛性ヘッド（23）を包囲し、植毛（24）を保
持する一体のフレーム（22）に伸張させる。フレーム
（22）とヘッド（23）の間には狭いギャップ（25）があ
る。ギャップ（25）の下面は開口しており、その上面は
可撓的かつ弾性的であるに十分薄いエラストマー物質の
ダイヤフラム（26）で閉じられている。構造、配置およ
び加圧下の揺動運動の図２の歯ブラシのこれらの特徴
は、図１の対応する特徴と同一である。

フレーム（22）の上面において、植毛（27）が植えら
れており、フレーム（22）の回りの別個のふさに分配さ
れている。これらの植毛（27）は、ヘッド（23）上の植
毛（24）よりも短い。

図３を参照して、本発明の歯ブラシの植毛保持部が、
図3Aに頂面図にて、図3Bに線Ａ−Ａに沿った縦断面図に
て、および図3Cに線Ｂ−Ｂに沿った横断面図にて示され
ている。

図３の歯ブラシにおいて、ハンドル（一部図示（3
1））をヘッド（33）を包囲する一体のフレーム（32）
に伸張させる。その上面には、別個のふさに分配された
植毛（34）が植えられており、図１のフレーム、ヘッド
および植毛アセンブリーと構造的に同一であり、フレー
ム（32）とヘッド（33）の間に狭いギャップ（35）が残
っている。

フレーム（32）とヘッド（33）の間のギャップ（35）
は、ヘッド（32）長に沿ったほぼ中点で相互に正反対の
方向に配置した２個の一体の薄スピン（36）により架橋
されている。

図3Bに示されているように、矢印で示す点での加圧
は、２個のスピン（36）の軸の回りでフレーム（32）内
でヘッド（33）の揺動をもたらす。十分に薄いスピン
（36）を用いることにより、ヘッド（33）がフレーム
（32）内で図3Cの平面にていくらか揺動することも可能
である。

図４を参照して、本発明の歯ブラシの植毛保持部が、
図4Aに頂面図にて、図4Bに底面図にて、図4Cに全体側面
図にて、図4Dおよび4Fに線４−４に沿った縦断面図に
て、および図4Eに線Ｂ−Ｂに沿った横断面図にて示され
ている。

図４の歯ブラシにおいて、ハンドル（41）を狭くした
伸張部（42）に形成させている。その伸張部（42）は、
略「Ｕ字」型のフレーム型ヘッド（44）の受け口（43）
に適合する。ヘッド（44）の上面には、別個のふさに分
配された植毛（45）が植えられている。伸張部（42）と
受け口（43）の相対寸法は、伸張部（42）とヘッド（4
4）の間に狭いギャップを残すような寸法である。

ギャップ（43）はその下面で開口しているが、その上
面は、可撓的かつ弾性的であるような厚さのエラストマ
ー物質の薄ダイヤフラム（46）で閉じられている。

図4Eおよび4Fにおいて、矢印に示す点で植毛（45）に
圧力を加えた場合の、ハンドル（41）に相対的なヘッド
（44）の揺動運動が示されており、ヘッド（44）と伸張
部（42）の間のギャップの寸法はこの揺動を可能とする
ような寸法である。

図５を参照して、本発明の歯ブラシの植毛保持部が、
図5Aに頂面図にて、図5Bに底面図にて、図5Cに全体側面
図にて、図5Dおよび5Fに線Ａ−Ａに沿った縦断面図に
て、および図5Eに線Ｂ−Ｂに沿った横断面図にて示され
ている。

図５の歯ブラシにおいて、ヘッド（51）とハンドル
（53）の狭くした伸張部（52）の配置は図４のその配置
と同様である。その伸張部（52）の形状は、略「Ｖ字」
型のヘッド（51）の受け口（54）に適合するようにハン
ドル（53）に相対的にテーパーが付されており、伸張部
（52）と受け口（54）の相対寸法もまた、伸張部（52）
とヘッド（51）の間に狭いギャップを残すような寸法で
ある。

図５の歯ブラシは、植毛（55）が伸張部（52）ならび
にヘッド（51）上に植えられている点で図４に示す歯ブ
ラシとは異なる。伸張部の植毛（55）はヘッド（51）上
の植毛（56）よりも短い。

図5Eおよび5Fにおいて、矢印に示す点で圧力を植毛
（56）に加えた場合の、ハンドル（53）に相対的なヘッ
ド（51）の揺動運動が示されている。

図６を参照して、本発明の歯ブラシの植毛保持部が、
図6Aに頂面図にて、図6Bに底面図にて、および図6Cに線
Ｂ−Ｂに沿った断面図にて示されている。

図６の歯ブラシにおいて、フレーム型ヘッド（61）、
伸張部（62）、受け口（63）および植毛（64）の配置は
図４のそれらの配置と同じである。ヘッド（61）と伸張
部（62）の間の可撓的かつ弾性的連結は、ヘッド（61）
と伸張部（62）の間のギャップ（62）を架橋する、ヘッ
ド（61）の各々の面上で相互に正反対の位置にある２個
のスピン（65）によるものである。これらのスピン（6
5）は、図4Fに示されているような、さらに所望により
図4Eに示されているような寸法と同様、ヘッド（61）が
伸張部（42）に相対的な揺動運動を受けうるような寸法
である。

図７を参照して、本発明の歯ブラシの植毛保持部が、
図7Aに頂面図にて、図7Bに底面図にて、および図7Cに全
体側面図にて示されている。

図７の歯ブラシにおいて、ハンドル（一部図示71）
は、薄い可撓性の弾性的スピンの形状の伸張部（72）に
一体形成される一端を有する。該スピン（72）は、ヘッ
ド（74）の受け口（73）中に伸張し、受け口（73）の底
部でヘッド（74）に一体的に連結しており、それにより
ハンドル（71）と（74）が連結されている。スピン（7
2）は、ヘッド（74）がハンドル（71）に相対的に揺運
しうるに十分な薄さである。

スピン（72）とヘッド（74）の間、すなわち、受け口
（73）を包含うるスペースはエラストマー物質で満たさ
れている。該物質（76）は、ハンドル（71）に相対的な
ヘッド（74）の揺運特性を修飾し、さらに、審美的理由
から、かつ歯ブラシの構造を強調するのにハンドル（7
1）およびヘッド（74）の物質と異なる色相とする。

フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−257904（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−196630（ＪＰ，Ｕ) 実公12688（大正14年）（ＪＰ，Ｙ１ Ｔ) 米国特許4488328（ＵＳ，Ａ) 米国特許4691405（ＵＳ，Ａ) 米国特許2266195（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) A46B 5/00 A46B 7/06

Claims (4)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ハンドル（71）と、その一端に植毛保持ヘ
   ッド（74）を有する、そのハンドル（71）および植毛保
   持ヘッド（74）がプラスチック材料でできている歯ブラ
   シであって、 そのハンドル（71）がヘッド（74）に最も近い端に一体
   的な可撓性かつ弾性のスパイン（72）を有し、 そのヘッド（74）がハンドル（71）に面しているヘッド
   （74）の側面にて開口している受け口（73）を有し、そ
   の中にスパイン（72）が歯ブラシの縦軸と略一致する方
   向に伸長し、ハンドル（71）から離れた位置にあるスパ
   イン（72）の端部が縦方向最も離れている受け口の部分
   でヘッド（74）と一体的に連結しており、それによりス
   パイン（72）が部分的にヘッド（74）で取り囲まれるよ
   うに、スパイン（72）とヘッド（74）を連結し、 スパイン（72）と受け口（73）の相対的寸法がヘッド
   （74）とスパイン（72）の間に一定の隙間を残すような
   寸法であり、そのスパイン（72）と受け口を含むヘッド
   （74）の間の隙間が可撓的かつ弾性の材料（76）でふさ
   がれており、ヘッドがスパインに対して揺動することの
   できる、 ことを特徴とする歯ブラシ。
2. 【請求項２】ヘッドが、スパイン（72）が、Ｕ字、Ｖ字
   またはＣ字のアームにより形成される受け口（73）また
   は該アームの間に位置する受け口（73）に伸びることを
   可能とする、略「Ｕ字」、「Ｖ字」または「Ｃ字」型の
   フレームの形態であ＿ることを特徴とする、請求項１記
   載の歯ブラシ。
3. 【請求項３】ハンドル（71）が受け口（73）の中に伸び
   る薄い可撓的な弾性スパイン（72）と一体形成される端
   部を有し、そのスパイン（72）がハンドル（71）のすぐ
   近くにある部分と比較して細く、ヘッド（74）がハンド
   ル（71）に対して揺動させるのに十分に薄いことを特徴
   とする、請求項１記載の歯ブラシ。
4. 【請求項４】可撓的かつ弾性の材料（76）がエラストマ
   ー材料であることを特徴とする、請求項１、２または３
   のいずれか１項記載の歯ブラシ。