JP3392704B2 - 無線通信システム及び無線基地局 - Google Patents

無線通信システム及び無線基地局

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(Code D
ivision Multiple Access)技術を用いた無線基地局お
よび無線送信方法、無線端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、周波数利用効率、耐干渉性、秘話
性に優れた通信方式として、スペクトル拡散通信が注目
を浴びている。このスペクトル拡散通信では、一般に、
自己相関特性が高く、相互相関特性の低い疑似ランダム
符号を情報ビットに掛け合わせて(拡散処理)送信し、
受信の際は、受信信号に対し、送信時と同じ疑似ランダ
ム符号を掛け合わせて(逆拡散処理)情報ビットの抽出
を行う。
【0003】この際、疑似ランダム符号の相互相関特性
が低いことから、他の疑似ランダム符号で拡散された信
号にその疑似ランダム符号以外の疑似ランダム符号を用
いて逆拡散処理を行っても所望の情報ビットを抽出する
ことができない。したがって、異なる疑似ランダム符号
で拡散された複数の信号が伝送中に衝突しても、前記各
疑似ランダム符号により逆拡散処理を行えば、各伝送信
号から各々所望の情報を抽出することができる。この多
重伝送の特徴を活かしたスペクトル拡散通信システムは
CDMA(Code Division Multiple Access) システムと
呼ばれている。
【0004】ところで、近年、VOD(Video On Deman
d )や電子出版等のマルチメディアサービスを、無線通
信手段を備えた小型携帯の電子機器により提供すること
が考えられている。このマルチメディア通信サービスで
は、上り回線を流れる信号が音声や情報を要求するため
の比較的小容量のデータであるのに対し、下り回線は画
像やテキスト等の大容量データが伝送される機会が多い
ため、上り回線に比べ下り回線のトラフィック量が多く
なる。すなわち、マルチメディア通信サービスでは、上
り回線と下り回線が非対称なトラフィック特性を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来よ
り、CDMAシステムでは、前記マルチメディア通信サ
ービスにおける情報量の非対称性については考慮されて
いない、つまり、上り回線と下り回線の信号伝送速度は
対称なものであるに過ぎない。このため無線端末が無線
基地局からの大容量の情報を受信するためには、平均し
て長い待ち時間を必要とし、通信サービスの快適性が損
なわれる恐れがある。
【0006】また、信号伝送速度が上り回線と下り回線
とで対称な従来の通信システムの多くは、ランダムアク
セスによる上り回線の損失を想定して下り回線の回線設
計がなされていたため、下り回線の容量に余裕があるに
も関わらず、その効率的利用に向けての改良が加えられ
ないままにあった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するための
もので、上り回線と下り回線のトラフィック量に非対称
性を実現することのできる無線基地局の提供を目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の無線基地局は、請求項1に記載されるよう
に、無線端末との間でスペクトル拡散通信を行う無線基
地局において、1つの前記無線端末に送信する情報を該
無線端末から前記無線基地局への通信に用いる拡散符号
の数より多い数の情報に分割する分割手段と、前記分割
手段により分割された各情報を互いに異なる拡散符号で
拡散して送信する送信手段とを具備することを特徴とす
る無線基地局であって、前記分割手段は、前記無線基地
局から前記1つの無線端末への通信で使用する個々の拡
散符号に各々対応する複数のバッファと、前記各バッフ
ァ内に情報を所定の情報量毎に順次入力する手段とを有
し、前記送信手段は、前記各バッファ内の情報を各々所
定のタイミングで読み出すとともに各バッファに対応す
る拡散符号により各々拡散して送信することを特徴とす
る。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】さらに、本発明の無線基地局は、請求項
記載されるように、無線端末との間でスペクトル拡散
通信を行う無線基地局において、1つの前記無線端末に
送信する情報を該無線端末から前記無線基地局への通信
に用いる拡散符号の数より多い数の情報に分割する分割
手段と、前記分割手段により分割された各情報を互いに
異なる拡散符号で拡散して送信する送信手段とを具備す
ることを特徴とする無線基地局であって、前記分割手段
は、前記無線基地局から前記1つの無線端末への通信で
使用する個々の拡散符号に各々対応する複数のバッファ
と、該バッファ内に情報を入力するとともに該情報蓄積
量が所定の値を越える度に入力先のバッファを他のバッ
ファに切り替える手段とを有し、前記送信手段は、前記
各バッファ内の情報を各々所定のタイミングで読み出す
とともに各バッファに対応する拡散符号により各々拡散
して送信することを特徴とする。
【0017】さらに、本発明の無線基地局は、請求項
記載されるように、請求項1記載の無線基地局におい
て、前記バッファは、個々のバッファ毎の情報蓄積量の
差が所定の値を越えたところで、蓄積された情報が多い
バッファから少ないバッファへ情報転送を行うことを特
徴とする。
【0018】この発明によれば、各符号チャネル毎の情
報伝送量をほぼ均等化することができ、符号チャネル数
に比例した信号伝送速度を安定して得ることが可能にな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施する場合の形
態について図面に基づき説明する。
【0020】図1は本発明の一実施形態である無線通信
システムの全体的な構成を示す図である。
【0021】同図において、11は無線端末、12は無
線基地局、13はサーバ、14はネットワークであり、
無線基地局12とサーバ13はネットワーク14を介し
て接続されている。もちろん無線基地局12とサーバ1
3は一体となっていてもよい。また、15は個々の無線
基地局12のサービスエリアである。
【0022】図2は図1の無線通信システムの無線基地
局12の構成の概略を示す図である。同図において、2
1は無線基地局12を制御するための制御部、22a,
22b,…はサーバ13より伝送された情報を一旦蓄積
するn個(但し、n≧2)のバッファである。また、2
3はサーバ13より伝送された情報を各バッファ22
a,22b,…に振り分けたり、無線端末11からの受
信情報をサーバ13に伝送するためのスイッチである。
24は各バッファ22a,22b,…に蓄えられた情報
を各々異なるn個(但し、n≧2)の疑似ランダム符号
PN1 ,PN2 ,…,PNn を用いてスペクトル拡散す
るスペクトル拡散部24a,24b,…を備えた送信
部、25は無線端末11から送られた情報を受信し、逆
拡散するための受信部、26はアンテナである。ここ
で、スイッチ23は、音声通信のようなサービスを提供
する場合にバッファ22a,22b,…を介さず直接送
信部24に情報を送ることで当該バッファによる遅延を
防ぐ。
【0023】無線端末11と無線基地局12との通信
は、CDMA/FDD(Code Division Multiple Acces
s/Frequency Division Duplex)方式で行われるものと
する。CDMA/FDDとは、上り回線(無線端末から
無線基地局への通信回線)と下り回線(無線基地局から
無線端末への通信回線)において互いに異なる搬送波周
波数を用いるCDMA通信方式である。
【0024】より具体的には、無線端末11から無線基
地局12への上り回線の搬送波周波数としてf1を用
い、無線基地局12から無線端末11への下り回線の搬
送波周波数としてf2(f1≠f2) を用いる。例え
ば、無線端末11がサーバ13に蓄えられた情報をダウ
ンロードしたい場合、搬送波周波数f1を用いて情報要
求信号を送信する。この時、情報要求信号は疑似ランダ
ム符号PN0 でスペクトル拡散された信号である。無線
基地局12は該情報要求信号を受信、逆拡散し、ネット
ワーク14を介してサーバ13に送信する。
【0025】サーバ13は、無線端末11から要求され
た情報をネットワーク14を介して無線基地局12に送
る。無線基地局12は、その情報をn個の疑似ランダム
符号PN1 ,PN2 ,…,PNn (但し、n≧2) で拡
散する。
【0026】以下では、簡単のためn=2の場合を例に
とり説明するが、n≧3の場合でも全く同様である。ま
た、従来の手法(上下回線共に1符号チャネルのみを用
いる方式)と併用することも可能である。
【0027】無線基地局12は無線端末11への送信時
に2つの疑似ランダム符号PN1 ,PN2 を用いるため
に、サーバ13から送られた情報を、一旦、2つのバッ
ファ22a、22bに分割して蓄積する(n個の疑似ラ
ンダム符号を用いる場合はn分割する。) 。
【0028】以下、情報を2分割する方法を、無線端末
11と無線基地局12との通信がパケット通信である場
合と連続通信である場合に分けて説明する。
【0029】いずれの場合も、前提として、サーバ13
からネットワーク14を介して無線基地局12に情報を
伝送する速度が、1符号チャネルの伝送速度(1つの疑
似ランダム符号を用いて無線基地局12から無線端末1
1へ伝送する速度)よりも速いものとする。
【0030】まず、パケット通信の場合を説明すると、
この場合の情報の分割方法は、 所定数のパケットずつ交互に各バッファに情報を振り
分ける方法 バッファの蓄積情報量が所定の値を越える度にバッフ
ァを切り替える方法に大別される。
【0031】の方法には以下の2つの方法A、Bがあ
る。
【0032】(方法−A)無線基地局12はスイッチ
23により、サーバ13からの伝送パケットを1パケッ
トずつ交互に各バッファ22a、22bに振り分けて入
力する。その際、バッファ22a、22bは無線端末1
1宛のパケットが蓄積されていることを無線基地局12
の制御部21に伝える。制御部21はそれを受けて、双
方のバッファ22a、22bに対して同時に送信許可の
信号を送る。それを受けたバッファ22a、22bは各
々の蓄積情報を送信部24に送る。送信部24は各スペ
クトル拡散部24a、24bにて異なる疑似ランダム符
号PN1 、PN2 で情報をスペクトル拡散し、スペクト
ル拡散した信号を搬送波周波数f2を用いて無線端末1
1に送信する。これを繰り返し行うことで情報伝送を行
う。したがって、この方法−Aにおいて、疑似ランダ
ム符号PN1 で拡散されたパケットと疑似ランダム符号
PN2 で拡散されたパケットは、パケット間で互いに同
期して送信されることになる。一方、無線端末11は受
信した信号を疑似ランダム符号PN1 、PN2 を用いて
逆拡散して所望の情報を得る。
【0033】また、各バッファ22a、22bへ情報を
振り分ける際、2以上の所定数のパケットずつ振り分け
る方法もある。また、以上の説明では、制御部21が各
バッファ22a、22bに対し同時に送信許可の信号を
送ることによりパケット間の同期を実現しているが、各
バッファ22a、22bから情報が送信部24に送られ
るまでは全く独立して処理し、送信部24から送信され
る時にパケット間の同期をとる方法もある。
【0034】(方法−B) 無線基地局12はスイッチ23により、サーバ13から
の伝送パケットを1パケットずつ交互に各バッファ22
a、22bに振り分けて入力する。バッファ22aに蓄
えられた情報は直ちに送信部24に送られ、該送信部2
4のスペクトル拡散部24aで疑似ランダム符号PN1
でスペクトル拡散され、搬送波周波数f2を用いて無線
端末11に送信される。同様にバッファ22bに蓄えら
れた情報も直ちに疑似ランダム符号PN2でスペクトル
拡散され、搬送波周波数f2を用いて無線端末11に送
信される。したがって、この方法−Bにおいて、疑似
ランダム符号PN1で拡散されたパケットと疑似ランダ
ム符号PN2で拡散されたパケットは、パケット間で非
同期で送信されることになる。一方、無線端末11は、
受信した信号を疑似ランダム符号PN1、PN2を用い
て逆拡散して所望の情報を得る。この方法−Bは、方
−Aに比べ、各バッファ22a、22bへの送信許
可信号を省いた分制御信号の量を削減できると言う利点
がある。
【0035】また、この方法−Bにおいても、2以上
の所定数のパケットずつ各バッファ22a、22bに情
報を振り分けるようにしてもよい。但し、この場合、バ
ッファに2以上の所定数のパケットが蓄積されてから拡
散、送信を開始する方法と、バッファに1パケットでも
入力されれば拡散、送信を開始する方法とが考えられ
る。
【0036】ところで、以上の各方法−A、−Bに
おいて、例えば、一方のバッファ22bに比べ他方のバ
ッファ22aから送信された信号により多くの誤りが生
じ、再送が繰り返された場合等、バッファ22aに振り
分けられた情報の方が多くの伝送時間が必要になる場合
が考えられる。このような場合、バッファ22bからの
送信は既に終了し、バッファ22aからのみの送信とな
り、使用している疑似ランダム符号はPN1 のみとなる
ため信号伝送速度が半減する。
【0037】そこで、送信パケットが無くなったバッフ
ァ22bは、制御部21に対してその旨を伝える。制御
部21はバッファ22aに対し、そのバッファ22aに
残っている情報の一部(例えば最大で半分程度)をバッ
ファ22bに転送することを指示する。これにより、バ
ッファ22aに残っていた情報がバッファ22bに転送
され、再び、疑似ランダム符号PN1 とPN2 を用いた
伝送が可能となるので、信号伝送速度の低下を避けるこ
とができる。
【0038】また、制御部21からバッファ22aに、
残っている情報の一部をバッファ22bに転送するよう
指示がなされた時に、もし、バッファ22aに残ってい
る情報量が小さい場合は、むしろ、そのまま疑似ランダ
ム符号PN1 のみを用いて通信を継続した方が良い場合
がある。そこで、バッファ間で情報を転送する際は、あ
る所定の容量以上の情報が残っている場合のみとする。
【0039】次に、の方法について説明する。
【0040】の方法の基本的な手順は次の通りであ
る。無線基地局12は、スイッチ23により、サーバ1
3からの伝送パケットをまずバッファ22aに蓄える。
そしてバッファ22aの蓄積情報量が所定の値を越えた
時に、情報の振り分け先を他方のバッファ22bに切り
替える。また同様に、バッファ22bの蓄積情報量が所
定の値を越えた場合に情報の振り分け先をバッファ22
aに切り替える。
【0041】このの方法には、さらに以下の3つの方
法A、B、Cがある。
【0042】(方法−A)無線基地局12は、情報を
バッファ22aに入力すると、直ちに、その情報を疑似
ランダム符号PN1 でスペクトル拡散し、スペクトル拡
散した信号を搬送波周波数f2を用いて無線端末11に
送信する。ここで、先に説明したように、無線基地局1
2から無線端末11への伝送速度よりもサーバ13から
無線基地局12への伝送速度が速いので、情報はバッフ
ァ22aに蓄えられる。バッファ22aに蓄えられた情
報量が所定の量を越えたら、情報の振り分け先をバッフ
ァ22bに切り替える。バッファ22bに情報を入力す
る場合も同様に、無線基地局12は、情報をバッファ2
2bに入力すると、直ちにその情報を疑似ランダム符号
PN2 でスペクトル拡散し、スペクトル拡散した信号を
搬送波周波数f2を用いて無線端末11に送信する。バ
ッファ22bに蓄えらた情報量が所定の量を越えたら、
再度、情報の振り分け先をバッファ22aに切り替え
る。以上の動作を繰り返して情報の2分割を行う。一
方、無線端末11は受信した情報を疑似ランダム符号P
N1 、PN2 を用いて逆拡散して所望の情報を得る。
【0043】(方法−B)無線基地局12は、サーバ
13からの伝送パケットをいずれか一方のバッファ例え
ばバッファ22aに蓄えて行き、バッファ22aに蓄え
られた情報量が所定の量になったら、情報の振り分け先
を他方のバッファ22bに切り替えると同時に、バッフ
ァ22aに蓄えられた情報を疑似ランダム符号PN1 で
スペクトル拡散し、スペクトル拡散した信号を搬送波周
波数f2を用いて無線端末11に送信する。同様に、バ
ッファ22bに情報を蓄積する場合も、無線基地局12
は、バッファ22bに蓄えられた情報量が所定の量にな
ると情報の振り分け先をバッファ22aに切り替えると
同時に、バッファ22bに蓄えられた情報を疑似ランダ
ム符号PN2 でスペクトル拡散し、スペクトル拡散した
信号を搬送波周波数f2を用いて無線端末11に送信す
る。以上の動作を繰り返して情報の2分割を行う。一
方、無線端末11は受信した情報を疑似ランダム符号P
N1 、PN2 を用いて逆拡散し、以て所望の情報を得
る。
【0044】(方法−C)無線基地局12はサーバ1
3からの伝送パケットをいずれか一方のバッファ例えば
バッファ22aに蓄えて行き、バッファ22aに蓄えら
れた情報量が所定の量になったら、情報の振り分け先を
他方のバッファ22bに切り替える。そして、バッファ
22bに蓄えられた情報量が所定の量になると、各バッ
ファ22a、22bに蓄えられた情報を各々疑似ランダ
ム符号PN1 、PN2 でスペクトル拡散し、スペクトル
拡散した信号を搬送波周波数f2を用いて無線端末11
に送信する。双方のバッファ22a、22bが空になっ
たら、再度、同様の手順を繰り返す。一方、無線端末1
1は受信した情報を疑似ランダム符号PN1 、PN2 を
用いて逆拡散し、以て所望の情報を得る。この方法−
Cの場合、伝送効率の点では、上記方法−A、−B
に劣るが、パケット管理が容易で済むと言う利点があ
る。
【0045】次に、連続通信の場合について説明する。
【0046】無線基地局12はスイッチ23により、サ
ーバ13からの伝送情報を伝送された所定数のビット毎
に交互に各バッファ22a、22bに振り分けて入力す
る。例えば、情報を1ビットずつ各バッファ22a、2
2bに振り分けて入力する。この場合、無線基地局12
から、1ビット毎に使用する疑似ランダム符号がPN1
,PN2 ,PN1 ,PN2 ,…の順で繰り返えされる
ことを予め無線端末11に通知することで、無線端末1
1は受信した情報を順序正しいビットに並び替えること
ができる。このビット単位で振り分ける本方式は、イン
ターリーブの効果を期待でき、特に、使用する疑似ラン
ダム符号の数を増やした場合のインターリーブ効果が大
きい。
【0047】同様に情報を2以上の所定数のビットずつ
各バッファ22a、22bに振り分けて入力してもよ
い。この場合も、2以上の所定数のビット毎に使用する
疑似ランダム符号がPN1 ,PN2 ,PN1 ,PN2 ,
…の順で繰り返えされることを予め無線端末11に通知
することで、無線端末11は受信した情報を順序正しい
ビットに並び替えることができる。また、この方法は、
1ビットずつ振り分ける場合に比べ、情報ビットを各バ
ッファ22a、22bに振り分けるスイッチ23の切り
換え動作が低速で済むと言うメリットがある。
【0048】以上のように情報を複数のバッファに振り
分けて入力することによって、各符号チャネル毎の情報
伝送量を均等化させることができ、この結果、符号チャ
ネル数にほぼ比例した信号伝送速度が安定して得られる
ようになる。
【0049】なお、以上説明した一実施形態では、上り
回線(無線端末から無線基地局への通信回線)で使用す
る疑似ランダム符号の数を1とし、下り回線で使用する
疑似ランダム符号の数をn(n≧2)とした場合につい
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、上り回線で使用する疑似ランダム符号の数をM(但
し、M≧1)とし、下り回線で使用する疑似ランダム符
号の数をN(但し、N>M)とした場合にもまったく同
様に適用し得るものである。
【0050】また、無線基地局12は次のような構成を
とるものであってもよい。すなわち、図3において、3
1は無線基地局12を制御するための制御部、32は無
線端末11への伝送情報を一旦蓄積するバッファであ
る。34は無線端末11に送信すべき情報を各々異なる
n個(但し、n≧2)の疑似ランダム符号を用いてスペ
クトル拡散するスペクトル拡散部34a,34b,…を
備えた送信部、35は無線端末11から送られた情報を
受信し、逆拡散する受信部である。36はバッファ32
に蓄えられた情報を送信部34内のn個のスペクトル拡
散部34a,34b,…に振り分けるための第2のスイ
ッチ、37はアンテナである。そして、第1のスイッチ
33は、音声通話のようなサービスを提供する場合にバ
ッファ32及び第2のスイッチ36を介さず直接送信部
34に情報を送ることで、バッファ32及び第2のスイ
ッチ36による遅延を防ぐものである。
【0051】このように、無線基地局12内に情報を分
割するためのバッファ32を1つだけ設け、第2のスイ
ッチ36によって、当該バッファ32に蓄積された情報
を送信部34内のn個のスペクトル拡散部34a,34
b,…に振り分けて入力することによって、n個の疑似
ランダム符号でスペクトル拡散された信号を得るように
構成することも可能である。
【0052】次に、無線端末11から要求された情報の
情報量や空き符号チャネルの数に応じて、下り回線で使
用する疑似ランダム符号の数を動的に増減変更する方式
について説明する。
【0053】例えば、情報量の大きい情報を要求した無
線端末(ユーザ1)に対しては、N1 個の疑似ランダム
符号の使用を許可し、情報量は大きいものの、ユーザ1
が要求している情報量よりは小さい情報を要求する無線
端末(ユーザ2)に対しては、N2 (但し、N1 >N2
) 個の疑似ランダム符号の使用を許可する。これによ
り、大容量の情報を所望するユーザ1は、より高速な下
り回線を利用して情報を受信することができ、待ち時間
による不快感を軽減できる。
【0054】また、当初、ユーザ2にN2 個の疑似ラン
ダム符号の使用を許可していたものの、他の無線端末の
トラフィック量が減り、符号チャネルに空きが生じた場
合、ユーザ2が使用できる疑似ランダム符号の数をN1
個に増やす。また、要求された情報の情報量がそれほど
大きくない場合は、1つの疑似ランダム符号の使用を許
可し、情報量の大きいユーザには、複数の疑似ランダム
符号の使用を許可することで、信号伝送速度が対称な無
線通信システムと非対称な無線通信システムの双方を実
現することもできる。
【0055】また、本発明では、異なるユーザに同じ疑
似ランダム符号を割り当てることも可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明の無線基地局
および無線送信方法、無線端末によれば、上り回線と下
り回線のトラフィック量に非対称性を実現することがき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である無線通信システムの
全体的な構成を示す図
【図2】図1の無線通信システムの無線基地局の構成例
を示す図
【図3】図1の無線通信システムの無線基地局の他の構
成例を示す図
【符号の説明】
11……無線端末 12……無線基地局 13……サーバ 14……ネットワーク 21……制御部 22a,22b……バッファ 23……スイッチ 24……送信部 24a,24b……スペクトル拡散部 25……受信部 26……アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 7/38 (56)参考文献 特開 平7−226978(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/69 - 1/713 H04J 13/00 - 13/06 H04Q 7/22 - 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線端末との間でスペクトル拡散通信を
    行う無線基地局において、 1つの前記無線端末に送信する情報を該無線端末から前
    記無線基地局への通信に用いる拡散符号の数より多い数
    の情報に分割する分割手段と、 前記分割手段により分割された各情報を互いに異なる拡
    散符号で拡散して送信する送信手段とを具備することを
    特徴とする無線基地局であって、 前記分割手段は、前記無線基地局から前記1つの無線端
    末への通信で使用する個々の拡散符号に各々対応する複
    数のバッファと、前記各バッファ内に情報を所定の情報
    量毎に順次入力する手段とを有し、 前記送信手段は、前記各バッファ内の情報を各々所定の
    タイミングで読み出すとともに各バッファに対応する拡
    散符号により各々拡散して送信することを特徴とする無
    線基地局。
  2. 【請求項2】 無線端末との間でスペクトル拡散通信を
    行う無線基地局において、 1つの前記無線端末に送信する情報を該無線端末から前
    記無線基地局への通信に用いる拡散符号の数より多い数
    の情報に分割する分割手段と、 前記分割手段により分割された各情報を互いに異なる拡
    散符号で拡散して送信する送信手段とを具備することを
    特徴とする無線基地局であって、 前記分割手段は、前記無線基地局から前記1つの無線端
    末への通信で使用する個々の拡散符号に各々対応する複
    数のバッファと、該バッファ内に情報を入力するととも
    に該情報蓄積量が所定の値を越える度に入力先のバッフ
    ァを他のバッファに切り替える手段とを有し、 前記送信手段は、前記各バッファ内の情報を各々所定の
    タイミングで読み出すとともに各バッファに対応する拡
    散符号により各々拡散して送信することを特徴とする無
    線基地局。
  3. 【請求項3】 記バッファは、個々のバッファ毎の情
    報蓄積量の差が所定の値を越えたところで、蓄積された
    情報が多いバッファから少ないバッファへ情報転送を行
    うことを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
  4. 【請求項4】 1つの無線端末から前記無線基地局への
    通信に用いる拡散符号の数が2以上であることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線基地
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