JP3392502B2 - Ku帯衛星通信用ビーム可変固体化デジタル送受信装置 - Google Patents

Ku帯衛星通信用ビーム可変固体化デジタル送受信装置

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JP3392502B2 JP03685094A JP3685094A JP3392502B2 JP 3392502 B2 JP3392502 B2 JP 3392502B2 JP 03685094 A JP03685094 A JP 03685094A JP 3685094 A JP3685094 A JP 3685094A JP 3392502 B2 JP3392502 B2 JP 3392502B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平面アンテナを用いたポ
ータブル型デジタルSNG装置に係わり、特に装置本体
を小型軽量化することにより、移動体から衛星への送受
信を可能にしてテレビ中継の機動性などを飛躍的に向上
させるKu帯衛星通信用ビーム可変固体化デジタル送受
信装置に関する。
【0002】[発明の概要]本発明は平面アンテナを用
いて、電子的にビームを可変し得るようにしたKu帯衛
星通信用ビーム可変固体化デジタル送受信装置に関し、
N分割された各サブアレイアンテナをLcm×Lcmの
大きさに並べた平面アンテナの裏面に、安定で高効率な
固体電力増幅器を装着するとともに、ヒートパイプによ
ってこれら各固体電力増幅器で発生した熱を放熱して信
頼性を向上させ、さらに前記各固体電力増幅器と電源と
を分離して前記平面アンテナ部分の軽量化を図ることに
より、装置全体の小型軽量化を達成してSNG装置とし
ての機動性を高め、これによってテレビ中継用の信号を
移動体から衛星を経由して、放送局に伝送することを可
能にし、迅速な報道取材に威力を発揮するものである。
【0003】
【従来の技術】テレビジョン信号を伝送するための平面
アンテナを用いたデジタルSNG装置はその有用性が認
められ、現在多くの報道機関や番組作成現場で必要にな
ってきている(国際電気通信連合の世界無線通信諮問委
員会、ジュネーブ会合(1993年4月13〜14日)
の議長報告、Doc.CMTT−5/69−E、199
3年4月30日付)。
【0004】図11はこのような平面アンテナを用いた
デジタルSNG装置を用いたテレビ中継システムの概念
図である。
【0005】この図に示すテレビ中継システム101で
は、軌道上に配置された通信衛星102によって、地上
の放送局103から送信された14GHzのビーコン波
を受けて、これを12GHzに変換した後、中継現場側
に配置されているデジタルSNG装置104に伝送しな
がら、このデジタルSNG装置104から送信された1
4GHzでe.i.r.p(実効放射電力)が54dB
Wに設定された映像信号、音声信号を受けて、これを1
2GHzに変換した後、前記放送局103に伝送するこ
とにより、中継現場側で得られた映像信号や音声信号を
放送局103側に直接、伝送して迅速な報道取材を行な
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来のデジタルSNG装置104では、次に述べるよう
な問題があった。
【0007】まず、現時点では、デジタル信号を低い誤
り率で、しかも隣接チャネル干渉を起こさないように考
慮した動作点で、しかも多段増幅器の励振段を効率良く
動作させる固体電力増幅器が開発されていないことか
ら、前記固体電力増幅器の発熱量が大きくなり、十分な
容量の冷却機構が必要になって形状が大きくなり、重量
が大きくなってしまうという問題があった。
【0008】また、前記固体電力増幅器によって生じた
熱を放熱するヒートシンクや前記固体電力増幅器を動作
させるのに必要な電源容量が大きくなり過ぎて、デジタ
ルSNG装置104全体を小型化することができないと
いう問題があった。
【0009】また、従来、実用化されているマイクロ波
増幅器においては、電源部と、マイクロ波増幅部とが一
体となっているため、全体の形状が大きく、かつ重いこ
とから、これら電源部およびマイクロ波増幅部を平面ア
ンテナの裏面に多数配置することができない。
【0010】また、平面アンテナ部分が重くなり、この
部分の構造が複雑になってしまうとともに、この部分を
立てたり、回転させたりするとき、操作が難しくなって
しまうという問題があった。
【0011】そして、上述した各種の事情から、固体電
力増幅器を用いた実用的なポータブル型のデジタルSN
G装置は、未だ開発されていない。
【0012】本発明は上記の事情に鑑み、デジタル信号
を電力増幅する電力増幅部の効率を高めて、この部分の
消費電力を小さくして発熱量を小さくし、これによって
冷却機構を小型、軽量化することができるとともに、前
記電力増幅部に電源を供給する電源部を小さく、かつ前
記電力増幅部と分離可能にして平面アンテナ部分の軽量
化を達成し、操作性を大幅に向上させることができ、こ
れによって携帯を容易にして機動性を大幅に向上させる
ことができるKu帯衛星通信用ビーム可変固体化デジタ
ル送受信装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1のKu帯衛星通信用ビーム可変
固体化デジタル送受信装置では、携帯し得る大きさに形
成される送受信装置筐体と、この送受信装置筐体に対
し、可動自在に取り付けられる平面アンテナ部とを備
え、平面アンテナ部を衛星の方向に向けながら、電子的
にビーム方向を調節して前記衛星と通信を行なう携帯用
SNG装置において、平面アンテナ部を構成するN個の
サブアレイアンテナ素子の裏面に装着される複数の固体
電力増幅器を構成する各増幅器のうち、終段増幅器の前
段に配置され、この終段増幅器を励振するのに十分な電
力を発生させるバイアスに設定されて高い効率で前記終
段増幅器を励振する前段増幅器を備えたことを特徴とし
ている。
【0014】また、請求項2のKu帯衛星通信用ビーム
可変固体化デジタル送受信装置では、携帯し得る大きさ
に形成される送受信装置筐体と、この送受信装置筐体に
対し、可動自在に取り付けられる平面アンテナ部とを備
え、平面アンテナ部を衛星の方向に向けながら、電子的
にビーム方向を調節して前記衛星と通信を行なう携帯用
SNG装置において、前記平面アンテナ部に設けられて
いる各固体電力増幅器側に設けられ、前記各固体電力増
幅器に対する給電停止後の所定時間、前記各固体電力増
幅器のゲートバイアスを保持するゲートバイアス保持回
路と、前記送受信装置筐体内に配置され、直流電圧を生
成して前記平面アンテナ部に設けられている各固体電力
増幅器に給電する電源部とを備えたことを特徴としてい
る。
【0015】また、請求項3のKu帯衛星通信用ビーム
可変固体化デジタル送受信装置では、携帯し得る大きさ
に形成される送受信装置筐体と、この送受信装置筐体に
対し、可動自在に取り付けられる平面アンテナ部とを備
え、平面アンテナ部を衛星の方向に向けながら、電子的
にビーム方向を調節して前記衛星と通信を行なう携帯用
SNG装置において、前記平面アンテナ部を構成するN
個のサブアレイアンテナ素子に装着された複数の固体電
力増幅器に対し、列単位または行単位で設けられ、前記
各固体電力増幅器で発生した熱を集めて放熱するヒート
パイプを備えたことを特徴としている。
【0016】また、請求項4では、請求項1〜3記載の
Ku帯衛星通信用ビーム可変固体化デジタル送受信装置
において、固体電力増幅器としてKu帯5ワット級固体
電力増幅器を使用し、また各増幅器として初段FET、
2段目FET、3段目FET、終段FETを使用し、ま
た終段増幅器として最終段FETを使用し、また前段増
幅器として3段目FETを使用し、また電源部として、
固体電力増幅部用電源部を使用することを特徴としてい
る。
【0017】
【作用】上記の構成において、請求項1では、平面アン
テナ部を構成するN個のサブアレイアンテナ素子の裏面
に装着される複数の固体電力増幅器を構成する各増幅器
のうち、終段増幅器の前段に、この終段増幅器を励振す
るのに十分な電力を発生させるバイアスに設定した前段
増幅器を配置し、この前段増幅器によって前記終段増幅
器を高い効率で励振することにより、デジタル信号を電
力増幅する固体電力増幅器の効率を高めて、この部分の
消費電力を小さくして発熱量を小さくし、これによって
冷却機構を小型、軽量化するとともに、前記固体電力増
幅器に電源を供給する電源部を小さく、かつ前記固体電
力増幅器と分離可能にして平面アンテナ部分の軽量化を
達成し、さらに操作性を大幅に向上させ、携帯を容易に
して機動性を大幅に向上させる。
【0018】また、請求項2では、平面アンテナ部に設
けられている各固体電力増幅器側に設けられたゲートバ
イアス保持回路によって、前記各固体電力増幅器に対す
る給電が停止してもある程度の時間、前記各固体電力増
幅器のゲートバイアスを保持するとともに、送受信装置
筐体内に配置された電源部によって、直流電圧を生成し
て前記平面アンテナ部に設けられている各固体電力増幅
器に給電することにより、デジタル信号を電力増幅する
固体電力増幅器の信頼性を高めるとともに、前記固体電
力増幅器に電源を供給する電源部を小さく、かつ前記固
体電力増幅器と分離可能にして平面アンテナ部分の軽量
化を達成し、さらに操作性を大幅に向上させ、携帯を容
易にして機動性を大幅に向上させる。
【0019】また、請求項3では、平面アンテナ部を構
成するN個のサブアレイアンテナ素子に装着された複数
の固体電力増幅器に対し、列単位または行単位でヒート
パイプを設け、これらの各ヒートポンプによって前記各
固体電力増幅器で発生した熱を集めて放熱することによ
り、冷却機構を小型、軽量化して、平面アンテナ部分の
軽量化を達成し、操作性を大幅に向上させるとともに、
携帯を容易にして機動性を大幅に向上させる。
【0020】また、請求項4では、固体電力増幅器とし
てKu帯5ワット級固体電力増幅器を使用し、また各増
幅器として初段FET、2段目FET、3段目FET、
終段FETを使用し、また終段増幅器として最終段FE
Tを使用し、また前段増幅器として3段目FETを使用
し、また電源部として、固体電力増幅部用電源部を使用
することにより、現存する技術で、請求項1〜3の効果
を実現する。
【0021】
【実施例】
《装置全体の説明》図1は本発明によるKu帯衛星通信
用ビーム可変固体化デジタル送受信装置の一実施例を示
す斜視図である。
【0022】この図に示すKu帯衛星通信用ビーム可変
固体化デジタル送受信装置1は上面の一部が開口し、携
帯に便利な程度の寸法に形成される箱状の送受信装置筐
体2と、この送受信装置筐体2の側板を貫通するように
配置される中間周波数入力ケーブル3と、前記送受信装
置筐体2内の底部分に配置され、前記中間周波数入力ケ
ーブル3を介して供給された中間周波数のデジタル信号
を増幅するローレベル信号用励振増幅部5と、前記送受
信装置筐体2の上部に形成された開口部に出没自在に収
納され、衛星を介して放送局と通信を行なうとき、図1
に示す如く引き出されて衛星方向に向けられる平面アン
テナ部6とを備えている。
【0023】さらに、このKu帯衛星通信用ビーム可変
固体化デジタル送受信装置1は前記平面アンテナ部6の
裏面に設けられ、前記ローレベル信号用励振増幅部5に
よって増幅されたデジタル信号を電力増幅して前記平面
アンテナ部6から電波として出射させる固体電力増幅部
7と、この固体電力増幅部7に設けられ、この固体電力
増幅部7で発生した熱を放熱させる熱冷却部8と、前記
送受信装置筐体2内の底部分に配置され、前記固体電力
増幅部7を動作させるのに必要な直流電圧を生成する固
体電力増幅部用電源部9と、この固体電力増幅部用電源
部9によって得られた直流電圧を前記固体電力増幅部7
に導く複数の直流電源ケーブル10と、前記固体電力増
幅部用電源部9によって前記固体電力増幅部7を制御し
たり、監視したりするのに必要なコントロールケーブル
11とを備えている。
【0024】そして、中継現場側に設けられたテレビジ
ョンカメラによって得られた画像信号や音声信号を放送
局側に伝送するとき、Ku帯衛星通信用ビーム可変固体
化デジタル送受信装置1が中継現場側に携帯されて、台
上などに送受信装置筐体2が載置されるとともに、この
送受信装置筐体2内に収納されている平面アンテナ部6
が引き出されて、軌道上に配置された通信衛星方向に向
けられる。
【0025】この後、軌道上に配置された通信衛星によ
って、地上の放送局から送信された14GHzのビーコ
ン波が12GHzに変換されて出射されたとき、これを
受信して、このビーコン波を基準とし平面アンテナ部6
から出射されるビームの方向を電子的に調整しながら、
前記テレビジョンカメラによって得られた映像信号や音
声信号を取込み、これを14GHzでe.i.r.pが
54dBWのビームにして通信衛星に伝送し、放送局側
に伝達する。
【0026】《平面アンテナ部6の詳細な説明》平面ア
ンテナ部6は一辺の長さが予め設定されている所定の長
さ、例えば15cmに形成される所定枚数、例えば16
枚のサブアレイアンテナ素子12が所定のレイアウト
(例えば、4×4)となるように配置された平面アンテ
ナ34と、この平面アンテナ34を前記送受信装置筐体
2の開口部に出没自在に収納させるとともに、この送受
信装置筐体2から引き出されたとき、前記平面アンテナ
34を回転自在、傾倒自在に保持して衛星方向を向けさ
せる連結機構4とを備えており、Ku帯衛星通信用ビー
ム可変固体化デジタル送受信装置1が携帯されるとき、
平面アンテナ部6が前記送受信装置筐体2の開口部内に
収納され、Ku帯衛星通信用ビーム可変固体化デジタル
送受信装置1によって通信衛星を介し、放送局に映像信
号や音声信号を送信するとき、前記送受信装置筐体2の
開口部から平面アンテナ部6が引き出されて、ビーコン
波が来る方向(衛星方向)に向けられる。
【0027】《固体電力増幅部7の詳細な説明》固体電
力増幅部7は前記平面アンテナ部6を構成する各サブア
レイアンテナ素子12の裏面に、各々取り付けられるN
個(例えば、16個)のKu帯5ワット級固体電力増幅
器13を備えており、前記ローレベル信号用励振増幅部
5によって増幅されたデジタル信号を取込み、これを利
得25dB、効率20%で電力増幅して、出力電力5W
級のデジタル信号にした後、前記平面アンテナ部6を構
成する各サブアレイアンテナ素子12のうち、対応する
サブアレイアンテナ素子12に各々、供給する。
【0028】前記各Ku帯5ワット級固体電力増幅器1
3は図2に示す如く前記ローレベル信号用励振増幅部5
によって増幅されたデジタル信号を取込み、これを電力
増幅して出力電力0.3W級のデジタル信号にする初段
FET14と、この初段FET14から出力されるデジ
タル信号を取込み、これを電力増幅して出力電力1W級
のデジタル信号にする2段目FET15と、この2段目
FET15から出力されるデジタル信号を取込み、これ
を電力増幅して出力電力2W級のデジタル信号にする3
段目FET16と、この3段目FET16から出力され
るデジタル信号を取込み、これを電力増幅して出力電力
5W級のデジタル信号にする終段FET17とによって
構成されている。
【0029】そして、このKu帯5ワット級固体電力増
幅器13を作製する場合、次に述べる手順で作成され
る。
【0030】まず、図3に示す如く周辺部分に複数の取
付け孔18が形成された長板状の筐体19を作成すると
ともに、導体損が小さい銅を蒸着した後、所定間隔毎
で、バイアス給電回路25を配置した比誘電率が約10
となる複数のアルミナ基板24を作成し、これを前記筐
体19上に配置する。これによって、従来のテフロン基
板を使用したものと比較して、バイアス給電回路25を
約50%程度小さくして、Ku帯5ワット級固体電力増
幅器13全体を小型化する。
【0031】また、前記各アルミナ基板24の間に、入
力側アイソレータ20、初段FET14、2段目FET
15、3段目FET16、終段FET17、出力側アイ
ソレータ22を配置した後、図4(a)、(b)に示す
如く矩形状に形成された複数の金属ブロック23を使用
して、初段FET14、2段目FET15、3段目FE
T16、終段FET17をネジ固定する。これによっ
て、初段FET14、2段目FET15、3段目FET
16の発振を抑制し、かつ製作を容易にする。
【0032】また、3段目FET16を終段FET17
の励振段として使用して、この終段FET17を効率良
く励振するとともに、前記3段目FET16のバイアス
を深くしてこれを非線形動作させることにより、これを
線形領域で使用したときよりも、8%程度、効率を改善
し、これら3段目FET16および終段FET17を高
効率にして、Ku帯5ワット級固体電力増幅器13全体
の消費電力に占めるこれら3段目FET16および終段
FET17の消費電力の割合を低くする。
【0033】そして、以上に述べた手順で作成したKu
帯5ワット級固体電力増幅器13の特性を確認するた
め、このKu帯5ワット級固体電力増幅器13に入力さ
れるデジタル信号の電力を変化させて、その出力電力を
測定したとき、図5に示す入力電力−出力電力特性を得
ることができた。
【0034】この入力電力−出力電力特性図から明らか
なように、出力電力が5Wとなる点(37dBmとなる
点)で、効率を20%にすることができた。この理由と
しては、従来の線形動作点のバイアスを用いた固体電力
増幅器では、出力電力が5Wとなったとき、終段FET
17のみが非線形動作するのに比べて、この実施例のK
u帯5ワット級固体電力増幅器13では、終段FET1
7のみならず、3段目FET16も1dB利得圧縮点近
傍で動作させる非線形動作型にし、これによって約3%
程度、効率を改善しているためである。
【0035】そして、このように、2段のデバイス、す
なわち3段目FET16と、終段FET17とを非線形
動作させると、Ku帯5ワット級固体電力増幅器13に
よってデジタル信号の歪みが大きくなる恐れがあること
から、このKu帯衛星通信用ビーム可変固体化デジタル
送受信装置1で使用する伝送ビットレートが約17Mb
psのQPSK信号を本実施例のKu帯5ワット級固体
電力増幅器13に入力して、その出力を測定したとこ
ろ、図6に示すQPSK信号誤り率特性を得ることがで
きた。
【0036】このQPSK信号誤り率特性図から明らか
なように、誤り率が10-4の場合、本実施例のKu帯5
ワット級固体電力増幅器13を通さないときと比較し
て、等価C/N劣化量を0.8dBにすることができ、
デジタル通信においても、十分な性能を持っていること
が判った。
【0037】また、本実施例のKu帯5ワット級固体電
力増幅器13から信号の電力(出力電力)が5Wとなる
とき、図7に示す出力スペクトル波形を得ることができ
た。
【0038】この出力スペクトル波形図から明らかなよ
うに、スプリアスを25dBにすることができ、実用に
対して、十分な周波数特性を得ることができた。
【0039】以上の説明から分かるように、本実施例の
Ku帯5ワット級固体電力増幅器13では、Ku帯衛星
通信用ビーム可変固体化デジタル送受信装置1で使用す
るQPSK信号を実用上、十分な信号誤り率および周波
数特性で高効率に電力増幅することができる。
【0040】《固体電力増幅部用電源部9の詳細な説
明》固体電力増幅部用電源部9は図8に示す如く前記送
受信装置筐体2内の底部分に配置される電源筐体26
と、この電源筐体26内に配置され、入力されたAC1
00Vの交流電圧を整流平滑してプラス直流電圧を生成
し、これを直流電源ケーブル10の1つを介して固体電
力増幅部7内の各Ku帯5ワット級固体電力増幅器13
に供給するプラス電源回路27と、前記電源筐体26内
に配置され、入力されたAC100Vの交流電圧を整流
平滑してマイナス直流電圧を生成し、これを直流電源ケ
ーブル10の1つを介して固体電力増幅部7内の各Ku
帯5ワット級固体電力増幅器13に供給するマイナス電
源回路28と、前記電源筐体26内に配置され、前記固
体電力増幅部7内に配置されているゲートバイアス回路
29、すなわち各Ku帯5ワット級固体電力増幅器13
を構成する初段FET14、2段目FET15、3段目
FET16、終段FET17のゲート直近に設けられた
コンデンサ30、抵抗31およびダイオード32によっ
て構成される回路から出力されるモニタ信号をコントロ
ールケーブル11を介して取り込んで、このモニタ信号
や電源投入スイッチの操作内容に基づいて前記プラス電
源回路27およびマイナス電源回路28の動作を制御す
るコントロール回路33とを備えている。
【0041】そして、電源スイッチが投入されたとき、
コントロール回路33によってこれを検知してマイナス
電源回路27を動作させて、固体電力増幅部7を構成す
る各Ku帯5ワット級固体電力増幅器13にマイナス直
流電圧の供給を開始するとともに、コントロールケーブ
ル11を介してゲートバイアス保持回路29から出力さ
れるモニタ信号を取り込んで、各Ku帯5ワット級固体
電力増幅器13にマイナス直流電圧が供給されているか
どうかを確認する。
【0042】次いで、各Ku帯5ワット級固体電力増幅
器13にマイナス直流電圧が供給されていることを確認
すると、コントロール回路33によって予め設定されて
いる一定時間だけ遅くれて、プラス電源回路28を動作
させて、固体電力増幅部7を構成する各Ku帯5ワット
級固体電力増幅器13にプラス直流電圧の供給を開始す
る。
【0043】また、電源スイッチが切断されたとき、コ
ントロール回路33によってプラス電源回路27の動作
を停止させて、固体電力増幅部7を構成する各Ku帯5
ワット級固体電力増幅器13に対するプラス直流電圧の
供給を停止させ、この後予め設定されている一定時間だ
け遅れて、マイナス電源回路28の動作を停止させて、
固体電力増幅部7を構成する各Ku帯5ワット級固体電
力増幅器13に対するマイナス直流電圧の供給を停止さ
せる。
【0044】また、各直流電源ケーブル10などに何ら
かの障害が発生して、各Ku帯5ワット級固体電力増幅
器13にマイナス直流電圧が供給されなくなれば、コン
トロールケーブル11を介してゲートバイアス保持回路
29から出力されるモニタ信号を取り込んでいるコント
ロール回路33によって、これが検知されて、直ちにプ
ラス電源回路27の動作を停止させて、固体電力増幅部
7を構成する各Ku帯5ワット級固体電力増幅器13に
対するプラス直流電圧の供給を停止させる。
【0045】この間、ゲートバイアス保持回路29のダ
イオード32が逆バイアスされてコンデンサ30に充電
されているマイナス直流電圧を各Ku帯5ワット級固体
電力増幅器13を構成する初段FET14、2段目FE
T15、3段目FET16、終段FET17などに供給
し続けて、これら初段FET14、2段目FET15、
3段目FET16、終段FET17などの損傷を防止す
る。
【0046】これによって、平面アンテナ部6を動かす
ことにより、各直流電源ケーブル10が断線しても、こ
れを検知して前記平面アンテナ部6に設けられている各
Ku帯5ワット級固体電力増幅器13に対する給電を停
止し、固体電力増幅部7を構成する各Ku帯5ワット級
固体電力増幅器13が破壊されるのを防止し、装置全体
の信頼性を向上させる。
【0047】《熱冷却部8の詳細な説明》熱冷却部8は
図9に示す如く前記各Ku帯5ワット級固体電力増幅器
13を列単位、または行単位で貫通するように配置さ
れ、前記各Ku帯5ワット級固体電力増幅器13で発生
した熱を集める複数のヒートパイプ35と、これの各ヒ
ートパイプ35の各一端に集められた熱を外部に放出し
て前記各Ku帯5ワット級固体電力増幅器13を均一に
冷却するラジエタ36とを備えており、各ヒートパイプ
35によって各Ku帯5ワット級固体電力増幅器13の
熱を収集するとともに、ラジエタ36によって前記各ヒ
ートパイプ35で収集された熱を外部に放熱する。
【0048】この場合、平面アンテナ部6の裏面をN分
割し、各分割領域毎にKu帯5ワット級固体電力増幅器
13を設置すると、中央の分割領域に配置されたKu帯
5ワット級固体電力増幅器13を放熱することが難しく
なり、このKu帯5ワット級固体電力増幅器13の温度
が上昇して出力電力や利得が減少する恐れがある。そこ
で、このような不都合を無くすため、従来の熱冷却部と
同様に、これら各Ku帯5ワット級固体電力増幅器13
をヒートシンクやファンで冷却することもできるが、こ
のようにすると、装置全体が大きくなり、SNG装置と
しての機能が損なわれてしまう。
【0049】これに対し、この実施例の熱冷却部8のよ
うに、各Ku帯5ワット級固体電力増幅器13を列単
位、または行単位で貫通するように配置された複数のヒ
ートパイプ35によって前記各Ku帯5ワット級固体電
力増幅器13で発生した熱を集めて、これを送受信装置
筐体2の外壁部に集め、ラジエタ36によって集中的に
放熱するようにしているので、必要最小限の容量を持つ
ラジエタ36によって各Ku帯5ワット級固体電力増幅
器13を均一に冷却し、これによってこれら各Ku帯5
ワット級固体電力増幅器13の出力電力や利得を低下さ
せることなく、安定した送受信を行なわせることができ
る。
【0050】このようにこの実施例において、N分割さ
れた各サブアレイアンテナ素子12をLcm×Lcmの
大きさに並べた平面アンテナ部6に対し、安定で高効率
なKu帯5ワット級固体電力増幅器を、直接、装着する
とともに、ヒートパイプ35によってこれら各Ku帯5
ワット級固体電力増幅器13で発生した熱を放熱して信
頼性を向上させ、さらに前記各Ku帯5ワット級固体電
力増幅器13と固体電力増幅部用電源部9とを分離して
前記平面アンテナ部6の軽量化を図るようにしたので、
デジタル信号を電力増幅する固体電力増幅部7の効率を
高めて、この部分の消費電力を小さくして発熱量を小さ
くし、これによって熱冷却部8を小型、軽量化すること
ができるとともに、前記固体電力増幅部7に電源を供給
する固体電力増幅部用電源部9を小さく、かつ前記固体
電力増幅部7と分離可能にして平面アンテナ部6の軽量
化を達成し、操作性を大幅に向上させることができ、こ
れによって携帯を容易にして機動性を大幅に向上させる
ことができる。
【0051】また、上述した実施例においては、図8に
示す如く抵抗31、コンデンサ30およびダイオード3
2によってゲートバイアス保持回路29を構成するよう
にしているが、図10に示す如くバッテリィ39と、ダ
イオード32とによってゲートバイアス保持回路29を
構成するようにしても良い。
【0052】このようにしても、各Ku帯5ワット級固
体電力増幅器13を構成する初段FET14、2段目F
ET15、3段目FET16、終段FET17などで
は、ゲート電流が殆ど流れないことから、バッテリィ3
9によって常にゲートバイアスを掛けることができ、各
Ku帯5ワット級固体電力増幅器13を構成する初段F
ET14、2段目FET15、3段目FET16、終段
FET17などに対し、固体電力増幅部用電源部9のマ
イナス電源回路28からマイナス直流電圧が供給されな
くなっても、これら初段FET14、2段目FET1
5、3段目FET16、終段FET17などを保護し
て、信頼性を大幅に向上させることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1〜3では、デジタル信号を電力増幅する電力増幅
部の効率を高めて、この部分の消費電力を小さくして発
熱量を小さくし、これによって冷却機構を小型、軽量化
することができるとともに、前記電力増幅部に電源を供
給する電源部を小さく、かつ前記電力増幅部と分離可能
にして平面アンテナ部分の軽量化を達成し、操作性を大
幅に向上させることができ、これによって携帯を容易に
して機動性を大幅に向上させることができる。
【0054】また、請求項4では、現存する技術によっ
て請求項1〜3の効果を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるKu帯衛星通信用ビーム可変固体
化デジタル送受信装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す固体電力増幅部を構成するKu帯5
ワット級固体電力増幅器の詳細な回路構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】図2に示すKu帯5ワット級固体電力増幅器の
具体的な構成例を示す上面図である。
【図4】図3に示す金属ブロックを上面側および側面側
から見たときの図である。
【図5】図3に示すKu帯5ワット級固体電力増幅器の
入力電力−出力電力特性例を示す図である。
【図6】図3に示すKu帯5ワット級固体電力増幅器の
QPSK信号誤り率特性例を示す図である。
【図7】図3に示すKu帯5ワット級固体電力増幅器の
出力スペクトル例を示す図である。
【図8】図1に示す固体電力増幅部用電源部およびKu
帯5ワット級固体電力増幅器の詳細な回路構成例を示す
ブロック図である。
【図9】図1に示す熱冷却部の詳細な構成例を示す平面
図である。
【図10】本発明によるKu帯衛星通信用ビーム可変固
体化デジタル送受信装置の他の実施例で使用される固体
電力増幅部用電源部およびKu帯5ワット級固体電力増
幅器の詳細な回路構成例を示すブロック図である。
【図11】平面アンテナを用いたデジタルSNG装置を
用いたテレビ中継システムの概念図である。
【符号の説明】
1 Ku帯衛星通信用ビーム可変固体化デジタル送受信
装置 2 送受信装置筐体 3 中間周波数入力ケーブル 4 連結機構 5 ローレベル信号用励振増幅部 6 平面アンテナ部 7 固体電力増幅部 8 熱冷却部 9 固体電力増幅部用電源部(電源部) 10 直流電源ケーブル 11 コントロールケーブル 12 サブアレイアンテナ素子 13 Ku帯5ワット級固体電力増幅器(固体電力増幅
器) 14 初段FET(増幅器) 15 2段目FET(増幅器) 16 3段目FET(前段増幅器) 17 終段FET(終段増幅器) 29 ゲートバイアス回路(ゲートバイアス保持回路) 34 平面アンテナ 35 ヒートパイプ 36 ラジエター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−174431(JP,A) 特開 昭63−250203(JP,A) 特開 昭58−170206(JP,A) 特開 平4−156105(JP,A) 特開 平5−267585(JP,A) 実開 平3−65308(JP,U) 実開 昭63−7812(JP,U) 実開 平2−10613(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 23/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯し得る大きさに形成される送受信装
    置筐体と、この送受信装置筐体に対し、可動自在に取り
    付けられる平面アンテナ部とを備え、平面アンテナ部を
    衛星の方向に向けながら、電子的にビーム方向を調節し
    て前記衛星と通信を行なう携帯用SNG装置において、 前記平面アンテナ部を構成するN個のサブアレイアンテ
    ナ素子の裏面に装着される複数の固体電力増幅器を構成
    する各増幅器のうちで終段増幅器の前段に配置され、こ
    の終段増幅器を励振するのに十分な電力を発生させるバ
    イアスに設定されて高効率で前記終段増幅器を励振する
    前段増幅器を備えたことを特徴とするKu帯衛星通信用
    ビーム可変固体化デジタル送受信装置。
  2. 【請求項2】 携帯し得る大きさに形成される送受信装
    置筐体と、この送受信装置筐体に対し、可動自在に取り
    付けられる平面アンテナ部とを備え、平面アンテナ部を
    衛星の方向に向けながら、電子的にビーム方向を調節し
    て前記衛星と通信を行なう携帯用SNG装置において、 前記平面アンテナ部に設けられている各固体電力増幅器
    側に設けられ、前記各固体電力増幅器に対する給電停止
    後の所定時間、前記各固体電力増幅器のゲートバイアス
    を保持するゲートバイアス保持回路と、 前記送受信装置筐体内に配置され、直流電圧を生成して
    前記平面アンテナ部の各固体電力増幅器に給電する電源
    部と、 を備えたことを特徴とするKu帯衛星通信用ビーム可変
    固体化デジタル送受信装置。
  3. 【請求項3】 携帯し得る大きさに形成される送受信装
    置筐体と、この送受信装置筐体に対し、可動自在に取り
    付けられる平面アンテナ部とを備え、平面アンテナ部を
    衛星の方向に向けながら、電子的にビーム方向を調節し
    て前記衛星と通信を行なう携帯用SNG装置において、 前記平面アンテナ部を構成するN個のサブアレイアンテ
    ナ素子に装着された複数の固体電力増幅器に対し、列単
    位または行単位で設けられ、前記各固体電力増幅器で発
    生した熱を集めて放熱するヒートパイプ、 を備えたことを特徴とするKu帯衛星通信用ビーム可変
    固体化デジタル送受信装置。
  4. 【請求項4】 固体電力増幅器としてKu帯5ワット級
    固体電力増幅器を使用し、また各増幅器として初段FE
    T、2段目FET、3段目FET、終段FETを使用
    し、また終段増幅器として最終段FETを使用し、また
    前段増幅器として3段目FETを使用し、また電源部と
    して、固体電力増幅部用電源部を使用する請求項1、
    2、3記載のKu帯衛星通信用ビーム可変固体化デジタ
    ル送受信装置。
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