JP3391767B2 - 画像出力装置、画像出力方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像出力装置、画像出力方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP3391767B2
JP3391767B2 JP2000088175A JP2000088175A JP3391767B2 JP 3391767 B2 JP3391767 B2 JP 3391767B2 JP 2000088175 A JP2000088175 A JP 2000088175A JP 2000088175 A JP2000088175 A JP 2000088175A JP 3391767 B2 JP3391767 B2 JP 3391767B2
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芳裕 大西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子化された複
数の画像を記憶しておき、要求に応じてそれらの画像を
プリンタにより印刷したり、ネットワークを介して送信
したりする画像出力装置、画像出力方法およびその方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、個人が撮影した写真の現像(二回
目以降の現像、すなわちいわゆる「焼き増し」を含む)
は、専用の設備を有する業者に当該作業を委託すること
によっておこなわれていた。しかし近年のパーソナルコ
ンピュータ、カラープリンタおよびデジタルカメラ等の
急激な普及により、特殊な設備を有さない個人であって
も、第三者を介さず容易に、即時に、かつ安価に写真の
現像をおこなえるようになってきている。
【0003】すなわちデジタルカメラで撮影した写真の
データを、コンパクトフラッシュメモリあるいはUSB
ケーブル等を介してパーソナルコンピュータに入力す
る。あるいは、いったん現像された写真をさらに複製す
る場合には、当該写真をスキャナで読み取り、USBケ
ーブルやSCSIケーブルを介してパーソナルコンピュ
ータに入力するのであってもよい。
【0004】そしてこのようにして入力した写真のデー
タを、デジタルカメラやスキャナに付属していた、また
は別途用意しておいた専用のソフトウェアを用いて、パ
ーソナルコンピュータのディスプレイ上に表示させる。
【0005】このソフトウェアは通常、写真の一覧表示
/個別表示機能や、個々の写真に対する編集機能のほ
か、指定された写真のデータをカラープリンタに対して
出力する機能を有している。操作者はこの機能を用い
て、電子化された文書を印刷する場合等と同様に、所望
の写真を所望の用紙上に印刷させることができる。
【0006】このような写真の「印刷」は、従来の写真
の「現像」とは概念の異なるものであるが、近年のカラ
ープリンタの著しい性能向上、写真印刷の用途に特化し
た用紙の開発等により、「印刷」によっても従来の「現
像」に比してそん色のない、きわめて高品質の画像を得
ることができるようになってきている。
【0007】ところで写真の現像や印刷は、当該画像の
他者への配布を目的としておこなわれることも多い(い
わゆる「焼き増し」は、ほとんどの場合これが目的であ
ると考えられる)。そしてその配布対象者が、少数でな
く多数にのぼることもしばしばである。
【0008】この場合、配布担当者は上記の「印刷」の
方法を取ることによって、専門業者や取次業者の店頭に
自ら出向いて、写真を現像に出したり現像された写真を
受け取ったりする手間を省くことができる。
【0009】
【発明が解消しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、依然として配布担当者のなすべき作
業は多く残されている。たとえば配布担当者は、ディス
プレイに一覧表示された写真の中からいずれか一つを選
択し、当該写真の配布対象者の総数を計算し、この数を
印刷部数に設定して印刷を実行し、これら一連の作業を
すべての必要な写真について繰り返しおこなわなければ
ならない。
【0010】なお一度に一つの写真についてだけでな
く、複数の写真について印刷をおこなうこと、たとえば
一回の印刷実行で写真1を3枚、写真2を3枚および写
真3を3枚印刷することのできるソフトウェアもある
が、このようなソフトウェアであっても、写真ごとの印
刷枚数は固定的(上記の例ではいずれの写真も3枚)で
ある。すなわち、写真1を3枚、写真2を1枚、写真3
を2枚というような個別の指定はおこなうことができな
い。写真ごとの必要枚数はそれぞれ異なるのがむしろ通
常であるので、このように一度に複数の写真について印
刷がおこなえるようにしても、配布担当者の労力を大幅
に軽減するものではない。
【0011】さらに上記従来技術においては、印刷は写
真ごとにまとめて実行できるのみである。したがって配
布担当者は、たとえば写真1を3枚、写真2を1枚、写
真3を2枚印刷した後に、その写真の束の中から友人A
への配布用として写真1、2および3を、友人Bへの配
布用として写真1および3を、また自己の保持分として
写真1を、それぞれ手作業で選り分けなければならな
い。
【0012】上記のような配布担当者の負担は、写真の
総数やその配布対象者が多ければ多いほど大きなものと
なり、またその分、印刷枚数の過不足等の印刷時の誤り
や、配布先の取り違え等の仕分け時の誤りも起こりやす
くなる。それにもかかわらず上記従来技術においては、
写真の配布という現実にしばしば起こりうる状況に対し
て、配布担当者の負担を軽減するための何らの方策も講
じていないために、物理的・時間的な負担が大きい上、
ミスが多くなってしまうという問題点があった。
【0013】この発明は、上述した従来技術による問題
点を解消するため、電子化された画像を所望の配布先ご
とにまとめて出力することが可能な画像出力装置、画像
出力方法およびその方法をコンピュータに実行させるプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明にかかる画像出力
装置は、電子化された画像を要求に応じてプリンタやネ
ットワークに出力する画像出力装置において、複数の画
像と複数の配布先とを対応づけて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された複数の画像の中から一部また
は全部の画像を選択する第1の選択手段と、前記第1の
選択手段により選択された画像と対応づけて前記記憶手
段に記憶された複数の配布先の中から、一部または全部
の配布先を選択する第2の選択手段と、前記第2の選択
手段により選択された配布先ごとに、前記第1の選択手
段により選択された画像を配列する配列手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0015】この請求項1の発明によれば、選択された
画像が、選択された配布先ごとに配列される。
【0016】また、請求項2の発明にかかる画像出力装
置は、請求項1に記載の発明において、前記配列手段
が、前記第2の選択手段により選択された配布先ごと
に、前記第1の選択手段により選択された画像を配列す
るとともに、配列された画像の間に配布先の区切りを示
す画像を挿入することを特徴とする。
【0017】この請求項2の発明によれば、選択された
画像が、選択された配布先ごとに配列されるとともに、
配布先の区切りごとにその区切りを示す画像が挿入され
る。
【0018】また、請求項3の発明にかかる画像出力方
法は、電子化された画像を要求に応じてプリンタやネッ
トワークに出力する画像出力方法において、複数の画像
の中から一部または全部の画像を選択する第1の選択工
程と、前記第1の選択工程により選択された画像と対応
づけて記憶された複数の配布先の中から、一部または全
部の配布先を選択する第2の選択工程と、前記第2の選
択工程により選択された配布先ごとに、前記第1の選択
工程により選択された画像を配列する配列工程と、を含
んだことを特徴とする。
【0019】この請求項3の発明によれば、選択された
画像が、選択された配布先ごとに配列される。
【0020】また、請求項4の発明にかかる画像出力方
法は、請求項3に記載の発明において、前記配列工程
が、前記第2の選択工程により選択された配布先ごと
に、前記第1の選択工程により選択された画像を配列す
るとともに、配列された画像の間に配布先の区切りを示
す画像を挿入することを特徴とする。
【0021】この請求項4の発明によれば、選択された
画像が、選択された配布先ごとに配列されるとともに、
配布先の区切りごとにその区切りを示す画像が挿入され
る。
【0022】また、請求項5の発明にかかる記録媒体
は、請求項3または4のいずれかに記載された方法をコ
ンピュータに実行させるプログラムを記録したことで、
当該プログラムをコンピュータで読み取ることが可能と
なり、これによって、請求項3または4のいずれかに記
載された方法をコンピュータによって実現することが可
能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる画像出力装置、画像出力方法およびその方
法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態
を詳細に説明する。
【0024】(実施の形態1)まず、本発明の実施の形
態1にかかる画像出力装置のハードウェア構成について
説明する。図1は、実施の形態1にかかる画像出力装置
のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0025】図1において、101はシステム全体を制
御するCPUを、102はブートプログラム等を記憶し
たROMを、103はCPU101のワークエリアとし
て使用されるRAMを、104はCPU101の制御に
したがってHD(ハードディスク)105に対するデー
タのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスク
ドライブ)を、105はHDD104の制御で書き込ま
れたデータを記憶するHDをそれぞれ示している。
【0026】また、106はCPU101の制御にした
がってFD(フロッピーディスク)107に対するデー
タのリード/ライトを制御するFDD(フロッピーディ
スクドライブ)を、107はFDD106の制御で書き
込まれたデータを記憶する着脱自在のFDをそれぞれ示
している。
【0027】また、108はカーソル、メニュー、ウィ
ンドウ、あるいは文字や画像等の各種データを表示する
ディスプレイを、109は通信回線110を介してネッ
トワークNETに接続され、そのネットワークNETと
内部とのインターフェイスを司るインターフェイス(I
/F)をそれぞれ示している。
【0028】また、111は文字、数値、各種指示等の
入力のための複数のキーを備えたキーボードを、112
は各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの
移動等をおこなうマウスをそれぞれ示している。
【0029】また、113は画像を光学的に読み取るス
キャナを、114はCPU101の制御にしたがって文
字や画像等を印刷するプリンタを、115は着脱可能な
記録媒体であるCD−ROMを、116はCD−ROM
115に対するデータのリードを制御するCD−ROM
ドライブを、117はレンズから入力したアナログ映像
を二値のデジタル信号に変換して記憶するデジタルカメ
ラを、100は上記各部を接続するためのバスまたはケ
ーブルを、それぞれ示している。
【0030】つぎに、実施の形態1にかかる画像出力装
置の機能的構成について説明する。図2は、実施の形態
1にかかる画像出力装置の構成を機能的に示すブロック
図である。図2において、実施の形態1にかかる画像出
力装置は、制御部200と、ファイル記憶部201と、
入力部202と、表示部203と、配布先読み出し部2
04と、配布先書き込み部205と、印刷部206とを
含む構成である。また印刷部206は、印刷イメージ作
成部206aと、印刷部206bとを含み、さらに印刷
イメージ作成部206aは、配布先別ファイルリスト作
成部206cを含む構成である。
【0031】制御部200は、後述する各機能部を統括
し、操作者からの各種の指示を順次適切な機能部に割り
当てて処理させる機能を有する。
【0032】ファイル記憶部201は、後述する入力部
202から入力された個々の画像(写真)のデータを、
一つずつファイルという形式で保持している。またこれ
らのファイル(正確にはその名称)を、関連性を有する
いくつかのファイルごとに、フォルダ(ディレクトリと
もいう)という特殊なファイルの中に保持している。フ
ォルダを設けることによって、大量のファイルを意味的
にまとまりのある単位に分類・整理しておくことが可能
となる。
【0033】図2のファイル201aおよびフォルダ2
01bは、上記の様子を模式的・概念的に示したもので
ある。フォルダ201bによって分類・整理されたファ
イル201aは、それぞれ画像データ201a1、名称
データ201a2および配布先データ201a3を保持
している。なおファイル201aにはこれら以外にも種
々のデータが格納されているが、本発明の中心的な内容
ではないので詳細な説明を省略する。
【0034】入力部202は、キーボード111、マウ
ス112、スキャナ113またはデジタルカメラ117
によって、制御部200に対して操作者からの各種のコ
マンドやデータを入力する。なおこの入力部202が、
請求項1および2にいう「第1の選択手段」および「第
2の選択手段」としての機能を有し、またそのおこなう
処理の一部が、請求項3および4にいう「第1の選択工
程」および「第2の選択工程」に相当する。
【0035】表示部203は、制御部200の制御にし
たがって、指示された各種のデータをディスプレイ10
8上に表示する。
【0036】ここで、デジタルカメラ117によって撮
影された写真をハードディスク105に取り込み、かつ
ディスプレイ108に表示させるまでの処理を例とし
て、上記各部の動作を説明する。まず操作者は、入力部
202を介して、ファイル記憶部201への画像の格納
指示およびその格納すべき画像を入力する。
【0037】制御部200は入力部202からの一連の
入力信号を解析して、要求された処理を実行するのにふ
さわしい機能部、すなわちこの例ではファイル記憶部2
01に対して、画像の格納を指示するとともに格納すべ
き画像を転送する。
【0038】ファイル記憶部201は、入力部202か
ら制御部200を介して入力した個々の画像について、
新たなファイルを作成するとともに、これらのファイル
を格納するための新たなフォルダを作成する。なお新し
いファイルやフォルダの名称は、操作者からとくに指示
がなければ、ファイル記憶部201があらかじめ定めら
れた規則にしたがって付与する。
【0039】上記のようにしてファイル記憶部201へ
の画像の格納が終了した後、操作者は入力部202を介
して、ファイルまたはフォルダを指定してその画面への
表示を指示する。ここで、指定されたのがファイルであ
るときは、制御部200はファイル記憶部201に当該
ファイルを読み出させ、表示部203に対して当該ファ
イルに格納された画像を転送するとともに、当該画像を
ディスプレイ108上に表示するように指示する。
【0040】また、指定されたのがフォルダであるとき
は、制御部200はファイル記憶部201および表示部
203を制御して、当該フォルダに格納されているすべ
てのファイルのサムネイル(当該ファイルに格納されて
いる画像を爪の大きさ程度に縮小したもの)を一覧表示
させる。
【0041】図3は、上記のようにしてディスプレイ1
08に表示された、デジタルカメラ117の画像の一例
を示す説明図である。図3においては、フォルダの画面
表示、すなわち指定されたフォルダ内のすべてのファイ
ルのサムネイル表示が指示されている。
【0042】なお図3の例では、フォルダには画像の取
り込みの実行された日を示す「1201」という名称
が、またフォルダ内の個々のファイルには、その取り込
み日と通し番号とを組み合わせた「1201_01」
「1201_02」等の名称が、それぞれ付与されてい
る。
【0043】図2に示した残りの各機能部について説明
を続ける。配布先読み出し部204は、ファイル記憶部
201を検索して、指定されたファイル(一つでも複数
でもよい)の配布先データ201a3を読み出し、読み
出したすべての配布先を配布先リストに列挙する機能を
有する。
【0044】まず、入力部202からファイルの配布先
の設定をおこなう旨の指示、およびその設定対象となる
ファイルの指定が入力される。この入力はたとえば、図
3に示した一覧画面上において、配布先を設定するファ
イル(一つでも複数でもよい)をマウス112の左クリ
ックによって選択し、かつその状態で右クリックして開
くポップアップリストから「配布先の設定」メニューを
左クリックにより選択する、等の操作によっておこなわ
れる。
【0045】制御部200は、入力部202から配布先
の設定指示が入力されたことを検知すると、配布先読み
出し部204に対して、設定対象として指定されたファ
イルおよび当該ファイルと同じフォルダに格納されてい
るすべてのファイルの配布先データ201a3を読み出
すように指示する。
【0046】配布先読み出し部204は、ファイル記憶
部201から、設定対象のファイルの格納されているフ
ォルダを検索する。そして当該フォルダ内のすべてのフ
ァイルについて、すでに設定されている配布先(もしあ
れば)を読み出し、読み出した配布先を、本機能部での
一時作業用にあらかじめ確保された所定の記憶領域内に
書き込む。この記憶領域としては、具体的にはRAM1
03の一部が使用される。
【0047】なお、フォルダ内の複数のファイル間でそ
の配布先が重複しているために、あるファイルの配布先
を書き込もうとした時点ですでに同じ配布先が上記領域
に書き込まれているときは、再度の書き込みはおこなわ
ない。このようにして上記領域内に、配布先を設定しよ
うとするファイルと同じフォルダに属するすべてのファ
イルに対して、その時点までに設定されているすべての
配布先が、一つずつ列挙された配布先リストが作成され
る。
【0048】そしてこの配布先リストの内容は、表示部
203において、あらかじめ保持されているダイアログ
の画像と合成されて、「配布先の設定」ダイアログとし
て画面表示される。図4は、「配布先の設定」ダイアロ
グの一例を示す説明図である。
【0049】図4において、401は配布先リスト表示
エリアであり、配布先読み出し部204によって作成さ
れた配布先リストの内容を表示するための領域である。
これから配布先を設定しようとするファイルに、すでに
配布先が設定されているか、あるいは当該ファイルと同
じフォルダに、すでに配布先の設定されたファイルがあ
れば、それらの配布先がこの配布先リスト表示エリア4
01に表示される。
【0050】その際、設定対象となっているファイル自
身にすでに設定されている配布先は、あらかじめ選択さ
れた状態(反転表示された状態)で表示される。図4
は、設定対象のファイル自身にすでに配布先として「大
木」が設定されており、また当該ファイルと同一フォル
ダに属するファイルのいずれかに、配布先として「高
田」が設定されていた場合の、「配布先の設定」ダイア
ログの例である。
【0051】また図4において、402は新規ボタンで
あり、設定対象ファイルおよび同一フォルダ内のファイ
ルのいずれにも設定されておらず、したがって配布先リ
スト表示エリア401にも表示されていない、新たな配
布先を追加するためのボタンである。
【0052】このボタンがマウス112によりクリック
されると、制御部200は表示部203を制御して、あ
らかじめ保持されている「新しい配布先の登録」ダイア
ログを画面表示する。図5は、「新しい配布先の登録」
ダイアログの一例を示す説明図である。
【0053】図5において、501は新たな配布先の名
称を入力するための配布先入力エリアである。ここにた
とえば「Reynolds」と入力して、マウス112によりO
Kボタン502をクリックすると、「新しい配布先の登
録」ダイアログは消去され、「配布先の設定」ダイアロ
グの配布先リスト表示エリア401に新たな配布先「Re
ynolds」が追加される。
【0054】図6は、このときの「配布先の設定」ダイ
アログの一例を示す説明図である。配布先リスト表示エ
リア601に新たな配布先「Reynolds」が追加され、か
つ追加された配布先は選択された状態で表示される。
【0055】また、配布先書き込み部205は、ファイ
ル記憶部201を検索して、指定されたファイル(一つ
でも複数でもよい)の配布先データ201a3を指定さ
れた配布先に書き換える機能を有する。
【0056】図6の状態でマウス112によりOKボタ
ン602がクリックされると、制御部200は配布先書
き込み部205に対して、設定対象となっているファイ
ルの配布先を、その時点において配布先リスト表示エリ
ア601内で選択されていた配布先に書き換えるよう指
示する。図6の例では、もともと設定されていた配布先
「大木」に加えて、配布先「Reynolds」が新たに書き込
まれることになる。
【0057】印刷部206は、配布先別ファイルリスト
作成部206cを含む印刷イメージ作成部206aと、
印刷部206bとから構成される。入力部202から、
指定するファイル(一つでも複数でもよい)の画像を印
刷すべき旨の指示が入力されると、制御部200はファ
イル記憶部201を制御して当該ファイルを読み出し、
読み出したファイルを印刷イメージ作成部206aに転
送するとともに、当該ファイルに格納されている画像の
印刷イメージを作成するよう指示する。
【0058】印刷イメージ作成部206aは、入力した
ファイル201aから画像データ201a1を取り出
し、指定されたサイズへの拡大・縮小、ヘッダ・フッタ
の付加等の処理をおこなう。そしてこのようにして作成
した印刷イメージを、本機能部での一時作業用にあらか
じめ確保された所定の記憶領域内に書き込む。この記憶
領域としては、具体的にはRAM103の一部が使用さ
れる。
【0059】上記のような通常の印刷ではなく、複数の
ファイルを指定して、それらを設定された配布先ごとに
印刷する旨が指示された場合には、印刷イメージ作成部
206aは上記と同様の処理を実行するとともに、配布
先別ファイルリスト作成部206cに対して、指定され
たファイルを対象として、配布先別ファイルリストを作
成するように指示する。
【0060】配布先別ファイルリスト作成部206c
は、印刷イメージ作成部206aに転送された各々のフ
ァイルから名称データ201a2および配布先データ2
01a3を取り出し、これらにもとづいて、各々の配布
先ごとに配布すべきファイルの名称を列挙した、配布先
別ファイルリストを作成する。
【0061】印刷イメージ作成部206aは、配布先別
ファイルリスト作成部206cで作成された配布先別フ
ァイルリスト、および配布先ごとの印刷指示が入力され
るときに同時に指定された、画像の区切り方法の指定を
参照して、各ファイルについて作成した個々の印刷イメ
ージを複製・配列し、一連の画像の印刷イメージを作成
する。
【0062】なおこの印刷イメージ作成部206aが、
請求項1および2にいう「配列手段」としての機能を有
し、またそのおこなう処理の一部が、請求項3および4
にいう「配列工程」に相当する。
【0063】印刷部206bは、印刷イメージ作成部2
06aによって作成された印刷イメージを、プリンタ1
14によって所定の用紙上に印刷する。上記の印刷イメ
ージ作成部206a、印刷部206bおよび配布先別フ
ァイルリスト作成部206cの処理の詳細については後
述する。
【0064】なお制御部200、ファイル記憶部20
1、入力部202、表示部203、配布先読み出し部2
04、配布先書き込み部205および印刷部206は、
それぞれROM102、RAM103またはハードディ
スク105、フロッピーディスク107等の記録媒体に
記録されたプログラムに記載された命令にしたがってC
PU101等が命令処理を実行することにより、各部の
機能を実現するものである。
【0065】つぎに、実施の形態1にかかる画像出力装
置の画像出力処理について説明する。図7は、実施の形
態1にかかる画像出力装置の画像出力処理の手順を示す
フローチャートである。
【0066】入力部202から、複数のファイルの指定
およびそれらのファイルを配布先ごとに印刷すべき旨の
指示が入力された場合に、本フローチャートによる処理
を開始する。この入力はたとえば、図3に示した一覧画
面上において、処理対象となるファイルをマウス112
のドラッグやCTRL+左クリックによって選択し、か
つその状態で右クリックして開くポップアップリストか
ら「配布先ごとに印刷」メニューを左クリックにより選
択する、等の操作によっておこなわれる。
【0067】以下では印刷対象のファイルとして、図8
に示すような三つのファイルが指定されたものとする。
801は画像データであり、図2の201a1に相当す
る。802は名称データであり、図2の201a2に相
当し、このファイルの名称が「1201_01」である
ことを示している。また803は配布先データであり、
図2の201a3に相当し、このファイルの配布先とし
て「大木」および「高田」が設定されていることを示し
ている。
【0068】配布先ごとの印刷指示が入力されたことを
検知すると、制御部200はまずステップS701にお
いて、配布先読み出し部204に対して、印刷対象とし
て指定された各々のファイルの配布先を読み出すように
指示する。配布先読み出し部204は、上述の配布先設
定の場合と同様に、印刷対象ファイルの配布先データ2
01a3を順次読み出して配布先リストを作成する。
【0069】ステップS702において、制御部200
は、表示部203に対してステップS701で作成され
た配布先リストを転送するとともに、当該配布先リスト
とあらかじめ保持されているダイアログの画像とを合成
して、「配布先ごとに印刷」ダイアログを画面表示する
よう指示する。表示部203は制御部200の制御にし
たがって、「配布先ごとに印刷」ダイアログを画面に表
示する。
【0070】図9は、図8のファイルを指定して配布先
ごとの印刷の指示が入力された直後の表示画面の一例を
示す説明図である。フォルダ「1201」内には四つの
ファイルがあり、そのうち反転表示されている「120
1_01」「1201_02」および「1201_0
3」の三つのファイルが処理対象として指定されてい
る。
【0071】901は「配布先ごとに印刷」ダイアログ
である。902は配布先リスト表示エリアであり、配布
先読み出し部204により作成された配布先リストの内
容が表示されている。この例では指定されたファイル
「1201_01」「1201_02」および「120
1_03」に設定されているすべての配布先、すなわち
「大木」「高田」および「Reynolds」の三つの配布先が
列挙されている。これらの配布先は、あらかじめ選択さ
れた状態で表示される。
【0072】903は、配布先の異なる画像を白紙で区
切る(すなわち、配布先の変わるところで白紙を出力す
る)か、宛名を印字した用紙で区切る(宛名を印字した
用紙を出力する)か、それとも何も出力せずに、連続的
に画像を印刷するかを選択するための区切り方法選択エ
リアである。これら三つの選択肢はラジオボタンによ
り、いずれか一つのみが選択できるようになっている。
【0073】ステップS703において、制御部200
は入力部202からの入力を待ち、何らかの入力があっ
たときは、それがOKボタン904上でのマウスクリッ
クであるかどうかを判定する。そしてOKボタン904
上でのマウスクリックであったときは(ステップS70
3肯定)、ステップS707に移行する。なお、OKボ
タン904がクリックされたときのダイアログの設定内
容は、図9に示すようなものであったとする。
【0074】またOKボタン904上でのマウスクリッ
クでなかったときは(ステップS703否定)、ステッ
プS704において、それがキャンセルボタン905上
でのマウスクリックであるかどうかを判定する。そして
キャンセルボタン905上でのマウスクリックであった
ときは(ステップS704肯定)、本フローチャートに
よる処理を終了する。
【0075】またキャンセルボタン905上でのマウス
クリックでなかったときは(ステップS704否定)、
ステップS705において、それが配布先リスト表示エ
リア902内、または区切り方法選択エリア903内で
のマウスクリックであるかどうかを判定する。
【0076】そして配布先リスト表示エリア902内、
または区切り方法選択エリア903内でのマウスクリッ
クであったときは(ステップS705肯定)、ステップ
S706において、クリックされた配布先または区切り
方法がその時点ですでに選択状態にあれば当該選択を解
除し、逆に選択されていなければ選択状態にした後、ス
テップS703に戻り再び入力部202からの入力待ち
となる。
【0077】またステップS705において、配布先リ
スト表示エリア902内、または区切り方法選択エリア
903内でのマウスクリックでないと判定されたときは
(ステップS705否定)、そのままステップS703
に戻って入力部202からの入力待ちとなる。
【0078】ステップS707において、制御部200
はファイル記憶部201を制御して、印刷対象として指
定されたファイル「1201_01」「1201_0
2」および「1201_03」を読み出させる。そして
これらのファイルを印刷イメージ作成部206aに対し
て転送するとともに、ファイルに格納された各画像を配
布先ごとに配列して、一連の画像の印刷イメージを作成
するように指示する。
【0079】ステップS708において、印刷イメージ
作成部206aは、入力したファイルから画像データ8
01を取り出し、指定されたサイズへの拡大・縮小等の
処理を施して、当該画像の印刷イメージを作成する。こ
の処理を、ステップS707で入力したすべてのファイ
ルについておこなう。
【0080】またステップS709において、印刷イメ
ージ作成部206aは配布先別ファイルリスト作成部2
06cに対して、入力したファイルの名称をその配布先
ごとに配列した配布先別ファイルリストを作成するよう
に指示する。
【0081】図10は、ステップS709における配布
先別ファイルリスト作成処理の手順を示すフローチャー
トである。ステップS1001において、ファイルを特
定するための変数iに初期値1を設定するとともに、定
数Iにファイルの総数を設定する。さらにステップS1
002において、配布先を特定するための変数kに初期
値1を設定するとともに、定数Kに、i番目のファイル
に設定されている配布先の総数を設定する。
【0082】ステップS1003において、i番目のフ
ァイルのk番目の配布先を取り出し、ステップS100
4において、取り出した配布先が「配布先ごとに印刷」
ダイアログ901で選択された(正確には、そのOKボ
タン904がクリックされた時点で選択されていた)配
布先であり、かつまだ配布先別ファイルリストに書き込
まれていない配布先であるかどうかを判定する。
【0083】そして「配布先ごとに印刷」ダイアログ9
01で選択され、かつまだ配布先別ファイルリストに書
き込まれていない配布先である場合には(ステップS1
004肯定)ステップS1005に移行し、そうでない
場合には(ステップS1004否定)ステップS100
8に移行する。
【0084】ステップS1005において、ステップS
1003で取り出した配布先を、配布先別ファイルリス
トに書き込む。この際、配布先の項目とファイル名称の
項目とをリスト内で区別できるよう、配布先の項目の先
頭にはファイル名称には用いられない何らかの記号を付
与する。ここでは記号「*」を用いる。
【0085】またステップS1006において、ステッ
プS1003で取り出した配布先が設定されていたファ
イル、すなわちi番目のファイルの名称を、上記リスト
に続けて書き込む。
【0086】そしてステップS1007において、i+
1番目からI番目までのファイルについて、ステップS
1003で取り出した配布先と同じ配布先が設定されて
いるかどうかを調べ、設定されている場合には当該ファ
イルの名称を上記リストに追記してゆく。
【0087】ステップS1008において、kを一つイ
ンクリメントし、ステップS1009において、kがK
を超えたかどうかを判定し、kがKを超えたときは(ス
テップS1009肯定)ステップS1010に移行し、
kがKを超えていないときは(ステップS1009否
定)ステップS1003に移行する。
【0088】ステップS1010において、iを一つイ
ンクリメントし、ステップS1011において、iがI
を超えたかどうかを判定し、iがIを超えたときは(ス
テップS1011肯定)本フローチャートによる処理を
終了し、iがIを超えていないときは(ステップS10
11否定)ステップS1002に移行する。
【0089】図8の三つのファイルについて、配布先ご
との印刷が指示された場合を例として、上記の処理を具
体的に説明する。まずステップS1001およびステッ
プS1002において、i=1、I=3(ファイル総数
は「1201_01」「1201_02」および「12
01_03」の三件である)、k=1、K=2(1番目
のファイル「1201_01」の配布先総数は「大木」
および「高田」の二件である)を設定する。
【0090】ステップS1003において、1番目のフ
ァイル「1201_01」の1番目の配布先「大木」を
取り出し、ステップS1004において、この配布先が
「配布先ごとに印刷」ダイアログ901で選択され、か
つまだ配布先別ファイルリストに書き込まれていない配
布先であるかどうかを判定する。
【0091】配布先「大木」は図9の「配布先ごとに印
刷」ダイアログ901で選択されており、かつこの時点
では配布先別ファイルリストには何も書き込まれていな
いので、続くステップS1005およびステップS10
06で、配布先「大木」とファイル名称「1201_0
1」とを上記リストに書き込む。
【0092】そしてステップS1007で、2番目から
3番目までのファイル、具体的にはファイル「1201
_02」および「1201_03」について、配布先
「大木」が設定されているかどうかを順に調べて、設定
されている場合にはそのファイルの名称を上記リストに
順次書き込む。この例では「1201_02」および
「1201_03」がともに追記される。
【0093】そしてステップS1008で、kの値を一
つインクリメントして2とし、ステップS1009でこ
れをKの値と比較して、まだkはKを超えていないので
ステップS1003に移行する。
【0094】ステップS1003において、1番目のフ
ァイルの2番目の配布先「高田」を取り出す。この配布
先はまだ上記リストに書き込まれていないので、ステッ
プS1004からステップS1005およびステップS
1006に進み、配布先「高田」とファイル名「120
1_01」を上記リストに追加する。
【0095】そしてステップS1007で、2番目のフ
ァイル「1201_02」および3番目のファイル「1
201_03」に配布先「高田」が設定されているかど
うかを調べ、設定されている場合には上記リストにファ
イル名を書き込む。この例では「1201_03」のみ
が追記される。
【0096】そしてステップS1008でkの値を一つ
インクリメントして3とし、ステップS1009でこれ
をKの値と比較して、kがKを超えたのでステップS1
010に移行する。
【0097】ステップS1010においてiの値を一つ
インクリメントして2とし、ステップS1011でこれ
をIの値と比較して、まだiはIを超えていないのでス
テップS1002に移行する。
【0098】ステップS1002において、kに1、K
に2番目のファイルの配布先総数である2を設定してか
ら、ステップS1003に移行し、2番目のファイルの
1番目の配布先である「大木」を取り出す。しかしステ
ップS1004において、この配布先はすでに上記リス
トに書き込まれていると判定されるので、ステップS1
008およびステップS1009を経て処理はステップ
S1003に移行する。
【0099】ステップS1003で2番目のファイルの
2番目の配布先「Reynolds」を取り出し、ステップS1
004を経てステップS1005およびS1006で
「Reynolds」「1201_02」を上記リストに追記し
た後、ステップS1007で3番目のファイル「120
1_03」に同じ配布先が設定されているかどうかを調
べる。この例では設定されているのでさらに「1201
_03」を上記リストに追記する。
【0100】そしてステップS1008〜S1011を
経て処理はステップS1002に戻り、前回同様にkに
1、Kに3を設定した後、ステップS1003で3番目
のファイルの1番目の配布先「大木」を取り出す。しか
しこの配布先はすでに上記リストに記入済みであるの
で、ステップS1004からステップS1008および
S1009を経て、処理はステップS1003に移行す
る。
【0101】ステップS1003で改めて取り出した3
番目のファイルの2番目の配布先「高田」についても、
同様にステップS1004からステップS1008およ
びS1009を経て、処理はステップS1003に移行
する。3番目の配布先「Reynolds」についても、ステッ
プS1004からステップS1008に移行するが、ス
テップS1009でkがKを超えたと判定されるので、
処理はステップS1010に移行する。
【0102】そしてステップS1010で、iを一つイ
ンクリメントするとその値は4となり、ステップS10
11でiがIの値を超えたと判定されるので、この時点
で本フローチャートによる処理を終了する。
【0103】図11は、上記処理によって作成される配
布先別ファイルリストの一例を示す説明図である。図
中、記号「*」で挟まれた「*1*」等は、配布先の名
称をファイルの名称と区別するために配布先別ファイル
リスト作成部206cが付加したものであり、ファイル
名称の中に使用されることのないものであれば、どのよ
うな記号を用いてもよい。また「*」に挟まれた数値
は、それが何番目の配布先であるかを示しており、後述
する実施の形態2において、プリンタの各出力トレイを
特定するために使用される。
【0104】印刷イメージ作成部206aは、ステップ
S709で上記のようにして作成した配布先別ファイル
リスト、および配布先ごとの印刷指示と同時に指定され
た、配布先ごとの画像の区切り方法を参照して、ステッ
プS708で作成した個々の画像の印刷イメージを複製
・配列し、一連の画像の印刷イメージを作成する。
【0105】図9の「配布先ごとに印刷」ダイアログ9
01では、画像の区切り方法として「宛名で区切る」が
指定されているので、印刷イメージ作成部206aはま
ず配布先別ファイルリストの1番目の項目「*1*大
木」に対応して、「大木さん」という文字列の画像を中
央部分に配した紙面の印刷イメージを作成する。そして
この印刷イメージを、本機能部での一時作業用にあらか
じめ確保された所定の記憶領域(具体的にはRAM10
3の一部が使用される)に書き込む。
【0106】つぎに配布先別ファイルリストの2番目の
項目「1201_01」に対応して、ステップS708
において当該ファイルから作成した印刷イメージを、上
記記憶領域に続けて書き込む。3番目および4番目の項
目についても同様に、ステップS708で作成した印刷
イメージを順に書き込む。
【0107】5番目の項目「*2*高田」については、
「高田さん」という文字列の画像を中央部分に配した紙
面の印刷イメージを作成し、上記に続けて書き込む。図
12は、上記のようにして作成された一連の画像の印刷
イメージを模式的・概念的に示す説明図である。
【0108】なお、画像の区切り方法としては上記の
「宛名で区切る」以外にも、「白紙で区切る」または
「区切らない」の指定が可能である。「白紙で区切る」
が指定されているときは、配布先別ファイルリスト中の
記号「*」で始まる項目については、完全な白紙の印刷
イメージを作成するようにする。なおこの場合、1番目
の項目「*1*大木」に対応する印刷イメージは作成せ
ず、上記記憶領域には2番目の項目「1201_01」
の印刷イメージから書き込むようにしてもよい。
【0109】また「区切らない」が指定されているとき
は、配布先別ファイルリスト中の記号「*」で始まる項
目はスキップして、そうでない項目についてのみ順次印
刷イメージを配列してゆく。
【0110】上記処理が終了すると、制御部200はス
テップS711において、印刷部206bを制御して、
印刷イメージ作成部206aにより作成された一連の画
像の印刷イメージを所定の用紙上に印刷する。そして印
刷完了後、本フローチャートによる処理を終了する。
【0111】上記の処理を経てプリンタ114からは、
順に宛名「大木さん」が印字された用紙、ファイル「1
201_01」の画像、ファイル「1201_02」の
画像、ファイル「1201_03」の画像、宛名「高田
さん」が印字された用紙、ファイル「1201_01」
の画像、ファイル「1201_03」の画像、宛名「Re
ynoldsさん」が印字された用紙、ファイル「1201_
02」の画像、ファイル「1201_03」の画像、が
出力されることになる。
【0112】以上説明したように実施の形態1によれ
ば、ファイルを指定して配布先ごとの印刷を指示するだ
けで、配布先ごとに必要な写真がまとめて印刷されるの
で、操作者は写真ごとに印刷部数を設定したり、印刷さ
れた写真を手作業で仕分けしたりしなくてもよい。これ
により、複数の写真を複数の対象者に配布するための労
力および時間を大幅に軽減・削減することができ、また
必要な写真の過不足や写真の取り違え等の誤りをなくす
ことができる。
【0113】なお上記では、印刷対象として指定したフ
ァイルに設定されている全部の配布先について印刷をお
こなう場合を例として説明したが、その一部の配布先に
ついて印刷をおこなうことも可能である。
【0114】たとえば図9の「配布先ごとに印刷」ダイ
アログ901で、配布先リスト表示エリア902に表示
された「高田」および「Reynolds」のみを選択して、O
Kボタン904をクリックすると、プリンタ114では
順に宛名「高田さん」が印字された用紙、ファイル「1
201_01」の画像、ファイル「1201_03」の
画像、宛名「Reynoldsさん」が印字された用紙、ファイ
ル「1201_02」の画像、ファイル「1201_0
3」の画像、が出力されることになる。
【0115】これは図10のステップS1004におい
て、「配布先ごとに印刷」ダイアログ901で選択され
ていない配布先はステップS1005〜S1007の処
理をスキップされるために、配布先別ファイルリストに
記入されず、したがってこのリストを参照して一連の画
像の印刷イメージが作成される際にも、この配布先に配
布する分の画像の印刷イメージはその中に組み込まれな
いからである。
【0116】(実施の形態2)さて、上述した実施の形
態1では、個々のファイルの画像について作成した印刷
イメージを配布先ごとに複製・配列して、プリンタ11
4により順次印刷させるようにしたが、この場合プリン
タ114は一枚ごとに異なる印刷イメージを読み込まな
ければならないため、ある一枚の印刷終了から次の一枚
の印刷開始までに時間があき、全体として処理に時間を
要してしまうという問題がある。
【0117】そこで以下に説明する実施の形態2のよう
に、同じ画像は連続的に印刷させるようにしてもよい。
ただしプリンタ114が複数の出力トレイを有し、印刷
結果を指定された任意のトレイに出力する機能を有して
いること、すなわちプリンタ114がスタック機能を有
していることが前提となる。
【0118】実施の形態2による画像出力装置のハード
ウェア構成については、図1に示した実施の形態1のそ
れと同様であるので、詳細な説明を省略する。
【0119】つぎに、実施の形態2にかかる画像出力装
置の機能的構成について説明する。図13は、実施の形
態2にかかる画像出力装置の構成を機能的に示すブロッ
ク図である。図13において、印刷部1306以外の各
部の機能は図2で示した各部の機能と同様であるので、
詳細な説明を省略する。
【0120】印刷部1306は、印刷イメージ作成部1
306aと、印刷部1306bとに加えて、ファイル別
トレイ番号リスト作成部1306dを含む構成である。
また印刷イメージ作成部1306aは、配布先別ファイ
ルリスト作成部1306cを含む構成である。
【0121】印刷イメージ作成部1306aは、図2の
印刷イメージ作成部206aと同様に、指定された個々
のファイルについてそこに格納された画像の印刷イメー
ジを作成する機能を有する。さらに図2の印刷イメージ
作成部206は、個々の印刷イメージを複製・配列して
一連の画像の印刷イメージを作成する機能を有するが、
図13の印刷イメージ作成部1306aは、この機能は
備えていなくともよい。
【0122】印刷部1306bは、後述するファイル別
トレイ番号リスト作成部1306dによって作成され
る、ファイル別トレイ番号リストを参照して、指定され
たファイルの画像を指定された出力トレイに出力する機
能を有する。
【0123】配布先別ファイルリスト作成部1306c
の機能は、図2の配布先別ファイルリスト作成部206
cのそれと同様であるので詳細な説明を省略する。
【0124】ファイル別トレイ番号リスト作成部130
6dは、配布先別ファイルリスト作成部1306cによ
り作成された配布先別ファイルリストから、ファイルご
とに当該ファイルを出力すべきトレイの番号を列挙した
ファイル別トレイ番号リストを作成する。
【0125】つぎに、実施の形態2にかかる画像出力装
置の画像出力処理について説明する。図14は、実施の
形態2にかかる画像出力装置の画像出力処理の手順を示
すフローチャートである。図14において、ステップS
1401〜S1409は、図7のステップS701〜S
709と同様であるので詳細な説明を省略する。
【0126】ステップS1410において、ファイル別
トレイ番号リスト作成部1306dは、ステップS14
09で作成された配布先別ファイルリストを参照して、
ファイル別トレイ番号リストを作成する。
【0127】図15は、ステップS1410におけるフ
ァイル別トレイ番号リスト作成処理の手順を示すフロー
チャートである。ステップS1501において、まず配
布先別ファイルリストの何番目の項目を処理しているか
を示す変数jに初期値1を、また定数Jに配布先別ファ
イルリストの項目の総数を、それぞれ設定する。
【0128】ステップS1502において、配布先別フ
ァイルリストのj番目の項目を取り出し、続くステップ
S1503において、それがまだファイル別トレイ番号
リストに書き込んでいないファイル名称であるかどうか
を判定する。
【0129】そして、取り出した項目がまだファイル別
トレイ番号リストに書き込んでいないファイル名称であ
ったとき(ステップS1503肯定)はステップS15
04に移行し、そうでないとき、すなわち取り出した項
目がすでにファイル別トレイ番号リストに書き込んだフ
ァイル名称であるか、あるいはファイル名称でないとき
(ステップS1503否定)は、ステップS1507に
移行する。
【0130】ステップS1504において、ステップS
1502で取り出したファイル名称をファイル別トレイ
番号リストに書き込む。そしてステップS1505にお
いて、配布先別ファイルリストをj番目の項目から先頭
方向に向かって検索し、最初に見つかった記号「*」で
始まる項目から、「*」を両端とする部分を取り出して
ファイル別トレイ番号リストに追記する。
【0131】つぎにステップS1506において、j+
1番目からJ番目までの項目を順次検索して、ステップ
S1502で取り出したファイル名称と同じファイル名
称があるかどうかを調べる。そして同じファイル名称が
あったときは、その項目から先頭方向に向かって記号
「*」で開始する項目を検索し、最初に見つかった項目
から「*」を両端とする部分を取り出して、ファイル別
トレイ番号リストに追記する。
【0132】ステップS1507において、jを一つイ
ンクリメントする。そしてステップS1508におい
て、jがJを超えたかどうか(すなわち配布先別ファイ
ルリストのすべての項目について上記処理をおこなった
かどうか)を判定して、jがJを超えたとき(ステップ
S1508肯定)は本フローチャートによる処理を終了
し、jがJを超えていないとき(ステップS1508否
定)はステップS1502に戻って上記処理を繰り返
す。
【0133】配布先別ファイルリストが図11のようで
あった場合を例として、上記の処理を具体的に説明す
る。まずステップS1501においてjに初期値1を、
またJにこの場合の配布先別ファイルリストの全項目数
である10を、それぞれ設定する。
【0134】配布先別ファイルリストの1番目の項目
「*1*大木」はファイルの名称ではないので、ステッ
プS1503から処理はステップS1507に移行し、
jの値を2に増やしてもまだJの値である10を超えな
いので、ステップS1507からステップS1508を
経てステップS1502に移行する。なお配布先別ファ
イルリストの5番目および8番目の項目についても、上
記と同様の処理となる。
【0135】ステップS1502において、再び配布先
別ファイルリストを参照して、2番目の項目「1201
_01」を取り出す。これはファイル名であり、またこ
の時点ではファイル別トレイ番号リストには何も記述さ
れていないので、処理はステップS1503からS15
04に移行する。ステップS1504において、ファイ
ル名「1201_01」をファイル別トレイ番号リスト
に書き込む。
【0136】さらにステップS1505において、配布
先別ファイルリストをこの2番目の項目から先頭方向に
向かって検索し、最初に見つかった記号「*」で始まる
項目から、「*」を両端とする部分を取り出してファイ
ル別トレイ番号リストに書き込む。この例では1番目の
項目「*1*大木」が最初に見つかり、「*1*」の部
分が上記リストに書き込まれる。
【0137】ついでステップS1506において、3番
目から10番目までの項目を順次検索して、ステップS
1502で取り出した「1201_01」と同じファイ
ル名称があるかどうかを調べる。この例では6番目の項
目が一致するので、つぎにこの項目から先頭方向に向か
って記号「*」で開始する項目を検索する。この例では
5番目の「*2*高田」が最初に見つかるため、ここか
ら「*2*」を取り出して、ファイル別トレイ番号リス
トに追記する。そしてさらに同じファイル名の検索を続
けるが、上記の項目以外には見つからないので、処理は
ステップS1507に移行する。
【0138】ステップS1507でjをインクリメント
してもまだJの値を超えないので、処理はステップS1
508を経てステップS1502に移行する。以下3番
目および4番目の項目について、上記と同様の処理を繰
り返す。
【0139】なお6番目の項目「1201_01」につ
いては、すでに2番目の項目を処理した際、ステップS
1504においてファイル別トレイ番号リストに書き込
まれているので、ステップS1503の判定が否定とな
り、そのままステップS1507に移行する。7番目、
9番目および10番目の項目についても同様である。
【0140】そして10番目の項目について、ステップ
S1503からステップS1507を経てステップS1
508の判定をおこなった時点で、jがJを超えるの
で、本フローチャートによる処理を終了する。図16
は、上記処理によって作成されるファイル別トレイ番号
リストの一例を示す説明図である。
【0141】図14のステップS1410において、上
記のようにしてファイル別トレイ番号リストを作成する
と、制御部200はステップS1411において、印刷
部1306bを制御して、印刷イメージ作成部206a
により作成された個々の画像の印刷イメージを所定の用
紙上に印刷するとともに、それらをファイル別トレイ番
号リストで指示された所定の出力トレイに出力するよう
に指示する。そして印刷完了後、本フローチャートによ
る処理を終了する。
【0142】上記の処理を経てプリンタ114からは、
まずファイル「1201_01」の画像が印刷されて出
力トレイ1に出力され、次に同じ画像がトレイ2に出力
される。以下、ファイル「1201_02」がトレイ1
および3に、ファイル「1201_03」がトレイ1、
2および3に、順に出力されることになる。
【0143】以上説明したように実施の形態2によれ
ば、ファイルを指定して配布先ごとの印刷を指示するだ
けで、配布先ごとに必要な写真がまとめて印刷され、か
つ各々の写真は連続して印刷されるため、写真ごとに印
刷部数を設定したり、印刷された写真を手作業で仕分け
したりしなくてもよい上に、印刷に要する時間を短縮す
ることができる。これにより、複数の写真を複数の対象
者に配布するための労力および時間を大幅に軽減・削減
することができ、また必要な写真の過不足や写真の取り
違え等の誤りをなくすことができる。
【0144】なお、上述した実施の形態1および2にお
いては、配布先としては個人を想定しているが、必ずし
も個人である必要はなく、複数の個人からなる団体や部
署等であってもよい。
【0145】また、各ファイルの配布先は、当該ファイ
ルと同じフォルダに属するファイルの配布先をその都度
取得して一覧表示し、その中から選択させるようにして
いるが、フォルダ内に大量にファイルが存在する場合に
は配布先の取得に時間を要するので、あらかじめ作成し
ておいた配布先リストを表示し、必要に応じて操作者が
配布先の追加・削除等をおこなえるようにしてもよい。
【0146】また、各ファイルの配布先は操作者があら
かじめダイアログによって設定することとしているが、
写真の場合は当該写真に撮影されている人物が配布先と
なる場合が多いので、画像認識によって写真内の人物を
特定し、当該人物を自動的に配布先として設定するよう
にしてもよい。
【0147】また、配布先ごとに印刷するデータは写真
や画像に限らず、他の種類のデータであってもよい。た
とえば文字列のみからなる議事録を格納したファイルに
各々配布先を設定しておき、配布先ごとの印刷を実行す
れば、必要な文書を必要な個人や部署に対して効率よく
配布することができる。
【0148】また、上述した実施の形態1および2にお
いては、画像の出力方法として印刷を想定しているが、
それに限らずたとえばネットワークを介しての送信であ
ってもよい。図11の配布先別ファイルリストを順次参
照して、配布先の項目のところではその配布先を宛先と
するメールを作成し、続くファイル名称の項目ではそれ
らを直前に作成したメールの添付ファイルに設定するよ
うにすれば、電子化された画像をそのままメールで各宛
先に配信することが可能である。
【0149】なお、実施の形態1および2で説明した画
像出力方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパー
ソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュ
ータで実行することにより実現される。このプログラム
は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディス
ク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読
み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによっ
て記録媒体から読み出されて実行される。またこのプロ
グラムは、上記記録媒体を介して、インターネット等の
ネットワークを介して配布することができる。
【0150】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、電子化された画像を要求に応じてプリンタやネ
ットワークに出力する画像出力装置において、記憶手段
が複数の画像と複数の配布先とを対応づけて記憶し、第
1の選択手段が前記記憶手段に記憶された複数の画像の
中から一部または全部の画像を選択し、第2の選択手段
が前記第1の選択手段により選択された画像と対応づけ
て前記記憶手段に記憶された複数の配布先の中から、一
部または全部の配布先を選択し、配列手段が前記第2の
選択手段により選択された配布先ごとに、前記第1の選
択手段により選択された画像を配列するので、選択され
た画像が選択された配布先ごとに配列され、この順序に
したがってこれらの画像を出力することによって、電子
化された画像を所望の配布先ごとにまとめて出力するこ
とが可能な画像出力装置が得られるという効果を奏す
る。
【0151】また請求項2の発明によれば、請求項1に
記載の発明において、前記配列手段が、前記第2の選択
手段により選択された配布先ごとに、前記第1の選択手
段により選択された画像を配列するとともに、配列され
た画像の間に配布先の区切りを示す画像を挿入するの
で、選択された画像が選択された配布先ごとに配列され
るとともに、配布先の区切りごとにその区切りを示す画
像が挿入され、この順序にしたがってこれらの画像を出
力することによって、電子化された画像を所望の配布先
ごとにまとめて出力し、かつその配布先の変化する位置
に明確な区切りを挿入することが可能な画像出力装置が
得られるという効果を奏する。
【0152】また請求項3の発明によれば、電子化され
た画像を要求に応じてプリンタやネットワークに出力す
る画像出力方法において、第1の選択工程が複数の画像
の中から一部または全部の画像を選択し、第2の選択工
程が前記第1の選択工程により選択された画像と対応づ
けて記憶された複数の配布先の中から、一部または全部
の配布先を選択し、配列工程が前記第2の選択工程によ
り選択された配布先ごとに、前記第1の選択工程により
選択された画像を配列するので、選択された画像が選択
された配布先ごとに配列され、この順序にしたがってこ
れらの画像を出力することによって、電子化された画像
を所望の配布先ごとにまとめて出力することが可能な画
像出力方法が得られるという効果を奏する。
【0153】また請求項4の発明によれば、請求項3に
記載の発明において、前記配列工程が、前記第2の選択
工程により選択された配布先ごとに、前記第1の選択工
程により選択された画像を配列するとともに、配列され
た画像の間に配布先の区切りを示す画像を挿入するの
で、選択された画像が選択された配布先ごとに配列され
るとともに、配布先の区切りごとにその区切りを示す画
像が挿入され、この順序にしたがってこれらの画像を出
力することによって、電子化された画像を所望の配布先
ごとにまとめて出力し、かつその配布先の変化する位置
に明確な区切りを挿入することが可能な画像出力方法が
得られるという効果を奏する。
【0154】また請求項5の発明によれば、請求項3ま
たは4のいずれかに記載された方法をコンピュータに実
行させるプログラムを記録したことで、当該プログラム
をコンピュータで読み取ることが可能となり、これによ
って、請求項3または4のいずれかに記載された方法を
コンピュータによって実現することが可能な記録媒体が
得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる画像出力装置の
ハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1にかかる画像出力装置の構成を機
能的に示すブロック図である。
【図3】実施の形態1にかかる画像出力装置のディスプ
レイ108に表示された、デジタルカメラ117の画像
の一例を示す説明図である。
【図4】実施の形態1にかかる「配布先の設定」ダイア
ログの一例を示す説明図である。
【図5】実施の形態1にかかる「新しい配布先の登録」
ダイアログの一例を示す説明図である。
【図6】実施の形態1にかかる「配布先の設定」ダイア
ログの他の一例を示す説明図である。
【図7】実施の形態1にかかる画像出力装置の画像出力
処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態1にかかる画像出力処理の処理対象
となるファイルの一例である。
【図9】実施の形態1において、配布先ごとの印刷の指
示が入力された直後の表示画面の一例を示す説明図であ
る。
【図10】実施の形態1にかかる画像出力装置の配布先
別ファイルリスト作成処理の手順を示すフローチャート
である。
【図11】実施の形態1にかかる画像出力装置によって
作成される、配布先別ファイルリストの一例を示す説明
図である。
【図12】実施の形態1にかかる画像出力装置によって
作成される、一連の画像の印刷イメージを模式的・概念
的に示す説明図である。
【図13】実施の形態2にかかる画像出力装置の構成を
機能的に示すブロック図である。
【図14】実施の形態2にかかる画像出力装置の画像出
力処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】実施の形態2にかかる画像出力装置のファイ
ル別トレイ番号リスト作成処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図16】実施の形態2にかかる画像出力装置によって
作成される、ファイル別トレイ番号リストの一例を示す
説明図である。
【符号の説明】
100 バス 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 HDD 105 HD 106 FDD 107 FD 108 ディスプレイ 109 I/F 110 通信回線 111 キーボード 112 マウス 113 スキャナ 114 プリンタ 115 CD−ROM 116 CD−ROMドライブ 117 デジタルカメラ 200,1300 制御部 201,1301 ファイル記憶部 202,1302 入力部 203,1303 表示部 204,1304 配布先読み出し部 205,1305 配布先書き込み部 206,1306 印刷部 206a,1306a 印刷イメージ作成部 206b,1306b 印刷部 206c,1306c 配布先別ファイルリスト作成部 1306d ファイル別トレイ番号リスト作成部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子化された画像を要求に応じてプリン
    タやネットワークに出力する画像出力装置において、 複数の画像と複数の配布先とを対応づけて記憶する記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶された複数の画像の中から一部また
    は全部の画像を選択する第1の選択手段と、 前記第1の選択手段により選択された画像と対応づけて
    前記記憶手段に記憶された複数の配布先の中から、一部
    または全部の配布先を選択する第2の選択手段と、 前記第2の選択手段により選択された配布先ごとに、前
    記第1の選択手段により選択された画像を配列する配列
    手段と、 を備えたことを特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】 前記配列手段は、前記第2の選択手段に
    より選択された配布先ごとに、前記第1の選択手段によ
    り選択された画像を配列するとともに、配列された画像
    の間に配布先の区切りを示す画像を挿入することを特徴
    とする請求項1に記載の画像出力装置。
  3. 【請求項3】 電子化された画像を要求に応じてプリン
    タやネットワークに出力する画像出力方法において、 複数の画像の中から一部または全部の画像を選択する第
    1の選択工程と、 前記第1の選択工程により選択された画像と対応づけて
    記憶された複数の配布先の中から、一部または全部の配
    布先を選択する第2の選択工程と、 前記第2の選択工程により選択された配布先ごとに、前
    記第1の選択工程により選択された画像を配列する配列
    工程と、 を含んだことを特徴とする画像出力方法。
  4. 【請求項4】 前記配列工程は、前記第2の選択工程に
    より選択された配布先ごとに、前記第1の選択工程によ
    り選択された画像を配列するとともに、配列された画像
    の間に配布先の区切りを示す画像を挿入することを特徴
    とする請求項3に記載の画像出力方法。
  5. 【請求項5】 前記請求項3または4に記載された方法
    をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
    を特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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