JP3391056B2 - 生産日程計画作成装置 - Google Patents

生産日程計画作成装置

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JP3391056B2
JP3391056B2 JP21814393A JP21814393A JP3391056B2 JP 3391056 B2 JP3391056 B2 JP 3391056B2 JP 21814393 A JP21814393 A JP 21814393A JP 21814393 A JP21814393 A JP 21814393A JP 3391056 B2 JP3391056 B2 JP 3391056B2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造ラインの情報を入
力し生産日程計画を作成する生産日程計画作成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、計算機を利用した生産日程計
画を作成するための生産日程計画作成装置が開発されて
いる。計算機を用いて生産日程計画を作成するには、対
象製造ライン内の製造ライン要素の情報を計算機上に表
現する必要がある。必要な製造ライン要素としては、ス
ケジューリング対象となる材料、部品、中間品、製品等
の生産物、生産物にサービスを与える製造設備、搬送設
備、作業者等のリソース、生産物を保管するための倉
庫、バッファ、タンク等のストレージ、生産物へのサー
ビスである加工/組立工程、検査工程、搬送工程等の工
程がある。このような生産日程計画の対象となる製造ラ
イン要素を計算機に入力し、生産日程計画を作成する。
【0003】従来の生産日程計画作成装置としては、例
えば、電子情報通信学会論文誌D−I,Vol.J74
−D−I,No.8,pp.476−484に記載され
たものがある。この装置は、ISO:TC184/SC
5のモデルに準じた階層化参照モデルを利用して、生産
日程計画に必要な製造ラインの情報を設備モデル、工程
モデルなどに属するオブジェクトとして表現し、ユーザ
はスプレッドシートやダイアログを用いてこれらの情報
を記述する。ユーザが記述した製造ライン要素に関する
情報は、リソースおよびストレージを表現する設備モデ
ルと、工程を表現する工程モデルに分類してオブジェク
トとして表現される。しかし、生産物に関しては納期に
対するデータがあるだけであり、生産物と工程、生産物
とストレージの関係を理解することが困難である。ま
た、設備モデルと工程モデルが別々であるため、工程や
リソースの関係といった、異なる種類の要素間の関係を
理解することが困難であり、誤記述を招くおそれがあっ
た。
【0004】また、他の従来の技術として、千代田化工
建設(株)のFriendsというシステムがある。こ
のシステムでは、グラフィックエディタを用いて、生産
設備、バッファなどを表現する設備モデルおよび工程パ
ターンを2種類のネットワーク図として記述する。1つ
は、生産物とリソースとストレージの接続関係を記述
し、もう1つは、各工程の前後関係を記述している。従
来のシステムに比べ、視覚的に工程の前後関係および、
生産物とリソースとストレージの接続関係を把握できる
ため、誤記述を招く危険性が減少している。しかし、生
産物、リソース、ストレージと工程の関係は、別のネッ
トワーク図として記述するため、やはり、工程と、生産
物などの他の種類の製造ライン要素の関係の把握が難し
く、誤記述を招くおそれがあるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、1つの図面に生産物、リソ
ース、ストレージ、工程の関係を入力でき、製造ライン
要素の関係を容易に把握できるようにして、誤記述を低
減させた生産日程計画作成装置を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、製造ラインの
情報を入力し生産日程計画を作成する生産日程計画作成
装置において、スケジューリング対象となる生産物を示
す要素と生産物にサービスを与えるリソースを示す要素
と生産物を保管するためのストレージを示す要素と生産
物へのサービスの工程を示す要素とを用いて製造ライン
を表現し用いた要素の属性情報を入力する入力手段と、
該入力手段によって入力される情報に従って要素や要素
間の接続及び属性情報等を表示する表示手段と、前記入
力手段により入力された要素と属性情報から生産物を表
わすオブジェクトとリソースを表わすオブジェクトとス
トレージを表わすオブジェクトと工程を表わすオブジェ
クトを生成するオブジェクト生成手段と、前記オブジェ
クト生成手段で生成された生産物を表わすオブジェクト
とリソースを表わすオブジェクトとストレージを表わす
オブジェクトと工程を表わすオブジェクトに基づき生産
日程計画を作成する生産日程計画作成手段を有し、前記
入力手段による前記各要素から選択された要素の配置及
び配置されている要素間の関係を示す線分の配置を前記
表示手段に表示して製造ラインをネットワーク図として
記述可能であることを特徴とするものである。
【0007】また、前記オブジェクト生成手段は、前記
入力手段による要素の配置によりオブジェクトを生成
し、線分の配置および属性情報の入力により対応するオ
ブジェクトの属性を設定することを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】本発明によれば、生産物、リソース、ストレー
ジ、工程の4つの製造ライン要素をオブジェクト生成手
段によりオブジェクトという概念で統一して扱えるよう
に変換し、生産日程計画作成手段により生産日程計画を
作成している。そのため、入力手段においては、生産
物、リソース、ストレージ、工程の4つの製造ライン要
素を用いて製造ラインを表現することができ、これらの
製造ライン要素の関係を、従来のように複数の違った図
面に展開することなく、1つの図面上で視覚的に把握す
ることが可能となり、ユーザは工程と生産物とリソース
とストレージの関係を容易に理解することができ、誤記
述を招く可能性を減少させることができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の生産日程計画作成装置の一
実施例を示す概略構成図である。図中、1は製造ライン
エディタ、2は製造ライン情報管理部、3は生産日程計
画作成部である。製造ラインエディタ1は、ユーザが生
産日程計画の対象となる製造ラインの情報を入力し、編
集する。入力する製造ラインの情報としては、生産物、
リソース、ストレージ、工程の製造ライン要素、それら
の製造ライン要素の属性情報、および、製造ライン要素
間を接続するアーク等である。後述するように、ユーザ
は画面上に製造ライン要素を選択して配置し、アークで
結び、属性情報を入力する。入力した情報の削除、変更
も行なうことができる。入力編集された製造ラインの情
報から、オブジェクトを生成し、生成したオブジェクト
の属性を設定する。製造ライン情報管理部2は、製造ラ
インエディタ1により入力編集され、生成されたオブジ
ェクトを保存し、管理する。製造ラインエディタ1によ
り入力編集された製造ラインの情報を、オブジェクトに
変換する前のデータ形式で保存しておくこともできる。
生産日程計画作成部3は、製造ライン情報管理部2に格
納されている製造ラインの情報を参照して生産日程の計
画を作成する。もちろん、製造ラインエディタ1から直
接、製造ラインの情報を受け取って、計画を作成するこ
ともできる。
【0010】図2は、本発明の生産日程計画作成装置を
実現するためのワークステーションの全体構成図であ
る。図中、11は制御装置、12は主記憶装置、13は
表示画面、14はデータ入力装置、15はポインティン
グ入力装置、16は補助記憶装置である。図1に示した
生産日程計画作成装置を、例えば、ワークステーション
上に構築することができる。制御装置11および主記憶
装置12は、ワークステーション本体のCPU、メモリ
等で構成される。表示画面13は、例えば、ビットマッ
プディスプレイ等で構成される。データ入力装置14
は、例えば、キーボード等で構成される。ポインティン
グ入力装置は、例えば、マウスやデジタイザ等で構成さ
れる。補助記憶装置16は、例えば、磁気ディスクや光
ディスクなどで構成される。
【0011】図1に示した製造ラインエディタ1は、制
御装置11および主記憶装置12、補助記憶装置16を
用い、データ入力装置14とポインティング入力装置1
5から入力される情報に従って、製造ライン要素やそれ
らを接続するアーク、属性情報等を表示画面13に表示
する。製造ライン情報管理部2は、主記憶装置12およ
び補助記憶装置16を用いて製造ラインの情報を保存す
る。生産日程計画装置3は、主記憶装置12および補助
記憶装置16を用いて制御装置11により生産日程の計
画を作成する。
【0012】図3は、製造ラインエディタで用いられる
アイコンの説明図、図4は、ある製造ラインをネットワ
ーク図として記述した一例の説明図である。製造ライン
エディタでは、図3に示すような製造ライン要素を示す
アイコンを選択し、画面上に配置して行くことにより、
製造ラインをネットワーク図として記述することができ
る。図4に示した加工/組立工程、検査工程、搬送工
程、部品/材料、製品を表すアイコンは、IEのワーク
フローを表すのに利用する記号と同等なものを用いてい
る。作業者、ストレージ、設備を表すアイコンに関して
もユーザにとって分かりやすい単純な形状としている。
このため、製造部品のスタッフが本システムを用いて生
産日程計画を作成する場合、製造ライン情報である工
程、設備、生産物の関係を容易に理解可能である。
【0013】図4は、図3に示したアイコンを用いて入
力した製造ラインの一例を示している。図4では、2つ
の加工/組立工程と1つの検査工程の計3工程からなる
製造ラインを表現している。部品“A”と部品“B”を
入力品とし、途中、各加工/組立工程では、作業者“M
r.Y”が作業を行ない、製造設備“YY”などのリソ
ースを使用し、最後に作業者“Mr.X”が検査を行な
い、製品“AB”が製造されることを表現している。
【0014】部品/材料、中間品、製品と、加工/組
立、検査工程を接続するリンク上の数値は、その工程へ
の入出力品の数量を示している。例えば、第1工程の
“組立1”では、リソースとして作業者“Mr.Y”を
利用し、部品“A”を1個、部品“B”を2個使用し
て、中間品“C”を1個生成することを示している。ま
た、部品“A”は倉庫Aに、製品“AB”は倉庫Bに貯
蔵されることを表現している。このように、工程や設備
の関係ネットワーク図として視覚的に表現するため、誤
記述を招く可能性を減少できる。
【0015】図5は、製造ラインエディタの画面表示の
一例の説明図である。図中、21はメニュー領域、22
はメニューカテゴリ、23はプルダウンメニュー、24
は属性プロパティである。図5では、図4に示した製造
ラインの一例の入力編集中の表示画面の例を示してい
る。表示画面の一部には、メニュー領域21が設けられ
ている。メニュー領域21には、いくつかのメニューカ
テゴリ22が表示されている。ユーザは、メニュー領域
21中のメニューカテゴリ22を、例えば、マウスでク
リックすることにより、プルダウンメニュー23を出現
させることができる。そして、プルダウンメニュー23
中から必要な処理を選択することができる。図5の例で
は、「ファイル」メニューカテゴリの中のセーブメニュ
ーをユーザが選択している例を示している。
【0016】ファイルメニューカテゴリでは、セーブや
ロードなどのファイル操作を行なうことができる。編集
メニューカテゴリでは、製造ライン要素を表すアイコン
のコピー、削除、アイコン同士の接続など製造ラインの
編集作業ができる。要素メニューカテゴリ内のメニュー
では、必要な製造ライン要素であるアイコンを選択し、
エディタ上の任意の位置に配置することができる。ツー
ルメニューカテゴリ内のメニューでは、エディタ画面の
再表示やエディタ上のグリッドの表示を行なうことがで
きる。一覧表メニューカテゴリ内のメニューでは、生産
品一覧表や工程一覧表の表示などの操作を行なうことが
できる。図6に、各メニューカテゴリとそのカテゴリに
属するメニューの一覧を示す。
【0017】製造システム要素を表すアイコンへの属性
設定は、例えば、アイコンをダブルクリックするなどの
手段を用いて、図5のように属性プロパティ24を表示
させ、その属性プロパティ24の必要な項目を、例え
ば、キーボードから入力することにより行なう。図5の
例では、加工アイコンに工程名と処理時間、歩留まりを
設定する属性プロパティ24が示してある。属性プロパ
ティ24の設定項目は、各アイコンの種類によってあら
かじめ決められている。もちろん、他の属性情報を付加
することが可能なように構成することもできる。
【0018】図7は、リソース一覧表の一例の説明図で
ある。図5のような属性プロパティ24による設定で
は、1つ1つのアイコンに対して、属性プロパティ24
を表示させて属性を設定する必要がある。図5の一覧表
メニューカテゴリ内の一覧表メニューを利用することに
より、スプレッドシート上で、各製造ライン要素の属性
を一度に表示したり、設定することができる。図7で
は、設備および作業者の一覧であるリソース一覧表の例
を示している。図7に示すような一覧表を表示させてお
き、マウスやキーボード等により入力編集したい欄を選
択して、情報の入力および編集を行なえばよい。
【0019】以下、図4に示す製造ラインネットワーク
図を製造ラインエディタで作成する方法を図5の画面表
示例を用いて説明する。まず、必要となる製造ライン要
素のアイコンを要素メニューカテゴリの中から選択し、
表示画面上の任意の位置に、任意の順番で配置する。そ
して、工程の順序に合わせて、加工/組立工程、検査工
程アイコンをアークで接続する。また、各工程に入出力
される材料/部品、中間品、製品に対するアイコンをア
ークで接続する。さらに、各工程に必要となる設備、作
業者に対応するアイコンをアークで接続する。また、各
ストレージに対応するアイコンと、そのストレージに貯
蔵される生産物に対応するアイコンをアークで接続す
る。1つの生産物、リソース、ストレージが複数の工程
で必要となる場合には、1つの生産物、リソース、スト
レージのアイコンから、複数の工程とそれぞれアークで
接続すればよい。
【0020】次に、各アイコンをダブルクリックして、
各アイコンおよびアークの属性をダイアログを用いて設
定する。もしくは、各一覧表メニューを用いて一覧表を
利用して属性設定を行なう。最後に、ファイルメニュー
カテゴリ内の登録メニューを選択し、後述するように、
アイコンに対応した各オブジェクトに変換する。
【0021】なお、アイコンの配置、アークによる接
続、属性の設定の操作を任意の順番で繰り返し、製造ラ
インに対応するネットワーク図を完成することが可能で
ある。もちろん、後からの追加や削除、変更などを行な
うこともできる。
【0022】このように、製造ラインエディタは、生産
日程計画に必要な製造ライン要素の情報を、IEのワー
クフローで利用される記号に準じたアイコンとして表現
し、各情報間の関係をリンクで表現し、生産日程計画作
成に必要となる生産物、リソース、ストレージ、工程の
製造ライン要素など、製造ラインの情報を1つのネット
ワーク図として表現することができる。ユーザは、アイ
コンとリンクを1つのエディタ上で記述するため、各情
報の関係を視覚的に把握することが可能となり、誤記述
を招く可能性を減少できる。
【0023】図5では、ネットワーク図が画面内に収ま
っているが、複雑なネットワーク図では、画面内に収容
しきれない場合もある。そのような場合のために、上
下、左右にスクロールするようにしたり、拡大縮小の機
能を用いて全体と部分を切り換えて、あるいは、同じ表
示画面内に表示させることができる。また、複数の工程
をまとめて1つとし、階層的な入力編集、および、表示
が可能なように構成することもできる。
【0024】図5のファイルカテゴリー内の登録メニュ
ーを選択すると、各製造ライン要素がオブジェクトに変
換される。製造ラインエディタは、入力された各アイコ
ンの種類から、オブジェクトを選択して生成し、属性プ
ロパティの内容とアイコンの種類、接続関係から、各オ
ブジェクトの属性を設定する。以下、オブジェクトにつ
いて説明する。
【0025】図8は、各製造ライン要素に対応して生成
されるオブジェクトのデータ構造の一例の説明図、図9
は、図4に示したネットワーク図の一例をオブジェクト
に変換したデータの一例の説明図である。各オブジェク
トは独自の属性を持ち、それぞれ、その属性の設定およ
び問い合わせのための手続きを持っている。
【0026】生産物を表すオブジェクト“Produc
e”は、名称、生産物タイプ(部品/材料、製品、中間
品)、納期、数量等を属性として持つ。また、手続きと
して、名称問い合わせ、生産物タイプ問い合わせ、納期
設定、納期問い合わせ等を持っている。
【0027】リソースを表すオブジェクト“Resou
rce”は、名称、リソースタイプ(製造設備、搬送設
備、作業者)、製造カレンダー等を属性として持つ。製
造カレンダーは、各リソースの稼働時間帯や休日を表す
もので、生産日程計画の対象となる期間の各日の稼働予
定をリストとして表したものである。手続きとしては、
名称問い合わせ、カレンダー問い合わせ、カレンダー設
定、その日時が稼動可能か否かの問い合わせ等を持って
いる。
【0028】ストレージを表すオブジェクト“Stor
age”は、名称、貯蔵容量(貯蔵可能な量)、貯蔵可
能生産物リスト等の属性を持つ。手続きとしては、名称
問い合わせ、貯蔵容量問い合わせ、貯蔵可能生産物リス
ト問い合わせ、その生産物が貯蔵可能か否かの問い合わ
せ等を持っている。
【0029】工程を表すオブジェクト“Proces
s”は、名称、プロセスタイプ(加工/組立、搬送、検
査)、入力生産物リスト、出力生産物リスト、使用リソ
ースリスト、処理時間、歩留まりもしくは変換効率等の
属性を持つ。入力生産物リストは、1バッチなどある単
位量生産される場合に、その工程に入力される生産物と
必要量を表すリストで構成される。手続きとしては、名
称問い合わせ、プライオリティ問い合わせ、リソースリ
スト問い合わせ、nバッチ処理した場合の処理時間問い
合わせ、出力生産物問い合わせ、入力生産物問い合わせ
等を持っている。
【0030】図4に示したネットワーク図をもとに、オ
ブジェクトに変換すると、図9に示したような各オブジ
ェクトが生成される。図9には、設定される属性を示し
ている。図4に示した部品“A”、部品“B”、中間品
“C”、中間品“D”、製品“AB”から、図8の生産
物を表わすオブジェクト“Produce”を用い、そ
れぞれ、部品“A”オブジェクト“aProduce
1”、部品“B”オブジェクト“aProduce
2”、中間品“C”オブジェクト“aProduce
3”、中間品“D”オブジェクト“aProduce
4”、製品“AB”オブジェクト“aProduce
5”が生成される。その属性は、例えば、“aProd
uce1”オブジェクトでは、名称が“A”、生産品タ
イプが部品/材料、納期が93年5月1日、数量128
8であることを表している。他の生産物を表わすオブジ
ェクトについても同様である。なお、生産品タイプが、
部品/材料、中間品の”Produce”オブジェクト
の納期、数量は、生産品タイプが製品である”Prod
uce”オブジェクトの納期、数量より自動的に計算さ
れ、設定される。
【0031】図4に示した設備“YY”、作業者“M
r.X”、作業者“Mr.Y”から、図8のリソースを
表わすオブジェクト“Resource”を用い、それ
ぞれ、設備“YY”オブジェクト“aResource
1”、作業者“Mr.X”オブジェクト“aResou
rce2”、作業者“Mr.Y”オブジェクト“aRe
source3”が生成される。その属性は、例えば、
“aResource2”オブジェクトでは、名称が
“Mr.X”、リソースタイプが作業者、製造カレンダ
ーとして9:00から17:00まで稼働で、土曜日と
日曜日が休みの日勤カレンダーの属性を持っている。図
9では、5月1日、2日が休みであることのみを示して
いるが、他の日についても稼動時間、休み等が設定され
ている。図7に示したように、稼動形態と休日のデータ
から各日のカレンダーを設定することもできる。他のリ
ソースを表わすオブジェクトについても、同様に属性が
設定されている。
【0032】図4に示したストレージ“倉庫A”、スト
レージ“倉庫B”から、図8に示したストレージを表わ
すオブジェクト“Strage”を用い、それぞれ、
“倉庫A”オブジェクト“aStrage”、“倉庫
B”オブジェクト“aStrage2”が生成される。
その属性は、例えば、“aStrage1”オブジェク
トでは、名称が“倉庫A”、貯蔵容量が1000、貯蔵
可能生産物が部品“A”であることを示している。
【0033】図4に示した加工/組立工程“組立1”、
加工/組立工程“組立2”、検査工程“検査1”から、
図8の工程を表わすオブジェクト“Process”を
用い、それぞれ、加工/組立工程“組立1”オブジェク
ト“aProcess1”、加工/組立工程“組立2”
オブジェクト“aProcess2”、検査工程“検査
1”オブジェクト“aProcess3”が生成され
る。その属性は、例えば、“aProcess1”オブ
ジェクトでは、名称が“組立1”、プロセスタイプが組
立、リソースリストが“Mr.Y”、入力生産物リスト
が(“A”1),(“B”2)、出力生産物リストが
(“C”1)、処理時間が3時間、歩留まりが90%で
あることを示している。すなわち、この“組立1”の工
程では“Mr.Y”という作業者を利用し、部品“A”
1個と、部品“B”2個から、3時間かけて1個の中間
品“C”を生産するということを示している。
【0034】上述の各オブジェクトは、アイコンの種類
に対応したオブジェクトが生成された後、図5に示した
属性プロパティ24や、図7に示したような一覧表によ
り入力された属性情報をもとに、オブジェクトの属性を
自動的に設定している。工程を表わすオブジェクト“P
rocess”では、入力された属性情報の他に、ネッ
トワーク図において接続されている他の製造ライン要素
を参照して、オブジェクトの属性が設定される。例え
ば、図4の“組立2”の工程を表す加工/組立工程アイ
コンをオブジェクトに変換する場合、“Proces
s”オブジェクトを生成し、入力された属性情報をもと
に、名称として「“組立2”」を、プロセスタイプとし
て「加工/組立」を、処理時間として「5時間」を、歩
留まりとして「96%」を属性として設定する。さら
に、この加工/組立工程アイコンにアークで接続されて
いる設備および作業者アイコンから、リソースリスト属
性を「(“Mr.Y”,“YY”)」に、また、加工/
組立工程アイコンに接続している中間品および製品アイ
コンと、それらのアイコンを接続するアークの属性か
ら、入力生産物リストとして「(“c”1)」、出力生
産物リストとして「(“d”1)」を属性として設定し
ている。
【0035】このようにして生成された各オブジェクト
は、図1の生産日程計画作成部3において用いられ、生
産日程計画が作成される。生産日程計画作成部3として
は、例えば、オブジェクト指向型の処理系を用い、生産
日程計画の推論を行なうように構成することができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、生産物、リソース、ストレージ、工程の4つ
の製造ライン要素を用いて製造ラインを表現するので、
これらの製造ライン要素の関係を1つの図面上で視覚的
に把握することが可能となり、ユーザは工程と生産物と
リソースとストレージの関係を容易に理解することがで
き、誤記述を招く可能性を減少させることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の生産日程計画作成装置の一実施例を
示す概略構成図である。
【図2】 本発明の生産日程計画作成装置を実現するた
めのワークステーションの全体構成図である。
【図3】 製造ラインエディタで用いられるアイコンの
説明図である。
【図4】 ある製造ラインをネットワーク図として記述
した一例の説明図である。
【図5】 製造ラインエディタの画面表示の一例の説明
図である。
【図6】 各メニューカテゴリとそのカテゴリに属する
メニューの説明図である。
【図7】 リソース一覧表の一例の説明図である。
【図8】 各製造ライン要素に対応して生成されるオブ
ジェクトのデータ構造の一例の説明図である。
【図9】 ネットワーク図の一例をオブジェクトに変換
したデータの一例の説明図である。
【符号の説明】
1 製造ラインエディタ、2 製造ライン情報管理部、
3 生産日程計画作成部、11 制御装置、12 主記
憶装置、13 表示画面、14 データ入力装置、15
ポインティング入力装置、16 補助記憶装置、21
メニュー領域、22 メニューカテゴリ、23 プル
ダウンメニュー、24 属性プロパティ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−68100(JP,A) 特開 平4−69136(JP,A) FUJITSU S ファミリー A PSHELL/SCHEDES3 解説 書,富士通株式会社,1992年6月30日, p.24−34 「シミュレーションのためのオペレー ションフロー記述法」電子情報通信学会 春季大会講演論文集(分冊3) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 108 B23Q 41/08 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造ラインの情報を入力し生産日程計画
    を作成する生産日程計画作成装置において、スケジュー
    リング対象となる生産物を示す要素と生産物にサービス
    を与えるリソースを示す要素と生産物を保管するための
    ストレージを示す要素と生産物へのサービスの工程を示
    す要素とを用いて製造ラインを表現し用いた要素の属性
    情報を入力する入力手段と、該入力手段によって入力さ
    れる情報に従って要素や要素間の接続及び属性情報等を
    表示する表示手段と、前記入力手段により入力された要
    素と属性情報から生産物を表わすオブジェクトとリソー
    スを表わすオブジェクトとストレージを表わすオブジェ
    クトと工程を表わすオブジェクトを生成するオブジェク
    ト生成手段と、前記オブジェクト生成手段で生成された
    生産物を表わすオブジェクトとリソースを表わすオブジ
    ェクトとストレージを表わすオブジェクトと工程を表わ
    すオブジェクトに基づき生産日程計画を作成する生産日
    程計画作成手段を有し、前記入力手段による前記各要素
    から選択された要素の配置及び配置されている要素間の
    関係を示す線分の配置を前記表示手段に表示して製造ラ
    インをネットワーク図として記述可能であることを特徴
    とする生産日程計画作成装置。
  2. 【請求項2】 前記オブジェクト生成手段は、前記入力
    手段による要素の配置によりオブジェクトを生成し、線
    分の配置および属性情報の入力により対応するオブジェ
    クトの属性を設定することを特徴とする請求項1に記載
    の生産日程計画作成装置。
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