JP3390854B2 - ドリルの削りくず受け - Google Patents

ドリルの削りくず受け

Info

Publication number
JP3390854B2
JP3390854B2 JP17163394A JP17163394A JP3390854B2 JP 3390854 B2 JP3390854 B2 JP 3390854B2 JP 17163394 A JP17163394 A JP 17163394A JP 17163394 A JP17163394 A JP 17163394A JP 3390854 B2 JP3390854 B2 JP 3390854B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shavings
cylindrical body
drill
magnet
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17163394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0819933A (ja
Inventor
▲いさお▼ 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WADADENGYOUSYA CO., LTD.
Original Assignee
WADADENGYOUSYA CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WADADENGYOUSYA CO., LTD. filed Critical WADADENGYOUSYA CO., LTD.
Priority to JP17163394A priority Critical patent/JP3390854B2/ja
Publication of JPH0819933A publication Critical patent/JPH0819933A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3390854B2 publication Critical patent/JP3390854B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドリルの削りくずを収
容するドリルの削りくず受けに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドリルを使用して対象物に穴をあ
ける際、先端部の尖った細かい削りくずが前記穴から発
生する。この削りくずは、ドリルの回転力、あるいは、
ドリルの回転により生じる風圧により周囲に飛び散って
しまう。飛び散った削りくずを回収する際には、手によ
って回収しようとすると削りくずが指に刺さるなどの危
険性があるのため、前記削りくずをほうきなどの清掃用
具を使用して回収した後、破棄していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな削りくずの回収方法では、削りくずを回収するため
に清掃用具が必要となる。また、例えば送電線の鉄塔に
上って高所にて穴あけ作業する場合には、前記削りくず
が、地上に落下するまでの間に風に煽られるなどして離
れた場所に飛び散ることがあるため、すべての削りくず
を回収するのは非常に困難なものとなる。さらに、前記
鉄塔が畑内に設置されている場合や、駐車場に設置され
ている場合では、前記削りくずが農作物に落ちたり、ま
た自動車に落ちたりすることが予想されるため、鉄塔下
をシートで覆うなどの事前作業が必要であった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、ドリルによって対象物に穴をあ
ける際に、削りくずが周囲に飛び散ることのないドリル
の削りくず受けを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1の本発明にあっては、金属製の対象物に穴を
空ける際にドリルの歯が挿入される筒体を備えたドリル
の削りくず受けにおいて、透光性を有した前記筒体に、
その一方の開口部を前記対象物に密着的に固定する磁石
を中間部材を介して離間して設け、該中間部材により、
前記筒体と前記磁石との間に所定間隔を保持するととも
に、前記筒体を前記対象物に密着させた状態で前記磁石
が前記対象物に磁着するように前記筒体の開口縁と前記
磁石の一端面とが同一平面上に位置するように構成し
た。
【0006】また、請求項2の発明にあっては、前記筒
体の内周壁に突出部を形成した
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】前記構成において、請求項1の構成にあって
は、先ず、対象物にポンチを打つなどして穴あけ位置を
定める。そして、該穴あけ位置を筒体により包囲した
後、磁石により筒体の一方の開口部を対象物へ密着的に
固定する。次に、他方の開口部よりドリルの歯を挿入
し、前記穴あけ位置に穴を穿設するこのとき、前記穴
より発生する削りくずは、筒体により包囲されているの
で周囲に飛び散ることはない。また、前記削りくずは、
筒体内に収容される。そして、前記筒体を取り外し、収
容された削りくずを廃棄する。
【0011】また、前記対象物金属製であり、筒体
は、前記磁石が対象物の表面に磁着されることにより固
定される。また、穴あけ作業が終了した後には、磁着さ
れた磁石が対象物の表面から外されることにより、筒体
は対象物より取り外される。このように、筒体の脱着
は、対象物の表面にて容易に行われる。
【0012】さらに、削りくずが収容される筒体と、該
筒体を対象物に固定する磁石との間は、中間部材によっ
て所定の間隔が保たれる。したがって、削りくずを筒体
より排出する際に、削りくずが磁石に付着してしまうこ
とは防止される。
【0013】加えて、筒体は透過性を有しているので、
筒体の側面より、該筒体に包囲された穴あけ位置へ光が
透過する。このため、穴空け位置を容易に目視すること
ができる。
【0014】また、本発明の請求項2においては、請求
項1の構成の作用に加えて、筒体に収容された削りくず
は、内周壁の突出部により移動が規制され、開口部から
のはみ出しが阻止される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1に示すように本発明に係るドリルの削り
くず受け1は、穴をあける対象物が金属製である場合に
使用されるものを示したものであり、透明で円筒状の筒
体2と、該筒体2に中間部材3を介して連結される磁石
4とにより構成されている。
【0016】前記筒体2は、穴をあけるドリルの歯の外
形寸法よりも充分に大きな内径寸法を有しており、穴を
あける際に発生する削りくずが収容できる長さに形成さ
れている。また、筒体2の一端側の開口縁部には、長方
形状の切欠部20が設けられている。前記磁石4は、縦
寸法Aの高さを有する円柱状であり、中心部にはねじ穴
5が設けられている。
【0017】一方、前記中間部材3は、金属製で長方形
の板状部材を曲げ加工したものであり、一端側が前記筒
体2の内周壁にねじ6,6により固定され、他端側を前
記切欠部20にて筒体2の周縁に沿って直角外側に折り
曲げ、所定間隔B分の距離を隔てて折り返すとともに、
前記磁石の縦寸法Aの地点にて直角に折り曲げたもので
ある。そして、この中間部材3の他端側は、前記磁石4
の中心部のねじ穴5にてねじ6により固定されている。
すなわち、前記中間部材3によって、筒体2の一端側の
開口縁と磁石4の一端面とが同一平面上に位置するよう
に連結されている。
【0018】以上の構成からなる本実施例において、図
2に示すように、削りくず受け1を使用して、送電線の
鉄塔などの高所にて鉄板7に穴をあける際には、先ず、
鉄板7にポンチを打ち、穴あけ位置を定める。そして、
該穴あけ位置を包囲するように削りくず受け1の筒体2
を合わせ、磁石4を鉄板7の表面に磁着させて削りくず
受け1を固定する。このとき、透明な筒体2に包囲され
た穴あけ位置へは光が透過するので、筒体2の位置決め
は容易にまた正確に行うことができ、削りくず受け1の
取り付けの作業性は、筒体2が透明でない場合と比較し
て向上する。また、筒体2の一端側の開口縁と磁石4の
一端面とは同一平面上に位置するので、磁石4が鉄板7
に密着することによって筒体2の開口縁も鉄板7に密着
し、筒体2と鉄板7との間に隙間はできない。
【0019】次に、ドリル8を、該ドリル8の固定用磁
石9によって鉄板7上に固定した後、筒体2の他方の開
口部よりドリル8の歯10を挿入する。そして、筒体2
の側面より透視しながら、歯10が前記穴あけ位置と一
致するようにドリル8の位置の調整を行い、ドリル8の
ハンドル11を操作して穴あけ位置を視認しながら穴を
穿設する。このとき、前記穴より発生する削りくず1
2,・・・は、筒体2により包囲されているので周囲に
飛び散ることはない。また、前記削りくず12,・・・
は、筒体2内に収容される。よって、穴あけ作業後に削
りくず12,・・・を回収する作業を省くことができ、
また回収作業をするための清掃用具を準備する必要もな
くなる。さらに、削りくず12,・・・が落下する事は
ないので、削りくずが離れた場所に飛び散ることはな
く、従来のように鉄塔下をシートで覆うなどの事前作業
も不要となる。
【0020】穴あけが完了した際には、鉄板7の表面に
磁着された削りくず受け1を取り外し、収容された削り
くず12,・・・を廃棄する。このとき、削りくず1
2,・・・が収容される筒体2と、該筒体2を固定する
磁石4との間には、中間部材分3により所定間隔Bが保
たれているので、削りくず12,・・・が磁石4に付着
することのないドリルの削りくず受けとなり得る。
【0021】また、図3に示すように、筒体2の開口縁
側に突出した突出部13を縁部に沿って設けることによ
り、穴あけ作業中、または、筒体2を鉄板7から取り外
す際に、削りくず12,・・・が筒体2からこぼれ落ち
にくくなる。また、両開口縁側に前記突出部13を設け
れば、両開口部からのこぼれ落ちが防止でき、こぼれ落
ちの防止性がさらに向上する。
【0022】あるいは、図4に示すように、筒体2の内
周壁に断面三角形状の突出部13,・・・を設け、前述
と同様に削りくず12,・・・のこぼれ落ちの防止を行
う構造とすれば、収容された削りくず12,・・・を、
ドリル8の歯10が挿入され側(図面の右側)から廃棄
しやすいドリルの削りくず受けとなる。
【0023】また、図5に示すように、円筒状の筒体2
の一端側に中央が開口した円板状の磁石4を設けるとと
もに、筒体2の内周壁に突出する突出部13,13を両
縁部側に設け、スリムでコンパクトな形状の削りくず受
け1を形成すれば、持ち運び性の優れたドリルの削りく
ず受けとなる。
【0024】なお、本実施例では、削りくず受け1を磁
石4からなる固定部によって鉄板7に固定したが、穴あ
けを行う対象物に応じて、吸盤、あるいは、クリップな
どの固定部を設け、穴あけを行う対象物に削りくず受け
を固定しても良い。また、本実施例では、前記筒体2が
円筒状のものを示したが、断面四角形、六角形などの多
角筒状のものでも良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
ドリルの削りくず受けにおいては、削りくずが周囲に
飛び散ることなく筒体内に収容されるので、削りくずを
回収する作業を省くことができる。また、回収作業をす
るために清掃用具を準備する必要もなくなる。さらに、
鉄塔に上り高所にて穴あけ作業する場合であっても、削
りくずが落下する事はないので、削りくずが離れた場所
に飛び散ることはなくなる。したがって、従来のよう
に、鉄塔下をシートで覆うなどの事前作業も不要とな
る。
【0026】また、磁石の脱着対象物の表面にて容易
に行うことができるので、筒体の取り付け、取り外しの
作業効率は向上する。
【0027】さらに、削りくずを筒体より排出するとき
に削りくずが磁石に付着することはなくなるので、削り
くずを廃棄する際の作業性が向上する。
【0028】加えて、穴あけ位置が目視できるので、筒
体の位置決めが容易にかつ正確に行える。よって、筒体
の取り付けの作業性はさらに向上する。
【0029】また、本発明の請求項2においては、請求
項1の構成の効果に加えて、削りくずは筒体の開口部か
らのはみ出しが阻止されるので、穴あけ作業中、あるい
は、筒体を対象物から取り外す際に、筒体から削りくず
がこぼれ落ちにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例の使用状態を示す側面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す要部断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す要部断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 削りくず受け 2 筒体 3 中間部材 4 磁石(固定部) 7 鉄板(対象物) 10 歯(ドリルの歯) 12 削りくず 13 突出部 B 所定間隔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の対象物に穴を空ける際にドリル
    の歯が挿入される筒体を備えたドリルの削りくず受けに
    おいて、 透光性を有した前記筒体に、その 一方の開口部を前記対
    象物に密着的に固定する磁石を中間部材を介して離間し
    て設け、該中間部材により、前記筒体と前記磁石との間
    に所定間隔を保持するとともに、前記筒体を前記対象物
    に密着させた状態で前記磁石が前記対象物に磁着するよ
    うに前記筒体の開口縁と前記磁石の一端面とが同一平面
    上に位置するように構成したことを特徴とするドリルの
    削りくず受け。
  2. 【請求項2】 前記筒体の内周壁に突出部を形成した
    とを特徴とする請求項1記載のドリルの削りくず受け。
JP17163394A 1994-06-30 1994-06-30 ドリルの削りくず受け Expired - Lifetime JP3390854B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17163394A JP3390854B2 (ja) 1994-06-30 1994-06-30 ドリルの削りくず受け

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17163394A JP3390854B2 (ja) 1994-06-30 1994-06-30 ドリルの削りくず受け

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0819933A JPH0819933A (ja) 1996-01-23
JP3390854B2 true JP3390854B2 (ja) 2003-03-31

Family

ID=15926814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17163394A Expired - Lifetime JP3390854B2 (ja) 1994-06-30 1994-06-30 ドリルの削りくず受け

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3390854B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7549826B2 (en) * 2005-11-29 2009-06-23 The Boeing Company Device to collect cuttings produced by a cutting tool
CN103111440B (zh) * 2013-02-22 2015-11-25 美诺精密压铸(上海)有限公司 用于对工件的盲孔进行吹扫的吹扫装置
CN107598658A (zh) * 2017-08-31 2018-01-19 芜湖凝鑫机械有限公司 多功能钻孔机
CN107598659A (zh) * 2017-08-31 2018-01-19 芜湖凝鑫机械有限公司 降噪型钻孔机
CN111113134B (zh) * 2020-02-06 2021-12-14 中山市思晨五金制品有限公司 一种数控车床加工的工件防缠屑机构
CN114799272A (zh) * 2022-06-28 2022-07-29 江苏禹润智能科技有限公司 一种基于电子产品销售的展示架生产用打孔装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0819933A (ja) 1996-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3390854B2 (ja) ドリルの削りくず受け
US6332836B1 (en) Grinding wheel assembly
SE439036B (sv) Anordning vid demonterbara vetskebehallare, i synnerhet oljefilter
US20070272061A1 (en) Hand tool with replaceable bit
US20040065176A1 (en) Magnetic socket wrench assembly
EP1182362A3 (en) Adhesive anchor and anchoring system
JPWO2016129268A1 (ja) 吸塵ドリル及び吸塵ユニット
US6669024B2 (en) Sweeper magnet
WO2005044519A2 (en) Method and apparatus for fixing assembly having resilient tool connection
EP0980724A3 (en) Punch guide assembly
KR20010085936A (ko) 탱 절취제거 공구 및 탱이 부착된 나선형상 코일 인써트삽입공구 겸용 탱 절취제거 공구
US20050047880A1 (en) Metal shaving collector
EP0925760A3 (en) Orthopedic reaming instrument
JPH09309015A (ja) 切りかす受けカバーを備えた穿孔具
US5863168A (en) Washer with a detachable extension
US11565381B2 (en) Magnetic tool system
JP3965503B2 (ja) 切粉受けカバー体を備えた穿孔具
CN213498983U (zh) 一种便于安装的锤头手柄
JP2613644B2 (ja) コアドリル
EP1525964A3 (en) Spade bit
KR200408268Y1 (ko) 드릴가이드가 구비된 드릴용 분진포집장치
US6018856A (en) Device for removing and inserting the retaining clip of a coal mining drill bit
JPH061289Y2 (ja) 切粉飛散防止具
JPS6346180Y2 (ja)
JPH11333746A (ja) ドライバービスの保持具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100124

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100124

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110124

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120124

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120124

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130124

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140124

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term