JP3388908B2 - 検体検査装置 - Google Patents

検体検査装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は検体検査装置に係り、
特に血液、尿の臨床検査に用いられる検体検査装置に関
する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
から血液、尿など人体から得られたものである検体の検
査は、採取した検体を試験官等に分注し、検査項目ごと
に分析・測定を行なっている。この検体の検査は迅速・
正確に行うために、比色計、分光光度計、pHメータ、
天秤などの分析機器を使用して分析・測定を行なってい
る。このような分析機器による分析・測定は、検査精度
の向上、経済的効率、情報の集約化などの点から大学病
院等に設置されている臨床検査室や一定の血液検査機関
で行なわれている。
【0003】しかしながら、臨床検査室や一定の血液検
査機関による検体検査は緊急対応になじまない検体運搬
や患者移送の繁雑性などの問題点があった。また、分析
機器、測定機器等による検体検査は、高精度で質的に優
れた成績が得られる反面、機器の取扱いが難しくなり、
このような機器を熟知した専門家でなければ検査作業が
行えないという問題点があった。さらに、検査項目に対
応する検体のサンプルを用意する必要があった。
【0004】
【目的】本発明は、このような従来の問題点を解決する
ためになされたもので、検体検査の簡易化、自動化、微
量化、迅速化を図り、臨床検査室をもたない開業医や患
者自身が容易に検体検査を行なうことができる検体検査
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の検体検査装置は、液状検体を採取する検査用
カードと、検査用カードを挿入する検査用カード挿入口
が設けられた本体から成る検体検査装置であって、検査
用カードは液状検体を保持可能な隙間を有する透光性の
検査窓と、検査窓の隙間に液状検体を流動させる流動部
と、検査窓を中心に流動部に対向する方向に検査窓の隙
間の一部に連通する空気穴とから形成され、本体は検査
用カード挿入口に挿入される検査用カードの検査窓に採
取された液状検体内に光を照射する発光素子と、液状検
体を透過する光を受け液状検体中成分に対応する受光信
号を出力する受光素子と、受光信号に基づき液状検体中
成分の内容を表示する表示手段とを備えているものであ
る。
【0006】流動部は第1の態様として検査窓の隙間に
臨み、検査窓側は狭くカード本体の端面側は広く形成さ
れているものである。流動部は第2の態様としてカード
本体の端面から検査窓の隙間に貫通され、毛細管現象を
発生させる孔からなるものである。
【0007】
【作用】検査カードに形成された流動部から検査窓の隙
間に液状検体を流動させる。この隙間は液状検体を保持
させることができる隙間からなるので、液状検体は検査
窓内に充填される。この際、検査窓内には気泡が発生す
るが、検査窓を中心に流動部に対向する方向に検査窓の
隙間に連通する空気穴が形成されているので、この気泡
を検査窓から放出することができる。
【0008】流動部の第1の態様である検査窓側は狭く
カード本体の端面側は広く形成されている検査用カード
においては、流動部側を上にして傾斜させ、その傾斜し
た流動部に人体から採取された液状検体を滴下する。滴
下された液状検体は流動部に沿って検査窓の隙間に流れ
込ますことができるので、容易に検査窓の隙間に液状検
体を充填させることができる。
【0009】また、流動部の第2の態様である毛細管現
象を発生させる孔からなる検査用カードにおいては、人
体から採取された液状検体に検査用カードの流動部とし
ての孔を浸すと、この孔の毛細管現象により検査窓の隙
間に向って連続流動させることができるので、容易に検
査窓の隙間に液状検体を充填させることができる。この
ように検査窓内に液状検体が充填された検査用カードを
本体の検査用カード挿入口に挿入する。検査用カードを
挿入後、発光素子からの光を検査窓内の液状検体に照射
し、これら光を液状検体に照射した後に透過してくる光
を受光素子で測光し、この受光素子からの受光信号に基
づき液状検体中成分の内容を表示手段に表示させる。
【0010】これにより検体検査の簡易化、自動化、微
量化、迅速化を図ることができる。したがって、臨床検
査室をもたない開業医や患者自身が容易に検体検査を行
なうことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の検体検査装置の一実施例につ
いて図面を参照して説明する。図1(a)に示すよう
に、本発明の検体検査装置1は、液状検体である血液、
尿を採取する検査用カード2と、この検査用カード2を
挿入する本体3とから成るものである。
【0012】検査用カード2は図1(b)、図2に示す
ように、血液または尿を保持するための隙間を有する検
査窓4と、この検査窓4の隙間4aに血液または尿を流
入させる流動部である流入溝5と、検査窓4の隙間4a
の一部に連通する空気穴6とから形成されている。検査
窓4の隙間4aは検査窓4内に血液または尿を保持させ
るために0.5〜200μの範囲で形成させるが、好適
には100μとするのがよい。これにより極めて微量の
血液または尿であっても効率よく検査することができ
る。また、検査窓4の隙間4aは各検査によって異な
り、例えば血液検査の場合、赤血球の大きさが5〜7
μ、白血球の大きさが7〜15μ、血小板の大きさが1
〜2μなので、赤血球を保持させるには5〜7μの範
囲、好ましくは7μ、白血球を保持させるには7〜15
μの範囲、好ましくは15μ、さらに血清のみを保持さ
せるには0.5〜0.9μの範囲、好ましくは0.9μ
で形成させる。
【0013】この検査窓4の隙間4aに血液または尿を
流入させる流入溝5は、検査窓4側は狭くカード本体2
aの端面側は広く形成されているので、血液または尿を
流入溝5のカード本体2aの端面側から滴下しても、流
入溝5の側面に沿って検査窓4の隙間4aに確実に流し
込むことができる。また、検査窓4を中心に流入溝5に
対向する方向に空気穴6が形成されているので、検査窓
4の隙間4aに血液または尿が充填される際に発生する
気泡を逃すことができる。これにより検査窓4の隙間4
aに血液または尿を満遍なく充填させることができる。
なお、検査窓4は後述する発光素子からの光を透過させ
るために、透光性を有する材質から成る。
【0014】本体3は図4、図5に示すように、血液ま
たは尿が充填された検査用カード2を挿入する検査用カ
ード挿入口7と、この検査用カード挿入口7内に設置さ
れたセンサ部10と、センサ部10の信号を入力し演算
・処理する測定部11とからなり、更にこれらセンサ部
10及び測定部11のための電源部12を備えており、
これらは簡易型の装置ではケース20に一体的に設けら
れている。
【0015】センサ部10は血液または尿内に光を照射
する発光素子13と、血液または尿を透過する光を受け
血液または尿成分に対応する受光信号を出力する受光素
子14とを備え、発光素子13及び受光素子14は検査
用カード挿入口7の所定位置に挿入された検査用カード
2の検査窓4を介して互いに対向するように配置され
る。
【0016】発光素子13は一定光量の光を発光するL
EDから成る。このようなLEDとしては、例えばイン
ジウム・リンとガリウム・ヒ素の混晶(GaAsP)、
ガリウム・ヒ素にアルミニウムを入れた混晶(GaA1
As)等を用いたLEDが挙げられる。受光素子14は
発光素子13から照射され血液または尿内を透過した光
を受光し、光量に応じた受光信号である電流信号を発生
する光電センサである。このような光電センサは発光素
子13から照射される光に対して高い感受性を有するも
ので、例えばPINシリコンフォトダイオード等が使用
できる。
【0017】測定部11は、受光素子14からの電流信
号及び予め求められた吸光率と血液成分(例えば赤血球
(RBC)、酸素濃度、血糖値、赤血球(RBC)、血
色素量(Hb)、白血球(WBC)、総コレステロール
(T−CH)、善玉コレステロール(HDL−C)、中
性脂肪(TG)、トランスアミナーゼ(GOT・GP
T)、アルコール指数(γ−GTP)、総蛋白(T
P)、尿酸(UA)、クレアチニン(CRE)、尿素チ
ッソ(BUN)、エイズ(HIV))または尿成分(例
えば尿蛋白、尿潜血、尿糖)との相関を示す検量線に基
づき血液または尿成分の値を演算する演算処理手段15
と、演算処理手段15の結果を表示する表示手段である
表示装置16とを備えている。
【0018】演算処理手段15は、検量線のデータを記
憶する記憶回路17及び演算回路18を備えている。演
算回路18は受光素子14から出力される受光信号を演
算して血液または尿成分の吸光率に対応する値を演算す
ると共に、この吸光率を更に記憶回路17に記憶された
検量線に基づき演算して、血液または尿成分の値を求め
る。
【0019】即ち、受光信号の信号の強さは受光素子1
4の受けた光の強さに対応するので、演算回路18は、
この信号の強さと発光素子13の光量に対応する電圧値
(所定値)との比をとることにより血液または尿による
吸光率を求める。この際、必要に応じ素子の特性や装置
の性能に基づく補正のための演算をする。このような演
算はアナログ処理、デジタル処理のいずれも可能である
が、デジタル処理の場合には演算回路18に受光信号を
デジタル化するA/D変換器を備えることは言うまでも
ない。
【0020】記憶回路17が記憶する検量線は、例えば
血糖値の場合、予め異なる血糖値の血液サンプルの波長
400〜1200nm領域における吸光スペクトルから
求められ、血糖値xと所定の波長(発光素子13の発光
する光の波長)の光の吸光率aとの関数x=f(a)と
して記憶される。従って、所定の波長について血糖値に
よる吸光率の変化をプロットすることにより、図6に示
すような検量線を得ることができる。このようにして得
られた検量線は、例えば血糖値0〜200mg/dlの間を
2次曲線で近似し、血糖値200〜1000mg/dlの間
を直線として近似することにより、 x=αa2+βa+γ (x<200) x=ka+c (200≦x) のような関数として求めることができる(式中、α、
β、γ、k、cはそれぞれ検量線から求められる所定の
係数)。
【0021】また、血糖値以外の血液または尿成分も上
記と同様に、それぞれの検量線を求め、この各検量線を
記憶回路17に記憶させる。この記憶回路17に記憶さ
れた各検量線は、検査対象に基づきケース20に設けら
れた選択スイッチ31により選択することができる。さ
らに、選択スイッチ31により選択された検量線、即ち
検査対象に対して最も吸光率のよい波長、光量を発光素
子13から照射させることができるように、選択スイッ
チ31と発光素子13とを連動させてもよい。これによ
り、血液または尿が充填された検査用カード2を本体3
の検査用カード挿入口7に挿入するだけで、複数の検査
項目を検査することができる。
【0022】表示装置16は、液晶表示装置等のデジタ
ル表示装置から成り、図5に示すようにケース20の上
面に表示画面21が設けられ、測定部11において求め
られた血液または尿の値を数値として表示する。なお、
演算処理手段15の主回路及び表示装置16の駆動回路
は基板19上に設けられ、電源部12により駆動され
る。電源部12としては、AC電源を利用することもで
きるが、図5に示すような簡易型の装置の場合、ニッカ
ド電池、2次リチウム電池等の電池が用いられ、この電
源をON、OFFするための電源スイッチ32がケース
20に設けられる。また、測定部11をリセットし再測
定可能にするためのリセットボタン33を備えてもよ
い。
【0023】以上のように構成された本実施例の検体検
査装置1による血糖値の検査ついて以下説明する。ま
ず、検査カード2を流入溝5側を上にして傾斜させ、そ
の傾斜した流入溝5に人体から採取された血液を滴下す
ると、その血液は流入溝5に沿って検査窓4の隙間4a
に流れ込む。この際、検査窓4の隙間4aには気泡が発
生するが、検査窓4の隙間4aに連通する空気穴6が設
けられているので、この気泡を検査窓4の隙間4aから
放出することができる。これにより検査窓4の隙間4a
に血液を満遍なく充填させることができる。
【0024】この血液が充填された検査用カード2を、
予め電源スイッチ32がONにされた本体3の検査用カ
ード挿入口7の所定位置まで挿入する。このとき、検査
用カード2の一側面に形成された凸部2aが、検査用カ
ード挿入口7内に設置された駆動スイッチ(図示せず)
をONにする。これにより発光素子13が駆動され、所
定の波長、光量の光が血液に照射され、この血液を透過
する光が受光素子14に入ると、受光素子14は受光し
た光量に対応する強さの信号を測定部11に出力する。
測定部11では、受光信号が演算回路18に読み込ま
れ、この演算回路18が入力された受光信号と発光素子
13の発光する光の強さに対応する電圧値との比をとる
と共に所定の定数を減算して、血液の吸光率aを求め
る。演算回路18は、さらにこの求められた吸光率a
に、記憶された検量線の係数に基づく演算を施し、血糖
値xを求め、この血糖値xを表示装置16に表示させ
る。
【0025】なお、再度測定する場合には、リセットボ
タン33を押下して測定部11をリセットすればよい。
このリセットにより測定部11は発光素子13の照射す
る光の吸光率を測定し、所定の演算の後、血糖値を再表
示する。以上の実施例においては、流動部である流入溝
5が検査窓4側は狭くカード本体2aの端面側は広く形
成された検査用カード2で血液または尿を充填する場合
について説明したが、これに限らず、流動部が毛細管現
象を発生させる孔が形成された検査用カードでもよい。
【0026】この検査用カードは図1(c)、図3に示
すように、血液または尿を保持するための隙間を有する
検査窓52と、この検査窓52の隙間52aに血液また
は尿を流動させる流動部である孔53と、検査窓52の
隙間52aの一部に連通する空気穴54とから形成され
ている。検査窓52の隙間52aは上述した検査用カー
ド2と同様に、検査窓52内に血液または尿を保持させ
るために0.5〜200μの範囲で形成させるが、好適
には100μに形成させるのがよい。これにより極めて
微量の血液または尿であっても効率よく検査することが
できる。また、検査窓52の隙間52aは各検査によっ
て異なり、例えば血液検査の場合、赤血球の大きさが5
〜7μ、白血球の大きさが7〜15μ、血小板の大きさ
が1〜2μなので、赤血球を保持させるには5〜7μの
範囲、好ましくは7μ、白血球を保持させるには7〜1
5μの範囲、好ましくは15μ、さらに血清のみを保持
させるには0.5〜0.9μの範囲、好ましくは0.9
μで形成させる。
【0027】この検査窓52の隙間52aに血液または
尿を流動させる孔53は、毛細管現象を発生させること
ができる寸法で形成されている。この場合、孔53の幅
は1〜3mm、好ましくは2mmがよい。また、検査窓
52を中心に孔53に対向する方向に空気穴54が形成
されている。なお、血液検査において検査窓52の隙間
52aに、白血球が取り除かれた血液を導くためには、
孔53の隙間を7μ以下に形成させ、また、白血球およ
び赤血球が取り除かれた血液を導くためには、孔53の
隙間を5μ以下に形成させ、さらに血清のみを導くため
には、1μ以下に形成させる。
【0028】このように形成された検査用カード51に
おいて、人体から採取された血液または尿に孔53を浸
すと、毛細管現象により検査窓53の隙間53aに血液
または尿が連続流動していく。この際、検査窓53の隙
間53aに発生する気泡は空気穴54から放出させるこ
とができるので、検査窓53の隙間53aに血液または
尿を満遍なく充填させることができる。
【0029】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明の検体検査装置によれば、液状検体を採取する検査
用カードと、検査用カードを挿入する検査用カード挿入
口が設けられた本体から成る検体検査装置であって、検
査用カードは液状検体を保持可能な隙間を有する透光性
の検査窓と、検査窓の隙間に液状検体を流動させる流動
部と、検査窓を中心に流動部に対向する方向に検査窓の
隙間の一部に連通する空気穴とから形成され、本体は検
査用カード挿入口に挿入される検査用カードの検査窓に
採取された液状検体内に光を照射する発光素子と、液状
検体を透過する光を受け液状検体中成分に対応する受光
信号を出力する受光素子と、受光信号に基づき液状検体
中成分の内容を表示する表示手段とを備えているので、
検体検査の簡易化、自動化、微量化、迅速化を図ること
ができる。これにより、臨床検査室をもたない開業医や
患者自身が容易に検体検査を行なうことができる。
【0030】また、流動部は検査窓の隙間に臨み、検査
窓側は狭くカード本体の端面側は広く形成されているの
で、液状検体を流動部の側面に沿って検査窓の隙間に確
実に充填させることができる。さらに、流動部はカード
本体の端面から検査窓の隙間に貫通され、毛細管現象を
発生させる孔からなるので、この孔から連続流動で液状
検体を検査窓の隙間に充填させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検体検査装置の一実施例を示す図で、
(a)は全体斜視図、(b)は第1の態様の検査用カー
ドの全体斜視図、(c)は第2の態様の検査用カードの
全体斜視図。
【図2】図1(b)に示す検査用カードのA−A断面
図。
【図3】図1(c)に示す検査用カードのA−A断面
図。
【図4】本発明の検体検査装置の本体の一実施例の構成
を示すブロック図。
【図5】本発明の検体検査装置の本体の一実施例を示す
側断面図。
【図6】血糖値と吸光率との関係を示す検量線。
【符号の説明】
1…検体検査装置 2、51…検査用カード 3…本体 4、52…検査窓 4a、52a…隙間 5…流入溝(流動部) 53…孔(流動部) 6、54…空気穴 7…検査用カード挿入口 13…発光素子 14…受光素子 15…演算処理手段 16…表示装置(表示手段) 17…記憶回路 18…演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 正則 東京都新宿区西新宿8丁目20番2号 ジ ァム販売株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/52

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液状検体を採取する検査用カードと、前記
    検査用カードを挿入する検査用カード挿入口が設けられ
    た本体から成る検体検査装置であって、前記検査用カー
    ドは前記液状検体を保持可能な隙間を有する透光性の検
    査窓と、前記検査窓の前記隙間に前記液状検体を流動さ
    せる流動部と、前記検査窓を中心に前記流動部に対向す
    る方向に前記検査窓の前記隙間の一部に連通する空気穴
    とから形成され、前記本体は前記検査用カード挿入口に
    挿入される前記検査用カードの前記検査窓に採取された
    前記液状検体内に光を照射する発光素子と、前記液状検
    体を透過する光を受け前記液状検体中成分に対応する受
    光信号を出力する受光素子と、前記受光信号に基づき前
    記液状検体中成分の内容を表示する表示手段とを備えて
    いることを特徴とする検体検査装置。
  2. 【請求項2】前記流動部は前記検査窓の前記隙間に臨
    み、前記検査窓側は狭くカード本体の端面側は広く形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の検体検査装
    置。
  3. 【請求項3】前記流動部はカード本体の端面から前記検
    査窓の前記隙間に貫通され、毛細管現象を発生させる孔
    からなることを特徴とする請求項1記載の検体検査装
    置。
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