JP3387499B2 - 輪郭線分の局所領域における方位決定方法および線分と角の決定方法 - Google Patents

輪郭線分の局所領域における方位決定方法および線分と角の決定方法

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JP3387499B2 JP50645693A JP50645693A JP3387499B2 JP 3387499 B2 JP3387499 B2 JP 3387499B2 JP 50645693 A JP50645693 A JP 50645693A JP 50645693 A JP50645693 A JP 50645693A JP 3387499 B2 JP3387499 B2 JP 3387499B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、二値輪郭画像の局所領域における輪郭の線
分の方位の決定方法に関する。
画像計測、画像認識の分野において、画像メモリ内に
取り込まれた画像から、対象となる物体等の特徴となる
部分の情報を取り出そうとする場合、画像の輪郭を抽出
し、その後、特徴となる線分、角(corner)、および、
多角形等の情報を取り出すことが要求される。
背景技術 図1および図2は、従来、画像情報から直線の情報を
取り出すために用いられていたハフ変換を示すものであ
る。ハフ変換においては、元の画像上の黒(または白)
である画素の座標を(xi,yi)で表すときに、式 ρ=xi sinθ+yi cosθ で表される曲線をρ,θ平面(図2)上に、全ての黒
(または白)である画素について描く。このとき、元の
画像(xy平面)上で同一の直線上にあるものは、図1に
示されているように、同一のρ,θに対応するので、
ρ,θ平面上で上記の曲線は1つの点(ρ,θ)で交わ
る(図2)。したがって、ρ,θ平面上での上記の曲線
の交点から元の画像(xy平面)上の直線が求められる。
しかしながら、上記の方法で直線を求めるためには、
各直線上の全ての点について上記の曲線を描く処理が必
要であり、そして、各直線毎に交点を求める処理が必要
となるため、データ処理量が膨大となり、ソフトウエア
処理では処理時間が長くなり、ハードウエア処理を行う
ためにもハードウエア規模が大きくなるという問題があ
る。
更に、上記のハフ変換では直線しか検出できず、局所
的には線分で表されても大局的には曲率を有する曲線は
検出できないという問題がある。
また、従来は、二値輪郭画像から、線分、角(corne
r)、および、多角形等の位置や方位に関する情報を取
り出すことは困難であった。
発明の開示 本発明の第1の目的は、画像の局所的な線分を簡素な
処理によって検出することができる二値輪郭画像の局所
領域における輪郭の局所的な線分の方位の決定方法を提
供することである。
本発明の第2の目的は、ノイズによる影響を抑制し
て、画像の局所的な線分を簡素な処理によって検出する
ことができる二値輪郭画像の局所領域における輪郭の線
分の局所的な方位の決定方法および装置を提供すること
である。
本発明の第3の目的は、画像の輪郭点の各々を通る局
所的な線分から巨視的な線分を決定する方法および装置
を提供することである。
本発明の第4の目的は、画像の輪郭点の巨視的な線分
同士の間を接続する接続部を決定する方法および装置を
提供することである。
本発明の第5の目的は、画像の輪郭点の各々から見た
線分の方位に基づいて画像の輪郭の角の位置および方位
を決定する方法および装置を提供することである。
本発明の第6の目的は、画像の輪郭から求めた巨視的
な線分および輪郭の角の位置および方位に基づいて、画
像の輪郭の多角形を決定する方法および装置を提供する
ことである。
本発明の第1の形態によれば、二値輪郭画像の局所領
域における輪郭の局所的な線分の方位の決定方法におい
て、前記局所領域内の第1の所定の値の画素の1つを中
心として複数の方位の各々に存在する該第1の所定の値
の画素の数を求める第1のステップと、該画素の数が第
2の所定の値より多い方位に局所的な線分が存在すると
判定する第2のステップとを有することを特徴とする方
法が提供される。
本発明の第2の形態によれば、二値輪郭画像内の輪郭
線が含む局所的な線分の方位の決定方法において、前記
二値輪郭画像内に存在する複数の第1の所定の値の画素
各々を中心とする複数の局所領域の各々において、該各
々の局所領域内の前記中心とした画素を中心として複数
の方位の各々に存在する前記第1の所定の値の画素の数
を求める第1のステップと、前記局所領域内では該画素
の数が第2の所定の値より多い方位に局所的な線分が存
在すると判定する第2のステップとを有することを特徴
とする方法が提供される。
本発明の第3の形態によれば、二値輪郭画像の局所領
域における輪郭の局所的な線分の方位の決定方法におい
て、前記局所領域内の第1の所定の値の画素の1つを中
心として複数の方位の各々に存在する該所定の値の画素
の数を求める第1のステップと、該複数の方位の各々に
存在する前記第1の所定の値の画素の数と、該各々の方
位の両隣の方位に存在する前記第1の所定の値の画素の
数の和との差を求める第2のステップと、前記差が第2
の所定の値より大きい方位を、局所的な線分が存在する
方位として求める第3のステップとを有することを特徴
とする方法が提供される。
本発明の第4の形態によれば、二値輪郭画像内の輪郭
線が含む局所的な線分の方位の決定方法において、前記
二値輪郭画像内に存在し第1の所定の値を有する複数の
画素各々を中心とする複数の局所領域の各々において、
該局所領域内の前記中心とした画素を中心として複数の
方位の各々に存在する前記第1の所定の値の画素の数を
求める第1のステップと、該複数の方位の各々に存在す
る前記第1の所定の値の画素の数と、該各々の方位の両
隣の方位に存在する前記第1の所定の値の画素の数の和
との差を求める第2のステップと、前記差が第2の所定
の値より大きい方位を、局所的な線分が存在する方位と
して求める第3のステップとを有することを特徴とする
方法が提供される。
本発明の第5の形態によれば、二値輪郭画像内の輪郭
線から線分を検出する方法において、前記二値輪郭画像
内に存在する複数の第1の所定の値の画素各々を中心と
する複数の局所領域の各々において、前記中心からの方
位に関して各々一定の方位角の範囲に存在する複数の扇
状の領域を有するパターンの各領域に存在する前記第1
の所定の値の画素の数を計数する第1のステップと、前
記計数が第2の所定の値より大きい領域を求め、これら
の領域の方位に、それぞれ局所的な線分が存在すると判
定する第2のステップと、前記第2のステップにて判定
された2つの局所的な線分の方位であって互いに180゜
異なるものがあるときに、前記局所領域内では前記中心
とする画素を通過する直線方位の局所的な線分が存在す
ると判定する第3のステップと、前記第3のステップに
おいて、互いに隣接する画素であって、これらの画素を
同一の方位を有する直線方位の局所的な線分が通過する
と、前記互いに隣接する画素を中心とする各局所領域内
で判定されるとき、これらの画素のグループが1つの線
分を構成する候補と判定する第4のステップとを有する
ことを特徴とする方法が提供される。
本発明の第6の形態によれば、上記の本発明の第5の
形態において、前記第2のステップにて判定された局所
的な線分の方位のうちで第1の局所的な線分の方位が第
2の局所的な線分の方位に対して180゜の方位とは異な
るが、該180゜の方位から所定の方位角の範囲内にある
とき、該第1および第2の局所的な線分が該局所領域の
中心画素を通過する準直線方位の局所的な線分を構成す
るものとして検出する第5のステップと、前記第4のス
テップにて前記1つの線分を構成する候補と判定される
第1の候補を構成し、各々が第1の方位を有する複数の
直線方位の局所的な線分がそれぞれ通過する互いに隣接
する画素から構成される第1の画素列と、前記第5のス
テップにて前記1つの線分を構成する候補と判定される
第2の候補を構成し、各々が前記第1の方位と異なる第
2の方位を有する複数の直線方位の局所的な線分がそれ
ぞれ通過する互いに隣接する画素から構成される第2の
画素列とが、互いに隣接する画素から構成される第3の
画素列によって接続され、該第3の画素列の各画素を中
心として前記準直線方位の線分が検出され、該第3の画
素列の画素のうち、前記第1の画素列に隣接する第1の
画素を中心とする局所領域内で前記第1および第2の局
所的な線分の何れかの方位が前記第1の方位に等しく、
前記第3の画素列の画素のうち、前記第2の画素列に隣
接する第2の画素を中心とする局所領域内で前記第1お
よび第2の局所的な線分の何れかの方位が前記第2の方
位に等しく、且つ、前記第3の画素列が線分を構成する
候補を含まないときは、該第3の画素列を、前記第1お
よび第2の画素列が構成する線分間を接続する接続部と
して検出するステップとを有することを特徴とする方法
が提供される。
本発明の第7の形態によれば、二値輪郭画像内の輪郭
線から線分を検出する方法において、前記二値輪郭画像
内に存在し、所定の値を有する複数の画素各々を中心と
する複数の局所領域の各々において、前記中心からの方
位に関して各々一定の方位角の範囲に存在する複数の扇
状領域を有するパターンの各扇状領域に存在する前記所
定の値の画素の数を計数する第1のステップと、前記複
数の領域の各々において前記計数が所定の値より大きい
扇状領域を求め、前記中心からこれらの扇状領域の方位
に、それぞれ局所的な線分が存在すると判定する第2の
ステップと、前記第2のステップにて判定された2つの
局所的な線分の方位であって互いに180゜異なるものが
あるときに、前記局所領域内では該画素を通過し、前記
2つの局所的な線分によって決定される直線方位の局所
的な線分が存在すると判定する第3のステップと、前記
第2のステップにて判定された2つの局所的な線分の方
位のうちで第1の局所的な線分の方位が、前記第3のス
テップにて判定された直線方位の局所的な線分を決定す
る前記2つの局所的な線分の方位の一方から所定の方位
角の範囲内にあり、前記第2のステップにて判定された
2つの局所的な線分の方位のうちで第2の局所的な線分
の方位が、前記第3のステップにて判定された直線方位
の局所的な線分を決定する前記2つの局所的な線分の方
位の他方から所定の方位角の範囲内にあり、且つ、前記
第2のステップにて判定された第1および第2の局所的
な線分の方位が互いに180゜異なるものでないときに
は、該第1および第2の局所的な線分が、前記第3のス
テップにて判定された直線方位の局所的な線分に対して
準直線方位の局所的な線分を構成するものとして検出す
る第4のステップと、互いに隣接する画素から構成され
る画素列であって、該画素列は、前記第3のステップに
おいて直線方位の局所的な線分が通過すると判定された
画素を少なくとも1つ含み、該画素列内の該少なくとも
1つの画素を通過する前記直線方位の局所的な線分は全
て同一の方位を有し、該画素列内の該少なくとも1つの
画素以外の画素は、該少なくとも1つの画素について前
記第3のステップにて判定された直線方位の局所的な線
分に対して準直線方位の局所的な線分を構成すると前記
第4のステップにて判定された画素であるとき、前記画
素列が1つの線分を構成する候補と判定する第5のステ
ップとを有することを特徴とする方法が提供される。
本発明の第8の形態によれば、上記の本発明の第7の
形態において、前記第5のステップにて前記1つの線分
を構成する候補と判定される第1の候補を構成する第1
の画素列であって、該第1の画素列のうち、その画素を
通過する前記直線方位の局所的線分が存在すると判定さ
れる前記少なくとも1つの画素が第1の方位を有する第
1の画素列と、前記第5のステップにて前記1つの線分
を構成する候補と判定される第2の候補を構成する第2
の画素列であって、該第2の画素列のうち、その画素を
通過する前記直線方位の局所的線分が存在すると判定さ
れる前記少なくとも1つの画素が前記第1の方位と異な
る第2の方位を有する第2の画素列とが、少なくとも1
つの画素を共有するときには、前記第1の候補は、前記
第1の画素列のうちの、前記直線方位の局所的線分が通
過する前記少なくとも1つの画素であって前記共有され
る画素に最も近い側にある第1の画素まで延びる第1の
線分であり、前記第2の候補は、前記第2の画素列のう
ちの、前記直線方位の局所的線分が通過する前記少なく
とも1つの画素であって前記共有される画素に最も近い
側にある第2の画素まで延びる第2の線分であり、前記
第1および第2の線分は前記第1の画素列から前記第2
の画素列に到る互いに隣接する画素列によって構成され
る接続部によって接続されると判定するステップを有す
ることを特徴とする方法が提供される。
本発明の第9の形態によれば、二値輪郭画像内の輪郭
線から角の位置を検出する方法において、前記二値輪郭
画像内に存在する複数の第1の所定の値の画素各々を中
心とする複数の局所領域の各々において、該局所領域内
の前記中心とした画素を中心として複数の方位の各々に
存在する該第1の所定の値の画素の数を求める第1のス
テップと、前記局所領域内では該画素の数が第2の所定
の値より多い方位に局所的な線分が存在すると判定する
第2のステップと、前記第2のステップにて判定された
2つの局所的な線分の方位のうちで該2つの局所的な線
分の方位の差と180゜との差の絶対値が所定の角度を超
えるときに、該局所領域の前記中心の画素は、角の位置
の近傍にある角近傍点であると判定する第3のステップ
と、互いに隣接する角近傍点の画素からなるグループを
求める第4のステップと、前記グループの各々におい
て、該グループ内の各画素の座標の代表値を求める第5
のステップと、前記グループの各々において、該グルー
プ内の各画素を中心とする局所領域内における前記2つ
の局所的な線分の方位の中間の方位を、該角近傍点の角
方位として求める第6のステップと、前記グループの各
々において、該グループ内の全画素の角方位の代表値を
求める第7のステップとを有してなることを特徴とする
方法が提供される。
本発明の第10の形態によれば、二値輪郭画像内の輪郭
線から線分を検出する方法において、前記二値輪郭画像
内に存在する複数の第1の所定の値の画素各々を中心と
する複数の局所領域の各々において、該局所領域内の前
記中心とした画素を中心として複数の方位の各々に存在
する前記第1の所定の値の画素の数を求める第1のステ
ップと、前記局所領域内では該画素の数が第2の所定の
値より多い方位に局所的な線分が存在すると判定する第
2のステップと、前記第2のステップにて判定された2
つの局所的な線分の方位であって互いに180゜異なるも
のがあるときに、該局所領域内では前記中心の画素を通
過する第3の局所的な線分が存在すると判定する第3の
ステップと、前記第3のステップにおいて、互いに隣接
する画素であって、これらの画素において同一の方位を
有する局所的な線分が通過すると、これらの画素を中心
とする各局所領域内で判定されるとき、これらの画素の
グループが1つの線分を構成する候補と判定する第4の
ステップと、前記第2のステップにて判定された2つの
局所的な線分の方位の差と180゜との差の絶対値が所定
の角度を超えるときに、該局所領域の前記中心の画素
は、角の位置の近傍にある角近傍点であると判定する第
5のステップと、互いに隣接する角近傍点の画素からな
るグループを求める第6のステップと、前記グループの
各々において、該グループ内の各画素の座標の代表値を
求める第7のステップと、前記グループの各々におい
て、該グループ内の各画素を中心とする局所領域内にお
ける前記2つの局所的な線分の方位の中間の方位を、該
角近傍点の角方位として求める第8のステップと、前記
グループの各々において、該グループ内の全画素におけ
る角方位の代表値を求める第9のステップと、前記第8
のステップにて求めた角方位の代表値の中から、互いに
180度異なるものの対のグループを求める第10のステッ
プと、前記第10のステップにて求めた対のグループ同士
において、互いの座標の代表値の点の間を結ぶ線分を求
める第11のステップと、前記互いの座標の代表値の点の
間を結ぶ線分同士が互いに交わる2つの対のグループの
組を求める第12のステップと、前記第4のステップにお
いて求めた線分の候補の中で、前記2つの対のグループ
の組を構成する4つのグループの間を結ぶものを検索し
て4辺形として求める第13のステップとを有することを
特徴とする方法が提供される。
図面の簡単な説明 図1および図2は、ハフ変換の説明図、 図3は、本発明の第1の形態の基本構成を示す図、 図4は、本発明の第2の形態の実施例における局所領
域の線分検出のアルゴリズムを示す図、 図5は、輪郭画像の全領域内の局所領域を示す図、 図6は、局所領域において対象画素を中心画素から見
た方位を示す図、 図7は、線分方位を求めるための画素数の列を示す
図、 図8は、本発明の第2の形態の実施例における局所領
域の線分検出のアルゴリズムの第2の例を示す図、 図9Aは、局所領域内の輪郭点の分布の1例を示す図、
そして、図9Bは、対応する画素数の列を示す図、 図10は、線分判定基準アルゴリズムの1例を示す図、 図11は、中心画素および周囲の画素の配置を示す図、 図12は、線分方位検出用パターンを示す図、 図13は、線分方位検出用の第2のパターンを示す図、 図14は、本発明の第1の形態による線分の方位決定方
法の1例を示す図、 図15は、本発明の第3の形態の基本構成を示す図、 図16は、本発明の第4の形態の基本構成を示す図、 図17は、本発明による方位判定の説明図、 図18は、本発明による方位判定の説明図、 図19は、本発明の第3の形態の第1の実施例における
局所領域の線分検出のアルゴリズムを示す図、 図20は、本発明の第3の形態の第2の実施例における
局所領域の線分検出のアルゴリズムを示す図、 図21は、本発明の第4の形態の実施例における局所領
域の線分検出のアルゴリズムを示す図、 図22は、図14の画素数分布に対して、本発明の第3の
形態による処理を施した結果の画素数分布を示す図、 図23は、他の画素数分布の例を示す図、 図24は、図23の分布に対して本発明の第3の形態によ
る処理を施した例を示す図、 図25は、図12および13のパターンによって検出可能
な、局所的な線分の16方位を示す図、 図26Aおよび図26Bは、1つの線分が通過する輪郭点に
おいて、図12および13のパターンを適用した例を示す
図、 図26Cは、図26Aおよび図26Bに示されるようにして2
つのパターンによって検出された線分の局所的な方位が
16方位の1つとして検出されることを示す図、 図27は本発明の第5の形態の実施例における線分検出
のアルゴリズムを示す図、 図28は、本発明の第6の形態の実施例における準直線
方位の定義を示す図、 図29は、2つの線分が曲線によって滑らかに接続して
いる例を示す図、 図30は、2つの線分の交点と、該交点に対応して検出
される角の代表値(位置)と角方位の代表値(方位)を
示す図、 図31は、2つの線分の交点の近傍における角近傍点列
の各点において検出される角方位を示す図、 図32は、本発明の第9の形態の実施例における角検出
のアルゴリズムを示す図、 図33は、本発明の第9の形態の実施例における角方位
の定義を示す図、 図34は、本発明の第10の形態の実施例における四角形
検出のアルゴリズムを示す図、 図35は、本発明の第10の形態によって検出される四角
形の1例を示す図、そして 図36は、以上述べた本発明の種々の方法を実施するハ
ードウエア構成を示すものである。
発明を実施するための最良の形態 本発明の第1および第2の形態の基本構成(図3) 図3は、本発明の第1の形態の基本構成を示すもので
ある。図3に示されているように、ステップ1において
は、輪郭点の線分の方位を求める対象となる2値輪郭画
像において、該線分の方位を求める局所領域、および、
該局所領域の中心画素(輪郭点の画素)を決定する。
ステップ2においては、該局所領域内の上記の中心画
素以外の輪郭点の画素の該中心画素から見たときの方位
を求める。
ステップ3においては、上記の局所領域内で各方位に
ある上記の輪郭点の画素の数を計数する。
そして、ステップ4においては、上記の局所領域内で
各方位にある上記の輪郭点の画素の数の多い方向に線分
が伸びていることが認識される。
図示しないが、本発明の第2の形態においては、図3
の処理を、対象となる画像内の全ての上記の輪郭点の画
素を中心画素とする局所領域について行う。これによ
り、対象となる画像内の全ての領域における線分の分布
が認識され、この後、これらの線分を統合的に判断する
ことにより、上記の対象となる画像内の全ての領域にお
ける輪郭線(曲線および直線)が認識される。
上記の第2の形態における、中心とする複数の画素
は、該二値輪郭画像内に存在する全ての輪郭点の画素、
すなわち、所定の値を有する画素とすることができる。
上記の第1および第2の形態における複数の方位は、
前記局所領域の各々に存在する前記所定の値の画素の各
々と、該局所領域における前記中心とする1つの画素と
を結ぶ直線が、該中心を通る所定の方位の直線に対して
なす角度を決定することにより求めることができる。
上記の第1および第2の形態における複数の方位の各
々に存在する輪郭点の画素の数の計数は、前記局所領域
の各々において、前記中心からの方位に関して各々が一
定の方位角の範囲を有する複数の扇状領域を有するパタ
ーンの各領域に存在する前記輪郭点の画素の数を計数す
ることにより行うことができる。
上記の第1および第2の形態における複数の方位の各
々に存在する該所定の値の画素の数の計数は、更に、前
記パターンの各扇状領域の中心からの方位に関する範囲
を、方位に関して該範囲の1/2づつずらしてなる複数の
扇状領域からなる第2のパターンの各扇状領域に存在す
る前記輪郭点の値の画素の数を計数することによっても
行うことができる。
上記の第1および第2の形態において、該方位の前記
輪郭点の画素の数が最も大きい方位、および、2番目に
大きい方位に輪郭点からなる線分が存在すると判定する
ことができる。
尚、上記の第1および第2の形態において、上記の局
所領域内における線分の方位の判定は、前記中心とする
画素の回りに隣接して輪郭点の画素が少なくとも1つな
いときには、その画素は独立していると考えられるの
で、上記の方位検出は行わないようにすることができ
る。
尚、上記の第1および第2の形態において、上記の局
所領域内における線分の方位の判定は、前記中心とする
画素の回りに隣接する全ての画素が輪郭点の画素である
ときには、このときの中心画素は線分の一部ではないと
判断して上記の方位検出は行わないようにすることがで
きる。
本発明の第1および第2の形態の実施例(図4〜12) 図4は本発明の第1および第2の形態の実施例におけ
る局所領域の線分検出のアルゴリズムを示すものであ
る。
図4において、ステップ11にては、原画像を取得す
る。そして、ステップ12にては、上記の原画像から輪郭
線を抽出する。ステップ13では、図5に示されているよ
うに、輪郭画像の画像メモリの1隅の座標を(0,0)と
するとき、局所領域の中心画素の座標X0,Y0の初期値
を、上記の輪郭画像の画像メモリの1隅の画素の座標を
(0,0)からX方向およびY方向にそれぞれn番目の画
素とする。この実施例では、図5に示されているよう
に、局所領域のサイズを(2n+1)×(2n+1)とす
る。
ステップ14にては、座標X0,Y0の中心画素が黒(上記
の輪郭画像が輪郭点を黒で表示しているとき)か否かを
判定する。黒でなければステップ26に進み、黒ならばス
テップ15に進む。
ステップ15では、当該局所領域内の、中心画素に対す
る方位を求める対象の画素の座標(x,y)の初期値を当
該局所領域のうちx座標およびy座標の最も小さい値と
する。そして、ステップ16では、座標x,yの対象画素が
黒(上記の輪郭画像が輪郭点を黒で表示しているとき)
か否かを判定する。黒でなければステップ19に進み、黒
ならばステップ17に進む。
ステップ17では、図6に示されているように、対象画
素の座標x,yが当該局所領域の中心画素X0,Y0に対してど
の方位に位置するかを、x軸に対する角度θとして求め
る。そして、ステップ18では、1゜毎に区切った360方
位に対応するレジスタ列(或るいは、メモリ領域の列)
のうち、求めた角度θに対応するレジスタline〔θ〕内
のデータを1インクリメントする。ここで、この実施例
では、上記の角度θの分布を求めるために、本発明の方
法を実行する画像データ処理装置は、図7に示されてい
るように、1゜毎に区切った360方位に対応するレジス
タ列を有するものとする。
次に、ステップ19においては、上記の対象画素のx座
標が当該局所領域のx座標の最大値に到達したか否かを
判定する。到達したならば、ステップ20に進み、到達し
ないならば、ステップ21に進んでx座標を1インクリメ
ントして、ステップ16に戻る。
ステップ20においても、上記の対象画素のy座標が当
該局所領域のy座標の最大値に到達したか否かを判定す
る。到達したならば、ステップ23に進み、到達しないな
らば、ステップ22に進んでy座標を1インクリメントし
て、ステップ16に戻る。ステップ23では、上記レジスタ
のデータに基づいて当該対象画素を中心とする局所線分
の方位を後述する手順で求め線分方位格納バッファへ格
納する。
ステップ26においては、局所領域の中心画素のX座標
X0が対象となる輪郭画像メモリのX座標の最大値(Xmax
−n)に到達したか否かを判定する。到達したならば、
ステップ27に進み、到達しないならば、ステップ24に進
んでX座標X0を1インクリメントして、ステップ14に戻
る。
ステップ27においては、局所領域の中心画素のY座標
Y0が対象となる輪郭画像メモリのY座標の最大値(Ymax
−n)に到達したか否かを判定する。到達したならば、
図4の処理は終了し、到達しないならば、ステップ25に
進んでY座標Y0を1インクリメントして、ステップ14に
戻る。
ところで、従来の画像データ処理装置においては、輪
郭画像データのうち、輪郭点(黒の画素)の座標のみを
輪郭点バッファに格納する機能を有するものがある。
この場合は、図4の手順における、ステップ14および
ステップ16等の処理、すなわち、輪郭点の座標か否かを
判定する手順は不要であり、輪郭点バッファに格納され
た座標値を座標値の大小順に読み出して方位θを検出す
る処理を行えばよい。図8はこのような場合の局所領域
の線分検出のアルゴリズムを示すものである。
図9Aおよび9Bは、局所領域内の輪郭点の分布の1例、
および、この局所領域から求めた線分方位に対する画素
数の列を示すものである。
図10は、上記の図4または図8に示されているような
手順で、輪郭画像の全領域内の各局所領域について求め
た、線分方位に対する画素数の列(図7)からその局所
領域における線分の方位を決定する処理を示すものであ
る。図10に示されているように、各角度θに対応するデ
ータline〔θ〕が、予め設定した所定のしきい値N未満
ならば、線分方位バッファに格納せず(ステップ52)、
予め設定した所定のしきい値N以上ならば、線分方位バ
ッファに格納する(ステップ53)。
更に、先に述べたように、中心画素A(図11)の周囲
の画素a〜h(図11)が、中心画素Aの回りに隣接して
黒の画素が少なくとも1つないときには、その画素は独
立していると考えられるので、上記の方位検出は行わな
いようにすることができる。
また、中心画素Aの回りに隣接する全ての画素が黒の
ときには、このときの中心画素は線分の一部ではないと
判断して上記の方位検出は行わないようにすることがで
きる。
以上述べた実施例においては、各局所領域内における
対象画素の中心画素から見た方位は、中心画素および対
象画素の座標から演算によって求めている(図4のステ
ップ17および図8のステップ35)が、図12に示されてい
るような、複数の扇状領域を有するパターンを用いて、
パターン内の領域0〜7それぞれの中に存在する輪郭点
(黒の画素)の数を計数し、これによって、前記の線分
方位に対する画素数の列(図7)を求めることができ
る。
更に、図12のパターンと共に、図13に示されているよ
うな第2のパターンをも用いて前記の線分方位に対する
画素数の列(図7)を補間することができる。この第2
のパターンは、図12のパターンにおいて各扇状領域をハ
ーフピッチずらしたものである。
この場合、第1および第2のパターンそれぞれを用い
たときの計数が最も大きい領域および2番目に大きい領
域をそれぞれ求め、第1のパターンにおける計数が最も
大きい領域および2番目に大きい領域と、前記第2のパ
ターンにおける計数が最も大きい領域および2番目に大
きい領域とが重なる2つの領域を求め、これら2つの領
域の方位にそれぞれ第1および第2の局所的な線分が存
在すると判定する。
以上説明したように、本発明の第1および第2の形態
の二値輪郭画像の局所領域における輪郭の線分の方位の
決定方法によれば、画像の局所的な線分を簡素な処理に
よって検出することができるという効果がある。
本発明の第1および第2の形態における課題(図14) 図14は、上記の本発明の第1の形態の方法を、1例と
して、画素Pの近傍の8方向に存在する画素Pと同じ値
の画素の数を、画素Pを中心とする8枚の扇状領域
(0)〜(7)に存在する画素Pと同じ値の画素の数と
して求めた結果を示すものである。各扇状領域(0)〜
(7)に存在する画素Pと同じ値の画素の数は、該扇状
領域内にアンダライン付きで示されている。図14に示さ
れているように、画素Pを通る輪郭線分が通る扇状領域
内の計数が大きくなっている。
しかしながら、図14に示されているように、実際に求
めたい輪郭線分の他にノイズ等が入った場合には、上記
の方法だけからは、輪郭線分か否かの判定が難しくな
る。例えば、図14の領域(6)では、該領域内の計数は
9であるが、そのうち、実際の輪郭線分からの寄与は5
であり、その他の4はノイズによるものである。
本発明の第3および第4の形態の基本構成 本発明の第3の形態は、図15に示されているように、
二値輪郭画像の局所領域における輪郭の線分の方位の決
定方法において、 前記局所領域内の輪郭点の画素の1つを中心として複
数の方位の各々に存在する輪郭点の画素の数を求め(ス
テップ101)、 該複数の方位の各々に存在する輪郭点の画素の数が該
各々の方位の両隣の方位に存在する輪郭点の画素の数の
和を求め(ステップ102)、 上記の複数の方位の各々に存在する輪郭点の画素の数
と上記の和との差を求めて、該差が所定の値より多いか
否かを判定し(ステップ103)、多いと判定されたとき
には、該各々の方位に線分が存在すると判定する(ステ
ップ104)ことを特徴とするものである。
本発明の第4の形態は、図16に示されているように、
二値輪郭画像の局所領域における輪郭の線分の方位の決
定方法において、 前記局所領域内の輪郭点の画素の1つを中心として複
数の方位の各々に存在する輪郭点の画素の数を求め(ス
テップ101)、 上記各々の方位の両隣の方位に存在する輪郭点の画素
の数の和を求め(ステップ102)、 上記の複数の方位の各々に存在する輪郭点の画素の数
と上記の和との差を求め(ステップ107)、該差が所定
の値より多い方位、或いは、最も多い方位、および、2
番目に多い方位を検出し、該各々の方位に線分が存在す
ると判定する(ステップ108)ことを特徴とするもので
ある。
そして、上記の本発明の第3および第4の形態による
処理は、二値輪郭画像内に存在する複数の輪郭点の画素
各々を中心とする複数の局所領域の各々において行うこ
とができる。
上記の本発明の第3および第4の形態において、上記
の中心とする複数の画素は、該二値輪郭画像内に存在す
る全ての輪郭点の画素とすることができる。
本発明により、対象となる画像内の全ての領域におけ
る線分の分布が認識され、この後、これらの線分を統合
的に判断することにより、上記の対象となる画像内の全
ての領域における輪郭線(曲線および直線)が認識され
る。
上記の第3および第4の形態における複数の方位は、
前記局所領域の各々に存在する輪郭点の画素の各々と、
該局所領域における前記中心とする1つの画素とを結ぶ
直線が該中心を通る所定の方位の直線に対してなす角度
を決定することにより求めることができる。
上記の第3および第4の形態における複数の方位の各
々に存在する輪郭点の画素の数の計数は、前記局所領域
の各々において、前記中心からの方位に関して各々が一
定の方位角の範囲を有する扇状の領域を有するパターン
の各扇状領域に存在する輪郭点の画素の数を計数するこ
とにより行うことができる。
上記の第3および第4の形態における複数の方位の各
々に存在する輪郭点の画素の数の計数は、更に、前記パ
ターンの各扇状領域の中心からの方位に関する範囲を、
方位に関して該範囲の1/2づつずらしてなる複数の扇状
領域からなる第2のパターンの各扇状領域に存在する輪
郭点の画素の数を計数することによっても行うことがで
きる。
尚、上記の第3および第4の形態において、上記の局
所領域内における線分の方位の判定は、前記中心とする
画素の回りに隣接して輪郭点の画素が少なくとも1つな
いときには、その画素は孤立していると考えられるの
で、上記の方位検出は行わないようにすることができ
る。
尚、上記の第3および第4の形態において、上記の局
所領域内における線分の方位の判定は、前記中心とする
画素の回りに隣接する全ての画素が輪郭点であるときに
は、このときの中心画素は線分の一部ではないと判断し
て上記の方位検出は行わないようにすることができる。
図17は、本発明の第3の形態に特有の方位判定の手順
の1例を示すものである。画素Pを中心とする局所領域
の複数の方位の部分領域の各々について、その部分領域
を注目領域として、その注目領域の両隣の部分領域Iお
よびIIにおける前記計数(画素Pと同じ値の画素の数)
の和を求める。図17の場合、注目領域における計数(画
素Pと同じ値の画素の数)は、15であり、隣接領域Iお
よびIIにおける計数は、それぞれ、0および5である。
したがって、隣接領域IおよびIIにおける前記計数の和
は5となる。この和5と、注目領域における計数15との
大小を比較すると、注目領域における計数15が上記の和
5より大きい。よって、この注目領域の方位が線分の方
位と判定される。
図18は、上記の比較を、複数の方位の各々(注目領
域)に存在する、画素Pと同じ値の画素(すなわち、輪
郭点の画素)の数から該各々の方位の両隣の方位に存在
する該所定の値の画素の数の和(隣接領域IおよびIIに
おける前記計数の和)を差し引くステップと、該差し引
いた数と零とを比較するステップとによって実現する場
合を示すものである。
注目領域における計数15と上記の和5との差は10であ
り、10と0とを比較すれば、0より大であるので、この
注目領域の方位が線分の方位と判定される。
本発明の第3および第4の形態の実施例(図19〜24) 図19は本発明の第3の形態の第1の実施例における局
所領域の線分検出アルゴリズムを示すものである。
図19において、ステップ111にては、原画像を取得し
て輪郭線を抽出する。そして、ステップ112から119の間
においては、上記の輪郭線を構成する画素の1つ1つを
順次注目する画素として、各注目する画素の周囲の線分
の方位を求める。ステップ112においては、座標(Xi,Y
i)の画素を上記の注目する画素として取り出し、ステ
ップ113においては、該注目する画素の周囲の複数の部
分領域の各々を指定するインデックスxを0とおく。そ
して、ステップ114において、上記の部分領域xの画素
数Iを計数する。次に、ステップ115においては、上記
の部分領域xの両隣の部分領域の画素数の和Oを計数す
る。そして、ステップ116においては、上記の部分領域
xの計数Iと両隣の部分領域における計数の和Oとを比
較し、I>Oのときには、この部分領域xの方位を、線
分が存在する方位として抽出し、ステップ117におい
て、上記のインデックスxをインクリメントして次の部
分領域を指定する。以上、ステップ114から117の動作
を、ステップ118においてxが7に到達する(この例で
は、前述の図14におけるように、注目する画素の周囲が
8つの方位に対応する8つの部分領域に分割されている
ものとしているので部分領域を指定するインデックスは
0〜7である)まで繰り返し、更に、ステップ112から
ステップ118までの動作を、上記の抽出した輪郭線の全
ての画素について行われたとステップ119にて判断され
るまで行って処理を完了する。
図20は本発明の第3の形態の第2の実施例における局
所領域の線分検出のアルゴリズムを示すものである。
図20の手順は、ステップ126においてのみ、図19のス
テップ116と異なり、他の手順は、図19の手順と同じで
ある。図20のステップ126においては、部分領域xの計
数Iと両隣の部分領域における計数の和Oとの直接比較
せず、先ず、部分領域xの計数Iと両隣の部分領域にお
ける計数の和Oとを差を演算し、そして、この差を0と
比較して、この差が0より大きければ、この部分領域x
の方位を、線分が存在する方位として抽出するものであ
る。
図21は本発明の第4の形態の実施例における局所領域
の線分検出のアルゴリズムを示すものである。
図21のステップ141〜145の動作、および、ステップ15
0の動作は、上記の図19のステップ111〜115の動作、お
よび、ステップ119の動作、および、図20のステップ121
〜125の動作、および、ステップ129の動作に、それぞれ
対応するものであるが、図21の手順においては、ステッ
プ146においては、部分領域xの計数Iと両隣の部分領
域における計数の和Oとの差を演算して、これを一旦メ
モリに格納する。以下、全ての部分領域について、上記
のように、部分領域xの計数Iと両隣の部分領域におけ
る計数の和Oとの差を演算して、これを一旦メモリに格
納する。そして、ステップ149にて、上記の格納した差
の値が最も大きい部分領域の方位、および、2番目に大
きい部分領域の方位を、線分が存在する方位として抽出
するものである。
図22は、前述の図14の画素数分布に対して、図17およ
び18を参照して説明したような処理を施した結果を示す
ものである。上記の図21の手順に従うならば、(2)お
よび(7)の方位が、この画素Pを通る線分の方位とし
て抽出される。この結果においては、図14に示されてい
るノイズの影響は全く抑制されている。
図23は、図14とは異なる画素数分布の他の例を示すも
のであり、図24は、図23の分布に対して、本発明による
上記の処理を施した結果を示すものである。図24に示さ
れているように、本発明による処理によって、線分の方
位が非常に明確になっている。
以上説明したように、本発明の第3および第4の二値
輪郭画像の局所領域における輪郭の線分の方位の決定方
法によれば、ノイズによる影響を抑制して、画像の局所
的な線分を簡素な処理によって検出することができると
いう効果がある。
本発明の第5の形態の基本構成 本発明の第5の形態においては、二値輪郭画像内の輪
郭線から線分を検出する方法において、 第1のステップでは、前記二値輪郭画像内に存在する
複数の輪郭点の画素各々を中心とする複数の局所領域の
各々において、該局所領域内の前記中心とした画素を中
心として複数の方位の各々に存在する輪郭点の画素の数
を求める。
第2のステップでは、前記局所領域内では該画素の数
が所定の値より多い方位に局所的な線分が存在すると判
定する。
第3のステップでは、前記第2のステップにて判定さ
れた2つの局所的な線分の方位が互いに180゜異なると
きに、該局所領域内では該画素を通過する直線方位の局
所的な線分が存在すると判定する。
第4のステップでは、前記第3のステップにおいて、
互いに隣接する画素であって、これらの画素を同一の方
位を有する局所的な線分が通過すると各局所領域内で判
定されるとき、これらの画素のグループが1つの線分を
構成する候補と判定する。
なお、上記の局所的な線分の方位は、前述(本発明の
第1〜4の形態)のような種々の方法の何れによって求
めてもよい。
本発明の第5および第7の形態の実施例(表、図25〜2
7) 本発明の第5の形態の実施例においては、各輪郭点を
中心とする局所的な線分の方位の決定のために、前述の
図12および13のパターンを使用する。図12および13のパ
ターンは、各々45゜の方位角の範囲を有する8方位の領
域からなるものである。これら2つのパターンを用いる
ことにより、表および図25に示されるように、0〜15の
16方位が検出される。
例えば、図26Aおよび26Bでは、線分方位を検出すると
きの中心画素Gを輪郭線の直線400が通過するとする
と、図26Aでは、方位1および5の方位に画素数のピー
クが検出され、図26Bでも、方位1および5の方位に画
素数のピークが検出される。こうして、表および図26C
に示されるように、16方位のうち、3−11の方位に画素
数のピーク121が存在することが検出される。
図27は本発明の第5の形態の実施例における線分検出
のアルゴリズムを示すものである。図27のステップ201
においては、前述の本発明の第1〜4の形態によって、
各輪郭点を中心とする局所的な線分の方位が決定され
る。ここでは、各輪郭点を中心とする局所領域内では他
の輪郭点の画素の数が所定の値より多い方位が検出され
る。次に、ステップ202において、上記のステップ201に
て求めた2つの線分方位が180゜異なる方位であると
き、この輪郭点を通過する直線方位の局所的な線分が存
在すると判定する。例えば、図25の16方位のうち、方位
3と方位11は180゜異なる方位である。そして、ステッ
プ203において、互いに隣接する画素であって、これら
の画素を同一の方位を有する直線方位の局所的な線分が
通過すると各局所領域内で判定されるとき、これらの画
素のグループが1つの線分を構成する候補と判定する。
本実施例では更に、ステップ204にて、1つの線分を構
成する候補と判定された画素のグループが通過する互い
に隣接する画素の座標から、例えば、以下の式によって
相関係数を求める。
R=(ΣXiYi/N−XmYm)/σσ ここで、Rは相関係数、Nは1つの線分を構成する候補
と判定された画素のグループ内の画素数、XiおよびY
iは、上記のグループ内の各画素のXおよびY座標、Xm
およびYmは、上記のグループ内の各画素のXおよびY座
標の平均値、そして、σおよびσは、上記のグルー
プ内の各画素のXおよびY座標の標準偏差である。
ステップ206では、上記のようにして求めた相関係数
が所定の値以上か否かを判定する。所定の値以上である
ならば、ステップ207にて、上記の画素のグループは線
分を構成するものと判定し、その傾きおよび切片(端
点)の座標を求める。また、所定の値以上でないなら
ば、ステップ208にて、上記の画素のグループは線分を
構成しないものと判定する。
なお、上記のステップ206において、線分を検出する
際には、前述の本発明の第7の形態によって、同一方位
の直線方位の局所的な線分だけでなく、該同一方位から
所定の角度の範囲にある準直線方位の局所的な線分をも
含む連続する画素列を1つの線分の候補としてもよい。
本発明の第6および第8の形態の実施例(図28〜31) 線分が前述の本発明の第5の形態に従って求められる
ときには、更に、各輪郭点を中心とする局所領域におい
て、他の輪郭点の画素の数が最も多い方位が、2番目に
多い方位に対して180゜の方位とは異なるが、該180゜の
方位から所定の方位角の範囲内にあるとき、該第1およ
び第2の局所的な線分が該局所領域の中心画素を通過す
る準直線方位の局所的な線分を構成するものとして検出
する。ここでは、例えば、局所的な線分の構成要素とし
て図27のステップ202で検出される3−11の方位のまわ
りでは、図28に示されるように、図28の3−10,3−12,2
−11、および、4−11の方位が、準直線方位の局所的な
線分を構成するものとして検出される。そして、前述の
図27のステップ203にて線分を構成する候補と判定され
た第1および第2の画素列(または、図27のステップ20
7にて線分を構成すると判定された画素列)が、互いに
隣接する第3の画素列によって接続され、該第3の画素
列の各画素を中心として上記の準直線方位の線分が検出
され、上記の第1の画素列に隣接する第3の画素列の画
素を中心として検出された前述の2つの方位のうちの1
つが、上記の第1の画素列の各画素を中心として検出さ
れた2つの方位の1つに一致し、上記の第2の画素列に
隣接する第3の画素列の画素を中心として検出された前
述の2つの方位のうちの1つが、上記の第2の画素列の
各画素を中心として検出された2つの方位の1つに一致
し、且つ、該第3の画素列が線分を構成する候補を含ま
ないときは、該第3の画素列を、前記第1および第2の
画素列が構成する線分間を接続する接続部として検出す
る。
この接続部は、図29に示されるように、2つの線分を
滑らかに接続する曲線部であることもあれば、上記のよ
うに検出された2つの線分が実際には更に上記の接続部
まで延びており、ここで、互いに交わっている場合もあ
り得る。2つの線分が直接交わるときには、上記の延び
ている線分を構成する画素のうち、これらの線分の交点
から上記の局所領域のサイズ以内の距離にある画素から
上記の交点の方位の画素数を計数するときには、他方の
線分上の画素をも計数することになり、上記の2つの線
分の方位の差がさほど大きくないときには、上記の局所
領域のサイズ以内の距離にある画素では「準直線方位の
局所的な線分」が検出される。
線分の候補が前述の本発明の第7の形態に従って求め
られるときには、更に、上記の接続部は、本発明の第8
の形態に従って以下のように求められる。すなわち、同
一の方位を有する少なくとも1つの直線方位の局所的な
線分が通過する画素を含み、更に、この直線方位に対す
る準直線方位の線分が通過する画素をも含んでよいもの
として求められた第1の線分候補と、同様に求められた
方位が異なる第2の線分候補とが画素を共有する(すな
わち、輪郭点で接続されている)ときには、この第1の
線分候補は、該第1の線分候補の画素列のうちの前記少
なくとも1つの直線方位の局所的な線分が通過する画素
であって前記共有される画素に最も近い側にある第1の
画素まで延びる第1の線分であり、前記第2の線分候補
は、該第2の線分候補の画素列のうちの前記少なくとも
1つの直線方位の局所的な線分が通過する画素であって
前記共有される画素に最も近い側にある第2の画素まで
延びる第2の線分であり、前記第1および第2の線分は
前記第1の画素から前記第2の画素に到る互いに隣接す
る画素列によって構成される接続部によって接続される
と判定する。
本発明の第9の形態の実施例(図32,33) 図32は、本発明の第9の形態の実施例における角検出
のアルゴリズムを示すものである。図32のステップ211
においても、前述の本発明の第1〜4の形態によって、
各輪郭点を中心とする局所的な線分の方位が決定され
る。ここでも、各輪郭点を中心とする局所領域内では他
の輪郭点の画素の数が所定の値より多い方位が検出され
る。次に、本実施例においては、ステップ212におい
て、上記のように検出された2つの局所的な線分の方位
であって該2つの方位の差と180゜との差の絶対値が所
定の角度を超えるときに、該局所領域の前記中心の画素
は、角の位置の近傍にある角近傍点であると判定する。
そして、ステップ213にては、互いに隣接する角近傍点
の画素からなるグループ(角近傍点列)を求める。次
に、ステップ214においては、前記グループ(角近傍点
列)の各々において、該グループ内の各画素のXおよび
Y座標の平均値を、このグループ(角近傍点列)の代表
値として求める。更に、ステップ215において、前記グ
ループの各々において、該グループ内の各画素を中心と
する局所領域内における上記の2つの局所的な線分の方
位の中間の方位を、該角近傍点の角方位として求める。
例えば、図30および図31に示されるような2つの線分30
0および301が交わることによって形成される角では、図
31に符号311〜31nにて示されるように、接続部の各画素
の角方位が検出される。そして、上記のグループの各々
において、該グループ内の全画素の角方位の平均値を全
画素の角方位の代表値として求める(図33参照)。図30
の例では、符号400で示される位置に上記のグループの
代表値(角近傍点列の平均値)が求められ、401で示さ
れるような角方位の代表値(平均値)が求められる。
本発明の第10の形態の実施例(図34,35) 以上述べたようにして得られた線分の傾きおよび切片
の情報、そして、角の位置(座標の代表値)および角方
位の代表値の情報はデータベースに記憶される。本発明
の第10の形態は、これらの情報を用いて、輪郭線が形成
する4角形を検出するものである。図34は、本発明の第
10の形態の実施例における4角形検出のアルゴリズムを
示すものである。図34のステップ221においては、上記
のような手順に従って1つの角(例えば、図35の角1)
の位置(座標の代表値)および方位の代表値の情報を取
得する。そして、ステップ222においては、取得した各
角の角方位と反対方位(180゜異なる方位)の角方位を
有する角(例えば、図35の角3)を求めて、これらの角
を反対方向の対(例えば、図35の角1および角3)とす
る。ステップ223においては、上記のような対の角を形
成するグループ(角近傍点列)同士において、互いの座
標の代表値の点の間を結ぶ線分を求める。次に、前記互
いの座標の代表値の点の間を結ぶ線分同士が互いに交わ
る2つの対の組(例えば、図35の角1および角3、そし
て、角2および角4)を求める。そして、ステップ224
において、前述のようにして求めた線分の中で、前記2
つの対の組における、互いに隣接する画素からなる4つ
のグループの間を結ぶもの(例えば、図35の線分1、線
分2、線分3、そして、線分4)を検索して4辺形とし
て求める。
本発明のハードウエア構成(図36) 図36は、以上述べた本発明の種々の方法を実施するハ
ードウエア構成を示すものである。図36において、400
はテレビカメラ、401は画像入力ボード、402は画像メモ
リ、403は輪抽出回路、404は中央制御部インターフェイ
ス、そして、405は中央制御部である。更に、中央制御
部405は、CPU406,RAM407,ROM408、キーボードインター
フェイス409、キーボード410、ディスプレイインターフ
ェイス411、ディスプレイ412、そして、磁気ディスク装
置413を接続する。
テレビカメラ400は、認識対象を撮影して画像情報
を、例えば、NTSC映像信号として画像入力ボード401に
供給する。画像入力ボード401は、NTSC映像信号をA/D変
換回路(図示せず)によってディジタル化し、ディジタ
ル化した画像データを画像メモリ402に格納する。輪郭
抽出回路403は、画像メモリ402に格納された画像データ
を読み出して、画像の輪郭点を抽出する。ここで、輪郭
点抽出は、公知の何れの方法によってもよく、例えば、
ゼロクロス処理を行う。抽出された輪郭点のデータは、
中央制御部インターフェイス404を介して中央制御部405
に供給され、中央制御部405はCPU406の制御の下に輪郭
点のデータをRAM407または磁気ディスク装置413に格納
する。中央制御部405の磁気ディスク装置413には、前述
の本発明による種々の方法を実行するためのプログラム
が記憶されており、中央制御部405は、起動されると、
このプログラムをRAM407上に展開し、キーボード410か
らのオペレータによる操作に従って、前述の本発明によ
る種々の方法を実行する。ディスプレイ412は、上記の
処理によって得られた結果を表示する。前述の図7に示
したレジスタは、上記のRAM407内に設けた領域としても
よい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 俊彦 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−175591(JP,A) 特開 昭59−123081(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/60 200 JICSTファイル(JOIS)

Claims (39)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二値輪郭画像の局所領域における輪郭の局
    所的な線分の方位の決定方法において、 前記局所領域内の第1の所定の値の画素の1つを中心と
    して複数の方位の各々に存在する該第1の所定の値の画
    素の数を求める第1のステップと、 該画素の数が第2の所定の値より多い方位に局所的な線
    分が存在すると判定する第2のステップとを有し、 前記第1のステップにおいて、前記複数の方位の各々に
    存在する前記第1の所定の値の画素の数の計数は、前記
    局所領域の各々において、前記中心からの方位に関して
    各々一定の方位角の範囲に存在する複数の扇状の領域を
    有するパターンの各扇状領域に存在する前記第1の所定
    の値の画素の数を計数することにより行うことを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】前記局所領域の各々において、前記第1の
    ステップにおいては、前記中心からの方位に関して各々
    が一定の方位角の範囲を有する複数の扇状の領域を有す
    る第1のパターンの各扇状領域と、該第1のパターンの
    各扇状領域の中心からの方位に関する範囲から、方位角
    に関して該範囲の1/2づつ、それぞれ異なる複数の扇状
    領域からなる第2のパターンの各扇状領域とを設定し、 前記第1および第2のパターンそれぞれを用いたときの
    計数が前記第2の所定の値より大きくなる扇状領域が重
    なる扇状領域の方位に前記局所的な線分が存在すると判
    定する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記局所領域の各々において、前記第1の
    ステップにおいては、前記中心からの方位に関して各々
    が一定の方位角の範囲を有する複数の扇状の領域を有す
    る第1のパターンの各扇状領域と、該第1のパターンの
    各扇状領域の中心からの方位に関する範囲から、方位に
    関して該範囲の1/2ずつ、それぞれ異なる複数の扇状領
    域からなる第2のパターンの各扇状領域とを設定し、 前記第1および第2のパターンそれぞれを用いたときの
    計数が前記第2の所定の値より大きい扇状領域をそれぞ
    れ求め、 前記第1のパターンにおける計数が前記第2の所定の値
    より大きい扇状領域と、前記第2のパターンにおける計
    数が前記第2の所定の値より大きい扇状領域とが重なる
    扇状領域を求め、該重なる扇状領域の方位に局所的な線
    分が存在すると判定する請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】二値輪郭画像の局所領域における輪郭の局
    所的な線分の方位の決定方法において、 前記局所領域内の第1の所定の値の画素の1つを中心と
    して複数の方位の各々に存在する該第1の所定の値の画
    素の数を求める第1のステップと、 該複数の方位の各々に存在する該第1の所定の値の画素
    の数が該各々の方位の両隣の方位に存在する該第1の所
    定の値の画素の数の和より多いか否かを判定する第2の
    ステップと、 多いと判定されたときには、該方位に局所的な線分が存
    在すると判定する第3のステップとを有し、 前記第1のステップにおいて、前記複数の方位の各々に
    存在する前記第1の所定の値の画素の数の計数は、前記
    局所領域の各々において、前記中心からの方位に関して
    各々が一定の方位角の範囲に存在する複数の扇状の領域
    を有するパターンの各扇状領域に存在する前記第1の所
    定の値の画素の数を計数することにより行うことを特徴
    する方法。
  5. 【請求項5】二値輪郭画像内の輪郭線が含む局所的な線
    分の方位の決定方法において、前記二値輪郭画像内に存
    在し、第1の所定の値を有する複数の画素各々を中心と
    する複数の局所領域の各々において、前記中心からの方
    位に関して各々が一定の方位角の範囲を有する複数の扇
    状の領域を有する第1のパターンと、該第1のパターン
    の各扇状領域の中心からの方位に関する範囲から、方位
    に関して該範囲の1/2づつ、それぞれ異なる複数の扇状
    領域からなる第2のパターンとを設定し、該第1および
    第2のパターンの各々について、該複数の扇状領域の各
    々に存在する前記第1の所定の値の画素の数を求める第
    1のステップと、 前記第1および第2のパターン各々について、該複数の
    扇状領域の各々に存在する前記第1の所定の値の画素の
    数と、該各々の扇状領域の両隣の方位の扇状領域に存在
    する前記第1の所定の値の画素の数の和との差を求める
    第2のステップと、 前記第1および第2のパターン各々について、前記差が
    第2の所定の値より大きい扇状領域の方位を、それぞれ
    求める第3のステップと、 前記第1のパターンにおける前記差が前記第2の所定の
    値より大きい扇状領域と、前記第2のパターンにおける
    前記差が前記第2の所定の値より大きい扇状領域とが重
    なる扇状領域を求め、該重なる扇状領域の方位にそれぞ
    れ局所的な線分が存在すると判定する第4のステップと
    を有することを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】二値輪郭画像内の輪郭線から線分を検出す
    る方法において、 前記二値輪郭画像内に存在し、第1の所定の値を有する
    複数の画素各々を中心とする複数の局所領域の各々にお
    いて、該各々の局所領域内の前記中心とした画素を中心
    として複数の方位の各々に存在する前記第1の所定の値
    の画素の数を求める第1のステップと、 前記局所領域内で該画素の数が第2の所定の値より多い
    方位にそれぞれ1つの局所的な線分が存在すると判定す
    る第2のステップと、 前記第2のステップにて判定された局所的な線分の方位
    であって互いに180゜異なるものがあるときに、該局所
    領域内では前記中心とする画素を通過する第3の局所的
    な線分が存在すると判定する第3のステップと、 前記第3のステップにおいて、互いに隣接する画素であ
    って、これらの画素を同一の方位を有する直線方位の局
    所的な線分が通過すると、前記互いに隣接する画素を中
    心とする各局所領域内で判定されるとき、これらの画素
    のグループが1つの線分を構成する候補と判定する第4
    のステップとを有することを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】二値輪郭画像内の輪郭線から線分を検出す
    る方法において、 前記二値輪郭画像内に存在し、第1の所定の値を有する
    複数の画素各々を中心とする複数の局所領域の各々にお
    いて、前記中心からの方位に関して各々一定の方位角の
    範囲に存在する複数の扇状の領域を有するパターンの各
    扇状領域に存在する前記第1の所定の値の画素の数を計
    数する第1のステップと、 前記計数が第2の所定の値より大きい扇状領域を求め、
    該大きい扇状領域の方位にそれぞれ局所的な線分が存在
    すると判定する第2のステップと、 前記第2のステップにて判定された線分の方位で互いに
    180゜異なるものがあるときに、前記局所領域内では前
    記中心とする画素を通過する第3の局所的な線分が存在
    すると判定する第3のステップと、 前記第3のステップにおいて、互いに隣接する画素であ
    って、これらの画素を同一の方位を有する直線方位の局
    所的な線分が通過すると、前記互いに隣接する画素を中
    心とする各局所領域内で判定されるとき、これらの画素
    のグループが1つの線分を構成する候補と判定する第4
    のステップとを有することを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】二値輪郭画像内の輪郭線から線分を検出す
    る方法において、 前記二値輪郭画像内に存在する複数の所定の値の画素各
    々を中心とする複数の局所領域の各々において、前記中
    心からの方位に関して各々が一定の方位角の範囲を有す
    る複数の扇状の領域を有する第1のパターンと、該第1
    のパターンの各扇状領域の中心からの方位に関する範囲
    から、方位に関して該範囲の1/2づつ、それぞれ異なる
    複数の扇状領域からなる第2のパターンとを設定し、該
    第1および第2のパターンの各々について、該複数の扇
    状領域の各々に存在する前記第1の所定の値の画素の数
    を求める第1のステップと、 前記第1のパターンにおける計数が前記第2の所定の値
    より大きい扇状領域と、前記第2のパターにおける計数
    が前記第2の所定の値より大きい扇状領域とが重なる扇
    状領域を求め、該重なる扇状領域の方位にそれぞれ局所
    的な線分が存在すると判定する第2のステップと、 前記第2のステップにて判定された局所的な線分の方位
    であって互いに180゜異なるものがあるときに、前記局
    所領域内では前記中心となる画素を通過する直線方位の
    局所的な線分が存在すると判定する第3のステップと、 前記第3のステップにおいて、互いに隣接する画素であ
    って、これらの画素を同一の方位を有する直線方位の局
    所的な線分が通過すると各局所領域内で判定されると
    き、これらの画素のグループが1つの線分を構成する候
    補と判定する第4のステップとを有することを特徴とす
    る方法。
  9. 【請求項9】二値輪郭画像内の輪郭線から線分を検出す
    る方法において、 前記二値輪郭画像内に存在し、第1の所定の値を有する
    複数の画素各々を中心とする複数の局所領域の各々にお
    いて、該各々の局所領域内の前記中心とした画素を中心
    として複数の方位の各々に存在する前記第1の所定の値
    の画素の数を求める第1のステップと、 該複数の方位の各々に存在する前記第1の所定の値の画
    素の数と、該各々の方位の両隣の方位に存在する前記第
    1の所定の値の画素の数の和との差を求める第2のステ
    ップと、 前記差が第2の所定の値より大きい領域を求め、これら
    の領域の方位に、それぞれ局所的な線分が存在すると判
    定する第3のステップと、 前記第3のステップにて判定された線分の方位であって
    互いに180゜異なるものがあるときに、前記局所領域内
    では前記中心とする画素を通過する直線方位の局所的な
    線分が存在すると判定する第4のステップと、 前記第4のステップにおいて、互いに隣接する画素であ
    って、これらの画素を同一の方位を有する直線方位の局
    所的な線分が通過すると各局所領域内で判定されると
    き、これらの画素のグループが1つの線分を構成する候
    補と判定する第5のステップとを有することを特徴とす
    る方法。
  10. 【請求項10】二値輪郭画像内の輪郭線から線分を検出
    する方法において、 前記二値輪郭画像内に存在し、第1の所定の値を有する
    複数の画素各々を中心とする複数の局所領域の各々にお
    いて、前記中心からの方位に関して各々一定の方位角の
    範囲に存在する複数の扇状の領域を有するパターンの各
    領域に存在する前記第1の所定の値の画素の数を計数す
    る第1のステップと、 該複数の領域の各々に存在する前記第1の所定の値の画
    素の数と、該各々の領域の両隣の方位の領域に存在する
    前記第1の所定の値の画素の数の和との差を求める第2
    のステップと、 前記差が第2の所定の値より大きい領域の方位を、それ
    ぞれ局所的な線分が存在する方位として求める第3のス
    テップと、 前記第3のステップにて判定された線分の方位であって
    互いに180゜異なるものがあるときに、前記局所領域内
    では前記中心とする画素を通過する直線方位の局所的な
    線分が存在すると判定する第4のステップと、 前記第4のステップにおいて、互いに隣接する画素であ
    って、これらの画素を同一の方位を有する局所的な線分
    が通過すると各局所領域内で判定されるとき、これらの
    画素のグループが1つの線分を構成する候補と判定する
    第5のステップとを有することを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】前記局所領域内における局所的な線分の
    検出は、前記中心とする画素の回りに隣接する少なくと
    も1つの画素が前記第1の所定の値を有するときに行う
    請求項6〜10の何れかに記載の方法。
  12. 【請求項12】前記局所領域内における局所的な線分の
    方位の判定は、前記中心とする画素の回りに隣接する少
    なくとも1つの画素が前記第1の所定の値とは異なる値
    を有するときに行う請求項6〜10の何れかに記載の方
    法。
  13. 【請求項13】前記1つの線分を構成する候補と判定さ
    れた前記互いに隣接する画素の座標から相関係数を求め
    るステップと、 前記相関係数が第3の所定の値より大きいとき前記候補
    を1つの線分として検出するステップとを有する請求項
    6〜12の何れかに記載の方法。
  14. 【請求項14】前記第1の画素列、および、前記第1の
    画素から前記第3の画素列の任意の1点までの互いに隣
    接する画素が第1の線分を構成し、前記第2の画素列、
    および、前記第2の画素から前記第3の画素列の前記任
    意の1点までの互いに隣接する画素が第2の線分を構成
    するものとして、該第1および第2の線分を検出するス
    テップを有する請求項6〜13の何れかに記載の方法。
  15. 【請求項15】前記第3の画素列の任意の1点は、該第
    3の画素列の中点である請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】二値輪郭画像内の輪郭線から角の位置お
    よび方位を検出する方法において、 前記二値輪郭画像内に存在し、第1の所定の値を有する
    複数の画素各々を中心とする複数の局所領域の各々にお
    いて、該各々の局所領域内の前記中心とした画素を中心
    として複数の方位の各々に存在する該第1の所定の値の
    画素の数を求める第1のステップと、 前記局所領域内では該画素の数が第2の所定の値より多
    い方位に局所的な線分が存在すると判定する第2のステ
    ップと、 前記第2のステップにて判定された2つの局所的な線分
    の方位であって、それらの差と180゜との差の絶対値が
    所定の角度を超えるときに、該局所領域の前記中心の画
    素は、角の位置の近傍にある角近傍点であると判定する
    第3のステップと、 互いに隣接する角近傍点の画素からなるグループを求め
    る第4のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素の
    座標の代表値を求める第5のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素を
    中心とする局所領域内における前記2つの局所的な線分
    の方位の中間の方位を、該角近傍点の角方位として求め
    る第6のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の全画素の
    角方位の代表値を求める第7のステップとを有してなる
    ことを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】二値輪郭画像内の輪郭線から角の位置お
    よび方位を検出する方法において、 前記二値輪郭画像内に存在し、第1の所定の値を有する
    複数の画素各々を中心とする複数の局所領域の各々にお
    いて、前記中心からの方位に関して各々一定の方位角の
    範囲に存在する複数の扇状の領域を有するパターンの各
    扇状領域に存在する前記第1の所定の値の画素の数を計
    数する第1のステップと、 前記計数が第2の所定の値より大きい扇状領域を求め、
    該大きい扇状領域の方位にそれぞれ局所的な線分が存在
    すると判定する第2のステップと、 前記第2のステップにて判定された局所的な線分のうち
    の2つの方位の差と180゜との差の絶対値が所定の角度
    を超えるときに、該局所領域の前記中心の画素は、角の
    位置の近傍にある角近傍点であると判定する第3のステ
    ップと、 互いに隣接する角近傍点の画素からなるグループを求め
    る第4のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素の
    座標の代表値を求める第5のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素を
    中心とする局所領域内における前記2つの局所的な線分
    の方位の中間の方位を、該角近傍点の角方位として求め
    る第6のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の全画素の
    角方位の代表値を求める第7のステップとを有してなる
    ことを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】二値輪郭画像内の輪郭線から角の位置お
    よび方位を検出する方法において、 前記二値輪郭画像内に存在し、第1の所定の値を有する
    複数の画素各々を中心とする複数の局所領域の各々にお
    いて、前記中心からの方位に関して各々が一定の方位角
    の範囲を有する複数の扇状の領域を有する第1のパター
    ンと、該第1のパターンの各扇状領域の中心からの方位
    に関する範囲から、方位に関して該範囲の1/2づつ、そ
    れぞれ異なる複数の扇状領域からなる第2のパターンと
    を設定し、該第1および第2のパターンの各々につい
    て、該複数の扇状領域の各々に存在する該所定の値の画
    素の数を求める第1のステップと、 前記第1のパターンにおける計数が第2の所定の値より
    大きい領域と、前記第2のパターンにおける計数が該第
    2の所定の値より大きい領域とが重なる2つの領域があ
    るならば、これら2つの領域の方位にそれぞれ第1およ
    び第2の局所的な線分が存在すると判定する第2のステ
    ップと、 前記第2のステップにて判定された第1および第2の局
    所的な線分の方位の差と180゜との差の絶対値が所定の
    角度を超えるときに、該局所領域の前記中心の画素は、
    角の位置の近傍にある角近傍点であると判定する第3の
    ステップと、 互いに隣接する角近傍点の画素からなるグループを求め
    る第4のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素の
    座標の代表値を求める第5のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素を
    中心とする局所領域内における前記第1および第2の局
    所的な線分の方位の中間の方位を、該角近傍点の角方位
    として求める第6のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の全画素の
    角方位の代表値を求める第7のステップとを有してなる
    ことを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】二値輪郭画像内の輪郭線から角の位置お
    よび方位を検出する方法において、 前記二値輪郭画像内に存在し、第1の所定の値を有する
    複数の画素各々を中心とする複数の局所領域の各々にお
    いて、該各々の局所領域内の前記中心とした画素を中心
    として複数の方位の各々に存在する前記第1の所定の値
    の画素の数を求める第1のステップと、 該複数の方位の各々に存在する前記第1の所定の値の画
    素の数と、該各々の方位の両隣の方位に存在する前記第
    1の所定の値の画素の数の和との差を求める第2のステ
    ップと、 前記差が第2の所定の値より大きい方位を求め、該方位
    に、それぞれ局所的な線分が存在すると判定する第3の
    ステップと、 前記第3のステップにて判定された第1および第2の局
    所的な線分の方位の差と180゜との差の絶対値が所定の
    角度を超えるときに、該局所領域の前記中心の画素は、
    角の位置の近傍にある角近傍点であると判定する第4の
    ステップと、 互いに隣接する角近傍点の画素からなるグループを求め
    る第5のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素の
    座標の代表値を求める第6のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素を
    中心とする局所領域内における前記第1および第2の局
    所的な線分の方位の中間の方位を、該角近傍点の角方位
    として求める第7のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の全画素の
    角方位の代表値を求める第8のステップとを有してなる
    ことを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】二値輪郭画像内の輪郭線から角の位置お
    よび方位を検出する方法において、 前記二値輪郭画像内に存在し、第1の所定の値を有する
    複数の画素各々を中心とする複数の局所領域の各々にお
    いて、前記中心からの方位に関して各々一定の方位角の
    範囲に存在する複数の扇状の領域を有するパターンの各
    扇状領域に存在する前記第1の所定の値の画素の数を計
    数する第1のステップと、 該複数の扇状領域の各々に存在する該第1の所定の値の
    画素の数と、該各々の扇状領域の両隣の方位の領域に存
    在する該第1の所定の値の画素の素の和との差を求める
    第2のステップと、 前記差が第2の所定の値より大きい扇状領域の方位に、
    それぞれ局所的な線分が存在すると判定する第3のステ
    ップと、 前記第3のステップにて求められた局所的な線分のう
    ち、それぞれの方位の差と180゜との差の絶対値が所定
    の角度を超える2つの局所的な線分があるときに、該局
    所領域の前記中心の画素は、角の位置の近傍にある角近
    傍点であると判定する第4のステップと、 互いに隣接する角近傍点の画素からなるグループを求め
    る第5のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素の
    座標の代表値を求める第6のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素を
    中心とする局所領域内における前記第1および第2の局
    所的な線分の方位の中間の方位を、該角近傍点の角方位
    として求める第7のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の全画素に
    おける角方位の代表値を求める第8のステップとを有し
    てなることを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】前記方位に局所的な線分が存在するとす
    る判定は、該方位の前記第1の所定の値の画素の数が第
    3の所定の数以上あるときになされる請求項19または20
    の何れかに記載の方法。
  22. 【請求項22】前記局所領域内における局所的な線分の
    方位の判定は、前記中心とする画素の回りに隣接する少
    なくとも1つの画素が前記第1の所定の値を有するとき
    に行う請求項16〜20の何れかに記載の方法。
  23. 【請求項23】前記局所領域内における局所的な線分の
    方位の判定は、前記中心とする画素の回りに隣接する少
    なくとも1つの画素が前記第1の所定の値とは異なる値
    を有するときに行う請求項16〜20の何れかに記載の方
    法。
  24. 【請求項24】前記座標の代表値は、当該グループ内の
    各画素の座標の平均値である請求項16〜20の何れかに記
    載の方法。
  25. 【請求項25】前記グループ内の全画素における角方位
    の代表値は、当該グループ内の各画素における角方位の
    平均値である請求項16〜20の何れかに記載の方法。
  26. 【請求項26】前記局所的な線分が存在すると判定され
    た方位であって、該方位の差と180゜との差の絶対値が
    所定の角度を超える2つの局所的な線分の方位があると
    きに、該局所領域の前記中心の画素は、角の位置の近傍
    にある角近傍点であると判定する第6ステップと、 互いに隣接する角近傍点の画素からなるグループを求め
    る第7のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素の
    座標の代表値を求める第6のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素を
    中心とする局所領域内における前記2つの局所的な線分
    の方位の中間の方位を、該角近傍点の角方位として求め
    る第8のステップと、 前記グループの各々において、該グループ内の全画素に
    おける角方位の代表値を求める第9のステップとを有す
    る請求項6〜10の何れかに記載の方法。
  27. 【請求項27】前記第9のステップにて求めた角方位の
    代表値の中から、互いに180度異なるものの対のグルー
    プを求める第10のステップと、 前記第10のステップにて求めた対のグループ同士におい
    て、互いの座標の代表値の点の間を結ぶ線分を求める第
    11のステップと、 前記互いの座標の代表値の点の間を結ぶ線分同士が互い
    に交わる2つの対の組を求める第12のステップと、 前記線分の候補の中で、前記2つの対の組における、互
    いに隣接する画素からなる4つのグループの間を結ぶも
    のを検索して4辺形として求める第13のステップとを有
    する請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】二値輪郭画像内の輪郭線から線分を検出
    する方法において、 前記二値輪郭画像内に存在し、第1の所定の値を有する
    複数の画素各々を中心とする複数の局所領域の各々にお
    いて、前記中心からの方位に関して各々一定の方位角の
    範囲に存在する複数の扇状の領域を有するパターンの各
    扇状領域に存在する前記第1の所定の値の画素の数を計
    数する第1のステップと、 前記計数が第2の所定の値より大きい扇状領域を求め、
    これらの扇状領域の方位に、それぞれ局所的な線分が存
    在すると判定する第2のステップと、 前記第2のステップにて判定された2つの局所的な線分
    の方位であって互いに180゜異なるものがある局所領域
    内では前記中心とする画素を通過する直線方位の局所的
    な線分が存在すると判定する第3のステップと、 前記第2のステップにて判定された2つの局所的な線分
    の方位のうちで第1の局所的な線分の方位が前記第3の
    ステップにて判定された直線方位の局所的な線分を決定
    する前記2つの局所的な線分の方位の一方から所定の方
    位角の範囲内にあり、前記2つの局所的な線分の方位の
    うちで第2の局所的な線分の方位が前記第2のステップ
    にて判定された直線方位の局所的な線分を決定する前記
    2つの局所的な線分の方位の他方から所定の方位角の範
    囲内にあり、且つ、該第1および第2の局所的な線分の
    方位が互いに180゜異なるものでない局所領域内では、
    該第1および第2の局所的な線分が、前記第3のステッ
    プにて判定された直線方位の局所的な線分に対して準直
    線方位の局所的な線分を構成するものとして検出する第
    4のステップと、 互いに隣接する画素からなる画素列であって、該画素列
    は、前記第3のステップにおいて直線方位の局所的な線
    分が通過すると判定された画素を少なくとも1つ含み、
    該画素列内の該少なくとも1つの画素は全て同一の局所
    的な線分の方位を有し、該画素列内の該少なくとも1つ
    の画素以外の画素は、該少なくとも1つの画素について
    前記第3のステップにて判定された直線方位の局所的な
    線分に対して準直線方位の局所的な線分を構成すると前
    記第4のステップにて判定された画素であるとき、該画
    素列が1つの線分を構成する候補と判定する第5のステ
    ップとを有することを特徴とする方法。
  29. 【請求項29】前記第5のステップにて前記1つの線分
    を構成する候補と判定される第1の候補を構成する第1
    の画素列であって、該第1の画素列のうち、その画素を
    通過する前記直線方位の局所的線分が存在すると判定さ
    れる前記少なくとも1つの画素が第1の方位を有する第
    1の画素列と、前記第5のステップにて前記1つの線分
    を構成する候補と判定される第2の候補を構成する第2
    の画素列であって、該第2の画素列のうち、その画素を
    通過する前記直線方位の局所的線分が存在すると判定さ
    れる前記少なくとも1つの画素が前記第1の方位と異な
    る第2の方位を有する第2の画素列とが、少なくとも1
    つの画素を共有するときには、前記第1の候補は、前記
    第1の画素列のうちの、前記直線方位の局所的線分が通
    過する前記少なくとも1つの画素であって前記共有され
    る画素に最も近い側にある第1の画素まで延びる第1の
    線分であり、前記第2の候補は、前記第2の画素列のう
    ちの、前記直線方位の局所的線分が通過する前記少なく
    とも1つの画素であって前記共有される画素に最も近い
    側にある第2の画素まで延びる第2の線分であり、前記
    第1および第2の線分は前記第1の画素から前記第2の
    画素の到る互いに隣接する画素列によって構成される接
    続部によって接続されると判定するステップを有する請
    求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】二値輪郭画像の局所領域における輪郭の
    局所的な線分の方位の決定装置において、 前記二値輪郭画像の少なくとも輪郭点の座標を示す情報
    を保持する輪郭画像情報保持手段と、 前記局所領域の1つの輪郭点からの方位に関して各々が
    一定の方位角の範囲を有する複数の扇状の領域を有する
    第1のパターンと、該第1のパターンの各扇状領域の中
    心からの方位に関する範囲から、方位に関して該範囲の
    1/2づつ、それぞれ異なる複数の扇状領域からなる第2
    のパターンとを設定し、該第1および第2のパターンの
    各々について、該複数の扇状領域の各々に存在する輪郭
    点の画素の数を求める画素数計数手段と、 前記第1および第2のパターン各々について、該複数の
    扇状領域の各々に存在する輪郭点の画素の数と、該各々
    の扇状領域の両隣の方位の扇状領域に存在する輪郭点の
    画素の数の和との差を求めるフィルタ手段と、 前記第1および第2のパターン各々について、前記差が
    所定の値より大きい扇状領域の方位を、それぞれ求める
    パターン内方位決定手段と、 前記第1のパターンにおける前記差が所定の値より大き
    い扇状領域と、前記第2のパターンにおける前記差が所
    定の値より大きい扇状領域とが重なる2つの扇状領域を
    求め、これら2つの扇状領域の方位にそれぞれ第1およ
    び第2の局所的な線分が存在すると判定する局所線分方
    位検出手段とを有することを特徴とする装置。
  31. 【請求項31】二値輪郭画像内の輪郭線から線分を検出
    する装置において、 前記二値輪郭画像の少なくとも輪郭点の座標を示す情報
    を保持する輪郭画像情報保持手段と、 前記二値輪郭画像内に存在する複数の輪郭点の画素各々
    を中心とする複数の局所領域の各々において、該各々の
    局所領域内の前記中心とした画素から複数の方位の各々
    に存在する輪郭点の画素の数を求める画素数計数手段
    と、 前記局所領域内で求められた画素の数が所定の値より多
    い方位に局所的な線分が存在すると判定する局所線分方
    位検出手段と、 前記局所線分方位検出手段にて判定された局所的な線分
    の方位であって互いに180゜異なるものがあるときに、
    前記局所領域内で前記中心とした画素を通過する直線方
    位の局所的な線分が存在すると判定する局所線分検出手
    段と、 前記局所線分検出手段において、互いに隣接する画素で
    あって、これらの画素を同一の方位を有する直線方位の
    局所的な線分が通過すると各局所領域内で判定されると
    き、これらの画素のグループが1つの線分を構成する候
    補と判定する線分候補検出手段とを有することを特徴と
    する装置。
  32. 【請求項32】二値輪郭画像内の輪郭線から線分を検出
    する装置において、 前記二値輪郭画像の少なくとも輪郭点の座標を示す情報
    を保持する輪郭画像情報保持手段と、 前記二値輪郭画像内に存在する複数の輪郭点の画素各々
    を中心とする複数の局所領域の各々において、前記中心
    からの方位に関して各々一定の方位角の範囲に存在する
    複数の扇状の領域を有するパターンの各扇状領域に存在
    する輪郭点の画素の数を計数する画素数計数手段と、 前記計数が所定の値より大きい扇状領域の方位に、それ
    ぞれ局所的な線分が存在すると判定する局所線分方位検
    出手段と、 前記局所線分方位検出手段にて判定された局所的な線分
    の方位であって互いに180゜異なるものがあるときに、
    前記局所領域内では前記中心とする画素を通過する直線
    方位の局所的な線分が存在すると判定する局所線分検出
    手段と、 前記局所線分検出手段において、互いに隣接する画素で
    あって、これらの画素を同一の方位を有する直線方位の
    局所的な線分が通過すると各局所領域内で判定されると
    き、これらの画素のグループが1つの線分を構成する候
    補と判定する線分候補検出手段とを有することを特徴と
    する装置。
  33. 【請求項33】二値輪郭画像内の輪郭線から線分を検出
    する装置において、 前記二値輪郭画像の少なくとも輪郭点の座標を示す情報
    を保持する輪郭画像情報保持手段と、 前記二値輪郭画像内に存在する複数の輪郭点の画素各々
    を中心とする複数の局所領域の各々において、前記中心
    からの方位に関して各々が一定の方位角の範囲を有する
    複数の扇状の領域を有する第1のパターンと、該第1の
    パターンの各扇状領域の中心からの方位に関する範囲か
    ら、方位に関して該範囲の1/2づつ、それぞれ異なる複
    数の扇状領域からなる第2のパターンとを設定し、該第
    1および第2のパターンの各々について、該複数の扇状
    領域の各々に存在する輪郭点の画素の数を求める画素数
    計数手段と、 前記第1のパターンにおける計数が所定の値より大きい
    扇状領域と、前記第2のパターンにおける計数が所定の
    値より大きい扇状領域とが重なる2つの扇状領域を求
    め、これら2つの扇状領域の方位にそれぞれ局所的な線
    分が存在すると判定する局所線分方位検出手段と、 前記局所線分方位検出手段にて判定された局所的な線分
    の方位であって互いに180゜異なるものがあるときに、
    前記局所領域内では前記中心とする画素を通過する直線
    方位の局所的な線分が存在すると判定する局所線分検出
    手段と、 前記局所線分検出手段において、互いに隣接する画素で
    あって、これらの画素を同一の方位を有する局所的な線
    分が通過すると各局所領域内で判定されるとき、これら
    の画素のグループが1つの線分を構成する候補と判定す
    る線分候補検出手段とを有することを特徴とする装置。
  34. 【請求項34】二値輪郭画像内の輪郭線から線分を検出
    する装置において、 前記二値輪郭画像の少なくとも輪郭点の座標を示す情報
    を保持する輪郭画像情報保持手段と、 前記二値輪郭画像内に存在する複数の輪郭点の画素各々
    を中心とする複数の局所領域の各々において、該各々の
    局所領域内の前記中心とした画素を中心として複数の方
    位の各々に存在する輪郭点の画素の数を求める画素数計
    数手段と、 該複数の方位の各々に存在する輪郭点の画素の数と、該
    各々の方位の両隣の方位に存在する輪郭点の画素の数の
    和との差を求めるフィルタ手段と、 前記差が所定の値より大きい領域を求め、これらの領域
    の方位に、それぞれ局所的な線分が存在すると判定する
    局所線分方位検出手段と、 前記局所線分検出手段にて判定された第1および第2の
    局所的な線分の方位が互いに180゜異なるときに、前記
    局所領域内では前記中心とする画素を通過する直線方位
    の局所的な線分が存在すると判定する局所線分検出手段
    と、 前記局所線分検出手段において、互いに隣接する画素で
    あって、これらの画素を同一の方位を有する直線方位の
    局所的な線分が通過すると各局所領域内で判定されると
    き、これらの画素のグループが1つの線分を構成する候
    補と判定する線分候補検出手段とを有することを特徴と
    する装置。
  35. 【請求項35】二値輪郭画像内の輪郭線から線分を検出
    する装置において、 前記二値輪郭画像の少なくとも輪郭点の座標を示す情報
    を保持する輪郭画像情報保持手段と、 前記二値輪郭画像内に存在する複数の輪郭点の画素各々
    を中心とする複数の局所領域の各々において、前記中心
    からの方位に関して各々一定の方位角の範囲に存在する
    複数の扇状の領域を有するパターンの各扇状領域に存在
    する輪郭点の画素の数を計数する画素数計数手段と、 該複数の扇状領域の各々に存在する輪郭点の画素の数
    と、該各々の扇状領域の両隣の方位の扇状領域に存在す
    る輪郭点の画素の数の和との差を求めるフィルタ手段
    と、 前記差が所定の値より大きい領域の方位を、それぞれ局
    所的な線分が存在する方位として求める局所線分方位検
    出手段と、 前記局所線分方位検出手段にて判定された局所的な線分
    の方位であって互いに180゜異なるものがあるときに、
    前記局所領域内では前記中心とする画素を通過する直線
    方位の局所的な線分が存在すると判定する局所線分検出
    手段と、 前記局所線分検出手段において、互いに隣接する画素で
    あって、これらの画素を同一の方位を有する直線方位の
    局所的な線分が通過すると各局所領域内で判定されると
    き、これらの画素のグループが1つの線分を構成する候
    補と判定する線分候補検出手段とを有することを特徴と
    する装置。
  36. 【請求項36】二値輪郭画像内の輪郭線から角の位置お
    よび方位を検出する装置において、 前記二値輪郭画像の少なくとも輪郭点の座標を示す情報
    を保持する輪郭画像情報保持手段と、 前記二値輪郭画像内に存在する複数の輪郭点の画素各々
    を中心とする複数の局所領域の各々において、該各々の
    局所領域内の前記中心とした画素を中心として複数の方
    位の各々に存在する輪郭点の画素の数を求める画素数計
    数手段と、 前記局所領域内で求められた画素の数が所定の値より多
    い方位に局所的な線分が存在すると判定する局所線分方
    位検出手段と、 前記局所線分方位検出手段にて判定された2つの局所的
    な線分の方位であって、これらの方位の差と180゜との
    差の絶対値が所定の角度を超えるときに、該局所領域の
    前記中心の画素は、角の位置の近傍にある角近傍点であ
    ると判定する角近傍点検出手段と、 互いに隣接する角近傍点の画素からなるグループを求め
    る角近傍点列検出手段と、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素の
    座標の代表値を求める角座標代表値決定手段と、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素を
    中心とする局所領域内における前記2つの局所的な線分
    の方位の中間の方位を、該角近傍点の角方位として求め
    る角近傍点角方位決定手段と、 前記グループの各々において、該グループ内の全画素の
    角方位の代表値を求める角方位代表値決定手段とを有し
    てなることを特徴とする装置。
  37. 【請求項37】二値輪郭画像内の輪郭線から角の位置お
    よび方位を検出する装置において、 前記二値輪郭画像の少なくとも輪郭点の座標を示す情報
    を保持する輪郭画像情報保持手段と、 前記二値輪郭画像内に存在する複数の輪郭点の画素各々
    を中心とする複数の局所領域の各々において、前記中心
    からの方位に関して各々一定の方位角の範囲に存在する
    複数の扇状の領域を有するパターンの各扇状領域に存在
    する輪郭点の画素の数を計数する画素数計数手段と、 前記計数が所定の値より大きい扇状領域を求め、該扇状
    領域の方位に、それぞれ局所的な線分が存在すると判定
    する局所線分方位検出手段と、 前記局所線分方位検出手段にて判定された2つの局所的
    な線分であって、これらの方位の差と180゜との差の絶
    対値が所定の角度を超えるときに、該局所領域の前記中
    心の画素は、角の位置の近傍にある角近傍点であると判
    定する角近傍点検出手段と、 互いに隣接する角近傍点の画素からなるグループを求め
    る角近傍点列検出手段と、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素の
    座標の代表値を求める角座標代表値決定手段と、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素を
    中心とする局所領域内における前記第1および第2の局
    所的な線分の方位の中間の方位を、該角近傍点の角方位
    として求める角近傍点角方位決定手段と、 前記グループの各々において、該グループ内の全画素の
    角方位の代表値を求める角方位代表値決定手段とを有し
    てなることを特徴とする装置。
  38. 【請求項38】二値輪郭画像内の輪郭線から角の位置お
    よび方位を検出する装置において、 前記二値輪郭画像の少なくとも輪郭点の座標を示す情報
    を保持する輪郭画像情報保持手段と、 前記二値輪郭画像内に存在する複数の輪郭点の画素各々
    を中心とする複数の局所領域の各々において、前記中心
    からの方位に関して各々が一定の方位角の範囲を有する
    複数の扇状の領域を有する第1のパターンと、該第1の
    パターンの各扇状領域の中心からの方位に関する範囲か
    ら、方位に関しての該範囲の1/2づつ、それぞれ異なる
    複数の扇状領域からなる第2のパターンとを設定し、該
    第1および第2のパターンの各々について、該複数の扇
    状領域の各々に存在する輪郭点の画素の数を求める画素
    数計数手段と、 前記第1のパターンにおける計数が所定の値より大きい
    扇状領域と、前記第2のパターンにおける計数が所定の
    値より大きい扇状領域とが重なる扇状領域を求め、該重
    なる扇状領域の方位にそれぞれ局所的な線分が存在する
    と判定する局所線分方位検出手段と、 前記局所線分方位検出手段にて判定された2つの局所的
    な線分であって、これらの方位の差と180゜との差の絶
    対値が所定の角度を超えるものがあるときに、該局所領
    域の前記中心の画素は、角の位置の近傍にある角近傍点
    であると判定する角近傍点検出手段と、 互いに隣接する角近傍点の画素からなるグループを求め
    る角近傍点列検出手段と、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素の
    座標の代表値を求める角座標代表値決定手段と、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素を
    中心とする局所領域内において前記局所線分方位検出手
    段によって検出された局所的な線分の方位の中間の方位
    を、該角近傍点の角方位として求める角近傍点角方位決
    定手段と、 前記グループの各々において、該グループ内の全画素の
    角方位の代表値を求める角方位代表値決定手段とを有し
    てなることを特徴とする装置。
  39. 【請求項39】二値輪郭画像内の輪郭線から角の位置お
    よび方位を検出する装置において、 前記二値輪郭画像の少なくとも輪郭点の座標を示す情報
    を保持する輪郭画像情報保持手段と、 前記二値輪郭画像内に存在する複数の輪郭点の画素各々
    を中心とする複数の局所領域の各々において、該各々の
    局所領域内の前記中心とした画素から複数の方位の各々
    に存在する輪郭点の画素の数を求める画素数計数手段
    と、 該複数の方位の各々に存在する輪郭点の画素の数と、該
    各々の方位の両隣の方位に存在する輪郭点の画素の数の
    和との差を求めるフィルタ手段と、 前記差が所定の値より大きい方位を求め、これらの方位
    に、それぞれ局所的な線分が存在すると判定する局所線
    分方位検出手段と、 前記局所線分方位検出手段にて判定された2つの局所的
    な線分の方位の差と180゜との差の絶対値が所定の角度
    を超えるときに、該局所領域の前記中心の画素は、角の
    位置の近傍にある角近傍点であると判定する角近傍点検
    出手段と、 互いに隣接する角近傍点の画素からなるグループを求め
    る角近傍点列検出手段と、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素の
    座標の代表値を求める角座標代表値決定手段と、 前記グループの各々において、該グループ内の各画素を
    中心とする局所領域内における前記2つの局所的な線分
    の方位の中間の方位を、該角近傍点の角方位として求め
    る角近傍点角方位決定手段と、 前記グループの各々において、該グループ内の全画素の
    角方位の代表値を求める角方位代表値決定手段とを有し
    てなることを特徴とする装置。
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