JP3386761B2 - 印刷処理システム、ホスト装置、プリンタ装置、画像データの符号化方法及び復号化方法並びに記録媒体 - Google Patents

印刷処理システム、ホスト装置、プリンタ装置、画像データの符号化方法及び復号化方法並びに記録媒体

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JP3386761B2
JP3386761B2 JP23839799A JP23839799A JP3386761B2 JP 3386761 B2 JP3386761 B2 JP 3386761B2 JP 23839799 A JP23839799 A JP 23839799A JP 23839799 A JP23839799 A JP 23839799A JP 3386761 B2 JP3386761 B2 JP 3386761B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷処理技術に係わ
り、特に、画像データの符号化及び復号化技術に関わ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ホスト装置から送出された画像デ
ータを、プリンタコントローラ内のページメモリに格納
し、この格納されたデータをプリンタエンジンに送って
印刷するプリンタ装置が広く使用されている。このよう
な構成のプリンタ装置の中で、とりわけ扱うデータ量が
多いカラーレーザープリンタ装置等においては、JPE
G(Joint Photographic Coding Group)方式等で圧
縮された画像データをホスト装置から受け取り、プリン
タコントローラ内のJPEGデコーダによって上記画像
データを復号化し、ビデオ信号をプリンタドライバに供
給することで印刷処理を実現していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構成に
おいては、ホスト装置からプリンタ装置に供給される画
像データは、予め印刷範囲全てについて画像圧縮を施し
ていたため、例えば、白紙に印字されている文字データ
を圧縮する場合には、文字のみならず白紙(余白)の部
分についても画像圧縮処理が施されていた。このよう
に、印刷範囲全てについて画像圧縮を行うと、本来圧縮
不要な部分についても画像圧縮処理が行われるため、必
要以上に演算負荷が増大するという問題が生じていた。
【0004】そこで、本発明は画像圧縮の演算負荷を低
減する印刷処理システム並びに当該システムに使用され
るホスト装置及びプリンタ装置を提供することを課題と
する。また、画像圧縮の演算負荷を低減する画像データ
の符号化方法及び復号化方法を提供することを課題とす
る。さらに、ホスト装置及びプリンタ装置に本発明の画
像データの符号化方法及び復号化方法を実行させるプロ
グラムを記録した記録媒体を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷処理システ
ムはホスト装置とプリンタ装置から構成される。ホスト
装置は画像データを所定の大きさの単位区画に分割し、
単位区画N行を1ラインとして設定しておき、印刷対象
を含む各々のラインについて、当該印刷対象を含むよう
に選定された1以上の単位区画群の各々に属する単位区
画を相互に関連付けてブロックとして取り扱い、当該ブ
ロックのアドレスを求めるステップを1ライン毎に行
い、当該ブロックについてのみ符号化処理を行うととも
に前記アドレス情報を含む符号データを生成する手段、
及び当該符号データをプリンタ装置に送出する手段を具
備する。プリンタ装置は符号データを受け取り、これを
復号するとともに前記アドレス情報に基づいて前記ブロ
ック毎に復号された画像データを再配置することで画像
データを復元する手段、及び当該画像データに基づいて
印刷処理を実行する手段を具備する。ここで、上記Nは
1以上の自然数とする。
【0006】本発明の印刷処理システムによれば、印刷
対象を含むブロックについてのみ符号化処理を行うた
め、従来のように印刷範囲全てについて符号化処理をす
る必要がなく、画像データの圧縮演算付加を低減するこ
とができる。また、符号データには当該ブロックのアド
レス情報が付加されるため、プリンタ装置は当該アドレ
ス情報に基づいて画像データの復元をすることが可能に
なる。
【0007】また、単位区画として符号化方式に適した
任意の大きさを設定することができるが、符号化方式と
してJPEG方式を採用する場合には、画像データを8
×8画素に分割することが好ましい。
【0008】また、上記符号データを生成する手段は、
復号パラメータとして各ブロックに対して共通のヘッダ
情報及びフッタ情報を付加して符号データを生成するこ
とが好ましい。各ブロックに対して共通のヘッダ情報及
びフッタ情報を付加することでプリンタ装置に供給され
る符号データのデータサイズを小さくすることができ
る。
【0009】本発明の画像データの符号化方法は、画像
データを所定の大きさの単位区画に分割し、単位区画N
行を1ラインとして設定しておき、印刷対象を含む各々
のラインについて、当該印刷対象を含むように選定され
た1以上の単位区画群の各々を1つのブロックとして関
連付け、当該ブロックのアドレスを求めるステップを1
ライン毎に行い、当該ブロックについてのみ符号化処理
を行うとともに前記アドレス情報を含む符号データを生
成する。
【0010】本発明の画像データの符号化方法によれ
ば、印刷対象を含むブロックについてのみ符号化処理を
行うため、従来のように印刷範囲全てについて符号化処
理をする必要がなく、画像データの圧縮演算付加を低減
することができる。また、復号パラメータとして各ブロ
ックに対して共通のヘッダ情報及びフッタ情報を付加し
て符号データを生成することが好ましい。
【0011】本発明の画像データの復号化方法は上記の
方法で符号化された画像データを復号化する方法であっ
て、ブロック毎に画像データを復号するとともにアドレ
ス情報に基づいて画像データを再配置することで画像デ
ータを復元する。
【0012】本発明の記録媒体は本発明の画像データの
符号化方法をホスト装置に実行させるプログラムを記録
したもの、或いは本発明の画像データの復号化方法をプ
リンタ装置に実行させるプログラムを記録したものであ
る。ここで、録媒体とは、何らかの物理的手段により情
報、主に、デジタルデータ、プログラム等が記録されて
いるものであって、ホスト装置やプリンタ装置等に所望
の機能を実現させることができるものをいう。従がっ
て、何らかの手段でコンピュータにダウンロードし、所
望の機能を実現させるものであればよい。例えば、フレ
キシブルディスク(FD)、ハードディスク(HD)、
CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−R
AM、DVD−R、PDディスク、MDディスク、MO
ディスク等を含む。また、有線又は無線の通信回線(公
衆回線、データ専用線、衛星回線等)を介してホストコ
ンピュータからデータの転送を受ける場合を含む。例え
ば、インターネット経由でサーバのデータベースからデ
ータを転送する場合も含む。
【0013】尚、本明細書における「…手段」は符号化
及び復号化処理において実現される概念であり、必ずし
も特定のハードウエアやソフトウエアルーチンに1対1
には対応してはいない。同一のハードウエア要素が複数
の「…手段」を実現する場合もあれば、複数のハードウ
エア要素の関連で1つの「…手段」を実現する場合もあ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、各図を参照して本実施の形
態について説明する。
【0015】図1は本発明の印刷処理システムのブロッ
ク図である。同図において、符号1はホスト装置、2は
プリンタ装置である。ホスト装置1は例えば、パーソナ
ルコンピュータ等のプリンタサーバで構成され、印刷命
令及び所定の形式(例えば、JPEG方式)で予め圧縮
された符号データ(JPEGデータ)をプリンタ装置2
に送出する。プリンタ装置2に供給されるJPEGデー
タは本発明の画像データの符号化方法にて符号化された
ものである。本発明の符号化手順の詳細については後述
する。
【0016】プリンタ装置2は主にプリンタコントロー
ラ21、プリンタエンジン22を具備している。プリン
タコントローラ21は,ホスト装置1とのインターフェ
イス制御を行うとともに、ホスト装置1から送出された
上記JPEGデータを復号化し、ビデオ信号を得る。プ
リンタエンジン22は、帯電、露光、現像、転写、定着
及び紙搬送等の電子写真プロセスを制御し、ビデオ信号
に基づいて印刷処理を実行する。また、プリンタコント
ローラ21はプリンタエンジン22からプリンタ装置2
の状態を検出し、印刷環境に関する情報をホスト装置1
に送出することで円滑な印刷処理を実現する。
【0017】次に、図2乃至図4を参照しながら本発明
の画像データの符号化方法について説明する。図2に示
すように、1枚の白紙に印字されたアルファベットの
“A”を符号化する場合には、まず、印刷範囲全てを格
子状に配列された単位区画に分割する。印刷範囲とは、
印刷対象を含む用紙全体をいうものとする。また、印刷
対象には、文字、図形、記号、模様、その他各種の画像
(前景画、背景画等)が含まれる。図2ではアルファベ
ットの“A”が印刷対象である。印刷範囲には印刷対象
の他に余白部分も含まれる。また、単位区画として任意
の大きさ(N×M画素)を設定することができ、それぞ
れの符号化方式に適した大きさを設定すればよい。例え
ば、JPEG方式で符号化する場合は8×8画素の大き
さを単位区画として設定することもできる。
【0018】印刷範囲を単位区画に分割した後、例え
ば、同図に示すように単位区画3行を1ラインとして設
定し、当該1ラインに含まれる単位区画について、印刷
対象が含まれるか否かを判定する。当該判定は印刷範囲
の両側から検索することで行い、印刷対象を含む単位区
画群を互いに関連付けて1つのブロックとする。また、
このブロックは1ラインにつき1つとする。この結果、
同図に示すように、各ラインについてブロックB1、B
2、B3及びB4を求めることができる。各ブロックに
含まれる単位区画の中には印刷対象を含まないものもあ
るが、印刷対象を含む他の単位区画と関連付けてブロッ
ク化することで、1ラインにつき1ブロックとなり、符
号化及び復号化手順が簡易化される。また、ライン幅は
プリンタ装置のバンドバッファの容量に応じて適宜設計
変更することができる。また、各ブロックにはXY方向
で規定される座標、即ち、アドレスが定義される。
【0019】図3(A)は本発明の符号化方法によって
符号化されたJPEGデータのフォーマットを示すもの
であり、JPEGデータはSOI(Start of Image)
マーカ、フレーム及びEOI(End of Image)マーカ
で構成される。フレームはn個のブロックの符号デー
タ、即ち、BD1、BD2、…、BDnで構成される。
ここで、BDmはm番目のラインに含まれるブロックを
JPEG方式で符号化したときの符号データ(圧縮画像
データ)である。また、各ブロックの符号データは当該
ブロックのアドレス情報A、ヘッダ情報H、ボディB及
びフッタ情報Fから構成される。アドレス情報Aは前述
したように、印刷範囲をXY方向に規定したときの二次
元座標軸で定まる当該ブロックの座標である。ヘッダ情
報Hは画像のサイズや画像成分毎の扱い方を指定する各
種パラメータを含んでおり、ヘッダ長、画像成分数、D
C成分用ハフマンテーブルセレクタ、AC成分用ハフマ
ンテーブルセレクタ、量子化テーブル等が指定される。
ボディBにはDCT係数データが含まれ、フッタ情報F
はブロックの符号データの終了を示す。
【0020】ところで、ホスト装置は印刷処理を開始す
る際にプリンタ装置に圧縮画像データ、画像データのア
ドレス情報、ヘッダ情報及びフッタ情報等を送信する
が、同図(A)に示すデータフォーマットでは各ブロッ
ク毎にヘッダ情報、フッタ情報を送信しなければならな
い。ヘッダ情報及びフッタ情報は各ブロックにおいて共
通であるから、これらの情報のデータサイズを考慮する
とホスト装置からプリンタ装置へのデータ転送効率は低
下する。そこで、データ転送効率を向上するべく、同図
(B)に示すデータフォーマットを採用する。同図に示
すデータフォーマットではフレームの最前部及び最後部
にそれぞれヘッダ情報Hとフッタ情報Fが配置され、各
ブロックはアドレス情報A及びボディBから構成され
る。ヘッダ情報及びフッタ情報を予めプリンタ装置に送
信しておくことでデータ転送効率を高めることができ
る。
【0021】次に、図4乃至図6を参照して本発明の印
刷処理システムにおける印刷処理ステップを説明する。
図4、図5はホスト装置が行う画像データの符号化処理
ステップであり、図6はプリンタ装置が行う印刷処理ス
テップである。ホスト装置は印刷処理を実行する際に印
刷開始指示をプリンタ装置に送信する(ステップA
1)。このとき同時にヘッダ情報及びフッタ情報を送信
する。そして、複数の単位区画に分割された印刷範囲に
ついて、1ライン毎にブロックを抽出する(ステップA
2)。ブロック抽出処理の各処理ステップを図5を参照
して説明する。まず、所定の1ラインについて印刷対象
(本例ではアルファベットの“A”)を含む単位区画の
アドレスを求めるために、ブロックの最左端側の単位区
画のアドレスと最右端側の単位区画のアドレスを求め
る。
【0022】ブロックの最左端側の単位区画のアドレス
を求めるためにアドレスaをセットし(ステップB
1)、当該アドレスの単位区画が印刷対象を含むもので
あるか否かを判定する(ステップB2)。印刷対象を含
まない場合には(ステップB2;NO)、アドレスaを
1だけインクリメントし(ステップB3)、ステップB
2に戻る。一方、アドレスaの単位区画が印刷対象を含
むものである場合には(ステップB2;YES)、ブロ
ックの最右端側の単位区画のアドレスを求めるためにア
ドレスbをセットする(ステップB4)。当該アドレス
の単位区画が印刷対象を含むものであるか否かを判定
し、印刷対象を含まないものである場合には(ステップ
B5;NO)、アドレスbを1だけデクリメントし(ス
テップB6)、ステップB5に戻る。当該アドレスの単
位区画が印刷対象を含むものである場合には(ステップ
B5;YES)、アドレスa、bで定義される印刷対象
の画像データの開始位置と画像データ幅を算出し、ブロ
ックを抽出する(ステップB7)。本処理ステップは各
ライン毎に行われ、例えば、図2に示すようにブロック
B1、B2、B3及びB4が抽出される。
【0023】ブロックを抽出した後、ホスト装置は当該
ブロックに含まれる画像データをJPEG圧縮し(ステ
ップA3)、プリンタ装置へ圧縮画像データ及びアドレ
ス情報(上記アドレスa、b)を送信する(ステップA
4)。全てのラインにつきブロックの符号化が終了した
場合には(ステップA5;YES)、印刷終了指示をプ
リンタ装置へ送信する(ステップA6)。
【0024】次に、図6を参照してプリンタ装置が行う
印刷処理ステップを説明する。プリンタ装置はホスト装
置から印刷開始指示を受信すると(ステップC1;YE
S)、同時に送られてきたヘッダ情報及びフッタ情報を
レジスタに待避してページ印刷処理状態に設定する(ス
テップC2)。ホスト装置から圧縮画像データ及びアド
レスを受信すると(ステップC3;YES)、プリンタ
装置はJPEG LSIを初期化する(ステップC
4)。そして、JPEG LSIにヘッダ情報、圧縮画
像データ、アドレス、フッタ情報を順次転送する(ステ
ップC5〜C7)。
【0025】JPEG LSIはホスト装置から送られ
てきた圧縮画像データ及びアドレスを受信する度に予め
レジスタに待避してあるヘッダ情報及びフッタ情報を基
に圧縮画像データの復号化処理を行い、復号処理した画
像データ(復号データ)をバンドバッファに書き込んで
印刷処理を実行する(ステップC8)。プリンタ装置は
印刷終了指示を受信すると(ステップC9;YES)、
レジスタに待避したヘッダ情報、フッタ情報を破棄し、
ページ印刷処理を終了する(ステップC10)。
【0026】図7、図8を参照して以上の処理ステップ
をさらに詳細に説明する。図7は本発明の符号化処理ス
テップのブロック図であり、図8は復号化処理ステップ
のブロック図である。図7において、入力された画像デ
ータは、ブロック化回路101で8×8画素の単位区画
に分割されるとともに、各ライン毎にブロックが抽出さ
れ、それぞれのブロックのアドレスが求められる。各ブ
ロックは、DCT回路102で二次元離散コサイン変換
されることにより、1個の直流成分(DC)と63個の
交流成分(AC)からなる空間周波数成分(DCT係
数)に変換される。得られた各周波数成分は、量子化器
103において、それぞれ所定の量子化係数で除されて
量子化される。量子化された各周波数成分は、直流成分
と交流成分とに分けられた後、異なるアルゴリズムによ
ってそれぞれ符号化される。
【0027】尚、量子化係数は、一般に、周波数成分毎
に異なる係数が用いられ、視覚上重要な低域成分に対す
る量子化係数は高域成分に対する量子化係数に比べて小
さく設定される。これによって、視覚的に重要度が低い
高域成分がカットされて、データサイズが削減されるこ
とになる。
【0028】分離された直流成分は差分回路104へ入
力され、隣接するブロックとの相関が高いことを利用す
るために、先行ブロックの直流成分と差分に変換され
る。得られた差分はハフマン符号器105へ入力され、
一次元ハフマン符号化されて、直流成分の符号データと
なる。一方、交流成分はスキャン回路106へ入力さ
れ、63個の交流成分は、視覚的に重要な低域の周波数
成分から、順次、ジグザクスキャンされて一次元の配列
になる。一次元の配列に並べられた交流成分は判定器1
07へ入力され、各成分の値がゼロであるか或いはゼロ
以外の値(有効係数)であるかが判定される。カウンタ
108はゼロのランレングスをカウントし、グループ化
回路109は有効係数をその値によってグループ化す
る。このようにして得られたランレングスとグループ値
との組合わせはハフマン符号器110へ入力され、二次
元ハフマン符号化されて、交流成分の符号データとな
る。
【0029】ここで、ハフマン符号器105と110
は、直流成分については生起確率の高い差分値、交流成
分については生起確率の高いランレングスと有効係数と
の組合わせに、より短い符号長を割当てることによって
データサイズを削減する。また、生起確率が低いものに
ついてはZRLコードと組合わせることによって、有限
のコード数にて総てのパターンを表すことができる。最
後に、付加回路111にて、符号化処理されたブロック
のアドレスや各種マーカーコード、ヘッダ及びフッタ等
が付加され、JPEGデータが生成される。
【0030】次に、JPEGデータの復号アルゴリズム
について説明する。図8において、入力されたJPEG
データは、復号器201にて、ヘッダ情報に記述された
ハフマンテーブルに基づいて復号される。復号された直
流成分は、加算器202において、先行ブロックの直流
成分と加算される。一方、復号された交流成分は、並換
回路203において並換えられて、その各周波数成分は
元の二次元配列に戻る。その後、各周波数成分は逆量子
化器204において、ヘッダ情報に記述されている量子
化係数テーブルに基づいて逆量子化された後、IDCT
回路205において逆DCTが施される。最後に、復元
回路206において、復号化処理された各ブロックの画
像データが前記アドレス情報に基づいて再配置され、オ
リジナルの画像データが復元される。本例では余白部分
を印刷対象外としたため、プリンタ装置は余白を表す画
像データを補完することでオリジナルの画像データが復
元される。
【0031】以上、説明したように、本実施の形態によ
れば、所定の条件を満たしたブロックについてのみ符号
化処理を行うため、例えば、余白部分等のように本来符
号化処理を行う必要のない部分については符号化処理を
行わないことにより、画像データの圧縮演算負荷を大幅
に低減することができる。
【0032】また、上記の画像データの符号化方法にお
いては、1ライン毎にブロックを求めて符号化を行って
いたが、1ラインの幅を適宜変更することで印刷対象の
符号化を行うこともできる。さらに、上記の例では1ラ
インにつき1つのブロックを設定したが、2以上のブロ
ックを設定してもよい。
【0033】また、本実施の形態の画像データの符号化
方法は印刷対象を含む部分と余白部分を区別して画像デ
ータを圧縮する場合のみならず、画像圧縮すべき部分を
任意に選び、当該画像圧縮すべき部分に含まれるブロッ
クについて符号化を行い、それ以外の部分のみを含むブ
ロックについては符号化を行わないことで、画像データ
の圧縮演算負荷を低減させることができる。例えば、前
景画を印刷対象とし、背景画を印刷対象外とする等であ
る。
【0034】この場合には、符号化処理をしない画像デ
ータについて予め符号化処理をしておき、この符号デー
タを所定の識別情報とともにプリンタ装置に記憶してお
けば、オリジナルの画像データを復元することができ
る。如何なる画像データについて符号化処理を省略する
かは予めホスト装置及びプリンタ装置にそれぞれ設定し
ておけばよい。また、各ブロックにアドレスを割り当て
ることで各ブロック毎に復号された画像データを再配置
することができ、これに符号化処理されなかったブロッ
クの画像データを補完することでオリジナルの画像デー
タを復元することができる。
【0035】また、上記の説明においては符号化方式と
してJPEGを例示したが、ランレングス法、予測符号
化法等の任意の符号化方式を利用することができる。こ
の場合にはそれぞれの符号化方式に適した単位区画を設
定すればよい。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、印刷対象を含むブロッ
についてのみ符号化処理をするため、全ての画像デー
タについて符号化処理をする必要がなく、画像データの
圧縮演算負荷を低減することができる。また、各ブロッ
クについて復号パラメータとして共通のヘッダ情報及び
フッタ情報を付加した符号データを生成するため、符号
データのデータサイズを小さくすることができる。ま
た、符号データには各ブロックに割り当てられたアドレ
スが付加されるため、プリンタ装置は当該アドレス情報
に基づいて画像データの復元をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷処理システムのブロック図であ
る。
【図2】本発明の画像データの符号化方法の説明図であ
る。
【図3】本発明の符号化技術に関わるJPEGデータの
フォーマットである。
【図4】本発明の画像データの符号化処理ステップを記
述するフローチャートである。
【図5】本発明の画像データの符号化処理ステップを記
述するフローチャートである。
【図6】本発明の画像データの復号化処理ステップを記
述するフローチャートである。
【図7】本発明の画像データの符号化ステップのブロッ
ク図である。
【図8】本発明の画像データの復号化ステップのブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1…ホスト装置、2…プリンタ装置、21…プリンタコ
ントローラ、22…プリンタエンジン、101…ブロッ
ク化回路、102…DCT回路、103…量子化器、1
04…差分回路、105…ハフマン符号器、106…ス
キャン回路、107…判定回路、108…カウンタ、1
09…グループ化回路、110…ハフマン符号器、11
1…付加回路、201…復号器、202…加算器、20
3…並換回路、204…逆量子化器、205…IDCT
回路、206…復元回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−320152(JP,A) 特開 平4−170269(JP,A) 特開 平10−229544(JP,A) 特開 平10−42146(JP,A) 特開 平9−214897(JP,A) 特開2000−351242(JP,A) 特開 平9−149261(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12 B41J 5/30 H04N 1/41

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを所定の大きさの単位区画に
    分割し、単位区画N行を1ラインとして設定しておき、
    印刷対象を含む各々のラインについて、当該印刷対象を
    含むように選定された1以上の単位区画群の各々に属す
    る単位区画を相互に関連付けてブロックとして取り扱
    い、当該ブロックのアドレスを求めるステップを1ライ
    ン毎に行い、当該ブロックについてのみ符号化処理を行
    うとともに前記アドレス情報を含む符号データを生成す
    る手段、及び当該符号データをプリンタ装置に送出する
    手段を具備するホスト装置と、前記符号データを受け取
    り、これを復号するとともに前記アドレス情報に基づい
    て前記ブロック毎に復号された画像データを再配置する
    ことで画像データを復元する手段、及び当該画像データ
    に基づいて印刷処理を実行する手段を具備するプリンタ
    装置とを備える印刷処理システム。
  2. 【請求項2】 前記符号データを生成する手段は、単位
    区画として画像データを8×8画素に分割し、当該単位
    区画に対してJPEG方式の符号化処理をすることを特
    徴とする請求項1に記載の印刷処理システム。
  3. 【請求項3】 前記符号データを生成する手段は、復号
    パラメータとして各ブロックに対して共通のヘッダ情報
    及びフッタ情報を付加して符号データを生成することを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷処理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 画像データを所定の大きさの単位区画に
    分割し、単位区画N行を1ラインとして設定しておき、
    印刷対象を含む各々のラインについて、当該印刷対象を
    含むように選定された1以上の単位区画群の各々に属す
    る単位区画を相互に関連付けてブロックとして取り扱
    い、当該ブロックのアドレスを求めるステップを1ライ
    ン毎に行い、当該ブロックについてのみ符号化処理を行
    うとともに前記アドレス情報を含む符号データを生成す
    る手段、及び当該符号データをプリンタ装置に送出する
    手段を具備するホスト装置。
  5. 【請求項5】 前記符号データを生成する手段は、単位
    区画として画像データを8×8画素に分割し、当該単位
    区画に対してJPEG方式の符号化処理をすることを特
    徴とする請求項4に記載のホスト装置。
  6. 【請求項6】 前記符号データを生成する手段は、復号
    パラメータとして各ブロックに対して共通のヘッダ情報
    及びフッタ情報を付加して符号データを生成することを
    特徴とする請求項4又は請求項5に記載のホスト装置。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至請求項6のうち何れか1項
    に記載のホスト装置から前記符号データを受け取ってこ
    れを復号するプリンタ装置であって、当該符号データを
    復号するとともに前記アドレス情報に基づいて前記ブロ
    ック毎に復号された画像データを再配置することで画像
    データを復元する手段、及び当該画像データに基づいて
    印刷処理を実行する手段を具備するプリンタ装置。
  8. 【請求項8】 画像データを所定の大きさの単位区画に
    分割し、単位区画N行を1ラインとして設定しておき、
    印刷対象を含む各々のラインについて、当該印刷対象を
    含むように選定された1以上の単位区画群の各々に属す
    る単位区画を相互に関連付けてブロックとして取り扱
    い、当該ブロックのアドレスを求めるステップを1ライ
    ン毎に行い、当該ブロックについてのみ符号化処理を行
    うとともに前記アドレス情報を含む符号データを生成す
    る、画像データの符号化方法。
  9. 【請求項9】 前記単位区画として画像データを8×8
    画素に分割し、当該単位区画に対してJPEG方式の符
    号化処理をすることを特徴とする請求項8に記載の画像
    データの符号化方法。
  10. 【請求項10】 復号パラメータとして各ブロックに対
    して共通のヘッダ情報及びフッタ情報を付加して符号デ
    ータを生成することを特徴とする請求項8又は請求項9
    に記載の画像データの符号化方法。
  11. 【請求項11】 請求項8乃至請求項10のうち何れか
    1項に記載の方法で符号化された画像データを復号化す
    る方法であって、ブロック毎に画像データを復号すると
    ともに前記アドレス情報に基づいて画像データを再配置
    することで画像データを復元する、画像データの復号化
    方法。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至請求項10のうち何れか
    1項に記載の画像データの符号化方法をホスト装置に実
    行させるプログラムを記録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の画像データの復号
    化方法をプリンタ装置に実行させるプログラムを記録し
    た記録媒体。
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