JP3385112B2 - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JP3385112B2
JP3385112B2 JP23639894A JP23639894A JP3385112B2 JP 3385112 B2 JP3385112 B2 JP 3385112B2 JP 23639894 A JP23639894 A JP 23639894A JP 23639894 A JP23639894 A JP 23639894A JP 3385112 B2 JP3385112 B2 JP 3385112B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真装置に使用さ
れ、特に感光体上に残留したトナーをクリーニング装置
を用いずに、現像装置により現像工程とクリーニング工
程を同時に行なう画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の複写機およびプリンタ等の
電子写真装置における画像形成方法について説明する。
【0003】図3は従来の電子写真装置における画像形
成方法を示すものであり、回転するドラム状の感光体2
の表面を、帯電器1で所定の極性で帯電させ、次にラン
プ、レーザー光等の露光手段3により感光体2上に潜像
を形成する。形成された潜像は現像器4により現像さ
れ、その現像像は転写器5により受像紙6に写され、定
着工程を経てプリントを得ている。現像像の転写効率は
通常70〜80%程度であり、感光体2上には20〜3
0%程度の転写残トナーが存在する。そのため転写後に
クリーニング部材7を感光体2に接触させ、トナーをか
き落し回収を行なっている。クリーニング部材7として
は、ウレタンゴムブレードやアクリル繊維系の円筒系ブ
ラシが用いられている。
【0004】また、別の方法としてクリーニング部材を
除去した電子写真装置も発表され上市されているが、何
れもこの装置の最大の欠点である、転写残留トナーが次
のコピーまたはプリントに画像跡として残される現象
(以降、メモリーと称す)が完全には解決されていな
い。そのため、トナーの粒子径を大きくしたり、メモリ
ー除去部材、たとえば導電性ブラシに逆極性の電荷をか
け、残留トナーを散らす方法等を用いてメモリーの発生
を防止しているのが現状である。
【0005】たとえば、特開昭64−50089号公
報、特開昭64−20587号公報、特開昭64−59
286号公報等がメモリー除去部材を設けて対策として
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図3で述
べた従来構成の欠点は、クリーニング部材が与える感光
体への負荷が大きく、感光体の表面に細かな傷をつけた
り、フィルミングまたはトナー融着等の発生を招く原因
となっている。さらに、それらのクリーニング方式で回
収されたトナーの廃棄も、環境面から問題視されている
という欠点を有している。この問題は今後益々重要視さ
れ、その対策が速急に迫られると思われる。
【0007】またクリーニング部材を除去した電子写真
装置においても、導電性ブラシを付加し逆極性電荷をか
けて残留トナーを除去したり、転写性向上のためトナー
粒径を大きくしたりしなければならず、装置自体の低コ
スト化およびトナーの小粒径化による高画質化の妨げに
なっている。
【0008】本発明は上記問題点を解決するもので、小
粒径トナーを用いて高精細画像が得られ、クリーニング
部材および付加部材を用いることなくメモリー発生の無
い画像形成方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像形成方法は、感光体上に形成した静電潜
像を現像スリーブ上に形成された二成分現像剤の磁気
ブラシを用いて顕像化する現像手段と、現像されたトナ
ーを記録媒体に転写する転写手段と、転写後感光体に残
された未転写トナーをクリーニング手段を設けず現像と
同時に回収する手段とから構成され、かつ前記二成分現
像剤が、結着樹脂と着色剤を主成分とするトナー母粒子
の表面に磁性粉末を付着させたトナーと、扁平形5〜5
0重量%と粒状形50〜95重量%により成り、かつ
部磁場3000エルステッドでの飽和磁化値が90〜2
00emu/gである磁性キャリアとから構成され、感
光体と現像スリーブ上に形成された磁気ブラシとの摺擦
幅が3〜10mmであることを特徴としている。
【0010】以下、本発明の構成について詳細説明をす
る。 <トナーの構成>トナー母粒子に含有される結着樹脂と
しては、スチレン樹脂、スチレン−アクリル酸エステル
共重合体樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂等が使用可能である。
【0011】本発明を構成するトナー母粒子の他の構成
成分としては、着色剤、電荷制御剤、及び必要に応じて
その他の添加物が挙げられ、トナー母粒子はこれらの材
料と結着樹脂とを所望の配合に混合し、溶融混練した
後、冷却、固化後粉砕分級して得られる。また、上記材
料を結着樹脂重合時に混合して作成する、いわゆる重合
法トナーを母粒子として得ても良い。
【0012】着色剤としては、カーボンブラック、モノ
アゾ系赤色染料、ジスアゾ系黄色顔料、キナクリドン系
マゼンタ顔料、アントラキノン染料等が挙げられる。電
荷制御剤としては、ニグロシン系染料、第4級アンモニ
ウム塩、モノアゾ系の金属錯塩染料等が挙げられる。
【0013】その他必要に応じて添加される添加物とし
ては、離型剤としてのポリプロピレン等のポリオレフィ
ン類、流動化剤としての疎水性シリカやコロイダルシリ
カ等が挙げられる。
【0014】本発明の画像形成方法に用いるトナーは上
記トナー母粒子の表面に磁性粉末を付着したものから構
成される。該磁性粉末はマグネタイト、フェライト等の
組成のものが適用され、その形状は8面体で、平均粒子
径は0.3〜0.7μm、飽和磁化は外部磁場1000
エルステッドで50emu/g以上のものが好適に使用
される。また、前記母粒子に対する磁性粉末の付着量は
0.3〜3.0重量%であることが好ましい。磁性粉末
が0.3〜3.0重量%を外れた場合の問題点は、0.
3重量%未満の場合は感光体上に転写残トナーが多量に
発生し、メモリーが発生する。また、3.0重量%を
える場合は、メモリーは発生しないが、画質低下、特に
文字周辺のトナーの飛び散りおよび細線直線性等が悪化
し、高精細画像が得られない。
【0015】本発明に使用する磁性粉末の特徴は、従来
の磁性トナーに配合されるマグネタイト等に比較し、粒
子径が約2倍の大きさにあることと、粒子径分布がシャ
ープであり、この形状と粒子径の効果は研磨性に優れ、
感光体全体を均一にクリーニングできるとの作用効果を
奏する。この磁性粉末のトナー母粒子への付着手段は、
磁性粉末が母粒子の表面に均一かつ、ある程度強固に付
着させる必要があることから、高速のせん断力を付与で
きる撹拌機が使用可能である。たとえば、ヘンシェルミ
キサー、スーパーミキサー、タービュライザー、その他
一般的に粉体の表面改質に使用されているハイブリダイ
ザー、オングミル、ターボミル等が挙げられる。また、
粒子径の測定方法はデジタイザ法に基づき、1画面に約
100個前後の磁性粉末のSEM写真を撮り、0.1μ
m毎個数を数え平均粒径を求める。
【0016】本発明を構成するトナーがその表面に磁性
粉末を付着させることの作用効果は、前記のクリーニン
グ効果とトナー飛散防止効果が挙げられる。特に飽和磁
化50emu/g以上の磁性粉末を使用の場合は、トナ
ー飛散の防止に有効である。また、本発明のトナーは高
精細な画質を得るために、平均粒子径が5〜9μmのも
のが好適に使用されている。
【0017】<磁性キャリアの構成> 本発明に適用する磁性キャリアは、樹脂コートまたはノ
ンコートのフェライト、酸化鉄粉、造粒マグネタイト、
樹脂キャリア等の中から適宜選択して実施できるが、外
部磁場3000エルステッドでの飽和磁化値が、90〜
200emu/gであることが必要である。該飽和磁化
値が90emu/g未満の磁性キャリアの場合、クリー
ナーレスシステムにおいて摺擦幅の下限である3mmを
下回り、その結果として感光体上に画像状のメモリー現
象が完全に消去できずに残存する。一方、200emu
/gを越える場合、摺擦幅が過多となり画像に悪影響を
及ぼし高精細画像が得られない。磁性キャリアの体積固
有抵抗は、印可電圧100Vの時103〜1010Ω・c
が好ましい。103Ω・cm未満の磁性キャリアを使
用してクリーナーレスの複写機で顕像化し、その画像を
観察すると、感光体の非画像部にもトナーが付着して感
光体かぶりおよびトナー飛散が生じ、総体的に画質が悪
化する。一方、1010Ω・cmを越えると、連続コピー
での初期及び多数枚複写中に画像濃度が低下し、かつメ
モリーの残存が多くなる。
【0018】本発明に使用される磁性キャリアは、特に
酸化鉄粉がメモリーの消去および画質によい結果が認め
られるので好適に使用される。また、偏平形5〜50重
量%および粒状形50〜95重量%の混合物が前記メモ
リーの消去に有効である。偏平形磁性キャリアの特徴は
形状が鱗片状に近く、感光体に接触する面積および圧力
は強い。したがって、偏平形を単独で使用するとトナー
濃度が変動しても画像濃度の変動は少ない。しかし、そ
の反面、画像かき取り効果が強すぎるため感光体へのス
トレスが大きく、したがって感光体上に現像されたトナ
ーを再度かき取る状態となり、高精細の画像が得られに
くいが、偏平形単独でもメモリーに対しては有効であ
り、画像形成装置の設計によっては偏平形単独でも使用
不可ではない。
【0019】それに対し粒状形磁性キャリアの特徴は球
状のキャリアの集合体であり、偏平形と対象的な特徴を
示す。すなわち、感光体に対し接触圧力は偏平形よりも
柔らかく、そして弱い。したがって粒状形キャリアを単
独で使用すると、トナー濃度が変動した場合の画像濃度
の変化は大きいが、画質的には偏平形より優っている。
しかし、感光体上の転写残りトナーのかき取り効果は偏
平形より劣る。したがって、メモリーに有効な偏平形と
高画質に有効な粒状形を混合することにより、メモリー
と高精細画質を両立して満足することができる。
【0020】したがって本発明においては偏平形5〜5
0重量%、粒状形50〜95重量%と偏平形を少なく、
粒状形を多くした酸化鉄粉を使用すること、粒状形の
感光体への柔らかな接触と偏平形の接触面積の広さが、
クリーニングと現像を同時に行なう効果を生むため、好
ましい。
【0021】上記二成分現像剤を使用した本発明の画像
形成方法を図1および図2を用いて説明する。図1にお
いて、帯電器16で回転する感光体8の表面を所定の極
性で帯電させ、次にランプ、レーザー光等の露光手段1
7により感光体8上に潜像を形成する。形成された潜像
は現像器18により現像され、その現像像は転写器19
により受像紙20に転写され定着工程を経てプリントを
得ている。
【0022】図2は感光体8と現像スリーブ12との近
接部分を拡大して説明したものである。aが感光体8と
現像剤9の接触幅であり、摺擦幅と称している。bは感
光体8と現像スリーブ12の間隔であり、cは現像剤穂
切り板13と現像スリーブ12の間隔で、このcとbの
間隔により摺擦幅aは決定される。たとえば、摺擦幅a
を広くしたい場合は、cを広げbを狭めればよい。逆に
摺擦幅aを小さくしたい場合は、cを狭めbを広げれば
よい。しかし、摺擦幅aを決定するには画像濃度、かぶ
り、画質、感光体8への現像剤付着、等の最適値を検討
することが必要である。
【0023】本発明においては、感光体8と接触する現
像剤9(キャリア10とトナー11の混合)の摺擦幅a
は3〜10mmであることが必要である。摺擦幅aは本
発明の最も重要な項目であり、これが3〜10mmで
いとクリーニング部材を除去した画像形成方法を実施で
きない。摺擦幅aを3〜10mmに数値限定した理由
は、10mmを越えると現像されるトナー量が多過ぎて
高精細な画像が得られない問題を生じ、一方3mm未満
であるとメモリーの消去が不可能となり画像濃度も低下
する。
【0024】また、感光体8と現像スリーブ12の周速
比は、ウイズモード(感光体と現像スリーブの回転方向
が逆)での実績は感光体1に対し現像スリーブ1.5〜
3程度が好ましく、アゲインスト(ウイズの逆)である
と感光体1に対して3〜5が好ましい。しかし、装置設
計によっては感光体8に対して現像スリーブ12の周速
1:10も可能であり、したがって本発明においては
感光体と現像スリーブの周速比が1:1〜1:10が好
適に使用される。また、本発明はウイズ、アゲインスト
の双方とも有効である。
【0025】前記摺擦幅を満たすためには、感光体8と
現像スリーブ12の間隔bが0.6〜1.5mm、現像
スリーブ12と現像剤穂切り板13間の間隔cが0.6
〜1.2mmで達成できる。
【0026】また現像スリーブ12に内包された永久磁
石の主極14の最大磁束密度が700ガウス以上で、か
つその半値幅角度が(磁石最磁束密度の1/2以上の値
を示す磁極の角度)50度以上とすることが有効であ
る。主極最大磁束密度が700ガウス未満の場合、ある
いは半値幅角度が50度未満の場合は、磁性キャリアの
飽和磁化が小さいときと同様、摺擦幅、摺擦強さを減少
させることにつながり、結果的にメモリーが残存するこ
とになる。また、現像スリーブ12に内包された永久磁
石の穂切極15と現像剤穂切板13の位置関係について
は、穂切極最大磁束密度の15〜60%の範囲内で穂切
ることが有効である。60%を越えた場合は現像剤穂切
板13から出る現像剤量が減少するとともに、バラツキ
も大きくなるため、画像濃度の低下、バラツキを招くと
ともに摺擦性が低下し、メモリーが残存する。また、1
5%未満の場合は現像剤搬送力低下により、画像濃度低
下を引き起こす。
【0027】
【作用】本発明は上記構成によりトナーの転写性が向上
するとともに、現像部での残トナー回収性も向上するた
め、小粒径トナーを使用し、クリーニング部材および付
加部材無しで、メモリーのない画像形成方法を得ること
ができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を説明する。な
お、実施例において部とは重量部を示す。 (実施例1) ・スチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂(三洋化成社製 商品名:ハイ マーTB−1000) 100部 ・ポリプロピレン (三洋化成社製 商品名:ハイマー330P) 3部 ・帯電制御剤 (オリエント化学社製 商品名:ポントロンS−34) 1部 ・カーボンブラック (三菱化成社製 商品名:MA−100) 6部 上記原料をスーパーミキサーで混合し溶融混練後、粉砕
分級して平均粒子径が8.5μmの負帯電性のトナー母
粒子を得た。その後このトナー母粒子100部に対し
て、マグネタイト微粉末(関東電化工業製 商品名:K
BF−100平均粒子径:0.45μm、飽和磁化:
59emu/g)を1.5部と疎水性シリカ(日本アエ
ロジル社製 商品名:R−972)0.3部をヘンシェ
ルミキサーによって混合し、トナー母粒子の表面に前記
磁性粉末等を付着させ、ジャイロシフターを用いて20
0メッシュの篩で分級して本発明に使用するトナーを得
た。
【0029】そして、平均粒子径60μmで飽和磁化2
00emu/g、体積固有抵抗が106Ωcmの酸化
鉄粉のコア材(偏平形:15%、粒状形:85%)に
リコーン樹脂でコーティングした磁性キャリア100部
と前期のトナー4部とを混合して、本発明を構成する二
成分現像剤を作成した。前記で得た現像剤を使用して、
図1および図2の機構を有するレーザプリンタを用いて
5000枚の耐刷試験を行った。この試験に用いたレー
ザプリンタの仕様を下記に示す。
【0030】・印字方法:レーザ走査 ・感光体:OP
C ・印字速度:最大8枚/分 ・摺擦幅:5mm ・周速比 : 1:4 ・現像スリ
ーブ内永久磁石の主極磁束密度:800ガウス ・主極
半値幅角度:50度 ・穂切位置:現像スリーブ内永久
磁石の穂切極最大磁束密度の40% (実施例2)マグネタイト粉末を0.3部使用した他は
実施例1と同様にトナーおよび現像剤を作成し、本発明
の画像形成方法を実施した。 (実施例3)マグネタイト粉末を3.0部使用した他は
実施例1と同様にトナーおよび現像剤を作成し、本発明
の画像形成方法を実施した。 (実施例4)磁性キャリアとして飽和磁化90emu/
gのフェライトキャリアを使用した他は、実施例1と同
様にトナーおよび現像剤を作成し、本発明の画像形成方
法を実施した。 (実施例5)酸化鉄粉キャリアの形状比率を偏平形:5
部、粒状形:95部にして使用した他は、実施例1と同
様にトナーおよび現像剤を作成し、本発明の画像形成方
法を実施した。 (実施例6)酸化鉄粉キャリアの形状比率を偏平形:5
0部、粒状形:50部にして使用した他は、実施例1と
同様にトナーおよび現像剤を作成し、本発明の画像形成
方法を実施した。 (実施例7)磁気ブラシと感光体との摺擦幅を3mmに
設定した他は、実施例1と同様にトナーおよび現像剤を
作成し、本発明の画像形成方法を実施した。 (実施例8)磁気ブラシと感光体との摺擦幅を10mm
に設定し、10000枚の連続コピーを実施した。この
試験に用いた複写機の他は実施例1と同様にトナーおよ
び現像剤を作成し、本発明の画像形成方法を実施した。
この試験に用いた複写機仕様を下記に示す。
【0031】 ・現像方式:乾式二成分現像方式 ・複写速度:65枚/min(A4) ・現像スリーブの永久磁石の主極磁束密度:1000ガウス ・感光体:セレン ・感光体と現像スリーブの周速比: 1:3 ・主極半値幅角度:50度 ・穂切位置:現像スリーブ内永久磁石の穂切極最 大磁束密度の40% (実施例9) レーザープリンタの主極半値幅角度を60度にした他
は、実施例1と同様にトナーおよび現像剤を作成し、本
発明の画像形成方法を実施した。 (実施例10) レーザープリンタの主極半値幅角度を40度にした他
は、実施例1と同様にトナーおよび現像剤を作成し、本
発明の画像形成方法を実施した。 (実施例11) 穂切り極最大磁束密度の60%の位置で穂切りを行なっ
た他は、実施例1と同様にトナーおよび現像剤を作成
し、本発明の画像形成方法を実施した。 (実施例12) レーザープリンタの穂切り極最大磁束密度の70%の位
置で穂切りを行なった他は、実施例1と同様にトナーお
よび現像剤を作成し、本発明の画像形成方法を実施し
た。 (実施例13) レーザープリンタの穂切り極最大磁束密度の0%の位置
で穂切りを行なった他は、実施例1と同様にトナーおよ
び現像剤を作成し、本発明の画像形成方法を実施した。 (実施例14) マグネタイト粉末の使用量を0.25部にした他は、実
施例1と同様にトナーおよび現像剤を作成し、本発明の
画像形成方法を実施した。 (実施例15) マグネタイト粉末の使用量を3.5部にした他は、実施
例1と同様にトナーおよび現像剤を作成し、本発明の画
像形成方法を実施した。 (比較例1) 磁性キャリアの飽和磁化を70emu/gにした他は、
実施例1と同様にトナーおよび現像剤を作成し、比較用
の画像形成方法を実施した。 (比較例2) 磁性キャリア飽和磁化を220emu/gにした他は、
実施例1と同様にトナーおよび現像剤を作成し、比較用
の画像形成方法を実施した。 (比較例3) 磁気ブラシと感光体の摺擦幅を1.5mmにした他は、
実施例1と同様にトナーおよび現像剤を作成し、比較用
の画像形成方法を実施した。 (比較例4) 磁気ブラシと感光体の摺擦幅を13mmにした他は、実
施例1と同様にトナーおよび現像剤を作成し、比較用の
画像形成方法を実施した。
【0032】各実施例および比較例の評価結果を表1、
表2に示した。なお、プリントおよびコピーした原稿は
黒色部が6%のA4サイズのものであり、画像濃度はマ
クベス社製の反射濃度計RD−914、かぶりは日本電
色工業社製の色差計、MODEL Z−1001DPで
測定した。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】メモリーはプリント画像の現像スリーブ2
回転目に対する部分の画像跡の有無を目視で判定した。
細線直線性は日本アビオニクス製画像解析装置により評
価判定した。画像解析装置の判定方法は、コンピュータ
により潜像ライン長を規定し、画像採取する。その画像
の実像ライン長と潜像ライン長を引いた値を『ゆらぎ
値』と称し、この値が低いほど潜像ラインを再現してい
ると判断し、細線直線性は良好と判断する。
【0036】・ゆらぎ値=実像ライン実際長さ−132
0(潜像ライン長さ) 単位μm 図4を用いゆらぎ値の詳細を説明する。図4(A)は潜
像ライン、図4(B)は実像ラインを示す。まず潜像ラ
イン縦長さeを1320μmと定める。次に前記潜像にて数
枚のプリントを行い、そのサンプルから実像ライン実際
長さ(f1+f2)/2を求め、その値から潜像ライン長さ13
20を引いた値で評価する。
【0037】・メモリー評価基準(次給紙への画像跡の
有無およびレベル) ◎:全く見られない ○:微かに見られる △:発生判別可能 ×:明らかに見られる 上記評価基準で、△までは実用上問題無いと判断する。
【0038】・細線直線性評価基準(ゆらぎ値:μm ) ◎:800 以下 拡大してもほぼ直線に近い ○:800 〜1000 目視で直線性良好 △:1000〜1300 目視で若干直線性劣る ×:1300以上 明らかに直線性劣る 上記評価基準で、△までは実用上問題無しと判断する。
【0039】この表1から明らかなように、本実施例に
よる画像形成方法は、小粒径トナーを使用し、クリーニ
ング部材および付加部材無しでメモリーの発生しない画
像形成ができるという、優れた効果が得られる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明は、感光体上に形成
した静電潜像を、現像スリーブ上に形成された二成分現
像剤の磁気ブラシを用いて顕像化する現像手段と、現像
されたトナーを記録媒体に転写する転写手段と、転写後
感光体に残された未転写トナーをクリーニング手段を設
けず現像と同時に回収する手段から構成され、かつ前
記二成分現像剤が結着樹脂と着色剤を主成分とする
ナー母粒子の表面に磁性粉末を付着させたトナーと、
平形5〜50重量%と粒状形50〜95重量%により成
り、かつ外部磁場3000エルステッドでの飽和磁化
90〜200emu/gである磁性キャリアから
成され、感光体と現像スリーブ上に形成された磁気ブラ
シとの摺擦幅3〜10mmであることにより、クリー
ニング部材を一切使用せず高画質プリントを得ることが
できる画像形成方法を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する画像形成装置の構成図
【図2】同画像形成装置の現像部の詳細を示す構成図
【図3】従来の画像形成装置の構成図
【図4】本発明の画像形成方法を用いて得た画質評価の
説明図
【符号の説明】
8 感光体 9 現像剤 10 キャリア 11 トナー 12 現像スリーブ 13 現像剤穂切板 14 主極 15 穂切極 16 帯電器 17 露光手段 18 現像器 19 転写器 20 受像紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原川 孝司 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会 社巴川製紙所化成品事業部開発部内 (72)発明者 三浦 誠 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会 社巴川製紙所化成品事業部開発部内 (56)参考文献 特開 平1−118875(JP,A) 特開 平6−250566(JP,A) 特開 平3−180877(JP,A) 特開 平6−167847(JP,A) 特開 昭61−205955(JP,A) 特開 昭60−156067(JP,A) 特開 昭64−35470(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/09 G03G 15/08 507 G03G 9/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体上に形成した静電潜像を、現像スリ
    ーブ上に形成された二成分現像剤の磁気ブラシを用いて
    顕像化する現像手段と、現像されたトナーを記録媒体に
    転写する転写手段と、転写後感光体に残された未転写ト
    ナーをクリーニング手段を設けず現像と同時に回収する
    手段とから構成され、かつ前記二成分現像剤が、結着樹
    脂と着色剤を主成分とするトナー母粒子の表面に磁性粉
    末を付着させたトナーと、扁平形5〜50重量%と粒状
    形50〜95重量%により成り、かつ外部磁場3000
    エルステッドでの飽和磁化値が90〜200emu/g
    である磁性キャリアとから構成され、感光体と現像スリ
    ーブ上に形成された磁気ブラシとの摺擦幅が3〜10m
    mであることを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】トナー母粒子に対する磁性粉末の付着量が
    0.3〜3.0重量%である請求項1記載の画像形成方
    法。
  3. 【請求項3】トナーの平均粒子径が5〜9μmの範囲で
    ある請求項1記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】磁性キャリアの体積固有抵抗が、印可電圧
    100Vのとき10 3 〜10 10 Ω・cmである請求項1
    記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】磁性粉末の平均粒子径が0.3〜0.7μ
    mの粒子径範囲内であり、外部磁場1000エルステッ
    ドで50emu/g以上の飽和磁化である請求項1記載
    の画像形成方法。
  6. 【請求項6】感光体と現像スリーブの周速比が1:1〜
    1:10である現像手段を有する請求項1記載の画像形
    成方法。
  7. 【請求項7】現像スリーブに内包された永久磁石の主極
    磁束密度の最大値が700ガウス以上であり、その半値
    幅角度が50度以上である現像手段を有する請求項1記
    載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】現像スリーブに内包された永久磁石の穂切
    極最大磁束密度の15〜60%の範囲で穂切る現像手段
    を有する請求項1記載の画像形成方法。
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