JP3383676B2 - エアフロー型用紙除去装置及び方法 - Google Patents

エアフロー型用紙除去装置及び方法

Info

Publication number
JP3383676B2
JP3383676B2 JP24928092A JP24928092A JP3383676B2 JP 3383676 B2 JP3383676 B2 JP 3383676B2 JP 24928092 A JP24928092 A JP 24928092A JP 24928092 A JP24928092 A JP 24928092A JP 3383676 B2 JP3383676 B2 JP 3383676B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
paper
edge
sheet
receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24928092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0732689A (ja
Inventor
スタンレー カー ロジャー
ランニング アウアー スコット
ウォルター ヘイツィグ デニス
Original Assignee
イーストマン コダック カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イーストマン コダック カンパニー filed Critical イーストマン コダック カンパニー
Publication of JPH0732689A publication Critical patent/JPH0732689A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3383676B2 publication Critical patent/JP3383676B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H29/00Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
    • B65H29/54Article strippers, e.g. for stripping from advancing elements
    • B65H29/56Article strippers, e.g. for stripping from advancing elements for stripping from elements or machines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H5/00Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
    • B65H5/22Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by air-blast or suction device
    • B65H5/222Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by air-blast or suction device by suction devices
    • B65H5/226Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by air-blast or suction device by suction devices by suction rollers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子信号入力を利用する
色校正装置に関する。さらに詳細には、フルカラーの校
正画像を、自動的に、レーザを用いて一連のカラー染料
ドナーに熱エネルギーを供給し、選択的に各々の染料を
レシーバに重ね合わせに転写し、校正画像を作るための
装置において、レシーバ用紙によって運ばれる仕上がっ
た校正刷りを除去するのを補助する方法と装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本発明は、以下の継続中の米国出願と関
連している。第一には、米国特許出願第749,228
号「レーザ熱プリンター装置及び方法」1991年8月
23日出願、発明者レイモンド・J・ハーシュバーガ
ー、ウィリアム・G・ファーエイ、ロナルド・R・ファ
ースである。第二には、米国特許出願749,399号
「多室印刷用ドラム」1991年8月23日出願、発明
者ロジャー・S・カーである。第三には、米国特許出願
749,230号「減圧ドラム上に重ね合わせた用紙を
装てん、除去するための方法と装置」1991年8月2
3日出願、発明者ロジャー・S・カー、ジェームス・K
・ルーシーである。
【0003】色校正は、印刷産業によって、高速で高容
量の印刷機を実際に製版して必要な画像の例を印刷する
のに必要な費用と時間を使わずに、印刷された画像の外
観を複製した見本画像を作るために用いられる。過去に
は、これらの見本画像または校正刷りは、得られた画像
の変動が最小になるように、印刷機に使われる個々の色
版面を作る際に用いられるのと同じ色分解によって作り
出されていた。校正刷りを作るために様々な色校正シス
テムが考案され、その中には、小型で低速な印刷機や、
そのほかの印刷以外の手段、例えば、写真、電子写真、
写真でないプロセスなどが含まれている。
【0004】作り出された校正刷りは、構図、網どり、
解像度、色、編集、そのほかの視覚的な要素について判
定される。校正刷りが、印刷機がつくる最終的な印刷物
に近ければ近いほど、印刷機同士または工場同士で一貫
していることと同様、印刷産業にとって、その校正シス
テムは受け入れやすいものになる。校正システムを判定
するのに用いられる他の観点は、再現性、システムの値
段、個々の校正刷りにかかる経費、速度、環境問題を起
こさないことである。さらに、ほとんど全ての印刷機
が、絵画的な画像を形成するのにハーフトーン工程を用
いているため、つまり、原画像を網どりする、すなわ
ち、スクリーンごしに写真をとり、原画像の濃度の変化
をまねする細かなドットの集まりでできた、一つまたは
複数の版面を作るため、校正画像を作るのにハーフトー
ン工程を採用する校正システムは、印刷産業にとって、
連続トーンシステムより受け入れやすかった。
【0005】適切なデータ記憶装置に、電子的に分解さ
れた単色分解の形で記憶させた、電子的なデータから版
面をつくる電子システムの出現にともない、校正画像の
作成に写真による色分解を使用するのは幾分古い方法と
なり、校正画像の作成だけでなく、実際の版面の作成の
ための画像の両方を、電子的に作成、記憶、複製するた
めの様々な方法が開発され、実現された。その中のいく
つかの電子システムはアナログ画像を取り扱い、作り出
すことが出来るが、ほとんどの広く用いられているシス
テムは、デジタル画像の取扱が簡単なことから、デジタ
ル・プロセスを採用している。それらの電子プロセスの
どちらにおいても、出来た画像をCRT表示装置に表示
することができるが、一般的に最終的な印刷作業の承認
のための評価をするために「ハードコピー」(すなわ
ち、紙または他の材料でできたシート上に実際に描かれ
た画像)を作ることが必要である。そこでこれらの電子
システムの各々は、実際の評価のための画像のハードコ
ピーを作ることが可能ななんらかの出力装置またはプリ
ンタを必要とする。本発明の目指すところは、校正用出
力装置の分野である。
【0006】純粋に写真的な工程は画像の正確な複製が
可能だが、印刷機からもたらされる複製に必ずしも忠実
であるとは限らない。さらにほとんどの写真的工程が、
似せようとする印刷された画像と直接比較することの出
来る、ハーフトーン画像を作らない。もっといえば、そ
れらはほとんど一般的に、印刷機にかけられるような、
広い範囲の紙またはその他の材料に画像を複製すること
ができない。最終的な画像の外観が、それを印刷する紙
やその他の材料の性質の影響をうけることは広く知られ
ている。そこで、校正画像を印刷機で実際に使用される
材料に描けるという性能は、校正システムの市場におけ
る成功を左右する要因になりうる。
【0007】そのほかの連続トーン校正システム、例え
ば熱転写プロセス、インクジェット・システムなどが開
発されたが、それらは印刷産業が必要とするハーフトー
ン画像を複製しない。
【0008】ハーフトーン能力のある電子写真校正シス
テムが導入されたが、それらは湿式か乾式のどちらかの
工程を採用している。乾式工程を用いる電子写真システ
ムは画質のよい校正刷りのために必要な高解像度に欠け
る欠点が、特にその画像がほとんど連続トーンに近い画
質の場合にある。これは乾式電子写真工程が、必要な高
解像度をもたらすのに十分なほど小さいサイズのトナー
粒子を採用していないせいである。湿式電子写真工程
は、必要とされる粒子径の小さいトナーを採用している
が、環境的に望ましくない溶媒類を使用するなどの他の
欠点がある。
【0009】ともに1989年12月18日出願の米国
特許出願番号第451,655号と第451,656号
に、熱転写プリンタが発表されているが、これはハーフ
トーン能力のある直接的デジタル色校正装置として使用
するのに適していると思われる。このプリンタは画像を
熱転写媒体または書き込み要素上に印刷し、そこでドナ
ー要素が、十分な量の熱エネルギーを受け取り次第、染
料をレシーバ要素に転写する。このプリンタは、情報信
号に従って媒体の選ばれた領域にエネルギーを供給する
ために、個々に調節することができる多数のダイオード
・レーザを持っている。このプリンタのプリントヘッド
は、ダイオード・レーザと組になった多数の光ファイバ
をもつ光ファイバの配列の一方の端を有する。熱転写媒
体は回転可能なドラム上に保持されており、光ファイバ
の配列をもつプリントヘッドは、ドラムに対して移動可
能である。レーザ放射がダイオード・レーザからドナー
要素に光ファイバによって運ばれ、ドナー要素中で熱エ
ネルギーに変換される。これによって、染料はレシーバ
要素に転写される。
【0010】いま説明したような熱転写プリンタを用い
る直接的デジタル色校正装置は、一貫して、正確に、1
800ドット毎インチ(dpi)以上の割合で、小画素
(minipixels)を描き、高品質の雑誌や広告に見られるよ
うな高画質のグラフィック・アートの画像を十分に校正
するのに必要とされる、1インチ当り150本以上の解
像度を持つハーフトーンの校正刷りをつくる能力がなけ
ればならない。さらに、各ドットまたは小画素を、原画
像と校正刷りの間の目に見える違いを避けるために規定
されたものから、0.1濃度単位以上の濃度の許容度に
保持することが必要である。この濃度制御は画像から画
像、機械から機械の再現性がなければならない。さら
に、この濃度制御は、多重パスにおいて採用されている
各色において、フルカラーの画像を作り出すための校正
装置全体を通じて維持されなければならない。
【0011】画像を作り上げているドットの密度に影響
する装置の性状には、レーザ出力の強度と周波数の変動
と不規則性、光ファイバの出力の変動、これはファイバ
ごとに変化しうる、また、一本のファイバのうちでも書
き込み工程中の移動につれて変化しうる、などのものが
含まれる。ドラム表面の仕上げの変動、ドラムの振れ、
ドラム・ベアリングの振れ、ドラムの軸に対するプリン
トヘッドの並進運動の平行性の変動なども、画像ドット
の密度に影響を与える。印刷ドラムのあらゆるむらな動
き、または、書き込み工程中の書き込みヘッドの並進運
動のむらな動き、または、なんであれ、画像装置のどの
部品に対してでもジッタを伝えるものは完成した画像の
画質とその見本の校正刷りとしての価値に、反対に悪い
影響を与える可能性がある。個々のファイバの端とドラ
ム表面のあいだの距離の違いも、ドラムの表面が曲がっ
ているのに、ファイバの束の端が平らなである事実のせ
いで、画像の濃度に影響を与える。機械の周囲の温度に
よるプリントヘッドの温度の変動も、書き込み工程その
ものがプリントヘッドを熱くする事実と同様に、画像の
濃度に影響する。
【0012】印刷媒体要素の変化、例えば、ドナー要素
とレシーバ要素やその部分である様々な層の厚さも、書
き込み中に画像の濃度に影響を与える。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、先に述べ
た必要条件の全てを満たし、そのうえ実質上自動化され
ていて、校正プロセスの制御と質と生産性を改善しなが
ら、付添いと労働力の必要を最小にする書き込み装置の
供給が必要であることがわかっている。さらに、書き込
み装置は高画質な画像を安定的につくりだす能力を持つ
ばかりでなく、最終的な画像を構成する要素に、どんな
個々の画像が供給されるかに無関係な重なりの中にある
多色画像を作り出す能力を持つことが必要である。すな
わち、上に述べたような熱校正プロセスにおいて、様々
なドナー材料が一つのレシーバ用紙に連続的に重なり、
その後で書き込みドラムまたはプラテン上のレシーバ用
紙を損なうことなく除去されなければならず、その理由
は全書き込み工程中、レシーバ用紙を一ヶ所に維持する
ことが、最終的な校正刷りをつくる何重にも重なり合っ
た画像の必要な重なりを確実にするからである。
【0014】従って、完成したレシーバを書き込みドラ
ムからそこに描かれている校正刷りを損なうことなく除
去することを安定的、迅速、かつ正確に、確実にする方
法と装置は、装置の生産性を向上させるであろう、とい
うことがわかる。
【0015】このように、本発明の目的は、レシーバ用
紙上に描かれた校正刷りの質を劣化させることなく、レ
シーバ用紙を安定にかつ迅速に除去する装置及び方法を
得ることである。
【0016】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の一つ
の実施例にしたがって、軸のまわりに回転するように取
り付けられ、内部が減圧にされた中空ドラム部分から、
用紙を取り外すための用紙除去装置が供給される。この
装置はドラム内部に減圧をもたらし、そのため、ドラム
部分の表面を通る第一と第二の減圧開口部の組に減圧を
もたらす。用紙は第一の開口部の組に重なって塞ぐよう
に配置され、第二の開口部の組は用紙の端にだいたい平
行で、ドラムを通る減圧開口部の総数のほんの少しの部
分をしめるに過ぎない。出口ブレードはドラムに隣接し
て配置され、用紙の端にだいたい平行に広がり、ドラム
に非常に近い端を持つ。出口ブレードはドラムに対し
て、ドラムの表面と鋭角をなすように配置され、ブレー
ドの近い方の端は角の頂点に非常に近接していて、用紙
の端と平行なので、ドラムが用紙除去位置まで回転する
とき第一に減圧開口部の組は鋭角の下に位置し、その
時、用紙は頂点の反対に位置する。改善点は、出口ブレ
ードの最も近い端がドラムの表面に対して十分に近く、
出口ブレードがドラム部分に配置された用紙を取り除く
間に第二の減圧開口部を通って引かれる減圧が、頂点の
ところで比較的高圧な空気の領域をつくり、それによっ
て、空気が頂点を通ってドラムの表面から用紙の端を持
ち上げるのに十分な力で押しやられる。
【0017】本発明のもう一つの側面によれば、軸の周
りに回転するように取り付けられ、内部が減圧にされた
中空ドラム部分から用紙を除去する方法がもたらされ
る。この装置はドラム内部を減圧にし、それゆえ、その
表面を通る第一と第二の減圧開口部の組を減圧にする手
段を持っている。用紙は第一の減圧開口部の組の上に重
なり、塞ぐように配置される。開口部の第二の組は用紙
の端にだいたい平行に広がり、ドラムを通る減圧開口部
の総数のうちほんの一部を占めているに過ぎない。出口
ブレードがドラムに隣接して配置され、用紙の端にだい
たい平行に広がり、ドラムに非常に近い端を有する。出
口ブレードはドラムについてはその表面と鋭角をなし、
ブレードの近い方の端が角の頂点に非常に近く、用紙の
端に平行になるように配置される。出口ブレードの近い
方の端はドラムの表面から、出口ブレードがドラム部分
に配置された用紙を取り除くのに十分なだけ離して配置
される。この方法は、減圧開口部の第一の組が鋭角の下
に位置し、用紙の端が頂点の反対側に配置される用紙除
去位置までドラムを回転するステップと、ドラム内の減
圧によって減圧開口部の第二の組を通して空気を引き、
頂点に十分に高圧な空気の領域をつくりだし、それによ
って空気が、ドラムの表面から用紙の端を持ち上げるの
に十分な力で押しやられるステップで構成されている。
【0018】発明を実施する様々な手段と、そのほかの
特徴と利点は、いかに述べる発明の実例となる好ましい
実施例の、付随の図面に言及した詳細な説明から明らか
になるだろう。
【0019】
【実施例】
装置全体 本発明のレーザ熱転写プリンタ校正装置10の全体は図
1に図解されているが、一般的に、材料供給アセンブリ
12、用紙カッタアセンブリ14、用紙輸送アセンブリ
16、印刷用ドラム18、書き込みヘッドアセンブリ2
0、ゴミ輸送22、画像排出輸送24で構成されている
が、さらに詳細には以下に説明されるだろう。囲いまた
はキャビネット26の中の部品の配置は、印刷用ドラム
18と書き込みヘッドアセンブリ20が、キャビネット
26の上部中央部分に配置される。材料供給アセンブリ
12は、キャビネットの一方の端の下の方の部分に配置
され、用紙カッタアセンブリ14は材料供給アセンブリ
に隣接して、これもキャビネットの下側部分に配置され
る。用紙輸送アセンブリ16は、用紙カッタアセンブリ
14から印刷用ドラム18の隣まで広がっていて、一般
的に書き込みヘッドアセンブリ20の反対側にある。
【0020】装置の操作全体は、材料供給アセンブリ1
2からレシーバ材料の供給の一部を取り除き、それを測
り、用紙カッタアセンブリ14で長さに切って、その後
で、切った用紙を用紙輸送アセンブリ16を経由して、
印刷用ドラム18まで運び、その周りに巻き付け、見当
を合わせ、固定する。ある長さのドナー材料が次に材料
供給アセンブリ12から取り除かれ、用紙カッタアセン
ブリ14によって所望の長さに切断され、シート輸送ア
センブリ16によって印刷用ドラム18に輸送される。
印刷用ドラム18で、ドナー材料はドラムの周りに巻き
付けられ、レシーバ材料がすでにその上に固定されてい
る望ましい見当に重ねられる。ドナー材料がドラムの周
囲に固定された後、書き込みヘッドアセンブリ20がド
ラムが回転するにつれドラムに沿って軸方向に横切り、
画像はレシーバ用紙に伝えられる。画像がレシーバ用紙
にかかれた後、ドナーシートは、レシーバ用紙を損なう
ことなく印刷用ドラム18から取り除かれ、装置の外に
ゴミ輸送22を経由して運び出される。次のドナーシー
トは順番にドラム上のレシーバ用紙に重ねられ、必要な
画像が得られるまでレシーバに印刷され、完成した画像
は画像排出輸送24を経由して装置からでてくる。
【0021】好ましい実施例において、プリンタ装置に
供給されるドナー材料とレシーバ材料のロール供給品
は、選択的に各々の芯に独自に巻き付いている。レシー
バ材料は、そこに書き込みヘッドによって画像が転写さ
れるのだが、そして、接触による損傷に最も敏感なの
は、その巻き取り紙の表面であり、レシーバ材料は、芯
に巻き付けられている巻き取り紙の外側の表面上のレシ
ーバ表面に巻き付けられている。他方、ドナー材料は、
そこから染料物質がレシーバ材料に転写される活性な表
面をもち、その表面は接触による損傷に最も敏感であ
り、前記ドナー材料は巻き取り紙の内側に、表面上の染
料物質と共に巻き付けられている。
【0022】各々の材料の全ての曲がりは、供給ロール
に巻き付けられることによりもたらされるものである
が、材料がその上に保持されるとき、印刷用ドラムの曲
率に合わせ、補足し、各々の材料を印刷用ドラムに送り
込み、付着させることを簡単にする。しかし、レシーバ
用紙の曲がりは、そこに画像が伝えられた後で、完成し
たレシーバ用紙を取り除くのを妨げる可能性があること
が知られている。
【0023】印刷用ドラム18は図2に図解されてい
て、一般的に中空の円筒形の殻320からなり、それを
貫いて多数の減圧用穿孔322がある。ドラムの端は円
筒形の板でふさがれていて(示されていない)、その各
々が中央に配置されたハブをもち、全体に伸びていて、
その軸202のまわりに回転するように、適切なベアリ
ングによって支えられている。ひとつのハブは駆動モー
タにつなげられ、もう一方のハブは、高容量の真空ポン
プ、好ましい実施例においては、60−70cfm(キュ
ービックフィート/分)(1698960cm3 /分〜
1982120cm3 /分)の流量で、50−60イン
チH2 O(1270〜1524ミリメートルH2 O)の
真空を発生させることができるものにつなげられた中央
の減圧開口部がある。
【0024】印刷用ドラムの外側の表面には、軸方向に
伸びた「平面」352があり、ドラムの周辺に、約8゜
の範囲で広がっている。レシーバ用紙354はドラム表
面に重なって、ほとんどドラムの幅いっぱいに広がり、
円周の周りに平面352の一方の端からもう一方の端ま
で、重ならないで、広がっているように描かれている。
【0025】バルブブロック360は軸方向にドラムの
内側の表面にそって、だいたい外側にある平面352の
下に位置し、二つの別々に制御できる真空室362と3
64は、ドラムの平面352の軸方向の中心線268の
どちらの側かに位置する選ばれた減圧孔の下に配置され
ている。第一の室362は、ドラムの平面352の「前
縁」に位置する多数の減圧孔に沿って広がっている。
「前縁」という用語は、ドナー材料がレシーバシートの
上に重ねられ、ドラムが矢印365によって示される正
常な書き込みの方向に回転させられる場合に、ドナー材
料の前端が配置されるドラムの平面の部分をさす。この
室はドナーシートの前端の吸着・保持を制御するが、今
後「ドナー真空室」と呼ばれる。第二の、別々に制御さ
れる真空室364はレシーバ用紙がドラムに取り付けら
れた場合のレシーバ用紙の後縁にそって広がり、今後
「レシーバ真空室」と呼ばれる。印刷用ドラムはまた、
ドラムに動的なバランスをもたらすために、真空室ブロ
ック360の反対側に釣合ブロック366を与えられて
いる。釣合ブロック366とバルブブロック360の各
々は、各々のブロックによって別の方法で覆われる減圧
孔に適応することを許す通路370があたえられ、真空
室362と364によっては制御されない。
【0026】ドラムの平面352の目的は二つの部分か
らなる、すなわちそれによってドナーシートの前と後ろ
の端を、書き込みプロセス中のドラムの比較的高速な回
転の間、空気の影響から幾らか保護することを確実にす
る。従って空気がドナーシートの前端と後端を持ち上げ
る傾向が少なくなる。ドラムの平面352はまた、ドナ
ーシートがドラムの周囲から隠され、書き込みヘッドの
端などの装置の他の部品と接触して損傷を引き起こす機
会を少なくする。ドラムの平面352はまた、ドナーシ
ートがドラム内の減圧によってドラム表面に保持されて
いるときに、曲げの力をドナーシートの端に伝えるよう
にはたらき、減圧の一部が切られたときにドナーシート
の端は、シート上の曲げの力が解除されることによって
ドラム表面から持ち上げられる傾向があるだろう。この
ことは、印刷用ドラムからのドナーシート除去を改良す
るのに使われた。
【0027】真空室362と364は、ドラムの中央の
内部の真空室363と通路を経由して(示されていな
い)、端のプレートのそれぞれで、通じている。制御バ
ルブは両方の室にあり、各々の通路に近い共同の台と組
になるように配置されていて、制御された真空室に転移
されることから主ドラム室中で減圧を守っている。バル
ブ部分が通路を閉じるのと同時に、また、バルブ室36
4を外気に対して、ドラムの端の壁にある開口部を通し
て開く。真空室の操作の全体的な説明は上で述べた米国
特許出願番号749,399号「多室印刷用ドラム」に
記載されている。画像シート排出輸送24は、印刷用ド
ラム18の頂部の表面に隣接する固定の画像出口ブレー
ド416で構成されている。出口ブレードはドラムの表
面に近く、だいたいレシーバ・シートの端に平行して広
がる端を持つ。出口ブレードはドラムの表面と鋭角をな
すように、ブレードの近い方の端が角の頂点に非常に近
くなるように配置される。画像シート輸送ベルト418
は、減圧台420と共同して、その上に画像が乗ったレ
シーバ用紙を、装置の外側の出口トレイ422に運ぶ。
【0028】図2と図3を見ると、本発明はさらに詳し
く説明される。上で特定したように、米国特許出願番号
749,230号「減圧ドラム上に重ねられたシートを
装てん、除去するための方法」に説明されているよう
に、仕上がったレシーバが除去されるべき時、印刷用ド
ラムはレシーバ除去位置で止まりバルブ376の両方が
活性化され、室362と364の両方に、減圧を解除す
る。ドナーシートはすでにドラムから取り除かれている
ので、これによって、レシーバ用紙の後端がゆるめら
れ、ドラム表面からはね上がり、だいたい図解されてい
るように、レシーバ排出輸送ベルト418と真空420
が活性化される。この時点のシステム全体の状態が図3
に図解されている。印刷用ドラムは時計回りに、レシー
バ用紙排出ガイド416によって持ち上がったレシーバ
用紙の末端が噛み合い、ドラムから持ち上がるまで回転
する。ドラムはさらに時計回りに、レシーバ排出輸送ベ
ルト418の上のレシーバ用紙排出ガイドの上にレシー
バ用紙を進めながら回転する。前に述べたレシーバ除去
ステップが正常に成し遂げられても、ある種の条件すな
わち、レシーバの芯の組または周囲の温度と湿度の条件
のもとで、室364から真空が切られたとき、レシーバ
の末端がドラムの表面から、シートの端に出口ブレード
が噛み合うのに十分な距離だけ跳ね上がらないことがあ
るとわかっている。従って、排出ガイド416がレシー
バの末端に噛み合って、ドラムから取り除くことは不可
能である。このことは、もちろん、プロセスを止めて機
械を開け、レシーバを手で取り除く必要があることか
ら、装置の生産性に反対に影響する。
【0029】比較的単純な、しかも予想外の、ドラム表
面からレシーバ・シートが跳ね上がらない問題に対する
解決法は、すでに存在する部品を簡単に調節して、レシ
ーバシートドラム表面から除去のために跳ね上がること
を確実にすることのみを必要とすることが明らかになっ
た。発見されたことは、出口ブレード416の端を印刷
用ドラム表面に十分近づけて配置し、ドラム表面とある
一定の限度内の角度をなすように調節し、ドラム表面に
そこだけ開いている減圧孔を通って、真空ポンプに空気
を吸い込むことで生じた気流が、出口ブレードの末端の
下に、ドラムの表面からレシーバシートの末端を正に持
ち上げるのに十分な強さの、陽圧の気流を作り出す。図
2を見ると、真空が二つの室362と364から取り去
られ、レシーバシートの端354すなわち真空室364
を覆う端がドラム表面から跳ね上がると、あるいは、た
とえ端が跳ね上がらなくても、外気に向かってそこだけ
開いている減圧孔322は、バルブブロック360を通
って通路370によって供給される組であることがわか
る。従って、比較的高容積の性能をもつと上に述べた真
空ポンプが、大量の空気を、外気に向かって開いている
小数の減圧孔を通して引くことができる。印刷用ドラム
が回転して図3に図で示されたような位置にきて、ドラ
ム平面の後縁が、出口ブレード416の近い方の端に隣
接する時、外気から空気を引いている減圧孔の組は鋭角
の下に位置し、レシーバシートの端は頂点の反対側に配
置する。驚くべきことに、出口ブレードがドラム表面と
25゜から45゜の間の角度をなし、出口ブレードの近
い方の端がドラム表面から約0.060インチ(約1.
524ミリメートルの距離に置かれるとき、減圧孔への
気流は非常に強く、出口ブレードとドラムの間の僅かな
所に陽圧が生じ、これによって空気は、その僅かな所を
通って押しやられ、それは、レシーバシートの端がドラ
ムから正に持ち上げられるのに十分な強さであることが
明らかになった。それに関連して、単に、出口ブレード
とドラム表面の間の隙間の幅を、重なったドナーとレシ
ーバシートを取り除くだけに調節すると、装置の他の部
品の操作によって気流が作り出され、この気流が確実
に、絶えず、ドラム表面からレシーバシートの端を持ち
上げ、そこからのレシーバシートの除去を許す。
【0030】発明をこの好ましい実施例を特に引用する
ことで説明してきたが、発明の精神と範囲の中で、変化
と改良は有効であると理解されるべきである。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ド
ラムに巻きつけられ、吸着・保持されている用紙を迅速
に取り除くことが可能な用紙除去装置及び方法が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である校正プリンタの側面から
の立面略図である。
【図2】印刷用ドラムの横断面図である。
【図3】本発明の装置の、印刷用ドラムからレシーバ材
料を取り外す間の、ある選ばれた時間における部分略図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デニス ウォルター ヘイツィグ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14616ロチェスター スコッチ パイン ドライブ 169 (56)参考文献 特開 昭63−205258(JP,A) 国際公開91/7842(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 11/04 B41J 13/00 - 13/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸のまわりに回転可能に設けられ、内部
    を減圧にして用紙を吸着・保持する中空ドラムを備えた
    用紙保持部から用紙をとりはずす用紙除去装置におい
    て、 前記ドラム内部を減圧にし、それによって前記ドラム部
    分の表面に開口している減圧開口部の第一と第二の組に
    減圧を付与する手段と、 前記ドラムに隣接して平行に配置され、前記ドラムに近
    い端辺を持つ出口ブレードと、 を有し、 前記用紙は前記第一の組の減圧開口部に重なって塞ぐよ
    うに配置され、 前記第二の組の減圧開口部は前記用紙の端にだいたい平
    行で前記用紙が吸着されず、 前記出口ブレードは、その面が、前記ドラム表面と鋭角
    をなすように、前記ドラムに隣接して配置され、 前記出口ブレードの前記ドラムに近い端辺が、前記ドラ
    ム部分上の前記用紙の辺上の十分に近くに位置し、前記
    用紙を前記ドラムから除去する際に、減圧を付与された
    前記第二の組の減圧開口部が、比較的高圧な空気の領域
    を前記出口ブレードの前記端辺下に形成し、その高圧空
    気によって、前記用紙の一端を前記ドラムから持ち上げ
    ることを特徴とする用紙除去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の用紙除去装置におい
    て、前記鋭角が25゜から45゜の間である用紙除去装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の用紙除去装置におい
    て、前記出口ブレードの、前記ドラムに近い方の端辺
    を、前記ドラムの表面から、略0.060インチ(1.
    524ミリメートル)離した用紙除去装置。
  4. 【請求項4】 軸のまわりに回転可能に設けられ、内
    部を減圧にして用紙を吸着・保持する中空ドラムを備え
    た用紙保持部と、 前記ドラム内部を減圧にし、それによって前記ドラム部
    分の表面に開口している減圧開口部の第一と第二の組に
    減圧を付与する手段と、 前記ドラムに隣接して平行に配置され、前記ドラムに近
    い端辺を持つ出口ブレードと、 を有し、 前記用紙は前記第一の組の減圧開口部に重なって塞ぐよ
    うに配置され、 前記第二の組の減圧開口部は前記用紙の端にだいたい平
    行で前記用紙が吸着されず、 前記出口ブレードは、その面が、前記ドラム表面と鋭角
    をなすように、前記ドラムに隣接して配置され、 前記出口ブレードの前記ドラムに近い端辺が、前記ドラ
    ム部分上の前記用紙の辺上の十分に近くに位置し、前記
    用紙保持部から用紙をとりはずす用紙除去装置上での用
    紙除去方法において、 前記ドラムを、第二の組の減圧開口部が鋭角に前記出口
    ブレードの下に位置し、前記用紙の前記端が頂点の反対
    側に配置される用紙除去位置まで回転するステップと、 前記ドラム中の前記減圧によって第二の組の減圧開口部
    を通って空気を引くステップと、 前記出口ブレードで、空気が、前記ドラムの表面から前
    記用紙の前記端を持ち上げるのに十分な力で、前記出口
    ブレードの端を通って押しやられる原因となるのに十分
    な高圧な空気の領域を作るステップと、 を含むとを特徴とする用紙除去方法。
JP24928092A 1991-09-19 1992-09-18 エアフロー型用紙除去装置及び方法 Expired - Fee Related JP3383676B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US76283491A 1991-09-19 1991-09-19
US762834 1991-09-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0732689A JPH0732689A (ja) 1995-02-03
JP3383676B2 true JP3383676B2 (ja) 2003-03-04

Family

ID=25066137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24928092A Expired - Fee Related JP3383676B2 (ja) 1991-09-19 1992-09-18 エアフロー型用紙除去装置及び方法

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0533145A1 (ja)
JP (1) JP3383676B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5836581A (en) * 1996-10-11 1998-11-17 Barco Graphics N.V. Device and method for loading a sheet-like medium

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4237466A (en) * 1979-05-07 1980-12-02 The Mead Corporation Paper transport system for an ink jet printer

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0732689A (ja) 1995-02-03
EP0533145A1 (en) 1993-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6043836A (en) Vacuum drum with countersunk holes
US4827315A (en) Printing press
EP0750998B1 (en) Electronic prepress system with multi-function thermal imaging apparatus
US4918464A (en) Heat-sensitive image transfer type printing apparatus
US5211391A (en) Air flow assisted material removal method and apparatus
JPH089135A (ja) プリンタ
US5909237A (en) Exposing imagesetter recording film on a color-proofing apparatus
US6002419A (en) Vacuum imaging drum with an optimized surface
JP3383676B2 (ja) エアフロー型用紙除去装置及び方法
US6639622B2 (en) Imaging drum with automatic balance correction
US6048120A (en) Vacuum imaging drum with angled vacuum holes
JP2001066704A (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
US6226024B1 (en) Vacuum imaging drum with vacuum holes for maintaining a boundary in an image processing apparatus
JP2001158135A (ja) インクジェットプリントヘッドと感熱式レーザプリントヘッドを用いてカラー像を印刷する方法および装置
US20010024588A1 (en) Color proofing apparatus and method for writing inkjet images to an intermediate ink receiving element
JP2000158680A (ja) 記録装置
US5428374A (en) Thermal transfer printer having a transparent tube for pressing an ink film and a paper sheet
US6266076B1 (en) Vacuum imaging drum with vacuum level control
US20040056947A1 (en) Image processsing apparatus
US6322210B1 (en) Color proofing apparatus and method for writing inkjet images to a prelaminate substrate
JPH0339275A (ja) 熱転写印刷装置
JP4026040B2 (ja) 画像記録装置
US20040056938A1 (en) Media loading of an imaging drum
JPH07276716A (ja) 両面印刷可能な印刷装置
JP2000190535A (ja) 画像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees