JP3380875B2 - エアゾール装置 - Google Patents

エアゾール装置

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JP3380875B2 JP01817093A JP1817093A JP3380875B2 JP 3380875 B2 JP3380875 B2 JP 3380875B2 JP 01817093 A JP01817093 A JP 01817093A JP 1817093 A JP1817093 A JP 1817093A JP 3380875 B2 JP3380875 B2 JP 3380875B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアゾール装置に関す
る。さらに詳しくは、霧状の噴出と泡状の噴出とを切り
換えることができるエアゾール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エアゾール装置はもともと液体を細かい
霧状にして対象物に対してできるだけ均等に、かつ広い
範囲で適用するための装置である。しかし近時、整髪料
やヒゲそり用クリームなどについては、一旦手のひらな
どで受けてから頭髪などに適用できるようにするため、
発泡状態で噴出させるようにしたものが多く使用されて
いる。前記霧状に噴出させる場合も、発泡状態で噴出さ
せる場合も、圧縮ガスや液化ガスで加圧した液体をバル
ブで開閉しながら噴出させる点で同じである。しかし前
者では噴口を備えたノズルを用い、後者では比較的断面
形状の大きい筒状のスパウトを採用している。また霧状
にするときはノズルにはブレークアップ通路(中心部で
渦を巻くように、少し偏心させて放射状にした通路)を
設けて液体粒子を細かくしたり、バルブにベーパータッ
プを設けてガスを混入させたりしている。逆に泡状で吐
出させるときは、噴出させる液の粘性を上げたり、また
原液とガスを乳化したりしている。上記のように従来は
霧状に噴出させる場合と泡状に噴出させる場合とは明確
に用途が異なっており、意図に反した噴出状態にならな
いように工夫している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】同じ整髪料や化粧品な
どであっても、適用する箇所によっては霧状または泡状
がより便利なことがある。また初めは霧状にして広く適
用し、さらにその後に泡状のもので部分的に濃く適用し
たいこともある。しかし前述のように従来のエアゾール
装置は霧状噴出または泡状噴出のいずれか一方しかでき
ないので、両方を利用しようとすれば2本のエアゾール
装置を用いる必要がある。また1本のエアゾール装置に
2本のバルブを設け、一方のバルブにノズルを設けて他
方のバルブにスパウトを設けることも考えられるが、押
しボタンの選択が煩雑など、使用に当たってきわめて不
便である。本発明はかかる近時の需要者の要望に応じ、
1本のエアゾール装置で同じ内容物を「霧状」または
「泡状」のいずれかを任意に選択しながら適用できるよ
うにすること、およびその選択の切り換えを簡単にでき
るようにすることを技術課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のエアゾール装置
は、(a)容器と、該容器の内部と外部との連通/遮断
を操作するバルブと、該バルブの外部への連通端に設け
られるノズルとを有し、(b)前記バルブが容器の向き
に応じて噴出量を切り換える流量切換機構を有してお
り、(c)前記ノズルが噴出量の多少に応じて霧状また
は泡状のいずれかのパターンで噴出させるパターン切換
構造を備えていることを特徴としている。前記流量切換
機構は、たとえばディップチューブを介して容器内の底
部と連通する通路面積が大きいバルブケーシングの大孔
と、容器内の上部と連通する通路面積が小さい小孔とか
ら構成することができ、それにより容器の正立状態にお
ける噴出量を倒立ないし横転状態における噴出量よりも
多くすることができる。
【0005】さらに前記流量切換機構は、ディップチュ
ーブを介して容器内の底部と連通する通路面積が小さい
バルブケーシングの小孔と、容器内の上部と連通する通
路面積が大きい大孔と、容器の正立状態で大孔を塞ぐと
共に倒立ないし横転状態のときに大孔を開く切換弁とか
ら構成することができる。前記パターン切換構造は、ノ
ズルの噴口を囲む短い壁体から構成しうる。さらにブレ
ークアップ通路と、その前面がブレークアップ通路の背
面を構成する可動ピストンと、流出量に応じて変動する
内圧により前記可動ピストンを前進または後退させる圧
力機構とから構成することもできる。
【0006】
【作用】エアゾール装置をある向きにしたうえでバルブ
を操作すると、流量切換機構によりその向きに応じた流
量で内容物が噴出する。そしてパターン切換構造によ
り、その流量の多少に応じて霧状または泡状で内容物が
ノズルから噴出される。逆に前記の向きと異なる向きに
したうえでバルブを操作すると、その向きに応じた流量
に切り換わり、さらにその流量に応じて異なるパターン
でノズルから噴出される。請求項2のエアゾール装置に
おいては、容器を正立状態にしておくと内容物が底部側
にある。その状態でバルブを操作するとディップチュー
ブおよび大孔を介して、多量の内容物がバルブケーシン
グ内に導かれる。逆に容器を倒立ないし横転させた状態
でバルブを操作すると、内容物が上部側にくる。そのた
め、大孔からは圧力差に応じてガスが流入し、小孔から
は少量の内容物がバルブケーシング内に導かれる。した
がってそれぞれの向きに応じた流量で内容物がノズルか
ら噴出され、そのときの流量に応じた霧状または泡状の
パターンで噴射される。
【0007】請求項3のエアゾール装置においては、前
述とは逆に、正立状態では少量の内容物がディップチュ
ーブおよび小孔を通じてバルブケーシングに流れ込む。
逆に倒立または横転状態においては切換弁の作用で大孔
が開くので、多量の内容物がバルブケーシングに流れ込
む。そのためそれぞれの流出量に応じたパターンでノズ
ルから噴出される。請求項4のエアゾール装置では、流
出量が多い場合は液の粒子が大きい角度に拡がる。その
ため液の粒子が噴口を囲む壁体にぶつかり、それにより
発泡状態に変化する。さらにその発泡した内容物につぎ
の液の粒子がぶつかり、全体的に泡状態で吐出されるこ
とになる。
【0008】他方、流出量が少ない場合は、液の粒子は
小さい拡がり角度で前方に噴出される。したがって液の
粒子は壁体にぶつからず、微粒子のままで、すなわち霧
の状態で噴出される。請求項5のエアゾール装置におい
ては、可動ピストンが圧力機構により流出量に応じて前
進または後退する。そして可動ピストンが前方に移動し
てブレークアップ通路の背面側を閉じているときは内容
物がブレークアップ通路を通るので噴口から霧状に噴出
する。逆に可動ピストンが後退してブレークアップ通路
の後方に空洞を形成しているときは、内容物はブレーク
アップ通路を通らずに、すなわち渦を形成せずにそのま
ま噴口から噴出される。そのため霧状にならずに泡状で
噴出される。
【0009】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明のエアゾー
ル装置の実施例を説明する。図1は本発明のエアゾール
装置の一実施例を示す断面図、図2aおよび図2bはそ
れぞれ図1のエアゾール装置の使用方法を示す側面図、
図3a〜3cは図1のエアゾール装置における発泡噴出
状態の形成過程を示す断面図、図4は本発明にかかわる
流量切換機構の他の実施例を示す断面図、図5は本発明
にかかわるパターン切換構造の他の実施例を示す断面
図、図6は図5のVI−VI線断面図、図7〜9はそれ
ぞれ本発明にかかわるパターン切換構造のさらに他の実
施例を示す断面図、図10は本発明にかかわる流量切換
機構のさらに他の実施例を示す断面図である。
【0010】図1のエアゾール装置Aは有底筒状の容器
本体1と、その本体1の上端に取りつけられるドーム2
と、そのドーム2に取りつけられるバルブユニット3
と、そのバルブユニット3のステム4に嵌着される押し
ボタン5と、バルブユニット3のハウジング6の下端に
取りつけられるディップチューブ7とから構成されてい
る。バルブユニット3は筒状のハウジング6と、ハウジ
ング6内に摺動自在に挿入されるステム4と、ステム4
を上方に付勢するバネ8と、ハウジング6をドーム2に
取りつけるためのマウンティングカップ9と、ハウジン
グ6の上端とマウンティングカップ9との間をシールし
てステム4の上下によりステムの横の孔10を開閉する
ガスケット11とを有する。
【0011】さらに前記ハウジング6の側面には小孔1
2が形成されており、底面には大径の孔(以下、大孔と
いう)13が形成され、その大孔13にディップチュー
ブ7が接続されている。この小孔12と大孔13とは流
量切換機構を構成している。前記押しボタン5にはステ
ム4と連通するL字状の通路15が形成されており、そ
の開口端にはノズル16が取りつけられている。ノズル
16は噴霧用の噴口17を有する従来公知の部品であ
る。さらに本実施例においては、押しボタン5の前面側
にノズル16を同心状に取り囲む短い筒状の壁体18が
設けられている。この壁体18はパターン切換構造を構
成している。なお前記本体1、ドーム2およびマウティ
ングカップ9から構成される容器内には噴射しようとす
る原液と液化ガスなどの噴射剤とが混合して充填されて
いる。混合液の粘度は、たとえば0.5〜10,000
cps程度が好ましい。また本発明のエアゾール装置に
用いる原液としては、ヘアームースなどの化粧品、サラ
ダ油などの食品、クリーナーなどがあげられる。
【0012】つぎに以上のごとく構成されるエアゾール
装置Aの作用を説明する。まず図2aに示すように容器
を正立させた状態では、原液と噴射剤の混合液20は下
方に位置している。この状態で押しボタン5を押すと、
ステム4が下降し、ガスケット11の内縁が下がるので
ステム4の孔10が開く。そしてハウジング6内とステ
ム4とが連通する。このとき原液と噴射剤の混合液20
中にディップチューブ7の先端の開口14が漬ってお
り、大孔13がディップチューブ7を介して混合液20
と連通している。一方、小孔12は噴射剤の気相(気化
ガス)21中に開口している。そのため気相21の圧力
により多量の原液および噴射剤がディップチューブ7お
よび大孔13を通って、ハウジング6内に入ってくる。
同時に小孔12から噴射ガスの気相21が洩れてくる。
なお、この量は多くはない。したがって多量の原液と噴
射剤の混合液20がステム4を通り、ノズル16の噴口
17から外部に霧状になって噴出される。
【0013】このとき噴出される原液と噴射剤の流量が
多いので、噴口17からは図3aの想像線P1 で示すよ
うに、大きい角度θ1 で拡がるように噴出し、その一部
は壁体18の内面に衝突する。なお中心部(想像線P
2 )はそのまま前方に噴射される。そして壁体18の内
面と衝突した原液の微粒子同士が集まって液滴に戻り、
さらにそれまで高圧で圧縮されていた噴射剤が急激に大
気圧で減圧されるので、膨張する。そのため原液は壁体
18の内面側で泡22になって付着する。その状態でさ
らに後方から霧化した原液と噴射剤とが衝突してくる
と、さらに泡22が増加してくる(図3b参照)。なお
霧状に噴射された原液のうち壁体18と衝突せず、その
まま前方に出る部分については、霧状のままであるが、
泡22の層が発達して厚くなってくると、その泡に邪魔
されて、前方に通過せず、これらも泡状になる。そのた
め最終的には壁体18の内部空間を泡22で満たしなが
ら前方に流出していくことになる(図3c参照)。した
がってそれ以後は、壁体18は発泡エアゾール装置にお
けるスパウトの役割を果たす。
【0014】つぎに図2bに示すように容器をほぼ倒立
させると、原液と噴射剤の混合液20が容器の上部側、
すなわちバルブユニット3側にくる。それによりハウジ
ング6の小孔12がその混合液20に漬かることにな
り、ディップチューブ7の開口14およびこれと連通す
る大孔13は噴射剤の気相21中に開口する。この状態
で押しボタン5を押すと、噴口17から混合液と噴射剤
の気体とが霧状になって噴出するが、液体の流量はきわ
めて少ない。また気相部21の圧力も急激に下がる。そ
のため図1の想像線P3 で示すように霧23は小さい角
度θ2 で噴射され、壁体18の内面に衝突せずにそのま
ま前方の開口から出ていく。したがって霧の状態を維持
したまま噴霧を続けることができる。なお一旦泡状で噴
出させた後、霧状の噴出をさせたい場合は、壁体18内
部の泡が消えてから、あるいは取り除いてから倒立状態
で押しボタン5を押せばよい。
【0015】本実施例においてはハウジング6の大孔1
3(およびディップチューブ7)と小孔12とが流量切
換機構を構成しているので、容器の姿勢ないし向き(正
立状態か倒立状態か)を変えるだけで噴出量を変化させ
ることができる。さらにノズル16を取り囲む壁体18
により、噴出量の変化に応じて泡状噴出か霧状噴出かの
パターンが自動的に切り換わる。そのため使用者は単に
容器の向きを変えるだけで簡単に噴出のパターンを切り
換えることができる。
【0016】つぎに図4を参照して流量切換機構の他の
実施例を説明する。図4の流量切換機構はディップチュ
ーブ7を通じてその下端の開口14と連通するハウジン
グ6の下端に設けた小孔12aと、そのハウジング6の
下部に取りつけた切換弁24とから構成される。切換弁
24は容器上部およびハウジング6内にそれぞれ連通す
る大径の孔(大孔)25、26を備えたケース27と、
そのケース内に上下移動可能に収容されたボール28
と、ケース27を閉じる蓋29とから構成される。さら
にディップチューブ7の先端には重錐30が取りつけら
れている。
【0017】この切換弁24は、容器が正立状態のとき
はボール28がハウジング6の内部と連通する大孔25
を塞ぐ。さらにディップチューブ7の下端が下側に垂れ
ているので、ハウジング6はディップチューブ7によっ
て混合液20と連通する。そのため小孔12aおよびデ
ィップチューブ7内の流路抵抗により少ない流量で噴出
される。逆に容器が倒立状態のときは、ボール28が図
4における上方に移動し、さらにディップチューブ7の
下端側が想像線7aで示すように上向きに灣曲する。ま
たこのとき混合液20は容器の上部、すなわちバルブユ
ニット3側に移動する。そのため混合液20はケース2
7の大孔25、26およびディップチューブ7を通じて
ハウジング6内に導かれ、混合液の流量がきわめて多く
なる。
【0018】なお本実施例において重錐30は必ずしも
必要でない。すなわち倒立状態のときにディップチュー
ブ7の下端の開口14が気相中にあっても、小孔12a
の抵抗およびディップチューブ7内の残液により、ほと
んど気化ガスは流出しない。上記のように図4の流量切
換機構は、図1の場合とは逆に、正立状態で流量が少な
く、倒立状態で流量が多くなる。このため図4の流量切
換機構をたとえば図1のパターン切換構造と組み合わせ
れば、正立状態で噴霧作用を行ない、倒立状態で発泡吐
出作用を行なう。
【0019】つぎに図5〜6を参照してパターン切換構
造の他の実施例を説明する。図5はノズルの拡大図であ
り、このノズルは有底筒状で内底部にブレークアップ通
路32を備えたノズル本体33と、そのノズル本体33
内に軸方向移動自在に設けられるピストン34と、その
ピストン34を先端方向に付勢するためのバネ35とを
備えている。なおピストン34の周囲にはその前後を連
通する溝36がそれぞれ中心軸と平行に複数本設けられ
ている。前記ブレークアップ通路32は図6に示すよう
に中心から同じ方向に偏心して放射状に設けられる複数
(図6では4本)の溝32aから構成される。さらに4
本の溝32aが集まる中心部には、ノズル本体33の底
部を貫通する噴口37が形成されている。
【0020】このものは原液と噴射剤の混合液の流量が
少ないときは、バネ35の付勢力でピストン34が図5
の左側方向に当接され、ピストン34の前面がブレーク
アップ通路32の背面を構成する。したがって図5およ
び図6の実線で示すように、混合液がブレークアップ通
路32に沿って中心部に集まり、渦を形成しながら噴口
37から噴出される。それにより噴出される混合液は霧
状に拡がっていく。逆に混合液の流量が多い場合は、ピ
ストン34の前面とノズル本体33の内底面との間の空
間の圧力が増加し、ピストン34が図5の右側に後退す
る。それによってピストン34の周囲の溝36を通って
流れてくる混合液はブレークアップ通路32によらず、
まっすぐ中心に向かい、噴口37から噴出される。した
がって混合液は渦を形成しないので、霧状にならずに吐
出される。その結果、噴口37から出た混合液は泡にな
って押し出されていく。
【0021】上記のごとく図5〜6に示すパターン切換
構造は、図1の壁体18からなるパターン切換構造と同
じく、流量が多いときは泡を噴出し、流量が少ない場合
は霧状に噴出する。そのため図1のパターン切換構造、
すなわち壁体18と併用することもできる。図7に示す
パターン切換構造は従来のノズル16の前方に網38を
配置したものである。このものは噴出される混合液の流
量が多く、拡がり角度θ1 が大きいときは、網38に付
着する液の量が多い。そのため噴霧される微細な液粒が
すでに付着している液に邪魔されるので、網38の部分
で泡状になる。逆に噴出される流量が少ない場合は、小
さい角度θ2 で拡がるためほとんど網31に付着せず、
そのまま網38を通過する。したがって霧状噴射が達成
される。
【0022】図8に示すパターン切換構造は、ノズルの
軸心方向の前方に邪魔部材39を設けたものである。こ
のものは混合液の流量が多いときは、拡がり角度θ1
大きいので、中心部の一部を除いてかなりの部分が霧状
に散布される。逆に混合液の流量が少ない場合は拡がり
角度θ2 が小さいため、大部分が邪魔部材39に遮られ
る。したがってほとんどが発泡状態になる。
【0023】図9に示すパターン切換構造は、図7のピ
ストン34をさらに確実に押し引き駆動させるために、
ピストン34の後方に流量に応じて移動するテーパーロ
ッド40を設けたものである。テーパーロッド40は押
しボタン5内部の空洞41の出口部42に臨むテーパ面
43を備えており、さらにバネ44、45でテーパ面4
3と出口部42との距離を一定に保持すべく付勢されて
いる。このものは流量が多い場合はテーパーロッド40
が図9の右側にシフトし、ピストン34を右側に後退さ
せる。逆に流量が少ない場合はバネ44、45の付勢力
でテーパーロッド40を左側にシフトし、ピストン34
を左側に前進させる。したがって図7の構造で説明した
ように、霧状噴出(流量小のとき)と泡状噴出(流量大
のとき)とを切り換えることができる。
【0024】図10は図4の流量切換機構の切換弁24
を2連設けたものである。左側の弁室46は小孔47、
48によりそれぞれハウジング6および容器の上部と連
通しており、右側の弁室49は大孔50、51によりそ
れぞれハウジング6および容器の上部と連通している。
さらに図10の場合は右側の弁室49の容器上部と連通
している大孔51にディップチューブ7が連結され、容
器の底部に導かれている。このものは正立状態では左側
の弁室46内のボール52が小孔48を塞いでおり、右
側の弁室49では大孔50、51が塞がれていない。そ
のため右側の弁室49の大孔50、51およびディップ
チューブ7を介してハウジング6内部と容器底部とが連
通する。そのため流量が多い。逆に倒立状態では右側の
弁室49の大孔50がボール53で塞がれ、左側の弁室
46は連通する。そのためハウジング6内部と容器上部
(混合液が集まっている)とが小孔47、48により連
通し、少ない流量で噴出される。
【0025】なお図10の切換弁において、左右の弁室
46、49の小孔および大孔を互いに逆にすれば、容器
の姿勢に応じた流量切り換えを逆に、すなわち正立で少
量、倒立で多量にそれぞれすることができる。以上、容
器の向きに応じて噴出流量を切り換える流量切換機構
と、流量の変動に応じて噴射パターンを切り換えるパタ
ーン切換構造の代表的な実施例をそれぞれいくつか説明
したが、本発明の特徴はそれらの機構および構造の具体
的な構成ではなく、両者を結合して容器の噴射させる向
きによって自然に噴射パターンを切り換えるようにした
点にある。したがってこの結合を有し、同じ作用効果を
奏する限り、切り換え作用の原理や仕組みに拘らず、本
発明の範囲に含まれる。
【0026】
【発明の効果】本発明のエヤゾール装置は、容器の向き
に応じて流量を切り換える流量切換機構と、流量の変動
に応じて泡状吐出または霧状噴出の噴出パターンを切り
換えるパターン切換構造を有するから、容器の噴射させ
る向きに応じて自然に噴射パターンを切り換えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアゾール装置の一実施例を示す断面
図である。
【図2】図2aおよび図2bはそれぞれ図1のエアゾー
ル装置の使用方法を示す側面図である。
【図3】図3a、図3bおよび図3cは図1のエアゾー
ル装置における発泡噴出の形成過程をその順に示す断面
図である。
【図4】本発明にかかわる流量切換機構の他の実施例を
示す断面図である。
【図5】本発明にかかわるパターン切換構造の他の実施
例を示す断面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】本発明にかかわるパターン切換構造のさらに他
の実施例を示す断面図である。
【図8】本発明にかかわるパターン切換構造のさらに他
の実施例を示す断面図である。
【図9】本発明にかかわるパターン切換構造のさらに他
の実施例を示す断面図である。
【図10】本発明にかかわる流量切換機構のさらに他の
実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
A エアゾール装置 1 本体 3 バブルユニット 6 ハウジング 7 ディップチューブ 12 小孔 13 大孔 14 開口 16 ノズル 18 壁体 20 混合液 22 泡 23 霧 24 切換弁

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)容器と、該容器の内部と外部との
    連通/遮断を操作するバルブと、該バルブの外部への連
    通端に設けられるノズルとを有し、 (b)前記バルブが容器の向きに応じて噴出量を切り換
    える流量切換機構を有しており、 (c)前記ノズルが噴出量の多少に応じて霧状または泡
    状のいずれかのパターンで噴出させるパターン切換構造
    を備えているエアゾール装置。
  2. 【請求項2】 前記流量切換機構が、ディップチューブ
    を介して容器内の底部と連通する通路面積が大きいバル
    ブケーシングの大孔と、容器内の上部と連通する通路面
    積が小さい小孔とから構成されており、それにより容器
    の正立状態における噴出量を倒立ないし横転状態におけ
    る噴出量よりも多くした請求項1記載のエアゾール装
    置。
  3. 【請求項3】 前記流量切換機構が、ディップチューブ
    を介して容器内の底部と連通する通路面積が小さいバル
    ブケーシングの小孔と、容器内の上部と連通する通路面
    積が大きい大孔と、容器の正立状態で大孔を塞ぐと共に
    倒立ないし横転状態のときに大孔を開く切換弁とからな
    る請求項1記載のエアゾール装置。
  4. 【請求項4】 前記パターン切換構造が、ノズルの噴口
    を囲む短い壁体から構成されている請求項1記載のエア
    ゾール装置。
  5. 【請求項5】 前記パターン切換構造が、ブレークアッ
    プ通路と、その前面がブレークアップ通路の背面を構成
    する可動ピストンと、流出量に応じて変動する内圧によ
    り前記可動ピストンを前進または後退させる圧力機構と
    から構成されている請求項1記載のエアゾール装置。
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