JP3379276B2 - 座標位置入力装置 - Google Patents

座標位置入力装置

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JP3379276B2 JP09820495A JP9820495A JP3379276B2 JP 3379276 B2 JP3379276 B2 JP 3379276B2 JP 09820495 A JP09820495 A JP 09820495A JP 9820495 A JP9820495 A JP 9820495A JP 3379276 B2 JP3379276 B2 JP 3379276B2
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克己 村井
賢治 橋本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパーソナルコンピュータ
やワードプロセッサなどの情報機器の周辺機器などで用
いられる座標位置入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来例の動作原理の詳細説明図で
操作者の指等による接触位置の検出方法を示す。
【0003】ここで51はタブレット、52はアナログ
スイッチ、53はA/Dコンバータ、54はMPU、5
5は操作者の指、56は端子、57は演算増幅器、58
はサンプル&ホールド回路、59は電流検出抵抗器であ
る。
【0004】タブレット51上にはx軸(水平)方向にx
1〜xnの帯状抵抗体(それぞれ抵抗R)が配置してあり、
それぞれの一端はグランドに接続、残るもう一端はアナ
ログスイッチ52に接続される。このアナログ切り替え
スイッチはMPU54の指令により、帯状抵抗体ただ1
つを選択するものとする。なおタブレット51上の帯状
抵抗体のそれぞれ両端は指を近接させない未使用部を設
けている。この理由は帯状抵抗体の両端に近い部分に指
が触れた場合には、帯状抵抗体と指の接触部容量で形成
する時定数が小さくなってしまうため測定誤差が生じる
ためである。
【0005】最初に、図示したように帯状抵抗体xnに絶
縁体を介して操作者の指55が触れられた場合の、y軸
(垂直)方向の指位置検出方法を以下に示す。
【0006】まず、アナログスイッチ52で帯状抵抗体
x1を選択し、端子56に電位Eを与えて帯状抵抗体に電
流を流すと電流Ia1を検出する。続いてアナログスイッ
チ52を抵抗体x2、x3、・・、xnと順次切り替えて順次
電流Ia2、Ia3、・・、Ianを電流検出抵抗器59の両端
の電圧で検出してゆく。抵抗体xiを選択した時の電流Ia
iは Iai = E / R (1) として検出され、その時間変化は図7のようになる(実
際には浮遊容量で微小な過渡現象がみられるが図では省
略する)。抵抗体では操作者の指55が触れられている
ため、指から人体を通ってグラウンドに至る経路が一種
のコンデンサ(容量C)となる。この時の等価回路は図
8のようになる。ここで、アナログスイッチ52から操
作者の指55の触れた位置までの距離をy1i(図6中、
上側)、抵抗をR1i、操作者の指55の触れた位置から
グラウンドまでの距離をy2i(図6中、下側)、抵抗をR
2iとすると次の関係が成り立つ。
【0007】 R = R1i + R2i (2) y1i : y2i = R1i : R2i (3) また、電流Iaiは、 Iai = E(SCR2i + 1) / [R1i(SCR2i + 1) + R2i] (4) であり、この時間変化は図9のようになる。式(4)より
指の触れた時点(S = ∞)ではIai = E / R1iの電流が
検出できることがわかる。ここでEは既知であるからR1i
が求められ、続いて式(2)よりR2iが求められる。そし
て、指のy軸方向の位置は、式(3)の関係より求められ
る。実際に観測されるIaiの平坦部は過渡応答の十分に
周波数の高い部分に対応している。
【0008】電流Iaiの検出は、電流Iaiが流れる電流検
出抵抗器59の両端の電圧によって演算増幅器57を動
作させ、サンプル&ホールド回路58でピーク値(図9
におけるIai = E / R1i)をホールドする。サンプルさ
れたデータはA/Dコンバータ53を経て、MPU54
へ入力する。
【0009】x軸方向の指位置検出は帯状抵抗体xiをス
キャンして浮遊容量以上の過渡応答が存在するものを選
びだす。指の触れた帯状抵抗体xiのうち設定した値以上
の電流値Iai = E / R1iが検出できたもの(以下ONの抵
抗体と略す)を選び出す。検出精度を高くとるため通常
は指の接触幅に比較して十分に細かい間隔で帯状抵抗体
を配置しているためONの抵抗体がただ1つであることは
なく隣接してONの抵抗体が存在する。そして指の圧力や
x軸方向の指の相対位置によって隣接のONの抵抗体の数
は変化する。これらのx座標値は平均、あるいは指の形
状を円形と仮定して中心位置などを求め指の触れたx軸
方向の位置とする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の座標位置入力装置では、パーソナルコンピュータの
画面上のカーソルの移動に際し、解像度が低い場合には
大きな移動が困難であったり、また解像度が高い場合に
は細かい作業が困難であるという課題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点を解決するために、タブレット上に第2の抵抗体群を
設け、前記第2の抵抗体群に摺動するように近接電極を
設けた可動枠を保持することにより、パーソナルコンピ
ュータの画面上のカーソルの移動を可動枠の操作に連動
してカーソルの移動可能領域の移動を画面に対して相対
値移動することができるものである。
【0012】
【作用】したがって、本発明によれば、可動枠を設ける
ことにより、座標位置入力の解像度を低く設定してお
き、細かい作業についてはそのまま作業をし、大きな移
動が必要なときには可動枠を操作することで、可動枠の
操作に連動してカーソルの移動可能領域の移動を相対値
移動することができ、カーソルを思い通りに移動させる
ことが可能となるものである。
【0013】
【実施例】本発明の座標位置入力装置の一実施例を図1
〜図5により説明する。
【0014】図1において、1は操作者が指などで接触
するタブレットである。2は電流計測手段で、タブレッ
ト1上の抵抗を流れる電流を検出する。3はタブレット
1上の第2の抵抗体である。4は前記第2の抵抗体群3
のそれぞれ垂直な方向と水平な方向の幅方向をそれぞれ
覆う位置に配置される近接電極である。5は前記近接電
極4を取り付けた可動枠である。
【0015】次に図2によりタブレット1の動作原理の
詳細を説明するが、基本的な位置検出の構成および手段
においては従来例と同等であるので、詳細な説明は省略
する。ここで6はアナログスイッチ、7はA/Dコンバ
ータ、8はMPU、9は操作者の指、10は端子、11
は演算増幅器、12はサンプル&ホールド回路、13は
電流検出抵抗器である。
【0016】従来例と同等に、タブレット1上にはx軸
(水平)方向にx1〜xnの第1の帯状抵抗体群(それぞれ
抵抗R)が配置してあり、それぞれの一端はグランドに
接続、残るもう一端はアナログスイッチ6に接続され
る。このアナログスイッチ6はMPU8の指令により、
第1の帯状抵抗体ただ1つを選択するものとする。
【0017】y軸(垂直)方向の指位置検出は、まず、
アナログスイッチ6で第1の帯状抵抗体x1を選択し、端
子10に電位Eを与えて第1の帯状抵抗体に電流を流し
て電流Ia1を検出する。続いてアナログスイッチ6を第
1の帯状抵抗体群x2、x3、・・、xnと順次切り替えて順
次電流Ia2、Ia3、・・、Ianを電流検出抵抗器13の両
端の電圧によって演算増幅器11を動作させ、サンプル
&ホールド回路12でピーク値をホールドする。サンプ
ルされたデータはA/Dコンバータ7を経て、MPU8
へ入力する。
【0018】x軸方向の指位置検出は第1の帯状抵抗体x
iをスキャンして浮遊容量以上の過渡応答が存在するも
のを選びだす。指の触れた第1の帯状抵抗体xiのうち設
定した値以上の電流値Iai = E / R1iが検出できたもの
(以下ONの抵抗体と略す)を選び出す。検出精度を高く
とるため通常は指の接触幅に比較して十分に細かい間隔
で第1の帯状抵抗体を配置しているためONの抵抗体がた
だ1つであることはなく隣接してONの抵抗体が存在す
る。そして指の圧力やx軸方向の指の相対位置によって
隣接のONの抵抗体の数は変化する。これらのx座標値は
平均、あるいは指の形状を円形と仮定して中心位置など
を求め指の触れたx軸方向の位置とする。
【0019】次にタブレット1上の第2の抵抗体3は、
絶縁膜14を隔てて導電体で構成されている可動枠5に
取り付けられた近接電極4に接触している。前記可動枠
5は二次元方向に操作可能に保持されており、可動枠5
を操作すると、前記y軸(垂直)方向の指位置検出と同
様に、アナログスイッチ6で第2の抵抗体3を選択し、
端子10に電位Eを与えて第2の抵抗体3に電流を流し
て電流を検出する。x軸(水平)方向とy軸(垂直)方
向について電流を検出し、このときの二次元移動量を測
定する。なお、上記実施例では第2の抵抗体群3をx軸
およびy軸方向にそれぞれ1組づつ設けたが、精度を上
げるために2組以上設けても良い。
【0020】図では示していないが、第1の帯状抵抗群
での座標検出でパーソナルコンピュータ等の画面上のカ
ーソルを絶対値移動させるとともに、可動枠5の操作に
連動してカーソルの移動可能領域を相対値移動させる画
像表示手段を具備している。
【0021】第2の抵抗体群3は、第1の帯状抵抗体群
と同一材料を用い、同一パターンで構成することにより
全抵抗値が同じになり、例えば印刷などの場合にタブレ
ット1上に同時に印刷することができ、タブレットその
ものはコストアップなしに構成することができる。ま
た、可動枠5の移動量は第1の帯状抵抗体に比べて短い
ので、第2の抵抗体群の形状は第1の帯状抵抗体に平行
な方向と前記第1の帯状抵抗体に垂直な方向に沿って各
々ジグザグ状に構成することにより、抵抗体そのものの
線幅は狭くなるが全抵抗値が同一でありながら全長が短
縮することができ、ダイナミックレンジが広がるため座
標位置の検出精度を上げることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は上記実施例により明らかなよう
に、従来の技術では、パーソナルコンピュータの画面上
のカーソルの移動に際し、解像度が低い場合には大きな
移動が困難であったり、また解像度が高い場合には細か
い作業が困難であるという課題があったが、可動枠を設
けることで、座標位置入力の解像度を低く設定してお
き、細かい作業についてはそのまま作業をし、大きな移
動が必要なときには可動枠を操作することで、可動枠の
操作に連動してカーソルの移動可能領域の移動を画面に
対して相対値移動し、カーソルを思い通りに移動させる
ことができるという効果を有する。また、タブレット上
に第1の抵抗体群と同時に第2の抵抗体を構成するの
で、タブレットそのものはコストアップなしに実現でき
るという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施例の座標位置入力装置の
斜視図
【図2】本発明における一実施例の座標位置入力装置の
動作説明図
【図3】本発明における一実施例の座標位置入力装置の
タブレットの平面図
【図4】本発明における一実施例の座標位置入力装置の
可動枠の平面図
【図5】本発明における一実施例の座標位置入力装置の
断面図
【図6】従来例における座標位置入力装置の動作説明図
【図7】従来例における座標位置入力装置の無接触時の
検出原理図
【図8】従来例における座標位置入力装置の位置検出の
等価回路図
【図9】従来例における座標位置入力装置の接触時の検
出原理図
【符号の説明】
1 タブレット 2 電流計測手段 3 第2の抵抗体 4 近接電極 5 可動枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀岡 篤史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−209833(JP,A) 特開 平2−238513(JP,A) 特開 平5−61588(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タブレット上に設けた第1の帯状抵抗体群
    と、前記第1の帯状抵抗体群の周囲に垂直な方向と水平
    な方向にそれぞれ沿って設けた一組以上の第2の抵抗体
    群と、前記第2の抵抗体群の各々垂直な方向と水平な方
    向の幅方向をそれぞれ覆う一組以上の近接電極と、前記
    近接電極を取り付けた前記第2の抵抗体に対向配置した
    可動枠と、前記第1の帯状抵抗体群及び第2の抵抗体群
    に流れる電流を計測する電流計測手段とからなり、前記
    第1の帯状抵抗体の長軸方向の座標値については前記第
    1の帯状抵抗体の一部を迂回して近接する物体の対地容
    量を介して流出することによる電流変化値を前記電流計
    測手段によって測定して得られ、前記第1の帯状抵抗体
    の短軸方向の座標値については複数の第1の帯状抵抗体
    のうち所定の電流値を検出した第1の帯状抵抗体の位置
    を選出すると共に選出された第1の帯状抵抗体の位置か
    ら平均又は中心となる第1の帯状抵抗体の位置を求めて
    得られ、前記可動枠の二次元移動量を前記第2の抵抗体
    群の電流変化により測定することを特徴とする座標位置
    入力装置。
  2. 【請求項2】第2の抵抗体群の形状は前記第1の帯状抵
    抗体に平行な方向と前記第1の帯状抵抗体に垂直な方向
    に沿って各々ジグザグ状に構成したことを特徴とする請
    求項1記載の座標位置入力装置。
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