JP3379126B2 - 接ぎ木用クリップ - Google Patents
接ぎ木用クリップInfo
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- JP3379126B2 JP3379126B2 JP01034093A JP1034093A JP3379126B2 JP 3379126 B2 JP3379126 B2 JP 3379126B2 JP 01034093 A JP01034093 A JP 01034093A JP 1034093 A JP1034093 A JP 1034093A JP 3379126 B2 JP3379126 B2 JP 3379126B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穂木と台木の切断部
を挾んで接ぎ木する接ぎ木用クリップに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、接ぎ木用クリップは、把持部及び
開閉部を有する一対の作動片を回動中心部で係合させ、
一対の把持部が苗を把持するべく一対の作動片を相対的
に回動付勢するスプリングを設けた構成となっている。 【0003】 【この発明が解決しようとする問題点】しかしながら、
従来の接ぎ木用クリップは、クリップフィ−ダ−で接ぎ
木側に自動供給する場合に振動や衝撃等によって回動中
心部が外れ、その為に開閉部の開き幅が設定以上の幅に
なり、クリップの移動路に停滞を生じたり接ぎ木不良を
生じる。 【0004】 【問題点を解決するための手段】この発明は、接ぎ木性
能の向上を図る接ぎ木用クリップを提供するものであっ
て、つぎの技術的手段を講じた。すなわち、接続部17
を挾んで一方に一対の把持部14を有すると共に他方に
一対の開閉部15を設けて一体で形成し、前記接続部1
7とは別に両開閉部15の先端部にのみ接触して該先端
部間を連結する弾性変形可能な連結部19を、中央部の
曲率が最も大きくなるように曲線状に設けてなる接ぎ木
用クリップの構成とする。 【0005】 【作用】一対の開閉部15に外側から力を加えて連結部
19を変形させながら一対の開閉部15を互いに近づけ
ると、一対の把持部14は接続部17を中心に互いに離
れる方向に回動して外側に開く。そして、両把持部14
間に台木及び穂木の切断部が位置したとき、開閉部15
へ加えていた力を解除する。すると、両把持部14は連
結部19の弾性力によって互いに近づいて台木及び穂木
の切断部を把持する。 【0006】 【効果】この接ぎ木用クリップは、把持部14の回動中
心に位置する接続部17により該接続部17、一対の把
持部14及び一対の開閉部15が一体で形成されている
と共に、両開閉部15の先端部間を連結する連結部19
を設けているので、接続部17、一対の開閉部15及び
連結部19により比較的大きい枠形状を構成し、剛性が
大きくなり、ねじれがなく、また回動中心部の外れを生
じない。しかも、連結部19は、両開閉部15の先端部
にのみ接触すると共に中央部の曲率が最も大きくなるよ
うに曲線状に構成されているので、一対の把持部14を
外側に開くとき撓んで大きく弾性変形しやすくなり、一
対の把持部14の開閉を円滑に行える。従って、接ぎ木
の作業精度の向上を図れる。 【0007】 【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。まず、その構成について説明すると、接ぎ木用
クリップ12は対向する一対の作動片13を対向してい
る。そして、該作動片13は側面視において左右(横)
及び上下(縦)方向を広幅に設けて矩形状に形成した把
持部14及び縦方向に細長に形成しこの把持部14に一
体に設けた開閉部15を備えている。そして、該各作動
片13の把持部14の下端部に内側に向けて山形の膨出
部16を設けていると共にこの膨出部16の対向面を薄
肉の接続体17で接続してヒンジを構成している。な
お、前記接続体17が、一対の作動片13を接続する接
続部となる。 【0008】また、各開閉部15の下端部の中央部に突
起18を設けており、また、両開閉部15の間に中間部
を接続体側に位置し且つ両端部を突起18に取り付けた
平板の板バネ19を設けている。この板バネ19が、両
開閉部15の間を連結する弾性変形可能な連結部とな
る。なお、板バネ19のような平板に代えて線材でもよ
い。 【0009】つぎに、その作用について説明する。ま
ず、開閉部15に内側へ力を加えると、該開閉部15は
板バネ19の力に抗して矢印ロ方向に移動し、他方の把
持部14は接続体17であるヒンジを中心にして矢印ハ
方向に回動し開く。なお、開閉部15を閉じた場合に、
突起18が接触すると開閉部15はそれ以上移動しな
い。つぎに、開閉部15に加えていた力を解除すると、
把持部14は接続体17を中心にして矢印ハ方向とは反
対側の方向に回動して穂木と台木の接続部を把持する。 【0010】この実施例では、ヒンジ部を一体で形成し
ているので、接ぎ木用クリップ12の剛性が大きくな
り、ねじれがなくまた回動中心部の外れを生じない。従
って、例えばクリップフィ−ダ−により接ぎ木用クリッ
プ12を自動供給する場合に詰りや停滞を生じることが
なく、接ぎ木用クリップ12による接ぎ木精度の向上を
図れる。
を挾んで接ぎ木する接ぎ木用クリップに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、接ぎ木用クリップは、把持部及び
開閉部を有する一対の作動片を回動中心部で係合させ、
一対の把持部が苗を把持するべく一対の作動片を相対的
に回動付勢するスプリングを設けた構成となっている。 【0003】 【この発明が解決しようとする問題点】しかしながら、
従来の接ぎ木用クリップは、クリップフィ−ダ−で接ぎ
木側に自動供給する場合に振動や衝撃等によって回動中
心部が外れ、その為に開閉部の開き幅が設定以上の幅に
なり、クリップの移動路に停滞を生じたり接ぎ木不良を
生じる。 【0004】 【問題点を解決するための手段】この発明は、接ぎ木性
能の向上を図る接ぎ木用クリップを提供するものであっ
て、つぎの技術的手段を講じた。すなわち、接続部17
を挾んで一方に一対の把持部14を有すると共に他方に
一対の開閉部15を設けて一体で形成し、前記接続部1
7とは別に両開閉部15の先端部にのみ接触して該先端
部間を連結する弾性変形可能な連結部19を、中央部の
曲率が最も大きくなるように曲線状に設けてなる接ぎ木
用クリップの構成とする。 【0005】 【作用】一対の開閉部15に外側から力を加えて連結部
19を変形させながら一対の開閉部15を互いに近づけ
ると、一対の把持部14は接続部17を中心に互いに離
れる方向に回動して外側に開く。そして、両把持部14
間に台木及び穂木の切断部が位置したとき、開閉部15
へ加えていた力を解除する。すると、両把持部14は連
結部19の弾性力によって互いに近づいて台木及び穂木
の切断部を把持する。 【0006】 【効果】この接ぎ木用クリップは、把持部14の回動中
心に位置する接続部17により該接続部17、一対の把
持部14及び一対の開閉部15が一体で形成されている
と共に、両開閉部15の先端部間を連結する連結部19
を設けているので、接続部17、一対の開閉部15及び
連結部19により比較的大きい枠形状を構成し、剛性が
大きくなり、ねじれがなく、また回動中心部の外れを生
じない。しかも、連結部19は、両開閉部15の先端部
にのみ接触すると共に中央部の曲率が最も大きくなるよ
うに曲線状に構成されているので、一対の把持部14を
外側に開くとき撓んで大きく弾性変形しやすくなり、一
対の把持部14の開閉を円滑に行える。従って、接ぎ木
の作業精度の向上を図れる。 【0007】 【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。まず、その構成について説明すると、接ぎ木用
クリップ12は対向する一対の作動片13を対向してい
る。そして、該作動片13は側面視において左右(横)
及び上下(縦)方向を広幅に設けて矩形状に形成した把
持部14及び縦方向に細長に形成しこの把持部14に一
体に設けた開閉部15を備えている。そして、該各作動
片13の把持部14の下端部に内側に向けて山形の膨出
部16を設けていると共にこの膨出部16の対向面を薄
肉の接続体17で接続してヒンジを構成している。な
お、前記接続体17が、一対の作動片13を接続する接
続部となる。 【0008】また、各開閉部15の下端部の中央部に突
起18を設けており、また、両開閉部15の間に中間部
を接続体側に位置し且つ両端部を突起18に取り付けた
平板の板バネ19を設けている。この板バネ19が、両
開閉部15の間を連結する弾性変形可能な連結部とな
る。なお、板バネ19のような平板に代えて線材でもよ
い。 【0009】つぎに、その作用について説明する。ま
ず、開閉部15に内側へ力を加えると、該開閉部15は
板バネ19の力に抗して矢印ロ方向に移動し、他方の把
持部14は接続体17であるヒンジを中心にして矢印ハ
方向に回動し開く。なお、開閉部15を閉じた場合に、
突起18が接触すると開閉部15はそれ以上移動しな
い。つぎに、開閉部15に加えていた力を解除すると、
把持部14は接続体17を中心にして矢印ハ方向とは反
対側の方向に回動して穂木と台木の接続部を把持する。 【0010】この実施例では、ヒンジ部を一体で形成し
ているので、接ぎ木用クリップ12の剛性が大きくな
り、ねじれがなくまた回動中心部の外れを生じない。従
って、例えばクリップフィ−ダ−により接ぎ木用クリッ
プ12を自動供給する場合に詰りや停滞を生じることが
なく、接ぎ木用クリップ12による接ぎ木精度の向上を
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接ぎ木用クリップの正面図。
【図2】接ぎ木用クリップの側面図。
【図3】従来の接ぎ木用クリップの正面図。
【図4】従来の接ぎ木用クリップの側面図。
【図5】従来の接ぎ木用クリップの開閉部が設定値以上
に開いた正面図。 【図6】板バネを突起に取り付けた開閉部の一部切除し
た外観図。 【図7】線材を突起に取り付けた開閉部の一部切除した
外観図。 【符号の説明】 12 接ぎ木用クリップ 14 把持部 15 開閉部 17 接続体 19 板バネ
に開いた正面図。 【図6】板バネを突起に取り付けた開閉部の一部切除し
た外観図。 【図7】線材を突起に取り付けた開閉部の一部切除した
外観図。 【符号の説明】 12 接ぎ木用クリップ 14 把持部 15 開閉部 17 接続体 19 板バネ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 接続部17を挾んで一方に一対の把持部
14を有すると共に他方に一対の開閉部15を設けて一
体で形成し、前記接続部17とは別に両開閉部15の先
端部にのみ接触して該先端部間を連結する弾性変形可能
な連結部19を、中央部の曲率が最も大きくなるように
曲線状に設けてなる接ぎ木用クリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01034093A JP3379126B2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 接ぎ木用クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01034093A JP3379126B2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 接ぎ木用クリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06217640A JPH06217640A (ja) | 1994-08-09 |
JP3379126B2 true JP3379126B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=11747466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01034093A Expired - Fee Related JP3379126B2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 接ぎ木用クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3379126B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4923350B2 (ja) * | 2001-07-31 | 2012-04-25 | 井関農機株式会社 | 接ぎ木クリップ |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP01034093A patent/JP3379126B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06217640A (ja) | 1994-08-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213 Year of fee payment: 6 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111213 Year of fee payment: 9 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121213 Year of fee payment: 10 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |