JP3378993B1 - 揮発性有機化合物浄化装置及び揮発性有機化合物浄化システム - Google Patents

揮発性有機化合物浄化装置及び揮発性有機化合物浄化システム

Info

Publication number
JP3378993B1
JP3378993B1 JP2002050811A JP2002050811A JP3378993B1 JP 3378993 B1 JP3378993 B1 JP 3378993B1 JP 2002050811 A JP2002050811 A JP 2002050811A JP 2002050811 A JP2002050811 A JP 2002050811A JP 3378993 B1 JP3378993 B1 JP 3378993B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
volatile organic
organic compound
voc
housing
spraying means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002050811A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003245501A (ja
Inventor
良 武川
義行 高瀬
雄一 樋口
庫雄 鈴木
和郎 佐藤
春生 河合
Original Assignee
大成建設株式会社
成和機工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大成建設株式会社, 成和機工株式会社 filed Critical 大成建設株式会社
Priority to JP2002050811A priority Critical patent/JP3378993B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3378993B1 publication Critical patent/JP3378993B1/ja
Publication of JP2003245501A publication Critical patent/JP2003245501A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 浄化効率が良好であり、簡易な構造とするこ
とが可能な揮発性有機化合物浄化装置を提供する。 【課題手段】 揮発性有機化合物散布手段(送水ポンプ
4、供給管14、Y字管12)と、前記揮発性有機化合
物散布手段の先端部12aの近傍に接続されている圧縮
空気供給手段(圧縮機3)と、密閉空間である浄化部
(ハウジング11)を備え、前記揮発性有機化合物散布
手段の先端部を前記浄化部内に突出させており、前記揮
発性有機化合物散布手段の先端部から前記浄化部内に向
けて前記揮発性有機化合物の含有液と前記圧縮空気の混
合物が噴射可能となるように構成されている揮発性有機
化合物浄化装置10とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶媒中に溶解して
いる揮発性有機化合物(以下、「VOC[Volatile Org
anic Compounds]」という)を浄化するための装置及び
複数の前記装置を使用したVOCの浄化システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、水等の溶媒中(以下、水溶液につ
いて説明する)に溶解しているVOCを浄化するための
代表的な浄化方法としては、以下の3種類の方法が存在
していた。第1の方法は、VOC水溶液に生石灰を混合
して、その発熱により揮発性有機物を揮発させて除去す
る方法である。また、第2の方法は、曝気手段を用い、
VOC水溶液と空気を混合することにより揮発性有機物
を揮発させて除去する方法である。さらに、第3の方法
は、VOC水溶液に天日の太陽熱を照射し、自然乾燥さ
せることにより揮発性有機物を揮発させて除去する方法
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記第1の方
法では、VOCは除去可能であるが、浄化処理後の水溶
液が高アルカリ性となり、排液の処理が煩雑となるとい
う問題を有していた。また、前記第2の方法では、浄化
効率が非常に悪いという問題点を有しており、特に、粘
性の高い水溶液について、その現象が顕著であった。こ
の場合において、浄化効率を向上させるためには、空気
とVOC水溶液との接触面積及び接触時間を充分に確保
する装置を用いなければならず、装置が大規模かつ高価
にならざるを得ないという問題点を有していた。さら
に、前記第3の方法においても、浄化効率が非常に悪
く、加えて、日照や湿度等の天候により浄化効率が左右
され、計画に合った汚染土壌の浄化処理ができないとい
う問題点を有していた。
【0004】本発明は、前記各問題点を解決するために
なされたものであり、浄化効率が良好であり、簡易な構
造とすることが可能なVOC浄化装置及びVOC浄化シ
ステム(以下、各々「浄化装置」及び「浄化システム
いう)を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の浄化装置は、VOCの含有液を散布するた
めのVOC散布手段と、前記VOC散布手段の先端部近
傍に接続されている圧縮空気供給手段と、密閉空間であ
ハウジングとを備え、前記VOC散布手段の先端部
上向きになるように前記ハウジング内に突出させ、前記
VOC散布手段の先端部から前記ハウジング内に向け
て、前記VOCの含有液と前記圧縮空気の混合物が噴射
可能となるように構成されているとともに、前記ハウジ
ングの下部には、曝気ブロアと接続されており、多数の
貫通孔が形成されている曝気管が延設されていること、
を特徴としている。
【0006】ここで、密閉空間とは、完全な気密性を要
求するものではなく、除去されたVOCが外部に排出さ
れることを防止できる構造であればよい。従って、ハウ
ジングにVOCの除去対策手段を施した吸気孔等を設け
る構成とすることも可能である。
【0007】本発明は、VOC散布手段の先端部近傍に
接続されている圧縮空気供給手段を備えており、当該V
OC散布手段の先端部からハウジング内に向けてVOC
の含有液と圧縮空気の混合物をジェット混合して噴射可
能となっている。そのため、噴射されたVOCの含有液
は、送気された圧縮空気と混合されて、非常に大きい接
触面積を確保することが可能となることから、短時間で
効率的にVOCを揮発させて除去することができる。
た、ハウジングと連通している曝気管を備えていること
から、当該曝気管を用いてハウジングに送気し、ハウジ
ングに噴射された処理液と接触混合することにより、曝
気処理を施して確実にVOCを除去することができる。
【0008】
【0009】
【0010】また、前記浄化装置において、前記ハウジ
ングと連通しているVOC除去手段を備えているもので
あってもよい。ここで、VOC除去手段は、活性炭等の
吸着物質を用いて、VOCを吸着して除去する手段を使
用することが好適である。
【0011】本発明によれば、ハウジングと連通してい
るVOC除去手段を備えていることから、有害なVOC
ハウジングの外部に流出することを効果的に防止する
ことができる。
【0012】さらに、本発明の浄化システムは、直列に
接続された2基以上の前記浄化装置を用い、最上流に設
置された浄化装置におけるVOC散布手段は、前記VO
Cの含有液の供給源と連通し、それ以外の浄化装置にお
けるVOC散布手段は、各々、上流側に隣接する浄化装
置におけるハウジングの下部と連通しており、それによ
り、前記VOCの含有液を複数回に亘り処理することが
可能となるように構成されていること、を特徴としてい
る。
【0013】ここで、前記浄化システムにおいて、圧縮
空気供給手段と、曝気手段と、VOC除去手段の内の少
なくとも一つの手段を、浄化装置の数より少ない数と
し、幾つかの浄化装置で共用してもよい。
【0014】本発明は、直列に接続された2基以上の前
記浄化装置を用い、各々、上流側に隣接する浄化装置に
おけるハウジング内に噴射されたVOCの含有液(以
下、「VOC含有液」という)を、後流側における浄化
装置のVOC散布手段により、対応する各浄化装置の
ウジング内に噴射することができることから、処理対象
のVOC含有液を、各浄化装置において複数回に亘り連
続的に処理することが可能となる。従って、濃縮された
高濃度のVOC含有液の浄化を効果的に行うことが可能
となる。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
VOCを含む泥水を浄化する場合を例として、図面を参
照して詳細に説明する。なお、浄化装置10(参考例)
は1基でも使用可能であるが、後記するように複数基を
使用して、浄化システムSとして使用するとより効果が
高いため、以下の説明では、浄化装置10及び浄化シス
テムSのそれぞれについて、その説明を行う。また、各
実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同
一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
さらに、説明中での左右方向とは、各図に示されている
向きに対応したものである。
【0017】[浄化装置] (1)構成 図1に示すように、浄化装置10は、密閉空間を形成す
るための略直方体であるハウジング11を備えている。
このハウジング11の上部は、第1仕切板11aによっ
て左右の室に画設されている。左室の上部には、Y字管
12の先端部12aが下方に突出して設けられている。
このY字管12の2本の分岐部12b,12cは、それ
ぞれ、供給管13,14を介して、一方は、圧縮機3
(圧縮空気供給手段)と、他方は、送水ポンプ4と接続
されている。そして、送水ポンプ4と供給管14とY字
管12によりVOC散布手段が構成されており、当該Y
字管12の先端部12aが、VOC散布手段の先端部1
2aに相当している。また、前記送水ポンプ4は、VO
Cを含有している泥水(以下、「VOC含有泥水」とい
う)を貯溜している泥水槽5(VOCの含有液の供給
源)に配設されており、貯溜されている泥水をY字管1
2に向けて圧送することができるようになっている。
【0018】前記Y字管12は、ハウジング11の幅方
向に複数体(本実施形態では5体)が併設されており、
各々が、1基の前記圧縮機3及び送水ポンプ4と接続さ
れている。さらに、前記Y字管12は、圧縮機3と接続
されていることから、当該Y字管12の先端部12aか
らハウジング11の内部に向けて、VOC含有泥水と圧
縮空気の混合物をジェット噴射することができるように
なっている。
【0019】また、ハウジング11の底面部には第2仕
切板11bが立設している。そして、ハウジング11の
左側壁の下部から第2仕切板11bに至る間には、曝気
ブロワ6(曝気手段)と接続されており、多数の貫通孔
(図示せず)が形成されている曝気管16が、当該ハウ
ジング11の幅方向に複数本(本実施形態では5本)延
設されている。この曝気管16により、Y字管12から
噴射され、ハウジング11の内部に貯溜された泥水(以
下、「噴射処理泥水」という)に泡状の空気を送気する
ことができるようになっている。さらに、第2仕切板1
1bの右側には、幅方向に複数体(本実施形態では5
体)の排水ポンプ17が併設されている。これらの各排
水ポンプ17は排水管18を介して排水槽8に接続され
ており、VOCが除去された泥水を当該排水槽8に送液
可能となっている。
【0020】前記ハウジング11の天井部には排気口1
1cが形成されており、当該排気口11cに連設して、
内部に活性炭が充填されている活性炭塔7(VOC除去
手段)が設けられている。これにより、ハウジング11
に内部で揮発したVOCを活性炭塔7に導入して、吸着
除去することができるようになっている。さらに、ハウ
ジング11の側面部には、当該ハウジング11の内部が
大気圧以下の圧力となることを防止するための吸気口1
1dが設けられている。この吸気口11dには、VOC
の除去を行うための活性炭フィルタ19が装着されてい
る。
【0021】なお、本発明では、Y字管12を設置する
位置には制限はないが、ハウジング11の左側壁の中央
部に、先端部12aが上向きになるようにY字管12を
設けた浄化装置10’とする(図2(a)参照)
【0022】(2)浄化方法 前記浄化装置10を使用した浄化方法について説明を行
う。圧縮機3と送水ポンプ4を作動させ、ハウジング1
1の内部にY字管12からVOC含有泥水と圧縮空気を
圧送して、先端部12aから両者をジェット噴射させ
る。すると、噴射されたVOC含有泥水と圧縮空気が高
速で接触して混合されるため、泥水中からVOCが揮発
して除去されることになる。
【0023】そして、ハウジング11の内部に噴射され
た噴射処理泥水は、当該ハウジング11の底部に貯溜さ
れる。このとき、VOCが泥水中に残留している場合で
あっても、曝気ブロワ6から送気された泡状の空気が曝
気管16から泥水中に供給されており、当該泥水と接触
混合されること(以下、「曝気処理」という場合があ
る)により、VOCが揮発し、泥水中から確実に除去さ
れることになる。その後、曝気処理された泥水は、順
次、第2仕切板11bを越流し、排水ポンプ17により
排水槽8に排出されることになる。また、除去されたV
OCは、排気口11cから排出され活性炭塔7におい
て、吸着除去されることになる。
【0024】このように前記浄化装置10によれば、Y
字管12の先端部12aからハウジング11の内部に向
けてVOC含有泥水と圧縮空気の混合物をジェット混合
して噴射することができることから、当該VOC含有泥
水を送気された圧縮空気と混合させて、非常に大きい接
触面積を確保することが可能となり、短時間で効率的に
VOCを揮発させて除去することができる。この浄化装
置10を用いることにより、従来、除去が難しかった粘
性の高い液体に含有されているVOCの除去を非常に効
率的に行うことができるようになる。
【0025】また、前記浄化装置10によれば、曝気ブ
ロワ6から送気された発泡性の空気を、噴射処理泥水と
接触させて曝気処理を行うことができるため、当該噴射
処理泥水中にVOCが残留していた場合であっても、そ
のVOCを確実に除去することができる。さらに、前記
浄化装置10は、ハウジング11と連通している活性炭
塔7を備えていることから、有害なVOCが前記ハウジ
ング11の外部に流出することを効果的に防止すること
ができる。
【0026】[浄化システム] (1)構成 図3に示すように、浄化システムS(参考例)は、直列
に接続された複数(本実施形態では3基)の前記浄化装
置10を用いている(各浄化装置10の構成は、各々ほ
ぼ同様である)。なお、以下の説明において、各浄化装
置を区別する必要がある場合には、各浄化装置及びその
構成要素に番号及び3桁の符号を付し、その符号中、下
2桁は、前記浄化装置10の説明に用いた符号と同一の
符号を付し、上1桁は、各浄化装置の番号を付すものと
する。
【0027】前記浄化システムSにおいて、最上流に設
置された第1浄化装置110における第1Y字管112
の一方の分岐部112cは、供給管14を介して泥水槽
5に設けられた送水ポンプ4と接続されており、当該泥
水槽5に貯溜されている泥水を第1Y字管112に向け
て圧送することができるようになっている。また、第1
Y字管112の他方の分岐部112bは供給管113を
介して圧縮機3と接続されており、当該第1Y字管11
2の先端部112aから第1ハウジング111の内部に
向けてVOC含有泥水と圧縮空気の混合物をジェット噴
射することができるようになっている。
【0028】また、第1ハウジング111の底部には、
第1排水ポンプ117が設けられている。この第1排水
ポンプ117は第1排水管118と接続されているとと
もに、当該第1排水管118は第1浄化装置110の下
流側に設置されている第2浄化装置210における第2
Y字管212の分岐部212cに接続されており、この
第1浄化装置110における第1排水ポンプ117及び
第1排水管118は、第2浄化装置210のVOC散布
手段の一部を構成している。すなわち、第2浄化装置2
10のVOC散布手段は、第1排水ポンプ117と、第
1排水管118と、第2Y字管212から構成されてい
る。さらに、第2浄化装置210における第2排水ポン
プ217と接続されている第2排水管218が、第3浄
化装置310における第3Y字管312の分岐部312
cに接続されている。これにより、第3浄化装置310
のVOC散布手段は、第2排水ポンプ217と、第2排
水管218と、第3Y字管312から構成されることに
なる。
【0029】そして、第2浄化装置210及び第3浄化
装置310は、それぞれ、上流側に隣接する浄化装置1
10,210におけるハウジング111,211内に噴
射されたVOC含有泥水を、後流側における浄化装置2
10,310のVOC散布手段を用いて、各々のハウジ
ング211,311の内部に噴射することが可能となっ
ている。また、最下流に設けられている第3浄化装置3
10は、第3排水ポンプ317と第3排水管318を介
して、排水槽8と接続されており、最終処理された泥水
を排水槽8に送液可能となっている。
【0030】さらに、第2浄化装置210及び第3浄化
装置310における各Y字管212,312の他方の分
岐部212b,312bは、各供給管213,313を
介して前記圧縮機3と接続されている。また、第1浄化
装置110から第3浄化装置310における各ハウジン
グ111〜311は、1基の活性炭塔7と接続されてい
るとともに、1基の曝気ブロア6と接続されている各曝
気管116〜316が延設されている。このように、本
浄化システムSにおいて、第1浄化装置110から第3
浄化装置310は、各々1基の圧縮機3、活性炭塔7及
び曝気ブロア6を供用している。
【0031】(2)浄化方法 前記浄化システムSを用いた浄化方法について説明す
る。圧縮機3と送水ポンプ4を作動させ、第1浄化装置
110における第1ハウジング111の内部に第1Y字
管112からVOC含有泥水と圧縮空気を圧送してその
混合物をジェット噴射させる。すると、噴射されたVO
C含有泥水と圧縮空気が高速で接触して混合されるた
め、泥水中からVOCが揮発して除去されることにな
る。
【0032】第1ハウジング111の内部に噴射され、
VOCの一部が除去された泥水(以下、「一次噴射処理
泥水」という)は、当該第1ハウジング111の底部に
貯溜される。この1次噴射処理泥水は、第2VOC散布
手段により第2浄化装置210における第2ハウジング
211の内部に噴射され、前記第1浄化装置111の場
合と同様の原理により、さらに、VOCの一部除去さ
れる。以下、第3浄化装置310においても、前記と同
様にVOCが除去される。従って、この浄化システムに
おいて、VOC含有泥水は計3回の処理が行われた後
に、第3排水ポンプ317の動作で排水槽8に排水され
ることになる。
【0033】なお、前記浄化処理において、各浄化装置
110〜310における曝気管116〜316には発泡
した空気が供給されており、曝気処理されることによっ
て、もVOCの除去が図られることになる。また、各浄
化装置110〜310で除去されたVOCは、活性炭塔
7において吸着除去されることになる。
【0034】このように、前記浄化システムSは、各
々、上流側に隣接する浄化装置110,210における
ハウジング111,211の内部に噴射されたVOC含
有泥水を、後流側における浄化装置211,311のV
OC散布手段により、各々のハウジング211,311
の内部に噴射することが可能となるように構成されてい
る。そのため、各浄化装置111〜311において連続
的にVOCの除去を行うことができるため、噴射された
泥水中にVOCが残留していた場合であっても、そのV
OCを確実に除去することができる。従って、濃縮され
た高濃度のVOC含水泥水であっても、非常に簡易かつ
安価に浄化を行うことができる。
【0035】以上、本発明について、好適な実施形態の
一例を説明した。しかし、本発明は、前記実施形態に限
られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能である。特に、
本発明は、一般的なVOCに有効であり、芳香族(ベン
ゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等)、ケト
ン・アルデヒド(メチルエチルケトン、アセトアルデヒ
ド等)、塩化炭化水素(トリクロロエチレン、テトラク
ロロエチレン(パークレン)等)、硫黄化合物(メルカ
プタン等)、アミン・アミド(ジエチルアミン等)など
の各種物質に適用可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、浄化効率が良好であ
り、簡易な構造とすることが可能であり、さらには、安
価である浄化装置及び浄化システムを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発性有機化合物浄化装置(参考例)を示す図
であり、(a)は側断面図、(b)は図1(a)のX−
X断面図である。
【図2】発明の揮発性有機化合物浄化装置を示す側断
面図である。
【図3】発性有機化合物浄化システム(参考例)を示
す概念図である。
【符号の説明】
S 浄化システム(揮発性有機化合物浄化システ
ム) 3 圧縮機(圧縮空気供給手段) 4 送水ポンプ 5 泥水槽(VOCの含有液の供給源) 6 曝気ブロア(曝気手段) 7 活性炭塔(VOC除去手段) 8 排水槽 10 浄化装置(揮発性有機化合物浄化装置) 11 ハウジン 12 Y字管 12a 先端 12b,12c 分岐部 16 曝気管 17 排水ポンプ 18 排水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 雄一 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 鈴木 庫雄 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 佐藤 和郎 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 河合 春生 東京都新宿区揚場町2番14号 成和機工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−31966(JP,A) 特開 昭62−74413(JP,A) 特開2001−259304(JP,A) 特開2001−104943(JP,A) 特開 平7−132281(JP,A) 特開 平7−116467(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 19/00 - 19/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揮発性有機化合物の含有液を散布するた
    めの揮発性有機化合物散布手段と、前記揮発性有機化合
    物散布手段の先端部近傍に接続されている圧縮空気供給
    手段と、密閉空間であるハウジングとを備え、 前記揮発性有機化合物散布手段の先端部が上向きになる
    ように前記ハウジング内に突出させ、 前記揮発性有機化合物散布手段の先端部から前記ハウジ
    ング内に向けて、前記揮発性有機化合物の含有液と前記
    圧縮空気の混合物が噴射可能となるように構成されて
    るとともに、 前記ハウジングの下部には、曝気ブロアと接続されてお
    り、多数の貫通孔が形成されている曝気管が延設されて
    いる こと、を特徴とする揮発性有機化合物浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングと連通している揮発性有
    機化合物除去手段を備えていること、を特徴とする請求
    1に記載の揮発性有機化合物浄化装置。
  3. 【請求項3】 直列に接続された2基以上の請求項1又
    は請求項2に記載の揮発性有機化合物浄化装置を用い、 最上流に設置された揮発性有機化合物浄化装置における
    揮発性有機化合物散布手段は、前記揮発性有機化合物の
    含有液の供給源と連通し、 それ以外の揮発性有機化合物浄化装置における揮発性有
    機化合物散布手段は、 各々、上流側に隣接する揮発性有機化合物浄化装置にお
    けるハウジングの下部と連通しており、それにより、前
    記揮発性有機化合物の含有液を複数回に亘り処理する
    とが可能となるように構成されていること、を特徴とす
    る揮発性有機化合物浄化システム。
JP2002050811A 2002-02-27 2002-02-27 揮発性有機化合物浄化装置及び揮発性有機化合物浄化システム Expired - Fee Related JP3378993B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002050811A JP3378993B1 (ja) 2002-02-27 2002-02-27 揮発性有機化合物浄化装置及び揮発性有機化合物浄化システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002050811A JP3378993B1 (ja) 2002-02-27 2002-02-27 揮発性有機化合物浄化装置及び揮発性有機化合物浄化システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3378993B1 true JP3378993B1 (ja) 2003-02-17
JP2003245501A JP2003245501A (ja) 2003-09-02

Family

ID=19192867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002050811A Expired - Fee Related JP3378993B1 (ja) 2002-02-27 2002-02-27 揮発性有機化合物浄化装置及び揮発性有機化合物浄化システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3378993B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003245501A (ja) 2003-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101691424B1 (ko) 유류오염 지하수의 물리적 및 생물학적 복합정화시스템
JP3378993B1 (ja) 揮発性有機化合物浄化装置及び揮発性有機化合物浄化システム
JP4839912B2 (ja) 汚染水の浄化方法
JP4923266B2 (ja) 汚染水処理装置
JP2002192184A (ja) 粉末活性炭添加膜分離活性汚泥法
KR101648104B1 (ko) 오염공기 정화장치
KR20070121497A (ko) 탈취탑 및 믹싱 시스템을 이용한 오염기체정화장치
JP2001129540A (ja) 揮発性汚染物質の浄化処理装置および浄化処理方法
JP3060130B2 (ja) 排水処理機能を有する地中排ガス処理装置
JP3373788B2 (ja) 汚染地下水の浄化装置
KR100301521B1 (ko) 거품 부상식 슬러지 제거장치
JP2001137837A (ja) 揮発性有機物質を含む水の処理装置および地下水の無害化処理装置
JP2005254136A (ja) 有機物含有水のオゾン処理装置
JP3499782B2 (ja) 水中微量有機化合物の除去方法と装置
JPH06285331A (ja) 低濃度no含有ガスの湿式脱硝法
KR20190136839A (ko) 활성탄흡착지 오존가스 제거를 위한 환기시스템
KR20040016051A (ko) 폐수처리장치 및 폐수처리방법
JP2004036999A (ja) 汚染空気浄化装置及び汚染空気浄化方法
JP3643979B2 (ja) 揮発性有機化合物含有水の浄化装置
CN215693176U (zh) 一种工业VOCs废气分解净化处理设备
JPH1147546A (ja) 排気ガスの浄化処理方法及びその浄化装置
JP4172415B2 (ja) 汚染水の多段処理装置
JP6708863B2 (ja) 汚染水の浄化処理装置
JP2004344866A (ja) 揮発性有機化合物等の除去方法とその装置
JP2002096058A (ja) 揮発性汚染物質の浄化処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3378993

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111213

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121213

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131213

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees