JP3378108B2 - 二値イメージ出力装置 - Google Patents

二値イメージ出力装置

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JP3378108B2
JP3378108B2 JP01822795A JP1822795A JP3378108B2 JP 3378108 B2 JP3378108 B2 JP 3378108B2 JP 01822795 A JP01822795 A JP 01822795A JP 1822795 A JP1822795 A JP 1822795A JP 3378108 B2 JP3378108 B2 JP 3378108B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タなどの表示画面において、ファクシミリ装置などで受
信した二値イメージの内容を確認するための二値イメー
ジ出力装置に関するものである。近年のパーソナルコン
ピュータの多機能化に伴って、ファックスモデムを搭載
し、電話回線を介して二値イメージデータを送受信する
ことが可能とした機種が広く市販されるようになってい
る。また、イメージスキャナを増設して、このイメージ
スキャナで書類などを読み込んで、二値イメージとして
利用しようとする利用者も増えている。
【0002】ところで、通常のパーソナルコンピュータ
の表示画面は、横640 画素×縦400画素で構成されてい
るのに対して、ファクシミリ通信でやり取りされる二値
イメージデータのサイズやイメージスキャナによる読み
取りサイズは、標準的なA4サイズの文書でも、横1728
画素×縦2400画素である。このため、ファックスモデム
やイメージスキャナを介して得られた二値イメージをパ
ーソナルコンピュータの表示画面に表示するためには、
大きなサイズのデータに含まれている情報を効率よく表
示するための工夫が必要である。
【0003】
【従来の技術】上述したように、ファックスモデム等を
介して得られた二値イメージデータは、パーソナルコン
ピュータの表示画面に比べて遙かに大きいため、二値イ
メージデータの一部分のみを表示するか、あるいは縮小
して表示する必要がある。一部分のみを表示した場合に
は、元の二値イメージデータを忠実に表示することがで
きるが、全体の内容を見るためには何度もスクロール操
作を繰り返す必要があり、非常に煩雑である。
【0004】このため、従来は、二値イメージデータを
単純に縮小して表示していた。ここで、通常の文書は左
右に余白部分があるから、例えば、横方向を2分の1に
縮小して、この余白部分を除去すれば、ほぼ文書の主要
な部分を一括して表示することができる。また、縦方向
を2分の1に縮小すれば、1ページの文書の約半分を一
括して表示することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに単純に二値イメージを縦横それぞれ2分の1に縮小
した場合には、1ページ内における文書のレイアウトを
把握することはできるが、文書中の標準的な1文字に対
応する表示領域は、8画素×8画素の大きさとなってし
まうため、漢字を判読可能な状態で表示することは到底
できない。
【0006】更に、横の罫線が消えてしまったり、文字
の一部が消えてしまったりする場合があり、文書の内容
を確認するという用途には不十分であった。一方、この
ような画質の劣化を防ぐための技法として、「細線消失
を防止した縮小変換法」(若林,川西,安達,電子情報
通信学会論文誌 D Vol J70-D No.4pp.742-749, 1987年
4月)が提案されている。
【0007】しかしながら、この技法では、現画像にお
ける細線の有無を検出し、この検出結果に基づいて縮小
変換処理を制御することにより、良好な画質を保ちつつ
縮小変換を行うことが可能であるが、縮小処理に膨大な
計算量が必要となる。したがって、パーソナルコンピュ
ータのような小規模の情報処理装置に適した技法である
とは言えない。
【0008】本発明は、二値イメージを縮小表示した際
に、文書の内容を漏れなく、かつ、分かりやすく表示す
る二値イメージ出力装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1の二値
イメージ出力装置の原理ブロック図である。請求項1の
発明は、原稿の読み取り結果を表す画像情報の入力に応
じて、原稿に対応する二値イメージデータに対して適切
な縮小変換を施した後、出力手段による二値イメージの
出力処理に供する二値イメージ出力装置において、入力
されるランレングス表現された画像情報に基づいて、画
像情報に対応する二値イメージデータにおける黒画素の
分布を副走査方向に積算することで得られる特徴に相当
する黒画素の分布の特徴を評価する主特徴評価手段と、
主特徴評価手段による評価結果に基づいて、黒画素の分
布が適切な閾値よりも少ない主走査方向の位置を判別
し、各ラインにおいて該当する位置にある画素を副走査
方向に累積して形成される領域を、黒画素の分布度数に
基づく所定の規則に従って排除することにより、二値イ
メージデータを主走査方向に縮小変換する主縮小処理手
段とを備え、主特徴評価手段は、1ライン分のランレン
グス符号が入力されるごとに、1ライン分のランレング
ス符号で示される画素値の変化点それぞれについて、各
画素値の変化点に関する情報として、各変化点までのラ
ンレングス値の累積値で示される変化点の位置およびそ
の位置において白ランから黒ランへあるいはその逆に変
化したことをそれぞれ数値「1」あるいは数値「‐1」
で示す変化の方向を抽出する抽出手段と、抽出手段によ
って各ラインについて抽出された画素値の変化点に関す
る情報を受け取り、画素値の変化の方向を表す数値を対
応する変化位置で示される主走査方向の画素位置ごとに
積算することにより、抽出手段が抽出した画素値の変化
に関する情報を、原稿に対応する二値イメージデータの
すべてのラインに渡って集計する集計手段と、集計手段
によって主走査方向の画素位置ごとに得られた集計結果
の入力を受け、主走査方向の各画素位置ごとに、ライン
の先頭から各画素の位置までの各画素に対応する集計結
果を積分する積分手段と、主走査方向の各画素の位置に
対応して積分手段によって得られた積分結果を、主走査
方向の各画素位置にある画素を副走査方向に累積して形
成される領域における黒画素の出現度数として保持し、
これらの出現度数の分布を主走査方向に関する黒画素の
分布の特徴を表す評価結果として出力する保持手段とを
備えた構成であることを特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】図2は、請求項2の二値イメージ出力装置
の原理ブロック図である。請求項2の発明は、原稿の読
み取り結果を表す画像情報の入力に応じて、前記原稿に
対応する二値イメージデータに対して適切な縮小変換を
施した後、出力手段による二値イメージの出力処理に供
する二値イメージ出力装置において、入力されるランレ
ングス表現された画像情報に基づいて、画像情報に対応
する二値イメージデータにおける黒画素の分布を副走査
方向に積算することで得られる特徴に相当する黒画素の
分布の特徴を評価する主特徴評価手段と、入力されるラ
ンレングス表現された画像情報に基づいて、前記原稿に
対応する二値イメージデータの各ラインにおいて出現す
る黒画素の数を積算して得られる特徴に相当する前記黒
画素の分布の特徴を評価する副特徴評価手段と、副特徴
評価手段による評価結果に基づいて、黒画素が適切な閾
値よりも多く分布しているラインが連続している有効な
領域を原稿に対応する二値イメージデータから漏れなく
抽出する領域抽出手段と、領域抽出手段によって抽出さ
れる有効な領域それぞれについて主特徴評価手段によっ
て得られる評価結果に基づいて、黒画素の分布が適切な
閾値よりも少ない主走査方向の位置をそれぞれ判別し、
対応する有効な領域に含まれる各ラインにおいて該当す
る位置にある画素を副走査方向に連ねて形成される領域
を、黒画素の分布度数に基づく所定の規則に従って排除
することにより、二値イメージデータを主走査方向に縮
小変換する主縮小処理手段とを備え、主特徴評価手段
は、1ライン分のランレングス符号が入力されるごと
に、1ライン分のランレングス符号で示される画素値の
変化点それぞれについて、各画素値の変化点に関する情
報として、各変化点までのランレングス値の累積値で示
される変化点の位置およびその位置において白ランから
黒ランへあるいはその逆に変化したことをそれぞれ数値
「1」あるいは数値「‐1」で示す変化の方向を抽出す
る抽出手段と、抽出手段によって各ラインについて抽出
された画素値の変化点に関する情報を受け取り、画素値
の変化の方向を表す数値を対応する変化位置で示される
主走査方向の画素位置ごとに積算することにより、抽出
手段が抽出した画素値の変化に関する情報を、原稿に対
応する二値イメージデータのすべてのラインに渡って集
計する集計手段と、集計手段によって主走査方向の画素
位置ごとに得られた集 計結果の入力を受け、主走査方向
の各画素位置ごとに、ラインの先頭から各画素の位置ま
での各画素に対応する集計結果を積分する積分手段と、
主走査方向の各画素の位置に対応して積分手段によって
得られた積分結果を、主走査方向の各画素位置にある画
素を副走査方向に累積して形成される領域における黒画
素の出現度数として保持し、これらの出現度数の分布を
主走査方向に関する黒画素の分布の特徴を表す評価結果
として出力する保持手段とを備えた構成であることを特
徴とする。
【0016】
【作用】請求項1の発明は、主特徴評価手段111に備
えられた抽出手段113および集計手段114の動作に
より、ランレングス符号で示される各ラインにおける画
素値の変化点における微分情報を副走査方向について積
していき、その集計結果を積分手段115による処理
に供することにより、ランレングス符号から直接に、二
値イメージデータにおける黒画素の分布を副走査方向に
積算することで得られる特徴に相当する黒画素の度数分
布の特徴を評価することができる。そして、この評価結
果を保持手段116を介して主縮小処理手段112に渡
すことにより、上述した評価結果に基づいて、主縮小処
理手段112により、二値イメージデータを適切に縮小
することができる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】請求項2の発明は、副特徴評価手段121
による評価結果に応じて、領域抽出手段122による領
域抽出を行ない、この領域抽出手段122によって抽出
される有効な領域それぞれについて、主特徴評価手段1
11が主走査線方向の黒画素の分布に関する特徴を個別
評価することにより、多くの黒画素を含んでいるライ
ンが連続している有効な領域のそれぞれについて、主走
査線方向の各位置に対応する画素の列における黒画素の
密度を独立に評価することができる。この評価結果に基
づいて、主縮小処理手段112が縮小処理を行うことに
より、領域抽出手段122によって抽出された有効な領
域それぞれについて、それぞれ適切に縮小変換すること
ができる。このとき、主特徴評価手段111に備えられ
た抽出手段113および集計手段114の動作により、
ランレングス符号で示される各ラインにおける画素値の
変化点における微分情報を副走査方向について積算して
いき、その集計結果を積分手段115による処理に供す
ることにより、ランレングス符号から直接に、二値イメ
ージデータにおける黒画素の分布を副走査方向に積算す
ることで得られる特徴に相当する黒画素の度数分布の特
徴を評価することができる。
【0023】これにより、文字列が記載された原稿に対
応する二値イメージから、上下および左右の余白や行間
の隙間部分を除去するとともに、各行部分について、主
走査線方向の各位置に対応するがその列における黒画素
の密度の評価結果に応じて、文字と文字とのあいだの隙
間部分を除去し、文字を表す二値イメージを選択的に出
力することができる。
【0024】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図3は、請求項1の二値イメージ出
力装置を適用したパーソナルコンピュータの実施例構成
図である。図3において、パーソナルコンピュータ20
0は、ファックスモデム201を介して通信回線に接続
されており、通信回線を介して受け取ったファックス符
号は、復号処理部202によりランレングス符号に復号
され、受信バッファ203に保持される構成となってい
る。
【0025】また、図3において、二値イメージ出力装
置210は、上述した受信バッファ203に保持された
ランレングス符号に対して後述する縮小処理を行い、パ
ーソナルコンピュータ200に備えられたイメージ展開
部204に送出し、ディスプレイ装置205による表示
処理に供する構成となっている。
【0026】この二値イメージ出力装置210は、1ペ
ージ分のランレングス符号に基づいて、図1に示した主
特徴評価手段111に相当する特徴評価部211が文書
イメージの特徴を評価し、この評価結果に基づいて、縮
小率算出部212が適切な縮小率を算出し、縮小処理部
213がランレングス符号に対する縮小処理を行って、
イメージ展開部204に送出する構成となっている。
【0027】図3において、特徴評価部211におい
て、黒画素カウンタ221は、各ラインの黒ランを示す
ランレングス符号の入力に応じて、そのラインに含まれ
ている黒画素の数を計数し、この計数結果を各ラインに
対応して、主ヒストグラム保持部222に保持する構成
となっている。
【0028】この場合に、黒画素カウンタ221は、復
号処理部202で得られたランレングス符号を順次に受
け取り、黒ランを示すランレングス符号の入力応じて、
ラン長を示す数値を順次に加算していき、1ライン分の
ランレングス符号の入力の終了に応じて、主ヒストグラ
ム保持部222に計数結果を格納するとともに計数値を
クリアして、次のラインについての計数動作を行えばよ
い。
【0029】このように、ランレングス符号の受信バッ
ファ203への入力と並行して、黒画素カウンタ221
が動作することにより、図3(a) に示す二値イメージに
対応するランレングス符号そのものに基づいて、図3
(b) に示すような主ヒストグラムを迅速に作成すること
ができる。この主ヒストグラムは、文書イメージの各ラ
インに含まれている黒画素の数を示すものであり、文書
イメージの副走査方向の位置の変化に対する黒画素の密
度の変化を示している。この黒画素の密度の変化は、文
書イメージにおける上下の余白や文字が配置されている
行部分と行間部分との配置などに対応しており、文書イ
メージの副走査方向についての情報量の分布に関する特
徴を示すものである。
【0030】また、図3に示した特徴評価部211は、
1ライン分の各画素に対応する変化点カウンタ2231
〜223n と、ランレングス符号に含まれるラン長を順
次に加算するランカウンタ224と、変化点判別部22
5とを備えており、変化点判別部225は、復号処理部
202からランレングス符号を受け取って、ランカウン
タ224の計数値に対応する変化点カウンタ223の計
数動作を指示する構成となっている。
【0031】この変化点判別部225は、図1に示した
抽出手段113に相当するものであり、図5(a),(b) に
示すように、黒ランを示すランレングス符号の入力に応
じて、該当する変化点カウンタ223に計数値のインク
リメント(図5(b) において上向きの矢印で示した)を
指示し、白ランを示すランレングス符号の入力に応じ
て、該当する変化点カウンタ223に計数値のデクリメ
ント(図5(b) において下向きの矢印で示した)を指示
すればよい。
【0032】ここで、上述した変化点判別部225によ
って各ラインから検出される変化点は、そのラインの画
素値の変化の微分と捉えることができる。また、1ペー
ジ分の全てのラインに対応するランレングス符号の入力
に応じて、変化点判別部225からの指示に応じて変化
点カウンタ223が動作することにより、図1に示した
集計手段114の機能が実現され、上述した画素値の変
化の微分値は、図5(b) に示すように、文書イメージの
副走査線方向の画素の並びを示す列毎に集計される。な
お、図5(b) において、計数値のインクリメントとデク
リメントとで相殺された分については点線の矢印で示
し、集計結果を示す実線の矢印と区別した。
【0033】ところで、副ヒストグラムは、文書イメー
ジの副走査線方向の画素の並びを示す列毎に、各ライン
の黒画素の出現度数を集計したものである。したがっ
て、図1に示した積分手段115に相当する加算処理部
226により、1ラインの各画素に対応して、上述した
変化点カウンタ2231 による集計結果から該当する
変化点カウンタ223i による集計結果までを順次に積
分することにより、図5(c) に示すように、全ラインの
画素データから求めた副ヒストグラムと同等のものを得
ることができる。
【0034】このように、変化点判別部225からの指
示に応じて、変化点カウンタ223および加算処理部2
26が動作することにより、ランレングス符号の受信バ
ッファ203への入力と並行して、このランレングス符
号そのものから上述した副ヒストグラムを迅速に作成
し、図1に示した保持手段116に相当する副ヒストグ
ラム保持部227に保持して、後述する縮小処理に供す
ることができる。
【0035】ここで、上述したように、副ヒストグラム
は、文書イメージの副走査線方向に並んだ画素の列毎
に、その列に含まれる黒画素の度数を集計したものであ
るから、文書イメージの主走査方向における情報の分布
密度を示しており、この情報の分布密度から、文書にお
いて左右や中央に配置される余白の位置などの文書の特
徴を知ることができる。
【0036】このようにして得られた主ヒストグラムお
よび副ヒストグラムに基づいて、縮小率算出部212の
表示領域決定部231は、文書イメージに含まれる有効
な領域の大きさを評価し、この評価結果に基づいて、縮
小率決定部232が縦方向および横方向の縮小率を決定
する構成となっている。この表示領域決定部231にお
いて、長さ決定部233は、主ヒストグラムに基づい
て、1ライン中の黒画素の数が所定の閾値Th1 以上であ
るラインの数を計数し、この計数結果を有効な領域の長
さを示す情報として縮小率決定部232に送出する。
【0037】ここで、上述した所定の閾値Th1 として適
切な値を設定しておけば、図3(a)に符号〜で示し
た上下の余白部分や行間の隙間部分を排除して、情報が
含まれているラインのみを計数することができる。ま
た、表示領域決定部231において、幅決定部234
は、上述した副ヒストグラムに基づいて、図3(a) に符
号,で示した左右の余白部分と文字や図形が配置さ
れた有効な領域とを判別し、この判別結果を縮小率決定
部232および縮小処理部213の縮小変換部242に
送出する構成となっている。
【0038】ここで、幅決定部234は、副ヒストグラ
ム保持部227を参照し、1ラインの最初の画素から順
次に対応する副ヒストグラムと所定の閾値Th2 とを比較
し、最初に閾値以上となった画素の位置を有効な領域の
開始位置とし、また、1ラインの最後の画素から順次に
対応する副ヒストグラムと所定の閾値Th2 とを比較し、
最初に閾値以上となった画素の位置を有効な領域の終了
位置として、この開始位置と終了位置とを判別結果を示
す情報として縮小率決定部232に送出すればよい。
【0039】また、縮小率決定部232は、このように
して得られた有効な領域に関する情報と、ディスプレイ
装置205における表示領域の長さおよび幅とに基づい
て、適切な縮小率を決定し、縮小処理部213に通知す
ればよい。このとき、縮小率決定部232は、有効な領
域の長さと表示領域の長さとに基づいて、ライン単位の
間引き率C1を決定し、また、有効な領域の開始位置およ
び終了位置とから得られる有効な領域の幅と表示領域の
幅とに基づいて、ランレングス符号の縮小変換率C2を決
定して、それぞれ縮小処理部213のライン間引き部2
42および縮小変換部243に送出すればよい。
【0040】図3に示した縮小処理部213において、
ライン抽出部241は、受信バッファ203からの1ラ
イン分のランレングス符号の入力に応じて、主ヒストグ
ラム保持部222を参照し、該当する黒画素の度数が上
述した閾値Th1 以上であるラインを抽出して、ライン間
引き部242に送出する構成となっている。
【0041】また、このライン間引き部242は、上述
した縮小率算出部212で得られたライン単位の間引き
率C1に応じて、入力されたランレングス符号に対して、
ライン単位の間引き処理を行い、この間引き処理結果を
縮小変換部243による処理に供する構成となってい
る。また、図3において、縮小変換部243は、上述し
た縮小率算出部212から縮小変換率C2とともに、有効
な領域に関する情報として、有効な領域の開始位置およ
び終了位置とを受け取っており、これらに基づいて、各
ラインに対応するランレングス符号の変換処理を行い、
イメージ展開部204に送出する構成となっている。
【0042】この縮小変換部243において、まず、各
ラインの最初のランレングス符号および最後のランレン
グス符号で示されるラン長を、それぞれ左右の余白に対
応する長さを差し引いた値に置き換えることにより、左
右の余白を除去した有効な領域のみを表すランレングス
符号を得ることができる。
【0043】ここで、二値イメージを縮小変換率C2によ
って縮小した場合には、各ラインのi番目の変化点およ
びi−1番目の主走査方向の変換後の座標Xii,Xi-1i
は、変換前の座標Xio,Xi-1Oを用いて、式,のよ
うに表される。 Xii =Xio×C2 ・・・ Xi-1i=Xi-1O×C2 ・・・ また、縮小変換後のi−1番目の変化点とi番目の変化
点との間のラン長Riiは、i番目の変化点およびi−1
番目の変化点の変換後の座標Xii,Xi-1iとを用いて、
式のように表される。
【0044】Rii=Xii−Xi-1i ・・・ この式に上述した式,を代入して整理することに
より、式に示すように、ラン長Riiを変換前の変換前
のi−1番目の変化点の座標Xi-1Oおよびラン長Ri
用いて表すことができる。 Rii=((Xi-1O+Ri ) ×C2)−(Xi-1O×C2) ・・・ したがって、縮小変換部243が、この式を利用し
て、該当するランレングス符号に含まれるラン長を順次
に置き換えていくことにより、入力されたランレングス
符号そのものから、縮小変換したランレングス符号を得
ることができる。
【0045】したがって、上述した縮小変換によって得
られたランレングス符号をイメージ展開部204に入力
し、従来と同様の展開処理を行うことにより、情報の損
失の少ない二値イメージを高速に得て、ディスプレイ装
置205に表示することができる。すなわち、上述した
ように、ライン抽出部241によって抽出された各ライ
ンに対応するランレングス符号の入力に応じて、ライン
間引き部242,縮小変換部243およびイメージ展開
部204が動作することにより、ディスプレイ装置20
5による表示処理に供することができる。
【0046】この場合は、縮小率決定部212におい
て、主ヒストグラムおよび副ヒストグラムによって示さ
れた有効な領域に対応する二値イメージに対して、必要
最小限度の間引き率C1および縮小変換率C2が求められて
いるから、ライン単位の間引き処理および縮小変換処理
によって失われる情報を最小限度に抑えることができ
る。
【0047】これにより、図3(a) に符号〜で示し
た情報を含んでいない領域を優先的に除去し、図3(c)
に示すように、ディスプレイ装置205の表示画面の隅
々まで利用して、情報の含有率が高い有効な領域を表示
することができ、1ページの文書を十分に文字を認識可
能な状態で一括して表示することができる。したがっ
て、煩雑なスクロール操作や判読不可能な漢字を読み取
ろうとする努力から利用者を解放し、利用者にとって使
いやすいマン・マシンインタフェースを提供することが
できる。
【0048】また、縮小変換部243において、ランレ
ングス符号のラン長を変換することにより、二値イメー
ジの横幅方向の縮小を実現する構成としたことにより、
イメージデータに展開してから間引き処理を行う場合に
比べて、縮小処理の高速化を図ることができる。また、
上述した主ヒストグラムおよび副ヒストグラムに基づい
て、情報の統計的な性質を利用した間引き処理をしてい
るので、本発明の二値イメージ出力装置が実行する縮小
処理によってノイズも一緒に除去することができ、より
高品質の表示が得られる。
【0049】ところで、図6(a) に示すような二値イメ
ージデータに対応するランレングス符号に対して、上述
したようにして、有効な領域について無作為にライン単
位の間引き処理を行うと、図6(b) に示すように、細い
罫線や文字の横ストロークが含まれているラインが間引
かれてしまう場合がある。また、図6(a) に示した二値
イメージデータの有効な領域に属する各ラインに対応す
るランレングス符号に対して、上述したようにして、縮
小変換部243が、それぞれ独立に縮小変換処理を行う
と、文字や図形が大きく変形してしまう可能性がある。
【0050】以下、上述したような情報の欠損や変形を
最小限度に抑えながら、二値イメージの縮小表示を行う
方法について説明する。図7に、本発明の二値イメージ
出力装置を適用したパーソナルコンピュータシステムの
別実施例構成図を示す。
【0051】図7に示した縮小処理部213において、
ライン間引き部242は、ライン送出部244とライン
判定部245とを備えて構成されており、ライン判定部
245が、上述した主ヒストグラムに基づいて、ライン
送出部244の動作を制御することにより、ライン単位
の間引き処理を行う構成となっている。また、このライ
ン単位の間引き処理結果は、余白除去部246を介して
イメージ展開部204に送出され、このイメージ展開部
204によって得られる二値イメージデータに対して、
後述する画素単位の間引き処理を行う構成となってい
る。
【0052】この余白除去部246は、縮小率算出部2
12の幅決定部234から1ラインにおける有効な領域
の開始位置および終了位置を受け取っており、これらの
情報に基づいて、入力されるランレングス符号を変換す
ることにより、左右の余白を除去する構成となってい
る。つまり、余白除去部246は、各ラインの最初の白
ランを示すランレングス符号を、該当するラン長から左
側の余白に相当する数値を差し引いた値をラン長とする
ランレングス符号に置き換えるとともに、最後の白ラン
を示すランレングス符号を、該当するラン長から右側の
余白に相当する数値を差し引いた値をラン長とするラン
レングス符号に置き換えて、イメージ展開部204に送
出すればよい。
【0053】また、図7において、縮小処理部213
は、図3に示した縮小処理部213の縮小変換部242
に代えて、画素送出部247と画素判定部248とを備
え、イメージ展開部204によって展開されたイメージ
データを、この画素送出部247を介してディスプレイ
装置205に送出する際に、この画素判定部248が、
上述した副ヒストグラムに基づいて、画素送出部247
の動作を制御することにより、画素単位の間引き処理を
行う構成となっている。
【0054】図8に、縮小処理動作を表す流れ図を示
す。各ラインに対応するランレングス符号の入力に応じ
て、まず、縮小率算出部212に備えられたライン抽出
部233が動作し、主ヒストグラムの該当する度数が上
述した閾値Th1 以上であるか否かに基づいて、有効な領
域に含まれているラインであるか否かが判定される(ス
テップ301,302)。
【0055】このステップ302の否定判定の場合は、
ステップ301に戻って次のラインについての処理を開
始し、肯定判定の場合は、該当するラインが有効な領域
に含まれるラインとして抽出され、縮小処理部213の
ライン間引き部241に入力される。このとき、ライン
間引き部241のライン判定部245は、入力されたラ
インの数を示す計数値nを1加算し、この計数値nが、
縮小率算出部212で得られた間引き率C1に対応する値
となったか否かに基づいて、該当するラインが間引き対
象のラインであるか否かを判定する(ステップ30
3)。
【0056】このステップ303の肯定判定の場合に、
ライン判定部245は、該当するラインに対応する主ヒ
ストグラムの度数を参照し、この度数が所定の閾値Th3
以上であるか否かを判定する(ステップ304)。ここ
で、主ヒストグラムにおける度数のピーク位置は、二値
イメージデータにおける罫線や横ストローク位置に十分
に高い確率で一致していると考えられる。例えば、図6
(a) に示した二値イメージデータに対応する主ヒストグ
ラム(図6(c) に示す)において矢印で示した度数のピ
ーク位置は、横ストロークが頻繁に分布している位置に
対応している。したがって、例えば、有効な領域につい
ての主ヒストグラムの度数の平均値などに応じて、適切
な値を上述した所定の閾値Th3 として設定しておけば、
ステップ304において、確実に罫線や横ストロークを
含んでいるラインを判別することができる。
【0057】上述したステップ304における否定判定
の場合は、ライン判定部245は、上述した計数値nの
値をクリアするとともに、ライン送出部244に該当す
るラインのランレングス符号を送出しない旨を指示し、
後述するステップ312に進めばよい。一方、ステップ
304における肯定判定の場合および上述したステップ
303の否定判定の場合は、ライン送出部244にラン
レングス符号をそのまま出力する旨を指示し、ステップ
305に進んで、該当するラインのランレングス符号に
対応する縮小表示処理を開始すればよい。
【0058】なお、上述したステップ304の肯定判定
に応じて、ステップ305に進んだ場合は、上述した計
数値nの値は保持されているので、次のラインが間引き
対象のラインとなり、該当するラインにおける黒画素の
度数に応じて、ライン単位の間引き処理が行われる。例
えば、図6(c) に点線の矢印で示した度数のピークに対
応するラインが間引き対象となった場合は、上述したス
テップ304の肯定判定となり、該当するラインのラン
レングス符号は余白除去部246に送出され、上述した
ラインの次のライン(図6(c) に実線の矢印で示した)
が間引き対象のラインとなる。そして、このラインに対
応する主ヒストグラムの度数が上述した閾値Th3 以下で
あれば、図6(c) に実線の矢印で示した画素が間引かれ
る。
【0059】このように、ライン判定部245からの指
示に応じてライン送出部244が動作することにより、
主ヒストグラムに基づいて、含んでいる黒画素の数が少
ないラインを優先的に間引くことができる。これによ
り、罫線や横ストロークを含んでいる可能性が高いライ
ンを間引き対象から外して確実に表示することができ、
ライン単位の間引き処理による情報の欠損を防ぐことが
できる。
【0060】ライン判定部245からの指示に応じて、
ライン送出部244によって送出されたランレングス符
号は、余白除去部246によって変換される(ステップ
305)。次いで、この変換結果をイメージ展開部20
4によって展開することにより、図4(a) において符号
,で示した余白部分を除去した二値イメージデータ
が得られ(ステップ306)、この二値イメージデータ
の各画素が順次に画素送出部247に入力される(ステ
ップ307)。
【0061】これに応じて、画素判定部248は、画素
送出部247に画素データが入力される毎に、入力され
る画素の数を示す計数値mを1加算し、この計数値mが
上述した縮小率C2に対応する画素数となったか否かに基
づいて、該当する画素が間引き対象の画素であるか否か
を判定する(ステップ308)。ステップ308の肯定
判定の場合は、画素判定部248は、該当する画素に対
応する副ヒストグラムの度数を参照し、この度数が所定
の閾値Th4 以上であるか否かを判定する(ステップ30
9)。
【0062】ここで、副ヒストグラムにおける度数のピ
ーク位置は、二値イメージデータにおける縦罫線や縦ス
トローク位置に十分に高い確率で一致していると考えら
れる。例えば、図6(a) に示した二値イメージデータに
対応する副ヒストグラム(図6(d) に示す)において、
黒画素の度数のピーク位置は、縦ストロークが頻繁に分
布している位置に対応している。
【0063】したがって、例えば、有効な領域について
の副ヒストグラムの度数の平均値などに応じて、適切な
値を上述した所定の閾値Th4 として設定しておけば、ス
テップ309において、確実に縦罫線や縦ストロークの
一部を構成している可能性が高い画素を判別することが
できる。このステップ309における肯定判定の場合お
よび上述したステップ308の否定判定の場合は、画素
判定部248による判定結果に応じて、画素送出部24
7により、該当する画素のデータが二値イメージデータ
として送出され(ステップ310)、ディスプレイ装置
205によって表示される。
【0064】一方、ステップ309における否定判定の
場合は、画素判定部248は、上述した計数値mの値を
クリアするとともに、画素送出部247に該当する画素
のデータを送出しない旨を指示し、ステップ310をス
キップして、そのまま後述するステップ311に進めば
よい。なお、上述したステップ309の肯定判定に応じ
てステップ310に進み、上述した計数値mの値は保持
されているので、次の画素が間引き対象の画素となり、
該当する画素の位置における黒画素の度数に応じて、画
素単位の間引き処理が行われる。
【0065】例えば、図6(d) に点線の矢印で示した度
数のピークに対応する画素が間引き対象となった場合
は、上述したステップ309の肯定判定となり、該当す
る画素データがディスプレイ装置205に送出され、上
述した画素の隣の画素(図6(d) に実線の矢印で示し
た)が間引き対象の画素となる。そして、この画素に対
応する副ヒストグラムの度数が上述した閾値Th4 以下で
あれば、図6(d) に実線の矢印で示した画素が間引かれ
る。
【0066】上述したステップ308の否定判定の場合
は、画素判定部248による判定結果に応じて、画素送
出部247により、該当する画素のデータが二値イメー
ジデータとして送出され(ステップ309)、ディスプ
レイ装置205によって表示される。このように、該当
する副ヒストグラムの度数に応じて、画素判定部248
が画素送出部247の動作を制御することにより、図6
(d) に点線の上向き矢印で示した縦罫線や縦ストローク
を含んでいる可能性が高い位置の画素を間引き対象から
外し、代わりに、次に出現する黒画素の度数が少ない画
素(図6(d) に実線の上向き矢印で示す)を間引き対象
とすることができる。これにより、副ヒストグラムで示
された黒画素の度数の少ない画素を優先的に間引くこと
ができ、縦罫線や縦ストロークを確実に表示することが
可能となり、画素単位の間引き処理による情報の欠損を
防ぐことができる。
【0067】また、このようにして各画素の表示処理を
行った後に、1ライン分の画素データの表示が終了した
か否かを判定し(ステップ311)、否定判定の場合
は、ステップ307に戻って次の画素の処理を行う。一
方、ステップ311の肯定判定の場合および上述したス
テップ302の否定判定の場合は、該当するラインが1
ページ分の二値イメージデータの最後のラインであるか
否かを判定し(ステップ312)、このステップ312
の否定判定の場合は、ステップ301に戻って次のライ
ンについての処理を行い、肯定判定の場合は縮小処理を
終了すればよい。
【0068】この場合は、副ヒストグラムのピーク位置
を避けながらも、有効な領域の幅に渡って、概ね縮小率
に従った割合で均等に画素単位の間引き処理が行われる
から、各ラインについて独立に縮小変換した場合に比べ
て、文字や図形の変形を少なくすることができる。これ
により、縦横のストロークや罫線などの細い線分を保存
して、読みやすい二値イメージを表示することが可能と
なり、縮小表示した二値イメージの品質をより一層向上
することができる。
【0069】更に、1ページの文書が、文字列が連続す
る行と行間部分とから構成されている場合が多いことを
考慮して、それぞれの行部分を切り出して、それぞれ独
立に縮小処理することも可能である。図9は、請求項2
二値イメージ出力装置を適用したパーソナルコンピュ
ータの実施例構成図である。また、図10に、ファクシ
ミリデータの縮小表示動作を表す流れ図を示す。
【0070】図8において、二値イメージ出力装置は、
図3に示した特徴評価部211に、図2に示した領域抽
出手段122に相当する行判別部228を付加し、この
行判別部228が、主ヒストグラムに基づいて文字列が
連続した行部分に対応するラインの範囲を判別し、この
判別結果に応じて、変化点判別部225および加算処理
部226が動作して、該当するラインの範囲についての
変化点カウンタ223の計数値に基づいて副ヒストグラ
ムを求め、副ヒストグラム保持部227に保持する構成
となっている。
【0071】ここで、行判別部228は、各ラインにつ
いて黒画素カウンタ221で得られる黒画素の度数と閾
値Th1 とを比較し、1ライン中の黒画素の度数が閾値Th
1 以上である範囲を行部分に対応するラインの範囲とし
て判別する構成とすればよい。また、行判別部228
は、この範囲の開始位置で、変化点カウンタ223の計
数値をクリアするとともに、変化点判別部225に変化
点の判別動作の開始を指示し、上述した範囲の終了位置
で、変化点の判別動作の停止を指示するとともに、加算
処理部226に積分処理の実行を指示すればよい。
【0072】このように、行判別部228からの指示に
応じて、変化点カウンタ223,変化点判別部225お
よび加算処理部226が動作することにより、特徴の異
なる領域毎に副ヒストグラムを作成して(ステップ40
1)、それぞれ独立に情報の分布の特徴を評価すること
ができる。この場合は、縮小率算出部212の表示領域
決定部231は、各画素の位置に対応する副ヒストグラ
ムの度数と所定の閾値Th2 とを比較し、対応する度数が
閾値Th2 以上である画素の数を計数し、この計数値を有
効な領域の幅として縮小率決定部232に送出すればよ
い。
【0073】また、縮小率決定部232は、行判別部2
28で得られた1行に対応する範囲に含まれるライン数
に基づいて、ライン単位の間引き率C1を決定するととも
に、上述した有効な領域の幅に応じて、画素単位の間引
き率C3を求め(ステップ402)、これらの間引き率C
1,C3を縮小処理部213に送出すればよい。図9にお
いて、縮小処理部213は、図7に示したライン抽出部
241に代えて読出処理部249を備え、この読出処理
部249が、行判別部228による判別結果に基づい
て、受信バッファ203から1行分の二値イメージに対
応する各ラインのランレングス符号を読み出して(ステ
ップ403)、ライン間引き部242に送出する構成と
なっている。
【0074】また、図9に示した縮小処理部213にお
いて、ライン間引き部242によるライン単位の間引き
処理結果は、直接にイメージ展開部204に送出され、
このイメージ展開部204によって得られた二値イメー
ジを、画素判定部248および画素送出部247による
画素単位の間引き処理に供する構成となっている。この
場合は、ライン間引き部242により、上述したステッ
プ303〜ステップ304と同様にして、主ヒストグラ
ムを参照しながら、該当するラインを間引くか否かを判
定し(ステップ404)、肯定判定となった場合は、該
当するラインのランレングス符号をイメージ展開部20
4によって展開し(ステップ405)、得られたイメー
ジデータの各画素が順次に画素送出部247に送出され
る(ステップ406)。
【0075】このとき、画素判定部248は、入力され
た画素の位置に対応する副ヒストグラムの度数を参照
し、この度数が閾値Th2 以上であるか否かを判定し(ス
テップ407)、肯定判定の場合は、ステップ408に
進んで、上述したステップ308,309と同様にし
て、該当する画素を間引くか否かを判定する(ステップ
408)。
【0076】このステップ408の否定判定の場合に、
画素判定部248は、画素送出部247に画素データの
送出を指示し、これに応じて、該当する画素データがデ
ィスプレイ装置205に送出され(ステップ409)、
表示処理に供される。一方、ステップ408の肯定判定
の場合は、ステップ409をスキップしてステップ41
0に進み、1ライン分の各画素についての処理が終了し
たか否かを判定する。また、上述したステップ407の
否定判定の場合は、ステップ408,409をスキップ
してステップ410に進めばよい。
【0077】このステップ410における否定判定の場
合は、ステップ406に戻って次の画素についての処理
を行い、ステップ406〜ステップ410の処理を繰り
返して、ステップ410の肯定判定となったときに、ス
テップ411に進んで、ステップ401で抽出された1
行分の領域についての処理が終了したか否かを判定す
る。
【0078】このステップ411の否定判定の場合は、
ステップ403に戻って、次のラインについての処理を
開始し、肯定判定の場合は、ステップ412に進んで、
1ページ分の各ラインについての処理が終了したか否か
を判定し、否定判定に応じてステップ401に戻り、肯
定判定に応じて処理を終了すればよい。この場合は、1
ページ分の文書に対応するイメージデータから、文字列
が連続する行部分をそれぞれ切り出して、これらの行部
分について、副ヒストグラムを作成することにより、そ
れぞれの行部分における情報の分布の特徴を直接的に評
価することができる。
【0079】これにより、例えば、図11(a) に示す二
値イメージから、各行に含まれる文字列を構成する各文
字のあいだの隙間部分を確実に判別して除去して、有効
な領域の大きさを決定し、画素単位の間引き率の決定に
供することができるから、文字のあいだの隙間の大きさ
にかかわらず、必要最小限度の間引き率を設定すること
ができる。
【0080】したがって、左右の余白のみを除去した場
合に比べて、画素単位の間引き率を小さくすることがで
き、その分、それぞれの文字を大きく表示することが可
能であるから、図10(b) に示すように、利用者にとっ
てより判読しやすい二値イメージを提供することができ
る。また、各行部分について独立に情報の分布を評価
し、縮小処理に供することができるから、図10(c) に
示すように、例えば、段落毎に1行に含まれる文字数や
配置が異なっている場合においても、それぞれの行部分
に含まれる余白部分や文字のあいだの隙間部分を正確に
検出して除去し、それぞれについて最小限度の間引き率
を設定することができる。
【0081】また、この場合は、ステップ401で抽出
された行部分についての間引き処理と、次の行部分を抽
出する処理とは独立した処理であるから、これらの処理
を並行して実行することが可能である。したがって、例
えば、ファクシミリモデム201を介してファックス信
号を受信しながら、受信ずみの行部分を逐次にディスプ
レイ装置205に縮小して表示することも可能である。
【0082】なお、原稿をイメージスキャナで読み込ん
だ場合においても、ファイルにする段階でランレングス
符号にしておく場合が多いから、イメージスキャナによ
る読み取り結果をディスプレイ装置に表示する場合にお
いても、本発明を適用することができる。もちろん、イ
メージスキャナで読み取ったイメージデータそのものあ
るいはランレングス符号をイメージ展開部204によっ
て展開して得られたイメージデータに基づいて、主ヒス
トグラムおよび副ヒストグラムを求め、これらを縮小処
理に利用してもよい。ここで、図3、図7および図9に
示した各部と図1および図2に示した各手段との対応関
係について説明する。図3、図7および図9に示した特
徴評価部211は、図1および図2に示した特徴評価手
段111に相当する。図3に示したランカウンタ224
および変化点判定部225は、図1に示した抽出手段1
13に相当する。図3に示した変化点カウンタ223
は、図1に示した集計手段114に相当する。図3に示
した加算処理部226は、図1に示した積分手段115
に相当する。図3に示した副ヒストグラム保持部227
は、図1に示した保持手段116に相当する。図3に示
した黒画素カウンタ221および主ヒストグラム保持部
222は、図2に示した副特徴評価手段121に相当す
る。図3に示したライン抽出部241は、図2に示した
領域抽出手段122に相当する。図7に示した画素判定
部248および画素送出部247は、図1に示した主縮
小処理手段112に相当する。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、二値イメ
ージデータにおける情報量の分布の特徴に基づいて、情
報量の分布が少ない部分を優先的に除去し、その分だ
け、情報量が多く分布している部分を大きく表示するこ
とができるから、二値イメージデータに含まれている情
報を漏れなく、かつ、分かりやすく表示することができ
る。これにより、特に、出力手段としてディスプレイ装
置を利用した場合に、煩雑なスクロール操作から利用者
を解放して、ファクシミリモデムやイメージスキャナな
どによって提供されるイメージデータの読込機能を活用
しやすい環境を整えることができる。
【0084】また、ファクシミリ通信などで利用されて
いるランレングス符号そのものに基づいて、原稿に対応
する二値イメージの特徴を迅速に評価することができ
る。また、原稿に記載された文字の縦,横のストローク
や罫線などの細い線を確実に表示して、出力する二値イ
メージの品質の向上を図ることができる。
【0085】更に、請求項2の発明を適用することによ
り、文書を構成する各行毎に、該当する二値イメージを
最適な縮小率で縮小し、出力処理に供することができる
から、段落毎に段組みが変更されているような複雑なレ
イアウトを持った原稿にも柔軟に対応して、効率のよい
出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の二値イメージ出力装置の原理ブロッ
ク図である。
【図2】請求項2の二値イメージ出力装置の原理ブロッ
ク図である。
【図3】請求項1の二値イメージ出力装置を適用したパ
ーソナルコンピュータの実施例構成図である。
【図4】二値イメージデータの例を示す図である。
【図5】副ヒストグラムの作成動作を説明する図であ
る。
【図6】間引き処理を説明する図である。
【図7】本発明の二値イメージ出力装置を適用したパー
ソナルコンピュータの別実施例構成図である。
【図8】縮小処理動作を表す流れ図である。
【図9】請求項2の二値イメージ出力装置を適用したパ
ーソナルコンピュータの実施例構成図である。
【図10】ファクシミリデータの縮小表示動作を表す流
れ図である。
【図11】1行単位の間引き処理を説明する図である。
【符号の説明】
111 主特徴評価手段 112 主縮小処理手段 113 抽出手段 114 集計手段 115 積分手段 116 保持手段 121 副特徴評価手段 122 領域抽出手段 201 ファクシミリモデム(FAXモデム) 202 復号処理部 203 受信バッファ 204 イメージ展開部 205 ディスプレイ装置 210 二値イメージ出力装置 211 特徴評価部 212 縮小率算出部 213 縮小処理部 221 黒画素カウンタ 222 主ヒストグラム保持部 223 変化点カウンタ 224 ランカウンタ 225 変化点判別部 226 加算処理部 227 副ヒストグラム保持部 228 行判別部 231 表示領域決定部 232 縮小率決定部 233 長さ決定部 234 幅決定部 241 ライン抽出部 242 ライン間引き部 243 縮小変換部 244 ライン送出部 245 ライン判定部 246 余白除去部 247 画素送出部 248 画素判定部 249 読出処理部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−284274(JP,A) 特開 平2−14382(JP,A) 特開 平6−36019(JP,A) 特開 昭63−202181(JP,A) 特開 平5−48872(JP,A) 特開 平6−83552(JP,A) 特開 平5−108816(JP,A) 特開 昭64−71267(JP,A) 特開 平5−40849(JP,A) 特開 平5−91270(JP,A) 特開 平5−274471(JP,A) 特開 昭64−71268(JP,A) 特開 平1−114988(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/387 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の読み取り結果を表す画像情報の入
    力に応じて、前記原稿に対応する二値イメージデータに
    対して適切な縮小変換を施した後、出力手段による二値
    イメージの出力処理に供する二値イメージ出力装置にお
    いて、 入力されるランレングス表現された画像情報に基づい
    て、前記画像情報に対応する二値イメージデータにおけ
    る黒画素の分布を副走査方向に積算することで得られる
    特徴に相当する前記黒画素の分布の特徴を評価する主特
    徴評価手段と、 前記主特徴評価手段による評価結果に基づいて、黒画素
    の分布が適切な閾値よりも少ない主走査方向の位置を判
    別し、各ラインにおいて該当する位置にある画素を副走
    査方向に累積して形成される領域を、黒画素の分布度数
    に基づく所定の規則に従って排除することにより、前記
    二値イメージデータを主走査方向に縮小変換する主縮小
    処理手段とを備え、 前記主特徴評価手段は、 1ライン分のランレングス符号が入力されるごとに、
    記1ライン分のランレングス符号で示される画素値の変
    点それぞれについて、各画素値の変化点に関する情報
    として、前記各変化点までのランレングス値の累積値で
    示される変化点の位置およびその位置において白ランか
    ら黒ランへあるいはその逆に変化したことをそれぞれ数
    値「1」あるいは数値「‐1」で示す変化の方向を抽出
    する抽出手段と、前記抽出手段によって各ラインについて抽出された画素
    値の変化点に関する情報を受け取り、画素値の変化の方
    向を表す数値を対応する変化位置で示される主走査方向
    の画素位置ごとに積算することにより、 前記抽出手段
    抽出した画素値の変化に関する情報を、前記原稿に対応
    する二値イメージデータのすべてのラインに渡って集計
    する集計手段と、 前記集計手段によって主走査方向の画素位置ごとに得ら
    れた集計結果の入力を受け、主走査方向の各画素位置ご
    とに、ラインの先頭から前記各画素の位置までの各画素
    に対応する集計結果を積分する積分手段と、 前記主走査方向の各画素の位置に対応して前記積分手段
    によって得られた積分結果を、前記主走査方向の各画素
    位置にある画素を副走査方向に累積して形成さ れる領域
    における黒画素の出現度数として保持し、これらの出現
    度数の分布を主走査方向に関する黒画素の分布の特徴を
    表す評価結果として出力する保持手段とを備えた構成で
    あることを特徴とする二値イメージ出力装置。
  2. 【請求項2】 原稿の読み取り結果を表す画像情報の入
    力に応じて、前記原稿に対応する二値イメージデータに
    対して適切な縮小変換を施した後、出力手段による二値
    イメージの出力処理に供する二値イメージ出力装置にお
    いて、 入力されるランレングス表現された画像情報に基づい
    て、前記画像情報に対応する二値イメージデータにおけ
    る黒画素の分布を副走査方向に積算することで得られる
    特徴に相当する前記黒画素の分布の特徴を評価する主特
    徴評価手段と、入力されるランレングス表現された画像情報に基づい
    て、 前記原稿に対応する二値イメージデータの各ライン
    において出現する黒画素の数を積算して得られる特徴に
    相当する前記黒画素の分布の特徴を評価する副特徴評価
    手段と、 前記副特徴評価手段による評価結果に基づいて、黒画素
    適切な閾値よりも多く分布しているラインが連続して
    いる有効な領域を前記原稿に対応する二値イメージデー
    タから漏れなく抽出する領域抽出手段と、前記領域抽出手段によって抽出される前記有効な領域そ
    れぞれについて 前記主特徴評価手段によって得られる
    価結果に基づいて、黒画素の分布が適切な閾値よりも
    ない前記主走査方向の位置をそれぞれ判別し、対応する
    前記有効な領域に含まれる各ラインにおいて該当する位
    置にある画素を副走査方向に連ねて形成される領域を、
    黒画素の分布度数に基づく所定の規則に従って排除する
    ことにより、前記二値イメージデータを主走査方向に縮
    小変換する主縮小処理手段とを備え、前記主特徴評価手段は、 1ライン分のランレングス符号が入力されるごとに、前
    記1ライン分のランレングス符号で示される画素値の変
    化点それぞれについて、各画素値の変化点に関する情報
    として、前記各変化点までのランレングス値の累積値で
    示される変化点の位置およびその位置において白ランか
    ら黒ランへあるいはその逆に変化したことをそれぞれ数
    値「1」あるいは数値「‐1」で示す変化の方向を抽出
    する抽出 手段と、 前記抽出手段によって各ラインについて抽出された画素
    値の変化点に関する情報を受け取り、画素値の変化の方
    向を表す数値を対応する変化位置で示される主走査方向
    の画素位置ごとに積算することにより、前記抽出手段が
    抽出した画素値の変化に関する情報を、前記原稿に対応
    する二値イメージデータのすべてのラインに渡って集計
    する集計手段と、 前記集計手段によって主走査方向の画素位置ごとに得ら
    れた集計結果の入力を受け、主走査方向の各画素位置ご
    とに、ラインの先頭から前記各画素の位置までの各画素
    に対応する集計結果を積分する積分手段と、 前記主走査方向の各画素の位置に対応して前記積分手段
    によって得られた積分結果を、前記主走査方向の各画素
    位置にある画素を副走査方向に累積して形成される領域
    における黒画素の出現度数として保持し、これらの出現
    度数の分布を主走査方向に関する黒画素の分布の特徴を
    表す評価結果として出力する保持手段とを備えた構成で
    ある ことを特徴とする二値イメージ出力装置。
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