JP3372997B2 - 灯器保守装置 - Google Patents
灯器保守装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、灯火用光線を射出する
ための射出窓が路上に表れるように路に埋め込まれて配
列された複数の灯火用灯器を保守するための灯器保守装
置に係り、特に滑走路上に埋め込まれた航空灯火用の灯
器の保守を行なう灯器保守装置に関する。
ための射出窓が路上に表れるように路に埋め込まれて配
列された複数の灯火用灯器を保守するための灯器保守装
置に係り、特に滑走路上に埋め込まれた航空灯火用の灯
器の保守を行なう灯器保守装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図39乃至図41に、道路等に埋め込ま
れて運転者等に目印となる位置を認識させるために灯火
用光線を射出する灯器20の概略構成を示す。灯器20
は灯火用光線を射出する光源5と、光源5から放出され
た光線を射出するためのプリズム面24とを備えてい
る。灯器20は、プリズム面24が航空路6の路上に表
れるように航空路6に埋め込まれ、ボルト7によって固
定されている。
れて運転者等に目印となる位置を認識させるために灯火
用光線を射出する灯器20の概略構成を示す。灯器20
は灯火用光線を射出する光源5と、光源5から放出され
た光線を射出するためのプリズム面24とを備えてい
る。灯器20は、プリズム面24が航空路6の路上に表
れるように航空路6に埋め込まれ、ボルト7によって固
定されている。
【0003】航空保安照明施設は、航空機の離陸・着陸
・走行を視覚的に援助し、航空の安全に重要な役割を果
たす施設であり、航空保安照明施設を維持・管理するた
めの灯器20のメンテナンスが極めて重要な業務となっ
ている。
・走行を視覚的に援助し、航空の安全に重要な役割を果
たす施設であり、航空保安照明施設を維持・管理するた
めの灯器20のメンテナンスが極めて重要な業務となっ
ている。
【0004】特に滑走路における灯器のメンテナンス作
業環境は、例えば飛行運行の少ない深夜から早朝の決め
られた時間内に、数百の灯器を数人で膝まづき、ウエス
とへらで清掃する作業、あるいはトルクレンチで1灯器
4〜8個あるボルトを一つ一つ増し締めするという大変
な作業である。
業環境は、例えば飛行運行の少ない深夜から早朝の決め
られた時間内に、数百の灯器を数人で膝まづき、ウエス
とへらで清掃する作業、あるいはトルクレンチで1灯器
4〜8個あるボルトを一つ一つ増し締めするという大変
な作業である。
【0005】また、空港の拡大に伴い作業対象となる灯
器が大幅に増加し、作業員の増強あるいは作業効率の向
上、が必至の事態となってきている。
器が大幅に増加し、作業員の増強あるいは作業効率の向
上、が必至の事態となってきている。
【0006】以下に従来の作業の流れの例を示す。まず
作業計画を立案する。日常点検、定期点検、精密点検に
分類した計画書にしたがって実施する。日常点検とは例
えば、プリズム清掃と配光測定車による配光測定を毎週
行う事、定期点検とは灯器の締め付け確認を数ケ月ごと
に行う事、精密点検とは灯器の取り替えを数ケ月ごとに
行う事、である。
作業計画を立案する。日常点検、定期点検、精密点検に
分類した計画書にしたがって実施する。日常点検とは例
えば、プリズム清掃と配光測定車による配光測定を毎週
行う事、定期点検とは灯器の締め付け確認を数ケ月ごと
に行う事、精密点検とは灯器の取り替えを数ケ月ごとに
行う事、である。
【0007】次に作業を準備する。作業計画にしたがっ
て打ち合わせ確認で作業予定を決定し、機材を搭載して
段取りを整える。
て打ち合わせ確認で作業予定を決定し、機材を搭載して
段取りを整える。
【0008】実際の作業に入るとまず移動がある。管制
塔と交信しながら移動し、順次巡回点検を行いながら作
業位置まで移動する。
塔と交信しながら移動し、順次巡回点検を行いながら作
業位置まで移動する。
【0009】実際の作業には、主に、プリズム清掃とボ
ルト増し締めと配光測定がある。プリズム面の清掃は、
まず数人程度の班に分かれ、洗浄液(グラスター)、ウ
エス、竹へらで清掃して行く。移動を含め1つの灯器あ
たり数分かかる。ボルト増し締め作業は、トルクレンチ
にて一箇所ごとに増し締めして行く。これも移動を含め
1つの灯器あたり数分かかる。配光測定は、移動測定と
静止測定があり、いずれも専用の配光測定車による。移
動測定では、1滑走路の中心塔全体でデータ処理時間を
含め数十分かかる。静止測定では、1つの灯器あたり数
分かかる。なおこの作業は霧・雨天では中止される。
ルト増し締めと配光測定がある。プリズム面の清掃は、
まず数人程度の班に分かれ、洗浄液(グラスター)、ウ
エス、竹へらで清掃して行く。移動を含め1つの灯器あ
たり数分かかる。ボルト増し締め作業は、トルクレンチ
にて一箇所ごとに増し締めして行く。これも移動を含め
1つの灯器あたり数分かかる。配光測定は、移動測定と
静止測定があり、いずれも専用の配光測定車による。移
動測定では、1滑走路の中心塔全体でデータ処理時間を
含め数十分かかる。静止測定では、1つの灯器あたり数
分かかる。なおこの作業は霧・雨天では中止される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の作
業では、ひざまづきながらの作業で作業環境が悪く、個
々の作業が全て人手に直接依存して行われていたため、
効率的でないという問題点があった。
業では、ひざまづきながらの作業で作業環境が悪く、個
々の作業が全て人手に直接依存して行われていたため、
効率的でないという問題点があった。
【0011】また、今後人手の確保が難しいことなどが
予想されるので、人手に全面的には依存しない効率的な
作業体系が求められていた。
予想されるので、人手に全面的には依存しない効率的な
作業体系が求められていた。
【0012】そこで本発明の目的は、作業環境が改善さ
れ、人手で行っていた作業を省力化して作業の効率を図
ることができる灯器保守装置を提供することができる。
れ、人手で行っていた作業を省力化して作業の効率を図
ることができる灯器保守装置を提供することができる。
【0013】上記灯器保守装置は、(1)灯器の射出窓
であるプリズム面の清掃機能の他に、(2)灯器のボル
ト増し締め機能や(3)灯器のプリズム清掃後の効果確
認機能を備えて、(4)無人運用を行うことが可能であ
り、作業環境を改善し、作業効率を向上させ、人間の補
助・代行を行うことができる。
であるプリズム面の清掃機能の他に、(2)灯器のボル
ト増し締め機能や(3)灯器のプリズム清掃後の効果確
認機能を備えて、(4)無人運用を行うことが可能であ
り、作業環境を改善し、作業効率を向上させ、人間の補
助・代行を行うことができる。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による灯器保守装置は、灯火用光線を射出
するための射出窓が路上に表れるように路に埋め込まれ
て配列された複数の灯火用灯器を保守するための灯器保
守装置であって、複数の灯火用灯器の画像情報から複数
の灯火用灯器の配列関係を検出して前記灯器に対して所
定の位置関係に位置するように移動する移動体と、前記
射出窓を洗浄するために前記移動体に搭載された洗浄手
段と、を備えたことを特徴とする。
めに、本発明による灯器保守装置は、灯火用光線を射出
するための射出窓が路上に表れるように路に埋め込まれ
て配列された複数の灯火用灯器を保守するための灯器保
守装置であって、複数の灯火用灯器の画像情報から複数
の灯火用灯器の配列関係を検出して前記灯器に対して所
定の位置関係に位置するように移動する移動体と、前記
射出窓を洗浄するために前記移動体に搭載された洗浄手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】また、灯器保守装置は、灯器の概略位置を
認識し位置決めする粗位置決め装置と、灯器の正確な位
置を認識し位置決めする精密位置決め装置と、灯器プリ
ズム面を洗浄する洗浄装置と、灯器を固定しているボル
トを締めるボルト締め装置と、灯器の性能を確認する灯
器検査装置と、より構成することが可能である。
認識し位置決めする粗位置決め装置と、灯器の正確な位
置を認識し位置決めする精密位置決め装置と、灯器プリ
ズム面を洗浄する洗浄装置と、灯器を固定しているボル
トを締めるボルト締め装置と、灯器の性能を確認する灯
器検査装置と、より構成することが可能である。
【0016】また、粗位置決め装置が、灯器から発せら
れる灯火の光を認識・処理することで計測する装置を有
すること、あるいは、あらかじめ複数個の灯器の配置地
図を記憶し静止衛星との交信でデータ補完して位置を割
り出す装置を有することを特徴としている。
れる灯火の光を認識・処理することで計測する装置を有
すること、あるいは、あらかじめ複数個の灯器の配置地
図を記憶し静止衛星との交信でデータ補完して位置を割
り出す装置を有することを特徴としている。
【0017】また、精密位置決め装置が、灯器の概ね同
一円上に配置された複数本のボルトの中心を認識・処理
することで計測する装置を有すること、あるいは、灯器
に特有な形状部分にガイドを位置合わせして計測する装
置を有することを特徴としている。
一円上に配置された複数本のボルトの中心を認識・処理
することで計測する装置を有すること、あるいは、灯器
に特有な形状部分にガイドを位置合わせして計測する装
置を有することを特徴としている。
【0018】また、プリズム洗浄装置が、洗浄液タンク
と高圧水供給装置と高圧空気タンクとノズルを有するこ
と、あるいは、ある軸まわりに回転する回転ブラシを有
すること、あるいは、複数本の柔軟な針状の毛が前後に
振動する振動ブラシを有すること、あるいは、概ねプリ
ズム面形状の切り欠き部を持つ薄板状へらあるいはすだ
れ状の切り込み部を持つ柔軟材料で構成されたへらを有
すること、あるいは、テープ状の布材とその大部分を内
部に保持する保持部とその一部のみ外表面にむき出しに
する凸部とテープを繰り送る搬送部からなるカートリッ
ジを有すること、あるいは、各々独立に弾性材で保持さ
れた複数本の直状針が並列状に配置された洗浄作業部を
有すること、あるいは、内部に液体あるいは気体を封印
しゴム状柔軟材料で風船形状に構成された洗浄作業部を
有することを特徴としている。また、ボルト締め装置
が、1つのナット・ランナーからなるボルト締め作業部
を有すること、あるいは、複数のナット・ランナーから
なるボルト締め作業部を有することを特徴としている。
と高圧水供給装置と高圧空気タンクとノズルを有するこ
と、あるいは、ある軸まわりに回転する回転ブラシを有
すること、あるいは、複数本の柔軟な針状の毛が前後に
振動する振動ブラシを有すること、あるいは、概ねプリ
ズム面形状の切り欠き部を持つ薄板状へらあるいはすだ
れ状の切り込み部を持つ柔軟材料で構成されたへらを有
すること、あるいは、テープ状の布材とその大部分を内
部に保持する保持部とその一部のみ外表面にむき出しに
する凸部とテープを繰り送る搬送部からなるカートリッ
ジを有すること、あるいは、各々独立に弾性材で保持さ
れた複数本の直状針が並列状に配置された洗浄作業部を
有すること、あるいは、内部に液体あるいは気体を封印
しゴム状柔軟材料で風船形状に構成された洗浄作業部を
有することを特徴としている。また、ボルト締め装置
が、1つのナット・ランナーからなるボルト締め作業部
を有すること、あるいは、複数のナット・ランナーから
なるボルト締め作業部を有することを特徴としている。
【0019】また、灯器検査装置が、灯火の画像データ
を正常時の画像情報と比較することで状態を判断するこ
とを特徴としている。
を正常時の画像情報と比較することで状態を判断するこ
とを特徴としている。
【0020】
【作用】路に埋め込まれて配列された複数の灯火用灯器
は路上に表れている射出窓から灯火用光線を射出してお
り、移動体は、各射出窓から射出される灯火用光線の配
列等を介して複数の灯火用灯器の配列関係を検出し、こ
れらの灯器に対して所定の位置関係に位置するように移
動し、移動体を灯器に対して所定の位置関係にある状態
で洗浄手段により射出窓を洗浄する。一つの洗浄窓の洗
浄を終えたら、次の作業対象となる灯器の位置へ移動体
が移動し、灯器の射出窓の洗浄を繰り返す。
は路上に表れている射出窓から灯火用光線を射出してお
り、移動体は、各射出窓から射出される灯火用光線の配
列等を介して複数の灯火用灯器の配列関係を検出し、こ
れらの灯器に対して所定の位置関係に位置するように移
動し、移動体を灯器に対して所定の位置関係にある状態
で洗浄手段により射出窓を洗浄する。一つの洗浄窓の洗
浄を終えたら、次の作業対象となる灯器の位置へ移動体
が移動し、灯器の射出窓の洗浄を繰り返す。
【0021】また、洗浄手段の他に、灯器のボルト増し
締め機能手段やプリズム清掃後の効果確認機能手段等を
移動体に搭載することにより、灯器のボルト増し締めや
プリズム面の洗浄の程度等の確認作業も合わせて行うこ
とが可能となる。
締め機能手段やプリズム清掃後の効果確認機能手段等を
移動体に搭載することにより、灯器のボルト増し締めや
プリズム面の洗浄の程度等の確認作業も合わせて行うこ
とが可能となる。
【0022】
(0)灯器保守装置の全体構成
本発明による灯器保守装置の実施例の全体の概略構成を
図1に示す。また、装置全体のブロック図を図2に、装
置の全体動作のフローチャートを図3に示す。
図1に示す。また、装置全体のブロック図を図2に、装
置の全体動作のフローチャートを図3に示す。
【0023】図1乃至図3に示すように、灯器保守装置
は、車両等の移動体である本体1と、本体1を灯器20
に対して所定の位置関係になるように位置決めするため
の粗位置決め装置100と、粗位置決め装置100によ
り車両を位置決めした状態で作業用ロボット・アーム等
を灯器20に対して位置決めする精密位置決め装置20
0と、灯器20の射出窓としてのプリズム面24を洗浄
するためのプリズム面洗浄装置300と、灯器20のボ
ルト7のボルト頭部21を増し締めするためのボルト締
め装置400と、プリズム面24が必要な程度に洗浄さ
れたか否かを検査する灯器検査装置500と、粗位置決
め装置100、精密位置決め装置200、プリズム面洗
浄装置300、ボルト締め装置400および灯器検査装
置500の各々に取り付けられて計算機を統括するため
の統括制御装置600とを備えている。
は、車両等の移動体である本体1と、本体1を灯器20
に対して所定の位置関係になるように位置決めするため
の粗位置決め装置100と、粗位置決め装置100によ
り車両を位置決めした状態で作業用ロボット・アーム等
を灯器20に対して位置決めする精密位置決め装置20
0と、灯器20の射出窓としてのプリズム面24を洗浄
するためのプリズム面洗浄装置300と、灯器20のボ
ルト7のボルト頭部21を増し締めするためのボルト締
め装置400と、プリズム面24が必要な程度に洗浄さ
れたか否かを検査する灯器検査装置500と、粗位置決
め装置100、精密位置決め装置200、プリズム面洗
浄装置300、ボルト締め装置400および灯器検査装
置500の各々に取り付けられて計算機を統括するため
の統括制御装置600とを備えている。
【0024】図4乃至図11に示すように、粗位置決め
装置100は主にCCDカメラ・センサ102および全
方向駆動機構106および制御計算機107よりなり、
精密位置決め装置200は主にCCDカメラ・センサ2
01および曇台202および制御計算機205よりな
り、プリズム面洗浄装置300は主に洗浄作業部301
および作業用ロボット・アーム302および制御計算機
309よりなり、ボルト締め装置400は主にボルト締
め作業部401および作業用ロボット・アーム402お
よび制御計算機406よりなり、灯器検査装置500は
主にCCDカメラ・センサ501および作業用ロボット
・アーム502および制御計算機503よりなる。統括
制御装置600は、制御計算機107、制御計算機20
5、制御計算機309、制御計算機406および制御計
算機503を監視し全体を制御する。
装置100は主にCCDカメラ・センサ102および全
方向駆動機構106および制御計算機107よりなり、
精密位置決め装置200は主にCCDカメラ・センサ2
01および曇台202および制御計算機205よりな
り、プリズム面洗浄装置300は主に洗浄作業部301
および作業用ロボット・アーム302および制御計算機
309よりなり、ボルト締め装置400は主にボルト締
め作業部401および作業用ロボット・アーム402お
よび制御計算機406よりなり、灯器検査装置500は
主にCCDカメラ・センサ501および作業用ロボット
・アーム502および制御計算機503よりなる。統括
制御装置600は、制御計算機107、制御計算機20
5、制御計算機309、制御計算機406および制御計
算機503を監視し全体を制御する。
【0025】<1> 粗位置決め装置100の詳細(<
1・0>画像認識の利用) 実施例における粗位置決め装置100の詳細を、図4お
よび図5を用いて説明する。
1・0>画像認識の利用) 実施例における粗位置決め装置100の詳細を、図4お
よび図5を用いて説明する。
【0026】具体例として、任意の位置にある本体1
が、滑走路面上から中央灯器20を発見して粗位置決め
する手順を詳しく述べる。
が、滑走路面上から中央灯器20を発見して粗位置決め
する手順を詳しく述べる。
【0027】図4(1)に示すように、本体1の前面上
部には、旋回と曲げの2自由度をもつ曇台101を介し
て、灯器検出用CCDカメラ102が具備されている。
滑走路の中央灯器20は滑走路の中央に一直線上に等間
隔に配置されその間隔は30[m]であることは予め判
っている。
部には、旋回と曲げの2自由度をもつ曇台101を介し
て、灯器検出用CCDカメラ102が具備されている。
滑走路の中央灯器20は滑走路の中央に一直線上に等間
隔に配置されその間隔は30[m]であることは予め判
っている。
【0028】ただし中央灯器20の放射光は方向性が強
く、滑走路の長手方向から眺めるとその放射される光を
見ることができるが、真横からだとその光の帯もまった
く見えなくなってしまうので、真横から見ることを避け
る必要がある。
く、滑走路の長手方向から眺めるとその放射される光を
見ることができるが、真横からだとその光の帯もまった
く見えなくなってしまうので、真横から見ることを避け
る必要がある。
【0029】曇台101を水平面内で旋回しあるいはさ
らに上下方向に曲げ動作することにより、CCDカメラ
102より得られる画像面上に一直線上に並んだ複数の
少なくとも3点の光点を得られるまで走査を繰り返す。
らに上下方向に曲げ動作することにより、CCDカメラ
102より得られる画像面上に一直線上に並んだ複数の
少なくとも3点の光点を得られるまで走査を繰り返す。
【0030】少なくとも3点の光点が得られたら、この
光列の水平面に対する角度およびそれら連続する3点の
それぞれの間隔より、滑走路の長手方向に対するCCD
カメラ102の方向および中央灯器20の列までの距
離、さらには、最も近い中央灯器20の本体1に対する
相対的な位置を、制御計算機13は、算出することがで
きる。
光列の水平面に対する角度およびそれら連続する3点の
それぞれの間隔より、滑走路の長手方向に対するCCD
カメラ102の方向および中央灯器20の列までの距
離、さらには、最も近い中央灯器20の本体1に対する
相対的な位置を、制御計算機13は、算出することがで
きる。
【0031】本体1は、4組の全方向駆動機構103に
より支えられている。この全方向駆動機構103は、ひ
とつの車輪104が走行用駆動機構105とステアリン
グ用駆動機構106とシリアルに接続されており、それ
ぞれを別々に駆動することで位置と方向を独立に制御で
きることから、4組の全方向駆動機構を組み合わせて制
御することにより本体1を自由に位置・方向を移動でき
る。
より支えられている。この全方向駆動機構103は、ひ
とつの車輪104が走行用駆動機構105とステアリン
グ用駆動機構106とシリアルに接続されており、それ
ぞれを別々に駆動することで位置と方向を独立に制御で
きることから、4組の全方向駆動機構を組み合わせて制
御することにより本体1を自由に位置・方向を移動でき
る。
【0032】灯器20の列の画像から算出された、一番
近い中央灯器20の位置と方向に関する情報に基づき、
制御計算機107が軌道計画をたて、本体1を一番近い
中央灯器20上まで移動させる。
近い中央灯器20の位置と方向に関する情報に基づき、
制御計算機107が軌道計画をたて、本体1を一番近い
中央灯器20上まで移動させる。
【0033】このとき前述の光列の発見および算出を適
宜繰り返すことにより、確実に最も近い中央灯器20の
上まで移動させる。
宜繰り返すことにより、確実に最も近い中央灯器20の
上まで移動させる。
【0034】さらに本体1の腹部下には、図4(3)に
示すように、粗位置決め用のラインセンサ108,10
9を設けている。これは多数のLEDセンサを一列に配
置したものを2組108,109直交する方向に設置し
たものである。
示すように、粗位置決め用のラインセンサ108,10
9を設けている。これは多数のLEDセンサを一列に配
置したものを2組108,109直交する方向に設置し
たものである。
【0035】それぞれのLEDセンサは鉛直下方向の照
度を監視しており、ある値以上の照度に反応する。
度を監視しており、ある値以上の照度に反応する。
【0036】反応したLEDセンサの数と位置により、
目的とする中央灯器20の放射光の2次元的な位置を、
制御計算機107は算出できる。
目的とする中央灯器20の放射光の2次元的な位置を、
制御計算機107は算出できる。
【0037】この算出結果に基づき、図4(2)に示す
ように、全方向駆動機構103を制御計算機107は制
御し、目的とする中央灯器20の位置に対して本体1を
位置決めすることができる。
ように、全方向駆動機構103を制御計算機107は制
御し、目的とする中央灯器20の位置に対して本体1を
位置決めすることができる。
【0038】全方向駆動機構103による移動が終了し
た後、アウト・リガー10aを下方に突き出し、本体1
を地上より浮かせることで、本体1と灯器20の相対位
置関係を固定する。
た後、アウト・リガー10aを下方に突き出し、本体1
を地上より浮かせることで、本体1と灯器20の相対位
置関係を固定する。
【0039】<2> 精密位置決め装置200の詳細
(<2・0>画像処理) 実施例における精密位置決め装置200の詳細を、図6
を用いて説明する。
(<2・0>画像処理) 実施例における精密位置決め装置200の詳細を、図6
を用いて説明する。
【0040】本体1の床面の中央部には、作業用の開口
部があり、その上方天井には旋回203と曲げ204の
2自由度を持つ曇台202を介して、精密位置決め用の
CCDカメラ201が配置されている。
部があり、その上方天井には旋回203と曲げ204の
2自由度を持つ曇台202を介して、精密位置決め用の
CCDカメラ201が配置されている。
【0041】CCDカメラ201は灯器20を鉛直上方
からみおろす状態となる。制御計算機205は、CCD
カメラ201より取り込まれた画像情報を特徴抽出法に
より処理する。
からみおろす状態となる。制御計算機205は、CCD
カメラ201より取り込まれた画像情報を特徴抽出法に
より処理する。
【0042】具体的にはまず特徴点としてM10のボル
ト頭部21を4点発見する。次に画面状の4点間の距離
や角度を計測し、本体1と灯器20との相対的な角度関
係を算出することができる。
ト頭部21を4点発見する。次に画面状の4点間の距離
や角度を計測し、本体1と灯器20との相対的な角度関
係を算出することができる。
【0043】画像上の4点間の距離を一致させるよう
に、曇台202の旋回203と曲げ204の2自由度を
動作させることで、本体1からみた画像が灯器20に平
行となるようにする。これらの操作の後、4点の中心を
灯器20の中央位置と定める。
に、曇台202の旋回203と曲げ204の2自由度を
動作させることで、本体1からみた画像が灯器20に平
行となるようにする。これらの操作の後、4点の中心を
灯器20の中央位置と定める。
【0044】さらに、発生する照射光の出口としての切
り欠き部22は、灯器20本体の上面部23と輝度がま
ったく異なるため、CCDカメラ201による画面上の
部分による輝度変化により、切り欠き部分22の位置、
プリズム24の位置などを高い精度で算出できる。
り欠き部22は、灯器20本体の上面部23と輝度がま
ったく異なるため、CCDカメラ201による画面上の
部分による輝度変化により、切り欠き部分22の位置、
プリズム24の位置などを高い精度で算出できる。
【0045】<3>プリズム面洗浄装置300の詳細
(<3・0>振動式) 実施例におけるプリズム面洗浄装置300の詳細を、図
7および図8を用いて説明する。図7(1)に示すよう
に、プリズム面洗浄装置300は、洗浄作業部301お
よび作業用ロボット・アーム302を備えている。
(<3・0>振動式) 実施例におけるプリズム面洗浄装置300の詳細を、図
7および図8を用いて説明する。図7(1)に示すよう
に、プリズム面洗浄装置300は、洗浄作業部301お
よび作業用ロボット・アーム302を備えている。
【0046】洗浄作業部301は、複数本の柔軟な針状
の接触子303がおおむね長方形に束ねられ、さらにそ
の端面がおおむねプリズム面24の形状となるようにカ
ットされ、圧電アクチュエータ304と変位拡大機構3
05により前後に高周波で振動する実洗浄部306と、
本体1に搭載されたコンプレッサよりホース307を介
して高圧エアーが供給されるノズル308よりなる仕上
げ作業部309と、で構成されている。
の接触子303がおおむね長方形に束ねられ、さらにそ
の端面がおおむねプリズム面24の形状となるようにカ
ットされ、圧電アクチュエータ304と変位拡大機構3
05により前後に高周波で振動する実洗浄部306と、
本体1に搭載されたコンプレッサよりホース307を介
して高圧エアーが供給されるノズル308よりなる仕上
げ作業部309と、で構成されている。
【0047】作業用ロボット・アーム302は、垂直多
関節型の基本3自由度と手首部の3自由度とからなって
おり、その先端に6軸力センサ30aを介して洗浄作業
部301を装着している。図7(2)に、洗浄作業部3
01を拡大して示す。
関節型の基本3自由度と手首部の3自由度とからなって
おり、その先端に6軸力センサ30aを介して洗浄作業
部301を装着している。図7(2)に、洗浄作業部3
01を拡大して示す。
【0048】前述の手順で、灯器20上に本体1を位置
決めし、精密位置測定も終了した後、図8に示すプリズ
ム面洗浄作業の過程に入る。
決めし、精密位置測定も終了した後、図8に示すプリズ
ム面洗浄作業の過程に入る。
【0049】本体1の移動時は、作業用ロボット・アー
ム302は折り畳まれた状態で、移動時の振動を受けに
くい形態で収納されている。
ム302は折り畳まれた状態で、移動時の振動を受けに
くい形態で収納されている。
【0050】先端に洗浄作業部301を装着した作業用
ロボット・アーム302を展開し、本体1の床面の開口
部を通って、実洗浄部306を灯器20上の切り欠き部
22からプリズム面24に接近させる。
ロボット・アーム302を展開し、本体1の床面の開口
部を通って、実洗浄部306を灯器20上の切り欠き部
22からプリズム面24に接近させる。
【0051】作業用ロボット・アーム302は、制御装
置309により動作制御されるが、精密位置測定結果に
基づき洗浄作業部301の向きを合わせ、6軸力センサ
30aから測定される押しつけ力の方向で洗浄作業部3
01の向きを微妙に調整し、押しつけ力が所定の力(た
とえば2[kgf])となるように、作業用ロボット・アーム
302を動作させる。プリズム面24に対する所定の方
向に所定の押しつけ力が得られるように作業用ロボット
・アーム302が位置決めできたら、作業用ロボット・
アーム302はその位置で(サーボ・ロックあるいは各
自由度におけるブレーキ作動により)固定する。
置309により動作制御されるが、精密位置測定結果に
基づき洗浄作業部301の向きを合わせ、6軸力センサ
30aから測定される押しつけ力の方向で洗浄作業部3
01の向きを微妙に調整し、押しつけ力が所定の力(た
とえば2[kgf])となるように、作業用ロボット・アーム
302を動作させる。プリズム面24に対する所定の方
向に所定の押しつけ力が得られるように作業用ロボット
・アーム302が位置決めできたら、作業用ロボット・
アーム302はその位置で(サーボ・ロックあるいは各
自由度におけるブレーキ作動により)固定する。
【0052】さらにその状態で洗浄作業部301の圧電
アクチュエータ304に通電し、複数本の接触子303
を高周波に振動させることで、航空機のゴム・タイヤな
どによるプリズム面24への付着物をこそぎ落とす。
アクチュエータ304に通電し、複数本の接触子303
を高周波に振動させることで、航空機のゴム・タイヤな
どによるプリズム面24への付着物をこそぎ落とす。
【0053】こそぎ落とした汚物は、チェック弁を切り
替えることでコンプレッサからホース307、ノズル3
08への流路を作り、ノズル308より噴出される高圧
エアーで吹き飛ばされる。
替えることでコンプレッサからホース307、ノズル3
08への流路を作り、ノズル308より噴出される高圧
エアーで吹き飛ばされる。
【0054】<4> ボルト締め装置400の詳細(<
4・0>ひとつずつ) 実施例におけるボルト締め装置400の詳細を、図9お
よび図10を用いて説明する。ボルト締め装置400
は、ボルト締め作業部401および作業用ロボット・ア
ーム402を備えている。
4・0>ひとつずつ) 実施例におけるボルト締め装置400の詳細を、図9お
よび図10を用いて説明する。ボルト締め装置400
は、ボルト締め作業部401および作業用ロボット・ア
ーム402を備えている。
【0055】ボルト締め作業部401は、一本のナット
・ランナー403よりなる。作業用ロボット・アーム4
02は、水平多関節型(スカラ型)の基本3自由度と手
首部の3自由度とからなっており、その先端に6軸力セ
ンサ404を介してボルト締め作業部401を装着して
いる。
・ランナー403よりなる。作業用ロボット・アーム4
02は、水平多関節型(スカラ型)の基本3自由度と手
首部の3自由度とからなっており、その先端に6軸力セ
ンサ404を介してボルト締め作業部401を装着して
いる。
【0056】本体1の移動時には、作業用ロボット・ア
ーム402は折り畳まれた状態で、移動時の振動を受け
にくい形態で収納されている。
ーム402は折り畳まれた状態で、移動時の振動を受け
にくい形態で収納されている。
【0057】前述の手順で、対象とする灯器20に本体
1を位置決めし、精密位置測定も終了した後、図10に
示すボルト締め作業の過程に入る。
1を位置決めし、精密位置測定も終了した後、図10に
示すボルト締め作業の過程に入る。
【0058】先端にボルト締め作業部401を装着した
作業用ロボット・アーム402を展開し、本体1の床面
の開口部を通って、ナット・ランナー403を灯器20
の上方からボルト頭部21の一つに接近させる。
作業用ロボット・アーム402を展開し、本体1の床面
の開口部を通って、ナット・ランナー403を灯器20
の上方からボルト頭部21の一つに接近させる。
【0059】このとき作業用ロボット・アーム402
は、制御装置406により動作制御されるのであるが、
精密位置測定結果に基づき、ナット・ランナー401の
向きを灯器20と鉛直に合わせ、ナット・ランナー40
1がボルト頭部21にはまるように、ゆっくりと下方に
降ろして行く。
は、制御装置406により動作制御されるのであるが、
精密位置測定結果に基づき、ナット・ランナー401の
向きを灯器20と鉛直に合わせ、ナット・ランナー40
1がボルト頭部21にはまるように、ゆっくりと下方に
降ろして行く。
【0060】ナット・ランナー401の接続部分はフレ
キシブル・ジョイント405で構成されているため、あ
る程度のズレでもボルト頭部21をはめ込むことは可能
であるが、6軸力センサ404から測定される押しつけ
力の方向でボルト締め作業部401の向きを微妙に調整
し、また押しつけ力が所定の力(例えば0.5[kgf])と
なるまで、作業用ロボット・アーム402を動作させ
る。
キシブル・ジョイント405で構成されているため、あ
る程度のズレでもボルト頭部21をはめ込むことは可能
であるが、6軸力センサ404から測定される押しつけ
力の方向でボルト締め作業部401の向きを微妙に調整
し、また押しつけ力が所定の力(例えば0.5[kgf])と
なるまで、作業用ロボット・アーム402を動作させ
る。
【0061】ボルト頭部21にはめ込む作業が成功した
かどうかは、ナット・ランナー403を低速度で回転さ
せて、その反力が大きいか小さいかでわかる。また作業
用ロボット・アーム402を水平面内に微妙に動作させ
その反力を調べることでも確認できる。はめ込みが成功
したことを確認した後、ナット・ランナー403の動作
でボルトの増し締め作業を行う。これを4回繰り返すこ
とで、すべてのボルト増し締め作業を行うことができ
る。
かどうかは、ナット・ランナー403を低速度で回転さ
せて、その反力が大きいか小さいかでわかる。また作業
用ロボット・アーム402を水平面内に微妙に動作させ
その反力を調べることでも確認できる。はめ込みが成功
したことを確認した後、ナット・ランナー403の動作
でボルトの増し締め作業を行う。これを4回繰り返すこ
とで、すべてのボルト増し締め作業を行うことができ
る。
【0062】本実施例では、ナット・ランナー403を
一組のみで構成しているため、4つのボルト締め作業を
行うためには位置決め動作を4度行わなければならない
が、複数のボルト頭部に同時に複数組のナット・ランナ
ーをチェックするのは制御が複雑になるのに対し、動作
自由度の数が少ないので制御が容易となる。さらに高額
なナット・ランナーを複数本用意しなくても良い、など
の利点もある。なお、複数のボルト頭部に同時に複数組
のナット・ランナーを設けることも可能である。
一組のみで構成しているため、4つのボルト締め作業を
行うためには位置決め動作を4度行わなければならない
が、複数のボルト頭部に同時に複数組のナット・ランナ
ーをチェックするのは制御が複雑になるのに対し、動作
自由度の数が少ないので制御が容易となる。さらに高額
なナット・ランナーを複数本用意しなくても良い、など
の利点もある。なお、複数のボルト頭部に同時に複数組
のナット・ランナーを設けることも可能である。
【0063】<5> 灯器検査装置50の詳細(<5・
0>画像処理<1>+外部) 実施例における灯器検査装置500の詳細を、図11を
用いて説明する。灯器検査装置500は、主に、本体1
の上に固定された灯器中心位置決め用の作業用ロボット
・アーム502、その先端に接続されたCCDカメラ・
センサ501、および得られた画像情報を処理する制御
計算機503とから構成され、灯器20のプリズム面2
4の汚損状態あるいは光源の劣化状態を判定するもので
ある。
0>画像処理<1>+外部) 実施例における灯器検査装置500の詳細を、図11を
用いて説明する。灯器検査装置500は、主に、本体1
の上に固定された灯器中心位置決め用の作業用ロボット
・アーム502、その先端に接続されたCCDカメラ・
センサ501、および得られた画像情報を処理する制御
計算機503とから構成され、灯器20のプリズム面2
4の汚損状態あるいは光源の劣化状態を判定するもので
ある。
【0064】上述の精密位置決め装置からの位置情報を
もとに、光源中心がCCDカメラ・センサ501の中心
で、かつ光源中心から例えば30[cm]離れた位置にくる
ように、ロボット・アーム502を移動させる。
もとに、光源中心がCCDカメラ・センサ501の中心
で、かつ光源中心から例えば30[cm]離れた位置にくる
ように、ロボット・アーム502を移動させる。
【0065】あらかじめ制御計算機503内に、データ
・ベースとして、中央から画像辺縁に向かっての階調の
変化パターンを持っている。
・ベースとして、中央から画像辺縁に向かっての階調の
変化パターンを持っている。
【0066】取り込まれた画像情報をこのきれいなプリ
ズムのパターンと比較し、評価関数を用いてある範囲内
に入っていれば、作業効果が上がったことを確認でき
る。
ズムのパターンと比較し、評価関数を用いてある範囲内
に入っていれば、作業効果が上がったことを確認でき
る。
【0067】なお、灯器20の灯火25(電灯のフィラ
メント)が劣化してきた場合は、このパターンがきれい
なパターンに比べて歪むことにより、その劣化の度合い
を定量的に判断でき、その位置をメモリーしておくこと
で、後で作業者に知らせることができる。
メント)が劣化してきた場合は、このパターンがきれい
なパターンに比べて歪むことにより、その劣化の度合い
を定量的に判断でき、その位置をメモリーしておくこと
で、後で作業者に知らせることができる。
【0068】<6> 全体制御装置60の詳細
実施例における動作アルゴリズムの詳細を、図12を用
いて説明する。一つの灯器に対して作業を終えた本体1
は、他の複数の灯器に対して、以後次のアルゴリズムで
動作を続ける。
いて説明する。一つの灯器に対して作業を終えた本体1
は、他の複数の灯器に対して、以後次のアルゴリズムで
動作を続ける。
【0069】滑走路の中央路に配列された中央灯26の
みの作業の場合には、本体1を前進あるいは後退させる
のみで、1本の滑走路状の中央灯26すべてに対して作
業できる。
みの作業の場合には、本体1を前進あるいは後退させる
のみで、1本の滑走路状の中央灯26すべてに対して作
業できる。
【0070】中央灯26から肋骨のように配置されてい
る接地帯灯27に対しても作業する場合には、中央灯2
6からの相対的な配置はあらかじめ分かっているので、
図12(1)に示すような経路をとることで、短時間に
効率的に作業を遂行できる。本体1は、図12(2)に
示すように例えば4輪独立駆動できるものである。また
図12(3)に示すように本体1は通常の乗用車の形状
をしていてもよい。
る接地帯灯27に対しても作業する場合には、中央灯2
6からの相対的な配置はあらかじめ分かっているので、
図12(1)に示すような経路をとることで、短時間に
効率的に作業を遂行できる。本体1は、図12(2)に
示すように例えば4輪独立駆動できるものである。また
図12(3)に示すように本体1は通常の乗用車の形状
をしていてもよい。
【0071】次に、以下に上述した装置の変形例を説明
する。
する。
【0072】(1) 粗位置決め装置の変形例
実施例に示した粗位置決め装置100の変形例を説明す
る。
る。
【0073】<1・1> 第1の変形例(カー・ナビゲ
ーション・システムの利用) 粗位置決め装置100の第1・1の変形例である粗位置
決め装置110は、図13にその概略を示すように、主
に、通信アンテナ111と、制御計算機112とを備え
ている。
ーション・システムの利用) 粗位置決め装置100の第1・1の変形例である粗位置
決め装置110は、図13にその概略を示すように、主
に、通信アンテナ111と、制御計算機112とを備え
ている。
【0074】通信衛星113が出力する電波をキャッチ
し、自分の位置を認識すると同時に、目標の灯器への移
動経路を算出する。
し、自分の位置を認識すると同時に、目標の灯器への移
動経路を算出する。
【0075】絶対位置の認識が可能という利点がある。
【0076】また、路上の定められた位置に別の通信ア
ンテナを設置すれば、位置精度がさらに向上する。
ンテナを設置すれば、位置精度がさらに向上する。
【0077】<1・2> 第2の変形例(地図とジャイ
ロの利用) 粗位置決め装置100の第1・2の変形例である粗位置
決め装置120は、図14にその概略を示すように、主
に、3次元ジャイロ121と、制御計算機122とを備
えている。
ロの利用) 粗位置決め装置100の第1・2の変形例である粗位置
決め装置120は、図14にその概略を示すように、主
に、3次元ジャイロ121と、制御計算機122とを備
えている。
【0078】基準位置に本体1を置き、スタートさせる
と制御計算機122内のメモリ上の内部地図を参照しな
がら移動する。
と制御計算機122内のメモリ上の内部地図を参照しな
がら移動する。
【0079】滑走路面上に設置する位置補正用反射ボー
ル123、あるいは金属テープ124により位置精度が
向上できる。
ル123、あるいは金属テープ124により位置精度が
向上できる。
【0080】比較的安価に構成できる利点がある。
【0081】<1・3> 第3の変形例(金属探知セン
サの利用) 粗位置決め装置100の第1・3の変形例である粗位置
決め装置130は、図15にその概略を示すように、主
に、渦電流型の近接センサよりなり、本体1床面下に列
状に配置されたる金属センサ131と、制御計算機13
2とを備えている。
サの利用) 粗位置決め装置100の第1・3の変形例である粗位置
決め装置130は、図15にその概略を示すように、主
に、渦電流型の近接センサよりなり、本体1床面下に列
状に配置されたる金属センサ131と、制御計算機13
2とを備えている。
【0082】中央灯など一直線上に存在する事がわかっ
ており、次々と移動しながら作業するには容易な方法で
ある。
ており、次々と移動しながら作業するには容易な方法で
ある。
【0083】<1・4> 第4の変形例(操縦型=操縦
装置+モニタ画面) 粗位置決め装置100の第1・4の変形例である粗位置
決め装置140は、図16にその概略を示すように、主
に、操縦装置141と、制御計算機142とを備えてい
る。
装置+モニタ画面) 粗位置決め装置100の第1・4の変形例である粗位置
決め装置140は、図16にその概略を示すように、主
に、操縦装置141と、制御計算機142とを備えてい
る。
【0084】人間が視覚により確認しながら操縦装置1
41で本体を移動させるので、誤りがないという利点が
ある。
41で本体を移動させるので、誤りがないという利点が
ある。
【0085】(2) 精密位置決め装置の変形例
実施例に示した精密位置決め装置200の変形例を説明
する。 <2・1> 第1の変形例(機械的ガイドピン方式) 精密位置決め装置200の第2・1の変形例である精密
位置決め装置210を、図17および図18に示す。図
17(1)に示すように、精密位置決め装置210は、
主に、精密位置決め用治具211と、計測用ロボット・
アーム212と、制御計算機213とを備えている。
する。 <2・1> 第1の変形例(機械的ガイドピン方式) 精密位置決め装置200の第2・1の変形例である精密
位置決め装置210を、図17および図18に示す。図
17(1)に示すように、精密位置決め装置210は、
主に、精密位置決め用治具211と、計測用ロボット・
アーム212と、制御計算機213とを備えている。
【0086】さらに精密位置決め用治具211は、図1
7(2)に示すように、直径5[mm]の円柱形の2本のガ
イドピン213,214と、これらを平行状態のまま鉛
直に把持し、その間隔を80[mm]から30[mm]の間に適
宜調整可能な平行スライド部215よりなる。
7(2)に示すように、直径5[mm]の円柱形の2本のガ
イドピン213,214と、これらを平行状態のまま鉛
直に把持し、その間隔を80[mm]から30[mm]の間に適
宜調整可能な平行スライド部215よりなる。
【0087】2本のガイドピン213,214は上下動
作可能なリニア・ガイド216,217で平行スライド
部215に接続され、さらに上端はある中立点でそれぞ
れ弾性バネ218,219で支えられ、またその下方に
はそれぞれキャスタ21a,21bが接続されている。
作可能なリニア・ガイド216,217で平行スライド
部215に接続され、さらに上端はある中立点でそれぞ
れ弾性バネ218,219で支えられ、またその下方に
はそれぞれキャスタ21a,21bが接続されている。
【0088】この精密位置決め用治具211は、6軸力
センサ21cを介して、計測用ロボット・アーム212
の先端に接続されている。
センサ21cを介して、計測用ロボット・アーム212
の先端に接続されている。
【0089】前述の粗位置決め装置により、図17
(3)に示すように、灯器20のプリズム面24の大ま
かな位置は計測されている。
(3)に示すように、灯器20のプリズム面24の大ま
かな位置は計測されている。
【0090】そこで、図17に示す工程に従って、ガイ
ドピン213,214の間隔を80[mm]に設定し、放射
光の出口付近の滑走路面上に、計測用ロボット・アーム
212を操作してガイドピン213,214を降ろす。
以後計測用ロボット・アーム212はガイドピン21
3,214の下方への押しつけ力がある一定値、例えば
1[kgf]となるように、6軸力センサ21cからの検出
値に基づき制御する。
ドピン213,214の間隔を80[mm]に設定し、放射
光の出口付近の滑走路面上に、計測用ロボット・アーム
212を操作してガイドピン213,214を降ろす。
以後計測用ロボット・アーム212はガイドピン21
3,214の下方への押しつけ力がある一定値、例えば
1[kgf]となるように、6軸力センサ21cからの検出
値に基づき制御する。
【0091】精密位置決め用治具2a1におけるガイド
ピン213,214の間隔を80[mm]に保ったまま、放
射光の軸に沿って、灯器20に近づく方向に、計測用ロ
ボット・アーム212を一定速度で動作させる。
ピン213,214の間隔を80[mm]に保ったまま、放
射光の軸に沿って、灯器20に近づく方向に、計測用ロ
ボット・アーム212を一定速度で動作させる。
【0092】ガイドピン213,214底のキャスタ2
1a,21bが路面を滑り、なめらかに水平方向に移動
し始める。
1a,21bが路面を滑り、なめらかに水平方向に移動
し始める。
【0093】しばらく動作を続け灯器20の切り欠き部
22上に乗ると、ガイドピン213,214は灯器2の
光路の両側面にガイド壁26に突き当たり、6軸力セン
サ21cは水平方向の反力を検出する。
22上に乗ると、ガイドピン213,214は灯器2の
光路の両側面にガイド壁26に突き当たり、6軸力セン
サ21cは水平方向の反力を検出する。
【0094】この作業反力が0[kgf]となるように、ガ
イドピン213,214の間隔を平行スライド部215
で調整しながら、水平面内移動を続ける。
イドピン213,214の間隔を平行スライド部215
で調整しながら、水平面内移動を続ける。
【0095】精密位置決め用治具211の向きは、6軸
力センサ21cより検出される反力モーメントが0とな
る方向に適宜変更するように制御される。
力センサ21cより検出される反力モーメントが0とな
る方向に適宜変更するように制御される。
【0096】精密位置決め用治具211の水平面内での
移動方向は、あくまでも2本のガイドピン213,21
4と垂直な方向である。
移動方向は、あくまでも2本のガイドピン213,21
4と垂直な方向である。
【0097】これらの制御を繰り返してゆくと、2本の
ガイドピン213,214の間隔を狭めても、6軸力セ
ンサ21cより検出される水平方向の並進力が小さくな
らない状態になり、これがプリズム面24に突き当たっ
た状態である。
ガイドピン213,214の間隔を狭めても、6軸力セ
ンサ21cより検出される水平方向の並進力が小さくな
らない状態になり、これがプリズム面24に突き当たっ
た状態である。
【0098】このときの計測用ロボット・アーム212
の内部センサ(各関節のポテンショメータなど)によ
り、本体1に対するプリズム面214の正確な位置を知
ることができる。次にプリズム面洗浄作業を行うなら、
洗浄作業部が2本のガイドピン213,214の間に来
るように位置決めしてやれば良い。
の内部センサ(各関節のポテンショメータなど)によ
り、本体1に対するプリズム面214の正確な位置を知
ることができる。次にプリズム面洗浄作業を行うなら、
洗浄作業部が2本のガイドピン213,214の間に来
るように位置決めしてやれば良い。
【0099】なお、この計測用ロボット・アーム212
は、他の作業用ロボット・アームと兼用としても良い。
は、他の作業用ロボット・アームと兼用としても良い。
【0100】<2・2> 第2の変形例(機械的ガイド
板[1]方式) 精密位置決め装置200の第2・2の変形例である精密
位置決め装置220は、図19にその概略を示すよう
に、主に、精密位置決め用治具221と、計測用ロボッ
ト・アーム222と、制御計算機223とを備えてい
る。
板[1]方式) 精密位置決め装置200の第2・2の変形例である精密
位置決め装置220は、図19にその概略を示すよう
に、主に、精密位置決め用治具221と、計測用ロボッ
ト・アーム222と、制御計算機223とを備えてい
る。
【0101】精密位置決め用治具221は、主に2枚の
側板224,225よりなり、これらの2枚の側板22
4,225は灯器2の光路の両ガイド壁215と等しい
角度に設置されている。
側板224,225よりなり、これらの2枚の側板22
4,225は灯器2の光路の両ガイド壁215と等しい
角度に設置されている。
【0102】この精密位置決め用治具221は、6軸力
センサ226を介して計測用ロボット・アーム222の
先端に接続されている。
センサ226を介して計測用ロボット・アーム222の
先端に接続されている。
【0103】精密位置決め装置200の第2・1の変形
例と同様に、放射光の軸に沿って、灯器20に近づく方
向に、計測用ロボット・アーム222を一定速度で動作
させる。
例と同様に、放射光の軸に沿って、灯器20に近づく方
向に、計測用ロボット・アーム222を一定速度で動作
させる。
【0104】2枚の側板224,225が灯器20の光
路の両側面のガイド壁215に突き当たり、6軸力セン
サ226が水平方向の反力モーメントが0となるよう
に、方向を適宜変更するように制御される。
路の両側面のガイド壁215に突き当たり、6軸力セン
サ226が水平方向の反力モーメントが0となるよう
に、方向を適宜変更するように制御される。
【0105】これらの制御を繰り返してゆくと、方向を
変更しても作業反力が小さくならない状態となり、これ
をプリズム面24に突き当たった状態と判断する。
変更しても作業反力が小さくならない状態となり、これ
をプリズム面24に突き当たった状態と判断する。
【0106】このときの計測用ロボット・アーム222
の内部センサ(各関節のポテンショメータなど)によ
り、本体1に対するプリズム面24の正確な位置を知る
ことができる。次にプリズム面洗浄作業を行うなら、洗
浄作業部が2枚の側板224,225の間に来るように
位置決めしてやれば良い。
の内部センサ(各関節のポテンショメータなど)によ
り、本体1に対するプリズム面24の正確な位置を知る
ことができる。次にプリズム面洗浄作業を行うなら、洗
浄作業部が2枚の側板224,225の間に来るように
位置決めしてやれば良い。
【0107】本変形例における精密位置決め治具221
は、主に2枚の側板224,225からなっていたが、
塵取りのような一体構造227でもかまわない。
は、主に2枚の側板224,225からなっていたが、
塵取りのような一体構造227でもかまわない。
【0108】なお、この計測用ロボット・アーム222
は、他の作業用ロボット・アームと兼用としても良い。
は、他の作業用ロボット・アームと兼用としても良い。
【0109】<2・3> 第3の変形例(機械的ガイド
板[2]方式) 精密位置決め装置200の第2・3の変形例である精密
位置決め装置230は、図20にその概略を示すよう
に、主に、精密位置決め用治具231と、計測用ロボッ
ト・アーム232と、制御計算機233とを備えてい
る。
板[2]方式) 精密位置決め装置200の第2・3の変形例である精密
位置決め装置230は、図20にその概略を示すよう
に、主に、精密位置決め用治具231と、計測用ロボッ
ト・アーム232と、制御計算機233とを備えてい
る。
【0110】精密位置決め用治具231は、主に先端が
灯器20の光路の両ガイド壁26と等しい角度になるよ
うに湾曲した2枚の突き板234,235よりなる。
灯器20の光路の両ガイド壁26と等しい角度になるよ
うに湾曲した2枚の突き板234,235よりなる。
【0111】この2枚の突き板234,235は、通常
は先端が接触した状態であるが、その間隔を50[mm]ま
で適宜広げることのできる平行スライド部236を持
つ。
は先端が接触した状態であるが、その間隔を50[mm]ま
で適宜広げることのできる平行スライド部236を持
つ。
【0112】この精密位置決め用治具231は、6軸力
センサ237を介して、計測用ロボット・アーム232
の先端に接続されている。
センサ237を介して、計測用ロボット・アーム232
の先端に接続されている。
【0113】前述の粗位置決め装置により、灯器20の
プリズム面24の大まかな位置は計測されている。
プリズム面24の大まかな位置は計測されている。
【0114】そこで、手のひらを合わせたように閉じ合
わされて2枚の突き板234,235を、放射光の出口
付近の滑走路面上に、計測用ロボット・アーム232を
操作して降ろす。そこから反射光の軸に沿って、灯器2
に近づく方向に、計測用ロボット・アーム232を一定
速度で動作させる。
わされて2枚の突き板234,235を、放射光の出口
付近の滑走路面上に、計測用ロボット・アーム232を
操作して降ろす。そこから反射光の軸に沿って、灯器2
に近づく方向に、計測用ロボット・アーム232を一定
速度で動作させる。
【0115】図20(2)に示すように、2枚の突き板
234,235が路面を滑り、なめらかに水平方向に移
動し始める。しばらく動作を続けると、6軸力センサ2
37により検出される水平方向の並進力が急激に上昇す
ることにより、突き板234,235の先端部が灯器2
0のプリズム面24の上部23ひさしに突き当たったこ
とがわかる。
234,235が路面を滑り、なめらかに水平方向に移
動し始める。しばらく動作を続けると、6軸力センサ2
37により検出される水平方向の並進力が急激に上昇す
ることにより、突き板234,235の先端部が灯器2
0のプリズム面24の上部23ひさしに突き当たったこ
とがわかる。
【0116】ここで計測用ロボット・アーム232の並
進動作は終了し、平行スライド部236を動作させて、
2枚の突き板234,235を開いてゆく。
進動作は終了し、平行スライド部236を動作させて、
2枚の突き板234,235を開いてゆく。
【0117】精密位置決め用治具231の向きは、6軸
力センサ237より検出される反力モーメントが0とな
る方向に適宜変更するように制御される。
力センサ237より検出される反力モーメントが0とな
る方向に適宜変更するように制御される。
【0118】これらの制御を繰り返してゆくと、精密位
置決め用治具231の向きを変更しても、6軸力センサ
237より検出される反力モーメントが小さくならない
状態になり、この状態が、2枚の突き板234,235
がプリズム光路にはまり込んだ状態である。
置決め用治具231の向きを変更しても、6軸力センサ
237より検出される反力モーメントが小さくならない
状態になり、この状態が、2枚の突き板234,235
がプリズム光路にはまり込んだ状態である。
【0119】このときの計測用ロボット・アーム232
の内部センサ(例えば各関節のポテンショメータ)によ
り、本体1に対するプリズム面24の正確な位置を知る
ことができる。次にプリズム面洗浄作業を行うなら、洗
浄作業部が2枚の突き板234,235の間に来るよう
に位置決めしてやれば良い。
の内部センサ(例えば各関節のポテンショメータ)によ
り、本体1に対するプリズム面24の正確な位置を知る
ことができる。次にプリズム面洗浄作業を行うなら、洗
浄作業部が2枚の突き板234,235の間に来るよう
に位置決めしてやれば良い。
【0120】なお、この計測用ロボット・アーム232
は、他の作業用ロボット・アームと兼用としても良い。
は、他の作業用ロボット・アームと兼用としても良い。
【0121】<2・4> 第4の変形例(3次元センサ
方式) 精密位置決め装置200の第2・4の変形例である精密
位置決め装置240は、図21にその概略を示すよう
に、主に、レーザ・レンジ・ファインダ241と、曇台
242と、制御計算機243とを備えている。
方式) 精密位置決め装置200の第2・4の変形例である精密
位置決め装置240は、図21にその概略を示すよう
に、主に、レーザ・レンジ・ファインダ241と、曇台
242と、制御計算機243とを備えている。
【0122】レーザ・レンジ・ファインダ241よりな
り、曇台242に設けられた直交する2方向の曲げ自由
度に対応する駆動系244,245により、平面内の走
査動作ができる。
り、曇台242に設けられた直交する2方向の曲げ自由
度に対応する駆動系244,245により、平面内の走
査動作ができる。
【0123】この走査動作により得られた情報(距離)
は、制御計算機243により処理される。例えば、灯器
の特徴としての、ボルト頭21の位置関係、放射光の光
路としてのくぼみ形状(切り欠き部24)などをデータ
・ベース化して持ち、得られた情報と対応づけすること
で、灯器20の向きおよび本体1との相対的な距離や傾
き角度などを算出する。
は、制御計算機243により処理される。例えば、灯器
の特徴としての、ボルト頭21の位置関係、放射光の光
路としてのくぼみ形状(切り欠き部24)などをデータ
・ベース化して持ち、得られた情報と対応づけすること
で、灯器20の向きおよび本体1との相対的な距離や傾
き角度などを算出する。
【0124】<2・5> 第5の変形例(画像認識(先
端部の外)+直交型アーム) 精密位置決め装置200第2・5の変形例である精密位
置決め装置250は、図22にその概略を示すように、
主に、CCDカメラ・センサ251、それを支える筐体
252、筐体252自体の位置を移動させる4軸(X,
Y,Z,θ軸)の直交型ロボット装置253、CCDカ
メラ・センサ251より得た情報を処理する画像処理装
置254および、それら全体を制御する制御装置255
より構成されている。
端部の外)+直交型アーム) 精密位置決め装置200第2・5の変形例である精密位
置決め装置250は、図22にその概略を示すように、
主に、CCDカメラ・センサ251、それを支える筐体
252、筐体252自体の位置を移動させる4軸(X,
Y,Z,θ軸)の直交型ロボット装置253、CCDカ
メラ・センサ251より得た情報を処理する画像処理装
置254および、それら全体を制御する制御装置255
より構成されている。
【0125】CCDカメラ・センサ251より、基準と
なるボルト頭21の画像情報をまず画像処理装置254
に取り込む。取り込まれた画像情報からCCDカメラ・
センサ251中心からどれぐらい離れているか制御装置
255により計算され、CCDカメラ・センサ251が
中心にくるように直交型ロボット装置253のX,Y,
θ軸を移動させる。ついでZ軸を降下させて行くがZ軸
が基準となるボルト頭21の垂直軸に正確に一致してい
るとは限らないため、上述のCCDカメラ・センサ25
1の中心位置を画像位置情報をもとに常に画像処理装置
254および制御装置255で補正しながらZ軸を降下
させて行き精密位置決めを行う。
なるボルト頭21の画像情報をまず画像処理装置254
に取り込む。取り込まれた画像情報からCCDカメラ・
センサ251中心からどれぐらい離れているか制御装置
255により計算され、CCDカメラ・センサ251が
中心にくるように直交型ロボット装置253のX,Y,
θ軸を移動させる。ついでZ軸を降下させて行くがZ軸
が基準となるボルト頭21の垂直軸に正確に一致してい
るとは限らないため、上述のCCDカメラ・センサ25
1の中心位置を画像位置情報をもとに常に画像処理装置
254および制御装置255で補正しながらZ軸を降下
させて行き精密位置決めを行う。
【0126】このように構成された装置においては、本
発明の代表実施例で提案した装置の位置決め精度以上の
精度(±0.2mm程度)で基準位置を検出すること、お
よび、本発明の代表実施例で提案した装置の水平度に関
係なく精密位置決めが可能となる。
発明の代表実施例で提案した装置の位置決め精度以上の
精度(±0.2mm程度)で基準位置を検出すること、お
よび、本発明の代表実施例で提案した装置の水平度に関
係なく精密位置決めが可能となる。
【0127】(3) 洗浄装置の変形例
実施例に示したプリズム面洗浄装置300の変形例を説
明する。 <3・1> 第1の変形例(高圧水洗浄技術の利用) プリズム面洗浄装置300の第3・1の変形例であるプ
リズム面洗浄装置310は、図23にその概略を示すよ
うに、主に、洗浄作業部311と、作業用ロボット・ア
ーム312と、制御計算機313とを備えている。
明する。 <3・1> 第1の変形例(高圧水洗浄技術の利用) プリズム面洗浄装置300の第3・1の変形例であるプ
リズム面洗浄装置310は、図23にその概略を示すよ
うに、主に、洗浄作業部311と、作業用ロボット・ア
ーム312と、制御計算機313とを備えている。
【0128】図23(2)に示すように、洗浄作業部3
11は、灯器20をすっぽりおおえる天井突き円筒形を
した外郭314と、外郭314の天井中心で回転支持さ
れ軸中心に回転するリンク構造部315と、リンク構造
部315に回転動作を与える動力部316と、リンク構
造部315の先端に装着されたノズル部317と、ノズ
ル部317に高温高圧水を供給するスチーム装置付き高
圧水発生装置318と、ノズル部317に高圧空気を供
給するコンプレッサ319とを備えている。
11は、灯器20をすっぽりおおえる天井突き円筒形を
した外郭314と、外郭314の天井中心で回転支持さ
れ軸中心に回転するリンク構造部315と、リンク構造
部315に回転動作を与える動力部316と、リンク構
造部315の先端に装着されたノズル部317と、ノズ
ル部317に高温高圧水を供給するスチーム装置付き高
圧水発生装置318と、ノズル部317に高圧空気を供
給するコンプレッサ319とを備えている。
【0129】上述の精密位置測定装置により、プリズム
面24の正確な位置があらかじめ判っているので、作業
用ロボット・アーム312を動作させて、円筒形外郭3
14が灯器20をすっぽり覆うように位置決めする。こ
れは洗浄に使用する水などを周囲に付散しないためであ
る。
面24の正確な位置があらかじめ判っているので、作業
用ロボット・アーム312を動作させて、円筒形外郭3
14が灯器20をすっぽり覆うように位置決めする。こ
れは洗浄に使用する水などを周囲に付散しないためであ
る。
【0130】動力部316を動作させてリンク構造部3
15を回転させるとともに、高圧水発生装置318を動
作させてノズル部317より高圧水を噴出させる。
15を回転させるとともに、高圧水発生装置318を動
作させてノズル部317より高圧水を噴出させる。
【0131】ノズル部317は、外郭314が灯器20
をすっぽり覆うように位置決めされたときに、その噴出
高圧水がちょうどプリズム面24に当たる、リンク構造
部315上の位置に装着されている。
をすっぽり覆うように位置決めされたときに、その噴出
高圧水がちょうどプリズム面24に当たる、リンク構造
部315上の位置に装着されている。
【0132】高圧水での洗浄作業の終了後、今度はコン
プレッサ319を動作させてノズル部317より高圧空
気を噴出させ、この高圧空気で落とした汚れをプリズム
面24から吹き飛ばし、乾かす。
プレッサ319を動作させてノズル部317より高圧空
気を噴出させ、この高圧空気で落とした汚れをプリズム
面24から吹き飛ばし、乾かす。
【0133】以上洗浄行程および仕上げ行程の終了した
後、作業用ロボット・アーム312を折り畳み、洗浄作
業部311を収納する。
後、作業用ロボット・アーム312を折り畳み、洗浄作
業部311を収納する。
【0134】<3・2> 第2の変形例(回転ブラシ
[1]方式) プリズム面洗浄装置300の第3・2の変形例であるプ
リズム面洗浄装置320の洗浄用作業部321は、図2
4にその概略を示すように、主に、鉛直に回転軸が突き
だした作業部本体322と、平たい円筒形をした先端作
業部323(短軸回転ブラシ)とを備えている。
[1]方式) プリズム面洗浄装置300の第3・2の変形例であるプ
リズム面洗浄装置320の洗浄用作業部321は、図2
4にその概略を示すように、主に、鉛直に回転軸が突き
だした作業部本体322と、平たい円筒形をした先端作
業部323(短軸回転ブラシ)とを備えている。
【0135】先端作業部323を着脱自在に構成するこ
とで、汚れの状況などにより、毛足の長い(短い)ブラ
シ、小口径の(大口径の)ブラシ、毛の堅い(柔らか
い)ブラシなど、に適宜交換して作業できる。
とで、汚れの状況などにより、毛足の長い(短い)ブラ
シ、小口径の(大口径の)ブラシ、毛の堅い(柔らか
い)ブラシなど、に適宜交換して作業できる。
【0136】仕上げには、ノズル部324とノズル部3
24に高圧空気を供給するコンプレッサを用意してお
き、落とした汚れを高圧空気で吹き飛ばしても良い。
24に高圧空気を供給するコンプレッサを用意してお
き、落とした汚れを高圧空気で吹き飛ばしても良い。
【0137】さらに大量に使用した洗浄水などが周囲に
残ってしまったときのために、吸い口部325を用意し
ておき、低圧空気で吸い取っても良い。
残ってしまったときのために、吸い口部325を用意し
ておき、低圧空気で吸い取っても良い。
【0138】これらの洗浄用作業部321も、作業用ロ
ボット・アーム326により位置決めされ、制御計算機
327で動作が制御される。
ボット・アーム326により位置決めされ、制御計算機
327で動作が制御される。
【0139】<3・3> 第3の変形例(回転ブラシ
[2]方式) プリズム面洗浄装置300の第3・3の変形例であるプ
リズム面洗浄装置330の洗浄用作業部331は、図2
5にその概略を示すように、主に、円筒形だが軸方向に
長い先端作業部332(長軸回転ブラシ)と、軸を平行
にして回転力を供給する作業部本体333とを備えてい
る。
[2]方式) プリズム面洗浄装置300の第3・3の変形例であるプ
リズム面洗浄装置330の洗浄用作業部331は、図2
5にその概略を示すように、主に、円筒形だが軸方向に
長い先端作業部332(長軸回転ブラシ)と、軸を平行
にして回転力を供給する作業部本体333とを備えてい
る。
【0140】軸方向に長い円筒形の先端作業部332に
より、横手方向に長いプリズム面24をいっぺんに洗浄
できるので、作業用ロボット・アーム334を一度位置
決めして押しつけ力を制御するだけで、洗浄作業が行え
る。
より、横手方向に長いプリズム面24をいっぺんに洗浄
できるので、作業用ロボット・アーム334を一度位置
決めして押しつけ力を制御するだけで、洗浄作業が行え
る。
【0141】特に、先端作業部332の回転軸を弾性体
で構成することにより、汚れをこそぎ落とすための回転
力が伝達でき、かつ洗浄作業部分をプリズム面24の形
状にならって変形できるので、プリズム面24上の汚れ
落とし残しを少なくできる。
で構成することにより、汚れをこそぎ落とすための回転
力が伝達でき、かつ洗浄作業部分をプリズム面24の形
状にならって変形できるので、プリズム面24上の汚れ
落とし残しを少なくできる。
【0142】これらの洗浄作業部331も、作業用ロボ
ット・アーム334により位置決めされ、制御計算機3
35で動作が制御される。
ット・アーム334により位置決めされ、制御計算機3
35で動作が制御される。
【0143】<3・4> 第4の変形例(回転ブラシ
[3]方式) プリズム面洗浄装置300の第3・4の変形例であるプ
リズム面洗浄装置340の洗浄用作業部341は、図2
6にその概略を示すように、主に、第3・3の変形例に
おける先端作業部342が3つ並行に配置され、1つの
作業部本体343で駆動される構成となっている。
[3]方式) プリズム面洗浄装置300の第3・4の変形例であるプ
リズム面洗浄装置340の洗浄用作業部341は、図2
6にその概略を示すように、主に、第3・3の変形例に
おける先端作業部342が3つ並行に配置され、1つの
作業部本体343で駆動される構成となっている。
【0144】ひとつの先端作業部342が洗浄作業して
いる間に、同じ回転力で他の先端作業部344も回転
し、復元部345にこすられる、あるいは水洗いされる
ことで、作業部344自体がきれいにされる。
いる間に、同じ回転力で他の先端作業部344も回転
し、復元部345にこすられる、あるいは水洗いされる
ことで、作業部344自体がきれいにされる。
【0145】したがって、複数の灯器20を連続的に扱
わねばならないとき、すなわち複数のプリズム面24を
連続的に作業しなければならないときでも、前に作業し
た灯器20の汚れで新たな灯器20を汚すことなく、効
果的に作業できる。
わねばならないとき、すなわち複数のプリズム面24を
連続的に作業しなければならないときでも、前に作業し
た灯器20の汚れで新たな灯器20を汚すことなく、効
果的に作業できる。
【0146】これらの洗浄作業部341も、作業用ロボ
ット・アーム346により位置決めされ、制御計算機3
47で動作が制御される。
ット・アーム346により位置決めされ、制御計算機3
47で動作が制御される。
【0147】<3・5> 第5の変形例(へら[1]方
式) プリズム面洗浄装置300の第3・5の変形例であるプ
リズム面洗浄装置350の洗浄作業部351は、図27
にその概略を示すように、主に、おおむね水平方向にプ
リズム面24と同じ形状の切り欠き部分を持つ薄肉弾性
体よりなる薄板状のへら352よりなる。
式) プリズム面洗浄装置300の第3・5の変形例であるプ
リズム面洗浄装置350の洗浄作業部351は、図27
にその概略を示すように、主に、おおむね水平方向にプ
リズム面24と同じ形状の切り欠き部分を持つ薄肉弾性
体よりなる薄板状のへら352よりなる。
【0148】プリズム面24と同じ形状の切り欠き部分
を持つことで、制御計算機354で動作制御される作業
用ロボット・アーム353を一度位置決めして上下方向
に一往復するだけで、プリズム面24に付着している汚
れをこそぎ落とす事ができる。
を持つことで、制御計算機354で動作制御される作業
用ロボット・アーム353を一度位置決めして上下方向
に一往復するだけで、プリズム面24に付着している汚
れをこそぎ落とす事ができる。
【0149】<3・6> 第6の変形例(へら[2]方
式) プリズム面洗浄装置300の第3・6の変形例であるプ
リズム面洗浄装置360の洗浄作業部361は、図28
にその概略を示すように、主に、第3・5の変形例に似
たへら362だが複数のすだれ状の切り込みが入ってい
ることに特徴がある。
式) プリズム面洗浄装置300の第3・6の変形例であるプ
リズム面洗浄装置360の洗浄作業部361は、図28
にその概略を示すように、主に、第3・5の変形例に似
たへら362だが複数のすだれ状の切り込みが入ってい
ることに特徴がある。
【0150】へら362がこのような構成であるので、
制御計算機364で動作制御される作業用ロボット・ア
ーム363の位置決め精度がそれほど高くなくとも、切
り込みによりへらの部分部分が独立にプリズム面24の
形状にならうことができるので、汚れの落とし残しをな
くし、きれいにこそぎ落とすことができる。
制御計算機364で動作制御される作業用ロボット・ア
ーム363の位置決め精度がそれほど高くなくとも、切
り込みによりへらの部分部分が独立にプリズム面24の
形状にならうことができるので、汚れの落とし残しをな
くし、きれいにこそぎ落とすことができる。
【0151】<3・7> 第7の変形例(カートリッジ
方式[1]) プリズム面洗浄装置300の第3・7の変形例であるプ
リズム面洗浄装置370の洗浄作業部371は、図29
にその概略を示すように、主に、テープ状の布材372
と、その大部分を内部に保持する保持部373と、その
一部のみ外表面にむき出しにする凸部374と、テープ
を繰り送る搬送部375と、からなるカートリッジ37
6とで構成されている。
方式[1]) プリズム面洗浄装置300の第3・7の変形例であるプ
リズム面洗浄装置370の洗浄作業部371は、図29
にその概略を示すように、主に、テープ状の布材372
と、その大部分を内部に保持する保持部373と、その
一部のみ外表面にむき出しにする凸部374と、テープ
を繰り送る搬送部375と、からなるカートリッジ37
6とで構成されている。
【0152】テープ状の布材372は、凸部373での
みカートリッジ376の外に出ており、制御計算機37
7で動作制御される作業用ロボット・アーム378の動
作で、その部分をプリズム面24に押し当てることで、
汚れを落とす。
みカートリッジ376の外に出ており、制御計算機37
7で動作制御される作業用ロボット・アーム378の動
作で、その部分をプリズム面24に押し当てることで、
汚れを落とす。
【0153】プリズム面24の汚れは、作業用ロボット
・アーム378で凸部374を一定力で押しつけつつ、
搬送部375の動作によりテープ状布材372の巻き取
り走行を行うことで汚れを落としても良い。
・アーム378で凸部374を一定力で押しつけつつ、
搬送部375の動作によりテープ状布材372の巻き取
り走行を行うことで汚れを落としても良い。
【0154】テープ状布材372に付着した汚れは、凸
部374からカートリッジ376の内部への入り口のエ
ッジでこそぎ落とされるので、布材372の劣化も少な
く連続的に汚れ落としが可能である。
部374からカートリッジ376の内部への入り口のエ
ッジでこそぎ落とされるので、布材372の劣化も少な
く連続的に汚れ落としが可能である。
【0155】あるいは、洗浄作業中はテープ状布材37
2の走行は行わず、作業用ロボット・アーム378の先
端を左右に振ることで、汚れを落としても良い。
2の走行は行わず、作業用ロボット・アーム378の先
端を左右に振ることで、汚れを落としても良い。
【0156】以上のような構成により、凸部374を設
けていることから作業に必要な布材372の面圧を大き
くとることができる利点がある。
けていることから作業に必要な布材372の面圧を大き
くとることができる利点がある。
【0157】また布材372をテープ状にして、巻き取
りながら作業する事により、常にきれいな面で洗浄作業
を行う事でがき、巻き取られ終わったらカートリッジ3
76ごと交換する事ができるので、メインテナンスが容
易という利点もある。
りながら作業する事により、常にきれいな面で洗浄作業
を行う事でがき、巻き取られ終わったらカートリッジ3
76ごと交換する事ができるので、メインテナンスが容
易という利点もある。
【0158】<3・8> 第8の変形例(カートリッジ
方式[2]) プリズム面洗浄装置300の第3・8の変形例であるプ
リズム面洗浄装置380の洗浄作業部381は、図30
にその概略を示すように、主に、おおむね第3・7の変
形例における洗浄作業部371に似ており、テープ状布
材382が直方体のカートリッジ383に収納されてい
る。
方式[2]) プリズム面洗浄装置300の第3・8の変形例であるプ
リズム面洗浄装置380の洗浄作業部381は、図30
にその概略を示すように、主に、おおむね第3・7の変
形例における洗浄作業部371に似ており、テープ状布
材382が直方体のカートリッジ383に収納されてい
る。
【0159】テープ状布材382はカートリッジ383
の長辺の両端384,385のみにより支えられ、中間
部は浮いて弾性体386で支えられているので、作業対
象面の形状にならって、テープ走行することができる。
の長辺の両端384,385のみにより支えられ、中間
部は浮いて弾性体386で支えられているので、作業対
象面の形状にならって、テープ走行することができる。
【0160】このような構成により、テープを押しつけ
るだけでテープ走行させて汚れを落とすことができる。
るだけでテープ走行させて汚れを落とすことができる。
【0161】<3・9> 第9の変形例(インパクト・
ヘッド方式) プリズム面洗浄装置300の第3・9の変形例であるプ
リズム面洗浄装置390の洗浄作業部391は、図31
にその概略を示すように、各々独立に弾性材392で保
持された複数本の直状の針393が並列状に配置された
構成となっている。
ヘッド方式) プリズム面洗浄装置300の第3・9の変形例であるプ
リズム面洗浄装置390の洗浄作業部391は、図31
にその概略を示すように、各々独立に弾性材392で保
持された複数本の直状の針393が並列状に配置された
構成となっている。
【0162】複数本の直状針393の全体表面を布材で
覆い、これを制御計算機394で動作制御される作業用
ロボット・アーム395の動作によりプリズム面24に
押しつけ、さらに作業用ロボット・アーム395がその
先端を左右に振るように動作させれば、複雑な形状のプ
リズム面24にも対応できる。
覆い、これを制御計算機394で動作制御される作業用
ロボット・アーム395の動作によりプリズム面24に
押しつけ、さらに作業用ロボット・アーム395がその
先端を左右に振るように動作させれば、複雑な形状のプ
リズム面24にも対応できる。
【0163】したがって作業対象の灯器20の種類が変
化しても、また他の作業にも、広い応用範囲が考えられ
るようになる、という利点がある。図31(2)に、使
用前後の複数本の直状針393の形状を示す。
化しても、また他の作業にも、広い応用範囲が考えられ
るようになる、という利点がある。図31(2)に、使
用前後の複数本の直状針393の形状を示す。
【0164】<3・10> 第10の変形例(風船方
式) プリズム面洗浄装置300の第3・10の変形例である
プリズム面洗浄装置3a0の洗浄作業部3a1は、図3
2にその概略を示すように、主に、内部に液体あるいは
気体などの弾性媒体3a2を封印しゴム状柔軟材料3a
3で風船形状となされた構成となっている。
式) プリズム面洗浄装置300の第3・10の変形例である
プリズム面洗浄装置3a0の洗浄作業部3a1は、図3
2にその概略を示すように、主に、内部に液体あるいは
気体などの弾性媒体3a2を封印しゴム状柔軟材料3a
3で風船形状となされた構成となっている。
【0165】風船形状の表面を布材で覆い、これを制御
計算機3a4で動作制御される作業用ロボット・アーム
3a5の動作によりプリズム面214に押しつけ、さら
に作業用ロボット・アーム3a5がその先端を左右に振
るように動作させれば、人間の指のように複雑な形状の
プリズム面24にも対応できる。
計算機3a4で動作制御される作業用ロボット・アーム
3a5の動作によりプリズム面214に押しつけ、さら
に作業用ロボット・アーム3a5がその先端を左右に振
るように動作させれば、人間の指のように複雑な形状の
プリズム面24にも対応できる。
【0166】さらに封印する弾性媒体3a2の種類を代
える事で剛性を容易に変化できるので、灯器20の種類
が変化しても、また他の作業にも、広い応用範囲が考え
られるようになる、という利点がある。
える事で剛性を容易に変化できるので、灯器20の種類
が変化しても、また他の作業にも、広い応用範囲が考え
られるようになる、という利点がある。
【0167】(4)ボルト締め装置の変形例
実施例に示したボルト締め装置400の変形例を説明す
る。 <4・1> 第1の変形例(多数のナット・ランナー利
用) ボルト締め装置400の第4・1の変形例であるボルト
締め装置4a0は、図33にその概略を示すように、主
に、複数個(本変形例では4本)のナット・ランナー4
a1、それらを固定する固定円盤4a2、および、ナッ
ト・ランナーの位置を変えるためのリンク4a3と、回
転板4a4と、LMガイド4a5と、回転板を回転させ
るための駆動モータ4a6と、から構成される。
る。 <4・1> 第1の変形例(多数のナット・ランナー利
用) ボルト締め装置400の第4・1の変形例であるボルト
締め装置4a0は、図33にその概略を示すように、主
に、複数個(本変形例では4本)のナット・ランナー4
a1、それらを固定する固定円盤4a2、および、ナッ
ト・ランナーの位置を変えるためのリンク4a3と、回
転板4a4と、LMガイド4a5と、回転板を回転させ
るための駆動モータ4a6と、から構成される。
【0168】前述の精密位置決め装置でナット・ランナ
ーの挿入位置が決まっているため、灯器20上部におか
れたナット・ランナー4a1を同時に下降すると一度に
複数本のボルトを締めることが可能となり作業効率の向
上となる。
ーの挿入位置が決まっているため、灯器20上部におか
れたナット・ランナー4a1を同時に下降すると一度に
複数本のボルトを締めることが可能となり作業効率の向
上となる。
【0169】また、対象となるボルトのPCD(ピッチ
径)が違うタイプがあった場合、固定されたナット・ラ
ンナーでは対応できない。そのため、本変形例では以下
の手順で行う機構を提案している。すなわち、例えば、
外形側の灯器ボルト位置にナット・ランナー4a1が最
初合わせてあった場合で内側の灯器ボルト位置に合わせ
ようとした場合、まず、回転板4a4を回転させるため
の駆動モータ4a6を回転させる。すると、回転板4a
4が回転し、それと連結されているリンク4a3を介し
てLMガイド(リニアモーションガイド)4a5に固定
されているナット・ランナー4a1が“a”点から
“a′”点に移動する。この構造にすることにより、設
置されたナット・ランナーの個数以上のボルトも同時に
締めることが可能となる。
径)が違うタイプがあった場合、固定されたナット・ラ
ンナーでは対応できない。そのため、本変形例では以下
の手順で行う機構を提案している。すなわち、例えば、
外形側の灯器ボルト位置にナット・ランナー4a1が最
初合わせてあった場合で内側の灯器ボルト位置に合わせ
ようとした場合、まず、回転板4a4を回転させるため
の駆動モータ4a6を回転させる。すると、回転板4a
4が回転し、それと連結されているリンク4a3を介し
てLMガイド(リニアモーションガイド)4a5に固定
されているナット・ランナー4a1が“a”点から
“a′”点に移動する。この構造にすることにより、設
置されたナット・ランナーの個数以上のボルトも同時に
締めることが可能となる。
【0170】<4・2> 第2の変形例(ナット高検出
による緩み検知) ボルト締め装置400の第4・2の変形例であるボルト
締め装置4b0は、図34にその概略を示すように、主
に、変位センサ4b1とそれらを固定している板4b2
と制御計算装置4b3とから構成されている。
による緩み検知) ボルト締め装置400の第4・2の変形例であるボルト
締め装置4b0は、図34にその概略を示すように、主
に、変位センサ4b1とそれらを固定している板4b2
と制御計算装置4b3とから構成されている。
【0171】まず、板4b2を灯器と平行に位置出しし
た後(前述の精密位置決め装置の位置情報を利用)、変
位センサ4b1で、ボルトまでの距離と灯器20中心ま
での距離を測定する。この距離の差を制御計算装置内で
計算し、予め記憶させておいたデータと比較し、例えば
その差が1[mm]以上あれば異常であることを知らしめ
る。
た後(前述の精密位置決め装置の位置情報を利用)、変
位センサ4b1で、ボルトまでの距離と灯器20中心ま
での距離を測定する。この距離の差を制御計算装置内で
計算し、予め記憶させておいたデータと比較し、例えば
その差が1[mm]以上あれば異常であることを知らしめ
る。
【0172】このように構成された装置においては、非
常に簡単な構造でボルト緩み検知が可能となる。
常に簡単な構造でボルト緩み検知が可能となる。
【0173】<4・3> 第3の変形例(硬度計による
締め付け度検知) ボルト締め装置400の第4・3の変形例であるボルト
締め装置4c0は、図35にその概略を示すように、主
に、硬度計(例えばエコーチップ硬度計)4c1とそれ
らを固定している板4c2と制御計算装置4c3とから
構成されている。
締め付け度検知) ボルト締め装置400の第4・3の変形例であるボルト
締め装置4c0は、図35にその概略を示すように、主
に、硬度計(例えばエコーチップ硬度計)4c1とそれ
らを固定している板4c2と制御計算装置4c3とから
構成されている。
【0174】まず、硬度計4c1を灯器2の中央部およ
びボルト中心に押しあてる。この時の位置は前述の精密
位置決め装置の位置情報を利用する。次に硬度計4c1
を動作させ、灯器および各ボルトの硬度を測定する。こ
の硬度データを制御計算装置内で予め記憶させておいた
データと比較し、例えばその差が100(エコーチップ
硬度)以上あれば異常であることを知らしめる。
びボルト中心に押しあてる。この時の位置は前述の精密
位置決め装置の位置情報を利用する。次に硬度計4c1
を動作させ、灯器および各ボルトの硬度を測定する。こ
の硬度データを制御計算装置内で予め記憶させておいた
データと比較し、例えばその差が100(エコーチップ
硬度)以上あれば異常であることを知らしめる。
【0175】このように構成された装置においては、非
常に簡単な構造でボルト緩み検知が可能となる。
常に簡単な構造でボルト緩み検知が可能となる。
【0176】また硬度計の代わりにメカニカルハンマで
叩いてその反動を測定することも可能である。
叩いてその反動を測定することも可能である。
【0177】(5) 灯器検査装置の変形例
実施例に示した灯器検査装置500の変形例を説明す
る。
る。
【0178】<5・1> 第1の変形例(画像処理<2
>+外部) 灯器検査装置500の第5・1の変形例である灯器検査
装置510は、図36にその概略を示すように、本体1
の上面後方に、旋回と曲げの2自由度を持つ曇台512
を介して接続されたCCDカメラ・センサ511により
得られた画像情報を、制御計算機513で処理すること
により、プリズム面洗浄作業の効果を判定するものであ
る。
>+外部) 灯器検査装置500の第5・1の変形例である灯器検査
装置510は、図36にその概略を示すように、本体1
の上面後方に、旋回と曲げの2自由度を持つ曇台512
を介して接続されたCCDカメラ・センサ511により
得られた画像情報を、制御計算機513で処理すること
により、プリズム面洗浄作業の効果を判定するものであ
る。
【0179】上述のプリズム洗浄作業を含めて必要な所
定の一連の作業終了後、本体1を灯器2の光軸上で例え
ば灯器から10[m]離れた位置に移動させる。
定の一連の作業終了後、本体1を灯器2の光軸上で例え
ば灯器から10[m]離れた位置に移動させる。
【0180】光源を画像面の中央にくるように曇台51
2の旋回と曲げの自由度を調整する。
2の旋回と曲げの自由度を調整する。
【0181】あらかじめ制御計算機513内に、データ
・ベースとして、中央から画面辺縁に向かっての階調の
変化パターンを持っている。
・ベースとして、中央から画面辺縁に向かっての階調の
変化パターンを持っている。
【0182】取り込まれた画像情報をこのきれいなプリ
ズムのパターンと比較し、評価関数を用いてある範囲内
に入っていれば、作業効果が上がったことを確認でき
る。
ズムのパターンと比較し、評価関数を用いてある範囲内
に入っていれば、作業効果が上がったことを確認でき
る。
【0183】なお、灯器20の灯火(電灯のフィラメン
ト)が劣化してきた場合は、このパターンがきれいなパ
ターンに比べて歪むことにより、その劣化の度合いを定
量的に判断でき、その位置をメモリーしておくことで、
後で作業者に知らせることができる。
ト)が劣化してきた場合は、このパターンがきれいなパ
ターンに比べて歪むことにより、その劣化の度合いを定
量的に判断でき、その位置をメモリーしておくことで、
後で作業者に知らせることができる。
【0184】(6) 灯器保守装置の変形例
<6・1> 第1の変形例
灯器保守装置の全体構成の第6・1の変形例は、図37
にその詳細を示すように、本体1に搭載される機能を複
合化した例として、精密位置決め611、ボルト増し締
め612、灯器検査装置613、を一つの作業用ロボッ
ト・アームで連続的に行う例である。図37(1)はそ
の平面図、図37(2)はその横断面図である。
にその詳細を示すように、本体1に搭載される機能を複
合化した例として、精密位置決め611、ボルト増し締
め612、灯器検査装置613、を一つの作業用ロボッ
ト・アームで連続的に行う例である。図37(1)はそ
の平面図、図37(2)はその横断面図である。
【0185】<6・2> 第2の変形例
灯器保守装置の全体構成の第6・2の変形例は、図38
にその詳細を示すように、すべての機能が本体1に一体
となって構成されているのではなく、機能ごとに分解可
能な構成となっており、それらを連結し牽引することで
作業現場で作業を行う。
にその詳細を示すように、すべての機能が本体1に一体
となって構成されているのではなく、機能ごとに分解可
能な構成となっており、それらを連結し牽引することで
作業現場で作業を行う。
【0186】このような構成により、必要な機能のもの
のみを連結して作業現場に向かう事ができるので、作業
の省力化に貢献できる。
のみを連結して作業現場に向かう事ができるので、作業
の省力化に貢献できる。
【0187】以上の説明において、灯器は航空路に配列
された場合について示したが、本発明はこれに限らず、
灯器が車両の通る道路や人の通る通常の道路に配列され
た場合であっても適用することが可能である。
された場合について示したが、本発明はこれに限らず、
灯器が車両の通る道路や人の通る通常の道路に配列され
た場合であっても適用することが可能である。
【0188】
【発明の効果】以上のように、本発明の構成によれば、
灯器に対して所定の位置関係に位置するように移動する
移動体を設け、射出窓を洗浄するための洗浄手段を移動
体に搭載したので、灯器の射出窓を効率的に洗浄するこ
とができる。この結果、作業環境が改善され、人手で行
っていた作業を省力化して作業の効率を図ることができ
る灯器保守装置を提供することができる。
灯器に対して所定の位置関係に位置するように移動する
移動体を設け、射出窓を洗浄するための洗浄手段を移動
体に搭載したので、灯器の射出窓を効率的に洗浄するこ
とができる。この結果、作業環境が改善され、人手で行
っていた作業を省力化して作業の効率を図ることができ
る灯器保守装置を提供することができる。
【図1】本発明に灯器保守装置の概略構成を示す斜視
図。
図。
【図2】本発明に灯器保守装置の概略構成を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図3】本発明に灯器保守装置の全体の動作を示すフロ
ーチャート図。
ーチャート図。
【図4】粗位置決め装置の詳細を説明する斜視図。
【図5】粗位置決め装置の動作を示すフローチャート
図。
図。
【図6】精密位置決め装置の詳細を説明する斜視図。
【図7】プリズム面洗浄装置の詳細を説明する斜視図。
【図8】プリズム面洗浄装置の洗浄動作を示すフローチ
ャート図。
ャート図。
【図9】ボルト締め装置の詳細を説明する斜視図。
【図10】ボルト締め装置のボルト増し締め動作を示す
フローチャート図。
フローチャート図。
【図11】灯器検査装置の詳細を説明する斜視図。
【図12】灯器保守装置の運用例の詳細を説明する斜視
図。
図。
【図13】粗位置決め装置の第1の変形例を説明する斜
視図。
視図。
【図14】粗位置決め装置の第2の変形例を説明する斜
視図。
視図。
【図15】粗位置決め装置の第3の変形例を説明する斜
視図。
視図。
【図16】粗位置決め装置の第4の変形例を説明する斜
視図。
視図。
【図17】精密位置決め装置の第1の変形例を説明する
斜視図。
斜視図。
【図18】精密位置決め装置の第1の変形例の動作を示
すフローチャート図。
すフローチャート図。
【図19】精密位置決め装置の第2の変形例を説明する
斜視図。
斜視図。
【図20】精密位置決め装置の第3の変形例を説明する
斜視図。
斜視図。
【図21】精密位置決め装置の第4の変形例を説明する
斜視図。
斜視図。
【図22】精密位置決め装置の第5の変形例を説明する
斜視図。
斜視図。
【図23】プリズム面洗浄装置の第1の変形例を説明す
る斜視図。
る斜視図。
【図24】プリズム面洗浄装置の第2の変形例を説明す
る斜視図。
る斜視図。
【図25】プリズム面洗浄装置の第3の変形例を説明す
る斜視図。
る斜視図。
【図26】プリズム面洗浄装置の第4の変形例を説明す
る斜視図。
る斜視図。
【図27】プリズム面洗浄装置の第5の変形例を説明す
る斜視図。
る斜視図。
【図28】プリズム面洗浄装置の第6の変形例を説明す
る斜視図。
る斜視図。
【図29】プリズム面洗浄装置の第7の変形例を説明す
る斜視図。
る斜視図。
【図30】プリズム面洗浄装置の第8の変形例を説明す
る斜視図。
る斜視図。
【図31】プリズム面洗浄装置の第9の変形例を説明す
る斜視図。
る斜視図。
【図32】プリズム面洗浄装置の第10の変形例を説明
する斜視図。
する斜視図。
【図33】ボルト締め装置の第1の変形例を説明する斜
視図。
視図。
【図34】ボルト締め装置の第2の変形例を説明する斜
視図。
視図。
【図35】ボルト締め装置の第3の変形例を説明する斜
視図。
視図。
【図36】灯器検査装置の第1の変形例を説明する斜視
図。
図。
【図37】作業装置の複合化例を説明する平面図(1)
および横断面図(2)。
および横断面図(2)。
【図38】本体の構成例を説明する斜視図。
【図39】路に埋め込まれた灯器の外観構成を示す斜視
図。
図。
【図40】灯器を示す平面図。
【図41】灯器を示す横断面図。
1 本体
5 光源
6 路面
7 ボルト
20 灯器
21 ボルト頭部
22 切り欠き部
23 上面部
24 プリズム面
25 灯火
26 ガイド壁
100,110,120,130,140 粗位置決め
装置 101,202,242,512 曇台 102,201,501,251,511 CCDカメ
ラ 103 全方向駆動機構 104 車輪 105 走行用駆動機構 106 ステアリング用駆動機構 107,205,503,112,122,132,1
42,213,223,233,243,313,32
7,335,347,354,364,377,3a
4,513 制御計算機 108,109 ライン・センサ 10a アウト・リガー 111 通信アンテナ 113 通信衛星 121 3次元ジャイロ 123 反射ボール 124 金属テープ 131 金属センサ 141 操縦装置 200,210,220,230,240,250 精
密位置決め装置 203 旋回自由度 204 曲げ自由度 211,221,231 精密位置決め用治具 212,222,232 計測用ロボット・アーム 213,214 ガイドピン 215,236 平行スライド部 216,217 リニア・ガイド 218,219 弾性バネ 21a,21b ボール・キャスタ 224,225 側板 227 一体構造 234,235 突き板 241 レーザ・レンジ・ファインダ 252 筐体 253 ロボット装置 254 画像処理装置 255,394 制御装置 300,310,320,330,340,350,3
60,370,380,390,3a0 プリズム面洗
浄装置 301,311,321,351,361,371,3
81,391,3a1洗浄作業部 302,402,502,312,326,334,3
46,353,363,378,395,3a5 作業
用ロボット・アーム 303 接触子 304 圧電アクチュエータ 305 変位拡大機構 306 実洗浄部 307 ホース 308 ノズル 309 仕上げ作業部 30a,404,21c,226,237 6軸力セン
サ 314 外郭 315 リンク構造部 316 動力部 317,324 ノズル部 318 高圧水発生装置 319 コンプレッサ 322,333,343 作業部本体 323,332,342,344 先端作業部 325 吸い口部 331,341 洗浄用作業部 345 復元部 352,362 へら 372 布材 373 保持部 374 凸部 375 搬送部 376,383 カートリッジ 382 テープ状布材 384,385 両端 392 弾性体 393 針 3a2 弾性媒体 3a3 ゴム状柔軟材料 400,4a0,4b0,4c0 ボルト締め装置 401 ボルト締め作業部 403,4a1 ナット・ランナー 405 フレキシブル・ジョイント 500,510 灯器検査装置 4a2 固定円盤 4a3 リンク 4a4 回転板 4a5 LMガイド 4a6 駆動モータ 4b1 変位センサ 4b2,4c2 板 4b3,4c3 制御計算装置 4c1 硬度計
装置 101,202,242,512 曇台 102,201,501,251,511 CCDカメ
ラ 103 全方向駆動機構 104 車輪 105 走行用駆動機構 106 ステアリング用駆動機構 107,205,503,112,122,132,1
42,213,223,233,243,313,32
7,335,347,354,364,377,3a
4,513 制御計算機 108,109 ライン・センサ 10a アウト・リガー 111 通信アンテナ 113 通信衛星 121 3次元ジャイロ 123 反射ボール 124 金属テープ 131 金属センサ 141 操縦装置 200,210,220,230,240,250 精
密位置決め装置 203 旋回自由度 204 曲げ自由度 211,221,231 精密位置決め用治具 212,222,232 計測用ロボット・アーム 213,214 ガイドピン 215,236 平行スライド部 216,217 リニア・ガイド 218,219 弾性バネ 21a,21b ボール・キャスタ 224,225 側板 227 一体構造 234,235 突き板 241 レーザ・レンジ・ファインダ 252 筐体 253 ロボット装置 254 画像処理装置 255,394 制御装置 300,310,320,330,340,350,3
60,370,380,390,3a0 プリズム面洗
浄装置 301,311,321,351,361,371,3
81,391,3a1洗浄作業部 302,402,502,312,326,334,3
46,353,363,378,395,3a5 作業
用ロボット・アーム 303 接触子 304 圧電アクチュエータ 305 変位拡大機構 306 実洗浄部 307 ホース 308 ノズル 309 仕上げ作業部 30a,404,21c,226,237 6軸力セン
サ 314 外郭 315 リンク構造部 316 動力部 317,324 ノズル部 318 高圧水発生装置 319 コンプレッサ 322,333,343 作業部本体 323,332,342,344 先端作業部 325 吸い口部 331,341 洗浄用作業部 345 復元部 352,362 へら 372 布材 373 保持部 374 凸部 375 搬送部 376,383 カートリッジ 382 テープ状布材 384,385 両端 392 弾性体 393 針 3a2 弾性媒体 3a3 ゴム状柔軟材料 400,4a0,4b0,4c0 ボルト締め装置 401 ボルト締め作業部 403,4a1 ナット・ランナー 405 フレキシブル・ジョイント 500,510 灯器検査装置 4a2 固定円盤 4a3 リンク 4a4 回転板 4a5 LMガイド 4a6 駆動モータ 4b1 変位センサ 4b2,4c2 板 4b3,4c3 制御計算装置 4c1 硬度計
─────────────────────────────────────────────────────
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(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E01F 9/06
B64F 1/36
E01H 1/00 - 1/10
Claims (7)
- 【請求項1】灯火用光線を射出するための射出窓が路上
に表れるように路に埋め込まれて配列された複数の灯火
用灯器を保守するための灯器保守装置であって、複数の灯火用灯器の画像情報から 複数の灯火用灯器の配
列関係を検出して前記灯器に対して所定の位置関係に位
置するように移動する移動体と、 前記射出窓を洗浄するために前記移動体に搭載された洗
浄手段と、 を備えたことを特徴とする灯器保守装置。 - 【請求項2】前記灯器の概略位置を認識し位置決めする
粗位置決め装置と、 前記灯器の正確な位置を認識し位置決めする精密位置決
め装置と、 前記灯器プリズム面を洗浄する洗浄装置と、 前記灯器を固定しているボルトを締めるボルト締め装置
と、 前記灯器の性能を確認する灯器検査装置と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の灯器保守装
置。 - 【請求項3】前記灯器から発せられる灯火の光を認識・
処理することで計測する装置、あるいは、あらかじめ複
数個の前記灯器の配置地図を記憶し静止衛星との交信で
データ補完して位置を割り出す装置、を備えることを特
徴とする請求項1に記載の灯器保守装置。 - 【請求項4】前記精密位置決め装置が、 前記灯器の概ね同一円上に配置された複数本のボルトの
中心を認識・処理することで計測する装置、あるいは、
灯器に特有な形状部分にガイドを位置合わせして計測す
る装置、を有することを特徴とする請求項2に記載の灯
器保守装置。 - 【請求項5】前記洗浄装置が、 洗浄液タンクと高圧水供給装置と高圧空気タンクとノズ
ル、あるいは、所定の軸まわりに回転する回転ブラシ、
あるいは、複数本の柔軟な針状の毛が前後に振動する振
動ブラシ、あるいは、概ねプリズム面形状の切り欠き部
を持つ薄板状へらあるいはすだれ状の切り込み部を持つ
柔軟材料で構成されたへら、あるいは、テープ状の布材
とその大部分を内部に保持する保持部とその一部のみ外
表面にむき出しにする凸部とテープを繰り送る搬送部か
らなるカートリッジ、あるいは、各々独立に弾性材で保
持された複数本の直状針が並列状に配置された洗浄作業
部、あるいは、内部に液体あるいは気体を封印しゴム状
柔軟材料で風船形状に構成された洗浄作業部、を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の灯器保守装置。 - 【請求項6】前記ボルト締め装置が、 少なくとも1つのナット・ランナーからなるボルト締め
作業部を有することを特徴とする請求項2に記載の灯器
保守装置。 - 【請求項7】前記灯器検査装置が、 灯火の画像データを正常時の画像情報と比較することで
状態を判断することを特徴とする請求項2に記載の灯器
保守装置。
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19552993A JP3372997B2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 灯器保守装置 |
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| JP19552993A Expired - Fee Related JP3372997B2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 灯器保守装置 |
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-
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- 1993-07-13 JP JP19552993A patent/JP3372997B2/ja not_active Expired - Fee Related
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