JP3370725B2 - 垂直上昇型航空機 - Google Patents
垂直上昇型航空機Info
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Classifications
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- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C27/00—Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
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-
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- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
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- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
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Description
は、新規の改良されたリフトシステムを用いる垂直上昇
型航空機(vertical lift aircra
ft)に関する。
昇型航空機である。ヘリコプタは通常単一の主回転翼を
使用し、ヘリコプタの後部のブームにトルク補償プロペ
ラが取付けられている。ヘリコプタの胴体は主回転翼の
下に配置されており、回転翼を駆動するシャフトによっ
てロータシステムに接続されている。
には多くの欠点がある。例えば、ヘリコプタのロータブ
レード(通常は2〜5)は長くて重く、単一のロータハ
ブに接続されているため、ロータハブに大きな応力がか
かる。ロータブレードの1つが破損すると不均衡が生じ
てロータシステム全体が破壊されることがある。また、
従来のロータシステムでは正規振動を減衰させることも
極めて難しい。ロータブレードは一端が自由端であるた
め、衝撃を受けると簡単に破損する。トルク補償プロペ
ラはエンジン出力のかなりの部分を消費し、大きな重量
を加える。ヘリコプタの胴体は回転翼の下に懸吊されて
いるため、回転翼からの空気流を妨害し、従って回転翼
の効率を低下させる。回転翼はヘリコプタの胴体の上方
の高い位置に配置されているため、「地面効果」、即ち
揚力面(lifting surface)が地面付近
で操作される時に生じる揚力増大現象の恩恵を十分には
受けない。ヘリコプタの回転翼は回転翼を駆動するエン
ジンよりも遥かに低いRPMで作動するため、重いRP
M減少装置(RPM−reducing gear b
ox)を使用しなければならない。米国特許第3,43
7,290号明細書、第3,507,461号明細書、
第3,514,053号明細書、第3,813,059
号明細書及び第4,196,877号明細書には別のタ
イプの垂直上昇型航空機が開示されている。これらの先
行特許明細書に記載の航空機はこの種の航空機の一部に
すぎず、垂直上昇型航空機の完全なリストを構成するも
のではない。一般的には、これらの先行特許は、ヘリコ
プタ型航空機の前述のような問題の多くを処理してい
る。特定的には、これらの先行特許は、揚力を得るため
に、ヘリコプタで使用されている数個のロータブレード
と比べて、地面により近い位置に配置された多数の翼の
使用を開示している。また、米国特許第3,813,0
59号明細書には複数の翼セットの使用が開示されてい
る。
び他の問題並びに欠点は、本発明の垂直上昇型航空機に
よって解消又は軽減される。本発明では、垂直上昇型航
空機のリフティングアセンブリが、駆動リングに取付け
られた複数の翼からなる少なくとも1つの翼アセンブリ
をフレーム内に固定したものを含む。各翼の外側端部は
外側支持リングに取付けられているのが好ましい。駆動
リングが回転すると、これらの翼が空をきって運動し、
揚力を発生する。翼又はブレードのピッチは固定的又は
可変的であってよい。駆動リングは、該駆動リングの内
面と摩擦接触するベルトによって回転する。このベルト
は可撓性であり、駆動リングの内面にしっかりと当接す
るに十分なばね特性を有する。このベルトは1つ以上の
ローラ対によって回転する。このローラ対は、前記ベル
トを間に挟んで対向し合う2つのローラからなる。これ
らのローラはベルトと摩擦接触し、このベルトが駆動リ
ングを回転させる。揚力を必要なだけ発生させるため
に、任意数の翼アセンブリを積み重ねるか又は別の方法
で配置し得るが、好ましい翼アセンブリ数は2である。
翼アセンブリを2つ使用する(即ち、1つの翼アセンブ
リの上にもう1つの翼アセンブリを配置する)場合に
は、これらの翼アセンブリが互いに逆の方向に回転する
のが好ましい。乗客、エンジン及び積荷を乗せるコンパ
ートメントは、リフティングアセンブリ内で航空機の胴
体に配置し得る。
(即ちピッチ)を周期的且つ集合的に変化させることに
よって得るのが好ましい。本発明では、各翼が、駆動リ
ングから外側に翼の長さにわたって延びているピボット
シャフトに取付けられる。前記シャフトは、該シャフト
が固定され且つ翼が該シャフトを中心に回動又は回転で
きるように、駆動リングに取付けられる。駆動リングの
地点では、前記シャフトの周りにコイルばねが配置さ
れ、該ばねの一端が駆動リングに取付けられ且つ該ばね
の他端が翼に取付けられる。ばね及び翼が設置された
ら、翼の後部に配置されているローラをピッチ制御リン
グに当接させておくように翼を回転させるべく、ばねに
予め重みをかける。各翼は、その後縁に直接固定され
た、又は翼の駆動リング側の端部でブラケットを介して
固定されたローラを有する。各翼のローラは、翼の近傍
に駆動リングと同軸的に配置されている制御リングの表
面に沿って回転する。制御リングの一方の端部が持ち上
げられると、その端部を通る各翼のローラも持ち上げら
れるため、持ち上げられた翼の迎え角が減少する。
配置されている調節可能なノズルに圧縮ガス又は空気を
供給することによって実施できる。各ノズルからのガス
(又は空気)流を変化させれば、航空機を任意の方向に
傾けることができる。
小さくて軽い翼を使用する。本発明では、翼又はブレー
ドの応力及び振動が、ヘリコプタのロータハブ(即ち単
一の点)よりも広い面積(即ち駆動リング)にわたって
分配される。また、回転翼のブレードが1つでも損傷す
ると回転翼の釣り合いに大きな影響が及ぼされる先行技
術のヘリコプタと異なり、翼が1つ損傷しても、翼アセ
ンブリの釣り合いには余り影響がない。互いに逆方向に
回転する2つの翼アセンブリを垂直に重ねて使用するた
め、トルク補償プロペラの必要がない。更に、翼を(先
行技術のように)ハブではなく駆動リングに取り付ける
ため、航空機の胴体を翼アセンブリと同じ平面に配置す
ることができる。その場合は、航空機の胴体を円盤状に
することができる。円盤状の胴体は、先行技術のヘリコ
プタの胴体よりも頑丈で軽く、抗力係数も小さいと考え
られる。航空機の胴体が、翼の空気流路の外側に配置さ
れるのは明らかであろう。航空機の胴体がこのようにリ
フティングアセンブリの平面上にあれば、回転翼が地面
により接近して配置されるため、同じ地面−胴体距離
で、より顕著な「地面効果」が得られる。
本発明の駆動手段を開示していない。より特定的には、
駆動リングと摩擦接触し、ローラ駆動システムによって
回転するベルトは開示されていない。先行技術はまた、
翼に連結された制御リングを回動させることによる翼ピ
ッチの制御も開示していない。
は、添付図面に基づく以下の非限定的実施例の説明によ
って当業者に理解されるであろう。尚、添付図面を通し
て、類似のエレメントには類似の符号を付した。
機が全体的に符号10で示されている。航空機10は、
胴体12と、リフティングアセンブリ14と、航空機1
0を前方へ推進するために航空機10の後部に配置され
ているプロペラ16とを含んでいる。前方推進力を発生
する手段としてはプロペラ16が好ましいが、リフティ
ングアセンブリ14も後述のように前方推進力を発生す
ることができる。また、別の前方推進力発生手段(例え
ばジェットエンジン)も本発明の思想又は範囲を逸脱せ
ずに使用し得る。胴体12は、該胴体12のほぼ中央に
客室17(搭乗員の席も含む)を含んでいる。胴体12
は、航空機で一般に使用されている任意のタイプの胴体
であってよい。リフティングアセンブリ14の内部はシ
ェル18によって保護されている。外側カバー19によ
って被覆されているリフティングアセンブリ14は、胴
体12の前部の孔20と胴体12の後部の孔22とを貫
通している。このように胴体12がリフティングアセン
ブリ14の平面上にあると、より顕著な地面効果が得ら
れる。
た状態のリフティングアセンブリ14が示されている。
アセンブリ14はフレーム23を含んでおり、このフレ
ームの中に上方翼アセンブリ26及び下方翼アセンブリ
28が固定されている。フレーム23は航空機10の胴
体12に取付けられている。翼アセンブリは1つでも十
分であり得るが、2つの翼アセンブリ26及び28を同
軸的に配置する方が好ましい。翼アセンブリ26及び2
8は垂直に重ねられており、互いに逆方向に回転する。
ここで留意すべきこととして、2つの逆方向に回転する
翼アセンブリ26及び28を使用すれば、大部分の先行
技術のヘリコプタで必要とされるようなトルク補償プロ
ペラは必要ない。フレーム23は、上方支持部材29及
び下方支持部材30を含んでいる。上方支持部材29及
び下方支持部材30は、各端部では端部部材34を介し
て、また内部では垂直支持部材35を介して連結されて
いる。上方支持部材29及び下方支持部材30は、部材
29及び30のほぼ中央に延長部材36を含んでいる。
上方部材29から延びている延長部材36及び下方部材
30から延びている延長部材36は側方部材37によっ
て接続されている。上方部材29及び下方部材30はそ
れぞれ一対の横部材41を含んでいる。フレーム23は
一般的な方法で航空機10の胴体12に固定されてい
る。また、カバー19は、図4から明らかなように、一
般的な方法によって部材29、30及び34の地点でフ
レーム23に固定されている。
であり、同様に作動するため、ここではアセンブリ26
だけを取り上げて説明する。アセンブリ26は複数の翼
又はブレード42を含んでいる。翼42の一端は駆動リ
ング43に回動的に取付けられており、翼42の外側端
部は外側支持リング44に回動的に取付けられている。
駆動リング43はフレーム23内で、上方支持部材29
に取付けられたローラ45と、垂直支持部材35に取付
けられたローラ46とによって支持されている。駆動リ
ング43は更にフレーム23内で、延長部材36の地点
でローラ47によって支持されている。支持リング44
はフレーム23内で、上方支持部材29に取付けられた
ローラ48と、管状部材50に取付けられたローラ49
とによって支持されている。横部材41の1つから下方
に延びている部材(図示せず)の地点には、駆動リング
43と接触するように配置されたローラ51が含まれて
いる。もう1つの横部材41からは一対の別の部材(図
示せず)が下方に延びており、これら一対の部材の各々
が、駆動リング43と接触するように配置されたローラ
79を含んでいる。ここで留意すべきこととして、アセ
ンブリ26はフレーム23に固定されてはおらず、ロー
ラ45〜49、51及び79を介してアセンブリ26を
フレーム23に対し自由に回転させることができるよう
になっている。
が、使用する方が好ましい。外側リング44は翼42を
衝撃による損傷から防護し、翼42の外縁部の周りの空
気流を減少させるため、翼アセンブリ26の効率が増加
するからである。また、図3には翼ブレード42を6つ
しか示さなかったが、ブレード42の数は任意に選択し
得る。これが可能なのは、ブレード42が先行技術のヘ
リコプタのロータブレードと比べて小さく且つ実質的に
軽いからである。翼42の応力及び振動は駆動リング4
3の表面全体にわたって分配される。これは、前述の駆
動リングよりも遥かに小さい表面積のハブにヘリコプタ
のロータブレードが接続される先行技術と比べて、有意
な改良であると考えられる。
駆動される。内側ベルト52はばねのような特性を有
し、この特性によって駆動リング43に当接し、該リン
グと一緒に回転する。ベルト52は対向する一対のロー
ラ53によって回転し、それによって駆動リング43を
ブレード42と共に回転させる。ここで留意すべきこと
として、ローラ53との衝突を避けるために、フレーム
23上では1つではなく2つのローラ79が使用され
る。ベルト52は、高炭素ばね鋼又はファイバグラスの
ような高弾性率の材料からなる連続的ストリップである
のが好ましい。ベルト52は通常円形であり、組立てが
簡単なように駆動リング43の内径よりやや小さい直径
を有する。ベルト52と駆動リング43と駆動ローラ5
3とを組立てると、駆動ローラ53によって捕捉された
ベルト52の部分がベルト52の中心に向かって変形す
る。その結果、ベルト52の大部分が駆動リング43の
内側にしっかりと押し付けられる。ベルト52と駆動リ
ング43との間の摩擦に起因して、ベルト52が動けば
リングも同様に動く。この効果は、駆動リング43の内
側を摩擦係数の高い材料でコーティングすることによっ
て増大させ得る。このような処理は、駆動リング43と
内側ベルト52との間の滑りを防止するために必要とさ
れ得る。
存在するベルト52の部分は、回転方向で、駆動ローラ
53に力が加えられるにつれて曲がろうとする。ベルト
52はこの曲げ力に耐えるに十分な厚さを有していなけ
ればならない。
されている材料に依存する。ベルト52が高炭素ばね鋼
で形成されていれば、駆動ローラ53は焼入鋼のような
比肩する硬度の材料で形成し得る。このように鋼同士を
組合わせて当接させると、大きな圧力が働く。その結
果、伝達され得る力の量が、これほど大きな圧力は発生
しない駆動ローラ/ベルトの組合わせと比べて増加す
る。鋼対鋼の組合わせのローリング効率も極めて大き
い。
M)は、直径差に起因して、駆動リング43のRPMよ
り遥かに大きい。そのため、現代の大部分のヘリコプタ
で使用されているガスタービンのような通常RPMの大
きいエンジンと、大直径ロータシステムに必要な低RP
Mとの間の整合を改善するRPM減少が得られる。この
ように、RPM減少能力がもともと備わっていれば、重
くて高価な減速装置は殆ど又は全く必要ない。
が複数のピボットアーム55の地点で回動する。制御リ
ング54は後述のようにブレード42のピッチを調整す
るために回動する。
する手段を示している。ローラ53はアセンブリ26と
協働し、ローラ53’は下方アセンブリ28と協働す
る。「’」付き数値符号は下方アセンブリ28の対応す
るエレメントを示すものである。エンジン(図示せず)
によって駆動される駆動シャフト56は傘歯車57に連
結されている。駆動シャフト56が回転すると歯車57
が回転し、そのため歯車57に連結されているシャフト
58、58’が回転する。シャフト58、58’の他端
は平歯車59、59’に取付けられている。ローラ5
3、53’は、これらのローラと一緒に回転するために
これらのローラを貫通して延びるシャフト60、60’
を備えている。シャフト60、60’の一端には歯車6
2、62’が取付けられており、これらの歯車は各々が
相互にかみ合い且つこれらの歯車のうちの1つが歯車5
9、59’とかみ合う。ローラ53、53’の間にはベ
ルト52、52’が挿入されており、ローラが回転する
とベルト52、52’が前進するようになっている。勿
論、アセンブリ26及び28の自転は総て、エンジンと
駆動シャフト56との間の一般的なクラッチアセンブリ
(図示せず)によって補償される。
分、即ち駆動リング43に接続されている方の翼の端部
を示している。翼42は前縁64及び後縁66を構成す
る一対の対向側面を含んでいる。後縁66には制御リン
グ54と協働するローラ68が配置されている。翼42
は、予め重みをかけられたばね70により、ローラ68
と制御リング54との間の接触を維持するように傾けら
れている。ばね70はピボットシャフト72の周りに取
付けられている。ばね70は、スロット76を有する翼
42の面75に設けられた孔74の中に配置されてい
る。ばね70の回転を防止するために、ばねの延長部分
70はスロット76内に配置されている。ばね70の第
2の延長部分78は、駆動リング43の外面から延びて
いる突起(post)80によって保持されている。シ
ャフト72は固定されており、翼42に対して回転しな
い。シャフト72はまた、一般的なやり方で翼42を駆
動リング43に接続している。勿論、翼42のピッチ又
は迎え角は、当業者に良く知られているように前方推進
力を発生するように選択し得る。
4を回動させる手段が全体的に符号84で示されてい
る。モータ(図示せず)によって駆動されるラックピニ
オンアセンブリ86が、アーム55の地点で制御リング
54を上下させることにより、ブレード42のピッチを
決定する。アセンブリ86にはシャフト88の一端が取
付けられており、このシャフトの他端は制御リング54
に回動的に取付けられている。このような回動可能な取
付けは、シャフト88の孔を貫通し、各端部でアーム5
5に固定されたピボットピン90を介して行われる。ピ
ン90は固定されており、シャフト88に対して回転し
ない。アーム55はピボットピン91により制御リング
54に対して回転し得る。このような回動可能な取付け
は、固定的取付けの場合にこの地点に存在する応力の量
を減少させるために使用される。従って、制御リング5
4はシャフト88と共に上下する。アーム55を有する
各制御点(図3)は、対応する制御手段84を具備して
いる。また、制御リング54に余計な応力が加えられな
いように、対向し合う制御点は連動して機能するのが好
ましい。図8に示すように、翼42’の適当な迎え角を
得るためには、下方翼42’の後縁66’とローラ6
8’との間に延長ブラケット92を具備する必要があ
る。
44及び44’を完全に包囲する管状部材50を示して
いる。管状部材50は各端部でフレーム23に固定的に
取付けられている。管状部材50には、部材50の長さ
に沿った適当な地点に、複数の軸棒93が取付けられて
いる。軸棒93の自由端にはローラ94が取付けられて
いる。ローラ94はU形外側リング44及び44’の内
側に嵌挿されている。ローラ94は外側リング44及び
44’を自由に回転させる一方で、外側リング44及び
44’の垂直運動を防止する。管状部材50には、フレ
ーム23の部分を除く全長に沿って、スペーサ98が取
付けられている。スペーサ98は外側リング44及び4
4’の外側の周りの空気流を減少させ、その結果ロータ
システムの効率が増加する。部材50にはカバー19が
取付けられている。カバー19の目的は、部材50と、
軸棒93と、ローラ94と外側リング44及び44’と
を保護することにある。カバー19は、飛行中の航空機
の抗力を減少するために、空気力学的に決定した形状を
有するのが好ましい。カバー19は、任意の軽い弾性材
料(例えば発泡プラスチック)で形成し得る。
に、本発明の別の実施例では、翼42を所定の迎え角も
しくはピッチで駆動リング43に固定的に取付けるか、
又は前述のように回動的に駆動リング43に取付け得
る。この実施例では、ガス発生器からのガス又は空気圧
縮器からの空気(いずれも航空機10の胴体12内に配
置されている)を管状部材50を介して調節可能なノズ
ル100に給送することにより制御を行う。ノズル10
0は、航空機10の前部、後部及び各側部に取付けるの
が好ましい。ノズル100はカバー19を貫通して下方
に延びている。各ノズル100にはボールバルブ102
が具備されている。バルブ102は、開放位置では部材
50からノズル100に空気を通し、閉鎖位置では空気
流を遮断する孔104を含んでいる。ボールバルブ10
2の制御は、シャフト106を用いてボールバルブ10
2を回転させ、それによって孔104をノズル100の
開閉に合わせて動かすことにより実施される。シャフト
106は一般的な方法で制御されるように構成されてい
る。航空機10の傾きを制御するためには、各ノズルへ
のガス(又は空気)流を変える。
きたが、本発明はその思想及び範囲を逸脱せずに様々な
変形が可能である。従って、以上の説明は本発明を明ら
かにするためのものであり、本発明を限定するものでは
ないと理解されたい。
センブリの平面図である。
センブリの側面図である。
駆動手段の部分断面側面図である。
いる翼アセンブリの一部分を示す部分的平面図である。
シャフトの部分的側面図である。
ャフト及び保持用突起の端面図である。
いる制御リング用の制御手段の側面図である。
図である。
る制御リングと、該制御リングと接触しているローラを
有する2つの翼とを示す部分断面側面図である。
部材の断面図である。
ある。
ルの部分断面側面図である。
図である。
Claims (28)
- 【請求項1】 胴体と、前記胴体に取付けられたフレー
ム手段を有するリフティング手段とを含み、前記リフテ
ィング手段が、 (a)前記フレーム手段に支持されており、第1の方向
に回転する第1の駆動リング手段と、 (b)各々が前記第1の駆動リング手段と一緒に回転す
るように一端で前記第1の駆動リング手段に取付けられ
ている第1の複数の翼手段と、 (c)前記第1の駆動リング手段の内側に設けられ、片
面の実質的な部分が前記第1の駆動リング手段の片面の
実質的な部分と摩擦接触しており、ばねのような特性を
有する円形の第1のベルト手段であって、該第1のベル
ト手段と前記第1の駆動リング手段との接触を維持する
ために、前記第1のベルト手段は前記円の中心に向かっ
て変形され、これにより、前記第1の駆動リング手段を
前記第1のベルト手段とともに回転させる、該第1のベ
ルト手段と、 (d)前記第1のベルト手段と協働する第1のローラ駆
動手段と、該第1のローラ駆動手段を回転させる駆動手
段とを備えており、 前記第1の駆動リング手段は前記第1のベルト手段と一
緒に回転し、前記第1のベルト手段は前記第1のローラ
駆動手段の回転に応答して回転する垂直上昇型航空機。 - 【請求項2】 水平推進力を与えるために前記胴体に取
付けられた推進手段をも含んでいる請求項1に記載の航
空機。 - 【請求項3】 前記リフティング手段が、前記第1の複
数の翼手段と一緒に回転するために前記第1の複数の翼
手段の各翼手段の一端に取付けられた外側リング手段を
も含んでおり、当該外側リング手段は前記フレーム手段
に支持されている請求項1に記載の航空機。 - 【請求項4】 前記フレーム手段に取付けられた管状部
材と、当該管状部材に支持されているカバー手段とをも
含んでいる請求項3に記載の航空機。 - 【請求項5】 複数の調節可能なノズルを有する傾斜制
御手段をも含んでおり、前記ノズルが前記管状部材に取
付けられていると共に当該管状部材と連通し、前記ノズ
ルのうち少なくとも1つのノズルの一端が所定の位置で
前記カバー手段を貫通して延びており、前記傾斜制御手
段が航空機の傾きを制御するためのものであり、前記ノ
ズルが前記管状部材内の圧縮ガスに応答する請求項4に
記載の航空機。 - 【請求項6】 前記複数の調節可能なノズルが4つのノ
ズルからなり、当該ノズルのうち2つが前記胴体の側方
で対向し合う側面に配置されており、前記ノズルの他の
2つが前記胴体の対向し合う前端部及び後端部に配置さ
れている請求項5に記載の航空機。 - 【請求項7】 前記ノズルの各々が、前記圧縮ガスの流
れを調整するためのバルブ手段をも含んでいる請求項5
に記載の航空機。 - 【請求項8】 前記リフティング手段が、前記第1の翼
手段を長手方向で貫通して延びており、前記第1の駆動
リング手段に固定的に取付けられているピボットシャフ
ト手段と、前記第1の駆動リングの近傍に設けられてお
り所定の位置で回動し得る制御リング手段と、前記第1
の翼手段に取付けられており前記制御リング手段と接触
しているローラ手段とをも含んでおり、前記第1の翼手
段が、前記ピボットシャフト手段に対して回転自在であ
ると共に前記制御リングの回動に応答して前記ピボット
シャフト手段を中心に回動する請求項1に記載の航空
機。 - 【請求項9】 前記ピボットシャフト手段の周りに設け
られたばね手段をも含んでおり、該ばね手段の一端が前
記翼手段上で制止されており、他端が前記第1の駆動リ
ング手段上で制止されおり、前記ローラ手段と前記制御
リングとを確実に接触させるために該ばね手段に予め重
みがかけられている請求項8に記載の航空機。 - 【請求項10】 前記制御手段が回動する前記所定の位
置が4つの位置からなり、前記位置のうち2つが前記第
1の駆動リング手段の側方で対向し合う側面にあり、前
記4つの位置のうち他の2つが前記第1の駆動リング手
段の対向し合う前端部及び後端部にある請求項8に記載
の航空機。 - 【請求項11】 前記フレーム手段に取付けられた管状
部材と、前記管状部材に支持されているカバー手段と、
複数の調節可能なノズルを有する傾斜制御手段とをも含
んでおり、前記ノズルが前記管状部材に取付けられると
共に該管状部材と連通しており、前記ノズルのうち少な
くとも1つのノズルの一端が所定の位置で前記カバー手
段を貫通して延びており、前記傾斜制御手段が航空機の
傾きを制御するためのものであり、前記ノズルが前記管
状部材内の圧縮ガスに応答する請求項8に記載の航空
機。 - 【請求項12】 前記リフティング手段が、前記フレー
ム手段に支持されており第2の方向に回転する第2の駆
動リング手段と、各々が前記第2の駆動リング手段と一
緒に回転するように一端で前記第2の駆動リング手段に
取付けられている第2の複数の翼手段と、前記第2の駆
動リング手段の内側に設けられた第2のベルト手段であ
って、片面の実質的な部分が前記第2の駆動リング手段
の片面の実質的な部分と摩擦接触しており、前記第2の
駆動リング手段との接触を維持するためにばねのような
特性を有している前記第2のベルト手段と、前記第2の
ベルト手段と協働する第2のローラ駆動手段とをも備え
ており、前記駆動手段が前記第2のローラ駆動手段を回
転させ、前記第2の駆動リング手段は当該第2のベルト
手段と一緒に回転し、前記第2のベルト手段は当該第2
のローラ駆動手段の回転に応答して回転する請求項1に
記載の航空機。 - 【請求項13】 前記第1の駆動手段の前記第1の回転
方向が前記第2の駆動手段の前記第2の回転方向の逆で
あり、前記第1の駆動手段が前記第2の駆動手段の上方
に設けられている請求項12に記載の航空機。 - 【請求項14】 前記リフティング手段が、前記第1及
び第2の駆動リングの近傍に設けられており所定の位置
で回動し得る制御リング手段と、前記第1の翼手段を長
手方向で貫通して延びている第1のピボットシャフト手
段であって、前記第1の駆動リング手段に固定的に取付
けられており、前記第1の翼手段が該第1のピボットシ
ャフト手段に対して回転し得る前記第1のピボットシャ
フト手段と、前記第1の翼手段に取付けられており前記
制御リング手段と接触している第1のローラ手段と、前
記第2の翼手段を長手方向で貫通して延びている第2の
ピボットシャフト手段であって、前記第2の駆動リング
手段に固定的に取付けられており、前記第2の翼手段が
該第2のピボットシャフト手段に対して回転し得る前記
第2のピボットシャフト手段と、前記第2の翼手段に取
付けられており前記制御リング手段と接触している第2
のローラ手段とをも含んでおり、前記第1及び第2の翼
手段が前記制御リングの回動に応答して対応する前記第
1及び第2のピボットシャフト手段を中心に回動する請
求項12に記載の航空機。 - 【請求項15】 前記第1のピボットシャフト手段の周
りに設けられた第1のばね手段であって、一端が前記第
1の翼手段上で制止されていると共に他端が前記第1の
駆動リング手段上で制止されおり、前記第1のローラ手
段と前記制御リングとを確実に接触させるために予め重
みがかけられている前記第1のばね手段と、前記第2の
ピボットシャフト手段の周りに設けられた第2のばね手
段であって、一端が前記第2の翼手段上で制止されてい
ると共に他端が前記第2の駆動リング手段上で制止され
おり、前記第2のローラ手段と前記制御リングとを確実
に接触させるために予め重みがかけられている前記第2
のばね手段とをも含んでいる請求項14に記載の航空
機。 - 【請求項16】 前記制御手段が回動する前記所定の位
置が4つの位置からなり、前記位置のうち2つが前記第
1及び第2の駆動リング手段の側方で対向し合う側面に
あり、前記4つの位置のうち他の2つが前記第1及び第
2の駆動リング手段の対向し合う前端部及び後端部にあ
る請求項14に記載の航空機。 - 【請求項17】 前記フレーム手段に取付けられた管状
部材と、前記管状部材に支持されているカバー手段と、
複数の調節可能なノズルを有する傾斜制御手段とをも含
んでおり、前記ノズルが前記管状部材に取付けられてい
ると共に前記管状部材と連通し、前記ノズルのうち少な
くとも1つのノズルの一端が所定の位置で前記カバー手
段を貫通して延びており、前記傾斜制御手段が航空機の
傾きを制御するためのものであり、前記ノズルが前記管
状部材内の圧縮ガスに応答する請求項14に記載の航空
機。 - 【請求項18】 前記リフティング手段が、前記第1の
複数の翼手段と一緒に回転するために前記第1の複数の
翼手段の各翼手段の一端に取付けられており且つ前記フ
レーム手段に支持されている第1の外側リング手段と、
前記第2の複数の翼手段と一緒に回転するために前記第
2の複数の翼手段の各翼手段の一端に取付けられており
且つ前記フレーム手段に支持されている第2の外側リン
グ手段とをも含んでいる請求項12に記載の航空機。 - 【請求項19】 前記フレーム手段に取付けられた管状
部材と、前記管状部材に支持されているカバー手段とを
も含んでいる請求項18に記載の航空機。 - 【請求項20】 複数の調節可能なノズルを有する傾斜
制御手段をも含んでおり、前記ノズルが前記管状部材に
取付けられていると共に前記管状部材と連通し、前記ノ
ズルのうち少なくとも1つのノズルの一端が所定の位置
で前記カバー手段を貫通して延びており、前記傾斜制御
手段が航空機の傾きを制御するためのものであり、前記
ノズルが前記管状部材内の圧縮ガスに応答する請求項1
9に記載の航空機。 - 【請求項21】 前記複数の調節可能なノズルが4つの
ノズルを含んでおり、前記ノズルのうち2つが前記胴体
の側方で対向し合う側面に配置されており、前記ノズル
のうち他の2つが前記胴体の対向し合う前端部及び後端
部に配置されている請求項20に記載の航空機。 - 【請求項22】 前記ノズルの各々が、前記圧縮ガスの
流れを調整するバルブ手段をも含んでいる請求項20に
記載の航空機。 - 【請求項23】 胴体と、前記胴体に取付けられたフレ
ーム手段を有するリフティング手段とを含み、前記リフ
ティング手段が、(a)前記フレーム手段に支持されて
おり第1の方向に回転する第1の駆動リング手段と、
(b)各々が前記第1の駆動リング手段と一緒に回転す
るように一端で前記第1の駆動リング手段に取付けられ
ている第1の複数の翼手段と、(c)前記第1の翼手段
を長手方向で貫通して延びている第1のピボットシャフ
ト手段であって、前記第1の駆動リング手段に固定的に
取付けられており、前記第1の翼手段が該第1のピボッ
トシャフト手段に対して回転し得る前記第1のピボット
シャフト手段と、(d)前記第1の駆動リングの近傍に
設けられており、所定の位置で回動し得る制御リング手
段と、(e)前記第1の翼手段に取付けられており、前
記制御リング手段と接触している第1のローラ手段とを
も含んでおり、前記第1の翼手段が前記制御リングの回
動に応答して前記第1のピボットシャフト手段を中心に
回動する垂直上昇型航空機。 - 【請求項24】 水平推進力を与えるために前記胴体に
取付けられた推進手段をも含んでいる請求項23に記載
の航空機。 - 【請求項25】 前記第1のピボットシャフト手段の周
りに設けられたばね手段であって、一端が前記第1の翼
手段上で制止されていると共に他端が前記第1の駆動リ
ング手段上で制止されおり、前記第1のローラ手段と前
記制御リングとを確実に接触させるために予め重みがか
けられているばね手段をも含んでいる請求項23に記載
の航空機。 - 【請求項26】 前記制御手段が回動する前記所定の位
置が4つの位置からなり、前記位置のうち2つが前記第
1の駆動リング手段の側方で対向し合う側面にあり、前
記位置のうち他の2つが前記第1の駆動リング手段の対
向し合う前端部及び後端部にある請求項23に記載の航
空機。 - 【請求項27】 第2の方向に回転する第2の駆動リン
グ手段と、各々が前記第2の駆動リング手段と一緒に回
転するように一端で前記第2の駆動リング手段に取付け
られている第2の複数の翼手段と、前記第2の翼手段を
長手方向で貫通して延びている第2のピボットシャフト
手段であって、前記第2の駆動リング手段に固定的に取
付けられており、前記第2の翼手段が該第2のピボット
シャフト手段に対して回転し得る前記第2のピボットシ
ャフト手段と、前記第2の翼手段に取付けられており、
前記制御リング手段と接触している第2のローラ手段と
をも含んでおり、前記第2の翼手段が前記制御リングの
回動に応答して前記第2のピボットシャフト手段を中心
に回動する請求項23に記載の航空機。 - 【請求項28】 前記第1のピボットシャフト手段の周
りに設けられた第1のばね手段であって、一端が前記第
1の翼手段上で制止されていると共に他端が前記第1の
駆動リング手段上で制止されおり、前記第1のローラ手
段と前記制御リングとを確実に接触させるために予め重
みがかけられている前記第1のばね手段と、前記第2の
ピボットシャフト手段の周りに設けられた第2のばね手
段であって、一端が前記第2の翼手段上で制止されてい
ると共に他端が前記第2の駆動リング手段上で制止され
おり、前記第2のローラ手段と前記制御リングとを確実
に接触させるために予め重みがかけられている前記第2
のばね手段とをも含んでいる請求項27に記載の航空
機。
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