JP3366151B2 - 軸流ファン - Google Patents
軸流ファンInfo
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- JP3366151B2 JP3366151B2 JP08385995A JP8385995A JP3366151B2 JP 3366151 B2 JP3366151 B2 JP 3366151B2 JP 08385995 A JP08385995 A JP 08385995A JP 8385995 A JP8385995 A JP 8385995A JP 3366151 B2 JP3366151 B2 JP 3366151B2
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- Japan
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- blade
- frame
- cloth
- hub
- vortex
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、換気送風機器および空
気調和機器に使用される軸流ファンに関するものであ
る。
気調和機器に使用される軸流ファンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、居住および非居住空間で使用され
る換気送風機器および空気調和機器は運転時に発生する
騒音を低下することが求められている。
る換気送風機器および空気調和機器は運転時に発生する
騒音を低下することが求められている。
【0003】従来、この種の軸流ファンの低騒音化に関
しては、ブレード面を回転方向に前進させた形状を持つ
軸流ファンが一般的に知られている。以下、その構成に
ついて図19〜図26を参照しながら説明する。
しては、ブレード面を回転方向に前進させた形状を持つ
軸流ファンが一般的に知られている。以下、その構成に
ついて図19〜図26を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、複数枚のブレード51を
ハブ52に取り付けた軸流ファン53が、直管部54を
有した環状の通風口に周方向において一定のクリアラン
スcを保ちながら配置されている、前記ブレード51の
ハブ取付部55aから外周縁55bにいくにしたがって
翼弦の中心を回転方向bに前進させた羽根形状を有して
いる、前記羽根部の半径方向のある線D−Eを通る半径
方向の断面の肉厚については一般に前記ハブ取付部55
aから前記外周縁55bにおいて同一薄肉厚形状または
強度上の考慮から前記外周縁55bにいくにしたがって
次第に肉厚が薄くなっていく形状となっている。
ハブ52に取り付けた軸流ファン53が、直管部54を
有した環状の通風口に周方向において一定のクリアラン
スcを保ちながら配置されている、前記ブレード51の
ハブ取付部55aから外周縁55bにいくにしたがって
翼弦の中心を回転方向bに前進させた羽根形状を有して
いる、前記羽根部の半径方向のある線D−Eを通る半径
方向の断面の肉厚については一般に前記ハブ取付部55
aから前記外周縁55bにおいて同一薄肉厚形状または
強度上の考慮から前記外周縁55bにいくにしたがって
次第に肉厚が薄くなっていく形状となっている。
【0005】上記構成において軸流ファン53が回転し
たときの空気の一般的な通風方向は、前記軸流ファンを
介して矢印b’のようになる。
たときの空気の一般的な通風方向は、前記軸流ファンを
介して矢印b’のようになる。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】このような従来の
軸流ファンでは、ブレード51自体を樹脂または金属で
形成していたので取付角を固定し取り付けており、ブレ
ード51の使用ポイントを確認した上で取付角を決めて
いたが、ブレード51を低圧力時から高圧力時の全域で
使用する場合、圧力によってブレード51への風の流入
角度が変わるため、前記ブレード51の前縁部に入口角
度と風の流入角度の違いによる渦f1が発生し易く、こ
の渦f1が騒音の発生となる問題があった。
軸流ファンでは、ブレード51自体を樹脂または金属で
形成していたので取付角を固定し取り付けており、ブレ
ード51の使用ポイントを確認した上で取付角を決めて
いたが、ブレード51を低圧力時から高圧力時の全域で
使用する場合、圧力によってブレード51への風の流入
角度が変わるため、前記ブレード51の前縁部に入口角
度と風の流入角度の違いによる渦f1が発生し易く、こ
の渦f1が騒音の発生となる問題があった。
【0007】また、前記ブレード51の後縁部56Bに
おいては、前記ブレード51の負圧力面側57で剥離現
象が起こり前記ブレード51に流れが沿わなくなり渦f
2が発生し、この渦f2が騒音の発生となる問題があっ
た。
おいては、前記ブレード51の負圧力面側57で剥離現
象が起こり前記ブレード51に流れが沿わなくなり渦f
2が発生し、この渦f2が騒音の発生となる問題があっ
た。
【0008】また、このほかに前記軸流ファン53は、
回転動作時に発生する種々の騒音が存在する問題があっ
た。
回転動作時に発生する種々の騒音が存在する問題があっ
た。
【0009】また、静翼59自体を樹脂または金属で形
成していたので取付角を固定し取り付けており、静翼5
9の使用ポイントを確認した上で取付角を決めていた
が、静翼59を低圧力時から高圧力時の全域で使用する
場合、圧力によって静翼59への風の流入角度が変わる
ため、静翼59の前縁部に入口角度と風の流入角度の違
いによる渦f1が発生し易く、この渦f1が騒音の発生
となる問題があった。
成していたので取付角を固定し取り付けており、静翼5
9の使用ポイントを確認した上で取付角を決めていた
が、静翼59を低圧力時から高圧力時の全域で使用する
場合、圧力によって静翼59への風の流入角度が変わる
ため、静翼59の前縁部に入口角度と風の流入角度の違
いによる渦f1が発生し易く、この渦f1が騒音の発生
となる問題があった。
【0010】また、前記静翼59の静翼後縁部60Bに
おいては、前記静翼59の負圧力面側57で剥離現象が
起こり前記静翼59に流れが沿わなくなり渦f2が発生
し、この渦f2が騒音の発生となる問題があった。
おいては、前記静翼59の負圧力面側57で剥離現象が
起こり前記静翼59に流れが沿わなくなり渦f2が発生
し、この渦f2が騒音の発生となる問題があった。
【0011】本発明は上記課題を解決するもので、低圧
力時、高圧力時における入口角を最適に設定することに
よって乱流を防ぎ低騒音にすることを第1の目的とす
る。
力時、高圧力時における入口角を最適に設定することに
よって乱流を防ぎ低騒音にすることを第1の目的とす
る。
【0012】第2の目的は、羽根ブレードの後縁部の負
圧面において、流れる空気の流れによって発生する渦及
び、この渦による騒音を防ぐことにある。
圧面において、流れる空気の流れによって発生する渦及
び、この渦による騒音を防ぐことにある。
【0013】第3の目的は、渦及び、この渦による騒音
と、ほかの軸流ファンの回転動作時に発生する種々の騒
音の絶対量を減らすことにある。
と、ほかの軸流ファンの回転動作時に発生する種々の騒
音の絶対量を減らすことにある。
【0014】
【0015】第4の目的は、静翼の後縁部の負圧力面に
おいて、流れる空気の流れによって発生する渦及び、こ
の渦による騒音を防ぐことにある。
おいて、流れる空気の流れによって発生する渦及び、こ
の渦による騒音を防ぐことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の軸流ファンは上
記第1の目的を達成するために、第1の手段は、羽根ハ
ブと、その周囲に複数枚の羽根ブレードを設け、前記羽
根ブレードは周囲を羽根フレーム、内部を羽根なか部と
し、この羽根なか部をフィルムで構成し、羽根なか部の
周囲の羽根フレームを円柱状とし、かつ前縁部を太くし
た構成とする。
記第1の目的を達成するために、第1の手段は、羽根ハ
ブと、その周囲に複数枚の羽根ブレードを設け、前記羽
根ブレードは周囲を羽根フレーム、内部を羽根なか部と
し、この羽根なか部をフィルムで構成し、羽根なか部の
周囲の羽根フレームを円柱状とし、かつ前縁部を太くし
た構成とする。
【0017】また第2の目的を達成するための第2の手
段は、羽根なか部を通気性のある布にした構成とし、羽
根なか部の周囲の羽根フレームを円柱状とし、かつ前縁
部を太くした構成とする。
段は、羽根なか部を通気性のある布にした構成とし、羽
根なか部の周囲の羽根フレームを円柱状とし、かつ前縁
部を太くした構成とする。
【0018】
【0019】また第1、第2および第3の目的を達成す
るために第3の手段は、羽根なか部を二重の布と、羽根
フレームの前縁部、後縁部に通気孔を設けた構成とす
る。
るために第3の手段は、羽根なか部を二重の布と、羽根
フレームの前縁部、後縁部に通気孔を設けた構成とす
る。
【0020】また第1の目的を達成するために第4の手
段は、羽根なか部と羽根フレームを樹脂または金属で同
一形成とし、羽根ブレード前縁の一部に布を用いた構成
とする。
段は、羽根なか部と羽根フレームを樹脂または金属で同
一形成とし、羽根ブレード前縁の一部に布を用いた構成
とする。
【0021】また第2の目的を達成するために第5の手
段は、羽根なか部と羽根フレームを樹脂または金属で同
一形成とし、羽根ブレード後縁の一部に布を用いた構成
とする。
段は、羽根なか部と羽根フレームを樹脂または金属で同
一形成とし、羽根ブレード後縁の一部に布を用いた構成
とする。
【0022】また第1および第2の目的を達成するため
に第6の手段は、羽根なか部と羽根フレームを樹脂また
は金属で同一形成とし、羽根ブレードの外周縁部の一部
に布を用いた構成とする。
に第6の手段は、羽根なか部と羽根フレームを樹脂また
は金属で同一形成とし、羽根ブレードの外周縁部の一部
に布を用いた構成とする。
【0023】
【0024】
【0025】また第3および第4の目的を達成するため
に第7の手段は、羽根の吐出側に複数枚の静翼を設け前
記静翼の間に前記静翼の3/4以下の弦長となる補助静
翼を前記静翼取付角と一致させないように配置し、前記
補助静翼の周囲を静翼フレーム内部を静翼なか部とし
て、この静翼なか部を布で用いた構成とする。
に第7の手段は、羽根の吐出側に複数枚の静翼を設け前
記静翼の間に前記静翼の3/4以下の弦長となる補助静
翼を前記静翼取付角と一致させないように配置し、前記
補助静翼の周囲を静翼フレーム内部を静翼なか部とし
て、この静翼なか部を布で用いた構成とする。
【0026】
【作用】本発明は、上記した第1の手段の構成により、
入口角度を変化させたのと同様に各圧力時での流入角に
合わせて入口角度を設定することができ、風の流入角度
と入口角度の違いによって羽根ブレードの前縁部におき
ていた渦、および渦音を低減できる。また、前縁の翼端
部に流入する角度の変動する流れは、この翼端部に設け
た円柱状の羽根フレームによってどの方向から流入しよ
うとも滑らかに迎えられ、渦および渦音を低減すること
ができる。
入口角度を変化させたのと同様に各圧力時での流入角に
合わせて入口角度を設定することができ、風の流入角度
と入口角度の違いによって羽根ブレードの前縁部におき
ていた渦、および渦音を低減できる。また、前縁の翼端
部に流入する角度の変動する流れは、この翼端部に設け
た円柱状の羽根フレームによってどの方向から流入しよ
うとも滑らかに迎えられ、渦および渦音を低減すること
ができる。
【0027】また、第2の手段の構成により、軸流ファ
ンの回転動作時に負圧力面側に起こる羽根剥離部を低減
させるために正圧力面側から負圧力面側に通気させるこ
とによって負圧力面側での剥離部をなくし、より一層滑
らかに流し渦、および渦音を低減することができる。ま
た、前縁の翼端部に流入する角度の変動する流れは、こ
の翼端部に設けた円柱状の羽根フレームによってどの方
向から流入しようとも滑らかに迎えられ、渦および渦音
を低減することができる。
ンの回転動作時に負圧力面側に起こる羽根剥離部を低減
させるために正圧力面側から負圧力面側に通気させるこ
とによって負圧力面側での剥離部をなくし、より一層滑
らかに流し渦、および渦音を低減することができる。ま
た、前縁の翼端部に流入する角度の変動する流れは、こ
の翼端部に設けた円柱状の羽根フレームによってどの方
向から流入しようとも滑らかに迎えられ、渦および渦音
を低減することができる。
【0028】
【0029】また、第3の手段の構成により、羽根ブレ
ードを肉厚形状とすることで、正圧力面側、負圧力面側
での最適な形状を構成し各圧力面で滑らかに流し、かつ
羽根ブレード後縁部において剥離によっておこる渦およ
び渦音を低減することができる。
ードを肉厚形状とすることで、正圧力面側、負圧力面側
での最適な形状を構成し各圧力面で滑らかに流し、かつ
羽根ブレード後縁部において剥離によっておこる渦およ
び渦音を低減することができる。
【0030】また、第4の手段の構成により、現行軸流
ファンに加工することによって問題となっている入口角
度と風の流入角度の違いによって羽根ブレードの前縁部
におきていた渦、および渦音を低減させることができ、
かつ低コストで強度的にも従来と変わらないものにでき
る。
ファンに加工することによって問題となっている入口角
度と風の流入角度の違いによって羽根ブレードの前縁部
におきていた渦、および渦音を低減させることができ、
かつ低コストで強度的にも従来と変わらないものにでき
る。
【0031】また、第5の手段の構成により、現行軸流
ファンに加工することによって問題となっている羽根剥
離による渦、および渦音を低減させることができ、かつ
低コストで強度的にも従来と変わらないものにできる。
ファンに加工することによって問題となっている羽根剥
離による渦、および渦音を低減させることができ、かつ
低コストで強度的にも従来と変わらないものにできる。
【0032】また、第6の手段の構成により、現行軸流
ファンに加工することによって問題となっている羽根ブ
レードにおこる渦、及び渦音を低減させることができ、
かつ低コストで強度的にも従来と変わらないものにでき
る。
ファンに加工することによって問題となっている羽根ブ
レードにおこる渦、及び渦音を低減させることができ、
かつ低コストで強度的にも従来と変わらないものにでき
る。
【0033】
【0034】
【0035】また、第7の手段の構成により、圧力変動
によりあらゆる流入角をともなった流れに対し静翼は剥
離をはじめるが静止翼間の補助静翼のよって転向された
流れによってこの剥離を抑えることができ渦、及び渦音
の低減ができる。
によりあらゆる流入角をともなった流れに対し静翼は剥
離をはじめるが静止翼間の補助静翼のよって転向された
流れによってこの剥離を抑えることができ渦、及び渦音
の低減ができる。
【0036】以下、本発明の実施例について、図を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0037】まず、参考例1について図1および図2を
参照しながら説明する。図に示すように、羽根ハブ1の
周囲に複数枚の羽根ブレード2を設け、この羽根ブレー
ドは羽根フレーム3と内部に羽根なか部4を設けた構成
である。
参照しながら説明する。図に示すように、羽根ハブ1の
周囲に複数枚の羽根ブレード2を設け、この羽根ブレー
ドは羽根フレーム3と内部に羽根なか部4を設けた構成
である。
【0038】上記構成により、羽根なか部4と羽根フレ
ーム3と羽根ハブ1で構成された羽根が回転動作時に流
入してくる流れd1の流入方向がいかなる場合でも前記
羽根なか部4によって羽根前縁部56Aが最適な入口角
度になり、前縁部での風の流入角度と入口角度の違いに
よっておこる渦f1の発生を減らすことができる。
ーム3と羽根ハブ1で構成された羽根が回転動作時に流
入してくる流れd1の流入方向がいかなる場合でも前記
羽根なか部4によって羽根前縁部56Aが最適な入口角
度になり、前縁部での風の流入角度と入口角度の違いに
よっておこる渦f1の発生を減らすことができる。
【0039】このように参考例1の軸流ファンによれ
ば、前縁部で渦f1によって生じる騒音を低減できる。
なお、前記羽根なか部4は弦長Lに対しキャンバーが4
から8%となるようにたわみをつける。
ば、前縁部で渦f1によって生じる騒音を低減できる。
なお、前記羽根なか部4は弦長Lに対しキャンバーが4
から8%となるようにたわみをつける。
【0040】つぎに、参考例2について、図3を参照し
ながら説明する。なお、参考例1と同一箇所には同一番
号を付し、詳細な説明は省略する。
ながら説明する。なお、参考例1と同一箇所には同一番
号を付し、詳細な説明は省略する。
【0041】図に示すように羽根なか部4をフィルムか
ら、通気性のある布5に変更した構成である。
ら、通気性のある布5に変更した構成である。
【0042】上記構成により、羽根なか部4の羽根後縁
部56Bに起こる渦f2を正圧力面側58から負圧力面
側57に流入してくる流れd2によって起こりにくく
し、前記羽根なか部4の負圧力面側57の乱流層をなく
すことにより渦f2の発生を減らすことができ、この渦
f2によって生じる騒音を低減できる。
部56Bに起こる渦f2を正圧力面側58から負圧力面
側57に流入してくる流れd2によって起こりにくく
し、前記羽根なか部4の負圧力面側57の乱流層をなく
すことにより渦f2の発生を減らすことができ、この渦
f2によって生じる騒音を低減できる。
【0043】このように参考例2の軸流ファンによれ
ば、前縁部でf2によって生じる騒音を低減できる。な
お、前記羽根なか部4は弦長Lに対しキャンバーが4か
ら8%となるようにたわみをつける。
ば、前縁部でf2によって生じる騒音を低減できる。な
お、前記羽根なか部4は弦長Lに対しキャンバーが4か
ら8%となるようにたわみをつける。
【0044】つぎに、本発明の第1実施例について図4
および図5を参照しながら説明する。なお、本第1実施
例は参考例1または2を前提としたもので、参考例1ま
たは2と同一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省
略する。
および図5を参照しながら説明する。なお、本第1実施
例は参考例1または2を前提としたもので、参考例1ま
たは2と同一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省
略する。
【0045】図に示すように、羽根フレーム3の形状を
曲率半径をもった円柱状にして、前縁部の前記羽根フレ
ームを他の前記羽根フレームより太くした前縁肉厚部6
の構成である。
曲率半径をもった円柱状にして、前縁部の前記羽根フレ
ームを他の前記羽根フレームより太くした前縁肉厚部6
の構成である。
【0046】上記構成により、前記羽根フレーム3が回
転動作時に前記羽根前縁部56Aにおいて、前記正圧力
面側58および前記負圧力面側57に流入してくる流入
角度の変動する流れd1は流入方向がいかなる場合でも
前記前縁肉厚部6に沿った流れとなる。すなわち、前記
前縁肉厚部6によって滑らかに前記正圧力面側58およ
び負圧力面側57に流れを導くことになる。したがっ
て、渦f1の発生を実施例1以上に減らすことができ、
この渦f1によって生じる騒音を実施例1以上に低減で
きる。
転動作時に前記羽根前縁部56Aにおいて、前記正圧力
面側58および前記負圧力面側57に流入してくる流入
角度の変動する流れd1は流入方向がいかなる場合でも
前記前縁肉厚部6に沿った流れとなる。すなわち、前記
前縁肉厚部6によって滑らかに前記正圧力面側58およ
び負圧力面側57に流れを導くことになる。したがっ
て、渦f1の発生を実施例1以上に減らすことができ、
この渦f1によって生じる騒音を実施例1以上に低減で
きる。
【0047】このように本発明の第1実施例の軸流ファ
ンによれば、前縁部でf1によって生じる騒音を低減で
きる。なお、前縁肉厚部は、弦長Lに対して1から4%
の直径dにする。
ンによれば、前縁部でf1によって生じる騒音を低減で
きる。なお、前縁肉厚部は、弦長Lに対して1から4%
の直径dにする。
【0048】つぎに、本発明の第2実施例について図6
を参照しながら説明する。なお、本第2実施例は第1実
施例を前提としたもので、第1実施例と同一箇所には同
一番号を付し、詳細な説明は省略する。
を参照しながら説明する。なお、本第2実施例は第1実
施例を前提としたもので、第1実施例と同一箇所には同
一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0049】図に示すように、羽根なか部4をたわみの
異なる2重の布にし羽根フレーム3の羽根フレーム前縁
部7A、羽根フレーム後縁部7Bに前縁通気孔8A、後
縁通気孔8Bを設けることにより前記羽根なか部4の布
の中に流入する流れd3を流し、前記羽根なか部4に肉
厚をつける構成である。なお、前記羽根なか部4の正圧
力面側58の布で形成されるキャンバーは2から6%と
し、負圧力面側57の布で形成されるキャンバーは6か
ら10%とする。
異なる2重の布にし羽根フレーム3の羽根フレーム前縁
部7A、羽根フレーム後縁部7Bに前縁通気孔8A、後
縁通気孔8Bを設けることにより前記羽根なか部4の布
の中に流入する流れd3を流し、前記羽根なか部4に肉
厚をつける構成である。なお、前記羽根なか部4の正圧
力面側58の布で形成されるキャンバーは2から6%と
し、負圧力面側57の布で形成されるキャンバーは6か
ら10%とする。
【0050】上記構成により、空気が流入したとき前記
正圧力面側58および負圧力面側57の布で翼型が形成
されて、空気はスムーズに流れる。また、両布間にも空
気が流入することになり、ブレード後縁で発生する渦f
2が布間で噴出される流れd4によって小さくなり、こ
の渦f2によって生じる騒音を低減できる。
正圧力面側58および負圧力面側57の布で翼型が形成
されて、空気はスムーズに流れる。また、両布間にも空
気が流入することになり、ブレード後縁で発生する渦f
2が布間で噴出される流れd4によって小さくなり、こ
の渦f2によって生じる騒音を低減できる。
【0051】このように本発明の第2実施例の軸流ファ
ンによれば、後縁部でf2によって生じる騒音を低減で
きる。
ンによれば、後縁部でf2によって生じる騒音を低減で
きる。
【0052】つぎに、本発明の第3実施例について図7
および図8を参照しながら説明する。なお、本第3実施
例は第1実施例を前提としたもので、第1実施例と同一
箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
および図8を参照しながら説明する。なお、本第3実施
例は第1実施例を前提としたもので、第1実施例と同一
箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0053】図に示すように、前記羽根なか部5および
前記羽根フレーム3を樹脂または、金属で同一形成しブ
レード51とする。この、前記ブレード51の前縁の一
部をカットしその部分に伸縮性があり通気性のある布5
を用いた構成である。
前記羽根フレーム3を樹脂または、金属で同一形成しブ
レード51とする。この、前記ブレード51の前縁の一
部をカットしその部分に伸縮性があり通気性のある布5
を用いた構成である。
【0054】上記構成により、前記羽根ブレード11と
前記羽根ハブ52で構成された羽根が回転動作時に流入
してくる流れd1の流入方向がいかなる場合でも前記布
5によって羽根前縁部56Aが最適な入口角度になり、
前縁部での風の流入角度と入口角度の違いによっておこ
る渦f1の発生を減らすことができ、この渦f1によっ
て生じる騒音を低減できる。また、上記構成により現行
軸流ファンに加工するだけなので、低コストで強度を高
めることができる。
前記羽根ハブ52で構成された羽根が回転動作時に流入
してくる流れd1の流入方向がいかなる場合でも前記布
5によって羽根前縁部56Aが最適な入口角度になり、
前縁部での風の流入角度と入口角度の違いによっておこ
る渦f1の発生を減らすことができ、この渦f1によっ
て生じる騒音を低減できる。また、上記構成により現行
軸流ファンに加工するだけなので、低コストで強度を高
めることができる。
【0055】このように本発明の第3実施例の軸流ファ
ンによれば、前縁部でf2によって生じる騒音を低減で
きる。
ンによれば、前縁部でf2によって生じる騒音を低減で
きる。
【0056】つぎに、本発明の第4実施例について図9
または図10を参照しながら説明する。なお、本第4実
施例は第1実施例を前提としたもので、第1実施例と同
一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
または図10を参照しながら説明する。なお、本第4実
施例は第1実施例を前提としたもので、第1実施例と同
一箇所には同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0057】図に示すように、前記羽根なか部4および
前記羽根フレーム3を樹脂または、金属で同一形成しブ
レード51とする。この前記ブレード51の後縁の一部
をカットしその部分に伸縮性があり通気性のある布5を
用いた構成である。
前記羽根フレーム3を樹脂または、金属で同一形成しブ
レード51とする。この前記ブレード51の後縁の一部
をカットしその部分に伸縮性があり通気性のある布5を
用いた構成である。
【0058】上記構成により、前記ブレード51が回転
動作時に前記ブレード51の後縁部に起こる渦f2を布
5の正圧力面側58から負圧力面側57に流入してくる
流れd2によって起こりにくくし、前記ブレード51の
負圧力面側57の乱流層をなくすことにより渦f2の発
生を減らすことができ、この渦f2によって生じる騒音
を低減できる。
動作時に前記ブレード51の後縁部に起こる渦f2を布
5の正圧力面側58から負圧力面側57に流入してくる
流れd2によって起こりにくくし、前記ブレード51の
負圧力面側57の乱流層をなくすことにより渦f2の発
生を減らすことができ、この渦f2によって生じる騒音
を低減できる。
【0059】このように本発明の第4実施例の軸流ファ
ンによれば、後縁部でf2によって生じる騒音を低減で
きる。また、上記構成により現行軸流ファンに加工する
だけなので、低コストで強度を高めることができる。
ンによれば、後縁部でf2によって生じる騒音を低減で
きる。また、上記構成により現行軸流ファンに加工する
だけなので、低コストで強度を高めることができる。
【0060】つぎに、本発明の第5実施例について図1
1および図12を参照しながら説明する。なお、本第5
実施例は第1実施例を前提としたもので、第1実施例と
同一箇所には同一番号を付し詳細な説明は省略する。
1および図12を参照しながら説明する。なお、本第5
実施例は第1実施例を前提としたもので、第1実施例と
同一箇所には同一番号を付し詳細な説明は省略する。
【0061】図に示すように、前記羽根なか部4および
前記羽根フレーム3を樹脂または金属で同一形成しブレ
ード51とする。この前記ブレード51の外周翼部の一
部をカットしその部分に伸縮性があり通気性のある布5
を用いた構成である。
前記羽根フレーム3を樹脂または金属で同一形成しブレ
ード51とする。この前記ブレード51の外周翼部の一
部をカットしその部分に伸縮性があり通気性のある布5
を用いた構成である。
【0062】上記構成により、前記ブレード51が回転
動作時に流入してくる流れd1の流入方向がいかなる場
合でも、前記ブレード51の羽根外周翼部の前縁部の伸
縮のある布5によって最適な入口角になり、前縁部での
流入角度と入口角度の違いによっておこる渦f1の発生
を減らすことができ、この渦f1によって生じる騒音を
低減できる。また、前記ブレード51が回転動作時に前
記ブレード51の後縁部に起こる渦f2を布5の正圧力
面側58から負圧力面側57に流入してくる流れd2に
よって起こりにくくし、前記ブレード51の負圧力面側
57の乱流層をなくすことにより渦f2の発生を減らす
ことができ、この渦f2によって生じる騒音を低減でき
る。
動作時に流入してくる流れd1の流入方向がいかなる場
合でも、前記ブレード51の羽根外周翼部の前縁部の伸
縮のある布5によって最適な入口角になり、前縁部での
流入角度と入口角度の違いによっておこる渦f1の発生
を減らすことができ、この渦f1によって生じる騒音を
低減できる。また、前記ブレード51が回転動作時に前
記ブレード51の後縁部に起こる渦f2を布5の正圧力
面側58から負圧力面側57に流入してくる流れd2に
よって起こりにくくし、前記ブレード51の負圧力面側
57の乱流層をなくすことにより渦f2の発生を減らす
ことができ、この渦f2によって生じる騒音を低減でき
る。
【0063】このように本発明の第5実施例の軸流ファ
ンによれば、前後縁部でf1およびf2によって生じる
騒音を低減できる。また、上記構成により現行軸流ファ
ンに加工するだけなので、低コストで強度を高めること
ができる。
ンによれば、前後縁部でf1およびf2によって生じる
騒音を低減できる。また、上記構成により現行軸流ファ
ンに加工するだけなので、低コストで強度を高めること
ができる。
【0064】つぎに、参考例3について、図13および
図14を参照しながら説明する。なお、従来例と同一箇
所には同一番号をつけて詳細な説明は省略する。
図14を参照しながら説明する。なお、従来例と同一箇
所には同一番号をつけて詳細な説明は省略する。
【0065】図に示すように複数のブレード51をハブ
52に取り付けられた軸流ファン53の吐出側に複数枚
の静翼59が配置され、静翼59は周囲を静翼フレーム
9、内部を静翼なか部10とし、この静翼なか部10を
フィルム11で構成したものである。
52に取り付けられた軸流ファン53の吐出側に複数枚
の静翼59が配置され、静翼59は周囲を静翼フレーム
9、内部を静翼なか部10とし、この静翼なか部10を
フィルム11で構成したものである。
【0066】上記構成において軸流ファン53が回転し
吐出した流体は、圧力変動によりいろいろな流入角をと
もなって静翼59に流入してくるが、フィルム11で構
成された静翼なか部10のため最大キャンバー位置が圧
力の変動にともなって変化するため静翼59の迎え角が
変化することによってスムーズに風を流すことができ静
翼前縁部60Aで風の流入角と静翼59の取り付け角の
違いによって起こっていた渦f1を防ぐことによって渦
音による騒音を低減することができる。
吐出した流体は、圧力変動によりいろいろな流入角をと
もなって静翼59に流入してくるが、フィルム11で構
成された静翼なか部10のため最大キャンバー位置が圧
力の変動にともなって変化するため静翼59の迎え角が
変化することによってスムーズに風を流すことができ静
翼前縁部60Aで風の流入角と静翼59の取り付け角の
違いによって起こっていた渦f1を防ぐことによって渦
音による騒音を低減することができる。
【0067】このように参考例3の軸流ファンによれ
ば、静翼前縁部でf1によって生じる騒音を低減でき
る。なお、前記静翼なか部10のフィルム11で構成さ
れるキャンバーは6〜10%とする。
ば、静翼前縁部でf1によって生じる騒音を低減でき
る。なお、前記静翼なか部10のフィルム11で構成さ
れるキャンバーは6〜10%とする。
【0068】つぎに、参考例4について、図15および
図16を参照しながら説明する。なお、従来例と同一箇
所には同一番号をつけて詳細な説明は省略する。
図16を参照しながら説明する。なお、従来例と同一箇
所には同一番号をつけて詳細な説明は省略する。
【0069】図に示すように複数のブレード51をハブ
52に取り付けられた軸流ファン53の吐出側に複数枚
の静翼59が配置され、静翼59は周囲を静翼フレーム
9、内部を静翼なか部10とし、この静翼なか部10を
布5で構成したものである。
52に取り付けられた軸流ファン53の吐出側に複数枚
の静翼59が配置され、静翼59は周囲を静翼フレーム
9、内部を静翼なか部10とし、この静翼なか部10を
布5で構成したものである。
【0070】上記構成により静翼なか部10の静翼後縁
部60Bにおこる渦f2を正圧力面側58から負圧力面
側57に流入してくる流れd2によって起こりにくく
し、前記静翼なか部10の負圧力面側57の乱流層をな
くすことにより渦f2の発生を減らすことができこの渦
f2によって生じる騒音を低減できる。
部60Bにおこる渦f2を正圧力面側58から負圧力面
側57に流入してくる流れd2によって起こりにくく
し、前記静翼なか部10の負圧力面側57の乱流層をな
くすことにより渦f2の発生を減らすことができこの渦
f2によって生じる騒音を低減できる。
【0071】このように参考例4の軸流ファンによれ
ば、静翼前縁部でf1によって生じる騒音を低減でき
る。なお、前記静翼なか部10の布5で構成されるキャ
ンバーは6〜10%とする。
ば、静翼前縁部でf1によって生じる騒音を低減でき
る。なお、前記静翼なか部10の布5で構成されるキャ
ンバーは6〜10%とする。
【0072】つぎに、本発明の第6実施例を図17およ
び図18を参照しながら説明する。なお、本実施例6は
第1実施例または従来例を前提としたもので、第1実施
例または従来例と同一箇所には同一番号をつけて詳細な
説明は省略する。
び図18を参照しながら説明する。なお、本実施例6は
第1実施例または従来例を前提としたもので、第1実施
例または従来例と同一箇所には同一番号をつけて詳細な
説明は省略する。
【0073】図に示すように複数のブレード51をハブ
52に取り付けられた軸流ファン53の吐出側に複数枚
の静翼59が配置され、この静翼59の間に静翼59の
3/4以下の弦長となる補助静翼12を配置し、この補
助静翼12の取付角θ2を静翼59の取付角θ1に対し
θ1>θ2となるように配置し、この補助静翼12は周
囲を静翼フレーム9、内部を静翼なか部10とし、この
静翼なか部10を布5で構成したものである。
52に取り付けられた軸流ファン53の吐出側に複数枚
の静翼59が配置され、この静翼59の間に静翼59の
3/4以下の弦長となる補助静翼12を配置し、この補
助静翼12の取付角θ2を静翼59の取付角θ1に対し
θ1>θ2となるように配置し、この補助静翼12は周
囲を静翼フレーム9、内部を静翼なか部10とし、この
静翼なか部10を布5で構成したものである。
【0074】上記構成により軸流ファン53が回転し吐
出した流体は圧力変動により、いろいろな流入角をとも
なって静翼59に流入してきた際、負圧力面側57にお
こる剥離による渦f1,f2を補助静翼から流出する流
れd3によっておこりにくくし、この渦f1,f2によ
って生じる騒音を低減できる。
出した流体は圧力変動により、いろいろな流入角をとも
なって静翼59に流入してきた際、負圧力面側57にお
こる剥離による渦f1,f2を補助静翼から流出する流
れd3によっておこりにくくし、この渦f1,f2によ
って生じる騒音を低減できる。
【0075】このように本発明の第6実施例の軸流ファ
ンによれば、静翼前縁部でf1によって生じる騒音およ
び静翼後縁部でf2によって生じる騒音を低減できる。
なお、前記静翼なか部10の布5で構成されるキャンバ
ーは6〜10%とする。
ンによれば、静翼前縁部でf1によって生じる騒音およ
び静翼後縁部でf2によって生じる騒音を低減できる。
なお、前記静翼なか部10の布5で構成されるキャンバ
ーは6〜10%とする。
【0076】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、軸流ファンから発生する流体騒音の中で特
に渦音を低減できる効果のある軸流ファンが提供でき
る。
明によれば、軸流ファンから発生する流体騒音の中で特
に渦音を低減できる効果のある軸流ファンが提供でき
る。
【図1】参考例1の軸流ファンの正面図
【図2】同羽根ブレードの断面図
【図3】参考例2の羽根ブレードの断面図
【図4】本発明の第1実施例の軸流ファンの正面図
【図5】同羽根ブレードの断面図
【図6】同第2実施例の羽根ブレードの断面図
【図7】同第3実施例の軸流ファンの正面図
【図8】同羽根ブレードの断面図
【図9】同第4実施例の軸流ファンの正面図
【図10】同羽根ブレードの断面図
【図11】同第5実施例の軸流ファンの正面図
【図12】同羽根ブレードの断面図
【図13】参考例3の軸流ファンの側面図
【図14】同ブレード断面図
【図15】参考例4のブレード断面図
【図16】同ブレード断面図
【図17】本発明の第6実施例の軸流ファンの側面図
【図18】同ブレード断面図
【図19】従来の軸流ファンの正面図
【図20】同側面図
【図21】同断面図
【図22】同ブレード断面図
【図23】同ブレード断面図
【図24】同ブレード断面図
【図25】従来の静翼圧力時の断面図
【図26】同低圧力時の断面図
1 羽根ハブ
2 羽根ブレード
3 羽根フレーム
4 羽根なか部
5 布
6 前縁肉厚部
7A 羽根フレーム前縁部
7B 羽根フレーム後縁部
8A 前縁通気孔
8B 後縁通気孔
9 静翼フレーム
10 静翼なか部
11 フィルム
12 補助静翼
51 ブレード
52 ハブ
53 軸流ファン
54 直管部
55a ハブ取付部
55b 外周部
56A ブレード前縁部
56B ブレード後縁部
57 負圧力面側
58 正圧力面側
59 静翼
60A 静翼前縁部
60B 静翼後縁部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 実開 平2−115994(JP,U)
実公 昭45−4047(JP,Y1)
実公 昭26−5687(JP,Y1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F04D 29/38
F04D 29/44
Claims (7)
- 【請求項1】 羽根ハブと、その周囲に複数枚の羽根ブ
レードを設け、この羽根ブレードは周囲を羽根フレー
ム、内部を羽根なか部とし、この羽根なか部をフィルム
とし、前記羽根なか部の周囲の羽根フレームを円柱状と
し、かつ前縁部を太くした前縁肉厚部で構成した軸流フ
ァン。 - 【請求項2】 羽根ハブと、その周囲に複数枚の羽根ブ
レードを設け、この羽根ブレードは周囲を羽根フレー
ム、内部を羽根なか部とし、この羽根なか部を通気性の
ある布とし、前記羽根なか部の周囲の羽根フレームを円
柱状とし、かつ前縁部を太くした前縁肉厚部で構成した
軸流ファン。 - 【請求項3】 羽根フレームの前縁部および後縁部に複
数の通気孔を設け、羽根なか部を2重の布として、この
2重の間に通風路を設けた請求項1または2記載の軸流
ファン。 - 【請求項4】 羽根ハブと、その周囲に複数枚の羽根ブ
レードを設け、この羽根ブレードは周囲を羽根フレー
ム、内部を羽根なか部とし、この羽根なか部と羽根フレ
ームを樹脂または金属で同一形成とし、ブレード前縁の
一部に布を用いた請求項1または2記載の軸流ファン。 - 【請求項5】 羽根ハブと、その周囲に複数枚の羽根ブ
レードを設け、この羽根ブレードは周囲を羽根フレー
ム、内部を羽根なか部とし、この羽根なか部と羽根フレ
ームを樹脂または金属で同一形成とし、ブレード後縁の
一部に布を用いた請求項1または2記載の軸流ファン。 - 【請求項6】 羽根ハブと、その周囲に複数枚の羽根ブ
レードを設け、この羽根ブレードは周囲を羽根フレー
ム、内部を羽根なか部とし、この羽根なか部と羽根フレ
ームを樹脂または金属で同一形成とし、ブレードの外周
縁部の一部に布を用いた請求項1または2記載の軸流フ
ァン。 - 【請求項7】 羽根の吐出側に複数枚の静翼を設け、前
記静翼の間に前記静翼の3/4以下の弦長となる補助静
翼を前記静翼取付角と一致させないように配置し、前記
補助静翼の周囲を静翼フレーム内部を静翼なか部とし
て、この静翼なか部を布で構成した軸流ファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08385995A JP3366151B2 (ja) | 1994-11-07 | 1995-04-10 | 軸流ファン |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-272163 | 1994-11-07 | ||
JP27216394 | 1994-11-07 | ||
JP08385995A JP3366151B2 (ja) | 1994-11-07 | 1995-04-10 | 軸流ファン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08189498A JPH08189498A (ja) | 1996-07-23 |
JP3366151B2 true JP3366151B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=26424903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08385995A Expired - Fee Related JP3366151B2 (ja) | 1994-11-07 | 1995-04-10 | 軸流ファン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3366151B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005240748A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Mitsubishi Electric Corp | 送風機 |
-
1995
- 1995-04-10 JP JP08385995A patent/JP3366151B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08189498A (ja) | 1996-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |