JP3365562B2 - 入力装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ポインティングデバイ
スとして好適な入力装置に関する。
スとして好適な入力装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のジョイスティックは、スティック
をいわゆるニュートラルポジションに対して、前後左右
に所定角度範囲で自在に傾けることができ、ニュートラ
ルポジションにあるスティック（これが鉛直軸に相当す
る）に直交する平面上におけるスティックの方向（傾斜
方向）と、鉛直軸とスティックのなす角（傾斜量）とに
基づいて、例えば、上記平面上における左右方向および
前後方向に対する２つの電圧を出力するようになってい
る。
をいわゆるニュートラルポジションに対して、前後左右
に所定角度範囲で自在に傾けることができ、ニュートラ
ルポジションにあるスティック（これが鉛直軸に相当す
る）に直交する平面上におけるスティックの方向（傾斜
方向）と、鉛直軸とスティックのなす角（傾斜量）とに
基づいて、例えば、上記平面上における左右方向および
前後方向に対する２つの電圧を出力するようになってい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のジョイ
スティックは、ボリュームを回転させるために、鉛直軸
方向に高さを必要とするとともに、ボリュームの寸法も
大きくなるという問題があった。
スティックは、ボリュームを回転させるために、鉛直軸
方向に高さを必要とするとともに、ボリュームの寸法も
大きくなるという問題があった。
【０００４】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、簡単な構成で、ポインティングデバイス
として使用できる入力装置を提供することにある。
たものであり、簡単な構成で、ポインティングデバイス
として使用できる入力装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の入力装
置は、 （Ａ）外側表面上に、中心から外側に放射状に広がる少
なくとも３つの抵抗性導電領域（例えば、図１の実施例
の抵抗性導電領域２Ａ乃至２Ｄ）と、これらの抵抗性導
電領域を互いに絶縁する絶縁領域（例えば、図１の実施
例の絶縁領域２Ｓ）とを有する第１球面体（例えば、図
１の実施例の第１球面体２）と、 （Ｂ）内側表面上に、中心から外側に円形に広がる抵抗
性導電領域（例えば、図１の実施例の抵抗性導電領域４
Ａ）を有し、第１球面体の外側表面に、内側表面が接触
して移動可能な第２球面体（例えば、図１の実施例の第
１球面体４）とを備えることを特徴とする。
置は、 （Ａ）外側表面上に、中心から外側に放射状に広がる少
なくとも３つの抵抗性導電領域（例えば、図１の実施例
の抵抗性導電領域２Ａ乃至２Ｄ）と、これらの抵抗性導
電領域を互いに絶縁する絶縁領域（例えば、図１の実施
例の絶縁領域２Ｓ）とを有する第１球面体（例えば、図
１の実施例の第１球面体２）と、 （Ｂ）内側表面上に、中心から外側に円形に広がる抵抗
性導電領域（例えば、図１の実施例の抵抗性導電領域４
Ａ）を有し、第１球面体の外側表面に、内側表面が接触
して移動可能な第２球面体（例えば、図１の実施例の第
１球面体４）とを備えることを特徴とする。
【０００６】請求項２に記載の入力装置は、第１球面体
の外側表面の外縁部にリング（例えば、図５の実施例の
リング２Ｒ）を設けたことを特徴とする。
の外側表面の外縁部にリング（例えば、図５の実施例の
リング２Ｒ）を設けたことを特徴とする。
【０００７】請求項３に記載の入力装置は、第２球面体
を、リング状の基礎部が第１球面体の外縁部に設けたリ
ングによって支持される、弾力性のある脚部（例えば、
図６の実施例の脚部４Ｌ）で支持することを特徴とす
る。
を、リング状の基礎部が第１球面体の外縁部に設けたリ
ングによって支持される、弾力性のある脚部（例えば、
図６の実施例の脚部４Ｌ）で支持することを特徴とす
る。
【０００８】
【作用】請求項１の構成の入力装置においては、第１球
面体の少なくとも２つの抵抗性導電領域と第２球面体の
抵抗性導電領域との接触面積に相当する信号から第２球
面体の傾斜方向および傾斜量が検出可能である。従っ
て、ポインティングデバイスとして使用できる。
面体の少なくとも２つの抵抗性導電領域と第２球面体の
抵抗性導電領域との接触面積に相当する信号から第２球
面体の傾斜方向および傾斜量が検出可能である。従っ
て、ポインティングデバイスとして使用できる。
【０００９】請求項２の構成の入力装置においては、第
１球面体の外側表面の外縁部に設けたことリングが、第
２球体面の移動範囲を限定できる。
１球面体の外側表面の外縁部に設けたことリングが、第
２球体面の移動範囲を限定できる。
【００１０】請求項３の構成の入力装置においては、第
２球面体が、リング状の基礎部が第１球面体の外縁部に
設けたリングによって支持される、弾力性のある脚部で
支持されるので、第２球体面をニュートラルポジション
に戻すことができる。
２球面体が、リング状の基礎部が第１球面体の外縁部に
設けたリングによって支持される、弾力性のある脚部で
支持されるので、第２球体面をニュートラルポジション
に戻すことができる。
【００１１】
【実施例】図１は、本発明の入力装置の一実施例の構成
を示す分解斜視図である。入力装置１は、第１球面体２
および第２球面体４を備えている。第１球面体２は、外
側表面上に、中心から外側に放射状に広がる４つの抵抗
性導電領域２Ａ，２Ｂ，２Ｃおよび２Ｄと、これらの抵
抗性導電領域を互いに絶縁する絶縁領域２Ｓとを有す
る。４つの抵抗性導電領域２Ａ，２Ｂ，２Ｃおよび２Ｄ
は、球面を９０度ずつ均等に分割した場合の各分割球面
の表面に相当する領域に形成されている。４つの抵抗性
導電領域２Ａ，２Ｂ，２Ｃおよび２Ｄと、絶縁領域２Ｓ
とは、第１球面体２の本体を絶縁体で構成し、４つの抵
抗性導電領域２Ａ，２Ｂ，２Ｃおよび２Ｄに相当する領
域のみに、例えば炭素の微粉末を接着剤と混合したもの
をコーティングすることにより、形成することができ
る。
を示す分解斜視図である。入力装置１は、第１球面体２
および第２球面体４を備えている。第１球面体２は、外
側表面上に、中心から外側に放射状に広がる４つの抵抗
性導電領域２Ａ，２Ｂ，２Ｃおよび２Ｄと、これらの抵
抗性導電領域を互いに絶縁する絶縁領域２Ｓとを有す
る。４つの抵抗性導電領域２Ａ，２Ｂ，２Ｃおよび２Ｄ
は、球面を９０度ずつ均等に分割した場合の各分割球面
の表面に相当する領域に形成されている。４つの抵抗性
導電領域２Ａ，２Ｂ，２Ｃおよび２Ｄと、絶縁領域２Ｓ
とは、第１球面体２の本体を絶縁体で構成し、４つの抵
抗性導電領域２Ａ，２Ｂ，２Ｃおよび２Ｄに相当する領
域のみに、例えば炭素の微粉末を接着剤と混合したもの
をコーティングすることにより、形成することができ
る。
【００１２】第２球面体４は、その内側表面上に、中心
から円形の所定領域に広がる抵抗性導電領域４Ａを有
し、内側表面が、第１球面体２の外側表面に接触して移
動可能となっている。抵抗性導電領域４Ａは、第２球面
体４の本体を絶縁体で構成し、抵抗性導電領域４Ａに相
当する領域のみに、例えば炭素の微粉末を接着剤と混合
したものをコーティングすることにより、形成すること
ができる。
から円形の所定領域に広がる抵抗性導電領域４Ａを有
し、内側表面が、第１球面体２の外側表面に接触して移
動可能となっている。抵抗性導電領域４Ａは、第２球面
体４の本体を絶縁体で構成し、抵抗性導電領域４Ａに相
当する領域のみに、例えば炭素の微粉末を接着剤と混合
したものをコーティングすることにより、形成すること
ができる。
【００１３】図２は、図１の実施例の使用状態を示す。
図２（Ａ）は、第２球面体４の中心軸が第１球面体２の
中心軸に一致した状態すなわち第２球面体４がニュート
ラルポジションにある状態を示す。この状態から、第２
球面体４を図面の右方向に摺動させると、図２（Ｂ）の
状態になる。第２球面体４が移動すると、その抵抗性導
電領域４Ａと、第１球面体２の４つの抵抗性導電領域２
Ａ，２Ｂ，２Ｃおよび２Ｄのそれぞれの領域と接触する
面積が変化するため、４つの抵抗性導電領域２Ａ，２
Ｂ，２Ｃおよび２Ｄのそれぞれの領域と抵抗性導電領域
４Ａとの合成抵抗値が変化する。抵抗性導電領域４Ａと
接触する面積が大きくなる抵抗性導電領域２Ａ，２Ｂ，
２Ｃおよび２Ｄの合成抵抗値が低くなる。
図２（Ａ）は、第２球面体４の中心軸が第１球面体２の
中心軸に一致した状態すなわち第２球面体４がニュート
ラルポジションにある状態を示す。この状態から、第２
球面体４を図面の右方向に摺動させると、図２（Ｂ）の
状態になる。第２球面体４が移動すると、その抵抗性導
電領域４Ａと、第１球面体２の４つの抵抗性導電領域２
Ａ，２Ｂ，２Ｃおよび２Ｄのそれぞれの領域と接触する
面積が変化するため、４つの抵抗性導電領域２Ａ，２
Ｂ，２Ｃおよび２Ｄのそれぞれの領域と抵抗性導電領域
４Ａとの合成抵抗値が変化する。抵抗性導電領域４Ａと
接触する面積が大きくなる抵抗性導電領域２Ａ，２Ｂ，
２Ｃおよび２Ｄの合成抵抗値が低くなる。
【００１４】図３は、図１の実施例の等価回路を示す。
可変抵抗ＲＡ，ＲＢ，ＲＣおよびＲＤは、第１球面体２
の４つの抵抗性導電領域２Ａ，２Ｂ，２Ｃおよび２Ｄの
それぞれの領域と第２球面体４の抵抗性導電領域４Ａと
の合成抵抗を示し、＋ＢＶは、抵抗ＲＡ，ＲＢ，ＲＣお
よびＲＤに印加されるバイアス電圧を示し、抵抗Ｒは、
抵抗ＲＡ，ＲＢ，ＲＣおよびＲＤのそれぞれと接地点間
に接続される抵抗を示す。前述のように、第２球面体４
が移動すると、抵抗性導電領域２Ａ，２Ｂ，２Ｃおよび
２Ｄのそれぞれの領域と抵抗性導電領域４Ａとの合成抵
抗ＲＡ，ＲＢ，ＲＣおよびＲＤが変化するから、これら
の抵抗値を読み取ることにより、第２球面体２の傾斜量
（すなわち傾斜角）および傾斜方向を検出することがで
きる。
可変抵抗ＲＡ，ＲＢ，ＲＣおよびＲＤは、第１球面体２
の４つの抵抗性導電領域２Ａ，２Ｂ，２Ｃおよび２Ｄの
それぞれの領域と第２球面体４の抵抗性導電領域４Ａと
の合成抵抗を示し、＋ＢＶは、抵抗ＲＡ，ＲＢ，ＲＣお
よびＲＤに印加されるバイアス電圧を示し、抵抗Ｒは、
抵抗ＲＡ，ＲＢ，ＲＣおよびＲＤのそれぞれと接地点間
に接続される抵抗を示す。前述のように、第２球面体４
が移動すると、抵抗性導電領域２Ａ，２Ｂ，２Ｃおよび
２Ｄのそれぞれの領域と抵抗性導電領域４Ａとの合成抵
抗ＲＡ，ＲＢ，ＲＣおよびＲＤが変化するから、これら
の抵抗値を読み取ることにより、第２球面体２の傾斜量
（すなわち傾斜角）および傾斜方向を検出することがで
きる。
【００１５】なお、すべての抵抗ＲＡ，ＲＢ，ＲＣおよ
びＲＤの値を読み取らなくても、第１球面体２の互いに
対向する抵抗性導電領域（例えば２Ａと２Ｃ、または２
Ｂと２Ｄ）と第２球面体４の抵抗性導電領域４Ａとの合
成抵抗を読み取るだけでも、第２球面体２の傾斜量およ
び傾斜方向を検出することができる。
びＲＤの値を読み取らなくても、第１球面体２の互いに
対向する抵抗性導電領域（例えば２Ａと２Ｃ、または２
Ｂと２Ｄ）と第２球面体４の抵抗性導電領域４Ａとの合
成抵抗を読み取るだけでも、第２球面体２の傾斜量およ
び傾斜方向を検出することができる。
【００１６】図４は、図１の実施例を遠隔操作装置に利
用した例を示す回路図である。Ａ／Ｄ変換器６Ａ，６
Ｂ，６Ｃおよび６Ｄは、抵抗性導電領域２Ａ，２Ｂ，２
Ｃおよび２Ｄのそれぞれの領域と抵抗性導電領域４Ａと
の合成抵抗ＲＡ，ＲＢ，ＲＣおよびＲＤに対応するアナ
ログ電圧をディジタル信号に変換する。ＣＰＵ８は、Ａ
／Ｄ変換器６Ａ，６Ｂ，６Ｃおよび６Ｄから供給される
信号に基づいて、第２球面体４の傾斜量および傾斜方向
を検出し、検出した傾斜量および傾斜方向に対応したコ
マンドコードを２値信号としてトランジスタ１０のベー
スに出力する。トランジスタ１０は、コマンドコードに
対応した２値信号に応じてオンオフし、これにより、ト
ランジスタ１０のコレクタに接続された赤外線ＬＥＤ１
２がコマンドコードを示す赤外線を発光する。
用した例を示す回路図である。Ａ／Ｄ変換器６Ａ，６
Ｂ，６Ｃおよび６Ｄは、抵抗性導電領域２Ａ，２Ｂ，２
Ｃおよび２Ｄのそれぞれの領域と抵抗性導電領域４Ａと
の合成抵抗ＲＡ，ＲＢ，ＲＣおよびＲＤに対応するアナ
ログ電圧をディジタル信号に変換する。ＣＰＵ８は、Ａ
／Ｄ変換器６Ａ，６Ｂ，６Ｃおよび６Ｄから供給される
信号に基づいて、第２球面体４の傾斜量および傾斜方向
を検出し、検出した傾斜量および傾斜方向に対応したコ
マンドコードを２値信号としてトランジスタ１０のベー
スに出力する。トランジスタ１０は、コマンドコードに
対応した２値信号に応じてオンオフし、これにより、ト
ランジスタ１０のコレクタに接続された赤外線ＬＥＤ１
２がコマンドコードを示す赤外線を発光する。
【００１７】図５は、図１の実施例の第１球面体２の外
縁部にリング２Ｒを設けた例を示す。これにより、第２
球面体４の移動範囲を限定することができる。また、図
５の例では、第２球面体４がどのように動いても、第１
球面体２の４つの抵抗性導電領域２Ａ１，２Ｂ１，２Ｃ
１および２Ｄ１が、第１球面体４の内側に隠れるように
している。こうすることにより、第１球面体２の４つの
抵抗性導電領域２Ａ１，２Ｂ１，２Ｃ１および２Ｄ１を
保護することができる。
縁部にリング２Ｒを設けた例を示す。これにより、第２
球面体４の移動範囲を限定することができる。また、図
５の例では、第２球面体４がどのように動いても、第１
球面体２の４つの抵抗性導電領域２Ａ１，２Ｂ１，２Ｃ
１および２Ｄ１が、第１球面体４の内側に隠れるように
している。こうすることにより、第１球面体２の４つの
抵抗性導電領域２Ａ１，２Ｂ１，２Ｃ１および２Ｄ１を
保護することができる。
【００１８】図６は、第２球面体４を弾力性のある脚部
４Ｌで支持した例を示す。脚部４Ｌの基礎部４Ｒは、リ
ング状となっており、このリング状の基礎部４Ｒが、第
１球面体２のリング２Ｒによって支持される。第２球面
体４に脚部４Ｌおよび基礎部４Ｒは、例えば、第２球面
体４の本体をゴムで成形した後、図７に示すように、切
り込み４０を入れることにより容易に製作できる。これ
により、製造の簡略化を実現できる。図６のように、第
２球面体４に弾力性のある脚部４Ｌを設けることによ
り、第２球面体４をニュートラルポジションに戻すこと
ができる。
４Ｌで支持した例を示す。脚部４Ｌの基礎部４Ｒは、リ
ング状となっており、このリング状の基礎部４Ｒが、第
１球面体２のリング２Ｒによって支持される。第２球面
体４に脚部４Ｌおよび基礎部４Ｒは、例えば、第２球面
体４の本体をゴムで成形した後、図７に示すように、切
り込み４０を入れることにより容易に製作できる。これ
により、製造の簡略化を実現できる。図６のように、第
２球面体４に弾力性のある脚部４Ｌを設けることによ
り、第２球面体４をニュートラルポジションに戻すこと
ができる。
【００１９】図８は、本発明の入力装置の他の実施例の
第１球面体の構成を示す。この例では、第１球面体２
は、外側表面上に、中心から外側に放射状に広がる３つ
の抵抗性導電領域２Ｅ，２Ｆおよび２Ｇと、これらの抵
抗性導電領域を互いに絶縁する絶縁領域２Ｓ１とを有す
る。３つの抵抗性導電領域２Ｅ，２Ｆおよび２Ｇは、球
面を１２０度ずつ均等に分割した場合の各分割球面の表
面に相当する領域に形成されている。このように、３つ
の抵抗性導電領域２Ｅ，２Ｆおよび２Ｇを形成しただけ
でも、第２球面体４の傾斜量および傾斜方向を検出でき
る。また、第１球面体２のすべての抵抗性導電領域２
Ｅ，２Ｆおよび２Ｇと第２球面体４の導電性抵抗領域４
Ａとの合成抵抗を読み取らなくても、第１球面体２の２
つの抵抗性導電領域と第２球面体４の導電性抵抗領域４
Ａとの合成抵抗を読み取るだけで、第２球面体４の傾斜
量および傾斜方向を検出できる。
第１球面体の構成を示す。この例では、第１球面体２
は、外側表面上に、中心から外側に放射状に広がる３つ
の抵抗性導電領域２Ｅ，２Ｆおよび２Ｇと、これらの抵
抗性導電領域を互いに絶縁する絶縁領域２Ｓ１とを有す
る。３つの抵抗性導電領域２Ｅ，２Ｆおよび２Ｇは、球
面を１２０度ずつ均等に分割した場合の各分割球面の表
面に相当する領域に形成されている。このように、３つ
の抵抗性導電領域２Ｅ，２Ｆおよび２Ｇを形成しただけ
でも、第２球面体４の傾斜量および傾斜方向を検出でき
る。また、第１球面体２のすべての抵抗性導電領域２
Ｅ，２Ｆおよび２Ｇと第２球面体４の導電性抵抗領域４
Ａとの合成抵抗を読み取らなくても、第１球面体２の２
つの抵抗性導電領域と第２球面体４の導電性抵抗領域４
Ａとの合成抵抗を読み取るだけで、第２球面体４の傾斜
量および傾斜方向を検出できる。
【００２０】なお、上述した第１および第２球面体２お
よび４は、半球でも、部分球でも、よい。
よび４は、半球でも、部分球でも、よい。
【００２１】また、上記実施例においては、抵抗性導電
体領域の材料として炭素を使用したが、本発明は、これ
に限定されず、一般の可変抵抗器に使用される抵抗材料
ならば何でも使用できる。
体領域の材料として炭素を使用したが、本発明は、これ
に限定されず、一般の可変抵抗器に使用される抵抗材料
ならば何でも使用できる。
【００２２】
【発明の効果】請求項１の入力装置によれば、外側表面
上に、中心から外側に放射状に広がる少なくとも３つの
抵抗性導電領域、およびこれら３つの抵抗性導電領域を
互いに絶縁する領域を有する第１球面体と、内側表面上
に、中心から外側に円形に広がる抵抗性導電領域を有
し、第１球面体の外側表面に、内側表面が接触して移動
可能な第２球面体とを備えた構成としたので、構成が簡
単で低コストに製造できる。また、第１および第２の球
面体の曲率半径を大きくすることにより厚さを薄くでき
るから、薄型のポインティングデバイスを実現できる。
上に、中心から外側に放射状に広がる少なくとも３つの
抵抗性導電領域、およびこれら３つの抵抗性導電領域を
互いに絶縁する領域を有する第１球面体と、内側表面上
に、中心から外側に円形に広がる抵抗性導電領域を有
し、第１球面体の外側表面に、内側表面が接触して移動
可能な第２球面体とを備えた構成としたので、構成が簡
単で低コストに製造できる。また、第１および第２の球
面体の曲率半径を大きくすることにより厚さを薄くでき
るから、薄型のポインティングデバイスを実現できる。
【００２３】請求項２の入力装置によれば、第１球面体
の外側表面の外縁部にリングを設けたので、このリング
により第２球面体の移動範囲を限定できる。
の外側表面の外縁部にリングを設けたので、このリング
により第２球面体の移動範囲を限定できる。
【００２４】請求項３の入力装置によれば、第２球面体
を、リング状の基礎部が第１球面体の外縁部に設けたリ
ングによって支持される、弾力性のある脚部で支持した
ので、第２球面体をニュートラルポジションに戻すこと
ができる。
を、リング状の基礎部が第１球面体の外縁部に設けたリ
ングによって支持される、弾力性のある脚部で支持した
ので、第２球面体をニュートラルポジションに戻すこと
ができる。
【図１】本発明の入力装置の一実施例の構成を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図２】図１の実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図３】図１の実施例の等価回路を示す回路図である。
【図４】図１の実施例を遠隔操作装置に利用した例を示
す回路図である。
す回路図である。
【図５】図１の実施例の第２球面体の移動範囲を限定す
るために、第１球面体にリングを設けた例を示す斜視図
である。
るために、第１球面体にリングを設けた例を示す斜視図
である。
【図６】図１の実施例の第２球面体をニュートラルポジ
ションに戻すために、第２球面体を弾力性のある脚部で
支持した例を示す斜視図である。
ションに戻すために、第２球面体を弾力性のある脚部で
支持した例を示す斜視図である。
【図７】図６の脚部を形成するための製造工程例を示す
正面図である。
正面図である。
【図８】本発明の入力装置の他の実施例の第２球面体の
構成を示す平面図である。
構成を示す平面図である。
１ 入力装置
２ 第１球面体
２Ａ，２Ｂ，２Ｃ，２Ｄ，２Ｅ，２Ｆ，２Ｇ 抵抗性導
電領域 ２Ａ１，２Ｂ１，２Ｃ１，２Ｄ１ 抵抗性導電領域 ２Ｒ リング ２Ｓ，２Ｓ１ 絶縁領域 ４ 第２球面体 ４Ａ 抵抗性導電領域 ４Ｌ 脚部 ４Ｒ 基礎部 ６Ａ，６Ｂ，６Ｃ，６Ｄ Ａ／Ｄ変換器 ８ ＣＰＵ １０ トランジスタ １２ 赤外線ＬＥＤ ＲＡ，ＲＢ，ＲＣ，ＲＤ 可変抵抗
電領域 ２Ａ１，２Ｂ１，２Ｃ１，２Ｄ１ 抵抗性導電領域 ２Ｒ リング ２Ｓ，２Ｓ１ 絶縁領域 ４ 第２球面体 ４Ａ 抵抗性導電領域 ４Ｌ 脚部 ４Ｒ 基礎部 ６Ａ，６Ｂ，６Ｃ，６Ｄ Ａ／Ｄ変換器 ８ ＣＰＵ １０ トランジスタ １２ 赤外線ＬＥＤ ＲＡ，ＲＢ，ＲＣ，ＲＤ 可変抵抗
Claims (3)
- 【請求項１】 外面表面上に、中心から外側に放射状に
広がる少なくとも３つの抵抗性導電領域と、これらの抵
抗性導電領域を互いに絶縁する絶縁領域とを有する第１
球面体と、 内側表面上に、中心から外側に円形に広がる抵抗性導電
領域を有し、前記第１球面体の外側表面に、前記内側表
面が接触して移動可能な第２球面体とを備えることを特
徴とする入力装置。 - 【請求項２】 前記第１球面体の外側表面の外縁部にリ
ングを設けたことを特徴とする請求項１記載の入力装
置。 - 【請求項３】 前記第２球面体を、リング状の基礎部が
前記第１球面体の外縁部に設けたリングによって支持さ
れる、弾力性のある脚部で支持することを特徴とする請
求項１に記載の入力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24116792A JP3365562B2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24116792A JP3365562B2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 入力装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0675696A JPH0675696A (ja) | 1994-03-18 |
| JP3365562B2 true JP3365562B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=17070251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24116792A Expired - Fee Related JP3365562B2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 入力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3365562B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5168642B2 (ja) * | 2008-05-27 | 2013-03-21 | 株式会社デンソー | Ｘ−ｙ方向入力装置 |
| JP6268987B2 (ja) * | 2013-11-29 | 2018-01-31 | 日本精工株式会社 | 球面座標センサ |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP24116792A patent/JP3365562B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0675696A (ja) | 1994-03-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20021004 |
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