JP3365088B2 - 避雷器 - Google Patents

避雷器

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JP3365088B2
JP3365088B2 JP25112094A JP25112094A JP3365088B2 JP 3365088 B2 JP3365088 B2 JP 3365088B2 JP 25112094 A JP25112094 A JP 25112094A JP 25112094 A JP25112094 A JP 25112094A JP 3365088 B2 JP3365088 B2 JP 3365088B2
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JP
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stopper
support shaft
support
jig
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俊一 成田
静夫 水口
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Meidensha Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は避雷器に関し、特に、素
子群の支持構造を改良したものである。 【0002】 【従来の技術】従来の避雷器の構成を図5に示す。図の
ように、碍管1の内部に、素子2を段積みにして構成さ
れる素子群3が収納され、碍管1の両端には碍管1に固
着したフランジ4を介して押え板5及び放圧板押え6が
取り付けられる。押え板5と放圧板押え6とは放圧孔5
a,6aを有し、押え板5と放圧板押え6との間には薄
い放圧板7が挟まれて碍管1内が気密に保持される。素
子群3は下部の押え板5の上に中空のディスタンス8を
介して支持されており、上部の押え板5と素子群3との
間に備えたスプリング9によって保持される。 【0003】素子群3は段積みした素子2が横ずれしな
いようにするためにユニット化したものであり、段積み
された素子2の図中の上面と下面とに支持板10a,1
0bを当て、素子2の円周方向へ等間隔に配置した状態
で支持板10a,10bの外周面の近傍を貫通する3本
の支持軸11を設け、当該支持軸11の両端のねじ部に
ナット12を螺合することで、支持板10a,10bが
連結されている。段積みする素子2の数が多い場合は支
持軸11がたわむことから、支持板10a.10bと同
一の支持板10c〜10eが素子2の数枚分ごとに素子
2間に挟み込まれる。そして、支持軸のねじ部と支持板
との間には、緩み止め用の接着剤等が塗布される。 【0004】なお、図5の避雷器の構成は一例に過ぎ
ず、素子ユニットを密閉する容器は、碍子に限らず、機
械的強度に優れ、耐熱性、耐圧性のある強化プラスチッ
ク(FRP)等の材料により形成したもの、また、放圧
板を設けずに、素子を収容する絶縁筒か内部圧が上昇し
た場合に破裂して放圧するもの等がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、ねじ部の加
工は歩留まりが悪いことから支持軸のコストが高い。そ
して、支持軸として一般的にプラスチック材料を用いる
ために締め付けすぎると支持軸が破損するため支持軸の
締め付けを自動化するのが困難であり、手作業に頼らざ
るを得ないことから素子群の組み立てに多くの工数がか
かる。 【0006】また、避雷器の定格電圧が変わると、使用
する素子の枚数が変わるので、その結果支持軸の長さが
変わり、また同じ定格電圧でも、塩害等の耐汚染仕様の
場合は碍管の長さが長くなり、その結果素子ユニットの
長さが変わる。従って、両端にねじ加工を施した支持軸
を使用すると、長さの異なる多数の支持軸を用意しなけ
ればならないので、在庫品が多過ぎて不経済となる。 【0007】更に、ねじ締めの場合は、ユニット製作に
工数がかかり、トータルコストがかさむという課題があ
る。 【0008】そこで、本発明は、かかる課題を解決した
避雷器を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明において上記の課
題を解決するための手段は、密閉された容器の中に素子
群を収容し、当該素子群は複数の素子を積み重ねると共
に積み重ねた素子を上下方向から挟む少なくとも一対の
支持板を設け、素子の円周に沿って等間隔に配置されて
素子の軸心方向へ伸びる複数の支持軸の両端を支持板に
貫通させ、支持軸に支持板を固定する固定手段を設けた
避雷器において、前記固定手段を、塑性材料で形成され
ると共に内径寸法が支持軸の外形寸法よりも大きい略筒
状のストッパを支持軸に挿通し、該ストッパを、突起を
有するかしめ治具で周方向から圧縮してストッパの一部
を支持軸に減り込ませて固定すると共に、ストッパの側
面に治具操作用の少なくとも平行な2面の平面を形成す
るようにしたものであり、支持軸にねじ加工を施すこと
なくストッパの引き抜けを防止し、かつストッパの平行
な2面に治具を掛けて支持軸の回転操作を可能にする。 【0010】 【0011】 【作用】避雷器の素子ユニットを形成する場合、素子を
所定個数積み重ね、その上下に支持板を当て、その両支
持板間に支持軸を貫通させ、支持板で素子群を押圧した
状態で支持板の上下に出た支持軸にストッパを挿通し、
このストッパに、突起を有するかしめ治具を当て、径方
向から、治具で圧縮する。しかるときは、ストッパと支
持軸は共に凹み、ストッパが支持軸に減り込み、両者一
体的に固定されると共に、ストッパの側面に治具操作用
の少なくとも平行な2面の平面が形成される。この減り
込み部によって、ストッパが引き抜けるのが防止され、
長期使用に対する信頼性の高い避雷器が得られる。支持
軸の回転操作を行なうときは、前記かしめにより形成さ
れたストッパの平行な2面にスパナを掛けて行なう。 【0012】 【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例に基づい
て説明する。なお、本実施例は、従来の避雷器の一部を
改良したものなので、従来と同一部分又は相当部分に
は、これと同じ符号を付して説明を省略する。 【0013】図1は本発明における避雷器の支持板を、
支持軸に固定するための固定手段の実施例の説明図を示
す。15はストッパで、支持板10a,10bを支持す
る支持軸11の支持板10aおよび10bの上又は下に
取り付けられ、支持板を両側から支持し、後述の方法で
支持軸11にかしめにより固定される。 【0014】このストッパ15は、図2に示すように、
円筒形をなし、円周方向での1箇所に継目15aを有
し、材料としては比較的軟らかい塑性材料であるアルミ
ニウムあるいは銅材から成る。継目15aは、継目を設
けると、ストッパ15の変形が容易になって、支持軸1
1に対するストッパ15の圧着が容易になる。しかし必
ずしも設ける必要はない。このストッパ15はその内径
寸法が支持軸11の外径寸法よりも少しだけ大きく設定
されている。 【0015】このストッパ15を支持軸11に固定する
場合は、図3(a)に示すように支持軸11にストッパ
15を挿通し、かしめ治具16により、矢印の半径方向
から力Fを加えて圧縮する。このとき、かしめ治具16
には先端の尖った突起16aが設けてあるため、強く圧
縮することにより、ストッパ15および支持軸11は凹
み、図1に示すようにストッパ15は支持軸11内に減
り込み、減り込み部17を形成する。この減り込み部1
7によってストッパ15は容易には引き抜けないように
なる。 【0016】この突起16aの個数は、素子ユニットの
質量,長さ等によって適宜増減し、引き抜けを押える力
を選定する。 【0017】また、ストッパ15をかしめた後の形状
は、必要に応じ図3(b)に示すように、少なくとも2
面が平行の平面となるようになし、スパナ等の治具18
で回動操作ができる形状にかしめる。 【0018】図4は他の実施例を示す要部説明図で、支
持軸11の一方にのみねじ部を設け、このねじ部を従来
と同様に一方の支持板10bに螺合してナットで固定
し、他方の支持板10aの上部にストッパ15を挿通し
てかしめた場合である。この場合でも、支持軸11の片
側にのみねじ加工をすればよいので、ねじ加工量が従来
の1/2で済む。本実施例を実施する場合は、図3
(b)のようにストッパ15に治具18の操作部を設け
ると、図4で組み立てたとき、ストッパで支持軸11を
回転して両支持板10a,10b間の締付圧を調整でき
る。 【0019】以上は、本発明の構成について説明した
が、実際に避雷器を製作する場合は、素子2は夫々上下
面にアルミを蒸着して電極を形成しており、この電極が
ユニット組立後に圧縮力によって若干潰れるため、この
潰れ分を吸収する構成が必要となり、また、電極が潰れ
る前の素子群の全長の寸法交差を吸収する必要があるた
め、一方の支持板と素子間にばね(うず巻きばね又は板
ばね等)を介在させて、そのねじを圧縮し、両支持板間
の距離を所定の長さに合わせた後、ストッパをかしめ、
素子等の寸法公差をばねで吸収し、そのばね圧縮力によ
り素子を圧接する。 【0020】また、一方又は両方の支持板をばね部材で
形成し、素子ユニットの両端からこの支持板を必要量た
わませ、その状態でストッパをかしめ固定する等の方法
が採られる。 【0021】以上のように本発明は、支持軸へのねじ加
工は不要となり、支持板に対する支持軸の緩み止めのた
めの接着剤の塗布等も不要となる。 【0022】また、図4の実施例においては、ねじ部の
加工や接着剤の塗布が従来の1/2で済むことになる。 【0023】更に、ストッパの一部は支持軸にかしめて
減り込んでいるので容易に引き抜けることがないため、
信頼性が向上する。 【0024】なお、本発明は素子のユニットの形成時に
効果を発揮するので、ユニットを密閉する容器の構成は
問わない。 【0025】 【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明に
よる避雷器によれば支持軸にねじ部の加工を施す必要が
なく、接着剤等の緩み止めをねじ部に塗布する必要もな
いため、素子群のコストが低くなり避雷器のコストも低
くなる。また、微妙なトルク調整を要する支持軸の締め
付け工程が不要になり、作業が削減できるため、素子群
の組み立てを自動化することが可能になり、生産性が向
上する。更に、各定格電圧に対応した長さの異なる支持
軸を在庫する必要がなくなり、一定寸法の長い支持軸を
在庫して定格電圧に合わせて切断するだけで使用できる
ので、部品の保管場所の削減、在庫資産の低減が図れ
る。又更に、かしめによりストッパの側面に少なくとも
平行な2面の平面を形成するようにしたので、支持軸を
回転操作する場合は、ストッパの側面の平行な2面にス
パナ等の治具を掛けることにより行なうことができる。 【0026】また、ストッパは支持軸にかしめられて減
り込み一体となるので、気温の変化や長期間の使用によ
る経年変化に対しても引き抜けることはないので、避雷
器の信頼性が格段に向上する等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の固定手段の実施例の説明図。 【図2】本発明に使用するストッパの構成図。 (a)平面図。 (b)断面図。 【図3】本発明の固定手段の説明図。 (a)断面図。 (b)側面図。 【図4】本発明の固定手段の他の実施例の説明図。 【図5】従来の避雷器の構成図。 (a)縦断正面図。 (b)A−A矢視図。 【符号の説明】 1…碍管 2…素子 3…素子群 10a,10b…支持板 11…支持軸 15…ストッパ 16…かしめ治具 17…減り込み部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 17/00 - 17/54 H01C 1/02 H01C 7/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 密閉された容器の中に素子群を収容し、
    当該素子群は複数の素子を積み重ねると共に積み重ねた
    素子を上下方向から挟む少なくとも一対の支持板を設
    け、素子の円周に沿って等間隔に配置されて素子の軸心
    方向へ伸びる複数の支持軸の両端を支持板に貫通させ、
    支持軸に支持板を固定する固定手段を設けた避雷器にお
    いて、 前記固定手段を、塑性材料で形成されると共に内径寸法
    が支持軸の外形寸法よりも大きい略筒状のストッパを支
    持軸に挿通し、該ストッパを、突起を有するかしめ治具
    で周方向から圧縮してストッパの一部を支持軸に減り込
    ませて固定すると共に、ストッパの側面に治具操作用の
    少なくとも平行な2面の平面を形成するようにしたこと
    を特徴とする避雷器。
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