JP3364886B2 - データの作成方法および作成装置ならびに照合方法およびシステム - Google Patents

データの作成方法および作成装置ならびに照合方法およびシステム

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JP3364886B2
JP3364886B2 JP22736899A JP22736899A JP3364886B2 JP 3364886 B2 JP3364886 B2 JP 3364886B2 JP 22736899 A JP22736899 A JP 22736899A JP 22736899 A JP22736899 A JP 22736899A JP 3364886 B2 JP3364886 B2 JP 3364886B2
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義春 岩下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本人確認用のデー
タの作成方法および作成装置ならびに本人確認照合方法
およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キャッシュカードで銀行の自動預
け払い機にアクセスする場合、個人情報を記録したカー
ドを持参するだけではアクセスを許さず、さらに暗唱番
号ないしパスワードで本人であることを確認するのが一
般的である。また、パーソナルコンピュータを起動させ
るパスワードに代えて、指紋、網膜パターン、声紋など
の身体的な特徴を、あらかじめ保存していたデータと照
合し、本人であることを確認することも行なわれてい
る。
【0003】他方、従来より所望の情報を暗号化して、
ICカードなどに記録したり、情報を記録したICカー
ドから暗号化情報を再生するようにした装置が種々提案
されている。たとえば、特開平9−274431号公報
には、個人に特有な指紋および声紋に基づいて共通鍵を
生成し、この共通鍵に基づいて情報を暗号化して記録し
たり、記録した暗号化情報を共通鍵に基づいて復号化す
る装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来使用さ
れている暗唱番号、パスワードなどは、誤りなく記憶で
きるように、4桁〜7桁程度の数字ないし符号列を用い
ており、その分、データやソフトウエアは簡便である。
しかし、符号列などは、記憶しやすいように、誕生日や
自動車のナンバーなどから作成する場合が多く、そのた
め第三者に漏れ易く、見つけられ易い。また、指紋や声
紋などの画像データをパスワードや暗唱番号的に使用す
る場合には、他人から防御する能力が高いが、保存する
データが多くなり、たとえば、磁気カードには記録でき
ず、ICカードなど大容量のものにしか記録できないと
いう問題がある。
【0005】さらに前記特開平9−274431号公報
に記載の技術は、そのデータの圧縮率が低く、共通鍵と
して生成したデータの桁数が多くなり、磁気カードには
記録することが困難で、ICカードに記録させる必要が
ある。そのため、カードや読み取り装置などの機器がコ
スト高になる。
【0006】本発明は、防御作用が高く、見つけられた
り、漏れたりしにくく、さらに保存すべきデータ量が少
なくて済み、低コスト化はもちろん第三者には解読がほ
とんど不可能なデータの作成方法、その方法を実施する
ためのデータ作成装置、および本人確認照合方法および
本人確認照合システムを提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のデータの作成方
法は、個人の身体の互いに異なる部位の撮影画像を少な
くとも2枚作成し、それらの画像の濃淡を所定の閾値で
2値化すると共に重ね合わせの位置関係を定め、それら
の2値化画像に所定の論理演算を施して1枚の重ね合わ
せ画像データを作成し、ついで得られた画像データを所
定の手順で圧縮して暗号化したデジタルデータを生成す
ることを特徴としている。なおここにいう「圧縮」と
は、元のデータに復元できる通常のデータの圧縮処理と
は異なり、演算処理などにより、所定の桁数のデータに
変換することを意味する。したがって逆算などによって
も元のデータを復元することはできない。
【0008】前記の個人固有の身体の異なる部位は、両
手あるいは片手の2つの指紋または両眼の網膜パターン
のいずれかとすることができる。また、1つの身体的特
徴に基づく画像の異なる部位を分割して、あるいはその
画像データの2ヶ所を分離して取り出すことにより、前
記異なる部位の2枚の画像を作成することができる。ま
た2つの2値化画像を重ね合わせる場合、異なる部位の
2値化画像の角度ないし位置をずらせて重ね合わせるの
が好ましい。
【0009】前記画像データの圧縮は、画像を走査し、
その走査線ごとの所定の閾値より高いHレベル、あるい
は閾値より低いLレベルの数をカウントし、カウントし
た走査線ごとの数値の列に所定の演算を施してデジタル
データを得ることにより行うのが好ましい。
【0010】本発明のデータの作成装置は、個人の身体
の互いに異なる部位から撮影画像を少なくとも2枚作成
する手段と、得られた画像の濃淡を所定の閾値で2値化
する手段と、少なくとも2枚の2値化画像の重ね合わせ
の位置関係を定める手段と、それらの2値化画像に所定
の論理演算を施して1枚の重ね合わせ画像データを作成
する手段と、得られた画像データを所定の手順で圧縮し
てデジタルデータを生成する手段とから構成されている
ことを特徴としている。
【0011】このような装置では、前記個人の身体の互
いに異なる部位の撮影画像を作成する手段が、両手ある
いは片手の2つの指紋または両眼の網膜パターンを撮像
する手段のいずれかであるものが好ましい。また1つの
身体的特徴に基づく画像を分割して、あるいはその画像
データの2ヶ所を分離して取り出すことにより2枚の画
像を作成する手段を備えているものとしてもよい。さら
に前記重ね合わせ処理する手段が、2枚の2値化画像の
角度ないし位置をずらせて重ね合わせるものであるのが
好ましい。
【0012】また、前記画像データを圧縮する手段は、
画像を走査する手段と、その走査線ごとの所定の閾値よ
り高いHレベル、あるいは閾値より低いLレベルの数を
カウントする手段と、カウントした走査線ごとの数値の
列に所定の演算を施してデジタルデータを得る手段とを
備えているものが好ましい。本発明の本人照合用カード
の製造法は、個人の身体の互いに異なる部位の少なくと
も2枚の2値化画像データから論理演算により1枚の重
ね合わせ画像データを作成し、ついで圧縮処理して生成
したデジタルデータを、磁気カードまたはICカードに
記録することを特徴としている。このような製造方法で
は、画像の重ね合わせの位置関係を示すコードおよび
(または)画像データの2値化、論理演算、圧縮方法を
示すコードをさらに記録するのが好ましい。
【0013】本発明の本人確認照合方法は、個人の身体
の互いに異なる部位の少なくとも2つの2値化画像を重
ね合わせ、論理演算により1枚にした画像データを圧縮
処理して生成した照合元のデジタルデータを記録媒体に
あらかじめ記録しておき、その記録媒体からデジタルデ
ータを読みとり、個人の身体の互いに異なる部位から検
出して画像化すると共に、少なくとも2つの画像を重ね
合わせ、論理演算で1枚にした重ね合わせ画像データを
圧縮処理して照合用のデジタルデータを作成し、前記記
録媒体から読みとった照合元のデジタルデータと作成し
た照合用のデジタルデータとを比較し、本人であるか否
かを判定することを特徴としている。このような照合方
法では、前記記録媒体に、2値化する方法を示すコー
ド、画像の重ね合わせ方法を示すコード、論理演算方法
を示すコードおよび(または)画像データの圧縮方法を
示すコードをさらに記録しておき、そのコードを用いて
2つの画像からデジタルデータを作成するのが好まし
い。
【0014】本発明の本人確認照合システムは、個人の
身体の互いに異なる部位の少なくとも2つの2値化画像
を論理演算により重ね合わせて1枚にした画像データを
圧縮処理して生成し、照合元のデータとして記録した本
人照合用の記録媒体と、その記録媒体からデジタルデー
タを読みとる手段と、個人の身体の互いに異なる部位を
撮影して画像化する手段と、その画像化する手段から得
た画像データをそれぞれ2値化すると共に、2つの2値
化画像を論理演算で1枚の重ね合わせ画像データにし、
得られた画像データを圧縮処理して照合用のデジタルデ
ータを作成する手段と、前記記録媒体から読みとった照
合元のデジタルデータと作成した照合用のデジタルデー
タとを比較し、本人であるか否かの判定結果を出力する
手段とを備えていることを特徴としている。
【0015】このような本人確認照合システムにおいて
は、前記記録媒体から本人確認用のデジタルデータを読
みとる手段と、個人の身体の互いに異なる部位を撮影し
て画像化する手段とが操作端末に設けられており、前記
2つの2値化画像を重ね合わせ、論理演算により1枚の
重ね合わせ画像データにし、得られた画像データを圧縮
処理して照合用のデジタルデータを作成する手段がセン
ターに設けられており、かつ、前記操作端末とセンター
との間に、双方のデータを通信する遠隔通信システムが
設けられているものが好ましい。なお遠隔通信システム
には、あらゆる方式のものが含まれる。その場合、前記
記録媒体に、2値化法方法、画像の重ね合わせ方法、論
理演算の方法、または画像データの圧縮方法を示すコー
ドがさらに記録されており、前記デジタルデータを作成
する手段が、そのコードを用いて2つの画像からデジタ
ルデータを作成するものが好ましい。さらに前記デジタ
ルデータを読みとる手段が、非接触式の読みとり手段で
あるものが好ましい。本発明のデータ作成方法の第2の
態様は、個人の身体の互いに異なる部位の撮影画像を少
なくとも2枚作成し、それらの画像の濃淡を所定の閾値
で2値化すると共に重ね合わせの位置関係を定め、それ
らの2値化画像に所定の論理演算を施して1枚の重ね合
わせ画像データを作成することを特徴としている。さら
に本発明のデータの作成方法の第3の態様は、個人の身
体の互いに異なる部位の撮影画像を少なくとも2枚作成
し、それらの画像の濃淡を所定の閾値で2値化し、つい
で得られた少なくとも2枚の画像データを重ね合わせ、
さらに所定の手順で圧縮して照合元のデータとして記録
しておく本人確認用のデジタルデータを生成することを
特徴としている。
【0016】
【作用および発明の効果】本発明のデータ作成方法は、
使用者が選択する暗証番号などとは異なり、身体的特徴
を機械的に処理して得られるデジタルデータを本人確認
用データとする。そのため、意味のない数列となり、第
三者から推測されたり、解読されたりしにくい。また、
画像データを重ね合わせたものに基づいてデジタルデー
タを作成するので、重ね合わせ方によって、多数の組み
合わせが得られる。そのため、仮に指紋や網膜パターン
などの身体的特徴の生データが漏洩しても、重ね合わせ
方などがわからない限り、第三者がデータを再現するこ
とはできない。また重ね合わせたデータは所定の手順で
圧縮するので、一層、機密性が高くなると共に、保存す
べきデータ量が少なくて済む。また、場合により、前述
の重ね合わせ方を暗証番号の代わりに使用することもで
きる。
【0017】さらに本発明のデータの作成方法では、画
像の濃淡を所定の閾値で2値化し、さらに論理演算する
ので、その閾値の選択および論理演算の仕方で得られる
データが異なる。したがって機密性が一層高くなる。
【0018】請求項2のデータの作成方法では、個人の
身体の互いに異なる部位からの撮影画像として、両手あ
るいは片手の2つの指紋あるいは両眼の網膜パターンの
いずれかを用いているので、同じパターンが少ない。そ
のため個人の識別性が高い。なお指紋の場合、どの指を
組み合わせるかの選択の範囲が広く、多様性が向上する
と共に、本人はどの指を組み合わせたかを記憶しやす
い。そのため、指の組み合わせを暗証番号の代わりに使
用することもできる。なお左右一対の身体的特徴に基づ
いてデータを重ね合わせて作成する場合は、仮にその重
ね合わせのデータが漏洩しても、いわば複雑なジグソー
パズルを解くように、元の画像を再現することが困難で
ある。そのため元の所有者を割り出しにくく、安全性が
高い。
【0019】請求項3のデータ作成方法では、1つの画
像から重ね合わせるべき2つの画像を得るので、撮像操
作や録音操作などが簡単である。また、声紋のように左
右一対でないものにも適用しうる。また1連の音声の声
紋画像を分割する場合は、分割する位置により、一層多
様な重ね合わせ画像を作成することができる。また声紋
画像を周波数によって2つの画像に分離する場合は、閾
値となる周波数の選択により、多様な分離画像を得るこ
とができる。
【0020】さらに2枚の画像の角度ないし位置(空間
配置)をずらせて重ねるので、ずらせ方により多様な重
ね合わせ画像を得ることができる。また、そのような空
間配置は記憶しやすいので、暗証番号の代わりに使用し
うる。
【0021】また、画像データを圧縮する場合におい
て、多様な圧縮方法を容易に設定でき、しかも、圧縮方
法を第三者が知らない限り、圧縮したデータを解読する
ことは不可能である。また、元の画像データから比べて
大幅な圧縮比となり、最終の圧縮したデータの桁数も少
なくすることができる。したがって、データをたとえ
ば、磁気カードのような記憶量が少ない記録媒体にも記
録することができ、安価に記憶媒体を作成することがで
きる。
【0022】本発明の個人確認用データの作成装置は、
前述の作成方法を実施することができ、それにより、前
述の作成方法と実質的に同じ作用効果を奏することがで
きる。
【0023】本発明の個人照合用カードの製造方法は、
個人の身体の互いに異なる部位の少なくとも2つの撮影
画像を重ね合わせた2値化画像データを論理処理および
圧縮処理したデジタルデータを磁気カードまたはICカ
ードに記録しているものであり、身体的特徴を検出して
同じ方法でデジタルデータを作成する装置および記録媒
体からのデータの読み取り装置と組み合わせることによ
り、本人確認照合システムを構成することができる。ま
た記録すべきデータ量は少なくてもよいので、磁気カー
ドまたはICカードのように記録容量の少ないカード型
の記録媒体を採用している。そのため取り扱いが容易で
ある。
【0024】その記録媒体に、重ね合わせ方法や画像デ
ータの圧縮方法など、最終デジタルデータを作成するに
必要なすべての方法を示すコードを記録しておく場合
は、本人がそれらの重ね合わせ方法や圧縮方法のコード
を記憶しておく必要がない。
【0025】本発明の本人確認照合方法は、身体的特徴
を備えた本人自身と、それに基づくデジタルデータ、お
よび身体的特徴からデジタルデータを作成する過程の3
つの要素が備わって初めてコンピュータへのアクセスな
ど、所定の目的を達成することができる。したがって、
記憶媒体が盗難などにより第三者の手に渡ったとして
も、本人の身体的特徴が一致しない限り、本来の目的で
使用することができない。なお、記録媒体の記録事項か
ら、画像データに基づくデジタルデータや、重ね合わせ
方法ないし圧縮方法のコードが解読できたとしても、元
の画像を再現することができない。
【0026】本発明の個人確認照合システムを用いるこ
とにより、前記の本人確認照合方法を実施することがで
きる。また端末とセンターとで役割分担させるシステム
では、端末のコストを安価にすることができる。データ
の読みとり手段に非接触式の読みとり手段を採用する場
合は、記録媒体を所持しているだけで、あるいは読みと
り装置にかざしたり接近させたりするだけで読みとらせ
ることができる。そのため両手の指紋などを撮像する場
合に便利である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の本人確認照
合システムの一実施形態を示すフローチャートを兼ねた
全体のシステム構成図、図2は本発明の方法の一実施形
態を示す要部ブロック図、図3aおよび図3bは本発明
の方法の一実施形態における画像データから2値化処理
する場合の閾値の採り方の説明図、図4a〜cは本発明
の方法の一実施形態における2つの画像を重ね合わせて
ANDの論理処理を行なう場合の説明図、図5a〜cは
本発明の方法の他の実施形態における2つの画像を重ね
合わせてEX−ORの論理処理を行なう場合の説明図、
図6a〜bは本発明のさらに他の実施形態における2つ
の画像を重ね合わせてエリア線によるANDの論理処理
を行なう場合の説明図、図7a〜bは本発明のさらに他
の実施形態における2つの画像を重ね合わせてエリア線
によるORの論理処理を行なう場合の説明図、図8は本
発明の画像圧縮方法の一実施形態における2値化画像を
走査してデータの圧縮をする場合の説明図、図9は本発
明のデータを圧縮する方法の一実施形態を示す説明図、
図10a〜dはそれぞれ本発明のデータを圧縮する方法
の他の実施形態を示す説明図、図11は本発明のデータ
を圧縮する方法のさらに他の実施形態を示す説明図、図
12は本発明の照合方法の一実施形態における最終のデ
ジタルデータを生成するまでのフローチャート、図13
は本発明のシステムの他の実施形態を示す全体のシステ
ム構成図である。
【0028】図1に示す本人確認照合システムでは、あ
らかじめ使用者の指紋、網膜パターン、声紋などの身体
的特徴に基いて2種の画像データD1、D2を生成し、
さらに2つの画像データD1、D2(図1の例では指紋
画像)をそれぞれ所定の閾値にて2値化処理する(ステ
ップS1参照)。
【0029】そして、2値化処理した画像データを重ね
合わせ(ステップS2参照)、重ね合わせた画像D3の
重ね合わせの面積比率や重ね合わせ方向を適宜設定し
て、AND、EX−OR、OR等の適宜な論理演算処理
を行なう(ステップS3参照)。なお重ね合わせの設定
を行った上で、2値化処理および論理演算してもよい。
つぎに、論理処理したデータを後述する圧縮方法により
圧縮し(ステップS4参照)、所望のデジタルデータD
p1を生成する(ステップS5参照)。そして、このよ
うにして得られたデジタルデータDp1は、磁気カード
などの記録媒体1に記憶させておく。
【0030】使用者が現金自動預け払い機などの対象物
にアクセスする時は、その場で指紋を撮像して、上記と
同様の画像データD4、D5をとり、上記と同様の方法
でデジタルデータDp2を生成する(ステップS10参
照)。
【0031】つぎに、現金自動預け払い機側で生成した
データDp2と、使用者のカードからのデータDp1を
照合し(ステップS11参照)、その照合結果を判定
し、本人であるか否かの確認を行なう。
【0032】なお、元となる身体的特徴は、たとえば、
個人の両手あるいは片手の2つの指紋の画像としたり、
両眼の網膜の画像としたり、さらには、所定の音声をデ
ジタルに変換し、所定の周波数領域の、または分割した
2つの画像とすることができる。
【0033】また、詳細な説明は後述するが、指紋、網
膜、声紋の2つの画像を2値化した後に適宜論理演算に
より重ね合わせ、そのデータに特定の圧縮処理を施し、
桁数の少ない1つのデジタルデータを生成するものであ
る。
【0034】このようにして生成したデータを基本的に
は磁気カードに記録し、この磁気カードをたとえば銀行
のキャッシュカードとして使用する場合には、磁気カー
ドを使用するその場で指紋などの画像を撮って本人であ
るかを照合し、照合の結果本人であることが確認できれ
ば現金をおろすことができるようにしている。
【0035】つぎに具体的に説明していくと、先ず、個
人の両手の所定の指紋(たとえば、左手の親指と右手の
親指)、または両眼の網膜を所定のCCD撮像部(図示
せず)により2枚の指画像、または2枚の網膜画像を画
像データD1、D2として図2に示す画像データ生成部
10にそれぞれ入力される。
【0036】この画像データ生成部10内で、それぞれ
の画像データD1、D2は2値化され、論理積(AN
D)、論理和(OR)、排他的論理和(EX−OR)な
どの論理式で演算処理される。なお、画素数は、たとえ
ば、640(H)×480(V)の30万画素としてい
る。
【0037】また、声紋の場合は、個人の所定の音声を
デジタルに変換し、所定の周波数分析部およびそれの画
像部において音声の音韻にしたがうか、または適宜分割
した2枚の画像、または音韻の低域範囲と高域範囲の2
枚の画像に2分割化し、その2分割化したデータは画像
データD1、D2として、上記と同様に図2に示す画像
データ生成部10に入力されるようになっている。な
お、音韻の2分割化の方法は、種々あるので、あらゆる
2分割化を含むものである。また、2分割の方法は、画
像を幾何学的に垂直、水平、斜めに、2つまたは偶数の
複数に画像処理により分ける方法もある。
【0038】そして、2つの画像データD1、D2が入
力された画像データ生成部10では、それぞれの画像を
所定の閾値にて2値化し、さらに2つの画像を所定の重
ね合わせ方向および重ね合わせの面積比率でもって重ね
合わせた画像の論理処理を行なう。具体的には、論理積
(AND)、論理和(OR)、排他的論理和(EX−O
R)などの論理式で演算処理する。なお、画素数は、た
とえば、640(H)×480(V)の30万画素とし
ている。
【0039】2つの画像データD1、D2を重ねる場合
は、重ね合わせた画像をモニターないしディスプレイに
表示し、重ね合わせた状態を見て確認した上で最終的な
重ね合わせ方で重ね合わせ画像を決定するのが好まし
い。その場合、操作者が2つの画像をタッチパネル、マ
ウス、キーボードなどの入力手段で移動させ、所望の重
ね合わせ方、すなわち位置関係を定めるようにするのが
さらに好ましい。なお、あらかじめ複数通りの位置関係
の例を定めておき、その中から選択させるようにしても
よい。その場合は撮像の前に位置関係を定めておくこと
ができる。しかしモニターで確認した上で決定するのが
好ましい。
【0040】前記の実施形態では画像データを2値化し
た後に重ね合わせ画像をモニターなどに表示させている
ので、最終的な画像を決定したときはそのモニターに表
示させた重ね合わせ画像のデータをそのまま2値化重ね
合わせ画像データとして利用することができる。しかし
たとえばCCDカメラなど、画像データをデジタルデー
タとして取り込むことができる撮像手段の場合は、2値
化データにする前の詳細な画像(グレースケールの画
像)をそのまま重ね合わせ処理してモニターなどに表示
し、その状態で重ね合わせの位置関係を決定することも
できる。その場合も入力手段で操作者が2画像の位置関
係を選択したり、あらかじめ定めた例から選択させるよ
うにすることができる。詳細な画像のまま位置関係を決
定する場合は、それぞれ別個に2値化した画像同士を、
その決定した重ね合わせ状態に合わせて論理演算により
重ね合わせ処理する。上記のいずれの2値化重ね合わせ
方法においても、その2値化および重ね合わせ方法を機
密符号の一部としてコード化するものである。
【0041】ここで、上述したように、データを記録し
たカードを実際に使用する場合には、その場所で再度、
カードにデータを記録したのと同じ採り方、方法で本人
の指紋、網膜、声紋を採取して本人か否かの確認をとる
ので、その再現性を向上させるために、指紋をとる場
合、2つの所定の指と、CCDの撮像部に当てるそれぞ
れの指の方向、場所(部所)等は本人が覚えておくよう
にしておく。ある意味では、これらの記憶が暗唱番号の
代わりにもなる。そして、それらの空間に関する記憶
は、番号などより記憶し易いものである。また、網膜を
とる場合も、2つの撮像部の見方、すなわち、目の開き
形、見る方向、見る位置、見る距離等は本人が覚えてお
くようにしておく。
【0042】さらに、個人固有の音声は、所定のあらか
じめ決めたマイクロフォン(図示せず)であらかじめ決
めた言葉、声の出し方、マイクロフォンに対する方向お
よびその距離等は本人が覚えておくようにしておく。
【0043】なお、マイクロフォンに入力された音声
は、各種サンプリング方式等によるあらかじめ決めた方
式でデジタルに変換し、上述したように所定の周波数分
析部(図示せず)等にて画像データ生成部10に入力さ
れる。
【0044】つぎに、図2に示す画像データ生成部10
内での制御動作について説明する。指紋、網膜の画像デ
ータD1、D2は、それぞれ2枚の画像フレームの指、
目それぞれ輪郭内の紋様をそれぞれ種々の複数の「閾
値」にて2値化し、2枚の画像フレームからそれぞれ複
数枚(たとえば、4枚)の2値化画像を作成する(図1
2のステップS22参照)。なお、ここで、画像の1画
素の濃淡のビット数を8ビットとした場合、分解能は2
56段階となり、上記複数の閾値をたとえば、この25
6の中心部分である、85、105、125、145、
165等とする。
【0045】また、声紋は、画像部(図示せず)におい
て決めた所定の言葉の全体を画像フレーム内に入れ、音
声の音韻による色々な方法による2枚の紋様画像に2分
割化し、2枚の画像フレームを作成する。ここで、2分
割化の例として、音韻紋様の「ハシ」と「モト」、また
は「ハ」と「シモト」、あるいは「ハ」、「モ」と
「シ」、「ト」等、さらには音韻紋様の低域部分と高域
部分との各種分離箇所による多数の分割方法がある。
【0046】また、指紋や網膜の場合と同様に、2枚の
画像フレーム内の声紋の紋様を、種々の複数の閾値(た
とえば、85、105、125、145、165等(8
ビットの分解能の場合は、256の中心部分))にて2
値化し、2枚の画像フレームからそれぞれ複数(たとえ
ば、4枚)の2値化画像を作成する。
【0047】つぎに、上記の指紋、網膜、声紋等の2値
化の具体例について説明する。閾値のデータを8ビット
とすると、分解能は256となり、その中心部分とし
て、図3aに示すように、85〜165間でデータ数を
80とし、2値化画像の種別A、B、C、Dとする。ま
た、図3bに示すように、A、B、C、Dそれぞれ5デ
ータ単位に閾値を変化させると、A、B、C、Dそれぞ
れ4組ができ、192種類の異なる組み合わせの2値化
画像を作成することができる。なお、実際に使用するの
は、このうちの2枚、または4枚の1組である。
【0048】つぎに、2枚、または4枚の2値化画像を
重ね合わせて論理演算を行なうべく論理処理方法につい
て説明する。上記の2枚の画像フレームの2値化したそ
れぞれ(指紋の場合は2本の指に対する)2枚、または
4枚の2値化画像を、複数の重ね合わせ部分の面積比率
で指画像の重ね合わせ方をずらせ、図4に示すAND
(論理積)する方法と、または図5に示すEX−OR
(排他的論理和)する方法と、さらに、指の2値化画像
をあらかじめ重ね合わせておいて、複数方向から複数の
重ね合わせの面積比率でエリア線を変えて、図6に示す
AND(論理積)する方法、または図7に示すOR(論
理和)する方法との2種類がある。
【0049】図4aは2値化画像の重ね合わせ部分の面
積を大きくとり、その重ね合わせた部分の面積比率を出
してコード化し、ANDをとってデジタルデータにする
ものであり、図4bから図4cにかけて、2値化画像を
ずらせていき、重ね合わせ部分の面積を小さくしたもの
である。そして、これらの重ね合わせ部分の面積比率を
コード化し、ANDをとってデジタルデータにする。な
お、これらの2値化画像の重ね合わせ部分の面積比率を
所定の比率でコード化する場合には、その比率や重ね合
わせ方向をコードとして記録しておく。
【0050】図5も図4の場合と同様に、2値化画像を
ずらせて、重ね合わせ部分の面積比率を出してコード化
し、EX−ORをとってデジタルデータにするようにし
ている。もちろん、図4および図5において、AND、
OR、EX−ORのいずれの論理式を用いてもよい。
【0051】なお、図4および図5において、重ね合わ
せ方の上下で2値化画像を丸の形状で切り取る例を示し
ているが、丸以外に左右、左斜め、右斜めとすることも
でき、さらに、それの楕円、三角、四角もあり、これで
20種類で、AND、EX−ORで40種類となる。ま
た、2値化画像をたとえば4通りにずらした場合では、
4通り×40種類で、160種別のデータの採り方がで
きる。
【0052】図6は、ANDのエリア線を種々ずらせた
場合を示し、2枚(両手の指紋)の2値化画像をあらか
じめ重ね合わせておき、A、B、C、Dの4本のAND
のエリア線を四方からとるようにしたものである。図6
aは、ANDのエリア線を2値化画像にランダムに設定
した場合であり、Aエリア線、Bエリア線、Cエリア
線、Dエリア線は2値化画像内に大きく入り、A〜Dの
任意のエリア線内でANDをとってデジタルデータにす
る。なお、コード化する場合には、ANDをとるA〜D
のエリア線の面積比率を出してコード化するものであ
る。
【0053】図6bは、エリア線の面積比率が少なくな
る方向にずらせた場合を示し、この場合もA〜Dの任意
のエリア線内でANDをとってデジタルデータにするも
のである。この場合もANDをとるA〜Dのエリア線の
それぞれの面積比率を出してコード化する。もちろん図
6aおよび図6bにおいて、AND、ORいずれの論理
式を用いてもよく、またエリア線もA〜Dの4区分に限
らず、1区分から無数の区分のあらゆる区分で分けても
よい。
【0054】図7はORのエリア線を種々の範囲でずら
せた場合を示している。図7aは、上下左右方向からA
〜Dの4本のエリア線を引き、そのエリア線外の面積の
部分でORをとるようにしたものである。A〜Dの任意
のエリア線の外側の面積比率を出してコード化し、その
重ね合わせた2値化画像の面積部分でORをとってデジ
タルデータにする。図7bは、ORをとる面積を減少さ
せる方向に各A〜Dのエリア線を引いた場合を示し、上
記と同様にA〜Dの任意のエリア線の外側の面積比率を
出してコード化し、その重ね合わせた2値化画像の面積
部分でORをとってデジタルデータにするようにしてい
る。もちろん図7a、図7bにおいてOR、ANDいず
れの論理式を用いてもよく、またエリア線もA〜Dの4
区分とは限らず、1区分から無数の区分のあらゆる区分
で分けてもよい。前記の各コード化したデータは機密符
号の一部とするものである。なお、今までの説明は図1
2に示すステップS21〜ステップS24に対応してい
る。
【0055】なお、図6および図7では、A、B、C、
Dのエリア線の採り方を上下、左右の丸の例を示した
が、右斜め、左斜めの採り方もあり、さらにそれの楕
円、三角、四角もあり、これで12種類で、それぞれの
AND、ORで48種類の採り方ができる。また、2値
化画像のずらせ方を4通りとした場合、4通り×48種
類で192種別ができ、エリア線の区分の増減からさら
に多種類の種別ができる。
【0056】上述の例では、指紋の画像の場合を説明し
たが、網膜、声紋の画像の場合も同様にしてデジタルデ
ータを作成することができる。
【0057】つぎに上述のようにして作成したデジタル
データの圧縮方法(図12のステップS25参照)につ
いて説明する。図2に示す画像データ生成部10におい
て、所定の方法で2値化画像を重ね合わせた後に、所定
の論理処理を行なってデジタルデータを作成し、この作
成したデジタルデータは図2に示すデータ圧縮部12に
送られて、データが所定の方法で圧縮される。
【0058】図8は論理処理した後の走査画像を示して
おり、縦方向にスキャンして横方向の走査線ごとのデー
タを得る。走査線は、たとえば256本、あるいは48
0本であり、図9に示すように、順次走査を行なうこと
で、画像のドットごとのHレベル、Lレベルの出力を得
ることができる。図9では、走査線1、走査線2・・・
・走査線nとしている。たとえば、走査線1のワードで
は、4個のパルスを得、走査線2のワードでは2個のパ
ルスを得ている。さらに、走査線nのワードでは1個の
パルスを得ている。ここで、説明の便宜上、途中の走査
線のパルスを無視し、走査線1、2と走査線nの3本の
走査線で得た3本のワードのパルスにより圧縮方法を説
明する。
【0059】走査線1、2、nのワードでのパルス数は
図の右横に記載している数字(4、2、1)であり、こ
れらの数字の加算と乗算を行なう。加算結果では「7」
で、乗算結果は「8」である。さらに、この「7」と
「8」との加算と乗算を行なうと、図示するようにそれ
ぞれ「15」と「56」である。さらに、この「15」
と「56」とを加算、乗算を行なうと、「71」と「8
40」になる。これらの計算結果「15」、「56」、
「71」、「840」のいずれかをカードにストアする
データ(図12のステップS26参照)とする。また、
これらの計算途中での数字を、加減乗除やそれらの組み
合わせを行なうことで、第三者には解読不可能な特殊な
データを構成することができる。
【0060】つぎに、第2のデータ圧縮の方法について
図10を参照して説明する。この場合も3本の走査線
1、2、nについて説明する。図10aに示すように、
走査線1のワードでは、8個のパルスを得、走査線2の
ワードでは3個のパルスを、走査線nでは2個のパルス
をそれぞれ得ている。つぎに図10bに示すように、こ
れらの数字の平方根をとり、それぞれ加算と乗算を行な
う。加算結果は「5.974」、乗算結果は「6.92
59」であり、さらに、図10cに示すように、2つの
数字で加算と乗算を行なう。さらに、図10dに示すよ
うに、図10cで得た数字で加算と乗算を行なう。図1
0b〜dで得られた任意のいずれかの数字をデータとし
てカードにストアするものである。なお図10bでは例
として平方根を用いたが、そのほかあらゆる関数を用い
ることもできる。もちろん、各段階で得られた数字を加
減乗除することで、第三者には解読が不可能な特殊なデ
ータを作成することができる。
【0061】図11は第3のデータの圧縮方法を示す図
であり、上記第1、第2のデータ圧縮方法では、走査線
単位で処理していたが、この例では図11に示すように
走査線をすべてつなぎ合わせて、複数の走査線毎に合成
して、合成した走査線上にあるパルスを1ワードとし、
複数のワードに構成して、対数または三角関数など、あ
らゆる関数で処理するようにしたものであり、前記と同
様に対数または三角関数のほか、あらゆる関数で処理す
るようにしてもよい。
【0062】たとえば、log(ワード)としたり、s
in(ワード)、cos(ワード)、tan(ワード)
のようにして圧縮してデータを構成する。また、ワード
が複数の場合には、log(ワード1)+log(ワー
ド2)+・・・としたり、sin(ワード1)+cos
(ワード2)+・・・とする。また、これらの対数値、
三角関数値を加減乗除して圧縮して特殊なデータを構成
するようにしてもよい。これにより、第三者には解読が
不可能なデータを構成することができる。
【0063】上記図9〜11に示す圧縮方法により図1
2のステップS26に示すように、1個のデータ(たと
えば、24ビットのデータ)を構成することができ、元
の指紋、網膜、声紋の画像の解凍が非常に難しくなり、
偽造をほとんど確実に防止することができる。なお図1
2は上記のデータを構成するまでのフローチャートを示
すものである。
【0064】ここで、画像圧縮についてであるが、従来
(特開平9−274431号公報)の場合は、画素の黒
い部分のドット数×その数+白の部分のドット数×その
数をデータ化したもので、素直に試算すれば、圧縮が1
/3位となり、これを間引きと云われている暗号機能も
合わせれば、1/43位の圧縮となる。しかし、本発明
では、ANDまたはOR、EX−ORの部分の黒いドッ
ト部分を複数に合わせる方式であり、すぐに計算式に入
るので、試算すれば、最終データを16ビットとすれ
ば、1/19,200くらいの複数倍(ANDまたはO
Rの画面を3回重ね合わせれば1/57,600位)の
圧縮となり、クレジットカード等の磁気カードに記憶さ
せることができる。もちろん、最終データを24ビット
とした場合でも、従来例よりも圧縮比を非常に大きくと
ることができる。
【0065】ここで、所定の閾値による2値化(図12
のステップS22参照)と、2枚の2値化画像の重ね合
わせの面積比率および重ね合わせ方向と、AND、EX
−OR、OR等の論理処理と、特殊圧縮の方法、つま
り、個人のデータの採り方をコード化、すなわちデジタ
ルデータにし、それを「機密符号」として、1データ
(たとえば、16ビット以上として事業所別のコード)
とすると共に、特殊圧縮の最終結果をデジタルデータに
し、1データ、たとえば24ビット程度とすれば、1
6,777,216程度の大多数の「個人情報」とし、
前記の2データを最終的にカードに記憶させる。
【0066】とくに、最初の30万画素のデータから2
4ビットのデータに圧縮することができるので、データ
を簡素化でき、普通の磁気カードに記録することができ
る。そのため、カードの価格を安価にすることができ
る。
【0067】また、もう一つの方法として、所定の閾値
による2値化と、上記のそれぞれ(指紋の場合は2本の
指に対する)4枚の2値化画像をランダムに2種に分
け、それぞれ重ね合わせの比率や特殊な圧縮方法(図4
〜図11参照)にて最終結果をデジタルデータにし、2
データ、たとえば各24ビット程度とすれば、402,
653,184程度の大多数の「個人情報」とし、前記
の「機密符号(事業所別のコード)」は暗唱番号として
別に定めておく方法もある。
【0068】なお、上記の「機密符号」は、2値化する
際の閾値の採り方(図3参照)と、2値化画像の重ね合
わせ方(図4〜図7参照)と、特殊圧縮の方法(図8〜
図11参照)との乗算数分の事業所別コードは大多数
(たとえば、16ビット以上とすれば、65,536種
以上となり)の種別を行なうことができる。
【0069】上述のようにして構成した最終のデータを
磁気カードで記録できるため、金銭データの登録、削
除、日時のデータ、パチンコ、スロットマシン等の入賞
データ等も合わせて記録することができる。なお、デー
タをさらに解凍しにくくするために、上述した各方法を
高密度集積化、またはソフトウエア化してICカード自
体に格納する方法もある。しかし、この方法は、カード
自体が多少高価になる可能性がある。
【0070】ところで、カードに記録するデータの信頼
性であるが、以下に述べるように非常に信頼性が高い。
すなわち、検出する指紋、網膜パターン、声紋のいずれ
の場合も、2つの異なる画像データ、つまり、指紋の場
合は両手の親指、または片手の親指と人指し指、声紋の
場合もたとえば、「ハシ」と「モト」、あるいは「ハシ
モ」と「ト」等の無数の組み合わせができるので、デー
タの解読は不可能である。なお、指紋および網膜の画像
データの場合、1つの指または網膜の画像から2箇所を
とって2つの異なる画像データとしてもよい。したがっ
て、画像の採り方は無限といっても過言ではない。
【0071】また、AND、EX−OR、OR等の論理
処理の方法であるが、1または複数のエリア線で引いた
箇所でもって複数のデータから論理処理を行なってもよ
く、圧縮の加算乗算などあらゆる関数を少し変えるだけ
で大幅に変化し、重ね合わせる2値化画像の面積比率を
少し変えるだけで、異なるデータをとることができ、こ
れによりこれらの論理処理の方法や圧縮方法をあらかじ
め知っていない限り、第三者によるデータの解読、偽造
は不可能である。
【0072】上述のようにしてデータを記録したカード
を磁気カードを始め、将来使用される全般のカードとし
て使用するものであり、用途としては銀行のキャッシュ
カードや、各社のクレジットカードに使用するものであ
る。また、遊戯用のみならず、デパート、病院、その他
個人情報の秘匿を必要とするカード全般に適用すること
ができる。また、実使用においては、その場で指紋、網
膜パターン、声紋等を採り、カードにデータを記録した
のと同様の方法でカードの持ち主が本人であるか否かを
照合するものである。
【0073】なお上記の個人認識用のデータは、カード
を用いて、あるいはカードを用いずに、イントラネット
やインターネットなどのネットワーク通信におけるパス
ワードとして使用することができる。その場合はたとえ
ば後述する図13の実施形態における端末機能をクライ
アント側(イントラネット、インターネットの端末機)
に入れる。また図13におけるセンター機能を、イント
ラネットの場合はその使用する会社の拠点サーバーに、
またインターネットの場合はプロバイダーまたは種々の
使用通信回線接続部に入れる。
【0074】さらに上記以外の用途としては、インター
ネットの場合は、航空機、旅行会社、その他の種々の予
約およびその支援、または銀行の金銭出し入れ、振り込
みなど、株関係、商品の購買代金の支払いなどの、各種
の電子取引のパスワードの代わりに使用することができ
る。またイントラネットの場合は、たとえば会社の重要
事項などの必要な役員のみが見られるようにするパスワ
ードの代わりに使用することができる。そしてそのよう
なパスワードの代わりに用いることにより、従来以上に
通信の機密性が高いものとなる。
【0075】またインターネットにおいて、ウエブ(w
eb)サイトまたは特定の機密性が必要なホームページ
に対し、会員登録のパスワードの代わりにワールドワイ
ドウエブサーバーに本発明の機能を入れることにより、
本人であることを確認することができ、非常に機密性お
よびセキュリティの高い通信網を構築することができ
る。なおクライアント側では、記憶媒体とCCDによる
指紋、網膜、のいずれかで機密性が非常に高く保護され
たウエブホームページを簡単に見ることができる。
【0076】なお上記の実施形態ではカード型の記憶媒
体を用いているが、そのような記憶媒体を使用しないシ
ステムも可能である。たとえば上記のインターネットや
イントラネットのシステムで、クライアント側から個人
固有の身体的特徴を伝送すると共に、機密符号を省略的
に定めた暗唱符号、たとえば「1、2」とか「1、2、
3」とかをキーで入力すると、クライアントのパソコン
がそれを解読し、あらかじめ保存していた機密符号のデ
ータを伝送すると、ワールドワイドウエブサーバーに入
れてある最終本人確認用デジタルデータ(たとえば24
ビット)と照合され、機密性の非常に高く保護されたセ
キュリティの高いウエーブホームページをさらに簡単に
見ることができる。以上により機密性の非常に高く保護
されたセキュリティの高いウエーブホームページを実現
させることができる。
【0077】図13は、指紋、網膜、声紋の照合伝送を
行なう場合の一実施形態のシステム構成図を示し、本人
が持参したカードの操作を行なう端末20側と、ホスト
コンピュータ等により照合を行なうセンター30との間
は、ISDN等の電話回線、あるいは無線、赤外線な
ど、あらゆる種類の通信回線で接続されている。端末2
0には磁気カード読みとり装置が設けられている。磁気
カード読みとり装置は、通常は挿入口からカードを挿入
してデータを読みとらせるものを用いるが、無線、赤外
線、電磁波などあらゆる伝送形態を使用して非接触で読
みとらせるものを用いることもできる。その場合はカー
ドなどの記録媒体を読みとり装置にかざすか、または胸
ポケットに入れたまま接近するだけで、記録媒体のデー
タを読みとらせることができる。
【0078】まず、持参したカードを装置のカード挿入
口(図示せず)に挿入し、あるいは読みとり装置にかざ
すか接近するとともに、装置側に設けたCCD等による
指紋撮像部21により、カードにデータを記録した場合
と同じ指の指紋を撮像する。そして、上述したのと同様
に画像データが2値化部22に入力される。またこの2
値化部22には、カードから記録した際のデータの採り
方のコード化された方法(所定の閾値など)の機密符号
データが入力されている。また、同時に送信機23にも
画像の重ね合わせ方、圧縮方法などのコード化された機
密符号データが入力され、センター30側へ送信される
ようになっている。
【0079】その場で撮って所定の閾値で2値化したデ
ータとデータの重ね合わせ方やコード化している方法の
データは、端末20の送信機23からセンター30の受
信機31に伝送される。センター30側では、受信機3
1にて受信した上記のデータを重ね合わせ部で所定の方
法で重ね合わせ、論理処理部32でAND、EX−O
R、OR等のいずれかの論理処理を行なう。この論理処
理は、あらかじめカードにデータを記録する際に選択し
た方法であり、この方法の種類は、機密符号として端末
20側から伝送されている。
【0080】データを論理処理した後は、図2に示すデ
ータ圧縮部12と同じ構成の圧縮部33に送られ、この
圧縮部33にて同様の圧縮方法により圧縮してデータを
作成する。圧縮部33にて作成した最終デジタルデータ
は、照合部34であらかじめ格納しておいたデジタルデ
ータ(図示せず)とを比較し、合っていれば良否判定部
35からアンサ信号が送信機36に送られる。そして、
この送信機36から端末20の受信機24へアンサ信号
が送られ、このアンサ信号に基づいて端末20側がカー
ドを所有している操作者が本人であることを認識する。
そして、たとえば、銀行であれば現金を引き出すことが
できる。
【0081】上記のデータの作成方法や装置によれば、
2値化する閾値、画像の重ね合わせ方向、重ね合わせの
面積比率等により、第三者には不可能なデジタルデータ
を生成することができ、しかも、これらの変数を変える
ことで、デジタルデータもすぐに変更でき、また、無限
のデジタルデータをも作成することができる。
【0082】また、上記のデータの圧縮方法によれば、
データの圧縮方法を知らない限り、第三者が偽造するこ
とは不可能であり、他人の不正使用を確実に防止でき
る。さらに、これらの方法により生成したデジタルデー
タは桁数を少なくすることができ、磁気カードにも記録
することができるため、安価にカードを作成することが
できる。しかも、カードを使用する場合には、その場
で、指紋等をとって、カードに記録した同じとりかた、
同じ論理処理、同じ圧縮方法によりデジタルデータを生
成し、その場で生成したデジタルデータと、あらかじめ
記録しておいたデジタルデータとを照合し、本人か否か
を確認するので、第三者の不正使用を確実に防止するこ
とができる。
【0083】前述の実施形態では、最初にデジタルデー
タを作成するときと照合のためにデジタルデータを再度
作成するときとで誤差が生じた場合を考慮していない
が、適切な誤差の許容範囲を定めておき、その誤差内で
あれば照合結果が一致するとのアンサーを出すようにす
ればよい。また、圧縮のための演算で誤差が拡散しない
ように、演算のための関数を選択するのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の本人確認照合システムの一実施形態
を示すフローチャートを兼ねた全体のシステム構成図で
ある。
【図2】 本発明の方法の一実施形態を示す要部ブロッ
ク図である。
【図3】 図3aおよび図3bは本発明の方法の一実施
形態における画像データから2値化処理する場合の閾値
の採り方の説明図である。
【図4】 図4a〜cは本発明の方法の一実施形態にお
ける2つの画像を重ね合わせてANDの論理処理を行な
う場合の説明図である。
【図5】 図5a〜cは本発明の方法の他の実施形態に
おける2つの画像を重ね合わせてEX−ORの論理処理
を行なう場合の説明図である。
【図6】 図6a〜bは本発明の他の実施形態における
2つの画像を重ね合わせてエリア線によるANDの論理
処理を行なう場合の説明図である。
【図7】 図7a〜bは本発明のさらに他の実施形態に
おける2つの画像を重ね合わせてエリア線によるORの
論理処理を行なう場合の説明図である。
【図8】 本発明の方法の実施形態における2値化画像
を走査してデータの圧縮をする場合の説明図である。
【図9】 本発明のデータを圧縮する方法の一実施形態
を示す説明図である。
【図10】 本発明のデータを圧縮する方法の他の実施
形態を示す説明図である。
【図11】 本発明のデータを圧縮する方法のさらに他
の実施形態を示す説明図である。
【図12】 本発明の方法の実施形態における最終のデ
ジタルデータを生成するまでのフローチャートである。
【図13】 本発明のシステムの一実施形態を示す全体
のシステム構成図である。
【符号の説明】
10 画像データ生成部 12 データ圧縮部 20 端末 21 指紋撮像部 23 送信機 24 受信機 30 センター 31 受信機 32 論理処理部 33 圧縮部 35 良否判定部 36 送信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人の身体の互いに異なる部位の撮影画
    像を少なくとも2枚作成し、それらの画像の濃淡を所定
    の閾値で2値化すると共に重ね合わせの位置関係を定
    め、それらの2値化画像に所定の重ね合わせの論理演算
    を施して前記いずれの画像とも異なる1枚の重ね合わせ
    画像データを作成し、ついで得られた画像データを所定
    の手順で圧縮して、暗号化したデジタルデータを生成す
    る本人確認データの作成方法。
  2. 【請求項2】 前記個人の身体の互いに異なる部位が、
    両手あるいは片手の2つの指紋または両眼の網膜パター
    ンのいずれかである請求項1記載のデータの作成方法。
  3. 【請求項3】 前記2枚の撮影画像を、1つの身体的特
    徴に基づく撮影画像を互いに異なる部位となる2つの部
    分に分割して、あるいはその撮影画像データの2ヶ所を
    分離して取り出すことにより作成する請求項1記載のデ
    ータの作成方法。
  4. 【請求項4】 前記画像データの圧縮を、撮影画像を走
    査し、その走査線ごとの所定の閾値より高いHレベル、
    あるいは閾値より低いLレベルの数をカウントし、カウ
    ントした走査線ごとの数値の列に所定の演算を施すこと
    により行う請求項1記載のデータの作成方法。
  5. 【請求項5】 個人の身体の互いに異なる部位の撮影画
    像を少なくとも2枚作成する手段と、得られた画像の濃
    淡を所定の閾値で2値化する手段と、少なくとも2枚の
    2値化画像の重ね合わせの位置関係を定める手段と、そ
    れらの2値化画像に所定の重ね合わせの論理演算を施し
    て1枚の重ね合わせ画像データを作成する手段と、得ら
    れた画像データを所定の手順で圧縮して暗号化したデジ
    タルデータを生成する手段とからなる本人確認データの
    作成装置。
  6. 【請求項6】 前記個人の身体の互いに異なる部位の撮
    影画像を作成する手段が、両手あるいは片手の2つの指
    紋または両眼の網膜パターンを撮像する手段である請求
    項5記載のデータの作成装置。
  7. 【請求項7】 1つの身体的特徴に基づく撮影画像を異
    なる部位に分割して、あるいはその画像データの2ヶ所
    を分離して取り出すことにより2枚の撮影画像を作成す
    る手段を備えている請求項5記載のデータの作成装置。
  8. 【請求項8】 前記画像データを圧縮する手段が、撮影
    画像を走査する手段と、その走査線ごとの所定の閾値よ
    り高いHレベル、あるいは閾値より低いLレベルの数を
    カウントする手段と、カウントした走査線ごとの数値の
    列に所定の演算を施してデジタルデータを得る手段とを
    備えている請求項5記載のデータの作成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1の方法で個人固有のデジタルデ
    ータを作成し、ついでそのデータを磁気カードまたはI
    Cカードに記録する個人照合用カードの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記デジタルデータに加えて、画像の
    重ね合わせの位置関係、画像データの2値化、論理演算
    または圧縮方法のいずれかを示すコードをさらに記録す
    る請求項9記載の個人照合用カードの製造方法。
  11. 【請求項11】 個人の身体の互いに異なる部位の少な
    くとも2枚の撮影画像から作成した2値化画像を重ね合
    わせ、論理演算により1枚にした画像データを圧縮処理
    して生成した暗号化した本人確認用のデジタルデータを
    本人照合用の記録媒体にあらかじめ記録しておき、 その記録媒体からデジタルデータを読みとり、 個人固有の身体的特徴の異なる部位の撮影画像を少なく
    とも2つ作成し、それらの画像を重ね合わせ、論理演算
    で1枚にした重ね合わせ画像データを圧縮処理して照合
    用のデジタルデータを作成し、 前記記録媒体から読みとった照合元のデジタルデータと
    作成した照合用のデジタルデータとを比較し、本人であ
    るか否かを判定する本人確認照合方法。
  12. 【請求項12】 前記記録媒体に、2値化方法、画像の
    重ね合わせの位置関係、論理演算の方法または圧縮方法
    のいずれかを示すコードをさらに記録しておき、 そのコードを用いて2つの画像から照合用のデジタルデ
    ータを作成する請求項11記載の本人確認照合方法。
  13. 【請求項13】 個人の身体の互いに異なる部位の撮影
    画像から作成した少なくとも2つの2値化画像を論理演
    算により重ね合わせて1枚にした画像データを圧縮処理
    して生成した照合元のデジタルデータを記録している本
    人照合用の記録媒体と、 その記録媒体からデジタルデータを読みとる手段と、 個人の身体の互いに異なる部位の撮影画像を検出して画
    像化する手段と、 その画像化する手段から得た画像データをそれぞれ2値
    化すると共に、2つの2値化画像を論理演算で1枚の重
    ね合わせ画像データにし、得られた画像データを圧縮処
    理して照合用のデジタルデータを作成する手段と、 前記記録媒体から読みとった照合元のデジタルデータと
    作成した照合用のデジタルデータとを比較し、本人であ
    るか否かの判定結果を出力する手段とを備えている本人
    確認照合システム。
  14. 【請求項14】 前記記録媒体からデジタルデータを読
    みとる手段と、個人固有の身体的特徴を検出して画像化
    する手段とが操作端末に設けられており、前記2つの2
    値化データの画像を論理演算により重ね合わせて1枚の
    画像データを作成し、得られた画像データを圧縮処理し
    てデジタルデータを作成する手段がセンターに設けられ
    ており、 かつ、前記操作端末とセンターとの間に、双方のデータ
    を通信する遠隔通信システムが設けられている請求項1
    3記載の本人確認照合システム。
  15. 【請求項15】 前記記録媒体に、2値化方法を示すコ
    ード、重ねあわせの位置関係を示すコード、論理演算を
    施す方法を示すコードおよび(または)画像データの圧
    縮方法を示すコードがさらに記録されており、 前記デジタルデータを作成する手段が、そのコードを用
    いて2つの画像からデジタルデータを作成する請求項1
    3または14記載の本人確認照合システム。
  16. 【請求項16】 前記デジタルデータを読みとる手段
    が、非接触式の読みとり手段である請求項13、14ま
    たは15記載の本人確認照合システム。
  17. 【請求項17】 個人の身体の互いに異なる部位の撮影
    画像を少なくとも2枚作成し、それらの画像の濃淡を所
    定の閾値で前記作成した画像をそれぞれ2値化すると共
    に重ね合わせの位置関係を定め、それらの2値化画像に
    所定の論理演算を施して1枚の重ね合わせ画像データを
    作成する本人確認データの作成方法。
  18. 【請求項18】 個人の身体の互いに異なる部位の撮影
    画像を少なくとも2枚作成し、それらの画像の濃淡を所
    定の閾値で2値化し、ついで得られた少なくとも2枚の
    画像データを重ね合わせ、さらに所定の手順で圧縮して
    デジタルデータを生成する本人確認データの作成方法。
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