JP3364006B2 - 有機酸洗浄用腐食抑制組成物 - Google Patents

有機酸洗浄用腐食抑制組成物

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  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、金属表面のスケールや
サビを除去するために使用する酸洗浄液による金属の腐
食防止に関し、特に有機酸洗浄液に対して有効な腐食抑
制組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】熱交換器、冷却器等あらゆる熱交換系統
装置には、水の循環により種々のスケール、デポジット
が発生する。これらを化学的に除去するのに、酸洗浄液
が一般に用いられるが、これには無機酸のみならず、ク
エン酸、グリコール酸、EDTA(エチレンジアミン四
酢酸)等のキレート性を有する有機酸も有効である。し
かしながら、酸洗浄液は、金属表面を腐食するため、腐
食抑制組成物を併用することが望ましい。 【0003】このような状況に対し、従来より種々の腐
食抑制剤および組成物が検討されてきた。たとえば、チ
オ尿素誘導体や第4級アンモニウム塩である。たとえ
ば、報文表題「ボイラの化学洗浄と酸腐食抑制剤に就
て」,雑誌名「燃料及燃焼」第42巻第7号第577頁
〜第599頁(1975年)を参照することができる。 【0004】さらに、特公昭44−13244は、アセ
チレン系アルコール,アミン類およびエポキシ誘導体三
者の混合物から成る酸洗浄用腐食防止剤を開示する。ア
セチレン系アルコール、アミン類および非アセチレン系
アルコールの三者の混合物も酸洗浄用腐食防止剤として
特公昭44−13243に開示されている。特定のイミ
ダゾリン類は、単独で酸洗浄腐食防止剤として提唱され
ている(特公昭52−42528)。加えて、イミダゾ
ール類も揮発性の酸洗浄腐食防止剤として知られている
(特開昭62−238383)。チオ尿素誘導体および
第4級アンモニウム塩は、腐食抑制作用が強いものの、
硫酸イオンおよびハロゲンイオンに変化し、これらイオ
ンが二次的な腐食、応力腐食割れを誘起する。近年、酸
洗浄において、腐食抑制剤に求められる要件として、腐
食防止能に加えて、抑制剤が対象物に残留して、悪影響
を及ぼさないことが不可欠の条件になってきている。他
の現在知られている酸洗浄腐食抑制剤あるいは腐食抑制
組成物は、硫黄元素、ハロゲン元素を含まないが、腐食
抑制効果があまり満足なものとは言えない。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の問題
点に鑑みて成されたものであり、酸洗浄時に発生する金
属の腐食を効果的に抑制し、酸洗浄後、洗浄対象装置に
残留しても、二次的腐食を誘起しない腐食抑制組成物を
提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、(A)アルキ
ニルアルコールと、(B)アミンとを含有して成り、か
つ(A)成分と(B)成分の重量比が9:1〜1:9で
ある有機酸洗浄用腐食抑制組成物を要旨とする。(A)
成分、(B)成分が相乗的に働き、優れた腐食防止能を
発揮し、本発明の目的を達成することができる。 【0007】本発明によれば、(A)アルキニルアルコ
ールと、(B)アミンとを含有して成り、かつ(A)成
分と(B)成分の重量比が9:1〜1:9であり、前記
アルキニルアルコールが一般式 【0008】 【化3】 【0009】(前記式中、Rは水素原子または炭素数が
1〜10の分岐していてもよいアルキル基を示し;
1,R2そしてR3 は、独立して水素原子または炭素数
が1〜10の分岐していてもよいアルキル基を示し、そ
れぞれ同一であってもよく、異なってもよい;R4そし
てR5は、独立して水素原子または炭素数が1〜10の
分岐していてもよいアルキル基を示し、同一であっても
よく、異なってもよい;mは0または1〜10の整数を
示す;l,iは同一であってもよく、異なってもよい0
または1〜10の整数を示す;そして、n,kは同一で
あってもよく、異なってもよい1〜10の整数を示
す。)で表される化合物の1種または2種以上であり、
前記アミンが一般式 【0010】 【化4】 【0011】(前記式中、R6 は炭素数が11〜18の
分岐していてもよいアルキル基を示す;R7 は水素原
子、炭素数が1〜20の分岐していてもよいアルキル
基、炭素数が6〜20のアリール基、ベンジル基または
複素環基を示す;そしてR8 は水素原子、ヒドロキシル
エチル基、ベンジル基または炭素数が1〜20の分岐し
ていてもよいアルキル基を示す。)で表される化合物の
1種または2種以上であることを特徴とする有機酸洗浄
用腐食抑制組成物が提供される。 【0012】 【作用】本発明者は、多様なアルキニルアルコール類
(炭素−炭素三重結合を少なくとも1つ分子内に含む)
とアミン類との組合せについて、金属腐食抑制能を試験
し、最適な組合せを求めた結果、本発明の組成物を見つ
けた。 【0013】以下、本発明をさらに詳しく説明する。 【0014】本発明において使用し得るアルキニルアル
コールは、一般式 【化5】(前記式中、Rは水素原子または炭素数が1〜10の分
岐していてもよいアルキル基を示し;R1,R2そしてR
3 は、独立して水素原子または炭素数が1〜10の分岐
していてもよいアルキル基を示し、それぞれ同一であっ
てもよく、異なってもよい;R4そしてR5は、独立して
水素原子または炭素数が1〜10の分岐していてもよい
アルキル基を示し、同一であってもよく、異なってもよ
い;mは0または1〜10の整数を示す;l,iは同一
であってもよく、異なってもよい0または1〜10の整
数を示す;そして、n,kは同一であってもよく、異な
ってもよい1〜10の整数を示す。)のそれぞれで表さ
れる。 【0015】好ましいアルキニルアルコールとして式
(A)(1)では、2−プロピン−1−オール、3−ブ
チン−1−オール、1−ブチン−3−オール、1−ペン
チン−3−オール、2−ペンチン−1−オール、3−ペ
ンチン−1−オール、4−ペンチン−1−オール、4−
ペンチン−2−オール、2−ヘプチン−1−オール、4
−ヘプチン−2−オール、5−ヘプチン−3−オール、
1−ヘキシン−3−オール、2−ヘキシン−1−オー
ル、3−ヘキシン−1−オール、5−ヘキシン−1−オ
ール、5−ヘキシン−3−オール、3−ヘプチン−1−
オール、1−オクチン−3−オール、3−オクチン−1
−オール、3−ノニン−1−オール、2−デシン−1−
オール、3−デシン−1−オール、4−エチル−1−オ
クチン−3−オール、3−メチル−1−ブチン−3−オ
ール、3−メチル−1−ペンチン−3−オールが挙げら
れる。 【0016】式(A)(2)では、2.5−ジメチル−
3−ヘキシン−2.5−ジオールそして3.6−ジメチ
ル−4−オクチン−3.6−ジオールが好ましい。 【0017】式(A)(3)では、エチニル−1−シク
ロヘキサノールが好ましい。 【0018】本発明では、前記のような群から選択され
る少なくとも1種のアルキニルアルコールを使用する。
特に好ましくは、2−プロピン−1−オール、1−ヘキ
シン−3−オールあるいは4−エチル−1−オクチン−
3−オールを使用する。 【0019】本発明において使用し得るアミンは、式
(B)(1)そして式(B)(2)で表される。好まし
いアミンとしては式(B)(1)では、ココナットアミ
ンが挙げられる。 【0020】式(B)(2)では、2−フェニルイミダ
ゾリン、2−ベンジルイミダゾリン、2−ナフチルイミ
ダゾリンそして、2−ウンデシル−1−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリン等のイミダゾリンが好ましいアミンとし
て挙げられる。 【0021】本発明は、前記のような群から選択される
少なくとも1種のアミンを使用する。特に好ましくは、
ココナットアミンあるいは2−ウンデシル−1−ヒドロ
キシエチルイミダゾリンを使用する。 【0022】本発明の組成物中、(A)成分と(B)成
分の組成比は重量単位で(A)/(B)が9:1ないし
1:9である。好ましくは、(A)/(B)が1:1で
ある。組成比がこの範囲外であると、組成物の腐食抑制
能が低下する。 【0023】本発明の特に好適な組成物は、(A)成分
が2−プロピン−1−オール、1−ヘキシン−3−オー
ルおよび4−エチル−1−オクチン−3−オールから成
る群より選ばれる1種または2種以上のアルキニルアル
コールと(B)成分が2−ウンデシル−1−ヒドロキシ
エチルイミダゾリンおよびココナットアミンから成る群
より選ばれる少なくとも1種のアミンとを含有して成
る。腐食防止能が極めて高い具体的な組成物は、(A)
成分1−ヘキシン−3−オールと、(B)成分2−ウン
デシル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリンとを含有し
て成る。別の具体的な組成物は、(A)成分4−エチル
−1−オクチン−3−オールと、(B)成分2−ウンデ
シル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリンとを含有して
成る。 【0024】本発明の組成物による金属の腐食抑制作用
の機構は明らかではないが、該組成物として適当な
(A)成分と(B)成分の組合せは、鉄片を試料として
用い、腐食電位と腐食電流(アノード分極、カソード分
極曲線)を求め、分極度の高い組合せを捜し、本発明の
組成物を得ることができる。たとえば、「現代電気化
学」第10章「金属の腐食・防食」第190頁〜第19
2頁(培風館,1984年)を参照することができる。 【0025】このようにして、(A)成分アルキニルア
ルコール(B)成分アミンの個別の組合せを完成するこ
とも本発明の一面を構成する。したがって、(A)成分
のアルキニルアルコールは、前記のように例示したアル
キニルアルコールに限定されず、式(A)(1)〜
(A)(3)で表されるアルキニルアルコールの内から
選択し、(B)成分アミンについても同様に、式(B)
(1)−(B)(2)で表されるアミンの内から選択
し、最適の組合せを求める。 【0026】本発明の組成物は、(A)成分と、(B)
成分とを含有して成るが、必要に応じて、他の付加成分
たとえば界面活性剤(活性成分を酸洗浄液中に分散す
る)等を含んでもよい。しかしながら、添加する付加成
分は、それ自身腐食抑制作用を有しない。 【0027】本発明の組成物は、金属(特に、鉄)に対
する有機酸洗浄液の攻撃を抑制する。共に使用する、好
適な有機酸はギ酸、クエン酸、マロン酸、グリコール
酸、アスコルビン酸、EDTA等である。本発明におい
て、腐食抑制組成物は、金属腐食を抑制するのに有効な
量で使用されるが、好ましくは、有機酸の全容量を基準
として約0.1〜約2.0重量%の組成物が有機酸洗浄
液中に使われる。 【0028】本発明の組成物は、原子力発電プラント、
発電用大型貫流ボイラー等に付着するスケールを除去す
る有機酸洗浄液に最適であるが、非鉄金属(たとえば、
真鍮)から形成される装置にも適用できる。 【0029】 【実施例】以下、実施例および比較例により本発明を説
明するが、これらは本発明の範囲を限定するものとみな
すべきではない。 【0030】(実施例1)(A)成分2−プロピン−1
−オール、(B)成分2−ウンデシル−1−ヒドロキシ
エチルイミダゾリンを等重量部(1:1)混合し、本発
明の腐食抑制組成物を得た。 【0031】(実施例2)(A)成分1−ヘキシン−3
−オール、(B)成分2−ウンデシル−1−ヒドロキシ
エチルイミダゾリンを等重量部混合し、本発明の腐食抑
制組成物を得た。 【0032】(実施例3)(A)成分4−エチル−1−
オクチン−3−オール、(B)成分2−ウンデシル−1
−ヒドロキシエチルイミダゾリンを等重量部混合し、本
発明の腐食抑制組成物を得た。 【0033】(実施例4)(A)成分1−ヘキシン−3
−オール、(B)成分ココナットアミンを等重量部混合
し、本発明の腐食抑制組成物を得た。 【0034】腐食電位・電流測定試験 60℃の温度の酸洗浄液(3.5%マロン酸+1.5%
アスコルビン酸)1リットルを調製し、この液に1−ヘ
キシン−3−オール(500mg/リットル)および2
−ウンデシル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリン(5
00mg/リットル)の混合物を添加したもの(a)、
1−ヘキシン−3−オール(1000mg/リットル)
のみを添加したもの(b)および2−ウンデシル−1−
ヒドロキシエチルイミダゾリン(1000mg/リット
ル)のみを添加したもの(c)をそれぞれ調製した。S
S400(JIS G 3101)の鉄片を2000番の
サンドペーパーで研磨した後、アセトンで清浄し、表面
積0.78cm2 として試験片を作製した。この試験片
を(a)(b)(c)の溶液にそれぞれ、浸漬し、30
分後に電位−電流曲線を求めた。その結果、(a)溶液
では(b)(c)両溶液に比較してカソードおよびアノ
ードの分極度が顕著であった。すなわち、実施例2の組
成物を酸洗浄液に添加すると分極を促すことが判る。こ
の分極度測定結果を図1に示す。 【0035】腐食抑制試験 本発明の組成物を用いて有機酸洗浄液に対する腐食抑制
作用を次のような条件で試験した。 【0036】軟鋼板SB42(JIS G 3103)
(3.5×2.5×0.3cm)を400番のサンドペ
ーパーで研磨した後、水洗し、イソプロピルアルコール
で洗浄し、試験鉄片を作製した。35gのマロン酸と1
5gのアスコルビン酸を水1リットルに添加し、有機酸
洗浄液を調製した。この有機酸洗浄液を60℃に保持し
て、実施例1〜4の組成物を所定量添加後、前記の試験
片を24時間浸漬し、腐食度 (重量減mg/cm2/h
r)を測定した。同時に空試験(酸洗浄液のみ)を行
い、次式により腐食抑制率を求めた。 【0037】 【数1】 【0038】試験結果を表1に示す。 【0039】 【表1】 【0040】比較例1は、1−ヘキシン−3−オールを
単独で用いた。比較例2は、2−ウンデシル−1−ヒド
ロキシエチルイミダゾリンを単独で用いた。 【0041】前記と同様にして作製した試験鉄片を用
い、20gのグリコール酸と10gのギ酸を水1リット
ルに添加した有機酸洗浄液に対して、本発明の組成物を
試験した。試験は、60℃に保持した有機酸洗浄液に実
施例1〜4の組成物を所定量添加後、試験片を4時間浸
漬して行った。この試験結果を表2に示す。 【0042】 【表2】 【0043】比較例3は、1−ヘキシン−3−オールを
単独で用いた。比較例4は、2−ウンデシル−1−ヒド
ロキシエチルイミダゾリンを単独で用いた。 【0044】前記と同様にして作製した試験鉄片を用
い、15gのクエン酸と15gのグリコール酸を水1リ
ットルに添加した有機酸洗浄液に対して、本発明の組成
物を試験した。試験は、60℃に保持した有機酸洗浄液
に実施例1〜4の組成物を所定量添加後、試験片を4時
間浸漬して行った。この試験結果を表3に示す。 【0045】 【表3】 【0046】比較例5は、1−ヘキシン−3−オールを
単独で用いた。比較例6は、2−ウンデシル−1−ヒド
ロキシエチルイミダゾリンを単独で用いた。 【0047】以上のように、本発明の組成物は、無添加
(空試験)の場合および比較試験((A)アルキノール
か(B)アミンの一方のみ添加)に比べて腐食抑制率が
非常に優れている。(A)、(B)成分いずれかを単独
に使用すると、抑制効果が充分でなく、両成分を配合す
ると、相乗的に作用することが判った。 【0048】 【発明の効果】本発明の腐食抑制組成物は、望ましくな
い硫黄元素やハロゲンを含むことなく、有機酸洗浄液と
併用すると、酸洗中の鉄系金属の腐食を有効に抑制し、
工業上、利用価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の組成物の腐食電位と腐食電流の関係を
求めた図である。 図中、実線:酸洗浄液(無添加) 一点鎖線:(b)溶液 二点鎖線:(c)溶液 点線:(a)溶液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 浩 大阪府大阪市城東区鴫野西4丁目1番24 号 朝日化学工業株式会社内 (72)発明者 古川 清治 東京都新宿区西新宿3丁目4番7号 栗 田工業株式会社内 (72)発明者 吉川 博雄 大阪府大阪市中央区北浜2丁目2番22号 栗田エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特公 昭44−13244(JP,B1) 特公 昭47−29698(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23F 11/00 - 11/18 C23G 1/00 - 1/36

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 (A)アルキニルアルコールと、(B)
    アミンとを含有して成り、かつ(A)成分と(B)成分
    の重量比が9:1〜1:9であり、 前記アルキニルアルコールが一般式 【化1】(前記式中、R1,R2 そしてR3は、独立して水素原子
    または炭素数が1〜10の分岐していてもよいアルキル
    基を示し、それぞれ同一であってもよく、異なってもよ
    い;R4そしてR5は、独立して水素原子または炭素数が
    1〜10の分岐していてもよいアルキル基を示し、同一
    であってもよく、異なってもよい;mは0または1〜1
    0の整数を示す;l,iは同一であってもよく、異なっ
    てもよい0または1〜10の整数を示す;そして、n,
    kは同一であってもよく、異なってもよい1〜10の整
    数を示す。)で表される化合物の1種または2種以上で
    あり、 前記アミンが一般式 【化2】 (前記式中、R6 は炭素数が11〜18の分岐していて
    もよいアルキル基を示し;R7 は水素原子、炭素数が1
    〜20の分岐していてもよいアルキル基、炭素数が6〜
    20のアリール基、ベンジル基または複素環基を示す;
    そしてR8 は水素原子、ヒドロキシルエチル基、ベンジ
    ル基または炭素数が1〜20の分岐していてもよいアル
    キル基を示す。)で表される化合物の1種または2種以
    上であることを特徴とする有機酸洗浄用腐食抑制組成
    物。
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