JP3363629B2 - 油圧ポンプの制御装置 - Google Patents
油圧ポンプの制御装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧ショベル、油圧クレ
ーン等の油圧機械に用いる油圧駆動回路における油圧ポ
ンプの制御装置に係わり、特に、レバー操作量に応じて
ポンプ吐出量を制御する油圧駆動回路における油圧ポン
プの制御装置に関する。
ーン等の油圧機械に用いる油圧駆動回路における油圧ポ
ンプの制御装置に係わり、特に、レバー操作量に応じて
ポンプ吐出量を制御する油圧駆動回路における油圧ポン
プの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル、油圧クレーン等の油圧機
械に用いる油圧駆動回路は、少なくとも1台の油圧ポン
プと、この油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動
される少なくとも1つの油圧アクチュエータと、油圧ポ
ンプとアクチュエータの間に接続され、アクチュエータ
に供給される圧油の流量を制御する流量制御弁とを備え
ている。この油圧駆動回路には、油圧ポンプの吐出量の
制御にロードセンシング制御(LS制御)と称される方
式を採用したものが知られている。ロードセンシング制
御とは、油圧ポンプの吐出圧力がアクチュエータの負荷
圧力よりも一定値だけ高くなるよう油圧ポンプの吐出量
を制御するものであり、これによりアクチュエータの負
荷圧力に応じた油圧ポンプの吐出量の制御が行われ、経
済的な運転が可能となる。
械に用いる油圧駆動回路は、少なくとも1台の油圧ポン
プと、この油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動
される少なくとも1つの油圧アクチュエータと、油圧ポ
ンプとアクチュエータの間に接続され、アクチュエータ
に供給される圧油の流量を制御する流量制御弁とを備え
ている。この油圧駆動回路には、油圧ポンプの吐出量の
制御にロードセンシング制御(LS制御)と称される方
式を採用したものが知られている。ロードセンシング制
御とは、油圧ポンプの吐出圧力がアクチュエータの負荷
圧力よりも一定値だけ高くなるよう油圧ポンプの吐出量
を制御するものであり、これによりアクチュエータの負
荷圧力に応じた油圧ポンプの吐出量の制御が行われ、経
済的な運転が可能となる。
【0003】ところで、ロードセンシング制御では、吐
出圧力と負荷圧力との差圧(LS差圧)を検出し、この
LS差圧と差圧目標値との偏差に応答して油圧ポンプの
押しのけ容積、斜板ポンプにあっては斜板の位置(傾転
量)を制御する構成となっている。従来、LS差圧の検
出及び斜板の傾転量の制御は、例えば特再平04−80
6306号公報に記載のように電気的に行うことが多
い。以下、この構成を簡単に説明する。
出圧力と負荷圧力との差圧(LS差圧)を検出し、この
LS差圧と差圧目標値との偏差に応答して油圧ポンプの
押しのけ容積、斜板ポンプにあっては斜板の位置(傾転
量)を制御する構成となっている。従来、LS差圧の検
出及び斜板の傾転量の制御は、例えば特再平04−80
6306号公報に記載のように電気的に行うことが多
い。以下、この構成を簡単に説明する。
【0004】特再平04−806360号公報に記載の
ポンプ制御装置は、油圧ポンプの吐出圧力と複数のアク
チュエータの最大負荷圧力との差圧に基づき、この差圧
と予め設定した目標差圧との差圧偏差を小さくする油圧
ポンプの目標押しのけ容積(斜板傾転量)を決定する第
1の手段と、前記差圧偏差が増加すると大きくなり、減
少すると小さくなる前記第1の手段の制御ゲインを決定
する第2の手段と、前記油圧ポンプの押しのけ容積が前
記第1の手段で決定した目標押しのけ容積に一致するよ
うに前記油圧ポンプの押しのけ容積可変手段(斜板)を
制御する第3の手段とを備えている。
ポンプ制御装置は、油圧ポンプの吐出圧力と複数のアク
チュエータの最大負荷圧力との差圧に基づき、この差圧
と予め設定した目標差圧との差圧偏差を小さくする油圧
ポンプの目標押しのけ容積(斜板傾転量)を決定する第
1の手段と、前記差圧偏差が増加すると大きくなり、減
少すると小さくなる前記第1の手段の制御ゲインを決定
する第2の手段と、前記油圧ポンプの押しのけ容積が前
記第1の手段で決定した目標押しのけ容積に一致するよ
うに前記油圧ポンプの押しのけ容積可変手段(斜板)を
制御する第3の手段とを備えている。
【0005】このように構成することにより、操作レバ
ーの操作速度が小さく、差圧偏差が小さい範囲では、上
記第2の手段で決定される制御ゲインも小さくなり、斜
板の傾転速度が小さくなって、吐出圧力が急変してハン
チングを起こしてしまうことのない安定した制御が可能
となると共に、操作レバーの操作速度が大きく、すなわ
ち操作レバーが急激に操作され、差圧偏差が大きくなっ
たときには、第2の手段で決定される制御ゲインは大き
くなり、斜板の傾転速度が大きくなって、緩慢でない俊
敏な応答が可能となる。
ーの操作速度が小さく、差圧偏差が小さい範囲では、上
記第2の手段で決定される制御ゲインも小さくなり、斜
板の傾転速度が小さくなって、吐出圧力が急変してハン
チングを起こしてしまうことのない安定した制御が可能
となると共に、操作レバーの操作速度が大きく、すなわ
ち操作レバーが急激に操作され、差圧偏差が大きくなっ
たときには、第2の手段で決定される制御ゲインは大き
くなり、斜板の傾転速度が大きくなって、緩慢でない俊
敏な応答が可能となる。
【0006】一方、走行の油圧回路では、一般的に走行
モータと流量制御弁との間にカウンターバランス弁を配
置し、停止時このカウンターバランス弁の作用により走
行モータに逆トルクを与えて走行にブレーキをかけるよ
うにしている。
モータと流量制御弁との間にカウンターバランス弁を配
置し、停止時このカウンターバランス弁の作用により走
行モータに逆トルクを与えて走行にブレーキをかけるよ
うにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、以下の問題点が存在する。一般的な
アクチュエータの流量制御弁は、レバー操作量の小さい
領域では微操作性を良好にするため、レバー操作量に対
して緩やかに開口面積が変化する特性としており、この
ためフルストローク付近ではレバー操作量に対する開口
面積の変化が大きくなっている。したがって、レバーフ
ルストローク時の流量制御弁が最大開口の状態から徐々
にレバーを戻すとしても、フルストローク付近で急に開
口面積は小さくなるため、油圧ポンプの吐出圧力は急に
上昇する。このため、上記従来技術ではLS差圧は急に
上昇し、差圧偏差は大きくなり、それとともに油圧ポン
プの押しのけ容量は差圧偏差の大きさに応じて速く減少
する。特に、上記特再平04−806360号公報に記
載のポンプ制御装置では、LS差圧と目標差圧との差圧
偏差が増加すると大きくなり、減少すると小さくなる制
御ゲインを決定して油圧ポンプの押しのけ容量を制御す
るため、LS差圧が急に上昇すると制御ゲインも大きく
なり、油圧ポンプの押しのけ容量は急減する。このた
め、走行モータと流量制御弁との間にカウンターバラン
ス弁を設けた上記従来技術では次のような問題が生じ
る。
来技術においては、以下の問題点が存在する。一般的な
アクチュエータの流量制御弁は、レバー操作量の小さい
領域では微操作性を良好にするため、レバー操作量に対
して緩やかに開口面積が変化する特性としており、この
ためフルストローク付近ではレバー操作量に対する開口
面積の変化が大きくなっている。したがって、レバーフ
ルストローク時の流量制御弁が最大開口の状態から徐々
にレバーを戻すとしても、フルストローク付近で急に開
口面積は小さくなるため、油圧ポンプの吐出圧力は急に
上昇する。このため、上記従来技術ではLS差圧は急に
上昇し、差圧偏差は大きくなり、それとともに油圧ポン
プの押しのけ容量は差圧偏差の大きさに応じて速く減少
する。特に、上記特再平04−806360号公報に記
載のポンプ制御装置では、LS差圧と目標差圧との差圧
偏差が増加すると大きくなり、減少すると小さくなる制
御ゲインを決定して油圧ポンプの押しのけ容量を制御す
るため、LS差圧が急に上昇すると制御ゲインも大きく
なり、油圧ポンプの押しのけ容量は急減する。このた
め、走行モータと流量制御弁との間にカウンターバラン
ス弁を設けた上記従来技術では次のような問題が生じ
る。
【0008】すなわち、車体を走行停止させようとして
操作レバーを徐々に戻したとき、上記のようなLS差圧
の急上昇に伴ってポンプ押しのけ容積は急に減少する一
方、走行モータは慣性で油を押し出そうとするので、流
量制御弁と走行モータの間の圧力(走行モータの駆動
圧)が急に低圧となる。一方、カウンターバランス弁は
モータ駆動圧と走行モータから出たタンクへ戻る油のカ
ウンターバランス弁を通過した直後の圧力との押し合い
によって作動するため、上記のモータ駆動圧の急低下に
よって中立に急に戻り、急なブレーキが発生する。これ
により、車体及びオペレータが前方向に振られ、停止し
ようとしているにもかかわらずレバーを入れてしまい、
そうすると逆に今度は駆動してしまうため後方向にオペ
レータが振られ、レバーを中立方向へ戻してしまうとい
った現象が発生し、滑らかに停止できないことがある。
操作レバーを徐々に戻したとき、上記のようなLS差圧
の急上昇に伴ってポンプ押しのけ容積は急に減少する一
方、走行モータは慣性で油を押し出そうとするので、流
量制御弁と走行モータの間の圧力(走行モータの駆動
圧)が急に低圧となる。一方、カウンターバランス弁は
モータ駆動圧と走行モータから出たタンクへ戻る油のカ
ウンターバランス弁を通過した直後の圧力との押し合い
によって作動するため、上記のモータ駆動圧の急低下に
よって中立に急に戻り、急なブレーキが発生する。これ
により、車体及びオペレータが前方向に振られ、停止し
ようとしているにもかかわらずレバーを入れてしまい、
そうすると逆に今度は駆動してしまうため後方向にオペ
レータが振られ、レバーを中立方向へ戻してしまうとい
った現象が発生し、滑らかに停止できないことがある。
【0009】本発明の目的は、フロント操作やその他複
合操作時には従来の操作性を維持し、走行単独操作時に
は滑らかな停止性が実現可能な油圧ポンプの制御装置を
提供することにある。
合操作時には従来の操作性を維持し、走行単独操作時に
は滑らかな停止性が実現可能な油圧ポンプの制御装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の概念による油圧ポンプの制御装置
は次の構成を採用する。即ち、可変容量型の少なくとも
1台の油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される圧
油によって駆動される、少なくとも1つの走行モータを
含む複数のアクチュエータと、前記油圧ポンプと複数の
アクチュエータの間に接続され、複数のアクチュエータ
に供給される圧油の流量を制御する流量制御弁と、前記
流量制御弁を制御する、前記走行モータ用の走行操作手
段を含む複数の操作手段とを備えたロードセンシング制
御油圧駆動回路の油圧ポンプの制御装置であって、前記
油圧ポンプの吐出圧力と前記複数のアクチュエータの負
荷圧力との差圧が目標差圧に保持されるよう前記油圧ポ
ンプの押しのけ容量を制御する油圧ポンプの制御装置に
おいて、前記複数の操作手段の少なくとも1つが操作さ
れたときそれが走行単独操作であるか否かを判定する第
1の手段と、前記油圧ポンプの吐出圧力と前記複数のア
クチュエータの負荷圧力との差圧と目標差圧との差圧偏
差に基づき前記吐出圧力と負荷圧力との差圧を目標差圧
に保持する第1の目標押しのけ容量を求める第2の手段
と、前記走行操作手段の操作量に応じた第2の目標押し
のけ容量を求める第3の手段と、前記第1の手段で走行
単独以外の操作であると判定されたときは前記第2の手
段で求めた第1の目標押しのけ容量に基づいて前記油圧
ポンプの押しのけ容量を制御し、走行単独操作であると
判定されたときは前記第3の手段で求めた第2の目標押
しのけ容量に基づいて前記油圧ポンプの押しのけ容量を
制御する第4の手段とを備える。
めに、本発明の第1の概念による油圧ポンプの制御装置
は次の構成を採用する。即ち、可変容量型の少なくとも
1台の油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される圧
油によって駆動される、少なくとも1つの走行モータを
含む複数のアクチュエータと、前記油圧ポンプと複数の
アクチュエータの間に接続され、複数のアクチュエータ
に供給される圧油の流量を制御する流量制御弁と、前記
流量制御弁を制御する、前記走行モータ用の走行操作手
段を含む複数の操作手段とを備えたロードセンシング制
御油圧駆動回路の油圧ポンプの制御装置であって、前記
油圧ポンプの吐出圧力と前記複数のアクチュエータの負
荷圧力との差圧が目標差圧に保持されるよう前記油圧ポ
ンプの押しのけ容量を制御する油圧ポンプの制御装置に
おいて、前記複数の操作手段の少なくとも1つが操作さ
れたときそれが走行単独操作であるか否かを判定する第
1の手段と、前記油圧ポンプの吐出圧力と前記複数のア
クチュエータの負荷圧力との差圧と目標差圧との差圧偏
差に基づき前記吐出圧力と負荷圧力との差圧を目標差圧
に保持する第1の目標押しのけ容量を求める第2の手段
と、前記走行操作手段の操作量に応じた第2の目標押し
のけ容量を求める第3の手段と、前記第1の手段で走行
単独以外の操作であると判定されたときは前記第2の手
段で求めた第1の目標押しのけ容量に基づいて前記油圧
ポンプの押しのけ容量を制御し、走行単独操作であると
判定されたときは前記第3の手段で求めた第2の目標押
しのけ容量に基づいて前記油圧ポンプの押しのけ容量を
制御する第4の手段とを備える。
【0011】また、上記の目的を達成するために、本発
明の第2の概念による油圧ポンプの制御装置は次の構成
を採用する。即ち、可変容量型の少なくとも1台の油圧
ポンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油によって
駆動される、少なくとも1つの走行モータを含む複数の
アクチュエータと、前記油圧ポンプと複数のアクチュエ
ータの間に接続され、複数のアクチュエータに供給され
る圧油の流量を制御する流量制御弁と、前記流量制御弁
を制御する、前記走行モータ用の走行操作手段を含む複
数の操作手段とを備えたロードセンシング制御油圧駆動
回路の油圧ポンプの制御装置であって、前記油圧ポンプ
の吐出圧力と前記複数のアクチュエータの負荷圧力との
差圧が目標差圧に保持されるよう前記油圧ポンプの押し
のけ容量を制御する油圧ポンプの制御装置において、前
記複数の操作手段の少なくとも1つが操作されたときそ
れが走行単独操作であるか否かを判定する第1の手段
と、前記油圧ポンプの吐出圧力と前記複数のアクチュエ
ータの負荷圧力との差圧と目標差圧との差圧偏差に基づ
き、この差圧偏差が増加すると大きくなり、減少すると
小さくなる制御係数を決定し、この制御係数を用いて前
記吐出圧力と負荷圧力との差圧を目標差圧に保持する第
1の目標押しのけ容量を求める第2の手段と、前記走行
操作手段の操作量に応じた第2の目標押しのけ容量を求
める第3の手段と、前記第1の手段で走行単独以外の操
作であると判定されたときは前記第2の手段で求めた第
1の目標押しのけ容量に基づいて前記油圧ポンプの押し
のけ容量を制御し、走行単独操作であると判定されたと
きは前記第3の手段で求めた第2の目標押しのけ容量に
基づいて前記油圧ポンプの押しのけ容量を制御する第4
の手段とを備える。
明の第2の概念による油圧ポンプの制御装置は次の構成
を採用する。即ち、可変容量型の少なくとも1台の油圧
ポンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油によって
駆動される、少なくとも1つの走行モータを含む複数の
アクチュエータと、前記油圧ポンプと複数のアクチュエ
ータの間に接続され、複数のアクチュエータに供給され
る圧油の流量を制御する流量制御弁と、前記流量制御弁
を制御する、前記走行モータ用の走行操作手段を含む複
数の操作手段とを備えたロードセンシング制御油圧駆動
回路の油圧ポンプの制御装置であって、前記油圧ポンプ
の吐出圧力と前記複数のアクチュエータの負荷圧力との
差圧が目標差圧に保持されるよう前記油圧ポンプの押し
のけ容量を制御する油圧ポンプの制御装置において、前
記複数の操作手段の少なくとも1つが操作されたときそ
れが走行単独操作であるか否かを判定する第1の手段
と、前記油圧ポンプの吐出圧力と前記複数のアクチュエ
ータの負荷圧力との差圧と目標差圧との差圧偏差に基づ
き、この差圧偏差が増加すると大きくなり、減少すると
小さくなる制御係数を決定し、この制御係数を用いて前
記吐出圧力と負荷圧力との差圧を目標差圧に保持する第
1の目標押しのけ容量を求める第2の手段と、前記走行
操作手段の操作量に応じた第2の目標押しのけ容量を求
める第3の手段と、前記第1の手段で走行単独以外の操
作であると判定されたときは前記第2の手段で求めた第
1の目標押しのけ容量に基づいて前記油圧ポンプの押し
のけ容量を制御し、走行単独操作であると判定されたと
きは前記第3の手段で求めた第2の目標押しのけ容量に
基づいて前記油圧ポンプの押しのけ容量を制御する第4
の手段とを備える。
【0012】上記油圧ポンプの制御装置において、好ま
しくは、前記複数のアクチュエータは左右2つの走行モ
ータを含み、前記走行操作手段は前記左右2つの走行モ
ータに対してそれぞれ設けられ、前記第2の手段は、前
記走行操作手段の操作量の総和を求め前記第2の目標押
しのけ容量としてこの総和に応じた値を求める。
しくは、前記複数のアクチュエータは左右2つの走行モ
ータを含み、前記走行操作手段は前記左右2つの走行モ
ータに対してそれぞれ設けられ、前記第2の手段は、前
記走行操作手段の操作量の総和を求め前記第2の目標押
しのけ容量としてこの総和に応じた値を求める。
【0013】
【作用】以上のように構成した本発明の第1の概念によ
る油圧ポンプの制御装置においては、フロント操作やそ
の他複合操作時には、第1の手段で走行単独以外の操作
であると判定され、第4の手段は、第2の手段で求めた
油圧ポンプの吐出圧力と複数のアクチュエータの負荷圧
力との差圧と目標差圧との差圧偏差に基づき吐出圧力と
負荷圧力との差圧を目標差圧に保持する第1の目標押し
のけ容量に基づいて、油圧ポンプの押しのけ容量を制御
する。これにより、油圧ポンプの吐出圧力とアクチュエ
ータの負荷圧力との差圧(LS差圧)が目標差圧に保持
され、従来通り操作手段の操作速度に係わらず、常にハ
ンチングを起こさずかつ緩慢でない俊敏な油圧ポンプの
吐出流量の制御が可能となる。一方、走行単独操作時に
は、第1の手段で走行単独操作であると判定され、第4
の手段は第3の手段で求めた走行操作手段の操作量に応
じた第2の目標押しのけ容量に基づいて油圧ポンプの押
しのけ容量を制御する。これにより、LS差圧に影響を
受けずに走行操作手段の操作量のみに依存して油圧ポン
プの吐出流量が制御され、走行停止時に走行操作手段を
フルストロークから中立へゆっくり戻しても、急な油圧
ポンプ吐出流量の減少がなく、それに伴うカウンターバ
ランス弁によるブレーキのショックも発生することがな
いため、従来よりも滑らかな停止性が実現できる。
る油圧ポンプの制御装置においては、フロント操作やそ
の他複合操作時には、第1の手段で走行単独以外の操作
であると判定され、第4の手段は、第2の手段で求めた
油圧ポンプの吐出圧力と複数のアクチュエータの負荷圧
力との差圧と目標差圧との差圧偏差に基づき吐出圧力と
負荷圧力との差圧を目標差圧に保持する第1の目標押し
のけ容量に基づいて、油圧ポンプの押しのけ容量を制御
する。これにより、油圧ポンプの吐出圧力とアクチュエ
ータの負荷圧力との差圧(LS差圧)が目標差圧に保持
され、従来通り操作手段の操作速度に係わらず、常にハ
ンチングを起こさずかつ緩慢でない俊敏な油圧ポンプの
吐出流量の制御が可能となる。一方、走行単独操作時に
は、第1の手段で走行単独操作であると判定され、第4
の手段は第3の手段で求めた走行操作手段の操作量に応
じた第2の目標押しのけ容量に基づいて油圧ポンプの押
しのけ容量を制御する。これにより、LS差圧に影響を
受けずに走行操作手段の操作量のみに依存して油圧ポン
プの吐出流量が制御され、走行停止時に走行操作手段を
フルストロークから中立へゆっくり戻しても、急な油圧
ポンプ吐出流量の減少がなく、それに伴うカウンターバ
ランス弁によるブレーキのショックも発生することがな
いため、従来よりも滑らかな停止性が実現できる。
【0014】また、本発明の第2の概念による油圧ポン
プの制御装置においては、第2の手段で上記差圧偏差が
増加すると大きくなり、減少すると小さくなる制御係数
を決定し、この制御係数を用いて吐出圧力と負荷圧力と
の差圧を目標差圧に保持する第1の目標押しのけ容量を
求めるので、特再平04−806360号公報に記載の
ように、ハンチングを起こさずかつ緩慢でない俊敏な油
圧ポンプの吐出流量の制御が可能となる。しかし、この
ものでは、先に説明したように、もし走行単独操作時に
第1の目標押しのけ容量に基づいてポンプ吐出流量が制
御されると、滑らかに停止できないという問題がより顕
著になる。本発明では、走行単独操作時には第2の目標
押しのけ容量に基づいて油圧ポンプの押しのけ容量を制
御するので、フロント操作やその他複合操作時ではハン
チングを起こさずかつ緩慢でない俊敏な制御を可能にし
つつ、走行単独操作時では滑らかに走行を停止させるこ
とができる。
プの制御装置においては、第2の手段で上記差圧偏差が
増加すると大きくなり、減少すると小さくなる制御係数
を決定し、この制御係数を用いて吐出圧力と負荷圧力と
の差圧を目標差圧に保持する第1の目標押しのけ容量を
求めるので、特再平04−806360号公報に記載の
ように、ハンチングを起こさずかつ緩慢でない俊敏な油
圧ポンプの吐出流量の制御が可能となる。しかし、この
ものでは、先に説明したように、もし走行単独操作時に
第1の目標押しのけ容量に基づいてポンプ吐出流量が制
御されると、滑らかに停止できないという問題がより顕
著になる。本発明では、走行単独操作時には第2の目標
押しのけ容量に基づいて油圧ポンプの押しのけ容量を制
御するので、フロント操作やその他複合操作時ではハン
チングを起こさずかつ緩慢でない俊敏な制御を可能にし
つつ、走行単独操作時では滑らかに走行を停止させるこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1において、本実施例の油圧駆動回路におけ
る油圧ポンプの制御装置は油圧機械として油圧ショベル
に搭載されるもので、油圧ポンプ1と、この油圧ポンプ
1から吐出される圧油によって駆動される複数の油圧ア
クチュエータ2,2A,2Bと、油圧ポンプ1と油圧ア
クチュエータ2,2A,2Bの間に接続され、操作レバ
ー3a,3b,3cの操作により油圧アクチュエータ
2,2A,2Bに供給される圧油の流量をそれぞれ制御
する流量制御弁3,3A,3Bと、流量制御弁3,3
A,3Bの上流と下流の差圧即ち前後差圧を一定に保
ち、流量制御弁3,3A,3Bの通過流量を流量制御弁
3,3A,3Bの開度に比例した値にそれぞれ制御する
圧力補償弁4,4A,4Bとを備え、流量制御弁3と圧
力補償弁4の1組で1つの圧力補償流量制御弁を構成
し、流量制御弁3Aと圧力補償弁4Aの1組で他の1つ
の圧力補償流量制御弁を構成し、流量制御弁3Bと圧力
補償弁4Bの1組でまた他の1つの圧力補償流量制御弁
を構成している。
明する。図1において、本実施例の油圧駆動回路におけ
る油圧ポンプの制御装置は油圧機械として油圧ショベル
に搭載されるもので、油圧ポンプ1と、この油圧ポンプ
1から吐出される圧油によって駆動される複数の油圧ア
クチュエータ2,2A,2Bと、油圧ポンプ1と油圧ア
クチュエータ2,2A,2Bの間に接続され、操作レバ
ー3a,3b,3cの操作により油圧アクチュエータ
2,2A,2Bに供給される圧油の流量をそれぞれ制御
する流量制御弁3,3A,3Bと、流量制御弁3,3
A,3Bの上流と下流の差圧即ち前後差圧を一定に保
ち、流量制御弁3,3A,3Bの通過流量を流量制御弁
3,3A,3Bの開度に比例した値にそれぞれ制御する
圧力補償弁4,4A,4Bとを備え、流量制御弁3と圧
力補償弁4の1組で1つの圧力補償流量制御弁を構成
し、流量制御弁3Aと圧力補償弁4Aの1組で他の1つ
の圧力補償流量制御弁を構成し、流量制御弁3Bと圧力
補償弁4Bの1組でまた他の1つの圧力補償流量制御弁
を構成している。
【0016】油圧ポンプ1は押しのけ容積可変機構とし
て斜板1aを有しており、原動機15によって駆動され
る。油圧アクチュエータ2,2Aは左右2つの走行モー
タであり、油圧アクチュエータ2,2Aと流量制御弁
3,3Aとの間にはそれぞれカウンターバランス弁1
4,14A(以下、カンバラ14,14A)が設けられ
ている。油圧アクチュエータ2Bは例えばアームシリン
ダである。なお、図示しないが、その他旋回、ブーム等
の油圧アクチュエータがあり、油圧ポンプ1からの圧油
はこれらの油圧アクチュエータにも供給される。流量制
御弁3,3A,3Bは油圧パイロット操作方式の弁であ
り、パイロット管路36a,36b,36c及び37
a,37b,37cに接続されたパイロット室を有し、
操作レバー3a,3b,3cの操作信号に応じてこれら
パイロット管路36a〜36c,37a〜37cに伝え
られるパイロット圧により制御される。ここで、操作レ
バー3a,3bは走行操作レバーであり、操作レバー3
cは例えばアーム操作レバーである。
て斜板1aを有しており、原動機15によって駆動され
る。油圧アクチュエータ2,2Aは左右2つの走行モー
タであり、油圧アクチュエータ2,2Aと流量制御弁
3,3Aとの間にはそれぞれカウンターバランス弁1
4,14A(以下、カンバラ14,14A)が設けられ
ている。油圧アクチュエータ2Bは例えばアームシリン
ダである。なお、図示しないが、その他旋回、ブーム等
の油圧アクチュエータがあり、油圧ポンプ1からの圧油
はこれらの油圧アクチュエータにも供給される。流量制
御弁3,3A,3Bは油圧パイロット操作方式の弁であ
り、パイロット管路36a,36b,36c及び37
a,37b,37cに接続されたパイロット室を有し、
操作レバー3a,3b,3cの操作信号に応じてこれら
パイロット管路36a〜36c,37a〜37cに伝え
られるパイロット圧により制御される。ここで、操作レ
バー3a,3bは走行操作レバーであり、操作レバー3
cは例えばアーム操作レバーである。
【0017】油圧ポンプ1の吐出量は、差圧検出器5、
斜板位置検出器6、ON−OFF検出器11a,11
b、パイロット圧検出器12a,12b、制御ユニット
7及び斜板位置制御装置8からなる制御装置により制御
される。差圧検出器5はシャトル弁9、9A,9Bによ
り選択された油圧アクチュエータ2,2A,2Bを含む
複数のアクチュエータの最大負荷圧力と油圧ポンプ1の
吐出圧力との差圧(LS差圧)を検出し、これを電気信
号である差圧信号ΔPに変換して制御ユニット7へ出力
する。斜板位置検出器6は油圧ポンプ1の斜板1aの位
置(傾転量)を検出し、これを電気信号である斜板位置
信号θに変換して制御ユニット7へ出力する。
斜板位置検出器6、ON−OFF検出器11a,11
b、パイロット圧検出器12a,12b、制御ユニット
7及び斜板位置制御装置8からなる制御装置により制御
される。差圧検出器5はシャトル弁9、9A,9Bによ
り選択された油圧アクチュエータ2,2A,2Bを含む
複数のアクチュエータの最大負荷圧力と油圧ポンプ1の
吐出圧力との差圧(LS差圧)を検出し、これを電気信
号である差圧信号ΔPに変換して制御ユニット7へ出力
する。斜板位置検出器6は油圧ポンプ1の斜板1aの位
置(傾転量)を検出し、これを電気信号である斜板位置
信号θに変換して制御ユニット7へ出力する。
【0018】ON−OFF検出器11aは、走行操作レ
バー3a,3bの作動により流量制御弁3,3Aを制御
するパイロット圧が発生すると、シャトル弁17A,1
7B,18を介して伝えられるそのパイロット圧により
スイッチが入り、信号E1を制御ユニット7へ出力す
る。ON−OFF検出器11bは、アーム操作レバー3
cの作動により流量制御弁3Bを制御するパイロット圧
が発生すると、シャトル弁19を介して伝えられるその
パイロット圧によりスイッチが入り、信号E2を制御ユ
ニット7へ出力する。ON−OFF検出器11c,11
d,11eは、図示されていない旋回、ブーム、その他
の油圧アクチュエータの操作レバーの作動により流量制
御弁を制御するパイロット圧が発生すると、このパイロ
ット圧によりスイッチが入り、信号E3,E4,E5を
制御ユニット7へ出力する。
バー3a,3bの作動により流量制御弁3,3Aを制御
するパイロット圧が発生すると、シャトル弁17A,1
7B,18を介して伝えられるそのパイロット圧により
スイッチが入り、信号E1を制御ユニット7へ出力す
る。ON−OFF検出器11bは、アーム操作レバー3
cの作動により流量制御弁3Bを制御するパイロット圧
が発生すると、シャトル弁19を介して伝えられるその
パイロット圧によりスイッチが入り、信号E2を制御ユ
ニット7へ出力する。ON−OFF検出器11c,11
d,11eは、図示されていない旋回、ブーム、その他
の油圧アクチュエータの操作レバーの作動により流量制
御弁を制御するパイロット圧が発生すると、このパイロ
ット圧によりスイッチが入り、信号E3,E4,E5を
制御ユニット7へ出力する。
【0019】パイロット圧検出器12a,12bは、流
量制御弁3,3Aのレバー操作量に匹敵するパイロット
圧を、前進でも後進でも検出可能となるようシャトル弁
13A,13Bを介して検出し、これを電気信号である
パイロット圧信号PL1,PL2に変換して制御ユニット7
へ出力する。
量制御弁3,3Aのレバー操作量に匹敵するパイロット
圧を、前進でも後進でも検出可能となるようシャトル弁
13A,13Bを介して検出し、これを電気信号である
パイロット圧信号PL1,PL2に変換して制御ユニット7
へ出力する。
【0020】制御ユニット7は、差圧検出器5からの差
圧信号ΔP、斜板位置検出器6からの斜板位置信号θ、
パイロット圧検出器12a,12bからのパイロット圧
信号PL1,PL2、及びON−OFF検出器11a〜11
eからの信号E1〜E5に基づき、油圧ポンプ1の斜板
1aの駆動信号を演算し、この駆動信号を斜板位置制御
装置8に出力する。斜板位置制御装置8は制御ユニット
7からの駆動信号により斜板1aを駆動し、ポンプ吐出
量を制御する。
圧信号ΔP、斜板位置検出器6からの斜板位置信号θ、
パイロット圧検出器12a,12bからのパイロット圧
信号PL1,PL2、及びON−OFF検出器11a〜11
eからの信号E1〜E5に基づき、油圧ポンプ1の斜板
1aの駆動信号を演算し、この駆動信号を斜板位置制御
装置8に出力する。斜板位置制御装置8は制御ユニット
7からの駆動信号により斜板1aを駆動し、ポンプ吐出
量を制御する。
【0021】斜板位置制御装置8は、例えば図2に示す
ように、電気−油圧サーボ式油圧駆動装置として構成さ
れている。即ち、斜板位置制御装置8は油圧ポンプ1の
斜板1aを駆動するサーボピストン8bを有し、このサ
ーボピストン8bはサーボシリンダ8c内に収納されて
いる。サーボシリンダ8cのシリンダ室はサーボピスト
ン8bによって左側室8d及び右側室8eに区分されて
おり、左側室8dの断面積Dは右側室8eの断面積dよ
りも大きく形成されている。サーボシリンダ8cの左側
室8dは管路8fを介してパイロットポンプ等の油圧源
10に連絡され、サーボシリンダ8cの右側室8eは管
路8iを介して油圧源10に連絡され、管路8fは戻り
管路8jを介してタンク11に連結されている。管路8
fには電磁弁8gが介設され、戻り管路8jには電磁弁
8hが介設されている。これらの電磁弁8g,8hはノ
ーマルクローズ(非通電時・閉止状態に復帰する機能)
の電磁弁であって、制御ユニット7からの駆動信号によ
り切り換えられる。
ように、電気−油圧サーボ式油圧駆動装置として構成さ
れている。即ち、斜板位置制御装置8は油圧ポンプ1の
斜板1aを駆動するサーボピストン8bを有し、このサ
ーボピストン8bはサーボシリンダ8c内に収納されて
いる。サーボシリンダ8cのシリンダ室はサーボピスト
ン8bによって左側室8d及び右側室8eに区分されて
おり、左側室8dの断面積Dは右側室8eの断面積dよ
りも大きく形成されている。サーボシリンダ8cの左側
室8dは管路8fを介してパイロットポンプ等の油圧源
10に連絡され、サーボシリンダ8cの右側室8eは管
路8iを介して油圧源10に連絡され、管路8fは戻り
管路8jを介してタンク11に連結されている。管路8
fには電磁弁8gが介設され、戻り管路8jには電磁弁
8hが介設されている。これらの電磁弁8g,8hはノ
ーマルクローズ(非通電時・閉止状態に復帰する機能)
の電磁弁であって、制御ユニット7からの駆動信号によ
り切り換えられる。
【0022】電磁弁8gが励磁(オン)されて切換位置
Bに切り換わると、サーボシリンダ8cの左側室8dが
油圧源10と連通し、左側室8dと右側室8eの面積差
によってサーボピストン8bが図2右方に移動する。こ
れにより油圧ポンプ1の斜板1aの傾転角が増大し、ポ
ンプ吐出量が増加する。また、電磁弁8g及び電磁弁8
hが消磁(オフ)されて双方とも切換位置Aに復帰する
と、左側室8dの油路が遮断され、サーボピストン8b
はその位置にて静止状態に保持される。これにより油圧
ポンプ1の斜板1aの傾転角が一定に保持され、ポンプ
吐出量が一定に保持される。また、電磁弁8hが励磁
(オン)されて切換位置Bに切り換わると、左側室8d
とタンク11とが連通して左側室8dの圧力が低下し、
サーボピストン8bは右側室8eの圧力により図2左方
に移動する。これにより油圧ポンプ1の斜板1aの傾転
角が減少し、ポンプ吐出量も減少する。
Bに切り換わると、サーボシリンダ8cの左側室8dが
油圧源10と連通し、左側室8dと右側室8eの面積差
によってサーボピストン8bが図2右方に移動する。こ
れにより油圧ポンプ1の斜板1aの傾転角が増大し、ポ
ンプ吐出量が増加する。また、電磁弁8g及び電磁弁8
hが消磁(オフ)されて双方とも切換位置Aに復帰する
と、左側室8dの油路が遮断され、サーボピストン8b
はその位置にて静止状態に保持される。これにより油圧
ポンプ1の斜板1aの傾転角が一定に保持され、ポンプ
吐出量が一定に保持される。また、電磁弁8hが励磁
(オン)されて切換位置Bに切り換わると、左側室8d
とタンク11とが連通して左側室8dの圧力が低下し、
サーボピストン8bは右側室8eの圧力により図2左方
に移動する。これにより油圧ポンプ1の斜板1aの傾転
角が減少し、ポンプ吐出量も減少する。
【0023】制御ユニット7はマイクロコンピュータで
構成され、図3に示すように、差圧検出器5から出力さ
れる差圧信号ΔP、斜板位置検出器6から出力される斜
板位置信号θ、パイロット圧力検出器12a,12bか
ら出力されるパイロット圧信号PL1,PL2を入力してデ
ジタル信号に変換するA/Dコンバータ7aと、中央演
算装置(CPU)7bと、制御手順のプログラムを格納
するリードオンメモリ(ROM)7cと、演算途中の数
値を一時記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)7
dと、出力用のI/Oインターフェイス7eと、上述の
電磁弁8g,8hに接続される増幅器7g,7hとを備
えている。制御ユニット7は入力した信号E1〜E5、
差圧信号ΔP、圧力信号PL1,PL2から、ROM7cに
格納された制御手順プログラムに基づいて油圧ポンプ1
の斜板目標位置θ0を演算し、この斜板目標位置θ0と入
力した斜板位置信号θとから両者の偏差を零にする駆動
信号を作成し、これをI/Oインターフェイス7eを経
て増幅器7g,7hから斜板位置制御装置8の電磁弁8
g,8hに出力する。これにより油圧ポンプ1の斜板1
aは、斜板位置信号θが斜板目標位置θ0に一致するよ
う制御される。
構成され、図3に示すように、差圧検出器5から出力さ
れる差圧信号ΔP、斜板位置検出器6から出力される斜
板位置信号θ、パイロット圧力検出器12a,12bか
ら出力されるパイロット圧信号PL1,PL2を入力してデ
ジタル信号に変換するA/Dコンバータ7aと、中央演
算装置(CPU)7bと、制御手順のプログラムを格納
するリードオンメモリ(ROM)7cと、演算途中の数
値を一時記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)7
dと、出力用のI/Oインターフェイス7eと、上述の
電磁弁8g,8hに接続される増幅器7g,7hとを備
えている。制御ユニット7は入力した信号E1〜E5、
差圧信号ΔP、圧力信号PL1,PL2から、ROM7cに
格納された制御手順プログラムに基づいて油圧ポンプ1
の斜板目標位置θ0を演算し、この斜板目標位置θ0と入
力した斜板位置信号θとから両者の偏差を零にする駆動
信号を作成し、これをI/Oインターフェイス7eを経
て増幅器7g,7hから斜板位置制御装置8の電磁弁8
g,8hに出力する。これにより油圧ポンプ1の斜板1
aは、斜板位置信号θが斜板目標位置θ0に一致するよ
う制御される。
【0024】以下、図4に示す、ROM7cに格納され
た制御手順プログラムのフローチャートに従い、制御ユ
ニット7の制御機能の詳細を説明する。まず手順80に
おいて、走行モータ2,2A及びアームシリンダ2Bを
含む複数のアクチュエータが操作された場合に、ON−
OFF検出器11a〜11eの信号E1〜E5を読み込
む。次に手順90において、手順80で読み込んだ信号
E1〜E5から、図5に示すようにどのアクチュエータ
が操作されたかを認識し、それが走行単独なのである
か、またはそれ以外の操作状態であるのかを判定する。
た制御手順プログラムのフローチャートに従い、制御ユ
ニット7の制御機能の詳細を説明する。まず手順80に
おいて、走行モータ2,2A及びアームシリンダ2Bを
含む複数のアクチュエータが操作された場合に、ON−
OFF検出器11a〜11eの信号E1〜E5を読み込
む。次に手順90において、手順80で読み込んだ信号
E1〜E5から、図5に示すようにどのアクチュエータ
が操作されたかを認識し、それが走行単独なのである
か、またはそれ以外の操作状態であるのかを判定する。
【0025】手順90で走行単独以外の操作状態である
と判定された場合は手順100に進み、差圧検出器5か
らの差圧信号ΔP及び斜板位置検出器6からの斜板位置
信号θをA/Dコンバータ7aを介して入力し、それぞ
れ差圧ΔP、斜板位置θとしてRAM7dに記憶する。
次に手順120において、予め設定された目標差圧ΔP
0と手順100で読み込んだ差圧ΔPとの偏差Δ(Δ
P)を演算する。
と判定された場合は手順100に進み、差圧検出器5か
らの差圧信号ΔP及び斜板位置検出器6からの斜板位置
信号θをA/Dコンバータ7aを介して入力し、それぞ
れ差圧ΔP、斜板位置θとしてRAM7dに記憶する。
次に手順120において、予め設定された目標差圧ΔP
0と手順100で読み込んだ差圧ΔPとの偏差Δ(Δ
P)を演算する。
【0026】次に手順130において、斜板1aの傾転
速度の制御係数Kiを決定する。この制御係数Kiは、
図6に示すように、上記差圧偏差Δ(ΔP)が所定値P
1から所定値P2の間の不感帯Δ内にあるときは0が選
択され、差圧偏差Δ(ΔP)が所定値Q1から所定値P
1の間及び所定値P2から所定値Q2の間にあるときは
特性Ki1a,Ki1bに応じた値が選択され、差圧偏
差Δ(ΔP)が所定値Q1以上及び所定値Q2以上であ
るときは特性Ki2a,Ki2bに応じた値が選択され
るよう設定されている。すなわち、差圧偏差Δ(ΔP)
が小さいときは小さい制御係数Kiが、差圧偏差Δ(Δ
P)が大きいときは大きい制御係数Kiが選択される。
速度の制御係数Kiを決定する。この制御係数Kiは、
図6に示すように、上記差圧偏差Δ(ΔP)が所定値P
1から所定値P2の間の不感帯Δ内にあるときは0が選
択され、差圧偏差Δ(ΔP)が所定値Q1から所定値P
1の間及び所定値P2から所定値Q2の間にあるときは
特性Ki1a,Ki1bに応じた値が選択され、差圧偏
差Δ(ΔP)が所定値Q1以上及び所定値Q2以上であ
るときは特性Ki2a,Ki2bに応じた値が選択され
るよう設定されている。すなわち、差圧偏差Δ(ΔP)
が小さいときは小さい制御係数Kiが、差圧偏差Δ(Δ
P)が大きいときは大きい制御係数Kiが選択される。
【0027】次に手順140において、積分制御により
油圧ポンプ1の斜板目標位置(目標傾転量)θ0を演算
する。この手順140の詳細を図7に示す。まず手順1
41において、斜板目標位置θ0の増分ΔθΔPを演算
する。この演算は手順130で求めた制御係数Kiに差
圧偏差Δ(ΔP)を乗ずることにより行う。この斜板目
標位置θ0の増分ΔθΔPは、本プログラムが手順10
0から後述する手順150までにかかる時間(サイクル
タイム)をtcとすれば、tc時間内における斜板目標
位置θ0の増分となるので、ΔθΔP/tcが斜板1a
の目標傾転速度となる。次に手順142において、前回
演算した斜板目標位置θ0-1に増分ΔθΔPを加算し、
今回の(新しい)斜板目標位置θ0を演算する。
油圧ポンプ1の斜板目標位置(目標傾転量)θ0を演算
する。この手順140の詳細を図7に示す。まず手順1
41において、斜板目標位置θ0の増分ΔθΔPを演算
する。この演算は手順130で求めた制御係数Kiに差
圧偏差Δ(ΔP)を乗ずることにより行う。この斜板目
標位置θ0の増分ΔθΔPは、本プログラムが手順10
0から後述する手順150までにかかる時間(サイクル
タイム)をtcとすれば、tc時間内における斜板目標
位置θ0の増分となるので、ΔθΔP/tcが斜板1a
の目標傾転速度となる。次に手順142において、前回
演算した斜板目標位置θ0-1に増分ΔθΔPを加算し、
今回の(新しい)斜板目標位置θ0を演算する。
【0028】次に図4に戻り、手順150において、油
圧ポンプ1の斜板位置(傾転量)θの制御を行う。この
手順150の詳細を図8に示す。まず手順151におい
て、手順140で演算した斜板目標位置θ0と手順10
0で読み込んだ斜板位置θとの偏差Zを演算する。次に
手順152において、斜板位置偏差Zの絶対値|Z|が
斜板位置制御の不感帯Δ以内に入っているかを判定し、
絶対値|Z|が不感帯Δより小さい(|Z|<Δ)と判
定されたときは手順153に進み、電磁弁8g,8hに
ともにOFF信号を出力して斜板位置θを固定し、絶対
値|Z|が不感帯Δより大きい(|Z|≧Δ)と判定さ
れたときは手順154へ進む。手順154においては、
斜板位置偏差Zの正負を判定し、斜板位置偏差Zが正
(Z>0)と判定されたときは手順155へ進み、斜板
位置θを大方向へ動かすために電磁弁8gにON信号、
電磁弁8hにOFF信号を出力し、斜板位置偏差Zが負
(Z≦0)と判定されたときは手順156へ進み、斜板
位置θを小方向へ動かすために電磁弁8gにOFF信
号、電磁弁8hにON信号を出力する。
圧ポンプ1の斜板位置(傾転量)θの制御を行う。この
手順150の詳細を図8に示す。まず手順151におい
て、手順140で演算した斜板目標位置θ0と手順10
0で読み込んだ斜板位置θとの偏差Zを演算する。次に
手順152において、斜板位置偏差Zの絶対値|Z|が
斜板位置制御の不感帯Δ以内に入っているかを判定し、
絶対値|Z|が不感帯Δより小さい(|Z|<Δ)と判
定されたときは手順153に進み、電磁弁8g,8hに
ともにOFF信号を出力して斜板位置θを固定し、絶対
値|Z|が不感帯Δより大きい(|Z|≧Δ)と判定さ
れたときは手順154へ進む。手順154においては、
斜板位置偏差Zの正負を判定し、斜板位置偏差Zが正
(Z>0)と判定されたときは手順155へ進み、斜板
位置θを大方向へ動かすために電磁弁8gにON信号、
電磁弁8hにOFF信号を出力し、斜板位置偏差Zが負
(Z≦0)と判定されたときは手順156へ進み、斜板
位置θを小方向へ動かすために電磁弁8gにOFF信
号、電磁弁8hにON信号を出力する。
【0029】以上の手順151〜156により、油圧ポ
ンプ1の斜板位置θは目標位置θ0に一致するように制
御される。また、これら手順100〜150はサイクル
タイムtc間に一回行われることで、結果的に斜板1a
の傾転速度を先に述べた目標速度ΔθΔP/tcに制御
する。
ンプ1の斜板位置θは目標位置θ0に一致するように制
御される。また、これら手順100〜150はサイクル
タイムtc間に一回行われることで、結果的に斜板1a
の傾転速度を先に述べた目標速度ΔθΔP/tcに制御
する。
【0030】一方、手順90で走行単独の操作状態と判
定された場合は手順160に進み、パイロット圧検出器
12a,12bの検出値のみによって斜板位置θが決定
される。即ち、手順160において、パイロット圧検出
器12a,12bからのパイロット圧信号PL1,PL2を
A/Dコンバータ7aを介して入力し、左右パイロット
圧PL1,PL2としてRAM7dに記憶する。次に手順1
70において、2つの左右パイロット圧PL1,PL2の総
和、即ち総パイロット圧PLを演算する。
定された場合は手順160に進み、パイロット圧検出器
12a,12bの検出値のみによって斜板位置θが決定
される。即ち、手順160において、パイロット圧検出
器12a,12bからのパイロット圧信号PL1,PL2を
A/Dコンバータ7aを介して入力し、左右パイロット
圧PL1,PL2としてRAM7dに記憶する。次に手順1
70において、2つの左右パイロット圧PL1,PL2の総
和、即ち総パイロット圧PLを演算する。
【0031】次に手順180において、手順170で演
算した総パイロット圧PLから斜板目標位置θ0を演算
する。その方法は、図9に示すようなテーブルデータを
予めROM7cに記憶しておき、総パイロット圧PLに
対してそのテーブルデータから斜板目標位置θ0を読み
出す。テーブルデータの総パイロット圧PLと斜板目標
位置θ0の関係は、総パイロット圧PLがゼロから走行
モータ用ON−OFF検出器11aにスイッチが入るま
では最小斜板位置θ11であり、総パイロット圧PLが最
大の時、即ち左右の走行レバー30,30Aがどちらも
フルストロークである時は最大斜板位置θ12であり、最
小斜板位置θ11と最大斜板位置θ12の間は滑らかに変化
するような特性である。また、最小斜板位置θ11と最大
斜板位置θ12の間は実際の機械の乗り心地に応じて設定
を変化させても良い。
算した総パイロット圧PLから斜板目標位置θ0を演算
する。その方法は、図9に示すようなテーブルデータを
予めROM7cに記憶しておき、総パイロット圧PLに
対してそのテーブルデータから斜板目標位置θ0を読み
出す。テーブルデータの総パイロット圧PLと斜板目標
位置θ0の関係は、総パイロット圧PLがゼロから走行
モータ用ON−OFF検出器11aにスイッチが入るま
では最小斜板位置θ11であり、総パイロット圧PLが最
大の時、即ち左右の走行レバー30,30Aがどちらも
フルストロークである時は最大斜板位置θ12であり、最
小斜板位置θ11と最大斜板位置θ12の間は滑らかに変化
するような特性である。また、最小斜板位置θ11と最大
斜板位置θ12の間は実際の機械の乗り心地に応じて設定
を変化させても良い。
【0032】次に手順150に進み、前述した走行単独
以外の場合と同様に、油圧ポンプ1の斜板位置θは斜板
目標位置θ0に一致するように制御される。
以外の場合と同様に、油圧ポンプ1の斜板位置θは斜板
目標位置θ0に一致するように制御される。
【0033】以上において、手順80,90は複数の操
作レバー3a,3b,3c…の少なくとも1つが操作さ
れたときそれが走行単独操作であるか否かを判定する第
1の手段を構成する。手順100〜140は、油圧ポン
プ1の吐出圧力と複数のアクチュエータ2,2A,2B
…の負荷圧力との差圧ΔPと目標差圧ΔP0との差圧偏
差Δ(ΔP)に基づき吐出圧力と負荷圧力との差圧ΔP
を目標差圧ΔP0に保持する第1の目標押しのけ容量
(斜板目標位置)θ0を求める第2の手段を構成する。
また、手順100〜140は、油圧ポンプ1の吐出圧力
と複数のアクチュエータ2,2A,2B…の負荷圧力と
の差圧ΔPと目標差圧ΔP0との差圧偏差Δ(ΔP)に
基づき、この差圧偏差Δ(ΔP)が増加すると大きくな
り、減少すると小さくなる制御係数Kiを決定し、この
制御係数Kiを用いて吐出圧力と負荷圧力との差圧ΔP
を目標差圧ΔP0に保持する第1の目標押しのけ容量θ0
を求める第2の手段を構成する。手順160〜180は
走行操作レバー3a,3bの操作量に応じた第2の目標
押しのけ容量(斜板目標位置)θ0を求める第3の手段
を構成する。手順150は、第1の手段で走行単独以外
の操作であると判定されたときは第2の手段で求めた第
1の目標押しのけ容量θ0に基づいて油圧ポンプ1の押
しのけ容量(斜板位置)θを制御し、走行単独操作であ
ると判定されたときには第3の手段で求めた第2の目標
押しのけ容量θ0に基づいて油圧ポンプ1の押しのけ容
量θを制御する第4の手段を構成する。
作レバー3a,3b,3c…の少なくとも1つが操作さ
れたときそれが走行単独操作であるか否かを判定する第
1の手段を構成する。手順100〜140は、油圧ポン
プ1の吐出圧力と複数のアクチュエータ2,2A,2B
…の負荷圧力との差圧ΔPと目標差圧ΔP0との差圧偏
差Δ(ΔP)に基づき吐出圧力と負荷圧力との差圧ΔP
を目標差圧ΔP0に保持する第1の目標押しのけ容量
(斜板目標位置)θ0を求める第2の手段を構成する。
また、手順100〜140は、油圧ポンプ1の吐出圧力
と複数のアクチュエータ2,2A,2B…の負荷圧力と
の差圧ΔPと目標差圧ΔP0との差圧偏差Δ(ΔP)に
基づき、この差圧偏差Δ(ΔP)が増加すると大きくな
り、減少すると小さくなる制御係数Kiを決定し、この
制御係数Kiを用いて吐出圧力と負荷圧力との差圧ΔP
を目標差圧ΔP0に保持する第1の目標押しのけ容量θ0
を求める第2の手段を構成する。手順160〜180は
走行操作レバー3a,3bの操作量に応じた第2の目標
押しのけ容量(斜板目標位置)θ0を求める第3の手段
を構成する。手順150は、第1の手段で走行単独以外
の操作であると判定されたときは第2の手段で求めた第
1の目標押しのけ容量θ0に基づいて油圧ポンプ1の押
しのけ容量(斜板位置)θを制御し、走行単独操作であ
ると判定されたときには第3の手段で求めた第2の目標
押しのけ容量θ0に基づいて油圧ポンプ1の押しのけ容
量θを制御する第4の手段を構成する。
【0034】次に、以上のように構成した本実施例の油
圧ポンプの制御装置の動作を説明する。まず、走行単独
以外の状態例えばアーム操作では、アーム操作レバー3
cを操作して流量制御弁3Bを任意の開度で開けると、
油圧ポンプ1の吐出圧力とアームシリンダ2Bの負荷圧
力との差圧、即ちLS差圧ΔPが低下する。このLS差
圧ΔPの低下は差圧検出器5で検出され、制御ユニット
7に入力される。続いて制御ユニット7において、手順
120でLS差圧ΔPと制御ユニット7内で予め設定さ
れた目標差圧ΔP0との差圧偏差Δ(ΔP)が演算さ
れ、手順141でこの差圧偏差Δ(ΔP)に制御係数K
iを乗じて斜板目標位置(傾転量)θ0の増分、即ち斜
板1aの目標傾転速度ΔθΔPを求める。そして、手順
142で前回の斜板目標位置θ0-1にその増分ΔθΔP
を加算して新たな斜板目標位置θ0を演算し、手順15
0でその斜板目標位置θ0に実際の斜板位置θを一致さ
せるようΔθΔPの傾転速度で斜板1aを駆動し、LS
差圧ΔPを制御する。これにより、LS差圧ΔPが目標
差圧ΔP0に保持されるよう油圧ポンプ1の吐出量が制
御される。
圧ポンプの制御装置の動作を説明する。まず、走行単独
以外の状態例えばアーム操作では、アーム操作レバー3
cを操作して流量制御弁3Bを任意の開度で開けると、
油圧ポンプ1の吐出圧力とアームシリンダ2Bの負荷圧
力との差圧、即ちLS差圧ΔPが低下する。このLS差
圧ΔPの低下は差圧検出器5で検出され、制御ユニット
7に入力される。続いて制御ユニット7において、手順
120でLS差圧ΔPと制御ユニット7内で予め設定さ
れた目標差圧ΔP0との差圧偏差Δ(ΔP)が演算さ
れ、手順141でこの差圧偏差Δ(ΔP)に制御係数K
iを乗じて斜板目標位置(傾転量)θ0の増分、即ち斜
板1aの目標傾転速度ΔθΔPを求める。そして、手順
142で前回の斜板目標位置θ0-1にその増分ΔθΔP
を加算して新たな斜板目標位置θ0を演算し、手順15
0でその斜板目標位置θ0に実際の斜板位置θを一致さ
せるようΔθΔPの傾転速度で斜板1aを駆動し、LS
差圧ΔPを制御する。これにより、LS差圧ΔPが目標
差圧ΔP0に保持されるよう油圧ポンプ1の吐出量が制
御される。
【0035】一方、走行単独の操作状態では、走行操作
レバー3a,3bを操作すると、流量制御弁3,3Aの
レバー操作量に匹敵するパイロット圧PL1,PL2が発生
する。これらのパイロット圧PL1,PL2はパイロット圧
検出器12a,12bで検出され、制御ユニット7に入
力される。続いて制御ユニット7において、手順170
でパイロット圧PL1,PL2の和、即ち総パイロット圧P
Lが演算され、手順180でこの総パイロット圧PLか
ら制御ユニット7内で予め設定されているテーブルデー
タに基づいて斜板目標位置θ0を演算し、手順150で
その目標斜板位置θ0に実際の斜板位置θを一致させる
よう油圧ポンプ1の吐出量が制御される。
レバー3a,3bを操作すると、流量制御弁3,3Aの
レバー操作量に匹敵するパイロット圧PL1,PL2が発生
する。これらのパイロット圧PL1,PL2はパイロット圧
検出器12a,12bで検出され、制御ユニット7に入
力される。続いて制御ユニット7において、手順170
でパイロット圧PL1,PL2の和、即ち総パイロット圧P
Lが演算され、手順180でこの総パイロット圧PLか
ら制御ユニット7内で予め設定されているテーブルデー
タに基づいて斜板目標位置θ0を演算し、手順150で
その目標斜板位置θ0に実際の斜板位置θを一致させる
よう油圧ポンプ1の吐出量が制御される。
【0036】ここで、一般的なアクチュエータの流量制
御弁におけるレバー操作量と開口面積の関係、即ちメー
タリング特性は図10に示すようである。図中B部は微
操作性を良好にするため操作量に対して緩やかに開口面
積を変化させているが、このためにフルストローク付近
のA部では操作量に対する開口面積の変化が大きくなっ
ている。したがって、レバーフルストローク時の流量制
御弁が最大開口の状態から徐々にレバーを戻すとして
も、フルストローク付近で急に開口面積は小さくなり、
油圧ポンプの吐出圧力は急に上昇する。このため、LS
差圧は急に上昇し、差圧偏差は大きくなり、これに伴い
ポンプの押しのけ容量は前記差圧偏差の大きさに応じて
速く減少する。特に、本実施例が係わるポンプ制御装置
では、LS差圧と目標差圧との差圧偏差が増加すると大
きくなり、減少すると小さくなる制御ゲインKiを決定
して油圧ポンプの押しのけ容量を制御するため、LS差
圧が急に上昇すると制御ゲインKiも大きくなり、油圧
ポンプの押しのけ容量は急減する。
御弁におけるレバー操作量と開口面積の関係、即ちメー
タリング特性は図10に示すようである。図中B部は微
操作性を良好にするため操作量に対して緩やかに開口面
積を変化させているが、このためにフルストローク付近
のA部では操作量に対する開口面積の変化が大きくなっ
ている。したがって、レバーフルストローク時の流量制
御弁が最大開口の状態から徐々にレバーを戻すとして
も、フルストローク付近で急に開口面積は小さくなり、
油圧ポンプの吐出圧力は急に上昇する。このため、LS
差圧は急に上昇し、差圧偏差は大きくなり、これに伴い
ポンプの押しのけ容量は前記差圧偏差の大きさに応じて
速く減少する。特に、本実施例が係わるポンプ制御装置
では、LS差圧と目標差圧との差圧偏差が増加すると大
きくなり、減少すると小さくなる制御ゲインKiを決定
して油圧ポンプの押しのけ容量を制御するため、LS差
圧が急に上昇すると制御ゲインKiも大きくなり、油圧
ポンプの押しのけ容量は急減する。
【0037】このため、走行モータ53と流量制御弁5
1との間にカウンターバランス弁52を設けた走行の油
圧回路では次のような問題が生じる。すなわち、図11
において、車体を走行停止させようとして操作レバーを
徐々に戻したとき、上記のようなLS差圧の急上昇に伴
ってポンプ50の押しのけ容積は急に減少する一方、走
行モータ53は慣性で油を押し出そうとするので、流量
制御弁51と走行モータ53の間の圧力(走行モータ5
3の駆動圧P1)が急に低圧となる。一方、カウンター
バランス弁52はモータ駆動圧P1と走行モータ53か
ら出たタンク55へ戻る油のカウンターバランス弁52
を通過した直後の圧力P3との押し合いによって作動す
るため、上記のモータ駆動圧P1の急低下によって中立
に急に戻り、走行モータ53の出口側圧力P2が急に高
まり、急なブレーキが発生する。これにより、車体及び
オペレータが前方向に振られ、停止しようとしているに
もかかわらずレバーを入れてしまい、そうすると逆に今
度は駆動してしまうため後方向にオペレータが振られ、
レバーを中立方向へ戻してしまうといった現象が発生
し、滑らかに停止できないことがある。
1との間にカウンターバランス弁52を設けた走行の油
圧回路では次のような問題が生じる。すなわち、図11
において、車体を走行停止させようとして操作レバーを
徐々に戻したとき、上記のようなLS差圧の急上昇に伴
ってポンプ50の押しのけ容積は急に減少する一方、走
行モータ53は慣性で油を押し出そうとするので、流量
制御弁51と走行モータ53の間の圧力(走行モータ5
3の駆動圧P1)が急に低圧となる。一方、カウンター
バランス弁52はモータ駆動圧P1と走行モータ53か
ら出たタンク55へ戻る油のカウンターバランス弁52
を通過した直後の圧力P3との押し合いによって作動す
るため、上記のモータ駆動圧P1の急低下によって中立
に急に戻り、走行モータ53の出口側圧力P2が急に高
まり、急なブレーキが発生する。これにより、車体及び
オペレータが前方向に振られ、停止しようとしているに
もかかわらずレバーを入れてしまい、そうすると逆に今
度は駆動してしまうため後方向にオペレータが振られ、
レバーを中立方向へ戻してしまうといった現象が発生
し、滑らかに停止できないことがある。
【0038】これに対し本実施例では、上記のように走
行単独時には、LS差圧ΔPには影響を受けず、走行操
作レバー3a,3bの操作量のみに基づいてポンプ斜板
目標位置θ0を演算し、ポンプ押しのけ容量を制御する
ので、走行操作レバー3a,3bをフルストロークから
ゆっくり戻せば、ゆっくりポンプ吐出流量が減少し、カ
ンバラ14による急なブレーキを発生させずに、滑らか
に停止させることが可能である。
行単独時には、LS差圧ΔPには影響を受けず、走行操
作レバー3a,3bの操作量のみに基づいてポンプ斜板
目標位置θ0を演算し、ポンプ押しのけ容量を制御する
ので、走行操作レバー3a,3bをフルストロークから
ゆっくり戻せば、ゆっくりポンプ吐出流量が減少し、カ
ンバラ14による急なブレーキを発生させずに、滑らか
に停止させることが可能である。
【0039】したがって本実施例によれば、フロント操
作やその他複合操作時など走行単独以外の操作状態にあ
るときは、LS差圧ΔPが目標差圧ΔP0に保持される
よう油圧ポンプ1の押しのけ容量を制御するので、アー
ム操作レバー3cその他操作手段の操作速度に係わら
ず、常にハンチングを起こさずかつ緩慢でない最適な油
圧ポンプ1の吐出圧力の制御が行うことができる。一
方、走行単独の操作状態にあるときは、LS差圧ΔPに
影響を受けずに走行操作レバー3a,3bの操作量のみ
に依存して油圧ポンプ1の吐出流量を制御するので、走
行停止時に滑らかな停止させることができる。
作やその他複合操作時など走行単独以外の操作状態にあ
るときは、LS差圧ΔPが目標差圧ΔP0に保持される
よう油圧ポンプ1の押しのけ容量を制御するので、アー
ム操作レバー3cその他操作手段の操作速度に係わら
ず、常にハンチングを起こさずかつ緩慢でない最適な油
圧ポンプ1の吐出圧力の制御が行うことができる。一
方、走行単独の操作状態にあるときは、LS差圧ΔPに
影響を受けずに走行操作レバー3a,3bの操作量のみ
に依存して油圧ポンプ1の吐出流量を制御するので、走
行停止時に滑らかな停止させることができる。
【0040】なお、本実施例においては、斜板1aの傾
転速度の制御係数Kiは、図6に示すように、差圧偏差
Δ(ΔP)が小さいときは小さい値が選択され、差圧偏
差Δ(ΔP)が大きいときは大きい値が選択されるもの
としたが、制御係数Kiを一定値としてもよい。この場
合でも、本発明を適用し同様の効果が得られる。
転速度の制御係数Kiは、図6に示すように、差圧偏差
Δ(ΔP)が小さいときは小さい値が選択され、差圧偏
差Δ(ΔP)が大きいときは大きい値が選択されるもの
としたが、制御係数Kiを一定値としてもよい。この場
合でも、本発明を適用し同様の効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、走行単独以外のフロン
ト操作やその他複合操作時などにおいては従来の操作性
を維持し、走行単独の操作時においては滑らかに停止さ
せることができる。
ト操作やその他複合操作時などにおいては従来の操作性
を維持し、走行単独の操作時においては滑らかに停止さ
せることができる。
【図1】本発明の一実施例による油圧ポンプの制御装置
を備えた油圧駆動回路を示す図である。
を備えた油圧駆動回路を示す図である。
【図2】図1に示す油圧駆動回路の斜板位置制御装置の
構成を示す概略図である。
構成を示す概略図である。
【図3】図1に示す油圧駆動回路の制御ユニットの構成
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図4】図3に示す制御ユニットで行われる制御手順を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図5】図4に示すフローチャートにおける走行単独状
態の判断方法である。
態の判断方法である。
【図6】図4に示すフローチャートにおける斜板の傾転
速度の制御係数を決定するための概念図である。
速度の制御係数を決定するための概念図である。
【図7】図4に示すフローチャートにおける油圧ポンプ
の斜板目標位置の演算手順の詳細を示すフローチャート
である。
の斜板目標位置の演算手順の詳細を示すフローチャート
である。
【図8】図4に示すフローチャートにおける油圧ポンプ
の斜板位置の制御手順の詳細を示すフローチャートであ
る。
の斜板位置の制御手順の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図9】走行パイロット圧からポンプ傾転角を制御する
ためのテーブルデータの一例である。
ためのテーブルデータの一例である。
【図10】一般的な流量制御弁のメータリング特性を示
す図である。
す図である。
【図11】走行時における油圧回路を示す図である。
1 油圧ポンプ
1a 斜板
2,2A 走行モータ
2B アームシリンダ
3,3A,3B 流量制御弁
3a,3b 走行操作レバー
3c アーム操作レバー
5 差圧検出器
6 斜板位置検出器
7 制御ユニット
8 斜板位置制御装置
11a,11b,11c ON−OFF検出器
12a,12b パイロット圧検出器
14,14A カウンターバランス弁
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
F15B 11/16 Z
Claims (3)
- 【請求項1】 可変容量型の少なくとも1台の油圧ポン
プと、この油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動
される、少なくとも1つの走行モータを含む複数のアク
チュエータと、前記油圧ポンプと複数のアクチュエータ
の間に接続され、複数のアクチュエータに供給される圧
油の流量を制御する流量制御弁と、前記流量制御弁を制
御する、前記走行モータ用の走行操作手段を含む複数の
操作手段とを備えたロードセンシング制御油圧駆動回路
の油圧ポンプの制御装置であって、前記油圧ポンプの吐
出圧力と前記複数のアクチュエータの負荷圧力との差圧
が目標差圧に保持されるよう前記油圧ポンプの押しのけ
容量を制御する油圧ポンプの制御装置において、 前記複数の操作手段の少なくとも1つが操作されたとき
それが走行単独操作であるか否かを判定する第1の手段
と、 前記油圧ポンプの吐出圧力と前記複数のアクチュエータ
の負荷圧力との差圧と目標差圧との差圧偏差に基づき前
記吐出圧力と負荷圧力との差圧を目標差圧に保持する第
1の目標押しのけ容量を求める第2の手段と、 前記走行操作手段の操作量に応じた第2の目標押しのけ
容量を求める第3の手段と、 前記第1の手段で走行単独以外の操作であると判定され
たときは前記第2の手段で求めた第1の目標押しのけ容
量に基づいて前記油圧ポンプの押しのけ容量を制御し、
走行単独操作であると判定されたときは前記第3の手段
で求めた第2の目標押しのけ容量に基づいて前記油圧ポ
ンプの押しのけ容量を制御する第4の手段とを備えるこ
とを特徴とする油圧ポンプの制御装置。 - 【請求項2】 可変容量型の少なくとも1台の油圧ポン
プと、この油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動
される、少なくとも1つの走行モータを含む複数のアク
チュエータと、前記油圧ポンプと複数のアクチュエータ
の間に接続され、複数のアクチュエータに供給される圧
油の流量を制御する流量制御弁と、前記流量制御弁を制
御する、前記走行モータ用の走行操作手段を含む複数の
操作手段とを備えたロードセンシング制御油圧駆動回路
の油圧ポンプの制御装置であって、前記油圧ポンプの吐
出圧力と前記複数のアクチュエータの負荷圧力との差圧
が目標差圧に保持されるよう前記油圧ポンプの押しのけ
容量を制御する油圧ポンプの制御装置において、 前記複数の操作手段の少なくとも1つが操作されたとき
それが走行単独操作であるか否かを判定する第1の手段
と、 前記油圧ポンプの吐出圧力と前記複数のアクチュエータ
の負荷圧力との差圧と目標差圧との差圧偏差に基づき、
この差圧偏差が増加すると大きくなり、減少すると小さ
くなる制御係数を決定し、この制御係数を用いて前記吐
出圧力と負荷圧力との差圧を目標差圧に保持する第1の
目標押しのけ容量を求める第2の手段と、 前記走行操作手段の操作量に応じた第2の目標押しのけ
容量を求める第3の手段と、 前記第1の手段で走行単独以外の操作であると判定され
たときは前記第2の手段で求めた第1の目標押しのけ容
量に基づいて前記油圧ポンプの押しのけ容量を制御し、
走行単独操作であると判定されたときは前記第3の手段
で求めた第2の目標押しのけ容量に基づいて前記油圧ポ
ンプの押しのけ容量を制御する第4の手段とを備えるこ
とを特徴とする油圧ポンプの制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の油圧ポンプの制
御装置において、前記複数のアクチュエータは左右2つ
の走行モータを含み、前記走行操作手段は前記左右2つ
の走行モータに対してそれぞれ設けられ、前記第2の手
段は、前記走行操作手段の操作量の総和を求め前記第2
の目標押しのけ容量としてこの総和に応じた値を求める
ことを特徴とする油圧ポンプの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30754894A JP3363629B2 (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 油圧ポンプの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30754894A JP3363629B2 (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 油圧ポンプの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08165682A JPH08165682A (ja) | 1996-06-25 |
JP3363629B2 true JP3363629B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=17970424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30754894A Expired - Fee Related JP3363629B2 (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 油圧ポンプの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3363629B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100621985B1 (ko) * | 2005-08-02 | 2006-09-11 | 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 | 주행시스템 |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP30754894A patent/JP3363629B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08165682A (ja) | 1996-06-25 |
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