JP3363443B2 - Simulation method of tire performance - Google Patents

Simulation method of tire performance

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JP3363443B2
JP3363443B2 JP2001129942A JP2001129942A JP3363443B2 JP 3363443 B2 JP3363443 B2 JP 3363443B2 JP 2001129942 A JP2001129942 A JP 2001129942A JP 2001129942 A JP2001129942 A JP 2001129942A JP 3363443 B2 JP3363443 B2 JP 3363443B2
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tread
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正貴 白石
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、精度良くタイヤ性
能をシミュレートしうるタイヤ性能のシミュレーション
方法に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
タイヤの開発は、試作品を作り、それを実験し、実験結
果から改良品をさらに試作するという繰り返し作業で行
われていた。この方法では、試作品の製造や実験に多く
の費用と時間を要するため、開発効率の向上には限界が
ある。かかる問題点を克服するために、近年では近似解
析手法などを用いたコンピューターシミューションによ
り、タイヤを試作しなくてもある程度の性能を予測・解
析する方法が提案されている。 【0003】コンピュータシミュレーションには、種々
の解析法が用いられ、例えば有限要素法を用いたものが
良く知られている。有限要素法(Finite Element Metho
d )は、構造物を有限要素と呼ばれる有限の大きさの多
数の領域に分割し、各有限要素に比較的簡単な特性を与
えて系全体を解析する手法である。 【0004】従来のタイヤ性能の有限要素法による解析
は、タイヤの非転動状態での荷重負荷解析であったり、
またトレッドパターンについては、溝のない、いわゆる
プレーントレッドが多く、タイヤのトレッドパターン全
てを有限要素にモデル化したものは知られていない。ま
た、タイヤの内部には、カーカス、ベルトなどのコード
材を角度を変えて積層した補強層などが設けられるが、
これらについても1枚の平面シェル要素などで簡略モデ
ル化した解析がほとんどであった。 【0005】本発明は、実際の開発に適用可能な精度の
良いタイヤ性能をシミュレートしうるタイヤ性能のシミ
ュレーション方法を提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、評価しようとするタイヤを有限個の多数の
要素に分割したタイヤ有限要素モデルで近似し、有限要
素法を用いて前記タイヤ有限要素モデルからタイヤ性能
をシミュレーションするタイヤ性能のシミュレーション
方法であって、前記タイヤ有限要素モデルを仮想路面に
接地させ前記仮想路面に対して接触させるとともにその
回転軸を自由支持とし、前記仮想路面の移動による摩擦
力により、タイヤ有限要素モデルを半回転以上転動させ
ることを特徴としている。 【0007】また請求項1記載の発明では、前記タイヤ
有限要素モデルは、カーカス、ベルトを含むコード補強
材と、サイドウォールゴム、ビードゴムを含むゴム部
と、ビードコアとがタイヤ周方向に同一断面形状で連続
するタイヤボディ部を、その回転軸を含む子午断面の2
次元形状を周方向に展開して要素分割しタイヤボディ部
要素モデルを設定する処理と、タイヤ周方向にのびる縦
溝と、この縦溝に交わる向きにのびる横溝を具えたトレ
ッドパターンをタイヤ周方向の全周に亘り有限個の多数
の要素に分割した前記トレッドパターン部要素モデルを
設定する処理と、前記タイヤボディ部要素モデルに前記
トレッドパターン部要素モデルを結合する処理とを含ん
で形成される。 【0008】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。本実施形態では、図13に示すよう
な乗用車用ラジアルタイヤ(以下、単にタイヤというこ
とがある。)Tの性能をシミュレートするものを例示し
ている。タイヤTは、トレッド部12からサイドウォー
ル部13を経てビード部14のビードコア15の回りで
折り返されかつコードをタイヤ周方向に対して略90度
で傾けたプライ16aからなるカーカス16と、このカ
ーカス16のタイヤ半径方向外側かつトレッド部12の
内方に配されるベルト層17とを含むコード補強材Fを
具える。 【0009】前記ベルト層17は、本例ではタイヤ周方
向に対して20度の角度で並列された内、外2枚のベル
トプライ17A、17Bが前記コードが交差する向きに
積層されて構成される。また本例では、前記ベルト層1
7のタイヤ半径方向外側に、ナイロンコードをタイヤ周
方向に実質的に平行に配列したバンド層19を具え、高
速走行時のベルト層17のリフティングを防止してい
る。なおバンド層19は例えば、ベルト層17の両端部
を覆うエッジバンドと、ベルト層17の略全巾を覆うフ
ルバンドとを具える。 【0010】なお前記カーカス16は、例えばポリエス
テルなどの有機繊維コードを、またベルトプライ17
A、17Bはスチールコードを、それぞれシート状のト
ッピングゴムにより被覆されて構成されている。なおコ
ード補強材Fには、これらカーカス16、ベルト層1
7、バンド層19の他、ビード部14の剛性を補強する
ビード補強フィラーなどを必要に応じて含ませることが
できる。 【0011】またタイヤTは、前記各コード補強材Fの
外側に、トレッドゴム20、サイドウォールゴム21、
ビードゴム22などを具える。前記トレッドゴム20
は、本例では前記ベルト層17の半径方向外側に配さ
れ、タイヤ子午断面において縦溝G1の溝底ラインを通
りトレッド部12の表面に略沿ってのびるトレッド部ベ
ースゴム20aと、その外側に配され路面と接触して様
々な力を伝達するトレッド部キャップゴム20bとから
構成された2層構造を例示する。 【0012】前記サイドウォールゴム21は、タイヤの
転動時に大きく屈曲する部分であり、路面の縁石と接触
したときでもタイヤTの側部を保護するもので、例えば
前記トレッドゴム20よりも複素弾性率が小さい柔軟な
ゴムを用いるのが好ましい。また前記ビードゴム22
は、リムフランジと接触する嵌合部付近に配され、例え
ば比較的弾性率の大きくかつ耐摩耗性に優れたゴムから
構成されうる。 【0013】また、トレッド部12の外表面には、例え
ばタイヤ周方向にのびる縦溝G1と、この縦溝G1に交
わる向きにのびる横溝G2などにより所定のトレッドパ
ターンが形成されている。このトレッドパターンは、タ
イヤ性能に大きく影響を与えるもので、本発明のシミュ
レーション方法では、後述するようにこのトレッドパタ
ーンのタイヤ性能への影響を解析することが可能にな
る。 【0014】本例のシミュレーション方法乃至装置で
は、評価しようとするこのようなタイヤTを、図1に示
すような有限個の多数の要素2a、2b、2c…に分割
したタイヤ有限要素モデル2で近似し、有限要素法を用
いて前記タイヤ有限要素モデル2からタイヤ性能をシミ
ュレーションするものである。 【0015】本シミュレーション装置は、例えば図6に
示すように、演算処理装置であるCPUと、このCPU
の処理手順などが予め記憶されるROMと、画像ないし
数値を一時的に記憶しうる作業用メモリであるRAM
と、入出力ポートと、これらを結ぶデータバスとから構
成されている。 【0016】また、前記入出力ポートには、本例ではタ
イヤ有限要素モデルを設定するための数値などを入力す
るキーボード、マウス等の入力手段Iと、入力結果やシ
ミュレーション結果を表示しうるディスプレイ、プリン
タなどの出力手段Oと、ハードディスク、光磁気ディス
クなどの外部記憶装置Dとが接続されている。 【0017】前記ROMには、予め図7に示すようなシ
ミュレーションの処理手順などが記憶されており以下説
明する。シミュレーションが行われるタイヤ有限要素モ
デル2は、タイヤボディ部要素モデル3と、トレッドパ
ターン部要素モデル4とから構成されている。 【0018】前記タイヤボディ部要素モデル3は、図
1、図2に示すように、タイヤボディ部1Bを有限要素
法に基づき分割して得られるものである。またタイヤボ
ディ部1Bとは、評価すべきタイヤにおいて周方向につ
いて実質的に同じ材料でかつ同じ断面形状が連続する部
分であって、本例では前記タイヤTからトレッドゴム2
0のトレッド部キャップゴム20bを除いた部分として
いる。 【0019】このタイヤボディ部1Bは、具体的には前
記タイヤのカーカス16、ベルト層17、バンド層19
を含むコード補強材Fと、トレッドゴム20のトレッド
部ベースゴム20a、サイドウォールゴム21、ビード
ゴム22を含むゴム部と、ビードコア15とを含む。 【0020】本例のシミュレーション方法では、前記タ
イヤボディ部1Bは、有限要素法に基づき有限個の要素
に分割される。有限要素法に基づく要素とは、例えば2
次元平面では四辺形要素、3次元要素としては、4面体
ソリッド要素、5面体ソリッド要素、6面体ソリッド要
素などコンピュータで用いうる要素とするのが望まし
く、これらの要素は3次元座標X−Y−Zを用いて逐一
特定されうる。 【0021】前記コード補強材Fとして例えばベルト層
17の任意の微小領域は、図3に示すように、コード補
強材要素モデル5に設定される。本例ではコード補強材
Fのうちコード材cは、四辺形膜要素5a、5bにてモ
デル化され、またトッピングゴムtについては、六面体
ソリッド要素5c、5d、5eでモデル化したものを例
示している。 【0022】前記コード材cをモデル化した前記四辺体
膜要素5aの材料定義は、その厚さを例えばコード材c
の直径とし、コード材cの配列方向と、これと直交する
方向とにおいて剛性の異なる直交異方性材料として取り
扱い、各方向の剛性は均質化しているものとして取り扱
うものを例示している。またコード補強材Fのトッピン
グゴムtを表す六面体ソリッド要素5c〜5eは、他の
ゴム部材と同様に超粘弾性材料として定義して取り扱う
ことができる。 【0023】また、タイヤボディ部1Bのトレッド部ベ
ースゴム部10a、サイドウォールゴム21、ビードゴ
ム22、ビードコア14については、例えば六面体ソリ
ッド要素または五面体ソリッド要素でモデル化する処理
を行う。このようなモデル化は、前記入力手段Iを用い
て行うことができる。またタイヤボディ部要素モデル3
は、タイヤの回転軸を含む子午断面の2次元形状を特定
し、これを周方向に展開する形で要素分割することによ
り、比較的簡単にモデリングを行うことができる。 【0024】このように、本例ではコード補強材Fを従
来のように1枚の平面ショル要素でモデル化するのでは
なく、コード材c、トッピングゴムtというように、そ
れぞれ材質の特性に応じてモデル化することによって、
実際の製品により近いタイヤ性能をシミュレートするこ
とが可能となる。また、各ゴム部20〜22、コード補
強材F、ビードコア14を有限要素にモデル化する際に
は、各ゴム、コードの複素弾性率、ビードコアの弾性率
などに基づき材料、剛性を定義しうる。 【0025】次に、前記トレッドパターン部要素モデル
4は、タイヤのトレッドパターンをタイヤ周方向の全周
に亘り有限個の多数の要素に分割したトレッドパターン
要素部を設定する処理により得られる。このパターン要
素モデル4は、本例では前記トレッドゴムのトレッド部
キャップゴム20bをモデル化したもので、前記タイヤ
ボディ部要素モデル3とは別個に設定された後、前記タ
イヤボディ部要素モデル3に結合されるものを例示して
いる。 【0026】本実施形態では、パターン要素モデル4
は、タイヤ周方向に配されるトレッド部キャップゴム2
0bを、有限個の多数の四面体要素4a、4b…で分割
したものを例示し、タイヤ全周にわたって構成される。
このようにパターン要素モデル4を、タイヤボディ部要
素モデル3と分離してモデル化することにより、例えば
本例のように前記タイヤボディ部要素モデル3よりも詳
細に要素化(メッシュ化)でき、トレッドパターンの影
響をより詳しく解析しうる点で好ましい。また、タイヤ
の内部構造を同じとし、トレッドパターンのみ異なる種
々のタイヤについては、トレッドパターン部要素モデル
4のみを設定し、タイヤボディ部要素化モデル用3につ
いてはこれを共用化でき、さらに開発効率を向上しうる
利点がある。 【0027】そして、本実施形態では前記タイヤボディ
部要素モデル3に、前記トレッドパターン部要素モデル
4を結合する処理を行うことにより、タイヤ有限要素モ
デル2を完成させる。なお図5に示すように、トレッド
パターン部要素モデル4の内側の面または節点は、タイ
ヤボディ部要素モデル3の面または節点に対してその相
対位置が変わらないように強制変位させるよう定義して
接合される。 【0028】次に、このタイヤ有限要素モデル2を仮想
リムに装着し仮想路面7に接地させて所定の走行条件で
前記仮想路面に対して接触又は相対移動させる走行シミ
ュレーション処理を行う。 【0029】前記「タイヤ有限要素モデル2を仮想リム
に装着する」とは、図8に示すように、タイヤ有限要素
モデル2のリム接触域を拘束するとともに該モデル2の
ビード部のタイヤ軸方向距離Wをリム巾に強制変位させ
ることをいう。なお、タイヤ有限要素モデル2の回転軸
CLは、図8に示したようにタイヤ有限要素モデル2の
リム拘束域との相対距離rが常に一定となるよう連結固
定されている。また、仮想路面7は、平坦な四辺形剛表
面としてモデル化している。このため、現実のリム組み
状態をシミュレーション上で容易にかつ正確に再現しう
る。 【0030】前記走行シミュレーション処理での所定の
走行条件としては、例えばタイヤ有限要素モデル2の内
圧、軸荷重、スリップ角α、キャンバー角、タイヤ有限
要素モデル2と仮想路面7との間の摩擦情報などを含
む。また前記内圧は、タイヤ有限要素モデル2の内側面
にタイヤ内圧に相当する等分布荷重を作用させることに
より設定しうる。 【0031】また「スリップ角α」とは、図9に示すよ
うに、路面の進行方向とタイヤの周方向の中心線とのな
す角をいう。一般に、このような転動状態(コーナリン
グ中)にあるタイヤは、図13に示すようにトレッド部
の接地面が時間の経過とともに路面との接触を保ちなが
ら横方向に移動する。このようにトレッド部の表面が路
面によって横方向に押され、トレッド部がせん断変形を
起こし、それによって進行方向と直角方向の力であるコ
ーナリングフォースが生じる。またキャンバー角とは、
タイヤを進行方向正面から見たときの路面とタイヤ周方
向中心線とのなす角をいう。 【0032】そして、タイヤ有限要素モデル2を走行シ
ミュレーションする際には、例えば前記タイヤ有限要素
モデルのビード部を拘束し、内圧を作用させた後、図8
に示したように仮想路面7をタイヤ有限要素モデル2に
押しつけるか、若しくはタイヤ有限要素モデル2の回転
軸CLを仮想路面7に押し付けることにより、タイヤ有
限要素モデル2を仮想路面7と接触させて実際の使用条
件等に合わせて荷重負荷等の諸条件を設定する。 【0033】例えばコーナリング特性などを解析する場
合には、仮想路面7に対してタイヤ有限要素モデル2を
前記の如く接触させるとともに、スリップ角αがつくよ
うに向き換えして両者を相対移動させることによりシミ
ュレーションを行う。なおこのとき、本例の如くタイヤ
有限要素モデル2は、例えば回転軸を自由支持とした場
合には、前記仮想路面7の移動による摩擦力により転動
させることができる。 【0034】なおコーナリングフォースなどをシミュレ
ートする際には、仮想路面7に対してタイヤ有限要素モ
デルが半回転以上転動させることが正確な情報を解析し
うる点で必要となる。何故ならば、タイヤのコーナリン
グフォースは、時間とともに変化し、定常状態になるに
は、ある程度のタイヤの転動が必要だからである。 【0035】次に、本例のシミュレーションでは、前記
走行シミュレーション中のタイヤ有限要素モデル2から
所定の情報を取得する情報取得処理を行う。この処理
は、例えばタイヤ有限要素モデル2からコーナリングフ
ォース、接地面の形状又は内部応力分布を含む情報を数
値情報、ないしアニメーションなどの画像情報として取
得することができる。 【0036】本シミュレーションは、有限要素法により
行われる。一般に、有限要素モデルに各種の境界条件を
与え、その系全体の力、変位などの情報を取得する手順
については、よく知られている公知の例に従い行うこと
ができる。なお本例の計算のアルゴリズムは、陽解法で
ある。例えば、要素の形状、要素の材料特性、例えば密
度、ヤング率、減衰係数などをもとに、要素の質量マト
リックスM、剛性マトリックスK、減衰マトリックスC
を作成する。 【0037】前記各マトリックスを組み合わせて、シミ
ュレーションされる全体の系のマトリックスを作成す
る。また適宜境界条件をあてはめて、下記数1の運動方
程式を作成する。 【数1】【0038】この数1を微小時間tごとにCPUにて逐
次計算することによりシミュレーションを行ないうる。
前記逐次計算の微小時間tは、全ての要素について応力
波の伝達時間を計算し、その最小時間の0.9倍以下の
時間とするのが好ましい。 【0039】タイヤには、コーナリングフォース、制動
性能、ノイズ性能、摩耗性能、転がり抵抗性能など多く
の性能が要求され、特にこれらのタイヤ性能を解析する
ためには、タイヤを転動させるシミュレーションが必要
となる。本シミュレーションでは、タイヤボディ部要素
モデル2、トレッドパターン部要素モデル3がいずれも
周方向に連続するため転動シミュレーションが可能であ
り、コーナリング性能や摩耗性能、さらに、減衰の効果
を考慮すれば振動性能、流体との連成によりハイドロプ
レーニング性能についての予測・解析が可能となる。 【0040】以上、詳述したが、本発明は上記実施形態
に限定されるものではなく、例えばタイヤボディ部1B
はベルト層までとし、トレッド部ベースゴム20aをト
レッドパターン部に含ませるなど、種々の態様に変形し
うる。 【0041】 【実施例】今回シミュレーションを行ったタイヤは、2
35/45ZR17LMG02(住友ゴム工業株式会社
製)であり、コーナリングフォース、コーナリング中の
トレッド面、内部応力分布である。このタイヤの有限要
素モデルは図1に示したものと同じであり、節点数は4
3896、要素数は76359である。 【0042】また仮想路面は平坦な剛表面としてモデル
化した。そしてタイヤ有限要素モデルのビード部を拘束
し、タイヤ内圧荷重を作用させた後、仮想路面をタイヤ
モデルに押しつけて荷重負荷し、路面をタイヤに対して
スリップ角がつくように移動させてシミュレーションを
行った。タイヤ有限要素モデルは回転軸をフリーとして
おり、路面の移動による摩擦力により転動する。タイヤ
と路面の摩擦係数は、静動摩擦とともに1.0とした。
路面の移動速度は時速20km/hとした。 【0043】本シミュレーションでは、スリップ角αと
して0、1、2、4deg を設定し、コーナリングシミュ
レーションを行った。この結果を図10に示す。 【0044】図10から明らかなように、スリップ角を
つけて路面移動して約0.15秒後にはコーナリングフ
ォースがほぼ安定して得られていることが解る。これは
タイヤの回転数に換算すると約半回転弱である。したが
って、コーナリングフォースをシミュレーションするた
めには、少なくともタイヤをこの程度転動させることが
必要であり、そのためにはトレッドパターンをタイヤの
全周に具えることが好ましいものであることが解った。 【0045】また、本シミュレーションによるコーナリ
ングフォースと、ドラム試験機を用いた実測による定常
コーナリングフォース(Experiment) とはほぼ一致して
おり、このシミュレーションの精度の高さが確認でき
た。なお本シミュレーションでは、スリップ角0deg で
コーナリングフォースが若干発生しているが、これは主
として、ベルト層がバイアス積層された構造をなすた
め、そのカップリング効果により起こるプライステア現
象が現れたものと見ることができる。このようなプライ
ステア現象までの本シミュレーションにおいて忠実に表
現されており、精度の高さが窺える。 【0046】次に、スリップ角4deg におけるコーナリ
ング時の接地中心断面応力分布を解析した結果を図12
に示す。これより、コーナリング内側のタイヤ側面に大
きな引張応力(ドット部分)が発生していることが判っ
た。また、このときのトレッド部の接地圧分布を図11
に示す。これより、トレッド部の後方のタイヤ中央部の
ブロックでの変形が大きく、接地圧も高い(ドット部
分)ことがわかる。なお今までのところ、実車を用いた
タイヤ転動中の接地圧分布は、実験計測は不可能である
が、本シミュレーションではこれを知ることができる。
このようなデータを採取することにより、タイヤのトレ
ッドパターンの、どの部分にどのような力が働くかを詳
細に解析することができ、タイヤパターン設計を効率よ
く行え、非常に有用なものである。本シミュレーション
は、スーパーコンピューターを使って約40時間のCP
U計算時間を要した。 【0047】 【発明の効果】上述したように、請求項1記載の発明で
は、タイヤ有限要素モデルを仮想路面に接地させ前記仮
想路面に対して接触又は相対移動させるとともに、仮想
路面に対してタイヤ有限要素モデルを半回転以上転動さ
せることにより、時間とともに変化し定常状態になるに
はある程度のタイヤの転動が必要となる例えばタイヤの
コーナリングフォースなどを精度良くシミュレーション
でき、実際の開発に適用可能な精度の良いタイヤ性能を
シミュレートするのに役立つ。またタイヤ有限要素モデ
ルは、カーカス、ベルトを含むコード補強材と、サイド
ウォールゴム、ビードゴムを含むゴム部と、ビードコア
とがタイヤ周方向に同一断面形状で連続するタイヤボデ
ィ部を、その回転軸を含む子午断面の2次元形状を周方
向に展開して要素分割しタイヤボディ部要素モデルを設
定する処理と、タイヤ周方向にのびる縦溝と、この縦溝
に交わる向きにのびる横溝を具えたトレッドパターンを
タイヤ周方向の全周に亘り有限個の多数の要素に分割し
た前記トレッドパターン部要素モデルを設定する処理
と、前記タイヤボディ部要素モデルに前記トレッドパタ
ーン部要素モデルを結合する処理とを含んで形成される
ため、簡単にモデリングを行うことができる。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [0001] BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention
Simulation of tire performance that can simulate performance
About the method. [0002] 2. Description of the Related Art
Tire development involves creating prototypes, testing them,
It is a repetitive process of making further prototypes from the fruits
Had been This method is often used for prototype production and experimentation.
Costs and time, limiting the efficiency of development
is there. To overcome such problems, in recent years, approximate solutions
Computer simulation using analysis methods
Predicts and solves some performance without prototype tires
An analysis method has been proposed. [0003] In computer simulation, various
Is used. For example, the one using the finite element method is
Well known. Finite Element Metho
d) The structure is a finite element called a finite element.
Into a number of domains, giving each finite element relatively simple properties.
This is a technique for analyzing the entire system. Analysis of Conventional Tire Performance by Finite Element Method
Is a load analysis in the non-rolling state of the tire,
For the tread pattern, there is no groove, so-called
Lots of plain treads, all tread patterns on tires
There is no known finite element model. Ma
Also, inside the tire, there are cords such as carcass and belt
Reinforcement layers and the like that are laminated at different angles are provided,
These are also simplified models using a single plane shell element.
Most of the analyzes were converted to standardized ones. [0005] The present invention provides a method of accuracy that can be applied to actual development.
Tire performance stains that can simulate good tire performance
It is intended to provide a simulation method. [0006] Means for Solving the Problems Claim 1 of the present invention
The invention described above uses a finite number of tires to be evaluated.
Approximate by the tire finite element model divided into
Tire performance from the tire finite element model using elementary method
Simulation of tire performance
In the wayAnd saidTire finite element model on virtual road surface
Ground and contact the virtual road surface
The rotation axis is freely supported, and friction due to the movement of the virtual road surface
Force the tire finite element model to roll over half a turn
It is characterized by that. [0007]Claim 1The described inventionThen, the tire
The finite element model isReinforcement of cord including belt and belt
Material and rubber part including sidewall rubber and bead rubber
And the bead core are continuous with the same cross-sectional shape in the tire circumferential direction.
Of the tire body part to be
Expand the dimensional shape in the circumferential direction and divide the elements into tire body parts
Processing to set the element model;Vertical extending in the tire circumferential direction
A trough with a groove and a horizontal groove extending in the direction intersecting this vertical groove
Finite pattern over the entire circumference in the tire circumferential direction.
The tread pattern part element model divided into elements
Processing to set,The tire body part element model
Combining the tread pattern part element model
Is formed. [0008] BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG.
It will be described based on. In the present embodiment, as shown in FIG.
Radial tires for passenger cars (hereinafter simply referred to as tires)
There is. ) Simulate the performance of T
ing. The tire T is moved from the tread 12 to the sidewalk.
Around the bead core 15 of the bead portion 14 through the
Folded and the cord approximately 90 degrees to the tire circumferential direction
And a carcass 16 composed of a ply 16a tilted at
Of the tire 16 in the tire radial direction and the tread portion 12
A cord reinforcing material F including a belt layer 17 disposed inward is provided.
Equipped. In the present embodiment, the belt layer 17 is formed around the tire.
Inside and outside two bells paralleled at an angle of 20 degrees to the direction
Topply 17A, 17B in the direction where the cords cross
It is configured by being laminated. In this example, the belt layer 1
Nylon cord around tire radially outside of tire
A band layer 19 arranged substantially parallel to the
Lifting of the belt layer 17 during high-speed running is prevented.
You. The band layer 19 is formed, for example, at both ends of the belt layer 17.
And an edge band covering substantially the entire width of the belt layer 17.
With a band. The carcass 16 is made of, for example,
Use organic fiber cords such as
A and 17B are steel cords, respectively.
It is configured to be covered with a ping rubber. Note that
The carcass 16 and the belt layer 1
7. Reinforce the rigidity of the bead portion 14 in addition to the band layer 19
Bead reinforcing filler etc. can be included as needed
it can. The tire T is made of the cord reinforcing material F
Outside, tread rubber 20, sidewall rubber 21,
A bead rubber 22 is provided. The tread rubber 20
Are arranged radially outside of the belt layer 17 in this example.
Through the groove bottom line of the longitudinal groove G1 in the tire meridional section.
Tread portion extending substantially along the surface of the tread portion 12
Rubber 20a and the outer rubber 20a
From the tread cap rubber 20b that transmits various forces
An example of a configured two-layer structure is shown. The sidewall rubber 21 is used for the tire.
The part that bends significantly when rolling and comes into contact with the curb on the road surface
It protects the side of the tire T even when
Flexible with a smaller complex modulus than the tread rubber 20
It is preferred to use rubber. The bead rubber 22
Is located near the mating part that contacts the rim flange.
From rubber with relatively high elastic modulus and excellent wear resistance
Can be configured. The outer surface of the tread portion 12 has, for example,
For example, a vertical groove G1 extending in the tire circumferential direction intersects the vertical groove G1.
A predetermined tread pad is formed by a lateral groove G2 extending
A turn is formed. This tread pattern
This has a significant effect on the ear performance, and
In this method, this tread pattern
The effect of tires on tire performance.
You. In the simulation method or apparatus of this embodiment,
Shows such a tire T to be evaluated in FIG.
Divided into a finite number of elements 2a, 2b, 2c, etc.
Approximated with the tire finite element model 2 using the finite element method
The tire performance from the tire finite element model 2
Is to simulate. The present simulation apparatus is, for example, shown in FIG.
As shown, a CPU as an arithmetic processing unit and this CPU
ROM that stores the processing procedure of
RAM which is a working memory capable of temporarily storing numerical values
, Input / output ports, and a data bus connecting them.
Has been established. In the present embodiment, the input / output port is
Enter numerical values for setting the ear finite element model
Input means I such as a keyboard, a mouse, etc.
Display, pudding that can display the simulation results
Output means O such as a hard disk and a magneto-optical disk.
And an external storage device D such as a disk. In the ROM, a system as shown in FIG.
The processing procedure of the simulation is stored.
I will tell. Tire finite element model for which simulation is performed
Dell 2 has a tire body part element model 3 and a tread
And a turn part element model 4. The tire body part element model 3 is shown in FIG.
1. As shown in FIG. 2, the tire body 1B is a finite element
It is obtained by dividing based on the law. Also tire wheel
Depart 1B is the circumferential direction of the tire to be evaluated.
Parts that are substantially the same material and have the same cross-sectional shape
In this example, the tread rubber 2
0, except for the tread cap rubber 20b
I have. Specifically, the tire body 1B is
Tire carcass 16, belt layer 17, band layer 19
And a tread of tread rubber 20
Base rubber 20a, sidewall rubber 21, bead
A rubber portion including the rubber 22 and the bead core 15 are included. In the simulation method of this embodiment, the
The ear body 1B has a finite number of elements based on the finite element method.
Is divided into An element based on the finite element method is, for example, 2
A quadrilateral element in a three-dimensional plane and a tetrahedron as a three-dimensional element
Solid element, pentahedral solid element, hexahedral solid required
Elements that can be used on computers, such as
And these elements are one by one using the three-dimensional coordinates XYZ.
Can be specified. As the cord reinforcing material F, for example, a belt layer
As shown in FIG.
This is set to the strong material element model 5. In this example, cord reinforcement
The cord material c of F is modeled by the quadrangular membrane elements 5a and 5b.
And the topping rubber t is hexahedral
Example modeled with solid elements 5c, 5d, 5e
Is shown. The quadrilateral modeling the code material c
The material definition of the membrane element 5a is, for example, the thickness of the cord material c.
And orthogonal to the arrangement direction of the cord material c.
Orthotropic materials with different stiffness in different directions
Treated as if the rigidity in each direction was homogenized
Are illustrated. In addition, topping of cord reinforcement F
The hexahedral solid elements 5c to 5e representing the gum rubber t are
Defined and treated as a super viscoelastic material like a rubber member
be able to. The tread portion of the tire body portion 1B
Rubber portion 10a, sidewall rubber 21, beadgo
For example, the hexagonal solid
To model with pad elements or pentahedral solid elements
I do. Such modeling is performed using the input means I.
Can be done. In addition, tire body part element model 3
Identifies the two-dimensional shape of the meridional section, including the axis of rotation of the tire
By dividing it into elements that expand in the circumferential direction.
Modeling can be performed relatively easily. As described above, in this example, the cord reinforcing material F is
If we model with one plane shoulder element as before
No, like cord material c, topping rubber t, etc.
By modeling according to the characteristics of each material,
Simulate tire performance closer to the actual product
It becomes possible. In addition, each rubber part 20-22, cord supplement
When modeling the strong material F and the bead core 14 into finite elements
Is the complex elastic modulus of each rubber and cord, and the elastic modulus of the bead core.
The material and rigidity can be defined based on the above. Next, the tread pattern part element model
4 indicates the tire tread pattern all around the tire circumferential direction
Tread pattern divided into a finite number of elements over
It is obtained by the process of setting the element part. This pattern is required
In this example, the elementary model 4 is a tread portion of the tread rubber.
A model of the cap rubber 20b, wherein the tire
After being set separately from the body part element model 3,
An example of what is connected to the ear body part element model 3
I have. In this embodiment, the pattern element model 4
Is the tread cap rubber 2 arranged in the tire circumferential direction.
0b is divided into a finite number of tetrahedral elements 4a, 4b,.
The tire is configured over the entire circumference of the tire.
In this way, the pattern element model 4 is
By modeling separately from the elementary model 3, for example,
More detailed than the tire body part element model 3 as in this example
Can be finely divided into elements (meshed), shadow of tread pattern
This is preferable because the sound can be analyzed in more detail. Also tire
With the same internal structure but different tread patterns
For each tire, tread pattern part element model
4 only, three for the tire body element model
Can be shared, and development efficiency can be further improved
There are advantages. In the present embodiment, the tire body
The tread pattern part element model is added to the part element model 3.
4 by combining the tire finite element models.
Complete Dell 2. In addition, as shown in FIG.
The inner surface or node of the pattern part element model 4 is
The phase for the face or node of the body element model 3
Define it to be forcibly displaced so that the pair position does not change
Joined. Next, this tire finite element model 2 is
Attached to the rim and grounded on the virtual road surface 7 under predetermined running conditions
A traveling stain that contacts or moves relative to the virtual road surface
Perform the calculation process. The above-mentioned “Tire Finite Element Model 2 is a virtual rim
"Attach to" means a tire finite element as shown in FIG.
The rim contact area of the model 2 is restricted and the model 2
Forcibly displace the tire axial distance W of the bead to the rim width
Means The rotation axis of the tire finite element model 2
CL is the tire finite element model 2 as shown in FIG.
The connection fixed so that the relative distance r from the rim constraint area is always constant.
Is defined. The virtual road surface 7 is a flat quadrilateral rigid table.
Modeled as a surface. Therefore, the real rim assembly
Reproduce state easily and accurately on simulation
You. In the above-mentioned running simulation process, a predetermined
The driving conditions include, for example, the tire finite element model 2
Pressure, axial load, slip angle α, camber angle, tire finite
Including friction information between the element model 2 and the virtual road surface 7
No. The inner pressure is the inner surface of the tire finite element model 2.
A uniform load equivalent to the tire internal pressure
More can be set. The "slip angle α" is shown in FIG.
As shown, the distance between the traveling direction of the road surface and the
It refers to the corner. Generally, such a rolling state (cornerin
Tires) are shown in the tread section as shown in FIG.
The ground contact surface keeps in contact with the road surface over time.
Move from side to side. In this way, the surface of the tread
Surface is pressed laterally, causing the tread to shear.
Waking up, thereby causing a force perpendicular to the direction of travel.
Knurling force occurs. The camber angle is
Road surface and tire circumference when the tire is viewed from the front in the traveling direction
The angle formed by the direction center line. Then, the tire finite element model 2 is
When simulating, for example, the tire finite element
After restraining the bead part of the model and applying internal pressure, FIG.
The virtual road surface 7 is converted into the tire finite element model 2 as shown in FIG.
Press or rotate the tire finite element model 2
By pressing the axis CL against the virtual road surface 7, the tire
The limited element model 2 is brought into contact with the virtual road surface 7 to
Set various conditions such as load according to the requirements. For example, when analyzing cornering characteristics, etc.
In this case, the tire finite element model 2 is
Contact as described above, and the slip angle α will be
By turning them around and moving them relative to each other.
Simulation. At this time, as in this example, the tire
The finite element model 2 is, for example, a case where the rotation axis is freely supported.
In this case, rolling occurs due to frictional force caused by the movement of the virtual road surface 7.
Can be done. The cornering force and the like are simulated.
When running, the tire finite element mode is
Analyze accurate information that Dell will roll more than half a turn
It is necessary at the point where it is possible. Because the cornering of the tires
The gforce changes over time and becomes steady state
This is because a certain amount of rolling of the tire is required. Next, in the simulation of this example,
From tire finite element model 2 during running simulation
An information acquisition process for acquiring predetermined information is performed. This process
Is calculated from the tire finite element model 2
Information including force, shape of the tread or internal stress distribution
Value information or image information such as animation
Can be obtained. This simulation is based on the finite element method.
Done. Generally, various boundary conditions are added to the finite element model.
Procedure to give information such as force and displacement of the entire system
About to follow the well-known example
Can be. The calculation algorithm in this example is an explicit method.
is there. For example, element shape, element material properties, e.g.
Based on the degree, Young's modulus, damping coefficient, etc.
Rix M, rigid matrix K, damping matrix C
Create The above matrices are combined to form a stain.
Create a matrix of the entire system
You. Also, by applying the boundary conditions as appropriate,
Create a formula. (Equation 1)This equation (1) is sequentially executed by the CPU at every minute time t.
A simulation can be performed by performing the following calculation.
The minute time t of the above-mentioned successive calculation is the stress for all the elements.
Calculate the propagation time of the wave and make it 0.9 times or less the minimum time
Preferably, it is time. The tire has a cornering force and a braking force.
Performance, noise performance, wear performance, rolling resistance performance, etc.
Performance is required, especially analyzing the performance of these tires
Requires a simulation to roll the tires
Becomes In this simulation, the tire body part element
Both model 2 and tread pattern element model 3
Rolling simulation is possible because it is continuous in the circumferential direction.
Cornering performance, wear performance, and damping effect
In consideration of vibration performance and hydrodynamic coupling,
Prediction and analysis of training performance can be performed. As described above, the present invention is not limited to the above-described embodiment.
The tire body portion 1B is not limited to this.
Up to the belt layer and tread base rubber 20a
Deformation into various aspects such as including in the red pattern part
sell. [0041] [Example] The tires simulated this time were 2
35 / 45ZR17LMG02 (Sumitomo Rubber Industries, Ltd.)
Made), cornering force, during cornering
Tread surface, internal stress distribution. The finite element of this tire
The elementary model is the same as that shown in FIG.
3896 and the number of elements is 76359. The virtual road surface is modeled as a flat rigid surface.
It has become. And restrain the bead part of the tire finite element model
After applying the tire internal pressure load, the virtual road surface is
Press against the model to apply a load, and the road surface against the tire
Simulate by moving so that the slip angle is obtained
went. Tire finite element model with free axis of rotation
It rolls due to the frictional force caused by the movement of the road surface. tire
And the coefficient of friction between the road surface and the static friction was set to 1.0.
The traveling speed of the road surface was 20 km / h. In this simulation, the slip angle α
To set 0, 1, 2, and 4 deg.
Rations. The result is shown in FIG. As is clear from FIG.
After about 0.15 seconds after moving on the road surface,
It can be seen that the force is almost stable. this is
When converted to the number of rotations of a tire, it is about a little less than half a rotation. But
Simulate cornering force
To do this, at least roll the tires
Is necessary, and for that, the tread pattern
It has been found that it is preferable to provide it all around. Also, the cornerry obtained by this simulation
And the steady state by actual measurement using a drum tester
Almost in line with the cornering force (Experiment)
The high accuracy of this simulation can be confirmed.
Was. In this simulation, the slip angle was 0deg.
There is a slight cornering force, which is mainly
As a structure in which the belt layer is bias-laminated.
The plysteer current caused by the coupling effect
It can be seen that an elephant appeared. Such a ply
Faithfully represented in this simulation up to the steer phenomenon
It is shown, and high accuracy can be seen. Next, the corner at a slip angle of 4 deg.
Fig. 12 shows the result of analysis of the stress distribution at the center of the grounding surface during rolling.
Shown in As a result, the tire side inside the cornering
Large tensile stress (dots)
Was. FIG. 11 shows the contact pressure distribution of the tread at this time.
Shown in As a result, the center of the tire behind the tread
The deformation in the block is large and the ground pressure is high (dot part
Minute). So far, the actual car was used
Contact pressure distribution during tire rolling cannot be measured experimentally
However, this can be known in this simulation.
By collecting such data, the tire
Details on what parts of the
Detailed analysis enables efficient tire pattern design.
Well done and very useful. This simulation
Is a 40-hour CP using a supercomputer
U calculation time was required. [0047] As described above,Claim 1In the described invention
Touches the tire finite element model to the virtual road surface and
Move or move relative to the road
Roll the tire finite element model more than half a turn on the road surface
Change over time to a steady state
Is a tire that requires a certain amount of rolling
Accurate simulation of cornering forces, etc.
Accurate tire performance that can be applied to actual development.
Help to simulate.Also tire finite element model
The cord reinforcements including carcass and belt, and the side
Rubber part including wall rubber and bead rubber, and bead core
Tire body with the same cross-sectional shape in the tire circumferential direction
Around the two-dimensional shape of the meridional section including the rotation axis.
And split the elements to set the tire body element model.
Process, the longitudinal groove extending in the tire circumferential direction, and this longitudinal groove
Tread pattern with lateral grooves extending in the direction of intersection
Divided into a finite number of elements over the entire circumference of the tire
Setting the tread pattern part element model
And the tread pattern on the tire body part element model.
And a process of combining the segment element models.
Therefore, modeling can be easily performed.

【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のタイヤ有限要素モデルの斜視図であ
る。 【図2】タイヤボディ部要素モデルの斜視図である。 【図3】コード補強材の要素モデル化を示す概念図であ
る。 【図4】トレッドパターン部要素モデルの斜視図であ
る。 【図5】タイヤ有限要素モデルの変形を例示する線図で
ある。 【図6】本例のシミュレーション装置の実施形態を示す
ブロック図である。 【図7】本実施形態の処理手順を示すフローチャート図
である。 【図8】タイヤ有限要素モデルを仮想路面に接地させた
断面の概念図である。 【図9】タイヤ有限要素モデルを仮想路面に接地させた
平面の概念図である。 【図10】コーナリングフォースのシミュレーション結
果を示すグラフである。 【図11】コーナリング中のタイヤ有限要素モデルのト
レッド面を示す線図である。 【図12】コーナリング中のタイヤ有限要素モデルの断
面を示す線図である。 【図13】タイヤの断面図である。 【図14】コーナリングフォースを説明する線図であ
る。 【符号の説明】 T タイヤ 2 タイヤ有限要素モデル 3 タイヤボデイ部要素モデル 4 トレッドパターン部要素モデル 5 コード補強材要素モデル 7 仮想路面
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a perspective view of a tire finite element model of the present invention. FIG. 2 is a perspective view of a tire body part element model. FIG. 3 is a conceptual diagram showing element modeling of a cord reinforcing material. FIG. 4 is a perspective view of a tread pattern part element model. FIG. 5 is a diagram illustrating a modification of the tire finite element model. FIG. 6 is a block diagram showing an embodiment of a simulation device of the present example. FIG. 7 is a flowchart illustrating a processing procedure according to the embodiment; FIG. 8 is a conceptual diagram of a cross section in which a tire finite element model is grounded on a virtual road surface. FIG. 9 is a conceptual diagram of a plane in which a tire finite element model is grounded on a virtual road surface. FIG. 10 is a graph showing a simulation result of a cornering force. FIG. 11 is a diagram showing a tread surface of a tire finite element model during cornering. FIG. 12 is a diagram showing a cross section of a tire finite element model during cornering. FIG. 13 is a sectional view of a tire. FIG. 14 is a diagram illustrating a cornering force. [Description of Signs] T Tire 2 Tire Finite Element Model 3 Tire Body Part Element Model 4 Tread Pattern Part Element Model 5 Code Reinforcement Element Model 7 Virtual Road Surface

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 小石正隆ほか,PAM_SHOCKに よるタイヤのコーナリング・シミュレー ション,Proceedings of 1996 PAM Users Conf erence in Asia,日本, 1996年11月14日,p175−179 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continuing the front page (56) References Masataka Koishi et al., PAM_SHOCK for cornering simulation of tires, Proceedings of 1996 PAM Users Conference in Asia, Japan, November 14, 1996, p.175-179 (58) ) Surveyed field (Int.Cl. 7 , DB name) G06F 17/50

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】評価しようとするタイヤを有限個の多数の
要素に分割したタイヤ有限要素モデルで近似し、有限要
素法を用いて前記タイヤ有限要素モデルからタイヤ性能
をシミュレーションするタイヤ性能のシミュレーション
方法であって、 前記タイヤ有限要素モデルは、カーカス、ベルトを含む
コード補強材と、サイドウォールゴム、ビードゴムを含
むゴム部と、ビードコアとがタイヤ周方向に同一断面形
状で連続するタイヤボディ部を、その回転軸を含む子午
断面の2次元形状を周方向に展開して要素分割しタイヤ
ボディ部要素モデルを設定する処理と、 タイヤ周方向にのびる縦溝と、この縦溝に交わる向きに
のびる横溝を具えたトレッドパターンをタイヤ周方向の
全周に亘り有限個の多数の要素に分割した前記トレッド
パターン部要素モデルを設定する処理と、 前記タイヤボディ部要素モデルに前記トレッドパターン
部要素モデルを結合する処理とを含んで形成され、 かつ該タイヤ有限要素モデルを仮想路面に接地させ前記
仮想路面に対して接触させるとともにその回転軸を自由
支持とし、前記仮想路面の移動による摩擦力により、タ
イヤ有限要素モデルを半回転以上転動させることを特徴
とするタイヤ性能のシミュレーション方法。
(57) [Claims 1] A tire to be evaluated is approximated by a tire finite element model obtained by dividing the tire into a finite number of elements, and a tire is obtained from the tire finite element model using a finite element method. A tire performance simulation method for simulating performance, wherein the tire finite element model includes a carcass and a belt
Includes cord reinforcement, sidewall rubber and bead rubber
Rubber section and bead core have the same cross section in the tire circumferential direction
Shape of the tire body that is continuous
Tire by expanding the two-dimensional shape of the cross section in the circumferential direction and dividing it into elements
The process of setting the body part element model, the vertical groove extending in the tire circumferential direction, and the direction intersecting this vertical groove
The tread pattern with extending lateral grooves is
Said tread divided into a finite number of elements over the entire circumference
Processing for setting a pattern part element model; and the tread pattern for the tire body part element model.
And a process of combining the partial element models , and the tire finite element model is brought into contact with the virtual road surface and brought into contact with the virtual road surface, and the rotation axis thereof is freely supported, and the friction caused by the movement of the virtual road surface A tire performance simulation method characterized by rolling a tire finite element model by a half turn or more by force.
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