JP3363282B2 - 潤滑化された表面を有する医療用具及びその製造方法 - Google Patents

潤滑化された表面を有する医療用具及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑化された表面を有
する医療用具及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】病気の診断並びに治療の目的で、血管ま
たはその他の体膣等の体内に挿入されるカテーテル類、
さらにこれらに挿入されるガイドワイヤー等の医療用具
は、その挿入時に血管壁等組織を損傷させることなく、
目的の部位へ迅速、確実、かつ安全に挿入できることが
要求される。このため、医療用具の基材表面に親水性高
分子物質等の被覆層を形成し、血液等の体液や生理食塩
水に触れたとき、優れた潤滑性を発現させる方法が知ら
れている。しかしながら、溶液による親水性高分子物質
のコーティングのみでは、優れた潤滑性は得られるもの
の、繰り返しの摩擦による剥離、長時間の水等への浸漬
による溶出等問題があった。
【0003】そこで、特公平1−33181号には、医
療用具を構成する基材表面に存在する反応性官能基と無
水マレイン酸系高分子物質とを共有結合させる方法が開
示されている。この方法では、基材表面に反応性官能基
が必要であり、これを有しない材質は使用できない。ま
た前処理として化合物溶液による下地層を形成したとし
ても、下地層と基材とが安定した結合を持たない場合
は、親水性高分子物質も安定して結合しない。さらに特
開平4−189366号には基材への反応性官能基の導
入方法として、プラズマ開始グラフト重合法を用いたも
のが開示されている。また別法として、特開平5−30
9131号には、基材表面に予めラジカル重合開始基を
有する化合物を存在させ、プラズマ照射時またはプラズ
マ照射後に、ラジカル重合可能な単量体を気相状態で供
給し基材表面に重合し、表面潤滑層を形成する方法が開
示されている。更に、特開平4−159337号は、プ
ラズマ開始グラフト重合可能な重合体を予め高分子基材
表面に存在させ、プラズマ照射後または照射時に、ラジ
カル重合性単量体を供給することによりグラフト重合を
行ない、基材表面を改質することを開示している。プラ
ズマ処理以外にも、オゾン処理、電子線照射、γ線照
射、還元性物質(レドックス系)を用いたグラフト重合
法がある。これらの方法によれば良好な潤滑性とその持
続性を得ることができる。しかしながら、その製造工程
の面からみると、基材表面に反応性官能基の導入もしく
は基材表面を重合可能なように改質しておく必要があ
り、前処理を実施する必要がある。本発明は、プラズマ
照射による表面架橋層の形成を目的とするものであり、
プラズマ照射前後及び照射中に反応性官能基を有する化
合物、親水性単量体等は一切供給、導入しておらず、こ
れらの方法とは明確に相違なものである。さらに重合反
応には、親水性単量体を気相、もしくは溶液中にて供給
するが、そのグラフト量を均一にコントロールすること
は困難である。また、潤滑層形成後、未反応の重合開始
剤、未反応の単量体、基材に安定的に結合していない親
水性高分子物質等は、安全性の点から除去する必要があ
り、十分な洗浄工程が必要である。これらの点から、グ
ラフト重合による潤滑層の形成の製造工程は非常に煩雑
なものになるという問題が生じる。また、グラフト重合
による潤滑層は、基材と結合するグラスフト鎖とそのグ
ラフト鎖にさらに分枝するように結合した高分子鎖から
構成されている考えられ、基材に結合するグラフト鎖が
繰り返しによる摩擦等で切断されると潤滑性が低下する
おそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、医療用具の
表面が、繰り返し摩擦、長時間の血液、生理食塩水、水
等への浸漬によっても低下することなく、強固に形成さ
れ、優れた潤滑性を有し、かつ、その製造工程が簡便で
安全に製造可能であることを目的としている。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】以上の目的を達成する
ため、プラズマ照射によって主鎖型ラジカルもしくは側
鎖上にラジカルを生成するプラズマ架橋型ポリマーであ
る高分子材料から構成される医療用具であって、該医療
用具の基材にあらかじめ親水性前駆高分子物質を含有さ
せ、その親水性前駆高分子物質を固定化するため0.1
〜1.0torrの減圧下でプラズマ処理を施すことに
よって得られる架橋層に被覆されたことを特徴とする、
潤滑化された表面を有する医療用具、及びその製造方法
を発明した。
【0006】
【作用】高分子材料にプラズマ照射を施すとその表面に
ラジカルが生成し、高分子材料の種類によっては、表面
架橋が進行する。従って本発明においては、医療用具の
基材として、ブラズマ架橋型の樹脂を選択し、この樹脂
がある程度膨潤する溶媒に親水前駆高分子物質を溶解し
た一定濃度の溶液中に基材を浸漬し、親水性前駆高分子
物質を含浸させる。この後、不活性ガス中にて低温プラ
ズマを照射することにより、表面にラジカルを生成させ
架橋を進行させる。表面架橋層が形成されることによ
り、親水性前駆高分子物質は基材中に固定化され、その
後、水との接触処理を実施することにより、親水化さ
れ、優れた持続性を有する潤滑層が形成される。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。プラズマ照
射によって固体表面にラジカルが生成することは、一般
的によく知られている。このラジカルの反応性を利用し
て、表面架橋、表面グラフト、官能基導入等の表面改質
が行われている。また、このとき生成する複数のラジカ
ル種、その定量、構造、反応特性等をESRスペクトル
の測定とそのシミュレーションによる解析により明らか
になりつつある。一般的に有機材料にプラズマを照射し
た場合、その物理化学的変化から、2種類に分類され
る。一つは、プラズマ分解型ポリマーであり、主鎖切断
型ラジカルの生成が主反応のものである。もう一つは、
プラズマ架橋型ポリマーであり、主に主鎖型ラジカルを
生成するものである。これらの反応は、一方のみが進行
するというものではなく、一方が主反応であることによ
る。本発明は、プラズマ照射による表面架橋により親水
性高分子物質を固定化することを目的としており、医療
用具を構成する高分子材料としては、主に主鎖型ラジカ
ル、もしくは側鎖上にラジカルを生成する材質に好適で
ある。例えば、構成物質にジフェニルメタンジイソシア
ネート等を持つポリウレタン、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹
脂のように、構造としてベンゼン環をもつもの、また、
ポリエチレンや、構造式として、(−CH2 −CHR1
−)nであるポリプロピレン、ポリスチレン等があげら
れる。
【0008】潤滑性を得るための親水性前駆高分子物質
としては、本発明では無水マレイン酸系高分子物質、特
にGAF社よりGANTREZ ANとして市販されて
いるメチルビニルエーテル無水マレイン酸コポリマーを
用いた。その他の高分子物質としては、でんぷん系、セ
ルロース系、多糖類系、アクリル酸、メタクリル酸、ア
クリルアミド系等を主な構成成分とする高分子物質が好
適である。本発明の潤滑層形成方法では、高分子材料の
基材には、表面の汚れ、異物、油脂分等を取り除くため
の洗浄処理を実施する以外に、反応性官能基を導入する
ような前処理は必要ない。洗浄処理は、メタノール、エ
タノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類ト
ルエン、キシレン等の芳香族等による浸漬もしくはふき
取りによって実施した後、60℃から100℃にて、3
0分から2時間程度乾燥すればよい。親水性前駆高分子
物質の含浸には、一定濃度の親水性高分子物質を溶解し
た溶液に基材を浸漬し、表面の余分な親水性前駆高分子
物質を取り除くため軽く洗浄し、その後乾燥すればよ
い。このとき用いる溶媒としては、例えば、メタノー
ル、プロパノール、イソプロパノール等のアルコール
類、テトラヒドロフラン等のエーテル類、酢酸メチル等
のエステル類、ベンズアルデヒド、メチルエチルケトン
等のアルデヒド、ケトン類等いずれを用いてもよく、特
には基材を膨潤もしくは若干の溶解をさせるものが好ま
しい。親水性前駆高分子物質の濃度は、1%〜10%程
度とするのが良好である。続く乾燥処理は、60℃から
120℃にて30分から10時間程度実施し、溶媒を蒸
散させればよい。
【0009】以上のようにして、親水性前駆高分子物質
を含浸させた基材に、プラズマ照射を施す。このプラズ
マ照射の条件としては、放電気体として、不活性ガスの
アルゴン、ネオン等、好ましくは、アルゴンを用い、気
体の圧力として、0.1torrから1.0torrが
好ましい。プラズマ照射出力としては、5Wから100
wとし、照射時間としては、10秒から5分間が好適で
ある。この照射条件が潤滑性の持続性に与える影響が大
きくプラズマ照射強度が小さくても、逆に大きくても良
好な持続性が得られず、照射条件による持続性の極大値
が存在する。プラズマ照射により、基材表面に主鎖型ラ
ジカルが生成し、架橋反応が進行、表面架橋層が形成さ
れ、親水性前駆高分子物質は基材に固定化される。照射
後、水との接触処理等を施し、親水化すれば血液、生理
食塩水に触れたとき、ただちに良好な潤滑性が発現し、
さらに繰り返し摩擦による持続性も良好な潤滑層が形成
されている。また本発明の製造方法によれば、グラフト
重合法における製造工程での未反応の開始剤等、基材に
安定に結合していない親水性高分子物質、未反応の単量
体等の除去のための洗浄工程は必要ない。このように、
本発明の方法によれば、潤滑層の形成にあたり、特別な
前処理、洗浄のような後処理を施さなくても、良好な潤
滑性と持続性を持った、表面層の形成が可能であり、か
つ製造工程も簡素化することが可能となる。本発明を特
徴とする医療用具としては、形状、用途は限定しない
が、チューブ状等のカテーテル類、カテーテル、バルー
ンカテーテル、バルーン、ガイドワイヤー等が好適であ
る。
【0010】以下、本発明の実際の実施例と2つの比較
例、及びそれらの潤滑性の評価試験結果について詳細に
説明する。 (実施例) 医療用具として樹脂製ガイドワイヤーに適用し、実施し
た。金属製コアワイヤーにポリウレタンエラストマーを
被覆した試料(直径0.87mm、全長1500mm)の表
面をキシレン等にて洗浄し、汚れ、異物、油脂分等を取
り除いた。60℃30分間乾燥後、メチルビニルエーテ
ル無水マレイン酸共重合体(GANTREZ AN−1
39)の3.5%MEK溶液中に30秒間浸漬後、表面
を軽く溶媒にて洗浄し、100℃、2時間乾燥した。こ
の後、プラズマ照射を施すが、照射条件が潤滑性、持続
性に与える影響を確認するため、表1のような各種条件
を設定した。また、使用した不活性ガスはすべてアルゴ
ンである。
【表1】 照射後、60℃、30分間温水中に浸漬し、水接触処理
を施した後、60℃、30分間乾燥し試料を得た。 (比較例1) 実施例と同様に、メチルビニルエーテル無水マレイン酸
共重合体(GANTREZ AN−139)の3.5%
MEK溶液中に30秒間浸漬後、100℃2時間乾燥
し、プラズマ照射を行わず、60℃、30分間温水中に
浸漬し、水接触処理を施した後、60℃、30分間乾燥
し試料を得た。 (比較例2) プラズマ開始グラフト重合法により水溶性高分子物質を
被覆した構造を持つ樹脂ガイドワイヤーを試料とした。 (評価試験) 以上のようにして得られた試料の潤滑性、持続性の評価
として、図1のような試験方法にて行った。試料が水中
にて厚さ6mmのシリコン製シートを通過するときの抵抗
荷重を引張試験機にて測定し、抵抗値が100gを越え
るまで、繰り返し上下させ、その回数を記録した。測定
条件は、試料長200mm、クロスヘッドスピード500
mm/min、ロードセル1kgfである。各試料の抵抗値の
変化と繰り返し回数の関係を図2から図5に示した。図
2に全体(0.3、0.5、1.0torr)を、図3
に不活性ガス圧が0.3torr場合、図4に0.5t
orr、図5に1.0torrの場合を示す。また、持
続性の比較を表2にまとめて示した。
【表2】 照射条件により、潤滑持続性の差が大きいことがわか
る。プラズマ照射強度を比較する場合、出力(W)/圧
力(torr)の値を使用する。照射条件が、0.3t
orr、30W、0.5torr、50W及び1.0t
orr、100wの照射強度100の条件の試料は比較
例1より持続性が向上しているのに対し、照射強度60
または200の条件では逆に比較例1より低下する結果
となった。さらに照射時間との関係をみると、プラズマ
照射強度が小さい場合は時間が長いものほど、また照射
強度が大きい場合には時間が短いほど持続性は優れてい
た。このことから、照射条件には持続性に対して極大値
が存在することがあきらかになった。プラズマ開始グラ
フト重合法により作製された比較例2と比較しても試料
2、3、4、7、8、14、15、16は持続性の点で
同等以上の結果が得られた。ついで、試料を長期間水に
浸漬した場合の潤滑性、持続性の変化を調べた。試料
7、比較例1を使用し生理食塩水に浸漬し、24時間ご
とに取り出し、前述と同様の試験方法にて評価した。取
り出した直後の抵抗値の変化を図6、抵抗値100gを
越えるまでの繰り返し回数の変化を図7に示した。試験
初回の抵抗値についてみると、比較例1では96時間以
降急激に抵抗値が増加していくのに対し、実施例試料7
はやや増加したものがみられるものの大きな変化はな
い。また持続性については、比較例1が経時に対し、比
例的に抵下していくのに対して、実施例試料3は96時
間までは変化がなくこれ以降緩やかに低下していく傾向
がみられた。これらの結果から、プラズマ照射による表
面架橋層の形成により、水への親水性高分子物質の溶出
が抑えられていることがわかる。
【0011】また、本発明の別の実施例として、基材を
親水性前駆高分子物質を含む有機溶媒中に浸漬する代わ
りに、基材高分子材料と親水性前駆高分子物質を混練
し、成形した後、減圧下でのプラズマ処理を施して表面
架橋層を形成することにより、親水性前駆高分子物質を
固定化するという方法をとることもできる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれは、グラフト開始重合法の
ように、基材表面にあらかじめ反応性官能基の導入など
の前処理を実施することなく、単純な親水性前駆高分子
物質の溶液への浸漬、表面洗浄、乾燥処理の後、減圧下
での不活性ガスによる低温プラズマを照射することで強
固な潤滑層を基材表面に形成させることができる。形成
後も水との接触処理を行うだけで、良好な潤滑性と持続
性を持った表面層を得ることができ、未反応単量体等を
取り除くための煩雑な洗浄工程も必要なく、製造工程を
簡素化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】潤滑性評価試験に用いる実験装置の説明図
【図2】照射条件と持続性の関係(全体)を示すグラフ
【図3】照射条件と持続性の関係(0.3torr)を
示すグラフ
【図4】照射条件と持続性の関係(0.5torr)を
示すグラフ
【図5】照射条件と持続性の関係(1.0torr)を
示すグラフ
【図6】水への浸漬経時後の潤滑性の変化を示すグラフ
【図7】浸漬経時後の100gを越えるまでの繰り返し
回数を示すグラフ
【符号の説明】
1 試料 2 シリコンシート 3 水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−159337(JP,A) 特開 平3−254752(JP,A) 特開 昭59−200656(JP,A) 特開 平8−57038(JP,A) 特開 平6−7427(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 29/00 A61L 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマ照射によって主鎖または側鎖上
    にラジカルを生成するプラズマ架橋型ポリマーである高
    分子材料から構成される医療用具であって、該医療用具
    の基材にあらかじめ親水性前駆高分子物質を含有させ、
    0.1〜1.0torrの減圧下でのプラズマ処理を施
    すことによって得られる架橋層に被覆されたことを特徴
    とする、潤滑化された表面を有する医療用具。
  2. 【請求項2】 プラズマ照射によって主鎖または側鎖上
    にラジカルを生成するプラズマ架橋型ポリマーである高
    分子材料から構成される医療用具の基材をあらかじめ親
    水性前駆高分子物質を含む有機溶媒中に浸漬すること
    で、基材に親水性前駆高分子物質を含有させ、その後親
    水性前駆高分子物質を固定化するため0.1〜1.0t
    orrの減圧下でのプラズマ処理を施して、基材表面に
    架橋層を形成させる請求項1記載の潤滑化された表面を
    有する医療用具の製造方法。
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